JP2002038026A - 添加剤の分散性が改善された樹脂用組成物 - Google Patents

添加剤の分散性が改善された樹脂用組成物

Info

Publication number
JP2002038026A
JP2002038026A JP2000224477A JP2000224477A JP2002038026A JP 2002038026 A JP2002038026 A JP 2002038026A JP 2000224477 A JP2000224477 A JP 2000224477A JP 2000224477 A JP2000224477 A JP 2000224477A JP 2002038026 A JP2002038026 A JP 2002038026A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin composition
acid
composition according
resin
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000224477A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Koizumi
憲一 小泉
Hitoshi Machimura
等 町村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Chemical Industries Co Ltd
Original Assignee
Fuji Chemical Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Chemical Industries Co Ltd filed Critical Fuji Chemical Industries Co Ltd
Priority to JP2000224477A priority Critical patent/JP2002038026A/ja
Publication of JP2002038026A publication Critical patent/JP2002038026A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Protection Of Plants (AREA)
  • Greenhouses (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複合金属水酸化物塩を高配合した樹脂の透明
性、加工性、着色性を改善し、透明かつ着色のない赤外
線吸収能に優れたおよび/または安定な農業用フイルム
を提供する。 【解決手段】 複合金属水酸化物塩と、「カルボン酸と
多価アルコールのエステル」からなる安定化助剤および
/または加工助剤を配合することにより分散性が改善さ
れた樹脂組成物が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、複合金属水酸化
物塩からなる赤外線吸収剤、ハロゲン含有樹脂用安定剤
などの樹脂用添加剤の分散性改善方法に関する。より詳
細には、リチウムアルミニウム系化合物〔以下複合金属
水酸化物塩(I)〕およびハイドロタルサイト系化合物
〔以下複合金属水酸化物塩(II)〕に、「カルボン酸と
多価アルコールのエステル」類からなる安定化助剤およ
び/または加工助剤(以下安定化助剤および/または加
工助剤とする)を配合することを特徴とする樹脂用添加
剤の分散性が改善された樹脂組成物、該樹脂組成物を用
いた農業用フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】 従来の複合金属水酸化物塩、例えば、
アニオンが縮合ケイ酸であるアルミニウム・リチウム・
マグネシウム・複合水酸化物縮合ケイ酸塩は、高い赤外
線吸収能を有しているため、農業用フィルム用保温剤と
して既に市販されている。また、ハイドロタルサイト系
化合物は、農業用フィルム用赤外線吸収剤として有用で
ある。ところがこれらの樹脂添加剤は樹脂に対し1重量
%〜10重量添加しても透明性、加工性などに問題はな
いが、マスタバッチを製造するため高配合した場合、例
えば、エチレン−酢酸ビニルコポリマー(EVA樹脂)に
対し、例えば、複合金属水酸化物塩として複合水酸化物
縮合ケイ酸塩(商品名、フジレインLS(A)、富士化
学工業製)を、例えば、30重量部以上と配合量を高く
しようとすると、(1)混練初期の粉のかみつきによるき
しみ音の発生、混練初期の粉のかみつきによるスクリ
ューなど混練装置の摩耗、高配合により混練樹脂の着
色度が高くなり、そのため高配合になるほど機械による
混練の強度を上げることができなくなり、結果として添
加した複合水酸化物縮合ケイ酸塩の樹脂中での分散性が
不良となるなどの問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解決し、複合金属水酸化物塩を高配合した樹脂の透明
性、加工性、着色性を改善し、透明かつ着色のない赤外
線吸収能に優れたおよび/または安定な農業用フィルム
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するために鋭意研究したところ、複合金属水酸化物
塩と、「カルボン酸と多価アルコールのエステル」類か
らなる安定化助剤および/または加工助剤を配合するこ
とにより分散性が改善されることを見出した。すなわ
ち、本発明は、 (1)下記式(I)および/または(II)で表される複合
金属水酸化物塩の群から選ばれる1種または2種以上
と、「カルボン酸と多価アルコールのエステル」類から
なる安定化助剤および/または加工助剤を配合すること
を特徴とする分散性が改善された樹脂組成物である。
【0005】式(I) [Al2(Li(1-x)・Mx)(OH)6]n(An-)y・mH2O (I) (式中、Mは2価の金属、Aはアニオン、nはアニオン
Aの価数、mは0または正の数、xは0≦x<1の範囲
にある数を示し、yは0.9≦y≦1+x)および、 式(II) M2Al2(OH)(2X2+4)An- 2/n・mH2O (II) 〔式中、Mは2価の金属、x2は2≦x2≦8、Aはアニ
オン、nはアニオンAの価数(nは1以上の整数)、m
は0または正の数を示す〕、 (2) 前記式(I)および/または(II)において、M
がMgおよび/またはZnであることを特徴とする上記
(1)記載の樹脂組成物。 (3) 前記式(I)および(II)においてAn-が縮合ケ
イ酸イオン、縮合リン酸イオンからなる群から選ばれる
1種以上であることを特徴とする上記(1)記載の樹脂組
成物。 (4) 前記式(I)においてAn-が縮合ケイ酸イオン、
縮合リン酸イオンおよび炭酸イオンからなる群から選ば
れる1種以上であることを特徴とする上記(1)〜(2)記載
の樹脂組成物。 (5) 複合金属水酸化物塩が下記式(II) M2Al2(OH)(2X2+4)An- 2/n・mH2O (II) 〔式中、Mは2価の金属、x2は2≦x2≦8、Aはアニ
オン、nはアニオンAの価数(nは1以上の整数)、m
は0または正の数を示す〕である樹脂組成物。 (6) 「カルボン酸と多価アルコールのエステル」類が
金属キレート効果を有する樹脂組成物の安定化助剤およ
び/または加工助剤である上記(1)〜(5)記載の樹脂組成
物。 (7) 樹脂がオレフィン系樹脂である上記(1)〜(6)記載
の樹脂組成物。 (8) 上記(1)〜(7)記載の透明性樹脂組成物。 (9) 上記(1)〜(8)に記載された樹脂組成物であって樹
脂組成物100重量部当たりの複合金属水酸化物塩の添
加量が0.1重量部〜60重量部の範囲で透明性を有す
る樹脂組成物。 (10) 上記(1)〜(9)に記載の赤外線吸収能を有する樹脂
組成物。 (11) 上記(1)〜(10)に記載された樹脂組成物からなる
農業用フィルム。 (12) 上記(1)〜(11)に記載された樹脂組成物からなる
透明性が改善された農業用フィルム。 (13) 上記(1)〜(12)に記載された樹脂組成物からなる
赤外線吸収能を有する農業用フィルム、 (14)上記(1)〜(9)のいずれかに記載された樹脂組成物の
製造方法。 である。
【0006】上記式(I)および/または(II)で表さ
れる式においてAで表されるアニオンとしては、無機ア
ニオンおよび有機アニオンなどがあげられる。
【0007】無機アニオンとしては、炭酸、硫酸、硝
酸、塩素、ヨウ素、フッ素、臭素、ケイ酸、縮合ケイ酸
イオン、リン酸および縮合リン酸イオンなどの1種また
はまたは2種以上を選択することができる。縮合ケイ酸
イオンとしては、シクロケイ酸イオン、ピロケイ酸イオ
ン、イソケイ酸イオン、フィロケイ酸イオン、テクトケ
イ酸イオンまたは式〔(Sir2r+12-〕(式中、r
は2≦r≦4の範囲にある数を示す)で表される縮合ケ
イ酸イオンなどがあげられる。
【0008】さらに、有機アニオンとしては、酢酸、プ
ロピオン酸などのモノカルボン酸類、アジピン酸、フタ
ル酸、テレフタル酸、マレイン酸、フマル酸、クエン
酸、酒石酸、コハク酸などの脂肪族または芳香族多価カ
ルボン酸類、安息香酸、p−オキシ安息香酸、サリチル
酸などの芳香族モノカルボン酸類、ピクリン酸などを選
択することができる。
【0009】複合金属水酸化物塩が前記式(I)で表さ
れ、赤外線吸収剤として樹脂組成物に使用する場合は、
アニオンがシクロケイ酸イオン、ピロケイ酸イオン、イ
ソケイ酸イオン、フィロケイ酸イオン、テクトケイ酸イ
オンまたは式〔(Sir2r+ 12-〕(式中、rは2≦
r≦4の範囲にある数を示す)で表される縮合ケイ酸イ
オンおよび炭酸であることが好ましい。
【0010】本発明に使用するこれらの各種複合金属水
酸化物塩の粒子径は特に限定されるのものではないが、
微粒子で比較的結晶が発達しているものが好ましい。例
えば、平均2次粒子径が好ましくは3μm以下、より好
ましくは2μm以下、さらに好ましくは1μm以下のも
のである。BET比表面積は好ましくは50m2/g以
下である。また、mは0または正の数であり、好ましく
は、0≦m<4である。
【0011】本発明において用いられる「カルボン酸と
多価アルコールのエステル」類からなる安定化助剤およ
び/または加工助剤としては、市販品、例えば、「カル
ボン酸と多価アルコールのエステル」類であるプレンラ
イザーST類および「カルボン酸と多価アルコールのエ
ステル」類タイプで金属キレート効果を有するプレンラ
イザーMK−400およびプレンライザーMK−600
〔以上、商品名、味の素製〕などを選択することができ
る。プレンライザーMK類はポリオレフィン/無機フィ
ラー系で熱安定性、耐候性、加工性を改善し、また銅害
防止効果が向上すること、フェノール系酸化防止剤との
相乗効果が大きく酸化防止剤の添加量を減らすことが可
能であり、オリゴマー構造を有しているため化合物の他
物性への悪影響が少ないなどから好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明において用いられるリチウ
ムアルミニウム系化合物〔複合金属水酸化物塩(I)〕
は、特許第2852563号公報に記載されている方法
で得ることができる。このものは高い赤外線吸収能を有
し、農業用フィルム用保温剤として使用されている。こ
の、例えば、アニオンがシリカであるリチウムマグネシ
ウムアルミニウムシリカ系無機粉体を添加したフィルム
はビニールハウスに使用されると以下の特徴を示す。
屈折率が樹脂に近いため、フィルムにした場合に高い透
明性が保持でき、作物に必要な太陽光線を高い透過率で
効率よく通過させることができる。5〜25μmの広
い範囲で高い赤外線吸収能を有するため、夜間に地面や
作物から放出される赤外線を効率よく吸収し、ハウス内
の温度低下をおさえることができる。特に10μm付
近に大きな吸収を有し、保温性能が著しく優れた赤外線
吸収剤である。
【0013】また、前記式(I)で表される化合物であ
ってアニオンがシリカ以外の化合物は特許第30652
46号公報に記載されている方法で得ることができる。
【0014】前記式(II)で表される化合物は特開平8
−217912号に記載されている方法で得ることがで
きる。
【0015】オレフィン系樹脂組成物に用いられる好適
な安定化助剤および/または加工助剤としては、「カル
ボン酸と多価アルコールのエステル」類で金属キレート
効果を有するもの、例えば、前記プレンライザーMK−
400(商品名、味の素製)を選択することができる。
【0016】本発明の樹脂組成物はおよび農業用フィル
ムなどフィルムの製造方法は後述する方法により製造す
ることができる。
【0017】本発明の複合金属水酸化物塩(I)および
/または(II)で表される群から選ばれる1種または2
種以上からなる、例えば、樹脂用安定剤は、必要に応じ
て各種樹脂組成物の製造において使用される各種の添加
剤を併用することができる。この添加剤としては、金属
の有機酸塩、塩基性有機酸塩および過塩基性有機酸塩、
金属酸化物、金属水酸化物、エポキシ化合物、多価アル
コール、過ハロゲン酸素酸塩、ホスファイト系、硫黄系
およびフェノール系などの酸化防止剤、紫外線吸収剤、
ヒンダードアミン系などの光安定剤、可塑剤、造核剤、
充填剤などがある。上記金属の有機酸塩、塩基性有機酸
塩および過塩基性有機酸塩の金属種としては、Li、N
a、K、Ba、Mg、Sr、Zn、Cd、Sn、Cs、
Al、有機錫などを選択することができる。また、有機
酸としては、例えば、カルボン酸類、有機リン酸類、フ
ェノール類を選択することができる。
【0018】上記カルボン酸類としては、例えば、酢
酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、カプロン酸、エナン
ト酸、カプリル酸、ネオデカン酸、2−エチルヘキシル
酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ウンデカン酸、ラウリ
ン酸、トリデカン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ス
テアリン酸、イソステアリン酸、1,2−ヒドロキシス
テアリン酸、ベヘン酸、モンタン酸、エライジン酸、オ
レイン酸、リノール酸、リノレン酸、チオグリコール
酸、メルカプトプロピオン酸、オクチルメルカプトプロ
ピオン酸、安息香酸、モノクロル安息香酸、p−ter
t−ブチル安息香酸、ジメチルヒドロキシ安息香酸、
3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ安息香
酸、トルイル酸、ジメチル安息香酸、エチル安息香酸、
クミン酸、n−プロピル安息香酸、アセトキシ安息香
酸、サリチル酸、p−tert─オクチルサリチル酸な
どのモノカルボン酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、
グルタル酸、アジビン酸、ピメリン酸、スベリン酸、ア
ゼライン酸、セパチン酸、マレイン酸、フマール酸、シ
トラコン酸、メタコン酸、イタコン酸、アコニット酸、
チオジプロピオン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフ
タル酸、オキシフタル酸、クロルフタル酸などのジカル
ボン酸あるいはこれらのモノエステルまたはモノアマイ
ド化合物、ブタントリカルボン酸、ブタンテトラカルボ
ン酸、ヘミメリト酸、トリメリト酸、メロファン酸、ピ
ロメリット酸などのトリ(三価)またはテトラ(四価)
カルボン酸あるいはこれらのジまたはトリエステル化合
物などを選択することができる。
【0019】有機リン酸類としては、モノまたはジオク
チルリン酸、モノまたはジドデシルリン酸、モノまたは
ジオクタデシルリン酸、モノまたはジ−(ノニルフェニ
ル)リン酸、ホスホン酸ノニルフェニルエステル、ホス
ホン酸ステアリルエステルなどを選択することができ
る。
【0020】フェノール類としては、フェノール、メチ
ルプロピルフェノール、エチルフェノール、イソプロピ
ルフェノール、tert−ブチルフェノール、n−ブチ
ルフェノール、ジイソブチルフェノール、イソアミルフ
ェノール、ジアミルフェノール、イソヘキシルフェノー
ル、オクチルフェノール、イソオクチルフェノール、2
−エチルヘキシルフェノール、tert−オクチルフェ
ノール、メチル−tert−オクチルフェノール、ノニ
ルフェノール、ジノニルフェノール、tert−ノニル
フェノール、デシルフェノール、ドデシルフェノール、
オクタデシルフェノール、フェニルフェノール、クレゾ
ール、キシレノール、チオフェノール、シクロヘキシル
フェノールなどを選択することができる。
【0021】上記有機錫は安定剤として配合されるもの
である。この有機錫系安定剤としては、モノ(または
ジ)メチル錫トリ(またはジ)ラウレート、モノ(また
はジ)ブチル錫トリ(またはジ)ラウレート、モノ(ま
たはジ)オクチル錫トリ(またはジ)ラウレートなどの
モノ(またはジ)アルキル錫ラウレート系、例えばモノ
(またはジ)メチル錫マレエートポリマー、モノ(また
はジ)ブチル錫マレエートポリマー、モノ(またはジ)
メチル錫トリス(またはビス)イソオクチルマレエー
ト、モノ(またはジ)ブチル錫トリス(またはビス)イ
ソオクチルマレエート、モノ(またはジ)オクチル錫ト
リス(またはビス)イソオクチルマレエートなどのモノ
(またはジ)アルキル錫マレエート系、例えばモノ(ま
たはジ)メチル錫トリス(またはビス)イソオクチルチ
オグリコレート、モノ(またはジ)オクチル錫トリス
(またはビス)イソオクチルチオグリコレート、モノ
(またはジ)ブチル錫トリス(またはビス)チオグリコ
レート、モノ(またはジ)メチル錫チオグリコレート
(または2−メルカプトプロビオネート)、モノ(また
はジ)ブチル錫チオグリコレート(または2−メルカプ
トプロピオネート)、モノ(またはジ)オクチル錫チオ
グリコレート(または2−メルカプトプロピオネー
ト)、モノ(またはジ)メチル錫トリ(またはジ)ドデ
シルメルカプタイド、モノ(またはジ)ブチル錫トリ
(またはジ)ドデシルメルカプタイド、モノ(または
ジ)オクチル錫トリ(またはジ)ドデシルメルカプタイ
ド、モノ(またはジ)メチル錫サルファイド、ジオクチ
ル錫サルファイド、ジドデシル錫サルファイド、モノ
(またはジ)メチルもしくはブチルもしくはオクチル錫
トリス(またはビス)2−メルカプトエチルオレエー
ト、チオビス〔モノメチル錫ビス(2−メルカプトエチ
ルオレエート)〕、チオビス〔ジメチル若しくはジブチ
ル若しくはジオクチル錫モノ(2−メルカプトエチルオ
レエート)〕、モノ(またはジ)オクチル錫−S,S’
ビス(イソオクチルメルカプトアセテート)などのモノ
(またはジ)アルキル錫メルカプタイド系などを選択す
ることができる。
【0022】金属酸化物、金属酸化物としては、樹脂の
製造に通常使用されるものであり、特に制限はない。
【0023】エポキシ化合物としては、エポキシ化大豆
油、エポキシ化アマニ油、エポキシ化魚油、エポキシ化
トール油脂肪酸エステル、エポキシ化牛脂油、エポキシ
化ヒマシ油、エポキシ化サフラワー油、エポキシ化アマ
ニ油脂肪酸ブチルエステル、メチルエポキシステアレー
ト、ブチルエポキシステアレート、2−エチルヘキシル
ステアレートまたはステアリルエポキシステアレート、
トリス(エポキシプロピル)イソシアヌレート、3−
(2−キセノキシ)−1,2−エポキシプロパン、エポ
キシ化ポリブタジエン、ビスフェノール−Aジグリシジ
ルエーテル、ビニルシクロヘキセンジエポキサイド、ジ
シクロペンタジエンジエポキサイド、3,4−エポキシ
シクロヘキシル−6−メチルエポキシシクロヘキサンカ
ルボキシレートなどを選択することができる。
【0024】多価アルコールとしては、例えば、ペンタ
エリスリトール、ジペンタエリスリトール、ソルビトー
ル、マンニトール、トリメチロールプロパン、ジトリメ
チロールプロパン、ペンタエリスリトールまたはジペン
タエリスリトールのステアリン酸部分エステル、ビス
(ジペンタエリスリトール)アジペート、グリセリン、
ジグリセリン、トリス(2−ヒドロキシエステル)イソ
シアヌレートなどを選択することができる。
【0025】ハロゲン酸素酸塩としては、Li、K、N
a、Mg、Sr、Ca、Ba、Zn、Cd、Sn、Pb
などの金属、アンモニア、有機アミン化合物あるいは有
機第4級アンモニウム化合物などのハロゲン酸素酸塩
で、このハロゲン酸素酸塩としては、過塩素酸塩、過ヨ
ウ素酸塩、過臭素酸塩、塩素酸塩、臭素酸塩、ヨウ素酸
塩、亜塩素酸塩、次亜塩素酸塩、亜臭素酸塩を選択する
ことができ、これらは無水物であっても含水塩であって
もよく、また、アルコールなどの溶媒に溶解したもの、
あるいはアルコールに溶解後脱水したものであってもよ
い。
【0026】本発明のフィルムの製造において、所望に
より各種コーティング剤を併用することができる。コー
ティング剤としては、例えば、高級脂肪酸類、高級脂肪
酸塩類、高級脂肪族系アルコールのリン酸エステル類、
ノニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、両性界
面活性剤 またはカップリング剤などを選択することが
できる。
【0027】高級脂肪酸としては、炭素数8以上の飽和
または不飽和脂肪酸、例えば、ラウリル酸、パルミチン
酸、オレイン酸、ステアリン酸、カプリン酸、ミリスチ
ン酸、リノール酸などであり、高級脂肪酸塩類として
は、例えば、上記高級脂肪酸のリチウム塩、ナトリウム
塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩を選択することが
できる。高級脂肪族系アルコールのリン酸エステル類と
しては、例えば、高級脂肪族アルコールのリン酸エステ
ル、例えば、ラウリルエーテルリン酸、ステアリルエー
テルリン酸、オレイルエーテルリン酸などのアルキルエ
ーテルリン酸、ジアルキルエーテルリン酸、アルキルフ
ェニルエーテルリン酸類、ジアルキルフェニルエーテル
リン酸類など、またはオレイルエーテルリン酸ナトリウ
ム、ステアリルエーテルリン酸カリウムなどのアルキル
エーテルリン酸塩類を選択することができる。
【0028】ノニオン系界面活性剤としては、例えば、
ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ラウリル酸ジエタ
ノールアミドなどのアルキロールアマイド類、ポリオキ
シエチレンアルキルフェニルエーテルなどのポリオキシ
アルキルフェニルエーテル類、ポリオキシエチレンラウ
リルエーテルなどのポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル類、ジステアリン酸ポリエチレングリコールなどのポ
リエチレングリコール脂肪酸エステル類、モノカプリン
酸ソルビタン、モノステアリン酸ソルビタン、ジステア
リン酸ソルビタンなどのソルビタン脂肪酸エステル類、
モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタンなどの
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオ
キシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル類、グリ
コールエーテル類などを選択することができる。
【0029】カチオン系界面活性剤としては、例えば塩
化ラウリルトリメチルアンモニウム、臭化セチルトリメ
チルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニ
ウムなどのアルキルトリメチルアンモニウム塩類、塩化
ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ベンザ
ルコニウム、塩化ラウリルジメチルベンジルアンモニウ
ム塩などのアルキルジメチルベンジルアンモニウム塩類
などを選択することができる。
【0030】両性界面活性剤としては、ヤシ油アルキル
ベタインなどのアルキルベタイン類、ラウリルジメチル
アミノ酢酸ベタインなどのアルキルアミドベタイン類、
Z−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシ
エチルイミルポリアミノエチルグリシンなどのグリシン
類を選択することができる。
【0031】カップリング剤としては、例えばシラン系
カップリング剤、アルミニウム系カップリング剤、チタ
ン系カップリング剤、ジルコニウム系カップリング剤な
どを選択することができる。
【0032】上記コーティング剤は1種または2種以上
を併用することができる。コーティング剤の添加量は、
例えば複合水酸化物(I)および/または(II)の10
0重量部に対し、0.145〜10重量%であり、好ま
しくは0.5〜6重量%の範囲である。0.1重量%以
下では分散性が悪く、10重量%以上では効果は充分で
あるが、経済的には有利ではない。表面処理は、常法に
より、湿式法でも乾式法でも容易に行うことができる。
【0033】本発明の分散性の改善された樹脂組成物お
よび農業用フィルムは、以下に述べる方法で製造するこ
とができる。具体的には、上記複合水酸化物塩(I)お
よび/または(II)の群から選ばれる1種または2種以
上と適宜な「カルボン酸と多価アルコールのエステル」
類からなる安定化助剤および/または加工助剤を用いる
方法である。
【0034】先ず、所望の樹脂および本発明の上記複合
水酸化物塩(I)および/または(II)を、常法によ
り、例えばリボンブレンダー、スーパーミキサー、へン
シェルミキサーなどの混合機に投入し、混合後、押出
機、バンバリミキサー、加圧ニーダーなどを用いて溶融
混練する。また溶融混練はインテグラルブレンド法でも
行うことができる。
【0035】上記製法において混合時間は、使用する機
器の種類、複合水酸化物塩の種類、使用量、併用する添
加剤の種類などにより異なり特に限定されるものではな
く、十分に混合されるまで適宜撹拌する。
【0036】溶融混練の温度範囲は、使用する機種、複
合水酸化物塩の種類、使用量、併用する添加剤の種類、
使用量などにより異なり特に限定されるものではない
が、通常、100℃〜170℃、好ましくは110℃〜
170℃、より好ましくは140℃〜160℃の範囲で
ある。
【0037】本発明の樹脂組成物の製造法において複合
金属水酸化物塩を樹脂安定化剤、赤外線吸収剤としての
添加量は、特に制限はないが、好ましくは、樹脂100
重量部に対し、0.1〜60重量部、より好ましくは
0.1〜50重量部、特に好ましくは0.1〜40重量
部である。本発明の方法により、無機水酸化物塩の配合
量が10〜60重量部の範囲であっても十分な透光性お
よび機械的強度を有する樹脂組成物を製造することがで
き、農業用フィルムなどのフィルムとして利用できる。
【0038】具体的には、本発明の樹脂組成物は、樹脂
と上記複合金属水酸化物塩および安定化助剤および/ま
たは加工助剤を混合溶融、混練することにより得ること
ができる。
【0039】本発明に使用する樹脂としては、例えば、
オレフイン系のエチレン、プロピレン、ブテン−1、酢
酸ビニルなどのオレフィン類の重合体あるいは共重合
体、例えば、低密度ポリエチレン(LDPE)などのポ
リエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共
重合体、エチレン−ブテン−1共重合体、エチレン−4
−メチル−1−ペンテン共重合体、エチレン−へキセン
共重合体などのエチレン−α−オレフィン共重合体、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共
重合体、エチレン−メチルメタアクリレート共重合体、
エチレン−酢酸ビニル−メチルメタクリレート共重合
体、アイオノマー樹脂などを選択することができる。こ
れらのうち、ポリエチレン、エチレン、エチレン−α−
オレフイン共重合体、酢酸ビニル含有量が25重量%以
下のエチレン−酢酸ビニル共重合体が透明性、耐候性、
価格の面から考慮するとより好ましい。
【0040】本発明の樹脂組成物の製造法ではオレフィ
ン系樹脂が好ましい。
【0041】上記混合溶融、混練により得られた本発明
の樹脂組成物は、常法により、例えば、インフレーショ
ン加工、カレンダー加工、Tダイ加工などの方法により
フィルム化することにより、農業用フィルムなどのフィ
ルムに加工することができる。さらに、その片面または
両面に他の樹脂層を併設して多層フィルムとすることも
できる。係る多層フィルムは、常法により、例えば、ド
ライラミネーションおよびヒートラミネーションなどの
ラミネーション法、またはTダイ共押し出しおよびイン
フレーション共押し出しなどの共押し出し法により製造
することができる。
【0042】本発明の農業用フィルムの製造に際し、所
望により常用の各種樹脂用添加剤、例えば、可塑剤、滑
剤、光安定剤、酸化防止剤、帯電防止剤、顔料、紫外線
吸収剤、防曇剤、防霧剤、熱安定剤、アンチブロッキン
グ剤、染料など、または他の保温剤および/または安定
化剤などを添加することができる。
【0043】可塑剤としては、グリセリン、エチレング
リコール、トリエチレングリコール、ソルビトールなど
の低分子量の多価アルコール系可塑剤、ジオクチルフタ
レート(DOP)、ジメチルフタレートなどのフタル酸
エステル系可塑剤、リン酸エステル系可塑剤、パラフイ
ン系可塑剤、ワックス系可塑剤などを選択することがで
きる。これらの中で多価アルコールは、フィルムの防曇
作用も有している。
【0044】滑剤としては、ステアリン酸、オレイン
酸、パルミチン酸などの脂肪酸類 およびこれらの金属
塩、脂肪酸由来の脂肪酸アミド、ポリエチレンワックス
などのワックス類、流動パラフィン、グリセリン脂肪酸
エステルなどのエステル類、高級アルコールなどを選択
することができる。
【0045】光安定剤としては、ヒンダードアミン系化
合物、クレゾール類、メラミン類、安息香酸類などを選
択することができる。
【0046】光安定剤としては、例えば、ヒンダードア
ミン系光安定剤、具体的には、2,2,6,6−テトラ
メチル−4−ピペリジルステアレート、1,2,2,
6,6−ペンタメチル−4−ピペリジルステアレート、
2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジルベンゾ
エート、N−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピ
ペリジル)ドデシルコハク酸イミド、1−(3,5−ジ
−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オニルオキシエチル)−2,2,6,6−テトラメチル
−4−ピペリジル−(3,5−ジ−tert−ブチル−
4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、ビス(2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケー
ト、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピ
ペリジル)セバケート、ビス(l,2,2,6,6−ペ
ンタメチル−4−ピペリジル)−2−ブチル−2−
(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベン
ジル)マロネート、N,N’−ビス(2,2,6,6−
テトラメチル−1,2,2,6,6−ペンタメチル−4
−ピペリジル)ブタンテトラカルボキシレート、テトラ
(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ブ
タンテトラカルボキシレート、ビス(1,2,2,6,
6−ペンタメチル−4−ピペリジル)ジ(トリデシル)
ブタンテトラカルボキシレート、ビス(2,2,6,6
−テトラメチル−4−ピペリジル)ジ(トリデシル)ブ
タンテトラカルボキシレート、3,9−ビス[1,1−
ジメチル−2−〔トリス(2,2,6,6−テトラメチ
ル−4−ピペリジルオキシカルボニルオキシ)ブチルカ
ルボニルオキシ〕エチル]−2,4,8,10−テトラ
オキサスピロウンデカン、3,9−ビス[1,1−ジメ
チル−2−〔トリス(l,2,2,6,6−テトラメチ
ル−4−ピペリジルオキシカルボニルオキシ)ブチルカ
ルボニルオキシ〕エチル]−2,4,8,10−テトラ
オキサスピロ[5,5]ウンデカン、1,5,8,12
−テトラキス[4,6−ビス〔N−(2,2,6,6−
テトラメチル−4−ピペリジル)ブチルアミノ〕−l,
3,5−トリアジン−2−イル]−1,5,8,12−
テトラアザドデカン、1−(2−ヒドロキシエチル)−
2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジノール−
コハク酸ジメチル縮合物、2−tert−オクチルアミ
ノ−4,6−ジクロロ−s−トリアジン/N,N’−ビ
ス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)
へキサメチレンジアミン縮合物、N,N’−ビス(2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)へキサメ
チレンジアミン/ジブロモエタン縮合物などを選択する
ことができる。光安定剤の配合量は、通常、樹脂100
重量部に対して0.02〜5重量部が好適であり、少な
ければ効果が見いだせず、多ければフィルムの透明性を
損なう。
【0047】酸化防止剤としては、フェノール系、リン
系、硫黄系などの酸化防止剤を選択することができる。
【0048】フェノール系酸化防止剤としては、例え
ば、2,6−ジ−tert−ブチル−p−クレゾール、
2,6−ジフェニル−4−オクタデシロキシフェノー
ル、ステアリル(3,5−ジ−tert−ブチル−4−
ヒドロキシフェニル)−プロピオネート、ジステアリル
(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベン
ジル)ホスホネート、チオジエチレングリコールビス
〔(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)プロピオネート〕、1,6−へキサメチレンビ
ス〔(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ
フェニル)プロピオネート〕、1,6−へキサメチレン
ビス〔(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロピオン酸アミド〕、4,4’−チオビ
ス(6−tert−ブチル−m−クレゾール)、2,
2’−エチレンビス−メチレンビス(4−エチル−6−
tert−ブチルフェノール、ビス〔3,3−ビス(4
−ヒドロキシ−3−tert−ブチルフェニル)酪酸〕
グリコールエステル、4,4’−ブチリデンビス(6−
tert−ブチル−m−クレゾール)、2,2’−エチ
リデンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェノー
ル)、2,2’−エチリデンビス(4−sec−ブチル
−6−tert−ブチルフェノール)、1,1,3−ト
リス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−tert−ブ
チルフェニル)ブタン、ビス〔2−tert−ブチル−
4−メチル−6−(2−ヒドロキシ−3−tert−ブ
チル−5−メチルベンゼン)フェニル〕テレフタレー
ト、1,3,5−トリス(2,6−ジメチル−3−ヒド
ロキシ−4−tert−ブチルベンジル)イソシアヌレ
ート、1,3,5−トリス(3,5−ジ−tert−ブ
チル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、
1,3,5−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−
4−ヒドロキシベンジル)−2,4,6−トリメチルベ
ンゼン、l,3,5−トリス〔(3,5−ジ−tert
−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキ
シエチル〕イソシアヌレート、テトラキス〔メチレン−
3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ
フェニル)プロピオネート〕メタン、2−tert−ブ
チル−4−メチル−6−(2−アクリロイルオキシ−3
−tert−ブチル−5−メチルベンジル)フェノー
ル、3,9−ビス[1,1−ジメチル−2−〔(3−t
ert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニ
ル)ブロピオニルオキシ〕エチル]−2,4,8,10
−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカン、トリエチ
レングリコールビス[(3−tert−ブチル−4−ヒ
ドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオネート]など
を選択することができる。
【0049】リン系酸化防止剤としては、例えば、トリ
スノニルフェニルホスファイト、トリス(2,4−ジ−
tert−ブチルフェニル)ホスファイト、トリス〔2
−tert−ブチル−4−(3−tert−ブチル−4
−ヒドロキシ−5−メチルフェニルチオ)5−メチルフ
ェニル〕ホスファイト、トリデシルホスファイト、オク
チルジフェニルホスファイト、ジ(デシル)モノフェニ
ルホスファイト、モノデシルジフェニルホスファイト、
モノ(ジノニルフェニル)ビス(ノニルフェニル)ホス
ファイト、ジ(トリデシル)ペンタエリスリトールジホ
スファイト、ジステアリルペンタエリスリトールジホス
ファイト、ジ(ノニルフェニル)ペンタエリスリトール
ジホスファイト、ビス(2,4−ジ−tert−ブチル
フェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス
(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェニ
ル)ペンタエリスリトールジホスファイト、テトラ(ト
リデシル)イソプロピリデンジフェノールジホスファイ
ト、テトラ(トリデシル)イソプロピリデンジフェノー
ルジホスファイト、テトラ(C12-16混合アルキル)−
4,4’−n−ブチリデンビス(2−tert−ブチル
−5−メチルフェノール)ジホスファイト、へキサ(ト
リデシル)−1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒ
ドロキシ−5−tert−ブチルフェニル)ブタントリ
ホスファイト、テトラキス(2,4−ジ−tert−ブ
チルフェニル)ビスフェニレンジホスホナイト、2,
2’−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフ
ェニル)(オクチル)ホスファイトなどを選択すること
ができる。
【0050】硫黄系酸化防止剤としては、例えば、チオ
ジプロピオン酸のジラウリル、ジミリスチル、ジステア
リルなどのジアルキルジチオプロピオネート類およびペ
ンタエリスリトールテトラ(β−ドデシルメルカプトプ
ロピオネート)などのポリオールのβ−アルキルメルカ
プトプロピオン酸エステル類を選択することができる。
上記酸化防止剤の配合量は0.01〜3重量%程度が好
適である。
【0051】帯電防止剤としては、ポリオキシエチレン
・アルキルアミン、ポリグリコールエーテル、ノニオン
系活性剤、カチオン系活性剤などを選択することができ
る。
【0052】顔料としては、特に制限はないが、高い透
過性を有するものが好ましい。
【0053】紫外線吸収剤としては、ベンゾフェノン
系、ベンゾトリアゾール系、サルチル酸エステル系、置
換オキサニリド類およびシアノアクリレート類などを選
択することができる。
【0054】ベンゾフェノン系紫外線吸収剤としては、
例えば、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒ
ドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキ
シ−4−オクトキシベンゾフェノン、5,5’−メチレ
ンビス(2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノ
ン)などの2−ヒドロキシベンゾフェノン類などを選択
することができる。
【0055】ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤として
は、例えば、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフ
ェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ
−3’,5’−ジ−tert−ブチルフェニル)ベンゾ
トリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−
ジ−tert−ブチルフェニル)−5−クロロベンゾト
リアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−tert
−ブチル−5’−メチルフェニル)−5−クロロベンゾ
トリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−ter
t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−
(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジクミルフェニル)
ベンゾトリアゾール、2,2’−メチレンビス(4−t
ert−オクチル−6−ベンゾトリアゾール)フェノー
ルなどを選択することができる。
【0056】サルチル酸エステル系としては、例えば、
フェニルサリチレート、レゾルシノールモノベンゾエー
ト、2,4−ジ−tert−ブチルフェニル−3’,
5’−ジ−tert−ブチル−4’−ヒドロキシベンゾ
エート、へキサデシル−3,5−ジ−tert−ブチル
−4−ヒドロキシベンゾエートなどのベンゾエート類を
選択することができる。
【0057】置換オキサリニド類としては、例えば、2
−エチル−2’−エトキシオキサニリド、2−エトキシ
−4’−ドデシルオキサニリドなどの置換オキサニリド
類を選択することができる。
【0058】シアノアクリレート類としては、例えば、
エチル−α−シアノ−β,β−ジフェニルアクリレー
ト、メチル−2−シアノ−3−メチル−3−(p−メト
キシフェニル)アクリレートなどのシアノアクリレート
類を選択することができる。
【0059】防曇剤としては、非イオン系、アニオン
系、カチオン系の界面活性剤が好適に使用できる。具体
的には、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンモノ
パルミテート、ソルビタンモノベヘネートなどのソルビ
タン系脂肪酸エステル、グリセリンモノラウレート、グ
リセリンモノステアレート、グリセリンモノパルミテー
ト、ジグリセリンジラウレート、ジグリセリンジステア
レート、ジグリセリンモノパルミテート、トリグリセリ
ンモノステアレートなどのグリセリン系脂肪酸エステ
ル、ポリエチレングリコールモノステアレートなどのポ
リエチレングリコール系活性剤などの多価アルコール系
界面活性剤、およびそれらのアルキレンオキサイド付加
物、ポリオキシアルキレンエーテル類、ソルビタン類や
グリセリン類などの有機酸とのエステル類などを選択す
ることができる。
【0060】防霧剤としては、従来の樹脂フィルム、例
えば、農業用オレフィン系樹脂フィルムに慣用されてい
るものであるフッ素系防霧剤またはシリコーン系防霧剤
などを適宜配合することができる。例えばパーフルオロ
アルキル基またはパーフルオロアルケニル基を含有する
低分子または高分子であって、少なくとも0.01重量
%の水中溶解度を有し、25℃において水の表面張力を
35dyn/cm以下、好ましくは30dyn/cm以下に低下さ
せる能力を有するものが好ましい。
【0061】また、パーフルオロアルキル基は、その炭
素鎖中に酸素原子が介在してもよい。フッ素系界面活性
剤としては、例えば、市販品の「ユニダインDS−40
1」、「ユニダインDS−403」、「ユニダインDS
−451」(以上、ダイキン工業製、「メガファックF
−177」(大日本インキ化学工業製)、「フロラード
FC−170」、「フロラードFC−176」、「フロ
ラードFC−430」(以上、住友スリーエム製)、
「サーフロンS−141」、「サーフロンS−14
5」、「サーフロンS−381」、「サーフロンS−3
82」、「サーフ20ロンS−393」(以上、旭硝子
製)などを選択することができる。
【0062】シリコーン系防曇剤としては、例えば、ポ
リエーテル変性シリコンオイル、カルボキシル変性シリ
コーンオイル、カルビノール変性シリコーンオイル、ア
ミノ変性シリコーンオイルなどを選択することができ
る。一般に少なくとも0.1重量%の水中溶解度を有
し、25℃において水の表面張力を35dyn/cm以下に
低下させる能力を有するものが好ましい。市販のシリコ
ーン系界面活性剤としては、例えば、「KF−354」
(信越化学製)、「SH−3746」(東レ・ダウコー
ニング製)、「TSF−4445」(東芝シリコーン
製)などを選択することができる。防曇剤の配合量は、
樹脂100重量部に対して0.02〜5重量部程度が好
適に使用できる範囲である。
【0063】熱安定剤としては、通常使用されるもので
あり、例えば、塩化ビニル系樹脂に配合される錫系、鉛
系、およびカルシウム亜鉛系、バリウム亜鉛系などの複
合金属脂肪酸系安定剤などを選択することができる。
【0064】上記各種添加剤は1種または2種以上を適
宜選択して配合することができる。その配合量はフィル
ムの性質を劣化させない範囲が良好であり、この範囲で
あれば特に制限はない。
【0065】本発明の方法により得られた各樹脂組成物
は出発原料である複合金属水酸化物塩が有する赤外線吸
収能、安定化剤としての機能を損なわないものであっ
た。また、この樹脂組成物を常法により加工したフィル
ム、農業用フィルムなどは、透明性が高く、赤外線吸収
能が高く、保温効果が高く、例えば、LDPE樹脂に1
0重量部以上配合した際は、すくなくとも保温指数50
以上を保持することができる。
【0066】
【実施例】実施例1 i)樹脂組成物の製造方法 エチレン−酢酸ビニルコポリマー(EVA樹脂、PES-40
0、日本ユニカー製)60重量部、リチウムマグネシウ
ムアルミニウムケイ酸塩〔商品名、フジレインLS
(A)、富士化学工業製〕40重量部に安定化助剤およ
び/または加工助剤〔商品名、プレンライザーMK−4
00、味の素製〕を0.2重量部を添加した試料を調製
し、140〜150℃で5分間ロール混練(商品名TM
−6テストミキシングロール、安田精機製作所製)する
ことにより、厚さ0.5mmのシートを得た。ロール混練
時の樹脂組成物のロールへのまとまりやすさおよびきし
み音の有無に基づいて加工性を評価した。
【0067】ii)フィルムの製造方法 上記i)の方法で得られたシートを用いてテストプレス
機(商品名、試験用加硫プレスNF−50、安田精機製
作所製)により1mmシートを作製し、着色性を目視にて
評価した。
【0068】iii)評価試験 上記ii)と同様の製法により100μmフィルムを作製
した。このフィルムの分散性を目視にて評価した。ま
た、ヘイズメーター(商品名、NDH−2000、日本
電色工業製)によりHAZE値(曇り度)を測定した。
また上記i)の製法で得られた0.5mmシートを用い
て、複合金属水酸化物塩量が10重量部になるようにエ
チレン−酢酸ビニルコポリマーで希釈後、前記と同様の
処理操作を行ない100μmフィルムを作製し、HAZ
E値を測定した。
【0069】その結果、上記実施例1の樹脂組成物の加
工性は、プレンライザーMK−400の0.2重量部添
加により顕著な改善効果が見られた。
【0070】実施例2〜4 エチレン−酢酸ビニルコポリマー(EVA樹脂、PES-40
0、日本ユニカー製)60重量部、フジレインLS
(A)40重量部にプレンライザーMK−400を0.
4重量部、0.6重量部 および0.8重量部を添加し
た試料を調製し、各々140〜150℃で5分間ロール
混練することにより、実施例2(0.4重量部)、実施
例3(0.6重量部)および実施例4(0.8重量部)
とし、厚さ0.5mmのシートを得た。以下、実施例1と
同様に処理することにより、各試料を調製した。
【0071】その結果、上記実施例1〜4の各樹脂組成
物の加工性は、プレンライザーMK−400の0.2重
量部添加により顕著な改善効果が見られた。また着色性
はプレンライザーMK−400の0.4重量部添加によ
り顕著な改善効果が見られた。この理由としてプレンラ
イザーMK−400の添加により、添加剤と樹脂との相
溶性が増加し、その結果分散性が向上するものと考えら
れる。また、着色抑制効果があるので、所望により、機
械的に混練強度を上げ、分散性を改良することができ
る。
【0072】実施例5 エチレン−酢酸ビニルコポリマー(EVA樹脂、PES-40
0、日本ユニカー製)70重量部、フジレインLS
(A)30重量部にプレンライザーMK−400を0.
2重量部添加した試料を調製し、140〜150℃で5
分間ロール混練することにより、厚さ0.5mmのシート
を得た。以下、実施例1と同様に処理することにより、
各試料を調製した。
【0073】実施例6 エチレン−酢酸ビニルコポリマー40重量部、フジレイ
ンLS(A)60重量部にプレンライザーMK−400
を0.4重量部添加した試料を調製し、以下実施例1と
同様の評価試験を行った。
【0074】実施例7 エチレン−酢酸ビニルコポリマー60重量部、フジレイ
ンLS(A)40重量部にプレンライザーST−310
を0.2重量部添加した試料を調製し、以下実施例1と
同様の評価試験を行った。
【0075】実施例8 エチレン−酢酸ビニルコポリマー60重量部、マグネシ
ウムアルミニウムケイ酸塩(商品名、フジレインIR、
富士化学工業製)40重量部にプレンライザーMK−4
00を0.2重量部添加した試料を調製し、以下実施例
1と同様の評価試験を行った。
【0076】実施例9 エチレン−酢酸ビニルコポリマー60重量部、リチウム
マグネシウムアルミニウム炭酸塩(商品名、L−CA
M、富士化学工業製)40重量部にプレンライザーMK
−400を0.2重量部添加した試料を調製し、以下実
施例1と同様の評価試験を行った。
【0077】比較例1 実施例1において、MK−400を配合しない以外は実
施例1と同様に処理した試料を調製し、実施例1と同様
の評価試験を行った。
【0078】比較例2 実施例5において、MK−400を配合しない以外は実
施例1と同様に処理した試料を調製し、実施例1と同様
の評価試験を行った。
【0079】比較例3 実施例8において、MK−400を配合しない以外は実
施例1と同様に処理した試料を調製し、実施例1と同様
の評価試験を行った。
【0080】比較例4 実施例9において、MK−400を配合しない以外は実
施例1と同様に処理した試料を調製し、実施例1と同様
の評価試験を行った。
【0081】比較例5 エチレン−酢酸ビニルコポリマーのみで100μmフィ
ルムを作製し、実施例1と同様に処理した試料を調製
し、実施例1と同様の評価試験を行った。
【0082】上記実施例1〜9および比較例1〜5の結
果は表1に示す通りであった。
【0083】
【表1】
【0084】なお、表中の各項目は以下の基準で評価し
ている。1 加工性(*1)(まとまりやすさ・きしみ音):◎非常にま
とまりやすい・きしみ音無し、○まとまりやすい・きし
み音無し、×まとまりにくい・きしみ音有り、 着色性(*2):◎着色しない、○わずかに着色する、△着
色する、×強く着色する、 分散性(*3)(ブツの発生):◎完全にブツ発生無し、○
ブツ発生無し、△わずかにブツ発生、×ブツ発生有り、 高配合樹脂組成物フィルムのHAZE値(*4) 複合金属水酸化物塩10重量部配合フィルムのHAZE値(*
5)
【0085】上記表の結果から明らかなように本発明の
方法で得られる前記複合水酸化物塩と安定化剤および/
または加工助剤を配合した上記実施例1〜9の各樹脂組
成物の分散性、透光性、加工性は、例えば、プレンライ
ザーMKの添加により顕著な改善効果が見られた。また
着色性はプレンライザーの0.4重量部添加により顕著
な改善効果が見られた。この理由としてプレンライザー
添加により、添加剤と樹脂との相溶性が増加し、その結
果分散性が向上するものと考えられる。また、着色抑制
効果があるので、所望により、さらに機械的に混練強度
を上げ、分散性を改良することができる。
【0086】
【発明の効果】本発明により、式(I)および/または
(II)で表される複合金属水酸化物塩の群から選ばれる
1種または2種以上を樹脂に高配合しても分散性が良く
かつ”ブツ”の発生しない、樹脂組成物、およびこの樹
脂組成物からなるフィルムを効率良く製造する方法を提
供することができた。本発明により得られる樹脂組成物
は、充分な透明性を有し、使用した複合金属水酸化物塩
の赤外線吸収能および/または樹脂の安定化作用を損な
うことがないので、農業用フィルムなどの用途に有用で
ある。本発明の方法により得られた樹脂組成物は、出発
原料として用いた各種複合金属水酸化物塩の特徴、例え
ば複合金属水酸化物塩(I)は初期着色しにくい熱安定
性効果を有し、また、複合金属水酸化物塩(II)は85
0〜1150cm-1に赤外線吸収ピークを有し、赤外線を
吸収するという特徴を有し、農業用フィルムなどに有用
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 5/103 C08K 5/103 C08L 23/00 C08L 23/00 Fターム(参考) 2B024 DA04 DB01 2B029 EB02 EB16 EC02 EC09 EC14 RA03 4F071 AA14 AB16 AC10 AH01 BB06 BC01 4J002 BB031 BB051 BB061 BB071 BB081 BB121 BB151 BB171 DE016 DE186 DE286 EC047 EC057 EG016 EG066 EH147 EZ016 FD027 FD036 FD040 FD050 FD070 FD100 FD170 FD200 GA01

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式(I)および/または(II)で表
    される複合金属水酸化物塩の群から選ばれる1種または
    2種以上と、「カルボン酸と多価アルコールのエステ
    ル」類からなる安定化助剤および/または加工助剤を配
    合することを特徴とする分散性が改善された樹脂組成
    物。 式(I) [Al2(Li(1-x)・Mx)(OH)6]n(An-)y・mH2O (I) (式中、Mは2価の金属、Aはアニオン、nはアニオン
    Aの価数、mは0または正の数、xは0≦x<1の範囲
    にある数を示し、yは0.9≦y≦1+x)および、 式(II) M2Al2(OH)(2X2+4)An- 2/n・mH2O (II) 〔式中、Mは2価の金属、x2は2≦x2≦8、Aはアニ
    オン、nはアニオンAの価数(nは1以上の整数)、m
    は0または正の数を示す〕
  2. 【請求項2】 前記式(I)および/または(II)にお
    いて、MがMgおよび/またはZnであることを特徴と
    する請求項1記載の樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 前記式(I)および(II)においてAn-
    が縮合ケイ酸イオン、縮合リン酸イオンからなる群から
    選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項1〜2
    記載の樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 前記式(I)においてAn-が縮合ケイ酸
    イオン、縮合リン酸イオンおよび炭酸イオンからなる群
    から選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項1
    〜2記載の樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 複合金属水酸化物塩が下記式(II) M2Al2(OH)(2X2+4)An- 2/n・mH2O (II) 〔式中、Mは2価の金属、x2は2≦x2≦8、Aはアニ
    オン、nはアニオンAの価数(nは1以上の整数)、m
    は0または正の数を示す〕である樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 「カルボン酸と多価アルコールのエステ
    ル」類が金属キレート効果を有する樹脂組成物の安定化
    助剤および/または加工助剤である請求項1〜5記載の
    樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 樹脂がオレフィン系樹脂である請求項1
    〜6記載の樹脂組成物。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7記載の透明性樹脂組成物。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8に記載された樹脂組成物で
    あって樹脂組成物100重量部当たりの複合金属水酸化
    物塩の添加量が0.1重量部〜60重量部の範囲で透明
    性を有する樹脂組成物。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9に記載の赤外線吸収能を
    有する樹脂組成物。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10に記載された樹脂組成
    物からなる農業用フィルム。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11に記載された樹脂組成
    物からなる透明性が改善された農業用フィルム。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12に記載された樹脂組成
    物からなる赤外線吸収能を有する農業用フィルム。
  14. 【請求項14】 請求項1〜9のいずれかに記載された
    樹脂組成物の製造方法。
JP2000224477A 2000-07-25 2000-07-25 添加剤の分散性が改善された樹脂用組成物 Pending JP2002038026A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000224477A JP2002038026A (ja) 2000-07-25 2000-07-25 添加剤の分散性が改善された樹脂用組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000224477A JP2002038026A (ja) 2000-07-25 2000-07-25 添加剤の分散性が改善された樹脂用組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002038026A true JP2002038026A (ja) 2002-02-06

Family

ID=18718435

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000224477A Pending JP2002038026A (ja) 2000-07-25 2000-07-25 添加剤の分散性が改善された樹脂用組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002038026A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20120149809A1 (en) Vinyl chloride resin composition for transparent products
US9382406B2 (en) Vinyl chloride resin composition for transparent products
JP4942513B2 (ja) 塩化ビニル系樹脂組成物
EP2607423B1 (en) Vinyl chloride resin composition
JP2016053133A (ja) 塩化ビニル系樹脂用安定剤組成物、該安定剤組成物を用いた塩化ビニル系樹脂組成物及び該樹脂組成物から得られる成形品
JPH10219004A (ja) 農業用熱可塑性樹脂フィルム
WO2012014583A1 (ja) 透明製品用塩化ビニル系樹脂組成物
KR101625999B1 (ko) 염화 비닐계 수지 조성물
JP6689573B2 (ja) トリメリット酸トリエステル可塑剤の製造方法
JP2012021122A (ja) 塩化ビニル系樹脂組成物
JP2002038026A (ja) 添加剤の分散性が改善された樹脂用組成物
JP2006262904A (ja) ポリオレフィン系農業用フィルム
JPH09176416A (ja) 塩化ビニル系樹脂組成物
JPH06248109A (ja) 合成樹脂組成物
JP4420573B2 (ja) 農業用塩化ビニル系樹脂組成物
JP3568981B2 (ja) 有機ホスファイト組成物
JPH0562131B2 (ja)
JP6626091B2 (ja) 塩化ビニル系樹脂組成物
JP4096276B2 (ja) 樹脂用安定剤及びこれを配合した合成樹脂組成物
JP2002129141A (ja) 赤外線吸収剤および農業用フィルム
JP2003165967A (ja) 赤外線吸収剤および農業用フィルム
JPH07157617A (ja) 農業用塩化ビニル系樹脂組成物
EP0947468A1 (en) Novel composite metal hydroxide salts, stabilizer for halogenoresins, and halogenoresin composition
JPH09279124A (ja) 赤外線吸収剤及び農業用フィルム
JP4224994B2 (ja) 赤外線吸収剤及び農業用フィルム