JP2000073426A - 排水装置 - Google Patents

排水装置

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JP2000073426A
JP2000073426A JP10355128A JP35512898A JP2000073426A JP 2000073426 A JP2000073426 A JP 2000073426A JP 10355128 A JP10355128 A JP 10355128A JP 35512898 A JP35512898 A JP 35512898A JP 2000073426 A JP2000073426 A JP 2000073426A
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manual button
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drainage device
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JP10355128A
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Toshikazu Nohara
俊和 野原
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、手動操作と電気的操作を
兼ね備え、手動、電気的の何れの操作においても操作性
がよく、確実に排水栓の開閉を行うことができ、排水栓
の開閉状態を検出し誤操作を防止できる排水装置を提供
することを目的とする。 【解決手段】 浴槽底面に設けた排水栓11を開閉自在
にし、且つ、排水栓11の開栓状態を保持する機構を有
する排水装置において、排水栓11の開閉動作を操作す
る操作部20には、手動操作を行うための手動ボタン2
1と通電により駆動し、ワイヤー部30へ動力を伝える
駆動部を設けたので、手動及び電気的の何れの操作にお
いても確実に排水栓の開閉ができるとともに操作性を損
なうことはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴槽、洗面器等の
底部に取付られる排水栓を遠隔操作により開閉可能にし
た排水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、実公平5−23653号に見られ
るように、排水栓の蓋を手動スイッチとソレノイドと2
本のプッシュプルケーブルで開閉する自動排水栓が記載
されている。従来技術の自動排水栓は、ソレノイドの鉄
心から排水栓まで延びる第1のプッシュプルケーブルと
手動スイッチから鉄心まで延びる第2のケーブルで構成
され、自動で開閉時は、電流を流したときにソレノイド
の鉄心が移動し、第1のケーブルを介して動力を排水栓
に伝達し、手動時には、第2のケーブルを介してソレノ
イドと第1のケーブルに動力を伝達するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の自動排水栓で
は、手動で排水栓に動力を伝達する際、手動スイッチを
押すことにより、第2のケーブルが、ソレノイド部を押
して第1のケーブルに動力を伝え、排水栓を押上げる構
造となっている。しかし、第2のケーブルでソレノイド
部を所定の位置まで押すには、相当な押力を必要とする
ため、手動スイッチの操作性が悪く、強い力でスイッチ
を押した場合、第2のケーブルが屈曲し、手動スイッチ
の使用が不可能になる。また、ケーブルが屈曲しなくて
も第1のケーブルまで動力が伝わりにくく、栓が充分に
開かず、排水能力が悪くなる。といった悪影響がでてく
る。さらに、第2のケーブルが排水部を貫通する部位に
おいて、防水対策を施していないため、排水時に浴槽水
が貫通部から漏水し、駆動部に影響を与えたり、あるい
は、建築躯体に影響を与える場合がある。といった多く
の問題が生じる。本発明は、上記課題を解決するために
なされたもので、本発明の目的は、手動操作と電気的操
作を兼ね備え、手動、電気的の何れの操作においても操
作性がよく、確実に排水栓の開閉を行うことができ、排
水栓の開閉状態を検出し誤操作を防止できる排水装置を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた第1の発明は、遠隔操作により浴槽底面に設
けた排水栓を開閉自在にし、前記排水栓の開栓状態を保
持する機構を有する排水装置において、前記遠隔操作を
行う操作部には、手動操作を行うための手動ボタンと通
電により駆動し、ワイヤーへ動力を伝える駆動部を設け
たことで、手動及び電気的操作の何れにおいても前記排
水栓の開閉を行うことができることを特徴とする。
【0005】この発明によれば、操作部内に手動操作の
ための手動ボタンと電気的操作のための駆動部を設けた
ことにより、手動操作時には、手動ボタンが、電気的操
作時には、駆動部がワイヤーに動力を伝えるようにした
ので手動、電気的の何れの操作においても確実に排水栓
の開閉ができ、操作性を損なうこともない。
【0006】第2の発明は、請求項1記載の排水装置に
おいて、駆動部にソレノイドを用い、操作部には、手動
ボタンと通電により動作するソレノイド可動鉄心と固定
鉄心と手動ボタンとソレノイド可動鉄心を連結する軸を
設けたことを特徴とする。
【0007】この発明によれば、手動時には、手動ボタ
ンが連結軸とともにソレノイド可動鉄心を押下げてワイ
ヤーに動力を伝え、通電時には、ソレノイド可動鉄心が
ワイヤー側へ移動しワイヤーに動力を伝えるため、手動
でも電気的にも排水栓の開閉を確実に行うことができ
る。
【0008】第3の発明は、請求項1記載の排水装置に
おいて、駆動部にモータを用い、操作部には、手動ボタ
ンと手動ボタンから延びる凹凸を有する軸とこの凹凸軸
に一部噛み合うようになされた歯車駆動部品を設けたこ
とを特徴とする。
【0009】この発明によれば、手動操作と電気操作の
何れも可能にするため、モータの回転と同期する歯車駆
動部品には、手動ボタンから延びる延長軸の凹凸部と噛
み合う部位と噛み合わない部位を設けるとともに、延長
軸と噛み合わない状態で停止するよう制御されているの
で、手動時には、手動ボタンを押すことにより抵抗なく
直接ワイヤーに動力を伝えることができ、通電時には、
歯車駆動部品が回転することにより、延長軸の凹凸部と
噛合い延長軸を押下げ、ワイヤーに動力を伝えるので、
手動及び電気的においても排水栓の開閉を確実に行うこ
とができる。
【0010】第4の発明は請求項1記載の排水装置にお
いて、駆動部にモータを用い、操作部には、クランク軸
を有する駆動部品と、クランク軸を回避するための切欠
きを有する手動ボタンと、クランク軸の動力と手動ボタ
ンの押力を受け、ワイヤーに押力を伝える皿状部品を設
けたことを特徴とする。
【0011】この発明によれば、手動時には、クランク
軸を回避する切欠きを設けた手動ボタンが皿状部品に直
接押力を伝え、ワイヤーを押下げ、通電時には、クラン
ク軸が回転しながら皿状部品を押下げるとともに、ワイ
ヤーを押下げるので、手動及び電気的においても排水栓
の開閉を確実に行うことができる。また、部品点数も削
減できる。
【0012】第5の発明は、請求項1記載の排水装置に
おいて、手動ボタンの側面下部に磁石を設け、操作部に
は手動ボタンに設けられた磁石と反応して信号を送信す
る反応部品を設け、排水装置の制御装置と接続し、手動
ボタンの位置を検出することを特徴とする。
【0013】この発明によれば、手動ボタンの側面下部
に磁石を設けるとともに、操作部には磁石が接近すると
反応して信号を送信する反応部品を設けたので、排水栓
が閉じている時は、手動ボタンに設けた磁石と操作部の
反応部品には距離があり反応せず、排水栓が開いている
時には、距離が接近して反応部品が、制御装置に信号を
送る。そのため、手動操作と電気的操作を交互に繰返し
操作した場合でも、排水栓の位置を確実に検出でき、シ
ステムとして使用する場合の誤動作を防ぐことができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明の好適な実施例
について説明する。
【0015】第1図は本発明の実施に係る排水装置を示
す全体構成図であり、第2図は排水装置の排水部とワイ
ヤー部を示す構成図であり、第3図はソレノイドを用い
た排水装置の操作部を示す構成図であり、第4図はモー
タと歯車部品を用いた排水装置の操作部を示す構成図で
あり、第5図はモータとクランク軸を用いた排水装置の
操作部を示す構成図であり、第6図はソレノイドを用い
た操作部の動作図であり、第7図はモータと歯車部品を
用いた操作部の手動動作図であり、第8図はモータとク
ランク軸を用いた操作部の手動動作図であり、第9図は
モータと歯車部品を用いた操作部の電気的動作図であ
り、第10図はモータとクランク軸を用いた操作部の電
気的動作図であり、第11図は排水栓の位置検出を行う
方法の説明図である。
【0016】本発明は、主として以下の主要部品で構成
されている。浴槽1の底面部には、浴槽水を排水するた
めの排水部10を設け、浴槽1の上縁部には、手動及び
自動で排水栓11を開閉操作するための操作部20を設
け、また、操作部20での操作によって排水栓11へ動
力を伝えるためのワイヤー部30を設けて排水装置を構
成する。
【0017】排水部10は、図2に示すように排水栓1
1と、排水口部品12と、排水栓11の開栓状態を保持
する機構を有する筒状部品13と、浴槽裏の排水管(図
示せず)と接続するための排水継手14と、パッキン1
5を設ける。排水継手14にはワイヤー部30を通すた
めの開口部14a及び、開口部14aからの漏水を防ぐ
ためのホース16を取付ける継手部14bを設けてい
る。また、排水口部品12と排水継手14は、浴槽1底
面の所定位置にパッキン15を挟み、ねじ込んで浴槽1
に固定され、筒状部品13は、排水継手14の開口部1
4aから通ってきたワイヤー部30と接続した後、排水
口部品12に固定され、排水栓11は筒状部品13に取
付けられる。
【0018】ワイヤー部30は、図2に示すようにワイ
ヤー本体31を被覆チューブ32で覆い、操作部20側
の端部には、操作部20に固定するためのケース固定ネ
ジ34と、排水部10側には、筒状部品13に取付ける
ための固定部品35で構成される。
【0019】請求項1,2に係る操作部20において、
駆動部にソレノイドを用いた操作部20の構成を図3に
示す。操作部20は、手動時に操作するための手動ボタ
ン21と、通電時に駆動するソレノイド可動鉄心41
と、固定鉄心42と、コイル43と、これらを収納する
ためのケース45と、手動ボタン21とソレノイド可動
鉄心41を連結する連結軸22と、ソレノイド可動鉄心
41からワイヤー本体31に動力を伝える十字部品33
と、排水栓11の開栓状態を解除したときに、ワイヤー
部30や手動ボタン21を元の位置まで復帰させるため
のバネ23と、復帰時にソレノイド可動鉄心41等が飛
び出さないためのストッパー部品44と、これらの部品
を収納するソレノイド操作ケース24と、ソレノイド操
作ケース24を浴槽1に固定するための固定ケース25
で構成される。
【0020】ソレノイド操作ケース24は、ケース内の
最下部にバネ23を挿入し、バネ23上には十字部品3
3を配置し、さらにその上部には、ソレノイド可動鉄心
41,固定鉄心42,コイル43を収納したケース4
5、ストッパー部品44の順で組立て、連結軸22をソ
レノイド可動鉄心41に取付ける。また、ソレノイド操
作ケース24の下部に設けたネジ孔24aには、下方か
らワイヤー本体31を通し、ケース固定ネジ34をねじ
込んでソレノイド操作ケース24とワイヤー部30を組
付ける。一方、ワイヤー部30の排水側端部は、排水部
10の筒状部品13に同じくねじ込み固定される。この
ようにして組立てられたソレノイド操作ケース24は、
浴槽1を介して固定ケース25をねじ込み浴槽に固定し
た後、手動ボタン21を連結軸22に取付ける。
【0021】次に、請求項1,3に係る操作部20にお
いて、駆動部にモータと歯車駆動部品を用いた操作部2
0の構成を図4に示す。操作部20は、手動ボタン21
と、手動ボタン21から延びる延長軸26と、モータ4
6と、モータ46に直結されたモータ軸47と、モータ
軸47に取付けられた歯車駆動部品48と、これらを収
納するモータ操作ケース27とモータ操作ケース27を
浴槽に固定するための固定ケース25で構成される。モ
ータ操作ケース27内の最下部には、バネ23を挿入
し、バネ23上に延長軸26を置き、モータ操作ケース
27の側面部には開口孔(図示しない)にモータ軸47
を貫通させ、歯車駆動部品48を取付け固定する。モー
タ操作ケース27と固定ケース25の浴槽1への組立や
ワイヤー部30とモータ操作ケース27の接続方法やワ
イヤー部30と排水部10の接続は前述と同様である。
【0022】尚、モータ46は、防湿対策を施すための
防湿ケース(図示しない)を設け、ネジなどでモータ操
作ケース27に固定される。また、モータ軸47には、
外部からの水の侵入を防ぐためにOリング(図示しな
い)を取付けてもよい。
【0023】請求項1,4に係る操作部20において、
駆動部にモータとクランク軸を用いた操作部20の構成
を図5に示す。操作部20は、側面部に切欠きを設けた
手動ボタン28と、モータ46と、モータ46に直結さ
れたクランク軸49と、手動ボタン28と、クランク軸
49の動力を受ける皿状部品36と、これらを収納する
モータ操作ケース27と、モータ操作ケース27を浴槽
に固定するための固定ケース25で構成される。モータ
操作ケース27内の最下部には、バネ23を配置し、バ
ネ23上に皿状部品36を置き、モータ操作ケース27
の側面には、クランク軸49を通すための開口孔27b
を設け、クランク軸49を開口孔27bに通し、モータ
46に直結する。クランク軸49は分割してモータ46
に組付けてもよい。モータ操作ケース27は、前述と同
様の方法で浴槽1に取付けられた後に、手動ボタン28
を操作部20に取付ける。切欠き手動ボタン28には、
クランク軸49を回避するために手動ボタン28側面部
に切欠き28aを設けて、クランク軸49を回避するよ
うに操作部20に取付けられる。ワイヤー部30とモー
タ操作ケース27あるいは、排水部10の接続も前述と
同様の方法である。
【0024】尚、モータ46は、クランク軸49と直結
した後、モータ操作ケース27に取付けるが、防湿対策
や取付け方法は前述と同様である。またクランク軸49
には、外部からの水の侵入を防ぐためにOリング(図示
しない)を取付けてもよい。
【0025】図3,4,5に示すように手動ボタン2
1,28には、排水栓11の開閉状態を検出するための
磁石29を手動ボタン21,28の側面部または、下部
に取付けるとともにソレノイド操作ケース24やモータ
操作ケース27には、磁石29と反応し、排水栓制御装
置(図示せず)に信号を送る部品50を設け、排水栓開
閉の誤操作を防ぐようにする。
【0026】次に、前述のように組立てられた排水装置
の手動での操作及び各部品の動作について説明する。請
求項2においての動作は、図6に示すように手動ボタン
21を押すと連結軸22とソレノイド可動鉄心41が十
字部品33を押すことにより、ワイヤー本体31が排水
栓側へ移動し、排水栓11を押上げて栓を開く。このと
き、排水部10の筒状部品13内のロック機構(図示し
ない)が作用し開栓状態を保持する。再度、手動ボタン
21を押すと十字部品33がワイヤー本体31を押下げ
るとともに、筒状部品13内のロック機構が解除され、
バネ23の反力によって手動ボタン21,ソレノイド可
動鉄心41,ワイヤー本体31が元の位置に戻るととも
に、排水栓11が下がって栓を閉じる。
【0027】請求項3においては、図7に示すようにモ
ータ軸47に取付けられた歯車部品48の凹凸部48a
は、延長軸26の凹凸部26aと噛み合わないような位
置に組立てられ、この位置を原点として動作するよう制
御されているので、手動ボタン21を押すと、延長軸2
6がワイヤー本体31を直接押下げ、前述と同様に排水
栓11が開くようになっている。排水栓11を閉じる場
合も手動ボタン21を押すと前述と同様の原理である。
【0028】請求項4においては、図8に示すように手
動ボタン28が直接ワイヤー部30の皿状部品36を押
す構造になっているため、手動ボタン28を押すことに
より前述と同様の原理で排水栓11が開き、再度、手動
ボタン28を押すと前述と同様の原理で排水栓11が閉
じる。
【0029】尚、本発明は手動装置に限るのではなく、
例えば給湯機に連動させることや気泡浴槽などの機能部
品と連動させ自動的に排水栓を開閉する場合も含まれ、
その動作について説明する。まず、請求項2におけるソ
レノイド方式は、浴室内あるいは浴室外に設けた操作パ
ネル2のスイッチ3を押すことによりコイル43に通電
され、図3に示すようにソレノイド可動鉄心41が固定
鉄心42側へ移動して十字部品33を押し下げ、手動操
作時と同様の原理で排水栓11を開く。また、操作スイ
ッチ3を用いて、再度通電すると、ソレノイド可動鉄心
41が十字部品33を押下げると同時に、筒状部品13
のロック機構が解除され、夫々の部品は、バネ23の反
力によって元の状態に戻り排水栓11を閉じる。通電で
の動作は、手動時と同様であるため、手動、電気的操作
を交互に行っても排水栓11は支障なく開閉できる。
【0030】次に請求項3におけるモータ方式では、前
述と同様に操作パネル2のスイッチ3を押すと、モータ
46に通電され、図9に示すようにモータ軸47が回転
して歯車部品48の凹凸部48aと延長軸26の凹凸部
26aが噛み合って延長軸26が下がり、ワイヤー本体
31を押下げて排水栓11を開いて筒状部品13のロッ
ク機構が働き、モータ46は所定の位置で停止する。モ
ータ46が停止した位置は、歯車部品48の凹凸のない
部分であるため延長軸26の凹凸部26aと噛み合わな
い。そのため、電気的操作後に手動ボタン21で操作し
た場合でも、延長軸26は支障なくワイヤー本体31を
押下げ、排水栓11を開閉することができる。また、開
栓後、再度スイッチ3を押すと、歯車部品48の凹凸部
48bが延長軸26の凹凸部26aと噛み合って、ワイ
ヤー本体31を押下げ、筒状部品13のロック機構が解
除されると同時に歯車部品48と延長軸26が噛み合わ
なくなるため、バネ23の反力で夫々の部品が元の位置
まで戻り、排水栓11を閉じる。
【0031】請求項4におけるモータ方式では、前述と
同様に操作パネル2のスイッチ3を押すと、モータ46
に通電され、図10に示すようにクランク軸49が回転
して、皿状部品36を押下げ、前述と同様の原理で排水
栓11を開き、モータ46は一回転して停止する。この
とき、手動ボタン28は皿状部品36の下降とともに自
重で下がるようになっている。また、電気的に閉栓する
ときは、クランク軸47が再度回転して、皿状部品36
を押下げ、筒状部品13のロック機構が解除され、バネ
の反力で夫々の部品が元の位置に戻り、排水栓11を閉
じる。
【0032】このように手動、電気的に操作が可能な排
水装置であるが、さらに、使用者に排水栓11の位置を
明確にできるように手動ボタン21、28に磁石29と
磁石29に反応する部品50を設けたので、その動作に
ついて説明する。図11に示すように通常は、手動ボタ
ン21,28の上面は固定ケース25とほぼ同一面上
(閉栓状態)にある。このとき、手動ボタン21,28
に取付けた磁石29は、各操作ケースに設けた部品50
と距離があるために反応せず、信号も制御装置へは送る
ことはないので、操作パネル2に設けるランプ4は閉栓
状態を点灯させる。次に、手動または、電気的操作で排
水栓11を開くと、手動ボタン21,28は所定の位置
まで下がり、部品50が磁石29に反応して信号を制御
装置に送り、操作パネル2の開栓状態を示すランプ4を
点灯させる。これにより使用者に排水栓11の位置を知
らせることができ、誤操作を防ぐことができる。また、
給湯機などと連動させる場合でも、制御装置が排水栓1
1の位置を確認でき、開栓状態では、給湯しないように
制御することによって捨て水を未然に防止できる。
【0033】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。この発明の請求項1記載の発明によれば、操作部
内に手動ボタンと、駆動部を設け、夫々がワイヤーに直
接動力を伝えるので、手動及び電気的の何れの操作にお
いても確実に排水栓の開閉ができるとともに操作性を損
なうことはない。
【0034】この発明の請求項2記載の発明によれば、
手動時には手動ボタンが連結軸とともにソレノイド可動
鉄心を押下げてワイヤーに動力を伝え、通電時にはソレ
ノイド可動鉄心がワイヤー部側方向へ移動しワイヤーに
動力を伝えるため、手動、電気での何れの操作も可能で
あり、かつ何れの操作においても、排水栓の開閉が確実
に行うことができる。
【0035】この発明の請求項3記載の発明によれば、
手動時には、手動ボタンを押すことによりモータ駆動の
歯車部品に抵抗なく、直接ワイヤーに動力を伝えること
ができ、通電時には、歯車部品の回転により、歯車が手
動ボタンから延びる軸の凹凸部と噛合い凹凸軸を押下
げ、ワイヤーに動力を伝え、また、手動ボタンから延び
る軸が所定の位置に到達したときには歯車部品が軸の凹
凸部と噛合わないような形状としているため、手動及び
電気的操作の何れも行うことができるとともに、排水栓
の開閉を確実に行うことができる。また、部品点数も削
減でき、組立ても容易に行うことができる。
【0036】この発明の請求項4記載の発明によれば、
手動時には、クランク軸を回避する切欠きを設けた手動
ボタンがワイヤー端部に設けた皿状部品に直接動力を伝
え、通電時にはクランク軸が回転しながらワイヤー端部
の皿状部品を押し下げるので、手動、電気的操作の何れ
も行うことができるとともに、排水栓の開閉が確実に行
うことができる。また、部品点数も削減でき組立ても容
易に行うことができる。
【0037】この発明の請求項5記載の発明によれば、
前記手動ボタンの側面または、下部に磁石を、操作部に
磁石が接近すると反応する部品を設けたので、前記排水
栓が閉じている時(手動ボタンが上部にある時)は反応
せず、前記排水栓が開いた時(手動ボタンが下部にある
時)には反応部品が、制御装置に信号を送る。そのた
め、手動と電気的な操作を交互に繰返し行った場合で
も、排水栓の位置を確実に検出でき、システムとして使
用する場合の誤動作を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】排水装置を示す全体構成図である。
【図2】排水装置の排水部とワイヤー部を示す構成図で
ある。
【図3】排水装置のソレノイドを用いた操作部を示す構
成図である。
【図4】排水装置のモータと歯車部品を用いた操作部を
示す構成図である。
【図5】排水装置のモータとクランク軸を用いた操作部
を示す構成図である。
【図6】ソレノイドを用いた操作部の動作図である。
【図7】モータと歯車部品を用いた操作部の手動動作図
である。
【図8】モータとクランク軸を用いた操作部の手動動作
図である。
【図9】モータと歯車部品を用いた操作部の電気的動作
図である。
【図10】モータとクランク軸を用いた操作部の手動動
作図である。
【図11】排水栓の位置検出を行う方法の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 … 浴槽 2 … 操作パネル 3 … 操作スイッチ 4 … 検出ランプ 10 … 排水部 11 … 排水栓 12 … 排水口部品 13 … 筒状部品 14 … 排水継手 15 … パッキン 16 … ホース 20 … 操作部 21 … 手動ボタン 22 … 連結軸 23 … バネ 24 … ソレノイド操作ケース 25 … 固定ケース 26 … 延長軸 27 … モータ操作ケース 28 … 切欠き手動ボタン 29 … 磁石 30 … ワイヤー部 31 … ワイヤー本体 32 … 被覆チューブ 33 … 部品 34 … ケース固定ネジ 35 … 固定部品 36 … 皿状部品 41 … ソレノイド可動鉄心 42 … 固定鉄心 43 … コイル 44 … ストッパー 45 … コイルケース 46 … モータ 47 … モータ軸 48 … 歯車駆動部品 49 … クランク軸 50 … 反応部品

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遠隔操作により浴槽底面に設けた排水栓
    を自在にし、且つ、前記排水栓の開栓状態を保持する機
    構を有する排水装置において、前記遠隔操作を行う操作
    部には、手動操作を行うための手動ボタンと通電により
    駆動し、前記排水栓に取付けたワイヤーへ動力を伝える
    駆動部とを備えたことを特徴とする排水装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動部にソレノイドを用い、前記操
    作部には、前記手動ボタンと、通電することで動作する
    ソレノイド可動鉄心と、固定鉄心と、前記手動ボタンと
    ソレノイド可動鉄心を連結する軸を設けたことを特徴と
    する請求項1記載の排水装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動部にモータを用い、前記操作部
    には、前記手動ボタンと、前記手動ボタンから前記ワイ
    ヤー側へ延びる凹凸を有する軸と、前記凹凸軸と一部で
    噛み合うようになされた歯車駆動部品を設けたことを特
    徴とする請求項1記載の排水装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動部にモータを用い、前記操作部
    には、クランク軸を有するモータ駆動部品と、前記クラ
    ンク軸を回避するための切欠きを有する手動ボタンと、
    前記クランク軸の動力と前記手動ボタンの押力を受ける
    部品を設けたことを特徴とする請求項1記載の排水装
    置。
  5. 【請求項5】 前記手動ボタンの側面下部に磁石を設
    け、前記操作部には前記手動ボタンに設けられた磁石
    と、前記磁石に反応して信号を送信する部品を設け、前
    記排水栓の制御装置と接続し手動ボタンの位置を検出す
    ることを特徴とする請求項1記載の排水装置。
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