JP3781581B2 - リレー駆動装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
【0002】
本願発明は、リレー接点開閉時のアーク放電を防止したリレー駆動装置に関するものである。
【従来の技術】
【0003】
一般に機械式の接点を有する有接点リレーにおいては、リレー接点の接触抵抗による電力損失が、半導体スイッチング素子などの無接点リレーのオン抵抗による電力損失よりも十分に小さいために、大きな負荷電流を流すことができ、また放熱板を用いる必要がないという特徴をもっている。しかし、他方負荷電流の開閉時に接点間でアーク放電が起きるので接点の劣化が著しくなり、開閉頻度を余り多くできず、また信頼性が悪くなるなどの問題を有している。
【0004】
そこで、このような問題を解決した従来例として、例えば交流電源のゼロボルトに同期した信号を発生する電源同期信号発生手段と、リレー接点が開閉した位相を検知する開閉位相検知手段と、上記電源同期信号発生手段からの電源同期信号と上記開閉位相検知手段からの開閉位相検知信号とを各々入力し、それらの時間差を測定する時間差測定手段およびこの時間差測定手段からの測定信号に基づいて上記リレー接点の駆動位相を決定する駆動位相決定手段を有する制御部と、この制御部からの出力信号によって上記リレーを駆動するリレー駆動手段とからなり、上記交流電源のゼロボルト近辺でリレー接点の開閉を行うようにしたものがある(例えば特公平3−3325号公報参照)。
【0005】
このようなリレー駆動装置によれば、交流電源のゼロボルト近辺でリレーの接点の開閉を行うことができるようになるために、負荷電流の開閉時にリレー接点間で起きるアーク放電が抑えられ、リレー接点の寿命が向上し、信頼性も高くなる。
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上記のようなリレー駆動装置の構成の場合、その公報明細書および図面の記載から明らかなように、その実施に際して、例えばダイオードブリッジ、抵抗、フォトカプラなどからなる電源同期信号発生手段や、ダイオードブリッジ、抵抗、フォトカプラなどからなる開閉位相検知手段、また上記電源同期信号発生手段からの電源同期信号と上記開閉位相検知手段からの開閉位相検知信号とを各々入力し、それらの時間差を測定する時間差測定手段等を必要とし、コストがかかり、回路構成も複雑になる。
【0007】
本願発明は、そのような問題を生じさせることなく、同様の機能を実現することができるリレー駆動装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願発明は、上記の目的を達成するために、次のような課題解決手段を備えて構成されている。
【0009】
(1) 請求項1の発明
この発明のリレー駆動装置は、交流電源を矩形波に整形する波形整形手段と、リレー接点開閉時に実際にリレー接点間に印加された印加電圧値を検出するリレー接点間印加電圧検出手段と、該リレー接点間印加電圧検出手段により検出された印加電圧値に基づいてリレー駆動タイミングを補正するための所定のリレー駆動タイミング補正時間を決定し、このリレー駆動タイミング補正時間を用いて当該開閉タイミングの最終的なリレー駆動タイミングを決定するリレー駆動制御手段と、該リレー駆動制御手段からの出力信号によって、上記リレー接点を開閉駆動するリレー駆動手段とを備えてなる駆動装置において、上記リレー接点の開閉タイミング付近において、上記リレー接点間印加電圧検出手段によって検出された前回までに実際にリレー接点間に印加されたリレー接点間の印加電圧値を記憶する印加電圧値記憶手段を設け、該印加電圧値記憶手段に記憶された前回までに実際にリレー接点間に印加されたリレー接点間の印加電圧値に基づいて当該開閉タイミングのリレー駆動タイミングを補正するリレー駆動タイミング補正時間を決定し、該リレー駆動タイミング補正時間に基づいて予じめ設定されている基本的なリレー駆動タイミングを補正することにより、最終的に交流電源のゼロボルト付近でのリレー駆動タイミングを決定するようになっている。
【0010】
したがって、該構成では、前回までのリレー接点開閉時の実際のリレー接点間の印加電圧値に基づいて、予じめ設定されている基本的な開閉タイミングを補正するだけの簡単な構成で、最終的に当該開閉タイミングにおける適切な開閉タイミング(ゼロボルト付近)を実現することができ、前記従来のものと同様に負荷電流の開閉時にリレー接点間で起きるアーク放電を有効に抑制することができるようになり、リレー接点の寿命が向上するとともに、製品間の寿命のばらつきも小さくすることができる。
【0011】
その結果、信頼性が向上し、必要に応じて例えばリレーによる負荷電力のデューティ制御なども可能となる。
【0012】
また、前回までのリレー接点開閉時におけるリレー接点間の実際の印加電圧値に基づいて、その開閉タイミングにおける補正時間を決定するようになっているので、当該開閉タイミング補正時間自体が、リレー接点開閉時点でのチャタリングノイズ等による同期位置変動の影響を受けないようになる。
【0013】
さらに、大きなチャタリングノイズ等で交流電源の波形が大幅に歪むようなことがあっても、上記開閉タイミング補正時間は、前回までのリレー接点開閉時に実際にリレー接点間に印加された電圧値により決定されるようになっているため、その最適電圧範囲を超えるようなことはなく、過大な補正は起こりにくい。
【0014】
(2) 請求項2の発明
この発明のリレー駆動装置は、上記請求項1の発明の構成において、上記リレー駆動制御手段が、マイクロコンピュータ制御ユニットにより構成され、上記リレー接点間印加電圧検出手段により検出されたリレー接点間印加電圧値は、上記マイクロコンピュータ制御ユニットのアナログデジタル変換入力ポートを介して入力されるようになっている。
【0015】
このような構成によれば、上記リレー接点間印加電圧検出手段により検出された実際のリレー接点間の印加電圧値は、当該マイクロコンピュータ制御ユニットのアナログデジタル変換入力ポートを介して適切に入力され、同マイクロコンピュータ制御ユニットによって、上述のような有効な開閉制御が行われる。
【発明の実施の形態】
【0016】
図1〜図8は、本願発明の実施の形態に係るリレー駆動装置の構成を示している。
【0017】
先ず図1は、同リレー駆動装置が適用された所定の負荷(電源負荷)3に対する電源開閉制御用のリレー駆動システム図である。
【0018】
図中、符号1は交流電源(以下、単にAC電源という)、2は平滑コンデンサC、抵抗R1、ダイオードD1よりなる平滑整流回路(半波整流回路)を介して平滑整流された直流電源電圧Vcc(図4の(b)、図5の(b)を参照)を出力する直流電源、3は例えばヒータ等の負荷(電源負荷)、4はダイオードD2および抵抗R2を介してON,OFFされるトランジスタQ1を備え、出力抵抗R3を介して上記AC電源1の電源電圧VAC(図4の(a)、図5の(a)を参照)の波形整形信号(矩形波信号)Vi1(電源電圧VACの負側半サイクルでH、正側の半サイクルでL・・・(図4の(b)、図5の(b)を参照)を出力する波形整形回路、5はリレー(RY,Rs)の駆動状態をリレー駆動回路6を介して制御し、上述の負荷3に対する電源の供給状態を制御する制御ユニット(制御手段)、RYはリレーのリレーコイル、Rsはリレーのリレー接点、D3はリレーコイルRYのサージ電圧吸収用のダイオード、6はON動作時において上記リレーコイルRYを励磁するリレー駆動トランジスタQ2とその動作電圧設定用の抵抗R4,R5よりなるリレー駆動回路、7は分圧抵抗R6,R7とクランプダイオードD4,D5よりなるリレー接点間印加電圧検出回路(リレー接点間印加電圧検出手段)である。
【0019】
上記制御ユニット5は、例えばCPU、ROM、RAM(複数)、入出力ポート、アナログデジタル変換ポート(入力ポート)等を備えたマイクロコンピュータにより構成され、ROM内に上記波形整形回路4からの波形整形信号Vi1と上記電源電圧VACの電圧V1(図4の(a)参照)又はV3(図5の(a)参照)に対応するものとして検出された上記リレー接点間印加電圧検出回路7からのリレー接点間印加電圧検出値v1(図4の(c)Vi2参照)又はv3(図5の(c)Vi2参照)とをそれぞれ対応する入力ポートP1、アナログデジタル変換ポート(入力ポート)P2を介して入力し、波形整形信号Vi1に対応した複数のリレー接点間印加電圧v1又はv3を複数のRAM(特許請求の範囲中の印加電圧値記憶手段に該当する)中に順次記憶させる記憶制御手段と、それらの間の電圧差を演算(電圧値を比較)する電圧差演算手段(電圧値比較手段)と、該電圧差演算手段からの電圧差演算信号に基づいて、所定の補正時間Thn(閉時)又はTkn(開時)(これらThn又はTknが、特許請求の範囲中のリレー駆動タイミング補正時間に該当する)を演算し、それにより予じめ定められている上記リレーの駆動タイミングであるリレーの駆動待ち時間T1(閉時・・・図4の(d)〜(g)参照)又はT2(開時・・・図5の(d)〜(g)参照)を各々適切に補正(増減)し、それによって最終的なリレー駆動待ち時間(最終的なリレー駆動タイミング)T1+Thn(閉時)又はT2+Tkn(開時)を決定するリレー駆動制御手段とを持っている。
【0020】
そして、上記リレー接点Rsの開閉制御は、当該制御ユニット5中に内蔵された制御プログラムによって、例えば図2(閉制御)および図3(開制御)のフローチャートに示すようにして行われる。
【0021】
一方、図4および図5は、それらの各フローチャートに対応したタイミングチャートである。
【0022】
そこで、次に該図2および図3のフローチャートとそれらに対応する図4および図5のタイミングチャートとを参照しながら、上記制御ユニット5による上記リレー接点Rsの開閉制御の内容について、さらに具体的に説明する。
【0023】
(A) リレー接点Rsを開状態から閉状態にメーク制御する場合(フローチャート図2、タイミングチャート図4)
すなわち、該場合には、先ずステップS1で、現在の状態が上記AC電源1の電源電圧VAC(図4の(a)参照)の波形整形信号Vi1(図4の(b)参照)の立下がり時を基準として開始するリレー制御スタートタイミングTA以前であるか否かを判定する。今例えば、同スタートタイミングTA以前において上記負荷3に対して電流を流す旨の指示(例えばヒータスイッチ等による負荷ON指令)があったとすると、同スタートタイミングTA時点においてYESと判定し、それに対応して当該スタートタイミングTA時点から上記リレーコイルRYを励磁して上記リレー接点Rsを閉じるリレー駆動回路6のリレー接点メーク動作が始まる。そして、該リレー接点Rsのメーク動作が始まると、続いてステップS2に進み、上記スタートタイミングTA時点から例えば減算タイマーにより経過時間をカウントし、次のステップS3で予じめ定められている所定のリレー駆動待ち時間T1が経過(T1=0)したか否かを判定する。その結果、YES(T1経過)と判定されると、その後、ステップS4で上記リレー駆動回路6のトランジスタQ2に対してリレー駆動信号(図4の(d)参照)を出力する。そうすると、同トランジスタQ2がONになって上記リレーコイルRYに電流が流れ始め、個々のリレーの製品特性によって定まる所要の接点動作時間Ts1後にリレー接点RsがONになって、負荷3に電流が流れるようになる(図4の(e)参照)。
【0024】
この時(1回目のリレーON時)、上記リレー接点Rsは、上記AC電源1の電源電圧VACのその時の所定の値の電圧V1(Vn)(図4の(a)参照)で閉じる。この電圧V1(Vn)は、目的とするリレー接点Rsの損傷をさけるためのリレー接点保護最適電圧範囲(図4の(a)のVb〜Vaの範囲内の電圧)に対しては、未だその範囲外にあることになる。
【0025】
また、この時に上記リレー接点間印加電圧検出回路7は、上記抵抗R6,R7、ダイオードD4,D5を介して上記リレー接点RsのON時の電源電圧VAC側の電圧値V1(Vn)に相当するリレー接点Rs間の印加電圧検出値v1(vn)(図4の(c)参照)を検出して、上記制御ユニット5の複数のRAM中の何れかのRAMに取り込んで記憶する。ここで検出された該リレー接点Rs間の印加電圧検出値v1(vn)も、図示のように上記電源電圧VAC側のリレー接点保護最適電圧範囲(Vb〜Va)に相当するリレー接点間印加電圧検出値の最適検出電圧範囲(vb〜va)外にあるため、上記制御ユニット5は次回(2回目)以降のリレー接点RsのONのタイミングでのリレー駆動待ち時間T1に対する所定の補正時間Th1(Thn)を、上記今回検出されたリレー接点間印加電圧検出値v1(vn)を基に演算して上記別のRAM中に記憶する。
【0026】
なお、この補正時間Th1(Thn)の演算は、例えば図6に示すような正負両特性のマップを用いて、ステップS5〜S8に示すようにして行われるようになっている。
【0027】
すなわち、先ず1つの方法として、例えば図6に示すように、リレー接点開閉制御時において上記リレー接点間印加電圧検出回路7により検出された実際のリレー接点間印加電圧検出値v1(vn)と補正時間Th1(Thn)とをリニアに対応させてデータマッピングし、上記検出されたリレー接点間印加電圧検出値vnが変わると、それに応じて補正時間Thnの値も相互にリニアな関係で変わるようにしておく。
【0028】
そして、リレー駆動信号出力後、ステップS5で予じめ設定された所定のサンプリング周期tnに対応したサンプリングタイマーをスタートさせて、ステップS6で上記波形整形信号Vi1の次の立下りによって示されるエンドタイミングTBとなったことが判定されるまでのサンプリング期間内、上記検出されるリレー接点間の印加電圧vnを上記サンプリング周期tn(n=1,2,3,4・・・n)毎にサンプリングし、そのサンプリング電圧vn(n=1,2,3,4・・・n)を対応する複数のRAM中に順次記憶して行く(ステップS7,S8)。
【0029】
このようにして、所定の検出回数n回の各回のサンプリング電圧vn(n=1,2,3,4・・・n)が分ると、同サンプリング電圧vnをパラメータとして上記図6のデータマップから、それに対応した補正時間Thn(n=1,2,3,4・・・n)を読み出す。そして、この補正時間Thnは、今回演算された補正時間が次回のリレー駆動待ち時間T1に対する補正時間として使用される。
【0030】
次に、その間においてステップS6で上記エンドタイミングTBが到来したことが確認されると、続いてステップS9に進んで、その時の上記印加電圧検出値vnと上記リレー接点保護最適電圧の最大値Vbに相当する印加電圧検出値の最大値vbとを比較し、vnがvb以上のYESの時はステップS10に進んで、上記リレー駆動待ち時間T1を上記リレー駆動待ち時間T1に対して上記図6を用いて演算された(読み出された)補正時間Thnを加えた時間(T1+Thn)に補正して、同時間(T1+Thn)が経過した時にトランジスタQ2をONにしてリレーコイルRYを励磁する。
【0031】
他方、ステップS9でNOと判定された上記vnが少なくともvbよりも小さい時には、さらにステップS11で上記vnを図4の(c)に示す電源電圧VACのリレー接点保護最適電圧範囲Vb〜Vaに対応した最適検出電圧範囲vb〜vaの最小電圧値vaと比較し、上記vnが最適検出電圧範囲vb〜vaのvaよりも小さい時(電圧レベルが低すぎる時)にはステップS12に進んで上記リレー駆動待ち時間T1をT1−Thnにマイナス補正して駆動タイミングを進めた上でリレー接点Rsを閉じる。他方、上記ステップS11でYESの時、すなわち検出されたリレー接点間印加電圧検出値vnが電源電圧VACのリレー接点保護のための最適電圧範囲Vb〜Vaに対応した最適検出電圧範囲vb〜va内にある最適検出電圧の時には、そのまま補正(Thnの加算又は減算)を行うことなくリレー接点Rsを閉じる。
【0032】
つまり、以上の構成では、各回のリレー接点閉制御時において、リレー接点Rs間の印加電圧検出値vnを基に次回のための補正時間Thnを決定して置き、一旦上記負荷3への電源の供給が終了し、リレー接点Rsが開いた状態にある場合において、例えば再び負荷3に対する操作スイッチがON操作されて、改めて負荷3に電流を流す必要がある時は、上記フローチャートのステップS9以降に示すように、最終設定されるリレー駆動待ち時間は上記予じめ決定された基本的なリレー駆動待ち時間T1に対して、それぞれ前回の制御で演算された補正時間Thnを加えた値(T1+Thn又はT1−Thn)になり、リレー接点開閉制御スタートタイミングTAからT1+Thn、T1−Thn後に、リレーコイルRYに電流が流れ始め、さらに閉時の接点動作時間Ts1の経過後に適切にリレー接点RsがONになって、負荷3に電流が流れることになる。
【0033】
すなわち、その制御回前のリレー接点RsのON時に比べてThnだけ遅れ又は進んだタイミングで接点がONになる。そして、この時、リレー接点RsはAC電源1の電源電圧V2で閉じる。
【0034】
この電圧値V2が図4のようにリレー接点保護最適電圧範囲Vb〜Va内に入っている場合、リレー接点間印加電圧検出回路7はリレー接点接続時の同電圧値V2に相当する印加電圧検出値v2を検出し、制御ユニット5に取り込む。この印加電圧検出値v2は、アーク放電を生じにくい最適検出電圧範囲(vb〜va)に対応して定めてあるので、同電圧v2が、この最適検出電圧範囲(vb〜va)内に入ると(ステップS11でYESの時)、上記制御ユニット5は新たな次の補正時間は演算せず、この時の補正時間Thnを維持しつづけ、次の接点ON時にもこの補正時間Thnで動作する。
【0035】
他方、上記接点接続時の上記電圧v2が上記最適検出電圧範囲(vb〜va)外にある時は、上記電圧v2の値によって決定される補正時間Thnを演算し、RAM内に記憶する。
【0036】
そして、それにより次に負荷3に電流を流す指示があった時の上記リレー接点開閉制御スタートタイミングTAからのリレー駆動待ち時間は、T1+Thn、T1−Thnとなり、上記図2のタイミングチャートよりさらにThn遅れるか、又は進んだタイミングでリレー接点Rsが閉じることになる。
【0037】
以上の動作が、リレー接点Rsの接続電圧がリレー接点保護最適電圧範囲(Vb〜Va)に対応した最適検出電圧範囲(vb〜va)内に入るまで繰り返し行われ、やがて、その接続電圧が電源電圧VACのリレー接点保護最適電圧範囲(Vb〜Va)に対応した最適検出電圧範囲(vb〜va)内になる。
【0038】
又、連続動作中も上記の接続電圧はリレー接点間印加電圧検出回路7で検出し続けられ、上記リレー接点保護最適電圧範囲(Vb〜Va)に対応した最適検出電圧範囲(vb〜va)から接続電圧が外れると、その値からリレー駆動待ち時間の補正時間を演算して補正するので、接続電圧は常に上記リレー接点保護最適電圧範囲(Vb〜Va)内に戻ることになる。
【0039】
なお、以上の補正時間Th1(Thn)の演算は、図6に示すようなリニアな特性を有するものに代えて、例えば図7に示すように、段階的に変化する正負両特性のマップを用いて上記ステップS4〜S12の動作を行わせるようにしてもよい。
【0040】
すなわち、上記リレー接点間印加電圧検出回路7により検出されたリレー接点間印加電圧検出値v1(vn)と補正時間Th1(Thn)とを所定のステップ幅で段階的に対応させてデータマッピングし、上記検出されたリレー接点間印加電圧検出値vnが変わると、それに応じて補正時間Thnの値も相互に段階的な関係で応答性良く変わるようにする。
【0041】
(B) リレー接点Rsを閉状態から開状態にブレーク制御する場合(フローチャート図3、タイミングチャート図5)
この場合、リレー接点Rsを開くときの接点動作時間Ts2は、上記リレー接点Rsを閉じるときの接点動作時間Ts1とは異なるので、そのときのリレー駆動待ち時間T2は、閉じるときのリレー駆動待ち時間T1とは異なる。しかし、動作的には上記図2,図4のリレー接点Rsを閉じる時と同様の動作により、リレー接点保護最適電圧範囲(図5(a)中のVd〜Vc)でリレー接点Rsが開くように接点開タイミングが補正される。
【0042】
すなわち、該場合には、、先ずステップS1で、上記AC電源1の電源電圧VACの波形整形信号Vi1(図5の(b)参照)の立下がり時を基準として開始するリレー制御スタートタイミングTA以前であるか否かを判定し、同タイミングTA以前において上記負荷3に流している電流をOFFにする旨の指示(例えばヒータスイッチ等による負荷OFF指令)があったとすると、上記波形整形信号Vi1の立ち下がり時点でYESと判定し、それに対応して上記スタートタイミングTA時点から上記リレーコイルRYの励磁状態を遮断して上記リレー接点Rsを開くリレー駆動回路6のリレー接点ブレーク動作が始まる。
【0043】
そして、該リレー接点のブレーク動作が始まると、続いてステップS2に進み、上記スタートタイミングTA時点からタイマーにより経過時間をカウントし、次のステップS3で上記予じめ定められている所定のリレー開駆動待ち時間T2が経過(T2=0)したか否かを判定する。その結果、YES(T2経過)と判定されると、その後、ステップS4で上記リレー駆動回路6のトランジスタQ2に対して出力されていたリレー駆動信号を停止する(図5の(d)参照)。
【0044】
そうすると、同トランジスタQ2がOFFになって上記リレーコイルRYの電流が遮断され、個々のリレーの製品特性によって定まる所要の接点開動作時間Ts2後にリレー接点RsがOFFになって、負荷3への電流の供給が遮断されるようになる(図5の(e)参照)。
【0045】
この時(1回目のリレーOFF時)、上記リレー接点Rsは、上記AC電源1の電源電圧VACのその時の所定の値の電圧V3(Vn)で開き、目的とするリレー接点Rsの損傷をさけるための上述のリレー接点保護最適電圧範囲(Vd〜Vc)に対しては、未だその範囲外にあることになる。
【0046】
また、この時に上記リレー接点間印加電圧検出回路7は、抵抗R6,R7、ダイオードD4,D5を介して図5の(a)に示される上記リレー接点RsのOFF時の電源電圧V3(Vn)に相当する上記図5の(c)に示されるリレー接点Rs間の印加電圧検出値v3(vn)を検出して、上記制御ユニット5の複数のRAM中の何れかのRAMに取り込んで記憶する。ここで検出されたリレー接点Rs間の印加電圧検出値v3(vn)も、上記リレー接点保護最適電圧範囲(Vd〜Vc)に相当する最適検出電圧範囲(vd〜vc)外にあるため、上記制御ユニット5は次回(2回目以降)のリレー接点RsのOFFのタイミングでのリレー開駆動待ち時間T2に対する所定の補正時間Tk1(Tkn)を、上記検出されたリレー接点間印加電圧検出値v3(vn)を基に演算して上記別のRAM中に記憶する。
【0047】
この補正時間Tk1(Tkn)の演算は、例えば前述の図6又は図7の特性を接点開放時に対応させて適切に変更した特性のマップを用いて、ステップS5〜S8に示すようにして行われるようになっている。
【0048】
すなわち、上記リレー接点間印加電圧検出回路7により検出された実際のリレー接点間印加電圧検出値v3(vn)と上記補正時間Tk1(Tkn)とをリニアに対応させてデータマッピングし、上記検出されたリレー接点間印加電圧検出値v3(vn)が変わると、それに応じて補正時間Tk1(Tkn)の値もリニアな関係で変わるようにしておく。
【0049】
そして、リレー駆動信号停止後、ステップS5で予じめ設定された所定のサンプリング周期tnに対応したサンプリングタイマーをスタートさせて、ステップS6で上記波形整形信号Vi1の次の立下りによって示されるエンドタイミングTBとなったことが判定されるまでのサンプリング期間内、上記検出されるリレー接点間の印加電圧vnを上記サンプリング周期tn(n=1,2,3,4・・・n)毎にサンプリングし、そのサンプリング電圧vn(n=1,2,3,4・・・n)を対応する複数のRAM中に順次記憶して行く(ステップS7,S8)。
【0050】
このようにして、所定の検出回数n回の各回のサンプリング電圧vn(n=1,2,3,4・・・n)が分ると、同サンプリング電圧vnをパラメータとして上記データマップから、それに対応した補正時間Tkn(n=1,2,3,4・・・n)を読み出す。そして、この補正時間Tknは、今回のものが次回のリレー駆動待ち時間T2に対する補正時間として使用される。
【0051】
次に、その間において上記ステップS6でエンドタイミングTBに到達したことが確認されると、続いてステップS9に進んで、その時の上記印加電圧検出値vnと電源電圧VACのリレー接点保護最適電圧範囲Vd〜Vc(図5の(a))に対応したリレー接点間印加電圧検出値の最適検出電圧範囲の最大値vdとを比較し、vnがvd以上のYESの時はステップS10に進んで、上記リレー駆動待ち時間T2を上記リレー開駆動待ち時間T2に対して上記補正時間Tknを加えた時間(T2+Tkn)に補正して、同時間が経過した時にリレー接点Rsを開く。
【0052】
他方、ステップS9でNOと判定された上記リレー接点間印加電圧検出値vnがvdよりも小さい時には、さらにステップS11で同検出値vnを上記リレー接点保護最適電圧範囲Vd〜Vcに対応した最適検出電圧範囲vd〜vcの最小電圧値vcと比較し、検出値vnが最適検出電圧範囲vd〜vcのvcよりも小さい時(電圧値が低すぎる時)には、ステップS12に進んで上記リレー開駆動待ち時間T2をT2−Tknにマイナス補正した上でリレー接点Rsを開く。他方、上記ステップS11でYESの時は、すなわち検出されたリレー接点間印加電圧検出値vnがリレー開動作時のリレー接点保護のための最適検出電圧範囲vd〜vcの範囲内にある適正なタイミングの時には、そのまま新たな補正を行うことなくリレー接点Rsを開く。
【0053】
つまり、以上の構成では、各回のリレー接点開制御時において、リレー接点間の印加電圧検出値を基に次回のための補正時間Tknを演算して置き、一旦上記負荷3への電源の遮断が終了し、その後閉駆動されてリレー接点Rsが再び閉じた状態にある場合において、例えば再び負荷3に対する操作スイッチがOFF操作されて、改めて負荷3をOFFする必要があるような2回目以降のリレー接点ブレーク動作時には、上記フローチャートのステップS9以降の動作に示すように、最終的に設定されるリレー開駆動待ち時間T2は、上記前回に決定された補正値Tknを加えた値(T2+Tkn又はT2−Tkn)になり、上述のスタートタイミングTAからT2+Tkn後に、リレーコイルRYに流れる電流が遮断され始め、その接点開動作時間Ts2後にリレー接点Rsが開放されて、負荷3に流れる電流が遮断される。
【0054】
すなわち、その前(前回)のリレー接点RsのOFF制御時に比べて所定時間Tkn遅れ、又は進んだタイミングで接点がOFFになる。そして、この時、リレー接点Rsは、図5の(a)に示すAC電源1の電圧V4で開かれる。
【0055】
この電圧値V4が図5の(a)のリレー接点保護最適電圧範囲Vd〜Vc内に入っている場合、リレー接点間印加電圧検出回路7は同リレー接点開放時の電圧V4に相当するリレー接点間印加電圧検出値v4を検出して、制御ユニット5のRAMに取り込む。この印加電圧検出値v4は、上述の最適検出電圧範囲(vd〜vc)に対応しているので、同印加電圧検出値v4が最適検出電圧範囲(vd〜vc)内に入ると(ステップS11でYESの時)、制御ユニット5は新たな次の補正時間Tknは演算せず、前回の補正値Tknを維持しつづけ、次のリレー接点OFF時にも前回の補正時間Tknで動作する。
【0056】
他方、上記リレー接点開放時の電圧V4がリレー接点保護最適電圧範囲(Vd〜Vc)外の時には、同リレー接点開放時の電源電圧V4の値により決定される新たな補正値Tknを演算し、RAM内に記憶する。
【0057】
そして、次に負荷3に流れる電流を遮断する旨の指示があった時のスタートタイミングTAからのリレー駆動待ち時間は、T2+Tkn又はT2−Tknとなり、上記図5のタイミングチャートよりさらにTkn遅れるか、又は進んだタイミングで接点が開かれることになる。
【0058】
以上の動作が、リレー接点Rsの実際のリレー接点開放電圧V4がリレー接点保護最適電圧範囲(Vd〜Vc)内に入るまで繰り返し行われ、そのリレー接点開放電圧V4は必ずリレー接点保護最適電圧範囲(Vd〜Vc)内に入るようになる。
【0059】
さらに、連続動作中も上記の開放電圧V4はリレー接点間印加電圧検出回路7で常時検出し続けられ、リレー接点保護最適電圧範囲(Vd〜Vc)から開放電圧V4がはずれると、その値からリレー開駆動待ち時間T2の補正時間Tknを演算して加算又は減算補正するようになるので、上記開放電圧V4は常にリレー接点保護最適電圧範囲Vd〜Vc内に戻る。
【0060】
ところで、上記補正時間Tknの記憶は、例えば図8のようにしてなされる。
【0061】
すなわち、上記リレー接点Rsは、上記スタートタイミングTAから、上記リレー駆動待ち時間T2と、それまでの補正時間Tknの累積値ΣTknと、接点開動作時間Ts2とがそれぞれ経過した後に、初めて開き始める。
【0062】
しかし、上記リレー接点Rsは、機構的に開いたとしても、リレー接点Rs解放時に発生するアークなどにより電気的には半接続の状態が続き、図示のように所定の遮断遅れ時間Tmを有し、その経過後に初めて電気的に接点が開く。
【0063】
そこでリレー接点Rsの開くタイミングの時間帯tについてt1〜tn回繰り返してリレー接点間の印加電圧検出値v1〜vnを検出し、それらの値を上記制御ユニット5の複数のRAM中に順次記憶し、その最大値vmを求めるようにする。
【0064】
以上のように、この発明のリレー駆動装置は、交流電源を矩形波に整形する波形整形手段と、リレー接点開閉時にリレー接点間に印加された印加電圧値を検知するリレー接点間印加電圧検出手段と、該リレー接点間印加電圧検出手段により検出されたリレー接点間の印加電圧値に基づいて所定の補正時間を決定し、この補正時間を用いて最終的なリレー駆動タイミングとなるリレー駆動待ち時間を決定するリレー駆動制御手段と、上記リレー駆動制御手段からの出力信号によって、上記リレー接点を開閉するリレー駆動手段とを備えて構成されている。そして、それにより上記リレー接点開閉時の上記リレー接点間の印加電圧値に基づいて、その開閉タイミングの補正時間を決定し、それにより最終的なリレー駆動タイミングを補正するだけの簡単な構成で、最終的に交流電源のゼロボルト近辺でリレーの接点の開閉を行うようになっている。
【0065】
したがって、負荷電流の開閉時にリレー接点間で起きるアーク放電が抑えられ、接点寿命が向上するとともに、寿命のばらつきも小さくすることができる。その結果、リレーの信頼性が向上し、必要に応じてリレーによる負荷電力のデューティ制御なども可能となる。
【0066】
また、リレー接点開閉時のリレー接点間の印加電圧値に基づいて、その開閉タイミング補正時間を決定するようになっているので、同補正時間自体がリレー開閉時点でのチャタリングノイズ等による同期位置変動の影響を受けないようになる。
【0067】
さらに、大きなチャタリングノイズ等で交流電源波形が大幅に歪むようなことがあっても、上記開閉タイミング補正時間はリレー接点開閉時のリレー接点間の印加電圧値により決定されるため、最適電圧範囲を超えるようなことはなく、過大な補正が起こりにくい。
【0068】
なお、以上の実施の形態の構成では、上述のような制御を開始するためのスタートタイミングTAを、一例としてAC電源のゼロクロスポイントに対応させて設定したが、これは要するにAC電源に同期するポイントであれば、どのポイントであっても同様の作用効果を持つ。
【0069】
(他の実施の形態)
ところで、上記リレーのリレーコイルRYは、誘導負荷としての特性を有しているために、サージ電圧が発生する問題がある。
【0070】
その対策として、上記実施の形態のものでは、図1のように、リレーコイルRYに並列にサージ電圧吸収手段としてのダイオードD3を接続して当該サージ電圧を吸収させるようにしている。
【0071】
したがって、該ダイオードD3によりリレーコイルRY部分で発生する誘導負荷特有の回路を破壊するような高電位のサージ電圧を吸収してリレー駆動回路6の保護を図ることができる。
【0072】
ところが、そのようにダイオードD3を挿入しただけの場合、リレー個々の製品特性の相違によっては、当該ダイオードD3があることにより、リレー接点Rsの動作時間が大きく変化し、共通なタイミングでの開閉制御を行うことが難しくなる。
【0073】
そこで、この問題を解決したものが他の実施の形態としての図9の回路である。
【0074】
該構成では、サージ電圧吸収手段が、リレーコイルRYに並列に接続されたダイオードD3およびツェナーダイオードZDの直列回路よりなっている。
【0075】
このようにサージ電圧吸収手段が、ダイオードD3と該ダイオードD3に直列なツェナーダイオードZDにより形成されていると、先ずダイオードD3によりリレーコイルRY部分で発生する誘導負荷特有の上記回路を破壊するような高電位のサージ電圧を有効に吸収してリレー駆動回路6の保護を図ることができる。
【0076】
そして、さらに上記ダイオードD3に対して直列なツェナーダイオードZDがあると、リレーコイルRYで発生するサージ電圧の内の上記回路を破壊するような高電位のサージ電圧のみを吸収し、接点動作時間を変化させる要因の低電位のサージ電圧は吸収しないようになるので、上記リレー接点Rsの動作時間を略共通にすることができるようになる。
【0077】
その結果、例えば予じめ基本的な開閉タイミングを上述の制御ユニット5の所定の記憶手段に記憶させておくようにすると、前述のようなリレー駆動タイミングの補正回数を減らすことが可能になり、リレー接点Rsの寿命を延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明の実施の形態に係るリレー駆動装置を適用して構成したリレー駆動システム図である。
【図2】 同リレー駆動システムのリレー接点閉動作時のフローチャートである。
【図3】 同リレー駆動システムのリレー接点開動作時のフローチャートである。
【図4】 同リレー駆動システムのリレー接点閉動作時のタイミングチャートである。
【図5】 同リレー駆動システムのリレー接点開動作時のタイミングチャートである。
【図6】 同リレー駆動システムのリレー接点間印加電圧検出値とリレー駆動待ち時間補正時間との関係を示す第1例(連続的対応例)のグラフである。
【図7】 同リレー駆動システムのリレー接点間印加電圧検出値とリレー駆動待ち時間補正時間との関係を示す第2例(段階的対応例)のグラフである。
【図8】 同リレー駆動システムの制御ユニット中のRAMに記憶させるリレー接点間印加電圧検出値記憶システム例を示すタイミングチャートである。
【図9】 他の実施の形態に係るリレー駆動装置を適用して構成したリレー駆動システム図である。
【符号の説明】
1はAC電源、2は直流電源、3は負荷、4は波形整形回路、5は制御ユニット、6はリレー駆動回路、7はリレー接点間印加電圧検出回路、D3はダイオード、ZDはツェナーダイオードである。
Claims (2)
- 交流電源を矩形波に整形する波形整形手段と、リレー接点開閉時に実際にリレー接点間に印加された印加電圧値を検出するリレー接点間印加電圧検出手段と、該リレー接点間印加電圧検出手段により検出された印加電圧値に基づいてリレー駆動タイミングを補正するための所定のリレー駆動タイミング補正時間を決定し、このリレー駆動タイミング補正時間を用いて当該開閉タイミングの最終的なリレー駆動タイミングを決定するリレー駆動制御手段と、該リレー駆動制御手段からの出力信号によって、上記リレー接点を開閉駆動するリレー駆動手段とを備えてなる駆動装置において、上記リレー接点の開閉タイミング付近において、上記リレー接点間印加電圧検出手段によって検出された前回までに実際にリレー接点間に印加されたリレー接点間の印加電圧値を記憶する印加電圧値記憶手段を設け、該印加電圧値記憶手段に記憶された前回までに実際にリレー接点間に印加されたリレー接点間の印加電圧値に基づいて当該開閉タイミングのリレー駆動タイミングを補正するリレー駆動タイミング補正時間を決定し、該リレー駆動タイミング補正時間に基づいて予じめ設定されている基本的なリレー駆動タイミングを補正することにより、最終的に交流電源のゼロボルト付近でのリレー駆動タイミングを決定するようにしたことを特徴とするリレー駆動装置。
- 上記リレー駆動制御手段は、マイクロコンピュータ制御ユニットにより構成され、上記リレー接点間印加電圧検出手段により検出されたリレー接点間印加電圧値は、上記マイクロコンピュータ制御ユニットのアナログデジタル変換入力ポートを介して入力されるようになっていることを特徴とする請求項1記載のリレー駆動装置。
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