JP2000073435A - 人体局部洗浄装置 - Google Patents

人体局部洗浄装置

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JP2000073435A
JP2000073435A JP10242418A JP24241898A JP2000073435A JP 2000073435 A JP2000073435 A JP 2000073435A JP 10242418 A JP10242418 A JP 10242418A JP 24241898 A JP24241898 A JP 24241898A JP 2000073435 A JP2000073435 A JP 2000073435A
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JP
Japan
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motor
human body
nozzle
control unit
ambient temperature
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Pending
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JP10242418A
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English (en)
Inventor
Kenji Nakamura
健二 中村
Takeshi Noguchi
剛 野口
Naotoshi Inoue
直稔 井上
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Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高価なステッピングモータを使用することな
く、安価なDCモータを使用しても、ノズルの移動量が
雰囲気温度の変化に影響されない人体局部洗浄装置を提
供する。 【解決手段】 人体局部を洗浄するノズル5と、該ノズ
ル5の前進動作及び後退動作を行うモータ120と、該
モータ120の駆動制御部144とを備えた人体局部洗
浄装置において、雰囲気温度検出手段151、及び、該
雰囲気温度検出手段151により検出された温度に応じ
て前記駆動制御部144からモータ120への出力を補
正する補正手段150を備え、雰囲気温度によらず前記
モータ120のトルクを一定に保つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体局部を温水に
て洗浄する人体局部洗浄装置、特に洗浄を行うノズルの
駆動に関する。
【0002】
【従来の技術】人体局部洗浄装置の内部には、人体局部
を温水にて洗浄するノズルと、該ノズルの位置を前後に
移動させ位置調整を行うモータと、該モータの駆動を制
御する駆動制御部とが内蔵され、人体局部洗浄装置の使
用者は、本体又はリモコンに装着される操作スイッチに
より、前記駆動制御部に指示を出し、モータを駆動する
ことによって温水が局部に当たるようにノズルを前後さ
せて調整を行う。
【0003】前記モータとしては、安価なDCモータ又
は高価ではあるが駆動位置制御が容易なステッピングモ
ータを使用することが一般的であり、ノズルを前後に駆
動する為にDCモータを使用した場合には、一定のDC
電圧の印加又は一定のパルス周期若しくは一定のパルス
数の電圧を印加し、ステッピングモータを使用する場合
には、ステップパルスを印加する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、DCモ
ータの内部に設置されるロータに巻き付けられているコ
イルは、金属線であるために、雰囲気温度の変化に合わ
せてコイルの抵抗が大きく変化してしまう。具体的に
は、一般的なDCモータは雰囲気温度が25℃のときコ
イル抵抗が60Ω程度であるが、0℃のときは50Ω
に、50℃のときは70Ω程度にまで変化する。DCモ
ータへの印加電圧が一定の場合は、DCモータ内部の抵
抗値は雰囲気温度が上昇するにつれて高くなり、該抵抗
値の上昇に反比例して電流値は減少する。そして、電流
値の減少は、図4に示すようにDCモータのトルクを減
少させ、トルクの減少が大きくなるとノズルが本来の移
動すべき場所まで移動不可能になるとの課題がある。
【0005】また、ステッピングモータを使用した場合
は、DCモータと同様に雰囲気温度の上昇に合わせて、
コイルの抵抗も大きくなるが、その駆動方式の違いによ
り一定電圧を印加してもノズルの移動量は変化しない。
しかし、ステッピングモータは、DCモータに比較し高
価であり、そのようなモータを組み込んだ製品も必然的
に高価なものとなるとの課題を有している。
【0006】本発明は、前述した課題に鑑みてなされた
ものであり、高価なステッピングモータを使用すること
なく、安価なDCモータを使用しても、ノズルの移動量
が雰囲気温度の変化に影響されることのない人体局部洗
浄装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、図
1に示すように、人体局部を洗浄するノズル5と、該ノ
ズル5の前進動作及び後退動作を行うモータ120と、
該モータ120の駆動制御部144とを備えた人体局部
洗浄装置において、雰囲気温度検出手段151、及び、
該雰囲気温度検出手段151により検出された温度に応
じて前記駆動制御部144からモータ120への出力を
補正する補正手段150を備え、雰囲気温度によらず前
記モータ120のトルクを一定に保つことを特徴とす
る。
【0008】本発明の請求項2は、駆動制御部144
が、モータ120をパルス数変調又はパルス幅変調にて
駆動することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に用いるモータ120は、
安価なDCモータであり、ノズルを前後に駆動する為に
順転及び逆転の行えるものを使用する。
【0010】本発明に用いる駆動制御部144は、モー
タ120を順転又は逆転駆動させる制御を行うものであ
り、前記駆動はパルス駆動を好適に用いることができ
る。また、モータ120への出力については、印加電圧
の波高値、パルス周期、パルス数及びモータ120への
印加方向を可変させている。
【0011】本発明に用いる雰囲気温度検出手段151
は、本発明の人体局部洗浄装置を設置している部屋の雰
囲気温度を検出可能なものであれば特に限定されるもの
ではないが、サーミスタ又は熱電対等を好適に用いるこ
とができる。
【0012】本発明に用いる補正手段150は、前記雰
囲気温度検出手段151にて検出した雰囲気温度に応じ
て、駆動制御部144を制御する制御定数を算出するも
のであり、オペアンプを用いたアナログ演算回路でも良
いが、好適にはマイコンのソフトウェアでの演算が用い
られる。尚、前記制御定数とは、雰囲気温度が高くなれ
ばより多くの電圧をモータ120へと印加し、逆に雰囲
気温度が低くなれば少ない電圧をモータ120へと印加
する為の定数である。
【0013】
【実施例】以下図面を用いて、本発明の実施例を説明す
る。図3は、本発明の人体局部洗浄装置を示す斜視図で
あり、内部にヒータを内蔵し便座を所定温度に加温する
暖房便座1と、便蓋3とを回動自在に人体局部洗浄装置
本体2に取り付け、該人体局部洗浄装置本体2を便器6
上に載置固定している。人体局部を洗浄するノズル5
は、非使用時において人体局部洗浄装置本体2の内部に
収納されており、使用時にのみ図3に示すように伸長し
て温水の噴出を行う。
【0014】人体局部洗浄装置に対する使用者からの指
示は、人体局部洗浄装置本体2の袖部に設けた操作信号
受信窓4から信号を侵入させ、操作指示受信部145
(図2参照)にて受信する。また、前記操作指示受信部
145(図2参照)等に使用する電源は、漏電ブレーカ
7から電源コード8を介して人体局部洗浄装置本体2へ
と供給される。
【0015】図6に示すものは、図3に示す人体局部洗
浄装置へと指示を出すためのリモコン10であり、該リ
モコン10には、機器の動作を停止させる止スイッチ1
1、おしり洗浄を開始するおしりスイッチ12、ノズル
5(図3参照)を前後に反復移動させて人体局部を温水
にてマッサージするマッサージスイッチ13、人体局部
を洗浄する水勢を変更する「強」スイッチ14及び
「弱」スイッチ15、ノズル5(図3参照)の洗浄位置
を調整する「前」スイッチ16及び「後」スイッチ17
が備えて有り、前記各スイッチが押下された場合には、
その信号を人体局部洗浄装置本体2(図3参照)に赤外
線にて送信する為に、赤外線送信部18より送信が行わ
れる。
【0016】図2を用いて本発明の人体局部洗浄装置の
動作説明を行うと、先ず、使用者がリモコン10(図6
参照)のおしりスイッチ12(図6参照)を押下する
と、赤外線送信部18(図6参照)から赤外線信号が発
信され、該赤外線信号を操作信号受信窓4(図3参照)
を介して操作指示受信部145が受信する。操作指示受
信部145は、受信内容を制御部146に伝達し、該制
御部146から電磁弁駆動部141を介して水電磁弁1
00を開弁させ、給水配管9(図3参照)よりタンク1
01に常温水を入水させる。
【0017】前記タンク101は、タンクヒータ102
を内蔵しており、人体局部を洗浄するための温水を貯湯
している。そのため、常温水がタンク101に入水する
と、温水が押し出されて水量制御弁103へと達する。
水量制御弁103は、前述した制御部146からの指示
により駆動指令を与える水制御弁駆動部143により開
弁され、温水はホース104を通りノズル5より人体局
部に向けて噴出する。
【0018】温度検知器130は、トイレ室内の温度
(即ちモータ120の雰囲気温度)を検知し、温度検出
部147を介して制御部146へと温度情報を伝達す
る。制御部146は、マイコンにより構成されるもの
で、補正手段150をソフトウェアとして内蔵し、入力
された温度情報から、モータ120に使用されているコ
イルの金属線抵抗値を求め、モータ120のトルクを予
め設定されたトルクになるように駆動制御部144から
モータ120へと出力する信号を制御する。
【0019】図5は、駆動制御部144からモータ12
0へと出力される駆動波形を示したものであり、図5
(a)はパルス幅変調方式を示し、図5(b)はパルス
数変調方式を示している。図5(a)から説明すると、
T1は駆動パルスの1周期を示しており、V1はモータ
120に印加する電圧値となっている。印加電圧時間
は、低温(0℃)<標準(25℃)<高温(50℃)と
なるようにT10<T11<T12としてあり、温度が
高いほど長く電圧を印加して、結果としてモータ120
のトルクを雰囲気温度によらず一定となるようにしてい
る。尚、T1は、使用するモータ120が一般的なDC
モータであることから10mS程度であり、T10は、
起動電圧を満足する為にも1mS以上であることが望ま
しい。また、V1は12V程度であることが制御しやす
く好ましい。
【0020】図5(b)では、パルス数変調方式によ
り、モータ120のトルクを一定に保つものであり、T
2は駆動パルスの基準時間を示し、V2はモータ120
に印加する電圧値を示している。T3は、1パルス当た
りの時間を示し、印加電圧を容易に計算できるように1
パルス当たりの時間の50パーセントだけ電圧を印加す
るようにしている。T2の間のパルス数は、高温になる
ほど多くし、N1<N2<N3の関係となる。従って、
雰囲気温度が高くなれば、それに比例して印加電圧のパ
ルス数を増やし、モータ120のトルクを雰囲気温度に
よらず一定に保つことができる。
【0021】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、雰囲気
温度によりモータに印可する電圧印加時間を可変させる
ので、雰囲気温度が高くモータの抵抗値が高くなった場
合であっても、所定のトルクでモータを回転させること
が可能であり、ノズルを確実に所定位置まで移動させる
ことができる。また、本発明に使用するモータは、高価
なステッピングモータを使用することなく、安価である
一般的なDCモータを使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のノズル駆動に関するブロック図。
【図2】本発明の人体局部洗浄装置に関する全体ブロッ
ク図。
【図3】本発明の人体局部洗浄装置の斜視図。
【図4】DCモータにおける、電流とトルクとの関係を
示す特性図。
【図5】本発明のノズルを駆動する為の駆動波形を示す
図面であり、(a)はパルス幅変調方式を、(b)はパ
ルス数変調方式を示す。
【図6】本発明の人体局部洗浄装置に動作指令を与える
リモコンの平面図。
【符号の説明】
1.暖房便座 2.人体局部洗浄装
置本体 3.便蓋 4.操作信号受信窓 5.ノズル 6.便器 7.漏電ブレーカ 8.電源コード 9.給水配管 10.リモコン 11.止スイッチ 12.おしりスイッ
チ 13.マッサージスイッチ 14.「強」スイッ
チ 15.「弱」スイッチ 16.「前」スイッ
チ 17.「後」スイッチ 18.赤外線送信部 100.水電磁弁 101.タンク 102.タンクヒータ 103.水量制御弁 104.ホース 120.モータ 121.ギヤ 122.固定ギヤ 123.ノズルギヤ部 130.温度検知器 140.制御装置 141.電磁弁駆動
部 142.ヒータ駆動部 143.水制御弁駆
動部 144.駆動制御部 145.操作指示受
信部 146.制御部 147.温度検出部 150.補正手段 151.雰囲気温度
検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 直稔 茨城県下館市大字下江連1250番地 日立化 成工業株式会社結城工場内 Fターム(参考) 2D038 JA05 JH16 KA12

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人体局部を洗浄するノズルと、該ノズル
    の前進動作及び後退動作を行うモータと、該モータの駆
    動制御部とを備えた人体局部洗浄装置において、雰囲気
    温度検出手段、及び、該雰囲気温度検出手段により検出
    された温度に応じて前記駆動制御部からモータへの出力
    を補正する補正手段を備え、雰囲気温度によらず前記モ
    ータのトルクを一定に保つことを特徴とする人体局部洗
    浄装置。
  2. 【請求項2】 駆動制御部が、モータをパルス数変調又
    はパルス幅変調にて駆動することを特徴とする請求項1
    に記載の人体局部洗浄装置。
JP10242418A 1998-08-28 1998-08-28 人体局部洗浄装置 Pending JP2000073435A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005336862A (ja) * 2004-05-27 2005-12-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 衛生洗浄装置
EP1933454A1 (de) * 2006-12-16 2008-06-18 Henning Dipl.-Ing. Becker Verfahren zur Leistungssteuerung einer elektrischen Einrichtung
JP2013528042A (ja) * 2010-05-13 2013-07-04 エルエスアイ・インダストリーズ・インコーポレーテッド Dc負荷への電力を制御するための方法およびシステム

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