JP5040085B2 - 浴槽用操作装置 - Google Patents

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本発明は、浴槽の自動排水栓を開閉操作するために浴槽フランジに取り付けられる浴槽用操作装置に関する。
従来、浴槽の自動排水栓を開閉操作するために浴槽フランジに取り付けられる浴槽用操作装置は知られている(特許文献1、2参照)。この特許文献1記載の発明は、本願出願人の出願に係る発明であり、浴槽フランジの貫通孔に上方から枠を挿通し、この枠内に浴槽フランジの下方から操作装置のケースを螺合装着し、コイルバネで枠を浴槽フランジの上面に押しつけるようにして、操作装置を浴槽フランジに固定する構成を示している。
また、浴槽フランジに嵌入して取り付けられたガイド筒の内部に、押しボタンが操作軸を介して押し下げ自在に支持されている点は、公知である(特許文献3参照)。そして、浴槽フランジに取り付けられたケース内の下部に、防水用のOリングをそれぞれ介して、カバー及びOリング押さえが装着されて水密構造とされた構成は公知である(特許文献4参照)。
さらに、浴槽フランジに取り付けられた外ケース内に、操作受部材と、手動操作部と、電動操作部を備えた構成は公知である(特許文献5参照)。そして、継ぎ手のストッパは周知である(特許文献6、7参照)。
特開2002−167830号公報 特開2002−188197号公報 特許第3184916号公報 特開2001−311196号公報 特開2003−049464号公報 特開2003−021287号公報 特開平06−174166号公報
従来の浴槽用操作装置では、浴槽の内部から溢れ出したり、飛散したりする水が、浴槽フランジの取り付け部から浴槽フランジ裏面に侵入し、浴槽の下部が不衛生になる等の問題があった。また、操作部本体の浴槽フランジへの取り付けは、浴槽フランジの下方から取り付けなくてはならない等の理由で取り付け作業が面倒であるので、これを解決できる取り付け構造及び取り付け作業が簡単であることが望まれている。
例えば、特許文献1〜3、5記載のものでは、取付構造上、操作部本体の取り付け部のシールはしにくく、また、特許文献1、2では、取付構造自体もコイルバネ等を利用しなくてはならず複雑となってしまう。特許文献4は、Oリングによるシール構造が示されているが、浴槽フランジへの取り付部のシールではなく排水栓のケース下部の駆動装置におけるシールである。
本発明は、上記従来の問題を解決することを目的とし、操作部本体の浴槽フランジへの取り付け部における水密性を改善するとともに、操作部本体を浴槽フランジへ簡単に取り付けることのできる簡単な取り付け構造を実現することである。
本発明は上記課題を解決するために、浴槽フランジの貫通孔に上側から嵌め込まれる固定部材と、該固定部材に浴槽フランジ下側から嵌め込まれる操作部本体と、該固定部材に操作部本体を嵌め込んだ状態において前記固定部材を外側から締め付けて、該固定部材と前記操作部本体とを前記浴槽フランジに固定する締め付け部材とからなる浴槽用操作装置であって、前記固定部材は、外面にネジが形成され前記締め付け部材で締め付けられる円筒形状ネジ部と、該ネジ部の下方に位置し周方向に交互に形成されている切り欠き部と係合片部を備えており、前記操作部本体は、前記切り欠き部に嵌め合わされる係合凸部を備えており、前記係合片部と前記係合凸部はそれぞれに溝を備えており、前記係合片部の溝と前記係合凸部の溝が合って一本の環状溝となり、該環状溝にストッパ部材を嵌めて前記切り欠き部と前記係合凸部の嵌め合いを保持することを特徴とする浴槽用操作装置を提供する。
上記浴槽用操作装置において、締め付け部材と浴槽フランジとの水密性を確保するシール部材を備えている構成としてもよい。
上記浴槽用操作装置において、操作部本体は、固定部材に嵌め込まれる円筒部と、該円筒部の上面に、浴槽フランジの上面に露出する操作面とを備え、円筒部の外周面と固定部材の内周面の水密性を確保するシール部材を備えている構成としてもよい。
本発明に係る浴槽用操作装置によれば、次のような顕著な効果が生じる。
(1)操作部本体の浴槽フランジへの取り付け構造では、浴槽フランジの貫通孔に上側から嵌め込まれる固定部材に操作部本体を浴槽フランジの下方から嵌め込んだ状態で、締め付け部材で固定部材を締め付けて固定部材と操作部本体とを浴槽フランジに固定可能な構成としたので、その構造及び取り付け作業はきわめて簡単となる。この場合、操作部本体の係合凸部と固定部材の切り欠き部が嵌め合わされて互いに係合する構成としたので、これが回り止めとなって、操作部本体を把持していれば、締め付け部材を固定部材のネジ部にねじ込んでも固定部材が空廻りするようなことがない。
(2)締め付け部材と浴槽フランジの間は、シール部材でシールしたので、この間の水密性を確保でき、さらに、固定部材と操作部本体の円筒部との間をシール部材でシールしたので、固定部材のフランジの内側から入り、固定部材と操作部本体の円筒部との間に入り込もうとする水は、その侵入が防止される、操作部本体の浴槽フランジへの取り付け部における安定的な水密性が確保できる。
本発明に係る浴槽用操作装置を実施するための最良の形態を実施例に基づき図面を参照して、以下説明する。
(全体構成)
図1(a)は、本発明に係る浴槽用操作装置1と浴槽2の排水栓3との関係を全体的に説明する図である。浴槽2の底4の排水口5に、排水栓3が取り付けられている。この排水栓3は、ワイヤ6の軸線方向の動作により、上下して開閉可能である。ワイヤ6は、本発明に係る浴槽用操作装置1の後記するスライド軸に結合されている。
浴槽用操作装置1は、浴槽フランジ7に取り付けられており、その上部に設けられた操作ボタン8を使用者が押圧操作することによりスライド軸をその軸方向に動かすことができ、これによりワイヤ6を軸線方向に動作させ、排水栓3を開閉することができる。浴槽用操作装置1には、信号線9が接続され、給湯器本体(図示せず)からの電源供給を受けるとともに、給湯器本体からの制御信号を受信する一方、給湯器本体へ状態信号を送信する。
図2は、浴槽用操作装置1の全体構成を示す断面図である、浴槽用操作装置1は、操作部本体10を有する。この操作部本体10は、互いにボルト11で締結されて一体的なケースを構成する上部ケース12と下部ケース13を備えている。下部ケース13内には、直動機構14が設けられている。直動機構14の構造については、特許文献1(特開平2002−167830号公報)で開示されているものと同じであるから、ここでは簡単に説明する。
直動機構14は、ステッピングモータ15とスライド軸16とを備えている。スライド軸16は、その上端側の部分はステッピングモータ15の回転部17と螺合するネジ部18を有し、下端側はステッピングモータ15の下部に当接して設けたカップ19内を通り、さらに下方に伸びるように配置されている。ステッピングモータ15が回転すると、スライド軸16がその軸方向に可動な構成となっている。
そして、スライド軸16の下端側にマグネット20が固定され、カップ19の内周面の上下所要位置に対して、ホール素子等の近接センサ21、22が設けられている。これにより、スライド軸16の上下方向の移動位置が検知され、その移動の開始及び停止位置が決められる。スライド軸16の下端部は、カップリング23によってワイヤ6に接続されており、スライド軸16の動作によって、ワイヤ6が軸方向へ可動である。
上部ケース12内には、制御回路基板24が設けられている。この制御回路基板24には、操作ボタン8の操作により開閉するスイッチ25が設けられ、このスイッチ25で信号線26を介してステッピングモータ15の動作を制御するように構成されている。なお、前記のとおり、この制御回路基板24には、信号線9が接続され、給湯器本体からの電源供給を受けるとともに、給湯器本体からの制御信号を受信する一方、給湯器本体へ状態信号を送信する。
(取付構造)
以上が浴槽用操作装置1の特に操作部本体10の全体構造であるが、本発明に係る浴槽用操作装置1は、この操作部本体10を浴槽フランジ7へ、簡単、且つ、水密的に取り付ける取付構造に特徴を有する。この取付構造を以下に説明する。
図3は、浴槽用操作装置1において、その操作部本体10を浴槽フランジ7へ取り付けるための構成を説明する図であり、取付構造の分解斜視図である。浴槽用操作装置1は、図3に示すように、浴槽フランジ7の貫通孔27(浴槽用操作装置1の取付孔)に上側から嵌め込まれるほぼ筒状の固定部材28と、この固定部材28に下側から螺着して締め付ける締め付け部材29とを備えている。
固定部材28に操作部本体10を浴槽フランジ7の下側から嵌め込んだ状態において、締め付け部材29で固定部材28を締め付けることで、固定部材28と操作部本体10とを浴槽フランジ7に固定可能な構成となっている。
図4は、固定部材28が嵌め込まれる操作部本体10の上部ケース12の構成を説明する図である。図3及び図4に示すように、上部ケース12は、固定部材28内に嵌め込まれる円筒部30を有している。この円筒部30の下部外面には、その円周方向に等間隔をおいて複数の係合凸部31が形成されている。
この係合凸部31は、後記する固定部材28の切り欠き部32と係合し、固定部材28に締め付け部材29であるナットを螺着する際の回り止めを行う。また、この係合凸部31の外面には、周方向に溝33が形成されており、この溝33には、図4(d)に示すようなストッパ部材34が嵌着可能である。ストッパ部材34は、弾性を有する鋼材等の素材から形成する。
円筒部30の内側には、図4(b)、(c)に示すように、円筒部30と同芯的に操作ボタン8のガイド筒35が形成されている。このガイド筒35の上端には、図2に示すように操作ボタン8の操作面36が表出される。円筒部30のさらに下方には、円筒段部37が連続的に形成され、円周方向の4箇所に下部ケース13と固定するためのネジ固定部38が放射方向に張り出すように形成されている。
円筒部30の上端部の外周面には、環状溝39が形成され、この環状溝39にはシール部材としてOリング40が装着されている。このOリング40は、円筒部30の外周面と固定部材28の内周面との間の水密性を確保するシール機能を有するものである。
円筒部30の内側であってガイド筒35の外側の間に、透光孔41が形成されている。この透光孔41を通して、制御回路基板24に取り付けられたLED42からの光を浴槽フランジの上方に出光する。このLED42は、排水栓3の開閉状態を表示するものである。
図5は、固定部材28の構成を示す図である。この固定部材28は、図5(b)に示すように円筒形状のネジ部43を有する。この円筒形状のネジ部43は、円筒体44の外周面にネジ45が形成されてなる構造である。固定部材28の上端には、図3、図5(a)〜(c)に示すようにフランジ46が形成されており、このフランジ46は、シール部材としての平パッキン47(図3参照)を介して浴槽フランジ7の上面に定置される。
固定部材28のフランジ46の内周縁には、位置決め表示用の一対の凹部48が形成されている。この一対の凹部48は、固定部材28の下部に設けられた切り欠き部32に対応した周方向の位置(または後記する係合片部50に対応した位置でもよい。)に形成されている。一対の凹部48は、固定部材28を浴槽フランジ7の貫通孔27に上側から挿入してから、浴槽フランジ7の下方から固定部材28に円筒部30を挿入する際の目印となる。
フランジ46には、図1(b)、図3に示すような、ドーナッツ状のキャップ49が嵌着されている。このキャップ49は、耐蝕性を有するステンレス、樹脂等の素材で形成される。
固定部材28の下部には、図3、図5(b)、(c)に示すように、切り欠き部32と係合片部50が、周方向に互いに交互に形成されている。切り欠き部32には、上部ケース12の係合凸部31が嵌め合わされて係合する。係合片部50の外面には、図3、図5(b)、(d)に示すように、ストッパ部材34が嵌着できる溝51が形成されている。
固定部材28の切り欠き部32に係合凸部31が嵌められた際に、係合片部50の溝は、係合凸部の溝33と整列して環状溝が形成され、この環状溝にストッパ部材34が嵌着可能となる。これにより、切り欠き部32と係合凸部31との嵌め合いを保持することができる。
締め付け部材29は、上端にフランジを有するナットが利用される。浴槽フランジ7の貫通孔27に、上側から固定部材28嵌め込まれた状態で、ネジ部43に下側から締め付け部材29が螺着される。この場合、締め付け部材29は、図2、3に示すように、平パッキン52及びすべらし板53を介して浴槽フランジ7の下面に当接するように、下側から螺着して固定部材28を締め付ける。
(取付工程、作用)
以上の構成から成る浴槽用操作装置1において、その操作部本体10を浴槽フランジ7へ取り付ける取付工程を以下に説明する。図3において、平パッキン47を固定部材28に下側から嵌めた状態で、固定部材28を浴槽フランジ7の貫通孔27に上側から嵌め込む。すると、固定部材28は、そのフランジ46は浴槽フランジ7の上面に平パッキン47を介して当接するが、そのネジ部43及び係合片部50は浴槽フランジ7の下側に挿通された状態となる。
この後、操作部本体10における上部ケース12の円筒部30の溝にOリング40を装着する。さらに、円筒部30に、締め付け部材29、すべらし板53、平パッキン52を順次嵌める。その後、円筒部30を、浴槽フランジ7の下側から固定部材28のネジ部43内に、円筒部30を嵌め込む。その際、係合凸部31が固定部材28の切り欠き部32内に係合(係入)するようにする。そして、スイッチ操作ボタン8の操作面36が浴槽フランジ7の上面の位置に露出するまで挿入する。
この場合、固定部材28のフランジ46の内周縁に形成された一対の凹部48を目印として、この一対の凹部48に円筒部30の係合凸部31を合わせるように、固定部材28のネジ部43内に円筒部30を挿入すると、円筒部30の係合凸部31が固定部材28の切り欠き部32内に容易に係合させることができる。
しかも、一対の凹部48を予め所望の方向になるように固定部材28を浴槽フランジ7の貫通孔27内に上側から嵌め込み、これを目印として固定部内に円筒部30を挿入すれば、操作部本体10を円周方向に所望の角度(例えば、信号線が浴槽2の内部(槽部)と反対側に来る等の角度等)で取り付けることができる。
このように円筒部30を固定部材28に挿入した状態で、ネジ部43のネジ45に螺合した締め付け部材29をさらにネジ45にねじ込み、円筒部30を外側から締め付けながら、締め付け部材29のフランジ上面で平パッキン52及びすべらし板53を浴槽フランジ7の下面に当接するまで締着する。
この場合、円筒部30の係合凸部31と固定部材28の切り欠き部32が互いに係合しているので、これが回り止めとなって、操作部本体10を把持していれば、締め付け部材29を固定部材28のネジ部43のネジ45にねじ込んでも固定部材28が空廻りするようなことはない。
また、円筒部30の係合凸部31が固定部材28の切り欠き部32と係合し、係合片部50の溝51と係合凸部31の溝33が合って1本の環状溝となる。この環状溝にストッパ部材34を嵌めると、固定部材28の切り欠き部32と円筒部30の係合凸部31が互いに係合した状態で抜け止めとなり、円筒部30が固定部に嵌合されている状態を保持することができる。さらに、キャップ49を固定部材28のフランジ46に嵌着すれば、組立工程が完了する。
本発明に係る浴槽用操作装置1では、固定部材28のフランジ46と浴槽フランジ7の上面との間に平パッキン47を介装したので、固定部材28のフランジ46と浴槽フランジ7の上面隙間から貫通孔27と固定部材28との間を通過して下方に入り込もうとする水は阻止される。
又、本発明に係る浴槽用操作装置1では、円筒部30の外面にシール部材としてOリング40を装着し、固定部材28と円筒部30との間を水密的にシールしたので、固定部材28のフランジ46の内側から入り、固定部材28と円筒部30との間に入り込もうとする水は、その侵入が防止される。
以上、本発明に係る浴槽用操作装置を実施するための最良の形態を実施例に基づいて説明したが、本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された技術的事項の範囲内でいろいろな実施例があることは言うまでもない。
以上、本発明に係る浴槽用操作装置1を説明したが、このような構成の浴槽の自動水栓の開閉用の操作装置としてだけでなく、その他の自動排水栓を利用する水槽等のフランジに水密的に取り付けられる操作装置にも適用可能である。
(a)本発明に係る浴槽用操作装置を適用した浴槽の全体構成を示す図であり、(b)は本発明に係る浴槽用操作装置1の実施例のキャップの平面図(左側の図)及び側面図(右側の図)を示す。 本発明に係る浴槽用操作装置の実施例の全体構成を説明する図である。 本発明に係る浴槽用操作装置の実施例の操作部本体を浴槽用フランジに取り付ける取付構造の分解斜視図である。 (a)は本発明に係る浴槽用操作装置の操作部本体の上部ケースの平面図であり、(b)及び(c)は(a)のA−A断面図及びB−B断面図であり、(d)はストッパ部材の平面図(左側の図)及び側面図(右側の図)である。 (a)〜(d)は、本発明の実施例の操作部本体の固定部材の上面図、A−A断面図、底面図及び要部拡大図である。
符号の説明
1 浴槽用操作装置
2 浴槽
3 排水栓
4 底
5 排水口
6 ワイヤ
7 浴槽フランジ
8 操作ボタン
9、26 信号線
10 操作部本体
11 ボルト
12 上部ケース
13 下部ケース
14 直動機構
15 ステッピングモータ
16 スライド軸
17 ステッピングモータの回転部
18 スライド軸のネジ部
19 カップ
20 マグネット
21、22 近接センサ
23 カップリング
24 制御回路基板
25 スイッチ
27 浴槽フランジの貫通孔
28 固定部材
29 締め付け部材
30 上部ケースの円筒部
31 上部ケースの係合凸部
32 固定部材の切り欠き部
33 係合凸部外面の溝
34 ストッパ部材
35 操作ボタンのガイド筒
36 操作ボタンの操作面
37 円筒部の円筒段部
38 円筒部のネジ固定部
39 円筒部の環状溝
40 Oリング
41 透光孔
42 LED
43 固定部材の円筒形状のネジ部
44 固定部材の円筒体
45 固定部材のネジ
46 固定部材のフランジ
47 平パッキン
48 固定部材のフランジの一対の凹部
49 キャップ
50 係合片部
51 係合片部の溝
52 平パッキン
53 すべらし板

Claims (3)

  1. 浴槽フランジの貫通孔に上側から嵌め込まれる固定部材と、該固定部材に浴槽フランジ下側から嵌め込まれる操作部本体と、該固定部材に操作部本体を嵌め込んだ状態において前記固定部材を外側から締め付けて、該固定部材と前記操作部本体とを前記浴槽フランジに固定する締め付け部材とからなる浴槽用操作装置であって、
    前記固定部材は、外面にネジが形成され前記締め付け部材で締め付けられる円筒形状ネジ部と、該ネジ部の下方に位置し周方向に交互に形成されている切り欠き部と係合片部を備えており、
    前記操作部本体は、前記切り欠き部に嵌め合わされる係合凸部を備えており、
    前記係合片部と前記係合凸部はそれぞれに溝を備えており、
    前記係合片部の溝と前記係合凸部の溝が合って一本の環状溝となり、該環状溝にストッパ部材を嵌めて前記切り欠き部と前記係合凸部の嵌め合いを保持することを特徴とする浴槽用操作装置。
  2. 請求項1記載の浴槽用操作装置であって、前記締め付け部材と浴槽フランジとの水密性を確保するシール部材を備えていることを特徴とする浴槽用操作装置。
  3. 請求項1又は2に記載の浴槽用操作装置であって、前記操作部本体は、前記固定部材に嵌め込まれる円筒部と、該円筒部の上面に、浴槽フランジの上面に露出する操作面とを備え、前記円筒部の外周面と前記固定部材の内周面の水密性を確保するシール部材を備えていることを特徴とする浴槽用操作装置。
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