JP2000085641A - クローラ走行装置 - Google Patents

クローラ走行装置

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JP2000085641A
JP2000085641A JP10261253A JP26125398A JP2000085641A JP 2000085641 A JP2000085641 A JP 2000085641A JP 10261253 A JP10261253 A JP 10261253A JP 26125398 A JP26125398 A JP 26125398A JP 2000085641 A JP2000085641 A JP 2000085641A
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JP
Japan
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crawler
core
crawler belt
auxiliary lug
exposed
Prior art date
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Pending
Application number
JP10261253A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Fumino
文野  裕一
Takuji Segawa
卓二 瀬川
Masaya Mizumoto
雅也 水本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 補助ラグのクローラベルトへの後付け構造を
工夫することにより、補助ラグで推進力を有効に圃場に
伝達できるクローラ走行装置を提供する。 【解決手段】 ゴム材からなるクローラベルト6に周方
向所定間隔毎に芯金7を埋設するとともに、芯金7をク
ローラベルト6の接地側に露出させてそこに雌螺子部を
形成する。露出された芯金7の前面及び後面に接触状態
で被さる受け部13を有した補助ラグ11を、芯金7の
雌螺子部に螺着されるボルト15を用いて芯金7の接地
側面10に取付け可能に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバイン、バッ
クホウ等の作業機や産業車両に好適なクローラ走行装置
に係り、詳しくは、湿田用の補助ラグの後付けやクロー
ラ切断時の緊急補修等を容易化させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】コンバイン等では、穀稈の刈取り対象圃
場が湿田であることも多く、クローラベルトの過度な沈
み込みの防止や推進力向上を図るために、特開平8‐2
44658号公報で示されるように、補助ラグをクロー
ラベルトに後付け装着できるようにしたものが知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術では、側
面視で略V字形状をなす屈曲板材で補助ラグを形成し、
芯金が埋設されるラグを前後から囲うように嵌め込んで
装着するものであり、比較的しっかりと後付けできるも
のであった。しかしながら、補助ラグが直接に接触する
部分はゴムクローラであるため、走行負荷が相当に増大
したとき等では、ラグ自体の変形によって補助ラグの姿
勢が変化して、所期した推進力増大作用が思うように得
られないことがあり、さらなる改善の余地があった。本
発明の目的は、補助ラグのクローラベルトへの後付け構
造を工夫することにより、補助ラグで推進力を有効に圃
場に伝達できるクローラ走行装置を提供する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】〔構成〕第1発明は、弾
性材から成るクローラベルトに周方向所定間隔毎に芯金
を埋設するとともに、芯金をクローラベルトの接地側に
露出させてあることを特徴とする。
【0005】第2発明は、第1発明において、芯金にお
ける接地側への露出部分に雌螺子部を形成してあること
を特徴とする。
【0006】第3発明は、第2発明において、露出され
た芯金の前面及び後面に接触状態で被さる受け部を有し
た補助ラグを、雌螺子部に螺着されるボルトを用いて芯
金の接地側面に取付けてあることを特徴とする。
【0007】〔作用〕請求項1の構成によれば、芯金を
クローラベルトの接地側に露出させてあるので、補助ラ
グをクローラベルトに装備するときには、その補助ラグ
を直接芯金に対して取付けることができる。故に、ゴム
クローラ部分を介して芯金部分に補助ラグを装備する従
来構造のように、補助ラグがクローラ走行装置に対して
位置ずれすることが生じなくなるので、駆動力をダイレ
クトに補助ラグに伝達できて有効に推進力を向上できる
とともに、岩に衝突する等の衝撃が加わった際のクロー
ラベルトからの外れ難さや踏ん張り強さも改善されるよ
うになる。
【0008】請求項2の構成によれば、芯金における接
地側への露出部分に雌螺子部を形成したので、ボルト操
作によって補助ラグの装着仕様と未装着仕様との仕様設
定が自在に行えるようになるとともに、装着仕様では補
助ラグをクローラベルトにボルトによって強固に後付け
装備できる。
【0009】請求項3の構成によれば、芯金の接地側面
にボルト止めされる補助ラグには、芯金の前面及び後面
に接触状態で被さる受け部が備わっているので、走行に
伴って補助ラグに作用する前後方向の負荷は、受け部を
介して芯金に伝わるようになり、ボルトには殆ど作用し
ないようになる。従って、強大な走行負荷に耐える剪断
力を備えた太いボルト、或いは高価な高強度材料のボル
トが不要であり、単なる取付けボルトで済むようにな
る。
【0010】〔効果〕請求項1〜3のいずれに記載のク
ローラ走行装置でも、芯金を接地側に露出させたので、
補助ラグを芯金に対して強度十分に、かつ、位置ずれな
く後付け装着でき、湿田や悪路での走破性をより向上さ
せることができた。
【0011】請求項2に記載のクローラ走行装置では、
補助ラグの装着仕様と未装着仕様との仕様設定がボルト
操作で簡単に行える便利なものにできる利点がある。
【0012】請求項3に記載のクローラ走行装置では、
露出した芯金を前後から抱き込む状態で補助ラグをボル
ト止めすることにより、駆動力を有効に補助ラグに伝達
しながらもボルトは一般的な廉価なもので済む利点があ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
コンバインのクローラ走行装置に適用した場合について
図面に基づいて説明する。図1に示すように、ミッショ
ンMに駆動スプロケット2を支承し、トラックフレーム
1に従動転輪3及び複数の遊転輪5を支承するととも
に、それら駆動スプロケット2、従動転輪3、遊転輪5
に亘ってクローラ4を巻回してクローラ走行装置Aが構
成されている。
【0014】図3,図4に示すように、クローラ4は、
ゴム材からなるクローラベルト6に周方向所定間隔毎に
芯金7を埋設したゴムクローラに構成されるとともに、
芯金7をクローラベルト6の接地側に露出させてある。
すなわち、図2に示すように芯金7は、転輪ガイド用の
左右一対の内向き突起7a,7aと、クローラベルト6
に埋設される左右に長い本体7bと、本体7bから接地
側に突出する3箇所の外向き突起(露出部分の一例)7
c,7c,7cとを有した形状に形成されており、外向
き突起7cの接地側面と、その前後面(外向き突起7
c,7c間に形成された2箇所の凹入部7d,7dも含
む)はクローラベルト6から外部に露出されている。
【0015】クローラベルト6には、本体7bの接地側
面に補強用として多数のスチールコード8が埋設してあ
るとともに、3箇所の外向き突起7cには、穿孔加工及
びタップ加工によって接地側に向く雌螺子部9が形成さ
れている。クローラベルト6における左右の接地部6
a,6aは、外向き突起7cの接地面10よりも少し接
地側に突出させておき、移動走行等の一般走行時には芯
金7が路面に接地しないように設定するのが好ましい。
尚、3箇所の外向き突起7cを、これらに代えて、凹入
部7d,7dの存在しない一連のものとして形成した構
造でも良い。
【0016】次に、図5及び図6に、補助ラグ11を装
備したクローラ走行装置Aの要部が示されている。補助
ラグ11は、板材を屈曲して成る本体枠12と、本体枠
12に溶着される取付け枠13と、本体枠12の左右両
端部に備えられたゴムラグ14,14とで構成されてお
り、3本のボルト15を用いて芯金7に取付けられる。
その取付け状態では、補助ラグ11はクローラ4よりも
左右に突出する横幅の広いものに設定されている。
【0017】取付け枠(受け部の一例)13は、接地側
の反対側に開いた断面U字状の外枠部分を有した部品
(鋳鉄や鍛造材による一体品、或いは屈曲鋼板とスペー
サとの組合わせ品等)で成り、芯金7への装着状態で
は、外向き突起7cの前面16及び後面17に接触状態
で被さるとともに、接地面10にも接触するように形成
されている。従って、前進時でも後進時でも駆動力は芯
金7からダイレクトに補助ラグ11に伝わり、強力な推
進力を発生することができる。
【0018】次に、クローラ4が切損した場合の応急補
修について説明する。図7,図8に示すように、左右方
向に並設された多数のスチールコード18を可撓性を有
した合成樹脂材等で成る外装材に含浸させて成る補修用
ベルト20を用意する。この補修用ベルト20は、クロ
ーラベルト周方向で3箇所の芯金7に、計9本のボルト
15で装着可能に構成してある。
【0019】図8に示すように、図中※で示す箇所にお
いてクローラ4が切断すれば、その切断箇所を挟む3箇
所の芯金7に対して、平板状の座金21を介して接地面
10に補修用ベルト20を取付ける。接地部6aは、補
修用ベルト20を装着した状態でのボルト15頭部より
も下方突出するように、芯金7との相対高さを設定して
おくと良い。
【0020】〔別実施形態〕補助ラグ11を外向き突起
7cの前面16又は後面17に対してボルト止めすると
か、取付け枠13の前後面、前面16から後面17に向
けて貫通させたピンで補助ラグ11を装着する構造等で
も良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】クローラ走行装置の側面図
【図2】芯金の単品斜視図
【図3】芯金部分におけるクローラの断面図
【図4】クローラベルトの周方向断面図
【図5】補助ラグを装備した状態でのクローラの断面図
【図6】図5に示すクローラベルトの周方向断面図
【図7】補修用ベルトを装備した状態でのクローラの断
面図
【図8】図7に示すクローラベルトの周方向断面図
【符号の説明】
6 クローラベルト 7 芯金 7c 受け部分 9 雌螺子部 10 接地側面 11 補助ラグ 13 受け部 15 ボルト 16 前面 17 後面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性材から成るクローラベルトに周方向
    所定間隔毎に芯金を埋設するとともに、前記芯金を前記
    クローラベルトの接地側に露出させてあるクローラ走行
    装置。
  2. 【請求項2】 前記芯金における接地側への露出部分に
    雌螺子部を形成してある請求項1に記載のクローラ走行
    装置。
  3. 【請求項3】 露出された前記芯金の前面及び後面に接
    触状態で被さる受け部を有した補助ラグを、前記雌螺子
    部に螺着されるボルトを用いて前記芯金の接地側面に取
    付けてある請求項2に記載のクローラ走行装置。
JP10261253A 1998-09-16 1998-09-16 クローラ走行装置 Pending JP2000085641A (ja)

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