JP2000074290A - 樹脂コーティングパイプおよびその製造方法 - Google Patents

樹脂コーティングパイプおよびその製造方法

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JP2000074290A
JP2000074290A JP10244104A JP24410498A JP2000074290A JP 2000074290 A JP2000074290 A JP 2000074290A JP 10244104 A JP10244104 A JP 10244104A JP 24410498 A JP24410498 A JP 24410498A JP 2000074290 A JP2000074290 A JP 2000074290A
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pipe
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resin coating
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Jun Hirano
旬 平野
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Hit Kogyo KK
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  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】樹脂コーティングパイプを他の嵌合部材に挿入
可能にするべくマスキングして形成される挿入部におけ
る腐食の発生を防止する。 【解決手段】本発明に係る樹脂コーティングパイプは、
パイプ材料6の端部付近の外周面を所定の長さに亘って
マスキングし、パイプ材料6の表面の残る部分に樹脂コ
ーティング層7を形成し、マスキングした部分を他の嵌
合部材(例えば弾性パイプ4)の内径部に密に挿入する
ための挿入部8とした樹脂コーティングパイプにおい
て、樹脂コーティング層7,7aの端部に、挿入部8,
8a沿いに延びて挿入部8,8aと共に他の嵌合部材
(4)の内径部に嵌合可能な樹脂係合部17,17aを形成
したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の燃料フィ
ラーパイプ等に多用される樹脂コーティングパイプおよ
びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、自動車の燃料タンクと燃料フィ
ラーパイプを示す斜視図である。燃料タンク1は自動車
の車体低部に設置され、燃料フィラーパイプ2はボディ
ー外板に設けられる燃料給油部3と燃料タンク1との間
を結ぶように配設される。燃料フィラーパイプ2の途中
にはゴム等の弾性材料で形成された弾性パイプ4が接続
され、この弾性パイプ4の弾力によって燃料給油部3と
燃料タンク1の相対位置の誤差(ずれ)や振動が吸収さ
れるようになっている。
【0003】燃料フィラーパイプ2の材料としてはステ
ンレスパイプのような耐食性に優れるものが好ましい
が、ステンレスパイプは高価な上に曲げ等の加工性に乏
しいため、一般には安価で加工性の良い鋼製パイプの表
面にメッキやカチオン電着塗装等の表面処理を施したパ
イプ材料が燃料フィラーパイプ2の材料として用いられ
ている。このような鋼製のパイプ材料は、曲げ加工等を
施された後、さらにその表面にポリエチレン等の樹脂コ
ーティング層が形成されて樹脂コーティングパイプとさ
れ、その耐食性が格段に高められて使用される。
【0004】このような樹脂コーティングパイプにおけ
る樹脂コーティング層の形成方法としては、例えば粉末
状の樹脂材料をパイプ材料の表面に静電付着させてから
パイプ材料を加熱し、樹脂材料を溶融させて樹脂コーテ
ィング層を形成する方法や、予め加熱したパイプ材料に
粉末状の樹脂材料をまぶして付着させ、その後さらにパ
イプ材料を加熱して樹脂コーティング層を形成する方法
等がある。
【0005】しかし、上記のいずれの方法も樹脂コーテ
ィング膜の膜厚が厚くなり、この厚い樹脂コーティング
層を燃料フィラーパイプ2の端部にまで施すと弾性パイ
プ4への挿入が困難になるため、燃料フィラーパイプ2
の端部付近の外周面を所定の長さに亘ってマスキング
し、樹脂コーティング層が形成されないようにする必要
がある。
【0006】従来では、先ず図9に示すように耐熱ゴム
等の材質で略筒状(カップ状)に形成されたマスキング
部材5をパイプ材料6の端部に嵌め込み、次に図10に示
すようにパイプ材料6の表面の残る部分に粉末状の樹脂
材料を付着させて加熱処理を行い樹脂コーティング層7
を形成し、最後にマスキング部材5を取り外して燃料フ
ィラーパイプ2を完成させ、図8および図10,11に示す
ようにマスキングされていた部分を挿入部8として弾性
パイプ4の内径部に挿入していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、燃料フ
ィラーパイプ2の挿入部8を弾性パイプ4の内径部に挿
入した後には、弾性パイプ4自体の収縮現象や車両走行
振動等の影響を受けて弾性パイプ4が挿入部8から抜け
る方向に少しずれることが多く、その結果、図11中に示
すようにコーティング層7の端部と弾性パイプ4との間
に隙間Cが発生する。この隙間Cの部分ではコーティン
グ層7の形成されていない挿入部8(パイプ材料6の地
肌)が外部に露呈され、しかも隙間Cに水分が浸入しや
すいため、隙間Cの部分から燃料フィラーパイプ2が腐
食する可能性が高かった。
【0008】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、樹脂コーティングパイプを他の嵌
合部材に挿入可能にするべくマスキングして形成される
挿入部における腐食の発生を防止可能な樹脂コーティン
グパイプおよびその製造方法を提供することを目的とす
る。
【0009】また、本発明のもう1つの目的は、挿入部
を形成するためのマスキング工程を容易にするととも
に、樹脂コーティングパイプの挿入部を他の嵌合部材に
挿入する際における挿入量の過不足をなくして接続作業
を容易にすることのできる樹脂コーティングパイプおよ
びその製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る樹脂コーティングパイプは、請求項1
に記載したように、パイプ材料の端部付近の外周面を所
定の長さに亘ってマスキングし、パイプ材料の表面の残
る部分に樹脂コーティング層を形成し、マスキングした
部分を他の嵌合部材の内径部に密に挿入するための挿入
部とした樹脂コーティングパイプにおいて、樹脂コーテ
ィング層の端部に、挿入部沿いに延びて挿入部と共に他
の嵌合部材の内径部に嵌合可能な樹脂係合部を形成した
ことを特徴とする。
【0011】これによれば、樹脂コーティングパイプの
挿入部を他の嵌合部材の内径部に挿入する際、樹脂コー
ティング層の端部に形成された樹脂係合部が挿入部と共
に他の嵌合部材の内径部に嵌合され、樹脂係合部が他の
嵌合部材の内径部にオーバーラップする。このため、他
の嵌合部材が樹脂コーティングパイプの挿入部から抜け
る方向に多少動いても、樹脂コーティング層の形成され
ていない挿入部が外部に露呈されることがなくなり、挿
入部における腐食の発生が防止される。
【0012】また、本発明に係る樹脂コーティングパイ
プの製造方法は、請求項2に記載したように、パイプ材
料の外周にスライド可能に嵌合される内径の嵌合部を有
し、その入口側の内径が拡大されて段差状の成型加工部
が形成されたマスキング部材をパイプ材料の端部に嵌め
込み、パイプ材料の表面の残る部分に樹脂コーティング
層を形成した後、マスキング部材を樹脂コーティング層
を形成した部分に向かって軸方向にスライドさせること
により、樹脂コーティング層の端部を成形加工部の内部
形状に成形し、この部分に挿入部沿いに延びて挿入部と
共に他の嵌合部材の内径部に嵌合可能な樹脂係合部を形
成することを特徴とする。
【0013】この方法によれば、マスキング部材の成形
加工部の内部形状に沿う形状の樹脂係合部が樹脂コーテ
ィング層の端部全周に亘って均一に形成されるため、樹
脂コーティングパイプの挿入部を他の嵌合部材の内径部
に嵌合した際における挿入部からの腐食の発生を確実に
防止することができる。
【0014】さらに、本発明に係る樹脂コーティングパ
イプの製造方法は、請求項3に記載したように、パイプ
材料の外周にスライド可能に嵌合される内径を持つ嵌合
部を備えたマスキング部材をパイプ材料の端部に嵌め込
み、パイプ材料の表面の残る部分に樹脂コーティング層
を形成した後、マスキング部材を樹脂コーティング層を
形成した部分に向かって軸方向にスライドさせることに
より、樹脂コーティング層の端部にマスキング部材の嵌
合部を乗り上げさせ、この嵌合部で樹脂コーティング層
の端部を圧延し、この部分に挿入部沿いに延びて挿入部
と共に他の嵌合部材の内径部に嵌合可能な樹脂係合部を
形成することを特徴とする。
【0015】この方法によれば、パイプ材料に形成され
た樹脂コーティング層に向かってマスキング部材をスラ
イドさせることにより、マスキング部材の嵌合部で樹脂
コーティング層の端部が圧延されて薄く延ばされ、樹脂
コーティング層の端部全周に亘り樹脂係合部が薄く均一
に形成される。この方法では、マスキング部材の嵌合部
に特別な形状を設けなくてもよいのでマスキング部材の
形状を単純化することができる。
【0016】また、本発明に係る樹脂コーティングパイ
プは、請求項4に記載したように、樹脂係合部の基部周
囲に、外周方向へ突出する環状突起を形成した。こうす
れば、樹脂コーティングパイプの挿入部を他の嵌合部材
に挿入する際には環状突起が他の嵌合部材の端面に当接
するまで挿入すればよいため、挿入量の過不足がなくな
り、接続作業が容易になる。
【0017】さらにまた、本発明に係る樹脂コーティン
グパイプの製造方法は、請求項5に記載したように、樹
脂コーティング層の端部に樹脂係合部を形成する際に、
樹脂コーティング層端部の樹脂材料をマスキング部材の
端面で挿入部の反対方向に押し寄せ、樹脂係合部の基部
周囲に外周方向へ突出する環状突起を形成するものであ
る。これにより、格別な専用工程を必要とせずに環状突
起を容易に形成することができる。
【0018】そして、本発明に係る樹脂コーティングパ
イプの製造方法は、請求項6に記載したように、マスキ
ング部材の嵌合部の奥側に底面を設け、嵌合部と底面と
の間の区間の内径を拡大することにより、パイプ材料の
端部に形成されたバルジ部を逃がす逃がし部を形成し、
この逃がし部の軸方向の長さを、マスキング部材のスラ
イドストロークにバルジ部の厚みを追加した長さに設定
し、マスキング部材の初期嵌合位置を、マスキング部材
の嵌合部と逃がし部との間の段部にパイプ材料端部のバ
ルジ部がさしかかる位置とし、その後、マスキング部材
の底面がバルジ部に当接するまでマスキング部材をスラ
イドさせて樹脂係合部を形成するものである。
【0019】これによれば、マスキング部材をパイプ材
料の端部に嵌合する際における初期嵌合位置の割り出し
が容易になるばかりか、マスキング部材のスライド時に
はマスキング部材の底面がバルジ部に当接するまでマス
キング部材を押し込めばよく、スライドストロークが過
不足する懸念が排除される。従って、挿入部を形成する
ためのマスキング工程が非常に容易になる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しながら説明する。図1(A) 〜(C) は本発明
に係る樹脂コーティングパイプ製造方法の第1実施形態
を示すもので、図8および図9〜図11に示した燃料フィ
ラーパイプ2の表面に樹脂コーティング層7を形成する
と同時に、燃料フィラーパイプ2の端部に樹脂コーティ
ング層7の形成されない挿入部8を設けるためのマスキ
ング工程を示している。
【0021】燃料フィラーパイプ2の材料としては、従
来と同様に安価で加工性の良い鋼製のパイプ材料の表面
にメッキやカチオン電着塗装等の表面処理が施されたパ
イプ材料6が用いられる。なお、パイプ材料6の端部に
は環状に外径が拡げられたバルジ部10が予め形成されて
いる。
【0022】このパイプ材料6の端部付近の外周面を所
定の長さに亘りマスキングして挿入部8を形成するため
のマスキング部材11は、図2(A),(B) にも示すように耐
熱ゴム等の材質を用いて略筒状(カップ状)に形成され
ている。このマスキング部材11の内径部には入口側から
順に成型加工部12、嵌合部13、逃がし部14が形成されて
いる。
【0023】嵌合部13の内径はパイプ材料6が軽く圧入
される程度の寸法とするのが好ましいが、嵌合部13の内
径をパイプ材料6の外径よりも多少大きめに設定し、パ
イプ材料6がルーズに挿入されるようにしてもよい。
【0024】嵌合部13の奥側は閉塞されて底面16が設け
られており、嵌合部13と底面16との間の区間の内径が拡
大されて逃がし部14が形成されている。逃がし部14の内
径は、パイプ材料6端部のバルジ部10を逃がせるように
拡大され、逃がし部14の軸方向の長さは、マスキング部
材11の後述するスライドストロークSにバルジ部10の厚
みを追加した長さに設定される。
【0025】さらに、成型加工部12は、その内径が嵌合
部13の内径よりも拡大されており、嵌合部13との間に段
差が生ずるように形成されている。上記段差の大きさ
は、樹脂コーティング層7の肉厚よりも小さくなるよう
に、例えば樹脂コーティング層7の肉厚の4分の1から
2分の1程度に設定される。
【0026】パイプ材料6の端部に形成される挿入部8
の長さは、マスキング部材11の深さ、即ちマスキング部
材11の端面15から底面16までの長さによって決定され
る。なお、パイプ材料6にバルジ部10が設けられていな
い場合には逃がし部14を省略し、その分だけ嵌合部13を
長く形成すればよい。
【0027】パイプ材料6の表面に樹脂コーティング層
7を形成するには、先ず図1(A) のようにマスキング部
材11をパイプ材料6の端部に嵌め込む。この時は、パイ
プ材料6の端部(バルジ部10)を一旦マスキング部材11
の奥まで挿入した後、バルジ部10がマスキング部材11の
嵌合部13と逃がし部14との間の段部19にさしかかる位置
までマスキング部材11を引き戻す。この位置はマスキン
グ部材11の初期嵌合位置Pとなる。
【0028】次に、図1(B) に示すように、パイプ材料
6の表面の残る部分に樹脂コーティング層7を形成す
る。樹脂コーティング層7は、前述したようにポリエチ
レン等の樹脂材料を粉末状にしたものをパイプ材料6の
表面に静電付着させてからパイプ材料6を加熱して樹脂
材料を溶融させたり、或いは予めパイプ材料6を加熱さ
せてから粉末状の樹脂材料をまぶして付着させ、その後
さらにパイプ材料6を加熱して樹脂材料を溶融させると
いうような手順で形成される。
【0029】このように粉末状の樹脂材料を溶融させる
ことによって樹脂コーティング層7が形成されたら、樹
脂コーティング層7が未だ高温で柔らかいうちに、図1
(C)に示すようにマスキング部材11を初期嵌合位置Pか
ら樹脂コーティング層7を形成した部分に向かって軸方
向に押圧し、パイプ材料6の端部(バルジ部10)がマス
キング部材11の底面16に当接するまでマスキング部材11
をスライドさせる。
【0030】これにより、マスキング部材11は初期嵌合
位置PからスライドストロークSだけ移動し、同時にマ
スキング部材11の成型加工部12によって樹脂コーティン
グ層7の端部が加圧される。このため、未だ柔らかい樹
脂コーティング層7の端部が成型加工部12の内部形状
(段差形状)に成形され、この部分に樹脂係合部17が形
成される。この実施形態において、樹脂係合部17は、樹
脂コーティング層7よりも薄くて一定な肉厚を持つよう
に形成される。
【0031】ところで、樹脂係合部17の基部周囲には外
周方向へ突出する鍔状の環状突起18が形成される。この
環状突起18は、前述の如くマスキング部材11が初期嵌合
位置Pから軸方向にスライドする際に、マスキング部材
11の端面15により樹脂コーティング層7端部の樹脂材料
が挿入部8の反対方向に押し寄せられて形成されるもの
である。
【0032】最後に、樹脂コーティング層7が硬化して
からマスキング部材11を取り外せば、樹脂コーティング
パイプとしての燃料フィラーパイプ2が完成する。そし
て、図3に示すように、燃料フィラーパイプ2の挿入部
8がゴム製の弾性パイプ4に挿入される。その際、図4
に拡大して示すように、樹脂コーティング層7の端部に
形成された樹脂係合部17が弾性パイプ4の内径部にオー
バーラップし、環状突起18が弾性パイプ4の端面に当接
する。
【0033】このように、燃料フィラーパイプ2の挿入
部8が弾性パイプ4に挿入された時に樹脂コーティング
層7の端部に形成された樹脂係合部17が挿入部8と共に
弾性パイプ4の内径部に嵌合され、樹脂係合部17が弾性
パイプ4にオーバーラップするため、弾性パイプ4自体
の収縮や車両走行振動等の影響で弾性パイプ4が燃料フ
ィラーパイプ2の挿入部8から抜ける方向に多少ずれて
も、樹脂コーティング層7の形成されていない挿入部8
が外部に露呈されることがなくなり、これによって挿入
部8からの腐食の発生が完全に防止される。
【0034】この第1実施形態では、樹脂コーティング
層7の加熱形成の直後にマスキング部材11をスライドさ
せ、溶融している樹脂コーティング層7の端部をマスキ
ング部材11の成型加工部12で圧延することにより、成型
加工部12の内部形状に沿った形状の樹脂係合部17が樹脂
コーティング層7の端部に形成されるため、樹脂係合部
17を樹脂コーティング層7の端部全周に亘り均一かつ容
易に形成することができ、これによって燃料フィラーパ
イプ2の挿入部8における腐食の発生を確実に防止する
ことができる。
【0035】なお、この第1実施形態では樹脂係合部17
が肉厚一定に形成されているが、必ずしも肉厚一定でな
くてもよい。例えば、図5(A) に示すように樹脂係合部
17をテーパー状に形成して弾性パイプ4への挿入性を向
上させたり、図5(B) に示すように樹脂係合部17を逆テ
ーパー状に形成して弾性パイプ4からの抜脱を防止させ
たり、あるいは図5(C) に示すように樹脂係合部17の外
周面に環状の突起21や溝22を形成して弾性パイプ4内周
面との接触面圧を向上させ、燃料漏れを防止すること等
ができる。
【0036】このような樹脂係合部17の断面形状の設定
は、予めマスキング部材11の成形加工部12の内部形状を
任意に設定することにより多彩に実現できる。マスキン
グ部材11が初期嵌合位置Pからスライドする時には、溶
融した樹脂材料がマスキング部材11の成形加工部12内に
圧力を伴って充填されるため、成形加工部12の内部形状
に相似した断面形状の樹脂係合部17が造形される。
【0037】ところで、マスキング部材11の材質は耐熱
ゴムに限定されることはなく、ある程度の耐熱性と耐反
復使用性を持ち、かつ溶融した樹脂材料が癒着しにくい
材質であれば別なものでも構わない。なお、マスキング
部材11に油脂や離型剤等を塗布すれば樹脂材料の癒着を
効果的に防止することができる。
【0038】また、樹脂コーティング層7の加熱形成
後、樹脂コーティング層7が冷えて硬化した後でも、樹
脂コーティング層7の少なくとも端部を再加熱して軟化
させ(全体的に再加熱してもよい)、マスキング部材11
を嵌め込んでスライドさせる作業を行えば、後から樹脂
係合部17を容易に形成することができる。
【0039】さらに、例えばマスキング部材11を保温性
の良い金属で形成し、この金属性のマスキング部材11を
加熱して、硬化した樹脂コーティング層7の端部に押し
付けることにより、樹脂コーティング層7の端部をマス
キング部材11の熱で軟化させて樹脂係合部17を形成する
こともできる。
【0040】一方、図6(A) 〜(C) は本発明に係る樹脂
コーティングパイプ製造方法の第2実施形態を示すもの
である。この図に示すパイプ材料6は第1実施形態と同
様のものであり、このパイプ材料6の端部付近の外周面
を所定の長さに亘りマスキングして挿入部8aを形成す
るためのマスキング部材11aは、やはり第1実施形態と
同様に耐熱ゴム等の弾性材料で略筒状に形成されてい
る。このマスキング部材11aの内径部には入口側から順
に嵌合部13a、逃がし部14aが形成されているが、第1
実施形態のマスキング部材11に設けられている成型加工
部12は形成されない。
【0041】嵌合部13aの内径は、パイプ材料6が密
に、かつスムーズにスライド可能に挿入される程度の寸
法とするのが好ましいが、嵌合部13aの内径をパイプ材
料6の外径よりも多少大きめに設定し、パイプ材料6が
ルーズに挿入されるようにしてもよい。
【0042】嵌合部13aの奥側は閉塞されて底面16aが
設けられており、嵌合部13aと底面16aとの間の区間の
内径が拡大されて逃がし部14aが形成される。逃がし部
14aの内径は、パイプ材料6端部のバルジ部10を逃がせ
る径とされ、逃がし部14aの軸方向の長さは、マスキン
グ部材11aの後述するスライドストロークSaにバルジ
部10の厚みを追加した長さに設定される。
【0043】この第2実施形態でも、パイプ材料6の端
部に形成される挿入部8aの長さは、マスキング部材11
aの深さ、即ちマスキング部材11aの端面15aから底面
16aまでの長さによって決定される。
【0044】パイプ材料6の表面に樹脂コーティング層
7aを形成するには、先ず図6(A)のようにマスキング
部材11aをパイプ材料6の端部に嵌め込む。この時は、
パイプ材料6の端部(バルジ部10)を一旦マスキング部
材11aの奥まで挿入した後、バルジ部10がマスキング部
材11aの嵌合部13aと逃がし部14aとの間の段部19aに
さしかかる位置までマスキング部材11aを引き戻す。こ
の位置がマスキング部材11の初期嵌合位置Paとなる。
【0045】次に、図6(B) に示すように、パイプ材料
6の表面の残る部分に樹脂コーティング層7aを第1実
施形態と同様に溶融形成する。そして、樹脂コーティン
グ層7aが形成されたら、樹脂コーティング層7aが未
だ高温で柔らかいうちに、図6(C) に示すようにマスキ
ング部材11aを初期嵌合位置から樹脂コーティング層7
aを形成した部分に向かって軸方向に押圧し、パイプ材
料6の端部(バルジ部10)がマスキング部材11aの底面
16aに当接するまでマスキング部材11aをスライドさせ
る。
【0046】これにより、マスキング部材11aは初期嵌
合位置PaからスライドストロークSaだけ移動し、図
7にも拡大して示すように、マスキング部材11aの嵌合
部13aが樹脂コーティング層7aの端部に乗り上げるた
め、未だ柔らかい樹脂コーティング層7aの端部が嵌合
部13aの圧入圧力により圧延され、この部分にパイプ材
料6の端部に向かって薄く延びる樹脂係合部17aが形成
される。この樹脂係合部17aの肉厚は、パイプ材料6の
端部に向かって徐々に薄くなる。
【0047】第1実施形態の場合と同様に、樹脂係合部
17aの基部周囲には、マスキング部材11aのスライドに
よって端面15aに押圧された樹脂材料により外周方向へ
突出する鍔状の環状突起18aが形成される。なお、弾性
変形が可能なマスキング部材11aは、その内外径が樹脂
コーティング層7aの端部に乗り上げることによって若
干拡大する。
【0048】ここで、マスキング部材11aの嵌合部13a
の内径がパイプ材料6の外径に対してきつすぎると、マ
スキング部材11aのスライドと同時に樹脂コーティング
層7aが完全に剥離されてしまうので、スライドしたマ
スキング部材11aが樹脂コーティング層7aの上に乗り
上げて樹脂コーティング層7aを薄く延ばすようにマス
キング部材11aの嵌合部13aの内径を設定することが重
要である。
【0049】最後に、樹脂コーティング層7aが硬化し
てからマスキング部材11aを取り外せば、樹脂コーティ
ングパイプとしての燃料フィラーパイプ2aが完成す
る。そして、この燃料フィラーパイプ2aの挿入部8a
を図8に示す弾性パイプ4に挿入すれば、挿入部8aと
共に樹脂係合部17aが弾性パイプ4の内径部に圧入され
てオーバーラップし、環状突起18aが弾性パイプ4の端
面に当接する。
【0050】このように、燃料フィラーパイプ2aの挿
入部8aと共に樹脂係合部17aが弾性パイプ4の内径部
にオーバーラップする形で圧入されるため、弾性パイプ
4自体の収縮や車両走行振動等の影響で弾性パイプ4が
燃料フィラーパイプ2aの挿入部8aから抜ける方向に
多少ずれても、樹脂コーティング層7aの形成されてい
ない挿入部8aが外部に露呈されることがなくなり、こ
れによって挿入部8aからの腐食の発生が完全に防止さ
れる。
【0051】この第2実施形態において、樹脂係合部17
aは、樹脂コーティング層7aの加熱形成の直後にマス
キング部材11aをスライドさせ、マスキング部材11aの
嵌合部13aで樹脂コーティング層7aの端部を薄く延ば
すことにより形成されるため、樹脂係合部17aを樹脂コ
ーティング層7aの端部全周に亘り薄く均一に、かつ容
易に形成することができる。この方法では、マスキング
部材11aの内径部に第1実施形態のマスキング部材11に
設けたような成型加工部12を設けなくてもよいため、マ
スキング部材11aの形状を単純化することができる。
【0052】ところで、前記第1実施形態における燃料
フィラーパイプ2の製造方法および上記第2実施形態に
おける燃料フィラーパイプ2aの製造方法では、マスキ
ング部材11,11aの嵌合部13,13aと底面16,16aとの
間に逃がし部14,14aを形成し、マスキング部材11,11
aの初期嵌合位置P,Paでは嵌合部13,13aと逃がし
部14,14aとの間の段部19,19aにパイプ材料6端部の
バルジ部10を位置させ、その後、バルジ部10がマスキン
グ部材11,11aの底面16,16aに当接するまでマスキン
グ部材11,11aをスライドさせるようにしているため、
マスキング部材11,11aの初期嵌合位置P,Paの割り
出しが容易であるとともに、マスキング部材11,11aの
スライドストロークS,Saが過不足する懸念もない。
従って、挿入部8,8aを形成するためのマスキング工
程が非常に容易である。
【0053】また、前記第1実施形態および第2実施形
態における燃料フィラーパイプ2,2aには、それぞれ
樹脂係合部17,17aの基部周囲に外周方向へ突出する鍔
状の環状突起18,18aが形成されているため、燃料フィ
ラーパイプ2,2aの挿入部8,8aを弾性パイプ4等
に挿入する際には環状突起18,18aが弾性パイプ4の端
面に当接するまで挿入すればよく、これによって挿入量
の過不足が防止され、弾性パイプ4との接続作業が容易
になる。
【0054】この環状突起18,18aは、マスキング部材
11,11aのスライド時にマスキング部材11,11aの端面
15,15aが樹脂コーティング層7,7a端部の樹脂材料
を押圧することによって形成されるため、格別な専用工
程を必要とせずに環状突起18,18aを容易に形成するこ
とができる。
【0055】なお、前記第1実施形態および第2実施形
態の他にも樹脂コーティング層の端部に樹脂係合部を形
成する手順は考えられるが、要するにマスキング部材を
パイプ材料の軸方向にスライドさせることによって樹脂
コーティング層の端部をマスキング部材で成型し、樹脂
コーティング層の端部に樹脂係合部を形成することが本
発明のポイントである。
【0056】また、前記第1実施形態および第2実施形
態では、本発明に係る構造や製造方法による樹脂コーテ
ィングパイプの一例として自動車の燃料タンクに用いら
れている燃料フィラーパイプについて述べたが、自動車
の燃料フィラーパイプに限らず、例えば他の乗り物や機
械類の冷却液、作動液、ブレーキ液、燃料等の液体類を
搬送するための樹脂コーティングパイプや、水道設備お
よびガス設備等に用いられる樹脂コーティングパイプ
(特に地中や壁面等に埋設されるもの)等、他の幅広い
分野の樹脂コーティングパイプにも本発明に係る樹脂コ
ーティングパイプおよびその製造方法を適用すれば、樹
脂コーティングパイプの挿入部における腐食の発生を防
止し、絶大な信頼性を得ることができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る樹脂
コーティングパイプおよびその製造方法によれば、樹脂
コーティングパイプを他の嵌合部材に挿入可能にするべ
くマスキングして形成される挿入部からの腐食の発生を
防止するとともに、挿入部を形成するためのマスキング
工程を容易にし、しかも樹脂コーティングパイプの挿入
部を他の嵌合部材に挿入する際における挿入量の過不足
をなくして接続作業を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示すもので、 (A)はパ
イプ材料の端部にマスキング部材が嵌め込まれた状態を
示す図、 (B)はパイプ材料の表面の残る部分に樹脂コー
ティング層が形成された状態を示す図、 (C)はマスキン
グ部材が初期嵌合位置から軸方向にスライドされた状態
を示す図。
【図2】(A)はマスキング部材の正面図、 (B)は (A)の
IIB-IIB矢視によるマスキング部材の縦断面図。
【図3】燃料フィラーパイプの挿入部が弾性パイプに挿
入された状態を示す図。
【図4】図3のIV部拡大図。
【図5】(A) は樹脂係合部がテーパー状に形成された例
を示す縦断面図、(B) は樹脂係合部が逆テーパー状に形
成された例を示す縦断面図、(C) は樹脂係合部の外周面
に環状の突起部や溝が形成された例を示す縦断面図。
【図6】本発明の第2実施形態を示すもので、 (A)はパ
イプ材料の端部にマスキング部材が嵌め込まれた状態を
示す図、 (B)はパイプ材料の表面の残る部分に樹脂コー
ティング層が形成された状態を示す図、 (C)はマスキン
グ部材が初期嵌合位置から軸方向にスライドされた状態
を示す図。
【図7】図6(C) の VII部拡大図。
【図8】自動車の燃料タンクと燃料フィラーパイプを示
す斜視図。
【図9】従来の技術においてパイプ材料の端部にマスキ
ング部材が嵌め込まれた状態を示す図。
【図10】従来の技術においてパイプ材料の表面の残る
部分に樹脂コーティング層が形成された状態を示す図。
【図11】従来の技術における問題点を示す図。
【符号の説明】
2,2a 樹脂コーティングパイプとしての燃料フィラ
ーパイプ 4 他の嵌合部材である弾性パイプ 6 パイプ材料 7,7a 樹脂コーティング層 8,8a 挿入部 10 バルジ部 11,11a マスキング部材 12 成型加工部 13,13a 嵌合部 14,14a 逃がし部 15,15a 端面 16,16a 底面 17,17a 樹脂係合部 18,18a 環状突起 19,19a 段部 S,Sa マスキング部材のスライドストローク P,Pa マスキング部材の初期嵌合位置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプ材料の端部付近の外周面を所定の
    長さに亘ってマスキングし、パイプ材料の表面の残る部
    分に樹脂コーティング層を形成し、マスキングした部分
    を他の嵌合部材の内径部に密に挿入するための挿入部と
    した樹脂コーティングパイプにおいて、樹脂コーティン
    グ層7,7aの端部に、挿入部8,8a沿いに延びて挿
    入部8,8aと共に他の嵌合部材(4)の内径部に嵌合
    可能な樹脂係合部17,17aを形成したことを特徴とする
    樹脂コーティングパイプ。
  2. 【請求項2】 パイプ材料6の外周にスライド可能に嵌
    合される内径の嵌合部13を有し、その入口側の内径が拡
    大されて段差状の成型加工部12が形成されたマスキング
    部材11をパイプ材料6の端部に嵌め込み、パイプ材料6
    の表面の残る部分に樹脂コーティング層7を形成した
    後、マスキング部材11を樹脂コーティング層7を形成し
    た部分に向かって軸方向にスライドさせることにより、
    樹脂コーティング層7の端部を成形加工部12の内部形状
    に成形し、この部分に挿入部8沿いに延びて挿入部8と
    共に他の嵌合部材(4)の内径部に嵌合可能な樹脂係合
    部17を形成することを特徴とする樹脂コーティングパイ
    プの製造方法。
  3. 【請求項3】 パイプ材料6の外周にスライド可能に嵌
    合される内径を持つ嵌合部13aを備えたマスキング部材
    11aをパイプ材料6の端部に嵌め込み、パイプ材料6の
    表面の残る部分に樹脂コーティング層7aを形成した
    後、マスキング部材11aを樹脂コーティング層7aを形
    成した部分に向かって軸方向にスライドさせることによ
    り、樹脂コーティング層7aの端部にマスキング部材11
    aの嵌合部13aを乗り上げさせ、この嵌合部13aで樹脂
    コーティング層7aの端部を圧延し、この部分に挿入部
    8a沿いに延びて挿入部8aと共に他の嵌合部材(4)
    の内径部に嵌合可能な樹脂係合部17aを形成することを
    特徴とする樹脂コーティングパイプの製造方法。
  4. 【請求項4】 樹脂係合部17,17aの基部周囲に、外周
    方向へ突出する環状突起18,18aを形成した請求項1に
    記載の樹脂コーティングパイプ。
  5. 【請求項5】 樹脂コーティング層7,7aの端部に樹
    脂係合部17,17aを形成する際に、樹脂コーティング層
    7,7a端部の樹脂材料をマスキング部材11,11aの端
    面15,15aで挿入部8,8aの反対方向に押し寄せ、樹
    脂係合部17,17aの基部周囲に外周方向へ突出する環状
    突起18,18aを形成する請求項2および3に記載の樹脂
    コーティングパイプの製造方法。
  6. 【請求項6】 マスキング部材11,11aの嵌合部13,13
    aの奥側に底面16,16aを設け、嵌合部13,13aと底面
    16,16aとの間の区間の内径を拡大することにより、パ
    イプ材料6の端部に形成されたバルジ部10を逃がす逃が
    し部14,14aを形成し、この逃がし部14,14aの軸方向
    の長さを、マスキング部材11,11aのスライドストロー
    クS,Saにバルジ部10の厚みを追加した長さに設定
    し、マスキング部材11,11aの初期嵌合位置P,Pa
    を、マスキング部材11,11aの嵌合部13,13aと逃がし
    部14,14aとの間の段部19,19aにパイプ材料6端部の
    バルジ部10がさしかかる位置とし、その後、マスキング
    部材11,11aの底面16,16aがバルジ部10に当接するま
    でマスキング部材11,11aをスライドさせて樹脂係合部
    17,17aを形成する請求項2および3に記載の樹脂コー
    ティングパイプの製造方法。
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