JP2003167752A - プログラム更新システム、プログラム更新方法、および、プログラム更新プログラム - Google Patents

プログラム更新システム、プログラム更新方法、および、プログラム更新プログラム

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JP2003167752A
JP2003167752A JP2001363906A JP2001363906A JP2003167752A JP 2003167752 A JP2003167752 A JP 2003167752A JP 2001363906 A JP2001363906 A JP 2001363906A JP 2001363906 A JP2001363906 A JP 2001363906A JP 2003167752 A JP2003167752 A JP 2003167752A
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JP
Japan
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processing system
storage unit
event flag
program
main program
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Application number
JP2001363906A
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English (en)
Inventor
Minoru Kodaira
実 小平
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NEC Yonezawa Ltd
Original Assignee
NEC Yonezawa Ltd
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Publication date
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  • Hardware Redundancy (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多重化された情報処理システムにおいて、メ
インプログラムの異常時に、効率的に復旧を行い、不揮
発メモリに冗長にメインプログラムを格納しなくてもよ
くする。 【解決手段】 処理システム10は、デュアルポートメ
モリ40内のシステム制御情報記憶部401内のプログ
ラム更新事象フラグがセットされていると、汎用データ
記憶部402にメインプログラムを格納し、システム制
御情報記憶部401内のダウンロード事象フラグをセッ
トする。処理システム20は、メインプログラムを更新
する条件が成立すると、ダウンロードメインプログラム
更新事象フラグをセットし、システム制御情報記憶部4
01内のダウンロード事象フラグがセットされると、汎
用データ記憶部402内のメインプログラムを実行し、
メインプログラムを不揮発メモリ22に格納し、実行す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プログラム更新シ
ステム、プログラム更新方法、および、プログラム更新
プログラムに関し、特に、2重化を利用したプログラム
更新システム、プログラム更新方法、および、プログラ
ム更新プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプログラム更新に関する技術とし
ては、たとえば、「特開2000-231491号公
報」、「特開2000-215042号公報」、「特開
2000-207217号公報」、「特開2000-09
0011号公報」、「特開2000-089939号公
報」、「特開平07-200306号公報」、「特開平
07-200305号公報」、「特開平05-15870
3号公報」、「特開平04-167139号公報」記載
の技術がある。
【0003】上述の従来技術について図6を参照して説
明する。
【0004】図6は、上述した従来技術の構成を示すブ
ロック図である。
【0005】図6を参照すると、上述した従来技術は、
CPU11C、不揮発メモリ21C、RAM31Cとを
含む系と、CPU12C、不揮発メモリ22C、RAM
32Cとを含む系との2重化された構成をとり、たとえ
ば、不揮発メモリ21CにメインプログラムA記憶部2
12C、メインプログラムB記憶部213C、さらに、
不揮発メモリ22CにメインプログラムA記憶部222
C、メインプログラムB記憶部223Cを加えた複数の
記憶領域を設け、旧メインプログラムを残しながら、一
方のメインプログラムを書き換えている。すなわち、メ
インプログラムを二重あるいは多重管理することによ
り、異常発生時の対策をしている。また、一方のメイン
プログラム記憶部311C(または、メインプログラム
記憶部321C)に新メインプログラムを正常に書き込
めた場合に、新メインプログラムに処理を移し、異常が
発生した場合には、旧メインプログラムを実行すること
により再書き込みを試みている。
【0006】また、さらに、「特開2001-0279
54号公報」、「特開平11-272642号公報」、
「特開平10-083358号公報」、「特開平07-0
98659号公報」、「特開平05-040619号公
報」、「特開平04-319737号公報」記載の技術
がある。
【0007】上述の従来技術について図7を参照して説
明する。
【0008】図7は、上述した従来技術の構成を示すブ
ロック図である。
【0009】図7を参照すると、上述した従来技術は、
CPU11D、不揮発メモリ21D、RAM31Dとを
含む系と、CPU12D、不揮発メモリ22D、RAM
32Dとを含む系との2重化された構成をとり、たとえ
ば、不揮発メモリ21Dに非常用プログラム記憶部21
2D、メインプログラム記憶部213D、さらに、不揮
発メモリ22Dに非常用プログラム記憶部222D、メ
インプログラム記憶部223Dを加えた複数の記憶領域
を設け、RAM31Dのメインプログラム記憶部311
D、または、RAM32Dのメインプログラム記憶部3
11D内のメインプログラム更新時に異常が発生する
と、非常用プログラムを動作させている。
【0010】また、「特開平09-073437号公
報」記載の技術では、共通監視用、個別制御用に機能を
分け共通監視用から個別制御用に毎回プログラムをダウ
ンロードするシステムとし、共通監視用のシステムが障
害によりダウンした場合、システム全体に影響がおよぶ
構成をとっている。
【0011】また、「特開平7−200282号公報」
記載の技術は、二重化メモリの交差に判定・書き込み回
路を持ち、引継情報が格納されている領域のメモリ内容
をそれぞれ互いに比較し、タンバイ系のメモリ内容がア
クト系のメモリ内容と不一致であればアクト系のメモリ
内容に合わせて更新し、基本機能を順次処理することに
よりアクト系の引継情報内容をスタンバイ系にコピー
し、すべてのコピーが終了すると系構成を切り替えて、
新アクト系となったプロセッサが新プログラムでの動作
を継続する構成をとっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の技術の
第1の問題点は、資源を大量に消費することである。
【0013】その理由は、不揮発メモリへのプログラム
書き込み異常発生に対処するために、不揮発メモリに冗
長なプログラムを格納する領域を確保する必要があるか
らである。また、非常用プログラムや非常用ハードウェ
アが必要となるからである。
【0014】第2の問題点は、不揮発メモリの交換を引
き起こす場合があることである。
【0015】その理由は、不揮発メモリ上のプログラム
の不具合等では、妥当性チェックで不正とならず正常に
書き込まれる可能性があり、このような場合、復旧する
ためのプログラムを立ち上げることができなくなる可能
性がある。その場合、不揮発メモリを交換する必要が生
じるが、特に不揮発メモリが基盤から取り外しできない
構造である場合には工数がかかる。
【0016】第3の問題点は、ダウンロード制御処理が
複雑なことである。
【0017】本発明の目的は、二重化されたシステムに
おいてデュアルポートメモリを利用してダウンロードを
行うことで、上記に対応できるようなプログラム更新方
法を実現することである。また、現用系における主シス
テム処理の負担を軽減し、プログラム異常が発生した場
合にも直ちにプログラムを復旧することができるような
ダウンロード処理を実現し、プログラムを配布するダウ
ンロード元を集中固定化する方法では障害発生時にシス
テムが有効に働かない危険性をなくすことである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のプログラ
ム更新システムは、第1の処理システムと、第2の処理
システムと、前記第1の処理システム、前記第2の処理
システムからアクセス可能なシステム制御情報記憶部、
汎用データ記憶部を含むデュアルポートメモリとを有
し、前記第2の処理システムによる前記システム制御情
報記憶部内のプログラム更新事象フラグのセットを検出
すると、メインプログラムを前記汎用データ記憶部に格
納し、前記システム制御情報記憶部内のダウンロード事
象フラグをセットし、前記第2の処理システムによるプ
ログラム更新事象フラグがクリアを検出すると、ダウン
ロード事象フラグをクリアする前記第1の処理システム
を有することを特徴とする。
【0019】本発明の第2のプログラム更新システム
は、第1の不揮発メモリを備える第1の処理システム
と、第2の不揮発メモリを備える第2の処理システム
と、前記第1の処理システム、前記第2の処理システム
からアクセス可能なシステム制御情報記憶部、汎用デー
タ記憶部を含むデュアルポートメモリとを有し、前記シ
ステム制御情報記憶部内のプログラム更新事象フラグの
セットを検出すると、メインプログラムを前記汎用デー
タ記憶部に格納し、前記システム制御情報記憶部内のダ
ウンロード事象フラグをセットし、前記第2の処理シス
テムによりプログラム更新事象フラグのクリアを検出す
ると、ダウンロード事象フラグをクリアする前記第1の
処理システムと、メインプログラムを更新する条件が成
立すると、プログラム更新事象フラグをセットし、ダウ
ンロード事象フラグのセットを検出すると、前記汎用デ
ータ記憶部内のメインプログラムを実行し、前記汎用デ
ータ記憶部内のメインプログラム自身を前記第2の不揮
発メモリに格納し、メインプログラム更新事象フラグを
クリアする前記第2の処理システムと、を有することを
特徴とする。
【0020】本発明の第3のプログラム更新システム
は、第1の処理システムと、第2の処理システムと、前
記第1の処理システム、前記第2の処理システムからア
クセス可能なシステム制御情報記憶部、汎用データ記憶
部を含むデュアルポートメモリとを有し、前記第2の処
理システムによる前記システム制御情報記憶部内のプロ
グラム更新事象フラグのセットを検出すると、プログラ
ム更新事象フラグのクリアを検出しない間は、前記第2
の処理システムによるダウンロード事象フラグの状態に
従いメインプログラムブロックを順次、前記汎用データ
記憶部に格納し、プログラム更新事象フラグのクリアを
検出すると、ダウンロード事象フラグをクリアする前記
第1の処理システムを有することを特徴とする。
【0021】本発明の第4のプログラム更新システム
は、第1の不揮発メモリ、第1のランダムアクセスメモ
リを備える第1の処理システムと、第2の不揮発メモ
リ、第2のランダムアクセスメモリを備える第2の処理
システムと、前記第1の処理システム、前記第2の処理
システムからアクセス可能なシステム制御情報記憶部、
汎用データ記憶部を含むデュアルポートメモリとを有
し、前記第2の処理システムによる前記システム制御情
報記憶部内のプログラム更新事象フラグのセットを検出
すると、プログラム更新事象フラグのクリアを検出しな
い間は、前記第2の処理システムによるダウンロード事
象フラグの状態に従いメインプログラムブロックを1ブ
ロックずつ順次、前記汎用データ記憶部に格納し、ダウ
ンロード事象フラグをセットし、プログラム更新事象フ
ラグのクリアを検出すると、ダウンロード事象フラグを
クリアする前記第1の処理システムと、メインプログラ
ムを更新する条件が成立すると、プログラム更新事象フ
ラグをセットし、ダウンロード事象フラグのセットを検
出すると、前記汎用データ記憶部内のメインプログラム
ブロックを1ブロックずつダウンロード事象フラグをク
リアしながら前記第2のランダムアクセスメモリに格納
し、前記ランダムアクセスメモリ内のメインプログラム
を実行し、前記ランダムアクセスメモリ内のメインプロ
グラム自身を前記第2の不揮発メモリに格納し、メイン
プログラム更新事象フラグをクリアする前記第2の処理
システムと、有することを特徴とする。
【0022】本発明の第1のプログラム更新方法は、第
1の処理システムと、第2の処理システムと、前記第1
の処理システム、前記第2の処理システムからアクセス
可能なシステム制御情報記憶部、汎用データ記憶部を含
むデュアルポートメモリとを利用し、前記第2の処理シ
ステムによる前記システム制御情報記憶部内のプログラ
ム更新事象フラグのセットを検出すると、メインプログ
ラムを前記汎用データ記憶部に格納し、前記システム制
御情報記憶部内のダウンロード事象フラグをセットし、
前記第2の処理システムによるプログラム更新事象フラ
グがクリアを検出すると、ダウンロード事象フラグをク
リアする処理を前記第1の処理システムにさせる手順を
含むことを特徴とする。
【0023】本発明の第2のプログラム更新方法は、第
1の不揮発メモリを備える第1の処理システムと、第2
の不揮発メモリを備える第2の処理システムと、前記第
1の処理システム、前記第2の処理システムからアクセ
ス可能なシステム制御情報記憶部、汎用データ記憶部を
含むデュアルポートメモリとを利用し、前記システム制
御情報記憶部内のプログラム更新事象フラグのセットを
検出すると、メインプログラムを前記汎用データ記憶部
に格納し、前記システム制御情報記憶部内のダウンロー
ド事象フラグをセットし、前記第2の処理システムによ
りプログラム更新事象フラグのクリアを検出すると、ダ
ウンロード事象フラグをクリアする処理を前記第1の処
理システムにさせる第1の手順と、メインプログラムを
更新する条件が成立すると、プログラム更新事象フラグ
をセットし、ダウンロード事象フラグのセットを検出す
ると、前記汎用データ記憶部内のメインプログラムを実
行し、前記汎用データ記憶部内のメインプログラム自身
を前記第2の不揮発メモリに格納し、メインプログラム
更新事象フラグをクリアする処理を前記第2の処理シス
テムにさせる第2の手順と、を含むことを特徴とする。
【0024】本発明の第3のプログラム更新方法は、第
1の処理システムと、第2の処理システムと、前記第1
の処理システム、前記第2の処理システムからアクセス
可能なシステム制御情報記憶部、汎用データ記憶部を含
むデュアルポートメモリとを利用し、前記第2の処理シ
ステムによる前記システム制御情報記憶部内のプログラ
ム更新事象フラグのセットを検出すると、プログラム更
新事象フラグのクリアを検出しない間は、前記第2の処
理システムによるダウンロード事象フラグの状態に従い
メインプログラムブロックを順次、前記汎用データ記憶
部に格納し、プログラム更新事象フラグのクリアを検出
すると、ダウンロード事象フラグをクリアする処理を前
記第1の処理システムにさせる手順を含むことを特徴と
する。
【0025】本発明の第4のプログラム更新方法は、第
1の不揮発メモリ、第1のランダムアクセスメモリを備
える第1の処理システムと、第2の不揮発メモリ、第2
のランダムアクセスメモリを備える第2の処理システム
と、前記第1の処理システム、前記第2の処理システム
からアクセス可能なシステム制御情報記憶部、汎用デー
タ記憶部を含むデュアルポートメモリとを利用し、前記
第2の処理システムによる前記システム制御情報記憶部
内のプログラム更新事象フラグのセットを検出すると、
プログラム更新事象フラグのクリアを検出しない間は、
前記第2の処理システムによるダウンロード事象フラグ
の状態に従いメインプログラムブロックを1ブロックず
つ順次、前記汎用データ記憶部に格納し、ダウンロード
事象フラグをセットし、プログラム更新事象フラグのク
リアを検出すると、ダウンロード事象フラグをクリアす
る処理を前記第1の処理システムにさせる第1の手順
と、メインプログラムを更新する条件が成立すると、プ
ログラム更新事象フラグをセットし、ダウンロード事象
フラグのセットを検出すると、前記汎用データ記憶部内
のメインプログラムブロックを1ブロックずつダウンロ
ード事象フラグをクリアしながら前記第2のランダムア
クセスメモリに格納し、前記ランダムアクセスメモリ内
のメインプログラムを実行し、前記ランダムアクセスメ
モリ内のメインプログラム自身を前記第2の不揮発メモ
リに格納し、メインプログラム更新事象フラグをクリア
する処理を前記第2の処理システムにさせる第2の手順
と、含むことを特徴とする。
【0026】本発明の第1のプログラム更新プログラム
は、第1の処理システムと、第2の処理システムと、前
記第1の処理システム、前記第2の処理システムからア
クセス可能なシステム制御情報記憶部、汎用データ記憶
部を含むデュアルポートメモリとを利用し、前記第2の
処理システムによる前記システム制御情報記憶部内のプ
ログラム更新事象フラグのセットを検出すると、メイン
プログラムを前記汎用データ記憶部に格納し、前記シス
テム制御情報記憶部内のダウンロード事象フラグをセッ
トし、前記第2の処理システムによるプログラム更新事
象フラグがクリアを検出すると、ダウンロード事象フラ
グをクリアする処理を前記第1の処理システムに実行さ
せることを特徴とする。
【0027】本発明の第2のプログラム更新プログラム
は、第1の不揮発メモリを備える第1の処理システム
と、第2の不揮発メモリを備える第2の処理システム
と、前記第1の処理システム、前記第2の処理システム
からアクセス可能なシステム制御情報記憶部、汎用デー
タ記憶部を含むデュアルポートメモリとを利用し、前記
システム制御情報記憶部内のプログラム更新事象フラグ
のセットを検出すると、メインプログラムを前記汎用デ
ータ記憶部に格納し、前記システム制御情報記憶部内の
ダウンロード事象フラグをセットし、前記第2の処理シ
ステムによりプログラム更新事象フラグのクリアを検出
すると、ダウンロード事象フラグをクリアする処理を前
記第1の処理システムに実行させ、メインプログラムを
更新する条件が成立すると、プログラム更新事象フラグ
をセットし、ダウンロード事象フラグのセットを検出す
ると、前記汎用データ記憶部内のメインプログラムを実
行し、前記汎用データ記憶部内のメインプログラム自身
を前記第2の不揮発メモリに格納し、メインプログラム
更新事象フラグをクリアする処理を前記第2の処理シス
テムに実行させることを特徴とする。
【0028】本発明の第3のプログラム更新プログラム
は、第1の処理システムと、第2の処理システムと、前
記第1の処理システム、前記第2の処理システムからア
クセス可能なシステム制御情報記憶部、汎用データ記憶
部を含むデュアルポートメモリとを利用し、前記第2の
処理システムによる前記システム制御情報記憶部内のプ
ログラム更新事象フラグのセットを検出すると、プログ
ラム更新事象フラグのクリアを検出しない間は、前記第
2の処理システムによるダウンロード事象フラグの状態
に従いメインプログラムブロックを順次、前記汎用デー
タ記憶部に格納し、プログラム更新事象フラグのクリア
を検出すると、ダウンロード事象フラグをクリアする処
理を前記第1の処理システムに実行させることを特徴と
する。
【0029】本発明の第4のプログラム更新プログラム
は、第1の不揮発メモリ、第1のランダムアクセスメモ
リを備える第1の処理システムと、第2の不揮発メモ
リ、第2のランダムアクセスメモリを備える第2の処理
システムと、前記第1の処理システム、前記第2の処理
システムからアクセス可能なシステム制御情報記憶部、
汎用データ記憶部を含むデュアルポートメモリとを利用
し、前記第2の処理システムによる前記システム制御情
報記憶部内のプログラム更新事象フラグのセットを検出
すると、プログラム更新事象フラグのクリアを検出しな
い間は、前記第2の処理システムによるダウンロード事
象フラグの状態に従いメインプログラムブロックを1ブ
ロックずつ順次、前記汎用データ記憶部に格納し、ダウ
ンロード事象フラグをセットし、プログラム更新事象フ
ラグのクリアを検出すると、ダウンロード事象フラグを
クリアする処理を前記第1の処理システムに実行させ、
メインプログラムを更新する条件が成立すると、プログ
ラム更新事象フラグをセットし、ダウンロード事象フラ
グのセットを検出すると、前記汎用データ記憶部内のメ
インプログラムブロックを1ブロックずつダウンロード
事象フラグをクリアしながら前記第2のランダムアクセ
スメモリに格納し、前記ランダムアクセスメモリ内のメ
インプログラムを実行し、前記ランダムアクセスメモリ
内のメインプログラム自身を前記第2の不揮発メモリに
格納し、メインプログラム更新事象フラグをクリアする
処理を前記第2の処理システムに実行させることを特徴
とする。
【0030】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
について図面を参照して詳細に説明する。
【0031】図1は、本発明の第1の実施の形態の構成
を示すブロック図である。
【0032】図1を参照すると、本発明の第1の実施の
形態は、プロセッサであるCPU11と、不揮発メモリ
と、RAM31(ランダムアクセスメモリ)と、補助記
憶71(ハードディスク等)と、通信手段81とを備え
る処理システム10と、プロセッサであるCPU12
と、不揮発メモリと、RAM32(ランダムアクセスメ
モリ)と、補助記憶72(ハードディスク等)と、通信
手段82とを備える処理システム20と、処理システム
10、および、処理システム20からアクセスできる共
通のデュアルポートメモリ40(同時に2データを読み
出せるメモリであればよい)とから構成される。
【0033】ここで、処理システム10、処理システム
20の2システムの2重化について説明するが、3重化
以上でも可能である。
【0034】CPU11は、バス510を通じて不揮発
メモリ21と、バス511を通じてRAM31と、バス
512を通じてデュアルポートメモリ40と、バス51
3を通じて補助記憶71と、バス514を通じて通信手
段81と接続され、これらから読み込み、もしくは、こ
れらに書き込みをすることが可能である。また、CPU
12は、バス520を通じて不揮発メモリ22と、バス
521を通じてRAM32と、バス522を通じてデュ
アルポートメモリ40と、バス523を通じて補助記憶
72、バス524を通じて通信手段82と接続され、こ
れらから読み込み、もしくは、これらに書き込みをする
ことが可能である。
【0035】一般的に、バス510、バス511、バス
512、バス513、および、バス514は同一のバス
として構成される。また、バス520、バス521、バ
ス522、バス523、および、バス524も同一のバ
スとして構成される。
【0036】不揮発メモリ21は、内部にブートプログ
ラム記憶部211、メインプログラム記憶部212を配
置している。また、不揮発メモリ22は、内部にブート
プログラム記憶部221、メインプログラム記憶部22
2を配置している。不揮発メモリ21、不揮発メモリ2
2は、通常よく使用されているEEPROM、フラッシ
ュメモリ等で構成される。本発明の第1の実施の形態に
おいては、メインプログラム記憶部212、または、メ
インプログラム記憶部222に格納されているメインプ
ログラム(たとえば、処理システム10、または、処理
システム10の動作が記述されるオペレーティングシス
テム)が更新される。
【0037】また、ブートプログラム記憶部211、お
よび、ブートプログラム記憶部221は、それぞれ、メ
インプログラム記憶部212、および、メインプログラ
ム記憶部222に格納されたメインプログラムの妥当性
をチェックし、正常なメインプログラムを選択的に起動
するためのブートプログラムが格納されている。もし、
メインプログラムに妥当性チェックで異常が検出された
場合には、他系(処理システム10に対しては処理シス
テム20、処理システム20に対しては処理システム1
0)からメインプログラムをダウンロードし、メインプ
ログラム記憶部212、あるいは、メインプログラム記
憶部212の内容を書き換える。
【0038】RAM31、および、RAM32は、それ
ぞれの処理システム10、処理システム10で利用でき
るローカルな揮発性ランダムアクセスメモリ等である。
【0039】デュアルポートメモリ40は、内部にシス
テム制御情報記憶部401、ならびに、汎用データ記憶
部402を配置している。デュアルポートメモリ40
は、共有可能な代表的メモリであり、資源を調停する機
能を有している。そのため、二重化された処理システム
10、処理システム20のどちらからでも内容の読み書
きが可能である。ここでは、デュアルポートメモリ40
は、共有可能なメモリ一般を指すものである。
【0040】システム制御情報記憶部401には、二重
化された処理システム10、処理システム20間の制御
情報、および、処理システム10、処理システム20に
共有の管理情報が格納されており、汎用データ記憶部ア
ドレスおよび汎用データ記憶部サイズ、現用系メインプ
ログラム版数、プログラム更新要求フラグ、プログラム
更新事象フラグ、ダウンロード事象フラグ等が含まれ
る。
【0041】また、汎用データ記憶部402には、二重
化された処理システム10、処理システム20間でやり
取りされる一時的なデータが格納されており、資源の獲
得、解放により動的に再利用可能なメモリ領域を提供す
る。また、現用系(動作している方の処理システム1
0、または、処理システム20)が汎用データ記憶部4
02の資源管理をすることで更新したいプログラムが改
ざんされることを防止する。
【0042】補助記憶71、および、補助記憶72は、
ローカルな記憶手段である。一般的に磁気媒体や光記憶
媒体等からプログラムをダウンロードする際に使用され
る。通信手段81、および、通信手段82は、それぞ
れ、処理システム10、処理システム20の外部との通
信を実施する。ここではシリアル、パラレル、イーサネ
ット(登録商標)等の手段である。
【0043】図1において、処理システム10、処理シ
ステム20は、全体として二重化システムを構成してい
る。処理システム10、処理システム20のどちらか一
方が現用系となり主システム動作を受け持つ。また、も
う一方は、いつでも現用系から主動作を引き継いで現用
系となれるよう待機系として動作する。現用系に障害が
発生した場合、現用系は新待機系に、待機系は、現用系
の処理を引き継いで新現用系に切り替わる。引き継ぎす
るために必要な情報は全てデュアルポートメモリ40内
のシステム制御情報記憶部401に格納しておく。した
がって、いつでも引き継ぐことができるよう、現用系の
障害に限らず、待機系の障害に関しても直ちに復旧され
る必要がある。
【0044】待機系において、プログラム異常、あるい
は、プログラム更新要求や新規プログラムが検出された
場合、デュアルポートメモリ40内に配置された汎用デ
ータ記憶部402を介して現用系からプログラムの提供
を受ける。その後、当該プログラムを実行してプログラ
ム自身を待機系のメインプログラム記憶部222(ある
いは、メインプログラム記憶部212)に書き込む。書
き換え完了後、待機系のメインプログラム記憶部222
(あるいは、メインプログラム記憶部212)に書き込
まれたプログラムを実行し、プログラム更新処理から抜
ける。当該更新処理の間、現用系では、CPU11(ま
たはCPU12)、が現用系のメインプログラム記憶部
212(または、メインプログラム記憶部222)、ま
たは、補助記憶71(または補助記憶71)、あるい
は、通信手段81(または通信手段82)からメインプ
ログラムを読み込み、汎用データ記憶部402を介し
て、待機系に提供する。
【0045】説明の便宜上、図1の二重化された処理シ
ステム10を現用系、処理システム20を待機系とす
る。なお、処理システム10を待機系、処理システム2
0を現用系に切り替えた場合には、構成要素番号の左か
ら2番目の文字の1および2を読み替えて、同様に説明
することができる。
【0046】図2は、本発明の第1の実施の形態の処理
システム10、および、処理システム20のメモリマッ
プの一例を示す説明図である。
【0047】図2を参照すると、メモリアドレスZZZ
Zに割り当てられたブートプログラム記憶部211、お
よび、ブートプログラム記憶部221は、それぞれ、不
揮発メモリ21、不揮発メモリ22内に配置され、格納
されているプログラムはメインプログラムの妥当性チェ
ック、および、メインプログラムの選択的起動を行うも
のであり、システム立ち上げ時に実行される。
【0048】メモリアドレスYYYYに割り当てられた
メインプログラム記憶部212、および、メインプログ
ラム記憶部222は、それぞれ、不揮発メモリ21、不
揮発メモリ22内に配置され、通常のシステムの動作を
する。メモリアドレスVVVVに割り当てられたデュア
ルポートメモリ40内のシステム制御情報記憶部401
は、二重化された処理システム10、処理システム20
間で共有する制御情報を格納する。
【0049】メモリアドレスXXXXに割り当てられた
デュアルポートメモリ40内の汎用データ記憶部402
は、処理システム10、処理システム20間でやり取り
されるデータを格納するものであり、資源の獲得、開放
は現用系が行う。メモリアドレスVVVVに割り当てら
れたデュアルポートメモリ40内のシステム制御情報記
憶部401は、汎用データ記憶部アドレス(XXXXを
指す)、汎用データ記憶部サイズ(汎用データ記憶部4
02のサイズ)、現用系メインプログラム版数、プログ
ラム更新要求フラグ、プログラム更新事象フラグ、およ
び、ダウンロード事象フラグを含む。
【0050】なお、処理システム10、処理システム2
0のメモリマップにおいて、当該デュアルポートメモリ
40のメモリ領域は同一アドレスに割り当てられる。
【0051】次に、本発明の第1の実施の形態の動作に
ついて図面を参照して説明する。
【0052】図3は、本発明の第1の実施の形態の動作
を示すフローチャートである。
【0053】最初に、処理システム10の動作から説明
を行う。この動作は、処理システム10で、実行される
アプリケーションプログラムの動作である。このアプリ
ケーションプログラムは、たとえば、一定時間ごとに起
動される。
【0054】図3を参照すると、処理システム10で
は、まず、処理システム20にメインプログラムをダウ
ンロードする必要があるかどうかをシステム制御情報記
憶部401のメインプログラム更新事象フラグを調べて
判断する(図3ステップS10)。たとえば、システム
制御情報記憶部401を通じて、処理システム20から
メインプログラム更新事象セット通知を受けた時、メイ
ンプログラムをダウンロードする必要性が生じる。ダウ
ンロードする必要がない場合、すなわち、メインプログ
ラム更新事象フラグがセットされていないと(図3ステ
ップS10/NO)、処理を終了して通常動作に戻る。
【0055】メインプログラム更新の必要がある場合に
は、すなわち、メインプログラム更新事象フラグがセッ
トされていると(図3ステップS10/YES)、汎用
データ記憶部402を資源として獲得する(図3ステッ
プS11)。資源が既に使用中であるならば使用可能な
状態になるまで待ち合わせる。
【0056】次に、不揮発メモリ21のメインプログラ
ム記憶部212、または、補助記憶71、または、通信
手段81からメインプログラムを読み込み、デュアルポ
ートメモリ40の汎用データ記憶部402に格納する。
このとき、システム制御情報記憶部401内に汎用デー
タ記憶部アドレスおよび汎用データ記憶部サイズ等のダ
ウンロード制御情報を格納し(図3ステップS12)、
システム制御情報記憶部401内のダウンロード事象フ
ラグをセットする(図3ステップS13)。
【0057】その後、システム制御情報記憶部401を
通じて、処理システム20からプログラム更新事象フラ
グのクリアを検出するまで、ポーリングしながら待ち合
わせる(図3ステップS14)。このとき、通常のシス
テム動作を行いながら待ち合わせることが可能である。
メインプログラム更新事象フラグのクリアを検出すると
(図3ステップS14/YES)、システム制御情報記
憶部401内のダウンロード事象フラグをクリアする
(図3ステップS15)。
【0058】最後に、メインプログラムが格納されてい
た汎用データ記憶部402の資源を解放し、本処理を終
了する(図3ステップS16)。
【0059】続いて、処理システム20の動作について
説明する。
【0060】処理システム20は、電源がオンされる
と、不揮発メモリ22内のブートプログラム記憶部22
1のブートプログラムが動作する。以下において、ステ
ップS30〜S34の処理はブートプログラムにより処
理される。ブートプログラムは、まず、システム制御情
報記憶部401内のメインプログラム更新事象フラグを
クリアする(図3ステップS30)。次に、処理システ
ム20のメインプログラム更新事象検出動作を行う(図
3ステップS31)。
【0061】待機系のメインプログラム更新事象は以下
の通りである。
【0062】(1)待機系のメインプログラムに異常が
検出された場合。
【0063】(2)現用系メインプログラムの版数が待
機系のメインプログラムの版数より新しい場合。
【0064】(3)現用系、あるいは、待機系から待機
系のメインプログラム更新を要求された場合。
【0065】上記項目(1)については、たとえば、メ
インプログラム記憶部222のサムチェック、あるい
は、識別文字列認識等による妥当性確認、項目(2)に
ついては、システム制御情報記憶部401内の現用系メ
インプログラム版数と待機系のメインプログラム版数
(待機系の内部に格納されている)との比較確認、項目
(3)については、システム制御情報記憶部401内の
メインプログラム更新要求フラグがセットされているの
を検出することにより行われる。メインプログラム更新
要求フラグは、上位装置あるいは保守機能等からのプロ
グラム更新要求発生時に、現用系または待機系によって
セットされ、メインプログラム更新完了時に、待機系に
よって2クリアされる。
【0066】ここで、メインプログラムを更新する必要
がない場合、(図3ステップS31/NO)、通常の動
作に戻る。メインプログラムを更新する必要がある場合
(図3ステップS31/YES)、システム制御情報記
憶部401内のダウンロード事象フラグがクリアされて
いるかどうか調べ(図3ステップS32)、現用系のダ
ウンロード準備ができるまで待ち合わせる。ダウンロー
ド事象フラグがクリアされていると(図3ステップS3
2/YES)、システム制御情報記憶部401を通じ
て、メインプログラム更新事象フラグをセットし、処理
システム10に通知する(図3ステップS33)。
【0067】次に、システム制御情報記憶部401を通
じて、処理システム10からダウンロード事象フラグが
セットがされたのを検出をするまで待ち合わせる(図3
のステップS34)。ダウンロード事象フラグがセット
がされたのを検出をすると(図3ステップS34/YE
S)、正常時には図2のメモリアドレスYYYYに処理
を移すところを、システム制御情報記憶部401内の汎
用データ記憶部アドレスXXXXで指定されるデュアル
ポートメモリ40の汎用データ記憶部402内のメイン
プログラムに処理を移し、メインプログラムが実行され
る(図3ステップS35)。このとき、システム制御情
報記憶部401内の汎用データ記憶部アドレスXXX
X、および、汎用データ記憶部サイズ等の情報が使用さ
れる。
【0068】次に、メインプログラムは、プログラム更
新事象がセットされていると、汎用データ記憶部402
内に格納されたメインプログラム書き換え処理を実行す
る(図3ステップS36)。当該メインプログラム書き
換え処理では、汎用データ記憶部402に格納されたメ
インプログラムを、不揮発メモリ22のメインプログラ
ム記憶部222(アドレスはYYYY)に書き込む。次
に、当該メインプログラム書き換え処理では、システム
制御情報記憶部401内のメインプログラム更新事象フ
ラグをクリアする(図3ステップS37)。最後に、た
とえば、処理システム20のCPU12をリセットし、
上記処理により書き込まれたメインプログラム記憶部2
22のメモリアドレスYYYYで指定されるメインプロ
グラムに実行を移す(図3ステップS38)。
【0069】次に、本発明の第2の実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0070】構成は、図1に示す本発明の第1の実施の
形態と同一であるが、RAM31、RAM32を利用す
る点が異なる。特に、メインプログラムのサイズよりも
デュアルポートメモリ40の容量が小さい場合等に有効
である。
【0071】説明の便宜上、図1の二重化されたシステ
ムの処理システム10を現用系、処理システム20を待
機系とする。なお、処理システム10を待機系、処理シ
ステム20を現用系に切り替えた場合には、構成要素番
号の左から2番目の文字の1および2を読み替えて、同
様に説明することができる。
【0072】図4は、本発明の第2の実施の形態の処理
システム10、および、処理システム20のメモリマッ
プの一例を示す説明図である。
【0073】図4を参照すると、メモリアドレスZZZ
Zに割り当てられたブートプログラム記憶部211、お
よび、ブートプログラム記憶部221は、それぞれ、不
揮発メモリ21、不揮発メモリ22内に配置され、格納
されているプログラムはメインプログラムの妥当性チェ
ック、および、メインプログラムの選択的起動を行うも
のであり、システム立ち上げ時に実行される。
【0074】メモリアドレスYYYYに割り当てられた
メインプログラム記憶部212、および、メインプログ
ラム記憶部222は、それぞれ、不揮発メモリ21、不
揮発メモリ22内に配置され、通常のシステムの動作を
する。メモリアドレスVVVVに割り当てられたデュア
ルポートメモリ40内のシステム制御情報記憶部401
は、二重化された処理システム10、処理システム20
間で共有する制御情報を格納する。
【0075】メモリアドレスXXXXに割り当てられた
デュアルポートメモリ40内の汎用データ記憶部402
は、処理システム10、処理システム20間でやり取り
されるデータを格納するものであり、資源の獲得、開放
は現用系が行う。メモリアドレスVVVVに割り当てら
れたデュアルポートメモリ40内のシステム制御情報記
憶部401は、汎用データ記憶部アドレス(XXXXを
指す)、汎用データ記憶部サイズ(汎用データ記憶部4
02のサイズ)、現用系メインプログラム版数、プログ
ラム更新要求フラグ、プログラム更新事象フラグ、およ
び、ダウンロード事象フラグを含む。
【0076】また、メモリアドレスTTTTに割り当て
られたRAM32の一時格納領域には、分割ダウンロー
ドされたメインプログラム先頭ブロック321〜メイン
プログラム最終ブロック32Nのメインプログラムの断
片(メインプログラムブロック)が順々に連続格納され
る。
【0077】次に本発明の第2の実施の形態の動作につ
いて図面を参照して詳細に説明する。
【0078】図5は、本発明の第2の実施の形態の動作
を示すフローチャートである。
【0079】最初に、処理システム10の動作から説明
を行う。この動作は、処理システム10で、実行される
アプリケーションプログラムの動作である。このアプリ
ケーションプログラムは、たとえば、一定時間ごとに起
動される。
【0080】図5参照すると、処理システム10では、
まず、処理システム20にメインプログラムをダウンロ
ードする必要があるかどうかをシステム制御情報記憶部
401のメインプログラム更新事象フラグを調べて判断
する(図5ステップS10’)。たとえば、システム制
御情報記憶部401を通じて、処理システム20からメ
インプログラム更新事象セット通知を受けた時、メイン
プログラムをダウンロードする必要性が生じる。ダウン
ロードする必要がない場合、すなわち、メインプログラ
ム更新事象フラグがセットされていないと(図5ステッ
プS10’/NO)、処理を終了して通常動作に戻る。
【0081】メインプログラム更新の必要がある場合に
は、すなわち、メインプログラム更新事象フラグがセッ
トされていると(図5ステップS10’/YES)、汎
用データ記憶部402の資源を獲得する(図5ステップ
S11’)。資源が既に使用中であるならば使用可能な
状態になるまで待ち合わせる。
【0082】次に、システム制御情報記憶部401内に
汎用データ記憶部アドレスおよび汎用データ記憶部サイ
ズ等のダウンロード制御情報を格納し、次に、不揮発メ
モリ21のメインプログラム記憶部212、または、補
助記憶71、または、通信手段81からメインプログラ
ムブロック10を1つ読み込み、デュアルポートメモリ
40の汎用データ記憶部402に格納し(図5ステップ
S12’)、システム制御情報記憶部401内のダウン
ロード事象フラグをセットする(図5ステップS1
3’)。
【0083】次に、プログラム更新事象フラグがクリア
されているかどうか検出し(図5ステップS14’)、
メインプログラム更新事象フラグのクリアを検出しない
場合には(図3ステップS14’/NO)、システム制
御情報記憶部401を通じて、処理システム20により
ダウンロード事象フラグがクリアされたかどうか検出し
(図5ステップS15’)、ダウンロード事象フラグが
クリアされていればいなければ(図5ステップS15’
/NO)、ステップS14’に戻る。
【0084】ダウンロード事象フラグがクリアされてい
れば(図5ステップS15’/YES)、全メインプロ
グラムのダウンロードが完了したかどうか調べ(図5ス
テップS16’)、完了していない場合には(図5ステ
ップS16’/NO)、次のメインプログラムブロック
をダウンロードするため、ステップS12’に戻る。全
メインプログラムのダウンロードが完了した場合には、
メインプログラムが格納されていた資源」としての汎用
データ記憶部402を解放する(図5のステップS1
7’)。
【0085】その後、システム制御情報記憶部401を
通じて、処理システム20からプログラム更新事象フラ
グのクリアを検出するまで、ポーリングしながら待ち合
わせる(図5ステップS18’)。
【0086】処理が中断状態になった場合、すなわち、
メインプログラム更新事象フラグのクリアが検出された
場合には(図3ステップS14’/YES)、ダウンロ
ード事象フラグをクリアする(図5のステップS1
9’)。次に、メインプログラムが格納されていた資源
としての汎用データ記憶部402を解放して処理を終了
する(図5ステップS20’)。
【0087】続いて、処理システム20側の動作につい
て説明する。以下において、ステップS30’〜ステッ
プS37’の処理は、ブートプログラム記憶部221内
のブートプログラムにより処理される。
【0088】ブートプログラムは、まず、システム制御
情報記憶部401内のメインプログラム更新事象フラグ
をクリアする(図5ステップS30’)。次に、処理シ
ステム20のメインプログラム更新事象検出動作を行う
(図5ステップS31’)。
【0089】待機系のメインプログラム更新事象は本発
明の第1の実施の形態と同一である。ここで、メインプ
ログラムを更新する必要がない場合には(図5ステップ
S31’/NO)、通常の動作に戻る。メインプログラ
ムを更新する必要がある場合には(図5ステップS3
1’/YES)、システム制御情報記憶部401内のダ
ウンロード事象フラグがクリアされているかどうか調べ
(図5ステップS32’)、現用系のダウンロード準備
ができるまで待ち合わせる。ダウンロード事象フラグが
クリアされていると(図5ステップS32’/YE
S)、システム制御情報記憶部401を通じて、メイン
プログラム更新事象フラグをセットし、処理システム1
0に通知する(図5ステップS33’)。
【0090】次に、システム制御情報記憶部401を通
じて、処理システム10からダウンロード事象フラグが
セットがされたのを検出をするまで待ち合わせる(図5
ステップS34’)。ダウンロード事象フラグがセット
がされたのを検出をすると(図3ステップS34’/Y
ES)、システム制御情報記憶部401内の汎用データ
記憶部アドレスXXXXで指定されるデュアルポートメ
モリ40の汎用データ記憶部402内のメインプログラ
ムブロックをRAM32の対応するアドレスに格納する
(図5ステップS35’)。このとき、システム制御情
報記憶部401内の汎用データ記憶部アドレスXXX
X、および、汎用データ記憶部サイズ等の情報が使用さ
れ、RAM32内の先頭ブロックから順々に格納される
(図5ステップS35’)。
【0091】次に、メインプログラムブロックの格納
後、システム制御情報記憶部401を通じて、ダウンロ
ード事象フラグをクリアする(図5のステップS3
6’)。次に、分割ダウンロードによりメインプログラ
ム全体の格納が完了したかどうか調べ(図5ステップS
37’)、完了していなければ(図5ステップS37’
/NO)、ステップS34’に戻り、次のメインプログ
ラムブロックのダウンロード、RAM32への格納を行
う。
【0092】メインプログラム全体のダウンロードが完
了すると(図5ステップS37’/YES)、RAM3
2内のメインプログラムに処理を移し、メインプログラ
ムが実行される(図3ステップS37)。
【0093】次に、メインプログラムは、プログラム更
新事象がセットされていると、RAM32内に格納され
たメインプログラム書き換え処理を実行する(図5ステ
ップS39’)。当該メインプログラム書き換え処理で
は、RAM32に格納されたメインプログラムを、不揮
発メモリ22のメインプログラム記憶部222(アドレ
スはYYYY)に書き込む。次に、当該メインプログラ
ム書き換え処理では、システム制御情報記憶部401内
のメインプログラム更新事象フラグをクリアする(図3
ステップS40’)。
【0094】以上のように本発明の第2の実施の形態で
は、メインプログラムを分割ダウンロードし、ローカル
なRAM32上でプログラムを実行するため、汎用デー
タ記憶部402の容量を小さくし、かつ、汎用データ記
憶部402を資源として占有する時間を短縮することが
可能である。
【0095】次に、本発明の第3の実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0096】本発明の第3の実施の形態は、処理システ
ム20によるシステム制御情報記憶部401内のプログ
ラム更新事象フラグのセットを検出すると(図5ステッ
プS10’)、プログラム更新事象フラグのクリアを検
出しない間は(図5ステップS14’/NO)、処理シ
ステム20によるダウンロード事象フラグの状態に従い
(図5ステップS15’)メインプログラムブロックを
1ブロックずつ順次、汎用データ記憶部402に格納し
(図5ステップS12’)、ダウンロード事象フラグを
セットし(図5ステップS13’)、プログラム更新事
象フラグのクリアを検出すると(図5ステップS14’
/NO)、ダウンロード事象フラグをクリアする(図5
ステップS19’)処理を処理システム10にさせる第
1の手順と、メインプログラムを更新する条件が成立す
ると(図5ステップS31’/YES)、プログラム更
新事象フラグをセットし(図5ステップS33’)、ダ
ウンロード事象フラグのセットを検出すると(図5ステ
ップS34’/YES)、汎用データ記憶部402内の
メインプログラムブロックを1ブロックずつダウンロー
ド事象フラグをクリアしながら(図5ステップS3
6’)RAM32に格納し(図5ステップS35’)、
RAM32内のメインプログラムを実行し(図5ステッ
プS38’)、RAM32内のメインプログラム自身を
不揮発メモリ22のメインプログラム記憶部222に格
納し(図5ステップS39’)、メインプログラム更新
事象フラグをクリアする(図5ステップS40’)処理
を処理システム20にさせる第2の手順と含む方法であ
る。
【0097】次に、本発明の第4の実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0098】本発明の第4の実施の形態は、処理システ
ム20によるシステム制御情報記憶部401内のプログ
ラム更新事象フラグのセットを検出すると(図5ステッ
プS10’)、プログラム更新事象フラグのクリアを検
出しない間は(図5ステップS14’/NO)、処理シ
ステム20によるダウンロード事象フラグの状態に従い
(図5ステップS15’)メインプログラムブロックを
1ブロックずつ順次、汎用データ記憶部402に格納し
(図5ステップS12’)、ダウンロード事象フラグを
セットし(図5ステップS13’)、プログラム更新事
象フラグのクリアを検出すると(図5ステップS14’
/NO)、ダウンロード事象フラグをクリアする(図5
ステップS19’)処理を処理システム10にさせる第
1のプログラムと、メインプログラムを更新する条件が
成立すると(図5ステップS31’/YES)、プログ
ラム更新事象フラグをセットし(図5ステップS3
3’)、ダウンロード事象フラグのセットを検出すると
(図5ステップS34’/YES)、汎用データ記憶部
402内のメインプログラムブロックを1ブロックずつ
ダウンロード事象フラグをクリアしながら(図5ステッ
プS36’)RAM32に格納し(図5ステップS3
5’)、RAM32内のメインプログラムを実行し(図
5ステップS38’)、RAM32内のメインプログラ
ム自身を不揮発メモリ22のメインプログラム記憶部2
22に格納し(図5ステップS39’)、メインプログ
ラム更新事象フラグをクリアする(図5ステップS4
0’)処理を処理システム20にさせる第2のプログラ
ムである。
【0099】
【発明の効果】本発明の第1の効果は、システム全体と
して信頼性および可用性を維持しながら、非常用ハード
ウェアあるいは別途デバイス制御処理を含む非常用プロ
グラムやメインプログラムを格納するための不揮発メモ
リ容量を削減できることである。
【0100】その理由は、現用系から待機系にメインプ
ログラムをダウンロードしてプログラム更新処理を行う
からである。すなわち、システム全体で、メインプログ
ラムを二重化しているからである。
【0101】第2の効果は、プログラム書き換え処理を
安全に行えるプログラムのみを書き込むことができるこ
とである。すなわち、プログラムの品質を確認しなが
ら、書き込みを行うことが可能である。
【0102】その理由は、更新したいプログラム自身を
事前に実行してメインプログラム書き換え処理を行うた
め、プログラムに不具合等があれば不揮発メモリへの書
き込みが正常に終了しないからである。書き込みが正常
に終了しない場合には、プログラム更新事象と認識され
るため、再度復旧することができる。様々な妥当性チェ
ックを行っただけでは、プログラムが正常に動作するこ
とを完全に保証できないが、書き込むプログラムを実行
し、それ自身を正常に書き込むことができれば実際にプ
ログラムを書き込めることを確認できる。
【0103】第3の効果は、待機系がプログラム更新処
理をしている間も現用系で通常の主処理を続けることが
可能で、さらに当該更新処理が現用系にかける負担が小
さいことである。
【0104】その理由は、システムを二重化し、RAM
と同様に読み書きすることが可能なデュアルポートメモ
リを両系間の情報共有手段として使用することで、ダウ
ンロード処理がデバイス制御処理を必要としない単純で
汎用性に富んだシーケンスで行われ、時間のかかる不揮
発メモリ書き換え処理は待機系のCPUにより行われる
からである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の2重化された処理
システムのメモリマップの一例を示す説明図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の動作を示すフロー
チャートである。
【図4】本発明の第2の実施の形態の2重化された処理
システムのメモリマップの一例を示す説明図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の動作を示すフロー
チャートである。
【図6】従来技術の構成を示すブロック図である。
【図7】従来技術の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 処理システム 11 CPU 12 CPU 20 処理システム 21 不揮発メモリ 22 不揮発メモリ 31 RAM 32 RAM 40 デュアルポートメモリ 71 補助記憶 72 補助記憶 81 通信手段 82 通信手段 211 ブートプログラム記憶部 212 メインプログラム記憶部 221 ブートプログラム記憶部 222 メインプログラム記憶部 401 システム制御情報記憶部 402 汎用データ記憶部 510 バス 511 バス 512 バス 513 バス 514 バス 520 バス 521 バス 522 バス 523 バス 524 バス

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の処理システムと、第2の処理シス
    テムと、前記第1の処理システム、前記第2の処理シス
    テムからアクセス可能なシステム制御情報記憶部、汎用
    データ記憶部を含むデュアルポートメモリとを有し、前
    記第2の処理システムによる前記システム制御情報記憶
    部内のプログラム更新事象フラグのセットを検出する
    と、メインプログラムを前記汎用データ記憶部に格納
    し、前記システム制御情報記憶部内のダウンロード事象
    フラグをセットし、前記第2の処理システムによるプロ
    グラム更新事象フラグがクリアを検出すると、ダウンロ
    ード事象フラグをクリアする前記第1の処理システムを
    有することを特徴とするプログラム更新システム。
  2. 【請求項2】 第1の不揮発メモリを備える第1の処理
    システムと、第2の不揮発メモリを備える第2の処理シ
    ステムと、前記第1の処理システム、前記第2の処理シ
    ステムからアクセス可能なシステム制御情報記憶部、汎
    用データ記憶部を含むデュアルポートメモリとを有し、
    前記システム制御情報記憶部内のプログラム更新事象フ
    ラグのセットを検出すると、メインプログラムを前記汎
    用データ記憶部に格納し、前記システム制御情報記憶部
    内のダウンロード事象フラグをセットし、前記第2の処
    理システムによりプログラム更新事象フラグのクリアを
    検出すると、ダウンロード事象フラグをクリアする前記
    第1の処理システムと、メインプログラムを更新する条
    件が成立すると、プログラム更新事象フラグをセット
    し、ダウンロード事象フラグのセットを検出すると、前
    記汎用データ記憶部内のメインプログラムを実行し、前
    記汎用データ記憶部内のメインプログラム自身を前記第
    2の不揮発メモリに格納し、メインプログラム更新事象
    フラグをクリアする前記第2の処理システムと、を有す
    ることを特徴とするプログラム更新システム。
  3. 【請求項3】 第1の処理システムと、第2の処理シス
    テムと、前記第1の処理システム、前記第2の処理シス
    テムからアクセス可能なシステム制御情報記憶部、汎用
    データ記憶部を含むデュアルポートメモリとを有し、前
    記第2の処理システムによる前記システム制御情報記憶
    部内のプログラム更新事象フラグのセットを検出する
    と、プログラム更新事象フラグのクリアを検出しない間
    は、前記第2の処理システムによるダウンロード事象フ
    ラグの状態に従いメインプログラムブロックを順次、前
    記汎用データ記憶部に格納し、プログラム更新事象フラ
    グのクリアを検出すると、ダウンロード事象フラグをク
    リアする前記第1の処理システムを有することを特徴と
    するプログラム更新システム。
  4. 【請求項4】 第1の不揮発メモリ、第1のランダムア
    クセスメモリを備える第1の処理システムと、第2の不
    揮発メモリ、第2のランダムアクセスメモリを備える第
    2の処理システムと、前記第1の処理システム、前記第
    2の処理システムからアクセス可能なシステム制御情報
    記憶部、汎用データ記憶部を含むデュアルポートメモリ
    とを有し、前記第2の処理システムによる前記システム
    制御情報記憶部内のプログラム更新事象フラグのセット
    を検出すると、プログラム更新事象フラグのクリアを検
    出しない間は、前記第2の処理システムによるダウンロ
    ード事象フラグの状態に従いメインプログラムブロック
    を1ブロックずつ順次、前記汎用データ記憶部に格納
    し、ダウンロード事象フラグをセットし、プログラム更
    新事象フラグのクリアを検出すると、ダウンロード事象
    フラグをクリアする前記第1の処理システムと、メイン
    プログラムを更新する条件が成立すると、プログラム更
    新事象フラグをセットし、ダウンロード事象フラグのセ
    ットを検出すると、前記汎用データ記憶部内のメインプ
    ログラムブロックを1ブロックずつダウンロード事象フ
    ラグをクリアしながら前記第2のランダムアクセスメモ
    リに格納し、前記ランダムアクセスメモリ内のメインプ
    ログラムを実行し、前記ランダムアクセスメモリ内のメ
    インプログラム自身を前記第2の不揮発メモリに格納
    し、メインプログラム更新事象フラグをクリアする前記
    第2の処理システムと、有することを特徴とするプログ
    ラム更新システム。
  5. 【請求項5】 第1の処理システムと、第2の処理シス
    テムと、前記第1の処理システム、前記第2の処理シス
    テムからアクセス可能なシステム制御情報記憶部、汎用
    データ記憶部を含むデュアルポートメモリとを利用し、
    前記第2の処理システムによる前記システム制御情報記
    憶部内のプログラム更新事象フラグのセットを検出する
    と、メインプログラムを前記汎用データ記憶部に格納
    し、前記システム制御情報記憶部内のダウンロード事象
    フラグをセットし、前記第2の処理システムによるプロ
    グラム更新事象フラグがクリアを検出すると、ダウンロ
    ード事象フラグをクリアする処理を前記第1の処理シス
    テムにさせる手順を含むことを特徴とするプログラム更
    新方法。
  6. 【請求項6】 第1の不揮発メモリを備える第1の処理
    システムと、第2の不揮発メモリを備える第2の処理シ
    ステムと、前記第1の処理システム、前記第2の処理シ
    ステムからアクセス可能なシステム制御情報記憶部、汎
    用データ記憶部を含むデュアルポートメモリとを利用
    し、前記システム制御情報記憶部内のプログラム更新事
    象フラグのセットを検出すると、メインプログラムを前
    記汎用データ記憶部に格納し、前記システム制御情報記
    憶部内のダウンロード事象フラグをセットし、前記第2
    の処理システムによりプログラム更新事象フラグのクリ
    アを検出すると、ダウンロード事象フラグをクリアする
    処理を前記第1の処理システムにさせる第1の手順と、
    メインプログラムを更新する条件が成立すると、プログ
    ラム更新事象フラグをセットし、ダウンロード事象フラ
    グのセットを検出すると、前記汎用データ記憶部内のメ
    インプログラムを実行し、前記汎用データ記憶部内のメ
    インプログラム自身を前記第2の不揮発メモリに格納
    し、メインプログラム更新事象フラグをクリアする処理
    を前記第2の処理システムにさせる第2の手順と、を含
    むことを特徴とするプログラム更新方法。
  7. 【請求項7】 第1の処理システムと、第2の処理シス
    テムと、前記第1の処理システム、前記第2の処理シス
    テムからアクセス可能なシステム制御情報記憶部、汎用
    データ記憶部を含むデュアルポートメモリとを利用し、
    前記第2の処理システムによる前記システム制御情報記
    憶部内のプログラム更新事象フラグのセットを検出する
    と、プログラム更新事象フラグのクリアを検出しない間
    は、前記第2の処理システムによるダウンロード事象フ
    ラグの状態に従いメインプログラムブロックを順次、前
    記汎用データ記憶部に格納し、プログラム更新事象フラ
    グのクリアを検出すると、ダウンロード事象フラグをク
    リアする処理を前記第1の処理システムにさせる手順を
    含むことを特徴とするプログラム更新方法。
  8. 【請求項8】 第1の不揮発メモリ、第1のランダムア
    クセスメモリを備える第1の処理システムと、第2の不
    揮発メモリ、第2のランダムアクセスメモリを備える第
    2の処理システムと、前記第1の処理システム、前記第
    2の処理システムからアクセス可能なシステム制御情報
    記憶部、汎用データ記憶部を含むデュアルポートメモリ
    とを利用し、前記第2の処理システムによる前記システ
    ム制御情報記憶部内のプログラム更新事象フラグのセッ
    トを検出すると、プログラム更新事象フラグのクリアを
    検出しない間は、前記第2の処理システムによるダウン
    ロード事象フラグの状態に従いメインプログラムブロッ
    クを1ブロックずつ順次、前記汎用データ記憶部に格納
    し、ダウンロード事象フラグをセットし、プログラム更
    新事象フラグのクリアを検出すると、ダウンロード事象
    フラグをクリアする処理を前記第1の処理システムにさ
    せる第1の手順と、メインプログラムを更新する条件が
    成立すると、プログラム更新事象フラグをセットし、ダ
    ウンロード事象フラグのセットを検出すると、前記汎用
    データ記憶部内のメインプログラムブロックを1ブロッ
    クずつダウンロード事象フラグをクリアしながら前記第
    2のランダムアクセスメモリに格納し、前記ランダムア
    クセスメモリ内のメインプログラムを実行し、前記ラン
    ダムアクセスメモリ内のメインプログラム自身を前記第
    2の不揮発メモリに格納し、メインプログラム更新事象
    フラグをクリアする処理を前記第2の処理システムにさ
    せる第2の手順と、含むことを特徴とするプログラム更
    新方法。
  9. 【請求項9】 第1の処理システムと、第2の処理シス
    テムと、前記第1の処理システム、前記第2の処理シス
    テムからアクセス可能なシステム制御情報記憶部、汎用
    データ記憶部を含むデュアルポートメモリとを利用し、
    前記第2の処理システムによる前記システム制御情報記
    憶部内のプログラム更新事象フラグのセットを検出する
    と、メインプログラムを前記汎用データ記憶部に格納
    し、前記システム制御情報記憶部内のダウンロード事象
    フラグをセットし、前記第2の処理システムによるプロ
    グラム更新事象フラグがクリアを検出すると、ダウンロ
    ード事象フラグをクリアする処理を前記第1の処理シス
    テムに実行させることを特徴とするプログラム更新プロ
    グラム。
  10. 【請求項10】 第1の不揮発メモリを備える第1の処
    理システムと、第2の不揮発メモリを備える第2の処理
    システムと、前記第1の処理システム、前記第2の処理
    システムからアクセス可能なシステム制御情報記憶部、
    汎用データ記憶部を含むデュアルポートメモリとを利用
    し、前記システム制御情報記憶部内のプログラム更新事
    象フラグのセットを検出すると、メインプログラムを前
    記汎用データ記憶部に格納し、前記システム制御情報記
    憶部内のダウンロード事象フラグをセットし、前記第2
    の処理システムによりプログラム更新事象フラグのクリ
    アを検出すると、ダウンロード事象フラグをクリアする
    処理を前記第1の処理システムに実行させ、メインプロ
    グラムを更新する条件が成立すると、プログラム更新事
    象フラグをセットし、ダウンロード事象フラグのセット
    を検出すると、前記汎用データ記憶部内のメインプログ
    ラムを実行し、前記汎用データ記憶部内のメインプログ
    ラム自身を前記第2の不揮発メモリに格納し、メインプ
    ログラム更新事象フラグをクリアする処理を前記第2の
    処理システムに実行させることを特徴とするプログラム
    更新プログラム。
  11. 【請求項11】 第1の処理システムと、第2の処理シ
    ステムと、前記第1の処理システム、前記第2の処理シ
    ステムからアクセス可能なシステム制御情報記憶部、汎
    用データ記憶部を含むデュアルポートメモリとを利用
    し、前記第2の処理システムによる前記システム制御情
    報記憶部内のプログラム更新事象フラグのセットを検出
    すると、プログラム更新事象フラグのクリアを検出しな
    い間は、前記第2の処理システムによるダウンロード事
    象フラグの状態に従いメインプログラムブロックを順
    次、前記汎用データ記憶部に格納し、プログラム更新事
    象フラグのクリアを検出すると、ダウンロード事象フラ
    グをクリアする処理を前記第1の処理システムに実行さ
    せることを特徴とするプログラム更新プログラム。
  12. 【請求項12】 第1の不揮発メモリ、第1のランダム
    アクセスメモリを備える第1の処理システムと、第2の
    不揮発メモリ、第2のランダムアクセスメモリを備える
    第2の処理システムと、前記第1の処理システム、前記
    第2の処理システムからアクセス可能なシステム制御情
    報記憶部、汎用データ記憶部を含むデュアルポートメモ
    リとを利用し、前記第2の処理システムによる前記シス
    テム制御情報記憶部内のプログラム更新事象フラグのセ
    ットを検出すると、プログラム更新事象フラグのクリア
    を検出しない間は、前記第2の処理システムによるダウ
    ンロード事象フラグの状態に従いメインプログラムブロ
    ックを1ブロックずつ順次、前記汎用データ記憶部に格
    納し、ダウンロード事象フラグをセットし、プログラム
    更新事象フラグのクリアを検出すると、ダウンロード事
    象フラグをクリアする処理を前記第1の処理システムに
    実行させ、メインプログラムを更新する条件が成立する
    と、プログラム更新事象フラグをセットし、ダウンロー
    ド事象フラグのセットを検出すると、前記汎用データ記
    憶部内のメインプログラムブロックを1ブロックずつダ
    ウンロード事象フラグをクリアしながら前記第2のラン
    ダムアクセスメモリに格納し、前記ランダムアクセスメ
    モリ内のメインプログラムを実行し、前記ランダムアク
    セスメモリ内のメインプログラム自身を前記第2の不揮
    発メモリに格納し、メインプログラム更新事象フラグを
    クリアする処理を前記第2の処理システムに実行させる
    ことを特徴とするプログラム更新プログラム。
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