JP2000078117A - 無線通信方法および無線通信装置 - Google Patents
無線通信方法および無線通信装置Info
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Abstract
ータ送信を正確に行うことができる無線通信方法および
無線通信装置を提供する。 【解決手段】 無線通信機6のメモリに記憶された送信
データが、ポインタ等を加えたフラグメントとなって送
信される(ステップS20)。続いて、送信先から通信
成立の返信があったかどうかの判定がなされる(ステッ
プS22)。この判定がNOの場合には、再送処理が行
われる。すなわち、ステップS32で再送回数が所定の
再送回数以下かどうかがまず判定される。この判定がY
ESであれば、ステップS20に戻って再びフラグメン
トの送信が実行される。再送回数が所定の再送回数を越
えてしまった場合には、ステップS32の判定がNOと
なるので、ステップS36へ進んでフラグメントのデー
タ数が少なくされ、このデータ数の少なくなったフラグ
メントが送信される(ステップS20)。
Description
てデータ送信を行う際に、妨害電波が入ってもデータ送
信を正確に行うことができる無線通信方法および無線通
信装置に関する。
は、搬送波の帯域に妨害電波が発生すると、正確にデー
タを送信できなくなる。例えば、2.4GHz帯のDS
(直接拡散)−SS(スペクトラム拡散)方式の無線通
信においては、通信エラーを引き起こす妨害電波とし
て、高周波加熱器(電子レンジ)から発生するノイズ、
他の拡散符号を持ったDS−SS方式の無線機からの電
波、FH(周波数ホッピング)−SS方式の無線機から
の電波等がある。特に、データ送信すべきデータブロッ
ク長が長くなると、かかる妨害電波による通信エラーが
発生し易くなり、再送回数が増えて送信効率が低下す
る。
長を変化させることによって、効率の良いデータ送信を
実現しようとする無線通信装置が開発されている。かか
る無線通信装置としては、例えば、特開平6−2327
95号公報に記載されたデータ端末の無線通信装置があ
る。
していないときのキャリア検出レベルNと電波を受信し
たときのキャリア検出レベルSとからS/N比を算出
し、このS/N比に基づいて送信するデータブロック長
を決定する。これによって、妨害電波が発生していてS
/N比が悪いときには、データブロック長を短くするこ
とによって妨害電波を回避することができ、妨害電波が
あっても正確なデータ送信を行うことができる。
来の無線通信装置においては、S/N比に基づいてデー
タブロック長を決定しており、このS/N比を算出する
ために、電波を受信していないときのキャリア検出レベ
ルNと電波を受信したときのキャリア検出レベルSとを
測定しなければならない。このため、データブロック長
の決定処理が煩雑になるという問題点があった。
に係る発明においては、簡単な処理で、妨害電波が発生
していてもデータ送信を正確に行うことができる無線通
信方法を提供することを目的とする。
り効率の良いデータ送信を行うことができる無線通信方
法を提供することを目的とする。
明においては、妨害電波が発生していても、通信状況を
より正確に把握して簡単な処理でデータ送信を正確にか
つ効率良く行うことができる無線通信方法を提供するこ
とを目的とする。
り効率の良いデータ送信を行うことができる無線通信方
法を提供することを目的とする。
簡単な処理で、妨害電波が発生していてもデータ送信を
正確に行うことができる無線通信装置を提供することを
目的とする。
害電波が発生していても、通信状況をより正確に把握し
て簡単な処理でデータ送信を正確にかつ効率良く行うこ
とができる無線通信装置を提供することを目的とする。
決するために、請求項1に係る発明においては、送信デ
ータを無線通信機を介してフラグメントで送信するとと
もに、送信データが相手側で正確に受信されない場合に
は再送処理を行う無線通信方法であって、前記無線通信
機は、所定の再送回数だけ再送処理を行ったときには、
1フラグメントあたりのデータ数を少なくして送信する
無線通信方法を創出した。
が無線通信機を介してフラグメントで送信され、フラグ
メントが正確に送信されて送信先から通信成立の返信が
くるまで再送処理が行われる。かかる無線通信方法にお
いて、電子レンジのノイズ等の妨害電波が発生している
ために、所定の再送回数だけ再送処理を行っても送信先
から通信成立の返信がこない場合、すなわちフラグメン
トが正確に送信されない場合には、1フラグメントあた
りのデータ数が少なくされる。そして、このデータ数の
少なくなったフラグメントが送信される。
とによって妨害電波を回避することができ、妨害電波が
発生していても正確に通信を行うことができる。そし
て、この無線通信方法においては、所定の再送回数に達
すると直ちにフラグメントのデータ数を少なくする処理
が実行されるので、煩雑な判定処理を必要としない。こ
のようにして、簡単な処理で、妨害電波が発生していて
もデータ送信を正確に行うことができる無線通信方法と
なる。
記送信データの1フラグメントあたりのデータ数を少な
くして送信を行っている状態で、所定回数連続して相手
側で正確に受信されたときには、1フラグメントあたり
のデータ数を多くして送信する請求項1に記載の無線通
信方法を創出した。
回数だけ再送処理を行ったときは、一旦1フラグメント
あたりのデータ数を少なくして送信する。そして、所定
回数連続して相手側で正確に受信されたときには、通信
環境が良好な状態に戻ったものとみなして、再び1フラ
グメントあたりのデータ数を多くして送信する。これに
よって、一回の送信で送られるデータ数が多くなるの
で、送信効率が向上する。このようにして、より効率の
良いデータ送信を行うことができる無線通信方法とな
る。
送信データを無線通信機を介してフラグメントで送信す
るとともに、送信データが相手側で正確に受信されない
場合には再送処理を行う無線通信方法であって、前記無
線通信機に全送信データを転送するとともに、1フラグ
メントあたりのデータ数を指示し、前記無線通信機は、
転送された全送信データを指示されたデータ数ごとに順
次フラグメントで送信し、所定の再送回数だけ再送処理
を行ったときには、前記フラグメントのデータ数を前記
指示されたデータ数より少なくして送信する無線通信方
法を創出した。
タを無線通信機に一度に転送するため、データ転送に要
する時間が著しく短縮され、効率の良い送信ができる。
また、指示したデータ数のフラグメントについて所定の
再送回数だけ再送処理を行っても送信できない場合に
は、フラグメントのデータ数を少なくして送信する。こ
れによって、妨害電波が発生していても妨害電波を回避
することができ、より確実に正確な通信を行うことがで
きる。
の再送回数に達すると、直ちにフラグメントのデータ数
が少なくされるので、煩雑な判定処理を必要としない。
このようにして、妨害電波が発生していても、通信状況
をより正確に把握して簡単な処理でデータ送信を正確に
かつ効率良く行うことができる無線通信方法となる。
記再送回数を指示するとともに、前記無線通信機が指示
された再送回数だけ再送処理を行ったときには、前記指
示した再送回数と異なる再送回数を前記無線通信機に指
示する請求項3に記載の無線通信方法を創出した。
タを無線通信機に一度に転送するため、データ転送に要
する時間が著しく短縮され、効率の良い送信ができる。
また、指示した再送回数だけ再送処理を行っても送信で
きない場合には、異なる再送回数を指示して再送処理を
行わせる。これによって、より適切な再送回数で再送処
理を行うことができ、送信効率が向上する。このように
して、より効率の良いデータ送信を行うことができる無
線通信方法となる。
理装置と、無線通信機とを備える無線通信装置であっ
て、前記処理装置は、前記無線通信機に送信データを転
送し、前記無線通信機は、前記転送された送信データを
フラグメントで送信するとともに、送信データが相手側
で正確に受信されない場合には再送処理を行い、さらに
所定の再送回数だけ再送処理を行ったときには1フラグ
メントあたりのデータ数を少なくして送信する無線通信
装置を創出した。
が処理装置から無線通信機に転送され、転送された送信
データはフラグメントで送信され、フラグメントが正確
に送信されて送信先から通信成立の返信がくるまで再送
処理が行われる。かかる無線通信装置において、電子レ
ンジのノイズ等の妨害電波が発生しているために、所定
の再送回数だけ再送処理を行っても送信先から通信成立
の返信がこない場合、すなわちフラグメントが正確に送
信されない場合には、1フラグメントあたりのデータ数
が少なくされる。そして、このデータ数の少なくなった
フラグメントが送信される。
とによって妨害電波を回避することができ、妨害電波が
発生していても正確に通信を行うことができる。そし
て、この無線通信装置においては、所定の再送回数に達
すると直ちにフラグメントのデータ数を少なくする処理
が実行されるので、煩雑な判定処理を必要としない。こ
のようにして、簡単な処理で、妨害電波が発生していて
もデータ送信を正確に行うことができる無線通信装置と
なる。
理装置と、無線通信機とを備える無線通信装置であっ
て、前記処理装置は、前記無線通信機に全送信データを
転送するとともに、1フラグメントあたりのデータ数お
よび再送回数を指示し、前記無線通信機は、転送された
全送信データを指示されたデータ数ごとに順次フラグメ
ントで送信し、指示された再送回数だけ再送処理を行っ
たときには、前記データ数を少なくして送信する無線通
信装置を創出した。
タが処理装置から無線通信機に一度に転送されるため、
データ転送に要する時間が著しく短縮され、効率の良い
送信ができる。また、処理装置によって指示されたデー
タ数のフラグメントについて指示された再送回数だけ再
送処理を行っても送信できない場合には、フラグメント
のデータ数を少なくして送信する。これによって、妨害
電波が発生していても妨害電波を回避することができ、
より確実に正確な通信を行うことができる。
装置によって指示された再送回数に達すると、直ちにフ
ラグメントのデータ数が少なくされるので、煩雑な判定
処理を必要としない。このようにして、妨害電波が発生
していても、通信状況をより正確に把握して簡単な処理
でデータ送信を正確にかつ効率良く行うことができる無
線通信装置となる。
1乃至図3を参照して説明する。まず、本実施形態の無
線通信装置の全体構成について、図1を参照して説明す
る。図1は、無線通信装置の第1の実施形態の全体構成
を示すブロック図である。図1に示されるように、本実
施形態の無線通信装置2は、上位コンピュータ(処理装
置)4と無線通信機6とを備えている。無線通信機6
は、変調された送信信号を電波として送出する送信部8
と、電波を受信する受信部10と、送出信号と受信信号
を分離するための共用器12と、電波の受信と送出のた
めのアンテナ14を備えている。
線通信装置において、データ送信の単位となるフラグメ
ントの構成について、図2を参照して説明する。図2
は、無線通信方法および無線通信装置の第1の実施形態
におけるフラグメントの構成を示すブロック図である。
図2に示されるように、本実施形態のフラグメント16
は、プリアンブル18,フラグ20,データサイズ2
2,ポインタ24,データ26,フラグ28から構成さ
れている。
開始を示すためにフラグメント16の先頭に付けられる
制御キャラクタである。フラグ20は、電文の開始を示
す制御キャラクタであり、データサイズ22は、データ
26の大きさを表す信号である。ポインタ24は、フラ
グメント16の順番を表すための制御キャラクタであ
り、フラグ28は電文の終了を示す制御キャラクタであ
る。
線通信装置におけるデータ通信の手順について、図1お
よび図2を参照しつつ、図3に従って説明する。図3
は、無線通信方法および無線通信装置の第1の実施形態
におけるデータ通信の手順を示すフローチャートであ
る。図3のステップS10でデータ通信が開始される
と、まず上位コンピュータ4から設定データ数の送信デ
ータが無線通信機6に転送される(ステップS12)。
転送された送信データは、無線通信機6のメモリに記憶
される。
数を少なくする場合の1フラグメントあたりのデータ数
(例えば、設定データ数の1/2,1/3)および所定の再送
回数が指示される(ステップS14)。これらの値も無
線通信機6のメモリに記憶される。なお、これらの値
は、予め無線通信機6のメモリに記憶させておいても良
い。また、データ数を指示する代わりに、フラグメント
を幾つに分割するかの分割数を指示しても良い。この場
合、最初1/2に分割してそれでも送信できなければさら
に1/2(すなわち最初のフラグメントの1/4)、そのまた
1/2…と分割するようにしても良いし、1/2でだめなら1/
3,1/4,…というように分割するようにしても良い。
出される(ステップS16)。無線通信機6は、これに
応じてメモリに記憶された送信データを、フラグメント
ポインタ24等を加えたフラグメント16として、変調
器で変調して送信部8から送信する(ステップS2
0)。
たかどうかの判定がなされる。例えば、送信先からの受
信通知(ACK)の受信によって判定する(ステップS
22)。この判定がYESであれば、最初のフラグメン
ト16は正確に送信されたわけだから、フラグメント1
6の順番を表すポインタ24を更新して(ステップS2
4)、送信データを全て送信完了したか判定される(ス
テップS26)。
は、フラグメント16は分割されておらず、送信データ
26は全て送信されているから、この判定はYESとな
る。この場合には、上位コンピュータ4に正常終了の通
知をして(ステップS28)、最初の送信処理を終了す
る(ステップS30)。そして、上位コンピュータ4
は、次の送信データを無線通信機6に転送して、ステッ
プS12からの手順を繰り返す。
うなるのは、ステップS36でフラグメント16を分割
した場合のみである。)、ステップS20に戻り、送信
データの全てについての送信が完了するまでステップS
20〜S26の処理が繰り返される。一方、ステップS
22の判定がNOの場合には、再送処理が行われる。す
なわち、ステップS32で再送回数が所定の再送回数以
下かどうかがまず判定される。この判定がYESであれ
ば、ステップS20に戻って再びフラグメント16の送
信が実行される。
プS22の判定がYESにならず、再送回数が所定の再
送回数を越えてしまった場合には、ステップS32の判
定がNOとなる。そこで、ステップS34で1フラグメ
ントあたりのデータ数が設定値以下になっていないかが
判定される。この判定がYESであれば、1フラグメン
トあたりのデータ数が限界まで少なくされたことになる
ので、上位コンピュータ4へエラー通知をして(ステッ
プS38)、処理を終了する(ステップS40)。な
お、ステップS34では、フラグメント分割回数が設定
回数値以上になっていないかを判定しても良い。
ば、ステップS36へ進む。そして、ステップS14で
指示された1フラグメントあたりのデータ数に従ってフ
ラグメント16が分割され、1フラグメントあたりのデ
ータ数が少なくされる。例えば、データ数が二分の一に
分割される。そして、このデータ数の少なくなったフラ
グメント16が送信部8から送信される(ステップS2
0)。
たかどうかの判定がなされる(ステップS22)。この
判定がYESであれば、フラグメント16は正確に送信
されたわけだから、フラグメント16の順番を表すポイ
ンタ24を更新して(ステップS24)、送信データの
全てについての送信が完了したかどうかが判定される
(ステップS26)。この判定がYESであれば、上位
コンピュータ4に正常終了の通知をして(ステップS2
8)、送信処理を終了する(ステップS30)。そし
て、次の送信データが上位コンピュータ4から転送さ
れ、ステップS12からの手順が繰り返される。
テップS20に戻り、送信データを全て送信完了するま
でステップS20〜S26の処理が繰り返される。一
方、ステップS22の判定がNOの場合には、また再送
処理が行われる。すなわち、ステップS32で再送回数
が所定の再送回数以下かどうかがまず判定される。この
判定がYESであれば、ステップS20に戻って再びフ
ラグメント16の送信が実行される。
グメント16について再送を繰り返してもステップS2
2の判定がYESにならず、再送回数が所定の再送回数
を越えてしまった場合には、ステップS32の判定がN
Oとなる。そこで、ステップS34で1フラグメントあ
たりのデータ数が設定値以下になっていないかが判定さ
れる。この判定がYESであれば、1フラグメントあた
りのデータ数が限界まで少なくされたことになるので、
上位コンピュータ4へエラー通知をして(ステップS3
8)、処理を終了する(ステップS40)。
ば、ステップS36へ進む。そして、ステップS14で
指示された1フラグメントあたりのデータ数に従ってフ
ラグメント16が分割され、1フラグメントあたりのデ
ータ数がさらに少なくされる。例えば、データ数が三分
の一に分割される。そして、このデータ数のさらに少な
くなったフラグメント16が送信部8から送信される
(ステップS20)。
了の通知かステップS38のエラー通知かが出されるま
で、一つの送信データについての処理が続けられる。そ
して、上位コンピュータ4の送信データの全てについて
図3のフローチャートの処理が完了したら、データ送信
処理が完了したことになる。
おいては、予め設定された所定の再送回数を越えても送
信先から通信成立の返信がこない場合、すなわちフラグ
メント16が正確に送信されない場合には、データ数が
分割されてフラグメントあたりのデータ数がより少なく
される(ステップS36)。そして、このデータ数の少
なくなったフラグメント16が送信部8から送信される
(ステップS20)。
を少なくすることによって、妨害電波が発生していても
妨害電波を回避することができ、正確に通信を行うこと
ができる。そして、予め設定された所定の再送回数を越
えると(ステップS32の判定がNO)、直ちにフラグ
メント16のデータ数を少なくする処理が実行される
(ステップS36)ので、煩雑な判定処理を必要としな
い。このようにして、簡単な処理で妨害電波が発生して
いてもデータ送信を正確に行うことができる無線通信方
法および無線通信装置となる。
ップS22の判定がYESとなってフラグメントが次々
に送信されていたところ、途中で電子レンジのノイズ等
の妨害電波が発生して、ステップS22の判定がNOと
なる場合がある。この場合もステップS32で再送回数
が設定値を越えるまで再送を繰り返し、再送回数が所定
の再送回数を越えたら、フラグメント16のデータ数を
少なくして(ステップS36)、送信を行う(ステップ
S20)。
妨害電波が発生していても妨害電波を回避することがで
き、正確に通信を行うことができる。このようにして、
通信の途中で妨害電波が発生した場合でも、簡単な処理
でデータ送信を正確に行うことができる。
メント16のデータ数を少なくしたら少ないままで送信
を続ける方法を採っているが、データ数を少なくした状
態で通信成立の返信が一度あるいは所定回数連続してあ
ったら、フラグメント16のデータ数を多くする方式と
することもできる。これによって、より効率の良いデー
タ送信を行うことができる。
1および図2を参照しつつ、図4に従って説明する。本
実施形態の無線通信装置の構成およびフラグメントの構
成は、第1の実施形態と同様であるので、図1および図
2を参照して説明を省略する。図4は、無線通信方法お
よび無線通信装置の第2の実施形態におけるデータ通信
の手順を示すフローチャートである。本実施形態の無線
通信方法および無線通信装置が第1の実施形態と異なる
のは、全送信データを上位コンピュータ4から無線通信
機6へ転送しておき、フラグメント16のデータ数およ
び再送回数を指示するようにしている点である。
通信が開始されると、まず上位コンピュータ4から全て
の送信データが無線通信機6に転送される(ステップS
62)。転送された全送信データは、無線通信機6のメ
モリに記憶される。続いて、上位コンピュータ4からフ
ラグメントあたりのデータ数(例えば20)および再送
回数を指示する(ステップS64)。これらの値も無線
通信機6のメモリに記憶され、これらの値が初期設定値
となる。なお、上位コンピュータ4から1/50,1/60等の
フラグメント分割数を指示しても良い。
出される(ステップS66)。無線通信機6は、これに
応じてメモリに記憶された送信データを、指定された大
きさのデータ数に分割し、フラグメントポインタ24等
を加えたフラグメント16とする(ステップS68)。
そして、変調器で変調して、送信部8から送信する(ス
テップS70)。
たかどうかの判定がなされる(ステップS72)。この
判定がYESであれば、最初のフラグメント16は正確
に送信されたわけだから、フラグメント16の順番を表
すポインタ24を更新して(ステップS74)、全ての
送信データについての送信が完了したか判定される(ス
テップS76)。この判定がYESであれば、上位コン
ピュータ4に正常終了の通知をして(ステップS7
8)、送信処理を終了する(ステップS80)。
テップS70に戻り、全ての送信データについての送信
が完了するまでステップS70〜S76の処理が繰り返
される。一方、ステップS72の判定がNOの場合に
は、再送処理が行われる。すなわち、ステップS82で
再送回数が初期設定値以下かどうかがまず判定される。
この判定がYESであれば、ステップS70に戻って再
びフラグメント16の送信が実行される。
プS72の判定がYESにならず、再送回数が設定値を
越えてしまった場合には、ステップS82の判定がNO
となる。本実施形態においては、ここで直ちにフラグメ
ント16のデータ数を少なくせず、まず上位コンピュー
タ4に対して、エラー通知をする(ステップS84)。
ー通知に応じて、その時点での通信環境をも考慮して、
新たなフラグメントあたりのデータ数(例えば10)お
よび再送回数を決定し(ステップS86)、この新たな
データ数および再送回数を無線通信機6に指示する。無
線通信機6においては、これらの新しい値に基づいて、
ステップS68以下の手順が繰り返される。なお、ステ
ップS86では、新たなデータ数を決定して指示する代
わりに、新たなフラグメント分割数(例えば1/80)を決
定して指示しても良い。
よび無線通信装置においては、予め全送信データを無線
通信機6に転送するため、送信データを順次転送する必
要がない。これによって、通信効率が著しく向上する。
また、フラグメントあたりのデータ数や再送回数を上位
コンピュータ4で決定できるので、より確実に正確な通
信を行うことができる。このようにして、妨害電波が発
生していても、通信状況をより正確に把握して簡単な処
理でデータ送信を正確にかつ効率良く行うことができる
無線通信方法および無線通信装置となる。
のデータ数を少なくするときに再送回数をも変更してい
るが、再送回数は固定でも良い。また、上位コンピュー
タ4から全送信データを無線通信機6に転送した後は、
無線通信機6で再送回数に応じて1フラグメント内のデ
ータ数を自動的に変更するようにしても良い。上記の各
実施形態は、DS−SS方式の無線通信を始めとして、
FH−SS方式の無線通信、あるいはSS方式以外の無
線通信によるデータ送信に適用することができる。無線
通信方法のその他の工程や無線通信装置のその他の部分
の構成,接続関係等についても、上記の各実施形態に限
定されるものではない。
いては、簡単な処理で、妨害電波が発生していてもデー
タ送信を正確に行うことができる。また、請求項2に係
る発明においては、より効率の良いデータ送信を行うこ
とができる。
明においては、妨害電波が発生していても、通信状況を
より正確に把握して簡単な処理でデータ送信を正確にか
つ効率良く行うことができる。また、請求項4に係る発
明においては、より効率の良いデータ送信を行うことが
できる。
簡単な処理で、妨害電波が発生していてもデータ送信を
正確に行うことができる。また、請求項6に係る発明に
おいては、妨害電波が発生していても、通信状況をより
正確に把握して簡単な処理でデータ送信を正確にかつ効
率良く行うことができる。
全体構成を示すブロック図である。
の第1の実施形態におけるフラグメントの構成を示すブ
ロック図である。
形態におけるデータ通信の手順を示すフローチャートで
ある。
形態におけるデータ通信の手順を示すフローチャートで
ある。
Claims (6)
- 【請求項1】 送信データを無線通信機を介してフラグ
メントで送信するとともに、送信データが相手側で正確
に受信されない場合には再送処理を行う無線通信方法で
あって、 前記無線通信機は、所定の再送回数だけ再送処理を行っ
たときには、1フラグメントあたりのデータ数を少なく
して送信する無線通信方法。 - 【請求項2】 前記送信データの1フラグメントあたり
のデータ数を少なくして送信を行っている状態で、所定
回数連続して相手側で正確に受信されたときには、1フ
ラグメントあたりのデータ数を多くして送信する請求項
1に記載の無線通信方法。 - 【請求項3】 送信データを無線通信機を介してフラグ
メントで送信するとともに、送信データが相手側で正確
に受信されない場合には再送処理を行う無線通信方法で
あって、 前記無線通信機に全送信データを転送するとともに、1
フラグメントあたりのデータ数を指示し、前記無線通信
機は、転送された全送信データを指示されたデータ数ご
とに順次フラグメントで送信し、所定の再送回数だけ再
送処理を行ったときには、前記フラグメントのデータ数
を前記指示されたデータ数より少なくして送信する無線
通信方法。 - 【請求項4】 前記再送回数を指示するとともに、前記
無線通信機が指示された再送回数だけ再送処理を行った
ときには、前記指示した再送回数と異なる再送回数を前
記無線通信機に指示する請求項3に記載の無線通信方
法。 - 【請求項5】 処理装置と、無線通信機とを備える無線
通信装置であって、 前記処理装置は、前記無線通信機に送信データを転送
し、前記無線通信機は、前記転送された送信データをフ
ラグメントで送信するとともに、送信データが相手側で
正確に受信されない場合には再送処理を行い、さらに所
定の再送回数だけ再送処理を行ったときには1フラグメ
ントあたりのデータ数を少なくして送信する無線通信装
置。 - 【請求項6】 処理装置と、無線通信機とを備える無線
通信装置であって、 前記処理装置は、前記無線通信機に全送信データを転送
するとともに、1フラグメントあたりのデータ数および
再送回数を指示し、前記無線通信機は、転送された全送
信データを指示されたデータ数ごとに順次フラグメント
で送信し、指示された再送回数だけ再送処理を行ったと
きには、前記データ数を少なくして送信する無線通信装
置。
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