JP2000075221A - 電子内視鏡 - Google Patents

電子内視鏡

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JP2000075221A
JP2000075221A JP10245535A JP24553598A JP2000075221A JP 2000075221 A JP2000075221 A JP 2000075221A JP 10245535 A JP10245535 A JP 10245535A JP 24553598 A JP24553598 A JP 24553598A JP 2000075221 A JP2000075221 A JP 2000075221A
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Hiroshi Ishii
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 先端側に最大外径の対物レンズが配置される
際に、先端部を太径化せず、撮像ユニットを先端固定部
材に固定する。 【解決手段】 先端部1に内蔵される撮像ユニット9
は、最大外径の第1レンズを含む対物レンズ群を保持す
るレンズ枠18、CCDチップ21等を保持するCCD
保持枠19等から構成されている。レンズ枠18前側部
は太径に、後側部は細径に形成され、これらの中間には
後側部より細径の中間部87が形成されている。中間部
87にはめ込まれた撮像ユニット固定部材8の外周は、
レンズ枠18前側部より太径に突出し、この突出部分を
先端固定部材2の先端の溝と先端カバー3裏面とで前後
から挟み込み、撮像ユニット9を先端固定部材2に固定
している。固定のためにネジ等を使用していないので、
先端部は太径化しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被写体像を結像す
るための対物レンズや被写体像を撮像するための固体撮
像素子等から構成される撮像ユニットを挿入部の先端部
に有する電子内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に電子内視鏡は、体腔内等の観察対
象に挿入するための挿入部、電子内視鏡を把持したり各
部を操作するための挿入部の手元側に連設された操作
部、観察対象を照明するための照明光を供給するための
ランプ等から構成される光源手段、観察対象の像を表示
するTVモニタ等から構成される表示手段等を有してい
る。
【0003】挿入部は、挿入部の先端に位置し観察対象
を撮像するための撮像手段等を内蔵する後述する先端
部、先端部の手元側に連設された湾曲自在の湾曲部、湾
曲部の手元側に連設された細長の軟性部等から構成され
ている。
【0004】撮像手段で撮像された被写体像は、電気信
号として挿入部内を挿通するケーブルを通じて手元側へ
伝送され、例えばTVモニタに表示可能な画像信号に変
換され、TVモニタに表示されるようになっている。
【0005】従来、対物レンズを含む撮像ユニットを電
子内視鏡の先端部を構成する先端固定部材に取り付ける
時、通常第1レンズつまり最前端に位置するレンズを固
定するレンズ枠外周でビス固定をする。このような構造
によると、第1レンズが最も大きな対物レンズ系では、
その第1レンズよりもさらに大きな外径のレンズ枠が必
要となり、全体として太径化してしまうおそれがあっ
た。
【0006】また、電子内視鏡を小型化するためには、
撮像ユニット外形の小型化と短縮化が必要であり、先端
固定部材も長手方向に短縮していく必要がある。しかし
ながら固定ビスの大きさには限界があり、撮像ユニット
に比較して相対的にビスが大きくなってしまい、内視鏡
の小型化を阻害するおそれあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した問
題点に鑑みてなされたものであり、対物レンズ系におい
て先端側が最大外径となるような構成の時に、内視鏡挿
入部外径の細径化及び硬質部長の短縮化を阻害すること
なく、撮像ユニットを内視鏡先端固定部材に固定するこ
とを可能とする電子内視鏡を提供することを課題とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】被写体像を結像するため
の対物レンズと、前記対物レンズを内部に保持するため
の枠体である対物レンズ枠と、前記対物レンズで結像し
た被写体像を撮像するための固体撮像素子と、前記固体
撮像素子からの電気信号を伝送するための撮像ケーブル
と、を有する撮像ユニットと、前記撮像ユニットを固定
するための撮像ユニット取り付け孔を有する先端固定部
材と、前記対物レンズ枠の最大外径よりも一部分だけ大
きくなるように前記対物レンズ枠外径に取り付けられる
とともに前記先端固定部材の先端面に配置・固定された
撮像ユニット固定部材と、を具備することによって、対
物レンズ系において先端側が最大外径となるような構成
の時に、内視鏡挿入部外径の細径化及び硬質部長の短縮
化を阻害することなく、撮像ユニットを内視鏡先端固定
部材に固定することを可能とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0010】(第1の実施の形態)図1ないし図9は本
発明の第1の実施の形態に係り、図1は先端部の構成を
説明する一部断面図を含む説明図、図2はレンズ枠の構
成を説明する断面図((A)は第1レンズの部位、
(B)は第2レンズの部位)、図3はケーブルの構造を
説明する説明図((A)はケーブル全体の構造を説明す
る図、(B)及び(C)は同軸線の構造を説明する図、
(D)は電線の構造を説明する図)、図4はTABテー
プの電子部品実装面の構成を説明する説明図、図5はT
ABテープのケーブル配線面の構成を説明する説明図、
図6は先端固定部材と補強枠の接続構造を説明する図1
のA―A断面図、図7は固体撮像素子周辺の構成を説明
する図1のB―B断面図、図8は撮像ユニットの先端固
定部材への取り付け手順を説明する先端部の一部断面図
を含む説明図、図9は撮像ユニットの先端固定部材への
取り付け手順を説明する先端部を先端側から見た説明図
である。
【0011】図示しないが、一般に電子内視鏡は、体腔
内等の観察対象に挿入するための挿入部、電子内視鏡を
把持したり各部を操作するための挿入部の手元側に連設
された操作部、観察対象を照明するための照明光を供給
するためのランプ等から構成される光源手段、観察対象
の像を表示するTVモニタ等から構成される表示手段等
を有している。
【0012】挿入部は、挿入部の先端に位置し観察対象
を撮像するための撮像手段等を内蔵する後述する先端部
1、先端部1の手元側に連設された湾曲自在の湾曲部、
湾曲部の手元側に連設された細長の軟性部等から構成さ
れている。
【0013】撮像手段で撮像された被写体像は、電気信
号として挿入部内を挿通するケーブルを通じて手元側へ
伝送され、例えばTVモニタに表示可能な画像信号に変
換され、TVモニタに表示されるようになっている。
【0014】本実施の形態の電子内視鏡は、先端部1の
構造に特徴がある。
【0015】図1に示すように、先端部1を構成する主
要な枠体である先端固定部材2の先端側には先端カバー
3が取り付けられ、後端側には湾曲部を構成する部材で
ある第1の湾曲駒4、湾曲部ブレード5、湾曲部ゴム6
等が取り付けられている。
【0016】先端固定部材2の内部に形成された取り付
け孔91には、後端側から撮像ユニット9が挿入され、
撮像ユニット9は、撮像ユニット固定部材8で先端固定
部材2に固定されている。撮像ユニット固定部材8の構
成等については後述する。
【0017】撮像ユニット9を構成する円筒状のレンズ
枠18は、太径の前側部、細径の後側部が形成されてお
り、前側部と後側部との間には、後側部よりも外径を細
径とした中間部87が形成されている。
【0018】レンズ枠18前側部には、第2レンズ1
1、フレアー絞り15、凹レンズである第1レンズ10
の順で前方から挿入され、組み付けられている。
【0019】レンズ枠18前側部の第1レンズ10が配
設されている箇所の内周には、図2(A)に示すよう
に、上下左右の4個所に溝部35が形成されている。レ
ンズ枠18と第1レンズ10とは、溝部35に接着剤を
充填することで固定されている。
【0020】第2レンズ11は、図2(B)に示すよう
に、四角形状の四隅に面取り部36を形成した略八角形
状に形成されており、面取り部36がレンズ枠18前側
部の内周に略内接するように形成されている。
【0021】第2レンズ11は、第2レンズ11の上下
左右の辺と溝部35とが対向する向きでレンズ枠18に
組付けられる。
【0022】第2レンズ11の前面及び後面には、紫外
域のそれぞれ異なる波長域を遮るコートが施されてい
る。
【0023】レンズ枠18後側部の内周には、凸レンズ
である第3レンズ12、間隔環20、明るさ絞り16及
び赤外カットフィルターである第4レンズ13の順で後
方から挿入され組み付けられている。
【0024】レンズ枠18は、後端面が第4レンズ13
後面よりも後側に延ばされて形成されており、第4レン
ズ13後面の位置するレンズ枠18内周の箇所には接着
溜り92が形成され、接着溜り92と第4レンズ13の
面取り部とに接着剤を盛ることで第4レンズ13はレン
ズ枠18に固定されている。
【0025】図1に示すCCD保持枠19は、円筒状に
形成された前側部、及び外周を縦長の略長方形状に形成
され内周を円形に形成された後側部(図6参照)を有し
ている。前側部の内径と後側部の内径とは同径に形成さ
れている。
【0026】前側部と後側部との間には小径に形成され
た部分があり、この部分にはCCDチップ21前面の受
光部80以外に入射する不要光線を遮るよう内周を八画
形状に形成されたフレアー絞り17が接着固定されてい
る。
【0027】CCDチップ21前面には、受光部80を
覆うように四角形状のカバーガラス22が貼り合わせら
れており、これらの合わせ面外周の上方から側方にかけ
ての面は、黒色の接着剤82で封止されている。
【0028】カバーガラス22前面には、受光部80を
完全に覆いカバーガラス22の対角よりも外径を小さく
形成された凸レンズである第5レンズ14が貼り合わせ
られている。第5レンズ14とカバーガラス22とは予
め接着された状態で、CCD保持枠19後方から挿入さ
れ、CCD保持枠19に接着固定される。
【0029】CCD保持枠19の後方上部には、CCD
チップ21の背面よりも後方まで延びるように突起部7
6が形成されている。突起部76は、図6、図7に示す
ように板状に形成されている。
【0030】突起部76とCCDチップ21との間には
接着剤84が充填される。また、CCD保持枠19後端
面からCCDチップ21の側面にかけても接着剤84が
充填される。
【0031】CCD保持枠19後側部の外周は、図6に
示すように、4隅に面取りが形成されており、また後述
する補強枠31を組付けるための突き当て部75が片側
側面に形成されている。
【0032】図7に示すように、CCDチップ21前面
中央部に設けられた受光部80の同面下方には、ボンデ
ィングパッドが横一列に並べられたボンディングパッド
列が設けられている。
【0033】ボンディングパッド列は、左右で異なるピ
ッチ間隔にボンディングパッドが配置されており、図7
内左側のピッチAはピッチBよりもピッチ間隔が広くな
っている。
【0034】ボンディングパッド列のピッチAの箇所に
は、静電気耐性が比較的低い水平転送信号等の電極が配
置され、図示しない大きな保護回路が配設されるように
なっている。また、ピッチBを可能な範囲で小さなピッ
チ間隔とすることで、CCDチップ21を小型化した。
【0035】CCDチップ21のボンデイングパッド列
には、TABテープ23に設けられたTABリード7
3、74がバンプボンディングされる。TABリード7
3、74は、ボンディングパッド列のピッチB、ピッチ
Aにそれぞれ対応したピッチ間隔で形成されており、ま
た、TABリード73、74のリード幅は、ピッチ間隔
に対応してTABリード73よりTABリード74を太
く形成している。
【0036】CCDチップ21とTABテープ23とを
接続した後、TABテープ23は、図1に示すように、
TABリード73、74部分でCCDチップ21前面か
ら後方側に約110°折り曲げられ、カバーガラス22
下側面から折り曲げ部分及びCCDチップ21とTAB
テープ23との間が接着剤81で封止され、TABテー
プ23が固定される。この時、TABテープ23は、C
CDチップ21後面と約70°の角度をもって固定され
る。
【0037】図4ないし図5を使用して、TABテープ
23の構成を説明する。
【0038】図4に示すように、TABテープ23上面
には、3本のリード56、57、58を持つバッファア
ンプとしてのトランジスタ24、チップコンデンサ2
5、26、チップ抵抗27が実装されている。
【0039】トランジスタ24は、CCDチップ21寄
りに配置され、CCDチップ21側つまり前方に向いた
リード56、57、及び、後方に向いたリード58が、
TABテープ23上に設けられたトランジスタ用ランド
59、60、61にそれぞれはんだ付け固定されてい
る。
【0040】トランジスタ用ランド61を挟んだ両側に
は、チップコンデンサ25及びチップ抵抗27が、これ
らの長手方向とTABテープ23の長手方向とを合わせ
て配置され、TABテープ23上に設けられたチップ用
ランド62、63及びチップ用ランド67、68にそれ
ぞれはんだ付け固定されている。
【0041】トランジスタ用ランド61とチップ用ラン
ド62とは、導通しているので近接配置され、トランジ
スタ用ランド61とチップ用ランド68とは非導通であ
るので離して配置されている。
【0042】チップコンデンサ25及びチップ抵抗27
の後方には、これらと長手方向を直交させて、チップコ
ンデンサ26が配置され、TABテープ23上のチップ
用ランド65、66にはんだ付け固定されている。
【0043】チップコンデンサ26は、チップ抵抗27
側に寄せて配置され、チップ用ランド63とチップ用ラ
ンド65とで囲まれたスペースにケーブル用ランド64
が配置されている。
【0044】チップ用ランド63、ケーブル用ランド6
4、チップ用ランド65はグランド用であり、これらは
近接して配置されている。
【0045】図5に示すように、TABテープ23下面
には、ケ一ブル用ランド69、70、71、72が設け
られている。CCDチップ21に近い側に6つのケーブ
ル用ランド72が同ピッチ、同幅に一列に配設され、こ
れらの後方に太幅のケーブル用ランド70を挟んでこの
両脇にケーブル用ランド72と同幅のケーブル用ランド
69、70が配設されている。
【0046】CCDチップ21とTABテープ23と
は、CCDチップ21の背面からトランジスタ24上面
にかけて接着剤83(図1参照)で確実に固定されてい
る。
【0047】なお、TABテープ23の材質は、基材及
びオーバーコートをポリイミドとし、パターンを銅とし
ており、TABリード73、74には金メッキ、ケーブ
ル用ランド69〜72には半田メッキを施している。
【0048】オーバーコートは、TABテープ23のト
ランジスタ用ランド59、60、61、チップ用ランド
62、63、65、66、67、68、ケーブル用ラン
ド64、69、70、71、72、TABリード73、
74以外の全ての部分に施されている。
【0049】また、TABテープ23の横幅は、CCD
チップ21の横幅よりも狭く形成されている。
【0050】図3(A)、(B)、(C)、(D)を使
用して、ケーブル29の構造を説明する。
【0051】図3(A)に示すように、ケーブル29
は、中心部に電線48、49が互いに撚り合わせられて
配置され、これらの周囲に同軸線40〜47が電線4
8、49と同方向に撚り合わせられて配置され、これら
の周囲が押さえテープ39で被覆され、この周囲にシー
ルド38、シース37が被覆されて構成されている。
【0052】同軸線40〜42の構造を図3(B)に、
同軸線43〜47の構造を図3(C)に、電線48、4
9の構造を図3(D)に示す。
【0053】同軸線40〜47は略同じように構成され
ており、中心に銅合金等の金属製の内部導体50、この
外側にPFA等の樹脂製の誘電体51、この外側に銅合
金等の金属製の外部導体52が設けられている。この外
側には、同軸線40〜42ではPFA等の樹脂製のジャ
ケット53が設けられ、同軸線43〜47ではジャケッ
ト53の内面にアルミ薄膜等を蒸着したジャケット90
が設けられている。
【0054】電線48、49は、内側に銅合金等の金属
製の導体54、外側にPFA等の樹脂製の絶縁体55が
配置されて構成されている。
【0055】同軸線40〜47及び電線48、49の外
径は略同一に形成されている。また、内部導体50より
も導体54の外径の方が大きく形成されている。
【0056】図5に示すように、同軸線40、41には
水平転送用信号φH1、φH2、同軸線42にはリセット
パルスφR、同軸線43、44、46、47には垂直転
送信号φV1、φV2、φV3、φV4、同軸線45にはビ
デオ出力信号Vout、電線48にはCCD駆動電源VD
D、そして電線49にはグランドGNDが割り当てられ
ている。
【0057】図4、図5を使用して、ケーブル29のT
ABテープ23への配線の手順を説明する。
【0058】先ず、ケーブル29のシース37、シール
ド38、押さえテープ39を適当な長さで剥離した後、
同軸線40〜47、電線48、49の撚りを解く。
【0059】続いて、同軸線40〜47のジャケット5
3、90を同じ適当な長さで剥離し、同軸線40〜47
の外部導体52を一括して撚り合わせる。この時、外部
導体52の素線は多数本あるので、素線の何本かを適当
に間引いて撚り合わせると取り扱い易くその後の作業性
が良好となる。
【0060】続いて、ジャケット53、90の剥離先端
面から適当な同じ長さで同軸線41、45及び電線48
を切断し、誘電体51、絶縁体55を同じ長さに剥離
し、3本の内部導体50、導体54を同じ長さだけ露出
させる。残りの同軸線40、42、43、44、46、
47の6本は切断せずに、誘電体51を同じ長さに剥離
し、6本の内部導体50を同じ長さだけ露出させる。つ
まり、6本(同軸線40、42、43、44、46、4
7)は長く、3本(同軸線41、45、電線48)は短
く形成される。
【0061】そして、このように形成されたケーブル2
9をTABテープ23の下面つまりケーブル配線面に接
続させる。
【0062】始めに、短い3本をTABテープ23後端
側にはんだ付けする。先ず、中央のケーブル用ランド7
0に外径の大きな電線48をはんだ付けし、その両脇の
ケーブル用ランド69、71に同軸線41、45をはん
だ付けする。次に、これらの接続部分を覆うように絶縁
テープ28(図1参照)を貼り付ける。
【0063】次に、長い6本を先端側のケーブル用ラン
ド72にはんだ付けし、これらの接続部分をまとめて絶
縁テープ28で覆う。
【0064】次に、TABテープ23上面つまり電子部
品実装面へ、残りの電線49及び外部導体52を接続す
る。一纏めにされた外部導体52は、チップコンデンサ
25及びチップコンデンサ26のグランド端子に適当に
振り分けてはんだ付けする。電線49はケーブル用ラン
ド64にはんだ付けする。
【0065】図1に示すように、ケーブル29のシース
37の剥離先端面付近には、シース37が後退しシール
ド38が露出しないように固定用糸33が縛りつけられ
て固定されている。
【0066】ケーブル29の上からは、PTFE等の樹
脂製のケーブル保護チューブ30が外装されている。ケ
ーブル保護チューブ30の先端部分は斜めに切断され、
切断部86は、TABテープ23の電子部品実装面が覆
われTABテープ23の下面つまりケーブル配線面が露
出するように、シース37剥離先端面よりも先端まで引
っ張り出されて配置されている。
【0067】ケーブル保護チューブ30は、固定用糸3
3の直後の箇所で、ケーブル保護チューブ30の上から
固定用糸34で縛り付けられ、ケーブル29に確実に固
定されている。
【0068】図6ないし図7に示す補強枠31は、ステ
ンレス等の金属製の板材を略八角形状に折り曲げて形成
されている。
【0069】補強枠31には、CCD保持枠19の突起
部76に係合する切り欠き部79が形成され、またCC
D保持枠19の突き当て部75に係合する重ね部77が
設けられている。
【0070】また、補強枠31の下部には、CCDチッ
プ21下部に接続されたTABテープ23を避けるよう
に、先端側からある長さだけ切り欠き部78が形成され
ている。切り欠き部78は、TABテープ23の先端側
ケーブル接続列を避けるような長さに形成されている。
【0071】補強枠31は、CCDチップ21の背面か
らTABテープ23上のトランジスタ24にかけて接着
剤83を塗布し固定した後、TABテープ23の周り及
びケーブル保護チューブ30の先端側内部に接着剤85
を塗布した状態で、CCD保持枠19に嵌合する。
【0072】補強枠31は、CCD保持枠19の上面及
び突き当て部75を上下方向から挟み込み、確実に固定
されている。
【0073】図1に示すように、補強枠31の後端側に
は、ケーブル保護チューブ30の切断部86が内蔵され
るように配置されている。
【0074】補強枠31の外周には、熱収縮チューブ等
の固定チューブ32が被覆され、CCD保持枠19、補
強枠31、ケーブル29、ケーブル保護チューブ30が
一体的に固定されている。固定チューブ32は、先端が
CCD保持枠19の段差部よりも前方に、後端が固定用
糸34よりも後方になるように配設されている。
【0075】図8、図9に示すように、撮像ユニット固
定部材8には、レンズ枠18前側部外径と略同径の前側
内径部93、レンズ枠18の中間部87の外径と略同径
の後側内径部94が形成されている。後側内径部94の
長さは、レンズ枠18の中間部87の長さと略同じに形
成されている。後側外径部95の外径は、前側内径部9
3の内径より小さく形成されている。撮像ユニット固定
部材8は、これらの径に形成された円筒状部材から軸に
沿って平行に一部を切り出された形状となっている。
【0076】先端固定部材2の取り付け溝88は、撮像
ユニット固定部材8の前側外径部96よりやや大きい内
径で、前側外径部96と略同じ長さの深さに形成され、
例えば約120°の範囲(図9に示す角度θの範囲)で
形成されている。なお、120°とは、撮像ユニット固
定部材8が稼働する大凡の角度であり、厳密な角度では
ない。
【0077】先端カバー3の取り付け溝89は、取り付
け溝88の内径よりもやや大きい内径であり、撮像ユニ
ット固定部材8の幅より大きく、取り付け溝88の範囲
より狭くなっている。
【0078】続いて、撮像ユニット9の先端固定部材2
への取り付け手順の説明を通じて、本実施の形態の主た
る作用・効果を説明する。
【0079】なお、説明に使用する図8及び図9内の矢
印とともに記されている符号S1ないしS4は、手順に
付された符号である。
【0080】先ず、図8の手順S1に示すように、撮像
ユニット9を先端固定部材2の後方から取り付け孔91
内に挿入し、第1レンズ10、第2レンズ11等を有す
るレンズ枠18の中間部87が先端カバー3の先端面よ
りも前側に位置するように、レンズ枠18を突出させ
る。
【0081】次に、手順S2に示すように、レンズ枠1
8の中間部87に後側内径部94を嵌め込む。
【0082】次に、手順S3に示すように、撮像ユニッ
ト固定部材8の向きを先端カバー3の取り付け溝89の
ある向きに合わせて、突き当て面97が先端固定部材2
の取り付け溝88に突き当たるまで、撮像ユニット9を
先端方向から取り付け孔91内に再び挿入し直す。
【0083】次に、図9の手順S4に示すように、レン
ズ枠18を回動し、撮像ユニット固定部材8の位置を図
9内の実線部分から破線部分へ移動させる。
【0084】これにより、撮像ユニット固定部材8の固
定面98が先端カバー3の裏面に回り込んで突き当た
り、撮像ユニット固定部材8は、図1に示すような先端
固定部材2と先端カバー3とに挟み込まれた状態とな
り、撮像ユニット9は前後に移動しないように先端固定
部材2に確実に固定される。
【0085】取り付け溝88、89の開口部は、先端か
ら接着剤または軟性の樹脂を充填され塞がれる。
【0086】撮像ユニット固定部材8、取り付け溝8
8、89を適宜電子内視鏡の他の内蔵物と干渉しないよ
うな位置に配置することにより、先端外径を大きくする
ことなく簡単に撮像ユニット9を固定することができ、
また、脱着も容易である。
【0087】以下に、本実施の形態の他の作用・効果を
挙げる。
【0088】内視鏡を長期間にわたって使用すると、第
1レンズ10と第2レンズ11との間に湿気が浸入し、
レンズの曇りがとれなくなることがあり、再び良好な観
察を可能とするために、第1レンズ10を取り換えた
り、第1レンズ10の表面をきれいに拭き取ったり、接
着をし直したりすることがある。この時、先端が鋭利な
ピン状の治具等を溝部35に突き刺して接着剤を取り除
くことにより、第1レンズ10を割ってしまったりレン
ズ枠18を変形させたりすることなく、第1レンズ10
をレンズ枠18から取り外すことが可能である。また、
この作業時に小さなゴミが発生した場合でも、第2レン
ズ11を取り外すことによつて簡単にレンズ枠18内の
掃除をすることができる。第2レンズ11はレンズ枠1
8の内周に対して大きめの隙間が確保されているので、
ピンセットの先等を入れやすく、第2レンズ11を取り
外すことが容易である。
【0089】レンズ枠18の後方外径部を長く形成した
のでCCD保持枠19との嵌合長を長めにとることがで
き、レンズ枠18とCCD保持枠19の軸を安定させる
ことができる。また、接着溜り92を設けたので、第4
レンズ13の外周への接着作業性を損なうことがなく、
正確に第4レンズ13をレンズ枠18へ固定することが
できる。
【0090】CCDチップ21とカバーガラス22との
貼り合わせ部外周に接着剤82を塗布したので、CCD
チップ21とカバーガラス22との剥離を防止できると
ともに、周辺からの外部光を遮断することができる。ま
た、TABテープ23をCCDチップ21下部に配置し
たことにより上下方向に対しては比較的煽りがかかりや
すくなっているが、CCD保持枠19上部に形成された
突起部76によりこの方向の動きを規制することがで
き、CCDチップ21とカバーガラス22の剥離に対す
る強度を向上できる。
【0091】CCDチップ21の横幅よりもTABテー
プ23の幅を狭くしたので、CCDパッケージとしては
下隅に面取り部が取れる。このため、電子内視鏡内部へ
撮像ユニット9を実装する時に、面取り部に大きな内蔵
物を配置する等のスペースを確保することができる。
【0092】チップコンデンサ25とチップ抵抗27と
の間に、トランジスタ24の中央のリードであるリード
58を配置したことにより、TABテープ23の横幅一
杯に効率良く部品実装が可能となり、かつ、TABテー
プ23の全長短縮化が可能となった。
【0093】また、チップ用ランド63、ケーブル用ラ
ンド64、チップ用ランド65を近接して配置したこと
により、ショートのおそれがないように配線作業がで
き、かつ、作業効率も良い。
【0094】ビデオ出力信号Voutは、水平転送用信号
φH1、φH2やリセットパルスφRとの間でクロストー
クの心配があり、ビデオ出力信号Voutを水平転送用信
号φH1、φH2やリセットパルスφRから遠くに配置す
ることが望ましい。図3にケーブル29の構成を示すよ
うに、電線48、49を中心に配置し、ビデオ出力信号
Vout(同軸線45)と水平転送用信号φH1(同軸線4
0)、φH2(同軸線41)、リセットパルスφR(同
軸線42)との間に垂直転送信号φV1(同軸線4
3)、φV2(同軸線44)、φV3(同軸線46)、φ
V4(同軸線47)を各2本挟んで配置し、かつ、水平
転送用信号φH1(同軸線40)、φH2(同軸線4
1)、リセットパルスφR(同軸線42)、にはシール
ド効果の高いケーブルを使用したので、ノイズ耐性を向
上できる。
【0095】TABテープ23の後端側に少数本のケー
ブルをつけた後、絶縁テープ28でこれらを完全に絶縁
してから、先端側に多数本のケーブルをつけているの
で、ショートのおそれがなく、半田の手直し等の作業性
も良い。また、TABテープ23をCCDチップ21に
対して傾けて配置しているので、TABテープ23の後
端側に広いスペースを確保できる。このスペースで外径
の大きな電線48を接続したので作業性が良い。また、
接続本数の少ないランド列に電線48を持ってきている
ので、やはり作業性が良い。また、ケーブル配線面にケ
ーブルを接続した後、電子部品実装面に外部導体52を
接続するので、ケーブル29全体が持ち上げられ配線時
のバランスが良く、また内部導体50と外部導体52等
のショートのおそれがなくなる。
【0096】TABテープ23、突起部76の配設箇所
を避けるように、補強枠31に切り欠き部78、切り欠
き部79を形成したので、不必要に外形を大きくするこ
となくCCD保持枠19と補強枠31とを固定すること
ができる。また、切り欠き部78により、TABリード
73、74及び前側のケーブル接続列とのショートを防
ぐことができる。また、重ね部77を補強枠31側面部
分に設け、重ね部77と補強枠31上部とでCCD保持
枠19を挟み込むことによって、補強枠31の下面に切
り欠き部78を形成しても補強枠31とCCD保持枠1
9とを確実に固定することができる。
【0097】ケーブル保護チューブ30でTABテープ
23の電子部品実装面を覆うことにより、補強枠31に
対して確実に絶縁できる。また、特に絶縁をする必要の
ないケーブル配線面を切断部86で避けることによって
太径化を防止できる。
【0098】(第2の実施の形態)図10ないし図12
は本発明の第2の実施の形態に係り、図10は先端部の
断面図、図11は撮像ユニットの先端固定部材への取り
付け手順を説明する先端部を先端側から見た説明図、図
12は補強部材の構成を説明する撮像ユニット後方部分
の斜視図である。
【0099】なお、第1の実施の形態と構成が同様の部
材については説明を省略し、異なる構造のみ説明する。
【0100】図10に示すように、レンズ枠104の外
径・内径とも、前方を大きく後方を小さく形成してい
る。レンズ枠104の前方からは第1レンズ101が挿
入され端面の縁が接着剤で密閉されている。後方からは
第2レンズ102、間隔環105、及び、第3レンズ1
03が挿入される。第3レンズ103は後述するカバー
ガラス119に対して貼り合わせられている。
【0101】図12に示すように、CCD106は、C
CDチップ117、その受光面と同じ面に配設された端
子に接続されるリード120を有するTAB118、そ
の接続部の上からCCDチップ117の受光面を完全に
覆うように貼り合わせられたカバーガラス119から構
成されている。
【0102】端子は受光域の上下に一列づつ配設されて
おり、それぞれに対応してTAB118が2枚配設され
ている。
【0103】リード120は、TAB118とともにC
CDチップ117側面に沿って折り曲げられている。回
路基板107は、セラミック材で形成され、1つの面に
トランジスタ109が実装されている。また、1つの側
面に溝部が形成され、この中にケーブル配線用ランドが
配設され、これと直交する側面にTAB118のリード
120が接続するリード用ランドが配設されている。回
路基板108は、ガラスエポキシ材で形成され、1つの
面にチップコンデンサ110が実装されている。また、
2つの側面については回路基板107と同様な構成と
し、ケーブル配線用ランドの裏面に溝部のみ形成されて
いる。
【0104】CCD106の後方にトランジスタ109
を前方に向けて回路基板107が配設され、続いてチッ
プコンデンサ110を前方に向けて回路基板108が平
行に配置されている。
【0105】TAB118は、1つの側面で回路基板1
07に、その反対面で回路基板108に接続されてい
る。その接続面に垂直な2つの側面で、回路基板108
の後方に配置されたケーブル113が配線されている。
【0106】ケーブル113先端部には、金属製の薄板
から形成される補強部材111のケーブル保持部122
が取り付けられている。
【0107】補強部材111は、後方に円筒状のケーブ
ル保持部122を有し、前方に平行な2面からなるケー
ブル保持部121及びこのケーブル保持部121の上下
位置を決めるための固定部123を有する。
【0108】固定部123は、CCD106、回路基板
107、回路基板108のケーブル113接続側面に配
置され、これらがケーブル113と一体となるように固
定部123で固定されている。固定部123は、TAB
118上に配置する。
【0109】図10に示すように、ケーブル113外周
は、ケーブル113を外部の衝撃から保護するためのケ
ーブル保護チューブ114で被覆され、その先端側はケ
ーブル保持部122を完全に覆うように配置し、最先端
部には固定用糸34を縛りつけて動かないように固定し
た。ケーブル保持部121からレンズ枠104後方部に
かけては、熱収縮チューブ等の固定チューブ112で被
覆して固定される。固定チューブ112の先端面からレ
ンズ枠104前側部までの長さは図10に示す適当な長
さLだけあけておく。
【0110】撮像ユニット固定部材115は、断面がL
字型に形成され、内径はレンズ枠104の後方の外径と
同じ径に、外径は前方がレンズ枠104の前方の外径と
同じ径に、後方がレンズ枠104の外径より小さい径に
形成されている。
【0111】撮像ユニット固定部材115の長さは長さ
Lよりやや長めに形成しておく。
【0112】図10及び図11に示すように、先端カバ
ー3の内側つまり反先端側には、撮像ユニット固定部材
115の形状に合わせて、これを避けるような溝部11
6が形成されている。
【0113】撮像ユニット100の最大外径はレンズ枠
104の先端部外径であり、先端固定部材2の取り付け
孔91はこの外径よりわずかに大きい内径に形成されて
いる。
【0114】続いて、本実施の形態の作用・効果を説明
する。
【0115】先ず、撮像ユニット100を先端固定部材
2の後方から取り付け孔91内に挿入し、レンズ枠10
4を完全に先端固定部材2先端面よりも前側に突出させ
た状態でレンズ枠104後方部に撮像ユニット固定部材
115を取り付ける。続いて、撮像ユニット固定部材1
15が先端固定部材2先端面に突き当たるまで撮像ユニ
ット100を取り付け孔91内に戻す。最後に先端カバ
ー3を先端固定部材2先端面から被せて、接着剤で固定
する。この時撮像ユニット固定部材115の取り付け位
置を先端固定部材2の溝部116に合わせておく。こう
することによって、撮像ユニット固定部材115は先端
固定部材2と先端カバー3に挟み込まれるので、撮像ユ
ニット100は前後に移動しないように先端固定部材2
に固定される。主たる効果は第1の実施の形態と同じで
ある。
【0116】その他の作用・効果について説明する。
【0117】CCD106、回路基板107、回路基板
108、ケーブル113を一つの補強部材111で一括
して固定したので、特にケーブル113が確実に固定さ
れ信頼性が向上する。また、CCD106等に対してケ
ーブル113の位置が正確に決まるので、内視鏡の内蔵
物のレイアウトが容易となる。
【0118】また、補強部材111の外側にケーブル保
護チューブ114を配置したので不必要に補強部材11
1が大型化することもない。
【0119】なお、本発明は、上述の実施の形態のみに
限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々変形実施可能である。
【0120】[付記] (付記項1)被写体像を結像するための対物レンズと、
前記対物レンズを内部に保持するための枠体である対物
レンズ枠と、前記対物レンズで結像した被写体像を撮像
するための固体撮像素子と、前記固体撮像素子からの電
気信号を伝送するための撮像ケーブルと、を有する撮像
ユニットと、前記撮像ユニットを固定するための撮像ユ
ニット取り付け孔を有する先端固定部材と、前記対物レ
ンズ枠の最大外径よりも一部分だけ大きくなるように前
記対物レンズ枠外径に取り付けられるとともに前記先端
固定部材の先端面に配置・固定された撮像ユニット固定
部材と、を具備したことを特徴とする電子内視鏡。
【0121】(付記項2)被写体像を結像するための対
物レンズと、前記対物レンズを内部に保持するための枠
体である対物レンズ枠と、前記対物レンズで結像した被
写体像を撮像するための固体撮像素子と、前記固体撮像
素子からの電気信号を伝送するための撮像ケーブルと、
を有する撮像ユニットと、前記撮像ユニットを固定する
ための撮像ユニット取り付け孔を有する先端固定部材
と、前記先端固定部材の先端面を覆う先端カバーと、前
記対物レンズ枠の最大外径よりも一部分だけ大きくなる
ように前記対物レンズ枠外径に取り付けられるとともに
前記先端固定部材と前記先端カバーとの間に挟み込まれ
るように配置・固定された撮像ユニット固定部材と、を
具備したことを特徴とする電子内視鏡。
【0122】(付記項3)前記対物レンズ枠は、先端側
の外径が最も大きく設けられた対物レンズ枠であるこ
と、を特徴とする付記項1ないし付記項2に記載の電子
内視鏡。
【0123】(付記項4)前記撮像ユニット取り付け孔
は、前記対物レンズ枠の最大外径と略同径の内径である
撮像ユニット取り付け孔であること、を特徴とする付記
項1ないし付記項2に記載の電子内視鏡。
【0124】(付記項5)前記撮像ユニットを前記先端
固定部材の内視鏡先端側に突出させた状態で前記撮像ユ
ニット固定部材を前記対物レンズ枠に取り付けたこと、
を特徴とする付記項1ないし付記項2に記載の電子内視
鏡。
【0125】(付記項6)前記撮像ユニット固定部材
は、前記先端固定部材の前面に形成された溝部内に配置
されたこと、を特徴とする付記項1に記載の電子内視
鏡。
【0126】(付記項7)前記撮像ユニット固定部材
は、前記先端固定部材の前面に形成された第1の溝部及
び前記先端カバーの後面に形成された第2の溝部に配置
或いは前記第1の溝部又は前記第2の溝部の内いづれか
一方の溝部に配置されたこと、を特徴とする付記項2に
記載の電子内視鏡。
【0127】(付記項8)前記撮像ユニット固定部材
は、前記先端固定部材と前記先端カバーの間に回動移動
可能な状態で挟み込まれるように配置されたこと、を特
徴とする付記項7に記載の電子内視鏡。
【0128】
【発明の効果】被写体像を結像するための対物レンズ
と、前記対物レンズを内部に保持するための枠体である
対物レンズ枠と、前記対物レンズで結像した被写体像を
撮像するための固体撮像素子と、前記固体撮像素子から
の電気信号を伝送するための撮像ケーブルと、を有する
撮像ユニットと、前記撮像ユニットを固定するための撮
像ユニット取り付け孔を有する先端固定部材と、前記対
物レンズ枠の最大外径よりも一部分だけ大きくなるよう
に前記対物レンズ枠外径に取り付けられるとともに前記
先端固定部材の先端面に配置・固定された撮像ユニット
固定部材と、を具備したことにより、対物レンズ系にお
いて先端側が最大外径となるような構成の時に、内視鏡
挿入部外径の細径化及び硬質部長の短縮化を阻害するこ
となく、撮像ユニットを内視鏡先端固定部材に固定する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図9は本発明の第1の実施の形態に
係り、図1は先端部の構成を説明する一部断面図を含む
説明図
【図2】レンズ枠の構成を説明する断面図((A)は第
1レンズの部位、(B)は第2レンズの部位)
【図3】ケーブルの構造を説明する説明図((A)はケ
ーブル全体の構造を説明する図、(B)及び(C)は同
軸線の構造を説明する図、(D)は電線の構造を説明す
る図)
【図4】TABテープの電子部品実装面の構成を説明す
る説明図
【図5】TABテープのケーブル配線面の構成を説明す
る説明図
【図6】先端固定部材と補強枠の接続構造を説明する図
1のA―A断面図
【図7】固体撮像素子周辺の構成を説明する図1のB―
B断面図
【図8】撮像ユニットの先端固定部材への取り付け手順
を説明する先端部の一部断面図を含む説明図
【図9】撮像ユニットの先端固定部材への取り付け手順
を説明する先端部を先端側から見た説明図
【図10】図10ないし図12は本発明の第2の実施の
形態に係り、図10は先端部の断面図
【図11】撮像ユニットの先端固定部材への取り付け手
順を説明する先端部を先端側から見た説明図
【図12】補強部材の構成を説明する撮像ユニット後方
部分の斜視図
【符号の説明】
1 先端部 2 先端固定部材 3 先端カバー 4 湾曲駒 5 湾曲部ブレード 6 湾曲部ゴム 8 撮像ユニット固定部材 9 撮像ユニット 10 第1レンズ(対物レンズ) 11 第2レンズ(対物レンズ) 12 第3レンズ(対物レンズ) 13 第4レンズ(対物レンズ) 14 第5レンズ(対物レンズ) 15 フレアー絞り 16 明るさ絞り 17 フレアー絞り 18 レンズ枠(対物レンズ枠) 19 CCD保持枠 20 間隔環 21 CCDチップ(固体撮像素子) 22 カバーガラス 23 TABテープ 24 トランジスタ 25、26 チップコンデンサ 27 チップ抵抗 28 絶縁テープ 29 ケーブル(撮像ケーブル) 30 ケーブル保護チューブ 31 補強枠 32 固定チューブ 33 固定用糸 34 固定用糸 35 溝部 36 面取り部 37 シース 38 シールド 39 押さえテープ 40〜47 同軸線 48〜49 電線 50 内部導体 51 誘電体 52 外部導体 53 ジャケット 54 導体 55 絶縁体 56、57、58 リード 59、60、61 トランジスタ用ランド 62、63、67、68 チップ用ランド 64 ケーブル用ランド 65、66 チップ用ランド 69、70、71、72 ケ一ブル用ランド 73、74 TABリード 75 突き当て部 76 突起部 77 重ね部 78 切り欠き部 79 切り欠き部 80 受光部 81 接着剤 82 接着剤 83 接着剤 84 接着剤 85 接着剤 86 切断部 88 取り付け溝 89 取り付け溝 90 ジャケット 91 取り付け孔(撮像ユニット取り付け孔) 92 接着溜り 93 前側内径部 94 後側内径部 95 後側外径部 96 前側外径部 97 突き当て面 98 固定面 100 撮像ユニット 101 第1レンズ 102 第2レンズ 103 第3レンズ 104 レンズ枠 105 間隔環 106 CCD 107 回路基板 108 回路基板 109 トランジスタ 110 チップコンデンサ 111 補強部材 112 固定チューブ 113 ケーブル 114 ケーブル保護チューブ 115 撮像ユニット固定部材 116 溝部 117 CCDチップ 118 TAB 119 カバーガラス 120 リード 121 ケーブル保持部 122 ケーブル保持部 123 固定部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体像を結像するための対物レンズと、
    前記対物レンズを内部に保持するための枠体である対物
    レンズ枠と、前記対物レンズで結像した被写体像を撮像
    するための固体撮像素子と、前記固体撮像素子からの電
    気信号を伝送するための撮像ケーブルと、を有する撮像
    ユニットと、 前記撮像ユニットを固定するための撮像ユニット取り付
    け孔を有する先端固定部材と、 前記対物レンズ枠の最大外径よりも一部分だけ大きくな
    るように前記対物レンズ枠外径に取り付けられるととも
    に前記先端固定部材の先端面に配置・固定された撮像ユ
    ニット固定部材と、 を具備したことを特徴とする電子内視鏡。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5298260B1 (ja) * 2011-10-12 2013-09-25 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 内視鏡
WO2017072862A1 (ja) * 2015-10-27 2017-05-04 オリンパス株式会社 撮像ユニットおよび内視鏡

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