JP6074169B2 - 印象老化の予防または改善のための方法 - Google Patents
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Description
(1)洗い流しおよびふき取り不要な化粧料組成物を、あご、頬およびフェイスラインに塗布し、そして
(2)あご、頬およびフェイスラインを、1分以上5分未満の間、手指でマッサージする
ステップを含む処置を、1日1〜3回、少なくとも5日間連続して行うことによる、起床後6時間以降の印象老化を予防または改善する方法。
[2] マッサージステップが、下記を含む、[1]に記載の方法。
(2−1)あご下〜左耳下〜あご下、およびあご下〜右耳下〜あご下を、指先で、タッピングすることを、1〜5回行うステップ;そして
(2−2)あご下〜左耳下、およびあご下〜右耳下を、親指のはらと人差し指の側面で、左右同時に軽擦することを、1〜6回行うステップ。
[3] あご、頬およびフェイスラインに塗布し、あご、頬およびフェイスラインを、1分以上5分未満の間、手指でマッサージすることを含む処置を、1日1〜3回、少なくとも5日間連続して行い、それにより起床後6時間以降の印象老化を予防または改善するために用いる、化粧料組成物の使用方法。
[4] マッサージステップが、下記を含む、[3]に記載の使用方法。
(2−1)あご下〜左耳下〜あご下、およびあご下〜右耳下〜あご下を、指先で、タッピングすることを、1〜5回行うステップ;そして
(2−2)あご下〜左耳下、およびあご下〜右耳下を、親指のはらと人差し指の側面で、左右同時に軽擦することを、1〜6回行うステップ。
[5] 下記を含む乳化物であって、起床後6時間以降の印象老化を予防または改善するための剤:
(a)親水性界面活性剤、
(b)HLB7以下の親油性ノニオン界面活性剤、
(c)界面活性助剤、
(d)水溶性高分子、
(e)1質量%以上30質量%未満の油性成分。
[6] 化粧料として使用するための、[5]に記載の剤。
[7] (1)下記:
(a)親水性界面活性剤、
(b)HLB7以下の親油性ノニオン界面活性剤、
(c)界面活性助剤、
(d)水溶性高分子、
(e)1%質量以上30質量%未満の油性成分。
を含む乳化化粧料組成物を、起床後6時間以降の印象老化を予防または改善したい対象の、少なくともあご、頬およびフェイスラインに塗布し;そして
(2)化粧料組成物が塗布されたあご、頬およびフェイスラインに対して、下記:
(2−1)あご下〜左耳下〜あご下、およびあご下〜右耳下〜あご下を、指の背で、タッピングすることを、1〜5回行うステップ;そして
(2−2)あご下〜左耳下、およびあご下〜右耳下を、親指のはらと人差し指の側面で、左右同時に軽擦することを、1〜6回行うステップ
を含み、かつ乳化化粧料組成物の洗い流しステップおよびふき取りステップを含まない処置をする
ことを、1日1〜3回(好ましくは2回)、少なくとも3日間(好ましくは5日間、より好ましくは7日間)連続して行う、起床後6時間以降の印象老化を予防または改善する方法。
[8] 起床後6時間以降の印象老化を予防または改善したい対象の顔面全体に塗布し、さらに下記のステップを含む、[7]に記載の方法;
(2−3)首を左に傾け、左右の頬を、密着させた左右の手の平で、こめかみ方向へ引きあげるように左右交互に軽擦すること、および首を右に傾け、左右の頬を、密着させたそれぞれの手の平で、こめかみ方向へ左右交互に軽擦することを、1〜6回行うステップ;
(2−4)首の傾きを戻し、左右の頬を、密着させた左右の手の平で、あご先からこめかみ方向へ、左右同時に軽擦することを、1〜6回行うステップ;
(2−5)左右の親指をあご下、人差し指側を面口角および鼻側面に沿わせた状態から、徐々に手の平全体を頬に密着させつつ、耳前まで軽擦するが、このとき左右の中指および薬指のはらは左右の瞼の上を軽擦するようすることを、1〜6回行うステップ;そして
(2−6)左右の四指を耳下後方に密着させ、手の平全体で耳下後方から鎖骨下に向かって首を軽擦することを、1〜6回行うステップ。
[9] [7]または[8]に記載の方法に用いるための、乳化化粧料組成物。
[10] [7]に記載された乳化化粧料組成物と、7または8に定義されたマッサージステップを記録した媒体とを含む、製品。
[11] [7]または[8]に定義されたマッサージステップを記録した媒体。
[12] [7]または[8]に定義されたマッサージステップを記録した媒体を対象へ提供し、[7]または[8]に定義されたマッサージステップを含む処置を対象に実施させる、対象における起床後6時間以降の印象老化を予防または改善する方法。
本発明の方法は簡便に実施できるので、熟練の技術者によらずに実施でき、そのため繰り返しや継続しての実施が容易である。
本発明により、顔面の立体形状変化を抑制しうる。
本発明により、起床後6時間以降の印象老化の予防・改善効果を、継続して維持することができる。
本発明により、肌のはり感、およびつやが改善されうる。
本発明の方法は、特定の手順によるマッサージステップを含む。本発明で「マッサージ」というときは、特に記載した場合を除き、美容目的で行われるものであって、人の疾患または状態の治療を目的とする医療行為を含まない。
(2−1)あご下〜左耳下〜あご下、およびあご下〜右耳下〜あご下を、指先で、タッピングするステップ。
(2−2)あご下〜左耳下、およびあご下〜右耳下を、親指のはらと人差し指の側面で、左右同時に軽擦するステップ。
(2−3)首を左に傾け、左右の頬を、密着させた左右の手の平で、こめかみ方向へ引きあげるように左右交互に軽擦すること、および首を右に傾け、左右の頬を、密着させたそれぞれの手の平で、こめかみ方向へ左右交互に軽擦することを行うステップ。
(2−4)首の傾きを戻し、左右の頬を、密着させた左右の手の平で、あご先からこめかみ方向へ、左右同時に軽擦することを行うステップ。
(2−5)左右の親指をあご下、人差し指側を面口角および鼻側面に沿わせた状態から、徐々に手の平全体を頬に密着させつつ、耳前まで軽擦するが、このとき左右の中指および薬指のはらは左右の瞼の上を軽擦するようすることを行うステップ。
(2−6)左右の四指を耳下後方に密着させ、手の平全体で耳下後方から鎖骨下に向かって首を軽擦することを行うステップ。
本発明においては、以下を含む乳化化粧料組成物を用いる:
(a)親水性界面活性剤、
(b)HLB7以下の親油性ノニオン界面活性剤、
(c)界面活性助剤、
(d)水溶性高分子、
(e)1質量%以上30質量%未満の油性成分。
本発明に用いられる乳化化粧料組成物は、親水性界面活性剤を含む。
親水性界面活性剤としては、陰イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤、ノニオン性界面活性剤が挙げられる。ノニオン性界面活性剤としては、例えば、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンフィトステロール、ポリオキシエチレンポリオキシプロビレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、ショ糖脂肪酸エステル等が挙げられる。陰イオン界面活性剤としては、例えば、N−アシルアミノ酸塩、アルキル硫酸塩、高級脂肪酸塩、POEアルキルエーテルリン酸塩(EO6〜10モル付加)等を挙げることができる。
本発明に用いられる乳化化粧料組成物は、HLB7以下の親油性ノニオン界面活性剤を含む。これは、化粧料の安定性を向上させ、滑らかな伸び、後肌の保湿感等といった優れた使用感を得るためのものである。
本発明に用いられる乳化化粧料組成物は、界面活性助剤を含む。本成分は、界面活性剤成分とともに、乳化化粧料組成物の乳化安定性の改善に寄与するとともに、使用感(べたつきのなさ)の改善にも寄与する。
本発明に用いられる乳化化粧料組成物は、水溶性高分子を含む。
使用される水溶性高分子の典型例は、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステルなどの単純エステル1種以上と、アクリル酸アルキル(C10-30)から成る共重合体をショ糖のアリルエーテルまたはペンタエリスリトールのアリルエーテルで架橋したものである。他の例としては、具体的には、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルルセルロース、カルボキシメチルセルロース等のセルロース誘導体類、アルギン酸ソーダ、カラギーナン、クインスシートガム、寒天、ゼラチン、キサンタンガム、ローガストビーンガム、ペクチン、ジェランガム等の天然高分子、ポリビニルアルコール、カルボキシビニルポリマー、アルキル付加カルボキシビニルポリマー、メタクリル酸ソーダ、ポリアクリル酸グリセリンエステル、ポリビニルピロリドン等の合成高分子類等が挙げられ、これらの1種または2種以上を用いることができる。
本発明に用いる乳化化粧料組成物は、油性成分を含有する。マッサージ専用の化粧料組成物は、従来、少なくとも30%、通常50%〜80%の油性成分を含んでいるが、本発明に用いる乳化化粧料組成物は、マッサージを3分程度継続できれば十分であるので、油性成分の含量が比較的少ない。そのため、ふき取りや洗い流しといった手間が省けるという利点もある。
本発明に用いられる乳化化粧料組成物は、アスタキサンチンを含むことができる。アスタキサンチンは、抗酸化作用を有し、マッサージ用の化粧料組成物に含ませることにより、起床後6時間以降の印象老化をより効果的に予防または改善することができると考えられる。
本発明に用いられる乳化化粧料組成物は、水を含む。本発明に用いられる乳化化粧料組成物は、マッサージの実施に悪影響を与えない限り、化粧料添加物として許容される他の種々の成分を配合することができる。本発明に用いられる乳化化粧料組成物の形態は、特に限定されないが、例えば、水中油型の乳化組成物とすることができ、またローション、乳液、クリーム、液剤、スプレー剤等の種々の形態とすることができる。マッサージ中の使用性と、美肌効果の観点から水中油型乳化組成物であることが好ましい。
本発明の方法は、起床後6時間以降の印象老化を予防または改善したい対象において実施することができる。実施の主体は、医師以外の、エステティシャン等の他人のための美容を目的とした施術を職業として行う者でもよく、対象自身であってもよい。対象自身に対して、本発明の方法を記載した媒体を示し、本発明の方法を実施するように進める行為もまた、本発明の実施に含まれる。本発明で「媒体」というときは、特に記載した場合を除き、紙面(包装紙、外箱、ラベル、使用説明書、タグを含む。)、DVD、CD、ICメモリカード(SD等)、FD、HDが含まれる。
朝から夕方にかけて、目周辺のくぼみ、頬のくぼみ、フェイスラインのむくみ等に悩む40代女性を被験者とした。マッサージをしない場合の、午前9時と午後6時の顔面の立体的形状データを、レーザー式非接触3次元スキャナーVIVID(コニカミノルタセンシング株式会社製)で取得した(参考例1)。また、その後、午後6時の印象老化が比較的進んでいると考えられる状態に対して、プロのエステティシャンがマッサージ専用の化粧料を用いて30分のマッサージを一回行い、施術後の顔面の立体的形状データを、同様にレーザー式非接触3次元スキャナーVIVIDで取得した(参考例2)。さらに、その後は、マッサージを施さないまま、7日目の午前9時と午後6時の顔面の立体的形状データを同様に取得した(参考例3)。
1.マッサージクリームを手掌で暖めながら、全顔にのばす。
2.手掌で額の中心からこめかみに向かって左右同時に軽擦することを3回
3.人差し指と中指で、瞼の上を目頭から目尻、目の下を目尻から目頭、瞼の上を目頭から目尻の順で目の周りを左右同時に軽擦することを3回
4.人差指・中指・薬指で、頬を鼻横からこめかみに向かって左右同時に軽擦することを3回
5.人差指・中指で、頬を口角から耳前に向かって左右同時に軽擦することを3回
6.人差指・中指で、フェイスラインをあご先から耳下に向かって左右同時に軽擦することを3回
7.中指・薬指で、耳前を眉上と口を結ぶように左右同時に軽擦することを3回
8.人差指・中指で、首を首の付け根と肩甲骨を結ぶように左右同時に軽擦することを3回
9.2〜8のステップを5回繰り返す。
(マッサージ方法の検討)
20代〜40代の女性3人を被験者とし、初期値として、それぞれの顔面の立体的形状データを午前9時と午後6時に、レーザー式非接触3次元スキャナーVIVIDで取得した。被験者に、後述する製造例1の乳液を用いて、下表に示す実施例1、比較例1、または比較例2のマッサージを1日2回、7日間連続して行わせた。7日目に初期値と同様に、午前9時と午後6時に、顔面の立体的形状データをレーザー式非接触3次元スキャナーVIVIDで取得した。
取得したデータから、法令線横、およびフェイスラインの変化量を、参考例に記載したのと同様に測定した。またそれぞれについて、参考例に記載したのと同様に、7日目と初日との変化量XおよびYを算出した。算出した変化量を、参考例で示したエステティシャンの施術前後の変化量に基づいて定めた下表の基準に照らし、立体形状変化を抑制する効果を評価した。
○:エステティシャンによるマッサージにはやや劣るが、十分な効果が見られる。
△:効果が見られるが、十分とはいえない。
×:効果が見られないか、または下垂が進行したように見える。
20代〜40代の女性4人を被験者とし、初期値としてそれぞれの顔面の立体的形状データを午前9時と午後6時に、レーザー式非接触3次元スキャナーVIVIDで取得した。下記に示すように、被験者に、実施例2、または比較例3〜5の方法を行わせた。試験開始後7日目に初期値と同様にして、午前9時と午後6時に、顔面の立体的形状データをレーザー式非接触3次元スキャナーVIVIDで取得した。
実施例2:後述する製造例2のクリームを用いて、実施例1のマッサージ方法を1日2回(朝晩)7日間行わせた。
比較例3:後述する製造例1の乳液を用いて、実施例1のマッサージ方法を1日2回(朝晩)初日のみ行い、残りの6日間はマッサージせずに塗布させた。
比較例4:後述する製造例3のマッサージ専用クリームを用いて、実施例1のマッサージ方法を1日2回(朝晩)7日間行わせた。
比較例5:後述する製造例1の乳液を、1日2回(朝晩)7日間マッサージせずに塗布させた。
試験例2と同様に評価した。
塗布とマッサージによる美肌効果を、専門評価員3名が下記の基準によって目視により評価した。3人の評点の平均値をスコア化した。
3点:試験開始前に比べ、肌のはり感、およびつやが改善された。
2点:試験開始前に比べ、肌のはり感、またはつやが改善された。
1点:試験開始前に比べ、肌のはり感、またはつやがやや改善された。
0点:試験開始前に比べ、変化がない。
2.5点以上〜3点以下:◎
1.5点以上〜2.5点未満:○
0.5点以上〜1.5点未満:△
0.5点未満:×
また、比較例5に示すようにマッサージをせずに製造例1の乳液の塗布のみでは、美肌効果は認められたが、立体形状変化の抑制効果は認められなかった。
(処方)
(成分) (質量%)
1.N−ステアロイル−L−グルタミン酸 0.3
2.1,3−ブチレングリコール 1.2
3.セトステアリルアルコール 0.2
4.ベヘニルアルコール 0.1
5.親油型モノステアリン酸グリセリル 0.2
6.モノパルミチン酸ソルビタン 0.5
7.セスキオレイン酸ソルビタン 0.3
8.モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.) 0.3
9.ステアリン酸硬化ヒマシ油 1.0
10.ジペンタエリスリット脂肪酸エステル 1.0
11.トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 10.0
12.流動パラフィン 5.0
13.メドウフォーム油 1.2
14.ホホバ油 2.5
15.パラオキシ安息香酸メチル 0.15
16.アスタキサンチン 0.01
17.N−ラウロイル−L−グルタミン酸
ジ(フィトステリル・2−オクチルドデシル) 0.1
18.オレイン酸フィトステリル 0.1
19.ビタミンE 0.05
20.フェノキシエタノール 0.01
21.グリセリン 6.0
22.1,3−ブチレングリコール 12
23.カルボキシビニルポリマー 0.06
24.(アクリレーツ/アクリル酸アルキルC10−30))
クロスポリマー 0.1
25.エデト酸二ナトリウム 0.01
26.精製水 残量
27.水酸化ナトリウム 0.06
28.水溶性コラーゲン 0.001
29.エタノール 1.0
30.香料 適量
A.1と2を70℃で加熱混合する。
B.3〜20を70℃で加熱混合する。
C.BにAを加え、70℃で加熱混合する。
D.21〜27を70℃で加熱混合する。
E.DにCを加え、乳化する。
F.Eを冷却後、28〜30を加え、混合する。
以下の組成のクリームを、以下の方法で調製した。
(成分)%
1.モノステアリン酸ポリエチレングリコール *1 1.0
2.グリセリン 3.0
3.ジプロピレングリコール 10.0
4.1,3−ブチレングリコール 0.8
5.エデト酸二ナトリウム 0.02
6.パラオキシ安息香酸メチル 0.15
7.精製水 残量
8.親油型モノステアリン酸グリセリル 0.5
9.セトステアリルアルコール 3.0
10.流動パラフィン 8.0
11.トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 2.0
12.ワセリン 1.0
13.メチルポリシロキサン(100CS) 0.1
14.カルボキシビニルポリマー1%溶液 24.0
15.水酸化ナトリウム 0.072
16.エタノール 3.0
17.水溶性コラーゲン 0.001
18.香料 適量
*1 ニッコールMYS-55V(日光ケミカルズ社製)
(製法)
A.下記成分1〜7を加熱溶解し、70℃に保つ。
B.下記成分8〜13を加熱溶解し、70℃に保つ。
C.BにAを加え乳化する。
D.Cを冷却後、下記成分14〜18を加え混合し、クリームを得た。
以下の組成のマッサージ専用クリームを、以下の方法で調製した。
(成分)%
1.ステアリン酸 1.5
2.ステアリルアルコール 2.5
3.ポリオキシエチレン(10)硬化ヒマシ油 0.5
4.ポリオキシエチレン(40)硬化ヒマシ油 0.2
5.スクワラン 20
6.ジペンタエリトリット脂肪酸エステル*2 3.0
7.ワセリン 7.5
8.流動パラフィン 15.0
9.マカデミアンナッツ油 10.0
10.キャンデリラワックス 1.2
11.メチルポリシロキサン(100CS) 1.5
12.フェノキシエタノール 0.2
13.1,3−ブチレングリコール 7.5
14.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
15.トリエタノールアミン 0.6
16.カルボキシビニルポリマー1%溶液 3.0
17.アクリル酸/アクリル酸アルキル(C10-30)コポリマー1%溶液 3.0
18.香料 適量
19.精製水 残量
*2:コスモール168AR(日清オイリオグループ社製)
A.成分1〜11を加熱溶解し、70℃に保つ。
B.下記成分12〜15、19を加熱溶解し、70℃に保つ。
C.BにAを加え乳化する。
D.Cを冷却後、下記成分16〜18を加え混合し、マッサージクリームを得た。
Claims (9)
- (1)洗い流しおよびふき取り不要な化粧料組成物を、対象のあご、頬およびフェイスラインに塗布し、そして
(2)あご、頬およびフェイスラインを、1分以上5分未満の間、対象の手指でマッサージする
ステップを含む処置を、1日1〜3回、少なくとも5日間連続して対象に行わせることによる、対象における起床後6時間以降の印象老化を予防または改善する方法であって、
化粧料組成物が下記を含む、方法:
(a)親水性界面活性剤、
(b)HLB7以下の親油性ノニオン界面活性剤、
(c)界面活性助剤、
(d)水溶性高分子、
(e)1質量%以上30質量%未満の油性成分。 - マッサージステップが、下記を含む、請求項1に記載の方法:
(2−1)あご下〜左耳下〜あご下、およびあご下〜右耳下〜あご下を、指先で、タッピングすることを、1〜5回行うステップ;そして
(2−2)あご下〜左耳下、およびあご下〜右耳下を、親指のはらと人差し指の側面で、左右同時に軽擦することを、1〜6回行うステップ。 - 対象のあご、頬およびフェイスラインに塗布し、あご、頬およびフェイスラインを、1分以上5分未満の間、対象の手指でマッサージすることを含む処置を、1日1〜3回、少なくとも5日間連続して対象に行わせ、それにより対象における起床後6時間以降の印象老化を予防または改善するために用いる、下記を含む化粧料組成物の使用方法
(a)親水性界面活性剤、
(b)HLB7以下の親油性ノニオン界面活性剤、
(c)界面活性助剤、
(d)水溶性高分子、
(e)1質量%以上30質量%未満の油性成分。 - マッサージステップが、下記を含む、請求項3に記載の使用方法:
(2−1)あご下〜左耳下〜あご下、およびあご下〜右耳下〜あご下を、指先で、タッピングすることを、1〜5回行うステップ;そして
(2−2)あご下〜左耳下、およびあご下〜右耳下を、親指のはらと人差し指の側面で、左右同時に軽擦することを、1〜6回行うステップ。 - (1)下記:
(a)親水性界面活性剤、
(b)HLB7以下の親油性ノニオン界面活性剤、
(c)界面活性助剤、
(d)水溶性高分子、
(e)1%質量以上30質量%未満の油性成分。
を含む乳化化粧料組成物を、起床後6時間以降の印象老化を予防または改善したい他人である対象の、少なくともあご、頬およびフェイスラインに塗布し;そして
(2)化粧料組成物が塗布されたあご、頬およびフェイスラインに対して、下記:
(2−1)あご下〜左耳下〜あご下、およびあご下〜右耳下〜あご下を、指の背で、タッピングすることを、1〜5回行うステップ;そして
(2−2)あご下〜左耳下、およびあご下〜右耳下を、親指のはらと人差し指の側面で、左右同時に軽擦することを、1〜6回行うステップ
を含み、かつ乳化化粧料組成物の洗い流しステップおよびふき取りステップを含まない処置をする
ことを、1日1〜3回、少なくとも3日間連続して行う、対象における起床後6時間以降の印象老化を予防または改善する方法。 - 起床後6時間以降の印象老化を予防または改善したい対象の顔面全体に塗布し、さらに下記のステップを含む、請求項5に記載の方法;
(2−3)首を左に傾け、左右の頬を、密着させた左右の手の平で、こめかみ方向へ引きあげるように左右交互に軽擦すること、および首を右に傾け、左右の頬を、密着させたそれぞれの手の平で、こめかみ方向へ左右交互に軽擦することを、1〜6回行うステップ;
(2−4)首の傾きを戻し、左右の頬を、密着させた左右の手の平で、あご先からこめかみ方向へ、左右同時に軽擦することを、1〜6回行うステップ;
(2−5)左右の親指をあご下、人差し指側を面口角および鼻側面に沿わせた状態から、徐々に手の平全体を頬に密着させつつ、耳前まで軽擦するが、このとき左右の中指および薬指のはらは左右の瞼の上を軽擦するようすることを、1〜6回行うステップ;そして
(2−6)左右の四指を耳下後方に密着させ、手の平全体で耳下後方から鎖骨下に向かって首を軽擦することを、1〜6回行うステップ。 - 化粧料組成物が、アスタキサンチンをさらに含む、請求項1〜4、5および6のいずれか1項に記載の方法。
- 請求項5または6に定義されたマッサージステップを記録した媒体。
- 請求項5または6に定義されたマッサージステップを記録した媒体を対象へ提供し、請求項5または6に定義されたマッサージステップを含む処置を対象に実施させる、対象における起床後6時間以降の印象老化を予防または改善する方法。
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