JP2000092915A - 乗用型田植機 - Google Patents
乗用型田植機Info
- Publication number
- JP2000092915A JP2000092915A JP11306389A JP30638999A JP2000092915A JP 2000092915 A JP2000092915 A JP 2000092915A JP 11306389 A JP11306389 A JP 11306389A JP 30638999 A JP30638999 A JP 30638999A JP 2000092915 A JP2000092915 A JP 2000092915A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- operated
- marker
- planting
- clutch
- operating
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- Guiding Agricultural Machines (AREA)
- Transplanting Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 乗用型田植機において、植付クラッチの伝動
側への操作及び未植付側のマーカーの作業姿勢への操作
が楽に行えるようにする。 【構成】 人為操作具32を中立位置から一方側に操作
すると、右のマーカー19用のロック手段が解除側に操
作されて植付クラッチ11が伝動側に操作され、人為操
作具32を中立位置から他方側に操作すると、左のマー
カー19用のロック手段が解除側に操作されて植付クラ
ッチ11が伝動側に操作されるように構成する。右及び
左マーカー19用のロック手段を解除側に操作せずに、
植付クラッチ11を伝動側に操作可能な植付クラッチ操
作手段16を備える。
側への操作及び未植付側のマーカーの作業姿勢への操作
が楽に行えるようにする。 【構成】 人為操作具32を中立位置から一方側に操作
すると、右のマーカー19用のロック手段が解除側に操
作されて植付クラッチ11が伝動側に操作され、人為操
作具32を中立位置から他方側に操作すると、左のマー
カー19用のロック手段が解除側に操作されて植付クラ
ッチ11が伝動側に操作されるように構成する。右及び
左マーカー19用のロック手段を解除側に操作せずに、
植付クラッチ11を伝動側に操作可能な植付クラッチ操
作手段16を備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は乗用型田植機において、
一回の植付行程の走行に伴い次の植付行程の基準となる
線を田面に引いていくマーカーの出退操作、及び苗植付
装置にエンジンからの動力を伝動及び伝動遮断操作する
植付クラッチの操作構造に関する。
一回の植付行程の走行に伴い次の植付行程の基準となる
線を田面に引いていくマーカーの出退操作、及び苗植付
装置にエンジンからの動力を伝動及び伝動遮断操作する
植付クラッチの操作構造に関する。
【0002】
【従来の技術】乗用型田植機においては一回の植付行程
が終了して機体が畦際に達すると、植付クラッチを伝動
遮断側に操作し苗植付装置を設定位置以上に上昇操作し
て、畦際で旋回する。そして、旋回が終了すると苗植付
装置を田面まで下降操作し植付クラッチを伝動側に操作
して、未植付側のマーカーを作業姿勢(先端が田面内に
突入する姿勢)に切換操作する。このような乗用型田植
機において、苗植付装置の昇降及び植付クラッチの伝動
遮断操作を行う昇降スイッチを装備して、一回の植付行
程が終了して機体が畦際に達した際に昇降スイッチを操
作すると、植付クラッチが自動的に伝動遮断側に操作さ
れ、苗植付装置が設定位置以上に上昇操作されるように
構成することが考えられている。そして、畦際での旋回
終了後に再び昇降スイッチを操作すると、苗植付装置が
田面まで自動的に下降操作される。
が終了して機体が畦際に達すると、植付クラッチを伝動
遮断側に操作し苗植付装置を設定位置以上に上昇操作し
て、畦際で旋回する。そして、旋回が終了すると苗植付
装置を田面まで下降操作し植付クラッチを伝動側に操作
して、未植付側のマーカーを作業姿勢(先端が田面内に
突入する姿勢)に切換操作する。このような乗用型田植
機において、苗植付装置の昇降及び植付クラッチの伝動
遮断操作を行う昇降スイッチを装備して、一回の植付行
程が終了して機体が畦際に達した際に昇降スイッチを操
作すると、植付クラッチが自動的に伝動遮断側に操作さ
れ、苗植付装置が設定位置以上に上昇操作されるように
構成することが考えられている。そして、畦際での旋回
終了後に再び昇降スイッチを操作すると、苗植付装置が
田面まで自動的に下降操作される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のような昇降スイ
ッチを装備した乗用型田植機において、畦際での旋回終
了後に昇降スイッチを操作すると、上昇操作されている
苗植付装置が田面まで自動的に下降操作されるのである
が、これと同時に植付クラッチは伝動側には操作されな
い。従って、畦際での旋回終了後に昇降スイッチにより
苗植付装置を田面まで下降操作した場合、作業者は操作
スイッチや操作レバー等を操作して植付クラッチを伝動
側に操作する必要があり、これと同時に未植付側のマー
カーを作業姿勢に切換操作(格納姿勢に保持されている
マーカーのロック手段を解除操作して、付勢力によりマ
ーカーを作業姿勢に切換操作)する必要がある。このよ
うに、畦際での旋回終了後において植付クラッチの伝動
側への操作と、未植付側のマーカーの作業姿勢への切換
操作(ロック手段の解除操作)の2つの操作を行う必要
があり、操作性の面で改善の余地ある。本発明は畦際で
の旋回終了後において、植付クラッチの伝動側への操作
及び未植付側のマーカーの作業姿勢への切換操作の操作
性を向上させることを目的としている。
ッチを装備した乗用型田植機において、畦際での旋回終
了後に昇降スイッチを操作すると、上昇操作されている
苗植付装置が田面まで自動的に下降操作されるのである
が、これと同時に植付クラッチは伝動側には操作されな
い。従って、畦際での旋回終了後に昇降スイッチにより
苗植付装置を田面まで下降操作した場合、作業者は操作
スイッチや操作レバー等を操作して植付クラッチを伝動
側に操作する必要があり、これと同時に未植付側のマー
カーを作業姿勢に切換操作(格納姿勢に保持されている
マーカーのロック手段を解除操作して、付勢力によりマ
ーカーを作業姿勢に切換操作)する必要がある。このよ
うに、畦際での旋回終了後において植付クラッチの伝動
側への操作と、未植付側のマーカーの作業姿勢への切換
操作(ロック手段の解除操作)の2つの操作を行う必要
があり、操作性の面で改善の余地ある。本発明は畦際で
の旋回終了後において、植付クラッチの伝動側への操作
及び未植付側のマーカーの作業姿勢への切換操作の操作
性を向上させることを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のよ
うな乗用型田植機において、次のように構成することに
ある。つまり、先端が田面に突入して機体の進行に伴い
田面に線を引いていく作業姿勢と、上方に持ち上げられ
た格納姿勢とに切換自在なマーカーを苗植付装置の左右
に備え、マーカーを作業姿勢側に付勢する付勢手段と、
苗植付装置の設定位置以上の上昇操作に伴い付勢手段に
抗してマーカーを格納姿勢に切換操作する格納手段と、
マーカーを格納位置で保持可能なロック手段とを備える
と共に、苗植付装置にエンジンからの動力を伝動及び伝
動遮断操作可能な植付クラッチと、ロック手段及び植付
クラッチ用で人為的に操作される人為操作具とを備え
て、人為操作具が中立位置から一方側に操作されると、
右のマーカー用のロック手段が解除側に操作されて植付
クラッチが伝動側に操作され、人為操作具が中立位置か
ら他方側に操作されると、左のマーカー用のロック手段
が解除側に操作されて植付クラッチが伝動側に操作され
るように、人為操作具とロック手段及び植付クラッチと
を連係してある。
うな乗用型田植機において、次のように構成することに
ある。つまり、先端が田面に突入して機体の進行に伴い
田面に線を引いていく作業姿勢と、上方に持ち上げられ
た格納姿勢とに切換自在なマーカーを苗植付装置の左右
に備え、マーカーを作業姿勢側に付勢する付勢手段と、
苗植付装置の設定位置以上の上昇操作に伴い付勢手段に
抗してマーカーを格納姿勢に切換操作する格納手段と、
マーカーを格納位置で保持可能なロック手段とを備える
と共に、苗植付装置にエンジンからの動力を伝動及び伝
動遮断操作可能な植付クラッチと、ロック手段及び植付
クラッチ用で人為的に操作される人為操作具とを備え
て、人為操作具が中立位置から一方側に操作されると、
右のマーカー用のロック手段が解除側に操作されて植付
クラッチが伝動側に操作され、人為操作具が中立位置か
ら他方側に操作されると、左のマーカー用のロック手段
が解除側に操作されて植付クラッチが伝動側に操作され
るように、人為操作具とロック手段及び植付クラッチと
を連係してある。
【0005】
【作用】本発明のように構成すると、一回の植付行程が
終了して苗植付装置を設定位置以上に上昇操作した場
合、作業姿勢にあるマーカーが格納姿勢に切換操作さ
れ、ロック手段によりこの格納姿勢に保持される。そし
て、植付クラッチの伝動遮断状態において畦際で旋回す
る。次に畦際での旋回が終了して、苗植付装置を田面に
まで下降操作したとする。この状態において、手動操作
具を所望の方向(未植付側のマーカーを作業姿勢に切換
操作する方向)に操作すると、一方のマーカーのロック
手段が解除操作されて、付勢手段によりこのマーカーが
作業姿勢に切換操作されると同時に、植付クラッチが伝
動側に操作される。これにより従来の構造では、畦際で
の旋回終了後において植付クラッチの伝動側への操作
と、未植付側のマーカーの作業姿勢への切換操作の2つ
の操作を行う必要があったのに対して、本発明では手動
操作具を所望の方向に操作する一つの操作で、植付クラ
ッチの伝動側への操作と未植付側のマーカーの作業姿勢
への切換操作が行われる。
終了して苗植付装置を設定位置以上に上昇操作した場
合、作業姿勢にあるマーカーが格納姿勢に切換操作さ
れ、ロック手段によりこの格納姿勢に保持される。そし
て、植付クラッチの伝動遮断状態において畦際で旋回す
る。次に畦際での旋回が終了して、苗植付装置を田面に
まで下降操作したとする。この状態において、手動操作
具を所望の方向(未植付側のマーカーを作業姿勢に切換
操作する方向)に操作すると、一方のマーカーのロック
手段が解除操作されて、付勢手段によりこのマーカーが
作業姿勢に切換操作されると同時に、植付クラッチが伝
動側に操作される。これにより従来の構造では、畦際で
の旋回終了後において植付クラッチの伝動側への操作
と、未植付側のマーカーの作業姿勢への切換操作の2つ
の操作を行う必要があったのに対して、本発明では手動
操作具を所望の方向に操作する一つの操作で、植付クラ
ッチの伝動側への操作と未植付側のマーカーの作業姿勢
への切換操作が行われる。
【0006】
【発明の効果】以上のように、畦際での旋回終了後に一
つの操作で、植付クラッチの伝動側への操作と未植付側
のマーカーの作業姿勢への切換操作が行われように構成
して、従来の構造よりも操作の数を少なくすることがで
き、畦際での旋回終了後での操作性を向上させることが
できた。
つの操作で、植付クラッチの伝動側への操作と未植付側
のマーカーの作業姿勢への切換操作が行われように構成
して、従来の構造よりも操作の数を少なくすることがで
き、畦際での旋回終了後での操作性を向上させることが
できた。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 (1)図1に示すように、前輪1及び後輪2で支持され
た機体の後部に、苗植付装置3を、リンク機構4及び油
圧シリンダ5により昇降操作自在に連結して乗用型田植
機を構成している。苗植付装置3は図1に示すように、
一対の植付アーム7を備えた植付ケース8が、苗植付装
置3の植付ミッションケース6の後部に回転駆動自在に
支持され、苗のせ台9が植付ミッションケース6に対し
て左右に往復横送り駆動自在に支持されており、植付ケ
ース8の回転に伴い苗のせ台9から一対の植付アーム7
が交互に苗を取り出して田面Gに植え付けて行くように
構成されている。
する。 (1)図1に示すように、前輪1及び後輪2で支持され
た機体の後部に、苗植付装置3を、リンク機構4及び油
圧シリンダ5により昇降操作自在に連結して乗用型田植
機を構成している。苗植付装置3は図1に示すように、
一対の植付アーム7を備えた植付ケース8が、苗植付装
置3の植付ミッションケース6の後部に回転駆動自在に
支持され、苗のせ台9が植付ミッションケース6に対し
て左右に往復横送り駆動自在に支持されており、植付ケ
ース8の回転に伴い苗のせ台9から一対の植付アーム7
が交互に苗を取り出して田面Gに植え付けて行くように
構成されている。
【0008】図2に示すように、油圧シリンダ5にポン
プ(図示せず)からの作動油を給排操作する電磁操作式
の制御弁10、エンジン18(図1参照)からの動力を
苗植付装置3に伝動及び伝動遮断自在な植付クラッチ1
1、この植付クラッチ11を伝動及び伝動遮断操作する
モータ12、扇型ギヤ13及び連係ロッド14が備えら
れている。そして、図1及び図2に示すように機体の運
転席15の右横に昇降レバー16が備えられており、こ
の昇降レバー16の操作位置が制御装置17に入力され
ている。
プ(図示せず)からの作動油を給排操作する電磁操作式
の制御弁10、エンジン18(図1参照)からの動力を
苗植付装置3に伝動及び伝動遮断自在な植付クラッチ1
1、この植付クラッチ11を伝動及び伝動遮断操作する
モータ12、扇型ギヤ13及び連係ロッド14が備えら
れている。そして、図1及び図2に示すように機体の運
転席15の右横に昇降レバー16が備えられており、こ
の昇降レバー16の操作位置が制御装置17に入力され
ている。
【0009】以上の構造により、昇降レバー16を植付
位置に操作すると、モータ12により植付クラッチ11
が伝動側に操作されて苗植付装置3が植付作動し、制御
弁10が自動的に切換操作されて苗植付装置3が田面G
から設定高さに維持される。昇降レバー16を下降位置
に操作すると、モータ12により植付クラッチ11が伝
動遮断側に操作されて制御弁10が苗植付装置3の下降
位置に操作され、昇降レバー16を中立位置に操作する
と、モータ12により植付クラッチ11が伝動遮断側に
操作されて制御弁10が中立停止位置に操作される。そ
して、昇降レバー16を上昇位置に操作すると、モータ
12により植付クラッチ11が伝動遮断側に操作されて
制御弁10が苗植付装置3の上昇位置に操作される。
位置に操作すると、モータ12により植付クラッチ11
が伝動側に操作されて苗植付装置3が植付作動し、制御
弁10が自動的に切換操作されて苗植付装置3が田面G
から設定高さに維持される。昇降レバー16を下降位置
に操作すると、モータ12により植付クラッチ11が伝
動遮断側に操作されて制御弁10が苗植付装置3の下降
位置に操作され、昇降レバー16を中立位置に操作する
と、モータ12により植付クラッチ11が伝動遮断側に
操作されて制御弁10が中立停止位置に操作される。そ
して、昇降レバー16を上昇位置に操作すると、モータ
12により植付クラッチ11が伝動遮断側に操作されて
制御弁10が苗植付装置3の上昇位置に操作される。
【0010】(2)次に、一回の植付行程の走行に伴い
次の植付行程の基準となる線を田面Gに引いていくマー
カー19について説明する。図3及び図1に示すよう
に、苗植付装置3の支持フレーム20の左右における機
体前後方向の軸芯P1周りに、上向きの格納姿勢(図3
の左側参照)、及び先端を田面Gに突入させた下向きの
作業姿勢(図3の右側参照)とに切換操作自在なマーカ
ー19が左右一対支持されており、左右のマーカー19
はバネ23(付勢手段に相当)により作業姿勢側に付勢
されている。リンク機構4の後端にプーリー24が支持
されており、融通用のバネ26を介して左右のマーカー
19に亘って接続されるワイヤ25(格納手段に相当)
の中央が、プーリー24に巻回されている。
次の植付行程の基準となる線を田面Gに引いていくマー
カー19について説明する。図3及び図1に示すよう
に、苗植付装置3の支持フレーム20の左右における機
体前後方向の軸芯P1周りに、上向きの格納姿勢(図3
の左側参照)、及び先端を田面Gに突入させた下向きの
作業姿勢(図3の右側参照)とに切換操作自在なマーカ
ー19が左右一対支持されており、左右のマーカー19
はバネ23(付勢手段に相当)により作業姿勢側に付勢
されている。リンク機構4の後端にプーリー24が支持
されており、融通用のバネ26を介して左右のマーカー
19に亘って接続されるワイヤ25(格納手段に相当)
の中央が、プーリー24に巻回されている。
【0011】以上の構造により、図3に示すように苗植
付装置3を設定位置以上に上昇操作すると、プーリー2
4が持ち上げ操作されワイヤ25がプーリー24側に引
き操作されて、作業姿勢のマーカー19が格納姿勢に切
換操作される。図3に示すように左右のマーカー19の
基部に、フック部材27(ロック手段に相当)が軸芯P
3周りに揺動自在に支持され、バネ(図示せず)により
マーカー19との係合側(紙面下方側)に付勢されてい
る。これによって前述のようにマーカー19が格納姿勢
に切換操作されると、フック部材27がマーカー19に
自動的に係合して、マーカー19を格納姿勢に保持する
ように構成している。
付装置3を設定位置以上に上昇操作すると、プーリー2
4が持ち上げ操作されワイヤ25がプーリー24側に引
き操作されて、作業姿勢のマーカー19が格納姿勢に切
換操作される。図3に示すように左右のマーカー19の
基部に、フック部材27(ロック手段に相当)が軸芯P
3周りに揺動自在に支持され、バネ(図示せず)により
マーカー19との係合側(紙面下方側)に付勢されてい
る。これによって前述のようにマーカー19が格納姿勢
に切換操作されると、フック部材27がマーカー19に
自動的に係合して、マーカー19を格納姿勢に保持する
ように構成している。
【0012】図4及び図5(イ)に示すように、前輪1
用の操縦ハンドル29を支持するハンドルポスト30の
右横側面に固定されたブラケット31に、縦軸芯P4周
りに揺動自在に操作レバー32(人為操作具に相当)が
支持されており、この操作レバー32が操縦ハンドル2
9の下側を通り運転席15から見て右側に延出されてい
る。ブラケット31の横軸芯P5周りに操作板33が揺
動自在に支持されて、操作レバー32に固定されたピン
32aが操作板33の上部の凹部に挿入されている。図
5(イ)に示すように操作板33の左右に融通用の一対
の長孔33aが設けられており、図5(イ)及び図3に
示すように長孔33aと左右のフック部材27とが、ワ
イヤ34により各々接続されている。
用の操縦ハンドル29を支持するハンドルポスト30の
右横側面に固定されたブラケット31に、縦軸芯P4周
りに揺動自在に操作レバー32(人為操作具に相当)が
支持されており、この操作レバー32が操縦ハンドル2
9の下側を通り運転席15から見て右側に延出されてい
る。ブラケット31の横軸芯P5周りに操作板33が揺
動自在に支持されて、操作レバー32に固定されたピン
32aが操作板33の上部の凹部に挿入されている。図
5(イ)に示すように操作板33の左右に融通用の一対
の長孔33aが設けられており、図5(イ)及び図3に
示すように長孔33aと左右のフック部材27とが、ワ
イヤ34により各々接続されている。
【0013】以上の構造により、操作レバー32を運転
席15側(操縦ハンドル29における右旋回側)に揺動
操作すると、図5(ロ)に示すように操作板33が反時
計方向に揺動し一方のワイヤ34が引き操作されて、右
のマーカー19のフック部材27が上方に解除操作され
る。これにより、バネ23の付勢力で右のマーカー19
が作業姿勢に切換操作される。逆に、操作レバー32を
機体前方側(操縦ハンドル29における左旋回側)に揺
動操作すると、図5(イ)の状態から操作板33が時計
方向に揺動し他方のワイヤ34が引き操作されて、左の
マーカー19のフック部材27が上方に解除操作され
る。これにより、バネ23の付勢力で左のマーカー19
が作業姿勢に切換操作される。
席15側(操縦ハンドル29における右旋回側)に揺動
操作すると、図5(ロ)に示すように操作板33が反時
計方向に揺動し一方のワイヤ34が引き操作されて、右
のマーカー19のフック部材27が上方に解除操作され
る。これにより、バネ23の付勢力で右のマーカー19
が作業姿勢に切換操作される。逆に、操作レバー32を
機体前方側(操縦ハンドル29における左旋回側)に揺
動操作すると、図5(イ)の状態から操作板33が時計
方向に揺動し他方のワイヤ34が引き操作されて、左の
マーカー19のフック部材27が上方に解除操作され
る。これにより、バネ23の付勢力で左のマーカー19
が作業姿勢に切換操作される。
【0014】図4及び図6に示すようにブラケット31
の下部にブラケット35が連結固定されて、このブラケ
ット35に一対のリミットスイッチ36が固定されてお
り、操作レバー32に固定されたアーム32bが一対の
リミットスイッチ36の間に位置している。これによ
り、操作レバー32を前述のように運転席15側及び機
体前方側に操作して右又は左のマーカー19を作業姿勢
に切換操作すると、操作レバー32のアーム32bが一
方のリミットスイッチ36に接触するように構成してお
り(図5(ロ)参照)、操作レバー32を中立位置に操
作しているとアーム32bは両方のリミットスイッチ3
6には接触しない(図5(イ)参照)。そして、図6に
示すように操作レバー32の運転席15側及び機体前方
側への操作の限界を決める一対のストッパー35aを、
ブラケット35に設けている。
の下部にブラケット35が連結固定されて、このブラケ
ット35に一対のリミットスイッチ36が固定されてお
り、操作レバー32に固定されたアーム32bが一対の
リミットスイッチ36の間に位置している。これによ
り、操作レバー32を前述のように運転席15側及び機
体前方側に操作して右又は左のマーカー19を作業姿勢
に切換操作すると、操作レバー32のアーム32bが一
方のリミットスイッチ36に接触するように構成してお
り(図5(ロ)参照)、操作レバー32を中立位置に操
作しているとアーム32bは両方のリミットスイッチ3
6には接触しない(図5(イ)参照)。そして、図6に
示すように操作レバー32の運転席15側及び機体前方
側への操作の限界を決める一対のストッパー35aを、
ブラケット35に設けている。
【0015】(3)次に畦際での旋回終了後において、
未植付側のマーカー19を作業姿勢に切換操作する構
成、及び伝動遮断側に操作された植付クラッチ11を伝
動側に操作する構成について説明する。この乗用型田植
機においては図2に示すように、プッシュオンプッシュ
オフ型式の昇降スイッチ28を、昇降レバー16とは別
に装備している。昇降レバー16を植付位置に操作した
状態(モータ12により植付クラッチ11が伝動側に操
作されて苗植付装置3が植付作動し、制御弁10が自動
的に切換操作されて苗植付装置3が田面Gから設定高さ
に維持される状態)において、一回の植付行程が終了し
て機体が畦際に達すると、昇降スイッチ28を押し操作
する。これにより昇降レバー16が植付位置に残された
状態で、モータ12により植付クラッチ11が自動的に
伝動遮断側に操作され、制御弁10が切換操作されて苗
植付装置3が自動的に上昇操作される。このように苗植
付装置3が上昇操作されると、前項(2)の説明及び図
3に示すようにしてプーリー24及びワイヤ25によ
り、作業姿勢のマーカー19が格納姿勢に切換操作され
る。
未植付側のマーカー19を作業姿勢に切換操作する構
成、及び伝動遮断側に操作された植付クラッチ11を伝
動側に操作する構成について説明する。この乗用型田植
機においては図2に示すように、プッシュオンプッシュ
オフ型式の昇降スイッチ28を、昇降レバー16とは別
に装備している。昇降レバー16を植付位置に操作した
状態(モータ12により植付クラッチ11が伝動側に操
作されて苗植付装置3が植付作動し、制御弁10が自動
的に切換操作されて苗植付装置3が田面Gから設定高さ
に維持される状態)において、一回の植付行程が終了し
て機体が畦際に達すると、昇降スイッチ28を押し操作
する。これにより昇降レバー16が植付位置に残された
状態で、モータ12により植付クラッチ11が自動的に
伝動遮断側に操作され、制御弁10が切換操作されて苗
植付装置3が自動的に上昇操作される。このように苗植
付装置3が上昇操作されると、前項(2)の説明及び図
3に示すようにしてプーリー24及びワイヤ25によ
り、作業姿勢のマーカー19が格納姿勢に切換操作され
る。
【0016】この状態で畦際で旋回を行い旋回の終了後
に昇降スイッチ28を押し操作すると、苗植付装置3が
自動的に田面Gにまで下降操作される。この後、未植付
側に相当する方向に操作レバー32を揺動操作すると、
前項(2)の説明のようにしてワイヤ34が引き操作さ
れフック部材27が解除操作されて、未植付側のマーカ
ー19が作業姿勢に切換操作される。そして、操作レバ
ー32のアーム32bが一方のリミットスイッチ36に
接触してリミットスイッチ36からの信号が制御装置1
7に入力されると、モータ12により植付クラッチ11
が伝動側に操作されて苗植付装置3が植付作動を再開す
る。
に昇降スイッチ28を押し操作すると、苗植付装置3が
自動的に田面Gにまで下降操作される。この後、未植付
側に相当する方向に操作レバー32を揺動操作すると、
前項(2)の説明のようにしてワイヤ34が引き操作さ
れフック部材27が解除操作されて、未植付側のマーカ
ー19が作業姿勢に切換操作される。そして、操作レバ
ー32のアーム32bが一方のリミットスイッチ36に
接触してリミットスイッチ36からの信号が制御装置1
7に入力されると、モータ12により植付クラッチ11
が伝動側に操作されて苗植付装置3が植付作動を再開す
る。
【0017】(4)図7に示すように、エンジン18の
右横側部にバッテリー37が配置されている。このバッ
テリー37は把手部38aを備えた上フレーム38と下
フレーム39とで上下に挟まれて支持されており、上及
び下フレーム38,39の一方の端部がボルト40によ
り互いに連結され、他方においては上フレーム38の折
れ曲がった先端部38bが、下フレーム39の孔に挿入
されている。図7に示す状態は機体側の固定のフレーム
41,42にバッテリー37を固定している状態であ
り、上フレーム38の先端部38bをフレーム41の長
孔41aに挿入し、上及び下フレーム38,39の他端
を蝶ナット43によりフレーム42に固定している状態
である。この図7に示す状態からバッテリー37を取り
外す場合には、蝶ナット43を取り外し把手部38aを
手で持ちバッテリー37の全体を紙面左方にスライドさ
せ、バッテリー37を上方に持ち上げる。逆にバッテリ
ー37を取り付ける場合には、蝶ナット43を取り外し
た状態で前述と逆の操作を行い、蝶ナット43を締め付
けるのである。
右横側部にバッテリー37が配置されている。このバッ
テリー37は把手部38aを備えた上フレーム38と下
フレーム39とで上下に挟まれて支持されており、上及
び下フレーム38,39の一方の端部がボルト40によ
り互いに連結され、他方においては上フレーム38の折
れ曲がった先端部38bが、下フレーム39の孔に挿入
されている。図7に示す状態は機体側の固定のフレーム
41,42にバッテリー37を固定している状態であ
り、上フレーム38の先端部38bをフレーム41の長
孔41aに挿入し、上及び下フレーム38,39の他端
を蝶ナット43によりフレーム42に固定している状態
である。この図7に示す状態からバッテリー37を取り
外す場合には、蝶ナット43を取り外し把手部38aを
手で持ちバッテリー37の全体を紙面左方にスライドさ
せ、バッテリー37を上方に持ち上げる。逆にバッテリ
ー37を取り付ける場合には、蝶ナット43を取り外し
た状態で前述と逆の操作を行い、蝶ナット43を締め付
けるのである。
【0018】図8及び図9に示すように、エンジン18
から排気管44及びマフラー45が延出されており、エ
ンジン18の前側のカバー46に開孔46aが設けら
れ、排気管44に円筒を半割り状にしたカバー47が設
けられている。これにより、エンジン18の前側からカ
バー46の内面に沿って後方に流れる冷却風の一部が、
カバー46の開孔46aからカバー47の内側に流れ込
んで、排気管44及びマフラー45も冷却されるように
構成している。
から排気管44及びマフラー45が延出されており、エ
ンジン18の前側のカバー46に開孔46aが設けら
れ、排気管44に円筒を半割り状にしたカバー47が設
けられている。これにより、エンジン18の前側からカ
バー46の内面に沿って後方に流れる冷却風の一部が、
カバー46の開孔46aからカバー47の内側に流れ込
んで、排気管44及びマフラー45も冷却されるように
構成している。
【0019】〔別実施例〕図4,5(イ)(ロ),6に
示す構造では、一対のリミットスイッチ36を備えてい
るが、これを図10に示すように構成してもよい。つま
り、図10に示すように操作レバー32のアーム32b
において、その中央の下面に凹部を形成して、ブラケッ
ト35に1個のリミットスイッチ36を固定して、この
リミットスイッチ36の接触部をアーム32bの凹部に
入り込ませる。これによって、操作レバー32を縦軸芯
P4回りにどちらに操作しても、操作レバー32のアー
ム32bによりリミットスイッチ36の接触部が押し込
まれて、植付クラッチ11が伝動側に操作される。
示す構造では、一対のリミットスイッチ36を備えてい
るが、これを図10に示すように構成してもよい。つま
り、図10に示すように操作レバー32のアーム32b
において、その中央の下面に凹部を形成して、ブラケッ
ト35に1個のリミットスイッチ36を固定して、この
リミットスイッチ36の接触部をアーム32bの凹部に
入り込ませる。これによって、操作レバー32を縦軸芯
P4回りにどちらに操作しても、操作レバー32のアー
ム32bによりリミットスイッチ36の接触部が押し込
まれて、植付クラッチ11が伝動側に操作される。
【0020】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】乗用型田植機の全体側面図
【図2】昇降レバー、昇降スイッチ、リミットスイッチ
及び植付クラッチの連係状態を示す図
及び植付クラッチの連係状態を示す図
【図3】左右のマーカーにおける作業及び格納姿勢の切
換構造を示す正面図
換構造を示す正面図
【図4】ハンドルポスト及び操作レバー付近の背面図
【図5】操作レバー及び操作板付近の側面図
【図6】操作レバーにおけるリミットスイッチ付近の平
面図
面図
【図7】バッテリー付近の側面図
【図8】エンジン及び排気管付近の側面図
【図9】エンジン及び排気管付近の平面図
【図10】別実施例における操作レバー及びリミットス
イッチ付近の側面図
イッチ付近の側面図
3 苗植付装置 11 植付クラッチ 18 エンジン 19 マーカー 23 付勢手段 25 格納手段 27 ロック手段 32 人為操作具 G 地面
【手続補正書】
【提出日】平成11年11月26日(1999.11.
26)
26)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 乗用型田植機
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は乗用型田植機において、
一回の植付行程での走行に伴い次の植付行程の基準とな
る指標を田面に付けていくマーカーの出退操作、及び苗
植付装置にエンジンの動力を伝動及び伝動遮断操作する
植付クラッチの操作構造に関する。
一回の植付行程での走行に伴い次の植付行程の基準とな
る指標を田面に付けていくマーカーの出退操作、及び苗
植付装置にエンジンの動力を伝動及び伝動遮断操作する
植付クラッチの操作構造に関する。
【0002】
【従来の技術】乗用型田植機では一回の植付行程が終了
して機体が畦際に達すると、植付クラッチを伝動遮断側
に操作し苗植付装置を設定位置以上に上昇操作して、畦
際での旋回を行う。畦際での旋回が終了すると、苗植付
装置を田面まで下降操作して、植付クラッチを伝動側に
操作し、未植付側のマーカーを作業姿勢(田面に指標を
付ける姿勢)に操作して、次の植付行程に入る。
して機体が畦際に達すると、植付クラッチを伝動遮断側
に操作し苗植付装置を設定位置以上に上昇操作して、畦
際での旋回を行う。畦際での旋回が終了すると、苗植付
装置を田面まで下降操作して、植付クラッチを伝動側に
操作し、未植付側のマーカーを作業姿勢(田面に指標を
付ける姿勢)に操作して、次の植付行程に入る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のように畦際での
旋回が終了して次の植付行程に入る際、苗植付装置を田
面まで下降操作してから、植付クラッチの伝動側への操
作、及び未植付側のマーカーの作業姿勢への操作を行わ
なければならないので、操作性の面で改善の余地があ
る。本発明は乗用型田植機において、畦際での旋回が終
了して次の植付行程に入る際、苗植付装置を田面まで下
降操作してから、植付クラッチの伝動側への操作、及び
未植付側のマーカーの作業姿勢への操作が、楽に行える
ように構成することを目的としている。
旋回が終了して次の植付行程に入る際、苗植付装置を田
面まで下降操作してから、植付クラッチの伝動側への操
作、及び未植付側のマーカーの作業姿勢への操作を行わ
なければならないので、操作性の面で改善の余地があ
る。本発明は乗用型田植機において、畦際での旋回が終
了して次の植付行程に入る際、苗植付装置を田面まで下
降操作してから、植付クラッチの伝動側への操作、及び
未植付側のマーカーの作業姿勢への操作が、楽に行える
ように構成することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のよ
うな乗用型田植機において、次のように構成することに
ある。機体の進行に伴い田面に指標を付ける作業姿勢及
び上方に持ち上げられた格納姿勢に操作自在なマーカー
を、右側及び左側に備え、マーカーを作業姿勢側に操作
する操作手段と、苗植付装置の設定位置以上の上昇操作
に伴い操作手段に抗してマーカーを格納姿勢に操作する
格納手段と、マーカーを格納姿勢で保持可能なロック手
段とを備えると共に、苗植付装置にエンジンからの動力
を伝動及び伝動遮断操作可能な植付クラッチと、人為的
に操作される人為操作具とを備えて、人為操作具が中立
位置から一方側に操作されると、右のマーカー用のロッ
ク手段が解除側に操作されて植付クラッチが伝動側に操
作され、人為操作具が中立位置から他方側に操作される
と、左のマーカー用のロック手段が解除側に操作されて
植付クラッチが伝動側に操作されるように、人為操作具
とロック手段及び植付クラッチとを連係し、右及び左の
マーカー用のロック手段を解除側に操作せずに、植付ク
ラッチを伝動側に操作可能な植付クラッチ操作手段を備
えてある。
うな乗用型田植機において、次のように構成することに
ある。機体の進行に伴い田面に指標を付ける作業姿勢及
び上方に持ち上げられた格納姿勢に操作自在なマーカー
を、右側及び左側に備え、マーカーを作業姿勢側に操作
する操作手段と、苗植付装置の設定位置以上の上昇操作
に伴い操作手段に抗してマーカーを格納姿勢に操作する
格納手段と、マーカーを格納姿勢で保持可能なロック手
段とを備えると共に、苗植付装置にエンジンからの動力
を伝動及び伝動遮断操作可能な植付クラッチと、人為的
に操作される人為操作具とを備えて、人為操作具が中立
位置から一方側に操作されると、右のマーカー用のロッ
ク手段が解除側に操作されて植付クラッチが伝動側に操
作され、人為操作具が中立位置から他方側に操作される
と、左のマーカー用のロック手段が解除側に操作されて
植付クラッチが伝動側に操作されるように、人為操作具
とロック手段及び植付クラッチとを連係し、右及び左の
マーカー用のロック手段を解除側に操作せずに、植付ク
ラッチを伝動側に操作可能な植付クラッチ操作手段を備
えてある。
【0005】
【作用】[I]請求項1の特徴によると、一回の植付行
程が終了して苗植付装置が設定位置以上に上昇操作され
ると、格納手段により作業姿勢のマーカーが格納姿勢に
操作され、ロック手段によりマーカーが格納姿勢に保持
される。これにより、植付クラッチを伝動遮断側に操作
した状態で、畦際での旋回を行う。次に畦際での旋回が
終了して、苗植付装置を田面まで下降操作したとする。
この場合、人為操作具を中立位置から所望の方向(未植
付側のマーカーを作業姿勢に操作する方向)に操作する
と、所望の方向側のマーカーのロック手段が解除操作さ
れて、操作手段により所望の方向側のマーカーが作業姿
勢に操作されるのであり、植付クラッチが伝動側に操作
される。
程が終了して苗植付装置が設定位置以上に上昇操作され
ると、格納手段により作業姿勢のマーカーが格納姿勢に
操作され、ロック手段によりマーカーが格納姿勢に保持
される。これにより、植付クラッチを伝動遮断側に操作
した状態で、畦際での旋回を行う。次に畦際での旋回が
終了して、苗植付装置を田面まで下降操作したとする。
この場合、人為操作具を中立位置から所望の方向(未植
付側のマーカーを作業姿勢に操作する方向)に操作する
と、所望の方向側のマーカーのロック手段が解除操作さ
れて、操作手段により所望の方向側のマーカーが作業姿
勢に操作されるのであり、植付クラッチが伝動側に操作
される。
【0006】このように請求項1の特徴によると、人為
操作具を中立位置から一方側又は他方側に操作すること
によって、未植付側のマーカーの作業姿勢への操作及び
植付クラッチの伝動側への操作を行うことができるので
あり、未植付側のマーカーの作業姿勢への操作及び植付
クラッチの伝動側への操作を、別々の操作具を操作する
ことによって行わなくてもよい。
操作具を中立位置から一方側又は他方側に操作すること
によって、未植付側のマーカーの作業姿勢への操作及び
植付クラッチの伝動側への操作を行うことができるので
あり、未植付側のマーカーの作業姿勢への操作及び植付
クラッチの伝動側への操作を、別々の操作具を操作する
ことによって行わなくてもよい。
【0007】[II]請求項1の特徴によると、右及び
左のマーカー用のロック手段を解除側に操作せずに植付
クラッチを伝動側に操作可能な植付クラッチ操作手段も
備えている。これにより、例えば一つの水田での最後の
植付行程では、次の植付行程の為に所望の方向側のマー
カーを作業姿勢に操作する必要はないので、このような
場合に植付クラッチ操作手段により、右及び左のマーカ
ー用のロック手段を解除側に操作せずに植付クラッチを
伝動側に操作することによって、右及び左のマーカーを
作業姿勢に操作せずに植付行程を行うことができる。
左のマーカー用のロック手段を解除側に操作せずに植付
クラッチを伝動側に操作可能な植付クラッチ操作手段も
備えている。これにより、例えば一つの水田での最後の
植付行程では、次の植付行程の為に所望の方向側のマー
カーを作業姿勢に操作する必要はないので、このような
場合に植付クラッチ操作手段により、右及び左のマーカ
ー用のロック手段を解除側に操作せずに植付クラッチを
伝動側に操作することによって、右及び左のマーカーを
作業姿勢に操作せずに植付行程を行うことができる。
【0008】
【発明の効果】請求項1の特徴によると、乗用型田植機
において畦際での旋回が終了して次の植付行程に入る
際、苗植付装置を田面まで下降操作してから、人為操作
具を操作することによって、未植付側のマーカーの作業
姿勢への操作及び植付クラッチの伝動側への操作の両方
の操作が行えるようになり、畦際での旋回が終了してか
ら次の植付行程に入る際の操作性を良いものにすること
ができた。
において畦際での旋回が終了して次の植付行程に入る
際、苗植付装置を田面まで下降操作してから、人為操作
具を操作することによって、未植付側のマーカーの作業
姿勢への操作及び植付クラッチの伝動側への操作の両方
の操作が行えるようになり、畦際での旋回が終了してか
ら次の植付行程に入る際の操作性を良いものにすること
ができた。
【0009】請求項1の特徴によると、右及び左のマー
カー用のロック手段を解除側に操作せずに(右及び左の
マーカーを作業姿勢に操作せずに)、植付クラッチを伝
動側に操作することもできるので、右及び左のマーカー
を作業姿勢に操作しない植付行程も容易に行うことがで
きるようになって、この面でも操作性の良いものとなっ
た。
カー用のロック手段を解除側に操作せずに(右及び左の
マーカーを作業姿勢に操作せずに)、植付クラッチを伝
動側に操作することもできるので、右及び左のマーカー
を作業姿勢に操作しない植付行程も容易に行うことがで
きるようになって、この面でも操作性の良いものとなっ
た。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 [1]図1に示すように、前輪1及び後輪2で支持され
た機体の後部に、苗植付装置3を、リンク機構4及び油
圧シリンダ5により昇降操作自在に連結して、乗用型田
植機が構成されている。
する。 [1]図1に示すように、前輪1及び後輪2で支持され
た機体の後部に、苗植付装置3を、リンク機構4及び油
圧シリンダ5により昇降操作自在に連結して、乗用型田
植機が構成されている。
【0011】苗植付装置3は図1に示すように、一対の
植付アーム7を備えた植付ケース8が、植付ミッション
ケース6の後部に回転駆動自在に支持され、苗のせ台9
が植付ミッションケース6に対して左右に往復横送り駆
動自在に支持されており、植付ケース8の回転に伴い苗
のせ台9から一対の植付アーム7が交互に苗を取り出し
て田面Gに植え付けていくように構成されている。
植付アーム7を備えた植付ケース8が、植付ミッション
ケース6の後部に回転駆動自在に支持され、苗のせ台9
が植付ミッションケース6に対して左右に往復横送り駆
動自在に支持されており、植付ケース8の回転に伴い苗
のせ台9から一対の植付アーム7が交互に苗を取り出し
て田面Gに植え付けていくように構成されている。
【0012】図2に示すように、油圧シリンダ5にポン
プ(図示せず)からの作動油を給排操作する電磁操作式
の制御弁10、エンジン18(図1参照)からの動力を
苗植付装置3に伝動及び伝動遮断自在な植付クラッチ1
1、植付クラッチ11を伝動及び伝動遮断側に操作する
モータ12、扇型ギヤ13及び連係ロッド14が備えら
れている。図1及び図2に示すように、機体の運転席1
5の右横に昇降レバー16が備えられており、昇降レバ
ー16の操作位置が制御装置17に入力されている。
プ(図示せず)からの作動油を給排操作する電磁操作式
の制御弁10、エンジン18(図1参照)からの動力を
苗植付装置3に伝動及び伝動遮断自在な植付クラッチ1
1、植付クラッチ11を伝動及び伝動遮断側に操作する
モータ12、扇型ギヤ13及び連係ロッド14が備えら
れている。図1及び図2に示すように、機体の運転席1
5の右横に昇降レバー16が備えられており、昇降レバ
ー16の操作位置が制御装置17に入力されている。
【0013】以上の構造により、昇降レバー16を植付
位置に操作すると、モータ12により植付クラッチ11
が伝動側に操作されて苗植付装置3が植付作動し、制御
弁10が自動的に操作されて苗植付装置3が田面Gから
設定高さに維持される。昇降レバー16を下降位置に操
作すると、モータ12により植付クラッチ11が伝動遮
断側に操作されて、制御弁10が苗植付装置3の下降位
置に操作される。昇降レバー16を中立位置に操作する
と、モータ12により植付クラッチ11が伝動遮断側に
操作されて、制御弁10が中立停止位置に操作される。
昇降レバー16を上昇位置に操作すると、モータ12に
より植付クラッチ11が伝動遮断側に操作されて、制御
弁10が苗植付装置3の上昇位置に操作される。
位置に操作すると、モータ12により植付クラッチ11
が伝動側に操作されて苗植付装置3が植付作動し、制御
弁10が自動的に操作されて苗植付装置3が田面Gから
設定高さに維持される。昇降レバー16を下降位置に操
作すると、モータ12により植付クラッチ11が伝動遮
断側に操作されて、制御弁10が苗植付装置3の下降位
置に操作される。昇降レバー16を中立位置に操作する
と、モータ12により植付クラッチ11が伝動遮断側に
操作されて、制御弁10が中立停止位置に操作される。
昇降レバー16を上昇位置に操作すると、モータ12に
より植付クラッチ11が伝動遮断側に操作されて、制御
弁10が苗植付装置3の上昇位置に操作される。
【0014】[2]次に、一回の植付行程の走行に伴い
次の植付行程の基準となる線を田面Gに引いていくマー
カー19について説明する。図3及び図1に示すよう
に、苗植付装置3の支持フレーム20の左右における機
体前後方向の軸芯P1周りに、上向きの格納姿勢(図3
の左側参照)、及び先端を田面Gに突入させた下向きの
作業姿勢(図3の右側参照)に操作自在なマーカー19
が、左右一対支持されており、右及び左のマーカー19
がバネ23により作業姿勢側に付勢されている。リンク
機構4の後端にプーリー24が支持されており、融通用
のバネ26を介して右及び左のマーカー19に亘って接
続されたワイヤ25の中央が、プーリー24に巻回され
ている。
次の植付行程の基準となる線を田面Gに引いていくマー
カー19について説明する。図3及び図1に示すよう
に、苗植付装置3の支持フレーム20の左右における機
体前後方向の軸芯P1周りに、上向きの格納姿勢(図3
の左側参照)、及び先端を田面Gに突入させた下向きの
作業姿勢(図3の右側参照)に操作自在なマーカー19
が、左右一対支持されており、右及び左のマーカー19
がバネ23により作業姿勢側に付勢されている。リンク
機構4の後端にプーリー24が支持されており、融通用
のバネ26を介して右及び左のマーカー19に亘って接
続されたワイヤ25の中央が、プーリー24に巻回され
ている。
【0015】以上の構造により図3に示すように、苗植
付装置3を設定位置以上に上昇操作すると、プーリー2
4が持ち上げ操作されワイヤ25がプーリー24側に引
き操作されて、作業姿勢のマーカー19が格納姿勢に操
作される。図3に示すように、右及び左のマーカー19
の基部にフック部材27が軸芯P3周りに揺動自在に支
持され、バネ(図示せず)により右及び左のマーカー1
9との係合側(紙面下方側)に付勢されている。これに
より、前述のようにマーカー19が格納姿勢に操作され
ると、フック部材27がマーカー19に自動的に係合し
て、マーカー19を格納姿勢に保持するように構成され
ている。
付装置3を設定位置以上に上昇操作すると、プーリー2
4が持ち上げ操作されワイヤ25がプーリー24側に引
き操作されて、作業姿勢のマーカー19が格納姿勢に操
作される。図3に示すように、右及び左のマーカー19
の基部にフック部材27が軸芯P3周りに揺動自在に支
持され、バネ(図示せず)により右及び左のマーカー1
9との係合側(紙面下方側)に付勢されている。これに
より、前述のようにマーカー19が格納姿勢に操作され
ると、フック部材27がマーカー19に自動的に係合し
て、マーカー19を格納姿勢に保持するように構成され
ている。
【0016】図4及び図5(イ)に示すように、前輪1
用の操縦ハンドル29を支持するハンドルポスト30の
右横側面に固定されたブラケット31に、縦軸芯P4周
りに揺動自在に操作レバー32が支持されており、操作
レバー32が操縦ハンドル29の下側を通り運転席15
から見て右側に延出されている。ブラケット31の横軸
芯P5周りに操作板33が揺動自在に支持されて、操作
レバー32に固定されたピン32aが操作板33の上部
の凹部に挿入されている。図5(イ)に示すように、操
作板33の左右に融通用の一対の長孔33aが設けられ
ており、図5(イ)及び図3に示すように、長孔33a
と左右のフック部材27とが、ワイヤ34により接続さ
れている。
用の操縦ハンドル29を支持するハンドルポスト30の
右横側面に固定されたブラケット31に、縦軸芯P4周
りに揺動自在に操作レバー32が支持されており、操作
レバー32が操縦ハンドル29の下側を通り運転席15
から見て右側に延出されている。ブラケット31の横軸
芯P5周りに操作板33が揺動自在に支持されて、操作
レバー32に固定されたピン32aが操作板33の上部
の凹部に挿入されている。図5(イ)に示すように、操
作板33の左右に融通用の一対の長孔33aが設けられ
ており、図5(イ)及び図3に示すように、長孔33a
と左右のフック部材27とが、ワイヤ34により接続さ
れている。
【0017】以上の構造により、操作レバー32を運転
席15側(操縦ハンドル29における右旋回側)に操作
すると、図5(ロ)に示すように操作板33が反時計方
向に揺動し一方のワイヤ34が引き操作されて、右のマ
ーカー19のフック部材27が上方に解除操作される。
これにより、バネ23の付勢力で右のマーカー19が作
業姿勢に操作される。逆に、操作レバー32を機体前方
側(操縦ハンドル29における左旋回側)に操作する
と、図5(イ)の状態から操作板33が時計方向に揺動
し他方のワイヤ34が引き操作されて、左のマーカー1
9のフック部材27が上方に解除操作される。これによ
り、バネ23の付勢力で左のマーカー19が作業姿勢に
操作される。
席15側(操縦ハンドル29における右旋回側)に操作
すると、図5(ロ)に示すように操作板33が反時計方
向に揺動し一方のワイヤ34が引き操作されて、右のマ
ーカー19のフック部材27が上方に解除操作される。
これにより、バネ23の付勢力で右のマーカー19が作
業姿勢に操作される。逆に、操作レバー32を機体前方
側(操縦ハンドル29における左旋回側)に操作する
と、図5(イ)の状態から操作板33が時計方向に揺動
し他方のワイヤ34が引き操作されて、左のマーカー1
9のフック部材27が上方に解除操作される。これによ
り、バネ23の付勢力で左のマーカー19が作業姿勢に
操作される。
【0018】図4及び図6に示すように、ブラケット3
1の下部にブラケット35が連結固定されて、ブラケッ
ト35に一対のリミットスイッチ36が固定されてお
り、操作レバー32に固定されたアーム32bが、一対
のリミットスイッチ36の間に位置している。
1の下部にブラケット35が連結固定されて、ブラケッ
ト35に一対のリミットスイッチ36が固定されてお
り、操作レバー32に固定されたアーム32bが、一対
のリミットスイッチ36の間に位置している。
【0019】これにより、操作レバー32を前述のよう
に運転席15側及び機体前方側に操作して、右又は左の
マーカー19を作業姿勢に操作すると、操作レバー32
のアーム32bが、一方のリミットスイッチ36に接触
するように構成しており(図5(ロ)参照)、操作レバ
ー32を中立位置に操作していると、アーム32bは両
方のリミットスイッチ36に接触しない(図5(イ)参
照)。図6に示すように、操作レバー32の運転席15
側及び機体前方側への操作の限界を決める一対のストッ
パー35aが、ブラケット35に設けられている。
に運転席15側及び機体前方側に操作して、右又は左の
マーカー19を作業姿勢に操作すると、操作レバー32
のアーム32bが、一方のリミットスイッチ36に接触
するように構成しており(図5(ロ)参照)、操作レバ
ー32を中立位置に操作していると、アーム32bは両
方のリミットスイッチ36に接触しない(図5(イ)参
照)。図6に示すように、操作レバー32の運転席15
側及び機体前方側への操作の限界を決める一対のストッ
パー35aが、ブラケット35に設けられている。
【0020】[3]次に畦際での旋回の終了後におい
て、未植付側のマーカー19を作業姿勢に操作する構
成、及び伝動遮断側に操作された植付クラッチ11を伝
動側に操作する構成について説明する。この乗用型田植
機では図2に示すように、プッシュオンプッシュオフ型
式の昇降スイッチ28を、昇降レバー16とは別に装備
している。昇降レバー16を植付位置に操作した状態
(モータ12により植付クラッチ11が伝動側に操作さ
れて苗植付装置3が植付作動し、制御弁10が自動的に
操作されて苗植付装置3が田面Gから設定高さに維持さ
れる状態)において、一回の植付行程が終了して機体が
畦際に達すると、昇降スイッチ28を押し操作する。
て、未植付側のマーカー19を作業姿勢に操作する構
成、及び伝動遮断側に操作された植付クラッチ11を伝
動側に操作する構成について説明する。この乗用型田植
機では図2に示すように、プッシュオンプッシュオフ型
式の昇降スイッチ28を、昇降レバー16とは別に装備
している。昇降レバー16を植付位置に操作した状態
(モータ12により植付クラッチ11が伝動側に操作さ
れて苗植付装置3が植付作動し、制御弁10が自動的に
操作されて苗植付装置3が田面Gから設定高さに維持さ
れる状態)において、一回の植付行程が終了して機体が
畦際に達すると、昇降スイッチ28を押し操作する。
【0021】これにより、昇降レバー16が植付位置に
残された状態で、モータ12により植付クラッチ11が
自動的に伝動遮断側に操作され、制御弁10が操作され
て苗植付装置3が自動的に上昇操作される。このように
苗植付装置3が上昇操作されると、前項[2]の説明及
び図3に示すように、プーリー24及びワイヤ25によ
り、作業姿勢のマーカー19が格納姿勢に操作される。
残された状態で、モータ12により植付クラッチ11が
自動的に伝動遮断側に操作され、制御弁10が操作され
て苗植付装置3が自動的に上昇操作される。このように
苗植付装置3が上昇操作されると、前項[2]の説明及
び図3に示すように、プーリー24及びワイヤ25によ
り、作業姿勢のマーカー19が格納姿勢に操作される。
【0022】この状態で畦際での旋回を行い、畦際での
旋回の終了後に昇降スイッチ28を押し操作すると、苗
植付装置3が自動的に田面Gまで下降操作される。この
後、未植付側に相当する方向に操作レバー32を操作す
ると、前項[2]の説明のようにしてワイヤ34が引き
操作されフック部材27が解除操作されて、未植付側の
マーカー19が作業姿勢に操作される。そして、操作レ
バー32のアーム32bが一方のリミットスイッチ36
に接触して、リミットスイッチ36の信号が制御装置1
7に入力されると、モータ12により植付クラッチ11
が伝動側に操作されて、苗植付装置3が植付作動を再開
する。
旋回の終了後に昇降スイッチ28を押し操作すると、苗
植付装置3が自動的に田面Gまで下降操作される。この
後、未植付側に相当する方向に操作レバー32を操作す
ると、前項[2]の説明のようにしてワイヤ34が引き
操作されフック部材27が解除操作されて、未植付側の
マーカー19が作業姿勢に操作される。そして、操作レ
バー32のアーム32bが一方のリミットスイッチ36
に接触して、リミットスイッチ36の信号が制御装置1
7に入力されると、モータ12により植付クラッチ11
が伝動側に操作されて、苗植付装置3が植付作動を再開
する。
【0023】[4]図7に示すように、エンジン18の
右横側部にバッテリー37が配置されている。バッテリ
ー37は把手部38aを備えた上フレーム38と下フレ
ーム39とで上下に挟まれて支持されており、上及び下
フレーム38,39の一方の端部がボルト40により互
いに連結され、他方では上フレーム38の折れ曲がった
先端部38bが、下フレーム39の孔に挿入されてい
る。
右横側部にバッテリー37が配置されている。バッテリ
ー37は把手部38aを備えた上フレーム38と下フレ
ーム39とで上下に挟まれて支持されており、上及び下
フレーム38,39の一方の端部がボルト40により互
いに連結され、他方では上フレーム38の折れ曲がった
先端部38bが、下フレーム39の孔に挿入されてい
る。
【0024】図7に示す状態は機体側の固定のフレーム
41,42にバッテリー37を固定している状態であ
り、上フレーム38の先端部38bをフレーム41の長
孔41aに挿入し、上及び下フレーム38,39の他端
を蝶ナット43によりフレーム42に固定している状態
である。図7に示す状態からバッテリー37を取り外す
場合には、蝶ナット43を取り外して把手部38aを手
で持ち、バッテリー37の全体を紙面左方にスライドさ
せ、バッテリー37を上方に持ち上げる。逆にバッテリ
ー37を取り付ける場合には、蝶ナット43を取り外し
た状態で前述とは逆の操作を行い、蝶ナット43を締め
付ける。
41,42にバッテリー37を固定している状態であ
り、上フレーム38の先端部38bをフレーム41の長
孔41aに挿入し、上及び下フレーム38,39の他端
を蝶ナット43によりフレーム42に固定している状態
である。図7に示す状態からバッテリー37を取り外す
場合には、蝶ナット43を取り外して把手部38aを手
で持ち、バッテリー37の全体を紙面左方にスライドさ
せ、バッテリー37を上方に持ち上げる。逆にバッテリ
ー37を取り付ける場合には、蝶ナット43を取り外し
た状態で前述とは逆の操作を行い、蝶ナット43を締め
付ける。
【0025】図8及び図9に示すように、エンジン18
から排気管44及びマフラー45が延出されており、エ
ンジン18の前側のカバー46に開孔46aが設けら
れ、排気管44に円筒を半割り状にしたカバー47が設
けられている。これにより、エンジン18の前側からカ
バー46の内面に沿って後方に流れる冷却風の一部が、
カバー46の開孔46aからカバー47の内側に流れ込
んで、排気管44及びマフラー45を冷却するように構
成されている。
から排気管44及びマフラー45が延出されており、エ
ンジン18の前側のカバー46に開孔46aが設けら
れ、排気管44に円筒を半割り状にしたカバー47が設
けられている。これにより、エンジン18の前側からカ
バー46の内面に沿って後方に流れる冷却風の一部が、
カバー46の開孔46aからカバー47の内側に流れ込
んで、排気管44及びマフラー45を冷却するように構
成されている。
【0026】[別実施例]図4,5(イ)(ロ),6に
示す構造では、一対のリミットスイッチ36を備えてい
るが、これを図10に示すように構成してもよい。図1
0に示すように操作レバー32のアーム32bにおい
て、中央の下面に凹部を形成し、ブラケット35に1個
のリミットスイッチ36を固定して、リミットスイッチ
36の接触部をアーム32bの凹部に入り込ませる。こ
れにより、操作レバー32を縦軸芯P4周りにどちらに
操作しても、操作レバー32のアーム32bによりリミ
ットスイッチ36の接触部が押し込まれて、植付クラッ
チ11が伝動側に操作される。
示す構造では、一対のリミットスイッチ36を備えてい
るが、これを図10に示すように構成してもよい。図1
0に示すように操作レバー32のアーム32bにおい
て、中央の下面に凹部を形成し、ブラケット35に1個
のリミットスイッチ36を固定して、リミットスイッチ
36の接触部をアーム32bの凹部に入り込ませる。こ
れにより、操作レバー32を縦軸芯P4周りにどちらに
操作しても、操作レバー32のアーム32bによりリミ
ットスイッチ36の接触部が押し込まれて、植付クラッ
チ11が伝動側に操作される。
【0027】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用型田植機の全体側面図
【図2】昇降レバー、昇降スイッチ、リミットスイッチ
及び植付クラッチの連係状態を示す図
及び植付クラッチの連係状態を示す図
【図3】右及び左のマーカーにおける作業及び格納姿勢
の操作構造を示す正面図
の操作構造を示す正面図
【図4】ハンドルポスト及び操作レバー付近の背面図
【図5】操作レバー及び操作板付近の側面図
【図6】操作レバーにおけるリミットスイッチ付近の平
面図
面図
【図7】バッテリー付近の側面図
【図8】エンジン及び排気管付近の側面図
【図9】エンジン及び排気管付近の平面図
【図10】別実施例における操作レバー及びリミットス
イッチ付近の側面図
イッチ付近の側面図
【符号の説明】 3 苗植付装置 11 植付クラッチ 16 植付クラッチ操作手段 18 エンジン 19 マーカー 23 操作手段 25 格納手段 27 ロック手段 32 人為操作具 G 田面
Claims (1)
- 【請求項1】 機体の進行に伴い田面(G)に指標を付
ける作業姿勢及び上方に持ち上げられた格納姿勢に操作
自在なマーカー(19)を、右側及び左側に備え、 前記マーカー(19)を作業姿勢側に操作する操作手段
(23)と、前記苗植付装置(3)の設定位置以上の上
昇操作に伴い前記操作手段(23)に抗して前記マーカ
ー(19)を格納姿勢に操作する格納手段(25)と、
前記マーカー(19)を格納姿勢で保持可能なロック手
段(27)とを備えると共に、 前記苗植付装置(3)にエンジン(18)からの動力を
伝動及び伝動遮断操作可能な植付クラッチ(11)と、
人為的に操作される人為操作具(32)とを備えて、 前記人為操作具(32)が中立位置から一方側に操作さ
れると、前記右のマーカー(19)用のロック手段(2
7)が解除側に操作されて前記植付クラッチ(11)が
伝動側に操作され、前記人為操作具(32)が中立位置
から他方側に操作されると、前記左のマーカー(19)
用のロック手段(27)が解除側に操作されて前記植付
クラッチ(11)が伝動側に操作されるように、前記人
為操作具(32)とロック手段(27)及び植付クラッ
チ(11)とを連係し、 前記右及び左マーカー(19)用のロック手段(27)
を解除側に操作せずに、前記植付クラッチ(11)を伝
動側に操作可能な植付クラッチ操作手段(16)を備え
てある乗用型田植機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30638999A JP3435107B2 (ja) | 1999-10-28 | 1999-10-28 | 乗用型田植機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30638999A JP3435107B2 (ja) | 1999-10-28 | 1999-10-28 | 乗用型田植機 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29101392A Division JP3434842B2 (ja) | 1992-10-29 | 1992-10-29 | 乗用型田植機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000092915A true JP2000092915A (ja) | 2000-04-04 |
JP3435107B2 JP3435107B2 (ja) | 2003-08-11 |
Family
ID=17956437
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30638999A Expired - Fee Related JP3435107B2 (ja) | 1999-10-28 | 1999-10-28 | 乗用型田植機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3435107B2 (ja) |
-
1999
- 1999-10-28 JP JP30638999A patent/JP3435107B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3435107B2 (ja) | 2003-08-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |