JP2002176428A - データ伝送制御装置 - Google Patents

データ伝送制御装置

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JP2002176428A
JP2002176428A JP2000372218A JP2000372218A JP2002176428A JP 2002176428 A JP2002176428 A JP 2002176428A JP 2000372218 A JP2000372218 A JP 2000372218A JP 2000372218 A JP2000372218 A JP 2000372218A JP 2002176428 A JP2002176428 A JP 2002176428A
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隆雄 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝送制御部がアクセスする共有メモリと上位
層がアクセスする共有メモリとのデータの整合性を確保
するために行う、共有メモリ間でのメモリデータのコピ
ーに要する処理時間を短縮する。 【解決手段】 データの受信局を今回用テーブル20
NOW に登録し、前回共有メモリを切り換えた後、各局を
一巡したトークンを受信したときに、先回用テーブル2
OLD に登録され且つ今回用テーブル20NOW に登録さ
れていない局、つまり、前々回切り換えを行ってから前
回切り換えを行うまでの間にデータを受信し且つ前回切
り換えを行って以後データを受信しない局についての
み、上位層側共有メモリのメモリデータを伝送側共有メ
モリにコピーする。そして、コピー後、切換要求が通知
された時点で、共有メモリを切り換え、今回用テーブル
20NOWの情報を先回用テーブル20OLD にコピーし、
今回用テーブル20NOW を更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばファクト
リオートメーション用コントローラや、数値制御機器、
ロボットコントローラ等の各局がネットワークで接続さ
れ、相互にデータを送受信するようにしたシステムに適
用される、各局においてネットワークを介してのデータ
伝送制御を行うデータ伝送制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクトリオートメーション用の
コントローラ或いは、数値制御機器、ロボットコントロ
ーラ等の各局がネットワークで接続され、トークンパッ
シング方式で相互にデータを送受信するようにしたシス
テムにおいては、例えば図10に示すように、各ノード
すなわち局には共有メモリが設けられている。この共有
メモリは、ノード毎に専用のメモリ領域が確保され、ト
ークンを受信した局が例えばブロードキャスト等によっ
てネットワーク内の全ての局宛にデータを送信すること
によって、各局では、受信したデータをそのデータの送
信元局に対応する共有メモリの所定のメモリ領域に格納
するようになっている。これによって、各ノードの共有
メモリには、各ノード共通のデータが格納されるように
なっている。
【0003】図11は、各ノードにおいて、他局とのデ
ータ伝送制御を行うデータ伝送制御装置の概略構成を示
したものである。このデータ伝送制御装置100は、図
11に示すように、二つの共有メモリ10a及び10b
を有している。そして、図示しない通信回線を介して伝
送されたデータはドライバ/レシーバ12で受信され、
送受信バッファ14に格納される。そして、伝送制御部
16が、送受信バッファ14に格納された受信データに
ついてその送信元のノードである送信元局を特定し、例
えば共有メモリ10aの送信元局に対応するメモリ領域
に、送受信バッファ14に格納された受信データを転送
する。また、共有メモリ10aに格納された自局の送信
データは、伝送制御部16によって送受信バッファ14
に転送され、ドライバ/レシーバ12を介して伝送され
るようになっている。
【0004】一方、上位層インタフェース18では、伝
送制御部16がアクセスする共有メモリとは逆の共有メ
モリ、この場合10bに対してアクセスを行い、共有メ
モリ10bから受信データを読み出して所定の処理を行
うと共に、送信データを共有メモリ10bに書き込む。
そして、上位層インタフェース18が、切換要求を伝送
制御部16に対して行うことにより、伝送制御部16が
そのアクセス先の共有メモリ10aを他方の共有メモリ
10bに切り換え、同様に、上位層インタフェース18
でもそのアクセス先の共有メモリを10bから10aに
切り換えることにより、上位層インタフェース18で
は、共有メモリ10bに格納された他局から受信した最
新データを取り込むことができると共に、伝送制御部1
6では、上位層インタフェース18が設定した自局の最
新の送信データを送受信バッファ14に転送し、これを
他局に送信できるようになっている。
【0005】このように、二つの共有メモリ10a及び
10bを設け、伝送制御部16による共有メモリへのア
クセスと上位層インタフェース18による共有メモリへ
のアクセスとを同時に可能し、また、伝送制御部16及
び上位層インタフェース18のアクセス先の共有メモリ
を切り換えることにより、伝送制御部16で受信してい
る他局からのデータと上位層インタフェース18が実際
に処理する他局からのデータとの整合性を確保すると共
に、高速なデータ伝送を実現できるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようなデータ伝送
制御装置においては、ノードの脱落等何らかの異常によ
ってデータを受信しなかった局がある場合に備えて、例
えば、上位層インタフェース18側の共有メモリである
上位層側共有メモリと伝送制御部16側の共有メモリで
ある伝送側共有メモリとを切り換えた時点で、新たに上
位層側共有メモリとなった共有メモリの全てのメモリデ
ータを伝送側共有メモリにコピーするか、或いは、上位
層側共有メモリと伝送側共有メモリとを切り換える前
に、伝送側共有メモリの全てのメモリデータを上位層側
共有メモリにコピーし、その後切り換えを行うようにし
ている。
【0007】つまり、図12(a)に示すように、時点
82で各局A〜Nからデータを受信し、時点t83で共有
メモリの切り換えを行い、その後、時点t84で各局から
データを受信したが、局Cからはデータを受信しなかっ
た場合には、時点t85で共有メモリを切り換えたとき
に、上位層側共有メモリの局Cのメモリデータは旧デー
タC1 のままとなってしまう。
【0008】これを回避するために、図10(b)に示
すように、時点t83′で上位層側共有メモリと伝送側共
有メモリとを切り換えた後、上位層側共有メモリとなっ
た共有メモリの全てのデータを伝送側共有メモリにコピ
ーしておくことによって、時点t84′で局Cからのデー
タを新たに受信しない場合でも、時点t85′で共有メモ
リの切り換えを行ったときには、新たに上位層側共有メ
モリとなった共有メモリに最新の受信データが格納され
るようにしている。
【0009】しかしながら、このように、共有メモリの
切り換えを行うときに上位層側共有メモリから伝送側共
有メモリに、或いは伝送側共有メモリから上位層側共有
メモリに全てのメモリデータをコピーするようにした場
合、メモリデータのコピーを行っている最中に新たに他
局からデータを受信することを回避するため、自局がト
ークンを受信した時点で切り換えを行う必要がある。そ
のため、メモリデータのコピー中は自局でトークンを保
持している必要があるため、自局がトークンを受信して
から次の局にトークンをリリースするまでに時間がかか
ってしまい、ネットワークの性能を低下させる一因とな
っている。
【0010】そこで、この発明は、上記従来の未解決の
問題に着目してなされたものであり、伝送制御部がアク
セスする共有メモリと上位層がアクセスする共有メモリ
との間でデータの整合をとるために行う、共有メモリ間
でのメモリデータの複写に要する処理時間を短縮するこ
との可能なデータ伝送制御装置を提供することを目的と
している。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係るデータ伝送制御装置は、他
局との間でデータの伝送処理を行う伝送制御部と、当該
伝送制御部とデータ処理を行う上位層とがアクセス可能
な共有メモリとを有し、自局がトークンを受信したとき
一斉同報によりデータを送信すると共に、他局から受信
したデータを前記共有メモリの局毎に決められた記憶領
域に格納するようにしたデータ伝送制御装置であって、
二つの共有メモリと、上位層からの切換要求に応じて前
記上位層及び前記伝送制御部が互いに異なる共有メモリ
をアクセスするようにアクセス先の共有メモリを切り換
える切換手段と、前記切換手段で最後に切り換えを行っ
た時点以後受信したデータの送信元局を記憶する今受信
局記憶手段と、前記切換手段で最後に切り換えを行った
時点とこれよりも一つ前に切り換えを行った時点との間
に受信したデータの送信元局を記憶する先受信局記憶手
段と、前記切換手段で最後に切り換えを行った時点以後
前記トークンが全局を一巡したかどうかを検出するトー
クン一巡検出手段と、当該トークン一巡検出手段で前記
トークンが一巡したことを検出したとき、前記先受信局
記憶手段に登録され且つ前記今受信局記憶手段に登録さ
れない送信元局について、前記上位層のアクセス先の共
有メモリのメモリデータを前記伝送制御部のアクセス先
の共有メモリに複写する複写手段と、を備え、前記切換
手段は、前記上位層から切換要求があり且つ前記複写手
段による複写が終了しているとき、前記共有メモリを切
り換えるようになっていることを特徴としている。
【0012】この請求項1に係る発明では、トークンを
受信した局が一斉同報でデータを各局に送信し、各局の
伝送制御部では他局からのデータを共有メモリの局毎に
定められた記憶領域に格納する。各局には、伝送制御部
がアクセスする共有メモリと上位層がアクセスする共有
メモリとが設けられ、上位層からの切換要求に応じてア
クセス先の共有メモリを切り換えることにより、伝送制
御部と上位層とがそれぞれ異なる共有メモリに対して交
互にアクセスを行うようになっている。
【0013】このとき、切換手段で共有メモリを最後に
切り換えを行った時点以後受信したデータの送信元局は
逐次今受信局記憶手段に格納され、また、最後に切り換
えを行った時点とこれよりも一つ前に切り換えを行った
時点との間に受信したデータの送信元局は先受信局記憶
手段に記憶される。そして、切換手段で最後に切り換え
を行った時点以後トークンが全局を一巡したことを検出
したとき、先受信局記憶手段に登録され且つ今受信局記
憶手段に記憶されない局、つまり、最後に切り換えた時
点以後データを受信してないが、その前にはデータを受
信している局について、上位層のアクセス先の共有メモ
リのメモリデータが伝送制御部のアクセス先の共有メモ
リに複写される。
【0014】ここで、最後に切り換えた時点以後受信し
たデータは、現在伝送制御部のアクセス先の共有メモリ
に格納され、この切り換えよりも前に受信したデータは
上位層のアクセス先の共有メモリに格納されるから、現
在伝送制御部のアクセス先の共有メモリには、最後に切
り換えた時点以後データを受信しない局については、前
々回の切り換えよりも前に受信したデータが格納されて
いることになる。この状態で共有メモリを切り換える
と、伝送制御部のアクセス先の共有メモリには、前々回
の切り換えよりも前に受信したデータが格納されている
ことになるが、複写手段によってメモリデータの複写を
行うから、伝送制御部のアクセス先の共有メモリには、
受信した他局からのデータのうち最新のデータが格納さ
れることになる。よって、この状態で切り換えを行うこ
とにより、上位層は、最新のデータを取り扱うことが可
能となる。
【0015】このとき、最後に切り換えた時点以後デー
タを受信してないが、その前にはデータを受信している
局についてのみ、上位層のアクセス先の共有メモリのメ
モリデータを他方の共有メモリに複写するようにしてい
るから、その複写量を削減することが可能となり、複写
に要する処理時間が短縮されることになる。また、本発
明の請求項2に係るデータ伝送制御装置は、他局との間
でデータの伝送処理を行う伝送制御部と、当該伝送制御
部とデータ処理を行う上位層とがアクセス可能な共有メ
モリとを有し、自局がトークンを受信したとき一斉同報
によりデータを送信すると共に、他局から受信したデー
タを前記共有メモリの局毎に決められた記憶領域に格納
するようにしたデータ伝送制御装置であって、二つの共
有メモリと、上位層からの切換要求に応じて前記上位層
及び前記伝送制御部が互いに異なる共有メモリをアクセ
スするようにアクセス先の共有メモリを切り換える切換
手段と、前記切換手段で最後に切り換えを行った時点と
これよりも一つ前に切り換えを行った時点との間に受信
したデータの送信元局を記憶する先受信局記憶手段と、
データ受信時にこのデータの送信元局よりも前にデータ
を受信すべき局であるにも係わらずデータを受信せず且
つ前記先受信局記憶手段に登録された局があるかどうか
を検出する非受信局検出手段と、前記切換手段で最後に
切り換えを行った時点以後前記トークンが全局を一巡し
たかどうかを検出するトークン一巡検出手段と、当該ト
ークン一巡検出手段でトークンが一巡していないことを
検出し且つ前記非受信局検出手段で非受信局を検出した
とき、当該非受信局について前記上位層のアクセス先の
共有メモリに記憶されたメモリデータを前記伝送制御部
のアクセス先の共有メモリに複写する複写手段と、を備
え、前記切換手段は、前記上位層から切換要求があり且
つ前記トークン一巡検出手段で前記トークンが一巡した
ことを検出しているとき、前記共有メモリを切り換える
ようになっていることを特徴としている。
【0016】この請求項2に係る発明では、トークンを
受信した局が一斉同報でデータを各局に送信し、各局の
伝送制御部では、他局からのデータを共有メモリの局毎
に定められた記憶領域に格納する。各局には、伝送制御
部がアクセスする共有メモリと上位層がアクセスする共
有メモリとが設けられ、上位層からの切換要求に応じて
アクセス先の共有メモリを切り換えることにより、伝送
制御部と上位層とがそれぞれ異なる共有メモリに対して
交互にアクセスするようになっている。
【0017】このとき、共有メモリの切り換えを最後に
行った時点とこれよりも一つ前に行った時点との間に受
信したデータの送信元局は先受信局記憶手段に記憶され
る。そして、データを受信したときに、このデータの送
信元局よりも先にデータを受信すべき局であるにも係わ
らずデータを受信していない局があるかどうかが、例え
ばトークンの周回順に基づいて検出され、この検出され
た局が、先受信局記憶手段に登録されているときこれが
非受信局として特定される。そして、トークンが前回切
り換えを行った後各局を一巡していなければ、非受信局
に相当する上位層のアクセス先の共有メモリのメモリデ
ータが伝送制御部のアクセス先の共有メモリに複写され
る。
【0018】ここで、最後に切り換えた時点以後受信し
たデータは、現在伝送制御部のアクセス先の共有メモリ
に格納され、この切り換えよりも前に受信したデータは
上位層のアクセス先の共有メモリに格納されるから、現
在伝送制御部のアクセス先の共有メモリには、最後に切
り換えた時点以後データを受信しない局については、前
々回の切り換えよりも前に受信したデータが格納されて
いることになる。この状態で共有メモリを切り換える
と、伝送制御部のアクセス先の共有メモリには、前々回
の切り換えよりも前に受信したデータが格納されている
ことになるが、データ受信時にデータを受信すべき局で
あるにも係わらずデータを受信しなかった局については
複写手段によってメモリデータの複写を行うから、伝送
制御部のアクセス先の共有メモリには受信したデータの
うち最新のデータが格納されることになる。よって、こ
の状態で切り換えを行うことにより、上位層は、最新の
データを取り扱うことが可能となる。
【0019】このとき、データを受信すべき局であるに
も係わらず受信していない局であり且つ最後に切り換え
を行った時点よりも前にはデータを受信している局につ
いてのみ、上位層のアクセス先の共有メモリのメモリデ
ータを他方の共有メモリに複写するようにしているか
ら、その複写量を削減することが可能となり、複写に要
する処理時間が短縮されることになる。
【0020】さらに、本発明の請求項3に係るデータ伝
送制御装置は、他局との間でデータの伝送処理を行う伝
送制御部と、当該伝送制御部とデータ処理を行う上位層
とがアクセス可能な共有メモリとを有し、自局がトーク
ンを受信したとき一斉同報によりデータを送信すると共
に、他局から受信したデータを前記共有メモリの局毎に
決められた記憶領域に格納するようにしたデータ伝送制
御装置であって、二つの共有メモリと、上位層からの切
換要求に応じて前記上位層及び前記伝送制御部が互いに
異なる共有メモリをアクセスするようにアクセス先の共
有メモリを切り換える切換手段と、前記切換手段で最後
に切り換えを行った時点以後受信したデータの送信元局
を記憶する今受信局記憶手段と、前記切換手段で最後に
切り換えを行った時点とこれよりも一つ前に切り換えを
行った時点との間に受信したデータの送信元局を記憶す
る前受信局記憶手段と、前記切換手段で最後に切り換え
を行った時点以後前記トークンが全局を一巡したかどう
かを検出するトークン一巡検出手段と、当該トークン一
巡検出手段で前記トークンが一巡したことを検出し且つ
前記切換手段に対して切換要求が行われたとき、前記先
受信局記憶手段に登録され且つ前記今受信局記憶手段に
登録されない送信元局について、前記上位層のアクセス
先の共有メモリのメモリデータを前記伝送制御部のアク
セス先の共有メモリに複写する複写手段と、を備え、前
記切換手段は、前記複写手段による複写が終了した後、
前記共有メモリを切り換えるようになっていることを特
徴としている。
【0021】この請求項3に係る発明では、トークンを
受信した局が一斉同報でデータを各局に送信し、各局の
伝送制御部では、他局からのデータを共有メモリの局毎
に定められた記憶領域に格納する。各局には、伝送制御
部がアクセスする共有メモリと上位層がアクセスする共
有メモリとが設けられ、上位層からの切換要求に応じて
アクセス先の共有メモリを切り換えることにより、伝送
制御部と上位層とがそれぞれ異なる共有メモリに対して
交互にアクセスするようになっている。
【0022】このとき、切換手段で最後に切り換えを行
った時点以後受信したデータの送信元局は逐次今受信局
記憶手段に格納され、また、最後に切り換えを行った時
点とこれよりも一つ前に切り換えを行った時点までの間
に受信したデータの送信元局は先受信局記憶手段に記憶
される。そして、切換手段で最後に切り換えを行った時
点以後トークンが全局を一巡し、且つ上位層から切換要
求が行われたとき、先受信局記憶手段に登録され且つ今
受信局記憶手段に記憶されない局、つまり、最後に切り
換えた時点以後データを受信してないがその前にはデー
タを受信している局について、上位層のアクセス先の共
有メモリのメモリデータが伝送制御部のアクセス先の共
有メモリに複写され、その後切り換えが行われる。
【0023】ここで、最後に切り換えた時点以後受信し
たデータは、現在伝送制御部のアクセス先の共有メモリ
に格納され、この切り換えよりも前に受信したデータは
上位層のアクセス先の共有メモリに格納されるから、現
在伝送制御部のアクセス先の共有メモリには、最後に切
り換えた時点以後データを受信しない局については、前
々回の切り換えよりも前に受信したデータが格納されて
いることになる。この状態で共有メモリを切り換える
と、伝送制御部のアクセス先の共有メモリには、前々回
の切り換えよりも前に受信したデータが格納されている
ことになる。しかしながら、複写手段によってメモリデ
ータの複写を行った後切り換えを行うから、伝送制御部
のアクセス先の共有メモリに、受信したデータのうち最
新のデータが格納された後、切り換えが行われてこれが
上位層のアクセス先の共有メモリになるから、上位層
は、最新のデータを取り扱うことが可能となる。
【0024】このとき、最後に切り換えた時点以後デー
タを受信してないが、その前にはデータを受信している
局についてのみ、上位層のアクセス先の共有メモリのメ
モリデータを他方の共有メモリに複写するようにしてい
るから、その複写量を削減することができ、複写に要す
る処理時間が短縮されることになる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を説
明する。まず、本発明の第1の実施の形態を説明する。
図1は、第1の実施の形態におけるデータ伝送制御装置
の概略構成を示した構成図である。なお、当該データ伝
送制御装置を有する局で構成されるネットワークのシス
テム構成は、図10に示す従来の構成と同等であるので
その詳細な説明は省略する。
【0026】図1に示すように、データ伝送制御装置1
00は、上記図11に示す従来のデータ伝送制御装置1
00と同様に、二つの共有メモリ10a及び10bが設
けられている。そして、これら共有メモリ10a及び1
0bのメモリ領域は、ネットワーク内の各局毎に専用の
メモリ領域が確保され、他局からのデータはその送信元
の局に対応するメモリ領域に格納され、また自局からの
送信データは自局に対応するメモリ領域に格納されるよ
うになっている。
【0027】そして、図示しない通信回線を介して伝送
されたデータはドライバ/レシーバ12で受信されて送
受信バッファ14に格納される。そして、伝送制御部1
6では、上位層インタフェース18からの切換要求で指
定される共有メモリ10a又は10bの何れかに対して
アクセスを行い、送受信バッファ14に格納された受信
データを指定された共有メモリ10a又は10bに転送
する。このとき、受信データに含まれる送信元情報から
その送信元局に対応するメモリ領域を特定し、共有メモ
リの送信元局に対応するメモリ領域に転送する。
【0028】また、伝送制御部16では、伝送側共有メ
モリの自局のメモリ領域に格納された送信データを送受
信バッファ14に転送し、トークンを受信したときに、
ドライバ/レシーバ12を介して他局にブロードキャス
トにより送信する。また、伝送制御部16は、上位層イ
ンタフェース18から切換要求に応じて、受信局管理テ
ーブル20の管理情報に基づいて共有メモリの切り換え
の可否を判断し、切り換え可能であるときにアクセス先
の共有メモリを、切換要求で指定される共有メモリ10
a又は10bの何れかに切り換える。そして、切り換え
後上位層インタフェース18に対して切り換えが完了し
たことを通知するための完了通知を行う。
【0029】前記上位層インタフェース18は、伝送制
御部16のアクセス先の共有メモリとは別の共有メモ
リ、つまり、例えば伝送制御部16が共有メモリ10a
に対してアクセスを行っている場合には、共有メモリ1
0bに対してアクセスを行い、予め設定された所定のタ
イミングで、伝送制御部16に対して共有メモリの切り
換えを指示するための切換要求を行い、現在上位層イン
タフェース18がアクセスしている共有メモリ10bへ
のアクセスを伝送制御部16に対して指示する。このと
き、上位層インタフェース18では、共有メモリ10a
及び10bへのアクセスを停止した後、伝送制御部16
に対する切換要求を行い、その後、伝送制御部16から
完了通知を受信したとき、アクセス先の共有メモリを切
り換え、この度は共有メモリ10aに対してアクセスを
行う。
【0030】図2は、伝送制御部16での、共有メモリ
の切換処理手順を示すフローチャートである。図2に示
すように、伝送制御部16では、まず、ステップS1
で、他局からデータを受信したかどうかを判定する。こ
れは、例えば送受信バッファ14へデータが書き込まれ
たかどうかを監視すること等によって行う。
【0031】そして、他局からデータを受信した場合に
は、ステップS2に移行し、受信データに含まれる送信
元局情報から、このデータの送信元局を特定する。そし
て現在の伝送制御部16のアクセス先の共有メモリであ
る伝送側共有メモリの、送信元局に対応するメモリ領域
に、受信データを転送する。次いで、ステップS3に移
行し、送信元局を、その局からのデータを受信したこと
を表す受信局として、所定の記憶領域に形成された受信
局管理テーブル20の今回用テーブルNOW に登録する。
そして、ステップS4に移行する。
【0032】前記受信局管理テーブル20は、今回用テ
ーブル20NOW と先回用テーブル20OLD とから構成さ
れ、前記今回用テーブル20NOW には、前回共有メモリ
の切り換えを行った時点以後受信したデータの受信局が
登録され、先回用テーブル20OLD には、共有メモリの
切換を行った時点で今回用テーブル20NOW に登録され
ている局、つまり、前々回共有メモリの切り換えを行っ
た時点から前回共有メモリの切り換えを行うまでの間に
受信したデータの受信局が登録されるようになってい
る。
【0033】前記ステップS4では、トークンを受信
し、且つこのトークンが、前回共有メモリの切り換えを
行ってからネットワーク内の各局を一巡しているかどう
かを判定する。この判定は例えば、共有メモリの切り換
えを行った後、トークンを二回受信したかどうか等に基
づいて判定する。そして、前回の切り換え後トークンが
一巡している場合には、ステップS5に移行し、受信局
管理テーブル20の今回用テーブル20NOW と先回用テ
ーブル20OLD とを比較し、先回用テーブル20OLD
は登録されかつ今回用テーブル20OLD に登録されてい
ない局(以後、非連続受信局という。)を特定する。
【0034】次いでステップS6に移行し、ステップS
5で特定した非連続受信局について、上位層側共有メモ
リのメモリデータを伝送側共有メモリの該当するメモリ
領域にコピーする。そして、フラグFをF=1に設定し
た後、ステップS7に移行する。一方、前記ステップS
1で、データを受信していないとき、また、前記ステッ
プS4で、前回共有メモリの切り換え後トークンが各局
を一巡していないときには、そのままステップS7に移
行する。
【0035】このステップS7では、上位層インタフェ
ース18から共有メモリの切換要求を受信したかどうか
を判定する。そして、共有メモリの切換要求を受信しな
いときにはそのままステップS1に戻り、切換要求を受
信したときにはステップS8に移行する。このステップ
S8では、フラグFがF=1であるかどうかを判定し、
F=1でないときにはステップS9に移行して上位層イ
ンタフェース18に対して切り換え不可であることを通
知した後ステップS1に戻る。一方、F=1であるとき
にはステップS10に移行する。
【0036】このステップS10では、アクセス先の共
有メモリを他方の共有メモリに切り換え、フラグFをF
=0に設定した後、上位層インタフェース18に対して
切り換え完了通知を行う。さらに、受信局管理テーブル
20の今回用テーブル20NO W の情報を先回用テーブル
20OLD にコピーし、今回用テーブル20NOW をクリア
にする。なお、このとき、共有メモリ間でのコピーを行
っている場合には、データのコピーが終了するまで共有
メモリの切り換えは行わず、コピーが終了した後切り換
えを行う。
【0037】ここで、今回用テーブル20NOW が今受信
局記憶手段に対応し、先回用テーブル20OLD が先受信
局記憶手段に対応し、図2のステップS4の処理がトー
クン一巡検出手段に対応し、ステップS5及びステップ
S6の処理が複写手段に対応し、ステップS10の処理
が切換手段に対応している。次に、上記第1の実施の形
態の動作を説明する。
【0038】今、A、B、C、Dの4つのノード(局)
により、図10に示すように構成されたネットワークシ
ステムにおいて、データ伝送を行っているものとする。
各局での動作は同一であるので、ここでは、局Dでの動
作について説明する。今、共有メモリ10aは上位層側
共有メモリとして作動し、共有メモリ10bは伝送側共
有メモリとして作動し、図3の時点t1 に示すように、
共有メモリ10aには、局Aのメモリデータとして
1 、局BのメモリデータとしてB1 、局Cのメモリデ
ータとしてC1 、局DのメモリデータとしてDが格納さ
れている。また共有メモリ10bには、局Aのメモリデ
ータとしてA0 、局BのメモリデータとしてB0 、局C
のメモリデータとしてC0 、局Dのメモリデータとして
Dが格納されている。また、受信局管理テーブル20の
今回用テーブル20NOW はクリアされた状態であり、先
回用テーブル20OLD には局A、B、Cが登録されてい
る。なお、局Dのデータは自局で設定する値であるの
で、ここでは、データDとする。
【0039】この状態から、時点t2 で局Aからデータ
2 を受信すると、局AからのデータA2 は、ドライバ
/レシーバ12で受信されて送受信バッファ14に格納
される。伝送制御部16では、送受信バッファ14にデ
ータが格納されたことを検出すると、ステップS1から
ステップS2に移行し、この受信データの送信元局が局
Aであることを認識し、伝送側共有メモリである10b
の、局A専用のメモリ領域に格納する。
【0040】そして、ステップS3に移行して、局Aを
受信局管理テーブル20の今回用テーブル20NOW に登
録する。そして、トークンも上位層インタフェース18
からの切換要求も受信しないときには、そのままステッ
プS1に戻る。そして、前記局Aに続き、局B、局Cか
らのデータB2 、C2 を受信すると、これらデータは、
上記と同様にして、ドライバ/レシーバ12から送受信
バッファ14に格納され、伝送制御部16では、これら
受信データを共有メモリ10bの局B及び局C専用のメ
モリ領域に格納する。さらに、局B及び局Cを受信局管
理テーブル20の今回用テーブル20NOW に登録する
(ステップS3)。
【0041】これによって、伝送側共有メモリ10bに
は、データA2 、B2 、C2 及び自局のデータDが格納
されることになり、また、今回用テーブル20NOW
は、局A、B、Cが登録されることになる。この状態で
時点t7 でトークンを受信すると、このトークンが前回
共有メモリを切り換えた後、各局を一巡しているかどう
かを判定する。そして、トークンが各局を一巡している
と、ステップS4からステップS5に移行し、受信局管
理テーブル20の管理情報をもとに、受信局管理テーブ
ル20の先回用テーブル20 OLD には登録され、今回用
テーブル20NOW には登録されていない非連続受信局を
特定する。
【0042】この場合、時点t3 では、先回用テーブル
20OLD 及び今回用テーブル20NO W にはそれぞれ局
A、B、Cが登録されているから、非連続受信局はな
い。よって、非連続受信局がないから、メモリデータの
コピーは行わず、フラグFをF=1に設定する。そし
て、時点t4 で、例えば上位層インタフェース18が上
位層側共有メモリ10aの自局のメモリ領域に送信デー
タの書き込みを行い、これを他局あてに送信するために
共有メモリの切換要求を伝送制御部16に通知すると、
伝送制御部16では、これをうけてステップS7からス
テップS8に移行する。
【0043】このとき、フラグFはF=1であるから、
ステップS8からステップS10に移行し、共有メモリ
の切り換えを行い、以後、共有メモリ10aを伝送側共
有メモリとしてこれに対してアクセスを行う。そして、
フラグFをF=0にリセットし、切り換えが終了したこ
とを上位層インタフェース18に通知する。また、今回
用テーブル20NOW の情報を先回用テーブル20OLD
コピーし、今回用テーブル20NOW をクリアにする。
【0044】この切り換え完了通知が行われた時点で、
上位層インタフェース18では、上位層側共有メモリ1
0bへのアクセスが開始可能となり、時点t2 で受信し
た他局からのデータA2 、B2 、C2 を取り込むことが
可能となる。この状態から、時点t5 で局A及びBから
データA3 及びB3 が送信されると、伝送制御部16で
はこれらデータを上記と同様にして伝送側共有メモリ1
0aに書き込み、今回用テーブル20NOW に局A及びB
を登録する。
【0045】そして、時点t6 でトークンを受信し、こ
れが時点t4 での切り換え後各局を一巡しているときに
は、ステップS4からステップS5に移行して受信局管
理テーブル20をもとに非連続受信局を特定する。この
場合、先回用テーブル20OL D には局A、B、Cが登録
され、今回用テーブル20NOW には局A及びBのみが登
録され、局Cは登録されていないから、局Cが非連続受
信局として特定される。
【0046】したがって、ステップS6の処理で、上位
層側共有メモリ10bの局CのメモリデータC2 を、伝
送側共有メモリ10aの局Cのメモリ領域にコピーす
る。そして、フラグFをF=1に設定する。これによっ
て、伝送側共有メモリ10aの局Cには、伝送データC
1 に代えて伝送データC2 が格納されることになる。よ
って、伝送側共有メモリ10aには、各局A、B、Cか
らの受信データのうち、最新のデータが格納されている
ことになる。
【0047】つまり、時点t6 でトークンを受信した時
点では、次に上位層側共有メモリとなる共有メモリ10
aには、時点t4 から時点t6 までの間に受信したデー
タA 3 、B3 が格納されるが、時点t4 で切り換える前
に受信したデータA2 、B2、C2 は時点t2 に示すよ
うに共有メモリ10bに格納されるため共有メモリ10
aには格納されない。
【0048】したがって、局Cのように、前回切り換え
を行って以後次に切り換えを行うまでの間(以後、今周
期という。)に新たにデータを受信しなかった局につい
ては、そのメモリデータとして、前々回切り換えを行っ
てから前回切り換えを行うまでの間(以後、先周期とい
う。)に受信したデータ、或いはそれよりも前に受信し
たデータが格納されている。
【0049】ここで、今周期だけでなく先周期において
もデータを受信しなかった局の場合には、現在伝送側共
有メモリとして作動している共有メモリ10aは、先周
期では上位層側共有メモリとして作動し、先周期よりも
一つ前の周期においては伝送側共有メモリとして作動し
ているから、この共有メモリ10aに格納されたデータ
が最新の受信データとなる。
【0050】ところが、先周期ではデータを受信した
が、今周期ではデータを受信していない局、つまり非連
続受信局の場合、先周期に受信したデータがその局から
の最新データとなるが、先周期で受信したデータは上位
層側共有メモリに格納されている。したがって、時点t
6 で、非連続受信局に対応するメモリデータを上位層側
共有メモリから伝送側共有メモリにコピーすることによ
って、最新の受信データが伝送側共有メモリに格納され
ることになる。
【0051】続いて、この状態から、図4に示すように
時点t7 で上位層インタフェース18から切換要求が行
われると、ステップS7からステップS8を経てステッ
プS10に移行し、共有メモリの切り換えが行われて、
上位層側共有メモリが10aとなり、伝送側共有メモリ
が10bとなる。このとき、共有メモリ10aには、各
局A、B、Cからの最新の受信データが格納されている
から、上位層側共有メモリには、最新の受信データが格
納されていることになる。
【0052】そして、受信局管理テーブル20の更新を
行い、これによって、先回用テーブル20NOW には局A
及びBが登録される。続いて、時点t8 でデータA4
4 、C4 を受信すると、上記と同様にしてこれらを伝
送側共有メモリ10bに格納し、さらに今回用テーブル
20NOW に登録する。そして、時点t9 でトークンを受
信しこれが前回切り換え後各局を一巡しているときに
は、非連続受信局を特定するが、この場合、該当する局
はないから、共有メモリ間でのコピーは行わず、フラグ
をF=1に設定する。
【0053】そして、時点t10でデータA5 、B5 を受
信し、これを伝送側共有メモリ10bに格納し、さらに
今回用テーブル20NOW に登録した状態で、時点t11
切換要求が通知されると、フラグFがF=1であるか
ら、ステップS7からステップS8を経てステップS1
0に移行し、共有メモリの切り換えを行う。このよう
に、前々回の切り換えから前回の切り換えまでの間であ
る先周期ではデータを受信したが、前回の切り換え以後
の今周期ではデータを受信しない局については、そのメ
モリデータを上位層側共有メモリから伝送側共有メモリ
にコピーするようにしたから、通信異常等の何らかによ
って今周期でデータを受信しない局があっても、各局か
らの最新のデータを伝送側共有メモリに格納することが
でき、この状態で共有メモリの切り換えを行うから、す
なわち、上位層インタフェース18は各局からの最新の
データを取り込むことができる。
【0054】また、このとき、従来のように、全てのメ
モリデータをコピーしなくてよいから、メモリデータの
コピーに要する所要時間を短縮することができ、すなわ
ち、システムの伝送効率を向上させることができる。ま
た、前回の切り換え後、トークンが各局を一巡した後
に、共有メモリ間でのコピーを行うようにしている。こ
こで、トークンが各局を一巡すれば、各局からデータを
受信することになりこれによって伝送側共有メモリのデ
ータは更新されることになる。よって、トークンが各局
を一巡した後に非連続受信局を特定することによって、
不必要なコピーを行うことを回避し、的確なタイミング
でコピーを行うことができる。よって、コピーに要する
処理時間をより削減することができる。
【0055】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。この第2の実施の形態は、上記第1の実施の形態に
おいて、伝送制御部16での共有メモリの切換処理手順
が異なること以外は同一であるので、その詳細な説明は
省略する。図4は、第2の実施の形態における伝送制御
部16の共有メモリの切換処理手順の一例を示すフロー
チャートである。
【0056】伝送制御部16では、まずステップS21
で、他局からデータを受信したかどうかを判定し、デー
タを受信したときにはステップS22に移行する。そし
て、送受信バッファ14の受信データを伝送側共有メモ
リに転送する。次いで、ステップS23に移行し、受信
局を受信局管理テーブル20の今回用テーブル20NOW
に登録する。次いでステップS24に移行し、前回切り
換えを行ってからトークンが各局を一巡していない状態
であるかどうかを判定する。そして、まだ一巡していな
いときには、ステップS25に移行する。
【0057】このステップS25では、受信局管理テー
ブル20の先回用テーブル20NOW及び今回用テーブル
20OLD をもとに、ステップS21でデータを受信した
受信局と、予め記憶している、ステップS21の時点よ
りも一つ前の時点でデータを受信した受信局との間に、
トークンの回り順、例えばA、B、C、D、A、……と
いった順からいけばデータを受信すべき局であり、且つ
先回用テーブル20OL D に登録されている局があるかど
うかを判定する。
【0058】つまり、例えば、今回局Cからデータを受
信しこの前には局Aからデータを受信している場合に
は、本来ならば局Cの前に局Bからデータを受信すべき
であるから、この局Bが受信すべき局と特定される。そ
して、この特定局について、上位層側共有メモリのデー
タを伝送側共有メモリの該当する領域にコピーする。そ
して、ステップS26に移行する。なお、このステップ
S25の処理が非受信局検出手段及び複写手段に対応し
ている。
【0059】一方、前記ステップS24で、トークンが
すでに一巡している場合には、そのままステップS26
に移行する。このステップS26では、前回の切り換え
後トークンが各局を一巡したかどうかを判定する。そし
て、一巡しているときにはステップS27に移行してフ
ラグをF=1に設定した後ステップS28に移行する。
【0060】一方、ステップS26で前回切り換え後ト
ークンが各局を一巡していないときにはそのままステッ
プS28に移行する。また、前記ステップS21で他局
からデータを受信していないときにもステップS28に
移行する。このステップS28では、上位層側インタフ
ェース18から切換要求を受信したかどうかを判定し、
切換要求を受信したときにはステップS29に移行し、
切換要求を受信していないときにはそのままステップS
21に戻る。
【0061】前記ステップS29ではフラグがF=1で
あるかどうかを判定し、フラグがF=1でないときには
ステップS30に移行し、上位層側インタフェース18
に対して、切り換え不可であることを通知しステップS
21に戻る。一方、前記ステップS29でフラグがF=
1であるときにはステップS31に移行し、上記第1の
実施の形態と同様にして共有メモリの切り換えを行い、
フラグをF=0にリセットし、上位層側インタフェース
18に対して切り換え完了通知を行う。さらに、受信局
管理テーブル20の今回用テーブル20NOW のデータを
先回用テーブル20OLD にコピーし、今回用テーブル2
NOW をクリアする。そして、ステップS21に戻る。
【0062】次に、上記第2の実施の形態の動作を説明
する。今、図6に示すように、共有メモリ10aが上位
層側共有メモリとして作動し、共有メモリ10bが伝送
側共有メモリとして作動し、時点t21に示すように、共
有メモリ10aには、局A〜局Dのメモリデータとし
て、A1 、B1 、C1 、Dが格納され、共有メモリ10
bには、局A〜局DのメモリデータとしてA0 、B0
0 、Dが格納されている。また、受信局管理テーブル
20の今回用テーブル20NOW はクリアされた状態であ
り、先回用テーブル20OLD には局A、B、Cが登録さ
れている。
【0063】この状態から、時点t22で局Aからデータ
2 を受信すると、伝送制御部16では、ステップS2
1からステップS22に移行し、この受信データを伝送
側共有メモリである10bの、局A専用のメモリ領域に
格納する。次いで、ステップS23に移行して、局Aを
受信局管理テーブル20の今回用テーブル20NOW に登
録する。
【0064】このとき、前回切り換えを行った後、トー
クンが各局を一巡していない状態であるとすると、ステ
ップS24からステップS25に移行する。そして、ト
ークンの回り順が、A、B、C、D、A、……であると
すると、このパターンに基づいて、今回の受信局Aと、
これよりも一つ前の受信局、例えば局Cとの間に、デー
タを受信すべき局があるかどうかを判定し、この場合、
前回の受信局がCであり今回の受信局がAであるから、
該当する局はない。よって、そのままステップS26に
移行する。
【0065】そして、トークンが前回共有メモリを切り
換え後、各局を一巡していなければステップS28に移
行し、また、上位層側インタフェース18からの切換要
求も受信しないときには、そのままステップS21に戻
る。そして、前記局Aに続き、局B、局Cからのデータ
2 、C2 を受信すると、これらデータは、上記と同様
にして、共有メモリ10bの局B及び局C専用のメモリ
領域に格納され、さらに、局B及び局Cは受信局管理テ
ーブル20の今回用テーブル20NOW に登録される(ス
テップS23)。
【0066】これによって、伝送側共有メモリ10bに
は、データA2 、B2 、C2 及び自局のデータDが格納
されることになり、また、今回用テーブル20NOW
は、局A、B、Cが登録されることになる。このとき、
トークンの回り順はA、B、Cであり、データA2 に続
いて、データB2 、C2 を受信しているから、データを
受信すべきであるのに受信しなかった局はない。よっ
て、共有メモリ間のコピーは行われない。
【0067】この状態から、時点t23でトークンが前回
切り換え後、各局を一巡しているときには、ステップS
26からステップS27に移行し、フラグFをF=1に
設定する。そして、時点t24で、上位層インタフェース
18が切換要求を行うと、伝送制御部16では、ステッ
プS28からステップS29に移行し、このとき、フラ
グFはF=1であるから、ステップS31に移行し、共
有メモリの切り換えを行い、以後、共有メモリ10aを
伝送側共有メモリとしてこれにアクセスを行う。そし
て、フラグFをF=0にリセットし、切り換えが終了し
たことを上位層インタフェース18に通知する。そし
て、受信局管理テーブル20を更新する。
【0068】この状態から、時点t25で局Aからデータ
3 を受信した後、次に、局CからデータC3 を受信す
ると、伝送制御部16では、これを伝送側共有メモリ1
0aに書き込み、今回用テーブル20NOW に登録する。
そして、時点t24での切り換え後トークンがまだ一巡し
ていないから、ステップS24からステップS25に移
行する。そして、前回の受信局Aと今回の受信局Cとの
間に、本来ならば局Bからのデータを受信すべきである
が受信しておらず、また、この局Bは先回用テーブル2
OLD に登録されていることから、局Bについてそのメ
モリデータB2を上位層側共有メモリ10bから伝送側
共有メモリ10aにコピーする。
【0069】そして、図7に示すように時点t26でトー
クンが一巡すると、ステップS27に移行してフラグF
をF=1に設定し、時点t27で上位層側インタフェース
18から切換要求が通知されると、共有メモリの切り換
えを行い、受信局管理テーブル20を更新する。また、
上位層インタフェース18に切り換え完了通知を行い、
また、フラグをF=0にリセットする。
【0070】そして、続いて、時点t28でデータA4
4 を受信すると、これらは伝送側共有メモリ10bに
格納され、また受信局管理テーブル20に登録される。
そして、時点t29で、局Cからのデータを受信せずに、
時点t27での切り換え後トークンが各局を一巡すると、
フラグをF=1に設定する。そして時点t30で新たにデ
ータA5 、B5 を受信すると、これらを伝送側共有メモ
リ10bに格納するが、このとき、データA5 を受信し
た時点で、局Cからのデータを受信しないことを検出す
るから、局Cについて上位層側共有メモリ10aのメモ
リデータC3 を伝送側共有メモリ10bにコピーする。
【0071】そして、データB5 を受信した後、時点t
31で切換要求を受信したときには、フラグがF=1であ
るから、この時点で共有メモリの切り換えを行う。この
時点t31の時点では、次に受信する局CからのデータC
5 をまだ受信していないが、この時点では、フラグF=
1であり前回切り換え後、トークンが各局を一巡してい
る。よって、伝送側共有メモリ10bには、前回切り換
え後、データを受信した局(局A、B)については最新
のデータが格納されていることになり、また、データを
受信していない局(局C)については上位層側共有メモ
リのメモリデータをコピーしている。よって、時点t31
での切り換えの結果、上位層側共有メモリとなった共有
メモリ10bには時点t31までに受信した他局からの最
新のデータが格納されることになる。
【0072】したがって、この場合も、上記第1の実施
の形態と同等の作用効果を得ることができる。次に、本
発明の第3の実施の形態を説明する。この第3の実施の
形態は、上記第1の実施の形態において、伝送制御部1
6での共有メモリの切換処理手順が異なること以外は同
一であるので、その詳細な説明は省略する。
【0073】図8は、第3の実施の形態における伝送制
御部16の共有メモリの切換処理手順の一例を示すフロ
ーチャートである。伝送制御部16では、まずステップ
S41で、他局からデータを受信したかどうかを判定し
データを受信したときには、ステップS42に移行し、
送受信バッファ14に格納された受信データを伝送側共
有メモリの所定のメモリ領域に格納する。次いで、ステ
ップS43に移行し、データの受信局を受信局管理テー
ブル20の今回用テーブル20NOW に登録する。
【0074】次いでステップS44に移行し、トークン
が前回切り換えを行った後、各局を一巡したかどうかを
判定する。そして、トークンが一巡しているときにはス
テップS45に移行しフラグFをF=1に設定した後ス
テップS46に移行する。一方、ステップS45でトー
クンが一巡していないときにはそのままステップS46
に移行する。
【0075】前記ステップS46では、上位層インタフ
ェース18から切換要求が通知されたかどうかを判定
し、切換要求が通知されないときにはそのままステップ
S41に戻る。一方、上位層インタフェース18から切
換要求が通知されたときには、ステップS47に移行す
る。そして、フラグFがF=1であるかどうかを判定
し、F=1でないときにはステップS48に移行し、上
位層インタフェース18に切り換え不可であることを通
知した後、ステップS41に戻る。
【0076】一方、ステップS47でフラグFがF=1
であるときには、ステップS49に移行し、受信局管理
テーブル20で管理している管理情報をもとに、先回用
テーブル20OLD に登録され且つ今回用テーブル20
NOW に登録されていない局、つまり、非連続受信局を特
定する。そして、ステップS50に移行し、ステップS
49で特定した非連続受信局について、上位層側共有メ
モリのメモリデータを伝送側共有メモリにコピーした
後、ステップS51に移行する。そして、上記と同様に
して共有メモリの切り換えを行い、フラグをF=0にリ
セットした後、上位層インタフェース18に切り換え完
了通知を行う。そして、今回用テーブル20NOW の情報
を先回用テーブル20OLD にコピーし、今回用テーブル
20NOW をクリアにする。そして、ステップS41に戻
る。
【0077】次に、第3の実施の形態の動作を説明す
る。今、A、B、C、Dの4つの局によって、図10に
示すように構成されたネットワークシステムにおいて、
データ伝送を行うものとする。共有メモリ10aは上位
層側共有メモリとして作動し、共有メモリ10bは伝送
側共有メモリとして作動し、共有メモリ10aには図9
の時点t41に示すように、それぞれ、局A〜Dのメモリ
データとしてA1 、B1 、C1 、Dが格納され、共有メ
モリ10bには、同様に、共有メモリ10bにはメモリ
データA0 、B 0 、C0 、Dが格納されている。また、
受信局管理テーブル20の今回用テーブル20NOW はク
リア状態であり、先回用テーブル20OLD には局A、
B、Cが登録されている。
【0078】この状態から、時点t42で局Aからのデー
タA2 を受信すると、上記と同様にして、局Aからのデ
ータA2 は伝送側共有メモリ10bに格納され、また、
受信局管理テーブル20の今回用テーブル20NOW に登
録される。そして、前回切り換え後トークンが一巡して
おらず、上位層側インタフェース18からの切換要求も
受信しないときには、そのままステップS41に戻る。
【0079】そして、前記局Aに続き、局B、局Cから
のデータB2 、C2 を受信すると、これらデータは、上
記と同様にして共有メモリ10bに格納され、また、受
信局管理テーブル20の今回用テーブル20NOW に登録
される。これによって、伝送側共有メモリ10bには、
データA2 、B2 、C2 及び自局のデータDが格納され
ることになり、また、今回用テーブル20NOW には、局
A、B、Cが登録されることになる。
【0080】この状態から、時点t43で前回切り換えを
行った後、トークンが各局を一巡したならば、ステップ
S44からステップS45に移行し、フラグFをF=1
に設定する。そして、時点t44で切換要求が通知される
と、このときフラグFはF=1であるから、ステップS
46からステップS47を経てステップS49に移行
し、受信局管理テーブル20の管理情報をもとに、受信
局管理テーブル20の先回用テーブル20OLD には登録
され且つ今回用テーブル20NOW には登録されていない
非連続受信局を特定する。
【0081】この場合、先回用テーブル20OLD 及び今
回用テーブル20NOW にはそれぞれ局A、B、Cが登録
されているから、非連続受信局はない。よって、非連続
受信局がないから、ステップS50でメモリデータのコ
ピーは行わず、ステップS51に移行して共有メモリを
切り換える。これによって、共有メモリ10bが上位層
側共有メモリとなり、共有メモリ10aが伝送側共有メ
モリとなる。そして、今回用テーブル20NOW のデータ
を先回用テーブル20OLD にコピーし、今回用テーブル
20NOW をクリアにする。そして、切り換えが終了した
ことを上位層インタフェース16に通知する。またフラ
グFをF=0にリセットする。
【0082】この状態から、時点t45で局A及びBから
データA3 及びB3 が送信されると、これらデータは上
記と同様にして、伝送側共有メモリ10aに書き込ま
れ、また、今回用テーブル20NOW に、局A及びBが登
録される。そして、時点t46で、局Cからのデータを受
信しない状態でトークンが各局を一巡し、さらに、切換
要求を受信すると、ステップS45でフラグをF=1に
設定した後、ステップS46、S47を経てステップS
49に移行する。そして、この場合、先回用テーブル2
OLD には局A、B、Cが登録され、今回用テーブル2
NOW には局A及びBのみが登録され、局Cは登録され
ていないから、局Cが非連続受信局として特定される。
【0083】したがって、ステップS50の処理で、上
位層側共有メモリ10bの局CのメモリデータC2 を、
伝送側共有メモリ10aの局Cのメモリ領域にコピーす
る。これによって、伝送側共有メモリ10aの局Cに
は、伝送データC1 に代えて伝送データC2 が格納され
ることになる。そして、コピー後、ステップS51に移
行して共有メモリ10a及び10bの切り換えを行う。
そして、フラグFをF=0にリセットし、上位層インタ
フェース18に切り換え完了通知を行い、受信局管理テ
ーブル20の今回用テーブル20NOW 及び先回用テーブ
ル20OLD を更新する。
【0084】したがって、上位層側共有メモリ10aに
は、現時点における各局からの最新の受信データが格納
されていることになる。そして、時点t47で再度局A、
B、Cからデータを受信すると、これらは伝送側共有メ
モリ10bに格納され、今回用テーブル20NOW には局
A、B、Cが登録され、以後、上記と同様にして処理が
行われる。
【0085】このように、前々回の切り換え時点から前
回の切り換え時の間に受信した局であって、前回の切り
換え時から今回の切換要求を受信するまでの間に受信し
ていない局については、上位層側共有メモリから伝送側
共有メモリにそのメモリデータをコピーしてから、共有
メモリの切り換えを行うようにしたから、上記と同様
に、コピーをすることによって、伝送側共有メモリに
は、現時点までに受信した各局からのデータのうち最新
のデータが格納されることになる。そして、この状態で
切り換えを行うから、上位層側共有メモリには、各局か
らの最新のデータが格納されることになり、上記と同等
の作用効果を得ることができる。
【0086】なお、上記実施の形態においては、4つの
局A〜Dを含んで構成されるシステムについて説明した
がこれに限らず、4以下或いは4以上の局を含んで構成
されるシステムであっても適用できることはいうまでも
ない。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係るデータ伝送制御装置によれば、共有メモリを最後
に切り換えた後トークンが各局を一巡したときに、最後
に切り換えた時点以後データを受信してないがそれより
も前にはデータを受信している局について、上位層のア
クセス先の共有メモリから該当するメモリデータを伝送
制御部のアクセス先の共有メモリに複写し、その後、切
換要求が行われたとき切り換えを行うようにしたから、
必要最小限のメモリデータのみを複写することができ、
システムの伝送効率を向上させることができる。
【0088】また、請求項2に係るデータ伝送制御装置
によれば、共有メモリを最後に切り換えた後トークンが
各局を一巡するまでの間は、データ受信時に、このデー
タの送信元局よりも先にデータを受信すべき送信元局に
ついて、上位層のアクセス先の共有メモリのメモリデー
タを伝送制御部のアクセス先の共有メモリに逐次複写
し、トークンが各局を一巡した後切換要求が行われたと
きに切り換えを行うようにしたから、必要最小限のメモ
リデータのみを複写することができ、システムの伝送効
率を向上させることができる。
【0089】さらに、本発明の請求項3に係るデータ伝
送制御装置によれば、共有メモリを最後に切り換えた後
トークンが各局を一巡し且つ切換要求を受信したとき
に、最後に切り換えた時点以後データを受信していない
がそれよりも前にはデータを受信している局つまりその
データが上位層のアクセス先の共有メモリに格納されて
いる局について、上位層のアクセス先の共有メモリから
該当するメモリデータを伝送制御部のアクセス先の共有
メモリに複写し、その後共有メモリを切り換えるように
したから、必要最小限のメモリデータのみを複写するこ
とができ、システムの伝送効率を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるデータ伝送制御装置の一例を示
す概略構成図である。
【図2】第1の実施の形態における共有メモリの切換処
理手順の一例を示すフローチャートである。
【図3】第1の実施の形態の動作を説明するタイミング
チャートである。
【図4】図3の続きである。
【図5】第2の実施の形態における共有メモリの切換処
理手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】第2の実施の形態の動作を説明するタイミング
チャートである。
【図7】図6の続きである。
【図8】第3の実施の形態における共有メモリの切換処
理手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】第3の実施の形態の動作を説明するタイミング
チャートである。
【図10】本発明を適用したネットワークシステムの一
例である。
【図11】従来のデータ伝送制御装置の一例を示す概略
構成図である。
【図12】従来の動作説明に供するタイミングチャート
である。
【符号の説明】
10a、10b 共有メモリ 12 ドライバー/レシーバ 14 送受信バッファ 16 伝送制御部 18 上位層インタフェース 20 受信局管理テーブル 20NOW 今回用テーブル 20OLD 先回用テーブル 100 データ伝送制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K031 AA03 AA04 CA05 CB18 DB10 DB11 5K034 AA02 BB07 DD03 EE10 HH01 HH02 HH17 HH26

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 他局との間でデータの伝送処理を行う伝
    送制御部と、当該伝送制御部とデータ処理を行う上位層
    とがアクセス可能な共有メモリとを有し、自局がトーク
    ンを受信したとき一斉同報によりデータを送信すると共
    に、他局から受信したデータを前記共有メモリの局毎に
    決められた記憶領域に格納するようにしたデータ伝送制
    御装置であって、 二つの共有メモリと、 上位層からの切換要求に応じて前記上位層及び前記伝送
    制御部が互いに異なる共有メモリをアクセスするように
    アクセス先の共有メモリを切り換える切換手段と、 前記切換手段で最後に切り換えを行った時点以後受信し
    たデータの送信元局を記憶する今受信局記憶手段と、 前記切換手段で最後に切り換えを行った時点とこれより
    も一つ前に切り換えを行った時点との間に受信したデー
    タの送信元局を記憶する先受信局記憶手段と、 前記切換手段で最後に切り換えを行った時点以後前記ト
    ークンが全局を一巡したかどうかを検出するトークン一
    巡検出手段と、 当該トークン一巡検出手段で前記トークンが一巡したこ
    とを検出したとき、前記先受信局記憶手段に登録され且
    つ前記今受信局記憶手段に登録されない送信元局につい
    て、前記上位層のアクセス先の共有メモリのメモリデー
    タを前記伝送制御部のアクセス先の共有メモリに複写す
    る複写手段と、を備え、 前記切換手段は、前記上位層から切換要求があり且つ前
    記複写手段による複写が終了しているとき、前記共有メ
    モリを切り換えるようになっていることを特徴とするデ
    ータ伝送制御装置。
  2. 【請求項2】 他局との間でデータの伝送処理を行う伝
    送制御部と、当該伝送制御部とデータ処理を行う上位層
    とがアクセス可能な共有メモリとを有し、自局がトーク
    ンを受信したとき一斉同報によりデータを送信すると共
    に、他局から受信したデータを前記共有メモリの局毎に
    決められた記憶領域に格納するようにしたデータ伝送制
    御装置であって、 二つの共有メモリと、 上位層からの切換要求に応じて前記上位層及び前記伝送
    制御部が互いに異なる共有メモリをアクセスするように
    アクセス先の共有メモリを切り換える切換手段と、 前記切換手段で最後に切り換えを行った時点とこれより
    も一つ前に切り換えを行った時点との間に受信したデー
    タの送信元局を記憶する先受信局記憶手段と、 データ受信時にこのデータの送信元局よりも前にデータ
    を受信すべき局であるにも係わらずデータを受信せず且
    つ前記先受信局記憶手段に登録された局があるかどうか
    を検出する非受信局検出手段と、 前記切換手段で最後に切り換えを行った時点以後前記ト
    ークンが全局を一巡したかどうかを検出するトークン一
    巡検出手段と、 当該トークン一巡検出手段でトークンが一巡していない
    ことを検出し且つ前記非受信局検出手段で非受信局を検
    出したとき、当該非受信局について前記上位層のアクセ
    ス先の共有メモリに記憶されたメモリデータを前記伝送
    制御部のアクセス先の共有メモリに複写する複写手段
    と、を備え、 前記切換手段は、前記上位層から切換要求があり且つ前
    記トークン一巡検出手段で前記トークンが一巡したこと
    を検出しているとき、前記共有メモリを切り換えるよう
    になっていることを特徴とするデータ伝送制御装置。
  3. 【請求項3】 他局との間でデータの伝送処理を行う伝
    送制御部と、当該伝送制御部とデータ処理を行う上位層
    とがアクセス可能な共有メモリとを有し、自局がトーク
    ンを受信したとき一斉同報によりデータを送信すると共
    に、他局から受信したデータを前記共有メモリの局毎に
    決められた記憶領域に格納するようにしたデータ伝送制
    御装置であって、 二つの共有メモリと、 上位層からの切換要求に応じて、前記上位層及び前記伝
    送制御部が互いに異なる共有メモリをアクセスするよう
    にアクセス先の共有メモリを切り換える切換手段と、 前記切換手段で最後に切り換えを行った時点以後受信し
    たデータの送信元局を記憶する今受信局記憶手段と、 前記切換手段で最後に切り換えを行った時点とこれより
    も一つ前に切り換えを行った時点との間に受信したデー
    タの送信元局を記憶する前受信局記憶手段と、 前記切換手段で最後に切り換えを行った時点以後、前記
    トークンが全局を一巡したかどうかを検出するトークン
    一巡検出手段と、当該トークン一巡検出手段で前記トー
    クンが一巡したことを検出し且つ前記切換手段に対して
    切換要求が行われたとき、前記先受信局記憶手段に登録
    され且つ前記今受信局記憶手段に登録されない送信元局
    について、前記上位層のアクセス先の共有メモリのメモ
    リデータを、前記伝送制御部のアクセス先の共有メモリ
    に複写する複写手段と、を備え、 前記切換手段は、前記複写手段による複写が終了した
    後、前記共有メモリを切り換えるようになっていること
    を特徴とするデータ伝送制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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