JP2007105983A - 装飾・防犯フィルム - Google Patents

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Abstract

【課題】 磨りガラスや型板硝子等の凹凸面を有するガラスに対しても高い接着力で貼り付けることができ,かつ,粘着剤のはみ出し等の生じない装飾・防犯フィルムを提供する。
【解決手段】 樹脂フィルムから成る基材10の片面に,分子量の異なる粘着剤の積層によって形成された粘着剤層20を設け,前記粘着剤層20の前記基材10に対する積層側と,前記ガラス30に対する貼着側に,相対的に分子量の低い粘着剤から成る低分子粘着層21,22を配置すると共に,前記低分子粘着層21,22間に前記低分子粘着層21,22に対し相対的に分子量の高い粘着剤から成る高分子粘着層23を配置する。
【選択図】 図1

Description

本発明は,家屋等の窓ガラスに貼着して使用する装飾・防犯フィルムに関し,より詳細には,平板な型板ガラスや磨りガラス等の凹凸面を有するガラスに対しても好適に貼着することのできる装飾・防犯フィルムに関する。
例えば,空き巣,車上荒らしや強盗等の犯罪において,窓ガラスを割って建物等の内部に浸入するケースが多く,例えば,アルミサッシに嵌め込まれているガラスの一部分を破壊して破損部より手を入れ,窓枠等を施錠している,例えば,クレセント錠を解錠することで,室内等への侵入が行われている(以下,説明の便宜のため,家屋等の窓ガラスを例示して説明する)。
このようにして,窓ガラスを割ることによって行われる室内への侵入に対する防衛策として,窓ガラスの室内側の表面に「防犯フィルム」と呼ばれる樹脂フィルムを貼着して窓ガラスを強化し,ハンマー等によってガラスを打撃した場合であってもガラスを容易に割ることができないように加工することが行われている。
このように,窓ガラスに対する防犯フィルムの貼着は防犯上有効な手段であるが,窓ガラスの中には,外部からの視線を遮り,または装飾効果を目的として,表面をフロスト加工した磨りガラスや,表面に凹凸模様を施した型板ガラス等,表面が凹凸形成されているものも多く使用されている。
そのため,前述のような防犯フィルムを窓ガラスに貼着しようとしても,ガラスの凹凸面に対する粘着剤の追従性が悪く,所望の付着強度が得られずに剥離してしまったり,目的とした強度にガラスの強化を行うことができなかったり,さらには,ガラスと防犯フィルム間に空気が溜まる等して,見栄えの悪いものとなっていた。
このような凹凸面を有するガラスに対する貼着を目的とした防犯フィルムとしては,基材10であるポリカーボネートフィルムの裏面に形成する粘着材層20を150〜200μmという比較的厚みのあるものとすることにより凹凸表面に対する接着性を向上させた防犯フィルム(特許文献1:図2(A)参照)や,表面フィルム10’に取り付ける両面テープ20’として,アクリルフォーム24の両面にアクリル系粘着剤層21’,22’が形成されたものが提案されている(特許文献2:図2(B)参照)。
この発明の先行技術文献情報としては次のものがある。
特開2005−180068号公報 特開2004−155092号公報
粘着剤は,常温において粘弾性を有すると共に被着体に対する圧接により流動して接着力をもたらす樹脂であり,その接着力は粘着剤の持つ流動性により発揮される。
そのため,前掲の特許文献1に記載の防犯フィルム1のように,アクリル系の粘着剤を従来品よりもはるかに厚く形成した粘着剤層20を備えた防犯フィルムにあっては,このような粘着剤層20の厚みによってガラス30表面の凹凸が大きい場合にも粘着剤層20が凹凸になじみ,接着力を発揮する(特許文献1の「0012」欄)。
しかし,その一方でこのような接着力の向上は,粘着剤の持つ流動性によって得られるものであり,前述のように粘着剤層20の厚みを増した場合には,その分,流動する粘着剤の量も増大する。
そのため,防犯フィルム1を切断等した際に,断面部分における粘着剤が流動し,フィルムよりはみ出し見栄えを悪くしたり,フィルム形成時,切断機の刃等にこの粘着剤が付着する等して,頻繁なカッターのメンテナンスを強いられることとなり,又,切断の際の寸法に狂いを生じさせる等の悪影響をもたらすものとなっている。
また,前述のように粘着剤層20の厚みを増す場合には,粘着剤層20の乾燥にも時間がかかり生産性が低下する。
一方,特許文献2に記載の発明にあっては,特許文献1における粘着剤層20に対応する部材として,中間層にアクリルフォーム24を介在させ,このアクリルフォーム24の両面にアクリル系粘着剤層21’,22’を形成した両面テープ20’を使用している。
このように,変形性を持つが流動性を持たないアクリルフォーム24を粘着剤層間に介在させたことにより,ガラス30面の凹凸に対してアクリルフォーム24が変形して,凹凸を有するガラス表面に対する追従性を発揮すると共に,粘着剤層21’,22’自体は比較的薄く形成することができるために,前述したような粘着剤のはみ出しを防止することができる。
しかし,両面テープ20’に設けられたアクリルフォーム24は,変形性を有するものの,流動性を有しないために,前述の特許文献1に記載の発明の如く粘着剤層の厚みを増した場合に比較して接着力は低下する。
すなわち,粘着剤のみによって形成された粘着剤層20にあっては,粘着剤層20全体が流動性を有する粘着剤によって形成されているために,ガラス30の凹凸面に対して圧接・貼着し,粘着剤が一旦ガラスの凹凸内に入り込むと,粘着剤はこの形状で安定して強固な接着力を発揮するものとなるが〔図2(A)参照〕,特許文献2に記載の発明のように,アクリルフォーム24を介在させて両面テープ20’とした場合には,ガラス30の凹凸形状に従ってアクリルフォーム24が変形するものの,ガラス30の凹凸形状と完全に一致する形状に変形し難く,ガラス面の凹凸内に粘着剤層22’が入り込んだとしても,粘着剤は凹凸の底部に迄到達することが困難である。
また,粘着剤層22’は,アクリルフォーム24の復元力によって元の平坦形状に戻ろうとする力が加わっているために,粘着剤層22’がガラス30の凹部内より浮き上がり,接着力が低下する〔図2(B)参照〕。
このように防犯フィルム1の接着力が不足すれば,例え防犯フィルム1が窓ガラスに貼り付いていたとしても窓ガラスの強度を意図した程度迄向上させることはできない。また,貼着後に剥がれ,又はガラスと防犯フィルム間に空気や水が入り込む等して,後述の問題点が付随する。
特に,前述の磨りガラスや型板ガラスは,外部からの視界を遮る目的で使用されるため,浴室の窓等に使用される場合が多いが,前述のようにガラス面と粘着剤層21’との間に僅かでも隙間が生じれば,冬季暖房時,あるいは,浴室においては結露等した水がガラス面と粘着剤層間に入り込み,防犯フィルム1がガラス表面より乖離ないしは剥離しさらに水が侵入し,より剥がれ易くなると共に,防犯フィルムの効果は,喪失してしまう。
このように,従来の防犯フィルムにあっては,凹凸面に対する接着性を向上させるために,粘着剤層の厚みを増した場合には,接着力は維持できるが粘着剤層のはみ出し等の問題が生じ,一方,このようなはみ出しを防止するために粘着剤層間にアクリルフォーム等を基材として介在させる場合には,その復元力等によって接着力の低下が生じるという問題があり,これらの問題を同時に解決し得る防犯フィルムにも適応可能な防犯フィルムは存在していない。
そこで,本発明は,ワイヤ入りガラスあるいは型板硝子等の凹凸面を有するガラスに対しても高い接着力で貼り付けることができると共に,粘着剤を厚塗りする場合のような生産性の低下や粘着剤のはみ出し等の問題を生じることのない装飾・防犯フィルムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために,本発明の装飾・防犯フィルム1は,樹脂フィルムから成る基材10の片面に粘着剤層20を設け,前記粘着剤層20の形成面を窓ガラス30に貼着して使用する装飾・防犯フィルム1において,
前記粘着剤層20が,前記基材10に対する積層側と,前記ガラス30に対する貼着側に配置された,相対的に分子量の低い粘着剤から成る低分子粘着層21,22と,前記低分子粘着層21,22間に配置された,前記低分子粘着層21,22に対し相対的に分子量の高い粘着剤から成る高分子粘着層23とを積層して形成されていることを特徴とする(請求項1)。
前記構成の装飾・防犯フィルム1において,前記低分子粘着層21,22の平均分子量は,2,000〜100,000,好ましくは2,000〜40,000,前記高分子粘着層23の平均分子量は,5,000〜500,000,好ましくは200,000〜300,000である(請求項2)。
さらに,前記粘着剤層20の総厚みは,型板ガラスの凹凸面における凹凸の深さ(約150μm程度)を充填することができる一方,過剰に肉厚とすることに伴う乾燥の長時間化による生産性の低下や,切断時における粘着剤のはみ出し等の発生を防止する観点から,150〜300μm,より好ましくは160〜250μmとし,前記高分子粘着層23の厚みを1〜100μm,好ましくは,10〜50μm,より好ましくは,5〜50μm,10〜15μmとすれば,さらに好適である(請求項3)。前記ガラス側の低分子粘着層22の厚みは,50〜120μm,好ましくは,70〜120μm,80〜110μmとすればより好適である。基材(PETフィルム)10側では,50〜145μm,好ましくは,70〜120μm,80〜110μmとすればより好適である(請求項4)。
前記高分子粘着層23と,前記低分子粘着層21,22は,いずれもアクリル樹脂により形成することができる(請求項5)。
また,前記基材10としては,厚み100〜500μm,好ましくは,150〜400μmのポリエステルフィルムを使用することができる(請求項6)。
前述のように,粘着剤層20のポリエステルフィルム基材10側と,ガラス30面に対する貼着側とに配置された低分子粘着層21,22と,これらの低分子粘着層21,22間に配置された高分子粘着層23を積層して粘着剤層20を形成したことにより,分子量が高く,従って低分子粘着層21,22に比較して流動性が劣る高分子粘着層23によって粘着剤の流れ出しが抑制され,その結果,前述したような粘着剤のはみ出しを効果的に防止することができた。
その一方で,粘着剤層20の中間に形成された高分子粘着層23は,前述のように低分子粘着層21,22に比較して流動性が劣るものの,それ自体,流動性を有する粘着剤によって構成されているために,磨りガラスや型板ガラス等の凹凸面を有するガラスに対して押圧・貼着した場合に貼着面の凹凸内に流れ込み,また,一旦凹凸内に流れ込むとその状態で安定するために,高い粘着性を発揮する装飾・防犯フィルム1を提供することができた。
次に,本発明の実施形態を以下説明する。
1.全体構成
本発明の装飾・防犯フィルムは,図1に示すように樹脂フィルムから成る基材10の片面に粘着剤層20が形成された,総厚み250〜800μmの装飾・防犯フィルム1である。
2.樹脂フィルム(基材)
本発明の装飾・防犯フィルム1において,前記基材10として使用する樹脂フィルムとしては,防犯効果を期待できる程度に貼着したガラスの強度を向上させるものであれば既知の各種の材質のものを使用することができるが,本実施形態にあってはポリエステルフィルムを使用している。
本発明の装飾・防犯フィルム1においても,前掲の特許文献1として紹介した装飾・防犯フィルム同様,例えばポリカーボネート製の基材を使用することも可能であるが,ポリカーボネートは線膨張率が約7×10−5/℃と大きく,そのためガラスの線膨張率(約0.8〜1×10−5/℃)との差によって気温の変化により波打つ等してガラス面より浮き上がり,剥離し易いという問題があることから,本実施形態にあっては,前記ポリカーボネートに比較して線膨張率が低いポリエステルフィルムを使用した。
ポリエステル樹脂(飽和ポリエステル)としては,ポリエチレンテレフタレート(PET),ポリブチレンテレフタレート(PBT),ポリ1,4シクロヘキシジメチレンテレフタレート(PCT),ポリエチレンナフタレート(PEN)があり,ガラスの強化に必要な強度を備えるフィルムを得られるものであれば,その種類は限定されないが,本実施形態にあってはこのうちのPETを基材として使用した。
本実施形態で基材10として使用するPETフィルムは,後述する粘着剤層20が積層される面とは反対側の面(屋外側表面)に,ハードコート処理を施したものを使用している。
使用するPETフィルムの厚みは,どの程度の強度をガラスに対して付与するか,すなわち,装飾・防犯フィルム1としての安全性の度合いによって決定するが,一例として,このPETフィルムの厚さは,100〜500μm,好ましくは150〜400μmであり,厚みが増す程,安全性は高いといえる。
なお,上記PETフィルムは,ラミネート加工などにより,積層形成したものでも良い。
3.粘着剤層
本発明の装飾・防犯フィルム1に設けられている粘着剤層20は,ガラス30の凹凸面に対する高い追従性,即ち流動性を維持しながら,切断等の際のはみ出しを防止し得る保形性を持つように,分子量の異なる粘着剤を積層することにより形成されている。
粘着剤層20に前述のような性質を付与するために,本発明の装飾・防犯フィルム1にあっては,前記粘着剤層20の前記基材10に対する積層側と,ガラス表面30に対する貼着側に,相対的に分子量の低い粘着剤により構成される低分子粘着層21,22を配置すると共に,前記低分子粘着層21,22の間に前記低分子粘着層21,22を構成する粘着剤に対して分子量の高い粘着剤により構成された高分子粘着層23を配置することにより,粘着剤層20の厚み方向において,粘着剤の分子量を異ならせている。
この粘着剤層20の総厚みは,型板ガラスの凹凸面における凹凸の深さ(約150μm程度)を充填することができる一方,過剰に肉厚とすることに伴う乾燥の長時間化による生産性の低下や,切断時における粘着剤のはみ出し等の発生を防止する観点から,150〜300μmとすることが好ましく,より好ましくは160〜250μmであり,本実施形態にあっては200μmとした。
なお,前述した低分子粘着層21,22と高分子粘着層23は,その界面で分子量が平衡化しようとする結果,時間の経過と共に界面部分における分子量が平衡化されて明確な界面が消失し,粘着剤層20が全体として一体化して,厚み方向に分子量が所定の勾配で変化する「分子勾配」を持ったものとなる。
このような界面の消失により,低分子,高分子の各粘着層を明確に区別することはできなくなるが,本発明においては便宜上,粘着剤層20の形成時における区分に従い,各部分を「低分子粘着層」,「高分子粘着層」として説明する。
3−1.高分子粘着層
高分子粘着層23を構成する粘着剤(樹脂)は,後述する低分子粘着層21,22を構成する粘着剤との相対的な比較において,分子量が高い樹脂を使用する。
高分子粘着層23として使用する樹脂としては,粘着剤として使用されている既知の各種の材質のものを使用することができ,一例としてアクリル樹脂(例えば,2−エチルヘキシルアクリレート,ブチルアクリレート,エチルアクリレートの重合体等)がある。好ましくは,高分子粘着層は水系のアクリル系エマルジョン樹脂により形成される。
高分子粘着層は,一種類またはそれ以上の原料モノマー又はポリマーに,所望により配合される添加剤を配合し,溶液重合,塊状重合,乳化重合,懸濁重合等により重合したものを原料として,コーター乾燥法,Tダイ法,インフレーション法等の押出法,又はこれらのキャスティング法等により形成することができる。
なお,高分子粘着層には,老化防止剤,熱伝導剤,熱収縮防止剤,難燃剤,などの添加剤を含有しても良い。
3−2.低分子粘着層
低分子粘着層21,22を構成する粘着剤(樹脂)としては,基材(PETフィルム)10に対する積層側,及びガラス30に対する貼着側のいずれにおいても前記高分子粘着層23を構成する樹脂に対して分子量が低いものを使用し,通常,「粘着剤」として使用することができる既知の各種の樹脂を使用することができるが,好ましくは,アクリル樹脂〔例えば,メチル(メタ)アクリレート,エチル(メチル)アクリレート,ブチル(メタ)アクリレート,2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート等〕を用いることができる。
このアクリル樹脂としては,前述した高分子粘着層について同様にアクリル樹脂として列挙したモノマーの一種類またはそれ以上を,溶液重合,塊状重合,乳化重合,懸濁重合等により重合して得られるものを使用することができる。
この低分子粘着層を構成する樹脂には,所望により粘着付与剤,軟化剤,充填剤,老化防止剤,架橋剤等の添加剤を含めることができる。
3−3.低分子粘着層と高分子粘着層の組合せ条件
本発明の装飾・防犯フィルム1における粘着剤層20は,前述の低分子粘着層21,22及び高分子粘着層23を構成する樹脂材料からなる粘着剤から,下記の条件を満たす組合せを選択して積層して得られるものである。
なお,以下の説明では,低分子粘着層21,22については,基材20側の低分子粘着層21とガラス30側の低分子粘着層22とをいずれも同一の粘着剤により構成するものとして説明するが,下記の条件を満たす範囲内において,基材側低分子粘着層21とガラス側低分子粘着層22とは,異なる粘着剤によって構成しても良い。
(1)材質等
前述の高分子粘着層23を構成する樹脂と,低分子粘着層21,22を構成する樹脂は,異なる種類の樹脂によってこれを形成するものとしても良いが,好ましくはモノマーを共通する樹脂によって形成する。
本実施形態にあっては,この高分子粘着層23と低分子粘着層21,22とをいずれもアクリル樹脂によって構成している。
(2)分子量
粘着剤は,常温において粘弾性を発揮すると共に被着体に対する圧接により流動して接着力を発揮する樹脂であるが,樹脂の流動性と分子量との関係は,分子量が高い場合において流動性が悪く,分子量が低くなるに従って流動性が向上する。
本発明の装飾・防犯フィルム1にあっては,このような樹脂の性質に着目し,基材(PETフィルム)20に対する積層側,及びガラス30に対する貼着側において相対的に分子量の低い粘着剤から成る低分子粘着層21,22を設け,流動性を向上させて高い接着力を付与すると共に,低分子粘着層21,22間に,相対的に分子量が高く,従って流動性を有するがこの流動性が低分子粘着層21,22に比較して劣る高分子粘着層23を配することにより,接着性を損なわない程度に粘着剤層20全体に保形性を与え,装飾・防犯フィルム1を切断等した場合においても粘着剤がはみ出すことがないよう構成している。
このような粘着剤層20の流動性と保形性という,相反する要求を満足させるために,本発明の装飾・防犯フィルム1にあっては,低分子粘着層21,22を構成する粘着剤として,一例として平均分子量2,000〜100,000,好ましくは2,000〜40,000のものとすると共に,この低分子粘着層21,22を構成する樹脂の分子量に対して,高分子粘着層23を構成する樹脂の分子量を,5,000〜500,000,好ましくは200,000〜300,000として,高分子粘着層23を構成する樹脂の分子量を相対的に高くしている。
(3)厚さ
(3-1) 粘着剤層の総厚み
粘着剤層20の総厚みは,型板ガラスの凹凸面における凹凸深さが150μm程度であり,この凹凸内部に充填することができるように総厚みを150μm以上とし,また,厚すぎる場合には切断時における粘着剤のはみ出し,乾燥に時間がかかること等に伴う生産性の低下等から300μm以下とすることが好ましく,より好ましくは160〜250μmであり,本実施形態にあっては,200μmである。
(3-2) 高分子粘着層の厚み
高分子粘着層23は,厚くなるに伴って粘着剤層20全体での流動性を低下させて接着力を低下させ,一方,薄すぎる場合には粘着剤層20に保形性を付与できず,粘着剤のはみ出しを防止できないことから,前記高分子粘着層23の厚みを10〜50μm,好ましくは,10〜30μm,より好ましくは,10〜15μmの厚みとすることが好ましい。
粘着剤層20の総厚みを200μmとした本実施形態にあっては,高分子粘着層23の厚みは10μmとした。
(3-3) 低分子粘着層
一方,低分子粘着層21,22の厚みは,基材(PETフィルム)10側で,50〜145μm,好ましくは,70〜120μm,80〜110μmとすればより好適である。粘着剤層の総厚みを200μmとした本実施形態にあっては,80μmとした。
また,ガラスに対する貼着面側にあっては,50〜120μm,好ましくは,70〜120μm,80〜110μmとすればより好適である。粘着剤層の総厚みを200μmとした本実施形態にあっては,70〜120μmとすることが好ましく,本実施形態では110μmとした。
4.作用
以上のように構成された本発明の装飾・防犯フィルム1にあっては,前述のように粘着剤層20が,低分子粘着層21,22と高分子粘着層23とを積層することにより得られたものであるために,流動性において低分子粘着層21,22に劣る高分子粘着層23が,あたかも粘着剤層20に設けられた基材の如く作用して,装飾・防犯フィルム1を切断等した際の粘着剤のはみ出しを防止する。
しかし,この高分子粘着層23自体も,低分子粘着層21,22に比較して流動性は劣るものの,流動性を持った粘着剤として機能するものであるために,ガラス30に対する圧接により流動して,磨りガラスや型板ガラス等の凹凸表面を有するガラスに貼着した場合であっても,流動性の発揮により高い接着性を発揮する。
このように,粘着剤層20を形成する際に,低分子粘着層21,22と高分子粘着層23の分子量の比,両層の厚みを適当に調整することにより,粘着剤層20において本発明で必要とされる流動性と保形性の両立という性質を発揮する所定の分子勾配を持った粘着剤層を得ることが可能となる。
試験例1:分子量の変化と接着力−保形特性確認試験
〔試験条件〕
使用した装飾・防犯フィルムの各層の構成は,以下の通りである。
基材:PETフィルム(厚さ:188μm)
低分子粘着層:アクリル樹脂(分子量:10,000,厚さ:PET側80μm,被着体側110μm)
高分子粘着層:アクリル樹脂(厚さ10μm)
〔試験方法〕
以上の装飾・防犯フィルムにおいて,高分子粘着層の分子量を変化させて,接着力の変化と粘着剤層の保形性(切断時のはみ出しの有無)の変化を確認した。はみ出しは,目視により確認し,はみ出しが確認された場合を「×」,確認できなかった場合を「○」として評価した。
なお,下表において「低分子のみ(200μm)」は,低分子粘着剤のみを基材に200μmの厚みで塗布して粘着剤層を形成した比較例であり,また,分子量比「1:1」は,基材に低分子粘着剤を80μm,10μm,110μmの三回に分けて塗布し,各層の分子量を同一にした比較例である。
さらに,下表中の「初期接着力」は25mm幅にカットした試験体を被着体(SUS板,平滑ガラス,型板ガラス)に貼り合せ,2kgのロールで2往復して圧着し,標準状態に30分間放置後,速度300mm/minにて180度剥離試験を行った結果であり,また,「常態接着力」は,放置時間が24時間である点を除き,前記「初期接着力」と同様の方法で測定した。
Figure 2007105983
以上の結果,低分子粘着剤のみで形成された粘着剤層を有する装飾・防犯フィルムにあっては,高い接着力を発揮するものの,いずれも切断面における粘着剤のはみ出しが生じていた。
これに対し,本願の装飾・防犯フィルムにおける粘着剤層では,高分子粘着層の分子量と低分子粘着層の分子量の差が大きくなるにつれて,接着力の低下が確認されたが,高分子粘着層の分子量を低分子粘着層の5:1〜30:1とする場合には,装飾・防犯フィルムとして必要な接着力を得られるものであり,特に,上記範囲にある場合には,接着力の低下は殆ど確認できなかった。
また,高分子粘着層の分子量が低分子粘着層に対して10倍以上の場合には,装飾・防犯フィルムを切断した際の切断部分において,粘着剤のはみ出しは実用上問題とならない程度の僅かな範囲であり,また,30倍では,はみ出しを目視により確認することはできなかった。
従って,接着力を低下させることなく,粘着剤のはみ出しを生じることのない粘着剤層を得るための,低分子粘着層と高分子粘着層の分子量比は,好ましくは1:25〜1:30であることが上記実験により確認された。
試験例2:高分子粘着層の厚み変化と接着性の変化特性
〔試験条件〕
使用した装飾・防犯フィルムの各層の構成は,以下の通りである。
基材:PETフィルム(厚さ:188μm)
低分子粘着層:アクリル樹脂(分子量:10,000)
高分子粘着層:アクリル樹脂(分子量:200,000)
〔試験方法〕
以上の装飾・防犯フィルムを使用して,高分子粘着層の厚さを変化させると共に,粘着剤層の総厚みが200μmとなるように調整して,接着力の変化と,粘着剤層の保形性(切断時のはみ出しの有無)の変化を確認した。
はみ出しは,目視により確認し,はみ出しが確認された場合を「×」,確認できなかった場合を「○」として評価した。
なお,下表における「初期接着力」,「常態接着力」の測定方法は,前記試験例1と同様である。
Figure 2007105983
以上の結果,粘着剤層の総厚みを200μmとした上記試験例において,高分子粘着剤層を10〜15μmとすることにより,必要な接着力を確保しつつ,粘着剤のはみ出しを防止できた。
従って,上記実験より,高分子粘着層の厚みは,粘着剤層の総厚みに対して5〜7.5%の範囲とする場合には,接着力と保形性とを両立させることができることが確認できた。
試験例3:低分子粘着層(被着側)の厚み変化と粘着性の変化特性
〔試験条件〕
使用した装飾・防犯フィルムの各層の構成は,以下の通りである。
基材:PETフィルム(厚さ:188μm)
低分子粘着層:アクリル樹脂(分子量:10,000)
高分子粘着層:アクリル樹脂(分子量:200,000,厚さ10μm)
〔試験方法〕
以上の装飾・防犯フィルムを使用して,粘着剤層の総厚み200μmの範囲で低分子粘着層の厚さを変化させ,接着力の変化と,粘着剤層の保形性(切断時のはみ出しの有無)の変化を確認した。
なお,はみ出しは,目視により確認し,はみ出しが確認された場合を「×」,確認できなかった場合を「○」として評価した。
また,下表における「初期接着力」,「常態接着力」の測定方法は,前記試験例1と同様である。
Figure 2007105983
以上の結果,被着物側の低分子粘着剤層を70μm以上とすることにより,必要な接着力を確保することができ,また,130μm以下とすることで,粘着剤のはみ出しを防止することができた。
特に被着側低分子粘着層の厚み70〜110μmの範囲では,極めて高い粘着性を確保することができる一方,粘着剤のはみ出しは確認されなかった。
従って,上記実験より,低分子粘着層の厚み,粘着剤層の総厚みに対して一定の範囲とする場合には,接着力と保形性とを両立させることができることが確認できた。
試験例4:浸水試験
〔試験条件〕
使用した装飾・防犯フィルムの各層の構成は,以下の通りである。
基材:PETフィルム(厚さ:188μm)
低分子粘着層:アクリル樹脂(分子量:10,000)
高分子粘着層:アクリル樹脂(分子量:200,000,厚さ10μm)
〔試験方法〕
被着側(ガラス側)の低分子粘着層の厚さが異なる装飾・防犯フィルム(粘着剤層の総厚みはいずれも200μm)を,垂直に立てた型板ガラスの凹凸面(凹凸の粗さ160〜180μm)に貼着し,装飾・防犯フィルムの上端よりスポイトにて水をかけ,ガラスと装飾・防犯フィルム間に浸水が生じたものを「×」,浸水が認められなかったものを「○」として評価した。
Figure 2007105983
以上の結果,ガラス側低分子粘着層の厚みが45μm以下では,ガラスと装飾・防犯フィルム間に浸水が確認され,50μm以上となると,浸水は確認できなかった。
従って粘着剤は,ガラス面側低分子粘着層の厚みを50μm以上とした場合において,ガラス面の凹凸内に完全に入り込んでいることが確認できた。
試験例5:粘着剤層の総厚み変化と接着力の変化特性
粘着剤層の総厚みを変化させ,接着力の変化を確認した結果を以下に示す。
〔試験条件〕
使用した装飾・防犯フィルムの各層の構成は,以下の通りである。
ポリスチレン基材:PETフィルム(厚さ:188μm)
低分子粘着層:アクリル樹脂(分子量:10,000)
高分子粘着層:アクリル樹脂(分子量:200,000)
〔試験方法〕
以上の装飾・防犯フィルムを使用して,粘着剤層の総厚みを変化させ,接着力の変化(初期接着力)を確認した。
試練片としてn1〜n3の各3枚に対して試験を行い,平均値を算出した結果を下表に示す。
前出と同様,接着力を測定した。
Figure 2007105983
装飾・防犯フィルムとしての効果を発揮するためには,1,300g/25mm程度の接着力が必要であるが,粘着剤層の総厚みが150μm未満となる場合には,接着力,特に型板ガラスに対する接着力が前記数値に満たないことが確認された。
このような接着力の低下は,一般的な型板ガラスの凹凸面における凹凸深さが,150μm程度を最大とするものであるために,粘着剤層の総厚みが150μm未満である場合には,粘着剤がこの凹凸内に充分に入り込むことができず,その結果,必要な接着力が得られないものと考えられる。
一方,粘着剤層の厚みは,厚くなる程接着力は増大するが,粘着剤層の厚みを過剰に増大すると,製造工程において乾燥に時間がかかることや,切断時などにおいて粘着剤がはみ出す等するため,好ましくは粘着剤層の総厚みは,150〜300μm,より好ましくは160〜250μmである。
本発明の装飾・防犯フィルムの断面拡大図。 従来の装飾・防犯フィルムの説明図であり,(A)は粘着剤を厚塗りして粘着剤層を形成したもの,(B)は,粘着剤層の間に基材(アクリルフォーム)を設けた例
符号の説明
1 装飾・防犯フィルム
10 基材
10’ 表面フィルム
20 粘着剤層
20’ 両面テープ
21 低分子粘着層(基材側)
22 低分子粘着層(ガラス側)
21’,22’粘着剤層
23 高分子粘着層
24 アクリルフォーム
30 ガラス

Claims (6)

  1. 樹脂フィルムから成る基材の片面に粘着剤層を設け,前記粘着剤層の形成面を窓ガラスに貼着して使用するフィルムにおいて,
    前記粘着剤層が,前記基材に対する積層側と,前記ガラスに対する貼着側に配置された,相対的に分子量の低い粘着剤から成る低分子粘着層と,前記低分子粘着層間に配置された,前記低分子粘着層に対し相対的に分子量の高い粘着剤から成る高分子粘着層とを積層して形成されていることを特徴とする装飾・防犯フィルム。
  2. 前記低分子粘着層の平均分子量は,2,000〜100,000,好ましくは2,000〜40,000,前記高分子粘着層の平均分子量は,5,000〜500,000,好ましくは200,000〜300,000としたことを特徴とする請求項1記載の装飾・防犯フィルム。
  3. 前記粘着剤層の総厚みを150〜300μm,より好ましくは160〜250μmとし,前記高分子粘着層の厚みを1〜100μm,好ましくは,10〜50μm,より好ましくは,5〜50μm,10〜15μmとしたことを特徴とする請求項1又は2記載の装飾・防犯フィルム。
  4. 前記ガラス側の低分子粘着層の厚みは,50〜120μm,好ましくは,70〜120μm,80〜110μmとし,前記基材側では,50〜145μm,好ましくは,70〜120μm,80〜110μmとしたことを特徴とする請求項1又は2記載の装飾・防犯フィルム。
  5. 前記高分子粘着層と,前記低分子粘着層は,いずれもアクリル樹脂により形成したことを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載の装飾・防犯フィルム。
  6. 前記基材10は,厚み100〜500μm,好ましくは,150〜400μmのポリエステルフィルムを使用としたことを特徴とする請求項1〜5いずれか1項記載の装飾・防犯フィルム。
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