JP2001060422A - 負荷制御装置 - Google Patents

負荷制御装置

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JP2001060422A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 交流電源のゼロボルト近辺でリレーの接点の
開閉を行うことができるように制御開始タイミングを決
定し、負荷電流の開閉時にリレー接点間で起きるアーク
放電を抑え、かつリレー接点の寿命を長くして信頼性を
向上させた負荷制御装置を提供する。 【解決手段】 交流電源に接続され、制御回路により駆
動制御される少なくとも第1,第2の負荷を有するとと
もに、その内の何れか一方側の負荷がリレーを介して駆
動されるように構成された負荷制御回路において、上記
リレーを介さない他方側の負荷を優先して駆動制御する
優先駆動制御手段を設け、該優先駆動制御手段により駆
動制御される上記他方側の負荷の電圧信号により、上記
一方側の負荷を駆動制御する上記リレーの開閉タイミン
グを決定するように構成し、最終的に上記リレー接点を
交流電源のゼロボルト近辺でアーク放電を生じさせるこ
となく開閉できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、リレー接点開閉
時のアーク放電を防止した負荷制御装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】リレーを介して負荷を駆動制御する負荷
制御装置が、従来から知られている。その場合、例えば
一般的に採用される機械式の接点を有する有接点リレー
においては、リレー接点の接触抵抗による電力損失が、
半導体スイッチング素子などの無接点リレーのオン抵抗
による電力損失よりも十分に小さいために、大きな負荷
電流を流すことができ、また放熱板を用いる必要がない
という特徴をもっている。しかし、他方負荷電流の開閉
時に接点間でアーク放電が起きるので接点の劣化が著し
くなり、開閉頻度を余り多くできず、また信頼性が悪く
なるなどの問題を有している。
【0003】そこで、このような問題を解決した従来例
として、例えば交流電源のゼロボルトに同期した信号を
発生する電源同期信号発生手段と、リレー接点が開閉し
た位相を検知する開閉位相検知手段と、上記電源同期信
号発生手段からの電源同期信号と上記開閉位相検知手段
からの開閉位相検知信号とを各々入力し、それらの時間
差を測定する時間差測定手段およびこの時間差測定手段
からの測定信号に基いて上記リレー接点の駆動位相を決
定する駆動位相決定手段を有する制御部と、この制御部
からの出力信号によって上記リレーを駆動するリレー駆
動制御手段とからなり、上記交流電源のゼロボルト近辺
でリレー接点の開閉を行うようにしたものがある(例え
ば特公平3−3325号公報参照)。
【0004】このようなリレー駆動方式を採用した負荷
制御装置によれば、交流電源のゼロボルト近辺でリレー
の接点の開閉を行うことができるようになるために、負
荷電流の開閉時にリレー接点間で起きるアーク放電が抑
えられ、リレー接点の寿命が向上し、信頼性も高くな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
リレー駆動方式の負荷制御装置の構成の場合、その公報
明細書および図面の記載から明らかなように、その実施
に際して、例えばダイオードブリッジ、抵抗、フォトカ
プラなどからなる電源同期信号発生手段や、ダイオード
ブリッジ、抵抗、フォトカプラなどからなる開閉位相検
知手段、また上記電源同期信号発生手段からの電源同期
信号と上記開閉位相検知手段からの開閉位相検知信号と
を各々入力し、それらの時間差を測定する時間差測定手
段等を必要とし、コストがかかり、かつ回路構成が複雑
になる欠点がある。特に、上記の構成では、別個に設け
たゼロクロス信号発生回路に交流電源電圧を印加し、そ
の出力として連続したゼロクロス信号を取り出し、その
1つをリレー制御開始のスタートタイミングとするもの
であるために、連続したゼロクロス信号を得る必要があ
る。
【0006】本願発明は、そのような問題を生じさせる
ことなく、リレーを介さずに駆動される所定の負荷を優
先して駆動するようにし、該負荷の駆動時における電圧
信号により、容易に他の負荷の適正なリレー駆動制御タ
イミングを決定できるようにすることにより、簡単な構
成で、上記従来のものと同様の機能を実現することがで
きるようにした負荷制御装置を提供することを目的とす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記の目的
を達成するために、次のような課題解決手段を備えて構
成されている。
【0008】(1) 請求項1の発明 この発明の負荷制御装置は、交流電源に接続され、制御
回路により駆動制御される少なくとも第1,第2の負荷
を有するとともに、その内の何れか一方側の負荷がリレ
ーを介して駆動されるように構成された負荷制御回路に
おいて、上記リレーを介さない他方側の負荷を優先して
駆動制御する優先駆動制御手段を設け、該優先駆動制御
手段により駆動制御される上記他方側の負荷の電圧信号
により、上記一方側の負荷を駆動制御する上記リレーの
開閉タイミングを決定するようになっている。
【0009】該構成では、上記のように、リレーを介し
て駆動される一方側の負荷とリレーを介さずに駆動され
る他方側の負荷との少なくとも2組の負荷の内、例えば
リレーを介さずに駆動される他方側の負荷の方を優先し
て駆動する優先駆動制御手段を設け、該優先駆動制御手
段による他方側の負荷の駆動時の電圧信号により上記リ
レーを介して駆動される一方側の負荷を駆動するリレー
の開閉タイミングを決定するだけの簡単な構成で、最終
的に適切な開閉タイミング(ゼロボルト近辺)でのリレ
ー駆動制御を実現することができる。
【0010】従って、前述した従来のものと同様に負荷
電流の開閉時にリレー接点間で起きるアーク放電を有効
に抑制することができるようになり、リレー接点寿命が
向上するとともに、製品間の寿命のばらつきも小さくす
ることができる。
【0011】その結果、負荷制御装置としての信頼性が
向上し、必要に応じて例えばリレーによる負荷電力のデ
ューティ制御なども可能となる。
【0012】(2) 請求項2の発明 この発明の負荷制御装置は、上記請求項1の発明の構成
において、上記他方側の負荷の優先駆動制御時において
上記他方側の負荷にかかる電圧を、上記一方側の負荷の
駆動制御に用いるゼロクロスタイミングの信号源とする
ようになっている。
【0013】したがって、該構成では、上記のように、
リレーを介して駆動されることを必須要件とはしない他
方側の負荷の方を優先して駆動する優先駆動制御手段を
設けた場合において、該優先駆動制御手段による他方側
の負荷の優先駆動制御時において該他方側の負荷にかか
る交流電源電圧信号のゼロクロスタイミングを基準とし
て上記一方側の負荷を駆動する例えばリレーの開閉制御
スタートタイミングを適正に決定することができ、確実
に交流電源のゼロボルト近辺でのリレー駆動を実現する
ことができるようになる。
【0014】
【発明の効果】以上のように、本願発明によれば、例え
ばリレー駆動制御開始のスタートタイミング等のリレー
駆動タイミングを決定するために、従来のような電源の
ゼロクロス信号発生回路を別に設ける必要が無くなり、
また連続したゼロクロス信号を取り出す必要も無く、容
易に同リレー駆動タイミングを決定することができるの
で、その回路構成が大幅に簡素化され、低コストにな
る。
【0015】
【発明の実施の形態】図1〜図5は、本願発明の実施の
形態に係る負荷制御装置の構成を示している。
【0016】先ず図1は、同負荷制御装置が適用された
所定の負荷3,4の駆動制御回路図である。
【0017】図中、符号1は交流電源(以下、単にAC
電源という)、2は該AC電源1の電源電圧VAC(図
2の(a)を参照)を平滑コンデンサC、抵抗R1、ダ
イオードD1よりなる平滑整流回路(半波整流回路)を
介して平滑整流した直流電源電圧Vcc(図2の(b)
を参照)を出力する直流電源、Rsはリレーのリレー接
点、3は同リレー接点Rsを介して駆動される例えば湯
沸器用メインヒータ等の第1の負荷、4はトライアック
TRCを介して駆動される例えば湯沸器用保温ヒータ等
の第2の負荷、5はサージ電圧吸収用のダイオードD4
および出力抵抗R2を備え、抵抗R3を介して第2の負荷
4のON,OFFに対応してON,OFF駆動されるト
ランジスタQ1よりなる負荷開閉時間検出回路、6はリ
レー(RY,Rs)の駆動状態をリレー駆動回路7を介
して制御し、上述の第1の負荷3に対する電源の供給状
態を制御するとともに、抵抗R4を介してトライアック
TRCをON,OFFし、第2の負荷4に対する電源の
供給状態を制御する制御ユニット(制御手段)、RYは
リレーのリレーコイル、D5はリレーコイルRYのサー
ジ電圧吸収用のダイオード、7はON動作時において上
記リレーコイルRYを励磁するリレー駆動トランジスタ
2とその動作電圧設定用の抵抗R7,R8よりなるリレ
ー駆動制御回路、8は分圧抵抗R5,R6とクランプダイ
オードD2,D3よりなるリレー接点開閉時間検出回路で
ある。
【0018】上記制御ユニット6は、例えばCPU、R
OM、RAM、入出力ポート、アナログデジタル変換ポ
ート等を備えたマイクロプロセッサにより構成され、上
記RAM内に上記負荷開閉時間検出回路5により検出さ
れた負荷開閉時間検出信号Vi1(図2の(e)参照)
と上記リレー接点開閉時間検出回路8により検出された
リレー接点開閉時間検出信号Vi2をそれぞれ対応する
入力ポートPi1,Pi 2を介して入力する。
【0019】以上の構成において、上記第1の負荷3お
よび第2の負荷4への電源の供給は、例えば一方の動作
状態(ON又はOFF)により他方の動作状態(ON又
はOFF)が特に制限されるものではなく、相互に独立
に制御される。
【0020】すなわち、上記第1の負荷3への電源供給
はそれ自体の必要に応じてON又はOFFされ、また第
2の負荷4への電源供給もそれとは別の必要に応じて任
意にON又はOFF制御される。
【0021】上記第2の負荷4と直列に接続された例え
ばトライアック(第2の負荷開閉手段)TRCが閉じて
いるときは、上記制御ユニット6の出力ポートPo2
らの駆動出力Vo2はHレベルにあり、トライアックT
RCの両端の電圧はゼロボルトである。他方、トライア
ックTRCが開いているときは、上記駆動出力Vo2
Lレベルにあり、上記負荷開閉時間検出回路5から上記
交流電源1の電源電圧信号(図2の(a)参照)に同期
した矩形信号Vsatが取り出せる。
【0022】図2のタイミングチャートは、上記リレー
接点Rsが開状態から閉状態に移る時のタイミングチャ
ートである。
【0023】今、例えば湯沸器のマグネットプラグがA
C電源1に接続されるなどして上記第1の負荷3へ電流
を流す指示がくると、上記制御ユニット6は、それに対
応してその本来の駆動出力に優先する制御電圧Vs(図
2の(c)参照)を発生させ、それを駆動出力Vo2
して出力して上記トライアックTRCに印加して優先し
て駆動制御する。そして、その駆動制御期間(図2のT
s1〜Ts2)の間それまでの駆動出力のレベル(H又
はL)如何にかかわらず、また同トライアックTRCの
両端の電圧がゼロボルトであるか、または上記矩形信号
Vsatであるかにかかわらず、図2に示すように上記
電源電圧VACのゼロクロスTn2の少し手前で優先し
て上記駆動出力Vo2をLレベルにして当該トライアッ
クTRCをOFFにする。
【0024】このトライアック優先駆動制御期間(Ts
1〜Ts2)中には、上記交流電源1の電源電圧VAC
の半サイクル成分(Tn2〜Tn3)が含まれているの
で、このTs1〜Ts2期間中、上記負荷開時間検出回路
5は、例えば図2(e)の入力信号Vi1に示すように
半サイクルの矩形信号を発生する。そこで、この入力信
号Vi1の立ち下がりのタイミングTn3をリレー開閉制
御のスタートタイミングTAと決定する。
【0025】このリレー開閉制御スタートタイミングT
Aをトリガーとして計時(タイマーカウント)される上
記リレー接点Rsが閉じられた時間Txは上記リレー接
点開閉時間検出回路8で検出され、そのタイミングをリ
レー接点Rsの劣化を抑えるリレー接点最適開閉時間範
囲(Tb〜Ta)内にコントロールすることにより、適
切なリレー駆動制御回路を構成することができる。
【0026】図3は、上記図2のタイミングチャートで
説明した上記リレー開閉制御のスタートタイミングTA
から接点が閉じられるまでのリレー接続時間Txの間の
制御動作を示すタイミングチャートである。
【0027】今例えば、上記第1の負荷3に電流を流す
指示があったとすると、先ず上記図2のタイミングチャ
ートで示した方法で決めた上記スタートタイミングTA
から実際のリレー接点Rsを閉じる動作が始まる。
【0028】すなわち、図3のタイミングチャートの
(b)に示すように、上記スタートタイミングTAから
の所要動作時間として事前に定められ、上記制御ユニッ
ト6のRAM中に保存されている一定のリレー駆動待ち
時間(基本駆動時間)T1後にリレー駆動制御回路とし
てのリレーコイルRYに電流が流れ始め、図3の(c)
に示すように、個々のリレーの作動特性により定まる特
定の接点動作時間Ts1後にリレー接点RsがONにな
り、第1の負荷3に電流が流れる。
【0029】この時、リレー接点Rsは時間Tx1で閉
じ、上記リレーの接点Rsの損傷をさけることができる
リレー接点最適開閉時間範囲(Tb〜Ta)の範囲外に
ある。又、上記制御ユニット6は上記時間Tx1が上記
リレー接点最適開閉時間範囲(Tb〜Ta)外にあるこ
とを検知し、次のリレー接点RsONのタイミングでの
リレー駆動待ち時間T1の補正時間Th1を演算し、上記
RAM中に記憶する。
【0030】上記のようにして第1の負荷3への電源供
給が終了して一旦リレー接点Rsが開き、次に再び上記
第1の負荷3に電流を流す指示があった時は、上記図3
のタイミングチャートの(d)に示すように、上記のリ
レー駆動待ち時間T1は補正値Th1を加えた値(T1
Th1)になり、上記スタートタイミングTAからT1
Th1後に、リレー駆動回路7が作動してリレーコイル
RYに電流が流れ始め、図3の(e)に示すように、上
記リレー接点動作時間Ts1の後にリレー接点RsがO
Nになり、第1の負荷3に電流が流れる。
【0031】すなわち、該場合には前回のリレー接点R
sのON時に比べて補正時間Th1だけ遅れたタイミン
グでリレー接点RsがONになる。
【0032】そして、同リレー接点Rsは最終的に時間
Tx2で閉じる。
【0033】この値が図3のタイミングチャート(e)
のように、リレー接点最適開閉時間(Tb〜Ta)の範
囲に入っている場合、制御ユニット6は次の補正値Th
2は計算せず、この補正値Th1を維持しつづけ、次のリ
レー接点RsのON時にもこの補正値Th1のままで動
作する。
【0034】他方、このリレー接点接続時の時間Tx2
が、上記リレー接点最適開閉時間範囲(Tb〜Ta)外
の時、制御ユニット6は検出時間Tx2の値により決定
される補正値Th2を演算し、RAM内に記憶する。そ
の結果、次に負荷に電流を流す指示があった時の上記ス
タートタイミングTAからのリレー駆動待ち時間は、T
1+Th1+Th2となり、図3のタイミングチャート
(e)の場合よりも、さらに時間Th2だけ遅れたタイ
ミングでリレー接点Rsが閉じる。
【0035】以上の動作が、リレー接点Rsの接続時間
Tx2が上記リレー接点最適開閉時間範囲(Tb〜T
a)に入るまで繰り返して行われ、やがて上記リレー接
点Rsの接続時間Tx2が上記リレー接点最適開閉時間
範囲(Tb〜Ta)内になる。
【0036】また、連続動作中にも上記リレー接点Rs
の接続時間Tx2は、上述のリレー接点開閉時間検出回
路8で検出し続けられ、リレー接点最適開閉時間範囲
(Tb〜Ta)から接続時間Tx2がはずれると、その
値からリレー駆動待ち時間の補正値を計算して再補正す
るので、上記リレー接点Rsの接続時間Tx2はリレー
接点最適開閉時間範囲(Tb〜Ta)内に戻る。
【0037】次に図4は、上記リレーの接点Rsが開か
れる場合のタイミングチャートである。
【0038】この図において、リレー接点Rsを開くと
きのリレー接点動作時間Ts2は、リレー接点Rsを閉
じるときのリレー接点動作時間Ts1とは異なるので、
リレー接点Rsを開くときのリレー駆動待ち時間T
2は、閉じるときのリレー駆動時間T1とは異なるが、図
4のタイミングチャートから理解されるように、上記図
3のリレー接点Rsを閉じる時と略同様の動作により、
リレー接点最適開閉時間範囲(Tc〜Td)内でリレー
接点Rsが開くように適切に開タイミングが補正され、
同様の適正な開タイミングが実現される。
【0039】(変形例)なお、図5は上記図1の負荷開
閉時間検出回路5とリレー接点開閉時間検出回路8を共
通に構成した開閉時間検出回路10を設けた本実施の形
態の負荷制御装置の変形例の回路である。このように各
開閉時間の検出回路を共通化することにより、回路構成
を一段と簡素化することができる。
【0040】この場合において、駆動出力Vo2の優先
する制御電圧Vspを例えば図2のタイミングチャート
の(f)〜(h)に示すように時間Ts3まで発生させ
るようにすると、トライアックTRCの動作状態(ON
又はOFF)によって、相互に異なった信号として発生
する負荷開閉時間検出信号とリレー接点Rsの開閉時間
検出信号とが混合されるのを防ぐことができる。
【0041】以上のように、この発明の負荷制御装置の
構成では、交流電源1に接続され、制御回路により駆動
される少なくとも第1,第2の負荷3,4を有するとと
もに、その内の何れか一方側の負荷3がリレー接点Rs
を介して駆動されるように構成された第1,第2の負荷
3,4の駆動制御回路において、上記リレー接点Rsを
介さずに駆動制御される他方側第2の負荷4を本来の駆
動に優先して駆動制御する優先駆動制御手段を設け、該
優先駆動制御手段による他方側第2の負荷4の駆動制御
時において当該他方側の第2の負荷4にかかる交流電源
1の電源電圧信号により上記一方側第1の負荷3を駆動
する上記リレー接点Rsの開閉スタートタイミングTA
を決定するようになっている。
【0042】該構成では、上記のように、先ず上記第
1,第2の少なくとも2組の負荷3,4の内、リレー接
点Rsを介さずに駆動される他方側第2の負荷4の方を
本来の駆動に優先して駆動する優先駆動制御手段を設
け、該優先駆動制御手段による他方側第2の負荷4の優
先駆動制御時において当該他方側第2の負荷4にかかる
交流電源1の電源電圧信号により上記一方側第1の負荷
3を駆動するリレー接点Rsの開閉スタートタイミング
TAを決定するだけの簡単な構成で、最終的に電源電圧
のゼロボルト近辺での適切なリレー開閉タイミングを実
現することができる。
【0043】従って、前述した従来のものと同様に負荷
電流の開閉時にリレー接点間で起きるアーク放電を有効
に抑制することができるようになり、リレー接点寿命が
向上するとともに、製品間の寿命のばらつきも小さくす
ることができる。
【0044】その結果、負荷制御装置としての信頼性が
向上し、必要に応じて例えばリレーによる負荷電力のデ
ューティ制御なども可能となる。
【0045】そして、それらの結果、この発明の負荷制
御装置によれば、後述のようにリレー制御開始のスター
トタイミングを決定するためのゼロクロス信号発生回路
を別に設ける必要が無くなる。また連続したゼロクロス
信号を取り出すこと無くスタートタイミング信号を取り
出すことができるので、その回路構成が大幅に簡素化さ
れる。
【0046】なお、以上の実施の形態の構成では、上述
のような制御を開始するためのスタートタイミングTA
を、あくまでも一例としてAC電源のゼロクロスポイン
トに対応させて設定したが、これは要するにAC電源に
同期するポイントであれば、どのポイントであっても良
いことは言うまでもない。
【0047】また以上の実施の形態では、上述のように
リレー接点Rsの開閉時間を検出する方法でのスタート
タイミング決定方法を説明をしたが、これはリレー接点
Rsの開閉時の電圧を測定するようにして行っても同等
の効果を得ることができることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態に係る負荷制御装置を適
用して構成した負荷駆動制御回路の構成を示す電気回路
図である。
【図2】同負荷駆動制御回路のリレー接点開閉動作時の
制御開閉タイミングを決定するタイミングチャートであ
る。
【図3】同負荷駆動制御回路のリレー接点閉動作時のタ
イミングチャートである。
【図4】同負荷駆動制御回路のリレー接点開動作時のタ
イミングチャートである。
【図5】同負荷駆動制御回路の変形例の構成を示す電気
回路である。
【符号の説明】
1はAC電源、2は直流電源、3は第1の負荷、4は第
2の負荷、5は負荷開閉時間検出回路、6は制御ユニッ
ト、7はリレー駆動回路、8はリレー接点開閉時間検出
回路である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小嶋 英幹 香川県香川郡香南町池内958 隆祥産業株 式会社香川工場内 (72)発明者 宮前 昇治 大阪府門真市速見町1033 タイガー魔法瓶 株式会社内 Fターム(参考) 5G034 AA06 AC20 5G057 AA16 AA18 AA19 KK21 KK26 WW20

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源に接続され、制御回路により駆
    動制御される少なくとも第1,第2の負荷を有するとと
    もに、その内の何れか一方側の負荷がリレーを介して駆
    動されるように構成された負荷制御回路において、上記
    リレーを介さない他方側の負荷を優先して駆動制御する
    優先駆動制御手段を設け、該優先駆動制御手段により駆
    動制御される上記他方側の負荷の電圧信号により、上記
    一方側の負荷を駆動制御する上記リレーの開閉タイミン
    グを決定するようにしたことを特徴とする負荷制御装
    置。
  2. 【請求項2】 上記他方側の負荷の優先駆動制御時にお
    いて上記他方側の負荷にかかる電圧を、上記一方側の負
    荷の駆動制御に用いるゼロクロスタイミングの信号源と
    したことを特徴とする請求項1記載の負荷制御装置。
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