JP6396131B2 - フェイシャル方法 - Google Patents

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本発明は、顔のシミ、しわ、弛み、ニキビ等を解消するためのフェイシャル方法に関するものであり、詳しくは、多孔質である麦飯石粉末、ゼオライト粉末の吸着作用、および、肌に有効なミネラル成分を多く溶出する性質を利用したフェイシャル方法に関するものである。
従来より、顔にマッサージ、スキンケアを施し、頬やあごの筋肉を刺激することによって新陳代謝を促進し、美顔効果、小顔効果(顔を小さく見せる効果)を奏するフェイシャル方法(美顔術)が知られている。そのようなフェイシャル方法としては、肌表面の汚れを落とし、透明感のある肌にする「ホワイトケア」、肌のくすみと弛みをなくしてハリのある年齢を感じさせない肌にする「エイジングケア」、毛穴の汚れを落とし、毛穴をきれいにする「毛穴ケア」、ガサついた肌に潤いを与えてしっとりした肌にする「モイストケア」等がある。そして、具体的なフェイシャル方法としは、特許文献1の如く、ビタミンC誘導体を含む美容薬剤と炭酸水あるいは炭酸温水を混合した美容液を、目や鼻と口の部分を開口させた顔形状の不織布からなる美容マスクに含浸させ、当該美顔マスクを顔に貼り付けるフェイシャル方法や、特許文献2の如く、グリセリンやヒアルロン酸ナトリウム等の保湿剤を配合したジェル状の化粧料を塗布した後に、体温以上に温めたアルミナ質やジルコニア質のセラミック体によってマッサージするフェイシャル方法が知られている。
特開2013−53147号公報 特開2005−47843号公報
しかしながら、特許文献1の如く、ビタミンC誘導体を含む美容薬剤を含浸させた美容マスクを顔に貼り付けるフェイシャル方法は、皮膚表面の汚れを吸着・除去する作用があるものの、皮膚自体の活性化にはさほど効果がない。また、美容薬剤の成分がほとんど皮膚内部に吸収されることがなく、大きな美顔効果を達成することができない。すなわち、人の皮膚には、角質層の内側にバリアゾーンがあって、そのバリアゾーンが外部からの異物(水分やイオン等)の侵入を阻止するため、皮膚の内層(真層)部分まで美容薬剤の有効成分が浸透しないからである。また、特許文献2の如く、保湿剤を配合したジェル状の化粧料を塗布した後に、体温以上に温めたセラミック体によってマッサージするフェイシャル方法は、セラミック体を温める作業が面倒である上、過剰にマッサージすると顔の皮膚を傷付けてしまう虞れもある。
本発明の目的は、上記従来のフェイシャル方法の問題点を解消し、顔の肌表面や毛穴の汚れをなくすことができるとともに、顔肌自体を効果的に活性化させることによって、肌のくすみ、シミと弛みをなくし、ハリと潤いのある顔肌とすることが可能で、かつ、顔肌への刺激が小さいフェイシャル方法を提供することにある。
本発明の内、請求項1に記載された発明は、麦飯石粉末およびゼオライト粉末を混合してなる多孔性無機粉末を水性溶媒に分散させた後に、その分散溶液を顔全体に塗布する分散溶液塗布ステップと、炭酸泉を染み込ませた蒸しタオルを顔全体に乗せるステップと、顔全体に塗布した前記麦飯石粉末および/またはゼオライト粉末を、前記炭酸泉を染み込ませた蒸しタオルで拭き取るステップと、顔全体にローションを塗布してマッサージをするステップと、冷タオルを顔全体に乗せるステップとを有しており、前記分散溶液塗布ステップが、前記多孔性無機粉末中の麦飯石粉末の混合割合を60質量%以上に調整したものであることを特徴とするフェイシャル方法である。
本発明に用いる麦飯石は、火成岩の中の半深成岩に属す石英斑岩の一種で、炭酸化作用(炭酸が鉱物を溶解する化学反応)を受けて多孔質になっているため、きわめて高い吸着作用がある上、肌に有効なミネラルの溶出量が多い。それゆえ、麦飯席は、皮脂等を効果的に吸着できるとともに、イオン効果によって肌自体の活性化を効率的に促進することができる。一方、ゼオライト(沸石)も、多孔質構造であり、皮膚の表面の汗腺や皮脂線から出る老廃物や脂肪酸を吸着して肌表面をさらっとなめらかに整えることができる。出願人らは、そのような麦飯石とゼオライトとを併用することによって皮脂等の吸着機能と顔肌へのミネラルの浸透機能とを同時に飛躍的に向上させることが可能になることを見出し、その結果として本発明を案出するに至ったのである。
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した発明において、前記顔全体にローションを塗布してマッサージをするステップが、顎のラインに沿って引き上げるように肌を押圧するステップと、顎から耳下までを左右交互に前方へ引き出すように肌を押圧するステップと、顎先から口角、頬骨に沿ってこめかみまで引き上げるように肌を押圧するステップと、左右交互にほうれい線を伸ばすように口元から頬骨まで引き上げるように肌を押圧するステップと、顎先からほうれい線、鼻の横を通り、額まで引き上げるように肌を押圧するステップとを有することを特徴とするものである。
請求項3に記載した発明は、請求項1または請求項2に記載した発明において、前記麦飯石粉末および/またはゼオライト粉末を水性溶媒に分散させた分散溶液(以下の説明では美顔水ともいう)における麦飯石粉末あるいはゼオライト粉末の添加量が、0.01質量%以上3質量%未満であることを特徴とするものである。
なお、本発明に係るフェイシャル方法においては、炭酸泉を染み込ませた蒸しタオルを顔全体に乗せるステップが、蒸しタオルを交換して複数回行うものであると好ましく、顔全体にローション(グリセリンやヒアルロン酸ナトリウム等の保湿成分を水系溶媒に溶かしたもの)を塗布してマッサージをするステップ後にも行うものであると、さらに好ましい。また、本発明に係るフェイシャル方法においては、冷タオルを顔全体に乗せるステップが、冷タオルを交換して複数回行うものであると好ましい。加えて、本発明に係るフェイシャル方法においては、顔全体に塗布した麦飯石粉末および/またはゼオライト粉末をタオルで拭き取るステップが、手の2つの指(たとえば、人差し指と中指)でタオルを挟み気になるシミをつまむように擦るものであると好ましい。
本発明に係るフェイシャル方法によれば、短時間の施術で、顔の肌表面や毛穴の汚れを効果的になくすことができるとともに、顔肌自体を効果的に活性化させることによって、肌のくすみ、シミと弛みをなくし、ハリと潤いのある顔肌とすることができる。加えて、本発明に係るフェイシャル方法は、アトピー性皮膚炎の改善効果をも奏する。
フェイシャル方法の手順を示したフローチャートである。 フェイシャル方法におけるマッサージ手法を説明するための説明図である。
以下に、本発明に係るフェイシャル方法の一実施の形態について、図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明に係るフェイシャル方法の手順を示した説明図である。
本発明に係るフェイシャル方法においては、まず、麦飯石粉末、ゼオライト粉末を水性溶媒に分散させた後、当該分散溶液(美顔水)を、化粧用刷毛等を使用して顔全体に塗布する。その際、水性溶媒に分散させる粉末は、麦飯石粉末のみでも良いし、ゼオライト粉末のみでも良いし、麦飯石粉末とゼオライト粉末との混合粉末でも良い。加えて、美顔水を調整する際には、それらの多孔性無機粉末の他に、その他の無機粉末、グリセリンやヒアルロン酸ナトリウム等の保湿剤、香料、植物エキス、界面活性剤等を添加することも可能である。また、美顔水を調整する際の水性溶媒に分散させる麦飯石粉末、ゼオライト粉末等の多孔質無機粉末の粒径は、特に限定されないが、100メッシュ〜1,200メッシュの微粉末であると、水系溶媒中への分散性が良好なものとなる上、顔に塗布した際の肌触りが良好なものとなるので好ましく、800メッシュ〜1,000メッシュの微粉末であると、より好ましい。
また、麦飯石粉末および/またはゼオライト粉末を分散させる水性溶媒としては、水、各種のアルコール等を単独で、あるいは、任意の比率で混合して用いることが可能である。さらに、水性溶媒に分散させる麦飯石粉末および/またはゼオライト粉末の添加割合は、分散溶液の質量に対して、0.01質量%以上3質量%未満であるのが好ましい。麦飯石粉末および/またはゼオライト粉末の添加割合が0.01質量%未満であると十分な美顔効果が得られないので好ましくなく、反対に、麦飯石粉末および/またはゼオライト粉末の添加割合が3質量%以上になると、経済性が悪くなるばかりでなく、水性溶媒中への分散状態が不良となり、マッサージする際に肌触りが悪くなったり、顔肌への刺激が強くなったりするので好ましくない。加えて、多孔性無機粉末としては、麦飯石粉末あるいはゼオライト粉末を単独で用いることも可能であるが、それらを混合して用いるのが好ましく、それらの多孔性無機粉末に、活性炭等の別の種類の多孔性無機粉末を混合して用いることも可能である。さらに、そのように2種類以上の多孔性無機粉末を混合して用いる場合には、麦飯石粉末とゼオライト粉末およびその他の多孔性無機粉末との混合粉末の配合比率は、必要に応じて適宜変更することができるが、良好な美顔効果を得るためには、全多孔性無機中の麦飯石粉末の割合を60質量%以上とするのが好ましい。
そして、本発明に係るフェイシャル方法においては、麦飯石粉末、ゼオライト粉末を水性溶媒に分散させて顔全体に塗布した後、炭酸泉を染み込ませたタオルを、温めてから蒸しタオルにして顔全体を覆うように乗せ、所定の時間(約5分間)、その状態で保持する。その際、蒸しタオルの温度の狙い値は約45℃であるが、40℃〜50℃であれば良く、43℃〜47℃であるとより好ましい。蒸しタオルを、顔全体を覆うように乗せてから所定の時間(約5分間)経過した後、タオルを交換し、同じように、炭酸泉を染み込ませたタオルを、1回目と同様に温めて(狙い値:45℃)蒸しタオルとして顔に乗せる。さらに、所定の時間(約5分間)経過した後、再度、タオルを交換し、炭酸泉を染み込ませたタオルを1,2回目と同様に温めて(狙い値:45℃)蒸しタオルとして顔に乗せる。
そして、所定の時間(約5分間)経過した後、顔に乗せた状態になっているタオルで顔についている粉(麦飯石粉末、ゼオライト粉末)を拭き取る。そのように顔についている粉(麦飯石粉末、ゼオライト粉末)を拭き取った後には、さらに、その顔についている粉(麦飯石粉末、ゼオライト粉末)を拭き取ったタオルを、指(たとえば、人差し指と中指)で挟み、気になるシミをつまむように擦る。そのように擦る際には、肌が赤くなり易い敏感肌の人に施術する場合には、擦り過ぎないように注意する必要がある。
次に、顔全体にローション(グリセリンやヒアルロン酸ナトリウム等の保湿成分を水系溶媒に溶かしたもの)を塗ってマッサージをする。なお、当該マッサージ手法については、後で詳細に述べる。そして、マッサージ後、炭酸泉を染み込ませたタオルを、マッサージ前と同様に温めて(狙い値:45℃)蒸しタオルとして顔に乗せ、所定の時間(約5分間)、その状態で保持する。さらに、そのように蒸しタオルを顔に乗せた後には、顔全体にローション(グリセリンやヒアルロン酸ナトリウム等の保湿成分を水系溶媒に溶かしたもの)を塗って簡単なマッサージをする。
さらに、上記の如く簡単なマッサージを施した後には、タオルを水に浸してから絞って冷却して(狙い値:8℃)冷タオルとし、その冷タオルを顔に乗せる。そして、その冷タオルを顔に乗せた状態で所定の時間(約8分間)に亘って保持し、別の冷タオル(狙い値:8℃)に交換し、さらに、冷タオルを顔に乗せた状態で所定の時間(約7分間)に亘って保持する。なお、冷タオルの温度は、6℃〜10℃であるのが好ましく良く、8℃前後であるとより好ましい。
図2は、本発明に係るフェイシャル方法におけるマッサージ手法を示す説明図である。顔全体にローション(グリセリンやヒアルロン酸ナトリウム等の保湿成分を水系溶媒に溶かしたもの)を塗布した状態におけるマッサージは、まず、手の指(たとえば、人差し指、中指、薬指)の腹で、顎のラインに沿って引き上げるように行い(肌を押圧し)(図2(a))、しかる後、手の指(たとえば、全部の指)の腹を用いて、左右交互に耳下まで引き上げるように行い(肌を押圧し)(図2(b))、その後、顎先から口角、頬骨に沿ってこめかみまで引き上げるように行い(肌を押圧し)(図2(c))、さらに、手の指(たとえば、中指と薬指)で左右交互にほうれい線を伸ばすように頬骨まで引き上げるように行い(肌を押圧し)(図2(d))、最後に、顎先からほうれい線、鼻の横を通り、額まで引き上げるように行う(肌を押圧する)(図2(e))。
本発明のフェイシャル方法によれば、麦飯石およびゼオライトが有する優れた吸着作用、および、肌に有効なミネラル成分を多く溶出する性質を利用して、良好な美顔効果を得ることができる。すなわち、麦飯石には、微細な孔が無数にあり(表面積は活性炭の2万倍)、その小さな孔により、皮膚の表面の汗腺や皮脂線から出る老廃物や脂肪酸を効果的に吸着除去することができる。そして、本発明のフェイシャル方法においては、顔についている粉(麦飯石粉末、ゼオライト粉末)を拭き取ったタオル(麦飯石粉末、ゼオライト粉末が染み込んでいる)を手の指(たとえば、人差し指と中指)で挟み、気になるシミをつまむように擦るステップによって、麦飯石粉末、ゼオライト粉末の優れた吸着作用を活用して、効果的にシミを除去することができる。
また、麦飯石は、良質なミネラル(無水ケイ酸、酸化アルミニウム、鉄、マグネシウム等)を豊富に含んでいる上、水やアルコールに触れるとミネラルを溶出する性質を有しているため、顔肌に塗布することにより、美肌に対して有効な(しかしながら不足しがちな)ミネラルを効率的に補うことができる。
さらに、麦飯石は、遠赤外線を放射するので、血液循環を改善し、細胞の活性化を促進することで体を芯から温めるため、美容に良い効果をもたらす。一方、ゼオライトも、アルカリ金属、アルカリ土類金属を含み、水分子を結晶水として構造中にとり込んだ、アルミニウムの含水珪酸塩鉱物であり、麦飯石と同様な効果がある。
加えて、本発明のフェイシャル方法は、炭酸泉を染み込ませた蒸しタオルを顔全体に乗せるステップを有しており、炭酸泉が顔肌に浸透して、血圧を下げ、血管を拡張させて血液循環を良くするため、より良好な美顔効果を奏することができる。
以下、実施例によって本発明に係るフェイシャル方法についてより詳細に説明するが、本発明は、かかる実施例の態様に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。また、実施例、比較例における特性の評価方法は以下の通りである。なお、下記の各官能評価においては、被験者3名分の各評価結果の平均的な段階(◎,○,△,×)を最終的な評価結果とした。
<美顔効果>
3名の被験者(30代、40代、50代 各1名)に対して、各実施例および比較例のフェイシャル方法を施術し、当該施術を一定期間(1週間)に亘って繰り返した。そして、フェイシャル方法の施術を繰り返した後の各被験者の顔肌の状態を、下記の4段階で官能評価した。
◎:顔のシミ、弛みが軽減、顔肌のハリ、潤いの向上が顕著に認められる。
○:顔のシミ、弛みが軽減、顔肌のハリ、潤いの向上が認められる。
△:顔のシミ、弛みの軽減、顔肌のハリ、潤いの向上が僅かに認められる。
×:顔のシミ、弛みの軽減、顔肌のハリ、潤いの向上が認められない。
<皮膚への刺激>
上記の如きフェイシャル方法の施術を一定期間に亘って繰り返した際における各被験者の皮膚への刺激を、下記の3段階で官能評価した。
○:皮膚に刺激を感じない。
△:わずかに刺激を感じる。
×:強い刺激を感じる。
[実施例1]
水(約40℃の温水)99重量部中に、0.7重量部の麦飯石粉末、0.3重量部のゼオライト粉末を分散させることによって、実施例1の美顔水を調整した。
そして、その美顔水を顔全体に塗布した後、炭酸泉を染み込ませたタオルを、約45℃に温めてから蒸しタオルにして顔全体を覆うように乗せた。そして、その状態で約5分間保持した後、同様に、炭酸泉を染み込ませて約45℃に温めた蒸しタオルに交換した。さらに、その状態で約5分間保持した後、再度、同様な手順で蒸しタオルを交換し、その状態で約5分間保持した。しかる後、顔に乗せた状態になっているタオルで顔についている粉(麦飯石粉末およびゼオライト粉末)を拭き取り、そのタオルを人差し指と中指とで挟み、気になるシミをつまむように擦った。
次に、顔全体にローション(水中に20質量%のグリセリンおよび10質量%のヒアルロン酸ナトリウムを溶かしたもの)を塗って、図2(a)〜(e)に示した方法で、マッサージを行った。そして、そのようにマッサージを施した後に、炭酸泉を染み込ませたタオルを、マッサージ前と同様に約45℃に温め、その蒸しタオルを顔に乗せて、約5分間、その状態で保持した。しかる後、蒸しタオルを取り除き、再度、顔全体にローション(水中に20質量%のグリセリンおよび10質量%のヒアルロン酸ナトリウムを溶かしたもの)を塗って簡単なマッサージを施した。
さらに、上記の如く簡単なマッサージを施した後に、タオルを水に浸してから絞って約8℃に冷却した冷タオルを顔に乗せ、約8分間、その状態で保持し、同様に冷やした冷タオルに交換した後に、約7分間、その状態で保持した。
そして、上記の如き、美顔水の塗布→蒸しタオルの被覆(3回)→多孔性無機粒子の除去(→シミ取り)→ローションの塗布→マッサージ→蒸しタオルの被覆→ローションの塗布→冷タオルの被覆(2回)という施術を、3名の被験者に対して、1日当たりに3回行い、その1日3回の施術を一定期間(1週間)に亘って繰り返し行った後に、上記した「美顔効果」および「皮膚への刺激」について評価した。評価結果を美顔水の組成とともに表1に示す。
[実施例2]
美顔水を調製する際に、水とエタノールとの混合溶媒(エタノール10質量%)99重量部中に分散させる多孔性無機粉末を、麦飯石粉末 1重量部のみとした。それ以外は、実施例1と同様にして、治験者に対してフェイシャル方法を施術した。「美顔効果」および「皮膚への刺激」の評価結果を美顔水の組成とともに表1に示す。
[実施例3]
美顔水を調製する際に、水とエタノールとの混合溶媒(エタノール10質量%)99重量部中に分散させる多孔性無機粉末を、ゼオライト粉末 1重量部のみとした。それ以外は、実施例1,2と同様にして、治験者に対してフェイシャル方法を施術した。「美顔効果」および「皮膚への刺激」の評価結果を美顔水の組成とともに表1に示す。
<比較例1>
治験者に対してフェイシャル方法を施術する際に、美顔水の代わりにローション(水中に20質量%のグリセリンおよび10質量%のヒアルロン酸ナトリウムを溶かしたもの)を使用した。それ以外は、実施例1〜3と同様にして、治験者に対してフェイシャル方法を施術した。「美顔効果」および「皮膚への刺激」の評価結果を美顔水の組成とともに表1に示す。
Figure 0006396131
表1から、麦飯石粉末、ゼオライト粉末を水系溶媒に分散させた美顔水を用いてフェイシャル方法を施術した場合には、良好な美顔効果が得られ、皮膚への刺激も少ないことが分かる。これに対して、美顔水を用いることなく、保湿剤を含有させたローションのみを用いてフェイシャル方法を施術した場合には、良好な美顔効果が得られなかったことが分かる。
<フェイシャル方法の変更例>
本発明に係るフェイシャル方法の構成は、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、麦飯石粉末および/またはゼオライト粉末を水性溶媒に分散させた後、顔全体に塗布するステップ、炭酸泉を染み込ませた蒸しタオルを顔全体に乗せるステップ、顔全体に塗布した前記麦飯石粉末および/またはゼオライト粉末をタオルで拭き取るステップ、顔全体にローションを塗布してマッサージをするステップ、冷タオルを顔全体に乗せるステップの内容等を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更することができる。たとえば、本発明に係るフェイシャル方法は、上記実施形態の如く、マッサージ前にのみ美顔水を顔に塗布するものに限定されず、マッサージの途中や冷タオルを顔に乗せる前等に美顔水を顔に塗布するもの等に変更することも可能である。また、マッサージをする際に顔に塗布するローションは、上記実施形態の如く、保湿成分のみを水系溶媒に溶かしたものに限定されず、保湿成分の他に、香料、植物エキス、界面活性剤等を添加したもの等に変更することも可能である。
本発明に係るフェイシャル方法は、上記の如く優れた効果を奏するものであるので、美容やエステティックの分野において好適に用いることができる。

Claims (3)

  1. 麦飯石粉末およびゼオライト粉末を混合してなる多孔性無機粉末を水性溶媒に分散させた後に、その分散溶液を顔全体に塗布する分散溶液塗布ステップと、
    炭酸泉を染み込ませた蒸しタオルを顔全体に乗せるステップと、
    顔全体に塗布した前記麦飯石粉末および/またはゼオライト粉末を、前記炭酸泉を染み込ませた蒸しタオルで拭き取るステップと、
    顔全体にローションを塗布してマッサージをするステップと、
    冷タオルを顔全体に乗せるステップとを有しており、
    前記分散溶液塗布ステップが、前記多孔性無機粉末中の麦飯石粉末の混合割合を60質量%以上に調整したものであることを特徴とするフェイシャル方法。
  2. 前記顔全体にローションを塗布してマッサージをするステップが、
    顎のラインに沿って引き上げるように肌を押圧するステップと、
    顎から耳下までを左右交互に前方へ引き出すように肌を押圧するステップと、
    顎先から口角、頬骨に沿ってこめかみまで引き上げるように肌を押圧するステップと、
    左右交互にほうれい線を伸ばすように口元から頬骨まで引き上げるように肌を押圧するステップと、
    顎先からほうれい線、鼻の横を通り、額まで引き上げるように肌を押圧するステップとを有することを特徴とする請求項1に記載したフェイシャル方法。
  3. 前記麦飯石粉末および/またはゼオライト粉末を水性溶媒に分散させた分散溶液における麦飯石粉末あるいはゼオライト粉末の添加量が、0.01質量%以上3質量%未満であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のフェイシャル方法。
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