JP2000010784A - ファ−ムウェアのダウンロ−ド装置 - Google Patents

ファ−ムウェアのダウンロ−ド装置

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JP2000010784A
JP2000010784A JP10170927A JP17092798A JP2000010784A JP 2000010784 A JP2000010784 A JP 2000010784A JP 10170927 A JP10170927 A JP 10170927A JP 17092798 A JP17092798 A JP 17092798A JP 2000010784 A JP2000010784 A JP 2000010784A
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Koji Sekine
康治 関根
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファームウェアのダウンロードにかかる時間
を短縮することができるファームウェアのダウンロード
装置を提供することである。 【解決手段】 ファイルサーバ60から各モジュールに
対して、複数のファームウェアを結合した結合ファイル
をダウンロードするようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はファームウェアのダ
ウンロード装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファームウェアのダウンロード装
置は、CPU(中央演算処理装置)を備えたシステム
で、システムの機能に拡張性を持たせる場合に用いられ
ている。
【0003】つまり、CPUの処理すべき動作を列挙し
たファームウェアをROM(Read Only Me
mory)に記憶する代わりに、書き換え可能な記憶媒
体に、ファームウェアを保存、格納しているファイルサ
ーバからダウンロードすることが一般的に行われてお
り、ダウンロードするファームウェアを変更することに
よって、システムの機能を拡張、変更することができ
る。
【0004】ダウンロードされたファームウェアは、C
PUが動作中に参照するRAM(Random Acc
ess Memory)などのメモリ領域に格納される
他、メモリ領域に格納されたファームウェアの破壊など
により、システムが不測の事態に陥ることを避けるため
に、保存用としてFEEPROM(Flash Ele
ctrical Erasable Programm
able ReadOnly Memory)などの不
揮発性メモリにも格納され、メモリ領域に格納されたフ
ァームウェアの破壊などが発生した場合には、FEEP
ROMなどの不揮発性メモリに格納したファームウェア
をメモリ領域にコピーすることにより、システムを再起
動することができる。
【0005】図7は、従来のファームウェアのダウンロ
ード装置において、ダウンロードされたファームウェア
をFEEPROMに転送して格納するシステムを構成す
るモジュールの構成概要を示した図である。
【0006】CPU151は、ダウンロードされたファ
ームウェアに従って各種処理を行い、アドレスバス、デ
ータバスなどのバス152を介して、各種のメモリやイ
ンタフェース回路などと接続されている。
【0007】ROM(Read Only Memor
y)153はシステム起動用のファームウェアや固定的
なデータを格納するメモリである。RAM154はCP
U151が動作するためのファームウェアと、CPU1
51が動作中に作業データを一時的に格納するワーク領
域とからなる。
【0008】上位インタフェース155はダウンロード
するファームウェアの供給源であるファイルサーバ60
とのインタフェースである。
【0009】FEEPROM156はファイルサーバ6
0からダウンロードされたファームウェアを格納する領
域であり、モジュール150の電源断が発生した場合に
もデータの保持が可能で、且つ書き換え可能な不揮発性
メモリである。
【0010】システムの多機能化、データの大容量化に
よるハードウェア規模、ソフトウェア規模の増大に伴
い、処理の高速化、最適化、分散化をはかるため、シス
テムを複数のモジュールに分割することが行われる。内
部インタフェース157は、モジュール間を接続するロ
ーカルネットワーク75のインタフェースであり、DP
M(Dual Port Memory)インタフェー
スなど、各モジュールの構成、特性などに適したインタ
フェースによって構成される。
【0011】外部インタフェース158は、ネットワー
ク50上の他のシステムと接続するためのインタフェー
スである。各モジュールはその処理内容、目的などに応
じて最適化されているため、一般には、各モジュールご
とにダウンロードすべきファームウェアが異なる。
【0012】図8は、従来のファームウェアのダウンロ
ード装置において、ネットワークに各システムが接続さ
れている様子を示す図である。
【0013】通常、ファイルサーバ60は特定のシステ
ムに直接接続され、図8では、ネットワーク50には、
ファイルサーバ60と直接接続するシステム10と、フ
ァイルサーバ60と直接接続していないシステム20、
システム30が存在する。システム20、システム30
はネットワーク50およびシステム10を経由してファ
イルサーバ60にアクセスする。
【0014】さらに、システム10は、モジュール15
0、160から、システム20はモジュール250、2
60、270から、システム30はモジュール350、
360、370から構成される。
【0015】モジュール160は、図示しないCPUと
バスとROMとRAMとFEEPROMと内部インタフ
ェースとから構成され、モジュール260、270、3
60、370も同様の構成からなる。また、モジュール
250は、図示しないCPUとバスとROMとRAMと
FEEPROMと内部インタフェースと外部インタフェ
ースとから構成され、モジュール350も同様の構成か
らなる。
【0016】ここで、ファームウェアは、モジュール1
60、モジュール260およびモジュール360で共通
とし、ファイルサーバ60から、モジュール160、モ
ジュール260およびモジュール360にこのファーム
ウェアをダウンロードする場合について説明する。
【0017】第1に、ファームウェアがファイルサーバ
60からローカルネットワーク70経由でシステム10
に属するモジュール150のRAM154のワーク領域
に転送される。
【0018】モジュール150のCPU151はRAM
154のワーク領域に格納されたファームウェアに誤り
がないことをパリティ符号によって確認する。直接FE
EPROM156に格納しない理由は、転送されたファ
ームウェアが自システムのモジュールに該当しないこと
がある、または、転送されたファームウェアデータに誤
りがあり、FEEPROMの格納内容を誤ったファーム
ウェアデータに書き換えてしまうことを防止するためで
ある。
【0019】誤りがないことを確認した後、自システム
にこのファームウェアに該当するモジュール160が存
在するため、内部インタフェース157、ローカルネッ
トワーク75およびモジュール160の内部インタフェ
ース経由でモジュール160のRAMのワーク領域にフ
ァームウェアを転送する。
【0020】モジュール160のCPUはRAMのワー
ク領域に格納されたファームウェアに誤りがないことを
パリティ符号によって確認し、モジュール160のFE
EPROMにファームウェアをダウンロードする。
【0021】第2に、ファイルサーバ60からローカル
ネットワーク70および上位インタフェース155経由
でファームウェアがRAM154に転送され、次に、C
PU151により外部インタフェース158、ネットワ
ーク50およびモジュール250の外部インタフェース
経由で、システム20に属するモジュール250のRA
Mのワーク領域にファームウェアが転送される。
【0022】モジュール250のCPUはRAMのワー
ク領域に格納されたファームウェアに誤りがないことを
パリティ符号によって確認した後、ファームウェアに該
当するモジュール260が自システム内に存在すること
を確認し、モジュール250の内部インタフェース、ロ
ーカルネットワーク76およびモジュール260の内部
インタフェース経由で、モジュール260のRAMのワ
ーク領域にファームウェアを転送する。
【0023】モジュール260のCPUはRAMのワー
ク領域に格納されたファームウェアに誤りがないことを
パリティ符号によって確認した後、モジュール260の
FEEPROMにファームウェアをダウンロードする。
【0024】第3に、ファイルサーバ60からローカル
ネットワーク70および上位インタフェース155経由
でファームウェアがRAM154に転送され、次に、C
PU151により外部インタフェース158、ネットワ
ーク50およびモジュール350の外部インタフェース
経由で、システム30に属するモジュール350のRA
Mのワーク領域にファームウェアが転送される。
【0025】モジュール350のCPUはRAMのワー
ク領域に格納されたファームウェアに誤りがないことを
パリティ符号によって確認した後、ファームウェアに該
当するモジュール360が自システム内に存在すること
を確認し、モジュール350の内部インタフェース、ロ
ーカルネットワーク77およびモジュール360の内部
インタフェース経由で、モジュール360のRAMのワ
ーク領域にファームウェアを転送する。
【0026】モジュール360のCPUはRAMのワー
ク領域に格納されたファームウェアに誤りがないことを
パリティ符号によって確認した後、モジュール360の
FEEPROMにファームウェアをダウンロードする。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来技術
では、ファイルサーバからターゲットとなるモジュール
に対して、1:1でファームウェアを転送するため、フ
ァームウェアのダウンロードによるデータ転送時間を増
大させることになる。また、ファームウェアのダウンロ
ードによるファイルサーバの占有時間も長くなる。
【0028】さらに、ダウンロードすべきファームウェ
アが複数存在する場合にも、ファームウェア単位で逐次
処理を行うため、ファームウェアの個数分だけの処理時
間が必要となり、ファームウェアのダウンロードの処理
時間を増大させることになる。
【0029】さらにまた、ファイルサーバから他のシス
テムを経由してファームウェアの転送する際に、データ
転送の失敗が発生すると、ファイルサーバからファーム
ウェアの転送を再起動することになるため、この場合に
は、データ転送に特に多くの時間を費やすことになる。
【0030】本発明は上記の点にかんがみてなされたも
ので、ファームウェアのダウンロードにかかる時間を短
縮することができるファームウェアのダウンロード装置
を提供することを目的とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、ファイルサーバに格納されたファームウ
ェアをシステム内のモジュールにダウンロードするファ
ームウェアのダウンロード装置において、前記ファイル
サーバから前記モジュールに対して、複数のファームウ
ェアを結合した結合ファイルをダウンロードする第1の
制御手段を備えた。
【0032】また、ファイルサーバに格納されたファー
ムウェアをシステム内のモジュールにダウンロードする
ファームウェアのダウンロード装置において、前記モジ
ュールを複数有し、この複数のモジュールのうち同一の
ファームウェアを使用するモジュールが複数存在する場
合に、前記複数のモジュールのうちの1つに対してのみ
1度だけ前記ファイルサーバから前記ファームウェアの
ダウンロードを行う第2の制御手段と、この第1の制御
手段でダウンロードしたファームウェアを使用するモジ
ュールに対しては、前記第1の制御手段でダウンロード
したモジュールから、前記第1の制御手段でダウンロー
ドしたファームウェアを転送する第3の制御手段とを備
えた。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0034】図1は、本発明によるファームウェアのダ
ウンロード装置の一実施の形態において、システムを構
成するモジュールのうちの1つについてその構成概要を
示す図である。
【0035】モジュール100は、CPU101とバス
102とROM103とRAM104と上位インタフェ
ース105とFEEPROM106と内部インタフェー
ス107と外部インタフェース108と書き換え可能な
不揮発性メモリであるメモリ109とから構成されてお
り、ファイルサーバ60が接続されている。
【0036】CPU101はダウンロードされたファー
ムウェアに従って各種処理を行い、アドレスバス、デー
タバスなどのバス102を介して、各種のメモリやイン
タフェース回路などと接続されている。
【0037】ROM103はシステム起動用のファーム
ウェアや固定的なデータを格納するメモリである。RA
M104はCPU101が動作するためのファームウェ
アと、CPU101が動作中に作業データを一時的に格
納するワーク領域とからなる。
【0038】上位インタフェース105はダウンロード
するファームウェアの供給源であるファイルサーバ60
とのインタフェースであり、ローカルネットワーク70
によって、ファイルサーバ60と接続されている。
【0039】FEEPROM106はファイルサーバ6
0からダウンロードされたファームウェアを格納する領
域であって、モジュール100の電源断が発生した場合
にもデータの保持が可能で、且つ書き換え可能な不揮発
性メモリである。RAM104に格納されたファームウ
ェアの破壊などにより、システムが不測の事態に陥った
場合にもファームウェアをFEEPROM106からR
AM104にコピーすることにより、システムを再起動
することができる。
【0040】内部インタフェース107はシステム10
が複数のモジュールから構成される場合に、モジュール
間を接続するローカルネットワーク71のインタフェー
スである。システムの多機能化、データの大容量化によ
るハードウェア、ソフトウェア規模の増大に伴い、処理
の高速化、最適化、分散化をはかるため、システムを複
数のモジュールに分割することが行われる。内部インタ
フェース107は、DPMインタフェースなど、各モジ
ュールの構成、特性などに適したインタフェースによっ
て構成される。
【0041】外部インタフェース108は、ネットワー
ク50上の他のシステムと接続するためのインタフェー
スである。
【0042】各モジュールはその処理内容、目的に応じ
て最適化されるため、一般には、各モジュールごとにダ
ウンロードすべきファームウェアが異なる。
【0043】メモリ109はファイルサーバ60からモ
ジュール100のRAM104に転送された結合ファイ
ルをバックアップする領域であって、モジュール100
の電源断が発生した場合にも、データの保持が可能で、
且つ書き換え可能な不揮発性メモリである。
【0044】図2は、本発明によるファームウェアのダ
ウンロード装置の一実施の形態において、複数のシステ
ムが接続されてネットワークを構成する場合を示す図で
ある。
【0045】ネットワーク50には、システム10、2
0および30が接続されており、システム10にはロー
カルネットワーク70を介してファイルサーバ60が接
続されている。
【0046】各システムは複数のモジュールから構成さ
れており、システム10は、モジュール100および1
10から構成され、システム20はモジュール200、
210および220から構成され、システム30はモジ
ュール300、310および320から構成されてい
る。
【0047】図3は、図2に示したモジュール110の
内部ブロック図である。
【0048】図3に示すように、モジュール110は、
CPU111とバス112とROM113とRAM11
4とFEEPROM116と内部インタフェース117
とから構成される。図2に示したモジュール210、2
20、310および320も同様の構成を持つ。
【0049】図4は、図2に示したモジュール200の
内部ブロック図である。
【0050】図4に示すように、モジュール200は、
CPU201とバス202とROM203とRAM20
4とFEEPROM206と内部インタフェース207
と外部インタフェース208とメモリ209とから構成
される。図2に示したモジュール300も同様の構成を
持つ。
【0051】また、ファームウェアはモジュール10
0、200および300で共通とし、モジュール11
0、210および310で共通とし、モジュール220
および320で共通とする。
【0052】図5は、ファームウェアを転送する場合に
使用する結合ファイルの構成を示す図であり、2個のフ
ァームウェアを転送する場合の例を示す図である。
【0053】結合ファイル94はヘッダ部95とファー
ムウェア91とファームウェア92とから構成され
ており、さらに、ヘッダ部95は、結合ファイルのファ
イルサイズ951とファイル数952とパリティ953
と、内包するファームウェアの種別954および957
と版数(すなわちファームウェアのバージョン)955
および958とファイルサイズ956およびファイルサ
イズ959とから構成され、ファームウェア91はフ
ァームウェアデータ911とパリティ912とから
構成され、ファームウェア92はファームウェアデー
タ921とパリティ922とから構成される。
【0054】ここでは、たとえば、上述のモジュール1
10、210および310で共通としたファームウェア
を図5に示したファームウェア91であるとし、モジ
ュール220および320で共通としたファームウェア
を図5に示したファームウェア92であるとする。
【0055】次に、本発明の実施例の動作について、図
1〜図5を参照して説明する。
【0056】ファイルサーバ60から、システム10の
モジュール110、システム20のモジュール210、
システム30のモジュール310にファームウェア91
を、システム20のモジュール220、システム30の
モジュール320にファームウェア92をダウンロード
する場合について説明する。
【0057】第1に、ファイルサーバ60から、ファー
ムウェア91とファームウェア92とを結合した結合フ
ァイル94がシステム10に属するモジュール100の
RAM104のワーク領域にローカルネットワーク70
および上位インタフェース105を介して転送される。
【0058】モジュール100のCPU101はRAM
104のワーク領域に格納された結合ファイル94に誤
りがないことをパリティ953のパリティ符号によって
確認する。直接FEEPROM106に格納しない理由
は、転送された結合ファイル94にはファームウェア以
外にヘッダ部95が付加されているし、転送された結合
ファイル94内の全てのファームウェアが自システムの
モジュールに該当するとは限らないし、また、転送され
たファームウェアデータに誤りがあり、FEEPROM
106の格納内容を誤ったファームウェアデータに書き
換えてしまうことを防止するためである。結合ファイル
94に誤りがないことを確認した後、CPU101はメ
モリ109に結合ファイル94をバックアップする。
【0059】次に、CPU101は、ヘッダ部95のフ
ァイル種別954と種別957を確認し、システム10
にはファームウェア91に該当するモジュール110が
存在するため、ファイルの版数955とファイルサイ
ズ956を確認し、運用中のファームウェアの版数と一
致しない場合にはダウンロードが必要なため、内部イン
タフェース107、ローカルネットワーク71およびモ
ジュール110の内部インタフェース117経由で、モ
ジュール110のRAM114のワーク領域にファーム
ウェア91のファームウェアデータ911とパリティ
912を転送する。
【0060】モジュール110のCPU111はRAM
114のワーク領域に格納されたファームウェア91に
誤りがないことをパリティ912のパリティ符号によ
って確認し、ファームウェア91をFEEPROM11
6にダウンロードする。
【0061】また、CPU101は外部インタフェース
108、ネットワーク50および外部インタフェース2
08経由でシステム20に属するモジュール200のR
AM204のワーク領域に結合ファイル94を転送す
る。
【0062】モジュール200のCPU201はRAM
204のワーク領域に格納された結合ファイル94に誤
りがないことをパリティ953のパリティ符号によって
確認し、メモリ209に結合ファイル94をバックアッ
プする。
【0063】さらに、CPU201はヘッダ部95のフ
ァイル種別954と種別957によって、ファームウェ
ア91に該当するモジュール210、ファームウェア9
2に該当するモジュール220が自システムに存在する
ことを確認した後、ファイルの版数955、ファイル
の版数958を運用中のファームウェアの版数と比較
し、モジュール210、モジュール220にファームウ
ェアのダウンロードが必要であるか判断する。
【0064】ダウンロードが必要な場合には、内部イン
タフェース207、ローカルネットワーク72、内部イ
ンタフェース217、内部インタフェース227経由
で、モジュール210のRAM214のワーク領域にフ
ァームウェア91を、モジュール220のRAM224
のワーク領域にファームウェア92を転送する。
【0065】モジュール210のCPU211はRAM
214のワーク領域に格納されたファームウェア91に
誤りがないことをパリティ912のパリティ符号によっ
て確認し、FEEPROM216にファームウェア92
をダウンロードする。同様にして、モジュール220の
CPU221もファームウェア92をFEEPROM2
26にダウンロードする。
【0066】また、CPU201は外部インタフェース
208、ネットワーク50および外部インタフェース3
08経由でシステム30に属するモジュール300のR
AM304のワーク領域に結合ファイル94を転送す
る。
【0067】モジュール300のCPU301はCPU
201と同様の確認を行った後、メモリ309に結合フ
ァイル94をバックアップし、内部インタフェース30
7、ローカルネットワーク73、内部インタフェース3
17、内部インタフェース327経由で、モジュール3
10のRAM314のワーク領域にファームウェア91
を、モジュール320のRAM324のワーク領域にフ
ァームウェア92を転送する。
【0068】モジュール310のCPU311、モジュ
ール320のCPU321は、CPU211、CPU2
21と同様の確認を行った後、ファームウェア91をF
EEPROM316に、ファームウェア92をFEEP
ROM326にダウンロードする。
【0069】また、モジュール300のCPU301は
外部インタフェース308、ネットワーク50および外
部インタフェース108経由でモジュール100のRA
M104のワーク領域に結合ファイル94を転送する。
【0070】モジュール100のCPU101はRAM
104のワーク領域に転送された結合ファイル94に誤
りがないことをパリティ953のパリティ符号によって
確認し、ネットワーク50に接続されている全てのシス
テムでファームウェアのダウンロードが行われたと判断
する。
【0071】次に、ファームウェアのダウンロードが正
常に行われなかった場合の動作を以下に示す。
【0072】CPU101でファイルサーバ60から転
送された結合ファイル94のパリティ符号を確認した結
果、結合ファイル94に誤りがあった場合には、ファイ
ルサーバ60に結合ファイル94の再送を要求し、正常
な結合ファイル94をモジュール100のRAM104
のワーク領域に再送し、結合ファイル94に内包された
ファームウェアを該当するモジュールのFEEPROM
にダウンロードする。
【0073】システム内のモジュール間で転送されたフ
ァームウェアに誤りがあった場合には、結合ファイルを
バックアップしているメモリから、ファームウェアを再
送する。たとえば、モジュール100からモジュール1
10に転送されたファームウェア91のパリティ符号を
確認した結果、ファームウェア91に誤りがあった場合
には、メモリ109から、内部インタフェース107、
ローカルネットワーク71および内部インタフェース1
17経由で、ファームウェア91をモジュール110の
RAM114のワーク領域に再送し、FEEPROM1
16にファームウェア91をダウンロードする。
【0074】また、システム間で転送された結合ファイ
ルに誤りがあった場合には、結合ファイルをバックアッ
プしている転送元のモジュールのメモリから、結合ファ
イルを再送する。たとえば、システム20からシステム
30に転送された結合ファイル94のパリティ符号を確
認した結果、結合ファイル94に誤りがあった場合に
は、メモリ209から、外部インタフェース208、ネ
ットワーク50、外部インタフェース308経由でシス
テム30に属するモジュール300のRAM304のワ
ーク領域に結合ファイル94を再送し、結合ファイル9
4に内包されたファームウェアを該当するモジュールの
FEEPROMにダウンロードする。
【0075】次に、本発明の他の実施の形態について、
図1〜図4、図6を参照して説明する。
【0076】本実施の形態において、図1〜図4に関し
ては上述の一実施の形態と同様であるので詳しい説明を
省略する。すなわち、本実施の形態でも、ネットワーク
の構成、システムの構成、モジュールの構成は上述の一
実施の形態と同様である。上述の一実施の形態と本実施
の形態との相違点は結合ファイルの構造である。
【0077】図6は、本発明の他の実施の形態におい
て、ファームウェアを転送する場合に使用する結合ファ
イルの構成を示す図であり、2個のファームウェアを転
送する場合の例を示す図である。
【0078】本実施の形態の結合ファイル98は、図5
と同様に、2個のファームウェアである、ファームウェ
ア96とファームウェア97とを内包している例を示
す。
【0079】結合ファイル98は、ヘッダ部95とファ
ームウェア96とファームウェア97とから構成さ
れており、さらに、ヘッダ部95は結合ファイルのファ
イルサイズ951とファイル数952とパリティ953
と、内包するファームウェアの種別954および957
と版数955および958とファイルサイズ956およ
び959とから構成される。
【0080】本実施の形態では、ヘッダ部95以降のフ
ァームウェアにデータ圧縮をかけており、ファームウェ
ア91のデータが圧縮データ961に、ファームウ
ェア92のデータが圧縮データ971に置き換えら
れている点が異なる。
【0081】この実施の形態の場合には、モジュール1
00のRAM104のワーク領域に結合ファイル98を
転送した後、CPU101がモジュール110のRAM
114のワーク領域にファームウェア91の圧縮データ
961を転送する。
【0082】CPU111はワーク領域の圧縮データ
961を解凍し、ワーク領域にファームウェア91を展
開し、パリティ符号によりファームウェア91に誤りが
ないことを確認し、FEEPROM116にファームウ
ェア91を転送する。
【0083】同様に、CPU211、CPU221、C
PU311、CPU321でも各RAMのワーク領域に
転送されたファームウェアの圧縮データを解凍し、ワー
ク領域にファームウェアを展開し、パリティ符号により
ファームウェアに誤りがないことを確認し、FEEPR
OMにファームウェアをダウンロードする。
【0084】ファームウェア91、ファームウェア92
の代わりに圧縮データ961、圧縮データ971を
転送することにより、ファイルサーバ60とシステム1
0間、システム10、システム20、システム30のシ
ステム間、および各モジュール間の転送データ量を減ら
すことができるため、本実施の形態によれば、さらにフ
ァームウェアのダウンロードの処理時間を軽減すること
ができる。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ファームウェアのダウンロードにかかる時間を短縮する
ことができるファームウェアのダウンロード装置を提供
することができる。
【0086】すなわち、本発明による第1の効果は、フ
ァームウェアの転送時間を短縮できることである。
【0087】その理由は、ネットワーク上に同一ファー
ムウェアをダウンロードすべきモジュールが複数存在す
る場合には、ネットワークの隣接するシステム間でファ
ームウェアを内包した結合ファイルを転送するように
し、さらに、各システムで独立して、結合ファイルから
のファームウェアの抽出、FEEPROMへのダウンロ
ードを行えるようにしたためである。
【0088】また、本発明による第2の効果は、ファー
ムウェアのダウンロードに伴うファイルサーバの占有時
間を短縮できることである。
【0089】その理由は、ネットワーク上に同一ファー
ムウェアをダウンロードすべきモジュールが複数存在す
る場合には、ネットワークの隣接するシステム間でファ
ームウェアを内包した結合ファイルを転送するように
し、さらに、ダウンロードすべきファームウェアが複数
存在する場合には、複数のファームウェアを内包した結
合ファイルをファイルサーバから転送し、ファイルサー
バからの転送回数を一回としたためである。
【0090】また、本発明による第3の効果は、ファイ
ルサーバからシステムへの結合ファイルの転送、ネット
ワークで接続されているシステム間の結合ファイルの転
送、または、システム内でのモジュール間のファームウ
ェアの転送に失敗した場合にも、短時間で結合ファイ
ル、またはファームウェアの再送ができるようにしたこ
とである。
【0091】その理由は、前記の結合ファイルがファイ
ルサーバから転送されるモジュール、または、結合ファ
イルが隣接するシステムから転送されるモジュールにお
いて、転送された結合ファイルを書き換え可能な不揮発
性のメモリにバックアップし、データ転送が失敗した場
合には、前記のメモリにバックアップされている結合フ
ァイルを使用して、ファームウェアの再送を行うように
したためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるファームウェアのダウンロード装
置の一実施の形態において、システムを構成するモジュ
ールのうちの1つについてその構成概要を示す図であ
る。
【図2】本発明によるファームウェアのダウンロード装
置の一実施の形態において、複数のシステムが接続され
てネットワークを構成する場合を示す図である。
【図3】図2に示したモジュールの内部ブロック図であ
る。
【図4】図2に示した図3とは別のモジュールの内部ブ
ロック図である。
【図5】ファームウェアを転送する場合に使用する結合
ファイルの構成を示す図であり、2個のファームウェア
を転送する場合の例を示す図である。
【図6】本発明の他の実施の形態において、ファームウ
ェアを転送する場合に使用する結合ファイルの構成を示
す図であり、2個のファームウェアを転送する場合の例
を示す図である。
【図7】従来のファームウェアのダウンロード装置にお
いて、ダウンロードされたファームウェアをFEEPR
OMに転送して格納するシステムを構成するモジュール
の構成概要を示した図である。
【図8】従来のファームウェアのダウンロード装置にお
いて、ネットワークに各システムが接続されている様子
を示す図である。
【符号の説明】
10、20、30 システム 50 ネットワーク 60 ファイルサーバ 70、71、72、73、75、76、77 ローカル
ネットワーク 91、96 ファームウェア 92、97 ファームウェア 94、98 結合ファイル 95 ヘッダ部 100、110、150、160、200、210、2
20、250、260、270、300、310、32
0、350、360、370 モジュール 101、111、151、201 CPU 102、112、152、202 バス 103、113、153、203 ROM 104、114、154、204 RAM 105、155 上位インタフェース 106、116、156、206 FEEPROM 107、117、157、207 内部インタフェース 108、158、208 外部インタフェース 209 メモリ 951 結合ファイルのファイルサイズ 952 結合ファイルのファイル数 953 結合ファイルのパリティ 954 ファイルの種別 955 ファイルの版数 956 ファイルのファイルサイズ 957 ファイルの種別 958 ファイルの版数 959 ファイルのファイルサイズ 961 圧縮データ 971 圧縮データ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファイルサーバに格納されたファームウ
    ェアをシステム内のモジュールにダウンロードするファ
    ームウェアのダウンロード装置において、 前記ファイルサーバから前記モジュールに対して、複数
    のファームウェアを結合した結合ファイルをダウンロー
    ドする第1の制御手段を備えたことを特徴とするファー
    ムウェアのダウンロード装置。
  2. 【請求項2】 前記結合ファイルが、該結合ファイルの
    情報および前記結合されたファームウェアの情報からな
    るヘッダ部を有することを特徴とする請求項1に記載の
    ファームウェアのダウンロード装置。
  3. 【請求項3】 ファイルサーバに格納されたファームウ
    ェアをシステム内のモジュールにダウンロードするファ
    ームウェアのダウンロード装置において、 前記モジュールを複数有し、 該複数のモジュールのうち同一のファームウェアを使用
    するモジュールが複数存在する場合に、前記複数のモジ
    ュールのうちの1つに対してのみ1度だけ前記ファイル
    サーバから前記ファームウェアのダウンロードを行う第
    2の制御手段と、 該第1の制御手段でダウンロードしたファームウェアを
    使用するモジュールに対しては、前記第1の制御手段で
    ダウンロードしたモジュールから、前記第1の制御手段
    でダウンロードしたファームウェアを転送する第3の制
    御手段とを備えたことを特徴とするファームウェアのダ
    ウンロード装置。
  4. 【請求項4】 前記モジュールを複数有し、 該複数のモジュールのうち同一のファームウェアを使用
    するモジュールが複数存在する場合に、前記複数のモジ
    ュールのうちの1つに対してのみ1度だけ前記ファイル
    サーバから前記ファームウェアのダウンロードを行う第
    2の制御手段と、 該第1の制御手段でダウンロードしたファームウェアを
    使用するモジュールに対しては、前記第1の制御手段で
    ダウンロードしたモジュールから、前記第1の制御手段
    でダウンロードしたファームウェアを転送する第3の制
    御手段とを備えたことを特徴とする請求項1または2に
    記載のファームウェアのダウンロード装置。
  5. 【請求項5】 前記ダウンロードされるファームウェア
    が圧縮されていることを特徴とする請求項1〜4のうち
    のいずれか1項に記載のファームウェアのダウンロード
    装置。
  6. 【請求項6】 ファイルサーバに格納されたファームウ
    ェアをシステム内のモジュールにダウンロードするファ
    ームウェアのダウンロード方法において、 前記ファイルサーバから前記モジュールに対して、複数
    のファームウェアを結合した結合ファイルをダウンロー
    ドすることを特徴とするファームウェアのダウンロード
    装置。
  7. 【請求項7】 ファイルサーバに格納されたファームウ
    ェアをシステム内のモジュールにダウンロードするファ
    ームウェアのダウンロード方法において、 複数のモジュールのうち同一のファームウェアを使用す
    るモジュールが複数存在する場合に、前記複数のモジュ
    ールのうちの1つに対してのみ1度だけ前記ファイルサ
    ーバから前記ファームウェアのダウンロードを行い、前
    記ダウンロードしたファームウェアを使用するモジュー
    ルに対しては、前記ダウンロードしたモジュールから、
    前記ダウンロードしたファームウェアを転送することを
    特徴とするファームウェアのダウンロード装置。
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