JP2000086229A - 非晶質ケイ酸アルミン酸塩、樹脂用添加剤及び樹脂組成物 - Google Patents
非晶質ケイ酸アルミン酸塩、樹脂用添加剤及び樹脂組成物Info
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Abstract
に近く透明性に優れ、且つ非晶質であり機械を磨耗させ
難いアンチブロッキング剤などの樹脂用添加剤、及びこ
の樹脂用添加剤を配合した樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 式(1) (M2 +O)x・(Al2O3)
・(SiO2)y・mH2O (1)(式中、M2 +は1価
の金属、x、y、mは、0.3≦x≦0.7、0.1≦
y≦1.5、 0≦m<6の範囲である。)で示される
非晶質ケイ酸アルミン酸塩。
Description
は、0.3≦x≦0.7、0.1≦y≦1.5、0≦m
<6の範囲である。)で示される非晶質ケイ酸アルミン
酸塩、この塩からなるアンチブロッキング剤などに用い
ることができる樹脂用添加剤、及びそれらを配合した樹
脂組成物に関する。
リオレフィン樹脂、PVC樹脂などを主原料として製膜
されたフィルムには、粘着を防ぎ、アンチブロッキング
の効果を賦与するために各種アンチブロッキング剤が使
用されている。これらアンチブロッキング剤としては、
無水ケイ酸、炭酸カルシウム、チタニア、マイカ、タル
ク、カオリン、ゼオライトなどの無機粉体が広く汎用さ
れているが、これら粉体は、ブロッキング剤として兼備
すべき重要な性能、即ち、透明性を充分に満足させるも
のではなかった。
使用されているのは、無水ケイ酸などのシリカ系粉体で
あるが、シリカは、アンチブロッキング剤が最も必要と
されるPP、PEなどの屈折率と著しく異なり、これら
の樹脂に配合すれば、透明性を著しく損なわせるという
大きな欠点を有していた。他のアンチブロッキング剤も
PP、PEなどの屈折率である1.50近傍のものは少
なく、配合すれば、透明性を著しく損なわせるという欠
点を有していた。また、PVCに関しては、PVC樹脂
の屈折率1.54近辺に近く、透明性も良いアンチブロ
ッキング剤は存在しない。
解決し、アンチブロッキング性が高く、樹脂の屈折率に
近く透明性に優れ、且つ非晶質であり機械を磨耗させ難
いアンチブロッキング剤などに用いることができる樹脂
用添加剤、及びこの樹脂用添加剤を配合した樹脂組成物
を提供することを目的とする。
記問題点を解決するために鋭意検討した結果、本発明の
下記式(1)
は、0.3≦x≦0.7、0.1≦y≦1.5、0≦m
<6の範囲である。)で示される非晶質ケイ酸アルミン
酸塩が上記問題点を解決し得ることを見い出し本発明に
至った。
れる非晶質ケイ酸アルミン酸塩〔以下化合物(1)とす
る〕を有効成分として含有することを特徴とする樹脂用
添加剤である。上記Mは1価の金属であり、好ましくは
Li、Na、Kであり、より好ましくはLiが望まし
い。
物ではなく、組成が均一である単一の化合物であり、
x、yがこの範囲内で単一化合物としての特徴を示し、
この範囲よりはずれると、X線分析で不純物ピークが出
てくるなどの混合物としての挙動を示す。屈折率は、
x、yの値により異なるが、1.47〜1.55の範囲
を示し、特にSiO2成分yの値により、適宜調整で
き、yの値が大きい程屈折率が小さく、反対にyの値が
小さい程屈折率は大きくなる傾向がある。従って、P
P、PE用の樹脂用添加剤として化合物(1)を利用す
る場合は、y値が高い1.50近辺の屈折率の化合物
(1)を使用し、PVC用の樹脂用添加剤として化合物
(1)を利用する場合は、y値が低い1.54近辺の化
合物(1)を使用すればよい。
トで示す通り、非晶質な化合物であり、結晶質な化合物
に比べ、ペレット作成時、製膜時などに使用する成形機
を磨耗させ難いという利点も有する。
物(1)を有効成分として含有することを特徴とする樹
脂用添加剤は、用途によって異なるが、フィルムに配合
して使用する場合には、高分散性であることが好まし
く、BET比表面積は、好ましくは50m2/g以下、
より好ましくは20m2/g以下のものが良い。粒度
は、アンチブロッキング剤として使用する場合は、粒度
分布がシャープであることが好ましく、フィルムの厚み
により異なるが、平均2次粒子径としては、好ましくは
2〜7μm程度のものであり、より好ましくは2〜5μ
m程度のものが好適に使用できる。
がLiの場合を一具体例として詳述する。
の場合である一具体例の下記式(1)の非晶質ケイ酸ア
ルミン酸塩は、以下の方法により製造することができ
る。 (Li2 +O)x・(Al2O3)・(SiO2)y・mH2O (1) (式中、x、y、mは、0.3≦x≦0.7、0.1≦
y≦1.5、0≦m<6の範囲である。) 具体的には、硫酸アルミニウム、アルミン酸ソーダ、水
酸化アルミニウムなどのアルミニウム成分を含む水媒体
中で、水酸化リチウム、炭酸リチウム、硫酸リチウム、
硝酸リチウムなどのリチウム成分とを加熱処理反応さ
せ、次いで水ガラスなどのシリカ成分を反応させること
によって製造できる。
理の温度範囲は、好ましくは常温から170℃迄の間の
適宜な温度であり、より好ましくは約100℃〜約15
0℃の温度範囲である。処理温度が常温よりも低い場合
は結晶化の程度が低くなり好ましくない。また、この反
応はアルカリ性条件下で行うことが好ましく、pH7以
上、より好ましくは9〜12程度が好ましい。
び二次粒子径は、このオートクレーブなどを用いた水熱
処理を行うことにより、適宜な範囲に調整することがで
きる。
せる。この反応は、PH7以上のアルカリ条件下で行う
ことが好ましく、望ましくはPH9〜12がより好まし
い。
樹脂用添加剤として使用できる無機粉体とする。乾燥温
度は、樹脂の加工温度より高い200℃以上が好まし
い。M+がLi以外の1価金属である場合の製法も、L
i型と同様であり、特に留意する点はない。
で表面処理することによりさらに分散性に優れたものに
することができる。コーティング剤としては、例えば、
高級脂肪酸類、高級脂肪酸塩類、高級脂肪酸族アルコー
ルとリン酸エステル類、ワックス類、ノニオン系界面活
性剤、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、
両性活性剤またはカップリング剤などの群から選ばれる
1種または2種以上を挙げることができる。
酸、パルミチン酸、オレイン酸、ステアリン酸、カプリ
ン酸、ミリスチン酸、リノ−ル酸などであり、高級脂肪
酸塩類としては、例えば、上記高級脂肪酸のナトリウム
塩、またはカリウム塩などを挙げることができる。高級
脂肪酸系アルコールのリン酸エステル類としては、例え
ば、高級脂肪酸アルコールのリン酸エステル、例えば、
ラウリルエーテルリン酸、ステアリルエーテルリン酸、
オレイルエーテルリン酸などのアルキルエーテルリン
酸、ジアルキルエーテルリン酸、アルキルフェニルエー
テルリン酸類、ジアルキルフェニルエーテルリン酸類な
ど、またはオレイルエーテルリン酸ナトリウム、ステア
リルエーテルリン酸カリウムなどのアルキルエーテルリ
ン酸塩類を挙げることができる。
ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ラウリル酸ジエタ
ノールアミドなどのアルキロールアマイド類、ポリオキ
シエチレンアルキルフェニルエーテルなどのポリオキシ
アルキルフェニルエーテル類、ポリオキシエチレンラウ
リルエーテルなどのポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル類、ジステアリン酸ポリエチレングリコールなどのポ
リエチレングリコール脂肪酸エステル類、モノカプリン
酸ソルビタン、モノステアリン酸ソルビタン、ジステア
リン酸ソルビタンなどのソルビタン脂肪酸エステル類、
モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタンなどの
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオ
キシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル類、グリ
コールエーテル類などを挙げることができる。
化ラウリルトリメチルアンモニウム、臭化セチルトリメ
チルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニ
ウムなどのアルキルトリメチルアンモニウム塩類、塩化
ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ベンザ
ルコニウム、塩化ラウリルジメチルベンジルアンモニウ
ム塩などのアルキルジメチルベンジルアンモニウム塩類
などを挙げることができる。
インなどのアルキルベタイン類、ラウリルジメチルアミ
ノ酢酸ベタインなどのアルキルアミドベタイン類、Z−
アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチ
ルイミダゾリームベタインなどのイミダゾリン類、ポリ
オクチルポリアミノエチルグリシンなどのグリシン類を
挙げることができる。
カップリング剤、アルミニウム系カップリング剤、チタ
ン系カップリング剤、ジルコニウム系カップリング剤な
どを挙げることができる。上記コーティング剤は1種ま
たは2種以上を同時に使用することもできる。
量%であり、好ましくは0.5〜6重量%の範囲であ
る。0.1重量%以下では分散性が悪く、10重量%以
上では効果は充分であるが、経済的には有利ではない。
表面処理は、常法に従って湿式法でも乾式法でも容易に
することができる。
たフィルムなどの樹脂組成物である。本発明のフィルム
は、以下に述べる方法で製造することができる。先ず、
樹脂及び本発明の赤外線吸収剤を、常法に従って、例え
ばリボンブレンダー、バンバリーミキサー、スーパーミ
キサー、ヘンシェルミキサーなどの混合機に投入し、混
合後、押出機、バンバリーミキサー、加圧ニーダーなど
を用いて溶融混練する。
って異なるが、例えば、樹脂組成物のアンチブロッキン
グ剤の場合は、樹脂100重量部に対し、0.01〜5
0重量部、好ましくは0.01〜10重量部、より好ま
しくは0.1〜1重量部である。0.1重量部未満で
は、充分にブロッキング性をフィルムに賦与できず、5
0重量部を越える範囲ではフィルムとしての透光性及び
機械的強度が低下するためである。フイルムとする場合
には、好ましくは0.01〜10重量部、より好ましく
は0.1〜1重量部である。
ビニリデンなどのポリハロゲン化ビニル類、ハロゲン化
ポリエチレン、ハロゲン化ポリプロピレン、または塩化
ビニル−酢酸ビニル、塩化ビニル−エチレン、塩化ビニ
ル−プロピレン、塩化ビニル−スチレン、塩化ビニル−
イソブチレン、塩化ビニル−塩化ビニリデン、塩化ビニ
ル−スチレン−アクリロニトリル、塩化ビニル−ブタジ
エン、塩化ビニル−塩素化プロピレン、塩化ビニル−塩
化ビニリデン−酢酸ビニル、塩化ビニル−マレイン酸エ
ステル、塩化ビニル−メタアクリル酸エステル、塩化ビ
ニル−アクリロニトリルなどの組み合わせからなる共重
合体物、またはオレフィン系のエチレン、プロピレン、
ブテン−1、酢酸ビニルなどのオレフィン類の重合体あ
るいは共重合体、例えば、LLPE、LDPEなどのポ
リエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共
重合体、エチレン−プテン−1共重合体、エチレン−4
−メチル−1−ペンテン共重合体、エチレン−ヘキセン
共重合体などのエチレン−α−オレフィン共重合体、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共
重合体、エチレン−メチルメタアクリレート共重合体、
エチレン−酢酸ビニル−メチルメタクリレート共重合
体、アイオノマー樹脂などを挙げることができる。これ
らのうち、ポリエチレン、エチレン、エチレン−α−オ
レフィン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体が挙
げられる。
成物は、常法に従って、例えばインフレーション加工、
カレンダー加工、Tダイ加工などの方法によりフィルム
化することにより、フィルム、例えば包装用フィルムな
どにすることができる。
を設けて多層フィルムとすることもできる。係る多層フ
ィルムは、常法に従って、例えば、ドライラミネーショ
ン及びヒートラミネーションなどのラミネーション法、
またはTダイ共押し出し及びインフレーション共押し出
しなどの共押し出し法により製造することができる。
際し、所望により慣用の各種樹脂用添加剤、例えば、可
塑剤、滑剤、光安定剤、酸化防止剤、帯電防止剤、顔
料、紫外線吸収剤、防曇剤、防霧剤、熱安定剤、染料な
ど、または他の保温剤などを添加することができる。
リコール、トリエチレングリコール、ソルビトールなど
の低分子量の多価アルコール系可塑剤、ジオクチルフタ
レート(DOP)、ジメチルフタレートなどのフタル酸
エステル系可塑剤、リン酸エステル系可塑剤、パラフィ
ン系可塑剤、ワックス系可塑剤などを挙げることができ
る。これらの中で多価アルコールは、フィルムの防曇作
用も有している。
酸、パルミチン酸などの脂肪酸類及びこれらの金属塩、
ステアリルアミド、パルミチルアミド、オレインアミ
ド、メチレンビスステアロアミド、エチレンビスステア
ロアミドなどの脂肪酸由来の脂肪酸アミド、ポリエチレ
ンワックスなどのワックス類、流動パラフィン、グリセ
リン脂肪酸エステルなどのエステル類、高級アルコール
などを挙げることができる。
合物、クレゾール類、メラミン類、安息香酸などを挙げ
ることができる。ヒンダーズアミン系光安定剤として
は、例えば、2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペ
リジルステアレート、1,2,2,6,6−ぺンタメチ
ル−4−ピペリジルステアレート、2,2,6,6−テ
トラメチル−4−ピペリジルベンゾエート、N−(2,
2,6,6−テトラメチルー4−ピペリジル)ドデシル
コハク酸イミド、1−(3,5−ジ−tert−ブチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシエチ
ル)−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル
−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシル
フェニル)プロピオネート、ビス(2,2,6,6−テ
トラメチル−4−ピペリジル)セバケート、ビス(1,
2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバ
ケート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4
−ピペリジル)−2−ブチル−2−(3,5−ジ−te
rt−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)マロネート、
N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−
ピペリジル)ヘキサメチレンジアミン、テトラ(1,
2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)ブタ
ンテトラカルボキシレート、テトラ(2,2,6,6−
テトラメチル−4−ピペリジル)ブタンテトラカルボキ
シレート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−
4−ピペリジル)ジ(トリデシル)ブタンテトラカルボ
キシレート、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4
−ピペリジル)ジ(トリデシル)ブタンテトラカルボキ
シレート、3,9−ビス{1,1−ジメチル−2−〔ト
リス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル
オキシカルボニルオキシ)ブチルカルボニルオキシ〕エ
チル}−2,4,8,10−テトロオキサスピロ[5,
5]ウンデカン、3,9−ビス{1,1−ジメチル−2
−〔トリス(1,2,2,6,6−テトラメチル−4−
ピペリジルオキシカルボニルオキシ)ブチルカルボニル
オキシ〕エチル}−2,4,8,10−テトラオキサス
ピロ[5,5]ウンデカン、1,5,8,12−テトラ
キス{4,6,−ビス〔N−(2,2,6,6−テトラ
メチル−4−ピペリジル)ブチルアミノ〕−1,3,5
−トリアジン−2−イル}−1,5,8,12−テトラ
アザドデカン、1−(2−ヒドロキシエチル)−2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジノール/コハ
ク酸ジメチル縮合物、2−tert−オクチルアミノ−
4,6−ジクロロ−s−トリアジン/N,N’−ビス
(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘ
キサメチレンジアミン縮合物、N,N’−ビス(2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメ
チレンジアミン/ジブロモエタン縮合物などを挙げるこ
とができる。光安定剤の配合量は、樹脂100重量部に
対して0.02〜5重量部が好適であり、少なければ効
果が見いだせず、多ければフィルムの透明性を損なう。
系、硫黄系などの酸化防止剤を挙げることができる。フ
ェノール系酸化防止剤としては、例えば、2,6−ジ−
tert−ブチル−p−クレゾール、2,6−ジフェニ
ル−4−オクタデシロキシフェノール、ステアリル
(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)−プロピオネート、ジステアリル(3,5−ジ−
tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ホスホネ
ート、チオジエチレングリコールビス〔(3,5−ジ−
tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ネート〕、1,6−ヘキサメチレンビス〔(3,5−ジ
−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オネート〕、1,6−ヘキサメチレンビス〔(3,5−
ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロ
ピオン酸アミド〕、4,4’−チオビス(6−tert
−ブチル−m−クレゾール)、2,2’−メチレンビス
(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、
2,2’−メチレンビス(4−エチル−6−tert−
ブチルフェノール、ビス〔3,3−ビス(4−ヒドロキ
シ−3−tert−ブチルフェニル)酪酸〕グリコール
エステル、4,4’−ブチリデンビス(6−tert−
ブチル−m−クレゾール)、2,2’−エチリデンビス
(4,6−ジ−tert−ブチルフェノール)、2,
2’−エチリデンビス(4−sec−ブチル−6−te
rt−ブチルフェノール)、1,1,3−トリス(2−
メチル−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニ
ル)ブタン、ビス〔2−tert−ブチル−4−メチル
−6−(2−ヒドロキシ−3−tert−ブチル−5−
メチルベンジル)フェニル〕テレフタレート、1,3,
5−トリス(2,6−ジメチル−3−ヒドロキシ−4−
tert−ブチルベンジル)イソシアヌレート、1,
3,5−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−
ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、1,3,5−
トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキ
シベンジル)−2,4,6−トリメチルベンゼン、1,
3,5−トリス〔(3,5−ジ−tert−ブチル−4
−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシエチル〕イ
ソシアヌレート、テトラキス〔メチレン−3−(3,5
−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プ
ロピオネート〕メタン、2−tert−ブチル−4−メ
チル−6−(2−アクリロイルオキシ−3−tert−
ブチル−5−メチルベンジル)フェノール、3,9−ビ
ス{1,1−ジメチル−2−〔(3−tert−ブチル
−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニル
オキシ〕エチル}−2,4,8,10−テトラオキサス
ピロ[5,5]ウンデカン、トリエチレングリコールビ
ス〔(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メ
チルフェニル)プロピオネート〕などを挙げることがで
きる。
スノニルフェニルホスファイト、トリス(2,4−ジ−
tert−ブチルフェニル)ホスファイト、トリス〔2
−tert−ブチル−4−(3−tert−ブチル−4
−ヒドロキシ−5−メチルフェニルチオ)5−メチルフ
ェニル〕ホスファイト、トリデシルホスファイト、オク
チルジフェニルホスファイト、ジ(デシル)モノフェニ
ルホスファイト、モノデシルジフェニルホスファイト、
モノ(ジノニルフェニル)ビス(ノニルフェニル)ホス
ファイト、ジ(トリデシル)ペンタエリスリトールジホ
スファイト、ジステアリルペンタエリスリトールジホス
ファイト、ジ(ノニルフェニル)ペンタエリスリトール
ジホスファイト、ビス(2,4−ジ−tert−ブチル
フェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス
(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェニ
ル)ペンタエリスリトールジホスファイト、テトラ(ト
リデシル)イソプロピリデンジフェノールジホスファイ
ト、テトラ(トリデシル)イソプロピリデンジフェノー
ルジホスファイト、テトラ(C12-16混合アルキル)−
4,4’−n−ブチリデンビス(2−tert−ブチル
−5−メチルフェノール)ジホスファイト、ヘキサ(ト
リデシル)−1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒ
ドロキシ−5−tert−ブチルフェニル)ブタントリ
ホスファイト、テトラキス(2,4−ジーtert−ブ
チルフェニル)ビフェニレンジホスホナイト、2,2’
−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニ
ル)(オクチル)ホスファイトなどを挙げることができ
る。
ジプロピオン酸のジラウリル、ジミリスチル、ジステア
リルなどのジアルキルジチオプロピオネート類及びペン
タエリスリトールテトラ(β−ドデシルメルカプトプロ
ピオネート)などのポリオールのβ−アルキルメルカプ
トプロピオン酸エステル類を挙げることができる。上記
酸化防止剤の配合量は0.01〜3%程度が好適であ
る。
チオン活性剤、ノニオン系活性剤、両性活性剤などの界
面活性剤、例えば、ポリオキシエチレン・アルキルアミ
ン、ポリグリコールエーテル、または、グリセリン脂肪
酸エステル、例えば、グリセリンモノヘプタデシル酸エ
ステル、グリセリンモノステアリン酸エステル(GM
S)、グリセリンモノパルミチン酸エステル、グリセリ
ンモノミリスチル酸エステル、グリセリンモノラウリル
酸エステル、グリセリンモノカプリン酸エステル、グリ
セリンモノペラルゴン酸エステルなど、或いはこれらの
化合物のジエステル、トリエステル誘導体、およびアル
キルジエタノールアミド、例えば、ステアリルジエタノ
ールアミド、ラウリンジエタノールアミド、オレイルジ
エタノールアミドなどの適宜な配合物などを挙げること
ができる。なお上記配合物には必要に応じて高級脂肪酸
アルコールなどを加えても良い。
ましい。
系、ベンゾトリアゾール系、サリチル酸エステル系、置
換オキザリニド類及びシアノアクリレート類などを挙げ
ることができる。
4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4
−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オク
トキシベンゾフェノン、5,5’−メチレンビス(2−
ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン)などの2−
ヒドロキシベンゾフェノン類などを挙げることができ
る。
2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベン
ゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’
−ジ−tert−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾー
ル、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−ter
t−ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾー
ル、2−(2’−ヒドロキシ−3’−tert−ブチル
−5’−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾ
ール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−tert−オク
チルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒド
ロキシ−3’,5’−ジクミルフェニル)ベンゾトリア
ゾール、2,2’−メチレンビス(4−tert−オク
チル−6−ベンゾトリアゾール)フェノールなどの2−
(2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール類を
挙げることができる。
フェニルサリチレート、レゾルシノールモノベンゾエー
ト、2,4−ジ−tert−ブチルフェニル−3’,
5’−ジ−tert−ブチル−4’−ヒドロキシベンゾ
エート、ヘキサデシル−3,5−ジ−tert−ブチル
−4−ヒドロキシベンゾエートなどのベンゾエート類を
挙げることができる。
−エチル−2’−エトキシオキザリニド、2−エトキシ
−4’−ドデシルオキザニリドなどの置換オキザリニド
類を挙げることができる。
エチル−α−シアノ−β,β−ジフェニルアクリレー
ト、メチル−2−シアノ−3−メチル−3−(p−メト
キシフェニル)アクリレートなどのシアノアクリレート
類を挙げることができる。
系、カチオン系の界面活性剤が好適に使用できる。
ト、ソルビタンモノパルミレート、ソルビタンモノベヘ
ネートなどのソルビタン系脂肪酸エステル、グリセリン
モノラウレート、グリセリンモノステアレート、グリセ
リンモノパルミート、ジグリセリンジラウレート、ジグ
リセリンジステアレート、ジグリセリンモノパルミー
ト、トリグリセリンモノステアレートなどのグリセリン
系脂肪酸エステル、ポリエチレングリコールモノステア
レートなどのポリエチレングリコール系活性剤などの多
価アルコール系界面活性剤、及びそれらのアルキレンオ
キサイド付加物、ポリオキシアルキレンエーテル、ソル
ビタン類やグリセリン類などの有機酸とのエステル類な
どを挙げることができる。
は、樹脂100重量部に対して、本発明の樹脂用添加剤
を0.01〜50重量部と滑剤0.01〜50重量部と
帯電防止剤0.01〜50重量部とを配合したものなど
を挙げることができる。
ンチブロッキング剤として使用する場合などは、防霧剤
を併用することもでき、これら防霧剤としては、従来の
農業用オレフィン系樹脂フィルムに慣用されているもの
であるフッ素系防霧剤またはシリコーン系防霧剤などを
配合することができる。例えばパーフルオロアルキル基
またはパーフルオロアルケニル基を含有する低分子また
は高分子であって、少なくとも0.01重量%の水中溶
解度を有し、25℃において水の表面張力を35dyn
/cm以下、好ましくは30dyn/cm以下に低下さ
せる能力を有するものが好ましい。また、パーフルオロ
アルキル基は、その炭素鎖中に酸素原子が介在してもよ
い。
販品のユニダインDS−401、ユニダインDS−40
3、ユニダインDS−451(以上、ダイキン工業社
製)、メガファックF−177(以上、大日本インキ化
学工業社製)、フロラードFC−170、フロラードF
C−176、フロラードFC−430(以上、住友スリ
ーエム社製)、サーフロンS−141、サーフロンS−
145、サーフロンS−381、サーフロンS−38
2、サーフロンS−393(以上、旭硝子社製)などを
挙げることができる。
リエーテル変性シリコンオイル、カルボキシル変性シリ
コーンオイル、カルビノール変性シリコーンオイル、ア
ミノ変性シリコーンオイルなどが挙げられ、一般に少な
くとも0.1重量%の水中溶解度を有し、25℃におい
て水の表面張力を35dyn/cm以下に低下させる能
力を有するものが好ましい。市販のシリコーン系界面活
性剤としては、例えば、KF−354(信越化学社
製)、SH−3746(東レ・ダウコーニング)、TS
F−4445(東芝シリコーン社製)などを挙げること
ができる。防曇剤の配合量は、樹脂100重量部に対し
て0.5%〜5%程度が好適に使用できる範囲である。
に配合される錫系、鉛系、及びカルシウム亜鉛系、バリ
ウム亜鉛系などの複合金属脂肪酸系安定剤などを挙げる
ことができる。
グ剤として、炭酸マグネシウム、マグネシウムケイ酸
塩、二酸化ケイ素、酸化アルミニウム、硫酸バリウム、
硫酸カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニ
ウム、水酸化カルシウム、燐酸塩、ケイ酸塩、ハイドロ
タルサイト類などもフィルムの透明性が損なわれない範
囲であれば、使用できる。
宜選択して配合することができる。その配合量はフィル
ムの性質を劣化させない範囲が良好であり、この範囲で
あれば特に制限はない。
例を示す。BET比表面積は、常法に従って窒素ガスの
吸着量より求めることができる。2次粒子の大きさは、
レーザ回折法(島津製作所製 SALD−2000
A)、(分散方法は、超音波5分、ヘキサメタリン酸ナ
トリウム)にて求めた数値である。
粉体77.8gに水を加え、全量1LとしてA液とし
た。一方、99重量%含有する硝酸リチウム691.2
gに水を加え、全量1.5LとしてB液とした。次い
で、SiO2として29重量%含有したケイ酸ナトリウ
ム29.8gに水を加え、全量198.7mLとしてC
液とした。5LのオートクレーブにA液、B液を投入
し、充分に攪拌しながら150℃で2時間加熱処理し
た。さらに40℃を保ちつつ、定量ポンプにてC液を6
mL/minで滴下した。次いで、上記反応により得ら
れたスラリーをヌッチェで減圧乾燥してケーキとした
後、Al2O3の含有量の約30倍重量に相当する水で洗
浄した。洗浄後、210℃で3時間乾燥して白色の粉末
125gを得た。得られた白色の粉末を化学分析したと
ころ、(Li2O)0.5(Al2O3)(SiO2)0.8・
3.6H2Oの組成であった。粉末のBET 比表面積
は、9.87m2/g、平均粒子径は、2.13μm、
屈折率は1.49であった。この粉末は図1のX線チャ
ートに示す通りの非晶質粉体であった。
EA8)100重量部と、前記実施例1で得た非晶質
粉体と比較例1、2品と、滑剤とを表1の配合に従いヘ
ンシェルミキサーで混合し、押し出し機にてペレタイズ
して、組成物を作った。この組成物をTダイ押し出し機
を用いて、厚さ50μmのフィルムを押し出した。この
フィルムを用いて、ブロッキング性、透明性を測定し
た。ブロッツキング性は、二枚のフィルムを接触面積が
10cm2となるように重ねて、これを2枚のガラス板
に挟み、100g/cm2の荷重をかけて40℃の雰囲
気下で24時間放置した後、フィルムの剥がれ易さによ
り評価した。剥がれやすいものを○、剥がれにくいもの
を△、極めて剥がれにくいものを×とした。透明性は、
AMTS D1003−61に準拠してヘイズ値を測定
することにより得た。試験結果は、表1にまとめて示
す。
本ポリケム製 ノバテックLD LF320H)に替
え、表2に示す配合に替えた以外は、試験例1と同様に
して試験した。その結果は表2にまとめて示す。
塩からなる樹脂用添加剤を提供することができた。本発
明の樹脂用添加剤は、アンチブロッキング剤として使用
した場合は、分散性に優れ、非晶質で機械を磨損させる
ことが少なく樹脂加工が容易であり、しかも屈折率が樹
脂の屈折率に近いので樹脂の透明性を損なうことがな
く、ブロッキング性、透明性などに優れたフィルムを得
ることができる。
す。
Claims (8)
- 【請求項1】式(1) 【化1】 (M2 +O)x・(Al2O3)・(SiO2)y・mH2O (1) (式中、M2 +は1価の金属、x、y、mは、0.3≦x
≦0.7、0.1≦y≦1.5、0≦m<6の範囲であ
る。)で示される非晶質ケイ酸アルミン酸塩。 - 【請求項2】請求項1記載の非晶質ケイ酸アルミン酸塩
からなる樹脂用添加剤。 - 【請求項3】請求項1記載の非晶質ケイ酸アルミン酸塩
が高級脂肪酸類、高級脂肪酸塩類、高級脂肪酸族アルコ
ールとリン酸のエステル類、ワックス類、ノニオン系界
面活性剤、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性
剤、両性界面活性剤またはカップリング剤の群から選ば
れる1種または2種以上によりコーティングされている
樹脂用添加剤。 - 【請求項4】請求項2または3記載の樹脂用添加剤がア
ンチブロッキング剤であることを特徴とする樹脂用添加
剤。 - 【請求項5】樹脂100重量部に対して、請求項2乃至
4記載の樹脂用添加剤0.01〜50重量部を配合して
なることを特徴とする樹脂組成物。 - 【請求項6】樹脂100重量部に対して、請求項2乃至
4記載の樹脂用添加剤0.01〜50重量部と滑剤0.
01〜50重量部とを配合してなることを特徴とする樹
脂組成物。 - 【請求項7】樹脂100重量部に対して、請求項2乃至
請求項4記載の樹脂用添加剤を0.01〜50重量部と
滑剤0.01〜50重量部と帯電防止剤0.01〜50
重量部とを配合してなることを特徴とする樹脂用組成
物。 - 【請求項8】請求項5乃至7記載の樹脂組成物がフィル
ムであることを特徴とする樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25497898A JP2000086229A (ja) | 1998-09-09 | 1998-09-09 | 非晶質ケイ酸アルミン酸塩、樹脂用添加剤及び樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25497898A JP2000086229A (ja) | 1998-09-09 | 1998-09-09 | 非晶質ケイ酸アルミン酸塩、樹脂用添加剤及び樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000086229A true JP2000086229A (ja) | 2000-03-28 |
Family
ID=17272523
Family Applications (1)
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JP25497898A Pending JP2000086229A (ja) | 1998-09-09 | 1998-09-09 | 非晶質ケイ酸アルミン酸塩、樹脂用添加剤及び樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000086229A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013056791A (ja) * | 2011-09-07 | 2013-03-28 | Fuji Kagaku Kk | 非晶質ケイ酸アルミニウムナトリウム及びその製造方法 |
-
1998
- 1998-09-09 JP JP25497898A patent/JP2000086229A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013056791A (ja) * | 2011-09-07 | 2013-03-28 | Fuji Kagaku Kk | 非晶質ケイ酸アルミニウムナトリウム及びその製造方法 |
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