JP2010022049A - データの再送方法および通信装置 - Google Patents

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千昌 篠原
Yoshinori Soejima
良則 副島
Shoei Otonari
昭英 音成
Kazuchika Obuchi
一央 大渕
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Abstract

【課題】データの再送の確実性を従来よりも向上させる。
【解決手段】基地局と携帯電話端末との間で通信を行っている際の、送信側から受信側へのデータの再送方法であって、送信側である基地局は、データの再送の要求を受信側である携帯電話端末から受け付けると(図17のS1)、その要求に係るデータである再送対象データを複数の分割データに分割する(S2)。ただし、品質が劣悪であるほど小さく分割する。そして、基地局は、分割された各分割データを携帯電話端末に対して送信する(S4)。
【選択図】図17

Description

本発明は、データの再送の方法などに関する。
図18は第3世代移動通信システムにおける従来のデータフローの例を示す図、図19は従来のMAC−hsPDUフォーマットの例を示す図、図20は従来のストップアンドウェイトによるデータの送受信の方法の例を示す図である。
現在、移動通信の技術として、「IMT−2000」または「3G」などと呼ばれる第3世代移動通信システムが普及している。さらに、第3世代移動通信システムを継承する超高速移動通信システムである「第4世代移動通信システム」の開発が進んでいる。
第3世代移動通信システムを大幅に変更することなく通信の高速化および効率化を図る技術として「HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)」という規格が提案されている。係る規格によると、第3世代移動通信システムにおける従来の規格であるW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)と同じ5MHzの周波数を使用しつつ、基地局(BTS)から携帯電話端末(MS)までの電波の受信品質に応じて変調方式および誤り訂正符号化率を調整することによって、W−CDMAよりも高速にかつ効率的に通信を行うことができる。HSDPAを採用した移動通信システムは、「第3.5世代移動通信システム」または「3.5G」などと呼ばれることがある。
HSDPAにおいては、再送制御方式として「H−ARQ(Hybrid-Automatic Repeat reQuest)」という規格を採用している。H−ARQによると、誤り(エラー)を検出した際にそのエラーの回復のために実行する再送の回数を制限する。
H−ARQによる通信方式の1つとして「ストップアンドウェイト(Stop And Wait)」が提案されている。ここで、係る通信方式を、6多重による場合を例に、図18〜図20に基づいて簡単に説明する。
送信側つまり基地局は、図18に示すようなデータフローに基づいて、図19に示すフォーマットのMac−hsのMac−dPDUのデータを生成する。そして、そのデータを、CRC符号またはターボ(Turbo)符号を付加しまたはレートマッチングを行うなどした後に、受信側つまり携帯電話端末に送信する。
受信側は、受信したそのデータを検査し、正常に受信できていれば「ACK」を送信側に返信する。正常に受信できていなければ「NACK」を送信側に返信する。送信側は、「ACK」または「NACK」を受信したタイミングにより、どのプロセスの「ACK」または「NACK」情報であるかを判別できる。
送信側は、図20に示すように、多重の数と同じプロセス(本例では、6つのプロセス)を有し、受信側に送信するデータを6つのプロセスに振り分け、各プロセスを並列的に実行することによってこれらのデータを順次送信する。
ただし、ある1つのプロセスにおいて、直前に送信したデータに対する「ACK」が受信側から戻って来なければ、そのプロセスに係る次のデータの送信は行わない。つまり、プロセスを停止して(ストップして)返信を待つ(ウェイトする)。また、「ACK」の代わりに「NACK」が戻って来た場合は、直前に送信したデータを再送する。図20には、TSNが「2」であるデータの送信および再送の例を示している。なお、プロセスごとにチャネルを有する場合もあれば、1つのチャネルを複数のプロセスで共用する場合もある。
そのほか、第3世代移動通信システムを改良する方法として、特許文献1に記載されるような方法が提案されている。係る方法によると、データ分割部は、送信データを複数のブロックに分割することによりn個の分割ブロックを生成する。N個の誤り訂正符号化部の中のn個は、n個の分割ブロックのそれぞれに対してブロック単位で誤り訂正符号化を行い、符号ブロックを出力する。データ連結部は、ブロック単位で誤り訂正符号化されたn個の符号ブロックを連結する。分割/連結制御部は、データ分割部およびデータ連結部の少なくともいずれか一方を、送信データの分割または符号ブロックの連結がビット単位で行われるように制御する。
特開2004−349742号公報
ところで、送信側は、受信側に対してデータを再送しても、そのデータが受信側において正常に受信されず、再送の要求をもう一度与えられる可能性がある。同じデータについて何度も再送の要求を与えられ、それに応じて何度も再送を行うことは、非効率である。上述の通り、第3世代移動通信システムでは再送の回数を制限しているが、通信の品質を高めるためには、データの再送の確実性を向上させることが求められる。
本発明は、このような問題点に鑑み、データの再送の確実性を従来よりも向上させることを目的とする。
本発明に係るデータの再送方法は、送信側から受信側へのデータの再送方法であって、前記受信側から前記送信側に対してデータの再送の要求があった場合に、前記送信側は、前記再送の要求に係るデータである再送対象データを、前記受信側との通信の品質が良好であるほど大きなサイズの分割データに分割し、当該品質が劣悪であるほど小さなサイズの分割データに分割し、分割された前記各分割データを前記受信側に対して送信する。
または、前記送信側は、前記再送の要求に係るデータである再送対象データを、前記受信側との通信の品質が良好であるほど多い個数の分割データに分割し、当該品質が劣悪であるほど少ない個数の分割データに分割し、分割された前記各分割データを前記受信側に対して送信する。
または、前記再送対象データには、当該再送対象データに係るプロトコルよりも上位の層(レイヤ)のプロトコルに基づいて生成された複数のフレームが含まれており、前記送信側は、前記再送対象データを、1つの前記フレームに係るデータが分割されないように、前記分割データに分割する。
または、前記分割データには、当該分割データの基である前記再送対象データに関する情報が付加されている。
または、前記送信側は、1つの前記分割データを再送する回数を所定の回数に制限し、前記再送対象データに係るいずれかの前記分割データが前記所定の回数までに前記受信側において正常に受信されなかった場合は、当該再送対象データに係る残りの前記分割データを送信するのを中止する。
または、前記再送対象データには、当該再送対象データに係るプロトコルの層よりも上位の層のプロトコルに基づいて生成された複数のフレームが含まれており、前記送信側は、1つの前記分割データを再送する回数を所定の回数までに制限し、前記再送対象データに係る前記分割データのうちのいずれかが前記所定の回数までに前記受信側において正常に受信されなかった場合は、当該正常に受信されなかった分割データに一部分が含まれるいずれの前記フレームとも同一でない他の前記フレームの一部分が含まれる分割データについては前記受信側に送信するが、それ以外の分割データについては前記受信側に送信するのを中止する。
または、前記送信側は、再送対象データを前記分割データに分割する個数に応じて、前記分割データを再送する回数を制限する。
本発明によると、再送の対象のデータを分割することによって、1フレーム当たりのデータ量を少なくして再送を行う。よって、誤りの発生率を低減させ、再送の確実性を向上させることができる。
通信システムの全体的な構成の例を示す図である。 基地局の機能的構成の例を示す図である。 携帯電話端末の機能的構成の例を示す図である。 L−PDUフレームを生成する方法の例を示す図である。 再送用フレームを生成する方法の例を示す図である。 基地局と端末装置との間のデータのやり取りの例を示す図である。 基地局と端末装置との間のデータのやり取りの例を示す図である。 再送用フレームを生成する方法の例を示す図である。 基地局と端末装置との間のデータのやり取りの例を示す図である。 L−PDUフレームの再送要求を行う従来の方法の例を示す図である。 再送用フレームを生成する方法の例を示す図である。 再送用フレームを生成し再送する方法の例を示す図である。 再送用フレームを生成する方法の例を示す図である。 基地局と端末装置との間のデータのやり取りの例を示す図である。 再送用フレームを生成する方法の例を示す図である。 再送用フレームを生成する方法の例を示す図である。 再送のための全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。 第3世代移動通信システムにおける従来のデータフローの例を示す図である。 従来のMAC−hsPDUフォーマットの例を示す図である。 従来のストップアンドウェイトによるデータの送受信の方法の例を示す図である。
図1は通信システム100の全体的な構成の例を示す図、図2は基地局1の機能的構成の例を示す図、図3は携帯電話端末2の機能的構成の例を示す図、図4はL−PDUフレーム7を生成する方法の例を示す図、図5は再送用フレーム8を生成する方法の例を示す図である。
図1に示すように、通信システム100は、基地局1、携帯電話端末2、および上位装置などによって構成される。
基地局1は、電気通信事業者によって運営される無線基地局装置であって、その電気通信事業者が提供する携帯電話通信のサービスに加入しているユーザの携帯電話端末2の接続を制御する処理およびその携帯電話端末と自社の上位装置との通信を中継する処理などを行う無線局である。「BTS(Base Transceiver Station)」と呼ばれることもある。
携帯電話端末2は、携帯電話通信のサービスの提供を受けるユーザが使用する端末装置である。「移動端末」または「MS(Mobile Station)」などと呼ばれることもある。
上位装置は、既存の伝送装置、無線基地局制御装置、および移動交換装置(交換局)などである。携帯電話端末2は、これらの基地局1および上位装置などを介して、他の携帯電話端末2、PHS端末、またはいわゆる固定電話端末などと通信を行うことができる。さらに、インターネット上のWebサーバまたは電子メールサーバなどと通信を行うことができる。
基地局1および携帯電話端末2のハードウェアおよびソフトウェアの構成は、基本的に従来と同様である。ただし、基地局1と携帯電話端末2とは、後に順次説明する種々の方法を適用した通信を行う。そこで、以下に説明するような、基地局1および携帯電話端末2には、これらの種々の方法を適用するためのソフトウェアおよびハードウェアが増設されている。
基地局1には、図2に示すような送信用フレーム生成部101、再送要求受付部102、再送用フレーム生成部103、およびフレーム送信制御部104などの機能を実現するためのハードウェアまたはソフトウェアが増設されている。
一方、携帯電話端末2には、図3に示すようなフレーム検査部201、再送要求部202、およびデータ再生部203などの機能を実現するためのハードウェアまたはソフトウェアが増設されている。
図2において、基地局1の送信用フレーム生成部101は、携帯電話端末2に送信する対象のデータ5を、基地局1と携帯電話端末2との間のプロトコルに対応したデータ(フレーム)に変換するために、図4に示すような処理を行う。
図4において、携帯電話端末2に送信する対象のデータ5を上位装置から受け取ると、送信用フレーム生成部101は、上位層の所定のプロトコルに応じたPDU(Protocol Data Unit)のフォーマットのデータに変換する。具体的には、その層のプロトコル制御情報をヘッダとしてデータ5に付加する。以下、このフォーマットのデータを「U−PDU(Upper-Protocol Data Unit)フレーム6」と記載する。また、本実施形態では、H−ARQ方式に基づいて基地局1と携帯電話端末2とが通信を行うことから、このU−PDUフレーム6のヘッダを、「U−ARQヘッダ」と記載する。
送信用フレーム生成部101は、さらにU−PDUフレーム6を下位層の所定のプロトコルに応じたフォーマットのデータ(フレーム)に変換する。具体的には、U−PDUフレーム6を所定のデータ長以下のデータに分割する。そして、分割した各データに、その層のプロトコル制御情報をヘッダとして付加する。
以下、このフォーマットのデータを「L−PDU(Lower-Protocol Data Unit)フレーム7」と記載する。また、L−PDUフレーム7のヘッダを「L−ARQヘッダ」と記載する。L−ARQヘッダには、誤りの検査および訂正のための符号、例えば、CRC(Cyclic Redundancy Check)符号またはターボ符号などが含まれることがある。そのほか、後に説明する種々の情報が含まれることがある。
このようにして生成されたL−PDUフレーム7が、携帯電話端末2への送信用のフォーマットのデータ(フレーム)となる。
生成されたL−PDUフレーム7は、フレーム送信制御部104によって宛先の携帯電話端末2に送信される。
図3において、携帯電話端末2のフレーム検査部201は、基地局1から受信したL−PDUフレーム7に誤りがないかどうかを、そのL−PDUフレーム7のL−ARQヘッダに含まれる誤り訂正符号を用いて公知の方法によって検査する。
再送要求部202は、フレーム検査部201による検査の結果、基地局1から受信したL−PDUフレーム7に誤りがありかつそれを訂正することができないと判別された場合つまり正常に受信できなかった場合に、そのL−PDUフレーム7をもう一度送信するようにつまり再送するように、その基地局1に対して要求する処理を行う。基本的には、従来通り、基地局1に対して、「NACK」の信号を返信する。
なお、基地局1から受信したL−PDUフレーム7に誤りがないことがフレーム検査部201によって確認できた場合は、従来通り、基地局1に対して、「ACK」の信号が送信される。
図2において、基地局1の再送要求受付部102は、L−PDUフレーム7を再送すべき旨の要求を携帯電話端末2から受け付ける処理を行う。具体的には、「NACK」の信号を受け、受けたタイミングによりL−PDUフレームのTSNを判断する。
再送用フレーム生成部103は、図5に示すように、再送の対象であるL−PDUフレーム7を所定のデータ長に分割することによって、再送用のフレームである再送用フレーム8を生成する。
フレーム送信制御部104は、送信用フレーム生成部101によって生成されたL−PDUフレーム7および再送要求受付部102によって生成された再送用フレーム8を携帯電話端末2に送信するための制御を行う。本実施形態では、前に「背景技術」欄で説明した、多重のストップアンドウェイト(Stop And Wait)方式によって制御が行われる。ただし、本実施形態では、説明の簡単のため、3つのプロセスによって多重したストップアンドウェイト方式で制御を行うものとする。
図3において、携帯電話端末2のデータ再生部203は、基地局1から受信した複数の再送用フレーム8に基づいてL−PDUフレーム7を再生する。
以下、本発明に係る基地局1と携帯電話端末2との通信の様々な実施形態を順次説明する。
〔再送用フレーム8を送信する第一のタイミング〕
図6は基地局1と端末装置2との間のデータのやり取りの例を示す図である。
L−PDUフレーム7を再送すべき旨の要求を再送要求受付部102が携帯電話端末2から受け付けると、再送用フレーム生成部103は、図5で説明したように、そのL−PDUフレーム7を複数の再送用フレーム8に分割する。
フレーム送信制御部104は、従来であればそのL−PDUフレーム7を再送していたところ、その代わりに、再送用フレーム8を順次送信する。例えば、図6に示すように、TSNが「#4」であるL−PDUフレーム7を「Pr#A」のプロセスで送信したが、そのL−PDUフレーム7についての再送の要求があった場合は、そのL−PDUフレーム7を2つに分割することによって再送用フレーム生成部103が生成した再送用フレーム8を、そのプロセスによって順次送信する。この際に、それぞれの再送用フレーム8に対しては、「#4−1」、「#4−2」というTSNを与えればよい。再送用フレーム8に対するTSNの与え方は、様々である。これについては、後に説明する。
なお、図6において、基地局(BTS)1から携帯電話端末(MS)2に向かう実線または点線の矢印は、基地局1から携帯電話端末2に宛てて送信されるL−PDUフレーム7または再送用フレーム8を示している。実線の矢印は、「Pr#A」のプロセスに係るデータまたは信号のやり取りを示しており、点線の矢印は、それ以外のプロセスに係るデータまたは信号のやり取りを示している。後に説明する図7、図9、図14においても同様である。
〔再送用フレーム8を送信する第二のタイミング〕
図7は基地局1と端末装置2との間のデータのやり取りの例を示す図である。
上述の「再送用フレーム8を送信する第一のタイミング」の例では、再送用フレーム生成部103は、L−PDUフレーム7を再送すべき旨の要求が受け付けられると、直ちに、そのL−PDUフレーム7を分割した。本例では、1回目の要求が受け付けられただけでは、再送用フレーム生成部103は処理を行わない。その代わり、フレーム送信制御部104は、従来通り、そのL−PDUフレーム7を携帯電話端末2に再送する。
そして、同じL−PDUフレーム7について閾値Paが示す回数の要求が受け付けられたときに、再送用フレーム生成部103は再送用フレーム8を生成する処理を行い、フレーム送信制御部104はこれらの再送用フレーム8を順次送信する処理を行う。ただし、閾値Paは、「2」以上の自然数に設定される。
例えば、閾値Paが「2」に設定されている場合において、図7に示すように、基地局1は、TSNが「#4」であるL−PDUフレーム7を「Pr#A」のプロセスで送信したとする。そのL−PDUフレーム7の再送の要求を再送要求受付部102が受け付けると、それがそのL−PDUフレーム7についての何回目の再送の要求であるかをチェックする。
再送の要求が1回目である場合は、フレーム送信制御部104は、そのL−PDUフレーム7を再送用フレーム8に分割することなく同じプロセスによってそのまま再送する処理を行う。
再送の要求が2回目つまり閾値Paと同数である場合は、再送用フレーム生成部103はそのL−PDUフレーム7を分割し複数の再送用フレーム8を生成する。そして、フレーム送信制御部104は、これらの再送用フレーム8を同じプロセスによって順次送信する処理を行う。
〔CQIに応じた分割サイズの調整〕
図8は再送用フレーム8を生成する方法の例を示す図である。
基地局1と携帯電話端末2とが通信を継続している間、伝播路の品質の状態が変化することがある。品質が良好な場合はエラーの発生率は低くなるが、劣悪な場合は高くなる。そこで、再送用フレーム生成部103は、次のような方法で、L−PDUフレーム7を再送用フレーム8に分割する。
再送用フレーム生成部103は、伝播路の品質に関する情報つまりCQI(Channel Quality Information)を取得する。CQIの取得は、定期的に行ってもよいし、L−PDUフレーム7の分割の必要が生じたときに行ってもよい。
L−PDUフレーム7を分割する際に、再送用フレーム生成部103は、最新のCQIおよび予め用意しておいた規則に基づいて、分割のビットサイズ(データ長)を決定する。係る規則は、関数またはテーブルなどの形式によって定めることができ、CQIが表わす品質の値をパラメータとし、その値がより高品質であることを示すほど大きなビットサイズを導き出し、より低品質であることを示すほど小さなビットサイズを導き出す。
そして、再送用フレーム生成部103は、決定したビットサイズでL−PDUフレーム7の分割を行う。その結果、CQIが高品質であることを示す場合は、図8(a)のように大きいビットサイズ(データ長)の再送用フレーム8が得られ、低品質であることを示す場合は、図8(b)のように小さいビットサイズ(データ長)の再送用フレーム8が得られる。
〔再送用フレーム8の再送回数の制限〕
前に「背景技術」欄で説明したように、H−ARQでは再送の回数を制限している。つまり、閾値Cmaxを定めておき、基地局1は、同じL−PDUフレーム7について繰り返し「NACK」が返ってきても、閾値Cmaxの回数までしか再送を行わない。
しかし、本発明のようにL−PDUフレーム7を再送用フレーム8に分割して再送を行う場合は、分割の個数が増えれば増えるほど(つまり、細かく分割するほど)、全体として再送の動作(ステップ数)が増えてしまう。そうすると、全体のパフォーマンスが劣化してしまうおそれがある。
そこで、分割の個数を次のように制限してもよい。例えば、L−PDUフレーム7の分割の個数を、次の(1)式を満たす分割制限個数Dmに制限してもよい。
α≧Rmax・Dm …… (1)

(1)式において、「α」は、定数である。定数αとして、例えば、閾値Cmaxが用いられる。または、そのL−PDUフレーム7の分割前の再送回数を考慮し(図7参照)、閾値Cmaxよりも小さい値を用いてもよい。「Rmax」は、そのL−PDUフレーム7を分割した再送用フレーム8の再送の制限回数である。
または、再送の回数を制限してもよい。例えば、再送の要求に係るL−PDUフレーム7を幾つに分割するのかが、前に「CQIに応じた分割サイズの調整」で説明した方法によって決定されたとする。すると、フレーム送信制御部104は、決定した個数を(1)式の分割制限個数Dmに代入し、(1)式を満たす再送制限回数Rmaxを算出する。そして、そのL−PDUフレーム7を分割した再送用フレーム8の再送の回数が再送制限回数Rmaxを超えないように制御を行う。
このように、分割の個数が多いほど再送の回数が少なくなるように制限し、または、再送の回数が多いほど分割の個数が少なくなるように制限することによって、全体のパフォーマンスの劣化の防止を図ることができる。
〔再送用フレーム8の送信の中止〕
図9は基地局1と端末装置2との間のデータのやり取りの例を示す図である。
基地局1がL−PDUフレーム7を複数の再送用フレーム8に分割して再送しても、一部の再送用フレーム8が携帯電話端末2によって正常に受信されないまま、再送の回数の制限が掛かることがある。そうすると、携帯電話端末2のデータ再生部203は、残りの再送用フレーム8を取得しても、元のデータを再生することができないことがある。
そこで、基地局1のフレーム送信制御部104は、再送用フレーム8の送信の制御を、図9に示すような方法で行ってもよい。
図9において、例えばTSNが「#4」であるL−PDUフレーム7の再送の要求がフレーム送信制御部104によって受け付けられると、前に説明したように、そのL−PDUフレーム7は再送用フレーム生成部103によって複数の再送用フレーム8に分割される。
ここで、送信用フレーム生成部101が「#4−1」の再送用フレーム8を送信することによってL−PDUフレーム7の再送を試みたが、所定の回数試みても、「NACK」の信号が返信されてきたとする。
すると、送信用フレーム生成部101は、その再送用フレーム8および残りの再送用フレーム8の送信を断念する。つまり、「#4」のL−PDUフレーム7の再送を断念する。
〔再送用フレーム8の分割位置の変更〕
図10はL−PDUフレーム7の再送要求を行う従来の方法の例を示す図、図11は再送用フレーム8を生成する方法の例を示す図、図12は再送用フレーム8を生成し再送する方法の例を示す図である。
ところで、規定されている、L−PDUフレーム7の最大のビットサイズ(ビット長)が、U−PDUフレーム6のサイズよりも大きい場合は、基地局1の送信用フレーム生成部101は、図4で説明した方法とは異なる方法でL−PDUフレーム7を生成することがある。
すなわち、基地局1の送信用フレーム生成部101は、図10に示すように、複数のU−PDUフレーム6を纏めることによって1つのL−PDUフレーム7を生成する。さらに、例えば同図の「#3」のU−PDUフレーム6のように、1つのU−PDUフレーム6を複数に分割し、それぞれを別々のL−PDUフレーム7のために用いることがある。
携帯電話端末2は、もしも、いずれかのL−PDUフレーム7を正常に受信できなかった場合は、そのL−PDUフレーム7に係るすべてのU−PDUフレーム6を再送するように基地局1に対して要求しなければならない。例えば、図10に示すように、「#1」のL−PDUフレーム7を正常に受信することができなかった場合は、携帯電話端末2は、「#1」、「#2」、および「#3」それぞれのU−PDUフレーム6を再送するように要求しなければならない。
しかし、そうすると、基地局1は、「#3」のU−PDUフレーム6のように、携帯電話端末2において一部分は正常に受信できているにも関わらず、U−PDUフレーム6の全体を再送しなければならなくなる。
または、携帯電話端末2が正常に受信できなかったL−PDUフレーム7そのものを再送するように要求した場合は、前に説明した各例によると、基地局1の再送用フレーム生成部103は、L−PDUフレーム7を所定のデータ長で分割するので、図11に示すような、複数のU−PDUフレーム6に基づいて再送用フレーム8を生成してしまうことがある。そうすると、携帯電話端末2のデータ再生部203は、これらすべての再送用フレーム8を正常に受信できるまで、一部またはすべてのU−PDUフレーム6の再生(再構成)を行うことができない。
そこで、再送用フレーム生成部103は、L−PDUフレーム7の再送の要求があった場合は、図12に示す方法によってそのL−PDUフレーム7を分割し再送用フレーム8を生成する。
基地局1において、再送要求受付部102がL−PDUフレーム7の再送の要求を受け付けると、再送用フレーム生成部103は、そのL−PDUフレーム7の基になっているU−PDUフレーム6(または、U−PDUフレーム6の一部分)ごとに区切ることによって、そのL−PDUフレーム7を分割する。例えば、TSNが「#1」であるL−PDUフレーム7について再送の要求があった場合は、図12に示すように分割する。そして、送信用フレーム生成部101は、分割された各データ(再送用フレーム8)を順次送信する。
〔再送用フレーム8の再送の中止および継続の判断〕
図13は再送用フレーム8を生成する方法の例を示す図、図14は基地局1と端末装置2との間のデータのやり取りの例を示す図である。
図10で説明したように、基地局1は、複数のU−PDUフレーム6を1つのL−PDUフレーム7に纏め、携帯電話端末2に送信することがある。
基地局1は、図12で説明した例では、そのL−PDUフレーム7の再送の要求を受け付けると、基のU−PDUフレーム6同士の境界に基づいてそのL−PDUフレーム7を区切る(分割する)ことによって、再送用フレーム8を生成した。しかし、図5および図8で説明したように、所定のデータ長で分割することもある。
そうすると、例えば図13に示すように、「#1」のU−PDUフレーム6および「#2」のU−PDUフレーム6からなりかつTSNが「#4」であるL−PDUフレーム7を3つに分割することによって、「#1」のU−PDUフレーム6の一部分からなりかつTSNが「#4−1」である再送用フレーム8、「#1」のU−PDUフレーム6の他の一部分からなりかつTSNが「#4−2」である再送用フレーム8、および「#1」のU−PDUフレーム6の残りの部分および「#2」のU−PDUフレーム6からなりかつTSNが「#4−3」である再送用フレーム8、の3つの再送用フレーム8が生成されることがある。
このような再送用フレーム8が再送用フレーム生成部103によって生成された場合は、フレーム送信制御部104は、図14に示すような方法で、再送用フレーム8の再送を中止するか継続するかを判別する。
フレーム送信制御部104は、「#4−1」の再送用フレーム8の再送を所定の回数試みたが、いずれの場合も「NACK」の信号が返信されてきたとする。すると、その再送用フレーム8の再送を断念し、同じプロセスによってその次に送信すべきデータつまり「#4−2」の再送用フレーム8を送信すべきか否かを判断する。
係る判断は、両方の再送用フレーム8それぞれの基になっているU−PDUフレーム6を次のように比較することによって行う。
次に送信すべきデータつまり「#4−2」の再送用フレーム8の基になっているいずれかのU−PDUフレーム6が、再送を断念したデータつまり「#4−1」の再送用フレーム8の基になっているいずれのU−PDUフレーム6とも同じでない場合は、フレーム送信制御部104は、「#4−2」およびそれ以降の再送用フレーム8の送信を順次試みる。
一方、次に送信すべきデータの基になっているすべてのU−PDUフレーム6が、再送を断念したデータの基になっているいずれかのU−PDUフレーム6と同じである場合は、当該次に送信すべきデータの送信を中止する。そして、同様に、さらにその次に送信すべきデータつまり「#4−3」の再送用フレーム8についての判断を、「#4−1」の再送用フレーム8との比較を行うことによって実行する。
このような判断方法によると、図13の「#4−1」の再送用フレーム8の再送を断念した場合は、フレーム送信制御部104は、図14に示すように、「#4−2」の再送用フレーム8の送信を中止し、「#4−3」の再送用フレーム8の送信を開始することになる。
なお、図12で説明した方法によって再送用フレーム8を生成した場合は、すべての再送用フレーム8の送信が実行されることになる。
〔分割情報を携帯電話端末2に通知する方法〕
図15および図16は再送用フレーム8を生成する方法の例を示す図である。
これまでに説明したように、基地局1は、携帯電話端末2が正常に受信することができなかったL−PDUフレーム7の再送を、そのL−PDUフレーム7を分割した再送用フレーム8を送信することによって、実行した。この際に、これらの再送用フレーム8がどのL−PDUフレーム7に係るものであるのかを携帯電話端末2に対して確実に通知する必要がある。
そこで、次の方法によって、再送用フレーム8に関する情報を携帯電話端末2に送信することが望ましい。
前に説明した各例では、再送用フレーム8のTSNとして、例えば「#4−1」または「#4−2」のように、基のL−PDUフレーム7のTSNに「−1」または「−2」のような別の連番を付加した番号を用いた。
そのようなTSNを用いる代わりに、再送用フレーム8に対して、L−PDUフレーム7と同様に新たなTSNを発行しまたは取得してもよい。そして、図15に示すように、再送用フレーム8のL−ARQヘッダに、分割情報を書き込んでおけばよい。分割情報には、その再送用フレーム8がどのL−PDUフレーム7が分割されたものであるのかを示す情報(つまり、例えば基のL−PDUフレーム7のTSN)、その再送用フレーム8が基のL−PDUフレーム7の中のどの場所のデータであるかを示す情報(つまり、例えばデータの先頭位置情報およびサイズ情報)、およびその再送用フレーム8が何番目の分割フレームであるかを示す情報などを含めるようにしておく。
このような方法で基地局1が再送用フレーム8を生成し送信すれば、携帯電話端末2は、何らかのデータ(フレーム)を受信すると、そのL−ARQヘッダを解析し、分割情報の有無をチェックすることによって、それが再送用フレーム8であるかL−PDUフレーム7であるかを判別することができる。
携帯電話端末2において、そのデータが再送用フレーム8であると判別できた場合は、そのデータ(再送用フレーム8)は一時的にバッファに保存される。他の再送用フレーム8も同様に、バッファに保存される。そして、データ再生部203は、1つのL−PDUフレーム7に係るすべての再送用フレーム8がバッファに保存されたら、これらの分割情報に基づいて、L−PDUフレーム7を再生する。
または、基地局1は、新たなTSNを発行しまたは取得せず、再送前のL−ARQヘッダを使用してもよい。ただし、この場合も、再送用フレーム8に、上記の分割情報を付加しておく。そして、携帯電話端末2は、受信した再送用フレーム8をバッファに保存し、これらの再送用フレーム8の分割情報に基づいて、L−PDUフレーム7を再生すればよい。
このように分割情報を付加する場合は、そのためのエリア(領域)をL−ARQヘッダに設けないようにしてもよい。なぜなら、分割情報が不要であるL−PDUフレーム7のL−ARQヘッダに無駄なエリアが生じ、L−ARQヘッダを圧迫してしまうからである。そこで、図16に示すように、L−ARQヘッダとは別に、再送用フレーム8にのみ分割情報を付加するのが望ましい。
〔すべての再送用フレームが揃わなかった場合の携帯電話端末2における処理〕
携帯電話端末2は、1つのL−PDUフレーム7に係る再送用フレーム8を受信できるとは限らない。しかし、一部の再送用フレーム8があれば、一部のU−PDUフレーム6を再生することができる場合がある。
そこで、携帯電話端末2は、基地局1から受信した再送用フレーム8を次のような方法で取り扱ってもよい。
携帯電話端末2は、前述の通り、あるプロセスによって基地局1から一連の再送用フレーム8が順次送信されて来ると、バッファにそれらの再送用フレーム8を逐一保存する。
本実施形態では、ストップアンドウェイトを採用しているので、分割データ(再送用フレーム8)でないデータつまり別のL−PDUフレーム7がそのプロセスによって送信されて来たら、一連の再送用フレーム8の送受信が終了したことが分かる。
そこで、別のL−PDUフレーム7がそのプロセスによって送信されて来たら、データ再生部203は、バッファに保存されている再送用フレーム8を用いてU−PDUフレーム6の再生を試みる。つまり、再送用フレーム8を下位層から上位層に渡し、U−PDUフレーム6の再生を試みる。
このような方法によると、携帯電話端末2は、一部の再送用フレーム8の受信ができなかった場合であっても、U−PDUフレーム6の再生のためにそれらを有効的に使用することができる。そして、もしも、再生できなかったが必要であるU−PDUフレーム6が存在するのであれば、そのU−PDUフレーム6だけを再送するように基地局1に対して要求すればよい。また、速やかに次の処理(例えば、リオーダリングバッファ保存など)に移行することができる。よって、全体のパフォーマンスの向上を図ることができる。
なお、受信することができなかった再送用フレーム8は、受信することができた他の再送用フレーム8の分割情報を参照することによって容易に判断することができる。
図17は再送のための全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。次に、L−PDUフレーム7の再送の要求があった場合の基地局1の処理の流れを、図17のフローチャートを参照して説明する。
図17において、基地局1は、携帯電話端末2からL−PDUフレーム7の再送の要求を受け付けると(S1)、そのL−PDUフレーム7を複数の再送用フレーム8に分割する(S2)。分割の方法は、前に説明したように、様々である。
基地局1は、1番目の再送用フレーム8から順に携帯電話端末2に宛てて送信する(S3〜S8)。ただし、x番目(1≦x≦n)の再送用フレーム8に対して「NACK」の信号が返信されて来た場合は(S5でNo)、所定の回数の範囲で、その再送用フレーム8の再送を試みる(S6でYes、S4)。所定の回数の決定の仕方は、前に説明した通り、様々である。
なお、所定の回数の範囲で再送用フレーム8を再送しても、携帯電話端末2において正常に受信されなかった場合は、前に述べたように、ステップS7の条件に関わらず以降の再送用フレーム8の送信を中止する場合もあれば、継続する場合もある。その構成に応じて再送用フレーム8ごとに中止するのか継続するのかを決定する場合もある。
本実施形態によると、基地局1は、携帯電話端末2においてL−PDUフレーム7が正常に受信されなかった場合に、従来のようにそのL−PDUフレーム7をそのまま再送するのではなく、複数の再送用フレーム8に分割して再送した。よって、1回当たりの送信のデータ量を減少させ、誤り訂正の確実性をより高める、L−PDUフレーム7の再送の確実性を従来よりも高めることができる。さらに、従来よりもレートマッチングによるデータの間引き(パンクチャ)の働きを抑えることができる。
その他、通信システム100、基地局1、携帯電話端末2の全体または各部の構成、処理内容、処理順序、フレームの構成などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
1 基地局(通信装置)
102 再送要求受付部(再送要求受付手段)
103 再送用フレーム生成部(データ分割手段)
104 フレーム送信制御部(分割データ送信手段)
7 L−PDUフレーム(再送対象データ)
8 再送用フレーム(分割データ)

Claims (12)

  1. 送信側から受信側へのデータの再送方法であって、
    前記受信側から前記送信側に対してデータの再送の要求があった場合に、
    前記送信側は、
    前記再送の要求に係るデータである再送対象データを、前記受信側との通信の品質が良好であるほど大きなサイズの分割データに分割し、当該品質が劣悪であるほど小さなサイズの分割データに分割し、
    分割された前記各分割データを前記受信側に対して送信する、
    データの再送方法。
  2. 送信側から受信側へのデータの再送方法であって、
    前記受信側から前記送信側に対してデータの再送の要求があった場合に、
    前記送信側は、
    前記再送の要求に係るデータである再送対象データを、前記受信側との通信の品質が良好であるほど多い個数の分割データに分割し、当該品質が劣悪であるほど少ない個数の分割データに分割し、
    分割された前記各分割データを前記受信側に対して送信する、
    データの再送方法。
  3. 前記再送対象データには、当該再送対象データに係るプロトコルよりも上位の層のプロトコルに基づいて生成された複数のフレームが含まれており、
    前記送信側は、前記再送対象データを、1つの前記フレームに係るデータが分割されないように、前記分割データに分割する、
    請求項1または請求項2記載のデータの再送方法。
  4. 前記分割データには、当該分割データの基である前記再送対象データに関する情報が付加されている、
    請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のデータの再送方法。
  5. 前記送信側は、
    1つの前記分割データを再送する回数を所定の回数に制限し、
    前記再送対象データに係るいずれかの前記分割データが前記所定の回数までに前記受信側において正常に受信されなかった場合は、当該再送対象データに係る残りの前記分割データを送信するのを中止する、
    請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のデータの再送方法。
  6. 前記再送対象データには、当該再送対象データに係るプロトコルの層よりも上位の層のプロトコルに基づいて生成された複数のフレームが含まれており、
    前記送信側は、
    1つの前記分割データを再送する回数を所定の回数までに制限し、
    前記再送対象データに係る前記分割データのうちのいずれかが前記所定の回数までに前記受信側において正常に受信されなかった場合は、当該正常に受信されなかった分割データに一部分が含まれるいずれの前記フレームとも同一でない他の前記フレームの一部分が含まれる分割データについては前記受信側に送信するが、それ以外の分割データについては前記受信側に送信するのを中止する、
    請求項1または請求項2記載のデータの再送方法。
  7. 前記送信側は、
    再送対象データを前記分割データに分割する個数に応じて、前記分割データを再送する回数を制限する、
    請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のデータの再送方法。
  8. データの再送の要求を受け付ける再送要求受付手段と、
    前記要求に係るデータである再送対象データを、受信側との通信の品質が良好であるほど大きなサイズの分割データに分割し、当該品質が劣悪であるほど小さなサイズの分割データに分割する、データ分割手段と、
    分割された前記分割データを要求元に対して送信する分割データ送信手段と、
    を有する通信装置。
  9. 送信側からのデータを正常に受信できない場合、データの再送の要求する再送要求手段と、
    前記要求に係るデータである再送対象データとして、通信の品質が良好であるほど大きなサイズに分割された分割データを受信し、又は当該品質が劣悪であるほど小さなサイズに分割された分割データを受信する、受信手段と、
    を有する通信装置。
  10. 送信側から受信側へのデータの再送方法であって、
    前記受信側から前記送信側に対してデータの再送の要求があった場合に、
    前記送信側は、
    前記受信側との通信の品質が悪である場合、前記再送対象データを小さなサイズの前記分割データに分割し、
    分割された前記各分割データを前記受信側に対して送信する、
    データの再送方法。
  11. データの再送の要求を受け付ける再送要求受付手段と、
    前記要求に係るデータである再送対象データを受信側との通信の品質が悪である場合、小さなサイズの分割データに分割するデータ分割手段と、
    分割された前記分割データを要求元に対して送信する分割データ送信手段と、
    を有する通信装置。
  12. 送信側からのデータを正常に受信できない場合、データの再送の要求する再送要求手段と、
    前記要求に係るデータである再送対象データを通信の品質が悪である場合、小さなサイズに分割した分割データを受信する受信手段と、
    を有する通信装置。
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