JP4568993B2 - 浴室用操作装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴槽のフランジなどに付設されて人により操作される浴室用操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、特開平10−212747号公報に示すような排水栓装置や、特開平1−124186号公報に示すようなジェットバス装置などには、それらを動作させるための操作装置を装備している。
【0003】
この操作装置は、浴槽フランジに対して下側に吊り下げる形態で設置されるが、具体的には、以下のような形態で設置されている。
【0004】
まず、操作装置のケースを浴槽フランジの上側から、浴槽フランジの貫通孔に対して嵌入させて、このケースの上端に設けられる径方向外向きのフランジを浴槽フランジの上に引っ掛けることにより、ケースの上面を浴槽フランジの上面とほぼ面一にさせる。
【0005】
次に、浴槽フランジの下面からナットをケースの外周面に対して螺合して、ナットを浴槽フランジの下面に対して当接させることにより、ナットとケースのフランジとで浴槽フランジを挟む形態で固定するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した浴室用の操作装置では、下記するような不具合が指摘される。
【0007】
一般的に、浴槽フランジの下側空間は、浴槽エプロンによって隠されているので、上記操作装置を着脱する場合には、浴槽エプロンを取り外すか、あるいは浴槽エプロンに設けられる点検窓の化粧蓋を取り外した状態において、浴槽フランジの下方空間に作業者が手を差し入れて、ナットを締め付けたり緩めたりする必要があり、作業者が身をかがめるなどして不自然な姿勢で作業しなければならず、施工性が悪いと言える。
【0008】
また、ケースの上面には、排水栓の開閉を表す文字や、ジェットバスのオン・オフを表す文字が記載されているが、これらの文字は浴槽フランジの所定の方位を向くように配置する必要がある。
【0009】
しかしながら、上述したような作業中の姿勢だと、作業者は、ケースを浴槽フランジの上方から見ることができないので、ケースの文字は、浴槽フランジのどの方位に向くかはナットを締め付けた後でしか確認できないことになる。これでは、ナットの締め付け作業を何度もやり直す必要があるので、通常は、まず、ナットを仮締めした状態で、上記文字が適正な方位に向くようにセットした後で、ナットをきつく締めるようにしなければならず、作業を単純に連続して行うことができないなど、結構面倒な作業となる。
【0010】
このような事情に鑑み、本発明は、浴室用操作装置において、その着脱作業を簡易化できるようにすることを主たる目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明第1の浴室用操作装置は、基板に設けられる貫通孔内に裏面側へ張り出す状態で設置されて表面が人の操作を受ける操作面とされるもので、前記基板の貫通孔内に当該基板の裏面側から遊嵌されるケースと、前記ケースに対して前記基板の表面側から着脱可能に結合される枠とを含み、これらケースと枠とで前記基板を挟む形態とされており、前記ケースにおいて貫通孔に臨む表面が操作面とされ、前記枠が、前記ケースの操作面を露呈する開口窓と、前記枠の開口窓近傍に表面側に隆起する状態で設けられる隆起部とを有し、前記隆起部が、開口窓の外周を囲むように輪状に形成されており、前記輪状の隆起部の周方向少なくとも1ヶ所が、前記ケースの操作面と面一あるいは操作面よりも低くする形態に切欠かれて、排水溝とされている、ことを特徴としている。
【0012】
本発明第2の浴室用操作装置は、浴槽フランジに設けられる貫通孔内に下側へ吊り下げる状態で設置されて上面が人の押圧または回転操作を受ける操作面とされ、前記操作により浴室に付設される機器を動作させるもので、前記浴槽フランジの貫通孔内に当該浴槽フランジの下面側から遊嵌されるケースと、前記ケースに対して前記浴槽フランジの上面側から着脱可能に結合される枠とを含み、これらケースと枠とで前記浴槽フランジを挟む形態とされており、前記ケースにおいて貫通孔に臨む上面が操作面とされ、前記枠が、前記ケースの操作面を露呈する開口窓と、前記枠の開口窓近傍に上向きに隆起する状態で設けられる隆起部とを有し、前記隆起部が、開口窓の外周を囲むように輪状に形成されており、前記輪状の隆起部の周方向少なくとも1ヶ所が、前記ケースの操作面と面一あるいは操作面よりも低くする形態に切欠かれて、排水溝とされている、ことを特徴としている。
【0013】
本発明第3の浴室用操作装置は、上記第2の構成において、前記機器が、浴槽に設置される排水口を開閉する排水栓とされ、この排水栓と前記ケースとの間に排水栓を昇降させるためのワイヤが架設され、前記ケース内に、前記操作面に対する人の操作に応答してワイヤを押し出したり引き込んだりするための駆動手段が水密状態で収納されている、ことを特徴としている。
【0014】
本発明第4の浴室用操作装置は、上記第3の構成において、前記駆動手段が、ステッピングモータと、前記操作面に対する人の操作に連動してオン・オフされるスイッチを有しかつ前記スイッチの操作に応じてステッピングモータの動作を制御する制御要素と、下端に前記ワイヤの一端が連結されかつ前記ステッピングモータのロータの回転に伴い上下方向に直線移動させられてワイヤを押し出したり引き込んだりするスライド軸とを含む、ことを特徴としている。
【0015】
本発明第5の浴室用操作装置は、上記第1ないし第4のいずれかの構成において、前記ケースおよび枠が大小の円筒部材とされ、前記ケースの外周面と前記枠の内周面とに雄雌のねじが振り分けて設けられ、ケースに対して枠がねじにより結合される、ことを特徴としている。
【0016】
本発明第6の浴室用操作装置は、上記第1ないし第4のいずれかの構成において、前記ケースおよび枠が大小の円筒部材とされ、前記ケースの外周面と前記枠の内周面とに凹凸が振り分けて設けられ、ケースに対して枠を一方向周りに回転されたときに係合されて、他方向周りに回転されたときに離脱される形態で結合される、ことを特徴としている。
【0017】
本発明第7の浴室用操作装置は、上記第1ないし第6のいずれかの構成において、前記ケースの段部と基板あるいは浴槽フランジとの間に、圧縮状態のばねが介装されている、ことを特徴としている。
【0021】
以上、第1の構成では、基板の裏面側からケースをあてがい、基板の表面側から枠をケースに対して結合することにより、枠とケースとで基板を挟む形態にしている。これにより、基板の表面側から枠を着脱できるようになり、無理な姿勢をとらずに作業できるようになる。また、浴室用操作装置の特に取り付け時に、取り付け状態を基板の表面側から見ながら作業できるようになる。
【0022】
また、第2の構成では、浴槽フランジの下方からケースをあてがい、浴槽フランジの上方から枠をケースに対して結合することにより、枠とケースとで浴槽フランジを挟む形態にしている。これにより、浴槽フランジの上から枠を着脱できるようになり、無理な姿勢をとらずに作業できるようになる。また、浴室用操作装置の特に取り付け時に、取り付け状態を浴槽フランジの上から見ながら作業できるようになる。
【0023】
また、第3や第4の構成のように、浴室用操作装置に排水栓を駆動するための駆動手段を組み込んでいれば、排水栓と操作装置と駆動手段とを含むユニット全体のコンパクト化が可能となる。
【0024】
また、第5や第6の構成は、ケースと枠との結合の例を示すものであり、いずれも、作業が比較的単純かつ簡単に行えるようになる。
【0025】
また、第7の構成では、枠とケースとでもって基板あるいは浴槽フランジを単純に挟むのではなく、ケースと基板あるいは浴槽フランジとの間にばねを介装させているから、基板あるいは浴槽フランジの厚みが大小異なる場合でも、操作装置をがたなく安定に取り付けることが可能となるなど、汎用性が向上する。
【0026】
また、第1や第2の構成のように、枠に隆起部を設けていれば、ケースの操作面に対する人の誤操作が回避されるようになる。
【0027】
また、第1や第2の構成のように、排水溝を設けていれば、輪状の隆起部内に湯水が流入してもそれを速やかに排水できるようになる。
【0028】
【発明の実施の形態】
本発明の詳細を図面に示す実施の形態に基づいて説明する。この実施形態では、浴室用操作装置として排水栓の操作装置を例に挙げる。
【0029】
図1ないし図6に本発明の一実施形態を示している。図1は、浴室における排水栓ユニットの設置状況を示す説明図、図2は、排水栓ユニットを模式的に示す図、図3は、排水栓ユニットの操作装置を詳細に示す断面図、図4は、操作装置の正面図、図5は、操作装置の上方を示す斜視図、図6は、操作装置の枠と上ケースとを分離した斜視図である。
【0030】
図中、1は浴槽、2は排水口、3は排水栓ユニットである。排水栓ユニット3は、排水栓4と、操作装置5と、ワイヤ6とを備えており、操作装置5に対する人の操作に応答してワイヤ6を押し出したり引き込んだりして排水栓4を昇降させて排水口2を開閉させるような仕組みになっている。
【0031】
排水栓4は、排水口2に昇降可能に設置されており、操作装置5は、浴槽1のフランジ1aに対して吊り下げ状態で設置されており、ワイヤ6は、排水栓4と操作装置5との間に架設されている。ワイヤ6は、長手方向に剛性を有する線材からなり、ケーブル7内に長手方向に往復変位自在に収納されているとともに、鞘管8内に水密に収納されている。
【0032】
次に、上述した排水栓ユニット3における操作装置5の構造や設置形態について、詳細に説明する。
【0033】
操作装置5には、人により押圧操作される操作ボタン9が埋め込み設置されているとともに、下記する排水栓4の状態を示すLED17の光を上方に放出させてための透孔10が設けられている。なお、前述の透孔10には、透明な樹脂材などを充填してもよい。また、操作装置5の内部には、操作ボタン9の押圧操作に応答してワイヤ6を押し出したり引き込んだりするための駆動手段(符号省略)が組み込まれている。
【0034】
この駆動手段は、ステッピングモータ11と、制御回路基板12とを備えている。
【0035】
ステッピングモータ11は、一般的に周知の構造であるが、回転自在にかつ軸方向変位不可能に支持されるロータ11aを有している。このロータ11aの中心のねじ孔に対して、外周面の所要領域に雄ねじを設けたスライド軸13が螺合されている。このスライド軸13の下端には、カップリング14を介してワイヤ6の一端が連結されている。このスライド軸13は、ガイドバー15により回転不可能で軸方向のみ変位可能とされており、ロータ11aが回転したときに、上下方向に直線的に移動する。つまり、ロータ11aとスライド軸13とのねじ結合による送り作用でもってスライド軸13を上下方向に直線移動させるようになっている。
【0036】
制御回路基板12は、操作ボタン9に対する人の押圧操作に応じてステッピングモータ11の動作を制御するものであり、操作ボタン9に対する人の押圧操作に連動してオン・オフされるスイッチ16と、透孔10の下端に設置されて前記排水栓4の開閉状態に応じて点灯、消灯されるLED17とが装備されている。
さらに、この制御回路基板12には、ステッピングモータ11の信号線18と、図示しない給湯器本体からの電源供給を受けるとともに給湯器本体からの制御信号を受信する一方で給湯器本体へ状態信号を送信する信号線19とがコネクタにより着脱自在に接続されるようになっている。
【0037】
次に、操作装置5の筐体構造について説明する。操作装置5の筐体としては、上ケース21と、下ケース22と、枠23とが用いられている。
【0038】
まず、上下のケース21,22は、円筒形状に形成されており、互いにボルトによりフランジ結合されている。上ケース21は、その上端が閉塞されていて下端が開口されており、下ケース22は、その上下両端が開口されている。この上ケース21の上半分は小径に、また、下半分は大径に形成されており、小径部分21aの外周面には、雄ねじが形成されている。下ケース22の下端開口には、有底円筒形のカップ24が装着されている。カップ24の下端中心には、上記駆動手段のスライド軸13が挿通される貫通孔24aが設けられている。
【0039】
枠23は、円筒部23aの上端に、径方向内向きに突出する内向きフランジ23bと、径方向外向きに突出する外向きフランジ23cを設けた形状である。この枠23の円筒部23aの内周面には、雌ねじが形成されており、この枠23が上ケース21の外周に対して螺合装着される。このように、枠23を上ケース21に対して装着した状態では、枠23の下端が上ケース21の小径部21aの端面21eに対して受け止められるとともに、枠23の円筒部23aの外周面が上ケース21の小径部21aの外周面と面一となる。
【0040】
そして、上ケース21に対して上述した操作ボタン9やLED17が埋め込み設置されており、上下のケース21,22内に対して上述した駆動手段(符号省略)を構成する各要素が水密状態で収納されている。
【0041】
なお、操作ボタン9と透孔10の上下両端は、上ケース21の上下両端面に露出している。
【0042】
また、操作装置5を水密状態とするために、上ケース21と下ケース22のフランジ結合部位や下ケース22とカップ24との結合部位にOリング31,32を介装するとともに、カップ24の貫通孔24aとスライド軸13との間に2つのOリング33,34を装着し、さらに、上ケース21の上端面に対して操作ボタン9や透孔10を覆う円形薄板35を貼着し、上ケース21の上端面の露出部分を気密にしている。この円形薄板35には、操作ボタン9の位置を示すマーク、該操作ボタン9の機能を示す文字、排水栓4の開閉時に点滅、点灯するLED17の位置を示すマークが記載されている。この円形薄板35におけるマークや文字を外部に露呈するために、枠23の上端開口窓は、図5や図6に示すように、あたかも蝶々が羽を広げたような形状に形成されている。
【0043】
また、上記下ケース22の下端には、円筒形状の膨出部22aが設けられており、この膨出部22aに、上述した信号線19を挿通するための貫通孔22bが設けられている。この貫通孔22bと信号線19との間には、若干の隙間が生じるので、この隙間については弾性リング25を用いて密封するようにしている。
詳しくは、下ケース22の膨出部22aから外部に突出する信号線19に対して弾性リング25をはめ込み、この弾性リング25に対して袋ナット26を外嵌して、この袋ナット26を膨出部22aに対して螺合装着する。このようにすると、袋ナット26を締め込むことに伴い、弾性リング25がその中心軸線方向に弾性圧縮されることになり、それによって袋ナット26の内周に嵌入されてある弾性リング25が径方向内向きに膨張することになって、信号線19を締め付けることになり、これで信号線19と貫通孔22bとの間の隙間が塞がれることになるのである。
【0044】
さらに、下ケース22の外周面における所定位置には、上下のケース21,22の内部空間の気密試験を行うための気密試験ノズル27が設けられている。この気密試験では、気密試験ノズル27を通じて上下のケース21,22の内部空間と図示しない気密試験器とを連通連結させた状態で、内部空間に所定の空気圧をかけておいて、その圧力が低下するか否かを調べるものである。この気密試験が終わると、気密試験ノズル27は、ねじ28などにより閉塞される。
【0045】
また、上記枠23の上端開口窓の外周における2ヶ所でほぼ120度の角度範囲には、山形に隆起する隆起部23d,23dが設けられている。この隆起部23dは、入浴者などが誤って操作ボタン9を触れにくくするためのものである。
ここで、隆起部23dを周方向に連続する輪状に形成すれば、誤操作を防止するうえで有利となるが、隆起部23dを輪状とした場合だと、その内周部分に湯水が溜まったままになるおそれがあるが、上述したように、周方向に不連続で2つの隆起部23dを設ける形態にしていれば、各隆起部23dの間の切欠き部分が排水溝となり、枠23の上端開口窓のところに湯水が溜まったままになるということを防止するうえで有利となる。
【0046】
ところで、上述した駆動手段のスライド軸13を上下方向に移動させるときに上限停止位置や下限停止位置を制御するために、スライド軸13の下端側にマグネット36を固定しているとともに、カップ24の内周面の上下所要位置に対してホール素子などの近接センサ37,38を振り分けて設けている。マグネット36は、ガイドバー15により回り止めされるとともに、上下動作がガイドされるようになっている。
【0047】
次に、上記操作装置5の設置形態について説明する。なお、この実施形態の操作装置5では、その設置時にコイルバネ29を用いている。その理由は、操作装置5の設置対象となる浴槽1は、仕様によってフランジ1aの厚みが図3中の実線と仮想線で示すように、大小異なる場合があるので、どのような厚みであっても操作装置5の枠23や上ケース21の仕様を変更することなく、がたのない状態で取り付け可能とするためである。
【0048】
まず、上ケース21の大径部21bの外周に対してコイルバネ29を嵌めた状態で、この上ケース21を浴槽1のフランジ1aに設けられてある貫通孔1bに対して、浴槽1のフランジ1aの下方から隙間を持つ状態に嵌入させる。このとき、コイルバネ29の下端は、上ケース21の大径部21bとフランジ21cとの間の段部21dに対して、また、コイルバネ29の上端は、浴槽1のフランジ1aの下面に対してそれぞれ当接される。
【0049】
この状態において、上ケース21と浴槽1のフランジ1aの貫通孔1bとの間の隙間に対して浴槽1のフランジ1aの上方から枠23を差し入れてから、この枠23を回すことにより枠23を上ケース21の小径部21aに対して螺合させることにより結合する。これにより、上ケース21で受け止められかつ上端が浴槽1のフランジ1aの下面に対して当接されたコイルバネ29が圧縮された状態になるので、その伸張復元力でもって、枠23の外向きフランジ23cが浴槽1のフランジ1aの上面において貫通孔1bの周囲に対して押し当てられることになる。このとき、上ケース21において、小径部21aと大径部21bとの間の段部は、浴槽1のフランジ1aに対して非接触となっている。なお、コイルバネ29を用いなくてもよいが、その場合には、上ケース21において、小径部21aと大径部21bとの間の段部が浴槽1のフランジ1aに対して直接的に当接することになり、結局、枠23の外向きフランジ23cと上ケース21の前記段部とでもって浴槽1のフランジ1aを上下から挟む形態となる。
【0050】
このように、浴槽1のフランジ1aの上面に対して枠23の外向きフランジ23cを直接的に当接させる一方で、浴槽1のフランジ1aの下面に対して上ケース21をコイルバネ29を介して間接的に当接させることにより、枠23と上ケース21に付設するコイルバネ29とでもって浴槽1のフランジ1aを挟む形態としている。これにより、操作装置5の全体が浴槽1のフランジ1aに対して吊り下げた状態で取り付けられるようになっている。
【0051】
ちなみに、浴槽1のフランジ1aの厚みが図3の実線で示すように厚い場合だと、コイルバネ29の圧縮量が増えて、上ケース21において小径部21aと大径部21bとの間の段部から浴槽1のフランジ1aの下面までの隙間が小さくなる一方、浴槽1のフランジ1aの厚みが図3の仮想線で示すように薄い場合だと、コイルバネ29の圧縮量が減って、上ケース21において小径部21aと大径部21bとの間の段部から浴槽1のフランジ1aの下面までの隙間が大きくなる。このようにして、コイルバネ29が浴槽1のフランジ1aにおける厚みの大小を吸収するようになっている。
【0052】
以上説明したような形態であれば、操作装置5を設置するときに、枠23を浴槽1のフランジ1aの上方から装着することができるので、従来例のように作業者が無理な姿勢をとらずに済み、楽に作業できるようになる。このように作業姿勢を無理の無い自然な姿勢にできれば、作業者が枠23を装着するときに、上ケース21の円形薄板35上に記載しているマークや文字を作業者が真上から見ることができて、これらのマークや文字を所定の方位に位置決めすることが簡単に行えるようになる。
【0053】
また、枠23の外向きフランジ23cと上ケース21とでもって浴槽1のフランジ1aを単純に挟むのではなく、上ケース21と浴槽1のフランジ1aとの間にコイルバネ29を介装させているから、浴槽1の種類に応じてフランジ1aの厚みが大小異なる場合でも、操作装置5を取り付けることができるなど、汎用性に優れたものとなっている。この場合、浴槽1のフランジ1aの厚みに応じてコイルバネ29の圧縮度合いが変わるだけで、上ケース21に対する枠23の締め込み量は常に一定で済むなど、作業者の手間や労力は常に不変となって作業性が向上する点で優れたものとなる。
【0054】
また、上ケース21を浴槽1のフランジ1aの下面に対して非接触にさせていることが、次のような効果をもたらす。つまり、浴槽1は、FRPなどを用いて製作される場合、そのフランジ1aの下面が不揃いにでこぼこしているが、このような浴槽1のフランジ1aを従来例のようにケースと枠で直接的に挟む形態にしている場合、フランジ1aの下面のでごぼこによって枠が斜めに浮き上がった状態で取り付けられてしまうおそれがある。しかし、上記実施形態のようにコイルバネ29を用いる構造であれば、コイルバネ29が前記でこぼこを吸収することになって、前述したような不具合の発生を回避できるようになる。
【0055】
なお、本発明は上記実施形態のみに限定されるものではなく、いろいろな応用や変形が考えられる。
【0056】
(1)上記実施形態において、枠23の上端開口窓については、図7および図8に示すように、円形に形成することができる。この場合、上ケース21に対する枠23の結合時に、周方向で位置決めさせていなくても、必ず、枠23の上端開口窓から上ケース21の円形薄板35のマークや文字が露呈することになる。
したがって、上ケース21に対して枠23を結合するときに、枠23を周方向に位置決めさせて固定するための工夫が全く不要になる点で有利となる。この場合、枠23の上端開口窓の外周に輪状に連続する山形の隆起部23dを設けているが、この隆起部23dについては、上記実施形態で説明したように、周方向の少なくとも1ヶ所を上ケース21の上端面と面一あるいは低くする形態に切欠いて、排水溝とすることもできる。
【0057】
(2)上記実施形態において、上ケース21と枠23との結合については、図9に示すように、凹凸の係合により行う形態とすることができる。すなわち、上ケース21における小径部21aの外周面の円周少なくとも2ヶ所にはL字形の凹溝21fを、また、枠23における円筒部23aの内周面の円周少なくとも2ヶ所には凸部23eを、それぞれ設けている。そして、枠23を上ケース21と浴槽1のフランジ1aにおける貫通孔1bとの間の隙間に差し入れると同時に、枠23の凸部23eを上ケース21の凹溝21fの縦溝に対して嵌め入れてから、枠23を下向きに押し込み、その後、枠23を周方向一方へ回すことにより、枠23の凸部23eを上ケース21の凹溝21fの横溝に対して嵌め込む。これにより、枠23を上ケース21に対して結合できるようになる。この例では、上ケース21に対して枠23を、必ず周方向に位置決めした状態で取り付けることができるから、枠23の上端開口から、上ケース21の円形薄板35のマークや文字を確実に露呈させるうえで有利となる。
【0058】
(3)上記実施形態では、操作装置5を浴槽1のフランジ1aに設置していたが、浴槽1の周辺部位、例えば浴室カウンタ1dの天板1eなどに設置してもよい。
【0059】
(4)上記操作装置5は、排水栓ユニット3の他、詳細に説明しないが、例えばジェットバス装置の操作装置としても応用することができる。
【0060】
【発明の効果】
請求項1の発明では、基板の裏面側からケースをあてがい、基板の表面側から枠をケースに対して結合することにより、枠とケースとで基板を挟む形態とすることにより、基板の表面側から枠を着脱できるようにしているから、作業者が無理な姿勢をとらずに作業できるようになり、施工性が向上する。しかも、浴室用操作装置の特に取り付け時に、取り付け状態を基板の表面側から見ながら作業できるようになるから、枠またはケースの操作面を特定の方位に位置決めする必要があるときなどに作業しやすいなど、施工性が向上する。
【0061】
請求項2の発明では、浴槽フランジの下方からケースをあてがい、浴槽フランジの上方から枠をケースに対して結合することにより、枠とケースとで浴槽フランジを挟む形態にすることにより、浴槽フランジの上から枠を着脱できるようにしているから、作業者が無理な姿勢をとらずに作業できるようになり、施工性が向上する。しかも、浴室用操作装置の特に取り付け時に、取り付け状態を浴槽フランジの上から見ながら作業できるようになるから、枠またはケースの操作面を特定の方位に位置決めする必要があるときなどに作業しやすいなど、施工性が向上する。
【0062】
特に、請求項2の発明を前提にして、請求項3や請求項4の発明のように、浴室用操作装置に排水栓を駆動するための駆動手段を組み込んでいれば、排水栓と操作装置と駆動手段とを含むユニット全体のコンパクト化が可能となり、設置施工性やメンテナンス性が向上するとともに、コストの低減を図ることができる。
【0063】
また、請求項5や請求項6の発明は、ケースと枠との結合の例を示すものであり、いずれも、作業が比較的簡単に行え、作業者の負担を軽減するうえで有利となる。
【0064】
また、請求項7の発明では、枠とケースとでもって基板あるいは浴槽フランジを単純に挟むのではなく、ケースと基板あるいは浴槽フランジとの間にばねを介装させているから、基板あるいは浴槽フランジの厚みが大小異なる場合でも、操作装置をがたなく安定に取り付けることができるなど、汎用性が向上する。
【0065】
また、請求項1や請求項2の発明のように、枠に隆起部を設けていれば、人がケースの操作面を誤って操作することが起きにくくなるなど、使い勝手が向上する。
【0066】
また、請求項1や請求項2の発明のように、排水溝を設けていれば、輪状の隆起部内に湯水が流入してもそれを速やかに排水できるようになるなど、湯水が溜まる心配がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態で、浴室における排水栓ユニットの設置状況を示す説明図
【図2】排水栓ユニットを模式的に示す図
【図3】排水栓ユニットの操作装置を詳細に示す断面図
【図4】操作装置の正面図
【図5】操作装置の上方を示す斜視図
【図6】操作装置の枠と上ケースとを分離した斜視図
【図7】本発明の他の実施形態で、図4に対応する図
【図8】図7の操作装置の枠と上ケースとを分離した斜視図
【図9】操作装置の枠と上ケースとの結合形態の変形例を示す斜視図
【符号の説明】
1 浴槽
1a 浴槽のフランジ
1b フランジの貫通孔
2 排水口
3 排水栓ユニット
4 排水栓
5 操作装置
6 ワイヤ
9 操作ボタン
11 ステッピングモータ
11a ステッピングモータのロータ
12 制御回路基板
13 スライド軸
21 操作装置の上ケース
22 操作装置の下ケース
23 操作装置の枠
29 操作装置のコイルバネ
Claims (7)
- 基板に設けられる貫通孔内に裏面側へ張り出す状態で設置されて表面が人の操作を受ける操作面とされる浴室用操作装置であって、
前記基板の貫通孔内に当該基板の裏面側から遊嵌されるケースと、前記ケースに対して前記基板の表面側から着脱可能に結合される枠とを含み、これらケースと枠とで前記基板を挟む形態とされており、
前記ケースにおいて貫通孔に臨む表面が操作面とされ、前記枠が、前記ケースの操作面を露呈する開口窓と、前記枠の開口窓近傍に表面側に隆起する状態で設けられる隆起部とを有し、
前記隆起部が、開口窓の外周を囲むように輪状に形成されており、
前記輪状の隆起部の周方向少なくとも1ヶ所が、前記ケースの操作面と面一あるいは操作面よりも低くする形態に切欠かれて、排水溝とされている、ことを特徴とする浴室用操作装置。 - 浴槽フランジに設けられる貫通孔内に下側へ吊り下げる状態で設置されて上面が人の押圧または回転操作を受ける操作面とされ、前記操作により浴室に付設される機器を動作させる浴室用操作装置であって、
前記浴槽フランジの貫通孔内に当該浴槽フランジの下面側から遊嵌されるケースと、前記ケースに対して前記浴槽フランジの上面側から着脱可能に結合される枠とを含み、これらケースと枠とで前記浴槽フランジを挟む形態とされており、
前記ケースにおいて貫通孔に臨む上面が操作面とされ、前記枠が、前記ケースの操作面を露呈する開口窓と、前記枠の開口窓近傍に上向きに隆起する状態で設けられる隆起部とを有し、
前記隆起部が、開口窓の外周を囲むように輪状に形成されており、
前記輪状の隆起部の周方向少なくとも1ヶ所が、前記ケースの操作面と面一あるいは操作面よりも低くする形態に切欠かれて、排水溝とされている、ことを特徴とする浴室用操作装置。 - 請求項2の浴室用操作装置において、
前記機器が、浴槽に設置される排水口を開閉する排水栓とされ、
この排水栓と前記ケースとの間に排水栓を昇降させるためのワイヤが架設され、
前記ケース内に、前記操作面に対する人の操作に応答してワイヤを押し出したり引き込んだりするための駆動手段が水密状態で収納されている、ことを特徴とする浴室用操作装置。 - 請求項3の浴室用操作装置において、
前記駆動手段が、ステッピングモータと、
前記操作面に対する人の操作に連動してオン・オフされるスイッチを有しかつ前記スイッチの操作に応じてステッピングモータの動作を制御する制御要素と、
下端に前記ワイヤの一端が連結されかつ前記ステッピングモータのロータの回転に伴い上下方向に直線移動させられてワイヤを押し出したり引き込んだりするスライド軸とを含む、ことを特徴とする浴室用操作装置。 - 請求項1ないし4のいずれかの浴室用操作装置において、
前記ケースおよび枠が大小の円筒部材とされ、前記ケースの外周面と前記枠の内周面とに雄雌のねじが振り分けて設けられ、ケースに対して枠がねじにより結合される、ことを特徴とする浴室用操作装置。 - 請求項1ないし4のいずれかの浴室用操作装置において、
前記ケースおよび枠が大小の円筒部材とされ、前記ケースの外周面と前記枠の内周面とに凹凸が振り分けて設けられ、ケースに対して枠を一方向周りに回転されたときに係合されて、他方向周りに回転されたときに離脱される形態で結合される、ことを特徴とする浴室用操作装置。 - 請求項1ないし6のいずれかの浴室用操作装置において、
前記ケースの段部と基板あるいは浴槽フランジとの間に、圧縮状態のばねが介装されている、ことを特徴とする浴室用操作装置。
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