JP4584787B2 - ステージ装置及びこのステージ装置を利用したカメラの手振れ補正装置 - Google Patents

ステージ装置及びこのステージ装置を利用したカメラの手振れ補正装置 Download PDF

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Description

本発明は、例えばCCD方式の撮像素子等を保持する部材を直交する2方向に略直線移動させるステージ装置、及び、このステージ装置を利用したカメラの手振れ補正装置に関する。
ステージ板を一平面内において直交する2方向に略直線移動可能としたステージ装置の従来技術としては、例えば特許文献1に記載されたカメラの手振れ補正装置として利用されたものがある。
このステージ装置(手振れ補正装置)は、方形枠体を具備しており、方形枠体の内部空間にはX方向駆動機構(第1の駆動機構)とY方向駆動機構(第2の駆動機構)が設けられている。X方向駆動機構は、方形枠体(筐体)の一辺の内側面から特定のY方向に延びる一対のY方向板ばね(平行板ばね)と、両Y方向板ばねの先端部同士を連結し、Y方向に直交するX方向に延びるX方向移動片(第1の移動片)とによって構成されている。Y方向駆動機構は、X方向移動片からY方向に延びる固定片と、該固定片からX方向に延びる一対のX方向板ばね(平行板ばね)と、両X方向板ばねの先端部同士を連結するY方向に延びるY方向移動片(第2の移動片)とによって構成されている。そして、Y方向移動片に撮像素子が固定されている。
方形枠体とX方向移動片の間には、X方向移動片にX方向の駆動力を付与するための矩形状コイルおよび磁気回路からなるX方向駆動手段が設けられており、X方向移動片とY方向移動片の間には、Y方向移動片にY方向の駆動力を付与するための矩形状コイルおよび磁気回路からなるY方向駆動手段が設けられている。
従って、X方向駆動手段からX方向移動片にX方向の駆動力を付与すると、一対のY方向板ばねがX方向に弾性変形し、これに伴いX方向移動片、Y方向移動片及び撮像素子がX方向に直線的(Y方向板ばねが湾曲変形するので実際にはY方向変位を伴う略直線的)に移動し、X方向の手振れが補正される。一方、Y方向駆動手段からY方向移動片にY方向の駆動力を付与すると、一対のX方向板ばねがY方向に弾性変形し、Y方向移動片及び撮像素子がY方向に直線的(X方向板ばねが湾曲変形するので実際にはX方向変位が伴う略直線的)に移動し、Y方向の手振れが補正される。
特開平6−46314号公報
しかし特許文献1では、上記方形枠体、Y方向板ばね、X方向移動片、固定片、X方向板ばね、及びY方向移動片を、互いに接着や嵌め込みによって接続して手振れ補正装置を完成させることになるので、手振れ補正装置の組み立てが面倒であり、製造コストが大きくならざるを得ないという欠点がある。
さらに、手振れ補正装置の光軸方向寸法を小さくする目的で、Y方向板ばねの光軸方向寸法を小さくすると、光軸を鉛直方向(上下方向)に向けた際にY方向板ばねにX方向移動片の重量が掛かり、この重量の影響によってY方向板ばねに曲げと捻りが生じるおそれがある。この曲げ及び捻りはY方向板ばねの長手方向の中央部において生じ易く、曲げ及び捻りが生じると、方形枠体とX方向移動片の光軸方向位置にずれが生じるため、撮像素子の撮像面が光軸に対して直交しなくなってしまう。
そしてこのような問題は、X方向板ばねの光軸方向寸法を小さくした場合に、(光軸を鉛直方向に向けた際にY方向移動片の重量を受ける)X方向板ばねにも生じるおそれがある。
さらに、このような曲げや捻りが弾性限度を超えた範囲で生じ、Y方向板ばねやX方向板ばねに塑性変形が生じると、回復が不可能なピント精度低下が生じてしまう。また、一旦、Y方向板ばねやX方向板ばねに曲がり癖がつくと、再度曲げや捻りが起こる可能性が高くなってしまう。
さらに、このような問題は、光軸を鉛直方向に向けなくても、カメラに落下衝撃等の予期しない光軸方向の力が掛かった場合にも起こる可能性がある。
本発明の目的は、簡単に製造でき、さらに製造コストが安価であり、しかもステージ装置が水平方向を向いたりステージ装置に落下衝撃が加わった場合においても板ばねに曲げや捻りが生じることのないステージ装置及びこのステージ装置を利用したカメラの手振れ補正装置を提供することにある。
本発明のステージ装置は、固定体に固定される特定のY方向を向く固定支持辺、この固定支持辺と平行をなす可動支持辺、自由状態で該固定支持辺及び可動支持辺と直交するX方向を向き、かつ、該固定支持辺の両端部または両端部付近と可動支持辺の両端部または両端部付近とを接続する一対のX方向板ばね辺とを有する矩形をなすY方向変形体;及び上記Y方向変形体の内側に位置し、自由状態において上記Y方向を向く一対のY方向板ばね辺、該一対のY方向板ばね辺の一端または一端付近を連結する上記X方向を向く連結辺、及び該一対のY方向板ばね辺の他端または他端付近を連結する上記X方向を向く支持辺とを有するX方向変形体;を有し、上記X方向変形体の上記支持辺は上記Y方向変形体の上記可動支持辺と接続するための支持辺接続部を備え、X方向変形体とY方向変形体は、上記支持辺接続部と可動支持辺だけが結合された状態で合成樹脂材料により構成され、上記連結辺に、X方向位置とY方向位置を検出する位置検出センサと、上記固定体に対して移動不能な磁石の磁界内に位置するX方向駆動用平面コイル及びY方向駆動用平面コイルとを搭載したことを特徴としている。
上記X方向板ばね辺の上記Y方向の肉厚を、上記固定支持辺及び上記可動支持辺の上記X方向の肉厚より薄くし、上記Y方向板ばね辺の上記X方向の肉厚を、上記支持辺及び上記連結辺の上記Y方向の肉厚より薄くして、X方向板ばね辺及びY方向板ばね辺を撓み易くするのが好ましい。
さらに、上記X方向板ばね辺の両端部に、上記Y方向及びX方向に対して直交するZ方向に延びる溝を形成し、上記Y方向板ばね辺の両端部に、上記Y方向及びX方向に対して直交するZ方向に延びる溝を形成して、X方向板ばね辺及びY方向板ばね辺を、その両端部において特に変形し易くしてもよい。この構造にすることにより、特にX方向変形体とY方向変形体を射出成形により製作する場合には、X方向板ばね辺とY方向板ばね辺の溝部以外の厚みをあまり薄くする必要がなくなるので、製作が容易になる。
また、上記X方向板ばね辺の両端部を、該X方向板ばね辺の中央部より上記Y方向に薄肉とし、上記Y方向板ばね辺の両端部を、該Y方向板ばね辺の中央部より上記X方向に薄肉としても、X方向板ばね辺及びY方向板ばね辺は、その両端部において特に変形し易くなる。この構造にすることにより、特にX方向変形体とY方向変形体を射出成形により製作する場合には、X方向板ばね辺とY方向板ばね辺の薄肉部以外の厚みをあまり薄くする必要がなくなるので、製作が容易になる。
このステージ装置を構成するX方向変形体とY方向変形体構成部は射出成形によって一体成形すれば手間が掛からず低コストで製造できるので効果的である。
いずれの態様でも、上記連結辺に、X方向位置とY方向位置を検出する位置検出センサと、上記固定体に対して移動不能な磁石の磁界内に位置するX方向駆動用平面コイル及びY方向駆動用平面コイルとを搭載したコイル板を固定するのが好ましい。
いずれの態様のステージ装置も、カメラの手振れ補正装置として利用できる。
カメラの手振れ補正装置は、例えば、上記ステージ装置を内蔵するカメラと、カメラ光学系の後方に位置しその撮像面が結像面をなす、上記連結辺と一体的に移動する撮像素子と、上記カメラの手振れ振動を検出する振動検出センサと、該振動検出センサが検出した振動情報に基づいて、上記X方向駆動用平面コイルまたは上記Y方向駆動用平面コイルに、手振れを補正するように電圧を印加する制御手段と、を備える構成とすることが可能である。
また、カメラの手振れ補正装置を、上記ステージ装置を内蔵するカメラと、結像面の前方にありカメラ光学系の光軸に対して垂直に配置された、上記連結辺と一体的に移動する手振れを補正するための補正レンズと、上記カメラの手振れ振動を検出する振動検出センサと、該振動検出センサが検出した振動情報に基づいて、上記X方向駆動用平面コイルまたは上記Y方向駆動用平面コイルに、手振れを補正するように電圧を印加する制御手段と、を備える構成とすることも可能である。
さらに、手振れ補正装置の上記制御手段を、上記制御手段が、上記振動検出センサが検出した振動量と上記位置検出センサが検出した上記連結片の移動量の差が小さくなるように、上記X方向駆動用平面コイルまたは上記Y方向駆動用平面コイルに電圧を印加するのが好ましい。
本発明によると、簡単に製造でき、製造コストが安価なカメラの手振れ補正装置に使用可能なステージ装置が得られる。
以下、図1〜図11に基づいて、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1に示すように、デジタルカメラ10内には、複数のレンズL1、L2、L3からなる光学系が配設されており、レンズL3の後方には撮像素子11(例えば、CCDやCMOSイメージセンサ)が配設されている。上記光学系L1〜L3の光軸Oに対して直交する撮像素子11の撮像面(結像面)12の位置は、該カメラ光学系の結像位置と一致しており、デジタルカメラ10に内蔵された手振れ補正装置15に固定されている。
手振れ補正装置15は、図2〜図7に示すように、以下のような構造となっている。
レンズL1〜L3の直後に位置する状態でカメラボディ(固定体)に固定されたステージ装置20はABS樹脂やポリカーボネート樹脂等の合成樹脂製であり、図3のX方向(矢印X参照。左右方向)に延びる上下一対のスペーサ21、22を備え、両スペーサ21、22の先端部に穿設された取付孔23、24を貫通するボルト(図示略)によってカメラボディにねじ止めされている。スペーサ21とスペーサ22の前面には対をなす取付用凹部25、26がそれぞれ形成されており、スペーサ21とスペーサ22の後面には、取付用凹部25と同形状の取付用凹部27と、取付用凹部26と同形状の取付用凹部28がそれぞれ形成されている。両スペーサ21、22同士は、図3のY方向(矢印Y参照。上下方向)に延びる固定支持辺29によって連結されており、固定支持辺29の上下両端からは上下一対のX方向板ばね辺30、31がX方向左向きに延びており、X方向板ばね辺30、31の左端部同士がY方向を向く可動支持辺32によって連結されている。図示するように、X方向板ばね辺30、31のY方向の肉厚は、固定支持辺29及び可動支持辺32のX方向の肉厚より薄く、固定支持辺29と可動支持辺32は弾性変形不能であるが、X方向板ばね辺30、31はY方向に弾性変形可能である。そして、これら固定支持辺29、X方向板ばね辺30、31、及び可動支持辺32によってY方向変形体YUが構成されている。
可動支持辺32の内側面の下端部からは、支持辺33がX方向右向きに延出している。支持辺33の左端部は可動支持辺32との接続部をなす支持辺接続部33aとなっており、支持辺33の支持辺接続部33aを除く部分の上面両端部からは左右一対のY方向板ばね辺34、35がY方向上向きに延出しており、Y方向板ばね辺34、35の上端部同士がX方向を向く連結辺36によって連結されている。図示するように、Y方向板ばね辺34、35のX方向の肉厚は、支持辺33及び連結辺36のY方向の肉厚より薄く、支持辺33と連結辺36は弾性変形不能であるが、Y方向板ばね辺34、35はX方向に弾性変形可能である。そして、これら支持辺33、Y方向板ばね辺34、35、及び連結辺36によってX方向変形体XUが構成されている。
連結辺36の内側面にはX方向変形体XUの内側に位置する取付部37が設けられており、取付部37の下端部には正面視方形の収納保持部38が設けられ、収納保持部38の下端には取付部39が設けられている。取付部37と取付部39はXY平面(X方向及びY方向に平行な平面)と平行な同一平面上に位置しており、共に2つの取付孔40、41が穿設されている。収納保持部38は、その後面全体が開口する箱状部材であり、その前面中央部には窓孔42が穿設されている。
そして、以上説明したX方向変形体XUとY方向変形体YUと取付部37と収納保持部38と取付部39とから構成されるステージ装置20が構成され、このステージ装置20は成形型(図示略)を利用した射出成形により、全体を一体的に成形できる。
収納保持部38の内部には正面視方形の光学ローパスフィルタ45が嵌合され、その前面が窓孔42と対向している。さらに、収納保持部38の内部にはXY平面と平行なコイル板50の前面に固定された上記撮像素子11が嵌合しており、コイル板50に穿設された4つのねじ孔51に、ステージ装置20の取付孔40、41に挿通された4本のボルト(図示略)がそれぞれ螺合され、ステージ装置20とコイル板50が一体化されている。コイル板50の上部と右側部からは共にXY平面と平行な突片52、53が突設されており、突片52、53の前面には、それぞれX方向ホール素子(X方向の位置検出センサ)(制御手段)54とY方向ホール素子(Y方向の位置検出センサ)(制御手段)55が設けられている。さらに、突片52、53の前面には、コイル線が百回以上渦巻き状に巻かれたXY平面と平行なX方向駆動用平面コイルCXとY方向駆動用平面コイルCYがプリントパターン等により形成されている。X方向駆動用平面コイルCXとCYは模式的に示すと図8及び図9に示す形状であり、X方向駆動用平面コイルCXは右辺CX1、左辺CX2、上辺CX3、及び下辺CX4を具備しており、Y方向駆動用平面コイルCYは右辺CY1、左辺CY2、上辺CY3、及び下辺CY4を具備している。
正面視略L字形をなす前後一対のヨーク60とヨーク65は軟鉄等の磁性体からなるものであり、共にXY平面と平行であり、ヨーク60のX方向辺61及びY方向辺62のヨーク65との対向面には、それぞれ永久磁石63と永久磁石64が固着されている。永久磁石63は、そのN極とS極がY方向に並んでおり、永久磁石64は、そのN極とS極がX方向に並んでいる。図8に示すように、X方向駆動用平面コイルCXの右辺CX1は常に永久磁石64のN極とZ方向に重合し、左辺CX2は永久磁石64のS極とZ方向に常に重合する。また図9に示すように、Y方向駆動用平面コイルCYの上辺CY3は常に永久磁石63のN極とZ方向に重合し、下辺CY4は永久磁石63のS極とZ方向に常に重合する。
上記ホール素子54、55は永久磁石63、64のN極とS極の境界付近の磁束変化を検出してコイル板50のX方向とY方向の位置情報を得るものである。そして、ヨーク60のY方向辺62は、ステージ装置20の取付用凹部25、26に嵌合固定されており、ヨーク65のY方向辺67は、ステージ装置20の取付用凹部27、28に嵌合固定されている。X方向辺61とX方向辺66はX方向板ばね辺30の上方において、突片52を挟む状態でZ方向(X方向及びY方向に直交する方向。即ち、前後方向)に対向しており、X方向辺61及び永久磁石63とX方向辺66との間にはY方向磁気回路が形成されている。X方向辺61とX方向辺66の左端部同士は、合成樹脂製の連結部材68によって連結されている。Y方向辺62とY方向辺67は突片53を挟んでZ方向に対向しており、Y方向辺62及び永久磁石64とY方向辺67との間にはX方向磁気回路が形成されている。
上記ヨーク60、永久磁石64、及びヨーク65によってX方向用磁力発生装置が、ヨーク60、永久磁石63、及びヨーク65によってY方向用磁力発生装置がそれぞれ構成され、このX方向用磁力発生装置とX方向駆動用平面コイルCXによりXアクチュエータが構成され、Y方向用磁力発生装置とY方向駆動用平面コイルCYによりYアクチュエータが構成されている。
X方向駆動用平面コイルCXは常に永久磁石64の磁界内に位置し、Y方向駆動用平面コイルCYは常に永久磁石63の磁界内に位置する。
そして、以上説明した全部材と後述する制御回路により手振れ補正装置15が構成されている。
次に、手振れ補正装置15の動作について図10の制御回路ブロック図を用いて説明する。
手振れ補正は、撮影者の手振れによる撮影レンズ光軸Oの角度振れによる画像の揺れを打ち消すように行われる。撮影レンズ光軸Oの角度振れは通常、カメラ内に搭載されたX方向角速度センサ201とY方向角速度センサ202とで2方向(X方向とY方向)に分けて検出される。
デジタルカメラ10によって撮影を行うと、各レンズL1〜L3を透過した光が、窓孔42と光学ローパスフィルタ45を通って撮像素子11の撮像面12に結像する。この際、デジタルカメラ10の手振れ補正スイッチ(不図示)をONにして撮影を行なうと、X方向角速度センサ201(振動検出センサ)とY方向角速度センサ202(振動検出センサ)の出力を積分回路(制御手段)203、204で積分し光軸のX方向とY方向の角度振れ量に変換する。積分回路203の出力(デジタルカメラ10の振動量)とX方向ホール素子54の出力(撮像素子11の移動量)が誤差増幅器(制御手段)205で比較され、出力差に応じた電圧が誤差増幅器205によってX方向駆動用平面コイルCXに印加され、撮像素子11を出力差が小さくなるようにX方向に駆動する。同様に積分回路204の出力とY方向ホール素子55の出力が誤差増幅器(制御手段)206で比較され、出力差に応じた電圧が誤差増幅器206によってY方向駆動用平面コイルCYに印加され、撮像素子11を出力差が小さくなるようにY方向に駆動する。すなわち、手振れによる光軸Oの角度振れ量に追従して撮像素子11がXY方向に駆動され、手振れによる撮像素子11上の像振れが補正される。
撮像素子11のX方向とY方向への駆動は以下のように行われる。
仮にX方向駆動用平面コイルCXだけに特定の一方向に誤差増幅器205から図8の矢印方向の電流が流れると、Y方向辺62及び永久磁石64とY方向辺67との間に形成されたX方向磁気回路の磁力の影響により、図8に示すようにX方向駆動用平面コイルCXの右辺CX1及び左辺CX2にX方向右向きの力FX1が掛かる(このとき上辺CX3と下辺CX4にも力が生じるが、これらは互いに打ち消し合う)。すると、Y方向板ばね辺34とY方向板ばね辺35がZ方向から見てS字状に湾曲弾性変形し、連結辺36が固定支持辺29と可動支持辺32に当接しない範囲で支持辺33に対してX方向右側に略直線的に移動するので、コイル板50及び撮像素子11が右側に略直線的に移動する。参考のため、Y方向板ばね辺34とY方向板ばね辺35がS字状に湾曲弾性変形する様を図11に示す(本図では、分かりやすくするために、Y方向板ばね辺34とY方向板ばね辺35の曲がり具合を誇張して描いている)。一方、X方向駆動用平面コイルCXだけに図8の矢印と反対方向の電流が流れると、X方向磁気回路の磁力の影響により、X方向駆動用平面コイルCXの右辺CX1及び左辺CX2にX方向左向きの力FX2が掛かり(このとき上辺CX3と下辺CX4にも力が生じるが、これらは互いに打ち消し合う)、Y方向板ばね辺34とY方向板ばね辺35がZ方向から見てS字状に湾曲弾性変形し、連結辺36が固定支持辺29と可動支持辺32に当接しない範囲で支持辺33に対してX方向左側に略直線的に移動し、コイル板50及び撮像素子11がX方向左側に略直線的に移動する。
なお、上記の説明のようにX方向駆動用平面コイルCXだけに電流を流すと、連結辺36はX方向に完全に直線的でなくY方向変位を伴った略直線的に移動するが、実際には図10の制御回路によってこのY方向変位分をホール素子55が検出し、Y方向駆動用平面コイルCYにも電流が流れこのY方向変位分を補正するので手振れ補正は正確に行われる。
同様にY方向駆動用平面コイルCYだけに特定の一方向に誤差増幅器206から図9の矢印方向の電流が流れると、X方向辺61及び永久磁石63とX方向辺66との間に形成されたY方向磁気回路の磁力の影響により、Y方向駆動用平面コイルCYの上辺CY3及び下辺CY4にY方向上向きの力FY1が掛かる(このとき右辺CY1と左辺CY2にも力が生じるが、これらは互いに打ち消し合う)。すると、X方向板ばね辺30とX方向板ばね辺31がZ方向から見てS字状に湾曲弾性変形し、可動支持辺32がカメラボディに当接しない範囲で固定支持辺29に対してY方向上側に略直線的に移動し、コイル板50及び撮像素子11が上方に移動する。一方、Y方向駆動用平面コイルCYだけに図9の矢印と反対方向の電流が流れると、Y方向磁気回路の磁力の影響により、Y方向駆動用平面コイルCYのCY3及びCY4にY方向下向きの力FY2が掛かり(このとき右辺CY1と左辺CY2にも力が生じるが、これらは互いに打ち消し合う)、X方向板ばね辺30とX方向板ばね辺31がZ方向から見てS字状に湾曲弾性変形し、可動支持辺32がカメラボディに当接しない範囲で固定支持辺29に対してY方向下側に略直線的に移動し、コイル板50及び撮像素子11が下方に移動する。
なお、上記の説明のようにY方向駆動用平面コイルCYだけに電流を流すと、連結辺36はY方向に完全直線的でなくX方向変位を伴った略直線的に移動するが、実際には図10の制御回路によってこのX方向変位分をホール素子54が検出し、X方向駆動用平面コイルCXにも電流が流れこのX方向変位分を補正するので手振れ補正は正確に行われる。
このようにコイル板50のX方向とY方向への移動に伴って撮像素子11のX方向位置及びY方向位置が変化することにより、手振れ補正が行われる。
以上説明した本実施形態のステージ装置20は、射出成形によって一体的に成形可能なので、安価なコストで簡単に製造できる。また、支持辺33にX方向の直線的に延びる支持辺接続部33aを形成し、この支持辺接続部33aによってY方向変形体YUとX方向変形体XUの間に隙間を形成しているので、Y方向変形体YUとX方向変形体XUは互いに接触することなく円滑に動作できる。
さらに、X方向駆動用平面コイルCXとY方向駆動用平面コイルCYと両ホール素子54、55が共に、ステージ装置20と一体をなすコイル板50に設けられているので、構造が簡単である。
なお、ステージ装置20は図12及び図13に示す構造のものとして実施することが可能である。
図12のステージ装置20は、X方向板ばね辺70、71のY方向の肉厚が固定支持辺29及び可動支持辺32のX方向の肉厚より薄く、かつ、X方向板ばね辺70、71の両端部(固定支持辺29及び可動支持辺32との接続部)の前端から後端にかけて、Z方向を向くV字溝(溝)72、73が形成されているので、X方向板ばね辺70及びX方向板ばね辺71は、V字溝72、73において特にY方向に弾性変形し易くなっている。さらに、Y方向板ばね辺74、75のX方向の肉厚が支持辺33及び連結辺36のY方向の肉厚より薄く、かつ、Y方向板ばね辺74、75の両端部(支持辺33及び連結辺36との接続部)の前端から後端にかけて、Z方向を向くV字溝(溝)76、77が形成されているので、Y方向板ばね辺74、75は、V字溝76、77において特にX方向に弾性変形し易くなっている。図12のステージ装置20では、固定支持辺29、X方向板ばね辺70、71、及び可動支持辺32によってY方向変形体YUが構成され、支持辺33、Y方向板ばね辺74、75、及び連結辺36によってX方向変形体XUが構成されている。
このステージ装置20のX方向変形体XU、Y方向変形体YU、取付部37、収納保持部38、及び取付部39も射出成形により一体成形可能であり、このような構造とすると、V字溝72、73、76、77以外の厚みをあまり薄くする必要がなくなるので、射出成形によるステージ装置20の製作が容易になる。
図13は、ステージ装置20の別の変更例を示しており、X方向板ばね辺80、81のY方向の肉厚は固定支持辺29及び可動支持辺32のX方向の肉厚より薄く、かつ、X方向板ばね辺80、81の両端部82、83(固定支持辺29及び可動支持辺32との接続部)がその中央部よりさらに薄肉なので、X方向板ばね辺80及びX方向板ばね辺81が、その両端部82、83において特にY方向に弾性変形し易くなっている。さらに、Y方向板ばね辺84、85のX方向の肉厚が支持辺33及び連結辺36のY方向の肉厚より薄く、かつ、Y方向板ばね辺84、85の両端部86、87(支持辺33及び連結辺36との接続部)がその中央部よりさらに薄肉なので、Y方向板ばね辺84、85が、その両端部86、87において特にX方向に弾性変形し易くなっている。図13のステージ装置20では、固定支持辺29、X方向板ばね辺80、81、及び可動支持辺32によってY方向変形体YUが構成され、支持辺33、Y方向板ばね辺84、85、及び連結辺36によってX方向変形体XUが構成されている。このステージ装置20のX方向変形体XU、Y方向変形体YU、取付部37、収納保持部38、及び取付部39も射出成形により一体成形可能である。
このような構造にすると、端部82、83、86、87以外の厚みをあまり薄くする必要がなくなるので、射出成形によるステージ装置20の製作が容易になる。
次に、図14〜図19に基づいて、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態と同じ部材には同じ符合を付すに止めて、その詳細な説明は省略する。
本実施形態の第1の実施形態との違いは、ステージ装置100の構造のみであり、その他の構造は同一なので、ステージ装置100についてのみ説明する。
本実施形態のステージ装置100の固定支持辺29と可動支持辺32の両端部同士は、X方向を向くステンレス板、洋白板、硬性アルミ板等の金属製の一対の板ばね(X方向板ばね辺)101、102によって接続されており、支持辺33と連結辺36はY方向を向くステンレス板、洋白板、硬性アルミ板等の金属製の一対の板ばね(Y方向板ばね辺)103、104によって接続されている。板ばね101及び板ばね102はY方向に弾性変形可能であり、板ばね103と板ばね104はX方向に弾性変形可能である。
このような構造のステージ装置100は、成形型(図示略)の内部に予め板ばね101、102、103、及び104をセットした状態で該成形型内に合成樹脂を注入する、いわゆるインサート成形によって一体的に成形できる。インサート成形でステージ装置100を製作すると、板ばね101及び板ばね102の左右の折り返し片101a、102aが固定支持辺29と可動支持辺32の中に埋設された状態となり、板ばね103及び板ばね104の折り返し片103a、104aが支持辺33と連結辺36の中に埋設された状態となる。
このステージ装置100では、固定支持辺29、板ばね101、102、及び可動支持辺32によってY方向変形体YUが構成され、支持辺33、板ばね103、104、及び連結辺36によってX方向変形体XUが構成される。
このようなステージ装置100を備える手振れ補正装置15の動作も、図10に示した上記制御回路により制御され、収納保持部38に固定したコイル板50のX方向駆動用平面コイルCXにX方向の力が掛かると、板ばね103及び板ばね104がZ方向から見てS字状に弾性変形して、連結辺36が支持辺33に対してX方向に略直線的に移動し、デジタルカメラ10のX方向の手振れが補正される。一方、収納保持部38に固定したコイル板50のY方向駆動用平面コイルCYにY方向の力が掛かると、板ばね(X方向板ばね辺)101及び板ばね102がZ方向から見てS字状に弾性変形して、可動支持辺32が固定支持辺29に対してY方向に略直線的に移動し、デジタルカメラ10のY方向の手振れが補正される。
以上説明した本実施形態によれば、撮像素子11をX方向及びY方向に移動させることが可能なステージ装置100が、インサート成形によって一体的に成形可能なので、第1の実施形態と同様に製作が非常に簡単であり、安価なコストで製造できる。また本実施形態でも、支持辺33の支持辺接続部33aによってY方向変形体YUとX方向変形体XUの間に隙間を形成しているので、Y方向変形体YUとX方向変形体XUは互いに接触することなく円滑に動作できる。
なお、ステージ装置100は図20、図21、及び図24に示す構造のものとして実施することが可能である。
図20、図21のステージ装置100は、板ばね(X方向板ばね辺)101と板ばね102の両端部を除く両側面に上記と同種の合成樹脂製の補強部(X用補強部)105を固着し、板ばね103と板ばね104の両端部を除く両側面に上記と同種の合成樹脂製の補強部(Y用補強部)106を固着したものであり、インサート成形によって一体成形できる。このステージ装置100では、固定支持辺29、板ばね101、102、可動支持辺32、及び補強部105によってY方向変形体YUが構成され、支持辺33、板ばね103、104、連結辺36、補強部106によってX方向変形体XUが構成されている。
この変更例では、各補強部105、106の長手方向の寸法を調節することにより、各板ばね101、102、103、104のばね定数を適切に調整することができる。
なお、補強部は接着剤等によって形成してもよい。
さらに、この変形例のステージ装置100は次のような利点がある。
即ち、デジタルカメラ10の光軸Oを鉛直方向(上下方向)に向けたり、デジタルカメラ10に落下衝撃が生じることによって、Y方向変形体YUの可動支持辺32やX方向変形体XUの連結辺36に光軸Oと平行な大きな力が掛かった場合には、板ばね101、板ばね102、板ばね103、及び板ばね104に可動支持辺32や連結辺36の重量が光軸O方向の荷重となって加わる。そして、板ばね101及び板ばね102の長手方向の中央部の強度が小さい場合には、この荷重が板ばね101、板ばね102、板ばね103、及び板ばね104の長手方向の中央部に大きな影響を及ぼす。即ち、X方向変形体XUについて見ると、荷重が掛からなければ、板ばね103及び板ばね104は図22に示す形状のままである。しかし荷重が掛かると、図23に示すように、板ばね103及び板ばね104の中央部に曲げ及び捻りが生じ、その結果、支持辺33と連結辺36の間に光軸O方向の位置ずれが生じてしまう。さらに、このような光軸O方向の位置ずれは、Y方向変形体YUの可動支持辺32や固定支持辺29にも生じる。そして、このようなずれが生じると、撮像素子11の撮像面12が光軸Oに対して直交しなくなってしまう(傾斜してしまう)ため、所望の画像を撮像できなくなってしまうという問題が生じる。
しかし、この変形例にように板ばね101及び板ばね102の両端部を除く部分(中間部)の両側面に、両端部に比べて中間部の曲げ剛性EI(E:縦弾性係数、I:横断面の中立軸に関する断面二次モーメント)及び捻り剛性GIp(G:横弾性係数、Ip:横断面の中心に関する断面二次極モーメント)を大きくする(中間部のIとIpを両端部に比べて大きくする。なお、E及びGは板ばね101、102のどの部分においても一定である。)補強部105を固着すれば、この中間部における曲げや捻りを防止できる。従って、板ばね101及び板ばね102の中間部の曲げや捻りによる撮像素子11の撮像面12の光軸Oに対する傾斜を防止することが可能である。
同様に、X方向変形体XUの板ばね103及び板ばね104の両端部を除く部分(中間部)の両側面には補強部106を固着してあるので、両端部に比べて中間部の曲げ剛性EI及び捻り剛性GIpが大きくなっている(E及びGは板ばね103、104のどの部分においても一定である)。そのため、Y方向変形体YUの可動支持辺32に光軸Oと平行な大きな力が掛かっても、中間部における曲げや捻りを防止できる。従って、板ばね103及び板ばね104の中間部の曲げや捻りによって、撮像素子11の撮像面12が光軸Oに対して傾斜するのを防止できる。
しかも、補強部105及び補強部106は、板ばね101、板ばね102、板ばね103及び板ばね104の中間部にのみ固着しているので、ステージ装置100の重量増は僅かであり、ステージ装置100の応答性が大幅に低下することはない。
図24のステージ装置100は、正面視略コ字形をなすコ字形板ばね110とコ字形板ばね115を具備するものであり、コ字形板ばね110の上辺と下辺がそれぞれX方向板ばね辺111、112を構成し、コ字形板ばね115の右辺と左辺がY方向板ばね辺116、117をそれぞれ構成する。そして、コ字形板ばね110とコ字形板ばね115の残りの辺は可動支持辺32と連結辺36の中にそれぞれ埋設され、折り返し片110aと折り返し片115aが固定支持辺29と支持辺33の中にそれぞれ埋設されている。このステージ装置100では、固定支持辺29、コ字形板ばね110、及び可動支持辺32によってY方向変形体YUが構成され、支持辺33、コ字形板ばね115、及び連結辺36によってX方向変形体XUが構成されている。
この変更例のステージ装置100も、成形型内に予めコ字形板ばね110とコ字形板ばね115を配置してインサート成形を行うことにより一体成形品として得られる。そして、X方向板ばね辺111とX方向板ばね辺112がZ方向から見てS字状に湾曲弾性変形し、Y方向板ばね辺116とY方向板ばね辺117がZ方向から見てS字状に湾曲弾性変形することにより、連結辺36と可動支持辺32がそれぞれX方向とY方向に直線的に移動し、デジタルカメラ10のX方向とY方向の手振れが補正される。なお、X方向板ばね辺111、112及びY方向板ばね辺116、117の両端部を除く両側面に、インサート成形によって上記補強部105、106を一体的に設けてもよい。
次に、図25〜図29に基づいて、本発明の第3の実施形態について説明する。なお、図14〜図19に示す第2の実施形態と同じ部材には同じ符合を付すに止めて、その詳細な説明は省略する。
本実施形態の第2の実施形態との違いは、ステージ装置300の構造のみでありその他の構造は同一なので、以下ステージ装置300についてのみ説明する。
図25に示すステージ装置300は、ステージ装置100の板ばね101及び板ばね102の代わりに、図26及び図28に示す板ばね(X方向板ばね辺)301と、この板ばね301と同形状で上下対称をなす板ばね(X方向板ばね辺)302を具備している。板ばね301及び板ばね302は共に金属製(ステンレス板、洋白板、硬性アルミ板等)の板ばねであり、その両端部にY方向に向けて折り返された折り返し片303と折り返し片304をそれぞれ具備しており、折り返し片303と折り返し片304にはインサート成形用の貫通孔305が穿設されている(板ばね302の貫通孔は図示略)。さらに、板ばね301及び板ばね302の長手方向の中央部には前後一対の補強用突片(X用補強部)(X補強用突片)306と補強用突片(X用補強部)(X補強用突片)307が、前後方向に向けて一体的に突設されている。この板ばね301及び板ばね302はそれぞれプレス成形により一体的に成形されるものである。
さらに、ステージ装置300は、ステージ装置100の板ばね103及び板ばね104の代わりに、図27及び図29に示す板ばね(Y方向板ばね辺)310と、板ばね310と同形状で左右対称をなす板ばね(Y方向板ばね辺)311を具備している。板ばね310及び板ばね311は共に金属製(ステンレス板、洋白板、硬性アルミ板等)の板ばねであり、その両端部にX方向に向けて折り返された折り返し片312と折り返し片313をそれぞれ具備しており、折り返し片312と折り返し片313にはインサート成形用の貫通孔314が穿設されている(板ばね311の貫通孔は図示略)。さらに、板ばね310及び板ばね311の長手方向の中央部には前後一対の補強用突片(Y用補強部)(Y補強用突片)315と補強用突片(Y用補強部)(Y補強用突片)316が、前後方向に向けて一体的に突設されている。この板ばね310及び板ばね311はそれぞれプレス成形により一体的に成形されるものである。
このような構造のステージ装置300も、成形型(図示略)の内部に予め板ばね板ばね301、板ばね302、板ばね310、及び板ばね311をセットした状態で該成形型内に合成樹脂を注入する、いわゆるインサート成形によって一体的に成形できる。インサート成形でステージ装置300を製作すると、板ばね301及び板ばね302の左右の折り返し片303と折り返し片304が固定支持辺29と可動支持辺32の中に埋設された状態となり、補強用突片315及び補強用突片316の折り返し片312と折り返し片313が支持辺33と連結辺36の中に埋設された状態となる。
このステージ装置300では、固定支持辺29、板ばね301、板ばね302、及び可動支持辺32によってY方向変形体YUが構成され、支持辺33、板ばね310、板ばね311、及び連結辺36によってX方向変形体XUが構成される。
本実施形態のステージ装置300では、板ばね301、板ばね302、板ばね310、及び板ばね311の中間部に、その他の部分(両端部)に比べて中間部の曲げ剛性EI(E:板ばねの縦弾性係数、I:板ばねの横断面の中立軸に関する断面二次モーメント)及び捻り剛性GIp(G:板ばねの横弾性係数、Ip:板ばねの横断面の中心に関する断面二次極モーメント)を大きくする(中間部のIとIpを、その他の部分に比べて大きくする。なお、E及びGは板ばね301、302、310、311のどの部分においても一定である)ための補強用突片306、補強用突片307、補強用突片315、及び補強用突片316をプレス成形によってそれぞれ一体的に成形しているので、仮に可動支持辺32や連結辺36に光軸Oと平行な方向の力が掛かっても、上述した図20、図21のステージ装置100と同様に、板ばね301、板ばね302、板ばね310、及び板ばね311の中間部における曲げや捻りを防止できる。従って、板ばね301、板ばね302、板ばね310、及び板ばね311の中間部の曲げや捻りによる撮像素子11の撮像面12の光軸Oに対する傾斜を防止することが可能である。
しかも、補強用突片306、補強用突片307、補強用突片315、及び補強用突片316をプレス成形によってそれぞれ一体的に成形しているので、製造が簡単であり、製造コストを低く抑えることが可能である。なお、補強用突片306、補強用突片307、補強用突片315、及び補強用突片316は小寸であり、しかも、中間部にのみ設けてあるので、各板ばね301、302、310、及び311の重量の増加は僅かであり、ばね定数も増加するが制御性能が悪化することはない。
次に、図30〜図34に示す変形例のステージ装置300’について説明する。
この変形例のステージ装置300’は板ばね301及び板ばね302の代わりに、図31及び図33に示す板ばね320と、板ばね(X方向板ばね辺)320と同形状で上下対称をなす板ばね(X方向板ばね辺)321を具備している。板ばね320及び板ばね321は共に金属製(ステンレス板、洋白板、硬性アルミ板等)の板ばねであり、その両端部にY方向に向けて折り返された折り返し片322と折り返し片323をそれぞれ具備しており、折り返し片322と折り返し片323にはインサート成形用の貫通孔324が穿設されている(板ばね321の貫通孔は図示略)。さらに、板ばね320及び板ばね321の長手方向の中央部の前後両面には補強用突片(X用補強部)(X補強用突片)325と補強用突片(X用補強部)(X補強用突片)326が、前後方向に向けて一体的に突設されている。この補強用突片325と補強用突片326はそれぞれプレス成形により一体的に成形されるものである。図31及び図33に示すように補強用突片325と補強用突片326は共に断面L字形のものであり、前後の補強用突片325、326は互いに反対方向に向けて曲折されている。このように前後の補強用突片325、326の曲折方向を変えたのは、これらとデジタルカメラ10内に配設された周辺部材との接触を避けるためである。
さらに、この変形例のステージ装置300’は板ばね310及び板ばね311の代わりに、図32に示す板ばね(Y方向板ばね辺)330と、板ばね(Y方向板ばね辺)330と同形状で左右対称をなす板ばね331を具備している。板ばね330及び板ばね331は共に金属製(ステンレス板、洋白板、硬性アルミ板等)の板ばねであり、その両端部にX方向に向けて折り返された折り返し片332と折り返し片333をそれぞれ具備しており、折り返し片332と折り返し片333にはインサート成形用の貫通孔334が穿設されている(板ばね331の貫通孔は図示略)。さらに、板ばね330及び板ばね331の長手方向の中央部には前後一対の補強用突片(Y用補強部)(Y補強用突片)335と補強用突片(Y用補強部)(Y補強用突片)336が、前後方向に向けて一体的に突設されている。この板ばね330及び板ばね331はそれぞれプレス成形により一体的に成形されるものである。図32及び図34に示すように補強用突片335と補強用突片336は共に断面L字形のものであり、前後の補強用突片335、336は同方向に向けて曲折されている。
このような構造のステージ装置300’も、成形型(図示略)の内部に予め板ばね320、板ばね321、板ばね330、及び板ばね331をセットした状態で該成形型内に合成樹脂を注入する、いわゆるインサート成形によって一体的に成形できる。インサート成形でステージ装置300’を製作すると、板ばね320及び板ばね321の左右の折り返し片322と折り返し片323が固定支持辺29と可動支持辺32の中に埋設された状態となり、板ばね330及び板ばね331の折り返し片332と折り返し片333が支持辺33と連結辺36の中に埋設された状態となる。
このステージ装置300’では、固定支持辺29、板ばね320、板ばね321、及び可動支持辺32によってY方向変形体YUが構成され、支持辺33、板ばね330、板ばね331、及び連結辺36によってX方向変形体XUが構成される。
本変形例のステージ装置300’では、板ばね320、板ばね321、板ばね330、及び板ばね331の中間部に、その他の部分(両端部)に比べて中間部の曲げ剛性EI(E:板ばねの縦弾性係数、I:板ばねの横断面の中立軸に関する断面二次モーメント)及び捻り剛性GIp(G:板ばねの横弾性係数、Ip:板ばねの横断面の中心に関する断面二次極モーメント)を大きくする(中間部のIとIpを、その他の部分に比べて大きくする。なお、E及びGは板ばね320、321、330、331のどの部分においても一定である)補強用突片325、補強用突片326、補強用突片335、及び補強用突片336をプレス成形によってそれぞれ一体的に成形しているので、仮に可動支持辺32や連結辺36に光軸Oと平行な方向の力が掛かっても、上述した図20、図21のステージ装置100、及び図25〜図29のステージ装置300と同様に、板ばね320、板ばね321、板ばね330、及び板ばね331の中間部における曲げや捻りを防止できる。従って、板ばね320、板ばね321、板ばね330、及び板ばね331の中間部の曲げや捻りによる撮像素子11の撮像面12の光軸Oに対する傾斜を防止できる。
さらに、補強用突片325、326、335、336の断面形状がL字形なので、板ばね301、板ばね302、板ばね310、板ばね311に比べて中央部の曲げ剛性EI及び捻り剛性GIpが高くなっている。しかも、補強用突片325、補強用突片326、補強用突片335、及び補強用突片336をプレス成形によってそれぞれ一体的に成形しているので、製造が簡単であり、製造コストを低く抑えることが可能である。さらにこの場合も、補強用突片325、補強用突片326、補強用突片335、及び補強用突片336は小寸であり、しかも、中間部にのみ設けてあるので、各板ばね320、321、320、及び331の重量の増加は僅かであり、ばね定数も増加するが制御性能が悪化することはない。
なお、第3の実施形態及び変形例の板ばね301と板ばね302、板ばね310と板ばね311、板ばね320と板ばね321、及び板ばね330と板ばね331を、図24に示した第2の実施形態の変形例と同様に、コ字形板ばねとして一体的に成形し、かつ、補強用突片306、補強用突片307、補強用突片315、補強用突片316、補強用突片325、補強用突片326、補強用突片335、補強用突片336を一体的に突設して実施してもよい。
また、各補強用突片306、307、315、316、325、326、335、336を設ける代わりに、各板ばね301、302、310、311、320、321、330、331の中間部に、その他の部分(両端部)に比べて板厚方向の厚みが大きい(その他の部分に比べて、横断面の中立軸に関する曲げ剛性EI及び横断面の中心に関する捻り剛性GIpが大きい)補強用突部(板ばね301、302、320、321のものがX用補強用突部であり、板ばね310、311、330、331のものがY用補強用突部である)を成形してもよい。このようにしても、各板ばね301、302、310、311、320、321、330、331の中央部の曲げ及び捻りに対する強度を高めることが可能である。
以上、本発明を上記各実施形態と各変形例に基づいて説明したが、本発明は上記実施形態及び各変形例に限られるものではなく、様々な変更を施しながら実施可能である。
例えば、図35に示すように、撮像素子11を手振れ補正装置15の後方に配設し、収納保持部38に円形の取付孔38aを穿設して、この取付孔38aに補正レンズCLをその光軸がカメラ光学系の光軸Oと平行をなすように嵌合固定し、この補正レンズCLをレンズL1とレンズL2の間(またはレンズL2とレンズL3の間)に配置させて実施してもよい。このような構造として補正レンズCLをX方向とY方向に直進移動させても、手振れ補正を行うことが可能である。さらに、このような補正レンズCLを用いた手振れ補正装置は、撮像素子11をフィルムに置換することにより、銀塩カメラにも適用可能となる。
また、上記両実施形態では、位置検出センサとしてホール素子54、55を用いたが、代わりにMRセンサや光学的な位置センサを用いてもよい。
さらに、固定支持辺29と可動支持辺32はX方向板ばね辺30、X方向板ばね辺31、X方向板ばね辺70、X方向板ばね辺71、X方向板ばね辺80、X方向板ばね辺81、板ばね101、板ばね102、X方向板ばね辺111、X方向板ばね辺112、板ばね301、板ばね302、板ばね320、板ばね321の両端部に接続しているが、これらの端部近傍に接続していてもよい。同様に、支持辺33と連結辺36はY方向板ばね辺34、Y方向板ばね辺35、Y方向板ばね辺74、Y方向板ばね辺75、Y方向板ばね辺84、Y方向板ばね辺85、板ばね103、板ばね104、Y方向板ばね辺116、Y方向板ばね辺117、板ばね310、板ばね311、板ばね330、板ばね331の両端部に接続しているが、これらの端部近傍に接続していてもよい。
第2及び第3の実施形態(及びそれらの変形例)では、X方向板ばね辺とY方向板ばね辺の両方を金属製としたが、一方のみを金属製とし、他方を上記と同種の合成樹脂製としてもよい。さらに、固定支持辺29、可動支持辺32、支持辺33、及び連結辺36の一部を金属製として実施してもよい。
以上は、本発明のステージ装置を手振れ補正装置15に利用した実施形態であるが、本発明のステージ装置の用途は手振れ補正装置15に限定されず、X方向とY方向とに2次元移動可能な様々な装置に利用可能である。
本発明の第1の実施形態のカメラの縦断側面図である。 補正装置の斜視図である。 手振れ補正装置の正面図である。 図3のIV−IV矢線に沿う断面図である。 手振れ補正装置の分解斜視図である。 ステージ装置の正面図である。 図6のVII−VII矢線に沿う断面図である。 X方向駆動用平面コイルと永久磁石の位置関係を示すための模式図である。 Y方向駆動用平面コイルと永久磁石の位置関係を示すための模式図である。 制御回路ブロック図である。 X方向変形体の動作状態を示す正面図である。 変更例の正面図である。 別の変更例の正面図である。 本発明の第2の実施形態の手振れ補正装置の斜視図である。 手振れ補正装置の正面図である。 図15のXVI−XVI矢線に沿う断面図である。 手振れ補正装置の分解斜視図である。 ステージ装置の横断正面図である。 図18のXIX−XIX矢線に沿う断面図である。 変更例の横断正面図である。 図20のXXI−XXI矢線に沿う断面図である。 変形例の利点を説明するためのX方向変形体の斜視図である。 同じく変形例の利点を説明するためのX方向変形体の斜視図である。 別の変更例の横断正面図である。 第3の実施形態の手振れ補正装置の分解斜視図である。 板ばね(X方向板ばね辺)の斜視図である。 板ばね(Y方向板ばね辺)の斜視図である。 図26のXXVIII−XXVIII矢線に沿う断面図である。 図27のXXIX−XXIX矢線に沿う断面図である。 変形例の分解斜視図である。 板ばね(X方向板ばね辺)の斜視図である。 板ばね(Y方向板ばね辺)の斜視図である。 図31のXXXIII−XXXIII矢線に沿う断面図である。 図32のXXXIV−XXXIV矢線に沿う断面図である。 補正レンズを用いた変形例を概念的に図示する側面図である。
符号の説明
10 デジタルカメラ(カメラ)
11 撮像素子
12 撮像面
15 手振れ補正装置
20 ステージ装置
21 22 スペーサ
23 24 取付孔
25 26 27 28 取付用凹部
29 固定支持辺
30 31 X方向板ばね辺
32 可動支持辺
33 支持辺
33a 支持辺接続部
34 35 Y方向板ばね辺
36 連結辺
37 取付部
38 収納保持部
39 取付部
40 41 取付孔
42 窓孔
45 光学ローパスフィルタ
50 コイル板
51 ねじ孔
52 53 突片
54 X方向ホール素子(X方向の位置検出センサ)(制御手段)
55 Y方向ホール素子(Y方向の位置検出センサ)(制御手段)
60 ヨーク
61 X方向辺
62 Y方向辺
63 64 永久磁石
65 ヨーク
66 X方向辺
67 Y方向辺
68 連結部材
70 71 X方向板ばね辺
72 73 V字溝(溝)
74 75 Y方向板ばね辺
76 77 V字溝(溝)
80 81 X方向板ばね辺
82 83 端部
84 85 Y方向板ばね辺
86 87 端部
90 91 X方向板ばね辺
92 93 中央部
94 95 Y方向板ばね辺
96 97 中央部
100 ステージ装置
101 102 板ばね(X方向板ばね辺)
103 104 板ばね(Y方向板ばね辺)
105 補強部(X用補強部)
106 補強部(Y用補強部)
110 コ字形板ばね
111 112 X方向板ばね辺
115 コ字形板ばね
116 117 Y方向板ばね辺
201 X方向角速度センサ(振動検出センサ)
202 Y方向角速度センサ(振動検出センサ)
203 204 積分回路(制御手段)
205 206 誤差増幅器(制御手段)
300 300’ ステージ装置
301 302 板ばね(X方向板ばね辺)
303 304 折り返し片
305 貫通孔
306 307 補強用突片
310 311 板ばね(Y方向板ばね辺)
312 313 折り返し片
314 貫通孔
315 316 補強用突片
320 321 板ばね(X方向板ばね辺)
322 323 折り返し片
324 貫通孔
325 326 補強用突片
330 331 板ばね(Y方向板ばね辺)
332 333 折り返し片
334 貫通孔
335 336 補強用突片
CX X方向駆動用平面コイル(Yアクチュエータ)
CY Y方向駆動用平面コイル(Yアクチュエータ)
L1 L2 L3 レンズ
O 光軸
X X方向
XU X方向変形体
Y Y方向
YU Y方向変形体

Claims (11)

  1. 固定体に固定される特定のY方向を向く固定支持辺、この固定支持辺と平行をなす可動支持辺、自由状態で該固定支持辺及び可動支持辺と直交するX方向を向き、かつ、該固定支持辺の両端部または両端部付近と可動支持辺の両端部または両端部付近とを接続する一対のX方向板ばね辺とを有する矩形をなすY方向変形体;及び
    上記Y方向変形体の内側に位置し、自由状態において上記Y方向を向く一対のY方向板ばね辺、該一対のY方向板ばね辺の一端または一端付近を連結する上記X方向を向く連結辺、及び該一対のY方向板ばね辺の他端または他端付近を連結する上記X方向を向く支持辺とを有するX方向変形体;を有し、
    上記X方向変形体の上記支持辺は上記Y方向変形体の上記可動支持辺と接続するための支持辺接続部を備え、
    X方向変形体とY方向変形体は、上記支持辺接続部と可動支持辺だけが結合された状態で合成樹脂材料により構成され、
    上記連結辺に、X方向位置とY方向位置を検出する位置検出センサと、上記固定体に対して移動不能な磁石の磁界内に位置するX方向駆動用平面コイル及びY方向駆動用平面コイルとを搭載したことを特徴とするステージ装置。
  2. 請求項1記載のステージ装置において、
    上記X方向板ばね辺の上記Y方向の肉厚が、上記固定支持辺及び上記可動支持辺の上記X方向の肉厚より薄いステージ装置。
  3. 請求項1または2記載のステージ装置において、
    上記Y方向板ばね辺の上記X方向の肉厚が、上記支持辺及び上記連結辺の上記Y方向の肉厚より薄いステージ装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項記載のステージ装置において、
    上記X方向板ばね辺の両端部に、上記Y方向及びX方向に対して直交するZ方向に延びる溝を形成したステージ装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項記載のステージ装置において、
    上記Y方向板ばね辺の両端部に、上記Y方向及びX方向に対して直交するZ方向に延びる溝を形成したステージ装置。
  6. 請求項1から3のいずれか1項記載のステージ装置において、
    上記X方向板ばね辺の両端部が、該X方向板ばね辺の中央部より上記Y方向に薄肉となっているステージ装置。
  7. 請求項1から3及び6のいずれか1項記載のステージ装置において、
    上記Y方向板ばね辺の両端部が、該Y方向板ばね辺の中央部より上記X方向に薄肉となっているステージ装置。
  8. 請求項1から7のいずれか1項記載のステージ装置において、
    上記ステージ装置のX方向変形体とY方向変形体が射出成形によって一体に成形されているステージ装置。
  9. 請求項1から8のいずれか1項記載のステージ装置を利用したカメラの手振れ補正装置であって、
    上記ステージ装置を内蔵するカメラと、
    カメラ光学系の後方に位置しその撮像面が結像面をなす、上記連結辺と一体的に移動する撮像素子と、
    上記カメラの手振れ振動を検出する振動検出センサと、
    該振動検出センサが検出した振動情報に基づいて、上記X方向駆動用平面コイルまたは上記Y方向駆動用平面コイルに、手振れを補正するように電圧を印加する制御手段と、
    を備えるステージ装置を利用したカメラの手振れ補正装置。
  10. 請求項1から8のいずれか1項記載のステージ装置を利用したカメラの手振れ補正装置であって、
    上記ステージ装置を内蔵するカメラと、
    結像面の前方にありカメラ光学系の光軸に対して垂直に配置された、上記連結辺と一体的に移動する手振れを補正するための補正レンズと、
    上記カメラの手振れ振動を検出する振動検出センサと、
    該振動検出センサが検出した振動情報に基づいて、上記X方向駆動用平面コイルまたは上記Y方向駆動用平面コイルに、手振れを補正するように電圧を印加する制御手段と、
    を備えるステージ装置を利用したカメラの手振れ補正装置。
  11. 請求項9または10記載のステージ装置を利用したカメラの手振れ補正装置において、
    上記制御手段が、上記振動検出センサが検出した振動量と上記位置検出センサが検出した上記連結片の移動量の差が小さくなるように、上記X方向駆動用平面コイルまたは上記Y方向駆動用平面コイルに電圧を印加するステージ装置を利用したカメラの手振れ補正装置。
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