JP3024901B2 - 多重化ネットワーク制御装置 - Google Patents
多重化ネットワーク制御装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ネットワーク(回
線)に接続された複数の計算機間で、故障回線を自動的
に切り換える機能を有する多重化ネットワーク制御装置
に関するものである。
線)に接続された複数の計算機間で、故障回線を自動的
に切り換える機能を有する多重化ネットワーク制御装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図21は例えば従来の多重化ネットワー
ク制御装置を有する計算機システムの構成を示すブロッ
ク図である。図21において、1a,1bは計算機、2
a,2bは計算機1a,1bに組み込まれている応用プ
ログラム群、3a,3bは応用プログラム群2a,2b
がネットワークをアクセスするのに使用するネットワー
ク制御装置、4a,4bはネットワーク6に対するネッ
トワークインターフェース、5a,5bはネットワーク
7に対するネットワークインターフェースである。
ク制御装置を有する計算機システムの構成を示すブロッ
ク図である。図21において、1a,1bは計算機、2
a,2bは計算機1a,1bに組み込まれている応用プ
ログラム群、3a,3bは応用プログラム群2a,2b
がネットワークをアクセスするのに使用するネットワー
ク制御装置、4a,4bはネットワーク6に対するネッ
トワークインターフェース、5a,5bはネットワーク
7に対するネットワークインターフェースである。
【0003】次に動作について説明する。例えば、計算
機1aの応用プログラム群2aから送信されたデータ
は、ネットワーク制御装置3aの制御により、ネットワ
ークインターフェース4a及びネットワーク6を経由し
て他の計算機1bに伝えられる。この時、計算機1bへ
の受信データは送信時と逆の経路でネットワークインタ
ーフェース4bに入り、ネットワーク制御装置3bの制
御の下で応用プログラム群2bに伝えられる。これによ
り応用プログラム群2bは通信経路を通信相手のネット
ワークインターフェース4aを指定することによって決
定するが、この経路となるネットワーク6が故障する
と、応用プログラム群2b自身が別の経路であるネット
ワーク7を選択し直して再度送信しなければならない。
機1aの応用プログラム群2aから送信されたデータ
は、ネットワーク制御装置3aの制御により、ネットワ
ークインターフェース4a及びネットワーク6を経由し
て他の計算機1bに伝えられる。この時、計算機1bへ
の受信データは送信時と逆の経路でネットワークインタ
ーフェース4bに入り、ネットワーク制御装置3bの制
御の下で応用プログラム群2bに伝えられる。これによ
り応用プログラム群2bは通信経路を通信相手のネット
ワークインターフェース4aを指定することによって決
定するが、この経路となるネットワーク6が故障する
と、応用プログラム群2b自身が別の経路であるネット
ワーク7を選択し直して再度送信しなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の多重化ネットワ
ーク制御装置は以上の様に構成されているので、ネット
ワークが故障すると応用プログラムが通信経路を選択し
直さなければならず、このため応用プログラムの処理の
種類が増えて複雑になる等の問題があった。また、応用
プログラムがそのような通信経路を選択する機能を備え
ていない場合は、応用プログラムを停止させる等し、通
信経路の回復を待ってから再度応用プログラムを起動す
るなどのオペレーション作業が必要であった。
ーク制御装置は以上の様に構成されているので、ネット
ワークが故障すると応用プログラムが通信経路を選択し
直さなければならず、このため応用プログラムの処理の
種類が増えて複雑になる等の問題があった。また、応用
プログラムがそのような通信経路を選択する機能を備え
ていない場合は、応用プログラムを停止させる等し、通
信経路の回復を待ってから再度応用プログラムを起動す
るなどのオペレーション作業が必要であった。
【0005】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、応用プログラムが意識するこ
と無く、通信経路の切り換えが自動的に行われる多重化
ネットワーク制御装置を得ることを目的とする。
めになされたものであり、応用プログラムが意識するこ
と無く、通信経路の切り換えが自動的に行われる多重化
ネットワーク制御装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明によ
る多重化ネットワーク制御装置は、あるネットワークが
故障した場合に別の正常なネットワークに切り換えるた
めに通信データ中の通信制御に関する通信制御データを
書き換えてネットワークの切り換えを行う選択部を備
え、この選択部は、計算機のハードウェア・アドレスか
らネットワーク・アドレスを決定するプロトコルを実現
する場合に、1つのネットワークを経由して全計算機の
ハードウェア・アドレスを決定するようにしたことを特
徴とするものである。請求項2に係る発明は、さらに上
記選択部は、複数の計算機が一斉にネットワーク・アド
レスの決定を要求した場合に発生する輻輳状態を避ける
ために、特定の種類のフレームの受信を契機として、各
計算機が時間差を付けてネットワーク・アドレスの決定
を要求するようにしたことを特徴とするものである。 請
求項3に係る発明は、宛先のネットワーク・アドレスか
ら判断してどの計算機へデータを送出するかを決定する
経路制御部を上記ネットワーク制御装置に備えたことを
特徴とするものである。 請求項4に係る発明は、ネット
ワーク制御装置をネットワークと同数だけ設け、これら
各ネットワーク制御装置を別々のメモリにそれぞれ格納
し、あるネットワークに対して通信が不可能となり、そ
れが当該メモリの故障が原因であった場合に別のメモリ
に切り換え、使用するネットワークを選択するための選
択部と、あるネットワークが故障の場合は通信データ中
の通信制御に関する通信制御データを書き換え、別のネ
ットワークを代替えとして使用させるためのフレーム加
工部とを備えたことを特徴とするものである。
る多重化ネットワーク制御装置は、あるネットワークが
故障した場合に別の正常なネットワークに切り換えるた
めに通信データ中の通信制御に関する通信制御データを
書き換えてネットワークの切り換えを行う選択部を備
え、この選択部は、計算機のハードウェア・アドレスか
らネットワーク・アドレスを決定するプロトコルを実現
する場合に、1つのネットワークを経由して全計算機の
ハードウェア・アドレスを決定するようにしたことを特
徴とするものである。請求項2に係る発明は、さらに上
記選択部は、複数の計算機が一斉にネットワーク・アド
レスの決定を要求した場合に発生する輻輳状態を避ける
ために、特定の種類のフレームの受信を契機として、各
計算機が時間差を付けてネットワーク・アドレスの決定
を要求するようにしたことを特徴とするものである。 請
求項3に係る発明は、宛先のネットワーク・アドレスか
ら判断してどの計算機へデータを送出するかを決定する
経路制御部を上記ネットワーク制御装置に備えたことを
特徴とするものである。 請求項4に係る発明は、ネット
ワーク制御装置をネットワークと同数だけ設け、これら
各ネットワーク制御装置を別々のメモリにそれぞれ格納
し、あるネットワークに対して通信が不可能となり、そ
れが当該メモリの故障が原因であった場合に別のメモリ
に切り換え、使用するネットワークを選択するための選
択部と、あるネットワークが故障の場合は通信データ中
の通信制御に関する通信制御データを書き換え、別のネ
ットワークを代替えとして使用させるためのフレーム加
工部とを備えたことを特徴とするものである。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【作用】請求項1に係る発明によれば、選択部により通
信制御データが書き換えられると、故障したネットワー
クから正常なネットワークに切り換えられ、更に、計算
機のハードウェア・アドレスからネットワーク・アドレ
スを決定するプロトコルを実現する場合に、1つのネッ
トワークを経由して全計算機のハードウェア・アドレス
が決定される。請求項2に係る発明によれば、複数の計
算機が一斉にネットワーク・アドレスの決定を要求した
場合、上記選択部により、その決定の要求に時間差が生
じる。 請求項3に係る発明によれば、経路制御部によ
り、宛先のネットワーク・アドレスを判断することによ
り、どの計算機へデータを送出するかが決定される。 請
求項4に係る発明によれば、あるネットワークに対して
通信が不可能となり、それが当該メモリの故障が原因で
あった場合、選択部により、別のメモリに切り換えら
れ、使用するネットワークが選択される。また、あるネ
ットワークが故障の場合、フレーム加工部により、通信
制御データが書き換えられ、別のネットワークが代替え
として使用される。
信制御データが書き換えられると、故障したネットワー
クから正常なネットワークに切り換えられ、更に、計算
機のハードウェア・アドレスからネットワーク・アドレ
スを決定するプロトコルを実現する場合に、1つのネッ
トワークを経由して全計算機のハードウェア・アドレス
が決定される。請求項2に係る発明によれば、複数の計
算機が一斉にネットワーク・アドレスの決定を要求した
場合、上記選択部により、その決定の要求に時間差が生
じる。 請求項3に係る発明によれば、経路制御部によ
り、宛先のネットワーク・アドレスを判断することによ
り、どの計算機へデータを送出するかが決定される。 請
求項4に係る発明によれば、あるネットワークに対して
通信が不可能となり、それが当該メモリの故障が原因で
あった場合、選択部により、別のメモリに切り換えら
れ、使用するネットワークが選択される。また、あるネ
ットワークが故障の場合、フレーム加工部により、通信
制御データが書き換えられ、別のネットワークが代替え
として使用される。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【実施例】実施例1. 以下、この発明の実施例を図に基づいて説明する。図1
はこの発明の実施例1に係るネットワーク制御装置を有
する計算機システムの構成を示すブロック図である。図
において、1a,1bは計算機、2a,2bは計算機1
a,1bに組み込まれている応用プログラム群、3a,
3bは応用プログラム群2a,2bがネットワーク6,
7をアクセスするのに使用するネットワーク制御装置で
あり、これらネットワーク制御装置3a,3bは経路制
御テーブル11a,11bに基づいて通信経路を制御す
る経路制御部10a,10bをそれぞれ備えている。4
a,4bはネットワーク6に対するネットワークインタ
ーフェース、5a,5bはネットワーク7に対するネッ
トワークインターフェースである。9aはネットワーク
制御装置3aとネットワークインターフェース4a,5
a間に設けられており、故障したネットワークを使用し
て送信しようとした通信データ中の通信制御データを書
き換えて、正常なネットワークに送信する機能を有する
選択部である。9bはネットワーク制御装置3bとネッ
トワークインターフェース4b,5b間に設けられてお
り、選択部9aと同様な機能を有する選択部である。選
択部9a,9bはネットワーク制御装置3a,3bから
はネットワークインターフェースと全く同じに扱える。
従ってネットワーク制御装置3a,3bは従来のものと
全く変更することなく、選択部9a,9bの追加で本実
施例1の多重化ネットワーク制御装置8a,8bを実現
することができる。以下に、ネットワーク制御装置とし
てTCP/IPプロトコル実装モジュール(以下、TC
P/IPと略記)を用いた実施例を説明する。TCP/
IPとは、ワークステーション間の通信において事実上
の標準として認められている通信プロトコルの名称であ
り、ネットワークインターフェース間の入出力に使用さ
れる。TCP/IP等が使用する各フレームのフォーマ
ットを図2〜図4に示す。
はこの発明の実施例1に係るネットワーク制御装置を有
する計算機システムの構成を示すブロック図である。図
において、1a,1bは計算機、2a,2bは計算機1
a,1bに組み込まれている応用プログラム群、3a,
3bは応用プログラム群2a,2bがネットワーク6,
7をアクセスするのに使用するネットワーク制御装置で
あり、これらネットワーク制御装置3a,3bは経路制
御テーブル11a,11bに基づいて通信経路を制御す
る経路制御部10a,10bをそれぞれ備えている。4
a,4bはネットワーク6に対するネットワークインタ
ーフェース、5a,5bはネットワーク7に対するネッ
トワークインターフェースである。9aはネットワーク
制御装置3aとネットワークインターフェース4a,5
a間に設けられており、故障したネットワークを使用し
て送信しようとした通信データ中の通信制御データを書
き換えて、正常なネットワークに送信する機能を有する
選択部である。9bはネットワーク制御装置3bとネッ
トワークインターフェース4b,5b間に設けられてお
り、選択部9aと同様な機能を有する選択部である。選
択部9a,9bはネットワーク制御装置3a,3bから
はネットワークインターフェースと全く同じに扱える。
従ってネットワーク制御装置3a,3bは従来のものと
全く変更することなく、選択部9a,9bの追加で本実
施例1の多重化ネットワーク制御装置8a,8bを実現
することができる。以下に、ネットワーク制御装置とし
てTCP/IPプロトコル実装モジュール(以下、TC
P/IPと略記)を用いた実施例を説明する。TCP/
IPとは、ワークステーション間の通信において事実上
の標準として認められている通信プロトコルの名称であ
り、ネットワークインターフェース間の入出力に使用さ
れる。TCP/IP等が使用する各フレームのフォーマ
ットを図2〜図4に示す。
【0017】図2はARP/RARPフレームのフォー
マットを示す。このARP/RARPフレームは0ビッ
トから31ビットまでのビット数から成る。このARP
/RARPフレームにおいて、protocolは上位プロトコ
ルの種別を表すID(識別子)、hardwareはネットワー
クのハードウェアを表すID、plenはIDアドレス長、
hlenはハードウェアのアドレス長を示す。ARPプロト
コルは、通信相手のネットワークインターフェースのI
Pアドレスから、そのネットワークインターフェースの
ハードウェア上のアドレスを知るためのプロトコルであ
る。上記IPアドレスとはネットワークインターフェー
スに付けられたTCP/IPで使用する論理番号であ
る。ARP要求フレームはARPプロトコルにより要求
側から相手側へ送られるフレームであり、ARP要求オ
ペレーションは例えば「1」に設定されている。ARP
応答フレームはARP要求フレームに対しての応答フレ
ームであり、ARP応答オペレーションは例えば「2」
に設定されている。ARPプロトコルは自ネットワーク
インターフェースのハードウェア上のアドレスから自I
Pアドレスを知るためのプロトコルである。RARP要
求フレームはRARPプロトコルにより要求側から相手
側へ送られるフレームであり、RARP要求オペレーシ
ョンは例えば「3」に設定されている。RARP応答フ
レームはRARP要求フレームに対しての応答フレーム
であり、RARP応答オペレーションは例えば「4」に
設定されている。
マットを示す。このARP/RARPフレームは0ビッ
トから31ビットまでのビット数から成る。このARP
/RARPフレームにおいて、protocolは上位プロトコ
ルの種別を表すID(識別子)、hardwareはネットワー
クのハードウェアを表すID、plenはIDアドレス長、
hlenはハードウェアのアドレス長を示す。ARPプロト
コルは、通信相手のネットワークインターフェースのI
Pアドレスから、そのネットワークインターフェースの
ハードウェア上のアドレスを知るためのプロトコルであ
る。上記IPアドレスとはネットワークインターフェー
スに付けられたTCP/IPで使用する論理番号であ
る。ARP要求フレームはARPプロトコルにより要求
側から相手側へ送られるフレームであり、ARP要求オ
ペレーションは例えば「1」に設定されている。ARP
応答フレームはARP要求フレームに対しての応答フレ
ームであり、ARP応答オペレーションは例えば「2」
に設定されている。ARPプロトコルは自ネットワーク
インターフェースのハードウェア上のアドレスから自I
Pアドレスを知るためのプロトコルである。RARP要
求フレームはRARPプロトコルにより要求側から相手
側へ送られるフレームであり、RARP要求オペレーシ
ョンは例えば「3」に設定されている。RARP応答フ
レームはRARP要求フレームに対しての応答フレーム
であり、RARP応答オペレーションは例えば「4」に
設定されている。
【0018】図3はIPフレームのフォーマットを示
す。このIPフレームは0ビットから31ビットまでの
ビット数から成る。このIPフレームにおいて、タイプ
はIPにおける該フレームの取扱いのタイプを示し、L
はIPフレームヘッダの32ビット単位の長さを示し、
オプションがあれば加算されるものである。VはIPプ
ロトコル・バージョンを示す。プロトコルとしてはTC
P=0×06、UDP=0×11、ICMP=0×01
がある。ICMPとはインターネット・コントロール・
メッセージ・プロトコルのことを言い、ネットワーク経
由で送られるいくつかの要求に対してTCP/IPをサ
ポートするプログラムが応答を義務付けるためのプロト
コルである。TTLとはtime to liveのことを言い、デ
ータが生存できる残時間を示す。
す。このIPフレームは0ビットから31ビットまでの
ビット数から成る。このIPフレームにおいて、タイプ
はIPにおける該フレームの取扱いのタイプを示し、L
はIPフレームヘッダの32ビット単位の長さを示し、
オプションがあれば加算されるものである。VはIPプ
ロトコル・バージョンを示す。プロトコルとしてはTC
P=0×06、UDP=0×11、ICMP=0×01
がある。ICMPとはインターネット・コントロール・
メッセージ・プロトコルのことを言い、ネットワーク経
由で送られるいくつかの要求に対してTCP/IPをサ
ポートするプログラムが応答を義務付けるためのプロト
コルである。TTLとはtime to liveのことを言い、デ
ータが生存できる残時間を示す。
【0019】図4はICMPエコー要求/応答のフレー
ムのフォーマットを示す。このフレームは0ビットから
31ビットまでのビット数から成る。このフレームにお
いて、タイプはIPにおける該フレームの取扱いのタイ
プを示し、LはIPフレームヘッダの32ビット単位の
長さを示す。VはIPプロトコル・バージョンを示す。
プロトコルとしてはTCMP=0×01がある。TTL
はデータの生存できる残時間を示す。エコー要求はタイ
プに「8」が設定され、エコー応答はタイプに「0」が
設定される。
ムのフォーマットを示す。このフレームは0ビットから
31ビットまでのビット数から成る。このフレームにお
いて、タイプはIPにおける該フレームの取扱いのタイ
プを示し、LはIPフレームヘッダの32ビット単位の
長さを示す。VはIPプロトコル・バージョンを示す。
プロトコルとしてはTCMP=0×01がある。TTL
はデータの生存できる残時間を示す。エコー要求はタイ
プに「8」が設定され、エコー応答はタイプに「0」が
設定される。
【0020】次に図1中の選択部9a,9bが使用する
テーブルを図5及び図6に示す。図5はARP要求記録
テーブルを示す。このARP要求記録テーブルは0ビッ
トから31ビットまでのビット数から成り、IPアドレ
スを格納する配列を示す。IPアドレスにデータが存在
しないことを示す特別な値NULL=0が入っているエ
ントリは未登録と定義する。ARP要求の記録は、NU
LLが入っているエントリへARP要求フレーム中の発
信元IPアドレスを上書きすることによる。NULLの
検索は本テーブルの先頭より行う。記録の削除は該当I
PアドレスにNULLを上書きすることによる。IPア
ドレスの検索は本テーブルの先頭より行う。本テーブル
はネットワークインターフェース毎に備えられる。
テーブルを図5及び図6に示す。図5はARP要求記録
テーブルを示す。このARP要求記録テーブルは0ビッ
トから31ビットまでのビット数から成り、IPアドレ
スを格納する配列を示す。IPアドレスにデータが存在
しないことを示す特別な値NULL=0が入っているエ
ントリは未登録と定義する。ARP要求の記録は、NU
LLが入っているエントリへARP要求フレーム中の発
信元IPアドレスを上書きすることによる。NULLの
検索は本テーブルの先頭より行う。記録の削除は該当I
PアドレスにNULLを上書きすることによる。IPア
ドレスの検索は本テーブルの先頭より行う。本テーブル
はネットワークインターフェース毎に備えられる。
【0021】図6はICMPエコー応答記録テーブルを
示す。このICMPエコー応答記録テーブルは相手局か
ら応答があったことを記録しておくためのテーブルであ
る。このテーブルは0ビットから31ビットまでのビッ
ト数から成り、IPアドレスを格納する配列を示す。N
ULL=0が入っているエントリは未登録と定義する。
ICMPエコーの記録は、NULLが入っているエント
リへ応答があったIPアドレスを上書きすることによ
る。NULLの検索は本テーブルの先頭より行う。記録
の削除は該当IPアドレスにNULLを上書きすること
による。IPアドレスの検索は本テーブルの先頭より行
う。本テーブルはネットワークインターフェース毎に備
えられる。
示す。このICMPエコー応答記録テーブルは相手局か
ら応答があったことを記録しておくためのテーブルであ
る。このテーブルは0ビットから31ビットまでのビッ
ト数から成り、IPアドレスを格納する配列を示す。N
ULL=0が入っているエントリは未登録と定義する。
ICMPエコーの記録は、NULLが入っているエント
リへ応答があったIPアドレスを上書きすることによ
る。NULLの検索は本テーブルの先頭より行う。記録
の削除は該当IPアドレスにNULLを上書きすること
による。IPアドレスの検索は本テーブルの先頭より行
う。本テーブルはネットワークインターフェース毎に備
えられる。
【0022】図1に示す選択部9a,9bは、上記TC
P/IPから受けた送信データとネットワークインター
フェースから受けた受信データを通信フレームの種別に
従って、下記の様に処理する。
P/IPから受けた送信データとネットワークインター
フェースから受けた受信データを通信フレームの種別に
従って、下記の様に処理する。
【0023】まず、ARPフレームの通信ルート制御を
図7に従って説明する。 ARP要求フレーム送信 ARP要求フレーム送信をモニタし、正規のNI(ネッ
トワークインターフェース)への送信後(ステップS
1)、一定時間ARP応答フレームが受信できなければ
(ステップS2,S3)、もう一方のNIより、同じA
RP要求フレームを送信する(ステップS4)。 ARP要求フレーム受信 ARP要求フレーム受信をモニタし、送信元IPアドレ
スと受信したNIを記録する(ステップS5)。問い合
わせられたIPアドレスが、いずれかのNIのIPアド
レスと一致すれば、一致したNIに対するIPアドレス
として、ARP要求をTCP/IPに渡してやる(ステ
ップS6)。 ARP応答フレーム送信 ARP応答フレーム送信をモニタし、送信バッファ中の
回答アドレスを書き換え(ステップS7)、ARP要求
フレームの受信記録を参照して、ARP要求フレームを
受信したNIに応答を返す(ステップS8)。この時、
回答するハードウェア・アドレスは、ARP要求フレー
ムを受信したNIのものとする(TCP/IPが発行す
るARP応答フレーム中のハードウェア・アドレスは、
もう一方のNIのものである場合がある)。 ARP応答フレーム受信 ARP応答フレーム受信をモニタし、宛先IPアドレス
がいずれかのNIのIPアドレスと一致すれば、一致し
たNIに対するものとして、ARP応答をTCP/IP
に渡してやる(ステップS9)。
図7に従って説明する。 ARP要求フレーム送信 ARP要求フレーム送信をモニタし、正規のNI(ネッ
トワークインターフェース)への送信後(ステップS
1)、一定時間ARP応答フレームが受信できなければ
(ステップS2,S3)、もう一方のNIより、同じA
RP要求フレームを送信する(ステップS4)。 ARP要求フレーム受信 ARP要求フレーム受信をモニタし、送信元IPアドレ
スと受信したNIを記録する(ステップS5)。問い合
わせられたIPアドレスが、いずれかのNIのIPアド
レスと一致すれば、一致したNIに対するIPアドレス
として、ARP要求をTCP/IPに渡してやる(ステ
ップS6)。 ARP応答フレーム送信 ARP応答フレーム送信をモニタし、送信バッファ中の
回答アドレスを書き換え(ステップS7)、ARP要求
フレームの受信記録を参照して、ARP要求フレームを
受信したNIに応答を返す(ステップS8)。この時、
回答するハードウェア・アドレスは、ARP要求フレー
ムを受信したNIのものとする(TCP/IPが発行す
るARP応答フレーム中のハードウェア・アドレスは、
もう一方のNIのものである場合がある)。 ARP応答フレーム受信 ARP応答フレーム受信をモニタし、宛先IPアドレス
がいずれかのNIのIPアドレスと一致すれば、一致し
たNIに対するものとして、ARP応答をTCP/IP
に渡してやる(ステップS9)。
【0024】次にIPフレームの通信ルート制御を図8
〜図11に従って説明する。 IPフレーム送信 図8に従って説明する。IPフレーム送信をモニタし、
宛先IPアドレスをキーに各NI毎のエコー応答記録テ
ーブルを検索する(ステップS10)。検索が成功した
NIにIPフレームの送信を行う(ステップS11,S
12)。検索が失敗した場合には、ARPテーブルから
該当するハードウェア・アドレスの登録を削除後(ステ
ップS11,S13)、ICMPエコー要求フレームを
正規のNIに発行し(ステップS14)、一定時間内に
応答があればエコー応答記録テーブルに登録し(ステッ
プS15,S16,S17)、正規のNIにIPフレー
ムを送信する(ステップS18)。一定時間内に応答が
無ければ(ステップS16)、ICMPエコー要求フレ
ームをもう一方のNIに発行し(ステップS19)、一
定時間内に応答があれば(ステップS20,S21)、
エコー応答記録テーブルに登録し(ステップS22)、
このNIにIPフレームを送信する(ステップS2
3)。どちらのNIからも応答がなければ、このIPフ
レームは捨てる。 IPフレーム受信 図9に従って説明する。IPフレーム受信をモニタし、
宛先IPアドレスがいずれかのNIのIPアドレスと一
致すれば、一致したNIに対するものとして、IPフレ
ームをTCP/IPに渡してやる(ステップS24)。
また、IPフレームを受信したNIのエコー要求応答記
録テーブルに、IPフレームの送信元IPアドレスが登
録されていなければ(ステップS25)、もう一方のN
Iのエコー要求応答記録テーブルから、このIPアドレ
スがあれば削除し(ステップS26,S27)、受信側
のNIのエコー要求応答記録テーブルに、このIPアド
レスを登録する(ステップS28)。 経路切断の監視 図10に従って説明する。エコー応答記録テーブルの一
つにエコー要求し(ステップS29)、一定周期でエコ
ー応答記録テーブルに登録されたIPアドレスのチェッ
クを行う(ステップS30)。エコー応答記録テーブル
から、順番にIPアドレスを取り出して、該当するNI
にICMPエコー要求フレームを送信し、一定時間内に
応答が無ければ(ステップS31,S32)、エコー応
答記録テーブルから削除する(ステップS33)。 経路回復の監視 図11に従って説明する。エコー応答記録テーブルから
順にIPアドレスを取り出し(ステップS34)、一巡
のチェックを行い(ステップS35)、代替えのNIを
使用して(ステップS36)、本来側にエコー要求を送
信し(ステップS37)、エコー応答待ちする(ステッ
プS38)。そしてエコー応答が有るか否かを判定する
(ステップS39)。即ちTCP/IPの指定とは異な
るNIから送信するものとして、エコー応答記録テーブ
ルに登録されているIPアドレスには、一定周期で本来
のNI側にICMPエコー要求フレームを送信し、経路
回復をチェックする。経路が回復していれば、このIP
アドレスを一方のNI側のエコー応答記録テーブルから
削除し(ステップS40)、本来のNI側のエコー応答
記録テーブルに登録し直す(ステップS41)。
〜図11に従って説明する。 IPフレーム送信 図8に従って説明する。IPフレーム送信をモニタし、
宛先IPアドレスをキーに各NI毎のエコー応答記録テ
ーブルを検索する(ステップS10)。検索が成功した
NIにIPフレームの送信を行う(ステップS11,S
12)。検索が失敗した場合には、ARPテーブルから
該当するハードウェア・アドレスの登録を削除後(ステ
ップS11,S13)、ICMPエコー要求フレームを
正規のNIに発行し(ステップS14)、一定時間内に
応答があればエコー応答記録テーブルに登録し(ステッ
プS15,S16,S17)、正規のNIにIPフレー
ムを送信する(ステップS18)。一定時間内に応答が
無ければ(ステップS16)、ICMPエコー要求フレ
ームをもう一方のNIに発行し(ステップS19)、一
定時間内に応答があれば(ステップS20,S21)、
エコー応答記録テーブルに登録し(ステップS22)、
このNIにIPフレームを送信する(ステップS2
3)。どちらのNIからも応答がなければ、このIPフ
レームは捨てる。 IPフレーム受信 図9に従って説明する。IPフレーム受信をモニタし、
宛先IPアドレスがいずれかのNIのIPアドレスと一
致すれば、一致したNIに対するものとして、IPフレ
ームをTCP/IPに渡してやる(ステップS24)。
また、IPフレームを受信したNIのエコー要求応答記
録テーブルに、IPフレームの送信元IPアドレスが登
録されていなければ(ステップS25)、もう一方のN
Iのエコー要求応答記録テーブルから、このIPアドレ
スがあれば削除し(ステップS26,S27)、受信側
のNIのエコー要求応答記録テーブルに、このIPアド
レスを登録する(ステップS28)。 経路切断の監視 図10に従って説明する。エコー応答記録テーブルの一
つにエコー要求し(ステップS29)、一定周期でエコ
ー応答記録テーブルに登録されたIPアドレスのチェッ
クを行う(ステップS30)。エコー応答記録テーブル
から、順番にIPアドレスを取り出して、該当するNI
にICMPエコー要求フレームを送信し、一定時間内に
応答が無ければ(ステップS31,S32)、エコー応
答記録テーブルから削除する(ステップS33)。 経路回復の監視 図11に従って説明する。エコー応答記録テーブルから
順にIPアドレスを取り出し(ステップS34)、一巡
のチェックを行い(ステップS35)、代替えのNIを
使用して(ステップS36)、本来側にエコー要求を送
信し(ステップS37)、エコー応答待ちする(ステッ
プS38)。そしてエコー応答が有るか否かを判定する
(ステップS39)。即ちTCP/IPの指定とは異な
るNIから送信するものとして、エコー応答記録テーブ
ルに登録されているIPアドレスには、一定周期で本来
のNI側にICMPエコー要求フレームを送信し、経路
回復をチェックする。経路が回復していれば、このIP
アドレスを一方のNI側のエコー応答記録テーブルから
削除し(ステップS40)、本来のNI側のエコー応答
記録テーブルに登録し直す(ステップS41)。
【0025】実施例2. 実施例1において、RARPプロトコルをサポートする
為に、本実施例2では下記の処理を行う。ネットワーク
制御装置の構成は実施例1と同じである。RARPフレ
ームの通信ルート制御を図12に従って説明する。 RARP要求送信 何れかのNIのIPアドレスが未設定であれば、未設定
個数分のRARP要求を、NIから続けて送信する(ス
テップS42〜S46)。この送信は、標準のRARP
処理に従ってRARP応答が有るまで周期的に繰り返す
が、全てのNIを巡回的に使用する。 RARP要求受信 RARP要求を受信した計算機は、ハードウェア・アド
レスからIPアドレスへ変換するためのハードウェア・
アドレス/IPアドレス変換表を持っていて、RARP
応答をRARP要求を受信したネットワークへ送信する
(ステップS47〜S49)。 RARP応答受信 RARP応答を受信すると、該当するNIにIPアドレ
スを設定する(ステップS50)。
為に、本実施例2では下記の処理を行う。ネットワーク
制御装置の構成は実施例1と同じである。RARPフレ
ームの通信ルート制御を図12に従って説明する。 RARP要求送信 何れかのNIのIPアドレスが未設定であれば、未設定
個数分のRARP要求を、NIから続けて送信する(ス
テップS42〜S46)。この送信は、標準のRARP
処理に従ってRARP応答が有るまで周期的に繰り返す
が、全てのNIを巡回的に使用する。 RARP要求受信 RARP要求を受信した計算機は、ハードウェア・アド
レスからIPアドレスへ変換するためのハードウェア・
アドレス/IPアドレス変換表を持っていて、RARP
応答をRARP要求を受信したネットワークへ送信する
(ステップS47〜S49)。 RARP応答受信 RARP応答を受信すると、該当するNIにIPアドレ
スを設定する(ステップS50)。
【0026】実施例3. 実施例2において、RARPプロトコル使用時の輻輳を
避ける為に、本実施例3では下記の処理を行う。ネット
ワーク制御装置の構成は実施例1と同じである。RAR
Pフレームの輻輳対策を図13に従って説明する。多く
の計算機が一斉にRARP要求を発行し始めるとネット
ワークが輻輳状態となる。この対策として、ARP要求
を受信したタイミングで一回だけRARP要求を送信す
る手順とする。RARP要求受信側の処理は上記と同じ
である。 RARP要求送信 ARP要求を受信したNIからRARP要求を送信する
(ステップS51〜S54)。この時、「ARP要求受
信〜RARP要求送信」の間隔は乱数によって決定す
る。即ち、選択部9は特定の種類のフレームの受信を契
機として各計算機が時間差を付けてネットワーク・アド
レスの決定を要求できるようにする。これは、未設定状
態のサーバモジュールが複数台ある場合に、フレームが
衝突するのを出来るだけ避ける為である。 RARP応答受信 RARP応答を受信すると、該当するNIにIPアドレ
スを設定し(ステップS55)、上記ARP要求で受信
したARP要求が自己宛のものであれば(ステップS5
6)、ARP応答を、ARP要求を受信したNIから送
信する(ステップS57)。
避ける為に、本実施例3では下記の処理を行う。ネット
ワーク制御装置の構成は実施例1と同じである。RAR
Pフレームの輻輳対策を図13に従って説明する。多く
の計算機が一斉にRARP要求を発行し始めるとネット
ワークが輻輳状態となる。この対策として、ARP要求
を受信したタイミングで一回だけRARP要求を送信す
る手順とする。RARP要求受信側の処理は上記と同じ
である。 RARP要求送信 ARP要求を受信したNIからRARP要求を送信する
(ステップS51〜S54)。この時、「ARP要求受
信〜RARP要求送信」の間隔は乱数によって決定す
る。即ち、選択部9は特定の種類のフレームの受信を契
機として各計算機が時間差を付けてネットワーク・アド
レスの決定を要求できるようにする。これは、未設定状
態のサーバモジュールが複数台ある場合に、フレームが
衝突するのを出来るだけ避ける為である。 RARP応答受信 RARP応答を受信すると、該当するNIにIPアドレ
スを設定し(ステップS55)、上記ARP要求で受信
したARP要求が自己宛のものであれば(ステップS5
6)、ARP応答を、ARP要求を受信したNIから送
信する(ステップS57)。
【0027】実施例4. 例として挙げる計算機を指定するための番号を、ホスト
アドレスと呼ぶことにし、図1の計算機1aのアドレス
を「10」とする。また、例として挙げるネットワーク
を指定するための番号を、ネットワークアドレスと呼ぶ
ことにし、図1のネットワーク6を指定するためのネッ
トワークアドレスを「300」、ネットワーク7を指定
するためのネットワークアドレスを「301」とする。
これらアドレスを、ネットワークアドレス、ホストアド
レスの順に並べ、間をピリオドで区切ったものをIPア
ドレス或いは単にアドレスとよぶ。例に挙げる計算機1
aは、ネットワーク6上のアドレスでは「300.1
0」、ネットワーク7上のアドレスでは「301.1
0」と表される。
アドレスと呼ぶことにし、図1の計算機1aのアドレス
を「10」とする。また、例として挙げるネットワーク
を指定するための番号を、ネットワークアドレスと呼ぶ
ことにし、図1のネットワーク6を指定するためのネッ
トワークアドレスを「300」、ネットワーク7を指定
するためのネットワークアドレスを「301」とする。
これらアドレスを、ネットワークアドレス、ホストアド
レスの順に並べ、間をピリオドで区切ったものをIPア
ドレス或いは単にアドレスとよぶ。例に挙げる計算機1
aは、ネットワーク6上のアドレスでは「300.1
0」、ネットワーク7上のアドレスでは「301.1
0」と表される。
【0028】データを受信する場合の例を図14のフロ
ーチャートを参照して説明する。ネットワーク6及びネ
ットワーク7を通じて送られてくるフレームは、それぞ
れネットワークインターフェース4a及びネットワーク
インターフェース5aが受け取り(ステップS58)、
選択部9へ送られる。選択部9は受け取ったフレーム
(ステップS59)になんら手を加えずにそのフレーム
をネットワーク制御装置3aへ送る(ステップS6
0)。ここで例えばネットワーク6を通じてフレームが
送られてきたとする。ネットワーク制御装置3aは送ら
れてきたフレームの宛先アドレスと、自分自身のアドレ
スとの比較を行う(ステップS61)。ここで自分自身
のアドレスとは、フレームを受け取ったネットワークイ
ンターフェースと対応しており、上記アドレスの説明の
例で言うと、ネットワークインターフェース4aでフレ
ームを受け取った場合、自分自身のアドレスとは「30
0.10」であり、ネットワークインターフェース5a
でフレームを受け取った場合、自分自身のアドレスとは
「301.10」である。この例の場合、自分自身のア
ドレスはネットワークインターフェース4aのアドレス
「300.10」である。
ーチャートを参照して説明する。ネットワーク6及びネ
ットワーク7を通じて送られてくるフレームは、それぞ
れネットワークインターフェース4a及びネットワーク
インターフェース5aが受け取り(ステップS58)、
選択部9へ送られる。選択部9は受け取ったフレーム
(ステップS59)になんら手を加えずにそのフレーム
をネットワーク制御装置3aへ送る(ステップS6
0)。ここで例えばネットワーク6を通じてフレームが
送られてきたとする。ネットワーク制御装置3aは送ら
れてきたフレームの宛先アドレスと、自分自身のアドレ
スとの比較を行う(ステップS61)。ここで自分自身
のアドレスとは、フレームを受け取ったネットワークイ
ンターフェースと対応しており、上記アドレスの説明の
例で言うと、ネットワークインターフェース4aでフレ
ームを受け取った場合、自分自身のアドレスとは「30
0.10」であり、ネットワークインターフェース5a
でフレームを受け取った場合、自分自身のアドレスとは
「301.10」である。この例の場合、自分自身のア
ドレスはネットワークインターフェース4aのアドレス
「300.10」である。
【0029】受け取ったフレームの宛先アドレスが、自
分自身のアドレスと等しい場合には、そのフレームは自
分宛のものであると認識し、ネットワーク制御装置3a
はフレームの中からデータを抽出して応用プログラム群
2aへデータを渡す(ステップS65)。
分自身のアドレスと等しい場合には、そのフレームは自
分宛のものであると認識し、ネットワーク制御装置3a
はフレームの中からデータを抽出して応用プログラム群
2aへデータを渡す(ステップS65)。
【0030】受け取ったフレームの宛先アドレスが自分
自身のアドレスと異なる場合は、ネットワーク制御装置
3aは経路制御部10aに、受け取ったフレームを再び
送出するか捨てるかの選択を要求する。経路制御部10
aは、受け取ったフレームの宛先アドレスの中のネット
ワークアドレスを取り出し、経路制御テーブル11aを
参照して、フレームをどこに送るか検索する(ステップ
S62)。その結果、経路制御テーブル11aにその記
述がない場合、ネットワーク制御装置3aは受け取った
フレームを捨て去る(ステップS66)。経路制御テー
ブル11aに記述がある場合、ネットワーク制御装置3
aはそれに従ってフレームを再送出することを試みる
(ステップS63,S64)。ここで、このフレーム
が、該計算機1aの別のネットワークインターフェース
から受け取るべきフレーム、この例の場合ネットワーク
インターフェース5aから受け取るべきフレームであっ
た場合、ネットワーク制御装置3aは、フレームを再送
出せず、あたかもネットワークインターフェース5aか
ら受け取ったかのように、内部的処理を行う。そして上
記アドレスの照合を行った後、自分宛のフレームである
として処理を行う。
自身のアドレスと異なる場合は、ネットワーク制御装置
3aは経路制御部10aに、受け取ったフレームを再び
送出するか捨てるかの選択を要求する。経路制御部10
aは、受け取ったフレームの宛先アドレスの中のネット
ワークアドレスを取り出し、経路制御テーブル11aを
参照して、フレームをどこに送るか検索する(ステップ
S62)。その結果、経路制御テーブル11aにその記
述がない場合、ネットワーク制御装置3aは受け取った
フレームを捨て去る(ステップS66)。経路制御テー
ブル11aに記述がある場合、ネットワーク制御装置3
aはそれに従ってフレームを再送出することを試みる
(ステップS63,S64)。ここで、このフレーム
が、該計算機1aの別のネットワークインターフェース
から受け取るべきフレーム、この例の場合ネットワーク
インターフェース5aから受け取るべきフレームであっ
た場合、ネットワーク制御装置3aは、フレームを再送
出せず、あたかもネットワークインターフェース5aか
ら受け取ったかのように、内部的処理を行う。そして上
記アドレスの照合を行った後、自分宛のフレームである
として処理を行う。
【0031】データを送信する場合の例を図15のフロ
ーチャートを参照して説明する。例えば計算機1a内の
応用プログラム群2a内の応用プログラムがフレームを
ネットワーク制御装置3aに渡し(ステップS67)、
経路制御部10aが経路制御テーブル11aを参照し
(ステップS68)経路を選択し、ネットワーク制御装
置3aはネットワーク6あるいはネットワーク7を通じ
てフレームを他の計算機1bに送出しようとする。即
ち、ネットワーク制御装置3aがフレームを送出する
際、どちらのネットワークにも何等不都合がない場合、
データの宛先アドレスの中に含まれるネットワークアド
レスで示されるネットワークにデータを送出するよう試
みる。ネットワーク6あるいはネットワーク7を通じて
送ろうとしたデータが、ネットワークが切断されている
など何らかの理由で正常に送られなかった場合、選択部
9が経路制御テーブル11a(内容は図16参照)を、
通常の経路が使用不能であるという意味に書き換える
(ステップS70〜S74)。更に、選択部9aは送信
時エラーをネットワーク制御装置3aへ伝達する(ステ
ップS69,S75,S76)。送信時エラーを得たネ
ットワーク制御装置3aがデータを再送信した場合、再
び経路制御部10aが経路制御テーブル11aを参照す
る(ステップS68)。この時、既に経路制御テーブル
11aには、通常の経路が使用不能である情報が書き込
まれているため、経路制御部10aは経路制御テーブル
11aに書き込まれている別の経路を選択してデータを
送出する(ステップS70)。
ーチャートを参照して説明する。例えば計算機1a内の
応用プログラム群2a内の応用プログラムがフレームを
ネットワーク制御装置3aに渡し(ステップS67)、
経路制御部10aが経路制御テーブル11aを参照し
(ステップS68)経路を選択し、ネットワーク制御装
置3aはネットワーク6あるいはネットワーク7を通じ
てフレームを他の計算機1bに送出しようとする。即
ち、ネットワーク制御装置3aがフレームを送出する
際、どちらのネットワークにも何等不都合がない場合、
データの宛先アドレスの中に含まれるネットワークアド
レスで示されるネットワークにデータを送出するよう試
みる。ネットワーク6あるいはネットワーク7を通じて
送ろうとしたデータが、ネットワークが切断されている
など何らかの理由で正常に送られなかった場合、選択部
9が経路制御テーブル11a(内容は図16参照)を、
通常の経路が使用不能であるという意味に書き換える
(ステップS70〜S74)。更に、選択部9aは送信
時エラーをネットワーク制御装置3aへ伝達する(ステ
ップS69,S75,S76)。送信時エラーを得たネ
ットワーク制御装置3aがデータを再送信した場合、再
び経路制御部10aが経路制御テーブル11aを参照す
る(ステップS68)。この時、既に経路制御テーブル
11aには、通常の経路が使用不能である情報が書き込
まれているため、経路制御部10aは経路制御テーブル
11aに書き込まれている別の経路を選択してデータを
送出する(ステップS70)。
【0032】次に経路制御部の動作を以下に示す。例え
ば経路制御部10aは、送ろうとするデータの宛先アド
レスのなかのネットワークアドレスを取り出し、経路制
御テーブル11aに記述されている対応表と比較する。
経路制御テーブル11aには、図17で示されるデータ
が記述されている。経路制御部10aは、宛先のネット
ワークアドレスから判断して、どのアドレスへデータを
送出するかを決定する。図17に示す内容の経路制御テ
ーブル11aにより、宛先アドレス中のネットワークア
ドレスが「300」であった場合、アドレスが「30
0.10」で表される計算機か、或いはアドレスが「3
01.10」で表される計算機を選択して送信を行う。
該当ネットワークアドレスがない場合は、宛先アドレス
が示すネットワークへデータを送出する。
ば経路制御部10aは、送ろうとするデータの宛先アド
レスのなかのネットワークアドレスを取り出し、経路制
御テーブル11aに記述されている対応表と比較する。
経路制御テーブル11aには、図17で示されるデータ
が記述されている。経路制御部10aは、宛先のネット
ワークアドレスから判断して、どのアドレスへデータを
送出するかを決定する。図17に示す内容の経路制御テ
ーブル11aにより、宛先アドレス中のネットワークア
ドレスが「300」であった場合、アドレスが「30
0.10」で表される計算機か、或いはアドレスが「3
01.10」で表される計算機を選択して送信を行う。
該当ネットワークアドレスがない場合は、宛先アドレス
が示すネットワークへデータを送出する。
【0033】実施例5. 図18はこの発明の実施例5に係る多重化ネットワーク
制御装置を有する計算機システムの構成を示すブロック
図である。図18において、1は計算機、2は計算機1
に組み込まれている応用プログラム群、9はネットワー
ク6を制御するネットワーク制御装置3aを格納してい
るメモリ14とネットワーク7を制御するネットワーク
制御装置3bを格納しているメモリ15とを切り換え
て、使用するネットワークを選択するための選択部であ
る。ネットワーク制御装置3a,3bは内部に例えば、
TCP/IPの第2層と第3層で言うハードウェア・ア
ドレスとIPアドレスの書換を行うフレーム加工部12
a,12bを持ったものである。4はネットワーク6に
対するネットワークインターフェースであり、5はネッ
トワーク7に対するネットワークインターフェースであ
る。13はネットワーク制御装置3a,3b及びそれが
格納されているメモリ14,15を監視し故障発生時に
選択部9を介して必要な指示を出す状態監視部である。
8は状態監視部13、選択部9、及びメモリ14,15
を備えた多重化ネットワーク制御装置である。以下、ネ
ットワーク制御装置の実装装置としてTCP/IPを用
いた実施例を説明する。
制御装置を有する計算機システムの構成を示すブロック
図である。図18において、1は計算機、2は計算機1
に組み込まれている応用プログラム群、9はネットワー
ク6を制御するネットワーク制御装置3aを格納してい
るメモリ14とネットワーク7を制御するネットワーク
制御装置3bを格納しているメモリ15とを切り換え
て、使用するネットワークを選択するための選択部であ
る。ネットワーク制御装置3a,3bは内部に例えば、
TCP/IPの第2層と第3層で言うハードウェア・ア
ドレスとIPアドレスの書換を行うフレーム加工部12
a,12bを持ったものである。4はネットワーク6に
対するネットワークインターフェースであり、5はネッ
トワーク7に対するネットワークインターフェースであ
る。13はネットワーク制御装置3a,3b及びそれが
格納されているメモリ14,15を監視し故障発生時に
選択部9を介して必要な指示を出す状態監視部である。
8は状態監視部13、選択部9、及びメモリ14,15
を備えた多重化ネットワーク制御装置である。以下、ネ
ットワーク制御装置の実装装置としてTCP/IPを用
いた実施例を説明する。
【0034】データを受信する場合の例を図19のフロ
ーチャートを参照して説明する。ネットワーク6及びネ
ットワーク7を通して受け取ったデータは(ステップS
77)、それぞれのフレーム加工部12a,12bにて
フレームの宛先を示すハードウェア・アドレスをチェッ
クし(ステップS78)、自分のネットワークに対する
フレームであれば(ステップS79)、フレームの宛先
アドレスに対して何もしない。また、受け取ったフレー
ムが自分のネットワーク宛ではない場合(ステップS7
9)、状態監視部15からの指示により、ネットワーク
経路故障が生じており、代理処理をしなければならない
ネットワークに対するフレームであるかを(ステップS
80)、ハードウェア・アドレスをチェックする。そし
て、故障側に対するフレームである場合は、フレーム加
工部12a,12bにて受信したフレームの宛先を示す
ハードウェア・アドレスを自分のハードウェア・アドレ
スに変更を行う。また、故障側に対するフレームでもな
い場合は、そのフレームに対して何もしない(ステップ
S83)。各ネットワーク制御装置12a,12bは、
受信したフレームが自分に対するものか、故障となり代
理処理を行うフレームであるかを応用プログラムが解釈
できるデータへフレームを整形する(ステップS8
1)。そして、選択部9へデータを送り、選択部9は応
用プログラム群2へデータを渡す(ステップS82)。
ーチャートを参照して説明する。ネットワーク6及びネ
ットワーク7を通して受け取ったデータは(ステップS
77)、それぞれのフレーム加工部12a,12bにて
フレームの宛先を示すハードウェア・アドレスをチェッ
クし(ステップS78)、自分のネットワークに対する
フレームであれば(ステップS79)、フレームの宛先
アドレスに対して何もしない。また、受け取ったフレー
ムが自分のネットワーク宛ではない場合(ステップS7
9)、状態監視部15からの指示により、ネットワーク
経路故障が生じており、代理処理をしなければならない
ネットワークに対するフレームであるかを(ステップS
80)、ハードウェア・アドレスをチェックする。そし
て、故障側に対するフレームである場合は、フレーム加
工部12a,12bにて受信したフレームの宛先を示す
ハードウェア・アドレスを自分のハードウェア・アドレ
スに変更を行う。また、故障側に対するフレームでもな
い場合は、そのフレームに対して何もしない(ステップ
S83)。各ネットワーク制御装置12a,12bは、
受信したフレームが自分に対するものか、故障となり代
理処理を行うフレームであるかを応用プログラムが解釈
できるデータへフレームを整形する(ステップS8
1)。そして、選択部9へデータを送り、選択部9は応
用プログラム群2へデータを渡す(ステップS82)。
【0035】データを送信する場合の例を図20のフロ
ーチャートを参照して説明する。応用プログラム群2か
ら発行されるデータは、選択部9へ渡される。選択部9
では、状態監視部13の指示により、例えばネットワー
ク制御装置3aが格納されているメモリ14に異常があ
る場合、異常側(故障側)を切り離し、異常側への通信
データを正常側のネットワーク制御装置3bへ渡す(ス
テップS84,S85)。そして、データを受け取った
ネットワーク制御装置3bではフレームデータを生成す
る。フレーム加工部12a,12bでは、状態監視部1
3の指示によりフレームの発行元を示すハードウェア・
アドレスを異常側の値、つまり代理処理する側のアドレ
スに変更し、代理送出するネットワークを決定し、フレ
ームを代理側のネットワークより送出する(ステップS
86,S87)。また、ネットワーク6またはネットワ
ーク7のどちらかが何らかの障害により不通となった場
合、状態監視部13は、フレーム加工部12a,12b
に対して不通側のネットワークに対する送信データが上
位より来た場合、そのデータを前述したように、不通側
ネットワークのハードウェア・アドレスを、フレームの
発行元のハードウェア・アドレスとしてネットワーク上
に送出する(ステップS88,S89,S90)。ネッ
トワークの不通による場合、選択部9は、ネットワーク
制御装置部3a,3bと応用プログラム群2とのコネク
ションを確立する。
ーチャートを参照して説明する。応用プログラム群2か
ら発行されるデータは、選択部9へ渡される。選択部9
では、状態監視部13の指示により、例えばネットワー
ク制御装置3aが格納されているメモリ14に異常があ
る場合、異常側(故障側)を切り離し、異常側への通信
データを正常側のネットワーク制御装置3bへ渡す(ス
テップS84,S85)。そして、データを受け取った
ネットワーク制御装置3bではフレームデータを生成す
る。フレーム加工部12a,12bでは、状態監視部1
3の指示によりフレームの発行元を示すハードウェア・
アドレスを異常側の値、つまり代理処理する側のアドレ
スに変更し、代理送出するネットワークを決定し、フレ
ームを代理側のネットワークより送出する(ステップS
86,S87)。また、ネットワーク6またはネットワ
ーク7のどちらかが何らかの障害により不通となった場
合、状態監視部13は、フレーム加工部12a,12b
に対して不通側のネットワークに対する送信データが上
位より来た場合、そのデータを前述したように、不通側
ネットワークのハードウェア・アドレスを、フレームの
発行元のハードウェア・アドレスとしてネットワーク上
に送出する(ステップS88,S89,S90)。ネッ
トワークの不通による場合、選択部9は、ネットワーク
制御装置部3a,3bと応用プログラム群2とのコネク
ションを確立する。
【0036】状態監視部の処理について以下に示す。状
態監視部13は、選択部9及びネットワーク制御装置3
a,3bに接続され、ハードウェアのチェックとソフト
ウェアのチェックを行う。ネットワーク制御装置3a,
3bが格納されているメモリ14,15など、計算機1
のハードウェアに対して、一定周期でライブチェックメ
ッセージを発行し、もし、特定の時間内に応答がこない
ハードウェアがある場合、そのハードウェアを故障と判
断する。そして、選択部9に対して故障側との接続を断
ち切る指示を出し、正常側のネットワーク制御装置に対
して故障側に対しての入出力に対してフレームの加工処
理、ネットワークへの送受信処理を行うように指示を
し、処理対象となる故障側のハードウェア・アドレスと
IPアドレスを渡す。また、計算機1のハードウェアに
は何等異常がないが、ネットワーク上に異常があり通信
が不通の場合は、選択部9への指示は行わず、使用可能
となっているネットワークに接続されているネットワー
ク制御装置に対して、前述のハードウェア異常の場合と
同様にフレーム加工処理、ネットワークへの送受信処理
の指示をし、対象となるネットワークでのハードウェア
・アドレスとIPアドレスを渡す。そして、代用するネ
ットワーク制御装置が持つ前述の経路制御テーブルに代
理処理をするIPアドレスを登録し、不通経路を持つネ
ットワークの経路制御テーブルから不通となっているI
Pアドレスを削除する。ただし、ハードウェアの故障の
場合は故障側の通信プロトコル制御部13にアクセスが
行えないので、これら経路制御テーブルに対する処理は
行わない。
態監視部13は、選択部9及びネットワーク制御装置3
a,3bに接続され、ハードウェアのチェックとソフト
ウェアのチェックを行う。ネットワーク制御装置3a,
3bが格納されているメモリ14,15など、計算機1
のハードウェアに対して、一定周期でライブチェックメ
ッセージを発行し、もし、特定の時間内に応答がこない
ハードウェアがある場合、そのハードウェアを故障と判
断する。そして、選択部9に対して故障側との接続を断
ち切る指示を出し、正常側のネットワーク制御装置に対
して故障側に対しての入出力に対してフレームの加工処
理、ネットワークへの送受信処理を行うように指示を
し、処理対象となる故障側のハードウェア・アドレスと
IPアドレスを渡す。また、計算機1のハードウェアに
は何等異常がないが、ネットワーク上に異常があり通信
が不通の場合は、選択部9への指示は行わず、使用可能
となっているネットワークに接続されているネットワー
ク制御装置に対して、前述のハードウェア異常の場合と
同様にフレーム加工処理、ネットワークへの送受信処理
の指示をし、対象となるネットワークでのハードウェア
・アドレスとIPアドレスを渡す。そして、代用するネ
ットワーク制御装置が持つ前述の経路制御テーブルに代
理処理をするIPアドレスを登録し、不通経路を持つネ
ットワークの経路制御テーブルから不通となっているI
Pアドレスを削除する。ただし、ハードウェアの故障の
場合は故障側の通信プロトコル制御部13にアクセスが
行えないので、これら経路制御テーブルに対する処理は
行わない。
【0037】経路切断の監視方法について以下に示す。
一定周期にネットワーク制御装置3a,3bが持ってい
る経路制御テーブルに登録されたIPアドレスを順番に
取り出して、それぞれのネットワークインターフェース
4,5に特定の応答を促す、通信メッセージ(例えばT
CP/IPでのICMPエコー要求フレーム)を送出す
る。一定時間内に応答がなければ、そのIPアドレスに
対する経路が不通であるとする。
一定周期にネットワーク制御装置3a,3bが持ってい
る経路制御テーブルに登録されたIPアドレスを順番に
取り出して、それぞれのネットワークインターフェース
4,5に特定の応答を促す、通信メッセージ(例えばT
CP/IPでのICMPエコー要求フレーム)を送出す
る。一定時間内に応答がなければ、そのIPアドレスに
対する経路が不通であるとする。
【0038】経路回復の監視方法について以下に示す。
一定周期で故障側のネットワークに対して、経路制御テ
ーブルに登録されたIPアドレスを順番に取り出して、
特定の応答を促す、通信メッセージ(例えばTCP/I
PでのICMPエコー要求)を送出し、一定時間内に応
答があった場合は経路が回復したものとする。
一定周期で故障側のネットワークに対して、経路制御テ
ーブルに登録されたIPアドレスを順番に取り出して、
特定の応答を促す、通信メッセージ(例えばTCP/I
PでのICMPエコー要求)を送出し、一定時間内に応
答があった場合は経路が回復したものとする。
【0039】不通ネットワークの代用を選択する方法に
ついて以下に示す。多系統のネットワークを持つ場合
は、どのネットワークに故障となっているネットワーク
の代理をさせる方法として、状態監視部13がネットワ
ーク制御装置3を流れるデータ量をトレースしており、
もっともデータ量が少ない、つまり、あまり使用されて
いないネットワークを代用させる方法と、ネットワーク
制御装置3a,3bが持つ経路制御テーブルの内容を状
態監視部13が比較し、最終配送先のホストがあるネッ
トワークの項目が最も一致するネットワークを代用とし
て使用する。この方法の指定は、状態監視部13の設定
にて利用者が変えることが出来る。代用とされたネット
ワークは、不通となったネットワークが復旧するまで代
用として機能しネットワーク制御装置3a,3bの経路
制御テーブルに状態監視部13の指示により、代理処理
するネットワークのIPアドレスを登録する。また、不
通経路をもつネットワークのネットワーク制御装置3
a,3bの経路制御テーブルから不通経路のIPアドレ
スを状態制御部の指示により削除する。しかし、前述の
経路回復の監視により経路が回復されたことが判れば、
代理となっているネットワークの経路制御テーブルより
回復部分のIPアドレスを削除し、本来のネットワーク
の経路制御テーブルに、やはり、状態監視部13の指示
により登録を行う。
ついて以下に示す。多系統のネットワークを持つ場合
は、どのネットワークに故障となっているネットワーク
の代理をさせる方法として、状態監視部13がネットワ
ーク制御装置3を流れるデータ量をトレースしており、
もっともデータ量が少ない、つまり、あまり使用されて
いないネットワークを代用させる方法と、ネットワーク
制御装置3a,3bが持つ経路制御テーブルの内容を状
態監視部13が比較し、最終配送先のホストがあるネッ
トワークの項目が最も一致するネットワークを代用とし
て使用する。この方法の指定は、状態監視部13の設定
にて利用者が変えることが出来る。代用とされたネット
ワークは、不通となったネットワークが復旧するまで代
用として機能しネットワーク制御装置3a,3bの経路
制御テーブルに状態監視部13の指示により、代理処理
するネットワークのIPアドレスを登録する。また、不
通経路をもつネットワークのネットワーク制御装置3
a,3bの経路制御テーブルから不通経路のIPアドレ
スを状態制御部の指示により削除する。しかし、前述の
経路回復の監視により経路が回復されたことが判れば、
代理となっているネットワークの経路制御テーブルより
回復部分のIPアドレスを削除し、本来のネットワーク
の経路制御テーブルに、やはり、状態監視部13の指示
により登録を行う。
【0040】
【発明の効果】請求項1に係る発明による多重化ネット
ワーク制御装置によれば、あるネットワークが故障した
場合に別の正常なネットワークに切り換えるために通信
データ中の通信制御に関する通信制御データを書き換え
てネットワークの切り換えを行う選択部を備え、選択部
は、計算機のハードウェア・アドレスからネットワーク
・アドレスを決定するプロトコルを実現する場合に、1
つのネットワークを経由して全計算機のハードウェア・
アドレスを決定するようにしたので、あるネットワーク
が故障した場合には別の正常なネットワークに自動的に
切り換えることができ、これにより応用プログラムは、
この切り換えを意識する必要がなくなり、したがって応
用プログラムでは、このような切り換えをするための処
理をする必要がなくなり、処理の複雑化を防止でき、ま
た、ネットワークの故障時に応用プログラムを停止させ
るようなオペレーション作業は不要となり、メンテナン
ス効率が向上するとともに、1つのネットワークを用い
てハードウェア・アドレスが決定でき、これによりプロ
トコルが簡単に実現できるという効果が得られる。請求
項2に係る発明によれば、さらに上記選択部は、複数の
計算機が一斉にネットワーク・アドレスの決定を要求し
た場合に発生する輻輳状態を避けるために、特定の種類
のフレームの受信を契機として、各計算機が時間差を付
けてネットワーク・アドレスの決定を要求するようにし
たので、複数の計算機が一斉にネットワーク・アドレス
の決定を要求しても、その決定の要求に時間差が生じ、
これにより輻輳状態を避けることができるという効果が
得られる。 請求項3に係る発明によれば、宛先のネット
ワーク・アドレスから判断してどの計算機へデータを送
出するかを決定する経路制御部を上記ネットワーク制御
装置に設けて構成したので、簡単な処理で通信相手の計
算機の決定が容易に行えるという効果が得られる。 請求
項4に係る発明によれば、ネットワーク制御装置をネッ
トワークと同数だけ設け、これら各ネットワーク制御装
置を別々のメモリにそれぞれ格納し、あるネットワーク
に対して通信が不可能となり、それが当該メモリの故障
が原因であった場合に別のメモリに切り換え、使用する
ネットワークを選択するための選択 部と、あるネットワ
ークが故障の場合は通信データ中の通信制御に関する通
信制御データを書き換え、別のネットワークを代替えと
して使用させるためのフレーム加工部とを備えたので、
メモリの故障やネットワークの故障があっても、自動的
にメモリやネットワークが正常なものに切り換えること
ができ、これにより応用プログラムは、この切り換えを
意識する必要がなくなり、したがって応用プログラムで
は、このような切り換えをするための処理をする必要が
なくなり、処理の複雑化を防止でき、また、ネットワー
クの故障時に応用プログラムを停止させるようなオペレ
ーション作業は不要となり、メンテナンス効率が向上す
るという効果が得られる。
ワーク制御装置によれば、あるネットワークが故障した
場合に別の正常なネットワークに切り換えるために通信
データ中の通信制御に関する通信制御データを書き換え
てネットワークの切り換えを行う選択部を備え、選択部
は、計算機のハードウェア・アドレスからネットワーク
・アドレスを決定するプロトコルを実現する場合に、1
つのネットワークを経由して全計算機のハードウェア・
アドレスを決定するようにしたので、あるネットワーク
が故障した場合には別の正常なネットワークに自動的に
切り換えることができ、これにより応用プログラムは、
この切り換えを意識する必要がなくなり、したがって応
用プログラムでは、このような切り換えをするための処
理をする必要がなくなり、処理の複雑化を防止でき、ま
た、ネットワークの故障時に応用プログラムを停止させ
るようなオペレーション作業は不要となり、メンテナン
ス効率が向上するとともに、1つのネットワークを用い
てハードウェア・アドレスが決定でき、これによりプロ
トコルが簡単に実現できるという効果が得られる。請求
項2に係る発明によれば、さらに上記選択部は、複数の
計算機が一斉にネットワーク・アドレスの決定を要求し
た場合に発生する輻輳状態を避けるために、特定の種類
のフレームの受信を契機として、各計算機が時間差を付
けてネットワーク・アドレスの決定を要求するようにし
たので、複数の計算機が一斉にネットワーク・アドレス
の決定を要求しても、その決定の要求に時間差が生じ、
これにより輻輳状態を避けることができるという効果が
得られる。 請求項3に係る発明によれば、宛先のネット
ワーク・アドレスから判断してどの計算機へデータを送
出するかを決定する経路制御部を上記ネットワーク制御
装置に設けて構成したので、簡単な処理で通信相手の計
算機の決定が容易に行えるという効果が得られる。 請求
項4に係る発明によれば、ネットワーク制御装置をネッ
トワークと同数だけ設け、これら各ネットワーク制御装
置を別々のメモリにそれぞれ格納し、あるネットワーク
に対して通信が不可能となり、それが当該メモリの故障
が原因であった場合に別のメモリに切り換え、使用する
ネットワークを選択するための選択 部と、あるネットワ
ークが故障の場合は通信データ中の通信制御に関する通
信制御データを書き換え、別のネットワークを代替えと
して使用させるためのフレーム加工部とを備えたので、
メモリの故障やネットワークの故障があっても、自動的
にメモリやネットワークが正常なものに切り換えること
ができ、これにより応用プログラムは、この切り換えを
意識する必要がなくなり、したがって応用プログラムで
は、このような切り換えをするための処理をする必要が
なくなり、処理の複雑化を防止でき、また、ネットワー
クの故障時に応用プログラムを停止させるようなオペレ
ーション作業は不要となり、メンテナンス効率が向上す
るという効果が得られる。
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】
【図1】 この発明の実施例1に係る多重化ネットワー
ク制御装置を有する計算機システムの構成を示すブロッ
ク図である。
ク制御装置を有する計算機システムの構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】 実施例1におけるARP/RARPフレーム
のフォーマットを示す図である。
のフォーマットを示す図である。
【図3】 実施例1におけるIPフレームのフォーマッ
トを示す図である。
トを示す図である。
【図4】 実施例1におけるICMPエコー要求/応答
のフレームのフォーマットを示す図である。
のフレームのフォーマットを示す図である。
【図5】 実施例1におけるARP要求記録テーブルを
示す図である。
示す図である。
【図6】 実施例1におけるICMPエコー応答記録テ
ーブルを示す図である。
ーブルを示す図である。
【図7】 実施例1のARPフレームの経路制御を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図8】 実施例1のIP送信フレームの経路制御を示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図9】 実施例1のIP受信フレームの経路制御を示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図10】 実施例1の経路切断周期監視の手順を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図11】 実施例1の経路回復周期監視の手順を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図12】 実施例2のRARPフレーム通信経路制御
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図13】 実施例3のRARPフレーム輻輳対策を示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図14】 実施例4のデータ受信方法の概要を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図15】 実施例4のデータ送信方法の概要を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図16】 実施例4においてネットワーク異常時の経
路制御テーブルの一例を示す図である。
路制御テーブルの一例を示す図である。
【図17】 実施例4においてネットワーク正常時の経
路制御テーブルの一例を示す図である。
路制御テーブルの一例を示す図である。
【図18】 この発明の実施例5に係る多重化ネットワ
ーク制御装置を有する計算機システムの構成を示すブロ
ック図である。
ーク制御装置を有する計算機システムの構成を示すブロ
ック図である。
【図19】 実施例5のデータ送信方法の概要を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図20】 実施例5のデータ受信方法の概要を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図21】 従来の多重化ネットワーク制御装置を有す
る計算機システムの構成を示すブロック図である。
る計算機システムの構成を示すブロック図である。
1,1a,1b 計算機、2,2a,2b 応用プログ
ラム群、3a,3b ネットワーク制御装置、4a,4
b,5a,5b ネットワークインターフェース、8
a,8b 多重化ネットワーク制御装置、9,9a,9
b 選択部、10a,10b 経路制御部、11a,1
1b 経路制御テーブル、12a,12b フレーム加
工部、13 状態監視部、14,15 メモリ。
ラム群、3a,3b ネットワーク制御装置、4a,4
b,5a,5b ネットワークインターフェース、8
a,8b 多重化ネットワーク制御装置、9,9a,9
b 選択部、10a,10b 経路制御部、11a,1
1b 経路制御テーブル、12a,12b フレーム加
工部、13 状態監視部、14,15 メモリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−342332(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/40
Claims (4)
- 【請求項1】 複数のネットワークにそれぞれ対応して
設けられた複数のネットワークインターフェースに接続
され該ネットワークを制御するネットワーク制御装置を
備えた計算機が複数有し、各計算機は上記複数のネット
ワークのうちの少なくとも1つのネットワークを用いて
通信を行う計算機システムにおいて、あるネットワーク
が故障した場合に別の正常なネットワークに切り換える
ために通信データ中の通信制御に関する通信制御データ
を書き換えてネットワークの切り換えを行う選択部を備
え、 上記選択部は、上記計算機のハードウェア・アドレスか
らネットワーク・アドレスを決定するプロトコルを実現
する場合に、1つのネットワークを経由して全計算機の
ハードウェア・アドレスを決定するようにし たことを特
徴とする多重化ネットワーク制御装置。 - 【請求項2】 上記選択部は、複数の計算機が一斉にネ
ットワーク・アドレスの決定を要求した場合に発生する
輻輳状態を避けるために、特定の種類のフレームの受信
を契機として、各計算機が時間差を付けてネットワーク
・アドレスの決定を要求するようにしたことを特徴とす
る請求項第1項記載の多重化ネットワーク制御装置。 - 【請求項3】 複数のネットワークにそれぞれ対応して
設けられた複数のネットワークインターフェースに接続
され該ネットワークを制御するネットワーク制御装置を
備えた計算機が複数有し、各計算機は上記複数のネット
ワークのうちの少なくとも1つのネットワークを用いて
通信を行う計算機システムにおいて、宛先のネットワー
ク・アドレスから判断してどの計算機へデータを送出す
るかを決定する経路制御部を上記ネットワーク制御装置
に備えたことを特徴とする多重化ネットワーク制御装
置。 - 【請求項4】 複数のネットワークにそれぞれ対応して
設けられた複数のネットワークインターフェースに接続
され該ネットワークを制御するネットワーク制御装置を
備えた計算機が複数有し、各計算機は上記複数のネット
ワークのうちの少なくとも1つのネットワークを用いて
通信を行う計算機システムにおいて、上記ネットワーク
制御装置をネットワークと同数だけ設け、これら各ネッ
トワーク制御装置を別々のメモリにそれぞれ格納し、あ
るネットワークに対して通信が不可能となり、それが当
該メモリの故障が原因であった場合に別のメモリに切り
換え、使用するネットワークを選択するための選択部
と、あるネットワークが故障の場合は通信データ中の通
信制御に関する通信制御データを書き換え、別のネット
ワークを代替えとして使用させるためのフレーム加工部
とを備えたことを特徴とする多重化ネットワーク制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6109769A JP3024901B2 (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | 多重化ネットワーク制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6109769A JP3024901B2 (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | 多重化ネットワーク制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07321825A JPH07321825A (ja) | 1995-12-08 |
JP3024901B2 true JP3024901B2 (ja) | 2000-03-27 |
Family
ID=14518769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6109769A Expired - Lifetime JP3024901B2 (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | 多重化ネットワーク制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3024901B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE60045552D1 (de) * | 1999-06-30 | 2011-03-03 | Apptitude Inc | Verfahren und gerät um den netzwerkverkehr zu überwachen |
DE10009570A1 (de) * | 2000-02-29 | 2001-08-30 | Partec Ag | Verfahren zur Steuerung der Kommunikation von Einzelrechnern in einem Rechnerverbund |
KR20020076108A (ko) * | 2001-08-23 | 2002-10-09 | 주식회사 디지닉스 | 멀티플 게이트웨이 라우터 |
-
1994
- 1994-05-24 JP JP6109769A patent/JP3024901B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07321825A (ja) | 1995-12-08 |
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