JPH0746670A - 制御端末器及び照明制御システム - Google Patents

制御端末器及び照明制御システム

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Publication number
JPH0746670A
JPH0746670A JP5190625A JP19062593A JPH0746670A JP H0746670 A JPH0746670 A JP H0746670A JP 5190625 A JP5190625 A JP 5190625A JP 19062593 A JP19062593 A JP 19062593A JP H0746670 A JPH0746670 A JP H0746670A
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JP
Japan
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circuit
load
power
control terminal
signal
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JP5190625A
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English (en)
Inventor
Kyoji Yamazaki
恭二 山崎
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 信号伝送線から送られてくる制御端末用電力
がなくなっても、ローカルスイッチを操作すれば照明負
荷を制御することができ、又、照明負荷オン時の突入電
流を小さくすること。 【構成】 電源切換回路28は負荷電源3が正常である
時、電源回路27から供給される負荷電源3から作成し
た端末用電力を端末器2内に供給する。このため、2線
伝送線aに異常が生じて端末用電力が供給されなくなっ
ても、端末器2は動作状態を維持でき、ローカルスイッ
チ4を操作して照明負荷5を制御できる。又、信号処理
回路22は、リレードライブ回路24を起動する信号を
作成した後、最初にゼロクロス検出回路29により検出
され、その後遅延回路30によってリレー動作時間遅延
された負荷電源3のゼロクロス検出信号の入力時点で、
前記起動信号をリレードライブ回路24に出力するた
め、接点Sを負荷電源3のゼロクロス付近で閉路して、
照明負荷5への突入電流を小さくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は照明制御システムの信号
伝送線から受信した信号により照明負荷をオン、オフ又
は調光する制御端末器機に係り、特に制御端末器の電源
供給構成及び前記照明負荷のオンオフタイミングに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図6は上記した照明制御システムの従来
例を示したブロック図である。照明端末器6のスイッチ
61が利用者によって押されると、中央処理装置1は前
記スイッチ61の押下信号を2線伝送線aを介して受け
取り、制御端末器2に照明負荷5−1〜5−4のオン信
号を2線伝送線aを介して送信する。制御端末器2は前
記オン信号を2線伝送線aを介して受信すると、照明負
荷5−1〜5−4を点灯した後、点灯確認信号を2線伝
送線aを介して中央処理装置1に返送する。これを受け
取った中央処理装置1は2線伝送線aを通して照明端末
器6のスイッチ61の内部灯を点灯させる信号を送っ
て、スイッチ61を点灯させることにより、利用者に照
明負荷5−1〜5−4が点灯したことを知らせる。な
お、照明負荷5−1〜5−4には負荷電源3から点灯用
の電力が供給される。又、ローカルスイッチ4は中央処
理装置1からの制御とは独立に照明負荷5−1〜5−4
を点灯させる際に使用される。
【0003】図7は図6に示した従来の制御端末器2の
詳細例を示したブロック図である。信号処理回路22は
伝送インタフェース回路21を介して2線伝送線aに対
して信号を送受し、例えば上記したような照明負荷のオ
ン信号を受け取ると、リレードライブ回路24を駆動し
て、リレー26のリレー接点Sを閉路する。これによ
り、負荷電源3から照明負荷5に電力が供給されて、こ
の照明負荷5が点灯する。一方、電源回路25は2線伝
送線aを通して送られてくる電圧24Vの制御端末用交
流電力を受電し、これを電圧5Vの直流電力に変換し
て、伝送インタフェース回路21、信号処理回路22、
リレードライブ回路24及びアドレス設定回路23等に
供給して、制御端末器2を動作させている。
【0004】ところで、上記のような従来の制御端末器
2では、2線伝送線aに短絡や開放などの異常が生じる
と、電源回路25は制御端末用電力を受電することがで
きなくなるため、制御端末器2へ駆動電力を供給できな
くなってしまう。このため、制御端末器2は中央処理装
置1からの制御信号による動作は勿論のこと、ローカル
スイッチ4の操作によって発生する制御信号によっても
照明負荷5を制御することができなくなってしまうとい
う欠点があった。
【0005】又、信号処理回路22は中央処理装置1か
ら送信される制御信号、又はローカルスイッチ4の操作
によって発生する制御信号を受け取ると、リレードライ
ブ回路24を駆動する駆動信号を作成して、これを直ち
にリレードライブ回路24に出力する。このため、前記
駆動信号がリレードライブ回路24に入力されるタイミ
ングは負荷電源3から出力される交流電圧の位相に対し
てランダムとなる。従って、例えば前記交流電圧が最高
電圧の時にリレー26のリレー接点Sがオンとなり、大
きな突入電流が照明負荷5に対して流れる場合がある。
このため、リレー26は耐突入電流性能が高いものでな
ければならず、大型で且つ高価になってしまい、これに
より、制御端末器2も大型で且つ高価になってしまうと
いう欠点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の制
御端末器では、この制御端末器の駆動電力を2線伝送線
から得ているため、この2線伝送線に異常が生じると、
制御端末器の駆動電力がなくなってしまうので、制御端
末器は中央処理回路からの制御信号では勿論のこと、ロ
ーカルスイッチの操作によって発生する制御信号によっ
ても照明負荷を制御することができなくなってしまうと
いう欠点があった。又、信号処理回路は、中央処理装置
から送信される制御信号、又はローカルスイッチの操作
により発生する制御信号によって、リレードライブ回路
を駆動する駆動信号を直ちにリレードライブ回路に出力
するため、前記駆動信号の出力タイミングは負荷電源か
ら出力される交流電圧の位相に対してランダムであっ
た。従って、例えば負荷電源から出力される交流電圧が
最高電圧の時にリレー26のリレー接点Sがオンとな
り、大きな突入電流が照明負荷に対して流れる場合があ
るため、リレー26は耐突入電流性能が高いものでなけ
ればならず、大型で且つ高価になってしまい、結局制御
端末器も大型で且つ高価となってしまうという欠点があ
った。
【0007】そこで本発明は上記の欠点を除去し、信号
伝送線から送られてくる制御端末用電力がなくなって
も、ローカルスイッチを操作すれば照明負荷を制御する
ことができ、又、照明負荷オン時の突入電流を常に小さ
く抑えるようにして小型且つ安価なリレーを使用するこ
とができる制御端末器及び照明制御システムを提供する
ことを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は信号及び電力を
伝送する伝送線に接続され、前記伝送線から受信した信
号か、又はローカルスイッチの操作によって負荷を制御
する制御端末器において、前記伝送線上の電力を受電し
て前記制御端末器を動作させる端末用電力を作成する第
1の電源回路と、前記負荷へ電力を供給する負荷電源か
ら前記制御端末器を動作させる端末用電力を作成する第
2の電源回路と、予め設定された条件に従って、前記第
1、第2の電源回路から出力される端末用電力のいずれ
か一方を選択して前記制御端末器内に供給する電源切換
回路とを具備した構成を有する。
【0009】本発明の別の構成として、信号を伝送する
伝送線に接続され、前記伝送線から受信した信号に基づ
いて、リレー接点を閉路又は開路して負荷電源から供給
される交流電力を負荷に投入したり、又は同負荷への電
力の供給を停止する制御を行う制御端末器において、前
記負荷電源から出力される交流電圧のゼロクロス点を検
出する検出回路と、この検出回路により検出されたゼロ
クロス検出信号を所定時間遅延させる遅延回路と、前記
伝送線から信号を受信した後、最初に前記遅延回路から
ゼロクロス検出信号が出力された時点で、前記リレー接
点を閉路する起動信号をリレー駆動回路に出力する制御
回路とを具備した構成を有する。
【0010】
【作用】本発明の制御端末器において、第1の電源回路
は伝送線上の電力を受電して前記制御端末器を動作させ
る端末用電力を作成する。第2の電源回路は負荷へ電力
を供給する負荷電源から前記制御端末器を動作させる端
末用電力を作成する。電源切換回路は予め設定された条
件に従って、前記第1、第2の電源回路から出力される
端末用電力のいずれか一方を選択して前記制御端末器内
に供給する。これにより、前記伝送線から送られてくる
電力がなくなっても、制御端末器は動作状態となってい
るため、前記ローカルスイッチを操作することにより照
明負荷を制御することができる。
【0011】本発明の制御端末器の別の構成の作用とし
て、検出回路は負荷電源から出力される交流電圧のゼロ
クロス点を検出する。遅延回路は前記検出回路により検
出されたゼロクロス検出信号を所定時間遅延させる。制
御回路は伝送線から信号を受信した後、最初に前記遅延
回路からゼロクロス検出信号が出力された時点で、前記
リレー接点を閉路する起動信号をリレー駆動回路に出力
する。これにより、照明負荷オン時に、この照明負荷に
印加される負荷電源からの交流電圧は0V付近とするこ
とができ、前記オン時の突入電流を少なくしてリレーと
して小型且つ安価なものを用いることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は本発明の制御端末器の一実施例を示した
ブロック図である。2は2線伝送線aに接続される制御
端末器、3は照明負荷5に電力を供給する負荷電源、4
は照明負荷5を制御端末器2側でローカルに制御するた
めのローカルスイッチ、5は制御端末器2により制御さ
れる照明負荷、21は2線伝送線aと信号処理回路22
間を接続して、2線伝送線aに対して信号の送受を行う
伝送インタフェース回路、22は伝送インタフェース回
路21により受信した制御信号やローカルスイッチ4の
操作により発生される制御信号により、リレードライブ
回路24を制御する信号を作成する信号処理回路、23
は前記制御端末器2のアドレスを設定するアドレス設定
回路、24はリレー26を駆動するリレードライブ回
路、25は2線伝送線a上の端末用電力を受電して端末
用直流電力を作成する電源回路、26は照明負荷5への
電力供給をオンオフするリレー接点Sを有するリレー、
27は負荷電源3から出力される交流電力を入力して端
末用直流電力を作成する電源回路、28は電源回路25
又は電源回路27のいずれか一方から出力される端末用
直流電力を選択して制御端末器2内に供給する電源切換
回路である。
【0013】次に本実施例の動作について説明する。電
源回路27は負荷電源3から供給される負荷電力(電圧
100V〜200Vの交流)を電圧5Vの端末用直流電
力に変換して、これを電源切換回路28に出力する。
又、電源回路25は2線伝送線aから受電した電圧24
Vの端末用交流電力を電圧5Vの端末用直流電力に変換
して、これを電源切換回路28に出力する。電源切換回
路28は負荷電源3から正常に前記交流電力が出力され
て電源回路27より端末用の直流電力が供給されている
期間、この電源回路27から出力される直流電力を端末
器2内に供給するように電源供給経路を切り替える。こ
のような状態で、伝送インタフェース回路21が、例え
ば照明負荷5を点灯させるオン信号を2線伝送線aから
受信すると、信号処理回路22は前記オン信号からリレ
ードライブ回路24を起動する起動信号を作成して、こ
れをリレードライブ回路24に直ちに出力する。これに
より、リレードライブ回路24はリレー26に電源切換
回路27から供給される直流電流を流して、リレー接点
Sを閉路するため、負荷電源3から交流電流が照明負荷
5に供給されて、この照明負荷5を点灯する。
【0014】ここで、2線伝送線aの短絡又は開放によ
って、2線伝送線aを介して電源回路25に端末用の電
力(交流24V)が供給されなくなった場合でも、負荷
電源3から正常に前記交流電力が出力されている限り、
電源回路27及び電源切換回路28を介して端末用の直
流電力が制御端末器2内に供給されるため、制御端末器
2は動作状態を維持することができる。従って、この状
態で、ローカルスイッチ4が操作された場合、信号処理
回路22は前記ローカルスイッチ4によって発生される
制御信号に従って、リレードライブ回路24を制御し
て、照明負荷をオン又はオフすることができる。
【0015】又、負荷電源3から前記交流が出力されて
いない時、電源切換回路28は電源回路25から出力さ
れる端末用の直流電力を制御端末器2内に供給するよう
に電源供給経路を切り替える。その後、負荷電源3を立
ち上がる前に、伝送インタフェース回路21が2線伝送
線aからリレー26のリレー接点Sの状態を制御する信
号を受信すると、信号処理回路22はリレードライブ回
路24を制御して、リレー26のリレー接点Sを前記受
信した制御信号により指定される状態にする。尚、この
制御はローカルスイッチ4を操作して行うこともでき
る。その後、負荷電源3が投入されると、電源切換回路
28は制御端末器2内への電源供給経路を電源回路27
側に切り替える。
【0016】本実施例によれば、2線伝送線aに異常が
生じて、この伝送線a上の端末用電力がなくなっても、
負荷電源3が正常に電力を供給している状態であれば、
制御端末器2への電力は電源回路27を介して前記負荷
電源3から供給されるため、このような場合でもローカ
ルスイッチ4を操作することにより、照明負荷5のオン
オフ制御を行うことができる。尚、この効果は電源回路
25を省略して、負荷電源3のみから端末用の直流電力
をとる構成としても得ることができる。又、逆に負荷電
源3がなくなった場合、電源切換回路28は2線伝送線
a上の端末用電力を受電する電源回路25から出力され
る端末用電力を制御端末器2に供給するため、2線伝送
線a上の制御信号又はローカルスイッチ4により発生さ
れる制御信号によって、負荷電源3が立ち上がる前にリ
レー26のリレー接点Sの状態を制御することができ
る。
【0017】ところで、図1に示したような実施例で
は、例えば伝送インタフェース回路21が照明負荷5の
オン信号を受信すると、信号処理回路22は負荷電源3
から出力される交流電圧の位相にかかわらず、リレード
ライブ回路24を駆動する起動信号を出して、リレー2
6のリレー接点Sを閉路してしまうため、負荷電源3か
ら出力される交流電圧の最大電圧付近で前記リレー接点
Sが閉路して、大きな突入電流が照明負荷5に流れる場
合がある。従って、リレー26は大きな突入電流に耐え
るような大型で高価なものになってしまい、制御端末器
2を大型で高価にしてしまうという欠点があった。そこ
で、図2はこのような欠点を回避するための本発明の他
の実施例を示したものである。
【0018】図2は本発明の制御端末器の他の実施例を
示したブロック図である。本例では、負荷電源3から出
力される交流電圧のゼロクロス点を検出するゼロクロス
検出回路29と、このゼロクロス検出回路29により検
出されるゼロクロス検出信号を所定時間遅延する遅延回
路30が設けられており、他の構成は図1に示した実施
例と同一である。
【0019】例えば、伝送インタフェース回路21が照
明負荷5を点灯させるオン信号を2線伝送線aから受信
すると、信号処理回路22は前記オン信号からリレード
ライブ回路24を起動する起動信号を作成する。この
時、ゼロクロス検出回路29は負荷電源3から出力され
る交流電圧のゼロクロス点を検出すると、ゼロクロス検
出信号を遅延回路30に出力する。遅延回路30は入力
されるゼロクロス検出信号を所定時間(ΔT)だけ遅延
した後、これを信号処理回路22に出力する。一方、信
号処理回路22は上記のようにリレードライブ回路24
を駆動する起動信号を作成した後、遅延回路30から最
初にゼロクロス検出信号が入力された時点で、前記起動
信号をリレードライブ回路24に出力する。リレードラ
イブ回路24はこの起動信号が入力されると、リレー2
6に電源切換回路28から供給される直流電流を流して
リレー接点Sを閉路にする。これにより、負荷電源3か
ら照明負荷5に電流が供給されて、この照明負荷が点灯
される。但し、リレードライブ回路24が信号処理回路
22により起動信号を受け取ってから実際にリレー26
のリレー接点Sが閉路するまでに、若干のタイムラグΔ
tが生じる。
【0020】図3は上記したゼロクロス検出回路29が
負荷電源3から出力される交流電圧のゼロクロス点を検
出してからリレー26のリレー接点Sが閉路されるまで
の時間経過を説明する図である。イは負荷電源3から出
力される交流電圧波形である。信号処理回路22は、例
えば時刻t0 でリレードライブ回路24を駆動する起動
信号を作成したとする。その後、ゼロクロス検出回路2
9は時刻t1 で前記交流電圧イのゼロクロス点を検出す
る。このゼロクロス検出信号は遅延回路30によりΔT
だけ遅延され、時刻t2 に信号処理回路22に入力され
る。従って、信号処理回路22は時刻t2 で前記作成し
た起動信号をリレードライブ回路24に出力する。これ
により、リレードライブ回路24は電源切換回路28か
ら出力される端末用電流をリレー26に流すが、上記し
たタイムラグΔt後、即ち半サイクル後の交流電圧イの
ゼロクロス点付近である時刻t3 で、リレー接点Sが閉
路される。従って、負荷電源3から出力される交流電圧
が0ボルト付近の時に、照明負荷5に負荷電源3からの
電流の供給が開始されるため、照明負荷5に流れる突入
電流を小さく抑えることができる。
【0021】本実施例によれば、リレー26のリレー接
点Sを閉路するタイミングを常に負荷電源3から出力さ
れる交流電圧のゼロクロス付近にすることができるた
め、照明負荷5に流れる突入電流を常に小さく抑えるこ
とができる。このため、リレー26の耐突入電流性能を
低くでき、この分、リレー26を小型で安価にすること
ができる。これにより、制御端末器2を小型且つ安価に
することができる。
【0022】図4は本発明の更に他の実施例を示したブ
ロック図である。本例は制御端末器2に供給する端末用
直流電力を2線伝送線aから受電して供給する構成であ
るため、電源回路25のみを備え、この電源回路25か
ら制御端末器2を構成する各部に端末用直流電源が供給
されている。しかし、他の構成は図2に示した実施例と
同一で、同様の作用がある。従って、本例もリレー26
のリレー接点Sが閉路するタイミングは負荷電源3から
出力される交流電圧のゼロクロス付近となり、照明負荷
5への突入電流を常に小さく抑えて、リレー26を小型
且つ安価にすることができ、図2に示した実施例と同様
の効果がある。
【0023】図5は本発明の更に他の実施例を示したブ
ロック図である。本例のリレー26のリレー接点Sは2
回路あり、負荷電源3から照明負荷5へ供給される交流
電流を両側でオン、オフすることができるようになって
いる。他の構成は図4に示した実施例と同一であり、前
記リレー接点Sが閉路した際に、負荷電源3から照明負
荷5に流れる突入電流を常に小さく抑えて、リレー26
を小型且つ安価にすることができる。更に本例の構成で
は、前記接点Sが閉路された後もゼロクロス検出回路2
9は負荷電源3から出力される交流電圧のゼロクロス点
を検出できる。このため、信号処理回路22は伝送イン
タフェース回路21により受信した制御信号に基づい
て、照明負荷5をオフするための解除信号を作成して、
この解除信号をリレードライブ回路24に出力する。こ
の際にも、信号処理回路22は前記解除信号を作成した
後に遅延回路30から最初にゼロクロス検出信号が入力
された時点で、前記解除信号をリレードライブ回路24
に出力することにより、照明負荷5に対する負荷電源3
からの電流供給停止を負荷電源3から出力される交流電
圧のゼロクロス付近で行うことができる。
【0024】尚、図5に示した上記実施例の端末用直流
電源供給系を図1に示したような構成としても、同様の
効果がある。又、図2又は図4に示した実施例にても、
負荷電源3から出力される交流電圧をゼロクロス検出回
路29へ図中点線bで示すような経路により供給すれ
ば、リレー26のリレー接点Sが閉路された後も、ゼロ
クロス検出回路29は前記交流電圧のゼロクロス点を検
出でき、前記照明負荷5をオフにする際の前記接点Sの
開放を、前記負荷電源3から出力される交流電圧のゼロ
クロス付近で行うことができる。
【0025】又、上記した各実施例で説明した制御端末
器を用いた照明制御システムの構成は図6に示した従来
例と同様である。
【0026】
【発明の効果】以上記述した如く本発明の制御端末器及
び照明制御システムによれば、信号伝送線から送られて
くる制御端末用電力がなくなっても、ローカルスイッチ
を操作すれば照明負荷を制御することができ、又、照明
負荷オン時の突入電流を常に小さく抑えるようにして小
型且つ安価なリレーを使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の制御端末器の一実施例を示したブロッ
ク図。
【図2】本発明の制御端末器の他の実施例を示したブロ
ック図。
【図3】図1に示したゼロクロス検出回路が負荷電源か
ら出力される交流電圧のゼロクロス点を検出してからリ
レー接点が閉路されるまでの時間経過を説明する図。
【図4】本発明の制御端末器の更に他の実施例を示した
ブロック図。
【図5】本発明の制御端末器の更に他の実施例を示した
ブロック図。
【図6】従来の照明制御システムの一例を示したブロッ
ク図。
【図7】従来の制御端末器の一例を示したブロック図。
【符号の説明】
2…制御端末器 3…負荷電源 4…ローカルスイッチ 5…照明負荷 21…伝送インタフェース回路 22…信号処理
回路 23…アドレス設定回路 24…リレード
ライブ回路 25、27…電源回路 26…リレー 28…電源切換回路 29…ゼロクロ
ス検出回路 30…遅延回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号及び電力を伝送する伝送線に接続さ
    れ、前記伝送線から受信した信号か、又はローカルスイ
    ッチの操作によって負荷を制御する制御端末器におい
    て、前記負荷へ電力を供給する負荷電源から前記制御端
    末器を動作させる端末用電力を作成する電源回路を具備
    したことを特徴とする制御端末器。
  2. 【請求項2】 信号及び電力を伝送する伝送線に接続さ
    れ、前記伝送線から受信した信号か、又はローカルスイ
    ッチの操作によって負荷を制御する制御端末器におい
    て、前記伝送線上の電力を受電して前記制御端末器を動
    作させる端末用電力を作成する第1の電源回路と、前記
    負荷へ電力を供給する負荷電源から前記制御端末器を動
    作させる端末用電力を作成する第2の電源回路と、予め
    設定された条件に従って、前記第1、第2の電源回路か
    ら出力される端末用電力のいずれか一方を選択して前記
    制御端末器内に供給する電源切換回路とを具備したこと
    を特徴とする制御端末器。
  3. 【請求項3】 前記電源切換回路は前記負荷電源から正
    常に電力が出力されている限り、前記第2の電源回路か
    ら出力される端末用電力を選択して前記制御端末器内に
    供給することを特徴とする請求項2記載の制御端末器。
  4. 【請求項4】 信号を伝送する伝送線に接続され、前記
    伝送線から受信した信号に基づいて、リレー接点を閉路
    又は開路して負荷電源から供給される交流電力を負荷に
    投入したり、又は同負荷への電力の供給を停止する制御
    を行う制御端末器において、前記負荷電源から出力され
    る交流電圧のゼロクロス点を検出する検出回路と、この
    検出回路により検出されたゼロクロス検出信号を所定時
    間遅延させる遅延回路と、前記伝送線から信号を受信し
    た後、最初に前記遅延回路からゼロクロス検出信号が出
    力された時点で、前記リレー接点を閉路する起動信号を
    リレー駆動回路に出力する制御回路とを具備したことを
    特徴とする制御端末器。
  5. 【請求項5】 前記制御回路は前記伝送線から信号を受
    信した後、最初に前記遅延回路からゼロクロス検出信号
    が出力された時点で、前記リレー接点を閉路又は開路す
    る起動信号又は解除信号をリレー駆動回路に出力するこ
    とを特徴とする請求項4記載の制御端末器。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5記載の制御端末器と、こ
    の制御端末器が接続される伝送線と、前記制御端末器に
    接続されて制御を受ける照明負荷と、この照明負荷を制
    御するための信号を前記伝送線を通して前記制御端末器
    に送信する中央処理装置とを具備したことを特徴とする
    照明制御システム。
JP5190625A 1993-07-30 1993-07-30 制御端末器及び照明制御システム Withdrawn JPH0746670A (ja)

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