JP2000072620A - シート状パック - Google Patents

シート状パック

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JP2000072620A
JP2000072620A JP10253307A JP25330798A JP2000072620A JP 2000072620 A JP2000072620 A JP 2000072620A JP 10253307 A JP10253307 A JP 10253307A JP 25330798 A JP25330798 A JP 25330798A JP 2000072620 A JP2000072620 A JP 2000072620A
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JP
Japan
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layer
dried
sheet
pack
base
Prior art date
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Application number
JP10253307A
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English (en)
Inventor
Masanori Nagata
政令 永田
Sadako Sudou
禎子 須藤
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Fujimori Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Fujimori Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 透湿性基布の一面に皮膚に粘着される粘
着ゲル層が形成され、鼻等の皮膚上に水に湿らせた状態
で貼付されると共に、乾燥されると剥離されるシート状
パックにおいて、上記基布の他面に上記基布が湿潤され
た状態と乾燥させた状態とで色変化が生じるインジケー
ター層を形成したことを特徴とするシート状パックを提
供する。 【効果】 本発明のシート状パックは、上記インジケー
ター層を形成したことにより、インジケーター層の色変
化でパッドの乾燥による剥離除去時期を簡単かつ確実に
検知できるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鼻まわりの毛穴に
形成された角栓を除去する等のために用いられ、鼻等の
皮膚上に水に湿らせた状態で貼付されると共に、乾燥さ
れると剥離されるシート状パックに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、鼻まわりの毛穴に形成された
角栓を除去するためのシート状パックが使用されてい
る。このシート状パックは、基布の一面に鼻等の皮膚に
粘着される粘着ゲル層が形成され、使用時に基布、更に
は粘着ゲル層を水で湿らせて皮膚に貼付、適用し、これ
が乾いたら剥離するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような態
様において、基布(粘着ゲル層)が乾燥し、剥離する時
点が明確にわかり難く、まだ十分に乾燥していないうち
に剥離したり、乾燥しすぎてしまった後に剥離する場合
がしばしば生じる。特に、乾燥しすぎると粘着ゲル層が
皮膚に強固に接着し、剥離しようとすると皮膚が粘着ゲ
ル層に引張られて痛みを感じることがあった。
【0004】従って、本発明は、使用時に基布(粘着ゲ
ル層)が乾燥し剥離する時点を明確に検知することがで
きるシート状パックを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、透湿性基布の一面に皮膚に粘着される粘着
ゲル層が形成され、鼻等の皮膚上に水に湿らせた状態で
貼付されると共に、乾燥されると剥離されるシート状パ
ックにおいて、上記基布の他面に上記基布が湿潤された
状態と乾燥された状態とで色変化が生じるインジケータ
ー層を形成したことを特徴とするシート状パックを提供
する。この場合、上記インジケーター層が透明バインダ
ーにシリカなどの微粒子粉末が分散され、基布が湿潤さ
れると透明になり、乾燥されると白色に変化するコート
層を有するものであることが好適である。
【0006】本発明のシート状パックは、従来のシート
状パックと同様に使用するもので、基布、更には粘着ゲ
ル層を水に湿らし、これが乾燥したら剥離することによ
り、粘着ゲル層が貼着されていた鼻まわり等の皮膚の毛
穴の角栓などが除去されるものである。この場合、シー
ト状パックの剥離除去は、基布、更には粘着ゲル層が乾
燥したら行われるものであるが、本発明のシート状パッ
クにあっては、上記インジケーター層が基布の湿潤状態
から乾燥状態への変化に応じて色変化が生じ、例えば上
記透明バインダーにシリカなどの微粒子粉末が分散した
コート層では湿っていると透明で基布の地色或いは後述
する有色層が顕出するのに対し、乾燥状態では分散シリ
カなどの微粒子粉末の乱反射による白色が生じ、パック
の剥離除去時期を表示するものである。従って、基布が
まだ十分乾燥していない状態でパックを剥離してしまう
不都合が回避されることは勿論、乾燥しすぎてパックを
剥離するときに粘着ゲル層に皮膚が引張られ、痛みを与
えることが回避されるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明にかかるシート状パック
は、図面に示すように、基布10の一面に粘着ゲル層1
2が形成されていると共に、基布10の他面にインジケ
ーター層14が形成されているものである。
【0008】ここで、基布10は透湿性であればいずれ
のものであってもよく、通常の織布、不織布などが用い
られる。
【0009】また、粘着ゲル層12は、皮膚に貼着さ
れ、毛穴の角栓などを除去する作用を有するものであ
り、この粘着ゲル層12としては、かかる作用を与える
公知の粘着ゲル層を用いることができる。
【0010】更に、インジケーター層14は、基布が湿
潤された状態と乾燥された状態とで色変化が生じるもの
であればよい。
【0011】具体的には、図1に示したように、インジ
ケーター層14をコート層16のみから形成し、 基布10が湿潤された状態でコート層16が無色透明
となり、基布10が乾いた状態でコート層16が不透明
或いは白色になるもの、 基布10が湿潤された状態でコート層16が不透明或
いは白色となり、基布10が乾いた状態でコート層16
が無色透明となるものを挙げることができる。また、図
2に示したように、インジケーター層14を基布10上
に形成した有色層18とこれを覆うコート層16とから
形成し、 基布10が湿潤された状態でコート層16が無色透明
となり、有色層18が顕出し、基布10が乾燥された状
態でコート層16が不透明或いは白色となり、有色層1
8が隠蔽されるもの、 基布10が湿潤された状態でコート層16が不透明或
いは白色となって、有色層18が隠蔽され、基布10が
乾燥された状態でコート層16が無色透明となり、有色
層18が顕出するものを挙げることもできる。
【0012】この場合、上記〜の中では、、の
ものが好適である。この、のインジケーター層にお
いて、のコート層、のコート層としては、透明バイ
ンダーに微粒子粉末が分散されたものが好ましい。
【0013】透明バインダーとしては、含水性を有し、
水に不溶又は難溶で、透明フィルムを形成し得る高分子
化合物であればよく、特に安全性などの点で硝化綿が好
適に用いられる。
【0014】また、透明バインダーに分散される微粒子
粉末としては、個々の粒子は透明であるが、集合して白
色を呈するもの、具体的には、シリカ、炭酸カルシウ
ム、二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化ジルコニウムなど
や、雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、魚リン箔などの
パール顔料、その他の無機系粉末、球状ナイロン、球状
ポリスチレン、球状ポリメチルメタクリレート、ポリビ
ニルピロリドン、カルボキシメチルセルロースナトリウ
ム、ヒドロキシエチルセルロースなどの有機系粉末の1
種又は2種以上を使用することができる。これらの中で
はシリカが好ましく、特に湿式法シリカが好ましい。
【0015】上記微粒子粉末の平均粒径は適宜選定さ
れ、限定されるものではないが、1〜10μmであるこ
とが好ましく、より好ましくは1〜8μmである。
【0016】上記バインダー中における微粒子粉末の分
散量は、バインダー100重量部に対して10〜200
重量部、特に20〜150重量部であることが好まし
い。
【0017】なお、バインダーには、可塑剤等を配合す
ることは任意である。
【0018】上記有色層は、顔料、染料などを用いたイ
ンキにて形成し得る。なお、本発明において、有色は白
色を包含する。
【0019】この有色層は印刷法によって形成すること
ができ、またコート層も印刷法によって形成できる。印
刷法としては公知方法でよく、シルクスクリーン印刷
法、グラビア印刷法、フレキソ印刷法などを採用するこ
とができる。なお、コート層を印刷法によって形成する
場合、バインダーを溶剤に溶解して用いることが望まし
い。溶剤としては、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステ
ル類、エタノール、ブタノール等のアルコール類などを
用いることができる。
【0020】ここで、上記印刷法に応じた好適なコート
層組成は下記の通りである。シルクスクリーン印刷法 硝化綿 20〜25重量% 合成シリカ 5〜10重量% クエン酸系可塑剤 5重量% n−ブタノール 10重量% 酢酸ブチル 10重量% 酢酸エチル 40〜50重量%グラビア印刷法 硝化綿 10重量% 合成シリカ 10〜15重量% クエン酸系可塑剤 3重量% 酢酸エチル 37〜42重量% エタノール 35重量%フレキソ印刷法 硝化綿 10重量% 合成シリカ 10〜15重量% クエン酸系可塑剤 3重量% エタノール 72〜77重量%
【0021】上記コート層の厚さは適宜選定されるが、
5〜100g/m2が望ましく、より望ましくは4〜5
0g/m2である。特には、シルクスクリーン印刷法の
場合は20〜100g/m2、より望ましくは30〜5
0g/m2、グラビア印刷法の場合は3〜20g/m2
より望ましくは4〜8g/m2、フレキソ印刷法の場合
は5〜10g/m2、より望ましくは6〜8g/m2であ
る。
【0022】上記したインジケーター層は、コート層が
含水し、シリカが含水すると透明になり、このため基布
の地色或いは上記着色層が顕出する一方、コート層が乾
燥し、シリカ等の微粒子粉末が乾燥することにより、シ
リカ等の微粒子粉末の乱反射で白色が生じ、基布或いは
上記着色層が隠蔽され、これによってパックの剥離時期
が判明し得るものである。
【0023】
【実施例】毛穴の角栓を除去するための市販のシート状
パックの基布表面に下記組成のコート層用組成物をシル
クスクリーン印刷法によって40g/m2の厚さに印刷
し、乾燥して、図1に示すインジケーター層を形成し
た。
【0024】 硝化綿 25重量% 合成シリカ(サイリシア,富士シリシア化学(株)製、 10重量% コールカウンター法による平均粒径5〜6μm) クエン酸系可塑剤 5重量% n−ブタノール 10重量% 酢酸ブチル 10重量% 酢酸エチル 40重量% 合計 100重量%
【0025】次に、得られたインジケーター層を有する
シート状パックに水を含ませた。これにより、インジケ
ーター層(コート層)は白色(不透明)から無色透明に
変化し、インジケーター層が外観的に見えにくい状態と
なった。これを室内に放置し、乾燥させたところ、パッ
クが十分に乾燥すると、インジケーター層(コート層)
が印刷した通りの形状で白色に戻ることが確認された。
【0026】
【発明の効果】本発明のシート状パックは、上記インジ
ケーター層を形成したことにより、インジケーター層の
色変化でパッドの乾燥による剥離除去時期を簡単かつ確
実に検知できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 基布 12 粘着ゲル層 14 インジケーター層 16 コート層 18 有色層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透湿性基布の一面に皮膚に粘着される粘
    着ゲル層が形成され、鼻等の皮膚上に水に湿らせた状態
    で貼付されると共に、乾燥されると剥離されるシート状
    パックにおいて、上記基布の他面に上記基布が湿潤され
    た状態と乾燥された状態とで色変化が生じるインジケー
    ター層を形成したことを特徴とするシート状パック。
  2. 【請求項2】 インジケーター層が透明バインダーに微
    粒子粉末が分散され、基布が湿潤されると透明になり、
    乾燥されると白色に変化するコート層を有するものであ
    る請求項1記載のシート状パック。
JP10253307A 1998-08-25 1998-08-25 シート状パック Pending JP2000072620A (ja)

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