JPH07212836A - ディジタルコードレス電話装置 - Google Patents

ディジタルコードレス電話装置

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Publication number
JPH07212836A
JPH07212836A JP6006284A JP628494A JPH07212836A JP H07212836 A JPH07212836 A JP H07212836A JP 6006284 A JP6006284 A JP 6006284A JP 628494 A JP628494 A JP 628494A JP H07212836 A JPH07212836 A JP H07212836A
Authority
JP
Japan
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frame
reception
voice data
slot
transmission
Prior art date
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Pending
Application number
JP6006284A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiomi Kusunoki
喜臣 楠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Publication of JPH07212836A publication Critical patent/JPH07212836A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 無線状態の劣化により、音声品質の劣化を招
くことのないように音声補正する機能を備えたディジタ
ルコードレス電話装置を提供することを目的としてい
る。 【構成】 1個又は複数個のスロットから構成される時
間軸上の連続するフレームに時分割多重されて無線伝送
される音声データの送受信を行うディジタルコードレス
電話装置であって、送受信する伝送フレームを所定数の
フレーム区間にわたって順に遅延させる一方、受信フレ
ームの音声データが正常でない場合に、該受信音声デー
タを破棄して、通信相手局に対し、該当する音声データ
の再送を要求し、逆に、通信相手局から音声データの再
送の要求を受けた場合に、通話中における無音区間の空
白スロットを使って、該当する音声データの通信相手局
への再送を行うと共に、フレームの送受信におけるタイ
ミングを調整して音声補正を行うことを特徴としてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音声補正機能を備えた
ディジタルコードレス電話装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ディジタルコードレス電話装置
における音声伝送方式は、以下のようになっている。先
ず、送信側では、マイクを通じて入力される音声アナロ
グ信号をディジタル信号に符号変換する。この場合、符
号化される音声ディジタルデータは、CCITT(国際
電信電話諮問委員会)のG.721勧告に準拠するAD
PCM符号化されたデータとなっている。ADPCM
(Adaptive DifferentialPulse Code Modulation;適応
差分PCM)は、冗長度抑圧技術のうち適応量子化と予
測符号化技術を用い、過去の入力信号から現在の入力信
号を予測し、予測誤差信号(入力信号と予測信号の差分
のこと)を量子化して伝送する方式であって、予測方式
としては、通常、入力信号に適応して予測誤差を最小と
するように予測係数を可変とする適応予測方式が用いら
れている。
【0003】なお、冗長度抑圧技術とは、音声信号に相
当の冗長性(余分な情報)が含まれていることを考慮
し、時間領域或いは周波数領域における音声信号の特徴
と聴覚上の特性を利用して音声の持つ冗長度を抑圧し伝
送する高能率音声符号化技術のことである。また、適応
量子化技術とは、量子化ステップサイズを信号レベルに
応じて変化させることにより、音声の広いダイナミック
レンジに対応して量子化雑音を低減する技術のことであ
る。また、予測符号化技術とは、近接するサンプル間或
いはピッチ周期間の相関を利用して、過去の入力信号か
ら現在の入力信号を予測し、入力信号と予測値との差分
信号を伝送する技術のことであり、差分信号の振幅を入
力信号の振幅より小さくすることによって、符号化ビッ
ト数の低減を図ることが可能となっている。
【0004】次に、ADPCM符号化した音声データ
を、通信確立のための制御データ等と組み立て、スロッ
ト(ビット列)に形成する。続いて、形成したスロット
を、時間軸上の連続するフレームに時分割多重し、更
に、ディジタル変調を行った後(通常、狭帯域変調技術
であるπ/4シフトQPSK、即ち直交位相変調が行わ
れる)、無線周波数信号にアップコンバートし、バース
ト信号(即ち、間歇的に伝送される信号である)として
アンテナから通信相手局へ送信する。
【0005】一方、受信側では、アンテナを通じて送信
側からのバースト信号を受信した場合、これを中間周波
数信号にダウンコンバートしてディジタル復調した後
(通常、π/4シフトQPSK復調が行われる)、多重
分離して音声データと各制御データその他のデータに分
離する。そして、分離された音声データについては、先
述したCCITTのG.721勧告に準拠する復号化を
行って、音声アナログ信号としてスピーカーから音声出
力する。
【0006】なお、かかるバースト信号の送受信のため
に使用される時間軸上のフレーム構成は、次のようにな
っている。即ち、バースト信号の伝送に使用される基本
となる1フレームは、通常、625μsecのスロット
8個から構成されており、1フレームの時間長は、5m
secとなっている。また、1フレームを構成する8ス
ロットは、4個の送信スロットと4個の受信スロットに
夫々割り当てられている。そして、1フレームにおける
送信用の1スロットを使用して1通話の送信が行われ、
更に、同フレーム内の受信用の1スロットを使用して同
通話の受信が行われるようになっている。また、残りの
スロットについては、他の端末の通信用に使用されるよ
うになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ディジタル
コードレス電話装置を使用する上において、無線状態の
劣化により、無線伝送上にてバースト信号の破損や欠落
を招くことがある。即ち、ディジタルコードレス電話装
置は、通常、100m程度以内の近距離範囲で使用され
るものとされており、そのパワーレベルは一定であるの
で、受信レベルについては通信距離に当然影響される。
また、建物等による電波状況の悪化等も受信レベルに少
なからず影響を及ぼしてくる。その結果、受信側では、
音声再生時において、ビットエラーに起因したポップ雑
音(インパルス性の雑音のこと)を生じるという不具合
を招くことがある。この種の雑音を防止するために、例
えば、破損・欠落を生じたバースト信号区間(以下、ス
ロットエラー区間とする)の音声データに対し、無信号
レベルのディジタルデータを復号するといったミュート
処理が行われることがある。しかし、このような処理を
行う場合においても、特別な処理(波形整形処理等)を
施さない限りは、かかる瞬発的なポップ雑音の発生を回
避することは困難である。
【0008】本発明は、かかる現状に鑑みて成されたも
のであり、無線状態の劣化により音声品質の劣化を招く
ことのないように音声補正する機能を備えたディジタル
コードレス電話装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本請求項1記載の発明は、1個又は複数個のスロッ
トから構成される時間軸上の連続するフレームに時分割
多重されて無線伝送される音声データの送受信を行うデ
ィジタルコードレス電話装置であって、受信フレームの
音声データが正常であるか否かを判定する受信音声デー
タ判定手段と、受信フレームの音声データが正常でない
と判定された場合に、該音声データを破棄し、通信相手
局に対し、該当する音声データの再送を要求する音声デ
ータ再送要求手段と、受信フレームの音声データが正常
であると判定された場合に、該音声データの受信フレー
ムを、所定数のフレーム区間にわたり受信順に遅延させ
る受信フレーム遅延手段を備える一方、送信フレーム区
間が有音状態であるか否かを検出する有音フレーム区間
検出手段と、有音フレーム区間における音声データの送
信フレームを、所定数のフレーム区間にわたり送信順に
遅延させて伝送するフレーム伝送手段と、通信相手局か
ら音声データの再送要求を受けた場合に、無音フレーム
区間における空白スロットを使い、該当する音声データ
を有するフレームを通信相手局へ再送するフレーム再送
手段と、フレームの再送により生じるフレームの送受信
におけるタイミングのズレを調整するフレーム送受信タ
イミング調整手段とを備えたことを特徴としている。
【0010】また、本請求項2記載の発明は、前記受信
音声データ判定手段が、更に、受信音声信号の受信レベ
ルを検出する受信レベル検出手段と、受信音声データの
同期ビット列を検出する同期ビット列検出手段を備え、
検出した受信音声データの受信レベル及び/又は同期ビ
ット列を夫々の比較基準値と比較することにより、受信
音声データが正常であるか否かの判定を行うことを特徴
としている。
【0011】また、本請求項3記載の発明は、前記音声
データ再送要求手段が、更に、通信相手局へ再送すべき
スロットの数をカウントする再送スロット数カウント手
段を備えていることを特徴としている。また、本請求項
4記載の発明は、前記受信フレーム遅延手段が、更に、
受信した音声データを受信順に記憶し、受信順に取り出
す所定容量の受信音声データバッファ手段を備えている
ことを特徴としている。
【0012】また、本請求項5記載の発明は、前記受信
フレーム遅延手段が、更に、受信したエラースロットの
数をカウントするエラースロット数カウント手段を備え
ていることを特徴としている。また、本請求項6記載の
発明は、前記フレーム伝送手段が、更に、入力音声デー
タを入力順に記憶し、入力順に取り出す所定容量の送信
音声データバッファ手段を備えていることを特徴として
いる。
【0013】また、本請求項7記載の発明は、前記フレ
ーム再送手段が、更に、通信相手局に対する音声データ
の再送に使用する空白スロットの時間軸上におけるフレ
ーム位置を確認する再送フレーム位置確認手段を備えて
いることを特徴としている。また、本請求項8記載の発
明は、前記フレーム送受信タイミング調整手段が、更
に、送信フレーム組立手段と受信フレーム分解手段を備
え、該送信フレーム組立手段が、前記再送スロット数カ
ウント手段がカウントした再送スロット数と、前記再送
フレーム位置確認手段が確認した再送フレーム位置の情
報を基に、送信フレームを組立てることにより送信タイ
ミングを調整すると共に、該受信フレーム分解手段が、
前記エラースロット数カウント手段がカウントしたエラ
ースロット数を基に受信フレームを分解することにより
受信タイミングを調整することを特徴としている。
【0014】また、本請求項9記載の発明は、前記送受
信タイミング調整手段が、更に、フレームの受信タイミ
ングを調整する際に、受信した空白スロットに対する音
声再生処理を行うべくデータ処理する空白スロット対応
データ処理手段を備えていることを特徴としている。
【0015】
【作用】上記発明の構成によれば、1個又は複数個のス
ロットから構成される時間軸上の連続するフレームに時
分割多重されて無線伝送される音声データの送受信を行
う際に、受信音声データ判定手段によって、受信フレー
ムの音声データが正常であるか否かが判定される。この
場合、受信レベル検出手段によって、受信音声信号の受
信レベルが検出され、更に、同期ビット列検出手段によ
って、受信音声データの同期ビット列が検出される。そ
して、検出した受信音声データの受信レベル及び/又は
同期ビット列が夫々の比較基準値と比較される。
【0016】ここで、受信したフレームの音声データが
正常でないと判断された場合には、音声データ再送要求
手段によって、該音声データが破棄され、通信相手局に
対して、該当する音声データの再送が要求される。この
場合、再送スロット数カウント手段によって再送すべき
スロット数がカウントされる。また、受信したフレーム
の音声データが正常であると判断された場合には、音声
データの受信フレームが、受信フレーム遅延手段によっ
て、所定数のフレーム区間にわたり受信順に遅延され
る。この場合、所定容量の受信音声データバッファ手段
によって、受信した音声データが受信順に記憶され、更
に、受信順に取り出されることにより遅延が実行され
る。また、エラースロット数カウント手段によって、受
信したエラースロットの数がカウントされる。
【0017】一方、音声データの送信時には、有音フレ
ーム検出手段によって、伝送フレーム区間が有音である
か否かの判定がなされる。有音フレーム区間において
は、フレーム伝送手段によって、音声データの送信フレ
ームが所定数のフレーム区間にわたって送信順に遅延し
て伝送される。この場合、送信音声データバッファ手段
によって、音声データが入力順に記憶され、また入力順
に取り出されることにより遅延が実行される。
【0018】また、通信相手局から音声データの再送を
要求された場合には、フレーム再送手段によって、無音
フレーム区間における空白スロットを使って、該当する
音声データを有するフレームが通信相手局に対して再送
される。この場合、音声データの再送に使用される空白
スロットの時間軸上におけるフレーム位置が再送フレー
ム位置確認手段によって確認される。
【0019】また、フレームの再送によって生じるフレ
ームの送受信タイミングのズレについては、フレーム送
受信タイミング調整手段によって調整される。この場
合、送信フレーム組立手段が、カウントされた再送スロ
ット数と確認した再送フレーム位置情報を基に送信フレ
ームを組立てることにより送信タイミングが調整され
る。また、受信フレーム分解手段がカウントされたエラ
ースロット数を基に受信フレームを分解することにより
受信タイミングが調整される。
【0020】また、上記受信タイミングの調整にあたっ
ては、空白スロット対応データ処理手段によって、受信
した空白スロットに対して音声再生処理を行うためのデ
ータ処理がなされる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に従って、具
体的に説明する。図1は、本発明にかかるディジタルコ
ードレス電話装置によって伝送されるスロットに関して
エラースロットが発生した場合に、通信相手局に対し、
該当音声データの再送を行うタイミングの例を示すタイ
ムチャートである。具体的に、マイクを通じて入力され
たマイク音声信号(b)の伝送に対して通常使用される
送信側スロット(c)と、本発明で使用する音声データ
の無線伝送スロット(d)と、同じく本発明で使用する
音声データを受信するための受信側スロット(e)につ
いて、夫々の相対的な時間位置を示している。即ち、図
中、水平方向のスロット配列は時間の経過を、縦方向の
スロット配列は同一時間位置を示している。
【0022】また、図中、マイク音声信号(b)の音声
波形中における水平ライン部分は、通話中の無音区間を
示しており、この区間については後述する有音・無音判
定部にて(a)で示すように、検出されるようになって
いる。また、各スロット配列における添付番号は、音声
データの送信及び受信の順を示している。更に、各スロ
ット配列におけるスロット「V」は、「VOXスロッ
ト」(なお、VOXとはVoice Operated transmitterの
ことである)、即ち、通話中の無音区間に送出される音
声データを有しないスロットを、無線伝送スロット
(d)のスロット配列におけるスロット「E」は、音声
データにエラーを生じた「エラースロット」を、そし
て、各スロット配列における「空白スロット」は、デー
タの伝送のないスロットを夫々示している。
【0023】ここで、伝送される音声信号はADPCM
符号化されており、1フレーム(5msec)内の62
5μsecの1スロットにディジタルデータとして圧縮
されている。通常の場合には、送信側でバッファリング
(記憶)されずに送信されるため、送信側スロット
(c)としては図に示すような時間配列となる。即ち、
マイク音声信号(b)の1フレーム分が、次順の送信フ
レームの1スロット内に圧縮されて順に伝送されるよう
になっている。また、通話中に無音区間には入った時に
は、この例では、直前の音声データスロット「3」のフ
レームに続く次のフレームで「VOXスロット」が伝送
されるようになっている。ここで、VOXスロットは、
無音区間における低消費電力化のために、通常、そのデ
ータ送信同期を4倍するので、次の「VOXスロット」
が伝送されるまでの4フレーム間(20msec)に
は、3つの「空白スロット」が順に伝送されるようにな
っている。更に、その後、有音区間には入った場合に
は、続いて、音声データを有する「4〜9」のスロット
が順に伝送される。
【0024】これに対し、本発明では、送信側にて音声
データのバッファリングを行うことにより、音声データ
の伝送タイミングを遅らせた無線伝送スロット(d)を
使用している。即ち、ここでは、3フレーム(15ms
ec)にわたって伝送タイミングを遅らせた無線伝送ス
ロットを使用する例を示している。次に、無線伝送上に
てエラースロットEが生じた場合(ここでは、無線伝送
されるスロット1、2に続いて、即ち、2フレーム(1
0msec)後に、エラースロットEが発生した例を示
している)、通信相手局から、エラースロットEの受信
から1/2フレーム(2.5msec)後に、該当音声
データの再送要求を示すデータを有するスロット(図
中、斜線を施して示す)が送信されてくる。なお、伝送
されたスロットがエラースロットであるか否かについて
は、受信時に、後述するエラースロット判定部にて判定
されるようになっている。
【0025】続いて、通信相手局からの再送要求スロッ
トを受信した場合には、前スロットで送出した音声デー
タを有するスロット「3」を通信相手局に対して再送す
る。このスロット再送の結果、通常の送信側スロット
(c)に対して、遅延量は3フレームから4フレーム
(20msec)に広がる。ところが、上述したよう
に、ディジタルコードレス電話装置では、低消費電力化
のため、無音区間におけるデータの送信周期を4倍とし
ており、無音区間には、必ず空きスロット区間(即ち、
送信を行わない区間)が生じている。そこで、その空き
スロットを利用して、音声データの再送を行って、フレ
ーム伝送の遅延量を最初に設定した3フレームに戻す。
この例では、通常の送信側スロット(c)の最初に送出
される「VOXスロット」から数えて3個目の「空白ス
ロット」を使用して音声データの再送を行うものとして
おり、その結果として、送信側スロット(c)に対する
遅延量は3フレームに戻る。加えて、次順の伝送VOX
スロットの次の空きスロットを無くすことにより、遅延
量を調整する。
【0026】一方、受信側においても同様に、受信音声
データのバッファリングを行い(ここでは、送信側と同
じ3フレーム区間にわたって受信タイミングを遅らせる
例を示している)、エラースロット区間の受信音声デー
タは捨て、次のフレームで送信されてくる再送データを
取り込む。この場合、エラースロットが発生する度に音
声再生までの遅延量が狭くなってくるため、受信側では
空きスロット区間をエラースロット区間だけ挿入するこ
とによって遅延量を調整する。即ち、この例では、音声
再生までが2フレームになってしまうので、最後のVO
Xスロットの後に1スロット分の空きスロットを挿入す
ることにより遅延量を調整している。
【0027】以上のように、本発明にかかるディジタル
コードレス電話装置では、送信側において、(1)無線
伝送スロットを所定数のフレーム区間だけ遅延させ、
(2)エラースロットが発生した場合に、受信側からの
音声データの再送要求を受け、(3)無音区間における
空きスロットを使って該当する音声データを通信相手局
へ再送し、(4)使用した空きスロットの数だけ、送信
する空きスロットを減少させて、伝送フレームの遅延量
を調整する一方、受信側において、(5)受信スロット
を所定数のフレーム区間だけ遅延させ、(6)エラース
ロットを受信した場合に、送信側に対して音声データの
再送を要求し、(7)受信したエラースロットの音声デ
ータについては破棄し、再送されてきた音声データを受
信し、(8)受信したエラースロットの数だけ空きスロ
ットを挿入して受信スロットの遅延量を調整することに
よって、エラースロットの音声データを補正するものと
している。
【0028】図2は、本発明にかかるディジタルコード
レス電話装置における音声補正回路の構成を示すブロッ
ク図である。このディジタルコードレス電話装置の音声
補正回路は、マイク1、有音・無音判定部2、音声符号
化部3、再送スロット計数部4、送信データバッファ部
5、フレーム組立部6、ディジタル変調部7及び無線部
8の各回路からなる送信音声信号処理部Aと、無線部8
に設けられた受信レベル検出部80、同期ビット列比較
部10、エラースロット判定部11、フレーム分解部1
2、受信音声データバッファ部13、エラースロット計
数部14、背景雑音発生部15、音声復号化部16及び
スピーカ17の各回路からなる受信音声データ再生処理
部Bとから構成されている。
【0029】次に、上記音声補正回路を構成する各回路
の動作について説明する。送信音声信号処理部Aでは、
先ず、マイク1から入力された送信音声信号を、音声符
号化部3及び有音・無音判定部2に送出する。有音・無
音判定部2では、例えば、周波数解析を行ったり、或い
は単にレベル検出を行ったりして送信フレーム区間が有
音であるか無音であるかの判定を常時行い、無音検出時
には無音検出信号をフレーム組立部6へ送出する。ま
た、音声符号化部3では、送信音声信号をCCITT勧
告のG.721に準拠した32kbpsの送信ADPC
M信号に変換する。更に、この送信ADPCM信号を、
所定のNフレーム区間にわたり送信音声データバッファ
部5に記憶する。なお、この場合、1フレームでの送信
ADPCM信号は、32(bit)×1000×5(m
sec)×10-3 =160(bit)となるため、記
憶するデータ量としては、160×N(bit)とな
る。
【0030】次に、送信音声データバッファ部5は、バ
ッファメモリを有するシフトレジスタとして構成されて
おり、フレーム分解部12から再送指示受信表示信号
(即ち、通信相手局からデータ再送要求信号を受信した
ことを示す信号のこと)を受けない限りは、先行して入
力されたADPCM信号をNフレーム時間後に送信音声
データとしてフレーム組立部6へ送出し、フレーム分解
部12から該再送指示受信表示信号を受けた場合には、
前のフレームで送出した送信音声データをフレーム組立
部6へ再送出する。また、再送スロット計数部4では、
無音区間に再送するスロットの数を計数する。但し、こ
の計数値については、無音区間から有音区間へと変化し
た場合にリセットされる。
【0031】フレーム組立部6では、送信音声データバ
ッファ部からの送信音声データに制御データと同期ビッ
ト列その他のデータを組み合わせてフレームを組立てた
後時分割多重し、送信フレームとしてディジタル変調部
7へと送出するが、この場合、再送要求表示信号(即
ち、エラースロットを受信した場合に、通信相手局に対
して再送要求するためのフレームを組立てるように指示
する信号のこと)をエラースロット判定部11から受け
た場合には、通信相手局に対して音声データの再送要求
を指示するビット列を有する制御データを送出する。
【0032】また、有音・無音判定部2から無音検出信
号を受けた場合には、前記フレーム数Nに、再送スロッ
ト計数部4から送出される再送スロット数値を加えたフ
レーム数にあたる時間経過の後に、送信データとしてV
OXスロットをディジタル変調部7へ送出する。そし
て、ディジタル変調部7では、フレーム組立部6から送
出された送信データを変調して(通常、π/4シフトQ
PSK変調する)送信系の中間周波数信号となし、更
に、無線部8にてアップコンバートして、無線周波数帯
のバースト信号を通信相手局に送信する。
【0033】一方、受信音声データ再生処理部Bでは、
送信されてきたバースト信号を受信した場合に、無線部
8における受信レベル検出部80にて、その受信レベル
を検出して記憶し、記憶した受信レベル値をエラースロ
ット判定部11へと送出する。また、受信信号について
は、無線部8で中間周波数帯の信号にダウンコンバート
した後、ディジタル復調部9で復調して(通常、π/4
シフトQPSK復調する)受信データとなし、同期ビッ
ト列比較部10及びフレーム分解部12へ送出する。
【0034】同期ビット列比較部10では、受信データ
が所定の同期パターンを有しているかどうかについて判
定する。そして、所定の同期パターンを検出できなかっ
た場合には、同期ビット列不検出信号をエラースロット
判定部11へ送出する。エラースロット判定部11で
は、受信レベル検出部80から送出された受信レベル値
が規格値以下であるか、或いは同期ビット列比較部10
から同期ビット列不検出信号を受けた場合に、その受信
スロットがエラースロットであるものと判定し、エラー
スロット検出信号をエラースロット計数部14へ送出す
る。また、同時にエラースロットの受信音声データは捨
てるようにエラースロット捨て指示コマンドを受信音声
データバッファ部13へ送出する。更に、先述した再送
要求表示信号をフレーム組立部6へ送出する。
【0035】フレーム分解部12では、ディジタル復調
部9から送出された受信データに対し、制御データ及び
その他のデータと音声データとの時分割分離を行い、受
信音声データを受信音声データバッファ部13へ送出す
るが、制御データ内に通信相手局からの再送指示を示す
ビット列が存在した場合には、先述した再送指示受信表
示信号を再送スロット計数部4及び送信音声データバッ
ファ部5へ送出する。また、エラースロット計数部14
では、エラースロット判定部11から送出されたエラー
スロット検出信号によってエラースロット検出回数を計
数し、その計数値を受信音声データバッファ部13へ送
出する。但し、この計数値については、受信スロットが
VOXスロットから音声データを有するスロットに変わ
った時点でリセットされる。
【0036】また、受信音声データバッファ部13で
は、受信音声データを所定のMフレーム区間にわたって
記憶するが、エラースロット判定部11から送出された
エラースロット捨て指示コマンドを受けた場合には、そ
のエラースロットのデータは無効として記憶しない。そ
して、エラースロット計数部14からエラースロットの
計数値を受けた場合には、その計数値が示すフレーム区
間にあたる時間分だけ、空きスロット受信として受信A
DPCM信号を音声復号化部16へ送出しない。
【0037】また、背景雑音発生部15では、フレーム
分解部12から送出されるVOX検出信号によってVO
Xスロット受信を行い、音声復号化部16における空き
スロット区間の再生処理のために必要な背景雑音データ
(いわゆる白色雑音、即ち、全ての周波数において同じ
レベルの特性が得られるような雑音のこと)を音声復号
化部16へ送出する。そして、音声復号化部16では、
受信音声データバッファ部13からの受信ADPCM信
号、もしくは背景雑音発生部15からの背景雑音データ
を復号化して、受信音声信号としてスピーカー17へ送
出する。
【0038】図3は、図2に示すディジタルコードレス
電話装置で行われる送信時における音声補正の処理手順
を示すフローチャートである。図中、Nは、送信音声デ
ータバッファ部5のバッファメモリに記憶されているデ
ータ数であって、1フレームにおける1スロット分のデ
ータが入っている場合にN=1となる。また、Kは、無
音フレーム区間が存在しない任意の時間長を有する有音
フレーム区間内における通信相手局からの再送要求の受
信回数である。更に、Lは、送信フレームが、VOXス
ロットを送出した後、数えて何フレーム目になるかを示
す値である。
【0039】先ず、Kを0、Nを0、Lを0に、夫々の
初期値を設定する(S1)。続いて、有音・無音判定部
2にてマイク1からの入力信号が有音であるか無音であ
るかの判定を行う(S2)。そして、有音の場合(S2
においてYesの場合)には、送信音声データバッファ
部5に、音声符号化部3で符号化された1フレーム分の
音声データ(送信ADPCM信号のこと)を記憶する
(S3)。この結果、1フレーム分の音声データが送信
音声データバッファ部5に記憶されたため、記憶されて
いるフレーム数Nを+1計数する(S4)。続いて、4
フレーム以上のデータが記憶されているかどうかを判定
し(S5)、4フレーム以上のデータが記憶されている
場合(S5においてYesの場合)には、更に、通信相
手局から音声データの再送要求を受けているかどうかを
判定する(S6)。そして、再送要求を受けている場合
(S6においてYesの場合)には、再送要求を受けた
スロット数(即ち、再送要求の受信回数のこと)を計数
し(S7)、送信音声データバッファ部5に記憶されて
いる音声データの中から、先行して入力された順にフレ
ーム組立部6へ送出する(S8)。続いて、フレーム組
立部6にて、送信するスロットデータを組み立てる(S
17)。
【0040】また、ステップS5においてNoの場合、
即ち、送信音声データバッファ部5に、3フレーム以下
のデータしか記憶されていない場合には、K≦0である
か否かを検出することにより、再送要求を受けているか
否かを判定する(S12)。そして、再送要求を受けて
いない場合(S12においてYesの場合)には、ステ
ップS13の処理に移行し、再送要求を受けている場合
(S12においてNoの場合)には、ステップS6の処
理に移行する。
【0041】また、ステップS6においてNoの場合、
即ち、通話相手局から再送要求を受けていない場合に
は、送信音声データバッファ部5に記憶されている音声
データの中から、先行して入力された順にフレーム組立
部6へ送出し、順に記憶した夫々の音声データを1フレ
ーム分にあたる160bit分だけシフトする(S
9)。この結果、1フレーム分のデータが送出されたこ
とから、データ数Nはクリアされる(S10)。
【0042】また、ステップS2においてNoの場合、
即ち、通話中、無音区間になった場合には、送信音声デ
ータバッファ部5のバッファメモリ内に音声データが残
っているかどうか(即ち、N≦0であるか否か)を判定
する(S11)。そして、音声データが残っている場合
(S11においてNoの場合)には、更に、送信フレー
ムが、VOXスロットが送信されてから何フレーム目の
フレームであるかを計数し(S13)、その番号数Lが
4フレーム目以上であるか否か(即ち、L≧4であるか
否か)を判定する(S14)。そして、4フレーム目以
上である場合(S14においてYesの場合)には、V
OXスロットを送出して(S15)、Lをクリアし(S
16)、フレーム組立部6にて送信するスロットデータ
を組み立てる(S17)。
【0043】また、ステップS11においてYesの場
合、即ち、送信音声データバッファ部5に音声データが
残っていない場合には、ステップS6の処理に移行す
る。更に、ステップS14においてNoの場合、即ち、
VOXスロットが送信されてから4フレーム目に至って
いない場合には、ステップS2の処理に移行する。続い
て、ステップS17で送信フレームの組立を行った後
は、送信スロットデータに対してディジタル変調を実行
する(S18)。更に、無線周波数帯にアップコンバー
トされた送信スロットをアンテナを通じて通信相手局へ
送信する(S19)。その後、通信が切られているかど
うかを判定し(S20)、切られている場合(S20に
おいてYesの場合)には通信を終了し、そうでない場
合(S20においてNoの場合)には、ステップS2の
処理に移行する。
【0044】図4及び図5は、図2に示すディジタルコ
ードレス電話装置で行われる受信時における音声補正の
処理手順を示すフローチャートである。図中、Nは、送
信音声データバッファ部5のバッファメモリに入ってい
るデータ数であって、1フレームにおける1スロット分
のデータが入っている場合にN=1となる。またKは、
2つのVOXフレーム間に音声データフレームの受信が
存在する区間における音声データ再送要求のフレーム数
である。更にLは、2つのVOXフレーム間に音声デー
タフレームの受信が存在しない区間における後者フレー
ムからの距離を(即ち、何フレーム目であるか)示すフ
レーム数である。
【0045】先ず、Kを0、Nを0、Lを0に、夫々の
初期値を設定する(S1)。続いて、VOXスロットを
受信している区間において、VOXスロットが、次に受
信することが予想される位置から何フレーム前であるか
を計数する(S2)。更に、受信レベル検出部80に
て、無線周波数帯における受信信号のレベルを検出して
その値を記憶する(S3)。ひき続き、無線部8にて中
間周波数帯にダウンコンバートした受信スロット信号
を、ディジタル復調部9にてディジタル復調する(S
4)。
【0046】次に、同期ビット列比較部10にて、受信
スロットデータの同期ビット列と所定同期ビット列の同
期パターンの比較を行う(S5)。続いて、受信スロッ
トがVOXスロットであるか否かの判定を行い(S
6)、VOXスロットでない場合(S6においてNoの
場合)には、更に、受信レベルが規格値内であるかどう
かを判定する(S7)。そして、受信レベルが規格値以
上であった場合(S7においてYesの場合)には、ひ
き続き、受信スロットが同期パターンを有しているかど
うかを検出する(S8)。そして、同期パターンを有し
ている場合(S8においてYesの場合)には、受信ス
ロットの音声データを受信音声データバッファ部13の
バッファメモリに記憶して(S9)、記憶されたスロッ
ト数を+1計数する(S10)。
【0047】次に、受信された音声データを有するスロ
ットが、VOXスロット受信後に受信されたスロットで
あるか否かを判定して(S11)、VOXスロット受信
後のスロットであった場合(S11においてNoの場
合)には、VOXスロットの通信は終わったことになる
ため、Lをクリアし(S12)、再送要求を行った計数
値をクリアし(S13)、ステップS18の処理に移行
する。また、S11においてYesの場合(即ち、VO
Xスロット受信後に受信されたスロットでない場合)に
も、ステップS18の処理に移行する。
【0048】また、ステップS7においてNoの場合、
即ち、受信レベルが規格値外である場合、並びに、ステ
ップS8においてNoの場合、即ち、受信スロットが所
定の同期パターンを有していない場合には、受信スロッ
トの音声データに対し、そのデータを無効とするため
に、受信スロット音声データ捨てコマンドを実行する
(S14)。続いて、現タイミングが空きスロットであ
るかエラースロットであるかの判定を行い(S15)、
空きスロットである場合(S15においてNoの場合)
には、ステップS20の処理に移行し、エラースロット
である場合(S15においてYesの場合)には、通信
相手局へ音声データの再送要求を行うため、再送要求フ
レーム数を計数する(S16)。そして、再送要求デー
タを有するスロットを通信相手局へ送信して(S1
7)、ステップS18の処理に移行する。
【0049】ステップS18では、受信音声データハッ
ファ部13のバッファメモリ内に記憶されているデータ
が(3−{再送要求数})より多いスロット数であるか
否かを判定する。そして、該当数以下である場合(S1
8においてNoの場合)には、ステップS21の処理に
移行し、そうでない場合(S18においてYesの場
合)には、バッファメモリ内のデータを先行して入力さ
れた順に送出し、それぞれデータを1スロット分にあた
る160bitシフトする(S22)。この結果、1ス
ロット分のデータが送出されたことから、フレーム数は
クリアされる(S23)。
【0050】続いて、音声復号化部16にて受信音声デ
ータに対して音声復号化処理を行い、音声を再生する
(S24)。その後、通信が切られているか否かを判定
し(S25)、切られている場合(S25においてYe
sの場合)には通信を終了し、そうでない場合(S25
においてNoの場合)にはステップS2の処理に移行す
る。
【0051】また、ステップS6においてYesの場
合、即ち、受信スロットがVOXスロットである場合に
は、予想される次のVOXスロットまでのフレーム数を
4に設定する(S19)。更に、受信データバッファメ
モリが空であるか否かを判定し(S20)、空の場合
(S20においてYesの場合)には、背景雑音発生部
15にて背景雑音データを再生して(S21)、ステッ
プS25の処理に移行する。また、受信データバッファ
メモリにデータが残っている場合(S20においてNo
の場合)には、ステップS18の処理に移行する。
【0052】
【発明の効果】以上の本発明によれば、無線状態が劣化
して、受信した音声データにエラーが発生した場合であ
っても、直ちに通信相手局に対して該当する音声データ
を再送するように要求して、通信相手局からは該当する
音声データが再送されるようになっているため、音声品
質の劣化が回避される。また、何らかの原因によって、
インパルス性の雑音が発生した場合でも、音声データの
送受信フレームを所定数のフレーム区間にわたって遅延
するようにしているため、音声再生に何らの支障を起こ
すことなく音声補正を行うことが可能となり、ディジタ
ルコードレス電話装置を運用する上で、良好な通話品質
の安定化が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるディジタルコードレス電話装置
によって伝送されるスロットに関してエラースロットが
発生した場合に、通信相手局に対し、該当音声データの
再送を行うタイミングの例を示すタイムチャートであ
る。
【図2】本発明にかかるディジタルコードレス電話装置
における音声補正回路の構成を示すブロック図である。
【図3】図2に示すディジタルコードレス電話装置で行
われる送信時における音声補正の処理手順を示すフロー
チャートである。
【図4】図2に示すディジタルコードレス電話装置で行
われる受信時における音声補正の処理手順を示すフロー
チャートである。
【図5】図4に示すフローチャートの続きである。
【符号の説明】
1 マイク 2 有音・無音判定部 3 音声符号化部 4 再送スロット計数部 5 送信音声データバッファ部 6 フレーム組立部 7 ディジタル変調部 8 無線部 9 ディジタル復調部 10 同期ビット列比較部 11 エラースロット判定部 12 フレーム分解部 13 受信音声データバッファ部 14 エラースロット計数部 15 背景雑音発生部 16 音声復号化部 17 スピーカー

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1個又は複数個のスロットから構成され
    る時間軸上の連続するフレームに時分割多重されて無線
    伝送される音声データの送受信を行うディジタルコード
    レス電話装置であって、 受信フレームの音声データが正常であるか否かを判定す
    る受信音声データ判定手段と、 受信フレームの音声データが正常でないと判定された場
    合に、該音声データを破棄し、通信相手局に対し、該当
    する音声データの再送を要求する音声データ再送要求手
    段と、 受信フレームの音声データが正常であると判定された場
    合に、該音声データの受信フレームを、所定数のフレー
    ム区間にわたり受信順に遅延させる受信フレーム遅延手
    段を備える一方、 送信フレーム区間が有音状態であるか否かを検出する有
    音フレーム区間検出手段と、 有音フレーム区間における音声データの送信フレーム
    を、所定数のフレーム区間にわたり送信順に遅延させて
    伝送するフレーム伝送手段と、 通信相手局から音声データの再送要求を受けた場合に、
    無音フレーム区間における空白スロットを使い、該当す
    る音声データを有するフレームを通信相手局へ再送する
    フレーム再送手段と、 フレームの再送により生じるフレームの送受信における
    タイミングのズレを調整するフレーム送受信タイミング
    調整手段と、 を備えたことを特徴とするディジタルコードレス電話装
    置。
  2. 【請求項2】 前記受信音声データ判定手段は、更に、
    受信音声信号の受信レベルを検出する受信レベル検出手
    段と、受信音声データの同期ビット列を検出する同期ビ
    ット列検出手段を備え、検出した受信音声データの受信
    レベル及び/又は同期ビット列を夫々の比較基準値と比
    較することにより、受信音声データが正常であるか否か
    の判定を行うことを特徴とする請求項1記載のディジタ
    ルコードレス電話装置。
  3. 【請求項3】 前記音声データ再送要求手段は、更に、
    通信相手局へ再送すべきスロットの数をカウントする再
    送スロット数カウント手段を備えていることを特徴とす
    る請求項1又は請求項2記載のディジタルコードレス電
    話装置。
  4. 【請求項4】 前記受信フレーム遅延手段は、更に、受
    信した音声データを受信順に記憶し、受信順に取り出す
    所定容量の受信音声データバッファ手段を備えているこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項3記載のディジタル
    コードレス電話装置。
  5. 【請求項5】 前記受信フレーム遅延手段は、更に、受
    信したエラースロットの数をカウントするエラースロッ
    ト数カウント手段を備えていることを特徴とする請求項
    1又は請求項4記載のディジタルコードレス電話装置。
  6. 【請求項6】 前記フレーム伝送手段は、更に、入力音
    声データを入力順に記憶し、入力順に取り出す所定容量
    の送信音声データバッファ手段を備えていることを特徴
    とする請求項1又は請求項5記載のディジタルコードレ
    ス電話装置。
  7. 【請求項7】 前記フレーム再送手段は、更に、通信相
    手局に対する音声データの再送に使用する空白スロット
    の時間軸上におけるフレーム位置を確認する再送フレー
    ム位置確認手段を備えていることを特徴とする請求項1
    又は請求項6記載のディジタルコードレス電話装置。
  8. 【請求項8】 前記フレーム送受信タイミング調整手段
    は、更に、送信フレーム組立手段と受信フレーム分解手
    段を備え、該送信フレーム組立手段が、前記再送スロッ
    ト数カウント手段がカウントした再送スロット数と、前
    記再送フレーム位置確認手段が確認した再送フレーム位
    置の情報を基に、送信フレームを組み立てることにより
    送信タイミングを調整すると共に、該受信フレーム分解
    手段が、前記エラースロット数カウント手段がカウント
    したエラースロット数を基に受信フレームを分解するこ
    とにより受信タイミングを調整することを特徴とする請
    求項7記載のディジタルコードレス電話装置。
  9. 【請求項9】 前記送受信タイミング調整手段は、更
    に、フレームの受信タイミングを調整する際に、受信し
    た空白スロットに対する音声再生処理を行うべくデータ
    処理する空白スロット対応データ処理手段を備えている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項8記載のディジタ
    ルコードレス電話装置。
JP6006284A 1994-01-25 1994-01-25 ディジタルコードレス電話装置 Pending JPH07212836A (ja)

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