JP2001046147A - 化粧紙とその製造方法 - Google Patents
化粧紙とその製造方法Info
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Abstract
除去する紙等に使用される化粧紙とその製造方法に関
し、油取り紙、汗取り紙、口紅押え紙、化粧料を除去す
る紙等の各種の機能を併有しうるような全く新規な化粧
紙を提供することを課題とする。 【解決手段】 油分を吸着しうる紙層1の裏面側にアン
ダーコート層2を介して汗を吸収しうる吸汗シート5が
設けられ、且つ該アンダーコート層2は、前記油分又は
汗分の浸透を阻止するように構成されてなることを特徴
とする。
Description
方法、さらに詳しくは、油取り紙、汗取り紙、口紅押え
紙、化粧料を除去する紙等に使用される化粧紙とその製
造方法に関する。
取り紙、汗取り紙、口紅押え紙等、種々のものが開発さ
れ、市販されている。
ている化粧紙は、たとえば油取り紙であれば顔の油脂分
を吸着除去し、汗取り紙であれば汗を吸着除去し、口紅
押え紙であれば口紅を付着して除去する等、その機能は
各用途に応じて限定されているのが実情である。
もので、油取り紙、汗取り紙、口紅押え紙、化粧料を除
去する紙等の各種の機能を併有しうるような全く新規な
化粧紙を提供することを課題とするものである。
題を解決するために、化粧紙とその製造方法としてなさ
れたもので、化粧紙としての特徴は、油分を吸着しうる
紙層1の裏面側にアンダーコート層2を介して汗を吸収
しうる吸汗シート5が設けられ、且つ該アンダーコート
層2は、前記油分又は汗分の浸透を阻止するように構成
されてなることにある。
吸着しうる紙層1の裏面側にアンダーコート層2を介し
て化粧料を付着させうる化粧料付着シート7が設けら
れ、且つ該アンダーコート層2は、前記油分の浸透を阻
止するように構成されてなることにある。
化粧料付着シート7との間には、着色層3を介装するこ
とが可能である。
付着シート7との間には、接着層4を介装することが可
能である。
色層3の色を前記紙層1の表面側に現出させるように構
成されていることが好ましい。
られる。
たとえば変性アイオノマー樹脂が使用される。
ることが可能である。
さらにはヒノキの木炭等を使用することも可能である。
のが用いられる。
れを粉状にすることによって得られるもので、得られた
粉体の粒子は、一般の多孔性物質に比べても著しく空隙
が多い多孔質物質である。
cm3あたり表面積が20アールにもなり、一般に多孔性物
質として知られている木炭が1cm3あたりの表面積10ア
ールであることに比べると、約2倍の表面積を有し、こ
れが優れた油分の吸着効果の要因となっている。
ケージ圧3気圧、100 ℃〜150 ℃、20〜30分の条件下で
行う。
は、油分を吸着しうる紙層1の裏面側にアンダーコート
層2を塗着し、乾燥した後、該アンダーコート層2の裏
面側に着色層3を設け、乾燥した後、接着層4を介して
吸汗シート5又は化粧料付着シート7を設けて製造する
ことにある。
説明する。
粋の和紙で構成されている。この和紙は、薄手のもので
ある。
サの抽出液が含有されている。
ンダーコート層で、変成アイオノマー樹脂で構成されて
いる。
パールS120 (商品名,三井石油化学工業株式会社製)
が用いられている。
設けられた着色層で、顔料で構成されている。
着層で、ポリエーテル樹脂で構成されている。
クA−969 V(商品名,武田薬品工業株式会社製)が用
いられている。
吸汗シート層で、不織布で構成されている。
2、着色層3、接着層4、及び吸汗シート層5で、化粧
紙6が構成されている。
合には、表面側の紙層1を顔(鼻の部分等)に付着させ
ることによって、油取り紙として使用することができ
る。
ンダーコート層2を介して着色層3が設けられているた
め、その着色層3の色が表面に現出されることとなる。
ものであり、またアンダーコート層2が透明な樹脂であ
るため、着色層3の色が表面に透視可能となるのであ
る。る。
って、紙層2の透明度を高めているとともに、アンダー
コート層2によって着色層3の色がより鮮やかに現出さ
れることとなるのである。
によって、裏面の吸汗シート層5側に油分が浸透するこ
ともない。
させることによって、油取り紙として使用することが可
能となるのである。
吸収させる。
分に付着させることで、汗が吸汗シート5に好適に吸着
されることとなるのである。
法の実施例について説明する。
の紙層1を準備する。
り込み等によって竹の炭の粉末やクマザサの抽出液を含
有させる。
樹脂を塗着した後、直ちに乾燥してアンダーコート層2
を形成する。
を塗布した後、乾燥して着色層3を形成する。
脂を塗着するとともに、そのポリエーテル樹脂を介して
不織布を貼着する。
接着層4を介して不織布からなる吸汗シート層5が形成
されることとなる。
ととなるのである。
紙として、麻100 %からなる和紙を用いたが、紙層1を
構成する紙の種類はこれに限定されるものではない。
着色層3の色を透視可能として表面に現出させる効果を
良好とするためには、上記実施形態のような薄手の和紙
を使用するのが好ましい。
ト層2として、ケミパールS120 を用いたが、これ以外
の変成アイオノマー樹脂を使用することも可能であり、
また変成アイオノマー樹脂以外の樹脂を使用することも
可能である。
料で構成したが、顔料以外のもので着色料を構成するこ
とも可能である。
てタケラックA−969 V(商品名,武田薬品工業株式会
社製)が用いたが、これに限らずタケネートA−5(商
品名,武田薬品工業株式会社製)を使用することも可能
であり、さらには、これらのもの以外のポリエーテル樹
脂を使用することも可能である。
ることも可能である。
5を不織布で構成したが、不織布以外の素材のもの、た
とえば和紙を吸汗シート層5として使用することも可能
である。
示すように、口紅押さえ紙や、おしろいやファンデーシ
ョン等の化粧料を付着して除去するための化粧料付着シ
ート層7を形成することも可能である。
定されるものではないが、不織布の他、綿や絹等を使用
するのが好ましい。
炭の粉を含有させたが、竹の炭以外に、たとえば笹炭や
備長炭、さらにはヒノキの木炭等を使用することも可能
である。
炭の粉を含有させたため、油分等の吸着効果が一層良好
になるという好ましい効果が得られたが、このような竹
等の炭を含有させることは、本発明に必須の条件ではな
い。
本発明に必須の条件ではない。
うる紙層の裏面側にアンダーコート層を介して汗を吸収
しうる吸汗シート、又は化粧料を付着させうる化粧料付
着シートが設けられてなるため、1つのシート状物で、
油取り紙と汗取り紙とを兼用しうるようなもの、或いは
油取り紙と化粧紙とを兼用しうるようなものを提供する
ことが可能となった。
が設けられているため、そのアンダーコート層によっ
て、紙層で吸収された油分が吸汗シートや化粧料付着シ
ート側へ浸透することがなく、また吸汗シートで吸収さ
れた汗分が紙層側へ浸透することもないのである。
又は化粧料付着シートとの間に着色層を介装し、紙層と
アンダーコート層とが、着色層の色を紙層の表面側に現
出させるように構成した場合には、油分の吸着が紙層に
鮮明に現出されるため、油分の吸着を容易に判別しうる
従来にない油取り紙を提供できるという効果がある。
着シートとの間に接着層を介装した場合には、油分や汗
分の浸透を一層確実に防止できるという利点がある。
ては、油分を吸着しうる紙層の裏面側にアンダーコート
層を塗着し、乾燥した後、該アンダーコート層の裏面側
に着色層を設け、乾燥した後、接着層を介して吸汗シー
ト又は化粧料付着シートを設けて製造するため、すなわ
ちアンダーコート層や着色層の塗着後にただちに乾燥さ
せるために、紙層の表面側に水分等が滲み上がることも
ないのである。
Claims (10)
- 【請求項1】 油分を吸着しうる紙層(1) の裏面側にア
ンダーコート層(2) を介して汗を吸収しうる吸汗シート
(5) が設けられ、且つ該アンダーコート層(2)は、前記
油分又は汗分の浸透を阻止するように構成されてなるこ
とを特徴とする化粧紙。 - 【請求項2】 油分を吸着しうる紙層(1) の裏面側にア
ンダーコート層(2) を介して化粧料を付着させうる化粧
料付着シート(7) が設けられ、且つ該アンダーコート層
(2) は、前記油分の浸透を阻止するように構成されてな
ることを特徴とする化粧紙。 - 【請求項3】 アンダーコート層(2) と、吸汗シート
(5) 又は化粧料付着シート(7) との間に着色層(3) が介
装されている請求項1又は2記載の化粧紙。 - 【請求項4】 着色層(3) と吸汗シート(5) 又は化粧料
付着シート(7) との間に接着層(4) が介装されている請
求項1乃至3のいずれかに記載の化粧紙。 - 【請求項5】 紙層(1) とアンダーコート層(2) とは、
前記着色層(3) の色を前記紙層(1) の表面側に現出させ
るように構成されてなることを特徴とする請求項1乃至
4のいずれかに記載の化粧紙。 - 【請求項6】 紙層(1) が和紙である請求項1乃至4の
いずれかに記載の化粧紙。 - 【請求項7】 アンダーコート層(2) が、変性アイオノ
マー樹脂である請求項1乃至4のいずれかに記載の化粧
紙。 - 【請求項8】 紙層(1) に竹の炭が含有されている請求
項1乃至7のいずれかに記載の化粧紙。 - 【請求項9】 紙層(1) にクマザサが含有されている請
求項1乃至8のいずれかに記載の化粧紙。 - 【請求項10】 油分を吸着しうる紙層(1) の裏面側に
アンダーコート層(2)を塗着し、乾燥した後、該アンダ
ーコート層(2) の裏面側に着色層(3) を設け、乾燥した
後、接着層(4) を介して吸汗シート(5) 又は化粧料付着
シート(7) を設けて製造することを特徴とする化粧紙の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22409699A JP4446411B2 (ja) | 1999-08-06 | 1999-08-06 | 化粧紙 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22409699A JP4446411B2 (ja) | 1999-08-06 | 1999-08-06 | 化粧紙 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001046147A true JP2001046147A (ja) | 2001-02-20 |
JP4446411B2 JP4446411B2 (ja) | 2010-04-07 |
Family
ID=16808491
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22409699A Expired - Lifetime JP4446411B2 (ja) | 1999-08-06 | 1999-08-06 | 化粧紙 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4446411B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004065269A (ja) * | 2002-06-12 | 2004-03-04 | Shotaro Mogami | 衛生ティシュ |
JP2005329258A (ja) * | 2005-07-15 | 2005-12-02 | Nivea Kao Kk | 化粧料含浸シート |
JP2008048793A (ja) * | 2006-08-23 | 2008-03-06 | Saikyosha:Kk | あぶらとり紙 |
CN106676929A (zh) * | 2016-12-09 | 2017-05-17 | 湖南御家化妆品制造有限公司 | 矿物护肤吸油纸及其制备方法 |
KR20190091641A (ko) * | 2018-01-29 | 2019-08-07 | 주식회사 에뛰드 | 숯 성분이 포함된 화장솜 |
-
1999
- 1999-08-06 JP JP22409699A patent/JP4446411B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20190091641A (ko) * | 2018-01-29 | 2019-08-07 | 주식회사 에뛰드 | 숯 성분이 포함된 화장솜 |
KR102164416B1 (ko) * | 2018-01-29 | 2020-10-12 | (주)에뛰드 | 숯 성분이 포함된 화장솜 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP4446411B2 (ja) | 2010-04-07 |
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