JP2000095979A - 室内汚染対策用水性塗料 - Google Patents

室内汚染対策用水性塗料

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JP2000095979A
JP2000095979A JP10265981A JP26598198A JP2000095979A JP 2000095979 A JP2000095979 A JP 2000095979A JP 10265981 A JP10265981 A JP 10265981A JP 26598198 A JP26598198 A JP 26598198A JP 2000095979 A JP2000095979 A JP 2000095979A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】室内の床、壁面、天井、家具などに使用される
合板やビニル壁紙に塗布し、これらから揮散するホルム
アルデヒドや可塑剤類などの有害物質を吸着または分解
する塗膜を形成し、さらに塗布時にも揮発性有機化合物
の揮散の少ない室内汚染対策用水性塗料を提供する。 【解決手段】(A)最低造膜温度が0℃以下の水溶性又
は水分散性樹脂と、(B)珪藻土、活性アルミナ、活性
白土およびゼオライトから選ばれる少なくとも1種以上
の顔料を含有し、該(B)成分の含有量が樹脂固形分1
00重量部に対して5〜300重量部配合であり、沸点
50〜250℃の有機溶剤の塗料中の含有量が1%以下
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内の床、壁面、
天井、家具などに使用される合板やビニル壁紙に塗布
し、これらから揮散するホルムアルデヒドや可塑剤類な
どの有害物質を吸着または分解する塗膜を形成し、さら
に塗布時にも揮発性有機化合物の揮散の少ない室内汚染
対策用水性塗料に関する。
【0002】
【従来技術及びその課題】現在、国内の建築仕上げにお
いて、乾式工法の占める比率は極めて高く、特に室内の
床・壁面、天井においては、石膏ボ−ド、合板やパ−テ
ィクルボ−ド、ビニル壁紙、塩化ビニル床材等を内装材
として用いた仕上げが殆どと言っても過言ではない。こ
れらは、生産コストが安く、しかも施工しやすいので、
経済効率がよい。しかしながら、これらを内装材とする
仕上げでは、通常、合板の接着剤部分に含まれるホルマ
リン(ホルムアルデヒド)やビニル材に含まれる可塑剤
(DOP、TCP、DOA等)・難燃剤(TCEP等)
などの有害物が室内に揮散する。近年、住宅の密閉性向
上に伴ない、これら有害物の居住空間における濃度が非
常に高まって、人体への悪影響の問題が生じてきてお
り、例えばアトピ−、アレルギ−や発ガン性との関連も
指摘されるようになってきている。その上、ビニル壁紙
や塩化ビニル床材などは、張り替え後の旧品廃棄時に環
境汚染の問題があり、事態を深刻にしている。
【0003】上記の問題に対して、本出願人は先に、ビ
ニル壁紙の廃却の問題を軽減すべく、ビニル壁紙改修用
水性塗料を用いることを提案した(特開平8−4138
3号公報)。これによれば、ビニル壁紙が経年で色あせ
たりタバコのヤニ等による染みが生じた際に、該ビニル
壁紙上に該塗料を塗装することで、従来困難とされてい
たビニル壁紙の改装が可能となり、またビニル壁紙から
の可塑剤揮散を抑制する効果も得られた。さらに特定の
架橋型エマルション樹脂及び顔料を配合してなる塗料を
用いることを提案し(特開平10−183023号公
報)、これによる塗膜がホルマリンなどの有害物揮散の
抑制効果が高いことを見出した。
【0004】しかしながら従来の常乾の水性塗料には、
エマルション樹脂の造膜性確保のためにジブチルフタレ
−ト、ブチルセロソルブ、テキサノ−ル等の有機溶剤又
は可塑剤が含まれている。塗料中のこれら有機溶剤又は
可塑剤が、吸着作用のある顔料に先に吸着してしまうた
めに、本来の吸着作用が十分に発現されず、該吸着作用
のある顔料を多量に配合する必要があった。さらに塗料
中の有機溶剤は、塗装直後に殆ど蒸発するものの、残っ
た一部の溶剤が塗装してから徐々に放出されるため、臭
気が何日間か残ることがあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
を解決すべく鋭意検討した結果、造膜温度が低い水系樹
脂及び吸着作用のある顔料に、さらにアルデヒド類吸着
能を有する窒素含有化合物を配合してなる塗料が、塗装
時及び塗装後にも臭気が殆どなく、塗装直後からホルム
アルデヒド等を吸着分解し得る塗膜を形成することを見
出し本発明に到達した。
【0006】即ち本発明は、(A)最低造膜温度が0℃
以下の水溶性又は水分散性樹脂と、(B)珪藻土、活性
アルミナ、活性白土およびゼオライトから選ばれる少な
くとも1種以上の顔料を含有し、該(B)成分の含有量
が樹脂固形分100重量部に対して5〜300重量部配
合であり、沸点50〜250℃の有機溶剤の塗料中の含
有量が1%以下であることを特徴とする室内汚染対策用
水性塗料を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明において水溶性又は水分散
性樹脂(A)は、最低造膜温度が0℃以下の樹脂であ
り、有機溶剤や可塑剤等の造膜助剤を添加せずいとも常
温で成膜可能な樹脂である。このような水溶性又は水分
散性樹脂(A)としては、従来公知の水溶性又は水分散
性樹脂が使用可能であるが、特に下記4種が好適に使用
でき、これらは単独で又は組合せて用いて良い。
【0008】(I)1種もしくは2種以上のエチレン性
不飽和単量体混合物を乳化重合させることにより得られ
るガラス転移温度が0℃以下となる共重合体水分散液、
(II)1種もしくは2種以上のエチレン性不飽和単量体
混合物を乳化重合させることにより得られるガラス転移
温度が0℃以上となる共重合体水分散液と、ガラス転移
温度が−60〜0℃となる共重合体水分散液を固形分比
で20/80〜80/20となるよう混合してなる水分
散液、(III )1種もしくは2種以上のエチレン性不飽
和単量体混合物を乳化重合させることにより得られるガ
ラス転移温度が0℃以上となる共重合体をコア成分と
し、これを含む水分散液中に1種もしくは2種以上のエ
チレン性不飽和単量体混合物を加えて乳化重合させるこ
とにより得られるガラス転移温度が−60〜0℃となる
共重合体をシェル成分とするコア−シェル粒子水分散
液、及び(IV)1種もしくは2種以上のエチレン性不飽
和単量体混合物を乳化重合させることにより得られるガ
ラス転移温度が−60〜0℃となる共重合体をコア成分
とし、これを含む水分散液中に1種もしくは2種以上の
エチレン性不飽和単量体混合物を加えて乳化重合させる
ことにより得られるガラス転移温度が0℃以上となる共
重合体をシェル成分とするコア−シェル粒子水分散液、
である。
【0009】上記いずれにおいても、エチレン性不飽和
単量体としては、例えばメチル(メタ)アクリレ−ト、
エチル(メタ)アクリレ−ト、プロピル(メタ)アクリ
レ−ト、ブチル(メタ)アクリレ−ト、2−エチルヘキ
シル(メタ)アクリレ−ト、シクロヘキシル(メタ)ア
クリレ−ト、ラウリル(メタ)アクリレ−ト、イソボル
ニル(メタ)アクリレ−トなどの(メタ)アクリル酸の
炭素数1〜24個のアルキル又はシクロアルキルエステ
ル;2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ−ト、ヒド
ロキシプロピル(メタ)アクリレ−トなどの(メタ)ア
クリル酸の炭素数2〜8個のヒドロキシアルキルエステ
ル;アクロレイン、ダイアセトンアクリルアミド、ダイ
アセトンメタクリルアミド、アセトアセトキシエチルメ
タクリレ−ト、ホルミルスチロ−ル、4〜7個の炭素原
子を有するビニルアルキルケトン(例えばビニルメチル
ケトン、ビニルエチルケトン、ビニルブチルケトン)な
どのカルボニル基含有モノマ−;(メタ)アクリル酸、
マレイン酸、β−カルボキシエチルアクリレ−ト、スル
ホエチルメタクリレ−ト及びそのナトリウム塩やアンモ
ニウム塩;(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノプ
ロピル(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノエチル
(メタ)アクリレ−ト;スチレン、ビニルトルエンなど
のビニル芳香族化合物;N−ビニルピロリドン、エチレ
ン、ブタジエン、クロロプレン、プロピオン酸ビニル、
酢酸ビニル、(メタ)アクリロニトリルなどが挙げら
れ、これらは所望の性能に応じて1種又は2種以上選択
され使用される。特に塗膜の耐久性や耐水性などから、
使用される全単量体混合物中にカルボニル基含有モノマ
−を10重量%以下、好ましくは0.5〜8重量%含有
することが望ましい。上記(III )及び(IV)において
はシェル成分となる共重合体を形成する単量体混合物中
にカルボニル基含有モノマ−が含まれることが望まし
い。
【0010】また上記(III )及び(IV)においてはコ
ア成分となる共重合体を形成する単量体混合物中に、多
価アルコ−ルの重合性不飽和モノカルボン酸エステル、
多塩基酸の重合性不飽和アルコ−ルエステル、2個以上
のビニル基で置換された芳香族化合物などの多ビニル化
合物を、0.05〜5重量%含有することが望ましい。
【0011】上記(I)〜(IV)のいずれにおいても、
単量体混合物の乳化重合は、乳化剤の存在下で過硫酸塩
や過酸化物等の重合開始剤を使用して行なわれ、該乳化
剤としては、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活
性剤などが挙げられる。また、重合後の残存モノマ−量
を低減させるために酸化、還元剤等を使用してもよい。
【0012】さらに上記(III )及び(IV)において
は、造膜性、初期耐水性などから、コア成分である共重
合体とシェル成分である共重合体との固形分重量比が8
0/20〜20/80、好ましくは70/30〜30/
70となるようにするのが適当である。
【0013】本発明において珪藻土、活性アルミナ、活
性白土、及びゼオライトから選ばれる少なくとも1種以
上の顔料(B)は、上記樹脂固形分100重量部に対し
て5〜300重量部、好ましくは20〜200重量部配
合される。
【0014】活性アルミナ及び活性白土は、いずれも大
きな吸着能を有する多孔質構造を持った化合物であっ
て、工業的には油脂及び石油鉱物油の脱色精製などに用
いられている。
【0015】活性アルミナは、ジプサイト、べ−マイ
ト、バイヤライト、無定形水和ゲルなどのアルミナ水和
物を適当な温度、通常200〜1,000℃で焼成して
得られる細孔構造を有する中間アルミナ(遷移アルミ
ナ)である。活性アルミナはガンマ−アルミナとも称さ
れる。市販品として、住友化学(株)製の活性アルミナ
KC−501、同KC−503などが挙げられる。
【0016】活性白土は、モンモリロナイト族の粘土鉱
物と可溶性ケイ酸とを主成分とする粘土の1種である酸
性白土を酸で処理し、塩基性成分の一部を溶出させたも
のである。市販品としては、日本活性白土(株)製の活
性白土、水澤化学(株)製のGalleon Eart
h NVなどが挙げられる。
【0017】ゼオライトには、含水アルミノケイ酸塩を
主成分とした天然ゼオライトと、Na2 O・Al2 3
・xSiO2 ・yH2 Oを主成分とした合成ゼオライト
がある。合成ゼオライトはパ−ムチットとも呼ばれ、炭
酸ナトリウム、シリカ、アルミナ又はカオリンを共融す
る乾式法、又はケイ酸ナトリウムとアルミン酸ナトリウ
ムを合わせてゲルを沈澱させる湿式法によって製造され
る。天然ゼオライト、合成ゼオライトのいずれもイオン
交換能を有し、脱水しても結晶構造が変化せず、脱水し
た後に分子サイズの細孔が得られ、大きい吸着能を有す
る。また水熱合成によりアルミノケイ酸ナトリウムゲル
を結晶化し脱水した後に一定サイズの細孔が得られる、
モレキュラ−シ−ブ等も本発明において有効である。
【0018】珪藻土は、二酸化ケイ素水和物で多孔質構
造を有するため液体をよく吸収する性質がある。非塗料
用途では、農薬、ろ過剤、研磨剤などに利用されてい
る。塗料用途では増量剤、艶消し剤として使用されてい
る。市販品としては、昭和化学工業(株)製のラジオラ
イトF、ラジオライトF・Oなどが挙げられる。
【0019】また、本発明塗料には、抗菌性付与、遮断
性向上の点から、光触媒活性を有する無機酸化物を樹脂
固形分100重量部に対して1〜100重量部、好まし
くは5〜50重量部配合することができる。該配合量が
1重量部未満では、抗菌性や遮断性向上が十分に得られ
ず、100重量部を越えると塗膜物性が低下するので望
ましくない。
【0020】光触媒活性を有する無機酸化物は、バンド
・ギャップを有する半導体粒子であり、そのバンド・ギ
ャップ以上のエネルギ−を持つ光(例えば太陽光や人工
照明光の紫外線)が照射されると光励起により生成した
電子と正孔が半導体粒子表面に移動し、その強い酸化能
力によってこれに接する細菌やホルマリンなどを分解す
る機能を発揮するものである。該無機酸化物として、具
体的には、例えばTiO2 、RuO2 、CoO、Ce2
3 、Cr2 3 、Rh2 3 、V2 5 、ZnOなど
が挙げられ、特に安全性、経済性の点からTiO2 、Z
nOが好適である。TiO2 なる酸化チタンには正方晶
系に属するルチル型、アナタ−ゼ型と、斜方晶系に属す
るブルッカイト型の3種類の結晶型があるが、光触媒活
性を有する酸化チタンとしてはアナタ−ゼ型の酸化チタ
ンである。
【0021】光触媒活性を有する無機酸化物は、平均粒
子径が500nm以下、好ましくは3〜300nmであ
る。該粒子径が500nmを越えると、光触媒活性、分
散性が低下し、また貯蔵安定性が低下するので好ましく
ない。
【0022】上記無機酸化物は、さらに光触媒活性を高
めるため該無機酸化物表面に、Fe、Mo、Ru、O
s、Re、V、Rh、Ag、Cu、Znなどの金属成分
を酸化物或いは金属イオンの形で担持せしめることがで
き、このうち抗菌性付与の点から、Ag、Cu及びZn
から選ばれる少なくとも1種の抗菌性金属成分を担持せ
しめることが好適である。これら金属成分の担持方法と
しては、従来公知の方法が採用でき、例えばAgの担持
では酸化銀をアンモニア水で溶解して銀のアミン錯塩水
溶液とし、この中に該無機酸化物を入れ撹拌した後、濾
過残渣物を150℃で48時間加熱乾燥して得るなどが
適当である。
【0023】光触媒活性を有する無機酸化物の配合は、
例えば塗料中に該無機酸化物の粉末を直接混入した後、
ディスパ−、サンドミル、シェ−カ−等の撹拌機で分散
してもよいが、前記樹脂成分に混合し、適度な粘度(5
0〜100KU)を有する中で分散してペ−ストとして
から塗料化するのが望ましい。
【0024】また光触媒活性を有する無機酸化物の粉末
をコロイド粒子としてなる溶液として配合してもよい。
無機酸化物コロイド溶液として配合すると、上記のよう
な分散工程が不要でしかも粉末がより微細な状態で水性
塗料中に配合できるので、光触媒活性や抗菌性の点から
好適である。無機酸化物コロイド溶液としては、例え
ば、特開平6−80527号公報、特開平7−3361
6号公報などに開示されており、TiO2 単一酸化物の
コロイド粒子やSiO2 ・Al2 3 ・TiO2などの
複合酸化物のコロイド粒子が挙げられる。これらは前述
の抗菌性金属成分をコロイド粒子表面に付着、或いは無
機酸化物と混合した形でコロイド粒子とすることができ
る。
【0025】さらに顔料分として、必要に応じて、例え
ば酸化チタン、カ−ボンブラック、ベンガラ、フタロシ
アニンブル−などの着色顔料、炭酸カルシウム、タル
ク、マイカ、クレ−、ケイ砂、パライトなどの体質顔料
や骨材等を、適宜選択して配合してもよい。
【0026】上記顔料分全体としては、塗料中の全固形
分に占める全顔料(活性アルミナ、活性白土、ゼオライ
ト、珪藻土、光触媒活性を有する無機酸化物を含む)の
体積割合(PVC)が15〜70%、好ましくは20〜
60%となるよう配合されるのが塗膜の緻密性、遮断性
の点から望ましい。
【0027】本発明塗料には、さらにアルデヒド類吸着
能を有する窒素含有化合物(C)を塗料液中に0.1〜
3重量%の割合で含有せしめることができる。該窒素含
有化合物(C)は、ホルムアルデヒドなどのアルデヒド
類を化学結合によって捕獲し得る分子中に−NH基、−
NH2 基を含有するものであり、例えば1級アミンや2
級アミン類、ヒドラジン、ヒドラジン誘導体などが挙げ
られる。
【0028】1級及び2級アミン類としては、例えばド
デシルアミン、トリデシルアミン、テトラデシルアミ
ン、イミダゾリジノンなど、またアミノ酸であるリシ
ン、アルギニン、ヒスチジン及びその誘導体などが挙げ
られる。またヒドラジン誘導体は、1分子中に少なくと
も2個以上のヒドラジド基又はセミカルバジド基を有す
るものであり、該ヒドラジン誘導体としては、例えば蓚
酸ジヒドラジド、マロン酸ジヒドラジド、グルタル酸ジ
ヒドラジド、こはく酸ジヒドラジド、アジピン酸ジヒド
ラジド、セバシン酸ジヒドラジド等の2〜18個の炭素
原子を有する飽和脂肪族カルボン酸ジヒドラジド;マレ
イン酸ジヒドラジド、フマル酸ジヒドラジド、イタコン
酸ジヒドラジド等のモノオレフィン性不飽和ジカルボン
酸ジヒドラジド;フタル酸、テレフタル酸またはイソフ
タル酸ジヒドラジド、ならびにピロメリット酸のジヒド
ラジド、トリヒドラジドまたはテトラヒドラジド;ニト
リロトリ酢酸トリヒドラジド、クエン酸トリヒドラジ
ド、1,2,4−ベンゼントリヒドラジド、エチレンジ
アミンテトラ酢酸テトラヒドラジド、1,4,5,8−
ナフトエ酸テトラヒドラジド、カルボン酸低級アルキル
エステル基を有する低重合体をヒドラジンまたはヒドラ
ジン水化物(ヒドラジンヒドラ−ド)と反応させてなる
ポリヒドラジド(特公昭52−22878号参照);炭
酸ジヒドラジド、ビスセミカルバジド;ヘキサメチレン
ジイソシアネ−トやイソホロンジイソシアネ−ト等のジ
イソシアネ−ト及びそれより誘導されるポリイソシアネ
−ト化合物にジヒドラジン化合物や上記例示のジヒドラ
ジドを過剰に反応させて得られる多官能セミカルバジ
ド、該ポリイソシアネ−ト化合物とポリエ−テルポリオ
−ル類やポリエチレングリコ−ルモノアルキルエ−テル
類等の親水性基を含む活性水素化合物との反応物中のイ
ソシアネ−ト基に上記例示のジヒドラジドを過剰に反応
させて得られる水系多官能セミカルバジド、或いは該多
官能セミカルバジドと水系多官能セミカルバジドとの混
合物(特開平8−151358号、特開平8−2458
78号参照)等が挙げられる。これらのうち、特に分子
量100〜500のヒドラジド基又はセミカルバジド基
を有するヒドラジン誘導体、例えばアジピン酸ジヒドラ
ジド、クエン酸トリヒドラジドなどが好適である。
【0029】該窒素含有化合物(C)は、塗料液中にお
ける使用割合が0.1〜3重量%、好ましくは0.3〜
2重量%となるようにするのが望ましい。該使用割合が
3重量%を越えると塗膜の耐水性が低下するので好まし
くない。また上記樹脂(A)中にカルボニル基が含まれ
る場合には、上記ヒドラジン誘導体が架橋剤成分として
使用されると、架橋に消費されてアルデヒド類吸着能が
十分に得られなくなるので、その分余分に配合すること
が望ましい。具体的には樹脂(A)中に含まれるカルボ
ニル基の1モルに対してヒドラジン誘導体中のヒドラジ
ド基又はセミカルバジド基が1モル以上、好ましくは
1.2モル以上、さらに好ましくは3モルを越えるよう
に配合される。
【0030】本発明塗料には、さらに必要に応じて界面
活性剤、分散剤、消泡剤、増粘剤、防腐剤などの塗料用
添加剤を配合することができる。
【0031】本発明塗料では、沸点50〜250℃の有
機溶剤の塗料中の含有量が1%以下、好ましくは0.7
%以下であることが必須である。従来水性塗料に配合さ
れてきた造膜助剤や凍結防止剤などの有機溶剤は、この
範囲で配合されることはない。
【0032】本発明塗料を製造する方法は特別なもので
はなく、それ自体公知の方法で行うことができる。前記
共重合体エマルションに架橋剤、顔料分、必要に応じて
塗料用添加剤を加え、攪拌機等の公知の手段で均一に分
散せしめることによって行うことができる。
【0033】本発明では、床、壁面、天井に適用される
内装材表面に、特に室内汚染物質を揮発する内装材表面
に、上記の通り得られる室内汚染対策用塗料を塗装して
室内汚染を防止するものである。
【0034】室内の床・壁面、天井に適用される内装材
としては、石膏ボ−ド、合板やパ−ティクルボ−ド、ビ
ニル壁紙、塩化ビニル床材等が挙げられる。これらは、
例えば合板の接着剤部分に含まれるホルマリン(ホルム
アルデヒド)やビニル材に含まれる可塑剤(DOP、T
CP、DOA、TCEP等)などの室内汚染物質を揮発
するものである。
【0035】上記室内汚染対策用塗料は、これらの室内
汚染物質を揮発する内装材表面に、通常、約0.1〜
0.5kg/m2 の範囲内の塗布量(乾燥塗布量では約
50〜250g/m2 )で塗装されることが望ましい。
【0036】上記塗装は随時行うことができるが、ホル
マリンの揮発量は新築時が一番多いので、例えば新築後
通気を確保の上で揮発分を放出させておき、入居直前に
合板表面あるいは合板上に貼り付けられたビニル壁紙の
上などに上記塗料を塗装する、などの仕様が適当であ
る。
【0037】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に
説明する。尚、「部」及び「%」は特に断りのない限り
重量基準によるものとする。
【0038】共重合体エマルションの製造 製造例1 容量2リットルの4つ口フラスコに脱イオン水232
部、Newcol 707SF(日本乳化剤社製、ポリ
オキシエチレン鎖を有するアニオン性界面活性剤、不揮
発分30%)2.3部を加え、窒素置換後、80℃に保
った。この中に過硫酸アンモニウム0.7部を添加し、
添加15分後から表1に示す単量体混合物と脱イオン水
をエマルション化してなるプレエマルションを3時間か
けて滴下した。
【0039】滴下終了時から30分間経過後、0.7部
の過硫酸アンモニウムを7部の脱イオン水に溶解させた
溶液7.7部を滴下開始し、30分間かけて滴下終了し
た。これをさらに2時間80℃に保持した後、45℃に
降温した。次いで20%水酸化ナトリウム水溶液でpH
8に調整し、固形分50%の共重合体エマルション(A
−1)を得た。
【0040】製造例2、6、7 製造例1において、プレエマルションの組成を表1に示
す通りとする以外は製造例1と同様に行なって、固形分
50%の各共重合体エマルション(A−2)、(A−
6)及び(A−7)を得た。
【0041】製造例3 容量2リットルの4つ口フラスコに脱イオン水232
部、Newcol 707SF 30部を加え、窒素置
換後、80℃に保った。この中に過硫酸アンモニウム
0.7部を添加し、添加15分後から表1に示す単量体
混合物と脱イオン水をエマルション化してなるプレエマ
ルションを3時間かけて滴下した。
【0042】滴下終了時から30分間経過後、0.7部
の過硫酸アンモニウムを7部の脱イオン水に溶解させた
溶液7.7部を滴下開始し、30分間かけて滴下終了し
た。これをさらに2時間80℃に保持した後、45℃に
降温した。次いで20%水酸化ナトリウム水溶液でpH
8に調整し、固形分50%の共重合体エマルション(A
−3)を得た。
【0043】製造例4 容量2リットルの4つ口フラスコに脱イオン水232部
を入れ、窒素置換後、80℃に保った。この中に過硫酸
アンモニウム0.7部を添加し、添加15分後から表1
に示す単量体混合物と脱イオン水をエマルション化して
なるプレエマルションを3時間かけて滴下した。
【0044】滴下終了時から30分間経過後、0.7部
の過硫酸アンモニウムを7部の脱イオン水に溶解させた
溶液7.7部を滴下開始し、30分間かけて滴下終了し
た。これをさらに2時間80℃に保持した後、45℃に
降温した。次いで20%水酸化ナトリウム水溶液でpH
8に調整し、固形分50%の共重合体エマルション(A
−4)を得た。
【0045】製造例5 容量2リットルの4つ口フラスコに脱イオン水232
部、Newcol 707SF 2.3部を加え、窒素
置換後、80℃に保った。この中に過硫酸アンモニウム
0.7部を添加し、添加15分後から表1に示す単量体
混合物と脱イオン水をエマルション化してなるプレエマ
ルションを3時間かけて滴下した。
【0046】滴下終了時から30分間経過後、0.7部
の過硫酸アンモニウムを7部の脱イオン水に溶解させた
溶液7.7部を滴下開始し、30分間かけて滴下し、終
了1時間後に2.6部の酸化剤(「カヤカルバンH−7
0」、日本化薬社製)を10部の脱イオン水に溶解させ
た溶液を添加し30分80℃に保った。その後2.6部
の還元剤(「レド−ルC」、住友精化社製)を10部の
脱イオン水に溶解させた溶液を添加し、2時間80℃に
保った後、45℃に降温した。次いで20%水酸化ナト
リウム水溶液でpH8に調整し、固形分50%の共重合
体エマルション(A−5)を得た。
【0047】製造例8 容量2リットルの4つ口フラスコに脱イオン水232
部、Newcol 707SF 2.3部を加え、窒素
置換後、80℃に保った。この中に過硫酸アンモニウム
0.7部を添加し、添加15分後から表2に示すコア成
分用単量体混合物と脱イオン水をエマルション化してな
るプレエマルションを2時間かけて滴下した。
【0048】滴下終了後、これをさらに2時間80℃に
保った後、この中に表2に示すシェル成分用単量体混合
物と脱イオン水をエマルション化してなるプレエマルシ
ョン及び0.3部の過硫酸アンモニウムを8部の脱イオ
ン水に溶解させた溶液8.3部を1時間かけて滴下し
た。
【0049】滴下終了後、これをさらに2時間80℃に
保持した後、40〜60℃に降温した。次いで20%水
酸化ナトリウム水溶液でpH8に調整し、固形分50%
の共重合体エマルション(A−8)を得た。
【0050】製造例9〜11 製造例8において、プレエマルションの組成を表2に示
す通りとする以外は製造例8と同様に行なって、固形分
50%の各共重合体エマルション(A−9)〜(A−1
1)を得た。尚、製造例10、11では2回目の滴下時
間を2時間とした。
【0051】
【表1】
【0052】
【表2】
【0053】室内汚染対策用塗料の作成 実施例1〜16及び比較例1〜6 1リットルのステンレス容器に表3に示す顔料ペ−スト
用の組成成分を配合し、攪拌機にて20〜40分間攪拌
して各顔料ペ−ストを作成した。この顔料ペ−ストに対
して、前記製造例で得た共重合体エマルション、他の成
分を夫々表3に示す組成及び配合量で配合し、10〜2
0分間攪拌して各塗料を得た。これらを下記試験に供し
た。結果を表3に示す。尚、表中の(注1)〜(注8)
は下記の通りである。
【0054】(注1)「ノプコスパ−ス44C」:サン
ノプコ社製、顔料分散剤 (注2)「SNデフォ−マ−364」:サンノプコ社
製、消泡剤 (注3)「フジケミHEC KF−100」:フジケミ
カル社製、増粘剤 (注4)「活性アルミナ KC−503」:住友化学社
製、吸着性顔料 (注5)活性白土:日本活性白土社製、吸着性顔料 (注6)「チタン白 JR−600A」:テイカ社製、
ルチル型酸化チタン (注7)光活性酸化チタン分散ペ−スト:1リットルの
ステンレス容器に、アナタ−ゼ型酸化チタン(テイカ社
製、商品名「ST−157」、平均粒子径20nm)2
10部、上水300部及び「ノプコサントK」(サンノ
プコ社製、分散剤)9部を配合し、ディスパ−で20分
間撹拌後、さらに1リットルの卓上サンドミルにて20
分間分散し、光活性酸化チタン分散ペ−ストを作成し
た。
【0055】(注8)「ノイゲンEA120」:第一工
業製薬社製、乳化剤 試験方法 (*1)VOC量:各実施例及び比較例で得た塗料をマ
イクロシリンジで10μlをとりガスクロマトグラフに
注入し、下記条件で測定して、得られたピ−クから塗料
中の全揮発性有機化合物(TVOC)量を算出し評価し
た。
【0056】 条件 カラム:「WAX−10」(スペルコ社製) カラム温度:70℃→5℃/min昇温→200℃ キャリアガス:He 検出器:FID スプリット比:50/1 基準 ◎:0.1%以下 ○:0.1〜1% ×:1%を越える (*2)低温造膜性:JIS A 5430にて規定さ
れた厚さ6mmのフレキシブル板(スレ−ト)に、前述
の製造例1で製造した共重合体エマルションを上水で2
倍希釈した溶液をロ−ラ−にて塗布量40g/m2 とな
るように塗装し、2時間放置後、各実施例及び比較例で
得た塗料を間隙150μmのアプリケ−タ−で塗装し、
5℃雰囲気下で放置した。2日後、室温に戻し2時間後
にその塗膜外観を観察し、下記基準で評価した。
【0057】 ◎:ワレ等がなく均一な塗膜が形成されている ○:小さなワレがある △:大きなワレがある ×:ボロボロで塗膜が形成されていない (*3)ホルムアルデヒド吸収能:20×50mmのガ
ラス板の表面に、上記で得た各塗料を間隙150μmの
アプリケ−タ−で塗装し、室温にて7日間乾燥して各試
験片を作成した。
【0058】各試験片4枚と1%ホルムアルデヒド水溶
液100mgを2リットルのガラス容器の中に密封し、
24時間後、検知管(ガステック社製、91L)でホル
ムアルデヒド濃度の定量を行なった。得られたホルムア
ルデヒド気中濃度より下記基準でホルムアルデヒド吸収
能を評価した。
【0059】 ◎:検知管の色が変わらない(検出限界以下) ○:0.1〜15ppm ×:15ppm以上 (*4)アンモニア吸収能:上記(*3)と同様の操作
で各塗料を塗装して、各試験片を作成した。各試験片4
枚と1%アンンモニア水溶液100mgを2リットルの
ガラス容器の中に密封し、24時間後、検知管(ガステ
ック社製、3L)でアンモニア濃度の定量を行なった。
得られたホルムアルデヒド気中濃度より下記基準でホル
ムアルデヒド吸収能を評価した。
【0060】 ◎:検知管の色が変わらない(検出限界以下) ○:0.5〜30ppm ×:30ppm以上
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、室内の床、壁面、天井
などに使用される合板やビニル壁紙上に本発明塗料を適
用することにより、これら内装材から揮散するホルマリ
ンやアンモニアなどの有害物を遮断、又は吸収・分解し
て、室内汚染を効果的に防止することができる。
【0062】
【表3】
【0063】
【表4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 研哉 神奈川県平塚市東八幡4丁目17番1号 関 西ペイント株式会社内 Fターム(参考) 4J038 CC021 CE051 CF011 CF021 CG031 CG071 CG111 CG141 CG161 CG171 CH031 CH041 CH071 CH121 CH201 CK031 GA02 HA216 HA466 HA556 JB03 JB10 JB17 KA06 KA08 MA03 MA08 MA10 MA13 NA02 NA05 NA27 PB05 PC06

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)最低造膜温度が0℃以下の水溶性
    又は水分散性樹脂と、(B)珪藻土、活性アルミナ、活
    性白土およびゼオライトから選ばれる少なくとも1種以
    上の顔料を含有し、該(B)成分の含有量が樹脂固形分
    100重量部に対して5〜300重量部配合であり、沸
    点50〜250℃の有機溶剤の塗料中の含有量が1%以
    下であることを特徴とする室内汚染対策用水性塗料。
  2. 【請求項2】 水溶性又は水分散性樹脂(A)が、1種
    もしくは2種以上のエチレン性不飽和単量体混合物を乳
    化重合させることにより得られるガラス転移温度が0℃
    以下となる共重合体水分散液である請求項1記載の水性
    塗料。
  3. 【請求項3】 水溶性又は水分散性樹脂(A)が、1種
    もしくは2種以上のエチレン性不飽和単量体混合物を乳
    化重合させることにより得られるガラス転移温度が0℃
    以上となる共重合体水分散液と、ガラス転移温度が−6
    0〜0℃となる共重合体水分散液を固形分比で20/8
    0〜80/20となるよう混合してなる請求項1記載の
    水性塗料。
  4. 【請求項4】 水溶性又は水分散性樹脂(A)が、1種
    もしくは2種以上のエチレン性不飽和単量体混合物を乳
    化重合させることにより得られるガラス転移温度が0℃
    以上となる共重合体をコア成分とし、これを含む水分散
    液中に1種もしくは2種以上のエチレン性不飽和単量体
    混合物を加えて乳化重合させることにより得られるガラ
    ス転移温度が−60〜0℃となる共重合体をシェル成分
    とするコア−シェル粒子水分散液である請求項1記載の
    水性塗料。
  5. 【請求項5】 水溶性又は水分散性樹脂(A)が、1種
    もしくは2種以上のエチレン性不飽和単量体混合物を乳
    化重合させることにより得られるガラス転移温度が−6
    0〜0℃となる共重合体をコア成分とし、これを含む水
    分散液中に1種もしくは2種以上のエチレン性不飽和単
    量体混合物を加えて乳化重合させることにより得られる
    ガラス転移温度が0℃以上となる共重合体をシェル成分
    とするコア−シェル粒子水分散液である請求項1記載の
    水性塗料。
  6. 【請求項6】 水溶性又は水分散性樹脂(A)が、カル
    ボニル基を含有する請求項1ないし5のいずれか1項記
    載の水性塗料。
  7. 【請求項7】 アルデヒド類吸着能を有する窒素含有化
    合物(C)を、塗料液中に0.1〜3重量%の割合で含
    有してなる請求項1ないし6のいずれか1項記載の水性
    塗料。
  8. 【請求項8】 窒素含有化合物(C)が、分子量100
    〜500のヒドラジド基又はセミカルバジド基を有する
    ヒドラジン誘導体である請求項7記載の水性塗料。
  9. 【請求項9】 平均粒子径が500nm以下で光触媒活
    性を有する無機化合物を、樹脂固形分100重量部に対
    して1〜100重量部含有する請求項1ないし8のいず
    れか1項記載の水性塗料。
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