JP2000093934A - クロム酸化物含有土壌の処理方法 - Google Patents
クロム酸化物含有土壌の処理方法Info
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Abstract
って汚染されたクロム酸化物含有土壌中のCr6+の還元処
理を短時間で行うことが可能なクロム酸化物含有土壌の
処理方法の提供。 【解決手段】 クロム酸化物含有土壌と、スラグおよび
/または高炉スラグ溶出水とを接触せしめるクロム酸化
物含有土壌の処理方法、および、クロム酸化物含有土壌
と、スラグおよび/または高炉スラグ溶出水とを混合
し、得られた混合物を埋設するクロム酸化物含有土壌の
処理方法、および、クロム酸化物含有土壌に、スラグお
よび/または高炉スラグ溶出水を注入するクロム酸化物
含有土壌の処理方法、並びに、これらクロム酸化物含有
土壌の処理方法において、クロム酸化物含有土壌に、さ
らに、アルカリ性化合物を接触もしくは混合もしくは注
入するクロム酸化物含有土壌の処理方法。
Description
土壌の処理方法に関し、さらに詳しくは、クロム酸化物
含有土壌中のCr6+をCr3+などに還元するクロム酸化物含
有土壌の処理方法に関する。
物の製造の際に発生するクロム鉱滓は、数%のクロム酸
化物を含有し、その一部が、過酸化クロム、すなわちCr
6+として存在する。現在、クロム鉱滓は、還元焙焼し、
Cr6+をCr3+に還元し無害化したり、クロム鉱滓、汚染土
壌と、硫酸第一鉄を混合することにより還元して無害化
する方法が知られている(都市と廃棄物、Vol.7 、No.
2、p.43参照)。
とによりCr6+の還元を行う方法が知られている(水、Vo
l.34、No.11 、p.18、1992参照)。しかし、上記した還
元焙焼による処理方法は設備が大規模になり、また硫酸
第一鉄による処理方法は、硫酸第一鉄が大気中の酸素と
反応し易いため、すぐに還元能力を失うことから、クロ
ム鉱滓、Cr6+含有汚染土壌などの環境庁告示46号法によ
るCr6+の溶出量を環境基準値以下、すなわち0.05mg/l以
下にするには、大量の硫酸第一鉄が必要である。
効果が認められるものの、大量の枯葉を必要とする問題
があり、かつ土壌などの固形物に対する効果が不明であ
る。
来技術の問題点を解決し、重クロム酸ナトリウムなどの
クロム化合物の製造の際に発生するクロム鉱滓やCr6+イ
オンを含む廃液などによって汚染された、クロム酸化物
含有土壌中のCr6+の還元処理を短時間で行うことが可能
なクロム酸化物含有土壌の処理方法を提供することを目
的とする。
化物含有土壌と、スラグおよび/または高炉スラグ溶出
水とを接触せしめることを特徴とするクロム酸化物含有
土壌の処理方法である。上記した第1の発明の第1の好
適態様は、クロム酸化物含有土壌と、スラグおよび/ま
たは高炉スラグ冷却水とを混合、接触せしめることを特
徴とするクロム酸化物含有土壌の処理方法である。
スラグおよび/または高炉スラグ溶出水とを混合し、得
られた混合物を埋設することを特徴とするクロム酸化物
含有土壌の処理方法である。上記した第2の発明の第1
の好適態様は、クロム酸化物含有土壌層を掘削した後、
掘削したクロム酸化物含有土壌とスラグおよび/または
高炉スラグ溶出水とを混合し、埋め戻すことを特徴とす
るクロム酸化物含有土壌の処理方法である。
スラグおよび/または高炉スラグ溶出水を注入すること
を特徴とするクロム酸化物含有土壌の処理方法である。
前記した第3の発明の第1の好適態様は、クロム酸化物
含有土壌層に管を埋設するかまたは穴を穿設するかまた
はその両者を施工し、管および/または穴によって、ス
ラグおよび/または高炉スラグ溶出水を注入することを
特徴とするクロム酸化物含有土壌の処理方法である。
3の好適態様は、それぞれ、前記した第3の発明、第3
の発明の第1の好適態様において、少なくとも高炉スラ
グ溶出水を注入すると共に、クロム酸化物含有土壌中の
水を排出することを特徴とするクロム酸化物含有土壌の
処理方法である。また、上記した第3の発明の第2の好
適態様、第3の好適態様においては、クロム酸化物含有
土壌層に2本以上の管を埋設するかまたは2本以上の穴
を穿設するかまたは管の埋設および穴の穿設の両者を施
工し、少なくとも1本の管または穴によって、クロム酸
化物含有土壌に高炉スラグ溶出水を注入すると共に、他
の少なくとも1本の管または穴によって、クロム酸化物
含有土壌中の水を排出することが好ましい(第3の発明
の第4の好適態様、第5の好適態様)。
様〜第5の好適態様においては、クロム酸化物含有土壌
に高炉スラグ溶出水を注入しつつ該クロム酸化物含有土
壌中から水を排出することがより好ましい(第3の発明
の第6の好適態様〜第9の好適態様)。第4の発明は、
前記した第1の発明〜第3の発明、第1の発明〜第3の
発明のそれぞれの好適態様のクロム酸化物含有土壌の処
理方法において、クロム酸化物含有土壌に、さらに、ア
ルカリ性化合物を接触もしくは混合もしくは注入するこ
とを特徴とするクロム酸化物含有土壌の処理方法であ
る。
化物含有土壌と、スラグおよび/または高炉スラグ溶出
水とを接触せしめ、さらにアルカリ性化合物を接触せし
めるに際して、クロム酸化物含有土壌と、スラグおよび
/または高炉スラグ溶出水と、アルカリ性化合物の3者
もしくは4者を同時に接触せしめることが好ましいが、
その接触の順序は特に制限されるものではない。
ロム酸化物含有土壌と、スラグおよび/または高炉スラ
グ溶出水とを混合し、さらにアルカリ性化合物を混合せ
しめるに際して、クロム酸化物含有土壌と、スラグおよ
び/または高炉スラグ溶出水と、アルカリ性化合物の3
者もしくは4者を同時に混合し、得られた混合物を埋設
することが好ましいが、その混合、埋設の順序は特に制
限されるものではない。
ロム酸化物含有土壌に、スラグおよび/または高炉スラ
グ溶出水を注入し、さらにアルカリ性化合物を注入する
に際して、クロム酸化物含有土壌に、スラグおよび/ま
たは高炉スラグ溶出水とアルカリ性化合物の2者もしく
は3者を同時に注入することが好ましいが、その注入の
順序は特に制限されるものではない。
第1の発明の第1の好適態様、第2の発明の第1の好適
態様、第3の発明の第1の好適態様〜第9の好適態様、
第4の発明においては、前記したスラグおよび/または
高炉スラグ溶出水の少なくともいずれかが、酸化数が+
5価以下の硫黄を含有することが好ましい(第1の発明
の第2の好適態様、第3の好適態様、第2の発明の第2
の好適態様、第3の好適態様、第3の発明の第10の好適
態様〜第19の好適態様、第4の発明の第1の好適態
様)。
明、第1の発明の第1の好適態様〜第3の好適態様、第
2の発明の第1の好適態様〜第3の好適態様、第3の発
明の第1の好適態様〜第19の好適態様、第4の発明の第
1の好適態様においては、前記したスラグが、未エージ
ング高炉徐冷スラグおよび/または溶銑予備処理スラグ
であることが好ましい。
する。本発明者らは、試薬のCrO3を純水に溶解し、Cr6+
濃度を100mg/l とした溶液10リットルに、冷却、破砕直
後の未エージング高炉徐冷スラグまたは溶銑予備処理ス
ラグを100g添加し、6時間震盪後、溶液中のCr6+の濃度
の測定結果からCr6+の減少量を調査した。
ジング高炉徐冷スラグまたは溶銑予備処理スラグそれぞ
れ1kg当たりの、溶液中Cr6+の減少量を、還元能力とし
て示した。表1に示すように、未エージング高炉徐冷ス
ラグ、溶銑予備処理スラグがCr6+を還元する能力を有す
ることが分かる。
理スラグがCr6+の還元能力を有する理由は、これらの物
質中に存在するS、S2- 、S2O3 2-などの酸化数が+5価
以下の還元性硫黄が酸化することによってCr6+が還元さ
れるためと考えられる。次に、本発明者らは、試薬のCr
O3を純水に溶解し、Cr6+濃度を100mg/l とした溶液10リ
ットルに、酸化数が+5価以下の還元性硫黄を0.05重量
%含有する高炉スラグ溶出水100gを添加し、6時間震盪
後、溶液中のCr6+の濃度の測定結果からCr6+の減少量を
調査した。
ラグ溶出水1kgあたりの、溶液中Cr 6+の減少量を、還元
能力として示した。表2に示すように、高炉スラグ溶出
水を用いた場合も、単位重量当たり、未エージング高炉
徐冷スラグと同等のCr6+の還元能力を有することが分か
る。以上の実験結果および土壌の処理実験結果に基づ
き、本発明者らは、クロム酸化物含有土壌中のCr6+を効
果的かつ経済性に優れた方法でCr3+などに還元する方法
として、好ましくはスラグ、高炉スラグ溶出水を土壌
と混合する方法、スラグ、高炉スラグ溶出水を土壌に
注入する方法によって、クロム酸化物含有土壌とスラ
グ、高炉スラグ溶出水とを接触せしめる本発明に想到し
た。
有土壌、[II]スラグ、[III] 高炉スラグ溶出水、[IV]ク
ロム酸化物含有土壌の処理方法の順に説明する。 [I] クロム酸化物含有土壌:クロム酸化物含有土壌と
は、クロム鉱滓やCr6+廃液などで汚染されたCrO3、CrO4
2-などCr6+を含有する土壌である。
特に限定されないが、酸化数が+5価以下の硫黄を含有
することが好ましい。これは、クロム酸化物含有土壌と
酸化数が+5価以下の硫黄を含有するスラグとを接触せ
しめることによって、スラグ中の酸化数が+5価以下の
硫黄とCr6+が反応し、クロム酸化物含有土壌中のCr6+が
還元されるためである。
ジング高炉徐冷スラグおよび/または溶銑予備処理スラ
グを用いることがより好ましい。なお、上記した未エー
ジング高炉徐冷スラグとは、黄濁水を発生するスラグ、
すなわち、JIS A 5015付属書1の呈色判定試験方法によ
り、呈色があるスラグのことであり、概ね、自然エージ
ング3ヶ月未満の高炉徐冷スラグである。
後1週間以内の高炉徐冷スラグである未エージング高炉
徐冷スラグを用いることが、より好ましい。また、上記
した溶銑予備処理スラグは、高炉において溶銑の脱硫、
脱燐を行う際に得られるスラグである。上記したスラグ
を用いる利点として、下記、が挙げられる。
ることによって、短時間で、クロム酸化物含有土壌のCr
6+溶出量が、環境基準値である0.05mg/l以下を達成でき
る。これに対して、還元剤として単体硫黄を用いた場
合、クロム酸化物含有土壌のCr6+溶出量は、環境基準値
である0.05mg/l以下を達成することができない。
酸化され還元能力が低下するのに対して、スラグ中のS
2- 、S2O3 2-などの還元性硫黄成分は、空気中の酸素に
よって酸化されにくいためと考えられる。 還元されて生成したCr3+の安定化:前記したスラグ
は、アルカリ性であるため、還元されて生成したCr3+が
Cr(OH) 3 の形態となって安定化される。
水としては、酸化数が+5価以下の硫黄を含有する高炉
スラグ溶出水を用いることが好ましい。これは、クロム
酸化物含有土壌と酸化数が+5価以下の硫黄を含有する
高炉スラグ溶出水とを接触せしめることによって、高炉
スラグ溶出水中の酸化数が+5価以下の硫黄とCr6+が反
応し、クロム酸化物含有土壌中のCr6+が還元されるため
である。
が+5価以下の硫黄の含有量が合計量で0.03重量%超え
である高炉スラグ溶出水を用いることが好ましい。これ
は、酸化数が+5価以下の硫黄の含有量が合計量で0.03
重量%超えの高炉スラグ溶出水を用いることによって、
クロム酸化物含有土壌中のCr6+を効果的に還元できるた
めである。
下の硫黄の量とは、全硫黄量からSO 4 2+ 中のS分を差し
引いた硫黄の量を示す。さらに、高炉スラグ溶出水とし
ては、例えば、未エージング高炉徐冷スラグに水を散水
して得られた溶出水、例えば高炉から排出された高温状
態の高炉スラグに水を散水して得られた溶出水が好まし
い。
自然エージング3個月未満の高炉徐冷スラグに水を散水
して得られた溶出水を用いることが好ましく、例えば、
高温状態の高炉スラグに水を散水して得られた溶出水が
好ましい。上記した高炉スラグ溶出水を用いることによ
って、短時間で、クロム酸化物含有土壌のCr6+溶出量
を、環境基準値である0.05mg/l以下とすることができ
る。
2-などの還元性硫黄成分が、空気中の酸素によって酸化
されにくいためと考えられる。高炉スラグ溶出水を用い
る場合は、アルカリ性化合物と併用することが好まし
い。これは、アルカリ性化合物と併用することによっ
て、還元されて生成したCr3+がCr(OH)3 の形態となって
安定化されるためである。
けないが、還元されて生成したCr3+の安定化に対する効
果、および経済性の面から、転炉スラグ、Ca(OH)2 、Ca
CO3、石灰石およびドロマイトなどから選ばれる1種ま
たは2種以上を用いることが好ましい。 [IV]クロム酸化物含有土壌の処理方法:以下、前記した
第1の発明〜第3の発明および各発明のより好適な態様
について説明する。
化物含有土壌と、スラグおよび/または高炉スラグ溶出
水とを接触せしめるクロム酸化物含有土壌の処理方法で
ある。上記した第1の発明の第1の好適態様は、クロム
酸化物含有土壌と、スラグおよび/または高炉スラグ溶
出水とを混合、接触せしめるクロム酸化物含有土壌の処
理方法である。
れば、クロム酸化物含有土壌とスラグ、高炉スラグ溶出
水とを混合することによって、クロム酸化物含有土壌が
均一にスラグ、高炉スラグ溶出水と接触し、この結果ス
ラグ、高炉スラグ溶出水の使用量を削減しつつ、クロム
酸化物含有土壌のCr6+溶出量を環境基準値以下とするこ
とが可能となった。
化物含有土壌と、スラグおよび/または高炉スラグ溶出
水とを混合し、得られた混合物を埋設するクロム酸化物
含有土壌の処理方法である。上記した第2の発明の第1
の好適態様は、クロム酸化物含有土壌層を掘削した後、
掘削したクロム酸化物含有土壌とスラグおよび/または
高炉スラグ溶出水とを混合し、埋め戻すクロム酸化物含
有土壌の処理方法である。
化物含有土壌に、スラグおよび/または高炉スラグ溶出
水を注入するクロム酸化物含有土壌の処理方法である。
すなわち、第3の発明は、スラグおよび/または高炉ス
ラグ溶出水を、クロム酸化物含有土壌に注入することに
よって、スラグおよび/または高炉スラグ溶出水をクロ
ム酸化物含有土壌と接触させて、クロム酸化物含有土壌
中のCr6+を還元する方法である。
クロム酸化物含有土壌層に管を埋設するかまたは穴を穿
設するかまたはその両者を施工し、管および/または穴
によって、スラグおよび/または高炉スラグ溶出水を注
入するクロム酸化物含有土壌の処理方法である。なお、
上記した第3の発明、第3の発明の第1の好適態様にお
けるスラグおよび/または高炉スラグ溶出水の注入速度
および注入期間は特に制限されるものではない。
含有量により最適注入速度、必要となる注入期間が異な
るためである。また、第3の発明の第1の好適態様にお
ける管および穴の本数は特に制限されるものではない。
これは、クロム酸化物含有土壌の量、Cr6+含有量により
最適本数が異なるためである。
3の好適態様は、それぞれ、前記した第3の発明、第3
の発明の第1の好適態様において、少なくとも高炉スラ
グ溶出水を注入すると共に、クロム酸化物含有土壌中の
水を排出するクロム酸化物含有土壌の処理方法である。
すなわち、第3の発明の第2の好適態様、第3の好適態
様は、高炉スラグ溶出水を注入するだけでなく、クロム
酸化物含有土壌中の水を汲み上げ、排出することによっ
て、注入した高炉スラグ溶出水の土壌中での拡散速度が
向上し、短時間での還元処理を可能にするものである。
3の好適態様においては、クロム酸化物含有土壌層に2
本以上の管を埋設するかまたは2本以上の穴を穿設する
かまたは管の埋設および穴の穿設の両者を施工し、少な
くとも1本の管または穴によって、クロム酸化物含有土
壌に高炉スラグ溶出水を注入すると共に、他の少なくと
も1本の管または穴によって、クロム酸化物含有土壌中
の水を排出することが好ましい(第3の発明の第4の好
適態様、第5の好適態様)。
様、第5の好適態様における管および/または穴は、少
なくとも、注入用に1本、汲み上げ用に1本を配設し、
その本数は特に限定されるものではない。これは、クロ
ム酸化物含有土壌の量、Cr6+含有量により最適本数が異
なるためである。
様〜第5の好適態様においては、クロム酸化物含有土壌
への高炉スラグ溶出水の注入と該クロム酸化物含有土壌
中からの水の排出は同時に行うこともでき、経時的に別
の時間に行うこともでき、その順序は特に制限されるも
のではないが、クロム酸化物含有土壌に高炉スラグ溶出
水を注入しつつ該クロム酸化物含有土壌中から水を排出
することがより好ましい(第3の発明の第6の好適態様
〜第9の好適態様)。
経時的に並行して行うことによって、クロム酸化物含有
土壌の処理時に、常に高炉スラグ溶出水の土壌中での拡
散速度を大とすることが可能となり、さらに短時間で還
元処理を行うことができるためである。なお、上記した
第3の発明の第6の好適態様〜第9の好適態様におけ
る、クロム酸化物含有土壌中の水を排出する速度は、高
炉スラグ溶出水の注入速度とほぼ同一速度とすることが
好ましく、排出速度が注入速度の0.5 〜2倍であること
が好ましい。
溶出水の注入速度よりも極端に遅いと、高炉スラグ溶出
水の拡散速度が低下し、必要な処理時間が長くなり、逆
に高炉スラグ溶出水の注入速度よりも極端に速いと、高
炉スラグ溶出水のクロム酸化物含有土壌層中での滞留時
間が短くなり効果が低下するためである。 (4)第4の発明:第4の発明は、前記した第1の発明〜
第3の発明、第1の発明〜第3の発明のそれぞれの好適
態様のクロム酸化物含有土壌の処理方法において、クロ
ム酸化物含有土壌に、さらに、アルカリ性化合物を接触
もしくは混合もしくは注入することを特徴とするクロム
酸化物含有土壌の処理方法である。
転炉スラグ、Ca(OH)2 、CaCO3 、石灰石およびドロマイ
トなどから選ばれる1種または2種以上であるアルカリ
性化合物を、クロム酸化物含有土壌層に注入することに
よって、Ca2+などのアルカリ土類金属、アルカリ金属の
イオンが水分中に溶解し、クロム酸化物含有土壌層に拡
散し、クロム酸化物含有土壌層がアルカリ性となる。
って還元されて生成したCr3+を、Cr(OH)3 として安定化
させ、Cr3+の再酸化を防止することができる。なお、高
炉スラグ溶出水はpHが10〜11のアルカリ性であり、高炉
スラグ溶出水を大量にクロム酸化物含有土壌層に注入す
る場合は、クロム酸化物含有土壌層は、転炉スラグまた
は消石灰などのアルカリ性化合物を注入しなくてもアル
カリ性となり、Cr3+がCr(OH)3 として安定化される。
出水などの注入量が少ないなどの原因により、クロム酸
化物含有土壌層がアルカリ性とならない場合に効果的で
ある。なお、第4の発明における転炉スラグ、消石灰な
どアルカリ性化合物の粒径は注入可能な粒径であれば特
に限定しないが、粒径が小さいほど好ましい。
リ土類金属、アルカリ金属のイオンの水分中への溶解速
度が速く、少量で効果を発揮するからである。なお、本
発明におけるアルカリ性とは、環境庁告示46号法による
溶出試験における溶出水のpHが8以上、より好ましくは
該溶出水のpHが8.5 以上、さらに好ましくは該溶出水の
pHが9以上のことを示す。
H)3 として安定化されるためである。したがって、対象
となる土壌の環境庁告示46号法による溶出試験における
溶出水のpHが8以上、より好ましくは8.5 以上、さらに
好ましくは9以上となるように転炉スラグ、消石灰など
のアルカリ性化合物を添加することが好ましい。
庁告示46号法による溶出試験をおこなった際の溶出液の
pHは、転炉スラグの場合、pH=12、消石灰の場合、pH=
13である。なお、前記した第4の発明においてクロム酸
化物含有土壌にアルカリ性化合物を混合する場合は、ク
ロム酸化物含有土壌とスラグおよび/または高炉スラグ
溶出水とアルカリ性化合物とを混合した後、得られた混
合物を埋設することが好ましい。
酸化物含有土壌にアルカリ性化合物を混合する場合は、
クロム酸化物含有土壌層を掘削した後、掘削したクロム
酸化物含有土壌とスラグおよび/または高炉スラグ溶出
水とアルカリ性化合物とを混合し、埋め戻すことが好ま
しい。また、前記した第4の発明においてクロム酸化物
含有土壌にアルカリ性化合物を注入する場合は、クロム
酸化物含有土壌層に管を埋設するかまたは穴を穿設する
かまたはその両者を施工し、管および/または穴によっ
てアルカリ性化合物を注入することが好ましい。
合は、アルカリ性化合物を添加した高炉スラグ溶出水を
注入することがより好ましい。なお、前記した第1の発
明〜第4の発明、第1の発明〜第4の発明の各好適態様
におけるスラグおよび/または高炉スラグ溶出水の好適
な使用量は、土壌の密度、pH、Cr6+含有量などに依存す
るため、特に限定はされないが、クロム酸化物含有土壌
100 重量部に対して使用するスラグおよび/または高炉
スラグ溶出水中の酸化数が+5価以下の硫黄の量が合計
量として0.05重量部以上、さらに好ましくは0.5 〜5重
量部を満足することが好ましい。
ム酸化物含有土壌のCr6+溶出量の低減効果が必ずしも十
分得られず、逆に多すぎる場合は、Cr6+溶出量の低減効
果が飽和し経済的でない。
的に説明する。本実施例においては、重クロム酸ナトリ
ウム製造の際に発生したクロム鉱滓またはCr6+含有廃液
によって汚染された表3に示すCr6+汚染土壌−A、B、
Cの処理実験を行った。
施例)、、(比較例)を用いた。 未エージング高炉徐冷スラグ:冷却、破砕後、1週間
以内の高炉スラグ、粒径≦25mm 溶銑予備処理スラグ:高炉における溶銑の脱硫、脱燐
で得られたスラグ、粒径≦25mm 高炉スラグ溶出水:高温状態の高炉スラグに水を散水
して得られた溶出水、酸化数が+5価以下の硫黄の含有
量=0.05wt% 硫黄化合物:亜硫酸ナトリウム 硫酸第一鉄 また、アルカリ性化合物としては、いずれも粒径が5mm
以下の転炉スラグまたは消石灰を用いた。
境庁告示46号法による溶出試験方法に基づいて測定し
た。また、酸化数が+5価以下の硫黄の量は、全硫黄量
からSO4 2+ 中のS分を差し引いた硫黄の量を示す。 (実施例1〜7)表3に示すCr6+溶出量がそれぞれ12.3
mg/l、1.5mg/l 、0.2mg/l のCr6+汚染土壌−A、B、C
を掘削した後、掘削した土壌−A、土壌−B、土壌−C
と未エージング高炉徐冷スラグまたは溶銑予備処理スラ
グまたは高炉スラグ溶出水とを混合し、得られた混合物
を埋設した。
ルカリ性化合物として転炉スラグ、消石灰を上記した還
元剤と併用した。埋設後、経時的に、埋設した土壌をサ
ンプリングし溶出量を測定し、土壌のCr 6+溶出量が環境
基準値である0.05mg/l以下となるのに必要な日数を調査
した。実験条件および実験結果を、表4に示す。 (実施例8、9、10)表3に示すCr6+溶出量が12.3mg/l
のCr6+汚染土壌−Aの地層に管を埋め込み、高炉スラグ
溶出水、または5mm以下に粉砕した転炉スラグを添加し
た高炉スラグ溶出水、または5mm以下に粉砕した消石灰
を添加した高炉スラグ溶出水を管を通じてCr6+汚染土壌
−Aの地層に注入した。
て、0.05×〔汚染土壌量(t) 〕/日とした。注入開始
後、前記した実施例1〜7と同様に、土壌のCr6+溶出量
が0.05mg/l以下となるのに必要な日数を調査した。実験
条件および実験結果を、表4に示す。 (実施例11、12)表3に示すCr6+溶出量が12.3mg/lのCr
6+汚染土壌−Aの地層に管を埋め込み、高炉スラグ溶出
水または転炉スラグを添加した高炉スラグ溶出水を管を
通じてCr 6+汚染土壌−Aの地層に注入すると共に、水平
方向において上記した注入用の管から10m離れた地層に
埋め込んだ管から注入量と同量の水を汲み上げCr6+汚染
土壌の水を排出した。
量(t) 、排出量(t) として、0.1 ×〔汚染土壌量(t) 〕
/日とした。注入開始後、前記した実施例1〜7と同様
に、土壌のCr6+溶出量が0.05mg/l以下となるのに必要な
日数を調査した。実験条件および実験結果を、表4に示
す。 (比較例1、2)表3に示すCr6+溶出量が12.3mg/lのCr
6+汚染土壌−Aを掘削した後、掘削した土壌−Aと亜硫
酸ナトリウムまたは硫酸第一鉄とを混合し、得られた混
合物を埋設した。
リングし溶出量を測定し、土壌のCr 6+溶出量が0.05mg/l
以下となるのに必要な日数を調査した。実験条件および
実験結果を、表4に示す。 (比較例3)表3に示すCr6+溶出量が12.3mg/lのCr6+汚
染土壌−Aの地層に管を埋め込み、亜硫酸ナトリウムを
溶解させた水を、管を通じてCr6+汚染土壌−Aの地層に
注入した。
て、0.05×〔汚染土壌量(t) 〕/日とした。注入開始
後、前記した実施例1〜7と同様に、土壌のCr6+溶出量
が0.05mg/l以下となるのに必要な日数を調査した。実験
条件および実験結果を、表4に示す。 (比較例4)表3に示すCr6+溶出量が12.3mg/lのCr6+汚
染土壌−Aの地層に管を埋め込み、亜硫酸ナトリウムを
溶解させた水を、管を通じてCr6+汚染土壌−Aの地層に
注入すると共に、水平方向において上記した注入用の管
から10m離れた地層に埋め込んだ管から注入量と同量の
水を汲み上げCr6+汚染土壌の水を排出した。
量(t) 、排出量(t) として、0.1 ×〔汚染土壌量(t) 〕
/日とした。注入開始後、前記した実施例1〜7と同様
に、土壌のCr6+溶出量が0.05mg/l以下となるのに必要な
日数を調査した。実験条件および実験結果を、表4に示
す。
化物含有土壌の処理方法によれば、下記の効果が得られ
る。 (1)クロム酸化物含有土壌と還元剤との混合、埋設によ
る、汚染土壌のCr6+溶出量の大幅な低減:クロム酸化物
含有土壌と、酸化数が+5価以下の硫黄を含有する未エ
ージング高炉徐冷スラグ、溶銑予備処理スラグなどのス
ラグ、高炉スラグ溶出水とを混合し、埋設することによ
って、スラグ、高炉スラグ溶出水の使用量を削減しつ
つ、クロム酸化物含有土壌のCr6+の溶出量を環境基準値
以下にすることができる。
溶出水の注入による、汚染土壌のCr6+溶出量の短時間か
つ大幅な低減:クロム酸化物含有土壌に高炉スラグ溶出
水を注入することによって、上記した混合、埋設法に対
してさらに短時間で、クロム酸化物含有土壌のCr6+の溶
出量を環境基準値以下にすることができる。
溶出水の注入および排出による、汚染土壌のCr6+溶出量
の短時間かつ大幅な低減:クロム酸化物含有土壌に高炉
スラグ溶出水を注入するだけでなく、隣接した地層から
水を汲み上げ、排出することによって、上記した注入法
のみの場合よりもさらに短時間で、クロム酸化物含有土
壌のCr6+の溶出量を環境基準値以下にすることができ
る。
汚染土壌のCr6+溶出量の大幅な低減:還元剤とアルカリ
性化合物を併用することによって、Cr6+の還元によって
生成したCr3+をCr(OH)3 の形態とし安定化することがで
き、その結果、酸性汚染土壌のCr6+溶出量を環境基準値
以下にすることができる。
ン含有廃液などによって汚染されたクロム酸化物含有土
壌中のCr6+を短時間で完全に還元し、クロム酸化物含有
土壌のCr6+の溶出量を環境基準値以下にすることが可能
となった。
Claims (4)
- 【請求項1】 クロム酸化物含有土壌と、スラグおよび
/または高炉スラグ溶出水とを接触せしめることを特徴
とするクロム酸化物含有土壌の処理方法。 - 【請求項2】 クロム酸化物含有土壌と、スラグおよび
/または高炉スラグ溶出水とを混合し、得られた混合物
を埋設することを特徴とするクロム酸化物含有土壌の処
理方法。 - 【請求項3】 クロム酸化物含有土壌に、スラグおよび
/または高炉スラグ溶出水を注入することを特徴とする
クロム酸化物含有土壌の処理方法。 - 【請求項4】 前記した請求項1〜請求項3いずれかに
記載のクロム酸化物含有土壌の処理方法において、前記
したクロム酸化物含有土壌に、さらに、アルカリ性化合
物を接触もしくは混合もしくは注入することを特徴とす
るクロム酸化物含有土壌の処理方法。
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