JP3694620B2 - 負荷制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、リレー接点開閉時のアーク放電を防止した負荷制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
リレーを介して負荷を駆動制御する負荷制御装置が、従来から知られている。その場合、例えば一般的に採用される機械式の接点を有する有接点リレーにおいては、リレー接点の接触抵抗による電力損失が、半導体スイッチング素子などの無接点リレーのオン抵抗による電力損失よりも十分に小さいために、大きな負荷電流を流すことができ、また放熱板を用いる必要がないという特徴をもっている。しかし、他方負荷電流の開閉時に接点間でアーク放電が起きるので接点の劣化が著しくなり、開閉頻度を余り多くできず、また信頼性が悪くなるなどの問題を有している。
【0003】
そこで、このような問題を解決した従来例として、例えば交流電源のゼロボルトに同期した信号を発生する電源同期信号発生手段と、リレー接点が開閉した位相を検知する開閉位相検知手段と、上記電源同期信号発生手段からの電源同期信号と上記開閉位相検知手段からの開閉位相検知信号とを各々入力し、それらの時間差を測定する時間差測定手段およびこの時間差測定手段からの測定信号に基いて上記リレー接点の駆動位相を決定する駆動位相決定手段を有する制御部と、この制御部からの出力信号によって上記リレーを駆動するリレー駆動制御手段とからなり、上記交流電源のゼロボルト近辺でリレー接点の開閉を行うようにしたものがある(例えば特公平3−3325号公報参照)。
【0004】
このようなリレー駆動方式を採用した負荷制御装置によれば、交流電源のゼロボルト近辺でリレーの接点の開閉を行うことができるようになるために、負荷電流の開閉時にリレー接点間で起きるアーク放電が抑えられ、リレー接点の寿命が向上し、信頼性も高くなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のようなリレー駆動方式の負荷制御装置の構成の場合、その公報明細書および図面の記載から明らかなように、その実施に際して、例えばダイオードブリッジ、抵抗、フォトカプラなどからなる電源同期信号発生手段や、ダイオードブリッジ、抵抗、フォトカプラなどからなる開閉位相検知手段、また上記電源同期信号発生手段からの電源同期信号と上記開閉位相検知手段からの開閉位相検知信号とを各々入力し、それらの時間差を測定する時間差測定手段等を必要とし、コストがかかり、かつ回路構成が複雑になる欠点がある。特に、上記の構成では、別個に設けたゼロクロス信号発生回路に交流電源電圧を印加し、その出力として連続したゼロクロス信号を取り出し、その1つをリレー制御開始のスタートタイミングとするものであるために、連続したゼロクロス信号を得る必要がある。
【0006】
本願発明は、そのような問題を生じさせることなく、リレーを介さずに駆動される所定の負荷を優先して駆動するようにし、該負荷の駆動時における電圧信号により、容易に他の負荷の適正なリレー駆動制御タイミングを決定できるようにすることにより、簡単な構成で、上記従来のものと同様の機能を実現することができるようにした負荷制御装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本願発明は、上記の目的を達成するために、次のような課題解決手段を備えて構成されている。
【0008】
(1) 請求項1の発明
この発明の負荷制御装置は、交流電源に接続され、制御回路により駆動制御される少なくとも第1,第2の負荷を有するとともに、その内の何れか一方側の負荷がリレーを介して駆動されるように構成された負荷制御回路において、上記リレーを介さない他方側の負荷を優先して駆動制御する優先駆動制御手段を設け、該優先駆動制御手段により駆動制御される上記他方側の負荷の電圧信号により、上記一方側の負荷を駆動制御する上記リレーの開閉タイミングを決定するようになっている。
【0009】
該構成では、上記のように、リレーを介して駆動される一方側の負荷とリレーを介さずに駆動される他方側の負荷との少なくとも2組の負荷の内、例えばリレーを介さずに駆動される他方側の負荷の方を優先して駆動する優先駆動制御手段を設け、該優先駆動制御手段による他方側の負荷の駆動時の電圧信号により上記リレーを介して駆動される一方側の負荷を駆動するリレーの開閉タイミングを決定するだけの簡単な構成で、最終的に適切な開閉タイミング(ゼロボルト近辺)でのリレー駆動制御を実現することができる。
【0010】
従って、前述した従来のものと同様に負荷電流の開閉時にリレー接点間で起きるアーク放電を有効に抑制することができるようになり、リレー接点寿命が向上するとともに、製品間の寿命のばらつきも小さくすることができる。
【0011】
その結果、負荷制御装置としての信頼性が向上し、必要に応じて例えばリレーによる負荷電力のデューティ制御なども可能となる。
【0012】
(2) 請求項2の発明
この発明の負荷制御装置は、上記請求項1の発明の構成において、上記他方側の負荷の優先駆動制御時において上記他方側の負荷にかかる電圧を、上記一方側の負荷の駆動制御に用いるゼロクロスタイミングの信号源とするようになっている。
【0013】
したがって、該構成では、上記のように、リレーを介して駆動されることを必須要件とはしない他方側の負荷の方を優先して駆動する優先駆動制御手段を設けた場合において、該優先駆動制御手段による他方側の負荷の優先駆動制御時において該他方側の負荷にかかる交流電源電圧信号のゼロクロスタイミングを基準として上記一方側の負荷を駆動する例えばリレーの開閉制御スタートタイミングを適正に決定することができ、確実に交流電源のゼロボルト近辺でのリレー駆動を実現することができるようになる。
【0014】
【発明の効果】
以上のように、本願発明によれば、例えばリレー駆動制御開始のスタートタイミング等のリレー駆動タイミングを決定するために、従来のような電源のゼロクロス信号発生回路を別に設ける必要が無くなり、また連続したゼロクロス信号を取り出す必要も無く、容易に同リレー駆動タイミングを決定することができるので、その回路構成が大幅に簡素化され、低コストになる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1〜図5は、本願発明の実施の形態に係る負荷制御装置の構成を示している。
【0016】
先ず図1は、同負荷制御装置が適用された所定の負荷3,4の駆動制御回路図である。
【0017】
図中、符号1は交流電源(以下、単にAC電源という)、2は該AC電源1の電源電圧VAC(図2の(a)を参照)を平滑コンデンサC、抵抗R1、ダイオードD1よりなる平滑整流回路(半波整流回路)を介して平滑整流した直流電源電圧Vcc(図2の(b)を参照)を出力する直流電源、Rsはリレーのリレー接点、3は同リレー接点Rsを介して駆動される例えば湯沸器用メインヒータ等の第1の負荷、4はトライアックTRCを介して駆動される例えば湯沸器用保温ヒータ等の第2の負荷、5はサージ電圧吸収用のダイオードD4および出力抵抗R2を備え、抵抗R3を介して第2の負荷4のON,OFFに対応してON,OFF駆動されるトランジスタQ1よりなる負荷開閉時間検出回路、6はリレー(RY,Rs)の駆動状態をリレー駆動回路7を介して制御し、上述の第1の負荷3に対する電源の供給状態を制御するとともに、抵抗R4を介してトライアックTRCをON,OFFし、第2の負荷4に対する電源の供給状態を制御する制御ユニット(制御手段)、RYはリレーのリレーコイル、D5はリレーコイルRYのサージ電圧吸収用のダイオード、7はON動作時において上記リレーコイルRYを励磁するリレー駆動トランジスタQ2とその動作電圧設定用の抵抗R7,R8よりなるリレー駆動制御回路、8は分圧抵抗R5,R6とクランプダイオードD2,D3よりなるリレー接点開閉時間検出回路である。
【0018】
上記制御ユニット6は、例えばCPU、ROM、RAM、入出力ポート、アナログデジタル変換ポート等を備えたマイクロプロセッサにより構成され、上記RAM内に上記負荷開閉時間検出回路5により検出された負荷開閉時間検出信号Vi1(図2の(e)参照)と上記リレー接点開閉時間検出回路8により検出されたリレー接点開閉時間検出信号Vi2をそれぞれ対応する入力ポートPi1,Pi2を介して入力する。
【0019】
以上の構成において、上記第1の負荷3および第2の負荷4への電源の供給は、例えば一方の動作状態(ON又はOFF)により他方の動作状態(ON又はOFF)が特に制限されるものではなく、相互に独立に制御される。
【0020】
すなわち、上記第1の負荷3への電源供給はそれ自体の必要に応じてON又はOFFされ、また第2の負荷4への電源供給もそれとは別の必要に応じて任意にON又はOFF制御される。
【0021】
上記第2の負荷4と直列に接続された例えばトライアック(第2の負荷開閉手段)TRCが閉じているときは、上記制御ユニット6の出力ポートPo2からの駆動出力Vo2はHレベルにあり、トライアックTRCの両端の電圧はゼロボルトである。他方、トライアックTRCが開いているときは、上記駆動出力Vo2はLレベルにあり、上記負荷開閉時間検出回路5から上記交流電源1の電源電圧信号(図2の(a)参照)に同期した矩形信号Vsatが取り出せる。
【0022】
図2のタイミングチャートは、上記リレー接点Rsが開状態から閉状態に移る時のタイミングチャートである。
【0023】
今、例えば湯沸器のマグネットプラグがAC電源1に接続されるなどして上記第1の負荷3へ電流を流す指示がくると、上記制御ユニット6は、それに対応してその本来の駆動出力に優先する制御電圧Vs(図2の(c)参照)を発生させ、それを駆動出力Vo2として出力して上記トライアックTRCに印加して優先して駆動制御する。そして、その駆動制御期間(図2のTs1〜Ts2)の間それまでの駆動出力のレベル(H又はL)如何にかかわらず、また同トライアックTRCの両端の電圧がゼロボルトであるか、または上記矩形信号Vsatであるかにかかわらず、図2に示すように上記電源電圧VACのゼロクロスTn2の少し手前で優先して上記駆動出力Vo2をLレベルにして当該トライアックTRCをOFFにする。
【0024】
このトライアック優先駆動制御期間(Ts1〜Ts2)中には、上記交流電源1の電源電圧VACの半サイクル成分(Tn2〜Tn3)が含まれているので、このTs1〜Ts2期間中、上記負荷開時間検出回路5は、例えば図2(e)の入力信号Vi1に示すように半サイクルの矩形信号を発生する。そこで、この入力信号Vi1の立ち下がりのタイミングTn3をリレー開閉制御のスタートタイミングTAと決定する。
【0025】
このリレー開閉制御スタートタイミングTAをトリガーとして計時(タイマーカウント)される上記リレー接点Rsが閉じられた時間Txは上記リレー接点開閉時間検出回路8で検出され、そのタイミングをリレー接点Rsの劣化を抑えるリレー接点最適開閉時間範囲(Tb〜Ta)内にコントロールすることにより、適切なリレー駆動制御回路を構成することができる。
【0026】
図3は、上記図2のタイミングチャートで説明した上記リレー開閉制御のスタートタイミングTAから接点が閉じられるまでのリレー接続時間Txの間の制御動作を示すタイミングチャートである。
【0027】
今例えば、上記第1の負荷3に電流を流す指示があったとすると、先ず上記図2のタイミングチャートで示した方法で決めた上記スタートタイミングTAから実際のリレー接点Rsを閉じる動作が始まる。
【0028】
すなわち、図3のタイミングチャートの(b)に示すように、上記スタートタイミングTAからの所要動作時間として事前に定められ、上記制御ユニット6のRAM中に保存されている一定のリレー駆動待ち時間(基本駆動時間)T1後にリレー駆動制御回路としてのリレーコイルRYに電流が流れ始め、図3の(c)に示すように、個々のリレーの作動特性により定まる特定の接点動作時間Ts1後にリレー接点RsがONになり、第1の負荷3に電流が流れる。
【0029】
この時、リレー接点Rsは時間Tx1で閉じ、上記リレーの接点Rsの損傷をさけることができるリレー接点最適開閉時間範囲(Tb〜Ta)の範囲外にある。又、上記制御ユニット6は上記時間Tx1が上記リレー接点最適開閉時間範囲(Tb〜Ta)外にあることを検知し、次のリレー接点RsONのタイミングでのリレー駆動待ち時間T1の補正時間Th1を演算し、上記RAM中に記憶する。
【0030】
上記のようにして第1の負荷3への電源供給が終了して一旦リレー接点Rsが開き、次に再び上記第1の負荷3に電流を流す指示があった時は、上記図3のタイミングチャートの(d)に示すように、上記のリレー駆動待ち時間T1は補正値Th1を加えた値(T1+Th1)になり、上記スタートタイミングTAからT1+Th1後に、リレー駆動回路7が作動してリレーコイルRYに電流が流れ始め、図3の(e)に示すように、上記リレー接点動作時間Ts1の後にリレー接点RsがONになり、第1の負荷3に電流が流れる。
【0031】
すなわち、該場合には前回のリレー接点RsのON時に比べて補正時間Th1だけ遅れたタイミングでリレー接点RsがONになる。
【0032】
そして、同リレー接点Rsは最終的に時間Tx2で閉じる。
【0033】
この値が図3のタイミングチャート(e)のように、リレー接点最適開閉時間(Tb〜Ta)の範囲に入っている場合、制御ユニット6は次の補正値Th2は計算せず、この補正値Th1を維持しつづけ、次のリレー接点RsのON時にもこの補正値Th1のままで動作する。
【0034】
他方、このリレー接点接続時の時間Tx2が、上記リレー接点最適開閉時間範囲(Tb〜Ta)外の時、制御ユニット6は検出時間Tx2の値により決定される補正値Th2を演算し、RAM内に記憶する。その結果、次に負荷に電流を流す指示があった時の上記スタートタイミングTAからのリレー駆動待ち時間は、T1+Th1+Th2となり、図3のタイミングチャート(e)の場合よりも、さらに時間Th2だけ遅れたタイミングでリレー接点Rsが閉じる。
【0035】
以上の動作が、リレー接点Rsの接続時間Tx2が上記リレー接点最適開閉時間範囲(Tb〜Ta)に入るまで繰り返して行われ、やがて上記リレー接点Rsの接続時間Tx2が上記リレー接点最適開閉時間範囲(Tb〜Ta)内になる。
【0036】
また、連続動作中にも上記リレー接点Rsの接続時間Tx2は、上述のリレー接点開閉時間検出回路8で検出し続けられ、リレー接点最適開閉時間範囲(Tb〜Ta)から接続時間Tx2がはずれると、その値からリレー駆動待ち時間の補正値を計算して再補正するので、上記リレー接点Rsの接続時間Tx2はリレー接点最適開閉時間範囲(Tb〜Ta)内に戻る。
【0037】
次に図4は、上記リレーの接点Rsが開かれる場合のタイミングチャートである。
【0038】
この図において、リレー接点Rsを開くときのリレー接点動作時間Ts2は、リレー接点Rsを閉じるときのリレー接点動作時間Ts1とは異なるので、リレー接点Rsを開くときのリレー駆動待ち時間T2は、閉じるときのリレー駆動時間T1とは異なるが、図4のタイミングチャートから理解されるように、上記図3のリレー接点Rsを閉じる時と略同様の動作により、リレー接点最適開閉時間範囲(Tc〜Td)内でリレー接点Rsが開くように適切に開タイミングが補正され、同様の適正な開タイミングが実現される。
【0039】
(変形例)
なお、図5は上記図1の負荷開閉時間検出回路5とリレー接点開閉時間検出回路8を共通に構成した開閉時間検出回路10を設けた本実施の形態の負荷制御装置の変形例の回路である。このように各開閉時間の検出回路を共通化することにより、回路構成を一段と簡素化することができる。
【0040】
この場合において、駆動出力Vo2の優先する制御電圧Vspを例えば図2のタイミングチャートの(f)〜(h)に示すように時間Ts3まで発生させるようにすると、トライアックTRCの動作状態(ON又はOFF)によって、相互に異なった信号として発生する負荷開閉時間検出信号とリレー接点Rsの開閉時間検出信号とが混合されるのを防ぐことができる。
【0041】
以上のように、この発明の負荷制御装置の構成では、交流電源1に接続され、制御回路により駆動される少なくとも第1,第2の負荷3,4を有するとともに、その内の何れか一方側の負荷3がリレー接点Rsを介して駆動されるように構成された第1,第2の負荷3,4の駆動制御回路において、上記リレー接点Rsを介さずに駆動制御される他方側第2の負荷4を本来の駆動に優先して駆動制御する優先駆動制御手段を設け、該優先駆動制御手段による他方側第2の負荷4の駆動制御時において当該他方側の第2の負荷4にかかる交流電源1の電源電圧信号により上記一方側第1の負荷3を駆動する上記リレー接点Rsの開閉スタートタイミングTAを決定するようになっている。
【0042】
該構成では、上記のように、先ず上記第1,第2の少なくとも2組の負荷3,4の内、リレー接点Rsを介さずに駆動される他方側第2の負荷4の方を本来の駆動に優先して駆動する優先駆動制御手段を設け、該優先駆動制御手段による他方側第2の負荷4の優先駆動制御時において当該他方側第2の負荷4にかかる交流電源1の電源電圧信号により上記一方側第1の負荷3を駆動するリレー接点Rsの開閉スタートタイミングTAを決定するだけの簡単な構成で、最終的に電源電圧のゼロボルト近辺での適切なリレー開閉タイミングを実現することができる。
【0043】
従って、前述した従来のものと同様に負荷電流の開閉時にリレー接点間で起きるアーク放電を有効に抑制することができるようになり、リレー接点寿命が向上するとともに、製品間の寿命のばらつきも小さくすることができる。
【0044】
その結果、負荷制御装置としての信頼性が向上し、必要に応じて例えばリレーによる負荷電力のデューティ制御なども可能となる。
【0045】
そして、それらの結果、この発明の負荷制御装置によれば、後述のようにリレー制御開始のスタートタイミングを決定するためのゼロクロス信号発生回路を別に設ける必要が無くなる。また連続したゼロクロス信号を取り出すこと無くスタートタイミング信号を取り出すことができるので、その回路構成が大幅に簡素化される。
【0046】
なお、以上の実施の形態の構成では、上述のような制御を開始するためのスタートタイミングTAを、あくまでも一例としてAC電源のゼロクロスポイントに対応させて設定したが、これは要するにAC電源に同期するポイントであれば、どのポイントであっても良いことは言うまでもない。
【0047】
また以上の実施の形態では、上述のようにリレー接点Rsの開閉時間を検出する方法でのスタートタイミング決定方法を説明をしたが、これはリレー接点Rsの開閉時の電圧を測定するようにして行っても同等の効果を得ることができることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態に係る負荷制御装置を適用して構成した負荷駆動制御回路の構成を示す電気回路図である。
【図2】同負荷駆動制御回路のリレー接点開閉動作時の制御開閉タイミングを決定するタイミングチャートである。
【図3】同負荷駆動制御回路のリレー接点閉動作時のタイミングチャートである。
【図4】同負荷駆動制御回路のリレー接点開動作時のタイミングチャートである。
【図5】同負荷駆動制御回路の変形例の構成を示す電気回路である。
【符号の説明】
1はAC電源、2は直流電源、3は第1の負荷、4は第2の負荷、5は負荷開閉時間検出回路、6は制御ユニット、7はリレー駆動回路、8はリレー接点開閉時間検出回路である。

Claims (2)

  1. 交流電源に接続され、制御回路により駆動制御される少なくとも第1,第2の負荷を有するとともに、その内の何れか一方側の負荷がリレーを介して駆動されるように構成された負荷制御回路において、上記リレーを介さない他方側の負荷を優先して駆動制御する優先駆動制御手段を設け、該優先駆動制御手段により駆動制御される上記他方側の負荷の電圧信号により、上記一方側の負荷を駆動制御する上記リレーの開閉タイミングを決定するようにしたことを特徴とする負荷制御装置。
  2. 上記他方側の負荷の優先駆動制御時において上記他方側の負荷にかかる電圧を、上記一方側の負荷の駆動制御に用いるゼロクロスタイミングの信号源としたことを特徴とする請求項1記載の負荷制御装置。
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