JP2007218942A - 表示方法および表示装置 - Google Patents

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茂 川瀬
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Abstract

【課題】プルキンエ現象によって赤色の表示が変色してしまっていた。また、低消費電力化が望まれていた。
【解決手段】赤色による表示を行うにあたり、周囲の明るさに対応した照度信号を入力し、上記照度信号に基づいて、照度の変化によらず表示色が赤色となるように主波長の異なる赤色発光素子毎の点灯率を決定し、上記決定された点灯率に基づいて上記主波長が異なる各々の赤色発光素子を発光させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、複数の表示素子によって文字や図柄などを表示する表示方法および表示装置に関する。
公の場所などで文字や図柄、特定の色のマークなどを表示する表示装置として特定の文字等を赤色発光素子のみによって情報を提供する表示装置、例えば、赤色のみで「速度落とせ」や「凍結注意」などの表示を行う情報表示装置や、赤色信号灯が知られている。(例えば、非特許文献1)。
2004年名古屋電機工業株式会社発行の総合カタログ 79頁 路面凍結表示板クリーンエネルギー式 80頁 気温表示板L1形、L2形
近年市販されている高輝度LEDは、その材料としてInGaAlPが主流になっている。この材料のLEDは、波長600nm付近を発光効率の頂点とする特性がある。これに対して、この材料を用いた赤色LEDで、人の目が赤色として認識できる最短波長は614nm付近である。従って、波長614nmの赤色が明所視において最も発光効率が高い赤色LEDとなる。しかし、夜間の暗所視ではこの赤色LEDの光を赤色とは認識できず、黄色寄りの発光色と認識する。この現象はプルキンエ現象と呼ばれる作用によるものである。
一方、夜間において赤色と認識できる最短波長は実験結果から627nmを得ている。従って、夜間においても赤色と認識できるようにするためには、波長627nm付近あるいはそれ以上の波長の成分を多く含むLEDが必要になる。このため、昼間において電力効率の高い赤色LEDを採用すると昼夜における色の変動を抑えることができず、夜間において赤色と認識できる赤色LEDを採用すると昼間における赤色の表示に多くの電力が必要になる。例えば、この種の表示装置にて汎用的に利用されている主波長(ドミナント波長)640nmの赤色LEDでは、電力効率が悪かった。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、赤色による表示は昼夜を問わず赤色とされ、また、低い消費電力によって運用可能な表示方法および表示装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明においては、主波長の異なる赤色発光素子を点灯可能に構成し、赤色発光素子の周囲の明るさに対応した照度を取得し、当該照度に基づいて赤色発光素子毎に点灯率を決定する。このとき、照度の変化によらず表示色が赤色となるように上記赤色発光素子毎の点灯率を決定する。
従って、時間の経過に伴って赤色発光素子の周囲の明るさが変動し、プルキンエ現象によって色の見え方が変化し得る状況が発生していたとしても、赤色で表示すべき文字や図柄は赤色で表示される。この結果、注意喚起など、色によって文字や図柄の内容を強調したい場合であっても、その意図を正確に反映した表示を行うことができる。
ここで、表示部においては、少なくとも2種類の赤色発光素子を備え、これらの点灯率を調整することにより、照度の変化が生じた場合であっても表示色が赤になるように点灯制御を実施することができればよい。従って、赤色発光素子としては、少なくとも2種類の赤色発光素子を備えることによって、少なくとも異なる2つの分光分布による発光を行い、この結果、周囲の照度の変化によらず赤色となるようにすればよい。
このためには、2つの赤色発光素子において発光効率の頂点となる波長や分光分布の積分値を比較し、2つの赤色発光素子において長波長側の成分が多い発光素子については、照度が低下するに従ってその点灯率を増加させ、短波長側の成分が多い発光素子については、照度が上昇するに従ってその点灯率を増加させる構成等を採用可能である。
より具体的には、夜間に赤色と視認される第1の赤色発光素子と、昼間に赤色と視認されるが夜間には赤色と視認されない第2の赤色発光素子とによって表示部の赤色発光素子を構成すればよい。この構成においては、夜間に第1の発光素子のみ、あるいは第1の発光素子と第2の赤色発光素子との双方を発光させることによって赤色の表示を行うことができる。さらに、昼間に第2の赤色発光素子のみ、あるいは第1の発光素子と第2の赤色発光素子との双方を発光させることによって赤色の表示を行うことができる。
また、第2の赤色発光素子においては、昼間に赤色と視認されるが夜間には赤色と視認されず、この発光素子では、その主波長が昼間に赤色と視認されるが夜間に赤色と視認されない波長に相当する。近年の技術では、この波長が主波長であって当該主波長付近の発光効率が高く、しかも、高輝度のLED(例えば、InGaAlPを材料とする高輝度LED)を作成することができる。
従って、この高輝度LEDによって第2の赤色発光素子を形成すれば、上述のような主波長640nmのLEDと比較して低消費電力で高輝度の赤色を発光することができる発光素子を形成することができ、昼間に使用して好適な発光素子を形成できる。一方、夜間においては、昼間と比較して低輝度であってもよいので、主波長がより短波長側の赤色発光素子を使用すればよく、第1の赤色発光素子と第2の赤色発光素子とを併用することによってプルキンエ現象の防止と低消費電力化を両立することができる。
なお、第1の赤色発光素子としては、例えば、主波長627nmの赤色LEDを利用することができ、第2の赤色発光素子としては、主波長614nmかつInGaAlPを材料とする高輝度LEDを採用することができる。また、照度の変化によらず表示色が赤色となるようにするためには、2以上の赤色発光素子を使用すればよく、むろん3個あるいはそれ以上の個数の赤色発光素子について点灯率を決定するよう構成してもよい。
さらに、照度信号入力手段においては、赤色発光素子の周囲の明るさに対応した照度信号を取得することができればよく、照度計によって取得しても良いし、外部の機器から送信された照度を示すデータを取得してもよく、種々の構成を採用可能である。
さらに、点灯率決定手段においては、照度信号に応じて点灯率を決定し、この結果、照度の変化によらず表示色が赤色となるように赤色発光素子の点灯率を決定することができればよい。従って、予め照度信号と点灯率とを対応付けておき、照度信号に応じて点灯率を決定するなど、種々の構成を採用することができる。さらに、表示制御手段は、上記決定された点灯率によって各赤色発光素子を発光させることができればよく、例えば、赤色発光素子の点灯と非点灯とを制御する回路において、上記点灯率に応じて点灯と非点灯とを切り替える構成等を採用可能である。
さらに、点灯率決定手段と表示制御手段とにおける構成例として、多階調の表示を実行できるように構成してもよい。例えば、赤色発光素子のそれぞれを点灯させるための点灯率を複数個用意しておき、上記点灯率決定手段によって複数の点灯率から任意の組み合わせを選択し、表示制御手段はこの組み合わせに対応した点灯率で各赤色発光素子を発光させる。この結果、複数の階調で赤色発光素子を制御することが可能になる。
この構成においては、照度信号に応じて複数の段階で表示色を切り替えることができるので、赤色発光素子の発光輝度、色相、彩度を調整することが可能になる。従って、赤色発光素子による色の切り替えを昼夜の二段階とする必要もなく、急激に変化したという印象を与えないように表示色を切り替えることが可能になる。
さらに、本発明における表示部の構成としては、種々の構成を採用可能であり、主波長の異なる複数の赤色発光素子によって一つの表示画素を構成し、当該表示画素をドットマトリクス状に配置することによって表示部を構成すれば、赤色によって文字や図柄、特定の色のマークなどを表示し、かつプルキンエ現象の影響を受けることなく赤色のみでこの表示を行う表示装置を提供することが可能である。このような構成の一例としては、踏切や交差点等の赤色信号灯が挙げられる。
さらに、主波長の異なる複数の赤色発光素子と他の表示色の発光素子によって一つの表示画素を構成し、当該表示画素をドットマトリクス状に配置することによって表示部を構成すれば、赤色以外の表示も実施可能な表示装置を提供することができる。むろん、この表示装置によって赤色を表示するときには、プルキンエ現象の影響を受けることなく赤色表示を行う表示装置を提供することが可能である。また、短波長側の赤色発光素子と他の表示色の発光素子によって混色の表示を行えば、昼間時の表示における電力消費を大幅に抑えることが可能である。
さらに、本発明のように少なくとも2種類の赤色発光素子を利用してプルキンエ現象の影響を抑えることによって、照度に影響されずに赤色を表示する手法は、表示方法としても適用できるし、表示装置としても適用可能である。また、このような方法および装置は、上述の表示装置単独で実現される場合もあるし、ある機器に組み込まれた状態で利用されることもあるなど、発明の思想としては各種の態様を含むものであり、ソフトウェアであったりハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。
発明の思想の具現化例として表示装置を制御するソフトウェアとなる場合には、当該ソフトウェアやソフトウェアの記録媒体としても発明は成立する。むろん、そのソフトウェアの記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)表示装置の構成:
(2)LED駆動回路:
(3)他の実施形態:
(1)表示装置の構成:
図1は、本発明にかかる表示装置の表示面を示した図である。同図において、表示装置10は、72個の表示ユニットU〜U72が6行12列の行列状に配置されており、この72個の表示ユニットU〜U72を使用して、表示面に所定の文字を用いた情報が表示可能になっている。ここで、表示ユニットU〜U72には、図2に示すとおり、16行16列の表示画素11がドットマトリクス状に配置されている。また、当該表示画素11は、図2の拡大図Aに示すように、第1の赤色LED(R)および第2の赤色LED(R)を備えている。
拡大図Aは、表示画素11を拡大して模式的に示した図である。本実施形態においては、赤色表示を主波長の異なる2種類の赤色LED(砲弾型のLEDランプ)で表示する。すなわち、拡大図Aに示すように第1の赤色LED(R)と第2の赤色LED(R)によって1つの表示画素が形成され、表示ユニットにドットマトリクス状に配置されている。なお、本実施形態において第1の赤色LEDの主波長は627nm(色度座標x=0.70731,y=0.29622)、第2の赤色LEDの主波長は614nm(色度座標x=0.67746,y=0.32236)である。
また、上記の各主波長は赤色LEDの公称値λdであって、昼間における見え方(色相)に相当する。また、本実施形態において、上記第1の赤色LEDと第2の赤色LEDとは主波長が異なるが、第1の赤色LEDは昼夜において赤色として視認され、第2の赤色LEDは昼間において赤色、かつ夜間において赤色ではなく黄色寄りの色として視認される。さらに、第2の赤色LEDのような主波長のLEDはInGaAlPによって高輝度LEDとして作成することができる。従って、第1の赤色LED、第2の赤色LEDともに昼間は赤色として視認されるものの、同等の視距離を確保するために必要な電力は第1の赤色LEDの方が小さい。
本実施形態においては、第1の赤色LED(R)および第2の赤色LED(R)の各々の点灯率を変化させることによって多階調の赤色表示を行う。なお、本実施形態においては、表示装置10を6行12列の表示ユニットU〜U72で構成したが、むろん、この態様はこれに限定されるものではなく適宜変更可能である。また、表示ユニットU〜U72を16行16列の表示画素11によって構成したが、同様にこの態様に限定されるものではなく、例えば、32行32列など適宜変更可能である。そして、表示画素11に配設するLEDの個数、形状およびその位置関係においても上述した態様に限定されるものではなく適宜変更可能である。
図3は、表示装置10の主な内部構成を示すブロック図である。表示装置10は表示内容の制御を行う制御部20とLEDを点灯させるためのLED表示部30と表示装置10の周囲の照度を検出する照度計40とを備えている。照度計は表示面の外枠に取り付けられている。
制御部20は、CPU21と制御プログラムメモリ22と表示データメモリ23とROM24と照度値検出部25とLED制御部26と通信部27を備えている。制御プログラムメモリ22は通信部27を介して図示しない中央装置から送信された表示データを取得して表示装置10を制御するためのプログラムを記憶した記憶媒体であり、CPU21は表示データメモリ23をワークエリアとして利用しながら当該制御プログラムを実行することができる。
ROM24には、予め登録した固定表示を行うための表示データ24aと、照度値検出部25でA/D変換された照度値に応じて選択される赤色LED(R)および赤色LED(R)の輝度値に対応する点灯率データ24bが記憶されている。点灯率データ24bは、所定の時間T内でLEDが点灯している時間の割合を示しており、当該所定の時間T内のパルス幅と同等である。
本実施形態において、各LEDの点灯率は0,T/15,2T/15,,,,15T/15のように所定の時間Tの1/15を単位として全16種類のデータが記録されている。従って、第1の赤色LED(R)と第2の赤色LED(R)との組み合わせは全部で16×16種類であり、1つの画素について256階調の表示が可能である。
表示データ24aは、表示装置10の表示面上に表示させる道路情報などの表示項目毎に点灯すべき表示画素11を示したデータである。また、上述のように通信部27を介して取得した表示データも同様であり、任意の表示を行うために点灯すべき表示画素11を示したデータである。表示に際してはCPU21の制御によって表示データ24aや通信部27から取得した表示データが表示データメモリ23に保存される。さらにCPU21は当該表示データメモリ23に記憶した表示データを所定タイミングのクロックに同期させてLED制御部26からLED表示部30にシリアル転送する。
また、LED制御部26には、周囲の照度に応じて第1の赤色LED(R)と第2の赤色LED(R)の点灯率を決定し、この点灯率に応じたパルス幅の点灯パルスをLED表示部30に出力する点灯パルス出力部26aが備えられている。すなわち、照度値検出部25が照度計40における照度値を出力すると、点灯パルス出力部26aはこの照度値に応じてROM24から適宜点灯率データ24bを取得し、その点灯率に応じた点灯パルスtm,tnをLED表示部30に出力する。ここでは、第1の赤色LED(R)を点灯させるための点灯パルスをtm,第2の赤色LED(R)を点灯させるための点灯パルスをtnとして示している。
なお、本実施形態においては、照度が高い昼間には第2の赤色LED(R)のみを点灯させ、照度が低い夜間には第1の赤色LED(R)のみを点灯させるようになっており、かつ、夜間から昼間に向けて徐々に第1の赤色LED(R)の点灯率が下がり、第2の赤色LED(R)の点灯率が上がるようにしてある。このために、ROM24には照度値と各LEDの点灯率とを対応付けた図示しないテーブルデータが記録されており、点灯パルス出力部26aは、このテーブルデータに基づいて照度値に応じた点灯率を取得する。
LED表示部30は、上記表示ユニットU〜U72とシフトレジスタ31とLED駆動回路32を備えている。シフトレジスタ31は、図示しないクロックに同期してデジタルデータを後段のレジスタに伝達する一時記憶装置であり、複数の表示画素11のそれぞれに対応したレジスタが用意されている。当該シフトレジスタ31は上記データ制御部26bに接続されており、当該データ制御部26bから出力される表示データを取得してレジスタに保持する。
また、LED駆動回路32は、図示しないラッチ回路を備えており、上記シフトレジスタ31にて取得した表示データを適切なタイミングでラッチし、各LEDの点灯/非点灯を確定する。また、LED駆動回路32は、上記点灯パルスを取得して、それぞれの点灯パルスのパルス幅に応じて赤色LED(R)および赤色LED(R)を点灯させる。
(2)LED駆動回路:
図4は、LED駆動回路の要部回路を示す図である。同図において、第1の赤色LED(R)および第2の赤色LED(R)は表示用電源VREDとグラウンドGNDとの間に並列に接続されており、さらに、この回路には第1および第2の赤色LEDの点灯時間を制御するための第1のトランジスタ(Tr)と第2のトランジスタ(Tr)と、第1および第2の赤色LEDの点灯と非点灯を制御する第3のトランジスタ(Tr)とが接続されている。
そして、本実施形態においては、表示データがLEDの点灯を示しているときに第3のトランジスタ(Tr)がオン、表示データが非点灯を示しているときに第3のトランジスタ(Tr)がオフとなる。また、第1のトランジスタ(Tr)と第2のトランジスタ(Tr)は点灯パルス出力部26aに接続されている。当該ベース端子のバイアスは上記点灯パルスtm,tnのパルス幅に応じて制御され、点灯パルスがLEDの点灯を示しているときに各トランジスタがオン、非点灯を示しているときに各トランジスタがオフとなる。
従って、図5に示すように、第3のトランジスタ(Tr)にLEDの点灯を示す表示データが入力されてオンになった状態で、第1のトランジスタ(Tr)と第2のトランジスタ(Tr)に図示AやBのように点灯パルスtm,tnを入力することにより、赤色LED(R)と赤色LED(R)がそれぞれのパルス幅に応じた時間点灯する。このようにして、各画素において第1の赤色LED(R)と第2の赤色LED(R)との明るさが異なる複数の表示が可能であり、多階調の表示が実行される。
なお、図5のAは第1の赤色LED(R)に対するパルス幅が最大(時間T)の状態、かつ、第2の赤色LED(R)に対するパルス幅がT/15の状態を示しており、第1の赤色LED(R)の主波長に接近した赤色混合色が表示されることを示している。また、図5のBは第1の赤色LED(R)に対するパルス幅がT/15の状態、かつ、第2の赤色LED(R)に対するパルス幅が最大(時間T)の状態を示しており、第2の赤色LED(R2)の主波長に接近した赤色混合色が表示されることを示している。以上のように各LEDにおける点灯率を16種類設定可能にすることによって、各LEDの点灯率0を含む16=256階調の赤色の混合色表示が可能となる。
以上のように、本実施形態においては、点灯パルス出力部26aが出力する点灯パルスによって第1の赤色LED(R)と第2の赤色LED(R)との点灯時間を制御し、各LEDの明るさが異なる複数の状態で点灯させることができる。また、この点灯パルスは、上述のように照度値に応じたパルス幅となり、照度が高い昼間には第2の赤色LED(R)のみを点灯させるようになっている。
当該第2の赤色LED(R)は、上述のように高輝度LEDであるため、小さな消費電力によって明るい表示を行うことができる。また、当該第2の赤色LED(R)は、プルキンエ現象によって夜間に赤色ではないと視認されるが、昼間には赤色であると視認される。従って、確実に赤色での表示を行うことができる。
さらに、昼間から夜間に向けて照度値が大きな値から小さな値に変化するときには、第2の赤色LED(R2)の点灯率が下がり、第1の赤色LED(R1)の点灯率が上がるように点灯率を徐々に変化させる。従って、表示装置10を視認する者に、表示内容の色が急激に変化したという印象を与えないようにすることができる。また、照度が低下してプルキンエ現象が発生したとしても、徐々に第2の赤色LED(R)による光が増えるため、表示内容を赤色として表示することができる。
さらに、照度が低い夜間には第1の赤色LED(R)のみを点灯するようになっている。当該第1の赤色LED(R)は、夜間であるため、小さな消費電力によって充分に視認可能な輝度で表示を行うことができる。当該第1の赤色LED(R)は、プルキンエ現象の発生にかかわらず赤色と認識されるため、夜間においても確実に赤色の表示を行うことができる。なお、上記図5においては表示データを固定にて説明したが、外周照度に応じて可変であってもよい。この時のLEDの点灯/非点灯は表示データに応じて変化する。
(3)他の実施形態:
以上の実施形態は、本発明を実施するための一例であり、照度の変化によらず表示色が赤色となるように少なくとも2種類の赤色発光素子の点灯率を制御することができる限りにおいて、他にも種々の実施形態を採用可能である。例えば、赤色信号灯を本発明の表示装置とすることができる。
図6は、当該赤色信号灯の表示部を模式的に示す図である。赤色信号灯は、同図6に示すようにポリカーボネイトの透明カバーが形成された表示ユニット100を備えており、当該表示ユニット100の内部には図示しない基板に配置された複数の砲弾型LEDを備えている。これらのLEDの中では、相対的に短い波長の第2の赤色LED(R)が相対的に長い波長の第1の赤色LED(R)に比べて多く、例えば、70%使用されている。また、上述の実施形態と同様に第2の赤色LED(R)は高輝度LEDであるが、プルキンエ現象により夜間に単独では赤色として認識されない。第1の赤色LED(R)は高輝度LEDではないが、夜間であっても赤色と認識される。
この赤色信号灯は、図7に示す構成を備えている。同図において、上記図3と同様な構成は同じ符号で示している。この表示装置において、表示内容は赤色のマークの点灯・非点灯であるため、表示データに応じた制御を行う構成は備えていない。従って、制御プログラムメモリ28によって表示ユニット100にて赤色の点灯を行うタイミングと非点灯とするタイミングとを制御するようになっており、かつ、照度値に応じて第1の赤色LED(R)と第2の赤色LED(R)との点灯率を制御する。
このとき、照度が高い昼間には第2の赤色LED(R)を点灯させ、照度が低い夜間には第1の赤色LED(R)を点灯させるようになっており、かつ、夜間から昼間に向けて徐々に第1の赤色LED(R)の点灯率が下がり、第2の赤色LED(R)の点灯率が上がるようにしてある。従って、昼夜を問わず、信号灯を赤色で点灯させることができ、かつ、昼間における消費電力を抑えることができる。
また、上述の実施形態は一例であり、例えば、照度計40を表示装置に備える構成とせず、中央装置からの制御信号によって代用させてもよい。さらに、上記実施形態の表示装置では、赤色単色の表示装置を例に説明したが、例えば、赤色LEDと黄緑色LEDにより赤色と黄緑色およびそれらの混色の橙色を表示する多色の表示装置においても、少なくとも2種類の主波長の赤色LEDを備える構成とし、昼間時における消費電力およびプルキンエ現象によらずに赤色を表示する構成を実現可能である。
表示装置の表示面を示す図である。 表示ユニットを示す図である。 表示装置の主な構成を示すブロック図である。 LED駆動回路の要部回路を示す図である。 表示データおよび点灯パルスのタイミングチャート図である。 他の例にかかる表示部を示す図である。 他の例にかかる表示装置の主な構成を示すブロック図である。
符号の説明
10…表示装置
11…表示画素
20…制御部
21…CPU
22…制御プログラムメモリ
23…表示データメモリ
24…ROM
24a…表示データ
24b…点灯率データ
25…照度値検出部
26…LED制御部
26a…点灯パルス出力部
26b…データ制御部
27…通信部
30…LED表示部
31…シフトレジスタ
32…LED駆動回路
40…照度計

Claims (7)

  1. 赤色による表示を行う赤色表示方法であって、
    周囲の明るさに対応した照度信号を入力する照度信号入力工程と、
    上記照度信号に基づいて、照度の変化によらず表示色が赤色となるように主波長の異なる赤色発光素子毎の点灯率を決定する点灯率決定工程と、
    上記決定された点灯率に基づいて上記主波長が異なる各々の赤色発光素子を発光させる表示制御工程と、
    を具備することを特徴とする赤色表示方法。
  2. 主波長の異なる少なくとも2種類の赤色発光素子を備えた表示部と、
    周囲の明るさに対応した照度信号を入力する照度信号入力手段と、
    上記照度信号に基づいて、照度の変化によらず表示色が赤色となるように上記赤色発光素子毎の点灯率を決定する点灯率決定手段と、
    上記決定された各々の点灯率に基づいて上記赤色発光素子を発光させる表示制御手段と、
    を具備することを特徴とする表示装置。
  3. 上記少なくとも2種類の赤色発光素子は、夜間に赤色と視認される第1の赤色発光素子と、昼間に赤色と視認されるが夜間には赤色と視認されない第2の赤色発光素子とを含むことを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 上記点灯率決定手段は複数の点灯率から任意の組み合わせを選択し、表示制御手段はこの組み合わせに対応した点灯率で各赤色発光素子を発光させることにより、複数の階調で上記赤色発光素子を発光させることを特徴とする請求項2または請求項3のいずれかに記載の表示装置。
  5. 上記表示部では、主波長の異なる赤色発光素子を1表示画素とし、該表示画素がドットマトリックス状に配置されていることを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれかに記載の表示装置。
  6. 上記表示部は、主波長の異なる赤色発光素子を複数個備える赤色信号灯であることを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
  7. 上記表示部では、主波長の異なる赤色発光素子と赤色以外の表示色の発光素子とを1表示画素とし、該表示画素がドットマトリックス状に配置されていることを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれかに記載の表示装置。


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