JPH10142647A - 像ぶれ防止装置 - Google Patents
像ぶれ防止装置Info
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- JPH10142647A JPH10142647A JP29502996A JP29502996A JPH10142647A JP H10142647 A JPH10142647 A JP H10142647A JP 29502996 A JP29502996 A JP 29502996A JP 29502996 A JP29502996 A JP 29502996A JP H10142647 A JPH10142647 A JP H10142647A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 像ぶれ防止のための可動部材の動作を規制す
る規制手段の規制状態を変化させるための構成を簡略化
すると共に、規制手段を所定の状態に保持することを確
実に行い、その保持のための電力消費を抑える。 【解決手段】 像ぶれ防止のための可動部材(可動な補
正光学系)の動作を規制する規制手段(補正光学系を係
止する機構)の規制状態を、ステップ駆動モータの作用
により変化させるようにして、ステップ駆動モータが非
通電時に所定の停止状態を維持する自己保持力によって
規制手段が所定状態(係止が行われている状態または行
われていない状態)に保持されるようにするものであ
る。
る規制手段の規制状態を変化させるための構成を簡略化
すると共に、規制手段を所定の状態に保持することを確
実に行い、その保持のための電力消費を抑える。 【解決手段】 像ぶれ防止のための可動部材(可動な補
正光学系)の動作を規制する規制手段(補正光学系を係
止する機構)の規制状態を、ステップ駆動モータの作用
により変化させるようにして、ステップ駆動モータが非
通電時に所定の停止状態を維持する自己保持力によって
規制手段が所定状態(係止が行われている状態または行
われていない状態)に保持されるようにするものであ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ、光学機器
等において手振れ等により生じる像ぶれを防止する像ぶ
れ防止装置に関するものである。
等において手振れ等により生じる像ぶれを防止する像ぶ
れ防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在のカメラは、露出決定やピント合わ
せ等の撮影にとって重要な作業はすべて自動化されてき
ており、カメラ操作に未熟な人でも撮影の失敗を起こす
可能性は非常に少なくなっている。また最近では更に、
カメラに加わる手ブレを補正するシステムも研究されて
おり、本出願人も特開平3−188430等で出願して
いる。
せ等の撮影にとって重要な作業はすべて自動化されてき
ており、カメラ操作に未熟な人でも撮影の失敗を起こす
可能性は非常に少なくなっている。また最近では更に、
カメラに加わる手ブレを補正するシステムも研究されて
おり、本出願人も特開平3−188430等で出願して
いる。
【0003】また、手ブレ補正では、補正光学手段の非
係止状態での携帯時の外乱による破損対策及び手ブレ補
正駆動中以外の非係止状態での撮影の防止の為に手ブレ
補正駆動終了後または、電源消耗時に必ず係止動作を行
わせる必要があった。
係止状態での携帯時の外乱による破損対策及び手ブレ補
正駆動中以外の非係止状態での撮影の防止の為に手ブレ
補正駆動終了後または、電源消耗時に必ず係止動作を行
わせる必要があった。
【0004】ここに、手ブレを防ぐシステムについて簡
単に説明する。撮影時のカメラの手ブレは、周波数とし
て通常1Hz乃至12Hzの振動であるがシャッターの
レリーズ時点においてこのような手ブレを起こしていて
も像ブレの無い写真を撮影可能とする為の基本的な考え
として、上記手ブレによるカメラの振動を検出し、その
検出値に応じて補正レンズを変位させなければならな
い。
単に説明する。撮影時のカメラの手ブレは、周波数とし
て通常1Hz乃至12Hzの振動であるがシャッターの
レリーズ時点においてこのような手ブレを起こしていて
も像ブレの無い写真を撮影可能とする為の基本的な考え
として、上記手ブレによるカメラの振動を検出し、その
検出値に応じて補正レンズを変位させなければならな
い。
【0005】従って、カメラのブレが生じても像ブレを
感じさせない写真を撮影できることを達成するために
は、第1にカメラの振動を正確に検出し、第2のブレに
よる光軸変化を補正することが必要となる。
感じさせない写真を撮影できることを達成するために
は、第1にカメラの振動を正確に検出し、第2のブレに
よる光軸変化を補正することが必要となる。
【0006】この振動の検出は、原理的にいえば、角加
速度、角速度、角変位等を検出する振動検出手段と、該
振動検出手段の出力信号を電気的或いは機械的に積分し
て角変位を出力するカメラブレ検出手段をカメラに搭載
することによって行うことができる。そしてこの検出情
報に基づき撮影光軸を偏心させる補正光学装置を駆動さ
せて像ブレ抑制が行われる。ここで、振動検出手段を用
いた防振システムについて、図11を用いてその概要を
説明する。図11の例は、図示矢印81方向のカメラ縦
ブレ81p及びカメラ横ブレ81yに由来する像ブレを
抑制するシステムの図である。
速度、角速度、角変位等を検出する振動検出手段と、該
振動検出手段の出力信号を電気的或いは機械的に積分し
て角変位を出力するカメラブレ検出手段をカメラに搭載
することによって行うことができる。そしてこの検出情
報に基づき撮影光軸を偏心させる補正光学装置を駆動さ
せて像ブレ抑制が行われる。ここで、振動検出手段を用
いた防振システムについて、図11を用いてその概要を
説明する。図11の例は、図示矢印81方向のカメラ縦
ブレ81p及びカメラ横ブレ81yに由来する像ブレを
抑制するシステムの図である。
【0007】同図中82はレンズ鏡筒、83p,83y
は各々カメラ縦ブレ振動、カメラ横ブレ振動を検出する
振動検出手段で、それぞれの振動検出方向を84p,8
4yで示してある。85は補正光学装置(86p,86
yは各々補正光学手段85に推力を与えるコイル、87
p,87yは補正光学装置85の位置を検出する検出素
子)であり、該補正光学装置85は位置制御ループを設
けており、振動検出手段83p,83yの出力を目標値
として駆動され、像面88での安定を確保する。
は各々カメラ縦ブレ振動、カメラ横ブレ振動を検出する
振動検出手段で、それぞれの振動検出方向を84p,8
4yで示してある。85は補正光学装置(86p,86
yは各々補正光学手段85に推力を与えるコイル、87
p,87yは補正光学装置85の位置を検出する検出素
子)であり、該補正光学装置85は位置制御ループを設
けており、振動検出手段83p,83yの出力を目標値
として駆動され、像面88での安定を確保する。
【0008】図8は、従来の補正光学装置の分解斜視図
であり、図9は、組立終了後の係止手段側からの平面図
である。この例の係止手段近傍について説明する。地板
71に設けられた貫通孔71iには永久磁石718(ロ
ックマグネット)が組み込まれ、第2ヨーク72と磁気
結合している。ロックリング719にはコイル720
(ロックコイル)が接着され、また、ロックリング71
9の耳部719aの背面には軸受719bがあり、アマ
ーチャピン721にアマーチャゴム722を通し、アマ
ーチャピン721を軸受719bに通した後、アマーチ
ャピン721にアマーチャバネ723を通しアマーチャ
724に嵌入してカシメ固定する。故にアマーチャ72
4はアマーチャバネ723に逆らってロックリング71
9に対し矢印725方向に摺動できる。ロックリング7
19は、外径に設けられた切欠き部719c(3箇所)
を地板71の内径突起部71j(3箇所)に合わせて押
し込み、その後ロックリング719を回転させて抜け止
めを行う、いわゆるバヨネット結合によりロックリング
719は地板71に回転可能に取り付いている。しかし
ロックリング719が回転して再び切欠きと突起が同位
相となり外れてしまうのを防ぐためロックゴム726を
地板に圧入してロックリング719がロックゴムに規制
される切欠き部719dの角度θしか回転できないよう
に回転規制している。磁性体のロックヨーク727にも
永久磁石718(ロックマグネット)が取り付けられ孔
727a(2箇所)を地板71のピン71kに嵌合し、
孔727b(2箇所)と71lによりねじ結合してい
る。地板71側の永久磁石718とロックヨーク727
側の永久磁石718及び第2のヨーク72、ロックヨー
ク727により公知の閉磁路が形成されている。また、
ロックゴム726は、ロックヨーク727がねじ結合さ
れることで抜け止めされる。
であり、図9は、組立終了後の係止手段側からの平面図
である。この例の係止手段近傍について説明する。地板
71に設けられた貫通孔71iには永久磁石718(ロ
ックマグネット)が組み込まれ、第2ヨーク72と磁気
結合している。ロックリング719にはコイル720
(ロックコイル)が接着され、また、ロックリング71
9の耳部719aの背面には軸受719bがあり、アマ
ーチャピン721にアマーチャゴム722を通し、アマ
ーチャピン721を軸受719bに通した後、アマーチ
ャピン721にアマーチャバネ723を通しアマーチャ
724に嵌入してカシメ固定する。故にアマーチャ72
4はアマーチャバネ723に逆らってロックリング71
9に対し矢印725方向に摺動できる。ロックリング7
19は、外径に設けられた切欠き部719c(3箇所)
を地板71の内径突起部71j(3箇所)に合わせて押
し込み、その後ロックリング719を回転させて抜け止
めを行う、いわゆるバヨネット結合によりロックリング
719は地板71に回転可能に取り付いている。しかし
ロックリング719が回転して再び切欠きと突起が同位
相となり外れてしまうのを防ぐためロックゴム726を
地板に圧入してロックリング719がロックゴムに規制
される切欠き部719dの角度θしか回転できないよう
に回転規制している。磁性体のロックヨーク727にも
永久磁石718(ロックマグネット)が取り付けられ孔
727a(2箇所)を地板71のピン71kに嵌合し、
孔727b(2箇所)と71lによりねじ結合してい
る。地板71側の永久磁石718とロックヨーク727
側の永久磁石718及び第2のヨーク72、ロックヨー
ク727により公知の閉磁路が形成されている。また、
ロックゴム726は、ロックヨーク727がねじ結合さ
れることで抜け止めされる。
【0009】尚、図9ではロックヨーク727は省略し
て図示した。
て図示した。
【0010】ロックリング上のフック719eと地板7
1のフック71m間にはロックバネ728が掛けられて
おり、ロックリングは719を時計回りに付勢してい
る。
1のフック71m間にはロックバネ728が掛けられて
おり、ロックリングは719を時計回りに付勢してい
る。
【0011】吸着ヨーク729には吸着コイル730が
差し込まれ地板71に孔729aによってねじ結合され
る。コイル720の端子、及び吸着コイル730の端子
は、リード線等によりフレキシブル基板716の幹部7
16dにはんだ付けされる。
差し込まれ地板71に孔729aによってねじ結合され
る。コイル720の端子、及び吸着コイル730の端子
は、リード線等によりフレキシブル基板716の幹部7
16dにはんだ付けされる。
【0012】次に、この係止手段の動作について説明す
る。光学部材を保持している支持枠75には3箇所の放
射状の突起75fが設けてあり、係止状態では突起75
fの先端はロックリング719の内周面719gに嵌合
している。非係止状態にするには、不図示の制御回路よ
りフレキシブル基板716を通じてロックコイル720
に電流を流すことにより閉磁路内にコイルがあるために
ロックリング719を光軸回りに回転させるトルクを発
生する。これによりロックバネ728のバネ力に逆らっ
て反時計回りに回転する。
る。光学部材を保持している支持枠75には3箇所の放
射状の突起75fが設けてあり、係止状態では突起75
fの先端はロックリング719の内周面719gに嵌合
している。非係止状態にするには、不図示の制御回路よ
りフレキシブル基板716を通じてロックコイル720
に電流を流すことにより閉磁路内にコイルがあるために
ロックリング719を光軸回りに回転させるトルクを発
生する。これによりロックバネ728のバネ力に逆らっ
て反時計回りに回転する。
【0013】ロックリング719が回転すると、アマー
チャ724が吸着ヨーク729に当接しアマーチャバネ
723を縮め吸着コイルとアマーチャ724の位置関係
をイコライズしてロックリングは回転を止める。この時
吸着コイルに通電するとアマーチャ724は吸着ヨーク
729に吸着される。その後コイル720の通電を切っ
てもこの位置にロックリングを維持することができる。
チャ724が吸着ヨーク729に当接しアマーチャバネ
723を縮め吸着コイルとアマーチャ724の位置関係
をイコライズしてロックリングは回転を止める。この時
吸着コイルに通電するとアマーチャ724は吸着ヨーク
729に吸着される。その後コイル720の通電を切っ
てもこの位置にロックリングを維持することができる。
【0014】この時支持枠75の突起75fは、ロック
リング内径に設けられた3箇所のカム719fと対向す
る位置にある為に支持枠の突起75fとカム719fの
間のクリアランス分だけ713p,713y方向に動け
るようになる。
リング内径に設けられた3箇所のカム719fと対向す
る位置にある為に支持枠の突起75fとカム719fの
間のクリアランス分だけ713p,713y方向に動け
るようになる。
【0015】係止状態にするには吸着コイル730への
通電を止めることでアマーチャ724の吸着力が無くな
りロックバネ728によってロックリング719が回転
され、図9の係止状態になる。
通電を止めることでアマーチャ724の吸着力が無くな
りロックバネ728によってロックリング719が回転
され、図9の係止状態になる。
【0016】図8に示される他の部材を以下に説明す
る。
る。
【0017】地板71の背面突出耳71a(3ケ所,1
ケ所は隠れて見えない)は不図示の鏡筒に嵌合し公知の
鏡筒コロ等が孔71bにネジ止めされ鏡筒に固定され
る。
ケ所は隠れて見えない)は不図示の鏡筒に嵌合し公知の
鏡筒コロ等が孔71bにネジ止めされ鏡筒に固定され
る。
【0018】磁性体であり光沢メッキが施された第2ヨ
ーク72は孔72aを貫通するネジで地板71の孔71
cにネジ止めされる。又第2ヨーク72にはネオジウム
マグネット等の永久磁石(シフトマグネット)が磁気的
に吸着されている。
ーク72は孔72aを貫通するネジで地板71の孔71
cにネジ止めされる。又第2ヨーク72にはネオジウム
マグネット等の永久磁石(シフトマグネット)が磁気的
に吸着されている。
【0019】尚、各永久磁石73の磁化方向は図8に図
示した矢印73aの方向である。
示した矢印73aの方向である。
【0020】レンズ74がCリング等で固定された支持
枠75にはコイル76p,76y(シフトコイル)がパ
ッチン接着され、又、IRED等の投光素子77p,7
7yも支持枠75の背面に接着されスリット75ap,
75ayを通して射出光はPSD等の位置検出素子78
p,78yに入射する。
枠75にはコイル76p,76y(シフトコイル)がパ
ッチン接着され、又、IRED等の投光素子77p,7
7yも支持枠75の背面に接着されスリット75ap,
75ayを通して射出光はPSD等の位置検出素子78
p,78yに入射する。
【0021】支持枠75の孔75b(3ケ所)にはPO
M等の先端球状の支持球79a,79b及びチャージバ
ネ710が挿入され支持球79aが支持枠75に熱カシ
メされ固定される(支持球79bはチャージバネ710
のバネ力に逆らって孔75bの延出方向に摺動可能であ
る)。
M等の先端球状の支持球79a,79b及びチャージバ
ネ710が挿入され支持球79aが支持枠75に熱カシ
メされ固定される(支持球79bはチャージバネ710
のバネ力に逆らって孔75bの延出方向に摺動可能であ
る)。
【0022】図10(a)は補正光学装置の組立後の横
断面図であり支持枠75の孔75bに矢印79c方向に
支持球79b、チャージされたチャージバネ710、支
持球79aの順に装入してゆき(支持球79a,79b
は同形状部品)最後に孔75bの周端部75cを熱カシ
メして支持球79aの抜け止めを行なう。
断面図であり支持枠75の孔75bに矢印79c方向に
支持球79b、チャージされたチャージバネ710、支
持球79aの順に装入してゆき(支持球79a,79b
は同形状部品)最後に孔75bの周端部75cを熱カシ
メして支持球79aの抜け止めを行なう。
【0023】孔75bの図10(a)とは直交する方向
の断面図を図10(c)に示す。又、図10(c)の断
面図を矢印79c方向より観た平面図を図10(b)に
示し、図10(b)の符合A〜Dに示す範囲の深さを図
10(a)のA〜Dに示す。
の断面図を図10(c)に示す。又、図10(c)の断
面図を矢印79c方向より観た平面図を図10(b)に
示し、図10(b)の符合A〜Dに示す範囲の深さを図
10(a)のA〜Dに示す。
【0024】ここで支持球79aの羽根部79aa後端
部は深さA面の範囲で受けられ規制される為周端部75
cを熱カシメする事で支持球79aは支持枠75に固定
される。
部は深さA面の範囲で受けられ規制される為周端部75
cを熱カシメする事で支持球79aは支持枠75に固定
される。
【0025】支持球79bの羽根部79baの先端部は
深さB面の範囲で受けられる為に支持球79bがチャー
ジバネのチャージバネ力で孔75bより矢印79cの方
向に抜けてしまう事はない。
深さB面の範囲で受けられる為に支持球79bがチャー
ジバネのチャージバネ力で孔75bより矢印79cの方
向に抜けてしまう事はない。
【0026】勿論補正光学装置の組立が終了すると支持
球70bは第2ヨーク72に受けられる為支持枠より抜
け出る事はなくなるが組立性を考慮して抜け止め範囲B
面を設けている。
球70bは第2ヨーク72に受けられる為支持枠より抜
け出る事はなくなるが組立性を考慮して抜け止め範囲B
面を設けている。
【0027】図9,10(a)〜(c)の支持枠75の
孔75bの形状は支持枠75を成形で作る場合において
も複雑な内径スライド型を必要とせず、矢印79cと反
対側に型を抜く単純な2分割型で成形可能な為、その分
寸法精度を厳しく設定出来る。
孔75bの形状は支持枠75を成形で作る場合において
も複雑な内径スライド型を必要とせず、矢印79cと反
対側に型を抜く単純な2分割型で成形可能な為、その分
寸法精度を厳しく設定出来る。
【0028】又、支持球79a,79bとも同部品であ
る為組立ミスが無く、部品管理上も有利である。
る為組立ミスが無く、部品管理上も有利である。
【0029】再び図8に戻って支持枠75の軸受部75
dには例えばフッソ系のグリスを塗布しL字形の軸71
1(非磁性のステンレス材)を装入し、L字軸711の
他端を地板711に形成された軸受部71d(同様にグ
リス塗布)に装入し、3ケ所の支持球79bを共に第2
ヨーク72に乗せて支持枠75を地板71内に収める。
dには例えばフッソ系のグリスを塗布しL字形の軸71
1(非磁性のステンレス材)を装入し、L字軸711の
他端を地板711に形成された軸受部71d(同様にグ
リス塗布)に装入し、3ケ所の支持球79bを共に第2
ヨーク72に乗せて支持枠75を地板71内に収める。
【0030】次に第1ヨーク712の位置決め孔712
a(3ケ所)を地板71のピン71f(図10(c)3
ケ所)に嵌合させ、受け面71e(5ケ所)にて第1ヨ
ーク712を受けて地板71に対し磁気的に結合する
(永久磁石73の磁力)。
a(3ケ所)を地板71のピン71f(図10(c)3
ケ所)に嵌合させ、受け面71e(5ケ所)にて第1ヨ
ーク712を受けて地板71に対し磁気的に結合する
(永久磁石73の磁力)。
【0031】これにより第1ヨーク712の背面が支持
球79aと当接し、図7(b)に示す様に支持枠75は
第1ヨーク712と第2ヨーク72にて挟持され光軸方
向の位置決めがされる。
球79aと当接し、図7(b)に示す様に支持枠75は
第1ヨーク712と第2ヨーク72にて挟持され光軸方
向の位置決めがされる。
【0032】支持球79a,79bと第1ヨーク71
2、第2ヨーク72の互いの当接面にもフッソ系グリス
が塗布してあり支持枠75は地板71に対して光軸と直
交する平面内にて自由に摺動可能である。
2、第2ヨーク72の互いの当接面にもフッソ系グリス
が塗布してあり支持枠75は地板71に対して光軸と直
交する平面内にて自由に摺動可能である。
【0033】L字軸711は支持枠75が地板71に対
し矢印713p,713y方向にのみ摺動可能に支持し
ている事になり、これにより支持枠75の地板71に対
する光軸回りの相対的回転(ローリング)を規制してい
る。
し矢印713p,713y方向にのみ摺動可能に支持し
ている事になり、これにより支持枠75の地板71に対
する光軸回りの相対的回転(ローリング)を規制してい
る。
【0034】尚、L字軸711と軸受部71d,75d
の嵌合ガタは光軸方向には大きく設定してあり、支持球
79a,79bと第1ヨーク712、第2ヨーク72の
挟持による光軸方向規制と重複嵌合してしまう事を防い
でいる。
の嵌合ガタは光軸方向には大きく設定してあり、支持球
79a,79bと第1ヨーク712、第2ヨーク72の
挟持による光軸方向規制と重複嵌合してしまう事を防い
でいる。
【0035】第1ヨーク712表面には絶縁用シート7
14が被せられ、その上に複数のICを有するハード基
板715(位置検出素子78p,78y出力増幅用I
C、コイル76p,76y駆動用IC等)が位置決め孔
715a(2ケ所)を地板71のピン71h(2ケ所、
図10(c))に嵌合され孔715b、第1ヨーク71
2の孔712bとともに地板71の孔71gにネジ結合
される。
14が被せられ、その上に複数のICを有するハード基
板715(位置検出素子78p,78y出力増幅用I
C、コイル76p,76y駆動用IC等)が位置決め孔
715a(2ケ所)を地板71のピン71h(2ケ所、
図10(c))に嵌合され孔715b、第1ヨーク71
2の孔712bとともに地板71の孔71gにネジ結合
される。
【0036】ここでハード基板715には位置検出素子
78p,78yが工具にて位置決めされてハンダ付けさ
れ、又信号伝達用のフレキシブル基板716も面716
aがハード基板715の背面に破線で囲む範囲715c
に熱圧着される。
78p,78yが工具にて位置決めされてハンダ付けさ
れ、又信号伝達用のフレキシブル基板716も面716
aがハード基板715の背面に破線で囲む範囲715c
に熱圧着される。
【0037】フレキシブル基板716からは光軸と直交
する平面方向に1対の腕716bp,716byが延出
しており、各々支持枠75の引っ掛け部75ep,75
eyに引っ掛けられ、IRED77py77yの端子及
びコイル76p,76yの端子がハンダ付けされる。
する平面方向に1対の腕716bp,716byが延出
しており、各々支持枠75の引っ掛け部75ep,75
eyに引っ掛けられ、IRED77py77yの端子及
びコイル76p,76yの端子がハンダ付けされる。
【0038】これによりIRED77p,77y、コイ
ル76p,76yの駆動はハード基板715よりフレキ
シブル基板716を介在して行われる。
ル76p,76yの駆動はハード基板715よりフレキ
シブル基板716を介在して行われる。
【0039】フレキシブル基板716の腕部716b
p,716byには各々屈曲部716cp,716cy
を有しており、この屈曲部の弾性により支持枠75が光
軸と直交する平面内に動き回る事に対する腕部716b
p,716byの負荷を低減している。
p,716byには各々屈曲部716cp,716cy
を有しており、この屈曲部の弾性により支持枠75が光
軸と直交する平面内に動き回る事に対する腕部716b
p,716byの負荷を低減している。
【0040】第1ヨーク712はエンボスによる突出面
712cを有し、突出面712cは絶縁シート714の
孔714aを通りハード基板715と直接接触してい
る。
712cを有し、突出面712cは絶縁シート714の
孔714aを通りハード基板715と直接接触してい
る。
【0041】この接触面のハード基板715側にはアー
ス(GND:グランド)パターンが形成されておりハー
ド基板715を地板にネジ結合する事で第1ヨーク71
2はアースされ、アンテナになってハード基板715に
ノイズを与える事が無くなる。
ス(GND:グランド)パターンが形成されておりハー
ド基板715を地板にネジ結合する事で第1ヨーク71
2はアースされ、アンテナになってハード基板715に
ノイズを与える事が無くなる。
【0042】マスク717は地板71のピン71hに位
置決めされてハード基板715上に両面テープにて固定
される。
置決めされてハード基板715上に両面テープにて固定
される。
【0043】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、常時ロックバネ728によって係止状態になる
方向にロックリング719を引っ張っており、その為に
手ブレ補正動作を行う際には、吸着コイル730にてロ
ックリング719を非係止状態にて保持する必要があ
り、手ブレ補正動作中に吸着コイル730に電流を流し
続けなければならず、電力消費が大きかった。また、係
止手段だけで、ロックバネ、ロックコイル、複数個のロ
ックマグネット、吸着コイル、アマーチャ等を必要とし
ているため装置自体が大型化してしまうという問題点が
あった。
例では、常時ロックバネ728によって係止状態になる
方向にロックリング719を引っ張っており、その為に
手ブレ補正動作を行う際には、吸着コイル730にてロ
ックリング719を非係止状態にて保持する必要があ
り、手ブレ補正動作中に吸着コイル730に電流を流し
続けなければならず、電力消費が大きかった。また、係
止手段だけで、ロックバネ、ロックコイル、複数個のロ
ックマグネット、吸着コイル、アマーチャ等を必要とし
ているため装置自体が大型化してしまうという問題点が
あった。
【0044】(発明の目的)本発明は上述したような事
情に鑑みて為されたもので、像ブレ防止のための可動部
材の動作を規制する規制手段の規制状態を変化させるた
めの構成を簡略化すると共に、規制手段を所定の状態に
保持することを確実に行い、その保持のための電力消費
を抑えることの可能な像ぶれ防止装置を提供しようとす
るものである。
情に鑑みて為されたもので、像ブレ防止のための可動部
材の動作を規制する規制手段の規制状態を変化させるた
めの構成を簡略化すると共に、規制手段を所定の状態に
保持することを確実に行い、その保持のための電力消費
を抑えることの可能な像ぶれ防止装置を提供しようとす
るものである。
【0045】
【課題を解決するための手段】上述したような目的を達
成するために、本発明は、像ぶれ防止のための可動部材
と、前記可動部材の動作を規制する規制手段と、ステッ
プ駆動モータの作用により前記規制手段の規制状態を変
化させる可変手段とを有する像ぶれ防止装置とし、ステ
ップ駆動モータの非通電時の停止状態に連動して規制手
段が所定状態に保持されるようにするものである。
成するために、本発明は、像ぶれ防止のための可動部材
と、前記可動部材の動作を規制する規制手段と、ステッ
プ駆動モータの作用により前記規制手段の規制状態を変
化させる可変手段とを有する像ぶれ防止装置とし、ステ
ップ駆動モータの非通電時の停止状態に連動して規制手
段が所定状態に保持されるようにするものである。
【0046】また、本発明は、像ぶれ防止のための可動
部材と、前記可動部材の動作を規制する規制手段と、前
記規制手段の規制状態を変化させるモータとを有し、前
記モータの自己保持力により前記規制手段が所定の状態
に保持される像ぶれ防止装置とするものである。
部材と、前記可動部材の動作を規制する規制手段と、前
記規制手段の規制状態を変化させるモータとを有し、前
記モータの自己保持力により前記規制手段が所定の状態
に保持される像ぶれ防止装置とするものである。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施例
に基づいて詳細に説明する。
に基づいて詳細に説明する。
【0048】図1は本発明による一眼レフカメラ用の補
正光学装置付のズームレンズ鏡筒の断面図である。尚便
宜上、中心線より上側は広角側、中心線より下側は望遠
側のレンズ鏡筒の状態について表している。
正光学装置付のズームレンズ鏡筒の断面図である。尚便
宜上、中心線より上側は広角側、中心線より下側は望遠
側のレンズ鏡筒の状態について表している。
【0049】L1〜L6はそれぞれレンズ群を表してお
りL1、L3、L5、L6の1群、3群、5群、6群の
レンズはズームリング3を回転させるズーミング操作に
よって光軸方向に移動するレンズ群である。L2は光軸
垂直方向に移動して光軸を偏向させて像ぶれを補正する
シフトレンズ群である。L4は固定レンズ群である。
りL1、L3、L5、L6の1群、3群、5群、6群の
レンズはズームリング3を回転させるズーミング操作に
よって光軸方向に移動するレンズ群である。L2は光軸
垂直方向に移動して光軸を偏向させて像ぶれを補正する
シフトレンズ群である。L4は固定レンズ群である。
【0050】レンズの焦点調節はL1を光軸方向に移動
させることで行なう。AF/MF切り換えスイッチ5が
AFのときは不図示のモータユニットの駆動力によって
一群鏡筒が回転しながら物体側へ移動し、MFのときは
マニュアルリング2を回転させることで一群鏡筒を回転
させ光軸方向に移動可能である。
させることで行なう。AF/MF切り換えスイッチ5が
AFのときは不図示のモータユニットの駆動力によって
一群鏡筒が回転しながら物体側へ移動し、MFのときは
マニュアルリング2を回転させることで一群鏡筒を回転
させ光軸方向に移動可能である。
【0051】4は手ブレ補正スイッチでありL2の手ブ
レ補正動作を行なわせる際はonにし通常のレンズとし
て使用する際はoffにしておく。6はマウントで一眼
レフカメラに接続されるバヨネット構造である。7は接
点ブロックであり、カメラ側マイコン等との電気信号伝
達を行なう。8はメイン基板であり、IC等の素子が実
装されている。
レ補正動作を行なわせる際はonにし通常のレンズとし
て使用する際はoffにしておく。6はマウントで一眼
レフカメラに接続されるバヨネット構造である。7は接
点ブロックであり、カメラ側マイコン等との電気信号伝
達を行なう。8はメイン基板であり、IC等の素子が実
装されている。
【0052】9は手ブレ検知装置であり撮影者の手ブレ
あるいはレンズ鏡筒自体のブレを検知する。斜線部10
は補正光学装置でシフトレンズL2を光軸垂直方向に駆
動することにより手ブレ補正効果を得られる様になって
いる。11はシフト基板であり補正光学装置の駆動制御
を行なうIC等が実装されている。
あるいはレンズ鏡筒自体のブレを検知する。斜線部10
は補正光学装置でシフトレンズL2を光軸垂直方向に駆
動することにより手ブレ補正効果を得られる様になって
いる。11はシフト基板であり補正光学装置の駆動制御
を行なうIC等が実装されている。
【0053】12はメイン基板8とハード基板11(図
7では715)を接続するフレキシブル回路基板であ
る。13は電磁絞りで不図示のフレキシブル回路基板に
よってメイン基板8と通信できるようになっている。1
4(図7では717)は化粧環であり、ハード基板11
の目隠しになっている。
7では715)を接続するフレキシブル回路基板であ
る。13は電磁絞りで不図示のフレキシブル回路基板に
よってメイン基板8と通信できるようになっている。1
4(図7では717)は化粧環であり、ハード基板11
の目隠しになっている。
【0054】次にシフトレンズの駆動について簡単に説
明する。手ぶれ検知装置9からの電気信号はメイン基板
8に伝達され、その情報はフレキシブル回路基板12に
よってハード基板11に伝達される。そしてシフト駆動
ユニットによりシフトレンズL2を撮影者の手ブレを防
止するように光軸垂直方向に駆動する。駆動方法、駆動
制御等については、従来例で示した通りであり、ここで
は説明を省略する。また構成については、係止手段およ
び衝撃対策手段以外は従来例と同構成である。
明する。手ぶれ検知装置9からの電気信号はメイン基板
8に伝達され、その情報はフレキシブル回路基板12に
よってハード基板11に伝達される。そしてシフト駆動
ユニットによりシフトレンズL2を撮影者の手ブレを防
止するように光軸垂直方向に駆動する。駆動方法、駆動
制御等については、従来例で示した通りであり、ここで
は説明を省略する。また構成については、係止手段およ
び衝撃対策手段以外は従来例と同構成である。
【0055】図2は図1の補正光学装置の背面図、図3
は図2のロックリング23単部品を表わしている。尚、
係止手段近傍以外の部品については、従来例と同様の
為、不図示とした。
は図2のロックリング23単部品を表わしている。尚、
係止手段近傍以外の部品については、従来例と同様の
為、不図示とした。
【0056】図2の21は補正光学装置の地板であり、
取付け部24で他の鏡筒と一体的に接続されるようにな
っている。22は後述するステップ駆動モータ部であ
り、図中裏側より地板に固定されている。23はロック
リングである。図において、補正光学系の係止方法につ
いて従来例で表わした方法と同じでありロックリング2
3を回転することにより係止される構成となっている。
取付け部24で他の鏡筒と一体的に接続されるようにな
っている。22は後述するステップ駆動モータ部であ
り、図中裏側より地板に固定されている。23はロック
リングである。図において、補正光学系の係止方法につ
いて従来例で表わした方法と同じでありロックリング2
3を回転することにより係止される構成となっている。
【0057】ロックリング23にはステップ駆動モータ
22のロータに設けられたギア部と噛み合うギア30が
設けられており、また、地板に設けられている突起26
を逃げる凹部31が設けられている。地板に取り付ける
際には、突起26と凹部31の位相を合わせてロックリ
ング23を組み込んだ後にロックゴム25を地板に設け
られている穴に挿入することにより公知のバヨネット構
造によって地板に支持されるようになる。
22のロータに設けられたギア部と噛み合うギア30が
設けられており、また、地板に設けられている突起26
を逃げる凹部31が設けられている。地板に取り付ける
際には、突起26と凹部31の位相を合わせてロックリ
ング23を組み込んだ後にロックゴム25を地板に設け
られている穴に挿入することにより公知のバヨネット構
造によって地板に支持されるようになる。
【0058】次にステップ駆動モータ部22を地板裏側
(図2では表側)より固定することによりロックゴム2
5は、ステップ駆動モータ部22の軸受板の延出部27
(図4の40a)により外れることはない。またこの時
ロックゴム25によって、ロックリング23の回転角は
壁部32、33によって規制される本実施例においては
15度しか回転できないようになっている。
(図2では表側)より固定することによりロックゴム2
5は、ステップ駆動モータ部22の軸受板の延出部27
(図4の40a)により外れることはない。またこの時
ロックゴム25によって、ロックリング23の回転角は
壁部32、33によって規制される本実施例においては
15度しか回転できないようになっている。
【0059】次に、図4によりステップ駆動モータ部2
2について説明する。40は軸受板であり、一部が延出
してロックゴム抑え用の延出部40aが設けられてい
る。43はロータマグネットであり先端の軸部43cが
40cに嵌合し、43bのギア部は前記ロックリングに
設けられたギア部と噛み合うようになっている。43a
は分極されたマグネット部であり本実施例においては6
極に分極されている。
2について説明する。40は軸受板であり、一部が延出
してロックゴム抑え用の延出部40aが設けられてい
る。43はロータマグネットであり先端の軸部43cが
40cに嵌合し、43bのギア部は前記ロックリングに
設けられたギア部と噛み合うようになっている。43a
は分極されたマグネット部であり本実施例においては6
極に分極されている。
【0060】41はヨークでありボビン42の穴部42
bにそれぞれ入り込み、軸受板40の設けられている突
起部40bに穴41aが入り位置が固定される。44は
カバー部であり穴44bにロータマグネット43の軸部
43dが嵌合し、軸受板40の設けられた凹部40dに
カバー部44の爪部44aが入り込みステップ駆動モー
タ部22全体が支持される。また、穴44cからボビン
42の端子部42aが露出しここに不図示のフレキシブ
ル基板と半田付けされることによって電気的に接続され
る。
bにそれぞれ入り込み、軸受板40の設けられている突
起部40bに穴41aが入り位置が固定される。44は
カバー部であり穴44bにロータマグネット43の軸部
43dが嵌合し、軸受板40の設けられた凹部40dに
カバー部44の爪部44aが入り込みステップ駆動モー
タ部22全体が支持される。また、穴44cからボビン
42の端子部42aが露出しここに不図示のフレキシブ
ル基板と半田付けされることによって電気的に接続され
る。
【0061】尚、ステップ駆動の制御については公知で
広く知られている為省略した。また組み込みの際はロッ
クリング組み込み、ロックゴムを圧入した後に、軸受板
を地板に固定し、ロータマグネット43、ボビン42、
ヨーク41等を組み、カバー部44にて固定する。
広く知られている為省略した。また組み込みの際はロッ
クリング組み込み、ロックゴムを圧入した後に、軸受板
を地板に固定し、ロータマグネット43、ボビン42、
ヨーク41等を組み、カバー部44にて固定する。
【0062】図5は、本実施例の補正光学装置の正面図
(図2の反対側)である。図8に示した構成と同様の構
成については同一の符号を用いて示す。尚、説明のため
にヨーク1より前側は取り付けていない状態で示してあ
る。図中、斜線部711はL字軸であり支持枠75のロ
ーリングを防ぐために設けられている。L字軸711は
地板21に設けられた軸受け部21aによって地板21
に対して図中ピッチ方向に摺動可能に支持され、さら
に、支持枠75は軸受け部75dによって支持軸711
に対して図中ヨー方向に摺動可能となっている。この構
成により、支持枠75は地板21に対して前出のピッ
チ、ヨー方向に変位自在となる。
(図2の反対側)である。図8に示した構成と同様の構
成については同一の符号を用いて示す。尚、説明のため
にヨーク1より前側は取り付けていない状態で示してあ
る。図中、斜線部711はL字軸であり支持枠75のロ
ーリングを防ぐために設けられている。L字軸711は
地板21に設けられた軸受け部21aによって地板21
に対して図中ピッチ方向に摺動可能に支持され、さら
に、支持枠75は軸受け部75dによって支持軸711
に対して図中ヨー方向に摺動可能となっている。この構
成により、支持枠75は地板21に対して前出のピッ
チ、ヨー方向に変位自在となる。
【0063】50、51は衝撃対策手段としてのバネで
ある。バネ50は支持枠75に設けられた引っ掛け用突
起部75xとL字軸711にそれぞれ端を引っ掛けら
れ、L字軸はヨー方向には21aによって規制されてい
るためレンズ支持枠75、レンズ74のヨー方向の衝撃
を緩和できる。
ある。バネ50は支持枠75に設けられた引っ掛け用突
起部75xとL字軸711にそれぞれ端を引っ掛けら
れ、L字軸はヨー方向には21aによって規制されてい
るためレンズ支持枠75、レンズ74のヨー方向の衝撃
を緩和できる。
【0064】また、51は地板21に設けられている引
っ掛け用突起部21xとL字軸711にそれぞれ端を引
っ掛けられ、L字軸711は75dによって支持枠75
と一体にピッチ方向に移動するため、支持枠75、レン
ズ74のピッチ方向の衝撃を緩和できる。
っ掛け用突起部21xとL字軸711にそれぞれ端を引
っ掛けられ、L字軸711は75dによって支持枠75
と一体にピッチ方向に移動するため、支持枠75、レン
ズ74のピッチ方向の衝撃を緩和できる。
【0065】図6は本実施例の概要を示すブロック図で
ある。本実施例のレンズ鏡筒401を、一眼レフカメラ
402に装着された状態を表している。
ある。本実施例のレンズ鏡筒401を、一眼レフカメラ
402に装着された状態を表している。
【0066】レンズCPU411は、接点ブロック24
を介してカメラCPU413と通信している。403は
手ブレ補正スイッチ手段であり、手ブレ補正動作オン、
オフの信号をレンズCPUに出力する。404はAF/
MFスイッチ手段であり、AF、MFの信号をレンズC
PUに出力する。
を介してカメラCPU413と通信している。403は
手ブレ補正スイッチ手段であり、手ブレ補正動作オン、
オフの信号をレンズCPUに出力する。404はAF/
MFスイッチ手段であり、AF、MFの信号をレンズC
PUに出力する。
【0067】また、レンズCPUには補正光学装置の補
正光学駆動手段407、補正光学系の係止手段408、
絞り制御を行なう電磁絞り手段405、フォーカスレン
ズ群L3を測距手段414からの出力に基づいて駆動す
るAF駆動手段406、係止手段の駆動時間を計時し、
露光終了時からの時間を計時するタイマ409、レンズ
鏡筒のブレを検知するブレ検知手段410が電気的に接
続されている。
正光学駆動手段407、補正光学系の係止手段408、
絞り制御を行なう電磁絞り手段405、フォーカスレン
ズ群L3を測距手段414からの出力に基づいて駆動す
るAF駆動手段406、係止手段の駆動時間を計時し、
露光終了時からの時間を計時するタイマ409、レンズ
鏡筒のブレを検知するブレ検知手段410が電気的に接
続されている。
【0068】カメラCPU413には2段スイッチのレ
リーズ手段412、被写体距離を測距する測距手段41
4、カメラCPUを立ち上げる電源スイッチ手段41
5、カメラのモードを変更する切り換えスイッチ手段4
18、測光を行なう測光手段419、ミラーアップやシ
ャッタ駆動を行なう露光手段420、フィルムの巻き上
げを行なう巻き上げ手段421が電気的に接続されてい
る。
リーズ手段412、被写体距離を測距する測距手段41
4、カメラCPUを立ち上げる電源スイッチ手段41
5、カメラのモードを変更する切り換えスイッチ手段4
18、測光を行なう測光手段419、ミラーアップやシ
ャッタ駆動を行なう露光手段420、フィルムの巻き上
げを行なう巻き上げ手段421が電気的に接続されてい
る。
【0069】図7は本実施例の手ブレ補正モード時のフ
ローチャートを表わしている。#101でカメラからの
電源スイッチ415の信号によりレンズ側に電源供給さ
れると#102へ進み係止手段408のステップ駆動モ
ータへの通電を開始する。この時の通電方法は公知のス
テップ駆動モータの駆動制御方法に基づく。同時に#1
03で係止動作に関する時間をタイマ手段409にて計
時の開始をスタートさせる。#104でタイマが所定時
間カウントしたところでステップ駆動モータへの通電を
終了する。本実施例においては30msecに設定し
た。
ローチャートを表わしている。#101でカメラからの
電源スイッチ415の信号によりレンズ側に電源供給さ
れると#102へ進み係止手段408のステップ駆動モ
ータへの通電を開始する。この時の通電方法は公知のス
テップ駆動モータの駆動制御方法に基づく。同時に#1
03で係止動作に関する時間をタイマ手段409にて計
時の開始をスタートさせる。#104でタイマが所定時
間カウントしたところでステップ駆動モータへの通電を
終了する。本実施例においては30msecに設定し
た。
【0070】その後#105においてレリーズ以外のス
イッチ操作、例えばカメラのモード切り換えスイッチ手
段418の操作を検知し、レリーズ以外のスイッチが操
作されたときは係止動作を行う様#102に戻る。この
制御によって、不用意にアンロック状態にならないよう
にできる。
イッチ操作、例えばカメラのモード切り換えスイッチ手
段418の操作を検知し、レリーズ以外のスイッチが操
作されたときは係止動作を行う様#102に戻る。この
制御によって、不用意にアンロック状態にならないよう
にできる。
【0071】#106でレリーズ手段412のS1の信
号を検出する。尚、レリーズは2段スイッチになってお
りS1が1段目、S2が2段目とする。S1が検知され
ない時は、#105に戻り、S1が検知されると#10
7で露光準備、本実施例では測光、測距、及びレンズ合
焦駆動をそれぞれ測光手段419、測距手段414、A
F駆動手段406にて行う。
号を検出する。尚、レリーズは2段スイッチになってお
りS1が1段目、S2が2段目とする。S1が検知され
ない時は、#105に戻り、S1が検知されると#10
7で露光準備、本実施例では測光、測距、及びレンズ合
焦駆動をそれぞれ測光手段419、測距手段414、A
F駆動手段406にて行う。
【0072】また#108でブレ検知手段410を起動
させ振動検出を行い、#109にて係止手段のステップ
駆動モータに非係止状態(アンロック)方向に駆動する
ように通電を開始すると同時に#110でタイマ409
をスタートさせる。
させ振動検出を行い、#109にて係止手段のステップ
駆動モータに非係止状態(アンロック)方向に駆動する
ように通電を開始すると同時に#110でタイマ409
をスタートさせる。
【0073】#111でタイマが所定時間カウントした
ところでステップ駆動モータへの通電を終了する。この
アンロックの通電はロック通電と異なる(回転方向が逆
の為)#112ではS2の信号を検出しS2のスイッチ
が検知されると#113で露光手段420により露光を
開始する。S2のスイッチが検知されないときは#12
1にてS1スイッチ検知後の時間をカウントしT1以上
時間が経過したか否かを判定し、経過した場合は#11
7へ進む。経過していない場合は#112に戻る。本実
施例においてT1の時間は1secとした。
ところでステップ駆動モータへの通電を終了する。この
アンロックの通電はロック通電と異なる(回転方向が逆
の為)#112ではS2の信号を検出しS2のスイッチ
が検知されると#113で露光手段420により露光を
開始する。S2のスイッチが検知されないときは#12
1にてS1スイッチ検知後の時間をカウントしT1以上
時間が経過したか否かを判定し、経過した場合は#11
7へ進む。経過していない場合は#112に戻る。本実
施例においてT1の時間は1secとした。
【0074】#114では露光動作を終了するタイミン
グであるか否かを判定し終了タイミングであるときは#
115に進み露光動作を終了する。その後#116にて
T2時間経過したか否かを判定し、経過した場合#11
7へ進む。T2時間経過していないときは#122へ進
み、S1が検知されなければ#116へ戻る。S1が検
知された場合は#107へ戻る。本実施例ではT2は
1.5secに設定してある。
グであるか否かを判定し終了タイミングであるときは#
115に進み露光動作を終了する。その後#116にて
T2時間経過したか否かを判定し、経過した場合#11
7へ進む。T2時間経過していないときは#122へ進
み、S1が検知されなければ#116へ戻る。S1が検
知された場合は#107へ戻る。本実施例ではT2は
1.5secに設定してある。
【0075】これにより連続した撮影におけるタイムラ
グ(ステップ駆動モータの駆動による)を少なくするこ
とができる。#118〜#120は、#102〜#10
4と同じフローで、#118でステップ駆動モータへの
通電を開始し、同時に#119で係止動作に関するタイ
マ409のカウントをスタートさせる。#120でタイ
マ409が所定時間カウントしたところでステップ駆動
モータへの通電を終了し、一連の動作を終了させる。
グ(ステップ駆動モータの駆動による)を少なくするこ
とができる。#118〜#120は、#102〜#10
4と同じフローで、#118でステップ駆動モータへの
通電を開始し、同時に#119で係止動作に関するタイ
マ409のカウントをスタートさせる。#120でタイ
マ409が所定時間カウントしたところでステップ駆動
モータへの通電を終了し、一連の動作を終了させる。
【0076】尚、上記実施例では、レンズ鏡筒に用いた
実施例であるが、他の光学機器あるいは、補正光学装置
の装着可能な機器においても適用できることは、言うま
でもない。また、衝撃対策手段としてバネを使用したが
他の弾性部材を用いたり、また、他の方法でも同様の効
果が得られる。
実施例であるが、他の光学機器あるいは、補正光学装置
の装着可能な機器においても適用できることは、言うま
でもない。また、衝撃対策手段としてバネを使用したが
他の弾性部材を用いたり、また、他の方法でも同様の効
果が得られる。
【0077】また、上述した実施例では、ステップ駆動
モータの駆動時間を制御することにより駆動量を制御す
る例を示したが、他の制御方法、例えば、ステップ駆動
モータを駆動するためのステップ信号の数を用いる等他
の制御方法でもよい。
モータの駆動時間を制御することにより駆動量を制御す
る例を示したが、他の制御方法、例えば、ステップ駆動
モータを駆動するためのステップ信号の数を用いる等他
の制御方法でもよい。
【0078】また、上述した実施例では、係止手段を駆
動するモータとしてステップ駆動モータを用いたが他の
モータを用いてもよい。
動するモータとしてステップ駆動モータを用いたが他の
モータを用いてもよい。
【0079】以上のように上述した本発明の実施例の構
成によれば、補正光学手段を支持する支持手段が外乱振
動入力による補正光学手段の揺動による損傷を防ぐ衝撃
対策手段を有することで、係止手段が非係止状態となっ
た場合でも機器の損傷を防ぐことができ、また、前記係
止手段の駆動はステップ駆動モータによって成されるこ
とで、係止手段の保持をステップ駆動モータの強い自己
保持力によって行うことができる為、低コストで小電力
化、コンパクト化に寄与できる効果がある。
成によれば、補正光学手段を支持する支持手段が外乱振
動入力による補正光学手段の揺動による損傷を防ぐ衝撃
対策手段を有することで、係止手段が非係止状態となっ
た場合でも機器の損傷を防ぐことができ、また、前記係
止手段の駆動はステップ駆動モータによって成されるこ
とで、係止手段の保持をステップ駆動モータの強い自己
保持力によって行うことができる為、低コストで小電力
化、コンパクト化に寄与できる効果がある。
【0080】また、本前記ステップ駆動モータを円弧状
に前記支持手段上に配したことで、大型化することなく
装置に沿ってコンパクトに構成できる効果がある。
に前記支持手段上に配したことで、大型化することなく
装置に沿ってコンパクトに構成できる効果がある。
【0081】また、前記衝撃対策手段が弾性部材とする
ことで、コンパクトな構成にでき、組立てを容易にする
ことができる効果がある。
ことで、コンパクトな構成にでき、組立てを容易にする
ことができる効果がある。
【0082】また、タイマ制御によって、前記係止手段
の駆動はステップ駆動するためのステップ駆動モータの
駆動時間を制御することで、新たな駆動検知手段等を設
けることなく、部品点数を増やすこと無く、容易に制御
可能にできる効果がある。
の駆動はステップ駆動するためのステップ駆動モータの
駆動時間を制御することで、新たな駆動検知手段等を設
けることなく、部品点数を増やすこと無く、容易に制御
可能にできる効果がある。
【0083】また、該係止手段の駆動はステップ駆動モ
ータによって成され、係止手段の保持をステップ駆動モ
ータの自己保持力によって行うことで小電力化に寄与で
きるとともに、制御上外乱によって非係止状態になりに
くく、非係止状態においても装置の損傷を最小限にする
ことができる効果がある。
ータによって成され、係止手段の保持をステップ駆動モ
ータの自己保持力によって行うことで小電力化に寄与で
きるとともに、制御上外乱によって非係止状態になりに
くく、非係止状態においても装置の損傷を最小限にする
ことができる効果がある。
【0084】本発明は、振れ検出手段として、角加速度
計、加速度計、角速度計、速度計、角変位計、変位計、
更には画像の振れ自体を検出する方法等、振れが検出で
きるものであればどのようなものであってもよい。
計、加速度計、角速度計、速度計、角変位計、変位計、
更には画像の振れ自体を検出する方法等、振れが検出で
きるものであればどのようなものであってもよい。
【0085】本発明は、可動部材を動かして像ぶれを防
止する振れ防止手段として、光軸に垂直な面内で光学部
材を動かすシフト光学系や可変頂角プリズム等の光束変
更手段や、光軸に垂直な面内で撮影面を動かすもの、像
ぶれが防止できるものであればどのようなものであって
もよい。
止する振れ防止手段として、光軸に垂直な面内で光学部
材を動かすシフト光学系や可変頂角プリズム等の光束変
更手段や、光軸に垂直な面内で撮影面を動かすもの、像
ぶれが防止できるものであればどのようなものであって
もよい。
【0086】本発明は、一眼レフカメラ、レンズシャッ
タカメラ、びビデオカメラ等種々の形態のカメラ、更に
はカメラ以外の光学機器やその他の装置、更にはそれら
カメラや光学機器やその他の装置に適用される装置又
は、これらを構成する要素に対しても適用できるもので
ある。
タカメラ、びビデオカメラ等種々の形態のカメラ、更に
はカメラ以外の光学機器やその他の装置、更にはそれら
カメラや光学機器やその他の装置に適用される装置又
は、これらを構成する要素に対しても適用できるもので
ある。
【0087】本発明は、クレームまたは実施例の構成の
全体若しくは一部が、一つ装置を形成するようなもので
あっても、他の装置と結合するようなものであっても、
装置を構成する要素のようなものであってもよい。
全体若しくは一部が、一つ装置を形成するようなもので
あっても、他の装置と結合するようなものであっても、
装置を構成する要素のようなものであってもよい。
【0088】上述した実施例では係止手段を駆動するモ
ータとしてステップ駆動モータを用いたが、その他のモ
ータを用いてもよい。
ータとしてステップ駆動モータを用いたが、その他のモ
ータを用いてもよい。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、像
ぶれ防止のための可動部材の動作を制御する規制手段の
規制状態を変化させるための構成を簡略化することがで
きると共に、規制手段を所定の状態に保持することを確
実に行い、その保持のための電力消費を抑えることの可
能なものである。
ぶれ防止のための可動部材の動作を制御する規制手段の
規制状態を変化させるための構成を簡略化することがで
きると共に、規制手段を所定の状態に保持することを確
実に行い、その保持のための電力消費を抑えることの可
能なものである。
【図1】本発明の一実施例のレンズ鏡筒の断面図であ
る。
る。
【図2】本発明の一実施例のレンズ鏡筒の一部構成を示
す背面図である。
す背面図である。
【図3】本発明の一実施例のレンズ鏡筒の一部構成のロ
ックリングを示す図である。
ックリングを示す図である。
【図4】本発明の一実施例のレンズ鏡筒の一部構成であ
るステップ駆動モータ部の分解斜視図である。
るステップ駆動モータ部の分解斜視図である。
【図5】本発明の一実施例のレンズ鏡筒の正面図であ
る。
る。
【図6】本発明の一実施例のレンズ鏡筒の動作を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図7】本発明の一実施例のレンズ鏡筒の構成の概略を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図8】従来の像ぶれ補正装置の分解斜視図である。
【図9】従来の像ぶれ補正装置の構成を示す断面図であ
る。
る。
【図10】従来の像ぶれ補正装置の構成を示す断面図で
ある。
ある。
【図11】像ぶれ補正装置の概略を示すシステム図であ
る。
る。
L1 第1レンズ群 L2 第2レンズ群(フォーカシングレンズ群) L3 第3レンズ群 1 フィルタ枠 2 マニュアルリング 3 ズームリング 10 補正光学装置 13 電磁絞り 6 マウント
Claims (8)
- 【請求項1】 像ぶれ防止のための可動部材と、前記可
動部材の動作を規制する規制手段と、ステップ駆動モー
タの作用により前記規制手段の規制状態を変化させる可
変手段とを有することを特徴とする像ぶれ防止装置。 - 【請求項2】 前記規制手段は所定の部材が変位するこ
とによって規制状態が変化するものであって、前記可変
手段は前記所定の部材を前記ステップ駆動モータの駆動
により変位させることを特徴とする請求項1の像ぶれ防
止装置。 - 【請求項3】 前記規制手段は前記可動部材を機械的作
用により保持することを特徴とする請求項1及び2の像
ぶれ防止装置。 - 【請求項4】 前記規制手段は、ステップ駆動モータが
非通電状態時に停止状態になることによって所定の規制
状態に保持されることを特徴とする請求項1,2及び3
の像ぶれ防止装置。 - 【請求項5】 像ぶれ防止のための可動部材と、前記可
動部材の動作を規制する規制手段と、前記規制手段の規
制状態を変化させるモータとを有し、前記モータの自己
保持力により前記規制手段が所定の状態に保持されるこ
とを特徴とする像ぶれ防止装置。 - 【請求項6】 前記規制手段は所定の部材が変位するこ
とによって規制状態が変化するものであって、前記モー
タは前記所定の部材を変位させることを特徴とする請求
項5の像ぶれ防止装置。 - 【請求項7】 前記規制手段は前記可動部材を機械的作
用により保持することを特徴とする請求項5及び6の像
ぶれ防止装置。 - 【請求項8】 前記規制手段は、前記モータが非通電状
態時に停止状態になることによって所定の規制状態に保
持されることを特徴とする請求項5,6及び7の像ぶれ
防止装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29502996A JPH10142647A (ja) | 1996-11-07 | 1996-11-07 | 像ぶれ防止装置 |
US08/965,531 US5974269A (en) | 1996-11-07 | 1997-11-06 | Image blur preventing apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29502996A JPH10142647A (ja) | 1996-11-07 | 1996-11-07 | 像ぶれ防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10142647A true JPH10142647A (ja) | 1998-05-29 |
Family
ID=17815408
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29502996A Abandoned JPH10142647A (ja) | 1996-11-07 | 1996-11-07 | 像ぶれ防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10142647A (ja) |
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7149419B2 (en) | 2004-01-30 | 2006-12-12 | Canon Kabushiki Kaisha | Position control device, image blur correction device, and optical apparatus |
US7224893B2 (en) | 2004-03-08 | 2007-05-29 | Pentax Corporation | Anti-shake apparatus |
US7295770B2 (en) | 2004-04-20 | 2007-11-13 | Pentax Corporation | Anti-shake apparatus |
US7352389B2 (en) | 2004-01-30 | 2008-04-01 | Pentax Corporation | Anti-shake apparatus for correcting hand shake effect through first and second drive coil units |
US7355630B2 (en) | 2004-01-30 | 2008-04-08 | Pentax Corporation | Anti-shake apparatus with position detecting magnet |
US7405750B2 (en) | 2004-02-27 | 2008-07-29 | Hoya Corporation | Position-detecting apparatus |
US7453494B2 (en) | 2004-03-09 | 2008-11-18 | Hoya Corporation | Anti-shake apparatus having magnetic position detectors positioned on one axis with common input circuitry |
US7477291B2 (en) | 2004-03-17 | 2009-01-13 | Hoya Corporation | Anti-shake apparatus |
US7495693B2 (en) | 2004-03-08 | 2009-02-24 | Hoya Corporation | Anti-shake apparatus |
US7502051B2 (en) | 2004-03-08 | 2009-03-10 | Hoya Corporation | Anti-shake apparatus |
US7505067B2 (en) | 2004-06-24 | 2009-03-17 | Hoya Corporation | Digital camera with camera shake compensation |
US7528862B2 (en) | 2004-03-09 | 2009-05-05 | Hoya Corporation | Anti-shake apparatus with magnetic-field change detector arranged in driving coil |
US7564483B2 (en) | 2004-02-27 | 2009-07-21 | Hoya Corporation | Anti-shake apparatus |
US7598981B2 (en) | 2004-03-08 | 2009-10-06 | Hoya Corporation | Anti-shake apparatus |
US7991276B2 (en) | 2008-01-18 | 2011-08-02 | Canon Kabushiki Kaisha | Optical image stabilizer and optical apparatus |
-
1996
- 1996-11-07 JP JP29502996A patent/JPH10142647A/ja not_active Abandoned
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7149419B2 (en) | 2004-01-30 | 2006-12-12 | Canon Kabushiki Kaisha | Position control device, image blur correction device, and optical apparatus |
US7352389B2 (en) | 2004-01-30 | 2008-04-01 | Pentax Corporation | Anti-shake apparatus for correcting hand shake effect through first and second drive coil units |
US7355630B2 (en) | 2004-01-30 | 2008-04-08 | Pentax Corporation | Anti-shake apparatus with position detecting magnet |
US7405750B2 (en) | 2004-02-27 | 2008-07-29 | Hoya Corporation | Position-detecting apparatus |
US7564483B2 (en) | 2004-02-27 | 2009-07-21 | Hoya Corporation | Anti-shake apparatus |
US7502051B2 (en) | 2004-03-08 | 2009-03-10 | Hoya Corporation | Anti-shake apparatus |
US7495693B2 (en) | 2004-03-08 | 2009-02-24 | Hoya Corporation | Anti-shake apparatus |
US7224893B2 (en) | 2004-03-08 | 2007-05-29 | Pentax Corporation | Anti-shake apparatus |
US7598981B2 (en) | 2004-03-08 | 2009-10-06 | Hoya Corporation | Anti-shake apparatus |
US7453494B2 (en) | 2004-03-09 | 2008-11-18 | Hoya Corporation | Anti-shake apparatus having magnetic position detectors positioned on one axis with common input circuitry |
US7528862B2 (en) | 2004-03-09 | 2009-05-05 | Hoya Corporation | Anti-shake apparatus with magnetic-field change detector arranged in driving coil |
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US7295770B2 (en) | 2004-04-20 | 2007-11-13 | Pentax Corporation | Anti-shake apparatus |
US7505067B2 (en) | 2004-06-24 | 2009-03-17 | Hoya Corporation | Digital camera with camera shake compensation |
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---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050809 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20051006 |