JPH08179941A - マルチコンピュータシステムにおけるプログラムパッケージの変更方法、およびそのためのコンピュータ - Google Patents

マルチコンピュータシステムにおけるプログラムパッケージの変更方法、およびそのためのコンピュータ

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JPH08179941A
JPH08179941A JP7216327A JP21632795A JPH08179941A JP H08179941 A JPH08179941 A JP H08179941A JP 7216327 A JP7216327 A JP 7216327A JP 21632795 A JP21632795 A JP 21632795A JP H08179941 A JPH08179941 A JP H08179941A
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computer
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peripheral
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JP7216327A
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Hans-Juergen Urban
− ユルゲン・ウルバン ハンス
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    • H04QSELECTING
    • H04Q2213/00Indexing scheme relating to selecting arrangements in general and for multiplex systems
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、マルチコンピュータシステムにお
けるプログラムパッケージの変更中の機能停止時間を短
くすることを目的とする。 【解決手段】 コンピュータ通信ネットワークに接続さ
れ、各々が主記憶装置を有する複数の周辺コンピュータ
PR1 〜PRN およびシステムコンピュータSRを有するマル
チコンピュータシステMRS のプログラムパッケージの交
換において、周辺コンピュータPR1 〜PRN およびシステ
ムコンピュータSRの主記憶装置RAM1のそれぞれの第1の
領域PPN に新しいプログラムパッケージを複写し、適切
な戻りの位置に到達する際に各主記憶装置RAM1の第2の
領域DYD においてマルチコンピュータシステムMRS によ
って制御される処理の動的データを保存し、保存された
動的データによって各周辺コンピュータPR1 〜PRN およ
びシステムコンピュータSR内の新しいプログラムパッケ
ージを開始することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の周辺コンピ
ュータおよび少なくとも1つのシステムコンピュータを
具備し、周辺コンピュータおよび少なくとも1つのシス
テムコンピュータがコンピュータ通信ネットワークに接
続され、各々が主記憶装置を有するマルチコンピュータ
システにおける古いプログラムパッケージを新しいプロ
グラムパッケージに交換するマルチコンピュータシステ
ムのプログラムパッケージの変更の方法、およびマルチ
コンピュータシステムのコンピュータ通信ネットワーク
へのリンクと主記憶装置を有するコンピュータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】そのようなマルチコンピュータシステム
は、R. Cohen氏の論文(ElektrischesNachrichtenwese
n, Vol. 59, No.1/2, 1985, 29乃至34頁参照)から既に
知られている。その中で説明されるマルチコンピュータ
システムにおいて、幾つかの周辺コンピュータの各々
は、端末モジュールに対する端末制御素子を示し、コン
ピュータの通信ネットワークの機能を行うデジタルスイ
ッチングネットワークに接続される。同じくデジタルス
イッチングネットワークに接続される補助制御素子は、
システムコンピュータに相当する。
【0003】プログラムパッケージを交換するために、
新しいプログラムパッケージが、システムコンピュータ
からコンピュータ通信ネットワークを介して周辺コンピ
ュータへ複写される。このために、周辺コンピュータお
よびシステムコンピュータの各々は制御装置に加えて記
憶装置を有する。周辺コンピュータは対で配置されてい
るので、プログラムパッケージはシステムの動作を中断
すること無く交換することができる。
【0004】R.H.Mauger氏の論文( Elektrisches Nach
richtenwesenの同号、35乃至42頁参照)は対にされた周
辺コンピュータのプログラムパッケージの変更に関して
より詳しく取扱っている。第1に、対にされた周辺コン
ピュータの一方が、両方の周辺コンピュータの機能を引
き継ぐことが保証される。それから、新しいプログラム
パッケージが対にされた周辺コンピュータの他方にロー
ドされ、それが両方の周辺コンピュータの機能を引き継
ぐ。次ぎに、新しいプログラムパッケージが対にされた
周辺コンピュータの一方にロードされ、プログラムパッ
ケージの変更が首尾良く完了した後で、2つの周辺コン
ピュータの各々が、再びその元の機能を実行することが
できる。
【0005】デュアルコンピュータシステムに関する類
似の方法は、ドイツ特許公報DE 4134 207号明細書に説
明されている。新しいプログラムパッケージは、外部入
力装置から能動コンピュータを介して受動コンピュータ
へロードされ、それから受動コンピュータが始動する。
新しいプログラムパッケージが受動コンピュータでエラ
ー無しに走行するならば、受動コンピュータは能動状態
に切換えられ、先の能動コンピュータは受動状態に切換
えられる。そして、新しいプログラムパッケージが現在
の能動コンピュータから現在の受動コンピュータへロー
ドされる。エラーが動作中に発生するならば、古いプロ
グラムパッケージへ戻るか或いは新しいプログラムパッ
ケージによるローディングを繰り返すことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記文献は、対にされ
たコンピュータに関するプログラムパッケージの変更の
みを取扱っており、その中の一つは最初に受動状態でな
ければならない。従って、それはそのプログラムに関し
て各々の総合システムから隔離されなければならない。
(周辺)コンピュータが対で配置されていないならば、
プログラムパッケージの変更には、(周辺)コンピュー
タの数および使用されるコンピュータ通信ネットワーク
の型に応じて待ち時間、即ち全体のシステムの長い機能
停止時間を伴う。
【0007】本発明の目的は、マルチコンピュータシス
テムにおけるプログラムパッケージの変更中の機能停止
時間を短くすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によると、この目
的は、各周辺コンピュータおよび少なくとも1つのシス
テムコンピュータ内で実行されるステップが、周辺コン
ピュータおよび少なくとも1つのシステムコンピュータ
の主記憶装置のそれぞれの第1の領域に新しいプログラ
ムパッケージを複写するステップと、適切な戻りの位置
に到達する際に各主記憶装置の第2の領域においてマル
チコンピュータシステムによって制御される処理の動的
データを保存するステップと、保存された動的データに
よって各周辺コンピュータおよび少なくとも1つのシス
テムコンピュータ内の新しいプログラムパッケージを開
始するステップとを有しているプログラムパッケージ交
換方法、および古いプログラムパッケージが新しいプロ
グラムパッケージと交換される時に、それが新しいプロ
グラムパッケージを主記憶装置の第1の領域に複写し、
適切な戻りの位置に到達する際に主記憶装置の第2の領
域にマルチコンピュータシステムによって制御される処
理の動的データを保存し、コンピュータ内の新しいプロ
グラムパッケージを保存された動的データで開始するス
テップを制御する制御手段を有するコンピュータによっ
て達成される。
【0009】本発明の有効な態様によると、プログラム
パッケージの各変更段階中に、交換された古いプログラ
ムパッケージに戻ることが可能である。
【0010】本発明の別の有効な態様によると、新しい
プログラムパッケージは、圧縮された形態でマルチコン
ピュータシステムのコンピュータの主記憶装置に複写さ
れるので、より小さいキャパシタンスを有するより値段
の安い主記憶装置を使用することができる。
【0011】本発明の別の態様によると、プログラムパ
ッケージの変更中の或いは予め決めることができる試験
期間中にエラーが発生した際に、古いプログラムパッケ
ージに戻ることができるか、或いは発生したエラーの形
式に応じて、1つ以上の周辺コンピュータにおいて或い
はマルチコンピュータシステムのシステムコンピュータ
において新しいプログラムパッケージによってプログラ
ムパッケージを変更するための別の試みを行うことがで
きる。
【0012】本発明のさらに別の有効な態様は従属請求
項から明白になるであろう。
【0013】本発明およびその利点は、添付の図面に関
して採用された以下の3つの実施例の説明から明白にな
るであろう。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、n台の周辺コンピュータ
PR1、…、PRNおよびシステムコンピュータSRが
結合リンクRA1、…、RANおよびRASを介してそ
れぞれ接続されたコンピュータ通信ネットワークRKN
を具備するマルチコンピュータシステムMRSを示す。
コンピュータ通信ネットワークRKNは、ローカルエリ
アネットワーク(LAN)、ATM(非同期式転送モー
ド)高速データネットワーク、デジタルスイッチングネ
ットワーク、或いは接続された周辺コンピュータとシス
テムコンピュータとの間でデータを転送することができ
る他のコンピュータ通信ネットワークである。
【0015】示された実施例において、周辺コンピュー
タPR1、…、PRNは同じ構造である。本発明に関連
する構成要素を備えた周辺コンピュータPR1の構造
が、他の周辺コンピュータを代表してここで説明され
る。周辺コンピュータPR1は、主記憶装置RAM1お
よび制御手段SM1を具備する。主記憶装置RAM1
は、十分なメモリ容量、例えば64メガバイトを有する
市販の主記憶装置であり、第1の領域PPA、下位区分
領域DYDAとDYDNとに分割された第2の領域DY
D、第3の領域PPN、および第4の領域LSWを有す
る。第1の領域PPAは古いプログラムパッケージを保
持し、それによって第1の周辺コンピュータPR1によ
って制御される処理は制御手段SM1を介して制御され
る。古いプログラムパッケージは、動作システムおよび
アプリケーションプログラムのような制御手段SM1に
よって実行される命令を有するコードセグメントと、コ
ードセグメントの命令によってアクセスされるデータを
含むデータセグメントとを有する。領域PPAは、プロ
グラムパッケージ変更の命令に対するファイルに基くア
クセス、即ち例えば名前に関するセグメントの論理アド
レスを可能にするファイル管理プログラムも保持する。
実施例において、ファイルの管理は、IEEE86によ
って定められるようにPOSIX.1の標準型1003.1-1
990 に基いて実行される。ファイル管理プログラムは、
異なるデータキャリア間での複写機能も含む。古いプロ
グラムパッケージは新しいプログラムパッケージと交換
することができる。この新しいプログラムパッケージの
ために第3の領域PPNが主記憶装置RAM1内に設け
られる。
【0016】主記憶装置RAM1の第2の領域DYDの
下位区分領域DYDAにおいて、マルチコンピュータシ
ステムMRS或いは周辺コンピュータPR1によって制
御される処理の動的データは、処理中に好ましいフォー
ルバック位置に到達する時にアプリケーションプログラ
ムによって保存される。このために、チェックマークが
プログラムパッケージ内の予め決めれられた点に与えら
れ、その結果短時間の中断後に、処理状態は保存された
動的データで回復することができ、処理を継続すること
ができる。動的データを保存する理由は、古いプログラ
ムパッケージを有するマルチコンピュータシステムMR
Sの通常の動作中に不安定状態が発生した際に個々の周
辺コンピュータの再スタートを制御することができるこ
とが多いからである。従ってプログラムパッケージの変
更のためにチェックマークをここで使用することができ
る。動的データは処理に対して特定されている。それら
は、処理の有効期間中のみ必要とされる。動的データの
1つの例は処理の開始時間であり、或いは処理が例えば
周辺コンピュータPR1から別の周辺コンピュータPR
2、…、PRNへの接続の設定であるならば、ダイヤル
された呼出し番号、および/或いはこの接続のために利
用されるリソースの識別事項である。
【0017】第4の領域LSWは、いわゆるブートスト
ラッププログラムを保持しており、それによって半永久
的記憶装置SPS内に記憶された古いプログラムパッケ
ージをプログラムパッケージの変更中の如何なる時でも
再びロードすることができる。第4の領域LSWのブー
トストラップは、主記憶装置RAM1の保護部分にあ
り、プログラムパッケージの変更中に重ね書きすること
はできない。
【0018】今説明された周辺コンピュータPR1の構
造は、システムコンピュータSRの構造とほぼ同じであ
る。システムコンピュータSRはまた、外部入力装置E
XE、半永久的記憶装置SPS、および操作者がマルチ
コンピュータシステムMRSへデータを入力する際の媒
介であるコンソールKONに接続されている。半永久的
記憶装置SPSは、例えば市販のEEPROM、ハード
ディスク、或いは内容を重ね書きでき且つ電源が遮断さ
れてもその内容を保持する十分な容量を持つその他の記
憶装置である。システムコンピュータSRの主記憶装置
は、周辺コンピュータPR1に関連して説明された4つ
の領域に加えて、第5の領域APAおよび第6の領域L
RNを有する。第5の領域APAは“プログラムパッケ
ージの変更を処理するジョブ”のプログラムを保持し、
その助けを借りて、システムコンピュータSRはプログ
ラムパッケージの変更を監視し、コンピュータの通信ネ
ットワークRKNを介して、プログラムパッケージの変
更に関連するマルチコンピュータシステムMRSの他の
構成要素とメッセージを交換する。第6の領域LRNは
ローダを保持し、それを使用してコンピュータ通信ネッ
トワークRKNから、即ちそれに接続された周辺コンピ
ュータPR1、…、PRNからのロード要求が受容され
て処理される。こうしてシステムコンピュータSRは、
半永久的記憶装置SPS或いは外部入力装置EXEから
必要とされる情報を検索して、1つ以上の周辺コンピュ
ータPR1、…、PRNへの転送を開始することができ
る。
【0019】このローダは、プログラムパッケージの変
更中に、特に、半永久的記憶装置SPS内に記憶された
古いプログラムパッケージが、エラーが発生した時に再
ロードされることを保証する。
【0020】図2は、本発明の方法の第1の実施例のフ
ローチャートを示す。ステップ1、即ちプログラムパッ
ケージ変更の開始位置において、マルチコンピュータシ
ステムMRSは、古いプログラムパッケージで動作され
る。古いプログラムパッケージは、周辺コンピュータP
R1、…、PRNおよびシステムコンピュータSRの主
記憶装置の各々の第1の領域PPA内、並びに半永久的
記憶装置SPS内に含まれる。新しいプログラムパッケ
ージは、外部入力装置EXEのデータキャリアに記憶さ
れる。システムコンピュータSRのコンソールKONに
おいて操作者によってプログラムパッケージ変更の命令
が入力された後で、ステップ2において、新しいプログ
ラムパッケージは、準備時間中に、外部入力装置EXE
内のデータキャリアからシステムコンピュータSR1の
主記憶装置へ、およびコンピュータ通信ネットワークを
介して、周辺コンピュータPR1、…、PRNの主記憶
装置へ複写される。新しいプログラムパッケージは主記
憶装置の第3の領域PPN内に記憶される。複写作業
は、周辺コンピュータPR1、…、PRNおよびシステ
ムコンピュータSRの第1の領域PPA内に記憶された
ファイル管理プログラムによって実行される。
【0021】複写作業中、マルチコンピュータシステム
MRSによって制御されている処理は、古いプログラム
パッケージの制御の下で続けられる。次ぎの第3のステ
ップにおて、プログラムパッケージ変更の要求は、全て
の周辺コンピュータPR1、…、PRNへおよびシステ
ムコンピュータSRへ同時に分配される。第4のステッ
プにおいて、現在の処理の制御は、各周辺コンピュータ
PR1、…、PRNおよびシステムコンピュータSRに
おいて中断され、上で説明されたように第2の領域DY
Dの下位区分領域DYDA内に保存された動的データ
は、第2の領域DYDの下位区分領域DYDAに複写さ
れ、その結果マルチコンピュータシステムMRSによっ
て制御される全ての処理が、保存された動的データを使
って再び開始されることができる。
【0022】ステップ5において、主記憶装置の第3の
領域PPN内の新しいプログラムパッケージは、第2の
領域DYDの下位区分領域DYDA内に保存された動的
データによって初期化される。値は新しいプログラムシ
ステムの変数に割り当てられる。保存された動的データ
の構造上の変化は、新しいプログラムパッケージの初期
化のために考慮しなければならない。動的データがその
場合、動的データは、第2の領域DYDの下位区分領域
DYDAから下位区分領域DYDNへ複写される一方
で、再びフォーマット化されなければならない。その
後、初期化が実行されたことが、周辺コンピュータPR
1、…、PRNからシステムコンピュータSRへ示され
る。これらのステップ中、古いプログラムシステムは半
永久的記憶装置SPSおよび第1の領域PPA内に記憶
されたままである。ここでマルチコンピュータシステム
MRSは、新しいプログラムパッケージによって走行
し、割り込まれた処理を制御する。第6のステップにお
いて、試験的期間が設定され、処理ステップ中或いは試
験期間中に、新しいプログラムパッケージによるマルチ
コンピュータシステムMRSの動作中に何等かの不安定
状態或いはエラーメッセージが発生しているかどうかを
決定するためにチェックされる。それがイエスの場合、
ステップ61において、エラーメッセージが全マルチコン
ピュータシステムMRSに関するかどうかを決定するた
めに検査が行われる。イエスの場合、ステップ71におい
て、プログラムパッケージ変更の要求が、ステップ3と
同じように、全ての周辺コンピュータPR1、…、PR
NおよびシステムコンピュータSRへ分配される。ステ
ップ81において、マルチコンピュータシステムによって
制御される処理の動的データが、主記憶装置の第2の領
域DYDの下位区分領域DYDNから下位区分領域DY
DAへ複写され、ステップ91において、主記憶装置の第
1の領域PPA内に保持される古いプログラムパッケー
ジは、動的データで初期化される。図示の例において、
下位区分領域DYDAおよびDYDN内の動的データの
構造は等しくなければならないと仮定される。さもなけ
れば、適切な再フォーマットが必要である。本発明の方
法によってプログラムパッケージの変更を実行するため
の別の試みを行うことができる。
【0023】エラーメッセージが、全マルチコンピュー
タシステムにではなく、個々の周辺コンピュータPR
1、…、PRN或いはシステムコンピュータSRに関係
するならば、本発明の方法は変更されて、ステップ61の
後に、ステップ71乃至91を実行する代りに、ステップ73
で、周辺コンピュータPR1、…、PRN或いはシステ
ムコンピュータSRの主記憶装置の第3の領域PPN内
の新しいプログラムパッケージが動的データによって再
び初期化される。ステップ73の後で、ステップ6が再び
実行される。エラーメッセージも不安定状態もない場合
には、ステップ72で、試験期間後に、新しいプログラム
パッケージが半永久的記憶装置SPSに複写され、半永
久的記憶装置SPS内の古いプログラムパッケージが消
去される。ステップ82において、本発明の方法は完了
し、マルチコンピュータシステムMRSは新しいプログ
ラムパッケージで安定して動作される。
【0024】本発明の別の有効な特徴によると、外部入
力装置EXE内のデータキャリアから周辺コンピュータ
PR1、…、PRNおよびシステムコンピュータSRの
主記憶装置の第3の領域PPNへ新しいプログラムパッ
ケージを圧縮された形態で複写することができる。ここ
で使用される“圧縮”とは、例えば、ビットが同じ値を
有する場合に、それらがブロックごとに結合されること
を意味する。従って、記憶アドレス100乃至記憶アド
レス200がビット“1”のみによって占められるなら
ば、圧縮は次ぎのように行われる、即ち記憶アドレス1
00から記憶アドレス200へ25倍のFである(十六
進法、二進法1111に相当する)。記憶装置の容量は
この方法で節約することができる。他の圧縮方法も応用
可能である。
【0025】本発明の方法の第2の実施例は、図3に示
されている。新しいプログラムパッケージは周辺コンピ
ュータPR1、…、PRNおよびシステムコンピュータ
SRの主記憶装置へ圧縮形態で複写され、主記憶装置内
でのみ圧縮から復元される。これは、第1の実施例より
も小さい容量を有する主記憶装置を使用することができ
るという長所を有する。第2の実施例は、図2を使って
説明された第1の実施例のように、ステップ1から始ま
る。その後にはステップ2Kが続き、そこで新しいプロ
グラムパッケージは外部入力装置EXEから周辺コンピ
ュータPR1、…、PRNおよびシステムコンピュータ
SRの主記憶装置の第3の領域PPNへ圧縮形態で複写
される。次ぎのステップ3は、第1の実施例のステップ
3に対応する。第2の実施例において、第2の領域DY
Dは下位区分領域に分割されない。ステップ4Kでは、
現在の処理は中断されず、保存された動的データが再フ
ォーマット化される。動的データの構造が同じ場合に
は、再フォーマットは行われない。ステップ5において
動的データにより新しいプログラムパッケージを開始す
るのに先立って、第3の領域PPNに圧縮形態で記憶さ
れた新しいプログラムパッケージは圧縮から復元され、
ステップ4Kに続くステップ45Kにおいて周辺コンピ
ュータPR1、…、PRNの主記憶装置の第1の領域P
PAに複写され、第1の領域PPA内の古いプログラム
パッケージは消去される。不安定性或いはエラーメッセ
ージが処理ステップ中或いはステップ6の試験期間中に
発生した場合、エラーを検出する周辺コンピュータPR
1、…、PRNは、ステップ71Kにおいて、コンピュー
タ通信ネットワークRKNを介してシステムコンピュー
タSRへロード要求を送って、古いプログラムパッケー
ジに再びロードする。システムコンピュータSRは、そ
の主記憶装置の第6の領域LRN内に記憶されているロ
ーダによってこのロード要求を検出し、周辺コンピュー
タPR1、…、PRNおよびそれ自身の主記憶装置に半
永久的記憶装置SPS内に記憶された古いプログラムパ
ッケージをロードする。古いプログラムパッケージは半
永久的記憶装置SPS内に圧縮形態で記憶される。従っ
て、例示された実施例において使用される“ローディン
グ”とは、プログラムパッケージを圧縮から復元して、
保存された動的データを初期化することを意味する。次
ぎのステップ101 において、マルチコンピュータシステ
ムMRSは、古いプログラムパッケージで再び動作され
る。ステップ6においてエラーが発生しない場合は、第
1の実施例と同じようにステップ72および82が続く。
【0026】半永久的記憶装置SPSの容量が、古いプ
ログラムパッケージと新しいプログラムパッケージの両
方を記憶するのに十分であるならば、新しいプログラム
パッケージは、ステップ2Kにおいて、即ち準備時間中
に、同様に半永久的記憶装置SPS内に圧縮形態で記憶
される。エラーメッセージ或いは不安定状態が発生する
場合、システムコンピュータSRは、周辺コンピュータ
PR1、…、PRNからコンピュータ通信ネットワーク
RKNを介して受信されるロード要求に基いて、全マル
チコンピュータシステムMRSが古いプログラムパッケ
ージで再びロードされるかどうか、或いはエラーメッセ
ージがそれに関連している場合は、1つ以上のl周辺コ
ンピュータPR1、…、PRN或いはシステムコンピュ
ータSRそれ自身が、新しいプログラムパッケージで再
びロードされるかどうかを決定することができる。この
方法で、プログラムパッケージの変更中に異なるエラー
に対してより柔軟に反応することができる。
【0027】新しいプログラムパッケージは、完全な動
作システムに応用プログラムを加えたものか或いはその
一部分のみの何れかである。本発明の方法によって、プ
ログラムパッケージの変更が全ての周辺コンピュータP
R1、…、PRNおよびシステムコンピュータSRにお
いて同時に行われるので、新しいプログラムパッケージ
と古いプログラムパッケージとのインターフェイスおよ
び時間の両立性は要求されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンピュータの1つの実施例のマルチ
コンピュータのブロック図。
【図2】本発明の方法の第1の実施例のフローチャー
ト。
【図3】本発明の方法の第2の実施例のフローチャー
ト。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の周辺コンピュータおよび少なくと
    も1つのシステムコンピュータを具備し、周辺コンピュ
    ータおよび少なくとも1つのシステムコンピュータがコ
    ンピュータ通信ネットワークに接続され、各々が主記憶
    装置を有するマルチコンピュータシステにおける古いプ
    ログラムパッケージを新しいプログラムパッケージに交
    換する方法において、 各周辺コンピュータおよび少なくとも1つのシステムコ
    ンピュータ内で実行されるステップは、 周辺コンピュータおよび少なくとも1つのシステムコン
    ピュータの主記憶装置のそれぞれの第1の領域に新しい
    プログラムパッケージを複写するステップと、 適切な戻りの位置に到達する際に各主記憶装置の第2の
    領域においてマルチコンピュータシステムによって制御
    される処理の動的データを保存するステップと、 保存された動的データによって各周辺コンピュータおよ
    び少なくとも1つのシステムコンピュータ内の新しいプ
    ログラムパッケージを開始するステップとを有している
    ことを特徴とするプログラムパッケージ交換方法。
  2. 【請求項2】 保存された動的データによって新しいプ
    ログラムパッケージを初期化するのに先立って、マルチ
    コンピュータシステムによって制御される処理が古いプ
    ログラムパッケージによって中断されることを特徴とす
    る請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 少なくとも1つのシステムコンピュータ
    が、外部入力装置に接続され、新しいプログラムパッケ
    ージが外部入力装置から少なくとも1つのシステムコン
    ピュータの主記憶装置に複写され、新しいプログラムパ
    ッケージがコンピュータ通信ネットワークを経由して周
    辺コンピュータへ転送され、少なくとも1つのシステム
    コンピュータによって周辺コンピュータの主記憶装置へ
    複写されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 少なくとも1つのシステムコンピュータ
    が、古いプログラムパッケージが記憶されている半永久
    的記憶装置に接続されることを特徴とする請求項1記載
    の方法。
  5. 【請求項5】 新しいプログラムパッケージによるマル
    チコンピュータシステムのプログラムパッケージの変更
    に続く予め決められた試験期間およびエラー無しの動作
    の経過後に、新しいプログラムパッケージが半永久的記
    憶装置に複写されることを特徴とする請求項4記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 予め決められた試験期間中にエラーが発
    生した際に、古いプログラムパッケージが、保存された
    動的データにより周辺コンピュータおよび少なくとも1
    つのシステムコンピュータにおいて再び開始されること
    を特徴とする請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 新しいプログラムパッケージが、周辺コ
    ンピュータおよび少なくとも1つのシステムコンピュー
    タの主記憶装置の各第1の領域へ圧縮形態で複写され、
    動的データによる初期化に先立って、圧縮された新しい
    プログラムパッケージが圧縮から復元され、主記憶装置
    内の古いプログラムパッケージが重ね書きされることを
    特徴とする請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 予め決められた試験期間中にエラーが発
    生した際に、古いプログラムパッケージが、半永久的記
    憶装置から少なくとも1つのシステムコンピュータへ、
    およびコンピュータ通信ネットワークを介して、周辺コ
    ンピュータへロードされることを特徴とする請求項4ま
    たは7記載の方法。
  9. 【請求項9】 半永久的記憶装置の記憶容量が、古いプ
    ログラムパッケージと新しいプログラムパッケージの両
    方を記憶するのに十分であり、第1のステップにおい
    て、古いプログラムパッケージ或いはその部分を消去す
    る必要が無く、新しいプログラムパッケージが半永久的
    記憶装置に付加的に複写されることができることを特徴
    とする請求項7記載の方法。
  10. 【請求項10】 プログラムパッケージの変更中或いは
    予め決められた試験期間中にエラーが発生した際に、全
    マルチコンピュータシステムが半永久的記憶装置内に記
    憶された古いプログラムパッケージによって再びロード
    されるか或いは1つ以上の周辺コンピュータおよび/ま
    たは少なくとも1つのシステムコンピュータが半永久的
    記憶装置内に記憶される新しいプログラムパッケージで
    再びロードされるか否かに関して少なくとも1つのシス
    テムコンピュータにおいて決定が行われることを特徴と
    する請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 マルチコンピュータシステムのコンピ
    ュータ通信ネットワークへのリンクと主記憶装置を有す
    るコンピュータにおいて、 古いプログラムパッケージが新しいプログラムパッケー
    ジと交換される時に、それが新しいプログラムパッケー
    ジを主記憶装置の第1の領域に複写し、適切な戻りの位
    置に到達する際に主記憶装置の第2の領域にマルチコン
    ピュータシステムによって制御される処理の動的データ
    を保存し、コンピュータ内の新しいプログラムパッケー
    ジを保存された動的データで開始するステップを制御す
    る制御手段を有することを特徴とするコンピュータ。
  12. 【請求項12】 制御手段が、主記憶装置の第1の領域
    へ第1のプログラムパッケージを圧縮形態で複写し、保
    存された動的データにより初期化されるのに先立って圧
    縮された新しいプログラムパッケージを圧縮から復元す
    るステップを制御することを特徴とする請求項11記載の
    コンピュータ。
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