JPH077408Y2 - 通水路自動開閉弁装置 - Google Patents

通水路自動開閉弁装置

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JPH077408Y2
JPH077408Y2 JP1989108780U JP10878089U JPH077408Y2 JP H077408 Y2 JPH077408 Y2 JP H077408Y2 JP 1989108780 U JP1989108780 U JP 1989108780U JP 10878089 U JP10878089 U JP 10878089U JP H077408 Y2 JPH077408 Y2 JP H077408Y2
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JP
Japan
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box
water
mixing mechanism
faucet
solenoid valve
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JP1989108780U
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JPH0346563U (ja
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修 荒木
雅則 宮田
悦史 山田
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株式会社イナックス
日本電装株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は自動水栓等、制御手段の制御の下に電磁弁を
作動させて通水路を自動的に開閉する通水路自動開閉弁
装置に関し、詳しくは電磁弁を収容するボックスの形態
に特徴を有するものに関する。
(従来の技術及び考案が解決しようとする課題) 身体又は手等を感知して電磁弁を開き、水栓の吐水口よ
り自動的に吐水する自動水栓は、この種通水路自動開閉
弁装置の代表的なものである。
この自動水栓においては、従来、電磁弁等を収容するボ
ックスの外部に止水栓(単水栓の場合)或いは湯水混合
機構部本体(混合水栓の場合)が配設されており、この
ため水栓配設に際して広い設置空間を要するとともに、
ボックス周辺部の外観が煩雑となって見映えが悪い問題
があった。
また止水栓或いは混合機構部本体が外部に露出している
ため、これら止水栓或いは混合機構部本体の製造に際し
て外面にバフ掛けをした上メッキ処理をしなければなら
ず(外観を美しくするためである)、このために製造コ
ストが高くなる問題があった。
(課題を解決するための手段) 本考案はこのような課題を解決するためになされたもの
であり、その要旨は、取付完了状態において装置のケー
スを構成するボックスの内部に電磁弁を収容して成り、
制御手段の制御の下に該電磁弁を作動させる通水路自動
開閉弁装置において、該ボックス内部に止水栓又は湯水
混合機構部本体の何れをも収容可能な空間を形成すると
ともに、該ボックスの壁部に該湯水混合機構部本体の一
部を突出せしめ得る、該壁部を貫通する凹所ないし切込
み等該凹所形状を確定する凹所形成部を設けて該ボック
スを単水栓,混合水栓両方に共用可能な形態と成し、該
ボックス内部に前記止水栓又は湯水混合機構部本体を収
容したことにある。
(作用及び考案の効果) 本考案においては、ボックス内部に止水栓又は混合機構
部本体を収容するための空間を設けているので、従来、
ボックス外部に露出する状態で配設されていた止水栓又
は混合機構部本体をボックス内部に組み込むことが可能
であり、それらの存在によるボックス周辺部の外観的な
煩雑さを解消でき、全体的な見映えを良くすることがで
きる。
尤も混合機構部本体を組み込む場合、かかる混合機構部
本体は一般に嵩が大きいから、これを完全にボックス内
部に収容することは困難である。そこで本考案ではボッ
クス壁部に切欠,穴等の凹所ないし凹所形成部を設け、
混合機構部本体をその凹所より外部に突出せしめ得るよ
うにした。
本考案に従って止水栓全体或いは混合機構部本体の大部
分をボックス内部に収容した場合、これら止水栓或いは
混合機構部本体の製造に際して前述したバフ掛けやメッ
キ処理等の仕上処理を施す必要がなくなり、装置を安価
に製造できるようになる。
また止水栓,混合機構部本体をボックス内部に収容した
形で通水路自動開閉弁装置を壁面等に配設し得るから、
装置設置のための所要スペースも少なくて済む。
本考案においては単水栓,混合水栓何れに対しても同一
ボックスを用いて、より具体的にはボックス内に電磁弁
等を組み込んで成る同一の組付品を以て対応できる利点
がある。ボックス内部に単水栓又は混合機構部本体の何
れも収容し得るからである。
(実施例) 次に本考案を自動水栓に適用した場合の実施例を図面に
基づいて詳しく説明する。
第2図において、10は洗面器12に設けられた吐水口で、
洗面器下部に配設された電磁弁の作動に基づいて吐水す
る。
電磁弁は、その作動制御を行う制御回路と共にボックス
14の内部に収容されており、そしてその制御回路に対し
て吐水口10に設けられたセンサがリード線16を介して接
続されている。ここでセンサは、吐水口下部に手を挿入
したときこれを検知して信号を発する。その検知信号は
制御回路へと入力され、そしてその制御回路の制御の下
に電磁弁が開かれて吐水口19への給水が行われる。
ボックス14は、第1図,第3図及び第4図に示している
ように互いに独立なフロントボックス20とリヤボックス
18とから成っている。リヤボックス18内には、止水栓22
と、これと一体の逆止弁24,主弁部26,電磁弁28,発電機3
0が組み込まれている。ここで電磁弁28は、主弁部26と
は別途に設けられたパイロット弁を開閉することによっ
て、通水路上に設けられた主弁部26を開閉するものであ
り、また発電機30は、通水路上に配された羽根車を水勢
により回転させて発電し、蓄電池に給電するものであ
る。電磁弁28は、通常はこの蓄電池を電源として作動
し、蓄電池の電圧が一定以下に低下したときに乾電池を
電源として作動する。
止水栓22は、第1図に示しているようにその接続端部が
リヤボックス18の後端開口32より突き出し、壁面34に埋
込配管された給水管に接続される。
本例の自動水栓においては、給水管からの水は止水栓2
2,逆止弁24を経て主弁部26に至る。そして電磁弁28の作
動により主弁部26が開かれると、かかる主弁部26を経由
して発電機30の羽根車を回しつつボックス内配管の出口
35へ至る。更に出口35に接続された給水エルボ36及び給
水管38を経て前記吐水口10へと至り、その先端の吐出口
より吐出される。尚これら電磁弁28,主弁部26,発電機30
の具体的構成及び作用については、本考案と直接関係が
ないのでここでは更に詳しい説明は省略する。
前記フロントボックス20は、その大部分を構成する蓋体
40を有している。蓋体40は、その基端の嵌合凸部42にお
いて、リヤボックス18側の嵌合凹部44に脱着可能に嵌合
されている。このフロントボックス20は、左右方向の幅
がリヤボックス18のそれより大きく形成されており、同
方向の一端部(図中左端部)がリヤボックス18の端より
突出させられていて、リヤボックス18との間に段差を形
成している。そしてこの段差部分の裏側空間に、上記給
水エルボ36,給水管38が配置されている。即ち本例で
は、給水エルボ36,給水管38がフロントボックス20の裏
側に隠れるように構成されている。
フロントボックス20は、隔壁46によってリヤボックス18
と遮断されており、その内部に制御回路48が収容されて
いる。制御回路48は、第4図に示しているようにリード
線16を介して電磁弁28に接続されている。尚第3図にお
いて49はコネクターの接続部である。
フロントボックス20には、第1図に示しているように円
筒部50が蓋体40と一体に形成されている。この円筒部50
は、止水栓22の栓体52を操作するための操作空間を確保
するために設けられたもので、栓体52と同芯状に且つ隔
壁46を水密的に貫通する状態で設けられている。
一方フロントボックス20の前面には、第5図に示してい
るように電池ボックス54が設けられ、内部に電池56が収
容されるようになっている。電池56は、前述したように
蓄電池の電位が低下したときに電源として使用するもの
である。尚、電池ボックス54は、蓋体60により開口を閉
じられるようになっている。
以上は本考案を単水栓に適用した場合の例であるが、本
考案は混合水栓に対しても適用可能である。第6図乃至
第8図はその具体例を示している。それらの図に示して
いるように、この例では上例と同一の電磁弁28,主弁部2
6,発電機30から成る組付品が用いられており、そして止
水栓22に代えて混合機構部本体62がリヤボックス18内に
組み込まれている。混合機構部本体62は横長ブロック状
のものであって、内部に温調機構が組み込まれている。
この混合機構部本体62には一対の接続部64,66が設けら
れており、第7図に示しているようにこれらが水及び湯
の供給管68,70に夫々接続されている。
リヤボックス18の側壁部には、第8図に明らかに示して
いるように凹所としての切欠72が形成されており、この
切欠72から混合機構部本体62の連結部74が突出させら
れ、この突出部に、アウターケーブル76及びインナーケ
ーブル78を含む操作力伝達部が連結されている。この操
作力伝達部は、他端が図示しないハンドルに連結されて
おり、ハンドルが操作されたとき、操作力を混合機構部
本体62の内部の温調機構に伝達する。
以上のように、本例においては止水栓22又は混合機構部
本体62の何れもボックス14内部、より具体的にはリヤボ
ックス18内部に収容されるようになっており、このため
少ないスペースでこれら止水栓22,電磁弁28,ボックス14
等を含む装置を設置することが可能となり、また止水栓
22,混合機構部本体62は外部に露出しないから、その製
造段階で外面へのバフ掛けやメッキ処理等の仕上げを施
さなくても良くなり、製造コストを低減できる。また同
時に、設置状態においてボックス14周辺部の外観がすっ
きりとして、見映えも向上する。
尚、この例ではボックス14に切欠72を形成してこの切欠
72より混合機構部本体62の一部を突出させるようにして
いるが、第9図に示しているように切欠72を容易に形成
し得るように、対応する形状の切込み76を入れておき、
ボックス14内部に止水栓22を収容する場合には切欠72を
形成せず、混合機構部本体62を収容するときにのみ切込
み76で囲まれた部分を除去して切欠72を形成するように
しても良い。或いはまた最初から切欠72を形成しておい
て、止水栓22を収容するときにのみこの切欠72を盲栓す
るようにしても良い。
その他本考案は、切欠に代えて穴を形成しても良いな
ど、その主旨を逸脱しない範囲において、当業者の知識
に基づき様々な変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である自動水栓の一部切欠平
面図であり、第2図は同じ自動水栓を含む洗面器周辺部
の正面図、第3図は同じ自動水栓の要部の一部切欠正面
図である。第4図は同じ自動水栓の要部をフロントボッ
クスを開いた状態で示す斜視図、第5図は同じ自動水栓
の要部を前面側から見た斜視図である。第6図,第7図
及び第8図は夫々本考案を混合水栓に適用した場合の一
部切欠正面図,一部切欠平面図及び裏面側からの要部斜
視図、第9図は本考案の他の実施例に係る自動水栓のボ
ックスの要部側面図である。 14:ボックス、22:止水栓 28:電磁弁、48:制御回路 62:混合機構部本体、72:切欠 76:切込み
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 山田 悦史 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (56)参考文献 実公 昭59−12300(JP,Y2) 実公 昭54−2817(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】取付完了状態において装置のケースを構成
    するボックスの内部に電磁弁を収容して成り、制御手段
    の制御の下に該電磁弁を作動させる通水路自動開閉弁装
    置において、 該ボックス内部に止水栓又は湯水混合機構部本体の何れ
    をも収容可能な空間を形成するとともに、該ボックスの
    壁部に該湯水混合機構部本体の一部を突出せしめ得る、
    該壁部を貫通する凹所ないし切込み等該凹所形状を確定
    する凹所形成部を設けて該ボックスを単水栓,混合水栓
    両方に共用可能な形態と成し、該ボックス内部に前記止
    水栓又は湯水混合機構部本体を収容したことを特徴とす
    る通水路自動開閉弁装置。
JP1989108780U 1989-09-18 1989-09-18 通水路自動開閉弁装置 Expired - Lifetime JPH077408Y2 (ja)

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JPH0346563U JPH0346563U (ja) 1991-04-30
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