JP4154855B2 - データ伝送制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばファクトリオートメーション用コントローラや、数値制御機器、ロボットコントローラ等の各局がネットワークで接続され、相互にデータを送受信するようにしたシステムに適用される、各局においてネットワークを介してのデータ伝送制御を行うデータ伝送制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ファクトリオートメーション用のコントローラ或いは、数値制御機器、ロボットコントローラ等の各局がネットワークで接続され、トークンパッシング方式で相互にデータを送受信するようにしたシステムにおいては、例えば図10に示すように、各ノードすなわち局には共有メモリが設けられている。この共有メモリは、ノード毎に専用のメモリ領域が確保され、トークンを受信した局が例えばブロードキャスト等によってネットワーク内の全ての局宛にデータを送信することによって、各局では、受信したデータをそのデータの送信元局に対応する共有メモリの所定のメモリ領域に格納するようになっている。これによって、各ノードの共有メモリには、各ノード共通のデータが格納されるようになっている。
【0003】
図11は、各ノードにおいて、他局とのデータ伝送制御を行うデータ伝送制御装置の概略構成を示したものである。
このデータ伝送制御装置100は、図11に示すように、二つの共有メモリ10a及び10bを有している。そして、図示しない通信回線を介して伝送されたデータはドライバ/レシーバ12で受信され、送受信バッファ14に格納される。そして、伝送制御部16が、送受信バッファ14に格納された受信データについてその送信元のノードである送信元局を特定し、例えば共有メモリ10aの送信元局に対応するメモリ領域に、送受信バッファ14に格納された受信データを転送する。また、共有メモリ10aに格納された自局の送信データは、伝送制御部16によって送受信バッファ14に転送され、ドライバ/レシーバ12を介して伝送されるようになっている。
【0004】
一方、上位層インタフェース18では、伝送制御部16がアクセスする共有メモリとは逆の共有メモリ、この場合10bに対してアクセスを行い、共有メモリ10bから受信データを読み出して所定の処理を行うと共に、送信データを共有メモリ10bに書き込む。
そして、上位層インタフェース18が、切換要求を伝送制御部16に対して行うことにより、伝送制御部16がそのアクセス先の共有メモリ10aを他方の共有メモリ10bに切り換え、同様に、上位層インタフェース18でもそのアクセス先の共有メモリを10bから10aに切り換えることにより、上位層インタフェース18では、共有メモリ10bに格納された他局から受信した最新データを取り込むことができると共に、伝送制御部16では、上位層インタフェース18が設定した自局の最新の送信データを送受信バッファ14に転送し、これを他局に送信できるようになっている。
【0005】
このように、二つの共有メモリ10a及び10bを設け、伝送制御部16による共有メモリへのアクセスと上位層インタフェース18による共有メモリへのアクセスとを同時に可能し、また、伝送制御部16及び上位層インタフェース18のアクセス先の共有メモリを切り換えることにより、伝送制御部16で受信している他局からのデータと上位層インタフェース18が実際に処理する他局からのデータとの整合性を確保すると共に、高速なデータ伝送を実現できるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このようなデータ伝送制御装置においては、ノードの脱落等何らかの異常によってデータを受信しなかった局がある場合に備えて、例えば、上位層インタフェース18側の共有メモリである上位層側共有メモリと伝送制御部16側の共有メモリである伝送側共有メモリとを切り換えた時点で、新たに上位層側共有メモリとなった共有メモリの全てのメモリデータを伝送側共有メモリにコピーするか、或いは、上位層側共有メモリと伝送側共有メモリとを切り換える前に、伝送側共有メモリの全てのメモリデータを上位層側共有メモリにコピーし、その後切り換えを行うようにしている。
【0007】
つまり、図12(a)に示すように、時点t82で各局A〜Nからデータを受信し、時点t83で共有メモリの切り換えを行い、その後、時点t84で各局からデータを受信したが、局Cからはデータを受信しなかった場合には、時点t85で共有メモリを切り換えたときに、上位層側共有メモリの局Cのメモリデータは旧データC1 のままとなってしまう。
【0008】
これを回避するために、図10(b)に示すように、時点t83′で上位層側共有メモリと伝送側共有メモリとを切り換えた後、上位層側共有メモリとなった共有メモリの全てのデータを伝送側共有メモリにコピーしておくことによって、時点t84′で局Cからのデータを新たに受信しない場合でも、時点t85′で共有メモリの切り換えを行ったときには、新たに上位層側共有メモリとなった共有メモリに最新の受信データが格納されるようにしている。
【0009】
しかしながら、このように、共有メモリの切り換えを行うときに上位層側共有メモリから伝送側共有メモリに、或いは伝送側共有メモリから上位層側共有メモリに全てのメモリデータをコピーするようにした場合、メモリデータのコピーを行っている最中に新たに他局からデータを受信することを回避するため、自局がトークンを受信した時点で切り換えを行う必要がある。そのため、メモリデータのコピー中は自局でトークンを保持している必要があるため、自局がトークンを受信してから次の局にトークンをリリースするまでに時間がかかってしまい、ネットワークの性能を低下させる一因となっている。
【0010】
そこで、この発明は、上記従来の未解決の問題に着目してなされたものであり、伝送制御部がアクセスする共有メモリと上位層がアクセスする共有メモリとの間でデータの整合をとるために行う、共有メモリ間でのメモリデータの複写に要する処理時間を短縮することの可能なデータ伝送制御装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係るデータ伝送制御装置は、他局との間でデータの伝送処理を行う伝送制御部と、当該伝送制御部とデータ処理を行う上位層とがアクセス可能な共有メモリとを有し、自局がトークンを受信したとき一斉同報によりデータを送信すると共に、他局から受信したデータを前記共有メモリの局毎に決められた記憶領域に格納するようにしたデータ伝送制御装置であって、二つの共有メモリと、上位層からの切換要求に応じて前記上位層及び前記伝送制御部が互いに異なる共有メモリをアクセスするようにアクセス先の共有メモリを切り換える切換手段と、前記切換手段で最後に切り換えを行った時点以後受信したデータの送信元局を記憶する今受信局記憶手段と、前記切換手段で最後に切り換えを行った時点とこれよりも一つ前に切り換えを行った時点との間に受信したデータの送信元局を記憶する先受信局記憶手段と、前記切換手段で最後に切り換えを行った時点以後前記トークンが全局を一巡したかどうかを検出するトークン一巡検出手段と、当該トークン一巡検出手段で前記トークンが一巡したことを検出したとき、前記先受信局記憶手段に登録され且つ前記今受信局記憶手段に登録されない送信元局について、前記上位層のアクセス先の共有メモリのメモリデータを前記伝送制御部のアクセス先の共有メモリに複写する複写手段と、を備え、前記切換手段は、前記上位層から切換要求があり且つ前記複写手段による複写が終了しているとき、前記共有メモリを切り換えるようになっていることを特徴としている。
【0012】
この請求項1に係る発明では、トークンを受信した局が一斉同報でデータを各局に送信し、各局の伝送制御部では他局からのデータを共有メモリの局毎に定められた記憶領域に格納する。各局には、伝送制御部がアクセスする共有メモリと上位層がアクセスする共有メモリとが設けられ、上位層からの切換要求に応じてアクセス先の共有メモリを切り換えることにより、伝送制御部と上位層とがそれぞれ異なる共有メモリに対して交互にアクセスを行うようになっている。
【0013】
このとき、切換手段で共有メモリを最後に切り換えを行った時点以後受信したデータの送信元局は逐次今受信局記憶手段に格納され、また、最後に切り換えを行った時点とこれよりも一つ前に切り換えを行った時点との間に受信したデータの送信元局は先受信局記憶手段に記憶される。そして、切換手段で最後に切り換えを行った時点以後トークンが全局を一巡したことを検出したとき、先受信局記憶手段に登録され且つ今受信局記憶手段に記憶されない局、つまり、最後に切り換えた時点以後データを受信してないが、その前にはデータを受信している局について、上位層のアクセス先の共有メモリのメモリデータが伝送制御部のアクセス先の共有メモリに複写される。
【0014】
ここで、最後に切り換えた時点以後受信したデータは、現在伝送制御部のアクセス先の共有メモリに格納され、この切り換えよりも前に受信したデータは上位層のアクセス先の共有メモリに格納されるから、現在伝送制御部のアクセス先の共有メモリには、最後に切り換えた時点以後データを受信しない局については、前々回の切り換えよりも前に受信したデータが格納されていることになる。この状態で共有メモリを切り換えると、伝送制御部のアクセス先の共有メモリには、前々回の切り換えよりも前に受信したデータが格納されていることになるが、複写手段によってメモリデータの複写を行うから、伝送制御部のアクセス先の共有メモリには、受信した他局からのデータのうち最新のデータが格納されることになる。よって、この状態で切り換えを行うことにより、上位層は、最新のデータを取り扱うことが可能となる。
【0015】
このとき、最後に切り換えた時点以後データを受信してないが、その前にはデータを受信している局についてのみ、上位層のアクセス先の共有メモリのメモリデータを他方の共有メモリに複写するようにしているから、その複写量を削減することが可能となり、複写に要する処理時間が短縮されることになる。
また、本発明の請求項2に係るデータ伝送制御装置は、他局との間でデータの伝送処理を行う伝送制御部と、当該伝送制御部とデータ処理を行う上位層とがアクセス可能な共有メモリとを有し、自局がトークンを受信したとき一斉同報によりデータを送信すると共に、他局から受信したデータを前記共有メモリの局毎に決められた記憶領域に格納するようにしたデータ伝送制御装置であって、二つの共有メモリと、上位層からの切換要求に応じて前記上位層及び前記伝送制御部が互いに異なる共有メモリをアクセスするようにアクセス先の共有メモリを切り換える切換手段と、前記切換手段で最後に切り換えを行った時点とこれよりも一つ前に切り換えを行った時点との間に受信したデータの送信元局を記憶する先受信局記憶手段と、データ受信時にこのデータの送信元局よりも前にデータを受信すべき局であるにも係わらずデータを受信せず且つ前記先受信局記憶手段に登録された局があるかどうかを検出する非受信局検出手段と、前記切換手段で最後に切り換えを行った時点以後前記トークンが全局を一巡したかどうかを検出するトークン一巡検出手段と、当該トークン一巡検出手段でトークンが一巡していないことを検出し且つ前記非受信局検出手段で非受信局を検出したとき、当該非受信局について前記上位層のアクセス先の共有メモリに記憶されたメモリデータを前記伝送制御部のアクセス先の共有メモリに複写する複写手段と、を備え、前記切換手段は、前記上位層から切換要求があり且つ前記トークン一巡検出手段で前記トークンが一巡したことを検出しているとき、前記共有メモリを切り換えるようになっていることを特徴としている。
【0016】
この請求項2に係る発明では、トークンを受信した局が一斉同報でデータを各局に送信し、各局の伝送制御部では、他局からのデータを共有メモリの局毎に定められた記憶領域に格納する。各局には、伝送制御部がアクセスする共有メモリと上位層がアクセスする共有メモリとが設けられ、上位層からの切換要求に応じてアクセス先の共有メモリを切り換えることにより、伝送制御部と上位層とがそれぞれ異なる共有メモリに対して交互にアクセスするようになっている。
【0017】
このとき、共有メモリの切り換えを最後に行った時点とこれよりも一つ前に行った時点との間に受信したデータの送信元局は先受信局記憶手段に記憶される。そして、データを受信したときに、このデータの送信元局よりも先にデータを受信すべき局であるにも係わらずデータを受信していない局があるかどうかが、例えばトークンの周回順に基づいて検出され、この検出された局が、先受信局記憶手段に登録されているときこれが非受信局として特定される。そして、トークンが前回切り換えを行った後各局を一巡していなければ、非受信局に相当する上位層のアクセス先の共有メモリのメモリデータが伝送制御部のアクセス先の共有メモリに複写される。
【0018】
ここで、最後に切り換えた時点以後受信したデータは、現在伝送制御部のアクセス先の共有メモリに格納され、この切り換えよりも前に受信したデータは上位層のアクセス先の共有メモリに格納されるから、現在伝送制御部のアクセス先の共有メモリには、最後に切り換えた時点以後データを受信しない局については、前々回の切り換えよりも前に受信したデータが格納されていることになる。この状態で共有メモリを切り換えると、伝送制御部のアクセス先の共有メモリには、前々回の切り換えよりも前に受信したデータが格納されていることになるが、データ受信時にデータを受信すべき局であるにも係わらずデータを受信しなかった局については複写手段によってメモリデータの複写を行うから、伝送制御部のアクセス先の共有メモリには受信したデータのうち最新のデータが格納されることになる。よって、この状態で切り換えを行うことにより、上位層は、最新のデータを取り扱うことが可能となる。
【0019】
このとき、データを受信すべき局であるにも係わらず受信していない局であり且つ最後に切り換えを行った時点よりも前にはデータを受信している局についてのみ、上位層のアクセス先の共有メモリのメモリデータを他方の共有メモリに複写するようにしているから、その複写量を削減することが可能となり、複写に要する処理時間が短縮されることになる。
【0020】
さらに、本発明の請求項3に係るデータ伝送制御装置は、他局との間でデータの伝送処理を行う伝送制御部と、当該伝送制御部とデータ処理を行う上位層とがアクセス可能な共有メモリとを有し、自局がトークンを受信したとき一斉同報によりデータを送信すると共に、他局から受信したデータを前記共有メモリの局毎に決められた記憶領域に格納するようにしたデータ伝送制御装置であって、二つの共有メモリと、上位層からの切換要求に応じて前記上位層及び前記伝送制御部が互いに異なる共有メモリをアクセスするようにアクセス先の共有メモリを切り換える切換手段と、前記切換手段で最後に切り換えを行った時点以後受信したデータの送信元局を記憶する今受信局記憶手段と、前記切換手段で最後に切り換えを行った時点とこれよりも一つ前に切り換えを行った時点との間に受信したデータの送信元局を記憶する前受信局記憶手段と、前記切換手段で最後に切り換えを行った時点以後前記トークンが全局を一巡したかどうかを検出するトークン一巡検出手段と、当該トークン一巡検出手段で前記トークンが一巡したことを検出し且つ前記切換手段に対して切換要求が行われたとき、前記先受信局記憶手段に登録され且つ前記今受信局記憶手段に登録されない送信元局について、前記上位層のアクセス先の共有メモリのメモリデータを前記伝送制御部のアクセス先の共有メモリに複写する複写手段と、を備え、前記切換手段は、前記複写手段による複写が終了した後、前記共有メモリを切り換えるようになっていることを特徴としている。
【0021】
この請求項3に係る発明では、トークンを受信した局が一斉同報でデータを各局に送信し、各局の伝送制御部では、他局からのデータを共有メモリの局毎に定められた記憶領域に格納する。各局には、伝送制御部がアクセスする共有メモリと上位層がアクセスする共有メモリとが設けられ、上位層からの切換要求に応じてアクセス先の共有メモリを切り換えることにより、伝送制御部と上位層とがそれぞれ異なる共有メモリに対して交互にアクセスするようになっている。
【0022】
このとき、切換手段で最後に切り換えを行った時点以後受信したデータの送信元局は逐次今受信局記憶手段に格納され、また、最後に切り換えを行った時点とこれよりも一つ前に切り換えを行った時点までの間に受信したデータの送信元局は先受信局記憶手段に記憶される。そして、切換手段で最後に切り換えを行った時点以後トークンが全局を一巡し、且つ上位層から切換要求が行われたとき、先受信局記憶手段に登録され且つ今受信局記憶手段に記憶されない局、つまり、最後に切り換えた時点以後データを受信してないがその前にはデータを受信している局について、上位層のアクセス先の共有メモリのメモリデータが伝送制御部のアクセス先の共有メモリに複写され、その後切り換えが行われる。
【0023】
ここで、最後に切り換えた時点以後受信したデータは、現在伝送制御部のアクセス先の共有メモリに格納され、この切り換えよりも前に受信したデータは上位層のアクセス先の共有メモリに格納されるから、現在伝送制御部のアクセス先の共有メモリには、最後に切り換えた時点以後データを受信しない局については、前々回の切り換えよりも前に受信したデータが格納されていることになる。この状態で共有メモリを切り換えると、伝送制御部のアクセス先の共有メモリには、前々回の切り換えよりも前に受信したデータが格納されていることになる。しかしながら、複写手段によってメモリデータの複写を行った後切り換えを行うから、伝送制御部のアクセス先の共有メモリに、受信したデータのうち最新のデータが格納された後、切り換えが行われてこれが上位層のアクセス先の共有メモリになるから、上位層は、最新のデータを取り扱うことが可能となる。
【0024】
このとき、最後に切り換えた時点以後データを受信してないが、その前にはデータを受信している局についてのみ、上位層のアクセス先の共有メモリのメモリデータを他方の共有メモリに複写するようにしているから、その複写量を削減することができ、複写に要する処理時間が短縮されることになる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を説明する。
まず、本発明の第1の実施の形態を説明する。
図1は、第1の実施の形態におけるデータ伝送制御装置の概略構成を示した構成図である。なお、当該データ伝送制御装置を有する局で構成されるネットワークのシステム構成は、図10に示す従来の構成と同等であるのでその詳細な説明は省略する。
【0026】
図1に示すように、データ伝送制御装置100は、上記図11に示す従来のデータ伝送制御装置100と同様に、二つの共有メモリ10a及び10bが設けられている。そして、これら共有メモリ10a及び10bのメモリ領域は、ネットワーク内の各局毎に専用のメモリ領域が確保され、他局からのデータはその送信元の局に対応するメモリ領域に格納され、また自局からの送信データは自局に対応するメモリ領域に格納されるようになっている。
【0027】
そして、図示しない通信回線を介して伝送されたデータはドライバ/レシーバ12で受信されて送受信バッファ14に格納される。そして、伝送制御部16では、上位層インタフェース18からの切換要求で指定される共有メモリ10a又は10bの何れかに対してアクセスを行い、送受信バッファ14に格納された受信データを指定された共有メモリ10a又は10bに転送する。このとき、受信データに含まれる送信元情報からその送信元局に対応するメモリ領域を特定し、共有メモリの送信元局に対応するメモリ領域に転送する。
【0028】
また、伝送制御部16では、伝送側共有メモリの自局のメモリ領域に格納された送信データを送受信バッファ14に転送し、トークンを受信したときに、ドライバ/レシーバ12を介して他局にブロードキャストにより送信する。
また、伝送制御部16は、上位層インタフェース18から切換要求に応じて、受信局管理テーブル20の管理情報に基づいて共有メモリの切り換えの可否を判断し、切り換え可能であるときにアクセス先の共有メモリを、切換要求で指定される共有メモリ10a又は10bの何れかに切り換える。そして、切り換え後上位層インタフェース18に対して切り換えが完了したことを通知するための完了通知を行う。
【0029】
前記上位層インタフェース18は、伝送制御部16のアクセス先の共有メモリとは別の共有メモリ、つまり、例えば伝送制御部16が共有メモリ10aに対してアクセスを行っている場合には、共有メモリ10bに対してアクセスを行い、予め設定された所定のタイミングで、伝送制御部16に対して共有メモリの切り換えを指示するための切換要求を行い、現在上位層インタフェース18がアクセスしている共有メモリ10bへのアクセスを伝送制御部16に対して指示する。このとき、上位層インタフェース18では、共有メモリ10a及び10bへのアクセスを停止した後、伝送制御部16に対する切換要求を行い、その後、伝送制御部16から完了通知を受信したとき、アクセス先の共有メモリを切り換え、この度は共有メモリ10aに対してアクセスを行う。
【0030】
図2は、伝送制御部16での、共有メモリの切換処理手順を示すフローチャートである。
図2に示すように、伝送制御部16では、まず、ステップS1で、他局からデータを受信したかどうかを判定する。これは、例えば送受信バッファ14へデータが書き込まれたかどうかを監視すること等によって行う。
【0031】
そして、他局からデータを受信した場合には、ステップS2に移行し、受信データに含まれる送信元局情報から、このデータの送信元局を特定する。そして現在の伝送制御部16のアクセス先の共有メモリである伝送側共有メモリの、送信元局に対応するメモリ領域に、受信データを転送する。
次いで、ステップS3に移行し、送信元局を、その局からのデータを受信したことを表す受信局として、所定の記憶領域に形成された受信局管理テーブル20の今回用テーブルNOW に登録する。そして、ステップS4に移行する。
【0032】
前記受信局管理テーブル20は、今回用テーブル20NOW と先回用テーブル20OLD とから構成され、前記今回用テーブル20NOW には、前回共有メモリの切り換えを行った時点以後受信したデータの受信局が登録され、先回用テーブル20OLD には、共有メモリの切換を行った時点で今回用テーブル20NOW に登録されている局、つまり、前々回共有メモリの切り換えを行った時点から前回共有メモリの切り換えを行うまでの間に受信したデータの受信局が登録されるようになっている。
【0033】
前記ステップS4では、トークンを受信し、且つこのトークンが、前回共有メモリの切り換えを行ってからネットワーク内の各局を一巡しているかどうかを判定する。この判定は例えば、共有メモリの切り換えを行った後、トークンを二回受信したかどうか等に基づいて判定する。
そして、前回の切り換え後トークンが一巡している場合には、ステップS5に移行し、受信局管理テーブル20の今回用テーブル20NOW と先回用テーブル20OLD とを比較し、先回用テーブル20OLD には登録されかつ今回用テーブル20OLD に登録されていない局(以後、非連続受信局という。)を特定する。
【0034】
次いでステップS6に移行し、ステップS5で特定した非連続受信局について、上位層側共有メモリのメモリデータを伝送側共有メモリの該当するメモリ領域にコピーする。そして、フラグFをF=1に設定した後、ステップS7に移行する。
一方、前記ステップS1で、データを受信していないとき、また、前記ステップS4で、前回共有メモリの切り換え後トークンが各局を一巡していないときには、そのままステップS7に移行する。
【0035】
このステップS7では、上位層インタフェース18から共有メモリの切換要求を受信したかどうかを判定する。そして、共有メモリの切換要求を受信しないときにはそのままステップS1に戻り、切換要求を受信したときにはステップS8に移行する。
このステップS8では、フラグFがF=1であるかどうかを判定し、F=1でないときにはステップS9に移行して上位層インタフェース18に対して切り換え不可であることを通知した後ステップS1に戻る。一方、F=1であるときにはステップS10に移行する。
【0036】
このステップS10では、アクセス先の共有メモリを他方の共有メモリに切り換え、フラグFをF=0に設定した後、上位層インタフェース18に対して切り換え完了通知を行う。さらに、受信局管理テーブル20の今回用テーブル20NOW の情報を先回用テーブル20OLD にコピーし、今回用テーブル20NOW をクリアにする。なお、このとき、共有メモリ間でのコピーを行っている場合には、データのコピーが終了するまで共有メモリの切り換えは行わず、コピーが終了した後切り換えを行う。
【0037】
ここで、今回用テーブル20NOW が今受信局記憶手段に対応し、先回用テーブル20OLD が先受信局記憶手段に対応し、図2のステップS4の処理がトークン一巡検出手段に対応し、ステップS5及びステップS6の処理が複写手段に対応し、ステップS10の処理が切換手段に対応している。
次に、上記第1の実施の形態の動作を説明する。
【0038】
今、A、B、C、Dの4つのノード(局)により、図10に示すように構成されたネットワークシステムにおいて、データ伝送を行っているものとする。各局での動作は同一であるので、ここでは、局Dでの動作について説明する。
今、共有メモリ10aは上位層側共有メモリとして作動し、共有メモリ10bは伝送側共有メモリとして作動し、図3の時点t1 に示すように、共有メモリ10aには、局AのメモリデータとしてA1 、局BのメモリデータとしてB1 、局CのメモリデータとしてC1 、局DのメモリデータとしてDが格納されている。また共有メモリ10bには、局AのメモリデータとしてA0 、局BのメモリデータとしてB0 、局CのメモリデータとしてC0 、局DのメモリデータとしてDが格納されている。また、受信局管理テーブル20の今回用テーブル20NOW はクリアされた状態であり、先回用テーブル20OLD には局A、B、Cが登録されている。なお、局Dのデータは自局で設定する値であるので、ここでは、データDとする。
【0039】
この状態から、時点t2 で局AからデータA2 を受信すると、局AからのデータA2 は、ドライバ/レシーバ12で受信されて送受信バッファ14に格納される。伝送制御部16では、送受信バッファ14にデータが格納されたことを検出すると、ステップS1からステップS2に移行し、この受信データの送信元局が局Aであることを認識し、伝送側共有メモリである10bの、局A専用のメモリ領域に格納する。
【0040】
そして、ステップS3に移行して、局Aを受信局管理テーブル20の今回用テーブル20NOW に登録する。そして、トークンも上位層インタフェース18からの切換要求も受信しないときには、そのままステップS1に戻る。
そして、前記局Aに続き、局B、局CからのデータB2 、C2 を受信すると、これらデータは、上記と同様にして、ドライバ/レシーバ12から送受信バッファ14に格納され、伝送制御部16では、これら受信データを共有メモリ10bの局B及び局C専用のメモリ領域に格納する。さらに、局B及び局Cを受信局管理テーブル20の今回用テーブル20NOW に登録する(ステップS3)。
【0041】
これによって、伝送側共有メモリ10bには、データA2 、B2 、C2 及び自局のデータDが格納されることになり、また、今回用テーブル20NOW には、局A、B、Cが登録されることになる。
この状態で時点t7 でトークンを受信すると、このトークンが前回共有メモリを切り換えた後、各局を一巡しているかどうかを判定する。そして、トークンが各局を一巡していると、ステップS4からステップS5に移行し、受信局管理テーブル20の管理情報をもとに、受信局管理テーブル20の先回用テーブル20OLD には登録され、今回用テーブル20NOW には登録されていない非連続受信局を特定する。
【0042】
この場合、時点t3 では、先回用テーブル20OLD 及び今回用テーブル20NOW にはそれぞれ局A、B、Cが登録されているから、非連続受信局はない。
よって、非連続受信局がないから、メモリデータのコピーは行わず、フラグFをF=1に設定する。
そして、時点t4 で、例えば上位層インタフェース18が上位層側共有メモリ10aの自局のメモリ領域に送信データの書き込みを行い、これを他局あてに送信するために共有メモリの切換要求を伝送制御部16に通知すると、伝送制御部16では、これをうけてステップS7からステップS8に移行する。
【0043】
このとき、フラグFはF=1であるから、ステップS8からステップS10に移行し、共有メモリの切り換えを行い、以後、共有メモリ10aを伝送側共有メモリとしてこれに対してアクセスを行う。そして、フラグFをF=0にリセットし、切り換えが終了したことを上位層インタフェース18に通知する。また、今回用テーブル20NOW の情報を先回用テーブル20OLD にコピーし、今回用テーブル20NOW をクリアにする。
【0044】
この切り換え完了通知が行われた時点で、上位層インタフェース18では、上位層側共有メモリ10bへのアクセスが開始可能となり、時点t2 で受信した他局からのデータA2 、B2 、C2 を取り込むことが可能となる。
この状態から、時点t5 で局A及びBからデータA3 及びB3 が送信されると、伝送制御部16ではこれらデータを上記と同様にして伝送側共有メモリ10aに書き込み、今回用テーブル20NOW に局A及びBを登録する。
【0045】
そして、時点t6 でトークンを受信し、これが時点t4 での切り換え後各局を一巡しているときには、ステップS4からステップS5に移行して受信局管理テーブル20をもとに非連続受信局を特定する。この場合、先回用テーブル20OLD には局A、B、Cが登録され、今回用テーブル20NOW には局A及びBのみが登録され、局Cは登録されていないから、局Cが非連続受信局として特定される。
【0046】
したがって、ステップS6の処理で、上位層側共有メモリ10bの局CのメモリデータC2 を、伝送側共有メモリ10aの局Cのメモリ領域にコピーする。そして、フラグFをF=1に設定する。
これによって、伝送側共有メモリ10aの局Cには、伝送データC1 に代えて伝送データC2 が格納されることになる。よって、伝送側共有メモリ10aには、各局A、B、Cからの受信データのうち、最新のデータが格納されていることになる。
【0047】
つまり、時点t6 でトークンを受信した時点では、次に上位層側共有メモリとなる共有メモリ10aには、時点t4 から時点t6 までの間に受信したデータA3 、B3 が格納されるが、時点t4 で切り換える前に受信したデータA2 、B2 、C2 は時点t2 に示すように共有メモリ10bに格納されるため共有メモリ10aには格納されない。
【0048】
したがって、局Cのように、前回切り換えを行って以後次に切り換えを行うまでの間(以後、今周期という。)に新たにデータを受信しなかった局については、そのメモリデータとして、前々回切り換えを行ってから前回切り換えを行うまでの間(以後、先周期という。)に受信したデータ、或いはそれよりも前に受信したデータが格納されている。
【0049】
ここで、今周期だけでなく先周期においてもデータを受信しなかった局の場合には、現在伝送側共有メモリとして作動している共有メモリ10aは、先周期では上位層側共有メモリとして作動し、先周期よりも一つ前の周期においては伝送側共有メモリとして作動しているから、この共有メモリ10aに格納されたデータが最新の受信データとなる。
【0050】
ところが、先周期ではデータを受信したが、今周期ではデータを受信していない局、つまり非連続受信局の場合、先周期に受信したデータがその局からの最新データとなるが、先周期で受信したデータは上位層側共有メモリに格納されている。したがって、時点t6 で、非連続受信局に対応するメモリデータを上位層側共有メモリから伝送側共有メモリにコピーすることによって、最新の受信データが伝送側共有メモリに格納されることになる。
【0051】
続いて、この状態から、図4に示すように時点t7 で上位層インタフェース18から切換要求が行われると、ステップS7からステップS8を経てステップS10に移行し、共有メモリの切り換えが行われて、上位層側共有メモリが10aとなり、伝送側共有メモリが10bとなる。このとき、共有メモリ10aには、各局A、B、Cからの最新の受信データが格納されているから、上位層側共有メモリには、最新の受信データが格納されていることになる。
【0052】
そして、受信局管理テーブル20の更新を行い、これによって、先回用テーブル20NOW には局A及びBが登録される。
続いて、時点t8 でデータA4 、B4 、C4 を受信すると、上記と同様にしてこれらを伝送側共有メモリ10bに格納し、さらに今回用テーブル20NOW に登録する。そして、時点t9 でトークンを受信しこれが前回切り換え後各局を一巡しているときには、非連続受信局を特定するが、この場合、該当する局はないから、共有メモリ間でのコピーは行わず、フラグをF=1に設定する。
【0053】
そして、時点t10でデータA5 、B5 を受信し、これを伝送側共有メモリ10bに格納し、さらに今回用テーブル20NOW に登録した状態で、時点t11で切換要求が通知されると、フラグFがF=1であるから、ステップS7からステップS8を経てステップS10に移行し、共有メモリの切り換えを行う。
このように、前々回の切り換えから前回の切り換えまでの間である先周期ではデータを受信したが、前回の切り換え以後の今周期ではデータを受信しない局については、そのメモリデータを上位層側共有メモリから伝送側共有メモリにコピーするようにしたから、通信異常等の何らかによって今周期でデータを受信しない局があっても、各局からの最新のデータを伝送側共有メモリに格納することができ、この状態で共有メモリの切り換えを行うから、すなわち、上位層インタフェース18は各局からの最新のデータを取り込むことができる。
【0054】
また、このとき、従来のように、全てのメモリデータをコピーしなくてよいから、メモリデータのコピーに要する所要時間を短縮することができ、すなわち、システムの伝送効率を向上させることができる。
また、前回の切り換え後、トークンが各局を一巡した後に、共有メモリ間でのコピーを行うようにしている。ここで、トークンが各局を一巡すれば、各局からデータを受信することになりこれによって伝送側共有メモリのデータは更新されることになる。よって、トークンが各局を一巡した後に非連続受信局を特定することによって、不必要なコピーを行うことを回避し、的確なタイミングでコピーを行うことができる。よって、コピーに要する処理時間をより削減することができる。
【0055】
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。
この第2の実施の形態は、上記第1の実施の形態において、伝送制御部16での共有メモリの切換処理手順が異なること以外は同一であるので、その詳細な説明は省略する。
図4は、第2の実施の形態における伝送制御部16の共有メモリの切換処理手順の一例を示すフローチャートである。
【0056】
伝送制御部16では、まずステップS21で、他局からデータを受信したかどうかを判定し、データを受信したときにはステップS22に移行する。そして、送受信バッファ14の受信データを伝送側共有メモリに転送する。
次いで、ステップS23に移行し、受信局を受信局管理テーブル20の今回用テーブル20NOW に登録する。次いでステップS24に移行し、前回切り換えを行ってからトークンが各局を一巡していない状態であるかどうかを判定する。そして、まだ一巡していないときには、ステップS25に移行する。
【0057】
このステップS25では、受信局管理テーブル20の先回用テーブル20NOW 及び今回用テーブル20OLD をもとに、ステップS21でデータを受信した受信局と、予め記憶している、ステップS21の時点よりも一つ前の時点でデータを受信した受信局との間に、トークンの回り順、例えばA、B、C、D、A、……といった順からいけばデータを受信すべき局であり、且つ先回用テーブル20OLD に登録されている局があるかどうかを判定する。
【0058】
つまり、例えば、今回局Cからデータを受信しこの前には局Aからデータを受信している場合には、本来ならば局Cの前に局Bからデータを受信すべきであるから、この局Bが受信すべき局と特定される。そして、この特定局について、上位層側共有メモリのデータを伝送側共有メモリの該当する領域にコピーする。そして、ステップS26に移行する。なお、このステップS25の処理が非受信局検出手段及び複写手段に対応している。
【0059】
一方、前記ステップS24で、トークンがすでに一巡している場合には、そのままステップS26に移行する。
このステップS26では、前回の切り換え後トークンが各局を一巡したかどうかを判定する。そして、一巡しているときにはステップS27に移行してフラグをF=1に設定した後ステップS28に移行する。
【0060】
一方、ステップS26で前回切り換え後トークンが各局を一巡していないときにはそのままステップS28に移行する。また、前記ステップS21で他局からデータを受信していないときにもステップS28に移行する。
このステップS28では、上位層側インタフェース18から切換要求を受信したかどうかを判定し、切換要求を受信したときにはステップS29に移行し、切換要求を受信していないときにはそのままステップS21に戻る。
【0061】
前記ステップS29ではフラグがF=1であるかどうかを判定し、フラグがF=1でないときにはステップS30に移行し、上位層側インタフェース18に対して、切り換え不可であることを通知しステップS21に戻る。
一方、前記ステップS29でフラグがF=1であるときにはステップS31に移行し、上記第1の実施の形態と同様にして共有メモリの切り換えを行い、フラグをF=0にリセットし、上位層側インタフェース18に対して切り換え完了通知を行う。さらに、受信局管理テーブル20の今回用テーブル20NOW のデータを先回用テーブル20OLD にコピーし、今回用テーブル20NOW をクリアする。そして、ステップS21に戻る。
【0062】
次に、上記第2の実施の形態の動作を説明する。
今、図6に示すように、共有メモリ10aが上位層側共有メモリとして作動し、共有メモリ10bが伝送側共有メモリとして作動し、時点t21に示すように、共有メモリ10aには、局A〜局Dのメモリデータとして、A1 、B1 、C1 、Dが格納され、共有メモリ10bには、局A〜局DのメモリデータとしてA0 、B0 、C0 、Dが格納されている。また、受信局管理テーブル20の今回用テーブル20NOW はクリアされた状態であり、先回用テーブル20OLD には局A、B、Cが登録されている。
【0063】
この状態から、時点t22で局AからデータA2 を受信すると、伝送制御部16では、ステップS21からステップS22に移行し、この受信データを伝送側共有メモリである10bの、局A専用のメモリ領域に格納する。次いで、ステップS23に移行して、局Aを受信局管理テーブル20の今回用テーブル20NOW に登録する。
【0064】
このとき、前回切り換えを行った後、トークンが各局を一巡していない状態であるとすると、ステップS24からステップS25に移行する。そして、トークンの回り順が、A、B、C、D、A、……であるとすると、このパターンに基づいて、今回の受信局Aと、これよりも一つ前の受信局、例えば局Cとの間に、データを受信すべき局があるかどうかを判定し、この場合、前回の受信局がCであり今回の受信局がAであるから、該当する局はない。よって、そのままステップS26に移行する。
【0065】
そして、トークンが前回共有メモリを切り換え後、各局を一巡していなければステップS28に移行し、また、上位層側インタフェース18からの切換要求も受信しないときには、そのままステップS21に戻る。
そして、前記局Aに続き、局B、局CからのデータB2 、C2 を受信すると、これらデータは、上記と同様にして、共有メモリ10bの局B及び局C専用のメモリ領域に格納され、さらに、局B及び局Cは受信局管理テーブル20の今回用テーブル20NOW に登録される(ステップS23)。
【0066】
これによって、伝送側共有メモリ10bには、データA2 、B2 、C2 及び自局のデータDが格納されることになり、また、今回用テーブル20NOW には、局A、B、Cが登録されることになる。
このとき、トークンの回り順はA、B、Cであり、データA2 に続いて、データB2 、C2 を受信しているから、データを受信すべきであるのに受信しなかった局はない。よって、共有メモリ間のコピーは行われない。
【0067】
この状態から、時点t23でトークンが前回切り換え後、各局を一巡しているときには、ステップS26からステップS27に移行し、フラグFをF=1に設定する。
そして、時点t24で、上位層インタフェース18が切換要求を行うと、伝送制御部16では、ステップS28からステップS29に移行し、このとき、フラグFはF=1であるから、ステップS31に移行し、共有メモリの切り換えを行い、以後、共有メモリ10aを伝送側共有メモリとしてこれにアクセスを行う。そして、フラグFをF=0にリセットし、切り換えが終了したことを上位層インタフェース18に通知する。そして、受信局管理テーブル20を更新する。
【0068】
この状態から、時点t25で局AからデータA3 を受信した後、次に、局CからデータC3 を受信すると、伝送制御部16では、これを伝送側共有メモリ10aに書き込み、今回用テーブル20NOW に登録する。そして、時点t24での切り換え後トークンがまだ一巡していないから、ステップS24からステップS25に移行する。そして、前回の受信局Aと今回の受信局Cとの間に、本来ならば局Bからのデータを受信すべきであるが受信しておらず、また、この局Bは先回用テーブル20OLD に登録されていることから、局BについてそのメモリデータB2 を上位層側共有メモリ10bから伝送側共有メモリ10aにコピーする。
【0069】
そして、図7に示すように時点t26でトークンが一巡すると、ステップS27に移行してフラグFをF=1に設定し、時点t27で上位層側インタフェース18から切換要求が通知されると、共有メモリの切り換えを行い、受信局管理テーブル20を更新する。また、上位層インタフェース18に切り換え完了通知を行い、また、フラグをF=0にリセットする。
【0070】
そして、続いて、時点t28でデータA4 、B4 を受信すると、これらは伝送側共有メモリ10bに格納され、また受信局管理テーブル20に登録される。
そして、時点t29で、局Cからのデータを受信せずに、時点t27での切り換え後トークンが各局を一巡すると、フラグをF=1に設定する。そして時点t30で新たにデータA5 、B5 を受信すると、これらを伝送側共有メモリ10bに格納するが、このとき、データA5 を受信した時点で、局Cからのデータを受信しないことを検出するから、局Cについて上位層側共有メモリ10aのメモリデータC3 を伝送側共有メモリ10bにコピーする。
【0071】
そして、データB5 を受信した後、時点t31で切換要求を受信したときには、フラグがF=1であるから、この時点で共有メモリの切り換えを行う。
この時点t31の時点では、次に受信する局CからのデータC5 をまだ受信していないが、この時点では、フラグF=1であり前回切り換え後、トークンが各局を一巡している。よって、伝送側共有メモリ10bには、前回切り換え後、データを受信した局(局A、B)については最新のデータが格納されていることになり、また、データを受信していない局(局C)については上位層側共有メモリのメモリデータをコピーしている。よって、時点t31での切り換えの結果、上位層側共有メモリとなった共有メモリ10bには時点t31までに受信した他局からの最新のデータが格納されることになる。
【0072】
したがって、この場合も、上記第1の実施の形態と同等の作用効果を得ることができる。
次に、本発明の第3の実施の形態を説明する。
この第3の実施の形態は、上記第1の実施の形態において、伝送制御部16での共有メモリの切換処理手順が異なること以外は同一であるので、その詳細な説明は省略する。
【0073】
図8は、第3の実施の形態における伝送制御部16の共有メモリの切換処理手順の一例を示すフローチャートである。
伝送制御部16では、まずステップS41で、他局からデータを受信したかどうかを判定しデータを受信したときには、ステップS42に移行し、送受信バッファ14に格納された受信データを伝送側共有メモリの所定のメモリ領域に格納する。次いで、ステップS43に移行し、データの受信局を受信局管理テーブル20の今回用テーブル20NOW に登録する。
【0074】
次いでステップS44に移行し、トークンが前回切り換えを行った後、各局を一巡したかどうかを判定する。そして、トークンが一巡しているときにはステップS45に移行しフラグFをF=1に設定した後ステップS46に移行する。
一方、ステップS45でトークンが一巡していないときにはそのままステップS46に移行する。
【0075】
前記ステップS46では、上位層インタフェース18から切換要求が通知されたかどうかを判定し、切換要求が通知されないときにはそのままステップS41に戻る。
一方、上位層インタフェース18から切換要求が通知されたときには、ステップS47に移行する。そして、フラグFがF=1であるかどうかを判定し、F=1でないときにはステップS48に移行し、上位層インタフェース18に切り換え不可であることを通知した後、ステップS41に戻る。
【0076】
一方、ステップS47でフラグFがF=1であるときには、ステップS49に移行し、受信局管理テーブル20で管理している管理情報をもとに、先回用テーブル20OLD に登録され且つ今回用テーブル20NOW に登録されていない局、つまり、非連続受信局を特定する。
そして、ステップS50に移行し、ステップS49で特定した非連続受信局について、上位層側共有メモリのメモリデータを伝送側共有メモリにコピーした後、ステップS51に移行する。そして、上記と同様にして共有メモリの切り換えを行い、フラグをF=0にリセットした後、上位層インタフェース18に切り換え完了通知を行う。そして、今回用テーブル20NOW の情報を先回用テーブル20OLD にコピーし、今回用テーブル20NOW をクリアにする。そして、ステップS41に戻る。
【0077】
次に、第3の実施の形態の動作を説明する。
今、A、B、C、Dの4つの局によって、図10に示すように構成されたネットワークシステムにおいて、データ伝送を行うものとする。
共有メモリ10aは上位層側共有メモリとして作動し、共有メモリ10bは伝送側共有メモリとして作動し、共有メモリ10aには図9の時点t41に示すように、それぞれ、局A〜DのメモリデータとしてA1 、B1 、C1 、Dが格納され、共有メモリ10bには、同様に、共有メモリ10bにはメモリデータA0 、B0 、C0 、Dが格納されている。また、受信局管理テーブル20の今回用テーブル20NOW はクリア状態であり、先回用テーブル20OLD には局A、B、Cが登録されている。
【0078】
この状態から、時点t42で局AからのデータA2 を受信すると、上記と同様にして、局AからのデータA2 は伝送側共有メモリ10bに格納され、また、受信局管理テーブル20の今回用テーブル20NOW に登録される。
そして、前回切り換え後トークンが一巡しておらず、上位層側インタフェース18からの切換要求も受信しないときには、そのままステップS41に戻る。
【0079】
そして、前記局Aに続き、局B、局CからのデータB2 、C2 を受信すると、これらデータは、上記と同様にして共有メモリ10bに格納され、また、受信局管理テーブル20の今回用テーブル20NOW に登録される。これによって、伝送側共有メモリ10bには、データA2 、B2 、C2 及び自局のデータDが格納されることになり、また、今回用テーブル20NOW には、局A、B、Cが登録されることになる。
【0080】
この状態から、時点t43で前回切り換えを行った後、トークンが各局を一巡したならば、ステップS44からステップS45に移行し、フラグFをF=1に設定する。
そして、時点t44で切換要求が通知されると、このときフラグFはF=1であるから、ステップS46からステップS47を経てステップS49に移行し、受信局管理テーブル20の管理情報をもとに、受信局管理テーブル20の先回用テーブル20OLD には登録され且つ今回用テーブル20NOW には登録されていない非連続受信局を特定する。
【0081】
この場合、先回用テーブル20OLD 及び今回用テーブル20NOW にはそれぞれ局A、B、Cが登録されているから、非連続受信局はない。よって、非連続受信局がないから、ステップS50でメモリデータのコピーは行わず、ステップS51に移行して共有メモリを切り換える。これによって、共有メモリ10bが上位層側共有メモリとなり、共有メモリ10aが伝送側共有メモリとなる。そして、今回用テーブル20NOW のデータを先回用テーブル20OLD にコピーし、今回用テーブル20NOW をクリアにする。そして、切り換えが終了したことを上位層インタフェース16に通知する。またフラグFをF=0にリセットする。
【0082】
この状態から、時点t45で局A及びBからデータA3 及びB3 が送信されると、これらデータは上記と同様にして、伝送側共有メモリ10aに書き込まれ、また、今回用テーブル20NOW に、局A及びBが登録される。
そして、時点t46で、局Cからのデータを受信しない状態でトークンが各局を一巡し、さらに、切換要求を受信すると、ステップS45でフラグをF=1に設定した後、ステップS46、S47を経てステップS49に移行する。そして、この場合、先回用テーブル20OLD には局A、B、Cが登録され、今回用テーブル20NOW には局A及びBのみが登録され、局Cは登録されていないから、局Cが非連続受信局として特定される。
【0083】
したがって、ステップS50の処理で、上位層側共有メモリ10bの局CのメモリデータC2 を、伝送側共有メモリ10aの局Cのメモリ領域にコピーする。これによって、伝送側共有メモリ10aの局Cには、伝送データC1 に代えて伝送データC2 が格納されることになる。そして、コピー後、ステップS51に移行して共有メモリ10a及び10bの切り換えを行う。そして、フラグFをF=0にリセットし、上位層インタフェース18に切り換え完了通知を行い、受信局管理テーブル20の今回用テーブル20NOW 及び先回用テーブル20OLD を更新する。
【0084】
したがって、上位層側共有メモリ10aには、現時点における各局からの最新の受信データが格納されていることになる。
そして、時点t47で再度局A、B、Cからデータを受信すると、これらは伝送側共有メモリ10bに格納され、今回用テーブル20NOW には局A、B、Cが登録され、以後、上記と同様にして処理が行われる。
【0085】
このように、前々回の切り換え時点から前回の切り換え時の間に受信した局であって、前回の切り換え時から今回の切換要求を受信するまでの間に受信していない局については、上位層側共有メモリから伝送側共有メモリにそのメモリデータをコピーしてから、共有メモリの切り換えを行うようにしたから、上記と同様に、コピーをすることによって、伝送側共有メモリには、現時点までに受信した各局からのデータのうち最新のデータが格納されることになる。そして、この状態で切り換えを行うから、上位層側共有メモリには、各局からの最新のデータが格納されることになり、上記と同等の作用効果を得ることができる。
【0086】
なお、上記実施の形態においては、4つの局A〜Dを含んで構成されるシステムについて説明したがこれに限らず、4以下或いは4以上の局を含んで構成されるシステムであっても適用できることはいうまでもない。
【0087】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1に係るデータ伝送制御装置によれば、共有メモリを最後に切り換えた後トークンが各局を一巡したときに、最後に切り換えた時点以後データを受信してないがそれよりも前にはデータを受信している局について、上位層のアクセス先の共有メモリから該当するメモリデータを伝送制御部のアクセス先の共有メモリに複写し、その後、切換要求が行われたとき切り換えを行うようにしたから、必要最小限のメモリデータのみを複写することができ、システムの伝送効率を向上させることができる。
【0088】
また、請求項2に係るデータ伝送制御装置によれば、共有メモリを最後に切り換えた後トークンが各局を一巡するまでの間は、データ受信時に、このデータの送信元局よりも先にデータを受信すべき送信元局について、上位層のアクセス先の共有メモリのメモリデータを伝送制御部のアクセス先の共有メモリに逐次複写し、トークンが各局を一巡した後切換要求が行われたときに切り換えを行うようにしたから、必要最小限のメモリデータのみを複写することができ、システムの伝送効率を向上させることができる。
【0089】
さらに、本発明の請求項3に係るデータ伝送制御装置によれば、共有メモリを最後に切り換えた後トークンが各局を一巡し且つ切換要求を受信したときに、最後に切り換えた時点以後データを受信していないがそれよりも前にはデータを受信している局つまりそのデータが上位層のアクセス先の共有メモリに格納されている局について、上位層のアクセス先の共有メモリから該当するメモリデータを伝送制御部のアクセス先の共有メモリに複写し、その後共有メモリを切り換えるようにしたから、必要最小限のメモリデータのみを複写することができ、システムの伝送効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるデータ伝送制御装置の一例を示す概略構成図である。
【図2】第1の実施の形態における共有メモリの切換処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図3】第1の実施の形態の動作を説明するタイミングチャートである。
【図4】図3の続きである。
【図5】第2の実施の形態における共有メモリの切換処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】第2の実施の形態の動作を説明するタイミングチャートである。
【図7】図6の続きである。
【図8】第3の実施の形態における共有メモリの切換処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】第3の実施の形態の動作を説明するタイミングチャートである。
【図10】本発明を適用したネットワークシステムの一例である。
【図11】従来のデータ伝送制御装置の一例を示す概略構成図である。
【図12】従来の動作説明に供するタイミングチャートである。
【符号の説明】
10a、10b 共有メモリ
12 ドライバー/レシーバ
14 送受信バッファ
16 伝送制御部
18 上位層インタフェース
20 受信局管理テーブル
20NOW 今回用テーブル
20OLD 先回用テーブル
100 データ伝送制御装置
Claims (3)
- 他局との間でデータの伝送処理を行う伝送制御部と、当該伝送制御部とデータ処理を行う上位層とがアクセス可能な共有メモリとを有し、自局がトークンを受信したとき一斉同報によりデータを送信すると共に、他局から受信したデータを前記共有メモリの局毎に決められた記憶領域に格納するようにしたデータ伝送制御装置であって、
二つの共有メモリと、
上位層からの切換要求に応じて前記上位層及び前記伝送制御部が互いに異なる共有メモリをアクセスするようにアクセス先の共有メモリを切り換える切換手段と、
前記切換手段で最後に切り換えを行った時点以後受信したデータの送信元局を記憶する今受信局記憶手段と、
前記切換手段で最後に切り換えを行った時点とこれよりも一つ前に切り換えを行った時点との間に受信したデータの送信元局を記憶する先受信局記憶手段と、前記切換手段で最後に切り換えを行った時点以後前記トークンが全局を一巡したかどうかを検出するトークン一巡検出手段と、
当該トークン一巡検出手段で前記トークンが一巡したことを検出したとき、前記先受信局記憶手段に登録され且つ前記今受信局記憶手段に登録されない送信元局について、前記上位層のアクセス先の共有メモリのメモリデータを前記伝送制御部のアクセス先の共有メモリに複写する複写手段と、を備え、
前記切換手段は、前記上位層から切換要求があり且つ前記複写手段による複写が終了しているとき、前記共有メモリを切り換えるようになっていることを特徴とするデータ伝送制御装置。 - 他局との間でデータの伝送処理を行う伝送制御部と、当該伝送制御部とデータ処理を行う上位層とがアクセス可能な共有メモリとを有し、自局がトークンを受信したとき一斉同報によりデータを送信すると共に、他局から受信したデータを前記共有メモリの局毎に決められた記憶領域に格納するようにしたデータ伝送制御装置であって、
二つの共有メモリと、
上位層からの切換要求に応じて前記上位層及び前記伝送制御部が互いに異なる共有メモリをアクセスするようにアクセス先の共有メモリを切り換える切換手段と、
前記切換手段で最後に切り換えを行った時点とこれよりも一つ前に切り換えを行った時点との間に受信したデータの送信元局を記憶する先受信局記憶手段と、データ受信時にこのデータの送信元局よりも前にデータを受信すべき局であるにも係わらずデータを受信せず且つ前記先受信局記憶手段に登録された局があるかどうかを検出する非受信局検出手段と、
前記切換手段で最後に切り換えを行った時点以後前記トークンが全局を一巡したかどうかを検出するトークン一巡検出手段と、
当該トークン一巡検出手段でトークンが一巡していないことを検出し且つ前記非受信局検出手段で非受信局を検出したとき、当該非受信局について前記上位層のアクセス先の共有メモリに記憶されたメモリデータを前記伝送制御部のアクセス先の共有メモリに複写する複写手段と、を備え、
前記切換手段は、前記上位層から切換要求があり且つ前記トークン一巡検出手段で前記トークンが一巡したことを検出しているとき、前記共有メモリを切り換えるようになっていることを特徴とするデータ伝送制御装置。 - 他局との間でデータの伝送処理を行う伝送制御部と、当該伝送制御部とデータ処理を行う上位層とがアクセス可能な共有メモリとを有し、自局がトークンを受信したとき一斉同報によりデータを送信すると共に、他局から受信したデータを前記共有メモリの局毎に決められた記憶領域に格納するようにしたデータ伝送制御装置であって、
二つの共有メモリと、
上位層からの切換要求に応じて、前記上位層及び前記伝送制御部が互いに異なる共有メモリをアクセスするようにアクセス先の共有メモリを切り換える切換手段と、
前記切換手段で最後に切り換えを行った時点以後受信したデータの送信元局を記憶する今受信局記憶手段と、
前記切換手段で最後に切り換えを行った時点とこれよりも一つ前に切り換えを行った時点との間に受信したデータの送信元局を記憶する前受信局記憶手段と、前記切換手段で最後に切り換えを行った時点以後、前記トークンが全局を一巡したかどうかを検出するトークン一巡検出手段と、当該トークン一巡検出手段で前記トークンが一巡したことを検出し且つ前記切換手段に対して切換要求が行われたとき、前記先受信局記憶手段に登録され且つ前記今受信局記憶手段に登録されない送信元局について、前記上位層のアクセス先の共有メモリのメモリデータを、前記伝送制御部のアクセス先の共有メモリに複写する複写手段と、を備え、前記切換手段は、前記複写手段による複写が終了した後、前記共有メモリを切り換えるようになっていることを特徴とするデータ伝送制御装置。
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