JPH07165558A - ピーリング化粧料の製造方法 - Google Patents

ピーリング化粧料の製造方法

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JPH07165558A
JPH07165558A JP5341162A JP34116293A JPH07165558A JP H07165558 A JPH07165558 A JP H07165558A JP 5341162 A JP5341162 A JP 5341162A JP 34116293 A JP34116293 A JP 34116293A JP H07165558 A JPH07165558 A JP H07165558A
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JP
Japan
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skin
cosmetic
kneading
turnover
bentonite
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JP5341162A
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English (en)
Inventor
Ikue Karasawa
郁江 唐澤
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BISOO KK
Original Assignee
BISOO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 皮膚にトラブルを引きおこすことなく、塗る
だけで皮膚に必要なものと不必要なものを選択して不必
要な角質だけを剥離除去するとともに皮膚のターンオー
バーを促進する作用のある化粧品を製造する。 【構成】 酸性緑ばん泉水にベントナイトを添加して約
70℃に加温しつつ適量の精製水を加えて均一に煉り、
次にコメハイガ油を含むクリーム基材を注加して煉り、
さらにシコンエキスを加えて混練する。 【効果】 皮膚に付着した汚れ、老化角質を除去すると
ともに皮膚のターンオーバーを促進させ、皮膚の老化、
しみの予防と治療に効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、皮膚化粧料、詳しくは
皮膚表面の老化角質を取り除くピーリング化粧料に関す
る。
【0002】
【発明の背景】表皮は絶えず新しく作られ、約2〜4週
間で角質となり4週間後には垢となって生体から脱落す
る。すなわち、基底層で分裂した細胞が上昇して角化し
表皮を離れるまでの時間は、ほぼ28日とされていて、
この周期を皮膚のターンオーバーといい、このターンオ
ーバーが正常に行われないと肌の状態に種々の影響が表
れる。表皮細胞の分裂はヒトが眠っている間に主として
行われるので、睡眠不足や不摂生の状態が続くと副交感
神経を刺激し、これが表皮新生に悪影響を及ぼして肌の
艶、滑らかさを損なうことになり、ターンオーバーに異
常が起こりやすくなる。更に、一般的に年齢が加わるに
従いターンオーバーは遅れる傾向にあり、また、日光で
日焼けし肌が荒れるとターンオーバーの低下によって老
化角質細胞の皮膚における残留時間が長くなり、角質を
肥厚させる。
【0003】表皮細胞の網状をしている溝に垢、脂肪、
塩分、水分、アンモニア等がたまり、皮膚異常を起こす
場合がある。それに加えて、大気中の有害物質、化粧
品、化粧品原料(防腐剤、酸化防止剤、香料、色素、界
面活性剤、油剤等)、紫外線等により皮膚は多くの刺激
や影響を受けている。人体は本来持っている肌の働きと
してそれらの刺激に対する防衛機能として皮脂膜を形成
している。しかし皮脂は空気によって酸化され過酸化脂
質となり、皮膚の異状を誘発し、紫外線や、大気中の有
害物質、細菌等の作用をより受けやすくなる。上述の4
週間前後の周期のターンオーバーの衰えの始まる25才以
降は、老化という生理的理由からもこれらの物質や老化
角質を一般的な洗顔剤で完全に落とすことはできない。
そしてそれは、しみ・くすみの原因にもなっている。
【0004】
【従来の技術】従来の皮膚化粧料で皮膚老化改善を目的
としたものはあったが、荒肌を滑らかにする、あるいは
湿潤性を与えるなど、単に皮膚表面の改質を目的とした
ものが多かった。角質層のターンオーバーという点に着
眼したものとしては、特開平2−96509号がある
が、この発明も積極的に角質層の剥離ということまでは
考慮されていない。一方、これらの肥厚した角質最外部
の老化した角質細胞を人為的にはぎ取ることにより、新
陳代謝を促進しターンオーバーを正常な状態に戻すとい
う考えが生まれてきた。スクラブ剤はこのように人為的
に老化角質の除去を目的としたものであり、皮膚本来の
持つ生理作用を応用した有用性の高い製品であるという
ことができる。
【0005】近年、世界的にも注目されているのが洗顔
料中にスクラブ剤(研磨剤、粒子)を入れ、肌を洗浄又
はこすることによって、皮膚表面の古い角質やアカ、過
酸化脂質、細菌、有害物質を取り除く方法である。この
方法は、古い角質や有害物質を取り除くことによって、
肌の表面をなめらかにし、透明感とつやとを与え、また
適度な刺激を表皮に与えて新陳代謝を促すことによっ
て、さらに美しい肌にするための今までになかった積極
的な方法である。現在、日本で発売されているスクラブ
入り洗顔剤のほとんどは、石ケン又は洗浄剤にスクラブ
を入れたもので、角質を取り過ぎたり、皮膚を保護して
いる皮脂質も全て洗い落としてしまうということが少な
くない。 従って、ある一定の年齢以上の婦人の場合に
は、かえってトラブルを引きおこすことになる。また、
保存中の変質・分離を避けるために、使用時に2種の薬
剤を混合するタイプの製品があるが、使用が面倒であ
る、あるいは性能の一律のものができない、などの不都
合があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
のようなトラブルを引きおこすことなく、単に塗るだけ
で皮膚に必要なものと不必要なものを選択して不必要な
老化角質だけを必要な程度ピーリング(皮をはぐの意)
し、又皮膚のターンオーバーを促進する作用のある、長
期保存しても分離・変質しない化粧料を製造する方法を
提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するための手段として、酸性緑ばん泉水にベントナイト
を添加して約70℃に加温しつつ均一に練り上げ、適量の
精製水を加えて練り、次にコメハイガ油を含むクリーム
基材を注加して練り、さらにシコンエキスを加えて混練
するピーリング化粧料の製造法を提供する。
【0008】以下、各成分、製造法および使用方法を詳
細に説明する。
【0009】 酸性緑ばん泉水 緑ばん泉とは、鉄泉に属する鉱泉の一種であって、日本
では福島県丘、長野県天井岳、熊本県地獄、鹿児島県指
宿等に存する。泉水1Kg中に、陽イオンとして第一鉄イ
オンFe++又は第二鉄イオンFe3+を10mg以上含み、陰イオ
ンとしては硫酸イオンSO4 --がその主要成分をなしてい
る。遊離硫酸をかなり多量に含み、強い酸性を呈する場
合が多い。陽イオン中でFeイオンの量は特に多く、N
a+ ,Ca++,Mg++は比較的少ない。Feイオン(特に第一
鉄イオン)を含むため、皮膚に適用すると、収束作用、
殺菌作用、消炎作用があり、ミネラルが皮膚にイオンの
作用で浸透し、皮膚に不必要なものを洗い落とすのであ
る。
【0010】 ベントナイト 水との親和力が強く、水に浸せば著しく吸収膨張し、ゼ
リー状を呈する。吸着力が強く、皮膚に付着した汚れを
吸着する。
【0011】 シコンエキス ムラサキの根の1,3、ブチレングリコール抽出液で、
湿疹、水泡など、肌のトラブルの治療作用がある。
【0012】 クリーム基材 一般に化粧品用原料として使用される油剤、溶剤、保留
剤、乳化剤、血行促進剤を使用することができる。コメ
ハイガ油を用いるのは、古くからヌカ袋による肌の摩擦
が行われたように、肌を滑らかにする成分がコメハイガ
油に特に含まれているためである。
【0013】この出願の発明の化粧料の製造方法は、特
許請求の範囲に記載したとおりであるが、酸性緑ばん泉
水にベントナイトを添加して70℃に加温するのは、製品
化の後の経時変化、分離等を起こすのを防ぐためであ
る。材料の添加を一定の順序で行わないと均一な製品に
仕上がらず、又最終的に角質がポロポロと落ちるピーリ
ング作用が発揮されない。
【0014】 各成分の配合量 酸性緑ばん泉水は約35重量%、ベントナイト35重量%、
シコンエキス・精製水・油状物等30重量%位の量を用い
るのが望ましい。
【0015】 使用方法 顔、首、その他皮膚の薄い部分は、ピーリング化粧料を
手の平で水と一緒に乳液状にといてから顔全体にのばし
暫時放置する。手の甲、ひじ、ひざ、かかと等に使用す
る時は、化粧料を皮膚に0.5mm 位の厚さに延ばしてつけ
た後、円をえがくように少し指先に力を入れる要領でマ
ッサージする。
【0016】
【実施例】次に実施例を挙げて説明するが、本発明はこ
れに限ったものではない。
【0017】 実施例1
【表1】 (1)及び(2)を混合し70℃に加温して煉り、
(3)を加えて更に均一に練る。これに(5)以下のク
リーム基材を加えて煉り、最後に(4)を混和して均一
にした。
【0018】 実施例2
【表2】 実施例1と同様の方法で均一な洗顔タイプパック製品を
得た。
【0019】 使用効果試験 本発明の皮膚化粧料の美肌効果につき、使用テストによ
る試験を実施し、その有効性を調査した。使用テスト
は、シミ、小じわ、荒れ肌、肌の乾燥等を訴える女子被
験者20名(30〜50才)を対象に、毎日、朝と夜の
2回、連続15日間適量を顔面に塗布後洗顔を行い、テ
スト直後の効果を評価した。評価方法は、皮膚の湿潤
性、平滑性、弾力性の各項目に対して、皮膚に潤いを感
じた、皮膚が滑らかになった、皮膚に張りが生じたと回
答した人数により行った。試験に使用した化粧料は次の
とおりである。
【0020】 試験化粧料 試験化粧料は、実施例2で示した洗顔タイプパックを試
料Aとし、対象品として実施例2の洗顔タイプパックの
(1)酸性緑ばん泉水を精製水に、(2)のベントナイ
トをモンモリロナイト(注1)に、(4)シコンエキス
(1,3−ブチレングリコール抽出液)を1,3−ブチ
レングリコールに、(5)のコメハイガ油をオリーブ油
に置き換えたものを試料Bとして実施した。 試料Aの配合処方 実施例2と同じ 試料Bの配合処方
【表3】 (注1)モンモリロナイト(コロイド性含水ケイ酸アル
ミニウム) ベントナイトに含まれる主組成物である。使用効果試験
用の対象資料の調整につき、本試験の公正を期すためベ
ントナイトに類似した成分を用いて試験を行った。
【0021】 使用効果試験評価結果
【表4】 表4の評価結果から明らかなように、実施例2に基づく
洗顔パックの使用により、皮膚に潤いを感じた、皮膚が
滑らかになった、皮膚に張りが生じたと回答した人数が
多いことが確認された。よって本評価結果より本発明の
化粧品組成物がシワ・シミ等の皮膚老化の防止に対して
有効であることが明らかである。
【0022】
【発明の効果】本願発明にかかる化粧料は、その主成分
であるミネラル、ベントナイトの相互作用により、皮膚
をきずつけることなく皮膚に付着した汚れ及び老化角質
を除去するとともに、表皮のターンオーバーを促進さ
せ、皮膚の老化、しみの予防と治療に役立つ効果があ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸性緑ばん泉水にベントナイトを添加し
    て約70℃に加温しつつ適量の精製水を加えて均一に練
    り、次にコメハイガ油を含むクリーム基材を注加して練
    り、さらにシコンエキスを加えて混練することを特徴と
    するピーリング化粧料の製造方法。
JP5341162A 1993-12-13 1993-12-13 ピーリング化粧料の製造方法 Pending JPH07165558A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004161641A (ja) * 2002-11-12 2004-06-10 Nonogawa Shoji Kk 化粧料
JP2006193447A (ja) * 2005-01-12 2006-07-27 Wamiles Cosmetics Kk 皮膚外用用組成物及びそれを用いた美容施術方法
WO2018186531A1 (ko) * 2017-04-03 2018-10-11 선진뷰티사이언스(주) 액적 방출 화장료
WO2018186669A1 (ko) * 2017-04-03 2018-10-11 선진뷰티사이언스(주) 액적 방출 화장료

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