JPH0993155A - データ無線送受信装置 - Google Patents
データ無線送受信装置Info
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- JPH0993155A JPH0993155A JP7250808A JP25080895A JPH0993155A JP H0993155 A JPH0993155 A JP H0993155A JP 7250808 A JP7250808 A JP 7250808A JP 25080895 A JP25080895 A JP 25080895A JP H0993155 A JPH0993155 A JP H0993155A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 装置規模及び信号処理規模を増大化せず、妨
害波の発生周期及び妨害波信号の立ち上がり及び立ち下
がりのタイミングを予想し、キャリヤセンスよる送信衝
突の再送信の多発などを避けて、効率的なデータの無線
伝送を行う。 【解決手段】 受信部４が出力する受信信号から妨害波
周期／タイミング判定回路５が妨害波の周期及びこの妨
害波信号の立ち上がり及び立ち下がりのタイミングを判
定した妨害波データを出力する。この妨害波データを周
期／タイミング記憶回路７に出力して記憶する。送信許
可回路８が、記憶した周期及びタイミングの妨害波デー
タに基づいて、その妨害波が発生していない時間を予測
し、データ送信回路３へデータ送信の許可信号を送出す
る。データ送信回路３が許可信号の時間に、外部Ｉ／Ｆ
回路９からのデータをスペクトラム拡散変調方式により
変調し、送信部２及びアンテナ１を通じてデータを無線
送信する。
害波の発生周期及び妨害波信号の立ち上がり及び立ち下
がりのタイミングを予想し、キャリヤセンスよる送信衝
突の再送信の多発などを避けて、効率的なデータの無線
伝送を行う。 【解決手段】 受信部４が出力する受信信号から妨害波
周期／タイミング判定回路５が妨害波の周期及びこの妨
害波信号の立ち上がり及び立ち下がりのタイミングを判
定した妨害波データを出力する。この妨害波データを周
期／タイミング記憶回路７に出力して記憶する。送信許
可回路８が、記憶した周期及びタイミングの妨害波デー
タに基づいて、その妨害波が発生していない時間を予測
し、データ送信回路３へデータ送信の許可信号を送出す
る。データ送信回路３が許可信号の時間に、外部Ｉ／Ｆ
回路９からのデータをスペクトラム拡散変調方式により
変調し、送信部２及びアンテナ１を通じてデータを無線
送信する。
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、スペクトラム拡散
方式などを採用し、妨害波を検出し、かつ、この妨害波
が発生しない時刻間にデータの無線送信を行うデータ無
線送受信装置に関する。
方式などを採用し、妨害波を検出し、かつ、この妨害波
が発生しない時刻間にデータの無線送信を行うデータ無
線送受信装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、無線伝送装置における妨害波の検
出は、無線ＬＡＮ規格（ＲＣＲ−ＳＴＤ−１８）で規定
しているように、使用周波数帯域でエネルギーが存在す
るか否かを判定する方法が用いられている。
出は、無線ＬＡＮ規格（ＲＣＲ−ＳＴＤ−１８）で規定
しているように、使用周波数帯域でエネルギーが存在す
るか否かを判定する方法が用いられている。
【０００３】また、他の方法として、特開平５−３７４
９０号公報「スペクトラム拡散無線通信装置」が知られ
ている。この公報例では、相関検出結果から信号電力を
検出すると共に、全受信入力レベルから全受信電力を検
出している。さらに、全受信電力から信号電力を差し引
いて妨害波電力を求め、かつ、信号電力と妨害波との比
を求めて、この信号電力対妨害波電力比（ＳＩＲ）が基
準値を下回った場合に警報を発している。
９０号公報「スペクトラム拡散無線通信装置」が知られ
ている。この公報例では、相関検出結果から信号電力を
検出すると共に、全受信入力レベルから全受信電力を検
出している。さらに、全受信電力から信号電力を差し引
いて妨害波電力を求め、かつ、信号電力と妨害波との比
を求めて、この信号電力対妨害波電力比（ＳＩＲ）が基
準値を下回った場合に警報を発している。
【０００４】これによって携帯電話機などの移動局が、
通話中に移動して信号電力対妨害波電力比が劣化した際
に、その通信状態の劣化を通話者が知ることができるよ
うになり、アンテナ位置を変位し、又は、受信場所を移
動して、良好な電界強度で受信し、その通信断を回避で
きるようにしている。
通話中に移動して信号電力対妨害波電力比が劣化した際
に、その通信状態の劣化を通話者が知ることができるよ
うになり、アンテナ位置を変位し、又は、受信場所を移
動して、良好な電界強度で受信し、その通信断を回避で
きるようにしている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】このような上記従来例
における前者の例では、この装置を無線ＬＡＮで使用す
るＩＳＭバンドでデータを無線送信する場合、キャリヤ
センスを行った後、データを送出している。このＩＳＭ
バンドでは電子レンジや医療用ハイパサーミア装置など
の高周波利用機器が多用されており、その電子レンジの
ような周期的に妨害波を発生する装置からの使用周波数
帯域でのエネルギーをキャリヤとして検出してしまう。
したがって、そのタイミングが悪いと再送信回数が増加
して効率的なデータ伝送が出来ないという欠点がある。
における前者の例では、この装置を無線ＬＡＮで使用す
るＩＳＭバンドでデータを無線送信する場合、キャリヤ
センスを行った後、データを送出している。このＩＳＭ
バンドでは電子レンジや医療用ハイパサーミア装置など
の高周波利用機器が多用されており、その電子レンジの
ような周期的に妨害波を発生する装置からの使用周波数
帯域でのエネルギーをキャリヤとして検出してしまう。
したがって、そのタイミングが悪いと再送信回数が増加
して効率的なデータ伝送が出来ないという欠点がある。
【０００６】また、後者の特開平５−３７４９０号公報
に示す従来例は、信号電力対妨害波電力比（ＳＩＲ）が
基準値を下回った場合の警報によって、通信断を回避で
きるものの、その装置構成が複雑化し、また、ソフトウ
ァアの処理量も増大化する。すなわち、装置規模及び信
号処理規模が増大化するという欠点がある。
に示す従来例は、信号電力対妨害波電力比（ＳＩＲ）が
基準値を下回った場合の警報によって、通信断を回避で
きるものの、その装置構成が複雑化し、また、ソフトウ
ァアの処理量も増大化する。すなわち、装置規模及び信
号処理規模が増大化するという欠点がある。
【０００７】本発明は、このような従来の技術における
課題を解決するものであり、装置規模及び信号処理規模
が増大化することなく、妨害波の発生周期及びこの妨害
波信号の立ち上がり及び立ち下がりのタイミングを予め
予想でき、キャリヤセンスよる送信衝突の再送信の多発
などを避けて、効率的なデータの無線伝送が可能になる
データ無線送受信装置を提供する。
課題を解決するものであり、装置規模及び信号処理規模
が増大化することなく、妨害波の発生周期及びこの妨害
波信号の立ち上がり及び立ち下がりのタイミングを予め
予想でき、キャリヤセンスよる送信衝突の再送信の多発
などを避けて、効率的なデータの無線伝送が可能になる
データ無線送受信装置を提供する。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、請求項１記載の発明のデータ無線送受信装置は、無
線データを受信するための受信手段と、受信手段が出力
する受信信号における妨害波の周期及び、この妨害波信
号の立ち上がり及び立ち下がりのタイミングを示す妨害
波データを検出する妨害波周期／タイミング判定手段
と、妨害波周期／タイミング判定手段で検出した妨害波
データに基づいて妨害波が発生しない時刻間に送信許可
信号を出す送信許可手段と、送信許可手段から検出され
る送信許可信号に基づいた時刻間にデータを無線送信す
る無線送信手段とを備える構成としてある。
に、請求項１記載の発明のデータ無線送受信装置は、無
線データを受信するための受信手段と、受信手段が出力
する受信信号における妨害波の周期及び、この妨害波信
号の立ち上がり及び立ち下がりのタイミングを示す妨害
波データを検出する妨害波周期／タイミング判定手段
と、妨害波周期／タイミング判定手段で検出した妨害波
データに基づいて妨害波が発生しない時刻間に送信許可
信号を出す送信許可手段と、送信許可手段から検出され
る送信許可信号に基づいた時刻間にデータを無線送信す
る無線送信手段とを備える構成としてある。
【０００９】請求項２記載のデータ無線送受信装置は、
前記妨害波周期／タイミング判定手段で検出した妨害波
データを記憶する記憶手段を設け、妨害波周期／タイミ
ング判定手段が妨害波を検出するごとに、記憶手段に記
憶している妨害波のデータを書き替える構成としてあ
る。
前記妨害波周期／タイミング判定手段で検出した妨害波
データを記憶する記憶手段を設け、妨害波周期／タイミ
ング判定手段が妨害波を検出するごとに、記憶手段に記
憶している妨害波のデータを書き替える構成としてあ
る。
【００１０】請求項３記載のデータ無線送受信装置は、
前記妨害波周期／タイミング判定手段で検出した妨害波
の周期及びこの妨害波信号の立ち上がり及び立ち下がり
のタイミングの妨害波データを蓄積する蓄積手段を設
け、妨害波周期／タイミング判定手段が検出した今回の
妨害波のデータが、蓄積手段に前回記憶した妨害波のデ
ータと異なる際に、蓄積手段を参照して、今回発生した
妨害波に続く以降の妨害波データを予測して読みだし、
この読みだした連続する妨害波が発生しない、それぞれ
の時刻間に、送信許可手段が送信許可信号を送出してデ
ータの無線送信を行う構成としてある。
前記妨害波周期／タイミング判定手段で検出した妨害波
の周期及びこの妨害波信号の立ち上がり及び立ち下がり
のタイミングの妨害波データを蓄積する蓄積手段を設
け、妨害波周期／タイミング判定手段が検出した今回の
妨害波のデータが、蓄積手段に前回記憶した妨害波のデ
ータと異なる際に、蓄積手段を参照して、今回発生した
妨害波に続く以降の妨害波データを予測して読みだし、
この読みだした連続する妨害波が発生しない、それぞれ
の時刻間に、送信許可手段が送信許可信号を送出してデ
ータの無線送信を行う構成としてある。
【００１１】請求項４記載のデータ無線送受信装置は、
前記受信手段及び送信手段が、スペクトラム拡散方式で
処理したデータの送受信を行う構成としてある。
前記受信手段及び送信手段が、スペクトラム拡散方式で
処理したデータの送受信を行う構成としてある。
【００１２】請求項５記載のデータ無線送受信装置は、
前記妨害波周期／タイミング判定手段に、妨害波を発生
する機器に供給される交流電源の周波数に対応した周期
及び、この妨害波信号の立ち上がり及び立ち下がりのタ
イミングの妨害波データを予め記憶する記憶手段と、受
信手段からの受信信号が供給されるごとに、記憶手段か
ら妨害波データを読みだし、この妨害波データが受信信
号に存在するか否かを調べて、妨害波を検出する構成と
してある。
前記妨害波周期／タイミング判定手段に、妨害波を発生
する機器に供給される交流電源の周波数に対応した周期
及び、この妨害波信号の立ち上がり及び立ち下がりのタ
イミングの妨害波データを予め記憶する記憶手段と、受
信手段からの受信信号が供給されるごとに、記憶手段か
ら妨害波データを読みだし、この妨害波データが受信信
号に存在するか否かを調べて、妨害波を検出する構成と
してある。
【００１３】請求項６記載のデータ無線送受信装置は、
前記受信手段が受信したデータを外部インタフェース部
を通じて外部装置に出力し、かつ、この外部装置からの
データを無線送信手段が外部インタフェース部を通じて
取り込んで無線送信する構成としてある。
前記受信手段が受信したデータを外部インタフェース部
を通じて外部装置に出力し、かつ、この外部装置からの
データを無線送信手段が外部インタフェース部を通じて
取り込んで無線送信する構成としてある。
【００１４】このような構成の請求項１，４，５，６記
載の発明のデータ無線送受信装置は、妨害波の周期及び
この妨害波信号の立ち上がり及び立ち下がりのタイミン
グの妨害波データに基づいて、妨害波が発生しない時刻
間にデータをスペクトラム拡散方式などによって無線送
信している。この場合、受信信号が供給されるごとに、
記憶されている妨害波データを読みだし、受信信号を参
照して、その妨害波データを検出している。また、デー
タを外部インタフェース部を通じて送受信している。
載の発明のデータ無線送受信装置は、妨害波の周期及び
この妨害波信号の立ち上がり及び立ち下がりのタイミン
グの妨害波データに基づいて、妨害波が発生しない時刻
間にデータをスペクトラム拡散方式などによって無線送
信している。この場合、受信信号が供給されるごとに、
記憶されている妨害波データを読みだし、受信信号を参
照して、その妨害波データを検出している。また、デー
タを外部インタフェース部を通じて送受信している。
【００１５】したがって、装置規模及び信号処理規模が
増大化することなく、妨害波の発生周期及びこの妨害波
信号の立ち上がり及び立ち下がりのタイミングを予め予
想でき、キャリヤセンスよる送信衝突の再送信の多発な
どを避けて、効率的なデータの無線伝送が行われる。
増大化することなく、妨害波の発生周期及びこの妨害波
信号の立ち上がり及び立ち下がりのタイミングを予め予
想でき、キャリヤセンスよる送信衝突の再送信の多発な
どを避けて、効率的なデータの無線伝送が行われる。
【００１６】請求項２記載のデータ無線送受信装置は、
妨害波を検出するごとに、記憶している妨害波のデータ
を書き替えており、発生中の妨害波データに対応して、
その妨害波が発生しない時刻間にデータを無線送信でき
るようになる。
妨害波を検出するごとに、記憶している妨害波のデータ
を書き替えており、発生中の妨害波データに対応して、
その妨害波が発生しない時刻間にデータを無線送信でき
るようになる。
【００１７】請求項３記載のデータ無線送受信装置は、
今回の妨害波のデータが、前回記憶した妨害波のデータ
と異なる際に、この今回発生した妨害波に続く以降の妨
害波データを予測し、この連続する妨害波データに対応
する妨害波が発生しない、それぞれの時刻間にデータを
無線送信しているので、複数種の妨害波が発生した際に
も、この妨害波に対応できるようになる。
今回の妨害波のデータが、前回記憶した妨害波のデータ
と異なる際に、この今回発生した妨害波に続く以降の妨
害波データを予測し、この連続する妨害波データに対応
する妨害波が発生しない、それぞれの時刻間にデータを
無線送信しているので、複数種の妨害波が発生した際に
も、この妨害波に対応できるようになる。
【００１８】
【発明の実施の形態】次に、本発明のデータ無線送受信
装置の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図
１は本発明のデータ無線送受信装置の実施形態における
構成を示すブロック図である。図１の例は、ＩＳＭバン
ドでスペクトラム拡散方式によってデータの送受信を行
うものであり、無線送受信を行うためのアンテナ１と、
データをスペクトラム拡散方式により拡散変調し、その
高周波信号をアンテナ１を通じて無線送信するための送
信部２とを有している。
装置の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図
１は本発明のデータ無線送受信装置の実施形態における
構成を示すブロック図である。図１の例は、ＩＳＭバン
ドでスペクトラム拡散方式によってデータの送受信を行
うものであり、無線送受信を行うためのアンテナ１と、
データをスペクトラム拡散方式により拡散変調し、その
高周波信号をアンテナ１を通じて無線送信するための送
信部２とを有している。
【００１９】さらに、送信許可信号が出されている期間
に、外部装置から入力されるデータを送信部２に転送す
るデータ送信回路３と、アンテナ１からの受信信号を増
幅し、また周波数変換及び復調などを処理する受信部４
と、この受信部４からの出力信号から、例えば、商用交
流電源の２倍の周期を判定して妨害波を検出し、かつ、
この妨害波の周期と、妨害波信号の立ち上がり及び立ち
下がりのタイミングを判定した妨害波データを送出する
妨害波周期／タイミング判定回路５とが設けられてい
る。また、受信部４でスペクトラム拡散方式による拡散
変調の受信を、逆拡散したデータを外部装置に送出する
データ受信回路６と、妨害波周期／タイミング判定回路
５が送出する妨害波データを記憶する周期／タイミング
記憶回路７とを有している。
に、外部装置から入力されるデータを送信部２に転送す
るデータ送信回路３と、アンテナ１からの受信信号を増
幅し、また周波数変換及び復調などを処理する受信部４
と、この受信部４からの出力信号から、例えば、商用交
流電源の２倍の周期を判定して妨害波を検出し、かつ、
この妨害波の周期と、妨害波信号の立ち上がり及び立ち
下がりのタイミングを判定した妨害波データを送出する
妨害波周期／タイミング判定回路５とが設けられてい
る。また、受信部４でスペクトラム拡散方式による拡散
変調の受信を、逆拡散したデータを外部装置に送出する
データ受信回路６と、妨害波周期／タイミング判定回路
５が送出する妨害波データを記憶する周期／タイミング
記憶回路７とを有している。
【００２０】また、周期／タイミング記憶回路７で記憶
された妨害波データに基づいて妨害波の存在しない、こ
れ以降の時刻間（以下、時間と記載する）を予測して、
この時間に送信許可信号をデータ送信回路３に送出する
送信許可回路８と、外部装置からのデータをデータ送信
回路３に送出し、かつ、データ受信回路６が出力するデ
ータを外部装置に送出するための外部Ｉ／Ｆ回路９とを
有している。
された妨害波データに基づいて妨害波の存在しない、こ
れ以降の時刻間（以下、時間と記載する）を予測して、
この時間に送信許可信号をデータ送信回路３に送出する
送信許可回路８と、外部装置からのデータをデータ送信
回路３に送出し、かつ、データ受信回路６が出力するデ
ータを外部装置に送出するための外部Ｉ／Ｆ回路９とを
有している。
【００２１】次に、この実施形態の動作について説明す
る。図２は、通信を行う際の処理信号と、そのタイミン
グを示すタイミングチャートである。図１及び図２にお
いて、ここでは、図２（ａ）に示す商用電源周波数の交
流が電子レンジなどに供給され、ここから図２（ｂ）に
示すように、商用電源周波数の２倍の繰り返し周波数の
妨害波が発生している。この妨害波が発生している時間
では、通信が不可能となる。すなわち、図示しないキャ
リアセンス回路によって、妨害波がキャリア検出されて
再送信を繰り返すことになる。
る。図２は、通信を行う際の処理信号と、そのタイミン
グを示すタイミングチャートである。図１及び図２にお
いて、ここでは、図２（ａ）に示す商用電源周波数の交
流が電子レンジなどに供給され、ここから図２（ｂ）に
示すように、商用電源周波数の２倍の繰り返し周波数の
妨害波が発生している。この妨害波が発生している時間
では、通信が不可能となる。すなわち、図示しないキャ
リアセンス回路によって、妨害波がキャリア検出されて
再送信を繰り返すことになる。
【００２２】この妨害波が受信部４で受信され、その出
力信号から図２（ｂ）に示す妨害波の周期Ｔ１及びこの
妨害波信号の立ち上がり及び立ち下がりのタイミングＴ
２を妨害波周期／タイミング判定回路５で判定する。こ
の判定した周期Ｔ１及びタイミングＴ２の妨害波データ
を周期／タイミング記憶回路７に出力して記憶する。そ
して、送信許可回路８が周期／タイミング記憶回路７に
記憶した妨害波データに基づいて、その妨害波が発生し
ない時間を予測し、この予測時間に対応して、図２
（ｃ）に示すデータ送信回路３へデータを無線送信する
ための許可信号を送出する。このデータの無線送信の許
可信号を受け取ったデータ送信回路３は、この許可信号
の時間で外部Ｉ／Ｆ回路９からのデータをスペクトラム
拡散変調方式により変調して、送信部２に送出し、送信
部２からアンテナ１を通じて図２（ｄ）に示すように無
線送信する。
力信号から図２（ｂ）に示す妨害波の周期Ｔ１及びこの
妨害波信号の立ち上がり及び立ち下がりのタイミングＴ
２を妨害波周期／タイミング判定回路５で判定する。こ
の判定した周期Ｔ１及びタイミングＴ２の妨害波データ
を周期／タイミング記憶回路７に出力して記憶する。そ
して、送信許可回路８が周期／タイミング記憶回路７に
記憶した妨害波データに基づいて、その妨害波が発生し
ない時間を予測し、この予測時間に対応して、図２
（ｃ）に示すデータ送信回路３へデータを無線送信する
ための許可信号を送出する。このデータの無線送信の許
可信号を受け取ったデータ送信回路３は、この許可信号
の時間で外部Ｉ／Ｆ回路９からのデータをスペクトラム
拡散変調方式により変調して、送信部２に送出し、送信
部２からアンテナ１を通じて図２（ｄ）に示すように無
線送信する。
【００２３】この場合、周期／タイミング記憶回路７で
は、妨害波を取り込むごとに妨害波の周期Ｔ１及びタイ
ミングＴ２のデータの書き替えを行う。この際、今回判
定した妨害波の周期及びタイミングと、周期／タイミン
グ記憶回路７に記憶している前回の周期及びタイミング
を比較し、ここで異なる場合に新たな周期及びタイミン
グの妨害波データを記憶する。
は、妨害波を取り込むごとに妨害波の周期Ｔ１及びタイ
ミングＴ２のデータの書き替えを行う。この際、今回判
定した妨害波の周期及びタイミングと、周期／タイミン
グ記憶回路７に記憶している前回の周期及びタイミング
を比較し、ここで異なる場合に新たな周期及びタイミン
グの妨害波データを記憶する。
【００２４】また、周期及びタイミングが異なる複数種
の妨害波が発生する場合、この複数種の妨害波の、それ
ぞれの妨害波が発生していない複数の異なる時間にデー
タの無線送信を行うようにすることも出来る。この場
合、まず、妨害波周期／タイミング判定回路５が、妨害
波データを取り込むごとに、周期／タイミング記憶回路
７に、その妨害波の周期及びタイミングの妨害波データ
を出力し、ここで、妨害波データを順次記憶して蓄積す
る。
の妨害波が発生する場合、この複数種の妨害波の、それ
ぞれの妨害波が発生していない複数の異なる時間にデー
タの無線送信を行うようにすることも出来る。この場
合、まず、妨害波周期／タイミング判定回路５が、妨害
波データを取り込むごとに、周期／タイミング記憶回路
７に、その妨害波の周期及びタイミングの妨害波データ
を出力し、ここで、妨害波データを順次記憶して蓄積す
る。
【００２５】そして、妨害波周期／タイミング判定回路
５が、今回の妨害波の判定時に前回判定した妨害波の周
期及びタイミングを、周期／タイミング記憶回路７から
読みだして比較し、その周期及びタイミングと異なる場
合に、複数種の妨害波が発生していると考えて周期／タ
イミング記憶回路７から、この複数種の妨害波の発生パ
ターンに適合する複数種の妨害波データを読みだす。そ
して、これらの妨害波の、それぞれの妨害波が発生して
いない時間を予測してデータ送信回路３へデータ送信の
許可信号を送出して、データ送信回路３からデータの無
線送信を行う。
５が、今回の妨害波の判定時に前回判定した妨害波の周
期及びタイミングを、周期／タイミング記憶回路７から
読みだして比較し、その周期及びタイミングと異なる場
合に、複数種の妨害波が発生していると考えて周期／タ
イミング記憶回路７から、この複数種の妨害波の発生パ
ターンに適合する複数種の妨害波データを読みだす。そ
して、これらの妨害波の、それぞれの妨害波が発生して
いない時間を予測してデータ送信回路３へデータ送信の
許可信号を送出して、データ送信回路３からデータの無
線送信を行う。
【００２６】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
１，４〜６記載の発明のデータ無線送受信装置によれ
ば、妨害波の妨害波データに基づいて、妨害波が発生し
ない時刻間にデータを無線送信していため、その装置規
模及び信号処理規模が増大化せずに、妨害波の発生周期
及びこの妨害波信号の立ち上がり及び立ち下がりのタイ
ミングを予め予想でき、キャリヤセンスよる送信衝突の
再送信の多発などを避けて、効率的なデータの無線伝送
が出来るようになる。
１，４〜６記載の発明のデータ無線送受信装置によれ
ば、妨害波の妨害波データに基づいて、妨害波が発生し
ない時刻間にデータを無線送信していため、その装置規
模及び信号処理規模が増大化せずに、妨害波の発生周期
及びこの妨害波信号の立ち上がり及び立ち下がりのタイ
ミングを予め予想でき、キャリヤセンスよる送信衝突の
再送信の多発などを避けて、効率的なデータの無線伝送
が出来るようになる。
【００２７】請求項２記載のデータ無線送受信装置によ
れば、妨害波を検出するごとに、記憶している妨害波の
データを書き替えており、発生中の妨害波データに対応
して、その妨害波が発生しない時刻間にデータを無線送
信できるようになり、より効率的なデータの無線送信が
可能になる。
れば、妨害波を検出するごとに、記憶している妨害波の
データを書き替えており、発生中の妨害波データに対応
して、その妨害波が発生しない時刻間にデータを無線送
信できるようになり、より効率的なデータの無線送信が
可能になる。
【００２８】請求項３記載のデータ無線送受信装置によ
れば、今回の妨害波のデータが、前回記憶した妨害波の
データと異なる際に、この今回発生した妨害波に続く以
降の妨害波データを予測し、この連続する妨害波データ
に対応する妨害波が発生しない、それぞれの時刻間にデ
ータを無線送信しているため、複数種の妨害波が発生し
た際にも、この妨害波に対応でき、さらに、より効率的
なデータの無線送信が出来るようになる。
れば、今回の妨害波のデータが、前回記憶した妨害波の
データと異なる際に、この今回発生した妨害波に続く以
降の妨害波データを予測し、この連続する妨害波データ
に対応する妨害波が発生しない、それぞれの時刻間にデ
ータを無線送信しているため、複数種の妨害波が発生し
た際にも、この妨害波に対応でき、さらに、より効率的
なデータの無線送信が出来るようになる。
【図１】本発明のデータ無線送受信装置の実施形態にお
ける構成を示すブロック図である。
ける構成を示すブロック図である。
【図２】実施形態にあって通信を行う際の処理信号とそ
のタイミングを示すタイミングチャートである。（ａ）
は妨害波を発生する機器に供給される電源周波数波形を
示している。（ｂ）は妨害波の発生状態を示している。
（ｃ）は送信を指示する許可信号及び、そのタイミング
を示している。（ｄ）はデータの無線送信波と、そタイ
ミングを示している。
のタイミングを示すタイミングチャートである。（ａ）
は妨害波を発生する機器に供給される電源周波数波形を
示している。（ｂ）は妨害波の発生状態を示している。
（ｃ）は送信を指示する許可信号及び、そのタイミング
を示している。（ｄ）はデータの無線送信波と、そタイ
ミングを示している。
１ アンテナ ２ 送信部 ３ データ送信回路 ４ 受信部 ５ 妨害波周期／タイミング判定回路 ６ データ受信回路 ７ 周期／タイミング記憶回路 ８ 送信許可回路 ９ 外部Ｉ／Ｆ回路
Claims (6)
- 【請求項１】 無線データを受信するための受信手段
と、 前記受信手段が出力する受信信号における妨害波の周期
及び、この妨害波信号の立ち上がり及び立ち下がりのタ
イミングを示す妨害波データを検出する妨害波周期／タ
イミング判定手段と、 前記妨害波周期／タイミング判定手段で検出した妨害波
データに基づいて妨害波が発生しない時刻間に送信許可
信号を出す送信許可手段と、 前記送信許可手段から検出される送信許可信号に基づい
た時刻間にデータを無線送信する無線送信手段と、 を備えることを特徴としたデータ無線送受信装置。 - 【請求項２】 前記妨害波周期／タイミング判定手段で
検出した妨害波データを記憶する記憶手段を設け、 前記妨害波周期／タイミング判定手段が妨害波を検出す
るごとに、前記記憶手段に記憶している妨害波のデータ
を書き替えることを特徴とする請求項１記載のデータ無
線送受信装置。 - 【請求項３】 前記妨害波周期／タイミング判定手段で
検出した妨害波の周期及びこの妨害波信号の立ち上がり
及び立ち下がりのタイミングの妨害波データを蓄積する
蓄積手段を設け、 前記妨害波周期／タイミング判定手段が検出した今回の
妨害波のデータが、前記蓄積手段に前回記憶した妨害波
のデータと異なる際に、前記蓄積手段を参照して、今回
発生した妨害波に続く以降の妨害波データを予測して読
みだし、この読みだした連続する妨害波が発生しない、
それぞれの時刻間に、送信許可手段が送信許可信号を送
出してデータの無線送信を行うことを特徴とする請求項
１記載のデータ無線送受信装置。 - 【請求項４】 前記受信手段及び送信手段が、スペクト
ラム拡散方式で処理したデータの送受信を行うことを特
徴とする請求項１記載のデータ無線送受信装置。 - 【請求項５】 前記妨害波周期／タイミング判定手段
に、妨害波を発生する機器に供給される交流電源の周波
数に対応した周期及び、この妨害波信号の立ち上がり及
び立ち下がりのタイミングの妨害波データを予め記憶す
る記憶手段と、 前記受信手段からの受信信号が供給されるごとに、前記
記憶手段から妨害波データを読みだし、この妨害波デー
タが前記受信信号に存在するか否かを調べて、妨害波を
検出することを特徴とする請求項１記載のデータ無線送
受信装置。 - 【請求項６】 前記受信手段が受信したデータを外部イ
ンタフェース部を通じて外部装置に出力し、かつ、この
外部装置からのデータを無線送信手段が前記外部インタ
フェース部を通じて取り込んで無線送信することを特徴
とする請求項１記載のデータ無線送受信装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7250808A JPH0993155A (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | データ無線送受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7250808A JPH0993155A (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | データ無線送受信装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0993155A true JPH0993155A (ja) | 1997-04-04 |
Family
ID=17213361
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7250808A Pending JPH0993155A (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | データ無線送受信装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0993155A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1995
- 1995-09-28 JP JP7250808A patent/JPH0993155A/ja active Pending
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