JP2000075335A - 像ぶれ補正装置とその組立方法 - Google Patents

像ぶれ補正装置とその組立方法

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JP2000075335A
JP2000075335A JP24421798A JP24421798A JP2000075335A JP 2000075335 A JP2000075335 A JP 2000075335A JP 24421798 A JP24421798 A JP 24421798A JP 24421798 A JP24421798 A JP 24421798A JP 2000075335 A JP2000075335 A JP 2000075335A
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JP
Japan
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lens holding
holding means
image blur
blur correction
lens
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JP24421798A
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English (en)
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Naoto Yugi
直人 弓木
Takayuki Hayashi
孝行 林
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズ鏡筒等に用いられる像ぶれ補正装置に
おいて、光軸と直交する2方向に移動するレンズ保持手
段と、レンズ保持手段を移動させるアクチュエータとの
部品点数を削減し、組立性を向上させる。 【解決手段】 像ぶれ補正レンズ群1を保持し光軸と直
交する方向に摺動自在のピッチング保持枠2と、異なる
方向に摺動自在のヨーイング保持枠4と、ピッチング保
持枠2、ヨーイング保持枠4を駆動するための電磁アク
チュエータ6p,6yと、ピッチング保持枠2とヨーイ
ング保持枠4とを摺動自在に固定する固定枠10とで構
成し、電磁アクチュエータ6p,6yのヨーク9p,9
yには、固定枠10の被嵌合部10pa,10yaと嵌
合する突起9pa,9yaを設け、ピッチング保持枠2
及びヨーイング保持枠4の摺動方向と略同方向より挿入
して、組付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ等において
手ぶれ等による像ぶれを補正する像ぶれ補正装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の像ぶれ補正装置として、特開平4
−18515号公報に記載されているものが知られてい
る。その内容は、撮影時にカメラが振動することにより
生じる像ぶれを補正するために、撮影光学系の一部の光
学系(ぶれ補正光学系)を、光軸に略垂直な方向に移動
させて、撮影光学系の光軸を変化させるものである。
【0003】図14は、従来の像ぶれ補正装置の一例を
示す分解斜視図である。補正レンズ41を保持する固定
枠43は滑り軸受44pを介してピッチスライド軸45
p上を摺動できるようになっている。また、ピッチスラ
イド軸45pは保持枠46に取り付けられている。固定
枠43はピッチスライド軸45pと同軸のピッチコイル
バネ47pに挟まれており、中立位置付近に保持され
る。固定枠43にはピッチコイル48pを取り付けてい
る。ピッチコイル48pはピッチマグネット49pとピ
ッチヨーク410pとで構成された磁気回路中に置かれ
ており、電流を流すことで固定枠43はピッチ方向42
pに駆動される。ピッチコイル48pにはスリット41
1pが投光されており、投光器412p(LED)と受
光器413p(PSD)とによりスリット411pを介
して固定枠43のピッチ方向42pの位置検出を行う。
【0004】保持枠46にはすべり軸受44yが嵌合さ
れており、ヨースライド軸45yが取り付けられたハウ
ジング414内を摺動可能となっている。このハウジン
グ414は図外のレンズ鏡筒に取り付けられており、保
持枠46はレンズ鏡筒に対してヨー方向42yに移動可
能とされている。また、ヨースライド軸45yと同軸に
ヨーコイルバネ47yが設けられており、固定枠43と
同様に中立位置付近に保持される。
【0005】また、固定枠43にはヨーコイル48yが
設けられており、ヨーコイル48yはヨーマグネット4
9yとヨーヨーク410yとで構成された磁気回路中に
置かれており、電流を流すことで固定枠43および保持
枠46はヨー方向42yに駆動される。ヨーコイル48
yにはスリット411yが投光されており、投光器41
2y(LED)と受光器413y(PSD)とによりス
リット411yを介して固定枠43のヨー方向42yの
位置検出を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
像ぶれ補正装置においては、次のような問題があった。 (1)固定枠43を駆動するアクチュエータ部分におい
て、ピッチコイル48p、ヨーコイル48yの両側より
ピッチマグネット49p、ヨーマグネット49yとピッ
チヨーク410p、ヨーヨーク410yとをそれぞれ別
々に挟む構成であるため、アクチュエータ部分の部品点
数が多くなり、組立も煩雑になる。さらには、像ぶれ補
正装置の小型化には不向きである。 (2)固定枠43や保持枠46をハウジング414など
の固定部材に摺動自在に組付けるための組付方法が煩雑
であり、コストアップにつながる。さらに固定枠43や
保持枠46の組付の際に接着剤を用いるため、接着剤が
誤って補正レンズ41やピッチスライド軸45p、ヨー
スライド軸45yなどに付着すると、光学性能の劣化や
動作不良が生じる。
【0007】本発明は上記問題を解決するもので、部品
点数の削減を行うことができて、低コスト化、組立性の
向上、さらには高精度化を図ることができる像ぶれ補正
装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の像ぶれ補正装置は、像ぶれ補正レンズ群と、
前記像ぶれ補正レンズ群を保持し光軸と直交する第1の
方向に摺動自在の第1のレンズ保持手段と、前記第1の
方向とは異なり、光軸と直交する第2の方向に摺動自在
の第2のレンズ保持手段と、前記第1の方向に前記像ぶ
れ補正レンズ群を駆動するために、第1のコイルと、片
面に所定の着磁をして前記第1のコイルに対向して配置
した第1のマグネットと、前記第1のマグネットを保持
し嵌合部を設けた略コの字形状の第1のヨークとを有し
た第1の駆動手段と、前記第2の方向に前記像ぶれ補正
レンズ群を駆動するために、第2のコイルと、片面に所
定の着磁をして前記第2のコイルに対向して配置した第
2のマグネットと、前記第2のマグネットを保持し嵌合
部を設けた略コの字形状のヨークとを有した第2の駆動
手段と、前記第1および第2のレンズ保持手段を摺動自
在に保持し、前記第1および第2のレンズ保持手段の摺
動方向と略同方向に前記第1および第2のヨークを嵌合
する被嵌合部を有する第3のレンズ保持手段とを備えた
ことを特徴とするものであり、この構成により、部品点
数の削減を行うことができて、低コスト化、組立性の向
上、さらには高精度化を図ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】上記課題を解決するために本発明
の請求項1記載の像ぶれ補正装置は、像ぶれ補正レンズ
群と、前記像ぶれ補正レンズ群を保持し光軸と直交する
第1の方向に摺動自在の第1のレンズ保持手段と、前記
第1の方向とは異なり、光軸と直交する第2の方向に摺
動自在の第2のレンズ保持手段と、前記第1の方向に前
記像ぶれ補正レンズ群を駆動するために、第1のコイル
と、片面に所定の着磁をして前記第1のコイルに対向し
て配置した第1のマグネットと、前記第1のマグネット
を保持し嵌合部を設けた略コの字形状の第1のヨークと
を有した第1の駆動手段と、前記第2の方向に前記像ぶ
れ補正レンズ群を駆動するために、第2のコイルと、片
面に所定の着磁をして前記第2のコイルに対向して配置
した第2のマグネットと、前記第2のマグネットを保持
し嵌合部を設けた略コの字形状のヨークとを有した第2
の駆動手段と、前記第1および第2のレンズ保持手段を
摺動自在に保持し、前記第1および第2のレンズ保持手
段の摺動方向と略同方向に前記第1および第2のヨーク
を嵌合する被嵌合部を有する第3のレンズ保持手段とを
備えたものである。
【0010】この構成により、電磁アクチュエータのヨ
ークにマグネットを保持させて一体に構成でき、各ヨー
クを第3のレンズ保持手段に接着剤等を用いることなく
固定することができる。
【0011】請求項2記載の像ぶれ補正装置の組立方法
は、請求項1記載の像ぶれ補正装置を組み立てる方法で
あって、第1のレンズ保持手段と第2のレンズ保持手段
とを第3のレンズ保持手段に対して相対的に移動自在に
組付けた後に、第3のレンズ保持手段に対し、第1の方
向と略平行に第1のヨークを嵌合して固定する工程と、
第3のレンズ保持手段に対し、第2の方向と略平行に第
2のヨークを嵌合して固定する工程とを備えたものであ
る。
【0012】この方法により、第1の保持手段、第2の
保持手段ならびに第1のヨークや第2のヨークをそれぞ
れ個別に組付けることができて、他の部品の干渉を全く
受けることなく容易に電磁アクチュエータの組み立てを
行うことができる。
【0013】請求項3記載の像ぶれ補正装置は、請求項
1記載の像ぶれ補正装置において、第1のレンズ保持手
段は、第2のレンズ保持手段に取り付けられる第1の摺
動用シャフトに摺動する第1の軸受部と、第2のレンズ
保持手段に取り付けられる第1の回り止め用シャフトに
係合する係合部とを有して、第2のレンズ保持手段に摺
動自在であり、第2のレンズ保持手段は、前記第1の摺
動用シャフトの両端をかしめるためのかしめ部と、前記
第1の回り止め用シャフトの両端をかしめるためのかし
め部と、第3のレンズ保持手段に取り付けられる第2の
摺動用シャフトに摺動する第2の軸受部と、第3のレン
ズ保持手段に取り付けられる第2の回り止め用シャフト
に係合する係合部とを有して、第3のレンズ保持手段に
摺動自在であり、第3のレンズ保持手段は、前記第2の
摺動用シャフトの両端をかしめるためのかしめ部と、前
記第2の回り止め用シャフトの両端をかしめるためのか
しめ部とを有するものである。
【0014】この構成により、各かしめ部をかしめるこ
とにより、接着剤等を使用することなく、各シャフトを
固定することができて、容易に組立てることができる。
請求項4記載の像ぶれ補正装置は、像ぶれ補正レンズ群
と、前記像ぶれ補正レンズ群を保持し、第1の摺動用シ
ャフトが挿入される第1の軸受部と、第1の回り止め用
係合部とを有する第1のレンズ保持手段と、第1の回り
止め用係合部に係合して第1のレンズ保持手段が第1の
摺動用シャフト回りに回動することを防止する第1の被
係合部と、第1の摺動用シャフトを介して第1のレンズ
保持手段を光軸と直交する第1の方向に摺動自在に支持
し、第2の摺動用シャフトが挿入される第2の軸受部
と、第2の回り止め用係合部とを有する第2のレンズ保
持手段と、第2の回り止め用係合部に係合して第2のレ
ンズ保持手段が第2の摺動用シャフト回りに回動するこ
とを防止する第2の被係合部と、第2の摺動用シャフト
を介して第2のレンズ保持手段を光軸と直交し前記第1
の方向とは異なる第2の方向に摺動自在に支持し、第2
の摺動用シャフトが挿入される第2の軸受部と第2の回
り止め用係合部とを有する第3のレンズ保持手段とを備
え、第1の被係合部が第2のレンズ保持手段に一体に形
成され、第2の被係合部が第3のレンズ保持手段に一体
に形成されているものである。
【0015】この構成により、第1、第2の被係合部を
それぞれ第2、第3のレンズ保持手段に一体形成したの
で、部品点数を削減でき、さらに組立工数を半分にする
ことができる。
【0016】以下、本発明の像ぶれ補正装置の実施の形
態を図面に基づいて説明する。まず、本発明の実施の形
態における像ぶれ補正装置について図1〜図5を用いて
説明する。
【0017】図1は、本発明の実施の形態における像ぶ
れ補正装置の斜視図、図2は分解斜視図、図3はヨーク
の詳細図、図4は像ぶれ補正の制御の一例を示すブロッ
ク図、図5はアクチュエータの磁束の流れを示す図であ
る。
【0018】図1〜図3に示すように、撮影時に像ぶれ
を補正する像ぶれ補正レンズ群1は、Y方向に移動可能
な第1のレンズ保持手段としてのピッチング保持枠2に
固定されている。このピッチング保持枠2には、軸受2
aと、その反対側に係合部としての回り止め2bとが設
けられ、2本のピッチングシャフト3a,3bを介し
て、後述する第2のレンズ保持手段としてのヨーイング
保持枠4に摺動可能な構成になっている。また、ピッチ
ング保持枠2の下側には、第1の駆動手段としての電磁
アクチュエータ6pが配置されている。この電磁アクチ
ュエータ6pは、ピッチング保持枠2に取り付けられた
コイル(第1のコイル)7pと、後述する第3のレンズ
保持手段としての固定枠10に取り付けられるマグネッ
ト(第1のマグネット)8pおよびヨーク(第1のヨー
ク)9pとにより構成されている。
【0019】このヨーク9pには、その両側に嵌合部と
しての突起9paが設けられ、固定枠10にはその突起
9paと嵌合可能な被嵌合部としての嵌合孔10paが
ピッチング保持枠2の摺動方向と略同方向に設けられて
いる。したがって、このヨーク9pを固定枠10に固定
する際には、接着等を行う必要がない。また、マグネッ
ト8pは図2に示すように片側に2極着磁がされてお
り、片側解放のコの字型のヨーク9pに固定されてい
る。
【0020】ピッチング保持枠2の光軸像面側には、像
ぶれ補正レンズ群1をX方向に移動させる第2のレンズ
保持手段としてのヨーイング保持枠4が取り付けられて
いる。ヨーイング保持枠4の光軸物体側には、先ほど述
べたピッチング保持枠2をY方向に摺動させるための2
本のピッチングシャフト3a,3bの両端を固定する固
定部4c,4dが設けられている。同様に、ヨーイング
保持枠4には、軸受4aと、その反対側に係合部として
の回り止め4bとが設けられ、2本のヨーイングシャフ
ト5a,5bを介して摺動可能な構成になっている。こ
の2本のヨーイングシャフト5a,5bは、ヨーイング
保持枠4の光軸像面側に設けられた固定枠10の固定部
10c,10dに固定される。またヨーイング保持枠4
の左側には、第2の駆動手段としての電磁アクチュエー
タ6yが配置されている。この電磁アクチュエータ6y
は、ヨーイング保持枠4に取り付けられたコイル(第2
のコイル)7yと、固定枠10に取り付けられるマグネ
ット(第2のマグネット)8yおよびヨーク(第2のヨ
ーク)9yにより構成されている。
【0021】このヨーク9yには、その両側に嵌合部と
しての突起9yaが設けられ、固定枠10にはその突起
9yaと嵌合可能な被嵌合部としての嵌合孔10yaが
ヨーイング保持枠4の摺動方向と略同方向に設けられて
いる。したがって、このヨーク9yを固定枠10に固定
する際には、接着等を行う必要がない。また、マグネッ
ト8yは片側に2極着磁がされており、片側解放のコの
字型のヨーク9yに固定されている。
【0022】ピッチング保持枠2のコイル7pに電流が
流されると、マグネット8pとヨーク9pとによりY軸
方向に電磁力が発生する。これと同様に、ヨーイング保
持枠4のコイル7yに電流が流されると、マグネット8
yとヨーク9yとによりX軸方向に電磁力が発生する。
このように、2つの電磁アクチュエータ6p,6yによ
り、像ぶれ補正レンズ群1は、光軸に略垂直な2方向に
駆動される。
【0023】次に位置検出部について説明する。Y方向
のピッチング保持枠2の検出部11pは、発光素子12
p(例えばLED)、スリット13pおよび図示せぬ回
路基板に取り付けられた受光素子14p(PSD)によ
り構成される。同様に、X方向のヨーイング保持枠4の
検出部11yは、発光素子12y、スリット13yおよ
び図示せぬ回路基板に取り付けられた受光素子14yに
より構成される。なお、図1、図2の受光素子14p,
14yは、わかり易く見えるようにするために、発光素
子12p,12yとの間隔を実際よりも大きくなるよう
に図示している。発光素子12p,12yは、スリット
13p,13yを通して投光し、スリット13p,13
yを通過した光は、受光素子14p,14yに入射す
る。したがって、像ぶれ補正レンズ群1の動きは、受光
素子14p,14yに入射する光の動きとなる。受光素
子14p,14yは、その受光面上に入射した光の位置
情報を2つの電流値として出力し、その出力値が演算さ
れ、位置が検出される。
【0024】このように構成された像ぶれ補正装置につ
いて、以下、その動作を述べる。まず、像ぶれ補正装置
を内蔵したカメラに作用した手ぶれは、90度に配置さ
れた2個の角速度センサ20(図4参照)により検出さ
れる。角速度センサにより得られた出力は、時間積分さ
れる。そしてカメラのぶれ角度に変換され、像ぶれ補正
レンズ群1の目標位置情報に変換される。この目標駆動
位置情報に応じて像ぶれ補正レンズ群1を移動させるた
めに、サーボ回路21は、目標位置情報と現在の像ぶれ
補正レンズ群1の位置情報との差を演算し、電磁アクチ
ュエータ6p,6yに信号を伝送する。電磁アクチュエ
ータ6p,6yは、この信号に基づいて像ぶれ補正レン
ズ群1を駆動する。像ぶれ補正レンズ群1の動作は、位
置検出部11p,11yにより検出されて、フィードバ
ックされ、カメラに生じた像ぶれを補正することができ
る。
【0025】また、駆動回路から指令を受ける電磁アク
チュエータ6p,6yは、図5において矢印で示すよう
に、磁気回路を構成している。コイル7p,7yに矢印
Aの方向に交互に電流が流れると、矢印のBの方向に交
互に力が働き、ピッチング保持枠2あるいはヨーイング
保持枠4が光軸と直交する方向に駆動される。
【0026】以上のようにこの実施の形態によれば、ヨ
ーク9p,9yの形状を片側解放のコの字型としたこと
により、性能を劣化させることなく、電磁アクチュエー
タ6p,6yのヨーク9p,9yとマグネット8p,8
yとを一体で構成できる。さらには、ヨーク9p,9y
に突起9pa,9yaを設け、固定枠10に嵌合可能な
構成としたことにより、ヨーク9p,9yを接着剤等を
用いて固定する手間を省くことができる。したがって、
従来はヨークとマグネットとが別々に構成されていた
が、この場合と比べて、部品点数を削減できるととも
に、組立性を向上させることができ、低コスト化を図る
ことができる。
【0027】なお、本実施の形態においては、ヨーク9
p,9yに設けられた嵌合用の突起9pa,9yaと、
固定枠10に設けられた被嵌合部としての嵌合孔10p
a,10yaとを図に示すような形状としたが、この形
状に限定されるものでなく、互いに嵌合可能な形状であ
れば良いことは言うまでもない。また、電磁アクチュエ
ータ6p,6yのコイル7p,7yをピッチング保持枠
2ならびにヨーイング保持枠4のそれぞれに設けて構成
したが、例えば1つの保持枠、すなわち、ピッチング保
持枠2ならびにヨーイング保持枠4を一体化して、この
保持枠にピッチング方向ならびにヨーイング方向の2方
向に駆動させるためのコイルを2つ設けるような構成と
しても同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0028】次に、この像ぶれ補正装置の組立方法を図
1〜図3,図6に基づいて説明する。図2に示すように
像ぶれ補正装置がまだ組み立てられておらず、分解され
ている状態より、コイル7yが固定されたヨーイング保
持枠4に2本のシャフト5a,5bを摺動可能に配設
し、シャフト5a,5bの両端を固定枠10の固定部1
0c,10dに固定する。この結果、ヨーイング保持枠
4は、シャフト5a,5bを介して、固定枠10に対
し、X軸方向に摺動可能に組付けられる。次に、コイル
7pを固定したピッチング保持枠2に2本のシャフト3
a,3bを摺動可能に配設し、シャフト3a,3bの両
端をヨーイング保持枠4の固定部4c,4dに固定す
る。この結果、ピッチング保持枠2は、シャフト3a,
3bを介して、ヨーイング保持枠4に対し、Y軸方向に
摺動可能に組付けられる。したがって、ピッチング保持
枠2に組付けられた像ぶれ補正レンズ群1は、固定枠1
0に対して、X,Y軸に摺動可能となる。
【0029】次に、電磁アクチュエータ6p,6yの組
立方法について説明する。電磁アクチュエータ6p,6
yのマグネット8p,8yは片側解放のコの字型をした
ヨーク9p,9yにあらかじめ接着等で固定して一体化
する。なお、この場合には、電磁アクチュエータ6p,
6yが単独の状態で接着作業を行うため、他の部品に接
着剤などが付着することはない。ピッチング側のヨーク
9pは、そのコの字型をした開口部9pcをコイル7p
の方向に向け、両側に設けられた突起9paを固定枠1
0に設けられた嵌合部10paによりガイドさせなが
ら、光軸と直交する方向C(図6参照)から挿入する。
そして、突起9paの端面9pbが固定枠10の端面1
0pbと当接するまで挿入し、ヨーク9pを固定枠10
に固定する。同様にヨーイング側のヨーク9yは、その
コの字型をした開口部9ycをコイル7yの方向に向
け、両側に設けられた突起9yaを固定枠10に設けら
れた嵌合部10yaによりガイドしながら、光軸と直交
する方向D(図6参照)から挿入する。そして、突起9
yaの端面9ybが固定枠10の端面10ybと当接す
るまで挿入し、ヨーク9yを固定枠10に固定する。そ
の結果、像ぶれ補正装置は、図1に示す組付状態とな
る。
【0030】この組立方法によれば、ピッチング保持枠
2およびヨーイング保持枠4を固定枠10に摺動可能に
組付けた後、コの字型のヨーク9p,9yのその開口部
9pc,9ycを先に、光軸と直交する方向より挿入し
て組み立てることにより、他の部品の干渉を全く受ける
ことなく容易に電磁アクチュエータ6p,6yの組み立
てを行うことができる。またヨーク9p,9yの両側に
突起9pa,9yaを設けて、その突起9pa,9ya
を固定枠10の嵌合部9pa,10yaに嵌合する構成
としたことにより、接着剤等を使用する必要がない。そ
のため、組立性が向上し、組立の自動化にも容易に対応
できる。さらにヨーク9p,9yの両側には別の構成部
品を自由に配置することができるので、部品の高集積化
ができ、小型化を達成することができる。
【0031】次に、この像ぶれ補正装置のピッチング保
持枠2やヨーイング保持枠4の組付け構造について、図
7〜図10を用いて説明する。なお、これまで説明した
ものについては同一の番号を付し、その説明は省略す
る。
【0032】撮影時に像ぶれを補正する像ぶれ補正レン
ズ群1は、Y方向に移動可能で、プラスチック材料で成
形されたピッチング保持枠2に固定されている。このピ
ッチング保持枠2は、軸受2aとその反対側に回り止め
2bを設けることにより、2本のピッチングシャフト3
a,3bを介して摺動可能な構成になっている。ピッチ
ング保持枠2の光軸像面側には、像ぶれ補正レンズ群1
をX方向に移動可能で、プラスチック材料で成形された
ヨーイング保持枠4が設けられている。ヨーイング保持
枠4の光軸物体側には、先ほど述べたピッチング保持枠
2をY方向に摺動させるため、2本のピッチングシャフ
ト3a,3bの両端をかしめるためのかしめ部4e,4
fおよびその裏面にかしめ受け部4g,4hが設けられ
ている。同様に、ヨーイング保持枠4は、軸受4aとそ
の反対側に回り止め4bを設けることにより、2本のヨ
ーイングシャフト5a,5bを介して摺動可能な構成に
なっている。このヨーイング保持枠4の光軸像面側に
は、プラスチック材料で成形された固定枠10が設けら
れている。この固定枠10の光軸物体側には、先ほど述
べたヨーイング保持枠4をX方向に摺動させるため、2
本のヨーイングシャフト5a,5bの両端をかしめるた
めのかしめ部10e,10fおよびその裏面にかしめ受
け部10g,10hが設けられている。
【0033】このように構成された像ぶれ補正装置につ
いて、以下、ヨーイング保持枠4やピッチング保持枠2
の組立方法を述べる。はじめに、ヨーイング保持枠4を
固定枠10にX方向に摺動自在に組付ける方法について
説明する。まず、ピッチング保持枠2の回り止め2bが
係合されることとなるピッチングシャフト3bの両端を
ヨーイング保持枠4のかしめ部4fに置く。そして、別
途に用意したかしめ受け台20および熱かしめ工具21
(図10参照)にてかしめ作業を行う。かしめ受け台2
0は、受け面20aに固定枠10のかしめ受け部10h
が密着するように形成されている。熱かしめ工具21
は、先端部21aが図示せぬヒータによりプラスチック
材料を溶解する程度まで予め加熱されており、矢印方向
に所定時間加圧保持することにより、ヨーイング保持枠
4のかしめ部4fを溶解し、ピッチングシャフト3bの
かしめを行う。次に、ヨーイング保持枠4の回り止め4
bが係合されることとなるヨーイングシャフト5bの両
端を固定枠10のかしめ部10fに置く。このかしめ部
10fを熱かしめ工具21により溶解させることによ
り、ヨーイングシャフト5bのかしめを行う。次に、ヨ
ーイング保持枠4の軸受4aにヨーイングシャフト5a
を通し、回り止め4b側を下にし、斜め上方から回り止
め4bを、固定枠10にかしめられたヨーイングシャフ
ト5bに係合させる。そして、軸受4a側のヨーイング
シャフト5aの両端を固定枠10のかしめ部10eに置
き、かしめ部10eを熱かしめ工具21により溶解し、
ヨーイングシャフト5aのかしめを行う。その結果、ヨ
ーイング保持枠4は固定枠10に対してX方向に摺動自
在な状態で組付けられる。
【0034】次に、ピッチング保持枠2をヨーイング保
持枠4にY方向に摺動自在に固定する方法について説明
する。ピッチングシャフト3bは、先にヨーイング保持
枠4のかしめ部4fに熱かしめを行って取り付けられて
いる。次に、ピッチング保持枠2の軸受2aにピッチン
グシャフト3aを通し、回り止め2b側を下にし、斜め
上方から回り止め2bを、ヨーイング保持枠4にかしめ
られたピッチングシャフト3bに係合させる。そして、
軸受2a側のピッチングシャフト3aの両端をヨーイン
グ保持枠4のかしめ部4eに置き、かしめ部4eを熱か
しめ工具21により溶解し、ピッチングシャフト3aの
かしめを行う。その結果、ピッチング保持枠2はヨーイ
ング保持枠4に対してY方向に摺動自在になる。したが
って、ピッチング保持枠2に固定された像ぶれ補正レン
ズ群1は、固定枠10に対し、XおよびY方向に摺動自
在な状態で組付けられる。
【0035】そして、上記組立方法において述べたよう
に、電磁アクチュエータ6p,6yのヨーク9p,9y
を組み立てる。ピッチング側のヨーク9pは、そのコの
字型をした開口部9pcをコイル7pの方向に向け、両
側に設けられた突起9paを固定枠10に設けられた嵌
合部10paによりガイドしながら、光軸と直交する方
向Cから挿入する。そして、突起9paの端面9pbが
固定枠10の端面10pbと当接するまで挿入し、ヨー
ク9pを固定枠10に固定する。同様にヨーイング側の
ヨーク9yは、そのコの字型をした開口部9ycをコイ
ル7yの方向に向け、両側に設けられた突起9yaを固
定枠10に設けられた嵌合部10yaによりガイドしな
がら、光軸と直交する方向Dから挿入する。そして、突
起9yaの端面9ybが固定枠10の端面10ybと当
接するまで挿入し、ヨーク9yを固定枠10に固定す
る。
【0036】その結果、接着剤等を使用することなく、
図1に示すような像ぶれ補正装置を容易に組み立てるこ
とができる。以上のようにこの実施の形態によれば、ピ
ッチングシャフト3a,3bおよびヨーイングシャフト
5a,5bをプラスチックで成形されたヨーイング保持
枠4ならびに固定枠10に熱かしめすること、さらに電
磁アクチュエータ6p,6yのヨーク9p,9yを固定
枠10に嵌合することにより、接着剤等を使用すること
なく、容易に組立を行うことができる。さらに、固定方
法として接着剤を使用する必要がないので、接着剤が、
レンズあるいはシャフトの表面に付着して、解像度劣化
あるいは動作不良を起こすことがなく。この結果、高精
度に組み立てられた像ぶれ補正装置を提供することがで
きる。
【0037】次に、本発明の他の実施の形態について、
図11〜図13を用いて説明する。なお、これまで説明
したものと同機能のものについては同一の番号を付し、
その説明は省略する。
【0038】上記実施の形態においては、ピッチング保
持枠2の回り止め2bやヨーイング保持枠4の回り止め
4bを、ヨーイング保持枠4に取付けたピッチングシャ
フト3bや固定枠10に取付けたヨーイングシャフト5
bに係合させて回り止めを行っていたが、この実施の形
態においては、ピッチングシャフト3bやヨーイングシ
ャフト5bの代わりに、ヨーイング保持枠4に断面が略
半円形状の被係合部4jが一体成形され、固定枠10に
断面が略半円柱形状の被係合部10jが一体成形されて
いる。
【0039】そして、像ぶれ補正レンズ群1を保持する
ピッチング保持枠2は、軸受2aとその反対側に設けら
れた回り止め2bとが、ピッチングシャフト3aおよび
ヨーイング保持枠4の被係合部4jに対して摺動するこ
とにより、Y方向に移動可能に構成されている。また、
ピッチング保持枠2を介して像ぶれ補正レンズ群1を保
持するヨーイング保持枠4は、軸受4aとその反対側に
設けられた回り止め4bとが、ヨーイングシャフト5a
および固定枠10の被係合部10jに対して摺動するこ
とにより、X方向に移動可能に構成されている。なお、
上記実施の形態と同様に、ヨーイング保持枠4の光軸物
体側には、ピッチングシャフト3aの両端をかしめるた
めのかしめ部4eならびにその裏面にかしめ受け部4g
が設けられている。また、固定枠10の光軸物体側に
は、ヨーイングシャフト5aの両端をかしめるためのか
しめ部10eならびにその裏面にかしめ受け部10gが
設けられている。
【0040】このように構成された像ぶれ補正装置の組
立方法を、以下に述べる。はじめに、ヨーイング保持枠
4を固定枠10にX方向に摺動自在に固定する方法につ
いて説明する。ヨーイング保持枠4の軸受4aにヨーイ
ングシャフト5aを通し、回り止め4b側を下にし、斜
め上方から回り止め4bを固定枠10の被係合部10j
に係合させる。次に、軸受4a側のヨーイングシャフト
5aの両端を固定枠10のかしめ部10eに置く。そし
て、かしめ部10eを熱かしめ工具21により溶解し、
ヨーイングシャフト5aのかしめを行う。その結果、ヨ
ーイングシャフト5aと被係合部10jとを介して、ヨ
ーイング保持枠4は固定枠10に対してX方向に摺動自
在となる。
【0041】次に、ピッチング保持枠2をヨーイング保
持枠4にY方向に摺動自在に固定する方法について説明
する。ピッチング保持枠2の軸受2aにピッチングシャ
フト3aを通し、回り止め2b側を下にし、斜め上方か
ら回り止め2bをヨーイング保持枠4の被係合部4jに
係合させる。次に、軸受2a側のピッチングシャフト3
aの両端をヨーイング保持枠4のかしめ部4eに置く。
そして、かしめ部4eを熱かしめ工具21により溶解
し、ピッチングシャフト3aのかしめを行う。その結
果、ピッチングシャフト3aと被係合部4jとを介し
て、ピッチング保持枠2はヨーイング保持枠4に対して
Y方向に摺動自在になる。したがって、ピッチング保持
枠2に固定された像ぶれ補正レンズ群1は、固定枠10
に対し、XおよびY方向に摺動自在となり、像ぶれ補正
を行うことができる。
【0042】この実施の形態によれば、上記の実施の形
態の像ぶれ補正装置と比べて、ピッチングシャフト3b
やヨーイングシャフト5bが不要であるため、部品点数
を削減でき、さらに組立工数を半分にすることができる
ため、低コスト化を図ることができる。さらに、回り止
め側のシャフトであるピッチングシャフト3bやヨーイ
ングシャフト5bをヨーイング保持枠4や固定枠10と
一体成形とすることにより、軸受側のシャフトであるピ
ッチングシャフト3aやヨーイングシャフト5aとの光
軸方向の高さずれ等を小さくするなどの寸法精度向上を
図ることができるので、高精度な像ぶれ補正装置を提供
することができる。
【0043】なお、本実施の形態では被係合部4j,1
0jを一体成形としたが、ピッチングシャフト3bやヨ
ーイングシャフト5bと同形状のシャフト部分をインサ
ート成形するような構成としても同様な効果が得られる
ことは言うまでもない。
【0044】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の像ぶれ補
正装置によれば、アクチュエータのヨークの形状を片側
解放のコの字形状としたことにより、性能を劣化させる
ことなく、電磁アクチュエータのヨークにマグネットを
保持させて一体に構成できる。さらには、各ヨークを第
3のレンズ保持手段に嵌合可能な構成としたことによ
り、接着剤等を用いて固定する手間を省くことができ
る。したがって、従来は、ヨークとマグネット、またヨ
ーク取付け部材を別々に構成していたのに比べ、部品点
数の削減を図ることができるとともに、組立性を向上さ
せることができるので、低コスト化を図ることができ
る。
【0045】請求項2の像ぶれ補正装置の組立方法によ
れば、第1、第2の保持手段を第3の保持手段に対して
摺動可能に組付けた後に、第1のヨークや第2のヨーク
を第3の保持手段に嵌合して固定することにより、第1
の保持手段、第2の保持手段ならびに第1のヨークや第
2のヨークをそれぞれ個別に組付けることができて、他
の部品の干渉を全く受けることなく容易に電磁アクチュ
エータの組み立てを行うことができる。そのため、組立
性が向上し、組立の自動化にも容易に対応できる。
【0046】請求項3の像ぶれ補正装置によれば、各か
しめ部をかしめることにより、接着剤等を使用すること
なく、シャフトを固定することができ、固定方法として
接着剤を使用する必要がないので、レンズ、あるいはシ
ャフトの表面に付着して、解像度劣化あるいは動作不良
を起こすことがないので、高精度に像ぶれ補正装置を組
み立てることができる。
【0047】請求項4の像ぶれ補正装置によれば、請求
項3記載の像ぶれ補正装置と比べて、部品点数を削減で
きるとともに、さらに組立工数を半分にすることができ
るため、低コスト化を図ることができる。さらに、軸受
側のシャフトとの光軸方向の高さずれ等を小さくするな
どの寸法精度向上を図ることができるので、高精度な像
ぶれ補正装置を組み立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる像ぶれ補正装置の
斜視図である。
【図2】同像ぶれ補正装置の分解斜視図である。
【図3】同像ぶれ補正装置のヨークの詳細図である。
【図4】同像ぶれ補正装置の像ぶれ補正の制御の一例を
示すブロック図である。
【図5】同像ぶれ補正装置のアクチュエータの磁束の流
れを示す図である。
【図6】同像ぶれ補正装置の組立方法を示す斜視図であ
る。
【図7】同像ぶれ補正装置の組付け状態を示す斜視図で
ある。
【図8】同像ぶれ補正装置の固定枠にヨーイング保持枠
を組付ける状態を示す斜視図である。
【図9】同像ぶれ補正装置のヨーイング保持枠にピッチ
ング保持枠を組付ける状態を示す斜視図である。
【図10】同像ぶれ補正装置の熱かしめの方法を示すた
めの断面図である。
【図11】本発明の他の実施の形態にかかる像ぶれ補正
装置の斜視図である。
【図12】同像ぶれ補正装置の固定枠にヨーイング保持
枠を組付ける状態を示す斜視図である。
【図13】同像ぶれ補正装置のヨーイング保持枠にピッ
チング保持枠を組付ける状態を示す斜視図である。
【図14】従来の像ぶれ補正装置の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 像ぶれ補正レンズ群 2 ピッチング保持枠(第1のレンズ保持
手段) 2a 軸受(第1の軸受部) 2b,4b 回り止め(係合部) 3a ピッチングシャフト(第1の摺動用シ
ャフト) 3b ピッチングシャフト(第1の回り止め
用シャフト) 4 ヨーイング保持枠(第2のレンズ保持
手段) 4a 軸受(第2の軸受部) 4e,4f,10e,10f かしめ部 4g,4h,10g,10h かしめ受け部 4j,10j 被係合部 5a ヨーイングシャフト(第2の摺動用シ
ャフト) 5b ヨーイングシャフト(第2の回り止め
用シャフト) 6p 電磁アクチュエータ(第1の駆動手
段) 6y 電磁アクチュエータ(第2の駆動手
段) 9p ヨーク(第1のヨーク) 9y ヨーク(第2のヨーク) 9pa,9ya 突起(嵌合部) 10 固定枠(第3のレンズ保持手
段) 10pa,10ya 嵌合孔(被嵌合部)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像ぶれ補正レンズ群と、 前記像ぶれ補正レンズ群を保持し光軸と直交する第1の
    方向に摺動自在の第1のレンズ保持手段と、 前記第1の方向とは異なり、光軸と直交する第2の方向
    に摺動自在の第2のレンズ保持手段と、 前記第1の方向に前記像ぶれ補正レンズ群を駆動するた
    めに、第1のコイルと、片面に所定の着磁をして前記第
    1のコイルに対向して配置した第1のマグネットと、前
    記第1のマグネットを保持し嵌合部を設けた略コの字形
    状の第1のヨークとを有した第1の駆動手段と、 前記第2の方向に前記像ぶれ補正レンズ群を駆動するた
    めに、第2のコイルと、片面に所定の着磁をして前記第
    2のコイルに対向して配置した第2のマグネットと、前
    記第2のマグネットを保持し嵌合部を設けた略コの字形
    状のヨークとを有した第2の駆動手段と、 前記第1および第2のレンズ保持手段を摺動自在に保持
    し、前記第1および第2のレンズ保持手段の摺動方向と
    略同方向に前記第1および第2のヨークを嵌合する被嵌
    合部を有する第3のレンズ保持手段とを備えたことを特
    徴とする像ぶれ補正装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の像ぶれ補正装置を組み立て
    る方法であって、 第1のレンズ保持手段と第2のレンズ保持手段とを第3
    のレンズ保持手段に対して相対的に移動自在に組付けた
    後に、 第3のレンズ保持手段に対し、第1の方向と略平行に第
    1のヨークを嵌合して固定する工程と、 第3のレンズ保持手段に対し、第2の方向と略平行に第
    2のヨークを嵌合して固定する工程とを備えたことを特
    徴とする像ぶれ補正装置の組立方法。
  3. 【請求項3】第1のレンズ保持手段は、第2のレンズ保
    持手段に取り付けられる第1の摺動用シャフトに摺動す
    る第1の軸受部と、第2のレンズ保持手段に取り付けら
    れる第1の回り止め用シャフトに係合する係合部とを有
    して、第2のレンズ保持手段に摺動自在であり、 第2のレンズ保持手段は、前記第1の摺動用シャフトの
    両端をかしめるためのかしめ部と、前記第1の回り止め
    用シャフトの両端をかしめるためのかしめ部と、第3の
    レンズ保持手段に取り付けられる第2の摺動用シャフト
    に摺動する第2の軸受部と、第3のレンズ保持手段に取
    り付けられる第2の回り止め用シャフトに係合する係合
    部とを有して、第3のレンズ保持手段に摺動自在であ
    り、 第3のレンズ保持手段は、前記第2の摺動用シャフトの
    両端をかしめるためのかしめ部と、前記第2の回り止め
    用シャフトの両端をかしめるためのかしめ部とを有する
    ことを特徴とする請求項1記載の像ぶれ補正装置。
  4. 【請求項4】像ぶれ補正レンズ群と、 前記像ぶれ補正レンズ群を保持し、第1の摺動用シャフ
    トが挿入される第1の軸受部と、第1の回り止め用係合
    部とを有する第1のレンズ保持手段と、 第1の回り止め用係合部に係合して第1のレンズ保持手
    段が第1の摺動用シャフト回りに回動することを防止す
    る第1の被係合部と、 第1の摺動用シャフトを介して第1のレンズ保持手段を
    光軸と直交する第1の方向に摺動自在に支持し、第2の
    摺動用シャフトが挿入される第2の軸受部と、第2の回
    り止め用係合部とを有する第2のレンズ保持手段と、 第2の回り止め用係合部に係合して第2のレンズ保持手
    段が第2の摺動用シャフト回りに回動することを防止す
    る第2の被係合部と、 第2の摺動用シャフトを介して第2のレンズ保持手段を
    光軸と直交し前記第1の方向とは異なる第2の方向に摺
    動自在に支持し、第2の摺動用シャフトが挿入される第
    2の軸受部と第2の回り止め用係合部とを有する第3の
    レンズ保持手段とを備え、 第1の被係合部が第2のレンズ保持手段に一体に形成さ
    れ、 第2の被係合部が第3のレンズ保持手段に一体に形成さ
    れていることを特徴とする像ぶれ補正装置。
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