JP2000067021A - ソフトウエアの高速自動更新方式 - Google Patents

ソフトウエアの高速自動更新方式

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JP2000067021A
JP2000067021A JP10239108A JP23910898A JP2000067021A JP 2000067021 A JP2000067021 A JP 2000067021A JP 10239108 A JP10239108 A JP 10239108A JP 23910898 A JP23910898 A JP 23910898A JP 2000067021 A JP2000067021 A JP 2000067021A
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software
network
nodes
transfer
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JP10239108A
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Yoshihiko Taki
嘉彦 瀧
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファイル転送の実行時間が短縮可能であるソ
フトウェアの高速自動更新方式を提供することを課題と
する。 【解決手段】 ネットワークに接続された管理装置に
更新したいソフトウエアをセーブしておき、次いで該管
理装置よりネットワーク内の最も近いゲートウェイノー
ドにコマンドを投入し、まず1つのゲートウエイノード
にソフトウエアのダウンロードを完了させ、該ダウンロ
ードの完了したゲートウェイノードは、リング構成にお
ける時計方向およびと反時計方向である各隣接ノードに
対してソフトウエアを転送し、さらにこれら各隣接ノー
ドは、受信したソフトウエアを自ノード内に保存すると
同時に次の隣接ノードに対してソフトウエアを転送する
ことにより、1つの管理装置からネットワーク内の全て
のノードに対して自動でソフトウエアの更新を可能にす
る、ソフトウエアの高速自動更新方式である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リング型通信ネッ
トワーク内の各ノードにおいて、ノードを制御するソフ
トウエアを何らかの原因で更新する必要が生じた場合、
ネットワークを管理するシステムより一括にネットワー
ク上の全てのノードに対して更新を可能にするソフトウ
エアの高速自動更新方式に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来のシステムでは、次の様な問題があっ
た。例えば、管理装置から1つのノードに対してブロー
ドキャスト型通信を利用し、point−to−poi
ntでの転送を行うことが必要であった(特開平5−1
58703号公報)。これは管理装置から各ノード数に
相当する分の転送処理を、シリアルにしか行うことがで
きなかったということである。
【0003】また、共通の伝送路に接続されたて各局毎
に局アドレスを有する複数の局の通信制御を行うネット
ワークシステムの通信制御装置において、システム立ち
上げ時に全局の通信制御装置の保持するマイクロプログ
ラムが、全て最新のマイクロプログラムであるか否かを
調べることにより、個々の通信制御装置単体で行ってい
たマイクロプログラムの改版作業を効率化することので
きる装置も開示されている(特開平3−198137号
公報)。この装置にあってもそれぞれの局(ノード)に
対して通信処理装置を介して作業を行うものである。
【0004】複数のネットワーク間を複数の通信制御装
置により接続してなり、各ネットワーク間でデータの通
信を行うように構成されたネットワークシステムにおい
て、特に通信制御のプログラムおよびデータをローディ
ングするプログラムロード方式も開示されている(特開
平4−184554号公報)。複数の通信制御装置のう
ちに任意の通信制御装置と管理装置を接続してプログラ
ムのローディングを行い、そして通信制御装置間でネッ
トワークを介してプログラムのローディングを行うもの
である。
【0005】さらに、コントローラの複数台をネットワ
ークで接続した分散システムの制御プログラムの維持管
理において、共通のモジュールが搭載されているコント
ローラ群にモジュールの修正したものをネットワークを
介してダウンロードすることによりモジュールを一括変
更するプログラム管理装置を付加した分散システムのプ
ログラム管理方法も開示されている(特開平7−210
394号公報)。この方法もプログラム管理装置から各
コントローラに対してダウンロードを行い、制御プログ
ラムの更新を順次実行するものであり、多数のコントロ
ーラの場合、煩雑な制御を必要とする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のよう
な従来技術の問題点を解消し、ファイル転送の実行時間
が短縮可能であるソフトウェアの高速自動更新方式を提
供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は、ネット
ワークに接続された管理装置に更新したいソフトウエア
をセーブしておき、次いで該管理装置よりネットワーク
内の最も近いゲートウェイノードにコマンドを投入し、
まず1つのゲートウエイノードにソフトウエアのダウン
ロードを完了させ、該ダウンロードの完了したゲートウ
ェイノードは、リング構成における時計方向およびと反
時計方向である各隣接ノードに対してソフトウエアを転
送し、さらにこれら各隣接ノードは、受信したソフトウ
エアを自ノード内に保存すると同時に次の隣接ノードに
対してソフトウエアを転送することにより、1つの管理
装置からネットワーク内の全てのノードに対して自動で
ソフトウエアの更新を可能にする、ソフトウエアの高速
自動更新方式によって解決される。
【0008】さらに、ネットワークに接続された管理装
置に更新したいソフトウエアをセーブしておき、次いで
該管理装置よりネットワーク内の最も近いゲートウェイ
ノードにコマンドを投入し、まず1つのゲートウエイノ
ードにソフトウエアのダウンロードを完了させ、該ダウ
ンロードの完了したゲートウェイノードは、リング構成
における時計方向およびと反時計方向である各隣接ノー
ドに対してソフトウエアを転送し、さらにこれら各隣接
ノードは、受信したソフトウエアを自ノード内に保存す
ると同時に次の隣接ノードに対してソフトウエアを転送
することにより、1つの管理装置からネットワーク内の
全てのノードに対して自動でソフトウエアの更新を可能
にする、ソフトウエアの高速自動更新方式によって解決
される。
【0009】本発明にかかるソフトウェアの高速自動更
新方式によれば、ネットワークに接続された複数のノー
ドに対して、何らかの理由でソフトウェアを更新する必
要が生じた場合に、ネットワークを管理するシステムに
よりネットワーク上の全てのノードに対して一括して更
新が可能となる。この場合、更新すべきソフトウェアが
ダウンロードされたネットワークの管理装置から最も近
いゲートウェイノードにダウンロードされ、このゲート
ウェイノードは、時計回りおよび半時計回りにそれぞれ
隣接するノードに対して順次ダウンロードを実行させ
る。このようにダウンロードを受けたノードは順次次段
のノードに対して同様の処理を実行するため、ネットワ
ーク全体のノードに対するソフトウェアの更新が高速で
かつ自動的に実施される。
【0010】この場合のネットワークは、リング型また
はメッシュ型あるいはこれらを組み合わせたいずれであ
ってもよい。
【0011】
【発明の実施例】以下、添付図に沿って本発明の実施例
を開示する。図1を参照すると、ノード1からノード6
までリング型のネットワークを構成している。各ノード
は相互に光ケーブルにて接続されている。ノード4に接
続されている管理装置7は、ソフトウエアを格納できる
記録媒体と、ノード(ゲートウェイノード)4との通信
プログラムを有している。まず、更新ソフトウエアを記
録媒体に格納する。次にノード4に転送するための手順
として通信プログラムを起動し、記録媒体に格納したソ
フトウエアを指定した後、転送を開始する。
【0012】ノード4は管理装置7より受信した更新ソ
フトウエアを図3で示すソフトウエア一時保管用メモリ
媒体に格納すると共に、これらの内容を半時計回りの隣
接ノード3と時計回りの隣接ノード5にそれぞれ転送す
る。転送のためにゲートウェイノード4は、図2で示す
リングマップよりノード3とノード5のノードアドレス
を取得し、また転送カウンタを割り出しそれぞれの転送
パケットのヘッダに付加する。
【0013】隣接のノード3およびノード5は、ノード
4より更新ソフトウエアを受信する。受信パケットを受
信後、更新ソフトウエアを図3で示すソフトウエア一時
保管用メモリ媒体TMに格納すると共にノード3は隣接
ノード2へ、またノード5は隣接ノード6に転送する。
転送のためにノード3はノード2のノードアドレスを、
またノード5はノード6のノードアドレスを取得し、ま
たノード4より受信した転送カウンタをデクリメントし
それぞれの転送パケットヘ設定する。転送カウンタをデ
クリメントして0になったノードは転送処理を終える。
ノード1とノード6が転送最終ノードとなる。
【0014】図4を参照すると、各ノードにおける送信
隣接ノード確定と転送カウンタの設定方法の手順が示さ
れている。最初、例えば図4に示したようなリングマッ
プの読み込みを行う(ステップS1)。次いで、時計方
向の転送ノードを確定する(ステップS2)。これは、
リングマップ上の先頭インデックスのTIDの読み出し
によって行われる。次いで、半時計方向の転送ノードを
確定する(ステップS3)。これは、リングマップ上の
最終インデックスのTIDの読み出しによって行われ
る。その後、全モード数の算出を行い(ステップS
4)、時計回り方向および半時計回り方向への各転送カ
ウンタをデクリメントする。
【0015】次に、図1、図2、図3と、さらに図4の
フローチャートを参照して本実施例の全体の動作につい
て詳細に説明する。まず、図1のネットワーク構成図を
用いて各ノード(ノード1〜ノード6)のソフトウエア
を更新する手順を説明する。更新したいソフトウエアを
管理装置7の記録媒体に書き込む。管理装置7の通信プ
ログラムを起動した後、ノード4にソフトウエアのダウ
ンロードを実行する。ノード4は、まず図3で示すソフ
トウエア一時保管用メモリ媒体TMに書き込む。プログ
ラムの更新は、WorkingメモリWMに転写するこ
とにより行われることとなるが、この時点でのWork
ingメモリWMへの転写は行わない。ソフトウエア一
時保管用メモリ媒体TMにのみ書き込みを行ったノード
4は、次に図2で示すリングマップを参照し、図4で示
すフローチャートにより、次に送るノードと転送するべ
き最終のノードを示すカウンタ値を決定する。
【0016】まず図2を参照するとノード4が次に転送
するノードは、ノード3とノード5であることがわか
る。これは図2のリングマップの構成が、自ノードを中
心に時計回り方向の情報を持つ構成であることより決定
できる。次に転送カウンタの決定であるが、ノード4へ
の転送が完了した時点で、残り5ノードへの転送を行わ
なければならない。図2よりノード4から見て時計方向
であるノード5に更新ソフトウエアを転送する。また同
時に反時計方向であるノード3にも更新ソフトウエアを
転送する。この2つの転送をどこのノードで終了させる
かの判定を計算するとノード5への転送カウンタに2を
設定し、ノード3への転送カウンタに3を設定する。
【0017】さらに転送するべき最終のノードまでの転
送過程を、ノード5への転送を例に説明する。ノード4
は、転送カウンタを設定しノード5に更新プログラムを
転送する。受信を完了したノード5は、図3で示すソフ
トウエア一時保管用メモリ媒体TMに更新プログラムを
書き込む。書き込み終了後、転送カウンタをデクリメン
トする。ノード4はノード5への転送カウンタとして2
を設定しているので、デクリメントを実行すると1とな
る。
【0018】まだ0ではないことが判断されると、次に
転送するべきノードを決定する。次に転送するべきノー
ドがノード6と決定できると、転送カウンタにデクリメ
ントした値である1を設定してノード6へ転送する。ノ
ード5からの受信を完了したノード6は図3で示すソフ
トウエア一時保管用メモリ媒体TMに更新プログラムを
書き込む。書き込み終了後、転送カウンタをデクリメン
トする。ノード5はノード6への転送カウンタとして1
を設定しているので、デクリメントを実行すると0とな
る。0と判断したノード6は、転送処理を終端する。ノ
ード4からノード1までの転送過程についても、上述し
たノード5への転送例と同様な過程で実行する。
【0019】これまでの説明で、全てのノード内のソフ
トウエア一時保管用メモリ媒体TMに書き込むまでの処
理を説明した。これをWorkingメモリWMに書き
込み実質上の更新作業は終了する。一時保管用メモリ媒
体TMよりWorkingメモリWMへの書き込みは、
管理装置7より各ノードに対しpoint−to−po
intでリモートアクセスコマンドを発行することによ
って行う。
【0020】次に、本発明の他の実施例について図面を
参照して詳細に説明する。図5にメッシュ型のネットワ
ークを示す。メッシュ型の場合は、各サブネットワーク
に分ける方法をとる。すなわち、図5の管理装置7はノ
ード1からノード6までをサブネットワークとして1個
の転送フェーズを行う。また、管理装置12はノード8
からノード11までをサブネットワークとして1個の転
送フェーズを行う。従ってどんなに大規模ネットワーク
であっても、サブネットワーク化し、それぞれのサブネ
ットワーク内で転送処理を実行すればよい。
【0021】
【発明の効果】第1の効果は、1つのネットワーク管理
装置からリング型ネットワークに存在する全てのノード
に対してパラレルにソフトウエアの更新ができることに
ある。その理由は、各ノードが持っているリングマップ
を有効に使うことによって、各ノード間の転送処理がで
きるためである。
【0022】第2の効果は、転送処理の高速化を図るこ
とができた点である。これは、図1で示したノード4
(ゲートウェイノード)より両方向への転送を同時に実
施するためである。片方向への転送に比べて約2分の1
の転送時間で転送を終了させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を説明するためのリング型ネッ
トワークの構成例を示すものである。
【図2】本発明の実施例を説明するためのリングマップ
の例を示すものである。
【図3】本発明の実施例を説明するためのノード内メモ
リ配置の例を示すものである。
【図4】本発明の実施例を説明するための各ノードにお
ける送信隣接ノード確定と転送カウンタの設定方法を示
すフローチャートである。
【図5】本発明の他の実施例を説明するためのメッシュ
型ネットワークの構成例を示すものである。
【符号の説明】
1〜6 ノード 7 管理装置 8〜11 ノード 12 管理装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに接続された管理装置に
    更新したいソフトウエアをセーブしておき、次いで該管
    理装置よりネットワーク内の最も近いゲートウェイノー
    ドにコマンドを投入し、まず1つのゲートウエイノード
    にソフトウエアのダウンロードを完了させ、該ダウンロ
    ードの完了したゲートウェイノードは、リング構成にお
    ける時計方向およびと反時計方向である各隣接ノードに
    対してソフトウエアを転送し、さらにこれら各隣接ノー
    ドは、受信したソフトウエアを自ノード内に保存すると
    同時に次の隣接ノードに対してソフトウエアを転送する
    ことにより、1つの管理装置からネットワーク内の全て
    のノードに対して自動でソフトウエアの更新を可能にす
    る、ソフトウエアの高速自動更新方式。
  2. 【請求項2】 前記ネットワークが、リング型ネットワ
    ークである請求項1に記載のソフトウェアの高速自動更
    新方式。
  3. 【請求項3】 前記ネットワークが、メッシュ型ネット
    ワークである請求項1に記載のソフトウェアの高速自動
    更新方式。
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