JP2006003750A - Led照明機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】LED照明機器の照明部に動作内容を表示する。
【解決手段】リモコンにより照明点灯の送信信号が受光素子10を介して信号処理回路12に入力されると、信号処理回路12は、上記送信信号の固有のビット列に対応する「点灯」の動作コマンドを検索し、「点灯」動作コマンドに応じた「点灯」動作信号および「点灯」表示信号を、走査線駆動回路14および信号線駆動回路16に送信する。走査線駆動回路14および信号線駆動回路16は、「点灯」動作信号に相当する電流および「点灯」表示信号に相当する電流をそれぞれLED照明部18の各LED20に供給する。これにより、LED20群のほぼ全体に電流が供給され発光するとともに、残りの一部のLED20群の一部のLED20のみ発光させ、その周りのLED20は発光させずに、LED照明部18の一部に「ON」の文字表示を行う。
【選択図】図1

Description

LED照明部分に動作内容を表示するLED照明機器に関する。
一般に、照明機器としては蛍光灯が代表的であり、また、各種ランプが照明機器用として普及している。
上記ランプや蛍光灯は、ON/OFFのみの動作であり、照度の調節は、ランプや蛍光灯の数量によって段階的に調整されていた。
しかしながら、上述したように、ランプや蛍光灯による照明は、微妙な明るさの調整を行うことが難しい。
そこで、近年では、リニアの明るさを調整できるLED照明機器が注目され始めている。
一方、従来、送信機であるリモコンにより照明機器の明るさ調整や電源のON/OFFを行う場合、照明器の動作や明るさの度合いを目視確認することによって、ユーザーはリモコンよる操作が正しく行われたか否かを判断していた。
本発明は、送信機であるリモコン送信信号のビット列に応じた動作内容をLED照明部に動作表示するLED照明機器を提供することを目的とする。
本発明のLED照明機器は、以下の特徴を有する。
(1)送信信号を受けて、その送信信号に応じた動作を検索する検索部と、検索された動作内容を表示するLED照明部と、有するLED照明機器である。
上記構成により、ユーザーは、送信機であるリモコンから動作内容を送信した場合、その動作内容がLED照明部に表示されるため、目視でその動作内容を容易に確認することができる。
(2)上記(1)に記載のLED照明機器において、前記LED照明部は、その照明部分の全体または一部に検索された動作内容を表示するLED照明機器である。
照明部分の全体または一部に動作内容を表示することによって、ユーザーは自己の指定した動作内容を容易に視認することができる。
(3)上記(1)または(2)に記載のLED照明機器において、前記動作内容は、点灯、消灯、点滅、タイマー表示、フェードイン、フェードアウト、照度変化を有する群から選択される少なくとも1種類の動作であるLED照明機器である。
主に、照明機器における動作内容の少なくとも1種を表示することによって、ユーザーに容易に動作内容を目視で確認させることができる。
(4)上記(1)から(3)のいずれか1項に記載のLED照明機器において、前記LED照明部は、赤、青、緑の発光層を有する3種類の発光ダイオードのアレイからなるLED照明機器である。
赤、青、緑の発光層を有する3種類の発光ダイオードを用いて、動作内容を、文字表示および/または図形表示を行うことができ、よりユーザーに対して視認性を向上させることができる。
以上説明したように、本発明によれば、送信機であるリモコンにより送信された送信信号に対応する動作内容をLED照明部に表示することができるため、ユーザーは自己の指定した動作内容を容易に目視にて確認することができる。ユーザーフレンドリーな照明機器を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。
図1は、実施形態のLED照明機器の構成を示すブロック図である。
本実施の形態のLED照明機器は、図1に示すように、送信機であるリモコンからの送信信号を受信する受光素子10と、受光素子10にて受信した送信信号のビット列に応じた動作コマンドを検索し、検索された動作コマンドに応じたLED照明部18の照明を行う動作信号を生成させるとともに、該動作コマンドに相当する動作内容を表示する表示信号を生成させる信号処理回路12と、信号処理回路12から出力された前記動作信号および/または表示信号を受信し、LED照明部18の信号線を駆動させる信号線駆動回路16と、信号処理回路12から出力される前記動作信号および/または表示信号を受信し、LED照明部18の走査線を駆動させる走査線駆動回路14と、前記信号線駆動回路16および走査線駆動回路14からの駆動電流に応じて照明可能な複数のLED20からなるLED群により構成されたLED照明部18と、を有する。
上記LED照明部18を構成するLED群は、赤、青、緑の発光層を有する3種類の発光ダイオードからなってもよく、また、単一の白色発光の発光ダイオードでもよい。なお、図2に示すように、上記3種類の発光ダイオードからなるLED群の場合は、照明用の白色光を形成可能なように、R/G/Bの複数のLED20が均一に配置されていることが好ましい。
次に、図1から図4を用いて、R/G/Bの3種類のLED20からなるLED群から構成されたLED照明部18を有する場合を例にとり、動作内容を表示について説明する。
ユーザーが送信機であるリモコンを用いて動作指示を送信した場合、リモコンから出力された送信信号は受光素子10に受信され、受光素子10は、送信信号を信号処理回路12に送信する。信号処理回路12には、予め送信信号のビット列に相当する動作コマンドが一対一で格納されている。したがって、送信信号が信号処理回路12に入力されると、信号処理回路12では、入力した送信信号のビット列に対応する動作コマンドを検査して、検索された動作コマンドに応じたLED照明部18の照明を行う動作信号と、該動作コマンドに相当する動作内容を表示する表示信号とを生成させ、この動作信号および表示信号は、それぞれ走査線駆動回路14および信号線駆動回路16に出力される。走査線駆動回路14および信号線駆動回路16から出力される電流に応じてLED20からなるLED群の照明動作および表示が制御される。
例えば、R/G/BからなるLED群のLED照明部18において、照明用として、R/G/BのLED20群に均一に走査線駆動回路14および信号線駆動回路16から電流を出力することによって、照明を行うことができ、さらに、均一に流す電流値を調整することによって、照度コントロールすることができる。さらに、LED20は供給する電流値をリニアに変えることによって、LED20における照度をリニアに変化させることができる。
また、LED照明機器では、LED照明部18を構成するLED20のチップの数が多い。
そこで、以下のような照明および動作表示を行うことができる。
[文字表示、図形表示]
以下に、文字表示、図形表示について具体例を挙げて説明する。
リモコンによりユーザーから照明点灯の送信信号が受光素子10を介して信号処理回路12に入力されると、信号処理回路12は、照明点灯の送信信号の固有のビット列に対応する「点灯」の動作コマンドを検索し、この「点灯」動作コマンドに応じた「点灯」動作信号および「点灯」表示信号を、走査線駆動回路14および信号線駆動回路16に送信する。そして、走査線駆動回路14および信号線駆動回路16のそれぞれから「点灯」動作信号に相当する電流および「点灯」表示信号に相当する電流がLED照明部18の各LED20に供給される。ここで、LED20群のほぼ全体に均一の電流を供給して白色に発光させるとともに、残りの一部のLED20群において、図3に示すように、緑(G)のLED20のみに電流が供給され発光し、その周りの青(B)および赤(R)のLED20には電流が供給されず未発光のままとなり、これによりLED照明部18の照明部分の一部に「ON」の文字表示が行われる。
なお、上述の場合は、文字表示以外の周りの青(B)および赤(R)のLED20は未発光としたが、これに限るものではなく、緑(G)のLED20による文字表が視認可能な程度に文字表示以外の周りの青(B)および赤(R)のLED20の照度を落とすことによっても文字表示を行うことができる。また、文字表示のLED20の色を緑ではなく、信号処理回路12からの動作コマンドにおける表示信号の表示色を変更することによって、赤または青により文字表示を行ってもよい。
また、上述の場合は、LED照明部18の照明部分の一部に「ON」の文字表示を行うことについて説明したがこれに限るものではなく、信号処理回路12からの動作コマンドにおける表示信号を全体表示の表示信号に変えることによって、LED全体に上記同様に「ON」の文字を単色表示させることができる。
また、上述の場合、照明を白色とするために、表示に供しないR/G/BのLED20には均一に電流を供給したが、これに限るものではなく、R/G/BのLED20のいずれか1つを未発光として、照明の色相を変更させてもよい。
また、図4に示すように、「点灯」に相当する図形表示30を行ってもよい。
同様にして、照明の「消灯」の場合も、消灯に相当する送信信号が受信されると、「消灯」の動作コマンドが信号処理回路12により検索され、信号処理回路12からの信号に基づき、走査線駆動回路14および信号線駆動回路16のそれぞれから「消灯」動作信号に相当する電流および「消灯」表示信号に相当する電流がLED照明部18の各LED20に供給される。ここで、LED20群のほぼ全体に均一の電流を供給して白色に発光させるとともに、残りの一部のLED20群が図3に示すように、緑(G)のLED20のみ電流を供給して発光させ、その周りの青(B)および赤(R)のLED20には電流を供給させずに未発光のままとし、これによりLED照明部18の照明部分の一部に「OFF」の文字表示を行うことができる。なお、表示の仕方は、上記「ON」表示同様に、いかようにも変えることができる。また、「消灯」に相当する図形表示を行ってもよい。
また、照度を変更する場合は、例えば予め低照度「L」、通常照度「M」、高照度「H」と文字表示するとともに各照度の度合いを選定しておき、送信信号の照度度合いに応じて、上述同様に、LED20群の供給する電流値をコントロールして照度を調整するとともに、LED照明部18の一部または全体に「L」、「M」、「H」の文字表示を行ってもよい。また、照度の段階別に「1」から「10」に予め段階分けして割り振り、上述同様に照度をコントロールするとともに、LED照明部18の一部または全体に「1」、・・・、「10」のいずれかを文字表示をおこなってもよい。
次に、タイマー表示について以下に説明する。
通常、照明機器では、タイマー動作を照明機器から確認することは困難であった。そこで、本実施の形態では、タイマー設定時間に応じて、LED照明部18の一部または全体で設定時間を文字表示するか、または、LED照明部18の一部のLED20群を設定時間に応じて複数回点滅させることによって、ユーザーに対してタイマー動作を確認させることができる。
例えば、タイマー機能を利用して5分後にLED照明機器を点灯させる場合、タイマー機能による5分後点灯に相当する送信信号が信号処理回路12にて受信されると、「5分後点灯」の動作コマンドが信号処理回路12により検索され、信号処理回路12から走査線駆動回路14および信号線駆動回路16のそれぞれから「5分後点灯」動作信号に相当する電流および「点滅」表示信号に相当する電流がLED照明部18の各LED20に供給される。これにより、上述同様、LED照明部18の全体または一部において、特定色のLED20を用いて「5M ON」の文字表示がなされ、さらに、走査線駆動回路14および信号線駆動回路16に設けられているタイマーに基づき、動作信号受信時から5分後にLED照明部18のLED20群に所定の電流を供給させて発光させ、LED照明部18を点灯させることができる。
また、上記LED照明機器において、周囲の明るさを検知する受光素子を組み合わせることにより、自動照度調整を行うことができる。ここで、周囲の明るさを検知する受光素子からの信号が信号処理回路12に入力されると、信号処理回路12は、予め設定されている周りの明るさに応じたLED照度を検索し、検索されたLED照度に応じて駆動電流が、走査線駆動回路14および信号線駆動回路16からLED20群に供給され、照度が自動調整される。その際に、上述同様に、信号処理回路12からの動作コマンドに応じて、走査線駆動回路14および信号線駆動回路16からの駆動電流を制御して、LED照明部18の一部または全体に、自動照度調整か否かを確認可能にするために「AOUT ON」または「AOUT OFF」と文字表示させることもできる。また、自動照度調整に相当する図形表示を上述同様にして表示させてもよい。
また、急激な明るさの変化は、目への刺激が強くあまり好ましくないことから、照明をフェードインまたはフェードアウトさせて、明るさをリニアに調整することが望ましい。
本実施の形態のLED照明機器においても点灯から消灯を徐々に行うフェードイン、フェードアウト機能を持たせることができる。その場合、上述したタイマー機能および照度表示と同様に、リモコンから照明のフェードインまたはフェードアウトの送信信号が送信されると、信号処理回路12にてこの送信信号に相当する動作コマンドが検索され、この動作コマンドに応じた駆動電流が走査線駆動回路14および信号線駆動回路16からLED20群のほぼ全体に供給され、LED20群の発光度合いが制御される。さらに、走査線駆動回路14および信号線駆動回路16から動作内容の表示のために、LED照明部18の一部のLED群20に対し「変化させたのちの照度/変化に要する時間」または「OFF/変化に要する時間」に相当する文字表示または図形表示のための電流を供給する。これにより、フェードインまたはフェードアウトのモードをLED照明部18に表示することができ、ユーザーは目視で確認することができる。
なお、本実施の形態では、R/G/Bの発光ダイオードからなるLED照明部18を例に取って説明したが、上述の文字表示、図形表示は、単一色のLEDによっても実施可能である。
また、図5は、他の実施形態のLED照明機器の構成を示すブロック図である。
他の実施の形態のLED照明機器は、図5に示すように、送信機であるリモコンからの送信信号を受信する受光素子10と、受光素子10にて受信した送信信号のビット列に応じた動作コマンドを検索し、検索された動作コマンドに応じたLED照明部18の照明を行う動作信号を生成させるとともに、該動作コマンドに相当する動作内容を表示する表示信号を生成させる信号処理回路12と、信号処理回路12から出力された前記動作信号および/または表示信号を受信し、LED照明部18における少なくとも1つ以上のLEDを駆動させる駆動回路22と、前記駆動回路22からの駆動電流に応じて照明可能な複数のLED20からなるLED群により構成されたLED照明部18と、を有する。なお、上述の実施の形態と同一の構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態では、LED照明部18は、例えば、R/G/BからなるLED群であってもよく、また白色発光のLEDからなるLED群により構成されていてもよい。さらに、LED20は供給する電流値をリニアに変えることによって、LED20における照度をリニアに変化させることができる。また、LED照明機器では、LED照明部18を構成するLED20のチップの数が多い。
そこで、以下のような照明および動作表示を行うことができる。
[点灯・消灯表示]
例えば、リモコンによりユーザーから照明点灯の送信信号が受光素子10を介して信号処理回路12に入力されると、信号処理回路12は、照明点灯の送信信号の固有のビット列に対応する「点灯」の動作コマンドを検索し、この「点灯」動作コマンドに応じた「点灯」動作信号および「点灯」表示信号を、駆動回路22に送信する。そして、駆動回路22から「点灯」動作信号に相当する電流および「点灯」表示信号に相当する電流がLED照明部18の各LED20に供給される。
本実施の形態では、リモコンによる「点灯」信号がLED照明機器にて受信されたことをユーザーに知らせるために、例えば、まず、点灯動作を行う前に、表示信号に基づいて、LED照明部18の全体もしくは一部を一旦所定時間(例えば5秒間)点灯させた後に消灯し、消灯後所定時間(例えば5秒間)経過後に、動作信号に基づいて、LED照明部18の全体を点灯させて点灯動作を完了させる。ここで、表示信号に基づいて、LED20がR/G/Bの発光ダイオードからなる場合、例えばLED照明部18の全面または一部の青色LEDのみを点灯させてもよい。
また、別の態様として、リモコンによる「点灯」信号がLED照明機器にて受信されたことをユーザーに知らせるために、例えば、まず、点灯動作を行う前に、表示信号に基づいて、LED照明部18の全体もしくは一部を一旦所定時間(例えば5秒間)照度を例えば30%にして点灯させたのち、動作信号に基づいて、LED照明部18の全体を照度100%で点灯させて点灯動作を完了させてもよい。ここで、表示信号に基づいて、LED20がR/G/Bの発光ダイオードからなる場合、例えばLED照明部18の全面または一部の青色LEDのみを照度を30%にして点灯させてもよい。
同様にして、照明の「消灯」の場合も、消灯に相当する送信信号が受信されると、「消灯」の動作コマンドが信号処理回路12により検索され、信号処理回路12からの信号に基づき、駆動回路22から「消灯」動作信号に相当する電流および「消灯」表示信号に相当する電流がLED照明部18の各LED20に供給される。
リモコンによる「消灯」信号がLED照明機器にて受信されたことをユーザーに知らせるために、例えば、まず、消灯動作を行う前に、表示信号に基づいて、LED照明部18の全体もしくは一部を一旦所定時間(例えば5秒間)消灯させた後に点灯させ、点灯後所定時間(例えば5秒間)経過後に、動作信号に基づいて、LED照明部18の全体を消灯させ消灯動作を完了させる。ここで、表示信号に基づいて、LED20がR/G/Bの発光ダイオードからなる場合、例えばLED照明部18の全面または一部の青色LEDのみを点灯させてもよい。
または、リモコンによる「消灯」信号がLED照明機器にて受信されたことをユーザーに知らせるために、例えば、まず、消灯動作を行う前に、表示信号に基づいて、LED照明部18の全体もしくは一部を一旦所定時間(例えば5秒間)照度を例えば30%まで下げて所定時間(例えば5秒間)経過後に、動作信号に基づいて、LED照明部18の全体を消灯させ消灯動作を完了させてもよい。
[照度変更表示]
また、照度を変更する場合は、照度変更動作を行う前に、表示信号に基づいて、予め照度の%毎に割り当てられた点滅数および点滅間隔でLED照明部18の全体または一部を照明表示する。例えば、リモコンにより、「照度40%に変更」信号がLED照明機器にて受信されると、ユーザーに知らせるために、まず、照度変更動作を行う前に、表示信号に基づいて、LED照明部18の全体もしくは一部において、まず「照度変更」を開始することを知らせるために所定時間(例えば5秒間)青色LEDのみ点灯させ、その後「照度40%」に相当する4回所定点滅間隔(例えば1秒間間隔)で点滅させ、その後、動作信号に基づいて、LED照明部18の照度を40%に変更させ照度変更動作を完了させてもよい。なお、「照度変更」開始を知らせるための所定時間の点灯は、青色LEDに限るものではなく、赤色LEDであっても、緑色LEDであってもよい。また、照度の%を知らせる点滅も、上述では、R/G/BからなるLED群の場合であってもR/G/BからなるLED全てを同様に点滅させているが、これに限るものではなく、上記「照度変更」開始を知らせるための所定時間の点灯時に用いた発光色のLED以外の一色のLEDを点滅させてもよい。
[タイマー表示]
次に、タイマー表示について以下に説明する。
通常、照明機器では、タイマー動作を照明機器から確認することは困難であった。そこで、本実施の形態では、タイマー設定時間に応じて、LED照明部18の一部または全体で設定時間を点滅させることによって、ユーザーに対してタイマー動作を確認させることができる。
例えば、タイマー機能を利用して5分後にLED照明機器を点灯させる場合、タイマー機能による5分後点灯に相当する送信信号が信号処理回路12にて受信されると、「5分後点灯」の動作コマンドが信号処理回路12により検索され、信号処理回路12からの信号に基づき、駆動回路22から「5分後点灯」動作信号に相当する電流および「点滅」表示信号に相当する電流がLED照明部18の各LED20に供給される。
タイマー表示を行う場合、表示信号に基づいて、予めタイマーの時間毎に割り当てられた点滅数および点滅間隔でLED照明部18の全体または一部を照明表示する。例えば、リモコンにより、上述したように「5分後点灯」信号がLED照明機器にて受信されると、ユーザーに知らせるために、まず、表示信号に基づいて、LED照明部18の全体もしくは一部において、まず「点灯タイマー」を受信したことを知らせるために所定時間(例えば5秒間)赤色LEDのみ点灯させ、その後「5分」に相当する5回所定点滅間隔(例えば1秒間間隔)で点滅させ、その後、動作信号に基づいて、LED照明部18を5分後に点灯させタイマー動作を完了させる。なお、「点灯タイマー」受信を知らせるための所定時間の点灯は、赤色LEDに限るものではなく、照度変更と判別可能であれば、青色LEDであっても、緑色LEDであってもよい。また、タイマーの開始時間を知らせる点滅も、上述では、R/G/BからなるLED群の場合であってもR/G/BからなるLED全てを同様に点滅させているが、これに限るものではなく、上記「タイマー開始時間」を知らせるための所定時間の点灯時に用いた発光色のLED以外の一色のLEDを点滅させてもよい。
また、例えば「5分後消灯」の場合は、表示信号に基づいて、LED照明部18の全体もしくは一部において、まず「消灯タイマー」を受信したことを知らせるために所定時間(例えば5秒間)緑色LEDのみ点灯させ、その後「5分」に相当する5回所定点滅間隔(例えば1秒間間隔)で点滅させ、その後、動作信号に基づいて、LED照明部18を5分後に点灯させタイマー動作を完了させる。なお、「消灯タイマー」受信を知らせるための所定時間の点灯は、緑色LEDに限るものではなく、照度変更や点灯タイマーと判別可能であれば、青色LEDであっても、赤色LEDであってもよい。また、タイマーの開始時間を知らせる点滅も、上述では、R/G/BからなるLED群の場合であってもR/G/BからなるLED全てを同様に点滅させているが、これに限るものではなく、上記「タイマー開始時間」を知らせるための所定時間の点灯時に用いた発光色のLED以外の一色のLEDを点滅させてもよい。
[自動照度調整モード表示]
また、上記LED照明機器において、周囲の明るさを検知する受光素子を組み合わせることにより、自動照度調整を行うことができる。ここで、周囲の明るさを検知する受光素子からの信号が信号処理回路12に入力されると、信号処理回路12は、予め設定されている周りの明るさに応じたLED照度を検索し、検索されたLED照度に応じて駆動電流が、駆動回路22からLED群に供給され、照度が自動調整される。その際に、上述同様に、信号処理回路12からの動作コマンドに応じて、駆動回路22からの駆動電流を制御して、LED照明部18の一部または全体に、自動照度調整か否かをユーザーに知らせることができる。
例えば、リモコンによる「自動照度調整」信号がLED照明機器にて受信されると、ユーザーに知らせるために、表示信号に基づいて、LED照明部18の全体もしくは一部において、まず「自動照度調整」を受信したことを知らせるために所定時間(例えば10秒間)青色LEDのみ点灯させ、その後、動作信号に基づいて、LED照明部18を自動照度調整させる。一方、「自動照度調整解除」信号が受信された場合は、例えば、所定時間(例えば10秒間)赤色LEDのみ点灯させ、その後、動作信号に基づいて、LED照明部18における自動照度調整を解除する。なお、点灯させるLEDの色は、上述のものに限るものではなく、自動照度調整の開始・解除が容易に判別可能な色の組み合わせであれば、R/G/Bのいずれの色を用いてもよい。
または、リモコンによる「自動照度調整」信号がLED照明機器にて受信されると、ユーザーに知らせるために、表示信号に基づいて、LED照明部18の全体もしくは一部において、まず「自動照度調整」を受信したことを知らせるために、「自動照度調整」特有の点滅パターン、例えば3秒点灯した後1秒消灯し再度3秒点灯した後1秒消灯のように等間隔でない特定のパターンで表示した後、動作信号に基づいて、LED照明部18を自動照度調整させる。一方、「自動照度調整解除」信号が受信された場合は、例えば、「自動照度調整解除」特有の点滅パターン、例えば3秒消灯した後1秒点灯し再度3秒消灯した後1秒点灯のように等間隔でなく特定のパターンであって、上記自動照度調整開始パターンと差別化可能な点滅パターンで表示した後、動作信号に基づいて、LED照明部18を自動照度調整させる。ここで、上記点滅は、R/G/Bの全ての発光色のLEDで行ってもよく、またはR/G/Bのいずれか1色のLEDにて行ってもよい。
また、上述したように、急激な明るさの変化は、目への刺激が強くあまり好ましくないことから、照明をフェードインまたはフェードアウトさせて、明るさをリニアに調整することが望ましい。本実施の形態のLED照明機器においても点灯から消灯を徐々に行うフェードイン、フェードアウト機能を持たせることができる。その場合、上述したタイマー機能および照度表示と同様に、リモコンから照明のフェードインまたはフェードアウトの送信信号が送信させると、信号処理回路12にてこの送信信号に相当する動作コマンドが検索され、この動作コマンドに応じた駆動電流が駆動回路22からLED20群のほぼ全体に供給され、LED20群の発光度合いが制御される。
この発光度合いの動作を行う前に、フェードインまたはフェードアウトのモードをLED照明部18に表示する。例えば、LED照明部18が点灯していない場合(照明オフのとき)であって、「フェードイン」信号をリモコンからLED照明機器が受信した場合、例えばLED照明部18の全体の照度を0%から30%にソフトに照度変化を行い、直ぐに0%に戻すことで「フェードイン」信号が受信されたことをユーザーに知らせ、その後、点灯信号が入力された場合、徐々に照度を0%から100%あるいは設定された照度に上げて点灯させる。
一方、LED照明部18が点灯している場合(照明オンのとき)であって、「フェードアウト」信号をリモコンからLED照明機器が受信した場合、例えば照明部18の全体の照度を100%から70%にソフトに照度変化を行い、直ぐに100%に戻すことで「フェードアウト」信号が受信されたことをユーザーに知らせ、その後、消灯信号が入力された場合、徐々に照度を100%から0%に下げて消灯させる。
以上より、本実施の形態のLED照明機器の信号処理回路12では、予め、動作コマンドに相当する表示信号は一対一に決められており、簡単な駆動回路22を用いても、LED照明部18の全体または一部の点灯、点滅、照明変化、照明色の組み合わせにより、大量の動作コマンドにそれぞれ対応する照明表示を行うことができる。さらに、LED照明部18を構成するLEDの数は極めて多いため、動作に対応する照明表示を多様化させることができる。
以上、リモコンを用いて各種モードや切り替え動作を照明表示するLED照明機器について説明したが、本願のLED照明機器はこれに限るものではなく、照明機器の周辺、例えば壁面にコントローラを備えたLED照明機器や、照明機器それ自体にコントローラを備えたLED照明機器においても上述同様の照明表示を行うことができる。すなわち、上記コントローラを備えたLED照明機器において、上述した図1および図5の受光素子10を上記コントローラに置き換えることにより、コントローラから送信された送信信号を基に信号処理回路12において動作信号および表示信号が走査線駆動回路14、信号線駆動回路16、または駆動回路22に出力され、さらにこの動作信号および表示信号に基づいて走査線駆動回路14、信号線駆動回路16、または駆動回路22からの駆動電流により、上述同様に、表示信号に基づいてLED照明部18において所望のモードや切り替え動作をユーザに認知させる照明表示を行うことができる。
本発明のLED照明機器は、家庭用、業務用のいずれの用途の照明機器にも有効に用いることができる。
実施形態に係るLED照明機器の構成を示すブロック図である。 実施形態のLED照明部の構成の一例を示す図である。 実施形態のLED照明部における文字表示の一例を示す図である。 実施形態のLED照明部における図形表示の一例を示す図である。 実施形態に係る他のLED照明機器の構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 受光素子、12 信号処理回路、14 走査線駆動回路、16 信号線駆動回路、18 LED照明部、20 LED、22 駆動回路。

Claims (4)

  1. 送信信号を受けて、その送信信号に応じた動作を検索する検索部と、
    検索された動作内容を表示するLED照明部と、
    を有することを特徴とするLED照明機器。
  2. 請求項1に記載のLED照明機器において、
    前記LED照明部は、その照明部分の全体または一部に検索された動作内容を表示することを特徴とするLED照明機器。
  3. 請求項1または請求項2に記載のLED照明機器において、
    前記動作内容は、点灯、消灯、点滅、タイマー表示、フェードイン、フェードアウト、照度変化を有する群から選択される少なくとも1種類の動作であることを特徴とするLED照明機器。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のLED照明機器において、
    前記LED照明部は、赤、青、緑の発光層を有する3種類の発光ダイオードのアレイからなることを特徴とするLED照明機器。
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