JP2000074366A - 石油燃焼器用バーナの燃料流量制御装置 - Google Patents

石油燃焼器用バーナの燃料流量制御装置

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JP2000074366A
JP2000074366A JP10241234A JP24123498A JP2000074366A JP 2000074366 A JP2000074366 A JP 2000074366A JP 10241234 A JP10241234 A JP 10241234A JP 24123498 A JP24123498 A JP 24123498A JP 2000074366 A JP2000074366 A JP 2000074366A
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輝也 澤田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 燃料流量制御装置の戻し路内に入った空気の
排出を良好にする。 【解決手段】 戻し燃料を調節してノズル9から噴霧量
を制御する比例制御弁16を持つ石油燃焼器用バーナの
燃料流量制御装置2にあって、ノズル9は噴霧口12を
下方に向けて配され、ノズルブロック11に取付けられ
ている。このノズルブロック11の上方に配した比例制
御弁16を持つ比例制御弁ブロック17を設け、比例制
御弁ブロック17の挿入部85を電磁ポンプ14の吸入
口15に接続する。これにより戻し通路7は、最も下端
のノズルホルダ9の上下方向の戻し路7aから始まり、
その上のノズルホルダ10の戻し路7bが上下方向に接
続され、その上にノズルブロック11の上流側が水平、
下流側が垂直の戻し路7cが接続され、更にその上に比
例制御弁ブロック17の上流側が垂直、下流側が水平の
戻し路7dが接続されて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、石油燃焼給湯機
等に用いられる圧力噴霧式バーナの火力を最大から最小
まで無段階に調節する石油燃焼器用バーナの燃料流量制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】石油燃焼器用バーナの燃料流量制御装置
は、特許第2689066号公報にも示すように、公知
であり、図示しないがノズルに所定圧を有して送られる
往路に、ノズル近傍からバイパスしてタンクへ戻される
戻し路が接続され、この戻し路に比例制御弁が設けられ
て構成され、この比例制御弁に印加される電流量を制御
することで戻し路内を流れる流量を変化させ、もってノ
ズルからの噴霧量が無段階に変化させられるものであり
ます。
【0003】このような石油燃焼給湯機は、設置時の設
置試運転時には、通路内に空気が入り込んでおり、ま
た、石油タンクが空になった時には往路内に空気が吸い
入まれ、共に空気による不具合が存在した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、往路又は戻し
路中に入り込んだ空気は、電磁ポンプの自給圧送力にて
ノズルから燃焼機内に排出させ、エア混入の不完全燃焼
時間を短縮させることで黒煙や異臭の発生を極力減少さ
せるようにしている。例えば、先行技術として、特開平
3−282118号公報に係る技術(発明)が提案され
ている。即ち、試運転時に、流量調整弁の駆動を制御し
て、同流量調整弁中の流れる戻り流量を大流量と小流量
との間で交互に繰り返し変化させるために、戻り油量を
大流量とした場合には戻り油管側に流入した空気をすば
やく往き油管側へ流入させることができ、また、戻り油
量を小流量とした場合には、戻り式圧力噴霧式ノズルか
らの噴霧量が大流量になって、同往き油管側の空気を戻
り式圧力噴霧ノズルより追い出し、往き油管側及び戻り
油管側の空気をすばやく抜き取ることができる制御方法
が開示されている。
【0005】しかし、この先行技術では、大流量、小流
量の繰り返しのサイクルは制御する比例帯の中で繰り返
し行っているため、1サイクルに90秒程度を要し、戻
り経路中の空気が管経路の上下方向接続や経路中の空気
溜り部の大小によって大きく左右されるために、試運転
時には最低3サイクルは実施され、僅かな時間とはいえ
通常燃焼までの時間が意外と長く、不快な状況を免れな
かった。
【0006】また、近年、図7に示すように、燃焼室N
内に配されたノズルAの噴霧口Bを下方へ向けて設置さ
れることが多く、電磁ポンプCの吐出口Dからノズルま
での高圧燃料が供給される往路E中では、高圧(8〜1
0kg/cm2 )のため、空気の混入があったとしても
微細に圧縮され、燃焼中に混合され、ノズルAより燃料
と共に排出されて問題は生じないが、ノズルAより戻し
路Fにあって順次上方に向かってストレーナG、逆止弁
Hを介して比例制御弁Iの流入口に接続され、この比例
制御弁Iの流出口から前記電磁ポンプCの吸入口Jに接
続され、従来例の横方向設置例に対し縦方向設置例とな
っている。なお、油は油タンクKから往路Oを通りスト
レーナL、電磁弁Mを介して前記した電磁ポンプCの吸
入口Jに流入される。
【0007】電磁ポンプ3の吸入口Jまでに向かう戻し
路Fは、下方から上方への流れの組合せ条件で構成され
るが、そのためには、電磁ポンプCの吸入口Jの位置と
ノズルAとの間の各機器を直列的に配置しなければなら
ず、一部水平部分を許したとしても空気の上昇を妨げる
ような溜まりを設けることは許されず、できるだけ戻し
路Fが直線的に吸入口Jへ向かうのが最良である。
【0008】したがって、図7に示すように、設置(公
知ではない。)すると、同装置の燃料経路が縦方向(上
下方向)に長くなり、従来の横方向設置のものよりも縦
方向で大きくなってしまう。このため、省スペースから
も大きな問題となっていた。また、電磁ポンプCとノズ
ルA間、ノズルAとストレーナG、逆止弁H間、逆止弁
Hと比例制御弁I間及び比例制御弁Iと電磁ポンプC間
の戻り路Fは、銅パイプにて配管結合され、配管作業が
コスト増となっていた。
【0009】このため、この発明では、特に戻し路に入
った空気の排出を良好にすると共に、各機器間の接続に
おいて配管パイプを除いてコストを引き下げに寄与した
石油燃焼器用バーナの燃料流量制御装置を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る石油燃焼
器用バーナの燃料流量制御装置は、油タンクより吸込ん
だ油を高圧圧送する往路に設けられた電磁ポンプと、こ
の電磁ポンプからの高圧の油を噴霧口より燃焼器内に噴
霧し、残りを戻し路を通して前記電磁ポンプより吸入側
へ戻すノズルと、このノズルからの戻し油が通る戻し路
に設けられ、戻し油量を制御する比例制御弁とを備えた
石油燃焼器用バーナの燃料流量制御装置において、前記
ノズルは、噴霧口が下方にして取付けられると共に、前
記電磁ポンプは前記ノズルの上方に配され、該電磁ポン
プは吐出口が下方に、吸入口が上方にあって、該吸入口
に続いて最も上方に吸入弁が配され、この吸入弁に続い
て吐出弁とが設けられ、該吐出弁の下方にピストン、電
磁プランジヤ、電磁弁、そして前記吐出口が順次下方へ
設けられると共に、前記比例制御弁は前記ノズルの上方
で且つ前記電磁ポンプと並設され、この比例制御弁の流
入側が下方に、流出側が上方に配され、前記電磁ポンプ
の吸入側に接続されるが前記吸入弁よりも低く設置され
たことにある(請求項1)。
【0011】したがって、戻し路は上下方向に直列に接
続されるので、該戻し路中に入り込んだ空気の滞溜する
場所はなくなると共に、戻し路の最も下流の位置よりも
電磁ポンプの吸入弁の方が高い位置にあるため、浮力が
利用できて、戻し路中の空気はポンプの加圧の油内に混
入させてノズルより排出させることができ、空気抜きの
ための特別の駆動手段を用いることなく低圧の戻し路側
でも空気を確実に電磁ポンプの吸入口に戻すことができ
るものである。
【0012】また、電磁ポンプは上方に吸入口を、これ
に連なる吸入弁及び吐出弁を設けると共に、その下方に
ピストン、電磁プランジヤ、電磁弁を順次配置し、最も
下方に吐出口を設けているので、比例制御弁と並列した
配置が可能となり、縦方向の寸法を小さくすることがで
きる。
【0013】また、この発明に係る石油燃焼器用バーナ
の燃料流量制御装置は、油タンクより吸込んだ油を高圧
圧送する往路に設けられた電磁ポンプと、この電磁ポン
プからの高圧の油を噴霧口より燃焼器内に噴霧し、残り
を戻し路を通して前記電磁ポンプより吸入側へ戻すノズ
ルと、このノズルからの戻し油が通る戻し路に設けら
れ、戻し油量を制御する比例制御弁とを備えた石油燃焼
器用バーナの燃料流量制御装置において、前記ノズル
は、ノズルホルダを介してノズルブロックに取付けら
れ、前記電磁ポンプは電磁ポンプブロックに取付けら
れ、前記比例制御弁は比例制御弁ブロックに取付けられ
ると共に、前記ノズルブロック上に前記電磁ポンプブロ
ックと前記比例制御弁ブロックとを並設し、該電磁ポン
プブロックと比例制御弁ブロックとが上方で連結されて
前記ノズルへの往路及びノズルからの戻し路が形成され
たことにある(請求項2)。
【0014】したがって、前記した(0011)と(0
012)とで記述した作用が得られると共に、ノズルブ
ロック上に電磁ポンプブロックを配すると共に比例制御
弁ブロックを配し、更にこの比例制御弁ブロックの流出
側と前記電磁ポンプブロックにある電磁ポンプの吸入口
に接続したことで配管パイプをなくして配管作業をなく
すことができた。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
にもとづいて説明する。
【0016】図1において、この発明の概略の構成図が
示され、油タンク1は、下記する燃料流量制御装置2よ
り高い位置にあり、燃料はこの油タンク1からパイプか
ら成る往路3aを通り、該燃料流量制御装置2に供給さ
れる。このパイプからなる往路3aには、開閉弁4,ス
トレーナ5が流れ方向に順次設けられ、最も終端は電磁
弁6を介して電磁ポンプ13の吸入口15に接続されて
いる。
【0017】燃料流量制御装置2にあって、ユニット化
されているが、大別してノズル9とノズルホルダ10を
持つノズルブロック11と、電磁ポンプ13を持つ電磁
ポンプブロック14と、比例制御弁16を持つ比例制御
弁ブロック17とより構成されている。この燃料流量制
御装置2は、燃焼ケース19上に設けられ、ノズル9が
燃焼ケース19より成る燃焼室20内に噴霧口12を下
に向けて垂直に設けられている。23は燃料流量制御装
置2を燃焼ケース19に取付けるための取付板、24は
水を温として取り出すための熱交換器である。
【0018】燃料流量制御装置2内にあっては、電磁ポ
ンプ13の吸入口15は、電磁ポンプブロック14に形
成され、この吸入口15より電磁ポンプブロック14の
往路3bが始められ、吐出口26に至っている。そし
て、往路3cはノズルブロック11に入り、往路3dは
ノズルホルダ10に形成され、往路3eはノズル9に形
成され、ノズル9の噴霧口12に至っている。即ち、往
路3は、3a、3b、3c、3d、3eより成ってい
る。また、戻し路7aは、ノズル9の噴霧口12の手前
より始められ、戻し路7bにてノズルホルダ10を通
り、戻し路7cにてノズルブロック11に至り、戻し路
7dが比例制御弁16を介して比例制御弁ブロック17
に入り、前記した電磁弁ブロック14の吸入口15に至
っている。即ち、戻し路7も7a、7b、7c、7dの
各戻し路より成っている。
【0019】図2において、燃料流量制御装置2にあっ
て、ノズルブロック11は図3にも示すように略断面L
型で、往路3cと戻し路7cが並んで形成され、前記往
路3cは図面上縦方向に形成され、上方(上流側)で電
磁ポンプ接続凹部28となり、下方(下流側)でノズル
ボディ接続凹部29となっている。
【0020】また、戻し路7cは、下方(上流側)で前
記ノズルボディ接続凹部29となっており、上方(下流
側)で比例制御弁接続凹部30と成っている。この戻し
路7cの比例制御弁接続凹部側の下流側が大径部となっ
ており、ストレーナ31が配されると共に、逆止弁32
も配されている。このストレーナ31、逆止弁32は、
垂直部分の比例制御弁接続凹部30内にあり、エア溜ま
りを作らない効果を有している。更に、この逆止弁32
より下流側にアキュームレータ33が戻し路7cと接続
されると共に、ノズルブロック11に取付けられてい
る。
【0021】ノズルボディ接続凹部29は、大径部29
aと小経路29bとより成り、この凹部29にノズル9
が取付けられたノズルホルダ10が嵌合しており、前記
凹部29に対応して該ノズルホルダ10も大径部10a
と小径部10bとより成っている。
【0022】このノズルホルダ10は、軸方向に往路3
dと戻し路7bが並設され、図上上方では前述したよう
に大径部10aと小径部10bとより成る挿入部34と
なっており、取付板23がねじ35にてノズルブロック
11に取付けられる際に、つばに係合して取付けられ
る。なお、取付板23は、燃焼ケース19に固定され
る。
【0023】ノズルホルダ10の下方には、大径部36
aと小径部36bとより成るノズル接続凹部36が形成
され、該ノズル接続凹部36にノズル9が取付けられて
いる。
【0024】ノズル9は、中心に戻し路7aと、それに
並設の往路3eが形成され、共に通路7aと3eは噴霧
口12の近くで接続されている。このノズル9の反噴霧
口側は、前記ノズル接続凹部36と対応して大径部9a
と小径部9bが形成される挿入部38となり、前記ノズ
ル接続凹部36に螺合して取付けられ、往路3eと往路
3dとは接続され、戻し路7aと戻し路7bとは接続さ
れている。
【0025】電磁ポンプブロック14は、図4にも示す
ように、電磁ポンプ13を持っており、図上最も上方で
吸入弁40と吐出弁41が水平に配され、吸入弁40の
上流側の吸入口15の左端側は大径凹部となり、下記す
る比例制御弁ブロック接続凹部43となっている。この
比例制御弁ブロック接続凹部43にパイプより成る往路
3aが電磁弁を介して接続され、その接続のための接続
孔90は、前記吸入弁40よりも低い位置となってい
る。
【0026】したがって、燃料は図6からも明らかなよ
うに、挿入部85の外周と比例制御弁ブロック接続凹部
43との間を通り、フィルタ89の切り欠きから該フィ
ルタ89を介して電磁ポンプ13の吸入口15へ流され
る。前記吐出弁41は、実施の形態のように、吸入弁4
0と同じ位置かそれより低くて良く、その下流側は、下
記する電磁プランジヤ作動室54に接続され、途中にて
アキュームレータ42に接続されている。
【0027】電磁ポンプ13は、ボビン46に電線が巻
回された電磁コイル47を有しており、このボビン46
の上端及び下端に環状磁路となる磁性材より成るブラケ
ット44及び磁気プレート45、ケース48が配されて
いる。そして、ボビン46の中央を貫通して形成された
貫通孔には、金属性で非磁性材のガイドパイプ49が嵌
挿されている。50は、入力端子である。
【0028】電磁プランジヤ51は、鉄などの磁性材に
よって略円筒状に形成されたもので、上ばね52と下ば
ね53によって前記ガイドパイプ49内に形成のプラン
ジヤ作動室54内に摺動自在に指示されている。このプ
ランジヤ作動室54は、プランジヤ51によって上ばね
室54aと下ばね室54bとに分けられ、両室54a,
54bは該プランジヤ51の軸方向に形成の縦孔55に
て連通されている。
【0029】ピストン56は、その下端が前記したプラ
ンジヤ51の上部に固着され、該プランジヤ51より上
方に配されている。そして、ピストン56は、シリンダ
57に挿入され、プランジヤ51の往復動に伴って往復
動される。なお、シリンダ57はOリング58を介して
電磁ポンプブロック14に支えられると共に、前記上ば
ね52の上端を支持している。
【0030】ポンプ室60は、前記ピストン56の先端
と吸入弁40と吐出弁41とにより成り、前記ピストン
56の往復動によりその容積を変化させ、ポンプ作用が
行われる。詳述すれば、ピストン56が下降してポンプ
室60内が負圧になると、吸入弁が開いて吸入口15か
ら燃料を吸い込み、またピストンが上昇してポンプ室の
容積が減少し、ポンプ室60が正圧となると吐出弁41
を開いて燃料を吐出するものである。この吐出弁41か
ら吐出された燃料は、前記プランジヤ作動室54内に流
れ込む。
【0031】磁気ロッド63は、磁性材によって形成さ
れ、軸方向中心に貫通孔64が形成され、前記したガイ
ドパイプ49の下端に嵌合されると共に、前記下ばね5
3を支えている。この磁気ロッド63の下端には、電磁
弁66が設けられている。この電磁弁66は、電磁可動
片67とばね68と電磁弁ケース69とより成り、前記
電磁コイル47に駆動パルスが印加されると、可動片6
7がばね68に抗して変位し、もって吐出口26が開か
れるものである。この電磁弁66の電磁弁ケース69
は、前記したノズルブロック11に形成の電磁ポンプ接
続凹部28内に嵌挿されている。なお、往路3bは、吸
入口15、吸入弁40と吐出弁41の収納室、プランジ
ヤ作動室54、縦孔55,貫通孔64、電磁弁66の収
納室、吐出孔26とより構成される。
【0032】比例制御弁ブロック17は、図5にも示す
ように、比例制御弁16を持っており、図上下方に比例
制御弁16が、そしてその上に比例制御弁ブロック17
が配されている。比例制御弁16は、ボビン71に巻装
の電磁コイル72を備え、このボビン71の上下端に環
状磁路となる磁性体より成るブラケット70及び磁気プ
レート84、ケース73が配されている。そして、ボビ
ン71の中央を貫通して形成された貫通孔には、金属性
で非磁性材のガイドパイプ74が嵌挿されている。この
ガイドパイプ74の下端には、弁座体75が嵌合され、
下端が露出し、前記ノズルブロック11の比例制御弁接
続凹部30に嵌挿している。
【0033】また、この弁座体75は、軸方向に貫通孔
76が形成され、該貫通孔76の反弁座体側に弁体77
を配し、この弁体77に貫通孔78を持つ磁性材より成
る押圧部材79が当接し、該押圧部材79は、ばね80
により付勢されている。したがって、弁体77は、ばね
80とこのばねに対抗する貫通孔76内に配されたばね
86とで支えられるが、ばね80の力がかなり大きいの
で見かけ上はばね80にて付勢されているように見え
る。そして、電磁コイル72への通電量により弁体77
の負勢力が変化され、通過する流量が可変される。ちな
みに、通電量が大きくなると、通過する燃料は減少す
る。81は入力端子である。
【0034】比例制御弁ブロック17は、戻し路7dと
なる垂直孔82と水平孔83とを備え、垂直孔82の下
端に前記比例制御弁16のガイドパイプ74が嵌り込ん
でいる。この垂直孔82内には、前記したばね80が配
され、前記した押圧部材79の上端を押圧している。水
平孔83が形成されている比例制御弁ブロック17の反
垂直孔側は挿入部85となり、前記した比例制御弁ブロ
ック接続凹部43内に挿入されている。これにより、戻
し路7dは、前記フィルタ89を介して吸入孔15に接
続されることになる。戻し路7dを形成する水平孔83
は、前記した吸入弁40よりも低く構成されている。即
ち、吸入弁40の方が高い位置にある。
【0035】上述の構成において、燃料流量制御装置2
の駆動は、電磁ポンプ13に所定の駆動パルス電流が印
加されて駆動されると共に、比例制御弁16にも所定の
制御電流が印加される。即ち、所定の定電流に制御する
ための133ヘルツの矩形波パルス電流を重畳せしめた
電流が供給される。制御電流が大きくなるにつれて弁体
77を弁座体75に押圧する力が強くなる。また、小さ
くなれば弁体77の弁座体75への押圧力は弱くなるも
のである。
【0036】この燃料流量制御装置2にあって、戻し路
7は、最も下端のノズル9の上下方向の戻し路7aから
始まり、その上のノズルホルダ10の戻し路7bが上下
方向に接続され、そしてその上にノズルブロック11の
上流側が水平、下流側が垂直(上下方向)の戻し路7c
が接続され、更にその上に比例制御弁ブロック17の上
流側が垂直、下流側が水平の戻し路7dが接続されてい
る。
【0037】したがって、戻し路7は、一部に水平部分
を有するが、上下方向に接続形成され、内部に入った空
気の滞溜する場所がなくなると共に、戻し路7の最も下
流の水平孔83が前記吸入弁40よりも低い位置にあ
り、そのため混入空気は浮力により低圧側であるが確実
に電磁ポンプの吸入側に戻すことができるものである。
【0038】電磁ポンプ13は、上方に吸入口15を、
これに連なる吸入弁40及び吐出弁41を設けると共
に、その下方にピストン56、電磁プランジヤ51、電
磁弁66が順次下方に向けて配され、最も下方に吐出口
26を設けている構造から、比例制御弁16と並列した
配置が可能となり、縦方向の寸法を小さくすることがで
きる。
【0039】また、燃料流量制御装置2は、ノズルを有
するノズルブロック11と、電磁ポンプ13を有する電
磁ポンプブロック14と、比例制御弁16を有する比例
制御弁ブロック17とを組み立てることによって構成し
たもので、往路3と戻し路7との形成に配管パイプを使
用しなくて良くなり、配管作業をなくすことができた。
このことは、コストの引き下げに大きく寄与することが
できた。
【0040】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、燃料
流量制御装置において、戻し路が上下方向に直列に接続
され、この内部に入り込んだ空気の滞流する場所がなく
なると共に、戻し路の最も下流の水平孔が前記吸入弁よ
りも低い位置にあり、そのため戻し路内を流れる燃料と
共に、空気を浮力を利用して確実に電磁ポンプの吸入側
へ戻すことができるものである。
【0041】そして、電磁ポンプと比例制御弁とが並設
しながらノズルブロック上に配されることから、縦方向
の寸法を小さくすることができる。
【0042】請求項2の発明では、ノズルを持つノズル
ブロック上に電磁ポンプを持つ電磁ポンプブロックを配
すると共に、比例制御弁を持つ比例制御弁ブロックを配
し、更にこの比例制御弁ブロック流出側と前記電磁ポン
プブロックにある電磁ポンプの吸入側に接続したことで
配管パイプをなくして、配管作業をなくすことができた
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す概略の構成図であ
る。
【図2】同上の燃料流量制御装置の断面図である。
【図3】燃料流量制御装置のノズルを持つノズルブロッ
クの拡大断面図である。
【図4】燃料流量制御装置の電磁ポンプを持つ電磁ポン
プブロックの拡大断面図である。
【図5】燃料流量制御装置の比例制御弁を持つ比例制御
弁ブロックの拡大断面図である。
【図6】吸入口、吸入弁、比例制御弁ブロック接続凹部
付近の一部拡大断面図である。
【図7】この発明が生まれる前段に考えられた発明の概
略の構成図である。
【符号の説明】
1 油タンク 2 燃料流量制御装置 3 往路 4 開閉弁 7 戻し路 9 ノズル 10 ノズルホルダ 11 ノズルブロック 12 噴霧口 13 電磁ポンプ 14 電磁ポンプブロック 15 吸入口 16 比例制御弁 17 比例制御弁ブロック 20 燃焼室 24 熱交換器 26 吐出口 28 電磁ポンプ接続凹部 29 ノズルボディ接続凹部 30 比例制御弁接続凹部 36 ノズル接続凹部 40 吸入弁 41 吐出弁 43 比例制御弁ブロック接続凹部 47 電磁コイル 51 電磁プランジヤ 54 プランジヤ作動室 56 ピストン 63 磁気ロッド 66 電磁弁 72 電磁コイル 75 弁座体 77 弁体 79 押圧部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油タンクより吸込んだ油を高圧圧送する
    往路に設けられた電磁ポンプと、この電磁ポンプからの
    高圧の油を噴霧口より燃焼器内に噴霧し、残りを戻し路
    を通して前記電磁ポンプより吸入側へ戻すノズルと、こ
    のノズルからの戻し油が通る戻し路に設けられ、戻し油
    量を制御する比例制御弁とを備えた石油燃焼器用バーナ
    の燃料流量制御装置において、 前記ノズルは、噴霧口が下方にして取付けられると共
    に、前記電磁ポンプは前記ノズルの上方に配され、該電
    磁ポンプは吐出口が下方に、吸入口が上方にあって、該
    吸入口に続いて最も上方に吸入弁が配され、この吸入弁
    に続いて吐出弁とが設けられ、該吐出弁の下方にピスト
    ン、電磁プランジヤ、電磁弁、そして前記吐出口が順次
    下方へ設けられると共に、前記比例制御弁は前記ノズル
    の上方で且つ前記電磁ポンプと並設され、この比例制御
    弁の流入側が下方に、流出側が上方に配され、前記電磁
    ポンプの吸入側に接続されるが前記吸入弁よりも低く設
    置されたことを特徴とする石油燃焼器用バーナの燃料流
    量制御装置。
  2. 【請求項2】 油タンクより吸込んだ油を高圧圧送する
    往路に設けられた電磁ポンプと、この電磁ポンプからの
    高圧の油を噴霧口より燃焼器内に噴霧し、残りを戻し路
    を通して前記電磁ポンプより吸入側へ戻すノズルと、こ
    のノズルからの戻し油が通る戻し路に設けられ、戻し油
    量を制御する比例制御弁とを備えた石油燃焼器用バーナ
    の燃料流量制御装置において、 前記ノズルは、ノズルホルダを介してノズルブロックに
    取付けられ、前記電磁ポンプは電磁ポンプブロックに取
    付けられ、前記比例制御弁は比例制御弁ブロックに取付
    けられると共に、前記ノズルブロック上に前記電磁ポン
    プブロックと前記比例制御弁ブロックとを並設し、該電
    磁ポンプブロックと比例制御弁ブロックとが上方で連結
    されて前記ノズルへの往路及びノズルからの戻し路が形
    成されることを特徴とする石油燃焼器用バーナの燃料流
    量制御装置。
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