JP5034979B2 - 起動装置、起動方法、及び、起動プログラム - Google Patents

起動装置、起動方法、及び、起動プログラム Download PDF

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Description

DSP、CPU、FPGA、及び、LSI等のデバイスが搭載され、ブートプログラムのロード、コンフィギュレーション、初期設定を必要とするカードの起動方法に関する。
演算機能を有するDSP(digital signal processor)、及び、CPU(Central Processing Unit)、並びに、信号処理機能を有するFPGA(Field Programmable Gate Array)、及び、LSI(Large Scale Integration)等のデバイスを搭載したカードにおいて、電源を投入する際には、ブートプログラムの転送やコンフィギュレーションデータの書込みや初期設定用のデータの転送等を行う必要がある。ブートプログラムの転送やコンフィギュレーションデータの書込みや初期設定用のデータの転送等を必要とするデバイスがカードに多数存在する場合は、記憶媒体で必要なデータを集中管理することが一般的に行われている。
ここで、従来一般的に行われているカードの起動方法について詳細に説明する。図11は、カードの構成を示すブロック図である。カード100は、ブートプログラムや起動に必要なデータを保存する記憶媒体(例えば、コンパクトフラッシュ(登録商標)(以下CFとする)等)101と、起動に関する処理を一括で管理して制御するブート管理用デバイス102と、DSP104と、CPU105と、FPGA(#1〜#n)106と、LSI(#1〜#n)107とを備える。ブート管理用デバイス102とDSP104及びCPU105は、ブート用バス110で接続されており、ブート管理用デバイス102とFPGA106は、コンフィグ用バス111で接続されており、ブート管理用デバイス102とLSI107は、デバイス設定用バス112で接続されている。
起動の手順は、まず、記憶媒体101にブートプログラム、コンフィギュレーションデータ、デバイス初期設定データを格納しておく。次に、DSP104やCPU105の場合、電源投入時やリセット発生等の再起動時に、ブート管理用デバイス102が記憶媒体101よりブートプログラムを読み出す。ブート管理用デバイス102は、ブート用バス110の配下に接続されているデバイスであるDSP104及びCPU105に対してブートプログラムの転送を実施し、転送が完了したDSP104及びCPU105は、ブート管理用デバイス102に完了通知113、114を送信する。FPGA106の場合、電源投入時やリセット発生等の再起動時に、ブート管理用デバイス102が記憶媒体101よりコンフィギュレーションデータを読み出す。ブート管理用デバイス102は、コンフィグ用バス111の配下に接続されているデバイスであるFPGA106に対してコンフィギュレーションデータの転送を実施し、転送が完了したFPGA106は、ブート管理用デバイス102に完了通知115を送信する。LSI107の場合、電源投入時やリセット発生等の再起動時に、ブート管理用デバイス102が記憶媒体101よりデバイス初期設定データを読み出す。ブート管理用デバイス102は、デバイス設定用バス112の配下に接続されているデバイスであるLSI107に対してデバイス初期設定データの転送を実施し、転送が完了したLSI107は、ブート管理用デバイス102に完了通知116を送信する。全てのデバイスについて処理が終了するとカードの起動処理が完了する。
上記のような起動処理の場合、搭載されているデバイスへのデータ転送中または書き込み中にエラーが発生した場合や集中管理制御を行っているブート管理用デバイス102に完了通知が通知されない場合、起動処理が停止され、カードを起動することができなくなってしまう。このような問題を解決する技術として特許文献1及び2に示す技術が開示されている。
特許文献1に示す技術は、プログラムの更新の際に、当該更新による障害の発生を抑止する技術であり、プログラムメモリの更新前プログラムを外部記憶媒体にコピーし、コピーの正常性を確認できたならば、起動設定を外部記憶媒体に設定し、外部記憶媒体の更新後プログラムをプログラムメモリにコピーして、電子機器を再起動する。再起動後、起動設定が外部記憶媒体である場合には、外部記憶媒体にコピーされた更新前プログラムが起動する。この状態で、ユーザが、更新後プログラムの起動を選択したならば、プログラムメモリの更新後プログラムを起動する。一方、ユーザが、起動設定更新を選択したならば、起動設定をプログラムメモリに復する。これにより、以降は、再起動の度に、プログラムメモリの更新後プログラムが起動するプログラム更新方法である。
特許文献2に示す技術は、情報処理装置の起動時に、ハードウェア障害や初期化プログラムの問題により初期化プログラムが途中で停止してしまう場合であっても、機能や性能などの制約を課しても、オペレーティングシステムを起動させて、その情報処理装置においての障害解析や、また障害からの復旧を可能にする技術であり、起動時に実行されるROMの初期化プログラムが停止した場合、コントローラが、初期化プログラムが中途で停止したことを検知し、停止した初期プログラムを、障害復旧用の初期化プログラムに書き換えて、その後に、情報処理装置の電源オフおよび電源オンをおこなう。そして、再起動により、障害復旧用の書き換えられた初期化プログラムを実行する技術である。
特開2004−110220号公報 特開2007−172096号公報
しかしながら、特許文献1及び2に示す技術は、起動中に障害やエラーが発生した場合であっても、バックアップ用のプログラムや障害復旧用のプログラムで起動を行うことができるが、障害やエラーが発生した場合にはバックアップ用のプログラムや障害復旧用のプログラムが格納されるROMに対してアクセスを行う必要があり、アクセスに時間が掛かってしまうという課題を有する。
また、リトライ機能等を備えているような場合は、バックアップ用のプログラムや障害復旧用のプログラムが格納されるROMに対して何度もアクセスが発生し、カードの起動にかなりの時間を要してしまうという課題を有する。
そこで、本発明は前記課題を解決するためになされたものであり、カードの起動処理中に障害やエラーの発生により再起動された場合に、起動に必要なプログラムやデータへのアクセスを高速化することで、起動処理に要する時間を短縮する起動装置、起動方法、及び、起動プログラムを提供することを目的とする。
(1.バスの種別毎にメモリを配設)
本起動装置は、演算機能、信号処理機能等の各種処理機能のいずれかを有する複数の電子デバイスを備えるカードを起動する起動装置において、前記カードを起動に必要な基本データを不揮発性にて格納する不揮発性記憶手段と、起動処理を管理して制御する起動管理手段と、前記複数の電子デバイスを前記カードの起動処理において必要となる基本データの送受信で利用されるバスの種別毎に少なくともグループ化し、当該グループ毎に前記起動管理手段と当該バスで接続され、前記基本データを一時データとして揮発性にて格納する揮発性記憶手段とを備え、前記起動管理手段が、当該カードの起動時に前記不揮発性記憶手段から前記各電子デバイスに必要な基本データを送信し、前記揮発性記憶手段に同一の基本データを送信し、当該カードの再起動時に当該揮発性記憶手段に格納された一時データを用いて再起動の処理を行うものである。
このように、本起動装置においては、カードの起動時に各電子デバイスに起動に必要な基本データを不揮発性の記憶手段から送信すると共に、バスの種別ごとに備えられた揮発性の記憶手段にも一時データとして併せて送信し、当該カードの再起動時には揮発性の記憶手段が格納する一時データを用いて再起動の処理を行うため、再起動時に不揮発性の記憶手段へのアクセスが不要となり、処理速度を上げて作業時間を短縮することができるという効果を奏する。
また、揮発性の記憶手段を備えることで、演算機能を有する電子デバイス(例えば、CPUやDSP等)のブート処理において再起動が発生した場合であっても、揮発性の記憶手段からの再起動処理を行いつつ、不揮発性の記憶手段からの他の電子デバイスへの基本データの送信(例えば、FPGAのコンフィグデータの送信)を行うことができ、処理を並行して行うことで作業時間を短縮することができるという効果を奏する。
さらに、バスの種別ごとにグループ化することにより、グループ内でのデータの通信速度や通信するデータの種類を共通化することができるため、起動処理を統一的で且つ効率良く行うことができるという効果を奏する。
なお、電子デバイスをグループ化する場合には、少なくともカードの起動に必要なデータの送受信で利用されるバスの種別毎に行こととしているが、例えば、さらに細分化された個々の電子デバイス毎にグループ化して揮発性の記憶手段を備える構成としてもよい。
また、信号処理機能を有する電子デバイスの具体例として、例えば、FPGAやLSIといったデバイスが含まれる。
(2.リトライ機能)
本起動装置は、前記電子デバイスが正常に動作しない場合に、当該電子デバイスに対してリトライの指示を要求し、前記揮発性記憶手段に格納された一時データを前記正常に動作しない電子デバイスに送信して、当該電子デバイスのリトライを実行させるリトライ手段を備えるものである。
このように、本起動装置においては、電子デバイスが正常に動作しない場合に、揮発性記憶手段に格納された一時データを用いてリトライを実行するため、リトライにより電子デバイスが正常に動作する可能性が高くなると共に、揮発性記憶手段の一時データを電子デバイスに送信することで、処理を高速で行うことができるという効果を奏する。
(3.整合性の確認)
本起動装置は、当該カードの起動時に前記不揮発性記憶手段から前記各電子デバイスに送信された基本データと前記揮発性記憶手段が格納する一時データとの一致を確認する整合性確認手段を備え、前記整合性確認手段の整合性確認結果に基づいて、前記起動管理手段が当該カードの再起動時に、当該揮発性記憶手段に格納された一時データを用いて各電子デバイスの再起動処理を実行させるものである。
このように、本起動装置においては、不揮発性記憶手段から各電子デバイスに送信された基本データと揮発性記憶手段が格納する一時データとの整合性を確認し、整合性が取れていると判断された場合には、一時データを用いて再起動の処理を行うため、一時データの信頼性を保証しつつ、再起動時にはアクセス時間を短縮して処理効率を上げることができるという効果を奏する。
なお、揮発性記憶手段にDPRAM(Dual Port RAM)を用いることで、揮発性記憶手段に対してデータを書き込む処理を行いつつ、揮発性記憶手段の一時データを読み出して整合性を確認するようにしてもよい。そうすることで、処理時間を短縮することができる。
また、カードの起動が完了した後に定期的に基本データと一時データの照合を行うようにしてもよい。そうすることで、運用中の電子デバイスの性能を落とすことなく、揮発性記憶手段に格納している一時データの信頼性を確認することができる。
(4.バス切替デバイス)
本起動装置は、前記バスにおけるデータの通信を遮断するバス切替デバイスと、当該カードの起動時に前記不揮発性記憶手段から前記各電子デバイスに送信された基本データと前記揮発性記憶手段が格納する一時データのいずれかを前記バス切替デバイスを制御することにより選択し、当該選択されたデータを用いて再起動の処理を行うバス切替デバイス制御手段とを備えるものである。
このように、本起動装置においては、バス切替デバイスを制御して基本データと一時データのいずれのデータで再起動の処理を行うかを選択するため、データの衝突を避けて処理の精度を上げることができるという効果を奏する。
(5.処理のスキップ)
本起動装置は、前記電子デバイスが正常に動作しない場合に予め設定されたリトライ回数に基づいて当該電子デバイスを動作させる処理をスキップするかどうかを判定するスキップ判定手段と、前記スキップ判定手段が判定した結果に基づいて当該カードの縮退情報を、前記演算機能を有する電子デバイスへ通知する縮退情報通知手段とを備えるものである。
このように、本起動装置においては、数回のリトライを実行しても起動処理がうまくいかない場合に、予め設定されたリトライ上限回数に基づいて処理をスキップし、その縮退情報を演算機能を有するCPUやDSP等の電子デバイスに通知するため、縮退をした状態のままカードを起動させるという判断をソフトウェアで行うことができ、装置を運用し易くなるという効果を奏する。
なお、ソフトウェアの判断により、カードを縮退した状態のまま起動した場合であってもカードの運用を行いつつリトライを実行するようにしてもよい。
(6.不揮発性記憶手段からのデータ送信)
本起動装置は、当該カードの起動時に前記揮発性記憶手段が格納する一時データを用いて起動の処理を行った場合に、正常に動作しない電子デバイスが存在すると、前記起動管理手段が、前記不揮発性記憶媒体から当該電子デバイスに対して再度カードの起動に必要な基本データを送信するように信号を出力するものである。
このように、本起動装置においては、揮発性記憶手段に格納された一時データを用いてカードを起動した場合に、正常に起動しない電子デバイスがあると、一時データの信頼性がないと判断し、不揮発性記憶手段の基本データを用いて起動処理を行うため、一時データの信頼性が低い場合であっても、基本データでカードを起動することができ、カードの起動に必要なデータの信頼性を確保できるという効果を奏する。
これまで、本発明を装置として示したが、所謂当業者であれば明らかであるように本発明を方法、及び、プログラムとして捉えることもできる。これら前記の発明の概要は、本発明に必須となる特徴を列挙したものではなく、これら複数の特徴のサブコンビネーションも発明となり得る。
以下、本発明の実施の形態を説明する。本発明は多くの異なる形態で実施可能である。従って、本実施形態の記載内容のみで本発明を解釈すべきではない。また、本実施形態の全体を通して同じ要素には同じ符号を付けている。
以下の実施の形態では、主に装置について説明するが、所謂当業者であれば明らかな通り、本発明は方法、及び、コンピュータを動作させるためのプログラムとしても実施できる。また、本発明はハードウェア、ソフトウェア、または、ハードウェア及びソフトウェアの実施形態で実施可能である。プログラムは、ハードディスク、CD−ROM、DVD−ROM、光記憶装置、または、磁気記憶装置等の任意のコンピュータ可読媒体に記録できる。さらに、プログラムはネットワークを介した他のコンピュータに記録することができる。
また、以下の実施形態において、「再起動」は、電源が切れずに起動動作がリセットすることを意味し、電源投入は、電源が切れた状態から電源が入る状態の動作を意味する。
(本発明の第1の実施形態)
(1.構成と機能)
(1−1 全体構成)
図1は、本実施形態に係る起動装置全体の構成を示すブロック図である。起動装置200は、CPU/DSPのブートプログラムデータやFPGAのコンフィギュレーションデータやデバイス設定データを集中管理する記憶媒体201と、カードの起動処理を制御するブート管理用デバイス202と、DSP206と、CPU207と、ブートプログラムデータを一時的に保管するブート用メモリ208aと、FPGA209、210と、コンフィギュレーションデータを一時的に保管するコンフィグ用メモリ208bと、LSI211、212と、デバイス設定データを一時的に保管するデバイス設定用メモリ208cとを備える。
ブート管理用デバイス202、DSP206、CPU207、及び、ブート用メモリ208aは、ブート用バス213で接続されており、双方向にデータの送信を行う構成となっている。ブート管理用デバイス202、FPGA209、210、及び、コンフィグ用メモリ208bは、コンフィグ用バス214で接続されており、ブート管理用デバイス202から各FPGA方向へのデータ送信を行う構成となっている。ブート管理用デバイス202、LSI211、212、及び、デバイス設定用メモリ208cは、デバイス設定用バス215で接続されており、ブート管理用デバイス202から各LSI方向へのデータ送信を行う構成となっている。各デバイスに接続するバス上には、データの衝突を避けるためのバス切替デバイス216a、216b、216cを備える。
また、ブート管理用デバイス202は、カードの起動処理におけるリトライ動作を制御するリトライ制御部203と、ブート用メモリ208a、コンフィグ用メモリ208b、及び、デバイス設定用メモリ208cの整合性を確認するメモリ制御部204と、バス切替デバイス216a、216b、216cの動作を制御するバス切替デバイス制御部205と、カード起動の管理を行うカード起動管理部226とを備える。
さらに、リトライ制御部203は、タイマ監視部203aとエラー監視部203bと起動フラグ保持部203cとリトライ回数フラグ保持部203dとスキップ制御部203eと縮退制御部203fとを備え、メモリ制御部204は、整合性確認部204aを備える。
なお、図1においては、カードの起動に必要なデータの送受信で利用されるバスの種別毎にデバイスをグループ化してメモリ208a〜208cを備える構成としたが、グループ化の方法として、例えば、さらに細分化された個々のデバイス毎にグループ化してメモリを備える構成としてもよい。
また、リトライ制御部203と、メモリ制御部204と、バス切替デバイス制御部205と、カード起動管理部226は、ブート管理用デバイス202に備えられる構成としているが、必ずしもブート管理用デバイス202に備える必要はなく、ブート管理用デバイス202の外に備える構成としてもよい。
(1−2 リトライ制御部の構成と機能)
図2は、本実施形態に係るリトライ制御部203の構成を示すブロック図である。リトライ制御部203はリトライ/スキップ/縮退判定部301と障害監視部302に分かれる。リトライ/スキップ/縮退判定部301ではリトライ回数フラグ304と起動フラグ305を保持している。障害監視部302から通知されるエラー情報312をカウントし、リトライ実行有無を判定する。リトライを実行した場合はリトライ回数のカウントも行い、リトライを数回繰り返す場合にはリトライ回数フラグ304とリトライ回数との比較を行いながらリトライの有無を判定する。
起動フラグ305は、カードの起動に必要なデータを記憶媒体201から取得するのかまたはメモリ208a〜208cから送信するのかを判断するためのフラグである。エラーがなく正常に起動が完了したデバイスについては、以降の起動にメモリ208a〜208cからのデータを使用したほうが高速に起動することが可能となるので、判定回路部303が、起動フラグ305を記憶媒体201側からメモリ208a〜208c側(データをメモリ208a〜208cから送信する)へと書き換える。リトライ実行時やエラー発生時にはメモリ208a〜208cに配置したデータの信頼性がないため起動フラグ305は記憶媒体201側(データを記憶媒体201から取得する)へと書き換える。
リトライ/スキップ/縮退判定部301はカード起動管理部226に対してリトライ指示310及びスキップ指示309を行う。スキップを行った場合は、該当デバイスを縮退して使用するかどうかの判断をCPU207やDSP206が行う必要があるためカード起動管理部226に対して縮退情報通知311を行い、カード起動管理部226はCPU207やDSP206に対して縮退情報を通知する。
また、リトライ/スキップ/縮退判定部301はメモリ制御部インタフェース(以下、メモリ制御部IFとする)306を介して、メモリ制御部204に整合性チェック指示317、起動方法指示316を行う。起動方法指示316は、記憶媒体201からのデータ取得するか、またはメモリ208a〜208cからデータを転送するかを判定するための信号である。メモリ制御部204から通知される整合性チェック結果318は起動フラグ制御にも反映される。さらに、バス切替デバイス制御インターフェース(以下、バス切替デバイス制御IFとする)307を介して、起動方法指示315をする。
障害監視部302では各デバイスの障害を監視する。カード起動管理部226から通知される起動状態通知信号308からどのデバイスに対して起動を行っているかを監視する。監視内容は規定時間内に立ち上がるかどうかのタイマ判定、各デバイスから通知される起動時のエラー判定の2種類である。タイマ判定は各デバイスからの完了通知313が規定時間内にブート管理用デバイス202に到達するかどうかで判断する。エラー判定は各デバイスからのエラー通知(例えば、FPGAが出力するSTATUS信号)314を監視することで判断する。
なお、ソフトウェアの判断により、カードを縮退した状態のまま起動した場合であってもカードの運用を行いつつリトライを実行するようにしてもよい。
(1−3 メモリ制御部の構成と機能)
図3は、本実施形態に係るメモリ制御部204の構成を示すブロック図である。メモリ制御部204ではブート用バス110、コンフィグ用バス111、及び、デバイス設定用バス112のデータ信号407を引き込んでおり、起動状態通知信号308から起動に使用しているデータを抽出する。そのデータはWriteデータ用バッファ401に格納する。
メモリ制御信号生成部406では、起動状態通知信号308とリトライ制御部203から入力される起動方法指示信号316を判定し、メモリ208a〜208cに対するRead信号/Write信号218a〜218cを制御する。各デバイスの起動処理中にメモリ208a〜208cに対してもデータを格納する場合はWrite信号218a〜218cを有効にする。各メモリ208a〜208cにWrite処理を実行しつつRead処理もあわせて実行することで、Write処理したデータの値をメモリ208a〜208cから読み出し、その読み出したデータを、起動状態通知信号308を用いて選択し、Readデータ用バッファ403に格納する。
メモリ208a〜208cにDPRAMを使用する場合にはWrite信号218a〜218cと同時にRead信号218a〜218cも有効にすることで高速にデータの読み出しReadデータ用バッファ403に格納することが可能である。メモリ208a〜208cにシングルメモリを使用した場合でもメモリ208a〜208cに対するWrite処理を実行した直後にRead処理を行うことでメモリ208a〜208cからデータを読み出しRead用バッファ403にデータを格納する。
照合回路402では、リトライ制御部203から入力される整合性チェック指示信号317が有効な場合、Write用バッファ401及びRead用バッファ403から、データ信号408、410を介して同時にデータを読み出して一致確認を行う。不一致の場合はリトライ制御部203に対して整合性不一致の情報を整合性チェック結果318の信号を用いて通知する。
(1−4 バス切替デバイス制御部の構成と機能)
図4は、本実施形態に係るバス切替デバイス制御部205の構成を示すブロック図である。バス切替デバイス制御部205は、リトライ制御部203から入力される起動方法指示信号315とカード起動管理部226から通知される起動状態通知信号308からバス切替デバイス216a〜216cに対する方向制御信号502及びEnable信号503の生成を行う。方向制御信号502及びEnable信号503の生成は、判定回路501にて行われる。
電源投入時は、記憶媒体201から起動に必要なデータを取得し、各デバイスに対して転送する場合と、リセット時などメモリ208a〜208cから起動に必要なデータを取得して各デバイスに対して転送する場合では、バス切替デバイス216a〜216cの制御が異なる。
ここで、バス切替デバイスの制御処理の具体例について説明する。図5は、バス切替デバイスの制御を具体的に示す図である。ここでは、DSP206とCPU207の起動処理について説明する。図5(a)は電源投入時の状態を示す。電源投入時は、まず、ブート管理用デバイス202からDSP206及びメモリ208aにブートプログラムデータが送信される。従って、ブート管理用デバイス202に接続するバス切替デバイスとDSP206に接続するバス切替デバイスとメモリ208aに接続するバス切替デバイスはEnable状態となり、CPU207に接続されるバス切替デバイスは、データの衝突を避けるためにDis−enable状態となる。DSP206へのデータの送信が終了すると、DSP206に接続するバス切替デバイスがDis−Enable状態となり、CPU207に接続されるバス切替デバイスがEnable状態となる。
図5(b)はリトライ時(メモリ208aからデータを取得する場合)の状態を示す。リトライ時は、まず、メモリ208aからDSP206にブートプログラムデータが送信される。従って、DSP206に接続するバス切替デバイスとメモリ208aに接続するバス切替デバイスはEnable状態となり、ブート管理用デバイス202に接続するバス切替デバイスとCPU207に接続されるバス切替デバイスは、データの衝突を避けるためにDis−enable状態となる。DSP206へのデータの送信が終了すると、DSP206に接続するバス切替デバイスがDis−Enable状態となり、CPU207に接続されるバス切替デバイスがEnable状態となる。
図5(c)は正常起動完了後の状態を示す。ここでは、起動が正常に完了した後なので全てのバス切替デバイスがDis−enable状態となる。
なお、図5においてEnable信号503は、バス切替デバイスのEnable状態を制御するための信号であり、方向制御信号502は、バスを流れるデータの方向を制御する信号である。つまり、図5(b)の場合は、メモリ208aからデータ送信される方向が、図5(a)の場合とは逆になるように制御される。
(2.動作)
(2−1 シングルメモリを用いた場合の正常起動処理)
図6は、シングルメモリを用いた場合のカードの起動処理(正常起動時)を示すシーケンス図である。ここでは複数搭載されるデバイスの内、DSP206とFPGA209について示す。なお、CPU207や他のFPGA210、LSI211、212が搭載されている場合でも同等の動作でカードの起動を行う。
まず、ブート管理用デバイス202はDSP206からのデータ要求を受け、記憶媒体201からデータを読み込む。DSP206に対し記憶媒体201から読み込んだデータの返送を行うと同時にシングルメモリ(DSP206用)208aにも同じデータを書き込む。DSP206に対してデータ返送を行ったと同時に完了通知受信タイマ監視を開始する。
なお、タイマ監視はDSP206からデータ要求を受信した時点で開始してもよい。
データ返送が完了し、DSP206から次のデータ要求を受けた時点でタイマをクリアする。そして、ブート管理用デバイス202はシングルメモリ(DSP206用)208aに対し整合性確認用データのリード要求を行い、読み込んだデータと書き込んだデータの整合性確認を行う。この時、タイマ監視はデータ要求毎にクリアしてもよいし、最初のデータ要求から完了通知受信までを監視するようなタイマを使用してもよい。整合性確認後、ブート管理用デバイス202はDSP206から次のデータ要求に対して記憶媒体201からデータを読み込み、その後、最初のデータ要求時と同様の動作を行う。
上記処理の繰り返しにより全てのデータ要求が終了すると、ブート管理用デバイス202は、DSP206から完了通知を受信し、タイマ監視をクリアして、記憶媒体201に対して次のデバイスであるFPGA209のコンフィギュレーション用のデータ要求を行う。
なお、データの整合性確認は、データの返送ごとではなく、完了通知受信又はタイマ監視クリアを契機に整合性確認用データのリード指示を行い、データをまとめて読み出した後に整合性を確認してもよい。
FPGA209に対し記憶媒体201から読み込んだコンフィギュレーション用データの返送を行うと同時にシングルメモリ(FPGA209用)208bにも同じデータを書き込み、FPGA209はコンフィギュレーション処理を行う。またブート管理用デバイス202はこれと同時に完了通知受信タイマ監視を開始する。
ブート管理用デバイス202は、FPGA209から完了通知を受信したらタイマ監視をクリアし起動処理を終了する。
(2−2 DPRAMを用いた場合の正常起動処理)
図7は、DPRAMを用いた場合のカードの起動処理(正常起動時)を示すシーケンス図である。ここでも図6の場合と同様に複数搭載されるデバイスの内、DSP206とFPGA209について示す。なお、CPU207や他のFPGA210、LSI211、212が搭載されている場合でも同等の動作でカードの起動を行う。
まず、ブート管理用デバイス202は、DSP206からのデータ要求を受け、記憶媒体201からデータを読み込む。DSP206に対し記憶媒体201から読み込んだデータの返送を行うと同時にDPRAM(DSP206用)208aにも同じデータを書き込む。DSP206に対してデータ返送を行ったと同時に完了通知受信タイマ監視を開始する。
なお、タイマ監視はDSP206からデータ要求を受信した時点で開始してもよい。
ブート管理用デバイス202は、DPRAM(DSP206用)208aへのデータ書込み後、DPRAM(DSP206用)208aに対し整合性確認用データのリード要求を行い、読み込んだデータと書き込んだデータ整合性確認を行う。
DSP206から次のデータ要求を受けたらタイマをクリアし、最初のデータ要求時と同様の動作を行う。この時、タイマ監視はデータ要求毎にクリアしてもよいし、最初のデータ要求から完了通知受信までを監視するようなタイマを使用してもよい。
上記処理の繰り返しにより全てのデータ要求が終了すると、ブート管理用デバイス202は、DSP206から完了通知を受信し、タイマ監視をクリアして、記憶媒体201に対して次のデバイスであるFPGA209のコンフィギュレーション用のデータ要求を行う。
なお、データの整合性確認は、データの返送ごとではなく、完了通知受信又はタイマ監視クリアを契機に整合性確認用データのリード指示を行い、データをまとめて読み出した後に整合性を確認してもよい。
FPGA209に対し記憶媒体201から読み込んだコンフィギュレーション用データの返送を行うと同時にDPRAM(FPGA209用)208bにも同じデータを書き込み、FPGA209はコンフィギュレーション処理を行う。またブート管理用デバイス202はこれと同時に完了通知受信タイマ監視を開始する。
上記処理の繰り返しにより全てのデータ要求が終了すると、ブート管理用デバイス202は、FPGA209から完了通知を受信し、タイマ監視をクリアして起動処理を終了する。
(2−3 DPRAMを用いた場合のエラー発生時の起動処理)
図8は、DPRAMを用いた場合のカードの起動処理(エラー発生時)を示すシーケンス図である。ここでも図6及び図7の場合と同様に複数搭載されるデバイスの内、DSP206とFPGA209について示す。エラー発生時は、エラーが発生したデバイスの起動に必要なデータの整合性が取れていると確認されている場合、記憶媒体201ではなく各デバイス用メモリ208a〜208c内に格納されたデータを用いてカードが起動される。整合性が取れていない場合は、記憶媒体201からデータを取得する。なお、CPU207や他のFPGA210、LSI211、212が搭載されている場合でも同等の動作でカードの起動を行う。
まず、ブート管理用デバイス202は、DSP206からのデータ要求を受け、記憶媒体201からデータを読み込む。DSP206に対し記憶媒体201から読み込んだデータの返送を行うと同時にDPRAM(DSP206用)208aにも同じデータを書き込む。DSP206に対してデータ返送を行ったと同時に完了通知受信タイマ監視を開始する。
なお、タイマ監視はDSP206からデータ要求を受信した時点で開始してもよい。
ブート管理用デバイス202はDPRAM(DSP206用)208aへのデータ書込み後、DPRAM(DSP206用)208aに対し整合性確認用データのリード要求を行い、読み込んだデータと書き込んだデータの整合性確認を行う。
DSP206から次のデータ要求を受けたらタイマをクリアし、最初のデータ要求時と同様の動作を行う。この時、タイマ監視はデータ要求毎にクリアしてもよいし、最初のデータ要求から完了通知受信までを監視するようなタイマを使用してもよい。
ブート管理用デバイス202は、DSP206からの完了通知がタイムアウトなった場合、DSP206に対して再ブート処理を指示する。また、これと並行してブート管理用デバイス202は記憶媒体201に対し、FPGA209のコンフィギュレーションデータの要求を行う。
再ブート処理を受けたDSP206はブート管理用デバイス202に対しデータ要求を行う。DPRAM(DSP206用)208a内のデータの整合性が取れている場合、ブート管理用デバイス202はDPRAM(DSP206用)208aに対し、データ返送指示を行い、DPRAM(DSP206用)208aはDSP206にデータを送信する。
記憶媒体201に対し、FPGA209のコンフィギュレーションデータの要求を行ったブート管理用デバイス202は、記憶媒体201からデータを読み込み、FPGA209に対してコンフィギュレーションデータの返送を行うと同時にDPRAM(DSP206用)208aにも同じデータを書き込むという一連の動作を、再ブート処理と並行して行う。
上記処理の繰り返しにより全てのデータ要求が終了すると、ブート管理用デバイス202は、DSP206及びFPGA209から完了通知を受信し、タイマ監視をクリアして起動処理を終了する。
(2−4 DPRAMを用いた場合のリセット発生時の起動処理)
図9は、DPRAMを用いた場合のカードの起動処理(リセット発生時)を示すシーケンス図である。ここでも図6、図7及び図8の場合と同様に複数搭載されるデバイスの内、DSP206とFPGA209について示す。リセット発生時、各デバイスの起動に必要なデータの整合性が確認されている場合、記憶媒体201ではなく各デバイス用メモリ208a〜208c内に格納されたデータを用いてカードが起動される。整合性が取れていない場合は、記憶媒体201からデータを取得する。なお、CPU207や他のFPGA210、LSI211、212が搭載されている場合でも同等の動作でカードの起動を行う。
まず、リセットが発生した場合、DSP206はブート管理用デバイス202に対しデータ要求を行う。DPRAM(DSP206用)208a内のデータの整合性が取れている場合、ブート管理用デバイス202はDPRAM(DSP206用)208aに対し、データ返送指示を行い、DPRAM(DSP206用)208aは、整合性確認によって保証されたデータをDSP206に送信し、完了通知受信タイマ監視を行う。この時、タイマ監視はデータ要求毎に行ってもよいし、最初のデータ要求から完了通知受信までを監視するようなタイマを使用してもよい。
DSP206からの完了通知受信後、ブート管理用デバイス202はタイマのクリア、タイマ監視終了を行い、次デバイスであるFPGA209のデータ書き込み指示をDPRAM(DSP206用)208bに対して行う。またブート管理用デバイス202はFPGA209に対する完了通知受信タイマの監視を開始する。
上記処理の繰り返しにより全てのデータ要求が終了すると、ブート管理用デバイス202は、FPGA209から完了通知を受信し、タイマ監視をクリアして起動処理を終了する。
なお、各デバイス用メモリ208a〜208cはシングルメモリを用いても、DPRAMを用いてもよい。DPRAMを用いることで、メモリ208a〜208cに対してデータを書き込む処理を行いつつ、メモリの値を読み出して整合性を確認して処理時間を短縮することができる。
また、カードの起動が完了した後に定期的に記憶媒体201からのデータと各デバイス用メモリ208a〜208cのデータの照合を行うようにしてもよい。そうすることで、運用中のデバイスの性能を落とすことなく、各デバイス用メモリ208a〜208cに格納しているデータの信頼性を確認することができる。
このように、本実施形態に係る起動装置200によれば、カードが備える複数のデバイスをカードの起動処理において必要となるデータの送受信で利用されるバスの種別毎に少なくともグループ化し、当該グループ毎に、起動管理手段としてのブート管理用デバイス202と当該バスで接続される揮発性のメモリ208a〜208cとを備え、カードの起動時に記憶媒体201から前記各デバイスに必要なデータを送信する場合に、揮発性メモリ208a〜208cにも同一のデータを送信し、当該カードの再起動時に当該揮発性メモリ208a〜208cに送信されたデータを用いて再起動の処理を行うため、再起動時に記憶媒体201へのアクセスが不要となり、処理速度を上げて作業時間を短縮することができる。
また、揮発性メモリ208a〜208cを備えることで、CPU207やDSP206等のブート処理において再起動が発生した場合であっても、揮発性メモリ208a〜208cからの再起動処理を行いつつ、記憶媒体201からの他のデバイスへのデータの送信(例えば、FPGA209のコンフィギュレーションデータの送信)を行うことができ、処理を並行して行うことで作業時間を短縮することができる。
さらに、デバイスが正常に動作しない場合に当該デバイスに対してリトライの指示を要求するリトライ制御部203を備え、当該リトライ制御部203が、前記揮発性メモリ208a〜208cに格納されたデータを正常に動作しないデバイスに送信してリトライを実行するため、リトライが実行されることで前記デバイスが正常に動作する可能性があり、処理を効率的に行うことができる。
さらにまた、カードの起動時に記憶媒体201から各デバイスに送信したデータと揮発性メモリ208a〜208cに送信されたデータとの整合性を確認し、その結果、整合性が取れていると判断された場合には、カードの再起動時に揮発性メモリに送信されたデータを用いて再起動の処理を行うため、揮発性メモリに送信されたデータの信頼性を保証しつつ、再起動時にはアクセス時間を短縮して処理効率を上げることができる。
さらにまた、バスにおけるデータの通信を遮断するバス切替デバイス216a〜216cを備え、カードの起動時に記憶媒体201から各デバイスに送信したデータと揮発性メモリ208a〜208cに送信されたデータのいずれのデータを用いて再起動の処理を行うかを制御する起動制御フラグを参照して、前記バス切替デバイス216a〜216cを制御するバス切替デバイス制御部205を備えるため、データの衝突を避けて処理の精度を上げることができる。
さらにまた、デバイスが正常に動作しない場合に予め設定されたリトライ回数に基づいて処理をスキップするかどうかを判定するスキップ制御部203eと、スキップ制御部203eが判定した結果に基づいてカードの縮退情報をCPU207またはDSP206へ通知する縮退制御部203fとを備えるため、縮退をした状態のままカードを起動させるという判断をソフトウェアで行うことができ、装置を運用し易くなる。
さらにまた、カードの起動時に揮発性メモリ208a〜208cに送信されたデータを用いて起動の処理を行った場合に、正常に動作しないデバイスが存在すると、ブート管理用デバイス202が記憶媒体201から当該デバイスに対して再度カードの起動に必要なデータを送信するため、揮発性メモリ208a〜208cに送信されたデータの信頼性が低い場合であっても、元の記憶媒体201から送信されるデータで装置を起動することができるため、起動データの信頼性を確保できる。
(その他の実施形態)
図10は、本実施形態に係る起動装置全体の構成を示すブロック図である。第1の実施形態と異なる点は、ブート管理用デバイス202にPC227と接続可能なインターフェースを具備させた点である。このように、ブート管理用デバイス202とPC227が接続可能となることで、記憶媒体201の内容を簡単に書き換えたり、バグがあった場合等に迅速にデバッグして修復することができるため、常に最新のデータを用いて安全にカードを起動することができる。
第1の実施形態に係る起動装置全体の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係るリトライ制御部の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係るメモリ制御部の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係るバス切替デバイス制御部の構成を示すブロック図である。 バス切替デバイスの制御を具体的に示す図である。 シングルメモリを用いた場合のカードの起動処理(正常起動時)を示すシーケンス図である。 DPRAMを用いた場合のカードの起動処理(正常起動時)を示すシーケンス図である。 DPRAMを用いた場合のカードの起動処理(エラー発生時)を示すシーケンス図である。 DPRAMを用いた場合のカードの起動処理(リセット発生時)を示すシーケンス図である。 第2の実施形態に係る起動装置全体の構成を示すブロック図である。 従来技術におけるカードの構成を示すブロック図である。
符号の説明
100 起動装置
101 記憶媒体
102 ブート管理用デバイス
104 DSP
105 CPU
106 FPGA
107 LSI
110 ブート用バス
111 コンフィグ用バス
112 デバイス設定用バス
200 起動装置
201 記憶媒体
202 ブート管理用デバイス
203 リトライ制御部
203a タイマ監視部
203b エラー監視部
203c 起動フラグ保持部
203d リトライ回数フラグ保持部
203e スキップ制御部
203f 縮退制御部
204 メモリ制御部
204a 整合性確認部
205 バス切替デバイス制御部
206 DSP
207 CPU
208a、208b、208c メモリ
209、210 FPGA
211、212 LSI
213 ブート用バス
214 コンフィグ用バス
215 デバイス設定用バス
216a、216b、216c バス切替デバイス
226 カード起動管理部
227 PC
301 リトライ/スキップ/縮退判定部
302 障害監視部
303 判定回路
304 リトライ回数フラグ
305 起動フラグ
306 メモリ制御部I/F
307 バスデバイス制御部I/F
401 Writeデータ用バッファ
402 照合回路
403 Readデータ用バッファ
406 メモリ制御信号生成部
501 判定回路

Claims (8)

  1. 演算機能、信号処理機能等の各種処理機能のいずれかを有する複数の電子デバイスを備えるカードを起動する起動装置において、
    前記カードを起動に必要な基本データを不揮発性にて格納する不揮発性記憶手段と、
    起動処理を管理して制御する起動管理手段と、
    前記複数の電子デバイスを前記カードの起動処理において必要となる基本データの送受信で利用されるバスの種別毎に少なくともグループ化し、当該グループ毎に前記起動管理手段と当該バスで接続され、前記基本データを一時データとして揮発性にて格納する揮発性記憶手段とを備え、
    前記起動管理手段が、当該カードの起動時に前記不揮発性記憶手段から前記各電子デバイスに必要な基本データを送信し、前記揮発性記憶手段に同一の基本データを送信し、当該カードの再起動時に当該揮発性記憶手段に格納された一時データを用いて再起動の処理を行うことを特徴とする起動装置。
  2. 請求項1に記載の起動装置において、
    前記電子デバイスが正常に動作しない場合に、当該電子デバイスに対してリトライの指示を要求し、前記揮発性記憶手段に格納された一時データを前記正常に動作しない電子デバイスに送信して、当該電子デバイスのリトライを実行させるリトライ手段を備えることを特徴とする起動装置。
  3. 請求項1または2に記載の起動装置において、
    当該カードの起動時に前記不揮発性記憶手段から前記各電子デバイスに送信された基本データと前記揮発性記憶手段が格納する一時データとの一致を確認する整合性確認手段を備え、
    前記整合性確認手段の整合性確認結果に基づいて、前記起動管理手段が当該カードの再起動時に、当該揮発性記憶手段に格納された一時データを用いて各電子デバイスの再起動処理を実行させることを特徴とする起動装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の起動装置において、
    前記バスにおけるデータの通信を遮断するバス切替デバイスと、
    当該カードの起動時に前記不揮発性記憶手段から前記各電子デバイスに送信された基本データと前記揮発性記憶手段が格納する一時データのいずれかを前記バス切替デバイスを制御することにより選択し、当該選択されたデータを用いて再起動の処理を行うバス切替デバイス制御手段とを備えることを特徴とする起動装置。
  5. 請求項2ないし4のいずれかに記載の起動装置において、
    前記電子デバイスが正常に動作しない場合に予め設定されたリトライ回数に基づいて当該電子デバイスを動作させる処理をスキップするかどうかを判定するスキップ判定手段と、
    前記スキップ判定手段が判定した結果に基づいて当該カードの縮退情報を、前記演算機能を有する電子デバイスへ通知する縮退情報通知手段とを備えることを特徴とする起動装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の起動装置において、
    当該カードの起動時に前記揮発性記憶手段が格納する一時データを用いて起動の処理を行った場合に、正常に動作しない電子デバイスが存在すると、前記起動管理手段が、前記不揮発性記憶媒体から当該電子デバイスに対して再度カードの起動に必要な基本データを送信するように信号を出力することを特徴とする起動装置。
  7. 演算機能、信号処理機能等の各種処理機能のいずれかを有する複数の電子デバイスを備えるカードを起動する起動方法において、
    コンピュータが、
    前記カードを起動に必要な基本データを不揮発性にて格納する不揮発性記憶手段から読み出す基本データ読出ステップと、
    前記基本データ読出ステップにて読み出された基本データを、前記各電子デバイスに送信すると共に、当該基本データの送受信で利用されるバスの種別毎に少なくともグループ化し、当該グループ毎に基本データを一時データとして揮発性にて格納する揮発性記憶手段に送信する送信ステップとを含む機能として動作し、
    当該カードの再起動時に前記送信ステップにて揮発性記憶手段に送信された一時データを用いて当該カードの再起動処理を行うことを特徴とする起動方法。
  8. 演算機能、信号処理機能等の各種処理機能のいずれかを有する複数の電子デバイスを備えるカードを起動するようにコンピュータを機能させる起動プログラムにおいて、
    前記カードを起動に必要な基本データを不揮発性にて格納する不揮発性記憶手段と、
    起動処理を管理して制御する起動管理手段と、
    前記複数の電子デバイスを前記カードの起動処理において必要となる基本データの送受信で利用されるバスの種別毎に少なくともグループ化し、当該グループ毎に前記起動管理手段と当該バスで接続され、前記基本データを一時データとして揮発性にて格納する揮発性記憶手段としてコンピュータを機能させ、
    前記起動管理手段が、当該カードの起動時に前記不揮発性記憶手段から前記各電子デバイスに必要な基本データを送信し、前記揮発性記憶手段に同一の基本データを送信し、当該カードの再起動時に当該揮発性記憶手段に格納された一時データを用いて当該カードの再起動処理を行うことを特徴とする起動プログラム。
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