JP2003102680A - 内視鏡用画像処理装置 - Google Patents

内視鏡用画像処理装置

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JP2003102680A JP2001302788A JP2001302788A JP2003102680A JP 2003102680 A JP2003102680 A JP 2003102680A JP 2001302788 A JP2001302788 A JP 2001302788A JP 2001302788 A JP2001302788 A JP 2001302788A JP 2003102680 A JP2003102680 A JP 2003102680A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つの撮像素子で通常画像モードと、蛍光画
像モードとの2つのモードの画像を撮像する内視鏡を用
い、通常画像モード時に際しても良好な観察画像を得ら
れる内視鏡用画像処理装置を実現する。 【解決手段】 (内視鏡用)画像処理装置は、青色の少
なくとも一部の波長帯域を遮光する励起光カットフィル
タがCCDの前面に配置された内視鏡のCCDから出力
される信号を画像処理して白色光による通常画像モード
と、蛍光情報を含む蛍光画像モードとを切り換えてカラ
ー画像信号を発生するようになっている。前記画像処理
装置は、前記通常画像モード時に、前記カラー画像信号
のうち、所定の色信号のゲインを調整する画像処理回路
38を有して構成される。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、1つの撮像素子で
通常画像モードと、蛍光画像モードとの2つのモードの
画像を撮像する内視鏡を用い、通常画像モードと、蛍光
画像モードとを切り換えて観察画像を得る内視鏡用画像
処理装置に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、内視鏡装置は、医療用分野及び工
業用分野で広く用いられる。上記内視鏡装置は、挿入部
先端側に撮像手段を備えた電子内視鏡を用いたものがあ
る。上記内視鏡装置は、上記電子内視鏡で得た撮像信号
を信号処理してモニタ等の表示手段に内視鏡画像を表示
させる内視鏡用画像処理装置を備えている。また、内視
鏡装置は、医療用分野において、通常の白色光による通
常画像を得る内視鏡装置の他に、蛍光画像を得る内視鏡
装置も実現されている。 【0003】上記蛍光画像を得る内視鏡装置は、例え
ば、特開平8−140928号公報や特開平8−140
929号公報に記載されているように通常画像と蛍光画
像とを切り換え、又は同時に表示手段に表示させるもの
が提案されている。上記特開平8−140928号公報
や特開平8−140929号公報に記載の内視鏡装置
は、挿入部先端側に通常画像用撮像素子及び蛍光画像用
撮像素子の2つの撮像素子が配置される内視鏡を用いて
いる。 【0004】上記蛍光画像用撮像素子の前面には、青色
を遮光するカットフィルタが配置されている。そして、
上記内視鏡装置は、光源からR(赤色),G(緑色),
B(青色)の照明光が順次供給される。そして、上記内
視鏡装置は、B(青色)の照明光が供給されたとき、蛍
光画像用の観察像を撮像するようになっている。しかし
ながら、上記特開8−140928号公報や特開平8−
140929号公報に記載の内視鏡装置は、通常画像と
蛍光画像との両方を観察可能にするため、内視鏡の挿入
部先端側に2つの撮像素子を配置すると、挿入部先端側
が太くなる問題や、コストが高くなる問題等が有る。 【0005】これを解消にするために、内視鏡装置は、
挿入部先端側に1つの撮像素子を設けた内視鏡を用いる
ものが考えられる。この場合、上記内視鏡は、上記撮像
素子の前面に青色を遮光するカットフィルタを配置し
て、通常画像モードと蛍光画像モードとの両方の観察画
像を得られるように構成される。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記1
つの撮像素子を設けた内視鏡を用いる内視鏡装置は、上
記撮像素子の前面に青色を遮光するカットフィルタを配
置しているので、通常画像モード時に、上記撮像素子で
撮像される通常画像用の観察像に青色が欠けてしまう。
この場合、上記内視鏡装置に用いられる従来の内視鏡用
画像処理装置は、青色が欠けた通常画像用の観察像を撮
像した撮像信号を画像処理することになるので、正しい
色再現を行うことが困難となる。 【0007】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
ものであり、1つの撮像素子で通常画像モードと、蛍光
画像モードとの2つのモードの画像を撮像する内視鏡を
用い、通常画像モード時に際しても良好な観察画像を得
られる内視鏡用画像処理装置を提供することを目的とす
る。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、青色の少なくとも一部の波長帯域を遮光
する帯域フィルタが撮像素子の前面に配置された内視鏡
の前記撮像素子から出力される信号を画像処理して白色
光による通常画像モードと、蛍光情報を含む蛍光画像モ
ードとを切り換えてカラー画像信号を発生する内視鏡用
画像処理装置において、前記通常画像モード時に、前記
カラー画像信号のうち、所定の色信号のゲインを調整す
る調整手段を設けたことを特徴としている。この構成に
より、1つの撮像素子で通常画像モードと、蛍光画像モ
ードとの2つのモードの画像を撮像する内視鏡を用い、
通常画像モード時に際しても良好な観察画像を得られる
内視鏡用画像処理装置を実現する。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図10は本発明の第1
の実施の形態に係り、図1は第1の実施の形態を備えた
内視鏡装置の全体構成図、図2は通常観察用フィルタと
蛍光観察用フィルタが設けられた切替フィルタの構成を
示す説明図、図3はフィルタの波長に対する透過特性を
示す特性図であり、図3(A)は通常観察用フィルタの
透過特性図、図3(B)は蛍光観察用フィルタの透過特
性図、図3(C)は励起光カットフィルタの透過特性
図、図4は通常画像モードで白い被写体を観察した場合
のCCDで受光した光強度の波長に対する特性を示す特
性図、図5は生体組織に含まれるヘモグロビンの吸光度
の波長に対する特性を示す特性図、図6は図1の画像処
理回路の構成を示す回路ブロック図、図7はヘモグロビ
ン濃度に対するゲイン調整量の関係を示すグラフ、図8
は図6の画像処理回路の変形例を示す回路ブロック図、
図9は500−700nmの波長帯域を透過する励起光
カットフィルタの透過特性を示す特性図、図10は図9
の励起光カットフィルタにおける通常画像モード時のC
CDで受光した光強度の波長に対する特性を示す特性図
である。 【0010】図1に示す本発明の第1の実施の形態の通
常画像モード及び蛍光画像モードとを備えた内視鏡装置
1Aは、体腔内に挿入して観察するための電子内視鏡2
Aと、通常観察用の光及び励起用の光を発する光源装置
3Aと、通常観察画像と蛍光画像を構築する画像処理を
行う内視鏡用画像処理装置としての(以下、画像処理装
置)4Aと、通常光による画像と蛍光による画像を表示
するモニタ5とにより構成される。 【0011】電子内視鏡2Aは、体腔内に挿入される細
長の挿入部7を有している。この挿入部7の先端部8
は、照明手段及び撮像手段を内蔵している。挿入部7
は、通常観察のための照明光及び励起光を伝送するライ
トガイドファイバ9が挿通され、このライトガイドファ
イバ9の手元側の入射端に設けた光源用コネクタ10は
光源装置3Aに着脱自在に接続される。 【0012】光源装置3Aは、ランプ駆動回路11によ
り発光するように駆動され、赤外波長帯域から可視光帯
域を含む光を放射するランプ12と、このランプ12に
よる照明光路上に設けられ、ランプ12からの光量を制
限する光源絞り13と、照明光路上に設けられた切替フ
ィルタ部14と、この切替フィルタ部14を通った光を
集光するコンデンサレンズ15とを備えている。 【0013】この切替フィルタ部14は回転用モータ1
6により回転されると共に、移動用モータ20により光
路上に配置されるフィルタが切り替えられる切替フィル
タ17と、回転用モータ16に取り付けたラック18に
螺合するピニオン19を回転駆動することにより、回転
用モータ16と共に切替フィルタ17を光軸に垂直な方
向に移動する移動用モータ20とを備えている。 【0014】切替フィルタ17は、図2に示すように内
周側と外周側とに同心状に通常観察用のRGBフィルタ
21と蛍光観察用フィルタ22とが設けている。切替フ
ィルタ17は、前記移動用モータ20を駆動することに
より光路上に通常照明用フィルタ21を設定して通常画
像モードでの動作状態に設定したり、通常照明用フィル
タ21から蛍光照明用フィルタ22に切り換えて蛍光画
像モード(蛍光モードともいう)に設定した動作状態に
切り替えができるようにしている。 【0015】上記RGBフィルタ21は、周方向にR
(赤)、G(緑)、B(青)の各波長帯域の光をそれぞ
れ透過するRフィルタ21a、Gフィルタ21b、Bフ
ィルタ21cが3等分するように設けてあり、回転モー
タ16で回転駆動されることによりそれぞれが光路中に
順次、略連続的に介挿される。 【0016】また、Rフィルタ21a、Gフィルタ21
b、Bフィルタ21cの透過特性は図3(A)に示すよ
うに、600−700nm、500−600nm、40
0−500nmの各波長帯の光をそれぞれ透過するフィ
ルタ特性を有する。図3等では符号21a、21b、2
1cの代わりに、そのフィルタ透過特性に対応する符号
R、G、Bを用いて示している(後述する蛍光観察用フ
ィルタ22においても、同様である)。 【0017】また、蛍光観察用フィルタ22は、周方向
に狭帯域の赤(R1)、狭帯域の緑(G1)、狭帯域の
励起光をそれぞれ透過するR1フィルタ22a、G1フ
ィルタ22b、E1フィルタ22cが3等分するように
設けてあり、回転用モータ16で回転駆動されることに
よりそれぞれが光路中に順次介挿される。また、R1フ
ィルタ22a、G1フィルタ22b、E1フィルタ22
cの透過特性は図3(B)に示すように600−620
nm、540−560nm、390−445nmを各波
長帯域の光をそれぞれ透過するフィルタ特性を有する。 【0018】光源装置3Aからの照明光はライトガイド
ファイバ9により、電子内視鏡2Aの挿入部7の先端側
に伝送(導光)される。このライトガイドファイバ9は
蛍光観察のための光と通常観察のための光を少ない伝送
ロスで伝送する。このライトガイドファイバ9として
は、例えば多成分系ガラスファイバ、石英ファイバ等で
構成される。 【0019】ライトガイドファイバ9の先端面に伝送さ
れた光は、その先端面に対向する照明窓に取り付けた照
明レンズ24を経て、拡開して体腔内の観察対象部位を
照明するようになっている。 【0020】先端部8は、この照明窓に隣接して観察窓
が設けている。この観察窓の後端側は、光学像を結ぶた
めの対物レンズ系25と、励起光をカットする励起光カ
ットフィルタ27と、蛍光及び反射光の各画像を撮像す
る撮像素子として例えばモノクロ撮像(或いは白黒撮
像)を行う電荷結合素子(CCDと略記)28とが配置
されている。蛍光及び反射画像を撮像する撮像素子とし
ては、CCD28の代わりにCMD(Charged Modulatio
n Device) 撮像素子、CMOS( Complementary Metal
-Oxide Semiconductor )撮像素子、AMI(Amplified
MOS Imager)、BCCD(Back Illuminated CCD)で
も良い。 【0021】励起光カットフィルタ27は蛍光観察時
に、蛍光を発生させるために励起される励起光を遮光す
るフィルタである。この励起光カットフィルタ27の特
性を図3(C)に示す。この図3(C)に示すように4
70−700nmの波長帯域を透過する、つまり、青色
帯域の一部の波長(400−470nm)を除いた可視
光を透過する特性を有する。 【0022】尚、この電子内視鏡2Aは、蛍光画像モー
ドと通常画像モードとを選択する指示操作や、フリー
ズ、レリーズの指示操作を行うためのスコープスイッチ
29が設けてあり、その操作信号は制御回路37に入力
され、制御回路37はその操作信号に対応した制御動作
を行う。 【0023】例えばスコープスイッチ29におけるモー
ド切換スイッチの通常モードスイッチを操作すると、光
源装置3Aはライトガイドファイバ9に通常画像モード
の照明光、つまりR、G、Bの光を順次供給する状態と
なり、また画像処理装置4Aも通常画像モードに対応し
た信号処理を行う状態になる。 【0024】また、モード切換スイッチの蛍光モードス
イッチを操作すると、光源装置3Aはライトガイドファ
イバ9に蛍光モードの照明光、つまりR1、G1、E1
の光を順次供給する状態となり、また画像処理装置4A
も蛍光モードに対応した信号処理を行う状態になる。 【0025】CCD28は画像処理装置4A内に設けた
CCD駆動回路31からのCCD駆動信号により駆動さ
れるようになっている。このCCD28は、結像された
光学像を光電変換して画像信号を出力するようになって
いる。 【0026】この画像信号は、画像処理装置4A内に設
けたプリアンプ32で増幅され、更にオートゲインコン
トロール(AGC)回路33で所定レベルまで増幅され
た後、A/D変換回路34によりアナログ信号からデジ
タル信号(画像データ)に変換され、各画像データは切
換を行うマルチプレクサ35を経て、第1フレームメモ
リ36a、第2フレームメモリ36b及び第3フレーム
メモリ36cに一時格納(記憶)されるようになってい
る。尚、CCD駆動回路31は、制御回路37により制
御される。具体的には、制御回路37は、蛍光モードに
おいて、E1フィルタ22cにより励起光を照射して蛍
光画像を得る期間におけるCCD28で受光される光量
がR1フィルタ22a、G1フィルタ22bで照明を行
った場合の反射光の場合よりもはるかに低下するので、
CCD駆動回路31を制御してCCD28の電子シャッ
タ機能を動作させる。 【0027】また、制御回路37は選択されたモードに
応じて移動用モータ20を制御するようになっている。
また、回転用モータ16は制御回路37により制御され
ると共に、この回転用モータ16の回転軸等に取り付け
た図示しないエンコーダの出力は制御回路37に入力さ
れ、制御回路37はこのエンコーダの出力に同期してC
CD駆動回路31やマルチプレクサ35の切換等を制御
する。 【0028】また、制御回路37は、マルチプレクサ3
5の切換を制御し、通常画像モードではRフィルタ21
a、Gフィルタ21b、Bフィルタ21cの照明のもと
で撮像した各画像データをそれぞれ第1フレームメモリ
36a、第2フレームメモリ36b、第3フレームメモ
リ36cに順次記憶させるように制御する。 【0029】また、蛍光モードにおいても、制御回路3
7は、マルチプレクサ35の切換を制御し、R1フィル
タ22a、G1フィルタ22b、E1フィルタ22cの
照明のもとで撮像した各信号をそれぞれ第1フレームメ
モリ36a、第2フレームメモリ36b、第3フレーム
メモリ36cに順次記憶させるように制御する。上記フ
レームメモリ36a〜36cに格納された画像データは
画像処理回路38に入力され、マトリクス演算などが施
された後、D/A変換回路39によりアナログのRGB
信号に変換されてモニタ5に出力される。 【0030】また、この画像処理装置4Aは、プリアン
プ32を通した信号に基づいて光源装置3A内の光源絞
り13の開口量を自動的に制御する調光回路40が設け
てある。また、この調光回路40は、制御回路37によ
り制御される。また、この制御回路37は、ランプ駆動
回路11のランプ12を発光駆動するランプ電流を制御
する。また、この制御回路37はスコープスイッチ29
の操作に応じた制御動作を行う。 【0031】また、この画像処理装置4Aは、例えば電
子内視鏡2Aの他に図示しない2つの撮像素子を内蔵し
た機種等が異なる電子内視鏡でも使用できるように、接
続されたスコープの識別情報を識別するための機種検知
回路48が設けてある。 【0032】一方、スコープ2Aは、種類(機種)を含
む固有の識別情報を発生するスコープID回路47aを
有する。尚、スコープID回路47aは、スコープ2A
の機種を含む情報が書き込まれたメモリ素子で構成され
るが、これに限定されるものでなく、例えば複数のスイ
ッチからなるディップスイッチ等で構成することもでき
る。 【0033】機種検知回路48は、検知された機種情報
を制御回路37に送信し、制御回路37は検出された機
種に応じてその機種のスコープに適した蛍光モード及び
通常画像モードで観察できるように光源装置3Aを制御
するようになっている。尚、スコープ2Aは、その機種
を含む固有のID(識別情報)を発生するスコープID
回路47aを備えた構成であるが、単に機種情報を画像
処理装置4Aにそれぞれ入力しても良い。 【0034】また、この画像処理装置4Aは、スコープ
ID回路47aを設けていないスコープにも対応可能で
ある。この場合、スコープID回路47aを設けていな
いスコープが画像処理装置4Aに接続されたとき、スコ
ープIDを発生しないので、機種検知回路48の出力に
より制御回路37はスコープID回路47aを設けてい
ない機種であると判断して、対応する制御動作を行うこ
ともできる。 【0035】このような構成の内視鏡装置1Aでは、光
源装置3Aの切替フィルタ17のRGBフィルタ21、
蛍光観察用フィルタ22及び、電子内視鏡2Aの撮像光
路中に設けた励起光カットフィルタ27のフィルタ特性
を図3(A)〜図3(C)に示すように設定したことが
特徴の1つになっている。 【0036】この特徴を図4等を参照して以下に説明す
る。図4は通常画像モードにより、白い紙等の白い被写
体を撮像した場合におけるCCD28の受光面(撮像
面)での光強度を示す。この場合、図3(A)に示す特
性のRフィルタ21a、Gフィルタ21b、Bフィルタ
21cによりR,G,B光の照明が行われ、一方CCD
28の前に配置された励起光カットフィルタ27のフィ
ルタ特性は図3(C)に示すようにG、Rの光は全て透
過するが、Bの光に対してはその長波長側の一部を透過
する特性である。このため、CCD28の受光面(撮像
面)での光強度は、図4で2点鎖線で示すBの短波長側
がカットされたものとなる。つまり、CCD28は、B
の光に対して実線で示すようにその長波長側の一部のみ
が受光面(撮像面)で受光されることになる。 【0037】従って、Bフィルタ21cによるB光での
照明期間において、CCD28は、受光面(撮像面)で
受光される光量が他のRフィルタ21a、Gフィルタ2
1bによるR光、G光での照明期間の場合よりも低下す
ることになる。このため、通常画像モードにおいて、B
フィルタ21cによる照明期間における撮像時、Rフィ
ルタ21a、Gフィルタ21bによる照明期間における
撮像の場合に比べて、その照明光量を増大したり、信号
処理系側で増幅率を増大させてホワイトバランスのとれ
た通常画像が得られるようにしている。 【0038】ここで、通常画像モード時に白色反射板等
を撮像してモニタ上に反射板を白く表示させる際に、B
光の強度が低下するので、RGBの各信号出力が均一に
なるように調整すると、B信号の信号出力は一部の光が
制限されなかった場合に対して、B信号のゲインが高く
設定されるようになる。 【0039】また、図5に示すようにヘモグロビンの吸
光度は、短波長になるに従い大きくなる。特に、ヘモグ
ロビンの吸光度は、B光の遮断される波長帯域(400
〜470nm)に大きなピーク(solet帯)を持
つ。 【0040】従って、通常画像モード時に生体体腔内を
観察すると、図5に示すようにB光がヘモグロビンの吸
収により大きく減衰される。しかしながら、470〜5
00nmに制限されたB光では、ヘモグロビンの吸収が
小さく、CCD28に到達するB光の強度が高くなる。
このため、通常画像モード時に470〜500nmに制
限されたB光と、R光、G光で生体体腔内を観察する
と、色調が変化することになる。 【0041】そこで、本実施の形態では、通常画像モー
ド時に470〜500nmに制限されたB光からの信号
のゲインを一定値減衰させるように構成する。図6に示
すように画像処理回路38は、RGBの各信号の出力強
度が一定値になるようにゲイン調整を行うホワイトバラ
ンス部50と、このホワイトバランス部50でのRGB
のゲイン調整値をメモリすると共に、Bチャンネルのゲ
インを一定値減衰させるホワイトバランス設定部51
と、前記ホワイトバランス部50でゲイン調整されたR
GBの信号に対し、所定のマトリクス演算を施して蛍光
画像信号又は通常画像信号を生成するマトリクス回路5
2と、前記制御回路37からモード信号を得て、マトリ
クス回路52に蛍光画像用のパラメータを出力するか、
又は、通常観察用のパラメータを出力するか判断し、モ
ードに適したパラメータを出力するパラメータ設定部5
3と、前記マトリクス回路52で生成された画像信号を
モニタに表示するためのゲイン調整を行うγ補正回路5
4とから構成される。以上の構成にすることで、通常画
像モードでの良好な通常観察画像、蛍光モードでの明る
い蛍光画像を実現できるようにしている。 【0042】このような構成による本実施の形態の作用
を以下に説明する。図1に示すように電子内視鏡2Aの
光源用コネクタ10を光源装置3Aに接続し、また、電
子内視鏡2Aの図示しない信号用コネクタを画像処理装
置4Aに接続する。そして、図1に示すような接続状態
に設定して、各装置の電源を投入し、動作状態に設定す
る。すると、制御回路37は初期設定の動作を行い、こ
の初期設定の状態では例えば通常画像モードで動作する
ように設定する制御を行う。 【0043】この通常画像モードでは、制御回路37は
光源装置3Aの移動用モータ20を制御して、切替フィ
ルタ17をその内周側のRGBフィルタ21が照明光路
中に位置するように設定する。 【0044】そして、回転モータ16を回転させる。ラ
ンプ12の白色光は切替フィルタ17のRフィルタ21
a、Gフィルタ21b、Bフィルタ21cが順次照明光
路中に配置されるようになり、観察対象側へR、G、B
の照明光が出射される。通常画像モードでは切替フィル
タによる(観察対象側への)照明光は上記のようにRフ
ィルタ21a、Gフィルタ21b、Bフィルタ21cが
順次照明光路中に配置される。 【0045】R、G、Bの光で照明され、CCD28で
撮像された信号は、増幅、A/D変換された後、マルチ
プレクサ35が制御回路37で順次切り換えられること
により、第1フレームメモリ36a、第2フレームメモ
リ36b、第3フレームメモリ36cに順次格納され
る。 【0046】これらフレームメモリ36a〜36cに格
納されたR、G、Bの色成分の画像データは所定のフレ
ーム期間(例えば33ms、つまり1/30秒)で同時
に読み出され、画像処理回路38でマトリクス演算等が
され、D/A変換回路39を経てアナログの標準的な映
像信号、ここではRGB信号にされてモニタ5に出力さ
れ、モニタ5の表示面には(白色光を照射した場合に、
直接被写体を観察した場合のカラー色調を反映した)通
常観察画像がカラー表示される。 【0047】上述したように、Bフィルタ21cを通し
て照明を行った場合における被写体側での反射光量は励
起光カットフィルタ27によりその短波長側がカットさ
れてCCD28で受光される。このため、そのB光の色
成分画像の受光量が他のR、G光の色成分画像の受光量
より少なくなる(低下する)ので、RGBの各信号出力
が均一になるように調整すると、B信号の信号出力は一
部の光が制限されなかった場合に対して、B信号のゲイ
ンが高く設定される。 【0048】この状態で、通常画像モード時に生体体腔
内を観察すると、B光がヘモグロビンの吸収により大き
く減衰されるが、励起光カットフィルタ27により47
0〜500nmに制限されたB光では、ヘモグロビンの
吸収が小さく、CCD28に到達するB光の強度が高く
なってしまう。すると、モニタに表示される通常画像モ
ード時の生体体腔内の観察画像は、赤みがかったものと
なる。 【0049】これを防止するために、画像処理回路38
は、ホワイトバランス部50でRGBの各信号の出力強
度が一定値になるようにゲイン調整を行う。このとき、
ホワイトバランス設定部51は、ホワイトバランス部5
0でのRGBのゲイン調整値をメモリすると共に、Bチ
ャンネルのゲインを一定値減衰させる。 【0050】このBチャンネルのゲイン調整量は、図7
に示すように生体体腔内のヘモグロビン濃度に依存す
る。このヘモグロビン濃度は、部位、臓器、組織の状態
により変化する。本実施の形態では、ヘモグロビン濃度
1%〜4%に対してBチャンネルのゲイン調整量を15
%〜30%の範囲として一定の値を設定している。 【0051】そして、このようにゲインを調整されたB
光と、R及びG光とは、マトリクス回路52に入力され
る。マトリクス回路52は、制御回路37からモード信
号を得たパラメータ設定部53により、モードに適した
パラメータを出力され、ゲイン調整されたRGBの信号
に対し、所定のマトリクス演算を施して通常画像信号を
生成し、出力する。 【0052】マトリクス回路52で生成された通常画像
信号は、γ補正回路54でゲイン調整され、D/A変換
回路39でD/A変換されてモニタに出力され、通常画
像としてモニタに表示される。 【0053】このようにして通常画像モードで被写体を
観察でき、例えば注目する患部部位等の被写体に対して
蛍光観察を行いたい場合には、スコープスイッチ29の
モード切換スイッチの蛍光モードスイッチを操作する。
すると、この操作信号を受けて、制御回路37は光源装
置3Aは移動用モータ20を駆動して、切替フィルタ1
7を移動させ、蛍光観察用フィルタ22が照明光路上に
配置される状態に設定し、蛍光モードに切り換える。 【0054】蛍光モードに設定されると、電子内視鏡2
Aのライトガイドファイバ9には蛍光モードの照明光、
つまりR1、G1、E1の光が順次供給される状態とな
る。そして、被写体にはR1、G1、E1の光が順次照
射される。R1、G1の照明の場合には、通常画像モー
ドでのR、Gの光が順次照射された場合と同様の動作と
なる。つまり、この場合にはR1、G1の被写体での反
射光をCCD28で受光する。この場合、励起光カット
フィルタ27による影響を受けないで、CCD28は撮
像することになる。 【0055】これに対し、励起光E1を照射した場合に
は、その励起光E1の反射光は励起光カットフィルタ2
7で殆ど完全に遮光され、かつこの励起光カットフィル
タ27の透過帯域内の被写体側からの蛍光を受光する。
この蛍光の強度は、R1、G1の被写体での反射光の強
度に比べてはるかに小さいので、通常画像モードでの
R、Gの照明、Bの照明及びそれらの場合の信号処理と
類似した動作を行い、モニタに蛍光画像が表示される。
このように蛍光モードにおいても、良好な蛍光画像が得
られる。 【0056】この結果、本実施の形態の画像処理装置
は、1つの撮像素子で通常画像モードと、蛍光画像モー
ドとの2つのモードの画像を撮像する内視鏡を用い、通
常画像モード時に際しても良好な観察画像を得られる。 【0057】また、上述した図6の画像処理回路38
は、ホワイトバランス部50でRGBの各信号の出力強
度が一定値になるように通常画像モード時のゲイン調整
を行うように構成されているが、図8に示すようにホワ
イトバランス部50でホワイトバランスを行った後、マ
トリクス回路52で通常画像モード時のゲイン調整を行
うように構成しても良い。図8は、本発明の第1の実施
の形態の変形例を示す回路ブロック図である。 【0058】図8に示すように画像処理回路38Bは、
通常画像モード時のゲイン調整を所定のマトリクス演算
により行うマトリクス回路52bと、このマトリクス回
路52bに対して、モードに適したパラメータを出力す
るパラメータ設定部53bと、前記γ補正回路とから構
成される。尚、ホワイトバランス部50bは、ホワイト
バランス設定部51bで設定された値に基づき、通常の
ホワイトバランスを行うようになっている。 【0059】前記マトリクス回路52bは、ホワイトバ
ランス部50bで通常のホワイトバランスが行われた
後、上記マトリクス演算を行うようになっている。この
マトリクス演算は、例えば、以下に示すような3行3列
の行列式で演算が行われる。 【0060】 【式1】 また、B光のゲインを落とさずにR光及びG光のゲイン
をアップさせるようにしても良い。この場合、このマト
リクス演算は、例えば、以下に示すような行列式で演算
が行われる。 【0061】 【式2】 これら行列式に基づきマトリクス回路52bは、RGB
の信号に対してマトリクス演算を行うことで、通常画像
モード時のゲイン調整が可能となり、モニタに表示され
る通常画像モード時の生体体腔内の観察画像が良好なも
のとなる。この結果、本変形例の画像処理部38Bは、
上記第1の実施の形態と同様な効果を得る。 【0062】また、電子内視鏡2Aは、図9に示すよう
に500−700nmの波長帯域を透過するフィルタ特
性の励起光カットフィルタ27bを用いても良い。この
場合、励起光カットフィルタ27bは、青色帯域の波長
(400−500nm)を除いた可視光を透過する特性
を有している。このため、CCD28の受光面(撮像
面)での光強度は、図10に示すように2点鎖線で示す
B光全体がカットされたものとなる。 【0063】この場合、画像処理装置4Aに出力される
信号は、R光と、G光の信号のみなので、図4、図8で
画像処理部38,38Bは、B’光の信号をG光の信号
に割り当て、R,G,Gとして上述した信号処理を施す
ように構成しても良い。更に、具体的に説明すると、例
えば、画像処理部38は、R光,G光,G光の信号がホ
ワイトバランス部50に入力され、このホワイトバラン
ス部50でB’光の信号の代わりに割り当てたG光のゲ
インを調整する。この場合、ホワイトバランス設定部5
1で設定される減衰量は、40%となる。それ以外の構
成は、上記第1の実施の形態と同様である。 【0064】(第2の実施の形態)図11は本発明の第
2の実施の形態の画像処理回路の構成を示す回路ブロッ
ク図である。本第2の実施の形態は、上記第1の実施の
形態の構成に加え、ヘモグロビン濃度1%〜4%に応じ
て青色信号を生成してBチャンネルのゲイン調整量を修
正するように構成する。それ以外の構成は上記第1の実
施の形態と同様なので説明を省略し、同じ構成には同じ
符号を付して説明する。 【0065】即ち、図11に示すように本第2の実施の
形態の画像処理回路38Cは、470〜500nmに制
限されたB’光とR光を用いて(又はR光とG光を用い
て)、ヘモグロビン量を算出する色素算出部61と、こ
の色素算出部61で算出されるヘモグロビン量に基づ
き、モードに適したパラメータを設定するパラメータ設
定部53cと、このパラメータ設定部53cで設定され
たパラメータに基づき、Bチャンネルのゲイン調整量を
修正するマトリクス回路52cと、前記γ補正回路54
とから構成される。 【0066】前記パラメータ設定部53cは、通常画像
モード時、前記色素算出部61から出力されるヘモグロ
ビン量に基づき、B信号のゲインを減衰されるようにパ
ラメータを設定し、これを前記マトリクス回路52cに
出力するようになっている。 【0067】前記色素算出部61での演算は、以下の色
信号を用い、励起光カットフィルタ27で制限を受けな
いB光から形成される信号のゲインを以下の式に基づい
て予測するようになっている。 【0068】生体から反射した光の強度は、以下の式で
定義される。 IB=I0exp(−cdεB) ・・・(1) IB'=I0exp(−cdεB') ・・・(2) IR=k・I0exp(−cdεR) ・・・(3) I0:ホワイトバランス後の出力信号 IB:励起光カットフィルタ27で光が遮断されなかっ
たときのBの反射光強度 IB':励起光カットフィルタ27で一部の光が遮断され
たときのBの反射光強度 IR:R光の反射光強度 εB:B光帯域のヘモグロビンの吸光度 εB':B’光帯域のヘモグロビンの吸光度 εR:R光帯域のヘモグロビンの吸光度 c:ヘモグロビン濃度 d:光路長 尚、kは、ホワイトバランス取得時の係数である。本演
算では、ホワイトバランス後であるので、k=1が成り
立つ。従って、kは、演算式中より、削除される。 【0069】ここで、IRとIB'との値からIBの値を算
出する。(2)、(3)式からcdを求める。 【0070】 cd=(logIR−logIB')/(εB'−εR) cdを(1),(2)より求められる下式に代入する。 IB=IB'・exp(−cdεB)/exp(−cdε
B') =IB'・exp{−cd(εB−εB')} よって、IR/IBとIR/IB'との関係式は以下の式で
求まる。 IR/IB=(IR/IB'){(εB−εR)/(εB’−εR)} ・・・ (4) 上記関係式により、B光帯域で遮断されなかったときの
B光の反射光強度が求まる。 【0071】尚、上記関係式は、R光とB’光との関係
により、B光の強度を予測したが、R光とG光との関係
により、B光の強度を予測しても良い。次に、R光とG
光とで色素量を求める場合は、上記(1)〜(3)の関
係式でB’がGに変更となる。 IB=I0exp(−cdεB) ・・・(1) IG=I0exp(−cdεG) ・・・(2’) IR=k・I0exp(−cdεR) ・・・(3) IG:G光の反射光強度 εG:G光帯域のヘモグロビンの吸光度 ここで、IRとIGとの値からIBの値を算出する。
(2’)、(3)式からcdを求める。 cd=(logIR−logIG)/(εG−εR) cdを(1),(2’)より求められる下式に代入す
る。 IB=IG・exp(−cdεB)/exp(−cdεG) =IG・exp{−cd(εB−εG)} よって、IR/IBとIR/IGとの関係式は以下の式で求
まる。 IR/IB=(IR/IG){(εB−εR)/(εG−εR)} ・・・(5 ’) 上記関係式により、B光帯域で遮断されなかったときの
B光の反射光強度が求まる。 【0072】色素算出部61は、上述した関係式
(5)、(5’)で算出されたB光の反射光強度に基づ
いてヘモグロビン量を算出し、この算出値をパラメータ
設定部53cに出力する。パラメータ設定部53cは、
色素算出部61で算出されたヘモグロビン量に基づき、
モードに適したパラメータを設定してマトリクス回路5
2cに出力する。 【0073】マトリクス回路52cは、パラメータ設定
部53cで設定されたパラメータに基づき、青色信号を
生成してBチャンネルのゲイン調整量を修正するようマ
トリクス演算を行うようになっている。このマトリクス
演算は、例えば、以下に示すような3行3列の行列式で
演算が行われる。 【0074】 【式3】 尚、式3中のCは、色素演算部61で算出されたヘモグ
ロビン量に基づき、決められるゲイン調整量である。 【0075】そして、マトリクス回路52cで生成され
た通常画像信号は、γ補正回路54でゲイン調整され、
D/A変換回路39でD/A変換されてモニタに出力さ
れ、通常画像としてモニタに表示される。 【0076】この結果、本第2の実施の形態の画像処理
装置は、上記第1の実施の形態の画像処理装置の効果に
加え、通常画像モード時にヘモグロビン量に応じて良好
な観察画像を得られる。 【0077】尚、本発明は、以上述べた実施形態のみに
限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々変形実施可能である。 【0078】[付記] (付記項1) 青色の少なくとも一部の波長帯域を遮光
する帯域フィルタが撮像素子の前面に配置された内視鏡
の前記撮像素子から出力される信号を画像処理して白色
光による通常画像モードと、蛍光情報を含む蛍光画像モ
ードとを切り換えてカラー画像信号を発生する内視鏡用
画像処理装置において、前記通常画像モード時に、前記
カラー画像信号のうち、所定の色信号のゲインを調整す
る調整手段を設けたことを特徴とする内視鏡用画像処理
装置。 【0079】(付記項2) 前記通常画像モード時に、
前記カラー画像信号のうち、所定の色信号を用いて青色
信号を生成する生成手段を設けたことを特徴とする付記
項1に記載の内視鏡用画像処理装置。 【0080】(付記項3) 前記調整手段は、青色のゲ
インを減衰させることを特徴とする付記項1に記載の内
視鏡用画像処理装置。 【0081】(付記項4) 前記調整手段は、赤色及び
緑色のゲインを増幅させることを特徴とする付記項1に
記載の内視鏡用画像処理装置。 【0082】(付記項5) 前記調整手段は、赤色と青
色又は緑色の色信号を用いて色素量を算出し、ゲインの
調整量を設定することを特徴とする付記項1に記載の内
視鏡用画像処理装置。 【0083】(付記項6) 前記生成手段は、所定の色
信号のゲインを調整して青色信号とすることを特徴とす
る付記項2に記載の内視鏡用画像処理装置。 【0084】(付記項7) 接続される前記内視鏡の
種類に関する情報を入力され、この情報に基づき、前記
調整手段又は前記生成手段を制御する制御手段を有する
ことを特徴とする付記項1又は2に記載の内視鏡用画像
処理装置。 【0085】(付記項8) 前記ゲインの減衰量は、1
5%〜30%の範囲であることを特徴とする付記項3に
記載の内視鏡用画像処理装置。 【0086】(付記項9) 前記ゲインの増幅量は、1
8%〜42%の範囲であることを特徴とする付記項4に
記載の内視鏡用画像処理装置。 【0087】(付記項10) 前記生成手段でゲインを
調整される所定の色信号は、緑色であることを特徴とす
る付記項6に記載の内視鏡用画像処理装置。 【0088】(付記項11) 前記ゲインの調整量は、
40%に減衰することを特徴とする付記項10に記載の
内視鏡用画像処理装置。 【0089】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、1
つの撮像素子で通常画像モードと、蛍光画像モードとの
2つのモードの画像を撮像する内視鏡を用い、通常画像
モード時に際しても良好な観察画像を得られる内視鏡用
画像処理装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】第1の実施の形態を備えた内視鏡装置の全体構
成図 【図2】通常観察用フィルタと蛍光観察用フィルタが設
けられた切替フィルタの構成を示す説明図 【図3】フィルタの波長に対する透過特性を示す特性図 【図4】通常画像モードで白い被写体を観察した場合の
CCDで受光した光強度の波長に対する特性を示す特性
図 【図5】生体組織に含まれるヘモグロビンの吸光度の波
長に対する特性を示す特性図 【図6】図1の画像処理回路の構成を示す回路ブロック
図 【図7】ヘモグロビン濃度に対するゲイン調整量の関係
を示すグラフ 【図8】図6の画像処理回路の変形例を示す回路ブロッ
ク図 【図9】500−700nmの波長帯域を透過する励起
光カットフィルタの透過特性を示す特性図 【図10】図9の励起光カットフィルタにおける通常画
像モード時のCCDで受光した光強度の波長に対する特
性を示す特性図 【図11】本発明の第2の実施の形態の画像処理回路の
構成を示す回路ブロック図 【符号の説明】 1A…内視鏡装置 2A…電子内視鏡 3A…光源装置 4A…画像処理装置 5…モニタ 7…挿入部 8…先端部 14…切替フィルタ部 16…回転用モータ 17…切替フィルタ 21…RGBフィルタ 22…蛍光観察用フィルタ 27…励起光カットフィルタ 28…CCD 37…制御回路 50…ホワイトバランス部 51…ホワイトバランス設定部 52…マトリクス回路 53…パラメータ設定部 54…γ補正回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/18 H04N 7/18 M 5C065 9/04 9/04 Z (72)発明者 今泉 克一 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 金子 守 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H040 BA11 CA10 CA11 CA12 CA23 GA02 GA05 GA11 2H048 AA12 AA18 4C061 CC06 HH51 QQ04 RR14 SS09 WW09 WW17 5C022 AA09 AB13 AB20 AC42 AC55 AC69 5C054 AA01 AA05 CA04 CC02 EE04 FB03 HA12 5C065 AA04 BB02 BB30 CC01 DD02 EE15 GG15

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 青色の少なくとも一部の波長帯域を遮光
    する帯域フィルタが撮像素子の前面に配置された内視鏡
    の前記撮像素子から出力される信号を画像処理して白色
    光による通常画像モードと、蛍光情報を含む蛍光画像モ
    ードとを切り換えてカラー画像信号を発生する内視鏡用
    画像処理装置において、 前記通常画像モード時に、前記カラー画像信号のうち、
    所定の色信号のゲインを調整する調整手段を設けたこと
    を特徴とする内視鏡用画像処理装置。
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