JP2000083190A - 電子内視鏡 - Google Patents

電子内視鏡

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JP2000083190A
JP2000083190A JP11174203A JP17420399A JP2000083190A JP 2000083190 A JP2000083190 A JP 2000083190A JP 11174203 A JP11174203 A JP 11174203A JP 17420399 A JP17420399 A JP 17420399A JP 2000083190 A JP2000083190 A JP 2000083190A
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histogram
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electronic endoscope
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Tadashi Takahashi
正 高橋
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了 小澤
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一フレーム分の画素信号について得られたヒ
ストグラムに基づいて絞り開度を制御する際にその応答
性をできるだけ高めて再現画像の輝度の適正化を迅速に
行い得るようになった電子内視鏡を提供する。 【解決手段】 電子内視鏡はスコープ10と、これを着
脱自在に接続させる画像信号処理ユニット12とから成
る。画像信号処理ユニット内に光源18が設けられ、そ
こからの射出光がスコープに導かれてその前方を照明す
る。スコープの先端側には撮像センサ14が設けられ、
そこから得られる一フレーム分もしくは一フィールド分
の輝度画素信号に基づいてヒストグラムがヒストグラム
抽出手段64で展開される。光源からスコープに導かれ
る光の光量を調節する絞り20が設けられ、その光量調
節はヒストグラムの全データからの間引きデータに基づ
いて求められた平均輝度値に応じて行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は可撓性導管からなる
スコープと、このスコープを着脱自在に接続する画像信
号処理ユニットとから成る電子内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】上述したようなタイプの電子内視鏡にあ
っては、スコープの先端部には固体撮像素子例えばCC
D(charge coupled device)イメージセンサが設けら
れ、このCCDイメージセンサは対物レンズ系と組み合
わされる。また、かかるスコープ内には光ファイバー束
からなる照明用光ガイドが挿通させられ、その遠位端の
端面は照明用レンズと組み合わされる。
【0003】画像信号処理ユニット内には照明用光源例
えばハロゲンランプやキセノンランプが設けられ、スコ
ープと画像信号処理ユニットとの接続時に照明用光ガイ
ドの近位端は照明用光源に光学的に接続される。かくし
て、患者の体腔内へのスコープの挿入時、その遠位端の
対物レンズ系の前方が該スコープの照明用光ガイドの先
端部端面から射出させられる照明光で照明され、これに
より光学的被写体像はCCDイメージセンサの受光面に
結像させられてそこで画素信号として光電変換される。
CCDイメージセンサで得られた画素信号は画像信号処
理ユニットに送られ、そこでビデオ信号がかかる画素信
号に基づいて作成される。次いで、ビデオ信号は画像信
号処理ユニットからTVモニタ装置に対して出力され、
そこで光学的被写体像がTVモニタ装置上で再現され
る。
【0004】ところで、一般的に、電子内視鏡のスコー
プの対物レンズ系の焦点深度は比較的深くされる。とい
うのは、スコープの遠位端を病巣等の患部に接近させて
観察するだけでなく、病巣等の患部を見つけ出す際には
該患部を含む広い領域全体を観察することが必要である
からである。この場合、光学的被写体像を適当な輝度で
常に再現するためには、照明用光ガイドの遠位端から射
出される光の光量を適宜調整することが必要となる。即
ち、スコープの遠位端を病巣等の患部に最接近させて観
察する際には光量を最低レベルまで低下させ、該患部か
らスコープの遠位端が次第に遠ざかるつれて光量を次第
に増大させることが必要である。
【0005】上述したような光量調節は自動調光と呼ば
れ、この自動調光については一般的には光源に組み込ま
れた絞りの開度を一フレーム分の画素信号の平均輝度レ
ベルに基づいて制御することにより行われる。詳述する
と、一フレーム分の画素信号についてヒストグラム抽出
回路でヒストグラムを展開し、このヒストグラムから一
フレーム分の画素信号の平均輝度レベルが演算され、そ
の演算結果に基づいて絞り開度を制御することにより、
再現画像の輝度が適正に維持され得る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、TV映像再
現方式としてPAL方式が採用されている場合には、一
フレーム分の画素信号の平均輝度レベルの演算について
は1/25sec 毎に繰り返さなければならず、またTV映像
再現方式としてNTSC方式が採用されれいる場合に
は、一フレーム分の画素信号の平均輝度レベルの演算に
ついては1/30sec 毎に繰り返さなければならない。
【0007】従って、一フレーム分の画素信号の平均輝
度レベルに対する絞り開度の制御の応答性をできるだけ
高めるためには、即ち再現画像の全体の輝度レベルの適
正化を迅速に行うためには、かかる平均輝度レベルの演
算をできるだけ速やかに行うことが必要がある。しかし
ながら、従来にあっては、平均輝度レベルの演算につい
ては、ヒストグラムの全画素信号、即ち一フレーム分の
画素信号の全てを対象としているために、その演算に比
較的長い時間が掛かり、再現画像の輝度の適正化を迅速
に行い得ないということが問題点として指摘されてい
る。
【0008】従って、本発明の目的は、一フレーム分の
画素信号についてヒストグラム抽出回路で展開されたヒ
ストグラムに基づいて絞り開度を制御する際にその応答
性をできるだけ高めて再現画像の輝度の適正化を迅速に
行い得るようになった電子内視鏡を提供することであ
る。
【0009】一方、上述したような従来の電子内視鏡シ
ステムにあっては、特にホワイトバランス処理が適正に
行い得ないという問題も指摘されている。詳述すると、
個々のスコープが工場から出荷されるとき、各スコープ
はマスタ画像信号処理ユニットと呼ばれる基準画像信号
処理ユニットに接続され、そこでホワイトバランス処理
用の補正係数の設定が行われ、その補正係数データがス
コープに内蔵された不揮発性メモリに書き込まれる。ス
コープがユーザ側の画像信号処理ユニットに接続される
と、該補正係数データが画像信号処理ユニット側に読み
出され、そこでスコープの撮像センサから得られた画素
信号がかかる補正係数データに基づいてホワイトバラン
ス処理されることになる。ところが、ユーザ側の画像信
号処理ユニットと基準画像信号処理ユニットとの間で光
学的特性等は必ずしも一致するわけではなく、個々のス
コープの補正係数データに基づいてユーザ側の画像信号
処理ユニットでホワイトバランス処理を行ったとして
も、そのホワイトバランス処理が最適なものとは限らな
い。
【0010】また、ホワイトバランス処理用の補正係数
は特に個々の画像信号処理ユニットの光源ランプの色温
度特性に深く関係するものであるが、しかし該光源ラン
プの色温度特性自体はその劣化に伴って経時的に変化す
るという問題もある。
【0011】要するに、適正なホワイトバランス処理が
常に適正に行われるためには、ホワイトバランス処理用
の補正係数設定をユーザ側の個々の画像信号処理ユニッ
トについて定期的に行って更新することが必要となる。
【0012】従って、本発明の別の目的は、上述したよ
うなタイプの電子内視鏡であって、絞り開度の制御に用
いられるヒストグラム抽出回路を利用してホワイトバラ
ンス設定を必要に応じて行い得るようになった電子内視
鏡を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による電子内視鏡
はスコープと、このスコープを着脱自在に接続させるよ
うになった画像信号処理ユニットとから成るものであっ
て、該画像信号処理ユニット内に設けられた光源を具備
し、この光源からの射出光がスコープに導かれてその前
方を照明するようになっている。本発明による電子内視
鏡は、更に、スコープの先端側に設けられた固体撮像手
段と、この固体撮像手段から得られる一フレーム分もし
くは一フィールド分の輝度画素信号に基づいてヒストグ
ラムを展開するヒストグラム抽出手段と、このヒストグ
ラム抽出手段で展開されたヒストグラムに基づいて光源
からスコープに導かれる光の光量を調節する光量調節手
段とを具備して成る。本発明による電子内視鏡において
は、ヒストグラム抽出手段で展開されたヒストグラムの
全データからの間引きデータに基づいて平均輝度値が求
められ、この平均輝度値に応じて光量調節手段による光
量調節が行われることが特徴とされる。
【0014】本発明の好ましい実施形態にあっては、ヒ
ストグラム抽出手段で展開されたヒストグラムの全デー
タからの間引きデータは該全データからm(整数)個置
きの輝度レベルに含まれる輝度画素信号から成る。
【0015】また、本発明の好ましい実施形態にあって
は、ヒストグラム抽出手段で展開された前回のヒストグ
ラムの最小輝度レベル及び最大輝度レベルが記憶され、
次回のヒストグラムに基づいて平均輝度値を求める際に
最小輝度レベル及び最大輝度レベルを含む拡張範囲の全
データからの間引きデータが利用される。
【0016】更に、本発明の好ましい実施形態にあって
は、ヒストグラム抽出手段で展開されたヒストグラムの
全データに基づいて平均輝度値とそのときの最小輝度レ
ベル及び最大輝度レベルとが定期的に求められ、このヒ
ストグラムの全データに基づく平均輝度値に応じて光量
調節手段による光量調節が行われる。
【0017】更にまた、本発明の好ましい実施形態にあ
っては、固体撮像手段は三原色の画素信号を出力し、か
つスコープはそれ自身に特有なホワイトバランス処理用
の三原色の各色の補正係数データを格納する格納手段を
有し、ホワイトバランス設定時に三原色のそれぞれの色
の一フレーム分もしくは一フィールド分の画素信号に基
づくヒストグラムがヒストグラム抽出手段に展開され、
各色のヒストグラムの全データから該当色の平均値が求
められ、これら三原色のいずれか1つの平均値を基準に
してその他の2つの色の補正係数データが再設定され
る。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明による電子内視鏡の
一実施形態について添付図面を参照して説明する。
【0019】図1を参照すると、本発明による電子内視
鏡の一実施形態がブロック図として示される。電子内視
鏡は可撓性導管からなるスコープ10を具備し、このス
コープ10はプロセッサと呼ばれる画像信号処理ユニッ
ト12に着脱自在に連結されるようになっている。スコ
ープ10の先端即ち遠位端には固体撮像素子例えばCC
D(charge-coupled device) 撮像素子から成る撮像セン
サ14が設けられ、この撮像センサ14にはそのCCD
撮像素子と組み合わされた対物レンズ系が包含される。
【0020】また、スコープ10内には光ファイバー束
からなる光ガイド16が挿通させられ、この光ガイド1
6の遠位端はスコープ10の遠位端まで延び、該光ガイ
ド16の遠位端の端面には照明用レンズが(図示されな
い)が組み合わされる。光ガイド16の近位端は画像信
号処理ユニット12へのスコープ10の連結時に該画像
信号処理ユニット12内に設けられたキセノンランプ或
いはハロゲンランプ等の白色光源18に光学的に接続さ
れる。白色光源18の光射出側には絞り20及び集光レ
ンズ22が順次設けられ、絞り20は白色光源18から
の光量を適宜調節するための光量調節手段として用いら
れ、また集光レンズ22は絞り20を経た光を光ガイド
16の近位端の端面に集光させるために用いられる。
【0021】本実施形態では、カラー映像を再現するた
めに面順次方式が採用されるので、光ガイド16の近位
端の端面と集光レンズ22との間に回転式三原色カラー
フィルタとして回転式RGBカラーフィルタ24が介在
させられる。図2に示すように、回転式RGBカラーフ
ィルタ24は円板要素から成り、この円板要素には赤色
フィルタ24R、緑色フィルタ24G及び青色フィルタ
24Bが設けられ、これら色フィルタはそれぞれセクタ
状の形態とされる。カラーフィルタ24R、24G及び
24Bはそれぞの半径方向の中心が120 °の角度間隔と
なるように円板要素の円周方向に沿って配置され、互い
に隣接する色フィルタ間の領域は遮光領域とされる。
【0022】図3に図示するように、回転式三原色カラ
ーフィルタ24はサーボモータ或いはステップモータの
ような駆動モータ26によって回転させられる。回転式
RGBカラーフィルタ24の回転周波数は電子内視鏡で
採用されるTV映像再現方式に応じて決められる。例え
ば、PAL方式が採用されている場合には、回転式RG
Bカラーフィルタ24の回転周波数は25Hzであり、NT
SC方式が採用されれいる場合には、その回転周波数は
30Hzとなる。
【0023】例えば、回転式RGBカラーフィルタ24
が回転周波数30Hzで回転させられるとすると(NTSC
方式)、その1回転に要する時間は約33ms(1/30sec) と
なり、各色フィルタによる照明時間はほぼ33/6msとな
る。光ガイド16の遠位端の端面からは赤色光、緑色光
及び青色光が毎33ms(1/30sec) 間にほぼ33/6msだけ順次
射出させられて、被写体は赤色光、緑色光及び青色光で
もって順次照明され、その各色の光学的被写体像が撮像
センサ14の対物レンズ系によってそのCCD撮像素子
の受光面に順次結像させられる。撮像センサ14はその
CCD撮像素子の受光面に結像された各色の光学的被写
体像を一フレーム分のアナログ画素信号に光電変換し、
その各色の一フレーム分のアナログ画素信号は各色の照
明時間(33/6ms)に続く次の遮光時間(33/6ms)に亘って撮
像センサ14から順次読み出され、このような撮像セン
サ14からのアナログ画素信号の読出しについてはスコ
ープ10内に設けられたCCDドライバ28によって行
われる。
【0024】なお、厳密に言うと、カラーフィルタ24
R、24G及び24Bからのそれぞれの色の出力パワー
及びCCDイメージセンサ14の分光感度特性が異なる
ために、赤色光、緑色光及び青色光による照明時間はそ
れぞれ多少異なったものとされるが、しかしCCDイメ
ージセンサ14からのそれぞれの色の一フレーム分のア
ナログ画素信号の読出しは同じ態様で遮光時間内で行わ
れる。
【0025】図1から明らかように、画像信号処理ユニ
ット12にはシステムコントローラ30が設けられ、こ
のシステムコントローラはマイクロコンピュータから構
成される。即ち、システムコントローラ30は中央処理
ユニット(CPU)、種々のルーチンを実行するための
プログラム、常数等を格納する読出し専用メモリ(RO
M)、データ等を一時的に格納する書込み/読出し自在
なメモリ(RAM)から成り、電子内視鏡の作動全般を
制御する。
【0026】スコープ10が画像信号処理ユニット12
に接続されると、撮像センサ14はCCDドライバ28
を介して画像信号処理ユニット12内のCCDプロセス
回路32に接続される。CCDドライバ28によって撮
像センサ14から読み出された各色の一フレーム分のア
ナログ画素信号はCCDプロセス回路32に送られ、そ
こで所定の画像処理例えばホワイトバランス補正処理、
ガンマ補正処理、輪郭強調処理等を受ける。なお、図1
では、CCDドライバ28及びCCDプロセス回路32
とシステムコントローラ30との接続関係についてはそ
の複雑化を避けるために特に図示されていないが、CC
Dドライバ28での画素信号の読出し及びCCDプロセ
ス回路32での画像処理についてはシステムコントロー
ラ30の制御下で行われる。
【0027】CCDプロセス回路32で処理された各色
の一フレーム分のアナログ画素信号は順次アナログ/デ
ジタル変換器34に送られ、そこでデジタル画素信号に
変換され、次いで各色の一フレーム分のデジタル画素信
号はフレームメモリ36に一旦書き込まれて格納され
る。フレームメモリ36には各色の一フレーム分のデジ
タル画素信号を格納するための3つの格納領域が設けら
れる。フレームメモリ36からは一フレーム分の三原色
のデジタル画像信号が同時に順次読み出され、このとき
各色の読出しデジタル画像信号には水平同期信号及び垂
直同期信号等が付加される。即ち、一フレーム分の三原
色のデジタル画像信号はフレームメモリ36からカラー
デジタルビデオ信号(R、G、B)として順次出力され
てビデオプロセス回路38に送られる。
【0028】ビデオプロセス回路38には、各色のカラ
ーデジタルビデオ信号に対応したデジタル/アナログ
(D/A)及びローパスフィルタ等が設けられ、各色の
一フレーム分のカラーデジタルビデオ信号は一フレーム
分のカラーアナログビデオ信号に変換され、次いでロー
パスフィルタを経た後に適宜増幅されてカラーTVモニ
タ装置40に送られ、そこで光学的被写体像がカラー画
像として再現される。また、ビデオプロセス回路38で
は、カラーデジタルビデオ信号(R、G、B)に基づい
て、コンポーネントビデオ信号が作成され、そのコンポ
ーネントビデオ信号は別のTVモニタ装置、ビデオテー
プレコーダ、画像処理用コンピュータ等の周辺機器に対
してビデオプロセス回路38から外部に出力されるよう
になっている。
【0029】図4を参照すると、絞り20がその駆動機
構と共に図示される。絞り20は一対のブレード要素4
2及び44から成り、各ブレード要素42、44からは
アーム部42A、44Aが一体的に延びる。ブレード要
素42及び44は互いに交差するような態様で枢着ピン
46によって枢動自在に軸支され、ブレード要素42及
び44の開度に応じて白色光源18から射出される白色
光の光量が適宜調節される。絞り20の駆動機構はアー
ム部42A及び44Aの先端の間に作用させられた引張
りコイルばね48を包含し、このコイルばね48のため
にブレード要素42及び44はその開度を狭めるような
弾性的偏倚力を常に受ける。なお、枢動ピン46は画像
信号処理ユニット12の筐体に対して適宜保持される。
【0030】絞り20の駆動機構は更に一対のブレード
要素42及び44の開度を調節するためにアーム部42
A及び44A間に係合させられたカムピン50を包含
し、このカムピン50は駆動板52の下端部に固着保持
される。駆動板52の一方の側辺にはラック54が形成
され、このラック54にはピニオン56が係合させられ
る。ピニオン56はサーボモータ或いはステップモータ
等の適当な駆動モータ58の出力シャフト58A上に固
着される。なお、駆動モータ58は画像信号処理ユニッ
ト12の筐体に対して適宜保持され、またラック54は
適当なガイド手段(図示されない)によって適宜摺動自
在に保持される。駆動モータ58が回転されると、駆動
板52と共にカムピン50が上下動し、これによりブレ
ード要素42及び44の開度が調節される。図1に示す
ように、駆動モータ58は駆動回路60によって駆動さ
れ、駆動回路60はシステムコントローラ30によって
制御される。
【0031】図1に示すように、画像信号処理ユニット
12にはランプ電源回路62が設けられ、このランプ電
源回路62によって白色光源18への給電が行われる。
なお、ランプ電源回路62は図示されないプラグを介し
て商用電源に接続され、かつシステムコントローラ30
によって適宜制御される。
【0032】また、図1に示すように、画像信号処理ユ
ニット12にはヒストグラム抽出回路64が設けられ、
このヒストグラム抽出回路64はスイッチ(SW)回路
66を介してフレームメモリ36及びビデオプロセス回
路38のいずれかに選択的に接続されるようになってい
る。スイッチ回路66の切換はシステムコントローラ3
0によって制御され、ヒストグラム抽出回路64は通常
はビデオプロセス回路38に接続され、そこからコンポ
ーネントビデオ信号のうち輝度画素信号がヒストグラム
抽出回路64に対して出力されるようになっている。ヒ
ストグラム抽出回路64がスイッチ回路66によってフ
レームメモリ36に接続されると、一フレーム分の三原
色のデジタル画素信号がヒストグラム抽出回路64に入
力される。
【0033】図1に示すように、画像信号処理ユニット
12には更にキャラクタ処理回路68が設けられ、この
キャラクタ処理回路68にはビデオRAMが内蔵され
る。システムコントローラ30のROMから読み出され
る固定文字コード情報データやキーボード(図示されな
い)から入力される可変文字コード情報データはキャラ
クタ処理回路68のビデオRAMの所定アドレスに一旦
書き込まれる。キャラクタ処理回路68では、そのビデ
オRAMに書き込まれた文字コード情報データに基づい
て文字パターン信号が生成され、この文字パターン信号
はビデオプロセス回路に出力されてカラービデオ信号に
付加され、これによりTVモニタ装置40上には光学的
被写体像の再現画像と共に文字情報が表示される。
【0034】以上述べたような文字情報は患者名、診察
日時、診察寸評等の可変文字情報や再現カラー映像に関
する固定文字情報が含まれるが、本発明に特に関連した
文字情報としては、2つの固定文字情報、例えば「ホワ
イトバランスの設定が可能です」及び「ホワイトバラン
スの設定が完了しました」というような2つのメッセー
ジが挙げられる。これらメッセージ即ち固定文字情報は
上述したようにコードデータとして予めシステムコント
ローラ30のROM内に格納され、それらコードデータ
は必要に応じてシステムコントローラ30のROMから
読み出されてキャラクタ処理回路68のビデオRAMに
書き込まれる。なお、上述した2つのメッセージの意味
については後述の記載で明らかにされる。
【0035】図1に示すように、スコープ10側には適
当な不揮発性メモリ例えば再書込み可能な読出し専用メ
モリ(EEPROM)70が設けられ、このEEPRO
M70にはそのスコープ10自体の種々の情報が書き込
まれる。例えば、EEPROM70には、そのCCDイ
メージセンサ14の画素数データ、CCDドライバ28
によって読み出されたアナログ画像信号を処理する際の
クロックパルスの周波数情報等が格納され、更に本発明
に特に関連する情報データとしては、三原色のアナログ
画素信号に対してホワイトバランス処理を施す際に用い
られる補正係数データGGAIN、BGAIN及びRGAINが挙げ
られる。スコープ10が画像信号処理ユニット12に連
結されると、EEPROM70はシステムコントローラ
30に接続され、このときシステムコントローラ30は
EEPROM70内の情報データを読み出し、その情報
データはシステムコントローラ30内のRAM内に格納
保持される。
【0036】なお、CCDプロセス回路32で行われる
ホワイトバランス補正処理は上述の補正係数データG
GAIN、BGAIN及びRGAINに基づいて行われるが、しかし
ながらそれら補正係数データGGAIN、BGAIN及びRGAIN
が先に述べたように常に最適なものとは言えない。
【0037】画像信号処理ユニット12には操作パネル
72が設けられ、この操作パネル72には種々の表示灯
や種々のスイッチが設けられる。図1では、本発明に特
に関連するスイッチとして、画像信号処理ユニット12
の主電源(図示されない)のオン/オフを切り替える電
源スイッチ(SW)、光源ランプ18の点灯を制御する
点灯スイッチ(SW)、電子内視鏡の通常の作動モード
とホワイトバランス設定モードとを切り換えるモード切
換スイッチ(SW)及びホワイトバランス補正係数を設
定する際のホワイトバランス設定スイッチ(SW)がそ
れぞれ参照符号74、76、78及び80で示されてい
る。
【0038】なお、上述したスイッチ回路66はモード
切換スイッチ78によるモード選択によって切り換えら
れ、モード切換スイッチ78によって通常の作動モード
が選択されているときには、ヒストグラム抽出回路64
はスイッチ回路66によってビデオプロセス回路38に
接続され、モード切換スイッチ78によってホワイトバ
ランス設定モードが選択されているときには、ヒストグ
ラム抽出回路64はスイッチ回路66によりフレームメ
モリ36に接続される。
【0039】図5を参照すると、そこにはビデオプロセ
ス回路38から得られる一フレーム分のデジタル輝度画
素信号に基づいてヒストグラム抽出回路64で作成され
たヒストグラムが例示されている。図5に示すように、
本実施形態にあっては、ヒストグラム抽出回路64で
は、一フレーム分のデジタル輝度画素信号が256 通りの
輝度レベルに振り分けられる。要するに、図5に示すヒ
ストグラムにおいて、その横軸Xに沿って256 通りの輝
度レベルが示され、その縦軸Yには各輝度レベルに対応
したデジタル輝度画素信号の個数即ち度数が示される。
輝度レベル0はペデスタルレベルに対応するものであ
り、また輝度レベル255 は最大輝度レベルに対応する。
なお、図5に示す例では、ビデオプロセス回路38から
得られた一フレーム分の輝度画素信号には、輝度レベル
0ないし4及び輝度レベル252 ないし255 に相当する輝
度を持つ輝度画素信号は含まれない。
【0040】図6及び図7を参照すると、システムコン
トローラ30で実行される自動調光ルーチンのフローチ
ャートが示される。この自動調光ルーチンは電子内視鏡
のメイン作動ルーチンのサブルーチンとして機能するも
のであって、例えば電子内視鏡で映像再現方式としてN
TSC方式が採用されている場合には、1/30sec 毎に実
行される割込みルーチンとされる。なお、自動調光ルー
チンの実行は操作パネル72上の電源スイッチ74のオ
ンによって開始される。
【0041】ステップ601では、カウンタNがカウン
タ数が“0”であるか否かが判断される。初期段階で
は、N=0であるので、ステップ602に進み、ヒスト
グラム抽出回路64で展開された第1番目のヒストグラ
ムの全データ(0≦X≦255)に基づいて平均輝度値AI
が算出される。即ち、輝度レベル0ないし255 のそれぞ
れに対応した輝度値をL0 ないしL255 とし、かつ各輝
度レベル0ないし255 のそれぞれに振り分けられた輝度
画素信号の度数(個数)をS0 ないしS255 としたと
き、平均輝度値AIは以下の式によって算出される。
【0042】
【数1】 即ち、TPは一フレーム分の輝度画素信号の総数であ
る。
【0043】ステップ603では、算出された平均輝度
値AIに対応した絞り開度を絞り20に与えるべく駆動
モータ58が駆動回路60によって回転駆動させられ
る。次いで、ステップ604では、第1番目のヒストグ
ラムから最小輝度レベルLMIN及び最大輝度レベルL
MAX が求められてシステムコントローラ30のRAMに
格納される。なお、図8には第1番目のヒストグラムの
一例が示され、この例から明らかなように、最小輝度レ
ベルLMIN よりも小さい輝度レベルに対応する輝度画素
信号は存在せず、また最大輝度レベルLMAX を越える輝
度レベルに対応する輝度画素信号は存在しない。
【0044】ステップ605では、カウンタNのカウン
ト数が“1”だけカウントアップされ、次いでステップ
606ではカウンタNのカウント数が7に等しいか否か
が判断される。現段階では、Nは7以下、即ちN=1で
あるので、本ルーチンは一旦終了する。
【0045】1/30sec 経過後、本ルーチンは再び実行さ
れるが、このときヒストグラム抽出回路64には図9に
示すような第2番目のヒストグラムが展開されているも
のとする。現段階では、N=1であるので、ステップ6
01からステップ607に進み、そこで第1番目の最小
輝度レベルLMIN が輝度レベル8以上であるか否かが判
断される。もしLMIN ≧8であれば、ステップ608に
進み、そこで第1番目の最大輝度レベルLMAX が輝度レ
ベル247 以下であるか否かが判断される。もしLMAX
247 であれば、ステップ609に進む。
【0046】ステップ609では、第2番目のヒストグ
ラムの特定の範囲、即ち第1番目のヒストグラムの最小
輝度レベルLMIN と最大輝度レベルLMAX との間の範囲
よりもその両側で8輝度レベル分だけ拡張された範囲
(図9で破線矢印で示す範囲)の全データのうちから一
つ置きに間引いたデータに基づいて平均輝度レベルAI
が算出される。即ち、平均輝度レベルAIは以下の式に
よって算出される。
【0047】
【数2】 なお、[x]はガウス記号であり、xを越えない最大整
数を表す。
【0048】要するに、2つの連続したフレームの輝度
画素信号のヒストグラム、即ち第1番目のヒストグラム
(図8)及び第2番目のヒストグラム(図9)について
は一般的には互いに似たものとなる可能性が高いので
(というのは、スコープ10による患部の観察時でのス
コープの動きは少ないからである)、前回の最小輝度レ
ベルLMIN と最大輝度レベルLMAX との間の範囲をそれ
ぞれの境界側でヒストグラム定義域(0≦X≦255)の例
えば3ないし5%分だけ拡張すれば(本実施形態では8
輝度レベル分)、その拡大範囲内に第2番目のヒストグ
ラムの実体部分が含まれ得ると仮定することができる。
従って、第2番目のヒストグラムについての平均輝度レ
ベルAIを算出する際の演算範囲はLMIN −8≦X≦L
MAX +8と狭まり、しかもその演算は一つ置きの間引き
データに基づくものとなるので、平均輝度レベルAIの
算出時間は大幅に短縮され得る。
【0049】ステップ609で第2番目のヒストグラム
の平均輝度レベルAIが算出されると、ステップ609
からステップ603に進み、そこで該平均輝度値AIに
対応した絞り開度を絞り20に与えるべく駆動モータ5
8が駆動回路60によって回転駆動させられる。次い
で、ステップ604では、第2番目のヒストグラムから
最小輝度レベルLMIN 及び最大輝度レベルLMAX が求め
られてシステムコントローラ30のRAMに格納され
る。
【0050】ステップ605では、カウンタNのカウン
ト数が“1”だけカウントアップされ、次いでステップ
606ではカウンタNのカウント数が7に等しいか否か
が判断される。現段階でも、Nは7以下、即ちN=2で
あるので、本ルーチンは一旦終了する。
【0051】ステップ607でもしLMIN <8であれ
ば、即ち第1番目のヒストグラムが図10に示すような
ものであれば、ステップ607からステップ610に進
み、そこで第1番目の最大輝度レベルLMAX が輝度レベ
ル247 以下であるか否かが判断される。もしLMAX ≦24
7 であれば、ステップ611に進む。なお、上述した場
合と同様な理由により、第1番目のヒストグラムが図1
0に示すようなものであれば、第2番目のヒストグラム
はそれと類似したもの、即ち図11に示すようなものと
仮定し得る。
【0052】ステップ611では、図11に示す第2番
目のヒストグラムの特定の範囲、即ち第1番目のヒスト
グラムの最小輝度レベルLMIN と最大輝度レベルLMAX
との間の範囲よりも最小輝度レベルLMIN 側で輝度レベ
ル0まで拡張されかつ最大輝度レベルLMAX 側で8輝度
レベル分だけ拡張された範囲(図11で破線矢印で示す
範囲)の全データのうちから一つ置きに間引いたデータ
に基づいて平均輝度レベルAIが算出される。即ち、平
均輝度レベルAIは以下の式によって算出される。
【0053】
【数3】
【0054】上述の場合と同様に、第2番目のヒストグ
ラムについての平均輝度レベルAIを算出する際の演算
範囲は0≦X≦LMAX +8と狭まり、しかもその演算は
一つ置きの間引きデータに基づくものとなるので、平均
輝度レベルAIの算出時間は大幅に短縮され得る。
【0055】ステップ611で第2番目のヒストグラム
の平均輝度レベルAIが算出されると、ステップ611
からステップ603に進み、そこで該平均輝度値AIに
対応した絞り開度を絞り20に与えるべく駆動モータ5
8が駆動回路60によって回転駆動させられる。次い
で、ステップ604では、第2番目のヒストグラムから
最小輝度レベルLMIN 及び最大輝度レベルLMAX が求め
られてシステムコントローラ30のRAMに格納され
る。
【0056】ステップ605では、カウンタNのカウン
ト数が“1”だけカウントアップされ、次いでステップ
606ではカウンタNのカウント数が7に等しいか否か
が判断される。現段階では、N=2であるので、本ルー
チンは一旦終了する。
【0057】ステップ608でもしLMAX >247 であれ
ば、即ち第1番目のヒストグラムが図12に示すような
ものであれば、ステップ608からステップ612に進
む。なお、上述した場合と同様な理由により、第1番目
のヒストグラムが図12に示すようなものであれば、第
2番目のヒストグラムはそれと類似したもの、即ち図1
3に示すようなものと仮定し得る。
【0058】ステップ612では、図13に示す第2番
目のヒストグラムの特定の範囲、即ち第1番目のヒスト
グラムの最小輝度レベルLMIN と最大輝度レベルLMAX
との間の範囲よりも最小輝度レベルLMIN 側で8輝度レ
ベル分だけ拡張されかつ最大輝度レベルLMAX 側で輝度
レベル255 まで拡張された範囲(図13で破線矢印で示
す範囲)の全データのうちから一つ置きに間引いたデー
タに基づいて平均輝度レベルAIが算出される。即ち、
平均輝度レベルAIは以下の式によって算出される。
【0059】
【数4】
【0060】上述の場合と同様に、第2番目のヒストグ
ラムについての平均輝度レベルAIを算出する際の演算
範囲はLMIN −8≦X≦255 と狭まり、しかもその演算
は一つ置きの間引きデータに基づくものとなるので、平
均輝度レベルAIの算出時間は大幅に短縮され得る。
【0061】ステップ612で第2番目のヒストグラム
の平均輝度レベルAIが算出されると、ステップ612
からステップ603に進み、そこで該平均輝度値AIに
対応した絞り開度を絞り20に与えるべく駆動モータ5
8が駆動回路60によって回転駆動させられる。次い
で、ステップ604では、第2番目のヒストグラムから
最小輝度レベルLMIN 及び最大輝度レベルLMAX が求め
られてシステムコントローラ30のRAMに格納され
る。
【0062】ステップ605では、カウンタNのカウン
ト数が“1”だけカウントアップされ、次いでステップ
606ではカウンタNのカウント数が7に等しいか否か
が判断される。現段階では、N=2であるので、本ルー
チンは一旦終了する。
【0063】ステップ610でもしLMAX >247 であれ
ば、即ち第1番目のヒストグラムが図14に示すような
ものであれば、ステップ610からステップ613に進
む。なお、上述した場合と同様な理由により、第1番目
のヒストグラムが図14に示すようなものであれば、第
2番目のヒストグラムはそれと類似したもの、即ち図1
5に示すようなものと仮定し得る。
【0064】ステップ613では、図15に示す第2番
目のヒストグラムの全定義域の範囲(図15で破線矢印
で示す範囲、即ち0≦X≦255 )の全データのうちから
一つ置きに間引いたデータに基づいて平均輝度レベルA
Iが算出される。即ち、平均輝度レベルAIは以下の式
によって算出される。
【0065】
【数5】
【0066】この場合には、第2番目のヒストグラムに
ついての平均輝度レベルAIを算出する際の演算範囲は
全定義域(0≦X≦255 )となるが、しかしその演算は
一つ置きの間引きデータに基づくものとなるので、平均
輝度レベルAIの算出時間は大幅に短縮され得る。
【0067】ステップ613で第2番目のヒストグラム
の平均輝度レベルAIが算出されると、ステップ613
からステップ603に進み、そこで該平均輝度値AIに
対応した絞り開度を絞り20に与えるべく駆動モータ5
8が駆動回路60によって回転駆動させられる。次い
で、ステップ604では、第2番目のヒストグラムから
最小輝度レベルLMIN 及び最大輝度レベルLMAX が求め
られてシステムコントローラ30のRAMに格納され
る。
【0068】ステップ605では、カウンタNのカウン
ト数が“1”だけカウントアップされ、次いでステップ
606ではカウンタNのカウント数が7に等しいか否か
が判断される。現段階では、N=2であるので、本ルー
チンは一旦終了する。
【0069】続いて、第3番目ないし第8番目のヒスト
グラムについても以上で述べたいずれかの態様(ステッ
プ609、611、612、613)でその平均輝度A
Iが算出され、それに応じて絞り20の開度が適宜調整
される。第8番目のヒストグラムから得られた平均輝度
AIに基づく絞り20の開度の調整後、カウンタNのカ
ウント数は7に到達する(ステップ605)。従って、
ステップ606からステップ614に進み、そこでカウ
ンタNはリセットされ、本ルーチンは一旦終了する。
【0070】1/30sec 経過後、本ルーチンは再び実行さ
れるが、このときN=0となっているので、ステップ6
02に進み、ヒストグラム抽出回路64で展開された第
9番目のヒストグラムの全データ(0≦X≦255)に基づ
いて平均輝度値AIが算出され、このとき用いられる演
算式は上述の数式1となる。
【0071】このとき、ヒストグラムの全データを読み
出した上での、最小輝度レベルと最大輝度レベルが求め
られることになる。従って、例えば、スコープ10の動
きにより内視鏡像の明るさが急激に変化して画像データ
の存在する範囲が急に異なった場合、或いは画像データ
の存在する範囲が広がったり狭まったりした場合でも、
八回目毎に平均輝度値AIの算出にはヒストグラムの全
データ(0≦X≦255)が用いられるので、適正な平均輝
度値が得られ、かくして絞り20の開度も適正に調整さ
れ得る。
【0072】図16ないし図18を参照すると、システ
ムコントローラ30で実行されるホワイトバランス設定
ルーチンのフローチャートが示される。このホワイトバ
ランス設定ルーチンも電子内視鏡のメイン作動ルーチン
のサブルーチンとして機能するものであって、例えば電
子内視鏡で映像再現方式としてNTSC方式が採用され
ている場合には、1/30sec 毎に実行される割込みルーチ
ンとされる。また、ホワイトバランス設定ルーチンの実
行開始は電源スイッチ74をオンした後にモード切換ス
イッチ78でホワイトバランス設定モードを選択するこ
とによって行われる。
【0073】なお、ホワイトバランスの設定について
は、例えば本発明による電子内視鏡が複数のスコープ
(10)と共に病院等の医療機関等に新規に納入された
ような場合、本発明による電子内視鏡の納入後に新たな
スコープが追加されたような場合、更には既に使用され
ているスコープについてホワイトバランスの補正係数デ
ータを再設定するような場合に行われる。
【0074】ステップ1601ないしステップ1604
では、フラグF1、F2、F3及びF4が“0”である
か否かが順次判断される。初期段階では、F1、F2、
F3及びF4=0であるので、ステップ1605に進
み、そこでスイッチ回路66の接続がフレームメモリ3
6側に切り換えられる。従って、ヒストグラム抽出回路
64はスイッチ回路66を介してフレームメモリ36に
接続される。
【0075】ステップ1606では、点灯スイッチ76
のオンにより光源ランプ18が点灯されたか否かが判断
される。光源ランプ18が点灯されていないとき、本ル
ーチンは一旦終了する。1/30sec 経過後、本ルーチンは
再び実行されるが、しかし光源ランプ18が点灯されな
い限り、何等の進展もない。
【0076】ステップ1606で光源ランプ18の点灯
が確認されると、ステップ1607に進み、そこで光源
ランプ18を点灯した後に所定の時間が経過したか否か
が判断される。本ルーチンの実行は1/30sec 毎に繰り返
されるが、しかし所定時間が経過するまでは、何等の進
展もない。即ち、光源ランプ18の発光状態が安定する
まで待機状態となる。所定時間が経過して光源ランプ1
8の発光状態が安定すると、ステップ1608に進み、
そこでホワイトバランスの設定が可能である旨のメッセ
ージ、例えば「ホワイトバランスの設定が可能です」と
いうようなメッセージがTVモニタ装置40に表示され
る。なお、かかるメッセージの表示がシステムコントロ
ーラ30のROM内に予め格納された固定文字情報コー
ドデータを読み出してキャラクタ処理回路68のビデオ
RAMに書き込んで文字パターン信号としてビデオプロ
セス回路38に出力することにより行われることは先に
述べた通りである。
【0077】ステップ1609では、ホワイトバランス
設定の対象となるスコープ(10)が画像信号処理ユニ
ット12に接続されたか否かが判断される。スコープが
接続されていないときは、ステップ1610に進み、そ
こでフラグF4が“0”から“1”に書き替えられた
後、本ルーチンは一旦終了する。1/30sec 経過後、本ル
ーチンは再び実行されるが、このときF4=1であるの
で、ステップ1605ないしステップ1608はスキッ
プされる。その後、本ルーチンの実行は1/30sec毎に繰
り返されるが、スコープが画像信号処理ユニット12に
接続されない限り、何等の進展もない。
【0078】ステップ1609でスコープの接続が確認
されると、ステップ1609からステップ1611に進
み、そこで該スコープのEEPROM70から補正係数
データGGAIN、BGAIN及びRGAINが読み出され、これら
補正係数データはシステムコントローラ30のRAMに
格納される。次いで、ステップ1612では、フラグF
3が“0”から“1”に書き替えられ、続いてステップ
1613でホワイトバランス設定スイッチ80がオンさ
れたか否かが判断される。ホワイトバランス設定スイッ
チ80はホワイトバランスの設定準備の完了後にオペレ
ータの手動操作によってオンされる。
【0079】ここで、ホワイトバランスの設定準備につ
いて簡単に説明すると、ホワイトバランス設定時には基
準白色を持つ包囲体が用いられる。即ち、該包囲体の内
側壁には所定の基準白色が塗布されており、その包囲体
内にスコープ(10)の先端を挿入することにより、ホ
ワイトバランスの設定準備が完了することになる。な
お、電子内視鏡でのホワイトバランスの設定自体は周知
のことである。
【0080】ステップ1613でホワイトバランス設定
スイッチ80のオンが確認されると、ステップ1614
に進み、そこで撮像センサ14から読み出された一フレ
ーム分の緑色画素信号に基づいてヒストグラム抽出回路
64で展開されている緑色ヒストグラム(G)の全デー
タから緑色画素信号の平均値AGが以下の数式に基づい
て算出される。
【0081】
【数6】 ここで、GLn は一フレーム分の緑色画素信号について
の256 通りの緑色レベルを示し、GSn は各緑色レベル
に対応した値を持つ緑色画素信号の度数即ち個数を示
し、TPは上述した数式1の場合と同様に一フレーム分
の緑色画素信号の総数を示す。なお、かかる一フレーム
分の緑色画素信号はスコープのEEPROM70から得
られた補正係数データGGAINによってホワイトバランス
処理されたものとなっている。
【0082】ステップ1615では、撮像センサ14か
ら読み出された一フレーム分の青色画素信号に基づいて
ヒストグラム抽出回路64で展開されている青色ヒスト
グラム(B)の全データから青色画素信号の平均値AB
が以下の数式に基づいて算出される。
【0083】
【数7】 ここで、BLn は一フレーム分の青色画素信号について
の256 通りの青色レベルを示し、BSn は各青色レベル
に対応した値を持つ青色画素信号の度数即ち個数を示
し、TPは上述の場合と同様に一フレーム分の青色画素
信号の総数を示す。なお、かかる一フレーム分の青色画
素信号はスコープのEEPROM70から得られた補正
係数データBGAINによってホワイトバランス処理された
ものとなっている。
【0084】ステップ1616では、平均値AGと平均
値ABとの差ΔGBが演算される。次いで、ステップ1
617では、差ΔGBが所定の許容値PVを越えている
か否かが判断される。差ΔGBが許容値PVを越えてい
るとき、ステップ1618に進み、そこで平均値ABが
平均値AGよりも大きいか否かが判断される。もしAB
>AGであるならば、ステップ1619に進み、そこで
補正係数データBGAINが所定値だけ減少させられ、本ル
ーチンは一旦終了する。一方、AB<AGであるなら
ば、ステップ1620に進み、そこで補正係数データB
GAINが所定値だけ増大させられ、本ルーチンは一旦終了
させられる。
【0085】次の割込み処理で再び本ルーチンが実行さ
れたとき、ステップ1601及び1602を経た後ステ
ップ1603からステップ1613まで直ちにスキップ
することになるが(F3=1)、このときホワイトバラ
ンス設定スイッチ80は既にオンとなっているので、ス
テップ1614に進み、そこで再びヒストグラム抽出回
路64で展開されている緑色ヒストグラム(G)から緑
色画素信号の平均値AGが上述の数式6に基づいて算出
される。なお、このとき緑色ヒストグラムは撮像センサ
14から読み出された前回の一フレーム分の緑色画素信
号の次に読み出された一フレーム分の緑画素信号に基づ
くものであり、しかもその後者の一フレーム分の緑色画
素信号はスコープのEEPROM70から得られた補正
係数データGGAINによってホワイトバランス処理された
ものとなっている。
【0086】続いて、ステップ1615でも、再びヒス
トグラム抽出回路64で展開されている青色ヒストグラ
ム(B)から青色画素信号の平均値ABが上述の数式7
に基づいて算出される。なお、このとき青色ヒストグラ
ムは撮像センサ14から読み出された前回の一フレーム
分の青色画素信号の次に読み出された一フレーム分の青
画素信号に基づくものであり、しかもその後者の一フレ
ーム分の青色画素信号は前回の本ルーチン実行時にステ
ップ1619或いはステップ1620で所定値だけ減少
或いは増大させられた補正係数データBGAINによってホ
ワイトバランス処理されたものとなっている。
【0087】ステップ1616では、平均値AGと平均
値ABとの差ΔGBが再び演算されるが、その差ΔGB
は前回よりも小さなものとなる。というのは、今回の一
フレーム分の青色画素信号のホワイトバランス処理が前
回の本ルーチン実行時にステップ1619或いはステッ
プ1620で所定値だけ減少或いは増大させられた補正
係数データBGAINに基づいて行われているからである。
次いで、ステップ1617では、差ΔGBが所定の許容
値PVを越えているか否かが再び判断される。差ΔGB
が許容値PVを未だ越えているとき、ステップ1618
に進み、そこで平均値ABが平均値AGよりも大きいか
否かが再び判断されるが、このときAB>AGであれ
ば、ステップ1619に進み、そこで補正係数データB
GAINが所定値だけ更に減少させられ、またAB<AGで
あれば、ステップ1620に進み、そこで補正係数デー
タBGAINが所定値だけ更に増大させられる。要するに、
補正係数データGGAINを基準にして、差ΔGBが所定の
許容値PV内に納まるまで、以上で述べたルーチンが繰
り返される。
【0088】ステップ1617で差ΔGBが所定の許容
値PV内に納まったとき、ステップ1617からステッ
プ1621に進み、そこでフラグF2が“0”から
“1”に書き替えられる。次いで、ステップ1622で
は、撮像センサ14から読み出された一フレーム分の緑
色画素信号に基づいてヒストグラム抽出回路64で展開
されている緑色ヒストグラム(G)の全データから緑色
画素信号の平均値AGが上述の数式6に基づいて算出さ
れる。なお、上述の場合と同様に、かかる一フレーム分
の緑色画素信号はスコープのEEPROM70から得ら
れた補正係数データGGAINによってホワイトバランス処
理されたものとなっている。
【0089】ステップ1623では、撮像センサ14か
ら読み出された一フレーム分の赤色画素信号に基づいて
ヒストグラム抽出回路64で展開されている赤色ヒスト
グラム(R)の全データから赤色画素信号の平均値AR
が以下の数式に基づいて算出される。
【0090】
【数8】 ここで、RLn は一フレーム分の赤色画素信号について
の256 通りの赤色輝度レベルを示し、RSn は各赤色レ
ベルに対応した値を持つ赤色画素信号の度数即ち個数を
示し、TPは先に述べた場合と同様に一フレーム分の赤
色画素信号の総数を示す。なお、かかる一フレーム分の
赤色画素信号はスコープのEEPROM70から得られ
た補正係数データRGAINによってホワイトバランス処理
されたものとなっている。
【0091】ステップ1624では、平均値AGと平均
値ARとの差ΔGRが演算される。次いで、ステップ1
625では、差ΔGRが所定の許容値PVを越えている
か否かが判断される。差ΔGRが許容値PVを越えてい
るとき、ステップ1626に進み、そこで平均値ARが
平均値AGよりも大きいか否かが判断される。もしAR
>AGであるならば、ステップ1627に進み、そこで
補正係数データRGAINが所定値だけ減少させられ、本ル
ーチンは一旦終了する。一方、AR<AGであるなら
ば、ステップ1628に進み、そこで補正係数データR
GAINが所定値だけ増大させられ、本ルーチンは一旦終了
させられる。
【0092】次の割込み処理で再び本ルーチンが実行さ
れたとき、ステップ1601を経た後ステップ1602
からステップ1622まで直ちにスキップし(F2=
1)、そこで再びヒストグラム抽出回路64で展開され
ている緑色ヒストグラム(G)から緑色画素信号の平均
値AGが上述の数式6に基づいて算出される。なお、こ
のとき緑色ヒストグラムは撮像センサ14から読み出さ
れた前回の一フレーム分の緑色画素信号の次に読み出さ
れた一フレーム分の緑画素信号に基づくものであり、し
かもその後者の一フレーム分の緑色画素信号はスコープ
のEEPROM70から得られた補正係数データGGAIN
によってホワイトバランス処理されたものとなってい
る。
【0093】続いて、ステップ1623でも、再びヒス
トグラム抽出回路64で展開されている赤色ヒストグラ
ム(R)から赤色画素信号の平均値ARが上述の数式8
に基づいて算出される。なお、このとき赤色ヒストグラ
ムは撮像センサ14から読み出された前回の一フレーム
分の赤色画素信号の次に読み出された一フレーム分の赤
画素信号に基づくものであり、しかもその後者の一フレ
ーム分の赤色画素信号は前回の本ルーチン実行時にステ
ップ1627或いはステップ1628で所定値だけ減少
或いは増大させられた補正係数データRGAINによってホ
ワイトバランス処理されたものとなっている。
【0094】ステップ1624では、平均値AGと平均
値ARとの差ΔGRが再び演算されるが、その差ΔGR
は前回よりも小さなものとなる。というのは、今回の一
フレーム分の赤色画素信号のホワイトバランス処理が前
回の本ルーチン実行時にステップ1627或いはステッ
プ1628で所定値だけ減少或いは増大させられた補正
係数データRGAINに基づいて行われているからである。
次いで、ステップ1625では、差ΔGRが所定の許容
値PVを越えているか否かが再び判断される。差ΔGR
が許容値PVを未だ越えているとき、ステップ1626
に進み、そこで平均値ARが平均値AGよりも大きいか
否かが再び判断されるが、このときAR>AGであれ
ば、ステップ1627に進み、そこで補正係数データR
GAINが所定値だけ更に減少させられ、またAR<AGで
あれば、ステップ1628に進み、そこで補正係数デー
タRGAINが所定値だけ更に増大させられる。要するに、
補正係数データGGAINを基準にして、差ΔGRが所定の
許容値PV内に納まるまで、以上で述べたルーチンが繰
り返される。
【0095】ステップ1625で差ΔGRが所定の許容
値PV内に納まったとき、ステップ1625からステッ
プ1629に進み、そこでホワイトバランス設定が完了
した旨のメッセージ、例えば「ホワイトバランス設定が
完了しました」というようなメッセージがTVモニタ装
置40に表示される。なお、かかるメッセージの表示が
システムコントローラ30のROM内に予め格納された
固定文字情報コードデータを読み出してキャラクタ処理
回路68のビデオRAMに書き込んで文字パターン信号
としてビデオプロセス回路38に出力することにより行
われることは先に述べた通りである。
【0096】ステップ1630では、補正係数データG
GAIN、BGAIN及びRGAINがスコープ(10)のEEPR
OM70に書き込まれる。なお、このとき補正係数デー
タG GAINについては変えられていないので、補正係数デ
ータBGAIN及びRGAINだけがEEPROM70に書き込
まれてもよい。次いで、ステップ1631では、当該ス
コープ(10)、即ちホワイトバランスの設定或いは再
設定が完了したスコープが画像信号処理ユニット12か
ら離脱させられたか否かが判断される。当該スコープ
(10)の離脱が行われていないとき、ステップ163
2に進み、そこでフラグF1が“0”から“1”に書き
替えられる。その後、1/30sec 経過毎に本ルーチンは実
行されるが、当該スコープ(10)が離脱されるまで、
何等の進展もない。ステップ1631で当該スコープ
(10)の離脱が確認されると、ステップ1633に進
み、そこでフラグF1、フラグF2及びフラグF3がそ
れぞれ“1”から“0”に書き直され、本ルーチンは一
旦完了する。
【0097】その後、ステップ1609において、別の
スコープ、即ちホワイトバランスの設定或いは再設定さ
れるべきスコープが画像信号処理ユニット12に接続さ
れたか否かが監視され、もしそのようなスコープが接続
されると、以上で述べたルーチンが再び繰り返される。
なお、モード切換スイッチ78が通常の作動モードを選
択するように切り換えられると、本ルーチンは終了す
る。
【0098】以上で説明した実施形態では、電子内視鏡
は面順次カラー方式を採用したものとされているが、し
かしカラー同時方式を採用した電子内視鏡、即ち微細な
三原色フィルタ要素をモザイク状に配列したカラーフィ
ルタアレイを固体撮像素子の受光面に適用した電子内視
鏡についても同様な自動調光及びホワイトバランス設定
を行い得ることが理解されるべきである。更に、以上の
説明では、ホワイトバランス処理について、三原色
(R、G、B)のそれぞれの色のデータから、三原色の
色の補正係数データを設定するようにしているが、三原
色の色の補正係数データを求めるために色のデータでは
なく色差信号データを用いてもよい。
【0099】また、上述の実施形態では、ヒストグラム
の作成については一フレーム分の画素信号に基づいてい
るが、一フィールド分の画素信号に基づいてヒストグラ
ムの作成を行うようにしてもよい。
【0100】
【発明の効果】以上の記載から明らかなように、本発明
による電子内視鏡にあっては、一フレーム分の輝度画素
信号についてヒストグラム抽出回路で展開されたヒスト
グラムに基づいて絞り開度を制御する際に該ヒストグラ
ムからの間引きデータから平均輝度値を算出し、その平
均輝度値に基づいて絞り開度を制御して自動調光を行う
ので、その自動調光制御の応答性を高めて再現画像の輝
度の適正化を迅速に行うことが可能となる。また、本発
明による電子内視鏡にあっては、かかる絞り開度の制御
に用いられるヒストグラム抽出回路を利用してホワイト
バランス設定を適宜行うことができ、この場合はヒスト
グラムデータを間引かず全データを用いるので、個々の
スコープから得られる画素信号に対して常に適正なホワ
イトバランス処理を施すことが可能であり、電子内視鏡
による内視鏡像の色再現性を高品位に維持することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電子内視鏡の概略ブロック図であ
る。
【図2】図1に示す回転式RGBカラーフィルタの正面
図である。
【図3】図1に示す回転式RGBカラーフィルタをその
駆動モータと共に示す側面図である。
【図4】図1に示す絞りをその駆動機構と共に示す概略
正面図である。
【図5】図1に示すヒストグラム抽出回路で展開される
ヒストグラムの一例を概念的に示すグラフである。
【図6】図1のシステムコントローラで実行される自動
調光ルーチンを説明するためのフローチャートの一部分
である。
【図7】図1のシステムコントローラで実行される自動
調光ルーチンを説明するためのフローチャートの残りの
部分である。
【図8】一フレーム分の輝度画素信号から得られるヒス
トグラムの一例を概念的に示すグラフであって、図6及
び図7の自動調光ルーチンを説明するための説明図であ
る。
【図9】図8のヒストグラムに関連したヒストグラムを
示すグラフであって、図6及び図7の自動調光ルーチン
を説明するための説明図である。
【図10】一フレーム分の輝度画素信号から得られるヒ
ストグラムの別の例を概念的に示すグラフであって、図
6及び図7の自動調光ルーチンを説明するための説明図
である。
【図11】図10のヒストグラムに関連したヒストグラ
ムを示すグラフであって、図6及び図7の自動調光ルー
チンを説明するための説明図である。
【図12】一フレーム分の輝度画素信号から得られるヒ
ストグラムの更に別の例を概念的に示すグラフであっ
て、図6及び図7の自動調光ルーチンを説明するための
説明図である。
【図13】図12のヒストグラムに関連したヒストグラ
ムを示すグラフであって、図6及び図7の自動調光ルー
チンを説明するための説明図である。
【図14】一フレーム分の輝度画素信号から得られるヒ
ストグラムの更に別の例を概念的に示すグラフであっ
て、図6及び図7の自動調光ルーチンを説明するための
説明図である。
【図15】図14のヒストグラムに関連したヒストグラ
ムを示すグラフであって、図6及び図7の自動調光ルー
チンを説明するための説明図である。
【図16】図1のシステムコントローラで実行されるホ
ワイトバランス設定ルーチンを説明するためのフローチ
ャートの一部分である。
【図17】図1のシステムコントローラで実行されるホ
ワイトバランス設定ルーチンを説明するためのフローチ
ャートのその他の部分である。
【図18】図1のシステムコントローラで実行されるホ
ワイトバランス設定ルーチンを説明するためのフローチ
ャートの残りの部分である。
【符号の説明】 10 スコープ 12 画像信号処理ユニット 14 撮像センサ 16 光ガイド 18 白色光源 20 絞り 22 集光レンズ 24 回転式RGBカラーフィルタ 28 CCDドライバ 30 システムコントローラ 32 CCDプロセス回路 34 アナログ/デジタル(A/D)変換器 36 フレームメモリ 38 ビデオプロセス回路 40 TVモニタ装置 64 ヒストグラム抽出回路 66 スイッチ回路 70 EEPROM 74 電源スイッチ 76 点灯スイッチ 78 モード切換スイッチ 80 ホワイトバランス設定スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/18 H04N 7/18 M 9/04 9/04 Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スコープと、このスコープを着脱自在に
    接続させるようになった画像信号処理ユニットとから成
    る電子内視鏡であって、 前記画像信号処理ユニット内に設けられた光源を具備
    し、この光源からの射出光が前記スコープに導かれてそ
    の前方を照明するようになっており、更に、前記スコー
    プの先端側に設けられた固体撮像手段と、この固体撮像
    手段から得られる一フレーム分もしくは一フィールド分
    の輝度画素信号に基づいてヒストグラムを展開するヒス
    トグラム抽出手段と、このヒストグラム抽出手段で展開
    されたヒストグラムに基づいて前記光源から前記スコー
    プに導かれる光の光量を調節する光量調節手段とを具備
    して成る電子内視鏡において、 前記ヒストグラム抽出手段で展開されたヒストグラムの
    全データからの間引きデータに基づいて平均輝度値が求
    められ、この平均輝度値に応じて前記光量調節手段によ
    る光量調節が行われることを特徴とする電子内視鏡。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子内視鏡において、
    前記ヒストグラム抽出手段で展開されたヒストグラムの
    全データからの間引きデータが該全データからm(整
    数)個置きの輝度レベルに含まれる輝度画素信号から成
    ることを特徴とする電子内視鏡。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の電子内視鏡にお
    いて、前記ヒストグラム抽出手段で展開された前回のヒ
    ストグラムの最小輝度レベル及び最大輝度レベルを記憶
    し、次回のヒストグラムに基づいて平均輝度値を求める
    際に前記最小輝度レベル及び最大輝度レベルを含む拡張
    範囲の全データからの間引きデータが利用されることを
    特徴とする電子内視鏡。
  4. 【請求項4】 請求項1から3までのいずれか1項に記
    載の電子内視鏡において、前記ヒストグラム抽出手段で
    展開されたヒストグラムの全データに基づいて平均輝度
    値とそのときの最小輝度レベル及び最大輝度レベルとが
    定期的に求められ、このヒストグラムの全データに基づ
    く平均輝度値に応じて前記光量調節手段による光量調節
    が行われることを特徴とする電子内視鏡。
  5. 【請求項5】 請求項1から4までのいずれか1項に記
    載の電子内視鏡において、前記固体撮像手段が三原色の
    画素信号を出力し、かつ前記スコープはそれ自身に特有
    なホワイトバランス処理用の三原色の各色の補正係数デ
    ータを格納する格納手段を有し、ホワイトバランス設定
    時に前記三原色のそれぞれの色の一フレーム分もしくは
    一フィールド分の画素信号に基づくヒストグラムが前記
    ヒストグラム抽出手段に展開され、各色のヒストグラム
    の全データから該当色の平均値が求められ、これら三原
    色のいずれか1つの平均値を基準にしてその他の2つの
    色の補正係数データが再設定されることを特徴とする電
    子内視鏡。
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