JPH1042353A - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム

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Publication number
JPH1042353A
JPH1042353A JP8191917A JP19191796A JPH1042353A JP H1042353 A JPH1042353 A JP H1042353A JP 8191917 A JP8191917 A JP 8191917A JP 19191796 A JP19191796 A JP 19191796A JP H1042353 A JPH1042353 A JP H1042353A
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JP
Japan
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frequency
interference
unit
storage means
center
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Pending
Application number
JP8191917A
Other languages
English (en)
Inventor
Masafumi Nakagawa
雅文 中川
Terue Matsumura
照恵 松村
Yoshiyuki Yokoajiro
義幸 横網代
Yoshio Horiike
良雄 堀池
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH1042353A publication Critical patent/JPH1042353A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線システム全体として電波干渉が軽減され
るように周波数を選択すること。 【解決手段】 親機1または子機2の少なくとも一方
は、通信に用いる無線周波数を決定する周波数決定手段
11と、無線送受信手段2または8から送信する電文が
受信可能な範囲に存在する無線通信機の台数を検出する
干渉台数検出手段12と、干渉台数検出手段12で検出
された干渉台数を記憶する干渉台数記憶手段13を具備
し、周波数決定手段11は制御手段6または10からの
制御により干渉台数記憶手段13に記憶された干渉台数
に基づき通信に用いる周波数を決定するため、無線通信
システム運用後もシステム全体として電波干渉が軽減さ
れる周波数を選択することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は親機と子機から構成
されるセットが複数配置される無線通信システムにおい
て、無線通信システム全体として電波干渉が軽減される
ように各セットの通信に用いる周波数を配置することが
できる無線通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の無線通信システムは、特
開平6−291723号公報に記載されているように、
親機と子機から構成され親機または子機は所定期間複数
の周波数をチャンネルサーチし、この時の周波数の妨害
波の受信頻度により通信に用いる周波数を決定するもの
や、また10に示されているように親機1と子機2から
構成され、親機1は無線通信を行うための無線送受信手
段3と、複数の周波数を発生する無線周波数発振手段4
と、周波数を一定時間後ごとに切り替える周波数切替手
段5と、無線送受信手段3、無線周波数発振手段4およ
び周波数切替手段5を制御する制御手段6を具備し、子
機2も同様に周波数切替手段7と、無線送受信手段8
と、無線周波数発振手段9および制御手段10から構成
されている。
【0003】10を用いこれらの動作について説明す
る。10において、親機1が子機2と通信を行う場合、
周波数切替手段5により一定時間ごとに切り替えられる
周波数で制御手段6が無線送受信手段3を用いて子機2
と通信を行うようになっている。11は親機1と子機2
が通信を行うときのタイミング図を示しており、親機1
と子機2は30秒毎に決められたパターンで周波数が切
り替えられ(f0→f1→f2→f3)、親機1から子
機2に対して呼が生じた場合一定時間ごとに周波数切替
手段5および7により切り替えられ、無線周波数発振手
段4で発生している周波数で互いに通信を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
無線通信システムでは、親機と子機間の通信で用いる周
波数を選択する際には妨害波の受信頻度を長期間にわた
り収集し、これらについて統計的な処理をするためチャ
ンネルサーチにより消費電力が増加したり、処理が複雑
になる。また周波数を一定時間ごとに切り替える場合、
無線通信システム運用後の電波干渉に対しては考慮され
ず、周波数が時間ごとに定められているため、親機と子
機間で同時に周波数を切り替えるための処理が複雑にな
るばかりでなく、特にこれら親機と子機から構成される
セットが複数設置される場合、各セットで通信に用いる
周波数が重なることがあり電波干渉が生じ通信がうまく
いかない場合が生じる。またこの電波干渉は各セットで
異なり、ある特定のセットに対してのみ頻繁に生じるこ
とがあるため、複数の親機または子機に同時に呼が生じ
た場合には、各親機または子機によって通信までのリン
ク接続時間に遅延が生じ各セットに対して均一なサービ
スを提供できず、また無線通信システム全体として伝送
効率が落ちるという課題を有していた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、親機と子機から構成され、複数の周波数か
ら選択された周波数を用いて通信を行う無線通信システ
ムにおいて、少なくとも2つ以上の無線周波数を発生す
ることのできる無線周波数発振手段と、利用する無線周
波数を決定する周波数決定手段と、前記周波数決定手段
で決定された周波数で無線通信を行う無線送受信手段
と、前記無線送受信手段から送信する電文が受信可能な
範囲に存在する無線通信装置の台数を検出する干渉台数
検出手段と、前記干渉台数検出手段で検出された干渉台
数を記憶する干渉台数記憶手段と、前記無線周波数発振
手段、前記周波数決定手段、前記無線送受信手段、前記
干渉台数検出手段および前記干渉台数記憶手段を制御す
る制御手段を具備したものである。
【0006】上記発明によれば、前記周波数決定手段は
前記制御手段からの制御により前記干渉台数記憶手段に
記憶された干渉台数に基づき通信に用いる周波数を決定
するため無線通信システム運用後に干渉台数に応じて、
無線通信システム全体として電波干渉が軽減されるよう
に各セットに対して最適な周波数を配置することができ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、親機と子機から構成さ
れ、複数の周波数から選択された周波数を用いて通信を
行う無線通信システムにおいて、少なくとも2つ以上の
無線周波数を発生することのできる無線周波数発振手段
と、通信に用いる無線周波数を決定する周波数決定手段
と、前記周波数決定手段で決定された周波数で無線通信
を行う無線送受信手段と、前記無線送受信手段から送信
する電文が受信可能な範囲に存在する他機の台数を検出
する干渉台数検出手段と、前記干渉台数検出手段で検出
された干渉台数を記憶する干渉台数記憶手段と、前記無
線周波数発振手段、前記周波数決定手段、前記無線送受
信手段、前記干渉台数検出手段および前記干渉台数記憶
手段とを制御する制御手段を有するものである。そして
周波数決定手段は制御手段からの制御により干渉台数記
憶手段に記憶された干渉台数に基づき通信に用いる周波
数を決定するため、干渉台数によりトラヒックを想定し
電波干渉が軽減される周波数に移行することができる。
【0008】また、制御手段は、干渉台数検出手段から
出力される信号を受信することにより無線送受信手段を
用いて、同報で送信する干渉台数検出電文に対する応答
電文の受信数から干渉台数を検出するため、親機または
子機は干渉台数を収集する必要が生じた場合、早期に干
渉台数の収集を行うことができる。
【0009】また、干渉台数記憶手段は、無線周波数発
振手段で発生している周波数と、干渉台数検出電文に対
する応答電文から干渉台数検出手段で検出された他機の
識別符号を記憶するため、自機が周波数を変更したこと
により、新たに干渉を受ける他機を特定することができ
る。
【0010】また、周波数決定手段は、制御手段からの
制御により干渉台数記憶手段に記憶されている周波数ご
との干渉台数を算出し、その算出結果と現在用いている
周波数の干渉台数との比較から移行する周波数を判断
し、前記周波数情報を含む信号を制御手段に対して出力
し、前記制御手段は通信相手機である親機または子機に
対して前記周波数情報を含む電文を無線送受信手段を用
いて送信し、以後前記周波数決定手段により選択された
周波数を用いて通信を行うことができる。
【0011】また、親機と子機から構成されるセットが
複数配置される場合、他機の干渉台数記憶手段に記憶さ
れた内容の収集や自機の干渉台数記憶手段に記憶された
内容の送信を行う干渉台数送受信手段と、他機の識別符
号に対する周波数ごとの干渉台数を記憶する他機干渉台
数記憶手段と、前記干渉台数送受信手段および前記他機
干渉台数記憶手段の制御を行う制御手段を有するもので
ある。そして、周波数決定手段は前記他機干渉台数記憶
手段に記憶された内容から、自機の通信に用いている周
波数の干渉台数と複数の他機の通信に用いている周波数
の干渉台数との比較を行い、自機の周波数の干渉台数が
多い場合に干渉台数の少ない周波数に変更する判断を行
い、前記制御手段は自機が周波数の変更を行ったために
干渉台数に変化が生じた他機を干渉台数記憶手段から判
断し、その他機の干渉台数記憶手段に記憶された内容を
再度前記干渉台数送受信手段を用いて収集することによ
り前記他機干渉台数記憶手段に記憶された内容の更新を
行い、前記周波数決定手段より周波数の変更を行う必要
がない場合、使用している周波数が最も干渉台数が多い
他機を検索して、前記他機に対して前記制御手段の制御
により前記干渉台数送受信手段を用いて前記他機干渉台
数記憶手段の内容を送信することにより、干渉を最も受
けている他機から周波数の変更を行うことができる。
【0012】また、親機と子機から構成されるセットが
複数配置され、前記複数の親機は通信媒体を介して指令
センターに接続されており、前記指令センターは他機の
識別符号に対する周波数ごとの干渉台数を記憶するセン
ター他機干渉台数記憶手段と、前記複数の親機の干渉台
数記憶手段に記憶された内容の収集を行うセンター干渉
台数送受信手段と、前記センター他機干渉台数記憶手段
および前記センター干渉台数送受信手段を制御するセン
ター制御手段を有するものである。そして、前記複数の
親機は前記指令センターから周波数を変更するための情
報を含む電文が送信されてくるかを検出する周波数変更
電文検出手段を具備し、前記指令センターは前記他機干
渉台数記憶手段に記憶されている他機の識別符号に対す
る周波数ごとの干渉台数の情報を含んだ電文を前記複数
の親機に対して送信し、前記複数の親機における周波数
変更電文検出手段は前記電文を検出した場合にこの旨の
信号を制御手段に対して出力し、前記制御手段はこの信
号を受信することにより周波数決定手段により通信に用
いる周波数を決定することができる。
【0013】また、親機と子機から構成されるセットが
複数配置され、前記複数の親機は通信媒体を介して指令
センターに接続されており、指令センターは請求項6記
載のセンター他機干渉台数記憶手段に加え、少なくとも
一方の前記複数の親機または子機に記憶されている干渉
台数の収集を行うセンター干渉台数収集手段と、前記セ
ンター他機干渉台数記憶手段に記憶された干渉台数から
複数の前記セットに対して通信に用いる周波数を決定す
るセンター周波数決定手段と、前記センター周波数決定
手段で決定された周波数で通信を行うように前記複数の
セットを制御する制御手段を有するものである。そし
て、指令センターにおけるセンター周波数決定手段は制
御手段からの制御よりセンター他機干渉台数記憶手段に
記憶された干渉台数から前記複数の各セットが通信に用
いる周波数を決定することにより、指令センターは複数
のセットに対して過去の周波数の配置をも参考にして、
システム全体として干渉が少なくなるように周波数を配
置することができる。
【0014】また、親機または子機の少なくとも一方
は、制御手段からの制御により通信相手機である親機ま
たは子機に対する通信時のエラー率を記憶する通信履歴
記憶手段を有するものである。
【0015】また、周波数決定手段が周波数を選択する
場合干渉台数記憶手段に記憶されている他機の干渉台数
に加え、前記通信履歴記憶手段に記憶されている通信履
歴にも基づき周波数を決定するため電波環境も考慮し、
より通信に最適な周波数に移行することができる。
【0016】また、親機または子機の少なくとも一方
は、所定時間ごとにチャンネルサーチを行うための信号
を発生するチャンネルサーチ・タイミング発生手段と、
前記信号を受信することにより、指定されている複数の
チャンネルを用いて順次キャリアセンスを行うチャンネ
ルサーチ手段と、前記チャンネルサーチ手段によるキャ
リアセンス時のキャリア発生状態を記憶する電波環境記
憶手段を有するものである。
【0017】また、電波環境記憶手段に記憶される内容
に対して数値による重み付けを行い、この重みづけした
内容に基づき周波数を決定することができる。
【0018】以下本発明の実施例について図面を用いて
説明する。 (実施例1)図1は本発明の実施例1の無線通信システ
ムの構成図である。図1において1A、1B・・・1E
は親機、2A、2B・・・2Eは子機であり(1は親機
を表し、2は子機を表している)、1Aと2A、1Bと
2B・・・1Eと2Eは図1に示すようにID1A〜I
D2Eの識別符号が与えられており、複数の周波数の中
から選択された周波数(以下複数の周波数をチャンネル
1、チャンネル2、・・・と称す)を用いて通信を行っ
ており、この場合はチャンネル1、チャンネル2および
チャンネル3から選択されたチャンネルで各セットが通
信を行っている場合を示している。また、1Aと2A、
1Bと2B・・・1Eと2Eをそれぞれセットと称す
る。図2は本発明の実施例1の無線通信システムにおけ
る親機1と子機2のブロック図である(親機1とは先に
示した親機1A〜1Eを総称したものであり、子機2も
同様である)。
【0019】図2において親機1は、子機2と無線通信
を行うための公知構成の無線送受信手段3を具備し、さ
らに4は少なくとも2つ以上の無線周波数を発生するこ
とのできる無線周波数発振手段、11は通信に用いる無
線周波数を決定する周波数決定手段、12は無線送受信
手段から送信する電文が受信可能な範囲に存在する他機
の台数を検出する干渉台数検出手段、13は干渉台数検
出手段で検出された干渉台数を記憶する干渉台数記憶手
段、6は無線周波数発振手段4、周波数決定手段11、
無線送受信手段3、干渉台数検出手段12および干渉台
数記憶手段13を制御する制御手段である。一方、子機
2は、親機1と同様に無線通信を行うための公知構成の
無線送受信手段8を具備し、さらに9は無線周波数発振
手段、10は前記無線周波数発振手段9および前記無線
送受信手段8を制御する制御手段である。なお、図中に
示す記号Kは親機1Aと子機2A間で無線通信を行うこ
とを表しており、記号Tは無線信号の送受信を行うアン
テナを表している。
【0020】次に動作、作用について図1、図2を用い
て説明する。ここで、図1における親機1Aから送信さ
れる電文は1A〜1Eおよび2A〜2Eに到達すると仮
定し、各セットは図1に示されるチャンネルで通信して
いるとする。親機1Aおよび子機2Aは、通常制御手段
6は干渉台数記憶手段13に記憶された情報に基づて周
波数決定手段11で決定された周波数で通信を行うため
に、無線周波数発振手段4と無線送受信手段3の制御を
行い子機2Aと通信を行っている。干渉台数検出手段1
2は他機からの干渉台数を検出するため、所定時間ごと
に制御手段6に対して干渉台数検出電文を子機2に対し
て同報で送信することを指示する信号を出力する。制御
手段6は前記信号を受信することにより無線送受信手段
3を用いて同報で干渉台数検出電文を送信する。そし
て、次に無線送受信手段3を用いて応答電文を受信する
ための受信動作を行う。
【0021】一方親機1Aから送信される干渉電文を受
信した他機1B〜1Eおよび2B〜2Eは干渉台数検出
電文中に含まれる送信元アドレスから1Aから送信され
た干渉台数検出電文であると判断し、送信先アドレスの
領域に1Aのアドレス、送信元アドレスの領域に2Aの
アドレスを挿入して応答電文の返信を行う。
【0022】なお、応答電文を返信するタイミングとし
ては、他機から返信される応答電文同士に衝突が生じな
いようにするため、乱数発生装置などを設け親機1Aか
ら送信される電文を受信した時点から応答電文を返信す
るまでの時間をこの乱数装置から発生される乱数に従い
遅延さす方法が考えられる。また、乱数発生装置を用い
ず、あらかじめ定められた時間だけ遅延さす方法も考え
られる。親機1Aはこの返信された応答電文に含まれる
アドレスと、その時の無線周波数発振手段4で発生して
いる周波数を制御手段6により干渉台数記憶手段13に
記憶する。親機1Aは前述のことを無線周波数発振手段
4で発振できる複数の周波数で行い、各周波数ごとに他
機から返信される応答電文中に含まれるアドレス(識別
符号)と干渉台数を干渉台数記憶手段13に記憶する。
なお、ここでは一例として親機1Aと子機2Aのアドレ
スとして親機1Aと子機2Aの識別符号を用いて説明を
している。
【0023】また、ここでは子機2Aから干渉台数検出
電文に対して返信される応答電文中に送信元アドレスと
して子機2Aのアドレスを挿入するとしたが、別にこの
ようにしなくても親機1Aは応答電文を受信した数から
干渉台数を知ることもできる。
【0024】干渉台数記憶手段13に記憶する内容とし
ては、例えば表1に示すように各周波数ごとに受信した
他機のID(識別符号)を記憶しておく。また、親機1
Aと他機1B〜1Eおよび2B〜2E間で用いられる電
文構成としては図3に示すようなものが考えられる。
【0025】
【表1】
【0026】そして親機1Aにおける周波数決定手段1
1は干渉台数記憶手段13に記憶されている情報に基づ
き自セット(1Aと2A)が通信に用いているチャンネ
ルの干渉台数と他のチャンネルとの干渉台数との比較を
行い、干渉台数が少ないチャンネルを以後の通信に用い
るチャンネルとして選択し、この旨の信号を制御手段6
に対して出力し、この信号を受信した制御手段6はこの
周波数情報を含んだ電文を無線送受信手段3を用いて子
機2Aに対して送信し、以後周波数決定手段12で決定
された周波数で子機2Aと通信を行う。表1に示す内容
が干渉台数記憶手段13に記憶されいる場合は周波数決
定手段11は干渉台数が0台であるチャンネル2を選択
し、以後通信に用いる周波数をチャンネル1からチャン
ネル2へ変更して通信を行う。
【0027】なお、干渉台数検出手段12、干渉台数記
憶手段13および周波数決定手段11は親機1Aに具備
させたが子機2Aに具備してもよくまたは親機1Aと子
機2Aの両方に具備させることもできる。また、周波数
決定手段11が干渉台数から通信に用いるチャンネルを
選択する方法しては、干渉台数が最も少ないチャンネル
に移行する方法や、ある定められた順序で各チャンネル
の干渉台数を見ていき、その時に現在通信に用いている
チャンネルの干渉台数より少ないチャンネルが見つかっ
た場合にそのチャンネルへ移行する方法等が考えられ
る。また、セット数が5の場合について説明をしたが、
セット数は限定されるものではない。また、親機1Aと
子機2Aに与えられているチャンネル数が3チャンネル
の場合について示したが、これに限定されるものではな
い。
【0028】さらにまた、ここでは他機からの干渉台数
を検出するために干渉台数検出手段12は、所定時間ご
とに制御手段6に対して干渉台数検出電文を子機2に対
して同報で送信することを指示する信号を出力すること
により他機からの干渉台数を検出していたが、干渉台数
検出手段12は外部からの信号の入力により干渉台数検
出電文の送信を行う信号を出力することもできる。外部
からの信号の入力はスイッチによる入力や設定器等の外
部装置からの入力などが考えられる。また、干渉台数記
憶手段13に記憶されているチャンネルごとの識別符号
に対する干渉台数は設置時に設定器等を用いる方法や、
親機1または子機2に干渉台数を調べる測定モード等の
機能を付加することによりあらかじめ記憶させておくこ
ともできる。
【0029】(実施例2)図4は本発明の実施例2の無
線通信システムのブロック図である。実施例1と異なる
点は、複数の親機1は互いに有線で接続される構成とな
っており、他機の干渉台数記憶手段13に記憶された内
容の収集や自機の干渉台数記憶手段13に記憶された内
容の送信を行う干渉台数送受信手段14と、複数の他機
の識別符号に対する周波数ごとの干渉台数を記憶する他
機干渉台数記憶手段15と、複数の親機同士を有線で接
続するためのインターフェイス手段16と、干渉台数送
受信手段14、他機干渉台数記憶手段15およびインタ
ーフェイス手段16の制御を行う制御手段6を具備した
ところである。なお、同じ構成要素については同一符号
を付し、詳細な説明は省略する。
【0030】次に動作、作用について説明すると、干渉
台数送受信手段6は制御手段6からの制御によりインタ
ーフェイス手段16を介して他機の干渉台数記憶手段1
3に記憶されているチャンネルごとの干渉台数の収集を
行い他機干渉台数記憶手段15にその情報を記憶する。
例えば他機干渉台数記憶手段15に記憶される内容とし
ては(表2)、(表3)に示すようなものである。周波
数決定手段11は現在通信に用いているチャンネルの干
渉台数が他セットの干渉台数と比較して最も多い場合に
干渉台数が少ないチャンネルへ移行することを判断す
る。そして自機のチャンネル変更により干渉を及ぼす他
機の干渉台数に対して、チャンネル変更を行う前のチャ
ンネルからは1を減算し、変更先のチャンネルに対して
は1を増加させ、実施例1と同様にチャンネル変更を行
い、再度周波数決定手段11より自機の干渉台数が他機
の干渉台数と比較して最大の干渉台数でなくなるまで前
述のことを繰り返し、自機の干渉台数が他機の干渉台数
と比較して最大の干渉台数でなくなった場合、最大の干
渉台数を有する他の親機1に対して、他機干渉台数記憶
手段15に記憶されている内容を制御手段6からの制御
により干渉台数送受信手段14が送信する。
【0031】
【表2】
【0032】
【表3】
【0033】例えば、親機1はID0である識別符号が
与えられており、チャンネル2を用いて子機2と通信を
行っている。他機干渉台数記憶手段15には表2に示す
ような内容が記憶されおり、周波数決定手段11は通信
に用いるチャンネルをチャンネル2からチャンネル3へ
変更する。一方干渉台数記憶手段13には親機1はID
1およびID2を有する他機に干渉を及ぼすことが記憶さ
れているため、制御手段6によりチャンネル2のID
0、ID1およびID2の干渉台数から1を減算し、そし
てチャンネル3のID0、ID1およびID2の干渉台数
に対して1を増加さすことにより、表3に示すように干
渉台数の記憶内容が変更され、制御手段6は干渉台数が
多いID4を有する他機に対して他機干渉台数記憶手段
15に記憶されている内容を干渉台数送受信手段14を
用いて送信し。この内容を受信したID4を有する他機
は前述と同様にチャンネル変更を行う。
【0034】なお、制御手段6が他機干渉台数記憶手段
15に記憶されている内容を干渉台数送受信手段14を
用いて送信する方法としては、干渉台数が最も多い他機
に送信する方法や、ある定められた順序で各チャンネル
の干渉台数を見ていき、その時に現在通信に用いている
チャンネルの干渉台数より多い他機が見つかった場合に
送信する方法等が考えられる。また、ここでは複数の親
機1同士がインターフェイス手段16を介して有線で接
続される場合について説明をしたが、インターフェイス
手段16を用いず無線送受信手段3を用いて同様のこと
を行うこともできる。また、実施例1に対しても同様の
ことを行うことができる。さらにまた、干渉台数検出手
段12、干渉台数記憶手段13、周波数決定手段11、
干渉台数送受信手段14、他機干渉台数記憶手段15お
よびインターフェイス手段16は親機1Aに具備させた
が子機2Aに具備してもよくまたは親機1Aと子機2A
の両方に具備させることもできる。
【0035】(実施例3)図5は本発明の実施例3の無
線通信システムの構成図であり、図6にブロック図を示
す。実施例1と異なる点は、複数の親機1は通信媒体を
介して指令センター17に接続されており、指令センタ
ー17には他機の干渉台数記憶手段13に記憶された内
容の収集や送信を行うセンター干渉台数送受信手段18
と、前記センター干渉台数送受信手段18で収集された
干渉台数を記憶するセンター他機干渉台数記憶手段19
と、センター干渉台数送受信手段18とセンター他機干
渉台数記憶手段19を制御するセンター制御手段20を
具備し、複数の親機1はセンター3から送信される周波
数の変更情報を含む電文の検出を行う干渉電文検出手段
119を具備したところである。なお、同じ構成要素に
ついては同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0036】次に動作、作用について説明すると、指令
センター17におけるセンター制御手段20はセンター
干渉台数送受信手段18を用いてセンターインターフェ
イス手段22を介して複数の親機1から干渉台数記憶手
段13に記憶された内容の収集を行い、その内容をセン
ター他機干渉台数記憶手段19に記憶する。次に指令セ
ンター17におけるセンター制御手段20はセンター干
渉台数送受信手段18を用いてセンターインターフェイ
ス手段22を介してセンター他機干渉台数記憶手段19
に記憶されている情報を指令センター17に接続されて
いる複数の親機1に対して送信する。そして親機1はイ
ンターフェイス手段16を介して、これの情報が指令セ
ンター17から送信されたことを干渉電文検出手段21
により検出し、この電文に含まれる干渉台数の情報によ
り実施例1と同様に周波数決定手段11はチャンネルを
変更する。
【0037】なお、指令センター17から親機1に対し
てセンター他機干渉台数記憶手段19に記憶された内容
を含んだ電文や、センター他機干渉台数記憶手段19に
記憶されている内容を更新するため、親機1から干渉台
数記憶手段13に記憶されている内容を送信する場合に
は、指令センター17が親機1および子機2と通信を行
う際の電文に付加して行うようにすることもできる。な
お、実施例1に対しても同様のことを行うことができ
る。また、干渉台数検出手段12、干渉台数記憶手段1
3および周波数決定手段11は親機1Aに具備させたが
子機2Aに具備してもよくまたは親機1Aと子機2Aの
両方に具備させることもできる。さらにまた、指令セン
ター17は親機1に接続するとしたが、子機2にインタ
ーフェイス手段16および干渉電文検出手段119を具
備させ、子機2に接続することもできる。
【0038】(実施例4)図7は本発明の実施例4の無
線通信システムのブロック図を示す。実施例3と異なる
点は、指令センター17はセンター他機干渉台数記憶手
段19記憶された複数の親機1または子機2の干渉台数
から各セットが通信に用いるチャンネルを決定するセン
ター周波数決定手段23と、他機の干渉台数記憶手段1
3に記憶された干渉台数の収集を行うセンター干渉台数
収集手段24と、センター干渉台数収集手段24、セン
ター周波数決定手段23およびセンター他機干渉台数記
憶手段19を制御するセンター制御手段20を具備し、
親機1は干渉台数検出手段12、無線送受信手段3、無
線周波数発振手段4、インターフェイス手段16、干渉
台数記憶手段13および制御手段6を具備したところで
ある。なお、同じ構成要素については同一符号を付し、
詳細な説明は省略する。
【0039】次に動作、作用について説明すると、指令
センター17におけるセンター制御手段20はセンター
周波数決定手段23を用いて、センター他機干渉台数記
憶手段19に記憶された識別符号に対するチャンネルご
との干渉台数から、親機1の制御手段6に対して通信に
用いるチャンネルを指令センター17で指定されたチャ
ンネルに変更する要求信号が出力され、制御手段6はこ
の信号を受信することによりチャンネルを変更する。
【0040】なお、以後指令センター17は過去の複数
の各セットのチャンネルと干渉台数もセンター他機干渉
台数記憶手段19に記憶させることにより、指令センタ
ー17は複数のセットに対して過去の周波数の配置も参
考にして、各セットに対して干渉が少ない周波数を配置
することもできる。また、実施例1に対しても同様のこ
とを行うことができる。また、干渉台数検出手段12お
よび干渉台数記憶手段13は親機1Aに具備させたが子
機2Aに具備してもよくまたは親機1Aと子機2Aの両
方に具備させることもできる。また、指令センター17
は親機1に接続するとしたが、子機2にインターフェイ
ス手段16を具備させ、子機2に接続することもでき
る。
【0041】(実施例5)図8は本発明の実施例5の無
線通信システムのブロック図を示す。実施例1と異なる
点は、親機1は制御手段6からの制御により通信相手機
である子機2との通信時のエラー率を記憶する通信履歴
記憶手段25を具備したところである。なお、同じ構成
要素については同一符号を付し、詳細な説明は省略す
る。
【0042】次に動作、作用について説明すると、親機
1は制御手段6からの制御により子機2との通信時のエ
ラー率を通信履歴記憶手段25に記憶する。
【0043】ここで、周波数決定手段11が干渉台数記
憶手段13に記憶された干渉台数から通信に用いる周波
数を決定する際には実施例1と同様のことを行うが、こ
の際に周波数を選択する条件として、通信履歴記憶手段
25に記憶されている内容がある一定値を越えていた場
合周波数決定手段12は例え干渉台数が少ない場合にお
いても通信に用いるチャンネルを変更する。また、その
チャンネルへの変更は行わない。
【0044】なお、通信履歴記憶手段25に記憶する内
容としてはエラー率に限定されず、例えば電文送信成功
確率、電文受信時の誤り率発生確率等も考えられる。ま
た、通信履歴記憶手段25は親機1に設けたが子機2に
設けてもよく、また両方に設けることもできる。また、
他機からの干渉台数を検出するために干渉台数検出手段
12は、所定時間ごとに制御手段6に対して干渉台数検
出電文を子機2に対して同報で送信することを指示する
信号を出力することにより他機からの干渉台数を検出し
ていたが、干渉台数検出手段12は通信履歴記憶手段2
5に記憶される通信履歴を監視し通信履歴の内容(例え
ば、電文の送信が5回連続して不成功となった場合など
が考えられる)に基づき、干渉台数検出手段12が制御
手段6に対し上記信号を出力するようにもできる。な
お、同様のことを実施例1、2、3、4に対しても行う
ことができる。
【0045】(実施例6)図9は本発明の実施例6の無
線通信システムのブロック図を示す。実施例1と異なる
点は、親機1は所定時間ごとにチャンネルサーチを行う
ための信号を発生するチャンネルサーチ・タイミング発
生手段26と、チャンネルサーチ・タイミング発生手段
26からの信号を受信することにより、指定されている
複数のチャンネルを用いて順次キャリアセンスを行うチ
ャンネルサーチ手段27と、その時のキャリア発生状態
を記憶する電波環境記憶手段28を具備したところであ
る。なお、同じ構成要素については同一符号を付し、詳
細な説明は省略する。
【0046】次に動作、作用について説明すると、親機
1はチャンネルサーチ・タイミング発生手段26から出
力される信号によりチャンネルサーチ手段27が複数の
周波数のチャンネルサーチを行いキャリア発生状態、例
えばその時の妨害波の受信頻度、受信時間、受信レベル
を制御手段6により電波環境記憶手段28に記憶する。
ここで、周波数決定手段11が干渉台数記憶手段13に
記憶された干渉台数から通信に用いる周波数を決定する
際には実施例1と同様のことを行うが、この際に周波数
を選択する条件として、電波環境記憶手段28に記憶さ
れている内容がある一定値を越えていた場合周波数決定
手段12は例え干渉台数が少ない場合においても通信に
用いるチャンネルを変更する。また、そのチャンネルへ
の変更は行わない。
【0047】なお、チャンネルサーチ・タイミング発生
手段26、チャンネルサーチ手段27および電波環境記
憶手段28は親機1に設けたが子機2に設けてもよく、
また両方に設けることもできる。
【0048】また、前述の妨害波の受信頻度、受信時
間、受信レベルに対して優先順位を付与し、例えば親機
1と子機2が間欠受信を行い、親機1がその間欠受信の
時間間隔で連続して5回妨害波を受信した場合そのチャ
ンネルの評価値から1を減算し、逆に5回妨害波を受信
なければそのチャンネルの評価値に1を加える、また妨
害波の受信時間がある一定値以上になれば、そのチャン
ネルの評価値から2を減算し、また受信レベルが連続し
てある一定値以下になれば、そのチャンネルの評価値か
ら3を減算するなどそれぞれの項目に対して優先順位に
従い、そのチャンネルの評価値に加算や減算を行うこと
により過去の通信履歴を蓄積し、このチャンネルに対す
る評価値も参考にして前述のように周波数決定手段11
が干渉台数記憶手段13に記憶された干渉台数から通信
に用いる周波数を決定することもできる。
【0049】なお、他機からの干渉台数を検出するため
に干渉台数検出手段12は、所定時間ごとに制御手段6
に対して干渉台数検出電文を子機2に対して同報で送信
することを指示する信号を出力することにより他機から
の干渉台数を検出していたが、干渉台数検出手段12は
電波環境記憶手段28に記憶される電波環境を監視し、
電波環境の内容に基づき、干渉台数検出手段12が制御
手段6に対し上記信号を出力するようにもできる。ま
た、同様のことを実施例1、2、3、4、5に対しても
行うことができる。
【0050】
【発明の効果】以上の説明から明らかのように本発明の
無線通信システムによれば次の効果を奏する。
【0051】周波数決定手段は制御手段からの制御によ
り干渉台数記憶手段に記憶された干渉台数に基づき通信
に用いる周波数を決定し、以後制御手段はその周波数を
用いて通信を行うので、親機と子機から構成されるセッ
トが複数配置される場合でも、長期間にわたる複数のチ
ャンネルの使用状況の監視や、またそれらに対して統計
的な処理を行うことなく、自機に影響を及ぼす干渉台数
から無線回線のトラヒックを想定し、複数のセットから
構成される無線通信システム全体として、電波干渉が軽
減されるチャンネルへ早期に移行することができる。ま
た、複数のセットに同時に呼が生じた場合でもそれぞれ
のチャンネルを用いているセット数はほぼ同数となって
いるため特定のセットのみに電波干渉が生じることがな
く呼の接続に要する時間がほぼ各セットで同じになり各
セットに対して均一なサービスを提供することができ
る。
【0052】また、干渉台数検出手段は、同報による干
渉台数検出電文に対する応答電文の受信数から干渉台数
を検出することができる。
【0053】また、干渉台数記憶手段は、無線周波数発
振手段で発生されてる周波数と、その時の干渉台数検出
手段で検出された他機の識別符号を記憶することができ
る。
【0054】また、周波数決定手段は、制御手段からの
制御により干渉台数記憶手段に記憶されている周波数ご
との干渉台数を算出し、現在用いている周波数が前記算
出結果と比較して最も干渉台数が多い周波数の場合に、
最も干渉台数が少ない周波数に移行することができる。
【0055】また、他機に対して制御手段からの制御に
より干渉台数送受信手段を用いて他機干渉台数記憶手段
の内容を送信するので、干渉を最も受けている他機から
周波数の変更を行うことができる。
【0056】また、センターは他機干渉台数記憶手段に
記憶されている他機の識別符号に対する周波数ごとの干
渉台数の情報を含んだ電文を複数の親機に対して送信す
るので、親機は他機の識別符号に対する周波数ごとの干
渉台数を記憶するための記憶領域が必要なくなり、また
他機の干渉台数を収集するための処理が簡単になる。
【0057】また、センター制御手段はセンター周波数
決定手段を用いてセンター他機干渉台数記憶手段に記憶
された内容から干渉台数が最も多いセットに対して周波
数を変更することを決定することにより、指令センター
は複数のセット全体の電波環境を把握しながら、複数の
セットに対して過去の周波数の配置も参考にして、電波
干渉が少ない周波数を配置できる。
【0058】また、周波数決定手段は干渉台数記憶手段
に記憶されている他機の干渉台数に加え、通信履歴記憶
手段に記憶されている通信時のエラー率にも基づき周波
数を決定するので、現在通信に用いているチャンネルが
他のチャンネルと比較して例え干渉台数が少なくともチ
ャンネルが変更される場合が生じ、より実際の電波環境
を考慮して周波数を決定することができる。
【0059】また、周波数決定手段は干渉台数記憶手段
に記憶されている他機の干渉台数に加え、複数のチャン
ネルを用いて順次キャリアセンスを行うチャンネルサー
チ手段により、電波環境記憶手段に記憶されたキャリア
発生状態にも基づき通信に用いる周波数を決定するの
で、複数のチャンネルの電波環境も考慮して周波数を決
定することができる。
【0060】また、電波環境記憶手段に記憶されている
内容に重み付けを行い、この値を合計することにより各
チャンネルの電波環境を数値で評価するため電波環境の
履歴を容易に蓄積し、しかも電波環境の選択基準を使用
実態にあわせ任意に決めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における無線通信システムの
構成図
【図2】同システムのブロック図
【図3】同システムを説明するための電文フォーマット
を示す図
【図4】本発明の実施例2における無線通信システムの
ブロック図
【図5】本発明の実施例3における無線通信システムの
構成図
【図6】同システムのブロック図
【図7】本発明の実施例4における無線通信システムの
ブロック図
【図8】本発明の実施例5における無線通信システムの
ブロック図
【図9】本発明の実施例6における無線通信システムの
ブロック図
【図10】従来の無線通信システムのブロック図
【図11】同システムのタイミング図
【符号の説明】
1、1A、1B、1C、1D、1E 親機 2、2A、2B、2C、2D、2E 子機 3、8 無線送受信手段 4、9 無線周波数発振手段 5、7 周波数切替手段 6、10 制御手段 11 周波数決定手段 12 干渉台数検出手段 13 干渉台数記憶手段 14 干渉台数送受信手段 15 他機干渉台数記憶手段 16 インターフェイス手段 17 指令センター 18 センター干渉台数送受信手段 19 センター他機干渉台数記憶手段 20 センター制御手段 21 干渉電文検出手段 22 センターインターフェイス手段 23 センター周波数決定手段 24 センター干渉台数収集手段 25 通信履歴記憶手段 26 チャンネルサーチ・タイミング発生手段 27 チャンネルサーチ手段 28 電波環境記憶手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀池 良雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】親機と子機から構成され、複数の周波数か
    ら選択された周波数を用いて通信を行う無線通信システ
    ムにおいて、少なくとも2つ以上の無線周波数を発生す
    ることのできる無線周波数発振手段と、通信に用いる無
    線周波数を決定する周波数決定手段と、前記周波数決定
    手段で決定された周波数で無線通信を行う無線送受信手
    段と、前記無線送受信手段から送信する電文が受信可能
    な範囲に存在する他機の台数を検出する干渉台数検出手
    段と、前記干渉台数検出手段で検出された干渉台数を記
    憶する干渉台数記憶手段と、前記無線周波数発振手段、
    前記周波数決定手段、前記無線送受信手段、前記干渉台
    数検出手段および前記干渉台数記憶手段とを制御する制
    御手段を具備し、前記周波数決定手段は前記制御手段か
    らの制御により前記干渉台数記憶手段に記憶された干渉
    台数に基づき通信に用いる周波数を決定し、以後前記制
    御手段は前記周波数を用いて通信を行う無線通信システ
    ム。
  2. 【請求項2】無線送受信手段は制御手段からの制御によ
    り、すべての親機および子機が受信可能となる同報を用
    いた干渉台数検出電文の送信に対して応答電文の受信を
    行い、前記応答電文の受信数から干渉台数を検出する干
    渉台数検出手段を備えた請求項1記載の無線通信システ
    ム。
  3. 【請求項3】干渉台数記憶手段は、無線周波数発振手段
    で発生している周波数と、干渉台数検出電文に対する応
    答電文から干渉台数検出手段で検出された他機の識別符
    号を記憶する請求項1または2記載の無線通信システ
    ム。
  4. 【請求項4】周波数決定手段は、制御手段からの制御に
    より干渉台数記憶手段に記憶されている周波数ごとの干
    渉台数を算出し、その算出結果と現在用いている周波数
    での干渉台数との比較から移行する周波数を判断し、前
    記周波数情報を含む信号を制御手段に対して出力し、前
    記制御手段は通信相手機である親機または子機に対して
    前記周波数情報を含む電文を無線送受信手段を用いて送
    信し、以後前記周波数決定手段により選択された周波数
    を用いて通信を行う請求項1、2または3記載の無線通
    信システム。
  5. 【請求項5】親機と子機から構成されるセットが複数配
    置される場合、他機の干渉台数記憶手段に記憶された内
    容の収集や自機の干渉台数記憶手段に記憶された内容の
    送信を行う干渉台数送受信手段と、他機の識別符号に対
    する周波数ごとの干渉台数を記憶する他機干渉台数記憶
    手段と、前記干渉台数送受信手段および前記他機干渉台
    数記憶手段の制御を行う制御手段を具備し、周波数決定
    手段は前記他機干渉台数記憶手段に記憶された内容か
    ら、自機が通信に用いている周波数の干渉台数と他機が
    通信に用いている周波数での干渉台数との比較を行い、
    自機の周波数での干渉台数が多い場合には干渉台数の少
    ない周波数に移行する判断を行い、前記制御手段は自機
    が周波数の変更を行ったために干渉台数に変化が生じた
    他機を干渉台数記憶手段から判断し、前記他機干渉台数
    記憶手段に記憶された内容を変更し、前記周波数決定手
    段より使用している周波数の干渉台数が最も多い他機を
    検索して、前記他機に対して前記制御手段の制御により
    前記干渉台数送受信手段を用いて前記他機干渉台数記憶
    手段の内容を送信することにより、干渉を最も受けてい
    る他機から周波数の変更を行う請求項1、2、3または
    4記載の無線通信システム。
  6. 【請求項6】親機と子機から構成されるセットが複数配
    置され、前記複数の親機は通信媒体を介して指令センタ
    ーに接続されており、前記指令センターは他機の識別符
    号に対する周波数ごとの干渉台数を記憶するセンター他
    機干渉台数記憶手段と、前記複数の親機の干渉台数記憶
    手段に記憶された内容の収集を行うセンター干渉台数送
    受信手段と、前記センター他機干渉台数記憶手段および
    前記センター干渉台数送受信手段を制御するセンター制
    御手段を具備し、前記複数の親機は前記指令センターか
    ら送信される周波数の変更情報を含む電文の検出を行う
    干渉電文検出手段を具備し、前記指令センターは前記他
    機干渉台数記憶手段に記憶されている他機の識別符号に
    対する周波数ごとの干渉台数の情報を含んだ電文を前記
    複数の親機に対して送信し、前記複数の親機における前
    記干渉電文検出手段は前記電文を検出したことを知らせ
    る信号を制御手段に対して出力し、前記制御手段はこの
    信号を受信することにより周波数決定手段により通信に
    用いる周波数を決定する請求項1、2、3または4記載
    の無線通信システム。
  7. 【請求項7】親機と子機から構成されるセットが複数配
    置され、前記複数の親機は通信媒体を介して指令センタ
    ーに接続されており、指令センターは請求項6記載のセ
    ンター他機干渉台数記憶手段に加え、少なくとも一方の
    前記複数の親機または子機に記憶されている干渉台数の
    収集を行うセンター他機干渉台数収集手段と、前記セン
    ター他機干渉台数記憶手段に記憶された干渉台数から複
    数の前記セットに対して通信に用いる周波数を決定する
    センター周波数決定手段と、前記センター周波数決定手
    段で決定された周波数で通信を行うように前記複数のセ
    ットを制御する制御手段を備え、前記センター周波数決
    定手段は前記制御手段からの制御より前記センター他機
    干渉台数記憶手段に記憶された干渉台数から前記複数の
    各セットが通信に用いる周波数を決定する請求項1、
    2、3または4記載の無線通信システム。
  8. 【請求項8】親機または子機の少なくとも一方は、制御
    手段からの制御により通信相手機である親機または子機
    に対する通信時のエラー率を記憶する通信履歴記憶手段
    備え、周波数決定手段が周波数を選択する場合干渉台数
    記憶手段に記憶されている他機の干渉台数に加え、前記
    通信履歴記憶手段に記憶されているエラー率にも基づき
    周波数を選択する請求項1〜7のいずれか1項に記載の
    無線通信システム。
  9. 【請求項9】親機または子機の少なくとも一方は、所定
    時間ごとにチャンネルサーチを行うための信号を発生す
    るチャンネルサーチ・タイミング発生手段と、前記信号
    を受信することにより、指定されている複数のチャンネ
    ルを用いて順次キャリアセンスを行うチャンネルサーチ
    手段と、前記チャンネルサーチ手段によるキャリアセン
    ス時のキャリア発生状態を記憶する電波環境記憶手段を
    備え、周波数決定手段が周波数を選択する場合、干渉台
    数記憶手段に記憶されている他機の干渉台数に加え前記
    電波環境記憶手段に記憶されているキャリア発生状態に
    も基づき周波数を決定する請求項1〜7のいずれか1項
    に記載の無線通信システム。
  10. 【請求項10】電波環境記憶手段に記憶される内容に対
    して数値による重み付けを行い、この重みづけした内容
    に基づき周波数を決定する請求項9記載の無線通信シス
    テム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008252554A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Brother Ind Ltd 無線装置
JP2009117928A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Railway Technical Res Inst 鉄道車両の運行時の無線妨害箇所の検出システム
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