JPH10113369A - 美容方法 - Google Patents
美容方法Info
- Publication number
- JPH10113369A JPH10113369A JP9070225A JP7022597A JPH10113369A JP H10113369 A JPH10113369 A JP H10113369A JP 9070225 A JP9070225 A JP 9070225A JP 7022597 A JP7022597 A JP 7022597A JP H10113369 A JPH10113369 A JP H10113369A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- massage
- cosmetic
- extract
- mouth
- forehead
- Prior art date
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- Pending
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- Cosmetics (AREA)
- Massaging Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 一般人でも手軽にマッサージにより大きな美
容効果を得られるようにする。 【解決手段】 まず動脈の血流方向にマッサージし、次
いで静脈の血流方向にマッサージする。この方法で顔を
マッサージする場合には、(a) 口もとから小鼻を通る線
を描くようにマッサージし、その後、(b) 頬を口もとか
ら下眼瞼を通り耳の方へ円を描くように行うマッサー
ジ、(c) 額を眉間付近から額上部を通って両端部へ円弧
を描くように行うマッサージ、及び(d) 下眼瞼を目元か
ら目尻の方へ行うマッサージを任意の順序で行うか、あ
るいは(a),(b) 及び(c) のマッサージを各2〜3回ず
つ、(a),(b),(c) の順序で2〜3回繰り返し、次いで
(d) のマッサージを2〜3回行うことが好ましい。
容効果を得られるようにする。 【解決手段】 まず動脈の血流方向にマッサージし、次
いで静脈の血流方向にマッサージする。この方法で顔を
マッサージする場合には、(a) 口もとから小鼻を通る線
を描くようにマッサージし、その後、(b) 頬を口もとか
ら下眼瞼を通り耳の方へ円を描くように行うマッサー
ジ、(c) 額を眉間付近から額上部を通って両端部へ円弧
を描くように行うマッサージ、及び(d) 下眼瞼を目元か
ら目尻の方へ行うマッサージを任意の順序で行うか、あ
るいは(a),(b) 及び(c) のマッサージを各2〜3回ず
つ、(a),(b),(c) の順序で2〜3回繰り返し、次いで
(d) のマッサージを2〜3回行うことが好ましい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、血流に沿った方向
にマッサージすることにより、短時間のマッサージで大
きなマッサージ効果を得、それにより肌色改善等につい
て著しい美容効果を達成する美容方法に関する。
にマッサージすることにより、短時間のマッサージで大
きなマッサージ効果を得、それにより肌色改善等につい
て著しい美容効果を達成する美容方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、血行を促進し、皮膚にはりや
艶をもたせるという美容効果を得るためにマッサージが
行なわれている。
艶をもたせるという美容効果を得るためにマッサージが
行なわれている。
【0003】このマッサージは、やり方によってはかえ
ってしわやたるみの原因となることが知られている。そ
のため、通常は、美容師等の専門者によってなされてお
り、当該マッサージ部位におけるマッサージ方向やマッ
サージにかける時間、及びマッサージする部位の順序等
は専門者に委ねられている。そして、専門者によるマッ
サージを一般人が自ら行うことは難しく、面倒な作業で
もあり、家庭でなされることはほとんどない。
ってしわやたるみの原因となることが知られている。そ
のため、通常は、美容師等の専門者によってなされてお
り、当該マッサージ部位におけるマッサージ方向やマッ
サージにかける時間、及びマッサージする部位の順序等
は専門者に委ねられている。そして、専門者によるマッ
サージを一般人が自ら行うことは難しく、面倒な作業で
もあり、家庭でなされることはほとんどない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、マッサ
ージの血行促進及びそれに伴う種々の波及効果は大きい
ことから、一般人でも自ら手軽にマッサージできるよう
にすることが望ましい。
ージの血行促進及びそれに伴う種々の波及効果は大きい
ことから、一般人でも自ら手軽にマッサージできるよう
にすることが望ましい。
【0005】本発明は以上のような従来技術の課題を解
決しようとするものであり、一般人でも手軽に行うこと
ができ、かつ大きなマッサージ効果を得、それにより大
きな美容効果を達成する新たな美容方法を提供すること
を目的とする。
決しようとするものであり、一般人でも手軽に行うこと
ができ、かつ大きなマッサージ効果を得、それにより大
きな美容効果を達成する新たな美容方法を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、まず動脈の血流方向にマッサージし、次
いで静脈の血流方向にマッサージすることを特徴とする
美容方法を提供する。
め、本発明は、まず動脈の血流方向にマッサージし、次
いで静脈の血流方向にマッサージすることを特徴とする
美容方法を提供する。
【0007】また、この美容方法のより具体的態様とし
て、特に顔をマッサージ部位とする場合に、まず、(a)
口もとから小鼻を通る線を描くようにマッサージし、そ
の後、(b) 頬を口もとから下眼瞼を通り耳の方へ円を描
くように行うマッサージ、(c) 額を眉間付近から額上部
を通って両端部へ円弧を描くように行うマッサージ、及
び(d) 下眼瞼を目元から目尻の方へ行うマッサージのい
ずれかを行う美容方法、あるいは(a) のマッサージの
後、(b),(c),(d) のマッサージを任意の順序で行う美容
方法を提供する。さらに、中でも好ましい顔の美容方法
として、(a) 口もとから小鼻を通る線を描くように行う
マッサージ、(b) 頬を口もとから下眼瞼を通り耳の方へ
円を描くように行うマッサージ及び(c) 額を眉間付近か
ら額上部を通って両端部へ円弧を描くように行うマッサ
ージを、各2〜3回ずつ、(a),(b),(c) の順序で2〜3
回繰り返し、次いで(d) 下眼瞼を目元から目尻の方へ行
うマッサージを2〜3回行う美容方法を提供する。
て、特に顔をマッサージ部位とする場合に、まず、(a)
口もとから小鼻を通る線を描くようにマッサージし、そ
の後、(b) 頬を口もとから下眼瞼を通り耳の方へ円を描
くように行うマッサージ、(c) 額を眉間付近から額上部
を通って両端部へ円弧を描くように行うマッサージ、及
び(d) 下眼瞼を目元から目尻の方へ行うマッサージのい
ずれかを行う美容方法、あるいは(a) のマッサージの
後、(b),(c),(d) のマッサージを任意の順序で行う美容
方法を提供する。さらに、中でも好ましい顔の美容方法
として、(a) 口もとから小鼻を通る線を描くように行う
マッサージ、(b) 頬を口もとから下眼瞼を通り耳の方へ
円を描くように行うマッサージ及び(c) 額を眉間付近か
ら額上部を通って両端部へ円弧を描くように行うマッサ
ージを、各2〜3回ずつ、(a),(b),(c) の順序で2〜3
回繰り返し、次いで(d) 下眼瞼を目元から目尻の方へ行
うマッサージを2〜3回行う美容方法を提供する。
【0008】また、このようなマッサージからなる美容
方法を行うに際して化粧料を使用する態様、特に、崩壊
性粒子、必要に応じてさらに血行促進剤、油剤、美白剤
又は皮脂分泌抑制剤を含有する化粧料を使用する態様を
提供する。
方法を行うに際して化粧料を使用する態様、特に、崩壊
性粒子、必要に応じてさらに血行促進剤、油剤、美白剤
又は皮脂分泌抑制剤を含有する化粧料を使用する態様を
提供する。
【0009】また、このようなマッサージを行うことに
よる血行促進方法、肌色改善方法、むくみ低減方法、に
きび予防・解消方法、化粧崩れ防止方法、皮膚のはり改
善方法、皮膚のたるみ改善方法及び化粧のり改善方法を
提供し、このようなマッサージからなる美容のためのマ
ッサージ方法を提供する。
よる血行促進方法、肌色改善方法、むくみ低減方法、に
きび予防・解消方法、化粧崩れ防止方法、皮膚のはり改
善方法、皮膚のたるみ改善方法及び化粧のり改善方法を
提供し、このようなマッサージからなる美容のためのマ
ッサージ方法を提供する。
【0010】本発明の美容方法は、血流に沿ってマッサ
ージし、筋繊維の方向に逆らわないので、専門者でなく
一般人が行っても、しわやたるみの原因とならない。さ
らに本発明の美容方法は、単に血流に沿ってマッサージ
するだけでなく、まず、動脈の血流方向にマッサージ
し、次に、静脈の血流方向にマッサージするので、短時
間のマッサージで大きなマッサージによる美容効果を得
ることができる。例えば、1日1回30秒程度のマッサ
ージを3週間〜6週間程度続けることにより大きなマッ
サージによる美容効果を得ることができる。
ージし、筋繊維の方向に逆らわないので、専門者でなく
一般人が行っても、しわやたるみの原因とならない。さ
らに本発明の美容方法は、単に血流に沿ってマッサージ
するだけでなく、まず、動脈の血流方向にマッサージ
し、次に、静脈の血流方向にマッサージするので、短時
間のマッサージで大きなマッサージによる美容効果を得
ることができる。例えば、1日1回30秒程度のマッサ
ージを3週間〜6週間程度続けることにより大きなマッ
サージによる美容効果を得ることができる。
【0011】また、本発明の美容方法を、化粧料、特に
崩壊性粒子を含有する化粧料を皮膚に適用しつつ行う
と、一層大きなマッサージ効果を得ることができ、必要
に応じてさらに血行促進剤、油剤、美白剤又は皮脂分泌
抑制剤等を配合した化粧料を用いてマッサージを行う
と、これら各成分の効果も大きく高めることができる。
即ち、崩壊性粒子を含有する化粧料をマッサージに使用
すると、マッサージ時に崩壊性粒子が徐々に崩壊してい
き、その崩壊した粒子が皮膚表面の様々なスケールの凹
凸に入り込み、その時点での粒子の大きさに応じた物理
的刺激を皮膚に付与する。ここで、化粧料が血行促進剤
も含有すると、血行促進剤は皮膚へスムーズに浸透し、
末梢循環器系が積極的に改善される。さらに、崩壊性粒
子の物理的血行促進効果と血行促進剤の薬理学的血行促
進効果との相乗効果によって皮膚の血行が大きく改善さ
れる。したがって、血行不順により生じる肌色のむら、
くすみ、つやのなさ等が防止され、皮膚の肌色が顕著に
改善される。また、化粧料に油剤、美白剤又は皮脂分泌
抑制剤が添加されている場合も、それらの添加効果が大
きく発揮される。
崩壊性粒子を含有する化粧料を皮膚に適用しつつ行う
と、一層大きなマッサージ効果を得ることができ、必要
に応じてさらに血行促進剤、油剤、美白剤又は皮脂分泌
抑制剤等を配合した化粧料を用いてマッサージを行う
と、これら各成分の効果も大きく高めることができる。
即ち、崩壊性粒子を含有する化粧料をマッサージに使用
すると、マッサージ時に崩壊性粒子が徐々に崩壊してい
き、その崩壊した粒子が皮膚表面の様々なスケールの凹
凸に入り込み、その時点での粒子の大きさに応じた物理
的刺激を皮膚に付与する。ここで、化粧料が血行促進剤
も含有すると、血行促進剤は皮膚へスムーズに浸透し、
末梢循環器系が積極的に改善される。さらに、崩壊性粒
子の物理的血行促進効果と血行促進剤の薬理学的血行促
進効果との相乗効果によって皮膚の血行が大きく改善さ
れる。したがって、血行不順により生じる肌色のむら、
くすみ、つやのなさ等が防止され、皮膚の肌色が顕著に
改善される。また、化粧料に油剤、美白剤又は皮脂分泌
抑制剤が添加されている場合も、それらの添加効果が大
きく発揮される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0013】本発明の美容方法は、身体及び顔の任意の
部位をマッサージ対象とするが、いずれの部位をマッサ
ージする場合でも、当該マッサージ部位において、ま
ず、動脈の血流方向にマッサージし、次に静脈の血流方
向にマッサージすることを基本とする。この場合、当該
マッサージ部位において、静脈の血流方向にマッサージ
する前に動脈の血流方向にマッサージする限り、動脈あ
るいは静脈の血流方向のマッサージをそれぞれ重複して
行ってもよく、また当該マッサージ部位全体に対して動
脈の血流方向のマッサージを行った後は、そのマッサー
ジ部位内の任意の部分では、その部分について静脈の血
流方向のマッサージのみ行ってもよく、またその部分に
ついて再度動脈の血流方向のマッサージを行い、その後
その部分について静脈の血流方向のマッサージを行って
もよい。
部位をマッサージ対象とするが、いずれの部位をマッサ
ージする場合でも、当該マッサージ部位において、ま
ず、動脈の血流方向にマッサージし、次に静脈の血流方
向にマッサージすることを基本とする。この場合、当該
マッサージ部位において、静脈の血流方向にマッサージ
する前に動脈の血流方向にマッサージする限り、動脈あ
るいは静脈の血流方向のマッサージをそれぞれ重複して
行ってもよく、また当該マッサージ部位全体に対して動
脈の血流方向のマッサージを行った後は、そのマッサー
ジ部位内の任意の部分では、その部分について静脈の血
流方向のマッサージのみ行ってもよく、またその部分に
ついて再度動脈の血流方向のマッサージを行い、その後
その部分について静脈の血流方向のマッサージを行って
もよい。
【0014】例えば、顔をマッサージする場合、図1に
示したように、まず、(a) 顔面動脈の血流方向にしたが
って、口もとから小鼻を通る線を描くようにマッサージ
する。その後、必要に応じてさらに顔面動脈が分岐した
動脈の血流方向にそってマッサージし、次いで顔面静脈
もしくは浅側頭静脈又はこれらに注ぐ静脈の血流方向に
沿ったマッサージを行う。すなわち、(b) 眼角動脈の血
流方向次いで浅側頭静脈の血流方向に沿うように頬を口
もとから下眼瞼を通り耳の方へ円を描くようにマッサー
ジするか、(c) 眼窩上動脈の血流方向次いで浅側頭静脈
の血流方向に沿うように額を眉間付近から額上部を通っ
て両端部へ円弧を描くように行うマッサージするか、
(d) 下眼静脈及び浅側頭静脈の血流方向に沿うように下
眼瞼を目元から目尻の方へマッサージする。あるいは
(a) のマッサージを行った後、(b),(c),(d) のマッサー
ジを任意の順序で行う。
示したように、まず、(a) 顔面動脈の血流方向にしたが
って、口もとから小鼻を通る線を描くようにマッサージ
する。その後、必要に応じてさらに顔面動脈が分岐した
動脈の血流方向にそってマッサージし、次いで顔面静脈
もしくは浅側頭静脈又はこれらに注ぐ静脈の血流方向に
沿ったマッサージを行う。すなわち、(b) 眼角動脈の血
流方向次いで浅側頭静脈の血流方向に沿うように頬を口
もとから下眼瞼を通り耳の方へ円を描くようにマッサー
ジするか、(c) 眼窩上動脈の血流方向次いで浅側頭静脈
の血流方向に沿うように額を眉間付近から額上部を通っ
て両端部へ円弧を描くように行うマッサージするか、
(d) 下眼静脈及び浅側頭静脈の血流方向に沿うように下
眼瞼を目元から目尻の方へマッサージする。あるいは
(a) のマッサージを行った後、(b),(c),(d) のマッサー
ジを任意の順序で行う。
【0015】このようなマッサージからなる美容方法の
なかでも特に好ましい方法としては、(a) のマッサージ
を2〜3回行った後、(b) 及び(c) のマッサージをこの
順序で2〜3回繰り返し、次いで(d) のマッサージを2
〜3回行う。この場合、(a)〜(d) のマッサージが20
秒〜60秒程度で完了するようにする。
なかでも特に好ましい方法としては、(a) のマッサージ
を2〜3回行った後、(b) 及び(c) のマッサージをこの
順序で2〜3回繰り返し、次いで(d) のマッサージを2
〜3回行う。この場合、(a)〜(d) のマッサージが20
秒〜60秒程度で完了するようにする。
【0016】一方、顔以外の部位、例えば身体をマッサ
ージする場合には、図2に示したように、まず心臓より
動脈系に沿うか、あるいは脳もしくは脊髄より神経系に
沿って遠心性にマッサージし、次に図3に示したよう
に、末梢より静脈あるいはリンパ系に沿って求心性にマ
ッサージを行う。
ージする場合には、図2に示したように、まず心臓より
動脈系に沿うか、あるいは脳もしくは脊髄より神経系に
沿って遠心性にマッサージし、次に図3に示したよう
に、末梢より静脈あるいはリンパ系に沿って求心性にマ
ッサージを行う。
【0017】また、本発明においては、マッサージを手
のひらや指の腹で、好ましくは指の腹全体でマッサージ
する部位の皮膚上を滑らせるように行うことが好まし
い。
のひらや指の腹で、好ましくは指の腹全体でマッサージ
する部位の皮膚上を滑らせるように行うことが好まし
い。
【0018】さらに、マッサージに際しては、予め皮膚
に化粧料を適用しておくことが好ましい。この場合化粧
料としては、マッサージクリーム、マッサージオイルな
ど種々のマッサージ用化粧料を使用することができる
が、特に、崩壊性粒子を含有するものが好ましい。
に化粧料を適用しておくことが好ましい。この場合化粧
料としては、マッサージクリーム、マッサージオイルな
ど種々のマッサージ用化粧料を使用することができる
が、特に、崩壊性粒子を含有するものが好ましい。
【0019】ここで、崩壊性粒子としては、化粧料を皮
膚に適用している間の摩擦、水の作用、熱等により崩壊
する限り、種々の粒子を使用することができる。例え
ば、一次粒子を造粒することにより得られる崩壊性顆
粒、シェアをかけることにより崩壊する崩壊性マイクロ
カプセル等をあげることができる。
膚に適用している間の摩擦、水の作用、熱等により崩壊
する限り、種々の粒子を使用することができる。例え
ば、一次粒子を造粒することにより得られる崩壊性顆
粒、シェアをかけることにより崩壊する崩壊性マイクロ
カプセル等をあげることができる。
【0020】このうち、崩壊性顆粒としては、水不溶性
の1次粒子と結合剤とからなるものを使用することがで
きる。ここで、崩壊性顆粒の製造に使用する水不溶性の
1次粒子としては、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリ
エステル、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリプロピレ
ン、ナイロン、ポリフッ化ビニリデン、ポリウレタン、
アクリル樹脂、ポリシロキサン、結晶性セルロース、デ
ンプン及びこれらの誘導体の有機高分子化合物や、シリ
カ、アルミナ、タルク、カオリン、酸化チタン、酸化亜
鉛、石英、リン酸カルシウム等の無機粉体等を挙げるこ
とができる。
の1次粒子と結合剤とからなるものを使用することがで
きる。ここで、崩壊性顆粒の製造に使用する水不溶性の
1次粒子としては、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリ
エステル、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリプロピレ
ン、ナイロン、ポリフッ化ビニリデン、ポリウレタン、
アクリル樹脂、ポリシロキサン、結晶性セルロース、デ
ンプン及びこれらの誘導体の有機高分子化合物や、シリ
カ、アルミナ、タルク、カオリン、酸化チタン、酸化亜
鉛、石英、リン酸カルシウム等の無機粉体等を挙げるこ
とができる。
【0021】これらの1次粒子の形状は、球状、不定形
等のいずれでもよいが、特に安全性の点から、球状であ
るのが好ましい。また、1次粒子の平均粒径は、1〜2
0μm、特に3〜15μmであるのが好ましい。さらに
目への安全性を考慮すると、その80重量%以上が10
μm以下、特に4〜10μmであるのが好ましい。
等のいずれでもよいが、特に安全性の点から、球状であ
るのが好ましい。また、1次粒子の平均粒径は、1〜2
0μm、特に3〜15μmであるのが好ましい。さらに
目への安全性を考慮すると、その80重量%以上が10
μm以下、特に4〜10μmであるのが好ましい。
【0022】また、崩壊性顆粒の製造において、結合剤
は、上記の水不溶性の1次粒子を結合して崩壊性顆粒を
形成するものである。この場合、結合剤による1次粒子
の結合強度は、崩壊性顆粒がマッサージ又は摩擦によっ
て皮膚上で容易に崩壊する程度とする。結合剤の具体例
としては、例えば、魚油、硬化ヒマシ油、硬化ナタネ油
等の常温で固体の動植物油、エチルセルロース、アセチ
ルセルロース、ニトロセルロース、ヒドロキシメチルセ
ルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプ
ロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、酢酸ビニル
等の有機高分子化合物をあげることができる。
は、上記の水不溶性の1次粒子を結合して崩壊性顆粒を
形成するものである。この場合、結合剤による1次粒子
の結合強度は、崩壊性顆粒がマッサージ又は摩擦によっ
て皮膚上で容易に崩壊する程度とする。結合剤の具体例
としては、例えば、魚油、硬化ヒマシ油、硬化ナタネ油
等の常温で固体の動植物油、エチルセルロース、アセチ
ルセルロース、ニトロセルロース、ヒドロキシメチルセ
ルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプ
ロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、酢酸ビニル
等の有機高分子化合物をあげることができる。
【0023】以上のような1次粒子と結合剤とから崩壊
性顆粒を形成する方法は、例えば流動層造粒法、撹拌造
粒法、押し出し造粒法等の一般的な造粒法によることが
でき、特に、水不溶性の結合溶剤に1次粒子を分散さ
せ、溶剤を揮散させて製造する方法(特開昭60−15
2407号公報)、あるいは水不溶性の結合剤粉末を顆
粒の1次粒子と混合した後、水溶性結合剤で造粒し、次
いで加熱して水不溶性の結合剤粉末を溶融し冷却して顆
粒の耐水性を高める方法(特開平6−271417号公
報)などにしたがって形成することができる。
性顆粒を形成する方法は、例えば流動層造粒法、撹拌造
粒法、押し出し造粒法等の一般的な造粒法によることが
でき、特に、水不溶性の結合溶剤に1次粒子を分散さ
せ、溶剤を揮散させて製造する方法(特開昭60−15
2407号公報)、あるいは水不溶性の結合剤粉末を顆
粒の1次粒子と混合した後、水溶性結合剤で造粒し、次
いで加熱して水不溶性の結合剤粉末を溶融し冷却して顆
粒の耐水性を高める方法(特開平6−271417号公
報)などにしたがって形成することができる。
【0024】形成する崩壊性顆粒の粒径は、100〜1
000μmとすることが好ましく、より好ましくは20
0〜600μmとする。100μm未満では、マッサー
ジ効果が乏しく、マッサージに伴う血行促進効果や肌色
改善効果についても顕著な効果を得られない。1000
μmを超えると皮膚に擦りつける際の初期刺激が強す
ぎ、使用感が低下するので好ましくない。
000μmとすることが好ましく、より好ましくは20
0〜600μmとする。100μm未満では、マッサー
ジ効果が乏しく、マッサージに伴う血行促進効果や肌色
改善効果についても顕著な効果を得られない。1000
μmを超えると皮膚に擦りつける際の初期刺激が強す
ぎ、使用感が低下するので好ましくない。
【0025】一方、崩壊性マイクロカプセルとしては、
例えば、特開昭59−78510号公報、特開昭61−
282306号公報、特開平1−125313号公報、
特開平5−92909号公報のようにして製造されるも
のを使用することができる。ここで、崩壊性マイクロカ
プセルのカプセル材としては、例えば、ゼラチン、アル
ギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエ
ステル、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリアク
リル酸メチルエステル、ポリアクリル酸エチルエステ
ル、ポリアクリル酸ブチルエステル、ポリメタクリル酸
メチルエステル、ポリメタクリル酸エチルエステル、ポ
リメタクリル酸ブチルエステル、アラビアゴム、カルボ
キシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
メチルセルロース、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボ
キシビニルポリマー、ポリビニルアルコール、ポリアク
リルアミド、ポリビニルピロリドン、ポリエチレンオキ
サイド、カゼイン、ペクチン、ポリアクリロニトリル、
ポリ酢酸ビニル、ポリビニルエーテル、ポリスチレン、
寒天、カラギーナン、コーンスターチ、グルテン、デキ
ストリン、グアーガム、ローカストビンガム、ポリ塩化
ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレン、ポリエチ
レングリコールジメタクリレート、ポリジビニルベンゼ
ン、ポリプロピレン、ポリブタジエン等の高分子化合物
1種もしくは2種以上の混合物、または上記ポリマーを
構成しているモノマーを2種以上組み合わせたコポリマ
ー等が挙げられる。
例えば、特開昭59−78510号公報、特開昭61−
282306号公報、特開平1−125313号公報、
特開平5−92909号公報のようにして製造されるも
のを使用することができる。ここで、崩壊性マイクロカ
プセルのカプセル材としては、例えば、ゼラチン、アル
ギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエ
ステル、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリアク
リル酸メチルエステル、ポリアクリル酸エチルエステ
ル、ポリアクリル酸ブチルエステル、ポリメタクリル酸
メチルエステル、ポリメタクリル酸エチルエステル、ポ
リメタクリル酸ブチルエステル、アラビアゴム、カルボ
キシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
メチルセルロース、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボ
キシビニルポリマー、ポリビニルアルコール、ポリアク
リルアミド、ポリビニルピロリドン、ポリエチレンオキ
サイド、カゼイン、ペクチン、ポリアクリロニトリル、
ポリ酢酸ビニル、ポリビニルエーテル、ポリスチレン、
寒天、カラギーナン、コーンスターチ、グルテン、デキ
ストリン、グアーガム、ローカストビンガム、ポリ塩化
ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレン、ポリエチ
レングリコールジメタクリレート、ポリジビニルベンゼ
ン、ポリプロピレン、ポリブタジエン等の高分子化合物
1種もしくは2種以上の混合物、または上記ポリマーを
構成しているモノマーを2種以上組み合わせたコポリマ
ー等が挙げられる。
【0026】また、マイクロカプセルに内包する材とし
ては、後述する血行促進剤、油剤、美白剤、皮脂分泌抑
制剤、保湿剤、柔軟剤、色剤、香料、溶剤等を配合する
ことができる。
ては、後述する血行促進剤、油剤、美白剤、皮脂分泌抑
制剤、保湿剤、柔軟剤、色剤、香料、溶剤等を配合する
ことができる。
【0027】崩壊性マイクロカプセルの粒径は、前述の
崩壊性顆粒と同様に100〜1000μmとすることが
好ましく、より好ましくは200〜600μmとする。
崩壊性顆粒と同様に100〜1000μmとすることが
好ましく、より好ましくは200〜600μmとする。
【0028】なお、本発明において崩壊性顆粒又は崩壊
性マイクロカプセル等の崩壊性粒子の粒径は、光散乱
法、光回折法等で測定することにより得られる平均粒径
である。
性マイクロカプセル等の崩壊性粒子の粒径は、光散乱
法、光回折法等で測定することにより得られる平均粒径
である。
【0029】本発明において、上述のような崩壊性粒子
を含有する化粧料を用いてマッサージする場合、そのマ
ッサージ時間は、所定のマッサージ部位に化粧料を塗布
し、手のひらや指の腹で、好ましくは親指を除く四指の
指の腹全体で所定部位を軽くマッサージし、崩壊性粒子
の感触がなくなった時点を目安とすればよい。この時間
は、通常、20秒〜60秒程度である。
を含有する化粧料を用いてマッサージする場合、そのマ
ッサージ時間は、所定のマッサージ部位に化粧料を塗布
し、手のひらや指の腹で、好ましくは親指を除く四指の
指の腹全体で所定部位を軽くマッサージし、崩壊性粒子
の感触がなくなった時点を目安とすればよい。この時間
は、通常、20秒〜60秒程度である。
【0030】また、本発明が達成する美容効果には、よ
り具体的には、血行促進効果や、それに伴う種々の効
果、例えば色ムラやくすみをとり、艶や透明感を高める
といった肌色改善効果や、むくみをとる効果や、にきび
の予防と低減を図る効果や、化粧崩れを防止する効果
や、皮膚のはりやたるみを改善する効果や、化粧のりを
改善する効果等があり、これらの効果を、上述のような
崩壊性粒子を含有する化粧料をマッサージに使用するこ
とにより、一層高めることができるが、さらに、血行促
進、肌色改善、むくみ低減、にきび予防・解消、化粧崩
れ防止、皮膚のはりの改善、皮膚のたるみの改善、化粧
のりの改善等のマッサージの具体的目的に応じて、崩壊
性粒子を含有する化粧料に種々の添加剤を配合すること
ができる。そして、化粧料の配合成分や各成分の配合割
合を適宜定めることができる。
り具体的には、血行促進効果や、それに伴う種々の効
果、例えば色ムラやくすみをとり、艶や透明感を高める
といった肌色改善効果や、むくみをとる効果や、にきび
の予防と低減を図る効果や、化粧崩れを防止する効果
や、皮膚のはりやたるみを改善する効果や、化粧のりを
改善する効果等があり、これらの効果を、上述のような
崩壊性粒子を含有する化粧料をマッサージに使用するこ
とにより、一層高めることができるが、さらに、血行促
進、肌色改善、むくみ低減、にきび予防・解消、化粧崩
れ防止、皮膚のはりの改善、皮膚のたるみの改善、化粧
のりの改善等のマッサージの具体的目的に応じて、崩壊
性粒子を含有する化粧料に種々の添加剤を配合すること
ができる。そして、化粧料の配合成分や各成分の配合割
合を適宜定めることができる。
【0031】例えば、マッサージにより大きな肌色改善
効果を得ようとする場合、上述の崩壊性粒子を化粧料中
に0.1〜5重量%、特に0.5〜3重量%配合するこ
とが好ましい。0.1重量%未満では肌色改善の効果に
乏しく、5重量%を超えるとマッサージの開始当初に違
和感が感じられるので好ましくない。
効果を得ようとする場合、上述の崩壊性粒子を化粧料中
に0.1〜5重量%、特に0.5〜3重量%配合するこ
とが好ましい。0.1重量%未満では肌色改善の効果に
乏しく、5重量%を超えるとマッサージの開始当初に違
和感が感じられるので好ましくない。
【0032】この他、マッサージによる肌色改善効果を
大きく向上させる場合には、血行促進剤を含有させるこ
とが好ましい。血行促進剤としては、血行促進効果のあ
る公知の物質を種々使用することができるが、例えば、
特開昭62−87506号公報に記載されている血管拡
張剤であるビタミンEのエステル化物、ニコチン酸エス
テル、又はオロチン酸エステルや特開昭62−1953
16号公報に記載されている末梢循環促進剤であるビタ
ミンEのエステル化物、酢酸エステル、又はコハク酸エ
ステルを用いることができ、また、ニコチン酸アミド、
ニコチン酸メチル等も用いることができる。また、植物
抽出エキス類として、血行促進効果が、1986年発刊
のフレグランスジャーナル臨時増刊号第6巻や1979
年発刊のフレグランスジャーナル臨時増刊号第1巻等に
明記されているエキス類、例えば、アルニカ、サンザ
シ、キナ、サルビア、ボダイジュ、オタネニンジン、ト
ショウ、マンネンロウ、オトギリソウ、イチョウ、メリ
ッサ、オノニス、マロニエ、センブリ、ニンニク、カミ
ツレ、サイム、ハッカ、イラクサ、トウガラシ、ショウ
ガ、ホップ、西洋トチノキ、ラベンダー、ニンジン、カ
ラシナ、ケイ、マツ、センキュウ、ニワトコ、ヤマゼ
リ、ハシリドコロ、ボタン、ヤマモモ、ドクダミ、コウ
ホネ、シブガキ、トウキンセンカ、グビジンソウ、リン
ドウ、ブドウ、ハマボウフウ、ダイダイ、ユズ、ショウ
ブ、ナツミカン、ハマメリス、メリーロート、ウイキョ
ウ、サンショウ、シャクヤク、ユーカリ、ヨモギ、エン
メイソウ、コメ、クララ、ショウキョウ、チョウジ等を
用いることができる。
大きく向上させる場合には、血行促進剤を含有させるこ
とが好ましい。血行促進剤としては、血行促進効果のあ
る公知の物質を種々使用することができるが、例えば、
特開昭62−87506号公報に記載されている血管拡
張剤であるビタミンEのエステル化物、ニコチン酸エス
テル、又はオロチン酸エステルや特開昭62−1953
16号公報に記載されている末梢循環促進剤であるビタ
ミンEのエステル化物、酢酸エステル、又はコハク酸エ
ステルを用いることができ、また、ニコチン酸アミド、
ニコチン酸メチル等も用いることができる。また、植物
抽出エキス類として、血行促進効果が、1986年発刊
のフレグランスジャーナル臨時増刊号第6巻や1979
年発刊のフレグランスジャーナル臨時増刊号第1巻等に
明記されているエキス類、例えば、アルニカ、サンザ
シ、キナ、サルビア、ボダイジュ、オタネニンジン、ト
ショウ、マンネンロウ、オトギリソウ、イチョウ、メリ
ッサ、オノニス、マロニエ、センブリ、ニンニク、カミ
ツレ、サイム、ハッカ、イラクサ、トウガラシ、ショウ
ガ、ホップ、西洋トチノキ、ラベンダー、ニンジン、カ
ラシナ、ケイ、マツ、センキュウ、ニワトコ、ヤマゼ
リ、ハシリドコロ、ボタン、ヤマモモ、ドクダミ、コウ
ホネ、シブガキ、トウキンセンカ、グビジンソウ、リン
ドウ、ブドウ、ハマボウフウ、ダイダイ、ユズ、ショウ
ブ、ナツミカン、ハマメリス、メリーロート、ウイキョ
ウ、サンショウ、シャクヤク、ユーカリ、ヨモギ、エン
メイソウ、コメ、クララ、ショウキョウ、チョウジ等を
用いることができる。
【0033】これらの内、血行促進効果の点から、ニコ
チン酸トコフェロール、酢酸トコフェロール、ニコチン
酸アミドが好ましく、植物抽出エキスとしては、センブ
リエキス、オトギリンソウエキス、イチョウエキス、ア
ルニカエキス、ハマメリスエキス、トウキンセンカエキ
ス、マロニエエキス、エンメイソウエキス、サルビアエ
キス、ハマボウフウエキス、米胚芽油、ボダイジュエキ
スが好ましく、特に、ニコチン酸トコフェロール、マロ
ニエエキスが好ましい。また、これらの血行促進剤は、
1種又は2種以上を合わせて使用することができ、通
常、化粧料の0.001〜5重量%、特に0.01〜3
重量%配合することが好ましい。
チン酸トコフェロール、酢酸トコフェロール、ニコチン
酸アミドが好ましく、植物抽出エキスとしては、センブ
リエキス、オトギリンソウエキス、イチョウエキス、ア
ルニカエキス、ハマメリスエキス、トウキンセンカエキ
ス、マロニエエキス、エンメイソウエキス、サルビアエ
キス、ハマボウフウエキス、米胚芽油、ボダイジュエキ
スが好ましく、特に、ニコチン酸トコフェロール、マロ
ニエエキスが好ましい。また、これらの血行促進剤は、
1種又は2種以上を合わせて使用することができ、通
常、化粧料の0.001〜5重量%、特に0.01〜3
重量%配合することが好ましい。
【0034】また、崩壊性粒子に加えて、皮膚につやを
付与する油剤、メラニンに関係するしみ、そばかす、色
黒等を改善する美白剤、及び毛穴の色素沈着防止などに
効果のある皮脂分泌抑制剤を同時に配合すると、それら
の添加効果が増強して得られるので好ましい。
付与する油剤、メラニンに関係するしみ、そばかす、色
黒等を改善する美白剤、及び毛穴の色素沈着防止などに
効果のある皮脂分泌抑制剤を同時に配合すると、それら
の添加効果が増強して得られるので好ましい。
【0035】ここで、皮膚につや感を付与する油剤とし
ては、光の乱反射を抑え、皮膚につやを付与し、肌色の
むらをなくせるようにする点から、その屈折率が1.4
44以上、又は、SP値が16.5以上のものを使用す
ることが好ましい。ここで、SP値とは有機性及び無機
性より計算される溶解性パラメータをいう。
ては、光の乱反射を抑え、皮膚につやを付与し、肌色の
むらをなくせるようにする点から、その屈折率が1.4
44以上、又は、SP値が16.5以上のものを使用す
ることが好ましい。ここで、SP値とは有機性及び無機
性より計算される溶解性パラメータをいう。
【0036】このような条件に該当する油剤のうち、屈
折率が1.444以上のものとして、例えば、イソノナ
ン酸イソトリデシル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセ
リン、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、1−イソ
ステアロイル3−ミリストイルグリセロール、アジピン
酸ジイソステアリル、流動イソパラフィン、スクワラ
ン、モノイソステアリン酸ジグリセリン、ジイソステア
リン酸ジグリセリン、トリイソステアリン酸ジグリセリ
ン、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、ミリス
チン酸イソトリデシル、ミリスチン酸オクチルドデシ
ル、ミリスチン酸ヘキシルデシル、ネオデカン酸オクチ
ルドデシル、月見草油、ホホバ油、アボガド油、ブドウ
油、タートル油、ミンク油、オレンジラフィー油、ポリ
オキシエチレンメチルポリシロキサン共重合体等をあげ
ることができる。
折率が1.444以上のものとして、例えば、イソノナ
ン酸イソトリデシル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセ
リン、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、1−イソ
ステアロイル3−ミリストイルグリセロール、アジピン
酸ジイソステアリル、流動イソパラフィン、スクワラ
ン、モノイソステアリン酸ジグリセリン、ジイソステア
リン酸ジグリセリン、トリイソステアリン酸ジグリセリ
ン、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、ミリス
チン酸イソトリデシル、ミリスチン酸オクチルドデシ
ル、ミリスチン酸ヘキシルデシル、ネオデカン酸オクチ
ルドデシル、月見草油、ホホバ油、アボガド油、ブドウ
油、タートル油、ミンク油、オレンジラフィー油、ポリ
オキシエチレンメチルポリシロキサン共重合体等をあげ
ることができる。
【0037】また、SP値が16.5以上の油剤として
は、例えば、イソノナン酸イソトリデシル、トリイソス
テアリン酸ジグリセリン、テトライソステアリン酸ジグ
リセリン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパ
ン、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジ
イソステアリル、乳酸オクチルドデシル、トリ2−エチ
ルヘキサン酸グリセリン、1−イソステアロイル3−ミ
リストイルグリセロール、1,3−ミリストイルグリセ
ロール、アジピン酸イソステアリル等をあげることがで
きる。これらのうち、イソノナン酸イソトリデシル、ジ
カプリン酸ネオペンチルグリコール、1−イソステアロ
イル−3−ミリストイルグリセロール、トリ2−エチル
ヘキサン酸グリセリン、スクワラン、1,3−ミリスト
イルグリセロール、モノイソステアリン酸ジグリセリ
ン、ジイソステアリン酸ジグリセリン、トリイソステア
リン酸ジグリセリン、乳酸オクチルドデシルが好まし
く、なかでも、イソノナン酸イソトリデシル、ジカプリ
ン酸ネオペンチルグリコール、1−イソステアロイル−
3−ミリストイルグリセロールが好ましい。これらの油
剤は、1種または2種以上を配合して用いることができ
る。
は、例えば、イソノナン酸イソトリデシル、トリイソス
テアリン酸ジグリセリン、テトライソステアリン酸ジグ
リセリン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパ
ン、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジ
イソステアリル、乳酸オクチルドデシル、トリ2−エチ
ルヘキサン酸グリセリン、1−イソステアロイル3−ミ
リストイルグリセロール、1,3−ミリストイルグリセ
ロール、アジピン酸イソステアリル等をあげることがで
きる。これらのうち、イソノナン酸イソトリデシル、ジ
カプリン酸ネオペンチルグリコール、1−イソステアロ
イル−3−ミリストイルグリセロール、トリ2−エチル
ヘキサン酸グリセリン、スクワラン、1,3−ミリスト
イルグリセロール、モノイソステアリン酸ジグリセリ
ン、ジイソステアリン酸ジグリセリン、トリイソステア
リン酸ジグリセリン、乳酸オクチルドデシルが好まし
く、なかでも、イソノナン酸イソトリデシル、ジカプリ
ン酸ネオペンチルグリコール、1−イソステアロイル−
3−ミリストイルグリセロールが好ましい。これらの油
剤は、1種または2種以上を配合して用いることができ
る。
【0038】また、美白剤としては、例えば「フレグラ
ンスジャーナル臨時増刊号No.14(1995年)」
に掲載されている一般の美白剤、例えば、アスコルビン
酸及びその誘導体、ハイドロキノン誘導体、コウジ酸及
びその誘導体、胎盤抽出物、植物エキスなどを用いるこ
とができる。
ンスジャーナル臨時増刊号No.14(1995年)」
に掲載されている一般の美白剤、例えば、アスコルビン
酸及びその誘導体、ハイドロキノン誘導体、コウジ酸及
びその誘導体、胎盤抽出物、植物エキスなどを用いるこ
とができる。
【0039】より具体的には、アスコルビン酸及びその
誘導体として、L−アスコルビン酸リン酸エステルのア
ルカリ金属塩であるL−アスコルビン酸リン酸エステル
ナトリウム塩、L−アスコルビン酸リン酸エステルカリ
ウム塩、アルカリ土類金属塩であるL−アスコルビン酸
リン酸エステルマグネシウム塩、L−アスコルビン酸リ
ン酸エステルカルシウム塩、3価の金属塩であるL−ア
スコルビン酸リン酸エステルアルミニウム塩、また、L
−アスコルビン酸硫酸エステルのアルカリ金属塩である
L−アスコルビン酸硫酸エステルナトリウム塩、L−ア
スコルビン酸硫酸エステルカリウム塩、アルカリ土類金
属塩であるL−アスコルビン酸硫酸エステルマグネシウ
ム塩、L−アスコルビン酸硫酸エステルカルシウム塩、
3価の金属塩であるL−アスコルビン酸硫酸エステルア
ルミニウム塩、L−アスコルビン酸のアルカリ金属塩で
あるL−アスコルビン酸ナトリウム塩、L−アスコルビ
ン酸カリウム塩、アルカリ土類金属塩であるL−アスコ
ルビン酸マグネシウム塩、L−アスコルビン酸カルシウ
ム塩、3価の金属塩であるL−アスコルビン酸アルミニ
ウム塩、等を挙ることができる。
誘導体として、L−アスコルビン酸リン酸エステルのア
ルカリ金属塩であるL−アスコルビン酸リン酸エステル
ナトリウム塩、L−アスコルビン酸リン酸エステルカリ
ウム塩、アルカリ土類金属塩であるL−アスコルビン酸
リン酸エステルマグネシウム塩、L−アスコルビン酸リ
ン酸エステルカルシウム塩、3価の金属塩であるL−ア
スコルビン酸リン酸エステルアルミニウム塩、また、L
−アスコルビン酸硫酸エステルのアルカリ金属塩である
L−アスコルビン酸硫酸エステルナトリウム塩、L−ア
スコルビン酸硫酸エステルカリウム塩、アルカリ土類金
属塩であるL−アスコルビン酸硫酸エステルマグネシウ
ム塩、L−アスコルビン酸硫酸エステルカルシウム塩、
3価の金属塩であるL−アスコルビン酸硫酸エステルア
ルミニウム塩、L−アスコルビン酸のアルカリ金属塩で
あるL−アスコルビン酸ナトリウム塩、L−アスコルビ
ン酸カリウム塩、アルカリ土類金属塩であるL−アスコ
ルビン酸マグネシウム塩、L−アスコルビン酸カルシウ
ム塩、3価の金属塩であるL−アスコルビン酸アルミニ
ウム塩、等を挙ることができる。
【0040】ハイドロキノン誘導体としては、例えば、
ハイドロキノンと糖との縮合物、ハイドロキノンに炭素
数1〜4のアルキル基を一つ導入したアルキルハイドロ
キノンと糖との縮合物等が挙げられる。
ハイドロキノンと糖との縮合物、ハイドロキノンに炭素
数1〜4のアルキル基を一つ導入したアルキルハイドロ
キノンと糖との縮合物等が挙げられる。
【0041】コウジ酸及びその誘導体としては、例えば
コウジ酸、コウジ酸モノブチレート、コウジ酸モノカプ
レート、コウジ酸モノパルミテート、コウジ酸モノステ
アレート、コウジ酸モノシンナモエート、コウジ酸モノ
ベンゾエート等のモノエステル、コウジ酸ジブチレー
ト、コウジ酸ジパルミテート、コウジ酸ジステアレー
ト、コウジ酸ジオレート等のジエステル等が挙げられ
る。
コウジ酸、コウジ酸モノブチレート、コウジ酸モノカプ
レート、コウジ酸モノパルミテート、コウジ酸モノステ
アレート、コウジ酸モノシンナモエート、コウジ酸モノ
ベンゾエート等のモノエステル、コウジ酸ジブチレー
ト、コウジ酸ジパルミテート、コウジ酸ジステアレー
ト、コウジ酸ジオレート等のジエステル等が挙げられ
る。
【0042】胎盤抽出物としては、水溶性プラセンタエ
キスとして一般に市販され化粧品原料として使用されて
いるものを用いることができ、例えば牛や豚又はヒト等
の哺乳動物の胎盤を洗浄、除血、破砕、凍結等の工程を
経て、水溶性成分を抽出した後、更に不純物を除去して
得られるものを挙げることができる。
キスとして一般に市販され化粧品原料として使用されて
いるものを用いることができ、例えば牛や豚又はヒト等
の哺乳動物の胎盤を洗浄、除血、破砕、凍結等の工程を
経て、水溶性成分を抽出した後、更に不純物を除去して
得られるものを挙げることができる。
【0043】植物エキスとしては、カンゾウ、カッコ
ン、黒豆、エンレイソウ、アマナ、ハナスゲ、ジャノヒ
ゲ、チトセラン、ウラジロガシ、インチンコウ、カミツ
レ、チョウセンアザミ、シオン、米、チョウジ、ウコ
ン、ツルレイシ、サンヤク、アロエ、茶、ユキノシタ、
オウゴン、ビワ、トウヒ、コウライニンジン、アルテ
ア、キナ、コンフリー、ローズマリー、ロート、ホンダ
ワラ等の抽出エキスが挙げられる。
ン、黒豆、エンレイソウ、アマナ、ハナスゲ、ジャノヒ
ゲ、チトセラン、ウラジロガシ、インチンコウ、カミツ
レ、チョウセンアザミ、シオン、米、チョウジ、ウコ
ン、ツルレイシ、サンヤク、アロエ、茶、ユキノシタ、
オウゴン、ビワ、トウヒ、コウライニンジン、アルテ
ア、キナ、コンフリー、ローズマリー、ロート、ホンダ
ワラ等の抽出エキスが挙げられる。
【0044】これらの内、特に好ましい美白剤として、
L−アスコルビン酸、アルブチン、コウジ酸、プラセン
タエキス、カミツレエキス、茶エキス、カッコンエキ
ス、カンゾウエキス等を挙げることができる。また、こ
れらの美白剤は1種または2種以上を配合して用いるこ
とができる。
L−アスコルビン酸、アルブチン、コウジ酸、プラセン
タエキス、カミツレエキス、茶エキス、カッコンエキ
ス、カンゾウエキス等を挙げることができる。また、こ
れらの美白剤は1種または2種以上を配合して用いるこ
とができる。
【0045】皮脂分泌抑制剤としては、「フレグランス
ジャーナルNo.10(1994年)」に掲載されてい
る一般の皮脂分泌抑制剤、例えば、抗男性ホルモン剤、
生薬エキス、収斂剤などを用いることができる。
ジャーナルNo.10(1994年)」に掲載されてい
る一般の皮脂分泌抑制剤、例えば、抗男性ホルモン剤、
生薬エキス、収斂剤などを用いることができる。
【0046】より具体的には、抗男性ホルモン剤とし
て、オキセンドロン、17−α−メチル−β−ノルテス
トステロン、クロマジノンアセテート、サイプロテロン
アセテート、スピロノラクトン、ヒドロキシフルタミ
ド、エストラジオール、エチニルエストラジオール等が
挙げられる。
て、オキセンドロン、17−α−メチル−β−ノルテス
トステロン、クロマジノンアセテート、サイプロテロン
アセテート、スピロノラクトン、ヒドロキシフルタミ
ド、エストラジオール、エチニルエストラジオール等が
挙げられる。
【0047】生薬エキスとしては、クルミの葉、オウゴ
ン、セージ、ホップ、ローズマリー、オトギリソウ、ハ
ッカ、カミツレ、何首鳥、黄連、黄柏、黄苓、重薬、陳
皮、人参、シャクヤク、トウシン、プロポリス、タクシ
ア、タンニン、ハマメリス、ボタン、樺木タール、ロー
ヤルゼリー、コウボ等の抽出エキスが挙げられる。
ン、セージ、ホップ、ローズマリー、オトギリソウ、ハ
ッカ、カミツレ、何首鳥、黄連、黄柏、黄苓、重薬、陳
皮、人参、シャクヤク、トウシン、プロポリス、タクシ
ア、タンニン、ハマメリス、ボタン、樺木タール、ロー
ヤルゼリー、コウボ等の抽出エキスが挙げられる。
【0048】収斂剤として、スルホ石炭酸亜鉛、酸化亜
鉛、アルミニウムヒドロキシクロライド、アラントイン
ジヒドロキシアルミニウム等が挙げられる。
鉛、アルミニウムヒドロキシクロライド、アラントイン
ジヒドロキシアルミニウム等が挙げられる。
【0049】その他、ビタミンB6、13−シス−レチ
ノイン酸、ビタミンE,グリチルレチン酸、サリチル
酸、ニコチン酸、パントテン酸カルシウム、アゼライン
酸ジカリウム、10−ヒドロキシウンデカン酸、12−
ヒドロキシステアリン酸等も皮脂分泌抑制剤として用い
ることができる。
ノイン酸、ビタミンE,グリチルレチン酸、サリチル
酸、ニコチン酸、パントテン酸カルシウム、アゼライン
酸ジカリウム、10−ヒドロキシウンデカン酸、12−
ヒドロキシステアリン酸等も皮脂分泌抑制剤として用い
ることができる。
【0050】これらの内、好ましい皮脂分泌抑制剤とし
て、エストラジオール、スルホ石炭酸亜鉛、酸化亜鉛、
ローヤルゼリー、10−ヒドロキシウンデカン酸、12
−ヒドロキシステアリン酸等を挙げることができる。ま
た、これらの皮脂分泌抑制剤は、1種または2種以上を
配合して用いることができる。
て、エストラジオール、スルホ石炭酸亜鉛、酸化亜鉛、
ローヤルゼリー、10−ヒドロキシウンデカン酸、12
−ヒドロキシステアリン酸等を挙げることができる。ま
た、これらの皮脂分泌抑制剤は、1種または2種以上を
配合して用いることができる。
【0051】本発明がマッサージに使用する化粧料とし
ては、上述の各成分の他、通常の皮膚外用剤や、洗浄
剤、マッサージ剤等に用いられる保湿剤、柔軟剤、界面
活性剤、角層保護剤、増粘剤、防腐剤、pH調整剤、香
料、酸化防止剤、色剤、薬効剤、溶剤等の各種成分を含
有したものも使用することができる。
ては、上述の各成分の他、通常の皮膚外用剤や、洗浄
剤、マッサージ剤等に用いられる保湿剤、柔軟剤、界面
活性剤、角層保護剤、増粘剤、防腐剤、pH調整剤、香
料、酸化防止剤、色剤、薬効剤、溶剤等の各種成分を含
有したものも使用することができる。
【0052】ここで保湿剤としては、例えば、エチレン
グリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリ
コール、それ以上のポリエチレングリコール類、プロピ
レングリコール、ジプロピレングリコール、それ以上の
ポリプロピレングリコール類、1,3−ブチレングリコ
ール、1,4−ブチレングリコール等のブチレングリコ
ール類、グリセリン、ジグリセリン、それ以上のポリグ
リセリン類、ソルビトール、マンニトール、キシリトー
ル、マルチトール等の糖アルコール類、グリセリン類の
エチレンオキシド(以下、EOと略記する)・プロピレ
ンオキシド(以下、POと略記する)付加物、糖アルコ
ール類のEO・PO付加物、ガラクトース、フルクトー
ス等の単糖類とそのEO・PO付加物、マルトース、ラ
クトース糖の多糖類とそのEO・PO付加物、マルナー
ス、ラクトース等の多糖類とそのEO・PO付加物、ピ
ロリドンカルボン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンメ
チルグルコシド(EO付加モル数=10、20等)等が
挙げられる。
グリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリ
コール、それ以上のポリエチレングリコール類、プロピ
レングリコール、ジプロピレングリコール、それ以上の
ポリプロピレングリコール類、1,3−ブチレングリコ
ール、1,4−ブチレングリコール等のブチレングリコ
ール類、グリセリン、ジグリセリン、それ以上のポリグ
リセリン類、ソルビトール、マンニトール、キシリトー
ル、マルチトール等の糖アルコール類、グリセリン類の
エチレンオキシド(以下、EOと略記する)・プロピレ
ンオキシド(以下、POと略記する)付加物、糖アルコ
ール類のEO・PO付加物、ガラクトース、フルクトー
ス等の単糖類とそのEO・PO付加物、マルトース、ラ
クトース糖の多糖類とそのEO・PO付加物、マルナー
ス、ラクトース等の多糖類とそのEO・PO付加物、ピ
ロリドンカルボン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンメ
チルグルコシド(EO付加モル数=10、20等)等が
挙げられる。
【0053】柔軟剤としては、例えば、α−ヒドロキシ
−イソ酪酸、α−ヒドロキシイソカプロン酸、α−ヒド
ロキシ−n−カプロン酸、α−ヒドロキシ−イソカプリ
ル酸、α−ヒドロキシ−n−カプリル酸、α−ヒドロキ
シ−n−カプリン酸、乳酸、α−ヒドロキシステアリン
酸、クエン酸、グリコール酸等のα−ヒドロキシ酸類、
リジン、アルギニン、ヒスチジン、オルニチン、カナバ
ニン等の塩基性アミノ酸類、ε−アミノカプロン酸、尿
素、2−ヒドロキシグアニジン、2−(2−ヒドロキシ
エトキシ)エチルグアニジン等のアミン類の他、特開昭
62−99315号公報や特開平2−178207号公
報に記載されているペプチド類、特開平6−29362
5号公報に記載されているトリメチルグリシンが挙げら
れる。
−イソ酪酸、α−ヒドロキシイソカプロン酸、α−ヒド
ロキシ−n−カプロン酸、α−ヒドロキシ−イソカプリ
ル酸、α−ヒドロキシ−n−カプリル酸、α−ヒドロキ
シ−n−カプリン酸、乳酸、α−ヒドロキシステアリン
酸、クエン酸、グリコール酸等のα−ヒドロキシ酸類、
リジン、アルギニン、ヒスチジン、オルニチン、カナバ
ニン等の塩基性アミノ酸類、ε−アミノカプロン酸、尿
素、2−ヒドロキシグアニジン、2−(2−ヒドロキシ
エトキシ)エチルグアニジン等のアミン類の他、特開昭
62−99315号公報や特開平2−178207号公
報に記載されているペプチド類、特開平6−29362
5号公報に記載されているトリメチルグリシンが挙げら
れる。
【0054】界面活性剤としては、例えば、ポリオキシ
エチレン(以下、POEと略記する)、硬化ヒマシ油、
POEアルキルエーテル、POE分岐アルキルエーテ
ル、POE脂肪酸エステル、POEグリセリン脂肪酸エ
ステル、POEソルビタン脂肪酸エステル、POEソル
ビトール脂肪酸エステル、POE硬化ヒマシ油アルキル
硫酸エステル、POEアルキル硫酸エステル、ポリグリ
セリン脂肪酸エステル、アルキルリン酸エステル、PO
Eアルキルリン酸エステル、脂肪族アルカリ金属塩、ソ
ルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、
アルキルポリグルコシド、ポリエチレングリコール脂肪
酸エステル、α−モノイソステアリルグリセリルエーテ
ル、ステアロイルメチルタウリンナトリウム、POEラ
ウリルエーテルリン酸ナトリウム、エーテル変性シリコ
ーン等が挙げられる。
エチレン(以下、POEと略記する)、硬化ヒマシ油、
POEアルキルエーテル、POE分岐アルキルエーテ
ル、POE脂肪酸エステル、POEグリセリン脂肪酸エ
ステル、POEソルビタン脂肪酸エステル、POEソル
ビトール脂肪酸エステル、POE硬化ヒマシ油アルキル
硫酸エステル、POEアルキル硫酸エステル、ポリグリ
セリン脂肪酸エステル、アルキルリン酸エステル、PO
Eアルキルリン酸エステル、脂肪族アルカリ金属塩、ソ
ルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、
アルキルポリグルコシド、ポリエチレングリコール脂肪
酸エステル、α−モノイソステアリルグリセリルエーテ
ル、ステアロイルメチルタウリンナトリウム、POEラ
ウリルエーテルリン酸ナトリウム、エーテル変性シリコ
ーン等が挙げられる。
【0055】角層保護剤としては、例えば、ヒアルロン
酸、コンドロイチン硫酸等のムコ多糖類、ゼラチン、コ
ラーゲン等の蛋白質、特開昭64−10997号公報記
載の酸性ヘテロ多糖類等が挙げられる。
酸、コンドロイチン硫酸等のムコ多糖類、ゼラチン、コ
ラーゲン等の蛋白質、特開昭64−10997号公報記
載の酸性ヘテロ多糖類等が挙げられる。
【0056】また、増粘剤としては、例えば、カラギー
ナン、デキストリン、メチルセルロース、エチルセルロ
ース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリアクリル
酸、ポリアクリル酸ナトリウム、メタクリル酸、カルボ
キシビニルポリマー、キサンタンガム、カルボキシメチ
ルキチン、キトサン、カチオン化セルロース等の高分子
化合物、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ベントナイ
ト等の無機化合物等が挙げられる。
ナン、デキストリン、メチルセルロース、エチルセルロ
ース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリアクリル
酸、ポリアクリル酸ナトリウム、メタクリル酸、カルボ
キシビニルポリマー、キサンタンガム、カルボキシメチ
ルキチン、キトサン、カチオン化セルロース等の高分子
化合物、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ベントナイ
ト等の無機化合物等が挙げられる。
【0057】本発明においてマッサージに化粧料を使用
する場合、上述のような成分からなる化粧料は液状ある
いは固形状のいずれでもよいが、液状とし、定量吐出容
器に収容して使用することが好ましい。これにより、マ
ッサージ時に簡便な操作で適性な一定量を吐出させるこ
とができる。なお、ここで液状とは、クリーム状、ペー
スト状、ジェル状、O/W乳化状、W/O乳化状のいず
れも含む意味である。また、ここで定量吐出容器として
は、化粧料の流路における目詰まりや吐出不良を防止す
るために、化粧料の最狭流路径が、液状化粧料に含有さ
れている崩壊性粒子の粒径よりも大きいものを使用する
ことが必要である。このような定量吐出容器の種類とし
ては、特に制限はないが、例えば、ポンプ容器、計量容
器などをあげることができる。
する場合、上述のような成分からなる化粧料は液状ある
いは固形状のいずれでもよいが、液状とし、定量吐出容
器に収容して使用することが好ましい。これにより、マ
ッサージ時に簡便な操作で適性な一定量を吐出させるこ
とができる。なお、ここで液状とは、クリーム状、ペー
スト状、ジェル状、O/W乳化状、W/O乳化状のいず
れも含む意味である。また、ここで定量吐出容器として
は、化粧料の流路における目詰まりや吐出不良を防止す
るために、化粧料の最狭流路径が、液状化粧料に含有さ
れている崩壊性粒子の粒径よりも大きいものを使用する
ことが必要である。このような定量吐出容器の種類とし
ては、特に制限はないが、例えば、ポンプ容器、計量容
器などをあげることができる。
【0058】このうち、ポンプ容器は、シリンダー及び
ピストンからなるポンプ室を有し、ピストンを上下動さ
せることによりポンプ室の容量により定まる化粧料を定
量吐出させるものである。ポンプ容器の中にも種々のタ
イプのものが包含されるが、本発明においてはこれらを
広く使用することができる。
ピストンからなるポンプ室を有し、ピストンを上下動さ
せることによりポンプ室の容量により定まる化粧料を定
量吐出させるものである。ポンプ容器の中にも種々のタ
イプのものが包含されるが、本発明においてはこれらを
広く使用することができる。
【0059】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。
る。
【0060】実施例1及び比較例1 40代の健常女性20名を2群に分け、マッサージ化粧
料として、表1の組成の化粧料を使用し、各群に対して
以下のようにA方法(実施例1)及びB方法(比較例
1)を1回30秒間で終えるようにし、それを1日1回
浴室で6週間行った。そして、各方法のマッサージ開始
前とマッサージ開始6週間後の皮膚状態を、皮膚血流、
くすみ指数、はり指数について以下のように求め比較し
た。この結果を図4〜図6に示す。
料として、表1の組成の化粧料を使用し、各群に対して
以下のようにA方法(実施例1)及びB方法(比較例
1)を1回30秒間で終えるようにし、それを1日1回
浴室で6週間行った。そして、各方法のマッサージ開始
前とマッサージ開始6週間後の皮膚状態を、皮膚血流、
くすみ指数、はり指数について以下のように求め比較し
た。この結果を図4〜図6に示す。
【0061】
【0062】(*1)崩壊性顆粒:1次粒子としてポリエチ
レン粉末(平均粒径5μm)91重量%、結合剤として
硬化ナタネ油3重量%とヒドロキシプロピルセルロース
6重量%とを使用し、特開平6−271414号公報に
記載の方法にしたがって製造したもの。
レン粉末(平均粒径5μm)91重量%、結合剤として
硬化ナタネ油3重量%とヒドロキシプロピルセルロース
6重量%とを使用し、特開平6−271414号公報に
記載の方法にしたがって製造したもの。
【0063】A方法(実施例1) (A-1) 手のひらに約2mL化粧料を取り、顔全体に伸ば
した。(A-2) 両手の四指(ひとさし指〜小指)の全体
で、口もとから小鼻を通る線を描くように2〜3回マッ
サージし(図1の(a) 方向参照)、(A-3) 頬の中心から
外側へ円を描くように2〜3回マッサージし(図1の
(b) 方向参照)、(A-4) 額の中心から外側へ弧を描くよ
うに2〜3回マッサージし(図1の(c) 方向参照)、(A
-5) (A-2) 〜(A-4) を3回繰り返し、(A-6) 目の下を外
側へ3回ゆるやかに弧を描くようにマッサージし(図1
の(d) 方向参照)(A-7) ぬるま湯で洗い流す。
した。(A-2) 両手の四指(ひとさし指〜小指)の全体
で、口もとから小鼻を通る線を描くように2〜3回マッ
サージし(図1の(a) 方向参照)、(A-3) 頬の中心から
外側へ円を描くように2〜3回マッサージし(図1の
(b) 方向参照)、(A-4) 額の中心から外側へ弧を描くよ
うに2〜3回マッサージし(図1の(c) 方向参照)、(A
-5) (A-2) 〜(A-4) を3回繰り返し、(A-6) 目の下を外
側へ3回ゆるやかに弧を描くようにマッサージし(図1
の(d) 方向参照)(A-7) ぬるま湯で洗い流す。
【0064】B方法(比較例1) (B-1) 手のひらに約2mL化粧料を取り、顔全体に伸ば
した。(B-2) 両手の四指(ひとさし指〜小指)の全体
で、小鼻から口を通る線を描くように2〜3回マッサー
ジし((A-2) と反対方向)、(B-3) 頬の外側から中心へ
円を描くように2〜3回マッサージし((A-3) と反対方
向)、(B-4) 額の外側から中心へ弧を描くように2〜3
回マッサージし((A-4) と反対方向)、(B-5) (B-2) 〜
(B-4) を3回繰り返し、(B-6) 目の下を内側へ3回ゆる
やかに弧を描くようにマッサージし((A-6)と反対方
向)(B-7) ぬるま湯で洗い流す。
した。(B-2) 両手の四指(ひとさし指〜小指)の全体
で、小鼻から口を通る線を描くように2〜3回マッサー
ジし((A-2) と反対方向)、(B-3) 頬の外側から中心へ
円を描くように2〜3回マッサージし((A-3) と反対方
向)、(B-4) 額の外側から中心へ弧を描くように2〜3
回マッサージし((A-4) と反対方向)、(B-5) (B-2) 〜
(B-4) を3回繰り返し、(B-6) 目の下を内側へ3回ゆる
やかに弧を描くようにマッサージし((A-6)と反対方
向)(B-7) ぬるま湯で洗い流す。
【0065】この場合、皮膚血流はレーザー組織血流量
計で測定した。
計で測定した。
【0066】くすみ指数に関しては、専門判定者5名の
目視判定により、肌色が暗い状態から肌色が明るい状態
を1〜10の10段階に区分し、その平均値をくすみ指
数とした。
目視判定により、肌色が暗い状態から肌色が明るい状態
を1〜10の10段階に区分し、その平均値をくすみ指
数とした。
【0067】はり指数に関しては、はりがない状態から
はりがある状態を1〜10の10段階に区分し、その平
均値をはり指数とした。
はりがある状態を1〜10の10段階に区分し、その平
均値をはり指数とした。
【0068】図4〜図6の結果から、まず動脈の血流方
向にマッサージし、次に静脈の血流方向にマッサージす
る本発明の美容方法によると、マッサージ方向を反対に
した比較例の美容方法に比して皮膚血流、くすみ、はり
のいずれについても、優れた美容効果を得られることが
確認できた。
向にマッサージし、次に静脈の血流方向にマッサージす
る本発明の美容方法によると、マッサージ方向を反対に
した比較例の美容方法に比して皮膚血流、くすみ、はり
のいずれについても、優れた美容効果を得られることが
確認できた。
【0069】実施例2、比較例2及び比較例3 マッサージ化粧料として、崩壊性顆粒及び血行促進剤を
含有しない以外は表1と同様の組成の化粧料を使用し、
実施例1と同様にA方法を行い、マッサージ開始前とマ
ッサージ開始6週間後の皮膚状態を皮膚血流、くすみ指
数、はり指数について評価した(実施例2)。
含有しない以外は表1と同様の組成の化粧料を使用し、
実施例1と同様にA方法を行い、マッサージ開始前とマ
ッサージ開始6週間後の皮膚状態を皮膚血流、くすみ指
数、はり指数について評価した(実施例2)。
【0070】また、A方法に代えて、従来の美容方法で
あるC方法(比較例2)あるいはD方法(比較例3)を
以下のように行う以外は実施例2と同様に崩壊性顆粒及
び血行促進剤を含有しない化粧料を使用し、マッサージ
開始前とマッサージ開始6週間後の皮膚状態を皮膚血
流、くすみ指数、はり指数について評価した。この結果
を図7〜図9に示す。なお、これらの図には、参考のた
め、上述の実施例1の結果も合せて示す。
あるC方法(比較例2)あるいはD方法(比較例3)を
以下のように行う以外は実施例2と同様に崩壊性顆粒及
び血行促進剤を含有しない化粧料を使用し、マッサージ
開始前とマッサージ開始6週間後の皮膚状態を皮膚血
流、くすみ指数、はり指数について評価した。この結果
を図7〜図9に示す。なお、これらの図には、参考のた
め、上述の実施例1の結果も合せて示す。
【0071】C方法(比較例2) (C-1) 手のひらに約2mL化粧料を取り、顔全体に伸ば
し、(C-2) 図10に示すように、額を下から上に両手で
交互にすりあげるマッサージを3回行い(同図a)、(C
-3) 眉間から外側へ螺旋を3つ描くようにマッサージし
(同図b)、(C-4) 鼻の横を上下に3回軽く指先を動か
してマッサージし(同図c)、(C-5) 口角をあげるよう
に口の周りをすりあげるマッサージを3回行い(同図
d)、(C-6) 頬は上中下3段に分けてそれぞれらせん状
にすりあげるマッサージを2回行い(同図e)、(C-7)
目の周りを1周するマッサージを3回行う(同図f)。
し、(C-2) 図10に示すように、額を下から上に両手で
交互にすりあげるマッサージを3回行い(同図a)、(C
-3) 眉間から外側へ螺旋を3つ描くようにマッサージし
(同図b)、(C-4) 鼻の横を上下に3回軽く指先を動か
してマッサージし(同図c)、(C-5) 口角をあげるよう
に口の周りをすりあげるマッサージを3回行い(同図
d)、(C-6) 頬は上中下3段に分けてそれぞれらせん状
にすりあげるマッサージを2回行い(同図e)、(C-7)
目の周りを1周するマッサージを3回行う(同図f)。
【0072】以上の(C-1) 〜(C-7) を約3〜5分で行
う。なお、このC方法は、心臓より遠い部位から近い部
位へと求心性にマッサージを行う方法である。この方法
は、血管の分布に沿ってマッサージするが、血液の流れ
に沿ったものではない。
う。なお、このC方法は、心臓より遠い部位から近い部
位へと求心性にマッサージを行う方法である。この方法
は、血管の分布に沿ってマッサージするが、血液の流れ
に沿ったものではない。
【0073】D方法(比較例3) (D-1) 手のひらに約2mL化粧料を取り、顔全体に伸ば
し、(D-2) 図11に示すように、首の中央から側面を両
手のひらで下から上へ交互にこすりあげるマッサージを
3回行い(同図a)、(D-3) 唇の下、前顎の中央に両手
の人差し指を置き、中指は下顎において左右交互に耳の
下まですりあげるマッサージを3回行い(同図b)、(D
-4) 両手の中指と薬指を前顎に置き、唇の両端に向かっ
て螺旋を描くようにマッサージし、さらに上唇の上方へ
すべらせるマッサージを3回行い(同図c)、(D-5) 両
手の中指と薬指で小鼻の両側を上下に3回マッサージし
(同図d)、(D-6) 鼻の先端から上に向けてすりあげる
マッサージを3回行い(同図e)、(D-7) 中指と薬指で
唇の横、小鼻の横あるいは鼻の中央からそれぞれこめか
みに向けてすりあげるマッサージを3回ずつ行い(同図
f)、(D-8) 中指と薬指で唇の横、小鼻の横あるいは鼻
の中央からそれぞれこめかみに向けて螺旋を描くマッサ
ージを3回ずつ行い(同図g)、(D-9) 両手の指全体を
使って頬全体を軽く3回パッティングし、(D-10)中指と
薬指を上眼瞼にのせ、圧力を加えながら目頭から目尻の
方向へ静かに指をすべらせ(同図h)(D-11)指先で額全
体を下から上へ交互に垂直にすりあげるマッサージを3
回行う(同図i)。以上の(D-1) 〜(D-11)を約3〜5分
で行う。
し、(D-2) 図11に示すように、首の中央から側面を両
手のひらで下から上へ交互にこすりあげるマッサージを
3回行い(同図a)、(D-3) 唇の下、前顎の中央に両手
の人差し指を置き、中指は下顎において左右交互に耳の
下まですりあげるマッサージを3回行い(同図b)、(D
-4) 両手の中指と薬指を前顎に置き、唇の両端に向かっ
て螺旋を描くようにマッサージし、さらに上唇の上方へ
すべらせるマッサージを3回行い(同図c)、(D-5) 両
手の中指と薬指で小鼻の両側を上下に3回マッサージし
(同図d)、(D-6) 鼻の先端から上に向けてすりあげる
マッサージを3回行い(同図e)、(D-7) 中指と薬指で
唇の横、小鼻の横あるいは鼻の中央からそれぞれこめか
みに向けてすりあげるマッサージを3回ずつ行い(同図
f)、(D-8) 中指と薬指で唇の横、小鼻の横あるいは鼻
の中央からそれぞれこめかみに向けて螺旋を描くマッサ
ージを3回ずつ行い(同図g)、(D-9) 両手の指全体を
使って頬全体を軽く3回パッティングし、(D-10)中指と
薬指を上眼瞼にのせ、圧力を加えながら目頭から目尻の
方向へ静かに指をすべらせ(同図h)(D-11)指先で額全
体を下から上へ交互に垂直にすりあげるマッサージを3
回行う(同図i)。以上の(D-1) 〜(D-11)を約3〜5分
で行う。
【0074】なお、このD方法は、心臓から遠心性にマ
ッサージを行う方法である。この方法では、心臓から皮
膚組織への血液の供給は考慮されているが、皮膚組織か
ら心臓への血流は考慮されていない。
ッサージを行う方法である。この方法では、心臓から皮
膚組織への血液の供給は考慮されているが、皮膚組織か
ら心臓への血流は考慮されていない。
【0075】図7〜図9の結果から、崩壊性粒子を含有
したマッサージ化粧料を使用しない場合でも、まず動脈
の血流方向にマッサージし、次に静脈の血流方向にマッ
サージする本発明の美容方法によると、血液の循環方向
が考慮されていない従来の美容方法に比して、皮膚血
流、くすみ、はりのいずれについても、優れた美容効果
を得られることが確認できた。
したマッサージ化粧料を使用しない場合でも、まず動脈
の血流方向にマッサージし、次に静脈の血流方向にマッ
サージする本発明の美容方法によると、血液の循環方向
が考慮されていない従来の美容方法に比して、皮膚血
流、くすみ、はりのいずれについても、優れた美容効果
を得られることが確認できた。
【0076】
【発明の効果】本発明によれば、一般人でもマッサージ
を手軽に行うことができ、かつマッサージによる大きな
美容効果を得ることができる。より具体的には、血行促
進、肌色改善、むくみ低減、にきびの予防と解消、化粧
崩れの防止、皮膚のはりの改善、たるみの改善、化粧の
りの改善という種々の効果を得ることができる。したが
って、本発明は日常的に行えるスキンケアの一つとし
て、有用な方法となる。
を手軽に行うことができ、かつマッサージによる大きな
美容効果を得ることができる。より具体的には、血行促
進、肌色改善、むくみ低減、にきびの予防と解消、化粧
崩れの防止、皮膚のはりの改善、たるみの改善、化粧の
りの改善という種々の効果を得ることができる。したが
って、本発明は日常的に行えるスキンケアの一つとし
て、有用な方法となる。
【図1】本発明の美容方法における顔のマッサージの説
明図である。
明図である。
【図2】本発明の美容方法における身体のマッサージの
説明図である。
説明図である。
【図3】本発明の美容方法における身体のマッサージの
説明図である。
説明図である。
【図4】実施例及び比較例のマッサージ開始前及びマッ
サージ開始6週間後の皮膚血流を示すグラフである。
サージ開始6週間後の皮膚血流を示すグラフである。
【図5】実施例及び比較例のマッサージ開始前及びマッ
サージ開始6週間後のくすみ指数を示すグラフである。
サージ開始6週間後のくすみ指数を示すグラフである。
【図6】実施例及び比較例のマッサージ開始前及びマッ
サージ開始6週間後のはり指数を示すグラフである。
サージ開始6週間後のはり指数を示すグラフである。
【図7】実施例及び比較例のマッサージ開始前及びマッ
サージ開始6週間後の皮膚血流を示すグラフである。
サージ開始6週間後の皮膚血流を示すグラフである。
【図8】実施例及び比較例のマッサージ開始前及びマッ
サージ開始6週間後のくすみ指数を示すグラフである。
サージ開始6週間後のくすみ指数を示すグラフである。
【図9】実施例及び比較例のマッサージ開始前及びマッ
サージ開始6週間後のはり指数を示すグラフである。
サージ開始6週間後のはり指数を示すグラフである。
【図10】従来の美容方法における顔のマッサージの説
明図である。
明図である。
【図11】従来の美容方法における顔のマッサージの説
明図である。
明図である。
Claims (30)
- 【請求項1】 まず動脈の血流方向にマッサージし、次
いで静脈の血流方向にマッサージすることを特徴とする
美容方法。 - 【請求項2】 マッサージする部位に化粧料を適用して
マッサージする請求項1記載の美容方法。 - 【請求項3】 マッサージする部位が、身体である請求
項1記載の美容方法。 - 【請求項4】 マッサージする部位が、顔である請求項
1記載の美容方法。 - 【請求項5】 まず口もとから小鼻を通る線を描くよう
にマッサージし、次いで頬を口もとから下眼瞼を通り耳
の方へ円を描くようにマッサージする請求項4記載の美
容方法。 - 【請求項6】 まず口もとから小鼻を通る線を描くよう
にマッサージし、次いで額を眉間付近から額上部を通っ
て両端部へ、円弧を描くようにマッサージする請求項4
記載の美容方法。 - 【請求項7】 まず口もとから小鼻を通る線を描くよう
にマッサージし、次いで下眼瞼を目元から目尻の方へマ
ッサージする請求項4記載の美容方法。 - 【請求項8】 (a) 口もとから小鼻を通る線を描くよう
にマッサージし、その後、(b) 頬を口もとから下眼瞼を
通り耳の方へ円を描くように行うマッサージ、(c) 額を
眉間付近から額上部を通って両端部へ円弧を描くように
行うマッサージ、及び(d) 下眼瞼を目元から目尻の方へ
行うマッサージを任意の順序で行う請求項4記載の美容
方法。 - 【請求項9】 (a) 口もとから小鼻を通る線を描くよう
に行うマッサージ、(b) 頬を口もとから下眼瞼を通り耳
の方へ円を描くように行うマッサージ及び(c) 額を眉間
付近から額上部を通って両端部へ円弧を描くように行う
マッサージを、各2〜3回ずつ、(a),(b),(c) の順序で
2〜3回繰り返し、次いで(d) 下眼瞼を目元から目尻の
方へ行うマッサージを2〜3回行う請求項8記載の美容
方法。 - 【請求項10】 両手の指全体でマッサージする請求項
1〜9のいずれかに記載の美容方法。 - 【請求項11】 化粧料が、崩壊性粒子を含有する請求
項2〜10のいずれかに記載の美容方法。 - 【請求項12】 崩壊性粒子が崩壊性顆粒又は崩壊性マ
イクロカプセルである請求項11記載の美容方法。 - 【請求項13】 化粧料が、血行促進剤を含有する請求
項11記載の美容方法。 - 【請求項14】 血行促進剤がニコチン酸トコフェロー
ル、酢酸トコフェロール、ニコチン酸アミド、センブリ
エキス、オトギリソウエキス、イチョウエキス、アルニ
カエキス、ハマメリスエキス、トウキンセンカエキス、
マロニエエキス、エンメイソウエキス、サルビアエキ
ス、ハマボウフウエキス、米胚芽油及びボダイジュエキ
スから選ばれる請求項13記載の美容方法。 - 【請求項15】 化粧料が、屈折率1.444以上又は
SP値16.5以上の油剤を含有する請求項11記載の
美容方法。 - 【請求項16】 油剤がイソノナン酸イソトリデシル、
ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、1−イソステア
ロイル−3−ミリストイルグリセロール、トリ2−エチ
ルヘキサン酸グリセリン、スクワラン、1,3−ミリス
トイルグリセロール、モノイソステアリン酸ジグリセリ
ン、ジイソステアリン酸ジグリセリン、トリイソステア
リン酸ジグリセリン及び乳酸オクチルドデシルから選ば
れる請求項15記載の美容方法。 - 【請求項17】 化粧料が、美白剤を含有する請求項1
1記載の美容方法。 - 【請求項18】 美白剤が、L−アスコルビン酸、アル
ブチン、コウジ酸、プラセンタエキス、カミツレエキ
ス、茶エキス、カッコンエキス及びカンゾウエキスから
選ばれる請求項17記載の美容方法。 - 【請求項19】 化粧料が、皮脂分泌抑制剤を含有する
請求項11記載の美容方法。 - 【請求項20】 皮脂分泌抑制剤が、エストラジオー
ル、スルホ石炭酸亜鉛、酸化亜鉛、ローヤルゼリー、1
0−ヒドロキシウンデカン酸及び12−ヒドロキシステ
アリン酸から選ばれる請求項19記載の美容方法。 - 【請求項21】 化粧料が液状化粧料である請求項2〜
20のいずれかに記載の美容方法。 - 【請求項22】 請求項1〜21のいずれかに記載のマ
ッサージを行う血行促進方法。 - 【請求項23】 請求項1〜21のいずれかに記載のマ
ッサージを行う肌色改善方法。 - 【請求項24】 請求項1〜21のいずれかに記載のマ
ッサージを行うむくみ低減方法。 - 【請求項25】 請求項1〜21のいずれかに記載のマ
ッサージを行うにきび予防・解消方法。 - 【請求項26】 請求項1〜21のいずれかに記載のマ
ッサージを行う化粧崩れ防止方法。 - 【請求項27】 請求項1〜21のいずれかに記載のマ
ッサージを行う皮膚のはり改善方法。 - 【請求項28】 請求項1〜21のいずれかに記載のマ
ッサージを行う皮膚のたるみ改善方法。 - 【請求項29】 請求項1〜21のいずれかに記載のマ
ッサージを行う化粧のり改善方法。 - 【請求項30】 請求項1〜21のいずれかに記載のマ
ッサージを行うことからなるマッサージ方法。
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