JP2004113511A - 美顔用マスク - Google Patents
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Abstract
【課題】炭素系物質の遠赤外線の温熱作用により肌に活性化作用をもたらし、新陳代謝を高める効果を奏するとともに、吸水力、及びその保水力に優れ、マスク全体の強度も高い美顔用マスクを提供することにある。
【解決手段】顔面全体又は顔の任意の部分を覆う美顔用マスクであって、炭質粉末層をセルロース系繊維から構成された2枚の不織布で挟み一体化してなることを特徴とする美顔用マスクとする。
【選択図】 図1
【解決手段】顔面全体又は顔の任意の部分を覆う美顔用マスクであって、炭質粉末層をセルロース系繊維から構成された2枚の不織布で挟み一体化してなることを特徴とする美顔用マスクとする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、美顔用マスクに係り、更に詳しくは、遠赤外線の温熱作用により肌に活性化作用をもたらし、新陳代謝を高める、吸水・保水力・強度の両立を可能にした美顔用マスクに関する。
尚、本発明において炭素系物質とは有機炭素物質を原料として、高温でガスや薬品などと反応させて作られる微細孔を持つ炭素のことであり、炭質粉末とは該炭素系物質を粉末状にしたものをいう。
【0002】
【従来の技術】
肌は紫外線、エアコン、大気や水質汚染など様々な影響を受けやすく、特に顔の肌は化粧や加齢などに伴い乾燥し、しわやしみの原因となる。顔の肌へ水分を補給するために、化粧水などが使用されており、化粧水はあらかじめコットンや手に取り顔面全体になじませるが、コットンに含ませた場合は蒸発が早く顔の肌全体に均一に化粧水をなじませにくく、手にとって顔面につける場合は使用の際に手から化粧水がこぼれるなどの欠点があった。また、コットンや手で化粧水をつける際に、タッピングをして使用する場合があるが、この使用方法は肌の引き締め効果はあるが肌に水分を十分に補給することができない。
そこで吸水性のシートにあらかじめ化粧水を含ませてそれを顔面に当てるマスク状のものが多数開発されている。その中でも、遠赤外線効果を有するものや美容成分を含有したものがある。
【0003】
従来のシート状の美顔用マスクには、遠赤外線効果を目的としたものとして、不織布の片面に炭粉末を水溶性溶剤の粘稠液に混合分散したものを任意の模様状に分布させたものがある(例えば、特許文献1参照。)。また、天然、合成繊維質材料に炭質包被鉱物粒子、ペグマタイト酸化鉱物粒子を内蔵又は被覆させたものもある(例えば、特許文献2参照。)。
【0004】
【特許文献1】
実用新案登録第3038225号公報(第3−6頁、第1、2図)
【特許文献2】
実開昭53−30967号公報(第1−3頁、第1、2図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の美顔用マスクは化粧水の蒸発が早く、肌へ十分に水分や有効成分が浸透する前に美顔用マスクが乾いてしまうといった問題があった。また、例えば特許文献1の美顔用マスクは遠赤外線効果は期待できるものの肌ざわりが悪く、また、敏感な肌の人にはアレルギーを引き起こす可能性があった。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであって、遠赤外線の温熱作用により肌に活性化作用をもたらし、新陳代謝を高める、吸水・保水力・強度の両立を可能にした美顔用マスクを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明のうち請求項1に係る発明は、顔面全体又は顔の任意の部分を覆う美顔用マスクであって、炭質粉末層をセルロース系繊維から構成された2枚の不織布で挟み一体化してなることを特徴とする美顔用マスクに関する。
請求項2に係る発明は、前記炭質粉末層が備長炭粉末からなることを特徴とする請求項1に記載の美顔用マスクに関する。
請求項3に係る発明は、前記炭質粉末層の炭素系物質が150メッシュパス以下の粉末であることを特徴とする請求項1又は2に記載の美顔用マスクに関する。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る美顔用マスクについて図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は顔面全体を覆う美顔用マスクの平面図を示し、図2は顔面の各部分用の美顔用マスクを顔面に当てた正面図を示し、図3(a)(b)はそれぞれ顔面の上半分、下半分を覆う美顔用マスクの平面図を示し、図4は美顔用マスクの断面図を示す。
【0008】
本発明に係る美顔用マスクは、顔面の全体又は一部分を覆う任意の形状を成す。例えば、図1に示すような顔面とほぼ同じ大きさの略円形状の美顔用マスク(1)の他、円形や楕円形、多角形状のものや、図2に示すような顔の各部分、例えば、鼻や目の下、顎、額、頬、目尻等を覆う任意の形状(2、3、4、5、6、7)、或いは、図3(a)(b)に示すような額、目の下、鼻などの顔の上半分や頬、顎などの顔の下半分を覆う略半円形状(8、9)などを挙げることができる。その構成は図4に示すように2枚の不織布(11)で炭質粉末層(12)を挟み一体化した構造をしている。
図1に示すような、顔面を覆う形状の美顔用マスクの場合、目及び口に対応する部分に開口部(13、14)を設け、鼻の輪郭と鼻の下、周囲に切り目(15、16、17)を設けている。尚、目及び口部分はそれぞれ楕円の開口部を設け、鼻の盛り上がりに対応するために鼻の輪郭部分、及び該鼻の輪郭部分の鼻先部分から口の開口部を垂直に結ぶ鼻の下部分に切り目を設け、マスクの周囲に求心状に複数の、好ましくは4乃至8ヶ所の切り目を設ける。
【0009】
本発明に係る美顔用マスクを構成する不織布(11)はセルロース系繊維から構成される。該セルロース系繊維はセルロースを原料とする繊維のことであり、肌ざわりが良く吸水性や通気性に優れている。セルロース系繊維としては植物繊維である綿、パルプ、麻、カポック、パンヤ;化学繊維であるレーヨン、ナイロン、ポリノジック、キュプラなどが挙げられ、好ましくは綿、パルプ、レーヨンを使用する。また、これらのセルロース繊維を単独で使用しても良く、2種以上の混合繊維を使用しても良い。
不織布(11)は厚さ0.08〜1.2mmとし、好ましくは厚さ0.4〜1.1mmとする。0.08mmより薄いと、十分な吸水量を得ることが出来ないだけでなく、炭素系物質の粉末が不織布表面に近くなり肌ざわりが劣化したり、破れやすくなるため好ましくなく、1.2mmより厚い場合は、ごわつきの原因となったり、炭素系物質の遠赤外線効果が肌に十分に浸透しないため好ましくない。
【0010】
炭質粉末層(12)は、活性炭などの炭素系物質の粉末を前記不織布(11)に均一に塗着させて層となしたもので、遠赤外線効果、抗菌効果、消臭効果、マイナスイオン効果などを目的とする。
【0011】
前記炭素系物質は有機炭素物質を原料として、高温でガスや薬品などと反応させて作られる微細孔を持つ炭素であり、分子レベルの吸着微細孔が炭素内部に網目状に構成されており、その微細孔の表面に異臭などの原因となる物質を吸着させる。また、該炭素系物質は遠赤外線効果やマイナスイオン効果も期待でき、該炭素系物質からは常に微細な遠赤外線が放出されており、人体に吸収されやすい遠赤外線は体内に入り身体を内側から温め、リラックスさせるために、肌に活性化作用をもたらし、新陳代謝を高める効果を奏する。
【0012】
炭素系物質の原料としては特に限定されないが、木炭、ヤシ殻炭、石炭、オイルカーボン等の粒状活性炭;おが屑、硬質の木材チップ、木炭(素炭)、竹炭、草炭(ピート)等の粉末活性炭;レーヨン、アクリロニトル、石炭ピッチ、石油ピッチ、フェノール樹脂等の繊維状活性炭などが挙げられ、好ましくはウバメガシを原料とした備長炭を使用する。また、これらを単独で使用しても良く2種以上を混合して使用してもよい。
【0013】
前記炭素系物質を粉砕して粉末状とし(以下、炭質粉末という)、前記不織布に塗着する。塗着の方法としては、不織布の片面全体に炭質粉末を厚さが均一になるように吹き付け炭質粉末層を構成した後、該炭質粉末層の上にもう1枚の不織布を貼り合わせ圧縮し、一体化する。粉砕する炭素系物質の粒度としては、粒度の細かいものが好ましく、150メッシュパス以下、より好ましくは150〜300メッシュパスの粒度とする。150メッシュパスより粒度が大きいと肌に触れたときに痛みや違和感を覚えるため、好ましくない。
また、炭質粉末は不織布に均一に塗着させるが、塗着させる量は該不織布が該炭質粉末によって十分に覆われる程度の量を使用すれば良く、1〜50g/m2、好ましくは10〜20g/m2とする。1g/m2より塗着量が少ないと炭素系物質の遠赤外線効果や抗菌効果が期待できず、また、マスクが破れやすくなり、50g/m2より多く塗着してもそれ以上の効果が望めないため好ましくない。
【0014】
上記した方法で不織布(11)と炭質粉末層(12)と不織布(11)を順に重ねて一体化させた本発明に係る美顔用マスクは、不織布(11)の繊維の間に炭質粉末が入り込み不織布(11)表面の凹凸がなくなり、平らになるため、肌に触れた時の肌ざわりがよくなる。また、不織布(11)の繊維の間に炭質粉末が入り込むことで3層が一体となるため美顔用マスクが丈夫になる。つまり、炭質粉末層(12)がマスクの芯の役割を果たし、不織布に引っ張り強度の弱い生地や薄い生地を使用した場合でも、強度が生地単体の場合と比較して増すため、特に美顔用マスクを折り曲げて吸水し、広げる時、マスクが破れにくく、より広げやすい。
【0015】
本発明の美顔用マスクは、美顔用マスク作成時において不織布に炭質粉末を塗着する際に不織布が圧縮され、吸水力の減少をもたらすが、炭質粉末層の上に不織布を重ねることで、炭質粉末を塗着した側の不織布はさらに圧縮されるものの、美顔用マスク全体の吸水量は増える。吸水量の増加は美顔用マスクの肌への密着度に影響し、マスクの吸水量が多いほど肌によりマスクが密着する。
また、炭質粉末層(12)が肌に直接触れる側の不織布に含浸させた化粧水の蒸発速度を遅らせるため、皮膚に十分に水分を浸透させることができる。
【0016】
炭質粉末層(12)は黒いため、該炭質粉末層(12)が表面にある場合、汚れが目立ちにくいが、不織布(11)で該炭質粉末層(12)を挟むことで美顔用マスクの汚れに気づきやすく、汚れたマスクを使用する恐れが少なくなる。また、両面が使用可能であるとともに、炭素系物質の抗菌効果により、使用したマスクを水で軽く洗い乾燥することで衛生的に、1枚の美顔用マスクで複数回使用することができ、経済的である。
【0017】
前述したように、炭素系物質には吸着微細孔が炭素内部に網目状に構成されているため炭質粉末に予め美白剤等の化粧効果や収斂剤等の薬効効果のあるものを含浸させたり、炭質粉末と混合したりして美顔用マスクを作成することができ、マスクを使用したときにこれら効果の相乗効果が期待できる。例えば、アルブチン,コウジ酸,エラグ酸,カミツレエキス,甘草エキス,チョウジエキス,グルタチオン等の美白成分、明礬,塩化アルミニウム,サリチル酸,スルホ石炭酸亜鉛,酸化亜鉛,タンニン酸等の収斂剤、その他保湿剤、天然エキス、栄養剤、抗炎症剤、清涼剤などが挙げられ、目的に応じて配合することが出来る。これら成分を配合する場合、その配合量としては、炭素系物質の効果が阻害されない範囲であれば特に限定されないが、炭素系物質100重量部に対して1〜50重量部、好ましくは10〜30重量部配合する。
【0018】
本発明の美顔用マスクの使用方法としては、水やぬるま湯、市販の化粧水などを該美顔用マスクに含ませてそれを顔に当て、上から軽く押えて顔全体に密着させ、そのまま5〜30分、好ましくは10〜20分間放置する。また、水に浸して美顔用マスクをなじませた後しぼり、化粧水を含浸させて使用することもできる。
【0019】
本発明の美顔用マスクは、顔面全体又は一部分を覆う任意の形状を成すため、特に効果を期待したい部分に対して好適に使用することが出来る。
【0020】
以下、本発明の美顔用マスクを実施例に基いて更に詳細に説明するが、本発明は係る実施例のみに限定されるものではない。
【実施例】
(実施例1)
実施例1として、厚さ0.3mmの綿の不織布の片面全体に200メッシュパスの備長炭粉末を20g/m2となるように均一に塗着させた後、炭質粉末層の上に厚さ0.3mmの綿の不織布を被せて圧着して作製したシートを用いて、目及び口に対応する部分に開口部を設け、鼻の輪郭、鼻の下及び周囲4ヶ所(左右のこめかみ部及び左右口端部横)に切り目を入れた顔全体を覆う美顔用マスクを作成した。
【0021】
(実施例2)
実施例2として、実施例1のうち200メッシュパスの備長炭粉末を10g/m2使用した。
【0022】
(実施例3)
実施例3として、実施例1のうち厚さ1.0mmのパルプの不織布を用いた。
【0023】
(比較例1)
比較例1として、実施例1のうち炭素系物質を使用せずに作成した。
【0024】
(比較例2)
比較例2として、実施例1のうち、不織布の片面全体に備長炭粉末を均一に塗着させた2層の状態のシートを用いて美顔用マスクを作成した。
【0025】
(比較例3)
比較例3として、実施例1のうち80メッシュパスの備長炭粉末を用いた。
【0026】
【試験例】
実施例1乃至3、及び比較例1乃至3で作成した美顔用マスクを用い、本発明の美顔用マスクの効果を以下の試験例に基き説明する。
(試験例1:美顔用マスクの官能テスト)
肌ざわり、保湿感の持続性について年齢18〜35才までの女性計20人を無差別に選び、官能テストを行った。30℃前後のぬるま湯をマスクに含ませ、顔面に当てて15分間放置し、肌ざわり、保湿感について評価し、その後1時間後の保湿感について評価した。悪いを0、良いを5として数値評価させて、その平均値をとり、平均0〜2.9を×、3.0〜3.9を△、4.0〜5.0を○として評価した。その結果を表1に示す。
【0027】
【表1】
【0028】
(試験例2:耐久性の試験)
実施例1乃至3、及び比較例1乃至3の美顔用マスクを試験例1と同様の方法で使用し、使用後にマスクを水で軽く洗い乾燥する工程を3回繰り返した。3回目の使用感について試験例1と同様のテストを行うとともに、目視にてマスクの状態を評価し、肌ざわり、保湿感の評価基準と同様に数値評価した。その結果を表2に示す。
【0029】
【表2】
【0030】
上記の結果から、本発明に係る美顔用マスクは肌ざわりも良く、保湿感及びその持続性にも優れていることがわかった。つまり、遠赤外線の効果により肌が活性化され新陳代謝が高まったと考えられる。また、繰り返しの使用にもその効果は持続し、使用感の良いものであることがわかった。
【0031】
【発明の効果】
以上詳述した如く、請求項1に係る発明は、顔面全体又は顔の任意の部分を覆う美顔用マスクであって、炭質粉末層をセルロース系繊維から構成された2枚の不織布で挟み一体化してなることを特徴とする美顔用マスクであるので、肌に活性化をもたらし、新陳代謝を高めることができる。また、炭質粉末層が美顔用マスクの芯の役割をするため、マスク全体の強度が増す上、マスクの吸水力を高め蒸発速度が遅くなるため、肌に十分に水分を補うことができる。
更に、炭素系物質を不織布で挟んだ構成であるため炭素系物質が直接肌に触れることがなく、敏感な肌の人が使用してもアレルギーの心配がない。また、美顔用マスクの両面が使用可能であると共に、炭素系物質の抗菌効果により使用したマスクを水で軽く洗い乾燥することで衛生的に、1枚の美顔用マスクで複数回使用することができ、経済的である。
【0032】
請求項2に係る発明は、前記炭質粉末層が備長炭粉末からなることを特徴とする請求項1に記載の美顔用マスクであるので、遠赤外線効果、マイナスイオン効果などによって肌をリラックスさせ、活性化し新陳代謝を促進することが出来る。
【0033】
請求項3に係る発明は、前記炭質粉末層の炭素系物質が150メッシュパス以下の粉末であることを特徴とする請求項1又は2に記載の美顔用マスクであるので、肌ざわりが良く、マスクを顔に当てたときに痛みや違和感を覚えることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】顔面全体を覆う美顔用マスクの平面図である。
【図2】部分用の美顔用マスクを顔面に当てた正面図である。
【図3】(a)は顔面の上半分を覆う美顔用マスクの平面図である。
(b)は顔面の下半分を覆う美顔用マスクの平面図である。
【図4】本発明に係る美顔用マスクの断面図である。
【符号の説明】
1 顔面全体用の美顔用マスク
2 鼻用の美顔用マスク
3 目の下用の美顔用マスク
4 顎用の美顔用マスク
5 額用の美顔用マスク
6 頬用の美顔用マスク
7 目尻用の美顔用マスク
8 顔面の上半分用の美顔用マスク
9 顔面の下半分用の美顔用マスク
11 不織布
12 炭質粉末層
13、14 開口部
15、16、17 切り目
【発明の属する技術分野】
本発明は、美顔用マスクに係り、更に詳しくは、遠赤外線の温熱作用により肌に活性化作用をもたらし、新陳代謝を高める、吸水・保水力・強度の両立を可能にした美顔用マスクに関する。
尚、本発明において炭素系物質とは有機炭素物質を原料として、高温でガスや薬品などと反応させて作られる微細孔を持つ炭素のことであり、炭質粉末とは該炭素系物質を粉末状にしたものをいう。
【0002】
【従来の技術】
肌は紫外線、エアコン、大気や水質汚染など様々な影響を受けやすく、特に顔の肌は化粧や加齢などに伴い乾燥し、しわやしみの原因となる。顔の肌へ水分を補給するために、化粧水などが使用されており、化粧水はあらかじめコットンや手に取り顔面全体になじませるが、コットンに含ませた場合は蒸発が早く顔の肌全体に均一に化粧水をなじませにくく、手にとって顔面につける場合は使用の際に手から化粧水がこぼれるなどの欠点があった。また、コットンや手で化粧水をつける際に、タッピングをして使用する場合があるが、この使用方法は肌の引き締め効果はあるが肌に水分を十分に補給することができない。
そこで吸水性のシートにあらかじめ化粧水を含ませてそれを顔面に当てるマスク状のものが多数開発されている。その中でも、遠赤外線効果を有するものや美容成分を含有したものがある。
【0003】
従来のシート状の美顔用マスクには、遠赤外線効果を目的としたものとして、不織布の片面に炭粉末を水溶性溶剤の粘稠液に混合分散したものを任意の模様状に分布させたものがある(例えば、特許文献1参照。)。また、天然、合成繊維質材料に炭質包被鉱物粒子、ペグマタイト酸化鉱物粒子を内蔵又は被覆させたものもある(例えば、特許文献2参照。)。
【0004】
【特許文献1】
実用新案登録第3038225号公報(第3−6頁、第1、2図)
【特許文献2】
実開昭53−30967号公報(第1−3頁、第1、2図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の美顔用マスクは化粧水の蒸発が早く、肌へ十分に水分や有効成分が浸透する前に美顔用マスクが乾いてしまうといった問題があった。また、例えば特許文献1の美顔用マスクは遠赤外線効果は期待できるものの肌ざわりが悪く、また、敏感な肌の人にはアレルギーを引き起こす可能性があった。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであって、遠赤外線の温熱作用により肌に活性化作用をもたらし、新陳代謝を高める、吸水・保水力・強度の両立を可能にした美顔用マスクを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明のうち請求項1に係る発明は、顔面全体又は顔の任意の部分を覆う美顔用マスクであって、炭質粉末層をセルロース系繊維から構成された2枚の不織布で挟み一体化してなることを特徴とする美顔用マスクに関する。
請求項2に係る発明は、前記炭質粉末層が備長炭粉末からなることを特徴とする請求項1に記載の美顔用マスクに関する。
請求項3に係る発明は、前記炭質粉末層の炭素系物質が150メッシュパス以下の粉末であることを特徴とする請求項1又は2に記載の美顔用マスクに関する。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る美顔用マスクについて図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は顔面全体を覆う美顔用マスクの平面図を示し、図2は顔面の各部分用の美顔用マスクを顔面に当てた正面図を示し、図3(a)(b)はそれぞれ顔面の上半分、下半分を覆う美顔用マスクの平面図を示し、図4は美顔用マスクの断面図を示す。
【0008】
本発明に係る美顔用マスクは、顔面の全体又は一部分を覆う任意の形状を成す。例えば、図1に示すような顔面とほぼ同じ大きさの略円形状の美顔用マスク(1)の他、円形や楕円形、多角形状のものや、図2に示すような顔の各部分、例えば、鼻や目の下、顎、額、頬、目尻等を覆う任意の形状(2、3、4、5、6、7)、或いは、図3(a)(b)に示すような額、目の下、鼻などの顔の上半分や頬、顎などの顔の下半分を覆う略半円形状(8、9)などを挙げることができる。その構成は図4に示すように2枚の不織布(11)で炭質粉末層(12)を挟み一体化した構造をしている。
図1に示すような、顔面を覆う形状の美顔用マスクの場合、目及び口に対応する部分に開口部(13、14)を設け、鼻の輪郭と鼻の下、周囲に切り目(15、16、17)を設けている。尚、目及び口部分はそれぞれ楕円の開口部を設け、鼻の盛り上がりに対応するために鼻の輪郭部分、及び該鼻の輪郭部分の鼻先部分から口の開口部を垂直に結ぶ鼻の下部分に切り目を設け、マスクの周囲に求心状に複数の、好ましくは4乃至8ヶ所の切り目を設ける。
【0009】
本発明に係る美顔用マスクを構成する不織布(11)はセルロース系繊維から構成される。該セルロース系繊維はセルロースを原料とする繊維のことであり、肌ざわりが良く吸水性や通気性に優れている。セルロース系繊維としては植物繊維である綿、パルプ、麻、カポック、パンヤ;化学繊維であるレーヨン、ナイロン、ポリノジック、キュプラなどが挙げられ、好ましくは綿、パルプ、レーヨンを使用する。また、これらのセルロース繊維を単独で使用しても良く、2種以上の混合繊維を使用しても良い。
不織布(11)は厚さ0.08〜1.2mmとし、好ましくは厚さ0.4〜1.1mmとする。0.08mmより薄いと、十分な吸水量を得ることが出来ないだけでなく、炭素系物質の粉末が不織布表面に近くなり肌ざわりが劣化したり、破れやすくなるため好ましくなく、1.2mmより厚い場合は、ごわつきの原因となったり、炭素系物質の遠赤外線効果が肌に十分に浸透しないため好ましくない。
【0010】
炭質粉末層(12)は、活性炭などの炭素系物質の粉末を前記不織布(11)に均一に塗着させて層となしたもので、遠赤外線効果、抗菌効果、消臭効果、マイナスイオン効果などを目的とする。
【0011】
前記炭素系物質は有機炭素物質を原料として、高温でガスや薬品などと反応させて作られる微細孔を持つ炭素であり、分子レベルの吸着微細孔が炭素内部に網目状に構成されており、その微細孔の表面に異臭などの原因となる物質を吸着させる。また、該炭素系物質は遠赤外線効果やマイナスイオン効果も期待でき、該炭素系物質からは常に微細な遠赤外線が放出されており、人体に吸収されやすい遠赤外線は体内に入り身体を内側から温め、リラックスさせるために、肌に活性化作用をもたらし、新陳代謝を高める効果を奏する。
【0012】
炭素系物質の原料としては特に限定されないが、木炭、ヤシ殻炭、石炭、オイルカーボン等の粒状活性炭;おが屑、硬質の木材チップ、木炭(素炭)、竹炭、草炭(ピート)等の粉末活性炭;レーヨン、アクリロニトル、石炭ピッチ、石油ピッチ、フェノール樹脂等の繊維状活性炭などが挙げられ、好ましくはウバメガシを原料とした備長炭を使用する。また、これらを単独で使用しても良く2種以上を混合して使用してもよい。
【0013】
前記炭素系物質を粉砕して粉末状とし(以下、炭質粉末という)、前記不織布に塗着する。塗着の方法としては、不織布の片面全体に炭質粉末を厚さが均一になるように吹き付け炭質粉末層を構成した後、該炭質粉末層の上にもう1枚の不織布を貼り合わせ圧縮し、一体化する。粉砕する炭素系物質の粒度としては、粒度の細かいものが好ましく、150メッシュパス以下、より好ましくは150〜300メッシュパスの粒度とする。150メッシュパスより粒度が大きいと肌に触れたときに痛みや違和感を覚えるため、好ましくない。
また、炭質粉末は不織布に均一に塗着させるが、塗着させる量は該不織布が該炭質粉末によって十分に覆われる程度の量を使用すれば良く、1〜50g/m2、好ましくは10〜20g/m2とする。1g/m2より塗着量が少ないと炭素系物質の遠赤外線効果や抗菌効果が期待できず、また、マスクが破れやすくなり、50g/m2より多く塗着してもそれ以上の効果が望めないため好ましくない。
【0014】
上記した方法で不織布(11)と炭質粉末層(12)と不織布(11)を順に重ねて一体化させた本発明に係る美顔用マスクは、不織布(11)の繊維の間に炭質粉末が入り込み不織布(11)表面の凹凸がなくなり、平らになるため、肌に触れた時の肌ざわりがよくなる。また、不織布(11)の繊維の間に炭質粉末が入り込むことで3層が一体となるため美顔用マスクが丈夫になる。つまり、炭質粉末層(12)がマスクの芯の役割を果たし、不織布に引っ張り強度の弱い生地や薄い生地を使用した場合でも、強度が生地単体の場合と比較して増すため、特に美顔用マスクを折り曲げて吸水し、広げる時、マスクが破れにくく、より広げやすい。
【0015】
本発明の美顔用マスクは、美顔用マスク作成時において不織布に炭質粉末を塗着する際に不織布が圧縮され、吸水力の減少をもたらすが、炭質粉末層の上に不織布を重ねることで、炭質粉末を塗着した側の不織布はさらに圧縮されるものの、美顔用マスク全体の吸水量は増える。吸水量の増加は美顔用マスクの肌への密着度に影響し、マスクの吸水量が多いほど肌によりマスクが密着する。
また、炭質粉末層(12)が肌に直接触れる側の不織布に含浸させた化粧水の蒸発速度を遅らせるため、皮膚に十分に水分を浸透させることができる。
【0016】
炭質粉末層(12)は黒いため、該炭質粉末層(12)が表面にある場合、汚れが目立ちにくいが、不織布(11)で該炭質粉末層(12)を挟むことで美顔用マスクの汚れに気づきやすく、汚れたマスクを使用する恐れが少なくなる。また、両面が使用可能であるとともに、炭素系物質の抗菌効果により、使用したマスクを水で軽く洗い乾燥することで衛生的に、1枚の美顔用マスクで複数回使用することができ、経済的である。
【0017】
前述したように、炭素系物質には吸着微細孔が炭素内部に網目状に構成されているため炭質粉末に予め美白剤等の化粧効果や収斂剤等の薬効効果のあるものを含浸させたり、炭質粉末と混合したりして美顔用マスクを作成することができ、マスクを使用したときにこれら効果の相乗効果が期待できる。例えば、アルブチン,コウジ酸,エラグ酸,カミツレエキス,甘草エキス,チョウジエキス,グルタチオン等の美白成分、明礬,塩化アルミニウム,サリチル酸,スルホ石炭酸亜鉛,酸化亜鉛,タンニン酸等の収斂剤、その他保湿剤、天然エキス、栄養剤、抗炎症剤、清涼剤などが挙げられ、目的に応じて配合することが出来る。これら成分を配合する場合、その配合量としては、炭素系物質の効果が阻害されない範囲であれば特に限定されないが、炭素系物質100重量部に対して1〜50重量部、好ましくは10〜30重量部配合する。
【0018】
本発明の美顔用マスクの使用方法としては、水やぬるま湯、市販の化粧水などを該美顔用マスクに含ませてそれを顔に当て、上から軽く押えて顔全体に密着させ、そのまま5〜30分、好ましくは10〜20分間放置する。また、水に浸して美顔用マスクをなじませた後しぼり、化粧水を含浸させて使用することもできる。
【0019】
本発明の美顔用マスクは、顔面全体又は一部分を覆う任意の形状を成すため、特に効果を期待したい部分に対して好適に使用することが出来る。
【0020】
以下、本発明の美顔用マスクを実施例に基いて更に詳細に説明するが、本発明は係る実施例のみに限定されるものではない。
【実施例】
(実施例1)
実施例1として、厚さ0.3mmの綿の不織布の片面全体に200メッシュパスの備長炭粉末を20g/m2となるように均一に塗着させた後、炭質粉末層の上に厚さ0.3mmの綿の不織布を被せて圧着して作製したシートを用いて、目及び口に対応する部分に開口部を設け、鼻の輪郭、鼻の下及び周囲4ヶ所(左右のこめかみ部及び左右口端部横)に切り目を入れた顔全体を覆う美顔用マスクを作成した。
【0021】
(実施例2)
実施例2として、実施例1のうち200メッシュパスの備長炭粉末を10g/m2使用した。
【0022】
(実施例3)
実施例3として、実施例1のうち厚さ1.0mmのパルプの不織布を用いた。
【0023】
(比較例1)
比較例1として、実施例1のうち炭素系物質を使用せずに作成した。
【0024】
(比較例2)
比較例2として、実施例1のうち、不織布の片面全体に備長炭粉末を均一に塗着させた2層の状態のシートを用いて美顔用マスクを作成した。
【0025】
(比較例3)
比較例3として、実施例1のうち80メッシュパスの備長炭粉末を用いた。
【0026】
【試験例】
実施例1乃至3、及び比較例1乃至3で作成した美顔用マスクを用い、本発明の美顔用マスクの効果を以下の試験例に基き説明する。
(試験例1:美顔用マスクの官能テスト)
肌ざわり、保湿感の持続性について年齢18〜35才までの女性計20人を無差別に選び、官能テストを行った。30℃前後のぬるま湯をマスクに含ませ、顔面に当てて15分間放置し、肌ざわり、保湿感について評価し、その後1時間後の保湿感について評価した。悪いを0、良いを5として数値評価させて、その平均値をとり、平均0〜2.9を×、3.0〜3.9を△、4.0〜5.0を○として評価した。その結果を表1に示す。
【0027】
【表1】
【0028】
(試験例2:耐久性の試験)
実施例1乃至3、及び比較例1乃至3の美顔用マスクを試験例1と同様の方法で使用し、使用後にマスクを水で軽く洗い乾燥する工程を3回繰り返した。3回目の使用感について試験例1と同様のテストを行うとともに、目視にてマスクの状態を評価し、肌ざわり、保湿感の評価基準と同様に数値評価した。その結果を表2に示す。
【0029】
【表2】
【0030】
上記の結果から、本発明に係る美顔用マスクは肌ざわりも良く、保湿感及びその持続性にも優れていることがわかった。つまり、遠赤外線の効果により肌が活性化され新陳代謝が高まったと考えられる。また、繰り返しの使用にもその効果は持続し、使用感の良いものであることがわかった。
【0031】
【発明の効果】
以上詳述した如く、請求項1に係る発明は、顔面全体又は顔の任意の部分を覆う美顔用マスクであって、炭質粉末層をセルロース系繊維から構成された2枚の不織布で挟み一体化してなることを特徴とする美顔用マスクであるので、肌に活性化をもたらし、新陳代謝を高めることができる。また、炭質粉末層が美顔用マスクの芯の役割をするため、マスク全体の強度が増す上、マスクの吸水力を高め蒸発速度が遅くなるため、肌に十分に水分を補うことができる。
更に、炭素系物質を不織布で挟んだ構成であるため炭素系物質が直接肌に触れることがなく、敏感な肌の人が使用してもアレルギーの心配がない。また、美顔用マスクの両面が使用可能であると共に、炭素系物質の抗菌効果により使用したマスクを水で軽く洗い乾燥することで衛生的に、1枚の美顔用マスクで複数回使用することができ、経済的である。
【0032】
請求項2に係る発明は、前記炭質粉末層が備長炭粉末からなることを特徴とする請求項1に記載の美顔用マスクであるので、遠赤外線効果、マイナスイオン効果などによって肌をリラックスさせ、活性化し新陳代謝を促進することが出来る。
【0033】
請求項3に係る発明は、前記炭質粉末層の炭素系物質が150メッシュパス以下の粉末であることを特徴とする請求項1又は2に記載の美顔用マスクであるので、肌ざわりが良く、マスクを顔に当てたときに痛みや違和感を覚えることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】顔面全体を覆う美顔用マスクの平面図である。
【図2】部分用の美顔用マスクを顔面に当てた正面図である。
【図3】(a)は顔面の上半分を覆う美顔用マスクの平面図である。
(b)は顔面の下半分を覆う美顔用マスクの平面図である。
【図4】本発明に係る美顔用マスクの断面図である。
【符号の説明】
1 顔面全体用の美顔用マスク
2 鼻用の美顔用マスク
3 目の下用の美顔用マスク
4 顎用の美顔用マスク
5 額用の美顔用マスク
6 頬用の美顔用マスク
7 目尻用の美顔用マスク
8 顔面の上半分用の美顔用マスク
9 顔面の下半分用の美顔用マスク
11 不織布
12 炭質粉末層
13、14 開口部
15、16、17 切り目
Claims (3)
- 顔面全体又は顔の任意の部分を覆う美顔用マスクであって、炭質粉末層をセルロース系繊維から構成された2枚の不織布で挟み一体化してなることを特徴とする美顔用マスク。
- 前記炭質粉末層が備長炭粉末からなることを特徴とする請求項1に記載の美顔用マスク。
- 前記炭質粉末層の炭素系物質が150メッシュパス以下の粉末であることを特徴とする請求項1又は2に記載の美顔用マスク。
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