JP3032531B1 - 化粧料 - Google Patents
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Abstract
の提供。 【解決手段】 セルロース粉末が30〜95重量%と水
溶性物質が5〜70重量%からなり、平均粒径が50〜
2000μm、L/Dが3以下、タッピング見掛け密度
が0.65g/ml以上、水中での軟化度が0.1〜
0.8であるセルロース顆粒を配合した化粧料。
Description
みやかに軟化し、皮膚同士の摩擦等の弱いシアで崩壊
し、崩壊後セルロース粒子となって汗や油を吸収するこ
とが可能なセルロース顆粒を配合した使用感の良い化粧
料に関するものである。
スライド感、均一塗布性の向上、プレス状化粧料の場合
における化粧料表面の固化(ケーキング)防止、パフ、
スポンジ等の塗布体への移行性向上等の手段として、タ
ルク、マイカ、雲母チタン、カオリン等の無機顔料やナ
イロン末、ポリエチレン末等の有機粉末を配合すること
が一般に行なわれている。
酸化チタン、アルミナ、シリカを造粒して粒径の大きな
加圧崩壊性球状粉体を用い、化粧操作の初期には粒径の
大きな加圧崩壊性球状粉体の働きにより肌へののびがよ
く、塗布操作で加圧崩壊性球状粉体が徐々に崩壊して粒
径が小さくなることにより高い密着性が得られる化粧料
が提案されている。例えば、特許第2799613号公
報(特開平3−197412)に平均粒径0.1〜10
μmの球状無水ケイ酸を水溶性高分子及び/または疎水
性高分子を用いて造粒して得られる加圧崩壊性球状粉体
及びこれを配合した化粧料が開示されている。また、特
開平10−226621号公報には、水不溶性の一次粒
子と結合剤からなる崩壊性顆粒を含有する化粧料であっ
て、化粧料中における崩壊性顆粒が微小圧縮強度0.1
〜0.02kgf/mm2で、粒径100〜1000μ
mであり、1次粒子の平均粒径が100μm以下である
化粧料が開示されている。
あるいは合成高分子であり、それ自身結着性がないた
め、結合剤が必須であった。この結合剤は、いわゆる糊
剤であるため、顆粒崩壊にしたがい、べとつきが生じ、
使用感に問題があった。また、化粧品素材として有効な
吸水性や吸油性を持たないため、クレンジング作用はま
ったくないという問題があった。
た時、形態を維持しつつ軟化し、皮膚同士の摩擦等の弱
いシアで崩壊し、崩壊後セルロース粒子となって汗や油
を吸収することが可能な水中軟化性顆粒を配合した、べ
とつきがなく使用感の良い化粧品を提供することを目的
とする。
発明者らは鋭意研究を行なった結果、セルロースと水溶
性物質、特に糖類、糖アルコール類と造粒して得られる
セルロース顆粒を配合した化粧料が、従来にない新規な
使用感を有し、かつクレンジング作用をあわせもつこと
を見出し、本発明を完成した。
5〜70重量%からなり平均粒径が50〜2000μm
であるセルロース顆粒を配合したことを特徴とする化粧
料、 2.L/Dが3以下、タッピング見掛け密度が0.65
g/ml以上、水中での軟化度が0.1〜0.8である
セルロース顆粒を配合したことを特徴とする1.記載の
化粧料、 3.セルロース粉末が微結晶セルロースであることを特
徴とする1.または2.記載の化粧料、 4.水溶性物質が、糖類、糖アルコールのうち1種また
は2種以上である1.、2.、または3記載の化粧料、
である。
は、例えば、パルプを機械的に処理したもの、パルプを
酸加水分解又はアルカリ酸化分解したもの、パルプを酸
加水分解又はアルカリ分解の前又は後で機械的処理した
もの、不溶性粉末セルロース、及び粉末αセルロース、
その他の不溶性セルロース粉末等が挙げられ、これらの
1種又は2種以上が好適に用いられる。セルロース顆粒
を配合した化粧料の使用感の観点から、平均重合度50
〜375の微結晶セルロースが、特に好ましい。
塩化ナトリウム、塩化カリウム等の水溶性金属塩、単糖
類、二糖類、オリゴ糖類、糖アルコール類、グリセリン
類、アミノ酸塩等が挙げられる。これらのうち単糖類、
二糖類、オリゴ糖類、糖アルコールが特に好ましい。こ
れらの水溶性物質の分子量は2000以下で、かつ10
重量%水溶液の粘度が、B型粘度計で室温下測定したと
き、5センチポイズ以下のものが好ましい。
レオース、アラビノース、キシロース、ガラクトース、
リボース、グルコース、ソルボース、フルクトース、マ
ンノース等が挙げられる。二糖類としては、白糖、トレ
ハロース、セロビオース、マルトース等が挙げられる。
ルロースオリゴ糖、ラクトオリゴ糖等が挙げられる。糖
アルコール類としては、キシリトール、ソルビトール、
エリスリトール、マンニトール、マルチトール等が挙げ
られる。これらの糖類または糖アルコールの1種又は2
種以上を組み合わせて用いることができる。アミノ酸塩
としてはベタインが挙げられる。
またトレハロース、キシリトールは皮膚への効能がある
ため、より好ましい。
水溶性物質の割合は、セルロース粉末30〜95重量%
に対し水溶性物質5〜70重量%、好ましくはセルロー
ス粉末60〜80重量%に対し水溶性物質20〜40重
量%である。水溶性物質が、5重量%未満では水中での
軟化が十分でなく。使用感に問題がある。70重量%を
越えると、水中投入後軟化崩壊が進みすぎ、顆粒の形態
をなさず、化粧品配合物の視覚上や使用感に問題があ
る。
50μm〜2000μm、好ましくは70μm〜170
0μm、より好ましくは100μm〜1500μmであ
る。顆粒の平均粒径が50μmより小さいと使用時のざ
らざら感がなくなり独自の効果は得られない。また20
00μmより大きいと使用時に違和感が生ずるため不都
合である。
くなる。
め、化粧量配合前の顆粒硬度がある程度以上あり、かつ
水中で実質的に形態を保持しながら、柔らかくなる性質
を賦与する必要がある。このため、セルロース顆粒はポ
ーラスではなく、ある程度密に詰まった構造が好まし
い。この観点から、タッピング密度0.65g/ml以
上、より好ましくは0.8g/ml以上である。水中で
ある程度軟化するものの、顆粒の形態を保持し顆粒の感
触が残っていることが好ましい。このため、水中軟化度
を以下のように定義し、0.8〜0.1であることが好
ましい。
硬度測定装置(岡田精工製グラノ)で破壊時のピーク値
X1(g)を測定する。また、粒子を5分間室温の水に
浸した後取り出し、再度破壊時ピーク値X2(g)を測
定する。(X2/X1)比を水中での軟化度と定義す
る。軟化度が0.8を超すと、化粧品に配合したとき硬
く、痛いなど使用感に問題がある。一方、軟化度が0.
1未満の場合、独自な使用感が得られないため、不都合
である。
を適量の水を用いて混練した後、押出し造粒機、攪拌造
粒機、転動造粒機を用いて整粒し乾燥して得ることがで
きる。造粒機は1種又は2種以上を組み合わせて使用す
ることができる。特に、押出し造粒を行うと、押出し時
混練物が強く圧縮され、比較的締ったセルロース顆粒を
製造することができるため好都合である。水溶性物質に
よっては、湿混練物の相互付着性が強い場合があるが、
このような時は、押出し造粒機で湿顆粒化し、転動造粒
時間を1分以内に実施するとよい。
いが、例えば、クレンジングフォーム、クレンジングジ
ェル、洗顔パウダー、クレンジングクリーム、マッサー
ジクリーム、クレンジングミルク、クレンジングローシ
ョン、化粧水、乳液等が挙げられる。好ましくは、クレ
ンジングフォーム、クレンジングジェル、洗顔パウダ
ー、クレンジングクリーム、クレンジングミルク、クレ
ンジングローション等の清浄用化粧品に配合すれば、使
用時に崩壊すると共に、セルロースの吸水性、吸油性に
よって、垢等の人体汚れを効果的に除去することが可能
となるため、好都合である。配合は化粧料全組成中に
0.1〜10重量配合するのが好ましく、特に0.5〜
7%、特に好ましくは2〜5%である。
のほか、通常の洗浄料、化粧料、マッサージ料等に用い
られる成分、例えば油剤、美白剤、皮脂分泌抑制剤、血
行促進剤、保湿剤、柔軟剤、界面活性剤、角質保護剤、
増粘剤、防腐剤、pH調整剤、香料、酸化防止剤、色
剤、薬効剤、溶剤等を本発明の効果を損なわない範囲で
適宜配合することができる。
ノナン酸イソトリデシル、トリ2−エチルヘキサン酸グ
リセリン、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、1−
イソステアロイル3−ミリストイルグリセロール、アジ
ピン酸ジイソステアリル、流動イソパラフィン、スクワ
ラン、モノイソステアリン酸ジグリセリン、ジイソステ
アリン酸ジグリセリン、トリイソステアリン酸ジグリセ
リン、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、ミリ
スチン酸イソトリデシル、ミリスチン酸オクチルドデシ
ル、ミリスチン酸ヘキシルデシル、ネオデカン酸オクチ
ルドデシル、月見草油、ホホバ油、アボガド油、ブドウ
油、タートル油、ミンク油、オレンジラフィー油、ポリ
オキシエチレンメチルポリシロキサン共重合体、イソノ
ナン酸イソトリデシル、トリイソステアリン酸ジグリセ
リン、テトライソステアリン酸ジグリセリン、トリイソ
ステアリン酸トリメチロールプロパン、ジオクタン酸ネ
オペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、乳
酸オクチルドデシル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセ
リン、1−イソステアロイル3−ミリストイルグリセロ
ール、1,3−ミリストイルグリセロール、アジピン酸
イソステアリル等が挙げられる。
わせて用いることができ、全組成中に1〜50%、特に
3〜17%配合するのが好ましい。
しみ、そばかす、色黒等を改善することができるもので
あり、例えば「フレグランスジャーナル臨時増刊No.
14(1995年)」に掲載され、一般に美白剤として
使用されているアスコルビン酸及びその誘導体、ハイド
ロキノン誘導体、コウジ酸及びその誘導体、胎盤抽出
物、植物エキス等を用いることができる。
体としては、例えばL−アスコルビン酸リン酸エステル
のアルカリ金属塩であるL−アスコルビン酸リン酸エス
テルナトリウム塩、L−アスコルビン酸リン酸エステル
カリウム塩;アルカリ土類金属塩であるL−アスコルビ
ン酸リン酸エステルマグネシウム塩、L−アスコルビン
酸リン酸エステルカルシウム塩;3価の金属塩であるL
−アスコルビン酸リン酸エステルアルミニウム塩;ま
た、L−アスコルビン酸硫酸エステルのアルカリ金属塩
であるL−アスコルビン酸硫酸エステルナトリウム塩、
L−アスコルビン酸硫酸エステルカリウム塩;アルカリ
土類金属塩であるL−アスコルビン酸硫酸エステルマグ
ネシウム塩、L−アスコルビン酸硫酸エステルカルシウ
ム塩;3価の金属塩であるL−アスコルビン酸硫酸エス
テルアルミニウム塩;L−アスコルビン酸のアルカリ金
属塩であるL−アスコルビン酸ナトリウム塩、L−アス
コルビン酸カリウム塩;アルカリ土類金属塩であるL−
アスコルビン酸マグネシウム塩、L−アスコルビン酸カ
ルシウム塩;3価の金属塩であるL−アスコルビン酸ア
ルミニウム塩等が挙げられる。
イドロキノンと糖の縮合物、ハイドロキノンに炭素数1
〜4のアルキル基を一つ導入したアルキルハイドロキノ
ンと糖の縮合物等が挙げられる。
コウジ酸、コウジ酸モノブチレート、コウジ酸モノカプ
レート、コウジ酸モノパルミテート、コウジ酸モノステ
アレート、コウジ酸モノシンナモエート、コウジ酸モノ
ベンゾエート等のモノエステル、コウジ酸ジブチレー
ト、コウジ酸ジパルミテート、コウジ酸ジステアレー
ト、コウジ酸ジオレート等のジエステル等が挙げられ
る。
キスとして一般に市販され化粧品原料として使用されて
いるものを用いることができ、例えば牛や豚又はヒト等
の哺乳動物の胎盤を洗浄、除血、破砕、凍結等の工程を
経て、水溶性成分を抽出した後、更に不純物を除去して
得られるものを挙げることができる。
ッコン、黒豆、エンレイソウ、アマナ、ハナスゲ、ジャ
ノヒゲ、チトセラン、ウラジロガシ、インチンコウ、カ
ミツレ、チョウセンアザミ、シオン、米、チョウジ、ウ
コン、ツルレイシ、サンヤク、アロエ、茶、ユキノシ
タ、オウゴン、ビワ、トウヒ、コウライニンジン、アル
テア、キナ、コンフリー、ローズマリー、ロート、ホン
ダワラ等の抽出エキスが挙げられる。
合わせて用いることができ、全組成中に0.01〜10
%、特に0.1〜5%(植物抽出エキスの場合は乾燥固
形分として)配合するのが好ましい。更に、皮脂分泌抑
制剤は、過剰皮脂に起因する毛穴周りの色素沈着や肌あ
れ、にきび等を予防するものであり、例えば「フレグラ
ンスジャーナルNo.10(1994年)」に掲載さ
れ、一般に皮脂分泌抑制剤として使用されている抗男性
ホルモン剤、生薬エキス、収斂剤、その他成分等を用い
ることができる。具体的には、抗男性ホルモン剤として
は、例えばオキセンドロン、17−α−メチル−β−ノ
ルテストステロン、クロマジノンアセテート、サイプロ
テロンアセテート、スピロノラクトン、ヒドロキシフル
タミド、エストラジオール、エチニルエストラジオール
等が挙げられる。
オウゴン、セージ、ホップ、ローズマリー、オトギリソ
ウ、ハッカ、カミツレ、何首鳥、黄連、黄柏、黄苓、重
薬、陳皮、人参、シャクヤク、トウシシ、プロポリス、
タクシア、タンニン、ハマメリス、ボタン、樺木ター
ル、ローヤルゼリー、コウボエキス等の抽出エキスが挙
げられる。収斂剤としては、例えばスルホ石炭酸亜鉛、
酸化亜鉛、アルミニウムヒドロキシクロライド、アラン
トインジヒドロキシアルミニウム等が挙げられる。その
他、ビタミンB6、13−シス−レチノイン酸、ビタミ
ンE、グリチルレチン酸、サリチル酸、ニコチン酸、パ
ントテン酸カルシウム、アゼライン酸ジカリウム、10
−ヒドロキシウンデカン酸、12−ヒドロキシステアリ
ン酸等も皮脂分泌抑制剤として用いることができる。
以上を組合わせて用いることができ、全組成中に0.0
1〜10%、特に0.1〜5%(生薬エキスの場合は乾
燥固形分として)配合するのが好ましい。
の化粧料、医薬部外品、医薬品等に用いられる成分であ
ればいずれでもよく、単一化合物、植物抽出エキス等、
特に制限されず用いることができる。
昭62−87506号公報に血管拡張剤として記載され
ているビタミンEのエステル化物、ニコチン酸エステ
ル、又はオロチン酸エステル;特開昭62−19531
6号公報に末梢循環促進剤として記載されているビタミ
ンEのエステル化物、酢酸エステル、又はコハク酸エス
テル;この他にニコチン酸アミド、ニコチン酸メチル等
が挙げられる。また、植物抽出エキス類としては、例え
ば1986年発行のフレグランスジャーナル臨時増刊号
第6巻や1979年発行のフレグランスジャーナル臨時
増刊号第1巻等に血行促進効果が明記されているエキス
類、例えばアルニカ、サンザシ、キナ、サルビア、ボダ
イジュ、ナタネニンジン、トショウ、マンネンロウ、オ
トギリソウ、イチョウ、メリッサ、オノニス、マロニ
エ、センブリ、ニンニク、カミツレ、サイム、ハッカ、
イラクサ、トウガラシ、ショウガ、ホップ、西洋トチノ
キ、ラベンダー、ニンジン、カラシナ、ケイ、マツ、セ
ンキュウ、ニワトコ、ヤマゼリ、ハシリドコロ、ボタ
ン、ヤマモモ、ドクダミ、コウホネ、シブガキ、トウキ
ンセンカ、グビジンソウ、リンドウ、ブドウ、ハマボウ
フウ、ダイダイ、ユズ、ショウブ、ナツミカン、ハマメ
リス、メリーロート、ウイキョウ、サンショウ、シャク
ヤク、ユーカリ、ヨモギ、エンメイソウ、コメ、クラ
ラ、ショウキョウ、チョウジ、シナノキエキス、米胚
芽、オトギリソウ等の抽出エキスが挙げられる。
以上を組合わせて用いることができ、全組成中に0.0
01〜5%配合するのが好ましく、特に0.01〜3
%、更に0.02〜2%配合すると、十分な肌色改善効
果が得られるとともに、肌のほてり感もないので好まし
い。なお、植物抽出エキスの場合には、乾燥固形分とし
ての配合量が、このような範囲内であるのが好ましい。
ないが、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、トリエチレングリコール、それ以上のポリエチレ
ングリコール類、プロピレングリコール、ジプロピレン
グリコール、それ以上のポリプロピレングリコール類、
1,3−ブチレングリコール、1,4−ブチレングリコ
ール等のブチレングリコール類、グリセリン、ジグリセ
リン、それ以上のポリグリセリン類、ソルビトール、マ
ンニトール、キシリトール、マルチトール等の糖アルコ
ール類、グリセリン類のエチレンオキシド(以下、EO
と略記する)・プロピレンオキシド(以下、POと略記
する)付加物、糖アルコール類のEO・PO付加物、ガ
ラクトース、フルクトース等の単糖類とそのEO・PO
付加物、マルトース、ラクトース等の多糖類とそのEO
・PO付加物、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ポリ
オキシエチレンメチルグルコシド(EO付加モル数=1
0、20等)などが挙げられる。
ないが、例えばα−ヒドロキシ−イソ酪酸、α−ヒドロ
キシ−イソカプロン酸、α−ヒドロキシ−n−カプロン
酸、α−ヒドロキシ−イソカプリル酸、α−ヒドロキシ
−n−カプリル酸、α−ヒドロキシ−n−カプリン酸、
乳酸、α−ヒドロキシステアリン酸、クエン酸、グリコ
ール酸等のα−ヒドロキシ酸類、リジン、アルギニン、
ヒスチジン、オルニチン、カナバニン等の塩基性アミノ
酸類、ε−アミノカプロン酸、尿素、2−ヒドロキシグ
アニジン、2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチルグア
ニジン等のアミン類の他、特開昭62−99315号公
報や特開平2−178207号公報に記載されているペ
プチド類、特開平6−293625号公報に記載されて
いるトリメチルグリシンなどが挙げられる。
剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界
面活性剤のいずれでもよく、特に限定されるものではな
いが、例えばポリオキシエチレン(以下、POEと略記
する)硬化ヒマシ油、POEアルキルエーテル、POE
分岐アルキルエーテル、POE脂肪酸エステル、POE
グセリン脂肪酸エステル、POEソルビタン脂肪酸エス
テル、POEソルビトール脂肪酸エステル、POE硬化
ヒマシ油アルキル硫酸エステル、POEアルキル硫酸エ
ステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、アルキルリン
酸エステル、POEアルキルリン酸エステル、脂肪族ア
ルカリ金属塩、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン
脂肪酸エステル、アルキルポリグルコシド、ポリエチレ
ングリコール脂肪酸エステル、α−モノイソステアリル
グリセリルエーテル、ステアロイルメチルタウリンナト
リウム、POEラウリルエーテルリン酸ナトリウム、エ
ーテル変性シリコーン等が挙げられる。
ではないが、例えばヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸
等のムコ多糖類、ゼラチン、コラーゲン等の蛋白質、特
開昭64−10997号公報記載の酸性ヘテロ多糖類な
どが挙げられる。
ないが、例えばカラギーナン、デキストリン、メチルセ
ルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロ
ース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルアル
コール、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸ナトリウム、
メタクリル酸、カルボキシビニルポリマー、キサンタン
ガム、カルボキシメチルキチン、キトサン、カチオン化
セルロース等の高分子化合物、ケイ酸アルミニウムマグ
ネシウム、ベントナイト等の無機化合物などが挙げられ
る。
液状、固形状、ペースト状、ジェル状、O/W乳化状、
W/O乳化状等の油性化粧料、水性化粧料、乳化化粧
料、液晶型化粧料などの形態にすることができ、特にO
/W乳化状、水性とするのが好ましい。また、塗布する
だけのタイプ、マッサージした後洗い流すタイプ、拭き
取るタイプ等の剤型にすることもできる。
首等に塗布することにより使用されるが、更に用手的に
マッサージ又は塗擦して使用すると、より高い効果を得
ることができる。マッサージ又は塗擦して使用する場合
には、例えば、必要量、例えば2〜4gを手にとり、軽
く顔面・首等に塗布し、手の平や指の腹で軽くマッサー
ジして、水中軟化性顆粒の感触がなくなった時点(約1
分)でマッサージを終了し、ティッシュやコットンで拭
き取るか、又は水、ぬるま湯で洗い流せばよい。
詳細に説明する。なお、以下の方法で顆粒の平均粒径を
測定した。
ーA型)により、JIS標準篩(Z8801−198
7)を用いて試料50gを5分間篩分し、累積50重量
%の粒度を顆粒の平均粒径とした。
(長径L/短径D)を求め、その平均値をとる。
程度タッピングし、求める。繰り返し回数は3で、その
平均値をとる。
で破壊時のピーク値X1(g)を測定する。また、粒子
を5分間室温の水に浸した後取り出し、再度破壊時ピー
ク値X2(g)を測定する。(X2/X1)比を水中軟
化度と定義する。
株式会社製結晶セルロース「アビセルTG101」40
0g、東和化成株式会社製キシリット100g、純水3
80gをプラネタリーミキサーにより10分間混練し
た。湿混練物を押出し造粒機(不二パウダル製ドームグ
ラン)にて押出しを行った。ダイ孔は0.5mmのもの
を使用した。押出した湿混練物をマルメライザーQ23
0型(不二パウダル社製)にて30秒間転動操作を行
い、整粒した。整粒した顆粒を60℃パーフェクト内で
16時間乾燥させた。取得した顆粒をセルロース顆粒A
1とし、この平均粒径を測定すると520μmであっ
た。タッピング見掛け密度は、0.72g/mlであっ
た。また顕微鏡で観察したL/Dは2.7であった。粒
子の破壊時のピーク値X1(g)を測定したところ42
gであった。また、試料台の上のサンプルに水を滴下し
5分後、再度破壊時ピーク値X2(g)を測定すると1
6gであった。したがって水中の軟化度(X2/X1)
は0.38であった。なお、キシリトールの分子量は1
52で、10重量%水溶液の粘度は、室温下、B型粘度
計で測定すると、1.1センチポイズであった。
株式会社製結晶セルロース「アビセルTG101」40
0g、林原株式会社製トレハロース100gを用い、実
施例1と同一の方法で造粒しセルロース顆粒A2とし
た。取得した顆粒の平均粒径を測定すると540μmで
あった。タッピング見掛け密度は、0.79g/mlで
あった。また顕微鏡で観察したL/Dは2.8であっ
た。
したところ52gであった。また、粒子を5分間室温の
水に浸した後取り出し、再度破壊時ピーク値X2(g)
を測定すると22gであった。したがって水中での軟化
度(X2/X1)は0.42であった。なお、トレハロ
ースの分子量は364で、10重量%水溶液の粘度は、
室温下、B型粘度計で測定すると、1.8センチポイズ
であった。
の方法により洗浄用化粧水を調製した。
より1〜5の5段階の官能評価を下記のそれぞれの項目
ごとに行なった。
常によい <使用感> 1:悪い 2:やや悪い 3:普通 4:よい 5:非
常によい 結果は10名の5段階評価の平均値で下記のように表し
た。
合することにより、洗浄力と使用感を大幅に改良するこ
とができる。
レンジングクリームを調製した。
による官能評価を実施し、結果は以下の通りとなった。
合することにより、洗浄力と使用感が大幅に改良するこ
とができる。
サージクリームを調製した。
による官能評価を実施し、結果は以下の通りとなった。
合することにより、洗浄力と使用感が大幅に改良するこ
とができる。
膚同士の摩擦等の弱いシアで崩壊し、崩壊後セルロース
粒子となって汗や油を吸収するセルロース顆粒を配合す
ることによりべとつきのない使用感の良い化粧料を提供
できる。
Claims (4)
- 【請求項1】 セルロース粉末が30〜95重量%と水
溶性物質が5〜70重量%からなり平均粒径が50〜2
000μmであるセルロース顆粒を配合したことを特徴
とする化粧料。 - 【請求項2】 L/Dが3以下、タッピング見掛け密度
が0.65g/ml以上、水中での軟化度が0.1〜
0.8であるセルロース顆粒を配合したことを特徴とす
る特許請求項1記載の化粧料。 - 【請求項3】 セルロース粉末が微結晶セルロースであ
ることを特徴とする請求項1または2記載の化粧料。 - 【請求項4】 水溶性物質が、糖類、糖アルコールのう
ち1種または2種以上である特許請求項1、2または3
記載の化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11195685A JP3032531B1 (ja) | 1999-07-09 | 1999-07-09 | 化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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