JPH0226314A - 合成樹脂コーティング軸受の製造方法 - Google Patents

合成樹脂コーティング軸受の製造方法

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JPH0226314A
JPH0226314A JP17609088A JP17609088A JPH0226314A JP H0226314 A JPH0226314 A JP H0226314A JP 17609088 A JP17609088 A JP 17609088A JP 17609088 A JP17609088 A JP 17609088A JP H0226314 A JPH0226314 A JP H0226314A
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JP
Japan
Prior art keywords
bearing
resin sheet
pressure
synthetic resin
jig
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Pending
Application number
JP17609088A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Hasegawa
肇 長谷川
Hirohisa Toyama
外山 浩久
Masahiro Imayama
今山 正大
Shigenori Tamaoki
玉置 茂紀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPH0226314A publication Critical patent/JPH0226314A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、軸が摺動する軸受の内周部を合成樹脂でコー
ティングする方法に関する。
(従来の技術) 軸との摺動特性を向上させて摺動面の耐久性の向上、異
音の発生防止などを図るために、軸受の摺動面を摺動性
及び耐摩耗性の優れた合成樹脂や潤滑油を含有した合成
樹脂でコーティングしたものが提案されている(例えば
、実開昭61−200927号公報を参照)。
そして、従来、合成樹脂を軸受なとの摺動面にコーティ
ングする方法は種々提案されており、例えば熱可塑性の
合成樹脂を軸受なとの摺動面に載せて加熱軟化させた後
、押圧して摺動面にコーティングさせる方法(特開昭5
5−49257号公報参照)、または軸受などを成形用
金型にインサートし、圧縮成形、トランスファ成形、射
出成形などの成形方法で摺動部に合成樹脂をコーティン
グさせる方法(特開昭5l−2(1(1927号公報参
照)などがある。
ところで、軸受の摺動面に合成樹脂をコーティングした
場合、合成樹脂の端部から剥離が生じやすい、そのため
、軸受の摺動面からその両側面にまで合成樹脂のコーテ
ィング範囲を拡げて密着範囲を大きくすることによりこ
れを解決している。
そして、このように軸受の摺動面から両側面まで合成樹
脂をコーティングさせる場合、コーティング形状が複雑
となるため、通常、射出成形により軸受の摺動面および
その両側面に合成樹脂を一体成形し、その後、合成樹脂
を溶融温度まで加熱した状態で治具によって摺動面を押
圧し合成樹脂を密着させる方法が取られている。
この射出成形により軸受に合成樹脂をコーティングする
場合、第6図に示すような射出成形金型を用いて行なわ
れ、上型lと下N2とからなる金型3内に軸受4をイン
サートし合成樹脂を射出して軸受4の摺動面およびその
両側面に一体成形するものである。
(発明が解決しようとする課題) しかし、射出成形により軸受に合成樹脂をコーティング
すると、コーティングされた合成樹脂からパリが発生す
ることがある。これは、軸受の製品寸法にばらつきがあ
るため、軸受を射出成形金型にインサートした場合必ず
しも軸受と金型との合わせが十分でなくキャビティか密
封状態とならず、さらに高い圧力(約1,000〜2,
000Kg/am’ )で合成樹脂が射出されるために
その合わせ個所からパリが生じるものである。
このパリは使用時に脱落して軸と軸受の摺動面の間に噛
み込まれて摺動特性を悪化させたり、エンジンの潤滑油
内へ異物として混入してしまうなどの問題点を生じさせ
ている。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたもので、パリ
を発生させることがなくかつ軸受と合成樹脂との密着性
を向上させた合成樹脂コーティング軸受の製造方法を提
供することにある。
課題を解決するための手段) 本発明の製造方法は、合成樹脂がコーティングされるべ
き軸受の内周部に被装可能な形状に予備成形した樹脂シ
ートを前記内周部に被せ、該樹脂シートが被せられた軸
受を、該軸受の内周部の両側面を規制する漏れ止めスト
ッパと該漏れ止めストッパの間を摺動する圧着部とから
なる圧着治具の前記漏れ止めストッパ間に配置し、前記
樹脂シートを加熱軟化させた後、前記圧着治具の圧着部
を摺動させて該樹脂シートを前記内周部に圧着させるこ
とを特徴とする。
(作用) 上記方法によれば、摺動面と両側面とからなる軸受の内
周部に被装可能な形状に予備成形された樹脂シートを被
せて加熱軟化させた後、圧着治具の漏れ止めストッパで
この軸受の両側面をコーティングすべき合成樹脂要分の
間隔をあけて規制し、圧着治具の圧着部により樹脂シー
トを押圧するため、摺動面に合成樹脂が強固に密着する
とともに、摺動面側から合成樹脂が軸受の両側面側に流
動し、その流動により側面側の圧力が高められて両側面
にも合成樹脂が強固に密着される。
また、低圧で樹脂シートを押圧するため、軸受と圧着治
具の隙間から溶融樹脂がはみ出てパリを発生させること
もない。
(実施例) つぎに1本発明の実施例を図面に基づいて説明する。な
お1本実施例では、自動車のエンジンのカムシャフトを
支持する軸受5に合成樹脂をコーティングするための圧
着治具6を用いた製造方法について説明する。
第1図はこの圧着治具6により軸受5に合成樹脂を圧着
するときの状態を示すもので、右半分が縦断面である側
面図であり、第2図は第1図のn−n線断面図であり、
第3図(a)、(b)。
(C)は軸受5の形状を示すものである。
まず1本実施例において合成樹脂をコーティングする軸
受5を第3図(a)、(b)、(C)を用いて説明する
と、軸受5は一対のものを合わせることにより図示しな
いカムシャフトを支持することができる構成となってい
るものである。そして、その形状は、軸受5にはカムシ
ャフトを支持する内周部7が設けられており、この内周
部7は円弧状の摺動面8と摺動面8から一定の幅で他の
一般面9より厚さが薄く形成された側面10とからなっ
ている。また、軸受5には一対の軸受5を合わせて固定
するためのボルト(図示せず)が挿通される孔11が形
成されている。
次に、第1図および第2図を用いて圧着治具6の構成を
説明すると、12は治具本体であり。
治具本体12の下側には凹部13が形成されている。凹
部13には、軸受5の摺動面8に合成樹脂を押圧する圧
着部14か摺動自在に挿入されており、圧着部14は治
具本体12に摺動可能に貫通しているボルト15の先端
に螺着されている。さらに、凹部13にはコイルスプリ
ング16が介装されており、このコイルスプリング16
により圧着部14が凹部13から突出する方向に付勢さ
れている。
また、圧着治具6と軸受5が合わされたときに圧着部1
4と軸受5の摺動面8との間隙が合成樹脂のコーティン
グの厚さとなるように、ボルト15と圧着部14の螺着
位置を調整し圧着部14の突出量を変えることにより間
隙を適正なものに設定する。
なお、この圧着部14による後述する樹脂シート17を
押圧する力は1〜30にg/c■2程度でよく、その押
圧力に対応したコイルスプリングが用いられる。
治具本体12には軸受5の内周部7の両側面lOを閉止
するための漏れ止めストッパ18がボルト19により固
定されている。漏れ止めストッパ18は、軸受5の内周
部7の側面10から合成樹脂をコーティングする厚さ分
だけ離れて位置するストッパ部20を有し、このストッ
パ部20の先端が内周部7の側面lOと軸受5の一般面
9との段差部21に当接して前記圧着部14とで軸受5
の内周部7を密閉状態にするものである。
このように構成した圧着治具6の軸受5への取付けは、
ボルト22を軸受5の孔11に挿通させて治具本体12
に形成されているねじ孔23に螺着させることにより行
なわれる。
つづいて、予備成形により成形される樹脂シート17の
形状を第4図および第5図を用いて説明すると、軸受5
の摺動面8に対応する部分17aの幅りは軸受5の内周
部7の幅立よりも着干大きく設定されている。また、内
周部7の側面10に対応する部分17bの輻Hは、側面
10の幅りよりも若干短めに設定されており、これは、
側面10のahよりも長く設定すると、圧着時に軸受5
の段差部24に当って浮き上がり、内周部7とコーティ
ングされた合成樹脂との間に空気か残って剥れの原因と
なるためである。また。
樹脂シート17の厚さは、圧着部14により押圧された
ときに摺動面8に対応する部分17aから合r!を樹脂
か両側面10に対応する部分17bに流動するように、
厚めに設定しておく必要がある。なお、樹脂シート17
の材質は、特に限定されるものではないが、例えば、ア
フロンGOP C780(カーボン10%、タルク3%
含有)などが使用される。
また、この樹脂シート17を軸受5の内周部7に被せた
後に加熱軟化させる手段としては、特に限定されないが
、例えば、軸受5の回りに高周波コイルを取付け、それ
により軸受5に高周波を加えて加熱させるものがある。
以上の構成および形状の軸受5、圧着治具6、樹脂シー
ト17により軸受5の内周部7に合成樹脂をコーティン
グする方法を説明する。
軸受5の合成樹脂がコーティングされる内周部7に予備
成形した樹脂シート17を被せる。そして、被された樹
脂シート17の上から圧着治具6を合わせてボルト22
により固定する。このとき、樹脂シート17は溶融温度
になっていないため圧着部14により押圧されても変形
することはなく、逆に樹脂シート17は厚めに形成され
ているため圧着部14をコイルスプリング16の付勢力
に抗して上方に押し上げている。
つづいて、高周波により軸受5を加熱して樹脂シート1
7が溶融温度以上になると樹脂シート17は軟化する。
そして、樹脂シート17は軟化した状態で圧着部14に
より押圧されるため、軸受5の摺動面8側から側面lO
側に合成樹脂が流動する。このとき、樹脂シート17と
軸受5の摺動面8との間に残っている空気は側面10側
に抜け、さらに、漏れ止めストッパ18と軸受5の微小
な隙間から外部に抜ける。このようにして、軸受5の摺
動面8には圧着部14により押圧されて合成樹脂が強固
に密着され、軸受5の側面には合成樹脂が摺動面8側か
ら流動して圧力が高められるため合成樹脂が強固に密着
される。このようにして。
空気欠陥の無い合成樹脂コーティングが軸受5の内周部
7に施される。
なお、軸受5と漏れ止めストッパ18との隙間から空気
は抜けるが、合成樹脂は粘性が大きくかつ樹脂シート1
7が押圧されて流動するときの圧力が射出成形の射出圧
に比べてきわめて小さいため、漏れ止めストッパ18と
軸受5の微小な隙間から合成樹脂がはみ出ることがない
、そのため、パリが発生しない。
なお、本発明は上記実施例の圧着治具6を用いるものに
限定されるものではなく、軸受5の内周部7を密閉状態
として樹脂シート17を低圧で抑圧できる構成であれば
どのような態様てありてもよい。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように本発明は、軸受の内周部の形
状に合わせて予備成形した樹脂シートを、内周部に被せ
て加熱軟化させ、圧着治具の漏れ止めストッパにより密
閉した状態で圧着部によって低圧で押圧することにより
、軸受の摺動面およびその側面に合成樹脂を強固に密着
させてコーティングすることができる。
さらに、低圧で樹脂シートを押圧するため、パリの発生
が防止され、合成樹脂コーティング軸受の耐久性の向上
が図れるとともに、パリによる軸受の摺動特性を悪化さ
せたり、パリがエンジンの潤滑油内へ異物として混入す
るという問題が解消される。
さらに、射出成形に比べて金型費が低減されるため、製
品コストの低減も図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は1本発明の製造方法の一実施例に使用する圧着
治具を軸受に装着した状態を示す図で、左半分を縦断面
とした側面図、 第2図は、第1図の■−■線断面図、 第3図(a)、(b)、(c)は、第1図に示す圧着治
具によりコーティングされる軸受を示すもので、第3図
(a)は左半分が縦断面である側面図、第3図(b)は
第3図(a)のmb−mb線断面図、第3図CC)は第
3図(a)のmc−IIIc線断面図、 第4図は、第3図に示した軸受と予備成形された樹脂シ
ートとの寸法関係を示す側面図。 第5図は、第4図のV−V線断面図、 第6図は、射出成形金型の一例を示す断面図である。 6・・・圧着治具 7・・・内周部 9・・・軸受 14・・・圧着部 17・・・樹脂シート 18−・・漏れ止めストッパ 0L− 閂

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)合成樹脂がコーティングされるべき軸受の内周部
    に被装可能な形状に予備成形した樹脂シートを前記内周
    部に被せ、該樹脂シートが被せられた軸受を、該軸受の
    内周部の両側面を規制する漏れ止めストッパと該漏れ止
    めストッパの間を摺動する圧着部とからなる圧着治具の
    前記漏れ止めストッパ間に配置し、前記樹脂シートを加
    熱軟化させた後、前記圧着治具の圧着部を摺動させて該
    樹脂シートを前記内周部に圧着させることを特徴とする
    合成樹脂コーティング軸受の製造方法。
JP17609088A 1988-07-14 1988-07-14 合成樹脂コーティング軸受の製造方法 Pending JPH0226314A (ja)

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JP17609088A JPH0226314A (ja) 1988-07-14 1988-07-14 合成樹脂コーティング軸受の製造方法

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JPH0226314A true JPH0226314A (ja) 1990-01-29

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JP (1) JPH0226314A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009024658A (ja) * 2007-07-23 2009-02-05 Toyota Motor Corp 可変圧縮比内燃機関

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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