JP2016225943A - 装置状態の復旧システム,及びシステムの装置状態復旧方法 - Google Patents

装置状態の復旧システム,及びシステムの装置状態復旧方法 Download PDF

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陽一 細川
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Kenya Takuwa
健也 田桑
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Naomi Sakurai
直美 桜井
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Yoshinari Akakura
良成 赤倉
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Tomoyuki Harada
智幸 原田
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英次郎 吉田
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Abstract

【課題】装置間における装置状態の不整合を解消する方法を提供する。
【解決手段】第1制御<3>から変換された複数の第2制御<4><9>を実行する装置30は、各第2制御の実行に応じて装置状態を更新する。装置30は、各第2制御の実行に合わせて第2制御の実行結果を実行前に戻すリバースコマンドを生成し記憶する33B。装置30は、複数の第2制御<4><9>の全てが実行されない場合に記憶されたリバースコマンドに基づく制御を実行し<14>、装置状態を複数の第2制御<4><9>の実行前の状態に復旧させる<15>。
【選択図】図18

Description

本発明は、装置状態の復旧システム,及びシステムの装置状態復旧方法に関する。
近年、超高速・大容量の伝送ネットワークを構築するため、100ギガビットイーサネット(登録商標)(100GbE)の導入が進んでいる。100GbEの導入に当たり、100GbEをサポートする伝送装置(伝送装置1とする)と既存の伝送装置(伝送装置2とする)とを組み合わせる場合がある。例えば、既存の伝送装置2として、40ギガビットイーサネット(登録商標)(40GbE)をサポートする伝送装置が使用されることがある。
伝送装置1と伝送装置2との間にインタフェースの差分がある場合には、伝送装置1と伝送装置2との間に翻訳装置が配置される。伝送装置1と翻訳装置との間、及び翻訳装置と伝送装置2とは通信回線で接続される。翻訳装置は、伝送装置2から依頼される制御を伝送装置1に適合する制御に変換し、伝送装置1に入力する。伝送装置1は、制御を実行する。制御の実行によって伝送装置1の状態が更新される。伝送装置1における制御の実行結果(成功又は失敗)は、翻訳装置に返却される。翻訳装置は、伝送装置1からの実行結果を受けて、依頼された制御に対する結果(成功又は失敗)を伝送装置2に返却する。伝送装置2は、結果が成功を示す場合、伝送装置2で管理している伝送装置1の状態を更新する。
特開平06−252986号公報 特開2002−324155号公報
伝送装置2から依頼された制御が、伝送装置1向けの複数の制御(例えば、制御1及び制御2とする)に変換されることがある。この場合において、伝送装置1における制御1の実行後に伝送装置1と翻訳装置との間の接続が切断され、制御2が実行されない場合が起こり得る。この場合、制御1及び制御2からなる制御は異常終了となり、翻訳装置は、伝送装置2に依頼された制御の失敗を伝送装置2に通知する。伝送装置2は、失敗の通知を受けて、伝送装置2で保持する伝送装置1の状態を更新しない。
ところが、伝送装置1では、制御1の実行終了によって、伝送装置1の状態が更新されている。このため、伝送装置2が有する状態と伝送装置1が有する状態との間に不整合が発生する。
伝送装置1の保守者は、伝送装置2が受けた失敗の通知から、制御が失敗したことを知ることができる。しかし、保守者は、翻訳装置で制御が複数の制御に変換されているか否か、複数の制御のどの段階まで制御が成功したかを知ることはできない。このため、保守者は、伝送装置1の設置位置に赴き、伝送装置1の状態を確認して復旧作業を行っていた。このような作業は繁雑であった。
本発明の一態様は、装置間で生じた装置状態の不整合を容易に解消可能な技術を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、第1装置と、前記第1装置に接続された第2装置と、前記第2装置と接続された第3装置とを備え、前記第1装置は、前記第3装置の装置状態を示す情報を記憶する第1記憶部と、前記第2装置に前記第3装置向けの第1制御を依頼する第1依頼部と、前記第1制御の正常終了を示す情報が前記第2装置から受信されたときに前記記憶装置に記憶された装置状態を示す情報を更新する更新部と、を含み、前記第2装置は、前記第1装置から受信された第1制御を前記第3装置に適合する複数の第2制御に変換する変換部と、前記各第2制御を前記第3装置に依頼する第2依頼部と、前記複数の第2制御の全てが正常終了したときに前記第1制御の正常終了を示す情報を前記第1装置に送信する第1送信部と、を含み、前記第3装置は、前記第3装置の装置状態を示す情報を記憶する第2記憶部と、前記第2装置からの依頼に基づき前記複数の第2制御を実行し、前記各第2制御の実行終了に伴い前記第2記憶部に記憶された装置状態を示す情報を更新する制御部と、前記複数の第2制御に関する正常終了を示す正常終了通知を前記第2装置に送信する第2送信部と、前記各第2制御の実行結果を実行前に戻すリバースコマンドを記憶する第3記憶部と、前記各第2制御の実行に合わせてリバースコマンドを生成して前記第3記憶部に記憶するとともに、前記複数の第2制御の全てが実行されない場合に前記第3記憶部に記憶されたリバースコマンドに基づく制御を前記制御部に実行させて前記第2記憶部中の装置状態を示す情報を前記複数の第2制御の実行前の状態に復旧させる管理部と、を含む装置状態の復旧システムである。
本発明の一態様によれば、装置間で生じた装置状態の不整合を容易に解消することができる。
図1は、参考例に係るシステムの構成例を示す。 図2は、図1に示したシステムで行われる動作の一例を示す。 図3は、参考例の問題点の説明図である。 図4は、実施形態に係るシステムの構成例を示す図である。 図5は、R−CMDリストのデータ構造例を示す。 図6は、R−CMDリスト33Bの生成に係る説明図である。 図7は、タイマ情報のデータ構造例を示す。 図8は、制御結果情報の説明図である。 図9は、応答送信結果情報の説明図である。 図10は、システムのハードウェア構成例を示す。 図11は、R−CMD管理部の処理例を示すフローチャートである。 図12は、タイマ管理部の処理例を示すフローチャートである。 図13は、タイマ管理部の処理例を示すフローチャートである。 図14は、タイマ管理部の処理例を示すフローチャートである。 図15は、制御結果管理部の処理例を示すフローチャートである。 図16は、応答結果管理部の処理例を示すフローチャートである。 図17は、実施形態の動作例1を示すシーケンス図である。 図18は、実施形態の動作例2を示すシーケンス図である。 図19は、実施形態の動作例3を示すシーケンス図である。 図20は、実施形態の動作例4を示すシーケンス図である。
以下、図面を参照して実施形態について説明する。実施形態の構成は例示であり、実施形態の構成に限定されない。
〔参考例〕
最初に、参考例について説明する。図1は、参考例に係るシステムの構成例を示す。図1に図示のシステムは、40GbEをサポートするフレームの伝送装置1(以下、「装置1」という)と、翻訳装置2(以下、「装置2」という)と、100GbEをサポートするフレームの伝送装置3(以下、「装置3」)とを含む。図1では、複数の装置3が設けられているが、単一の装置3を含むシステムであっても良い。装置1と装置2、及び装置2と各装置3とは通信回線を介して接続されており、これらの間で相互に通信可能である。
装置1は、システムの保守及び制御用の操作端末(Operation System(OPS))4と接続されている。装置1は、制御部11と、不揮発領域12とを含む。不揮発領域12は、装置管理情報12Aを記憶する。装置2は、翻訳部21を含む。装置3は、制御部31と、主信号制御部32と、不揮発領域33とを含む。主信号制御部32は、例えばハードウェア(Hardware)で形成され、ハードウェア制御情報32Aを記憶する。不揮発領域33は、装置構成情報33Aを記憶する。
主信号制御部32は、例えば、主信号(伝送対象の信号)の伝送に係る制御(例えば、信号の多重,信号の振分又は切替,信号の分離,信号の再生,信号の増幅など)を行う。また、主信号制御部32は、例えば、カード及びポート(後述)の登録及び削除を行うことができる。ハードウェア制御情報32Aは、例えば、主信号制御部32として動作するハードウェアに施された設定を表す情報(パラメータ)の集合であり、ハードウェアが各パラメータの設定に応じた状態を採る。装置構成情報33Aは、例えば、ハードウェアに施された各設定を示す情報のリスト(データベース)である。
OPS4のオペレータ(保守者)が装置3を制御する場合には、装置1に対し、制御内容を示す情報(制御情報)を入力する。このとき入力される制御情報は、装置1で受付可能な形式で入力される。装置1の制御部11は、制御情報に基づき、装置1で受付可能な形式の実行依頼(実行要求)を生成する。
例えば、装置1に或る制御(制御Aとする)の制御情報がされると、装置1の制御部11は、制御Aの実行依頼を生成し、生成した実行依頼を装置2へ通信回線を介して送信する。装置2は、制御Aの実行依頼の翻訳を行い、制御Aを装置3で受付可能な形式を有する複数の(n個(nは正の整数)の)制御A-1〜A-nの受付依頼に変換する。装置2は、制御A-1〜A-nのそれぞれの実行依頼を装置3へ通信回線を介して送信する。
装置3の制御部31は、実行依頼に応じて各制御A1〜A-nを実行し、各制御の実行
結果を基に主信号制御部32のハードウェア制御情報32A及び不揮発領域33の装置構成情報33Aを更新する。各制御A-1〜A-nの実行結果(正常終了(OK)又は異常終了(NG))は、装置2に返信される。制御A1〜A-nの処理の全てがOKで終了する
と、装置2は、制御Aの正常終了を示す通知を装置1に送信する。
装置1では、制御部11は、制御Aの正常終了を示す通知を受信すると、不揮発領域12の装置管理情報12Aを制御Aの正常終了に応じた内容に更新する。装置1と装置3とは、装置構成の相違などから、相互に異なる形式の装置状態を保持する。装置3では、制御ごと(制御A-1,A-2,・・・,A-n)に装置状態(ハードウェア制御情報32A及び装置構成情報33A)が更新される。装置1では、制御A1〜A-nの元となった制御A
の正常終了を以て装置管理情報12Aを更新する(制御Aの実行後の装置状態を記憶する)。これによって、装置3の装置状態と装置1の装置状態(装置1で管理している装置3の装置状態)との整合性が維持される。
図2は、図1に示したシステムで行われる動作の一例を示す。保守者がOPS4に制御Aを入力すると(図2<1>)、制御Aの情報が装置1に送信される。制御Aの情報を受信した装置1は、制御Aの実行依頼を装置2へ送信する(図2<2>)。制御Aの実行依頼を受信した装置2は、制御Aの翻訳を行い、制御Aを例えば制御A-1及びA-2に変換する(図2<3>)。装置2は、制御A-1及びA-2のうち、制御A-1の実行依頼を装
置3に送る(図2<4>)。
装置3は、制御A-1を実行し、制御A-1が正常に終了すると、制御A-1の実行結果
を基に装置状態(ハードウェア制御情報32A及び装置構成情報33A)を更新する(図2<5>)。装置3は、制御A-1の正常終了(OK)を示す応答を装置2に返す(図2
<6>)。すると、装置2は、制御A-2の実行依頼を装置3に送る(図2<7>)。
装置3は、制御A-2を実行する。制御A-2が正常に終了すると、装置3は、制御A-
2の実行結果を基に装置状態(ハードウェア制御情報32A及び装置構成情報33A)を更新する(図2<8>)。装置3は、制御A-2の正常終了(OK)を示す応答を装置2
に返す(図2<9>)。このように、装置2は、変換によって得られた複数の制御の一つに対応する実行依頼を装置3に送り、装置3から正常終了の応答が得られると、次の制御の実行依頼を装置3に送る。このような手順が複数の制御の全てに関して行われる。
装置2は、制御A-2の実行結果“OK”を示す応答を装置3から受け取ると、変換さ
れた全ての制御A-1及びA-2が正常に終了したので、装置1へ制御Aの正常終了(OK)を示す応答を装置1に返す(図2<10>)。装置1は、応答を受けて、装置1の装置状態(装置管理情報12A)を更新する(図2<11>)。これにより、装置3の装置状態と装置1の装置状態との整合性が保たれる。
装置1は、OPS4に制御Aの成功(OK)を示す情報を送信する(図2<12>)。OPS4は、OPS4が備える画面に、制御Aの成功を示す情報を表示する(図2<13>)。これによって、保守者は、装置3に対する制御Aが成功したことを知ることができる。
図3は、参考例の問題点の説明図である。図3の<1>〜<7>は、図2と同じ手順である。但し、図3では、<7>における制御A-2の実行依頼の送信前に、装置2と装置
3との間に通信障害(装置間の通信リンクの切断)が発生し、制御A-2の実行依頼が装
置3に届かない(図3<8>)。通信障害は、例えば、装置2と装置3との間の通信回線の障害(リンクエラー),装置3のハードウェアの障害(ハードエラー),装置3のソフトウェアのエラー(ソフトエラー)などを要因として起こる。
装置2は、実行依頼を装置3に送信する毎に、応答の待ち受け用のタイマをセットする。図3の例では、制御A-2の実行依頼が装置3に届いていないため、装置2は、タイマ
の満了前に、制御A-2の実行依頼に対する応答を得ることができない。装置2は、タイ
マが満了すると、制御Aの実行が失敗(NG)であることを示す応答を装置1に返す(図3<9>)。
装置1は、制御Aが失敗であるので、装置管理情報12Aを更新することなく、OPS4に制御Aの失敗(NG)を示す情報を送信する(図3<11>)。OPS4は、OPS4が備える画面に、制御Aの成功を示す情報を表示する(図3<12>)。これによって、保守者は、装置3に対する制御Aが失敗したことを知ることができる。
図3の場合、装置3では、制御A-1の実行は成功しているので、装置3の装置状態(
ハードウェア制御情報32A及び装置構成情報33A)は更新(制御A-1の実行結果が
反映)されている。これに対し、装置1では、制御Aが失敗との応答を受けて、装置1で管理している装置3の装置状態(装置管理情報12A)を更新しない。従って、装置3で保持される装置状態と装置1で管理している装置状態との間に不整合が生じる。
不整合が生じた場合には、ハードウェア制御情報32A及び装置構成情報33Aを制御A-1の実行前の状態に戻すことが考えられる。しかしながら、装置3の制御が失敗した
場合、装置1には、制御Aの失敗が装置3から通知されるだけであり、装置1は、制御Aの実行前における装置3の装置状態を維持する。このため、保守者は、装置3において制御A-1〜A-nのどの段階まで終了しているのかを遠隔から伺い知ることができなかった。したがって、保守者は、不整合を解消する場合には、装置3の設置位置まで赴き、装置3の装置状態を確認し、マニュアル操作で装置3の装置状態を制御A-1の実行前の状態
まで戻していた。このような復旧作業は煩雑であった。
以下、実施形態として、装置間に生じた不整合を容易に解消可能なシステムについて説明する。以下の実施形態の説明において、参考例と同じ構成要素については同一の符号を付してある。
〔実施形態〕
<システム構成>
図4は、実施形態に係るシステム(装置状態の復旧システム)の構成例を示す図である。図4に示すシステムは、40GbEをサポートするフレームの伝送装置10(以下、「装置10」という)と、翻訳装置20(以下、「装置20」という)と、100GbEをサポートするフレームの伝送装置30(以下、「装置30」)とを含む。図4では、複数の装置30が設けられているが、単一の装置30を含むシステムであっても良い。装置10と装置20、及び装置20と各装置30とは通信回線(ネットワーク)を介して接続されており、これらの間で相互に通信可能である。通信回線は、例えば、Local Area Network(LAN)である。装置10は、「第1装置」の一例であり、装置20は、「第2装置」の一例であり、装置30は、「第3装置」の一例である。
装置10は、参考例の装置1に対応する。装置10は、OPS4と接続されている。装置10は、制御部11と、不揮発領域12とを含む。不揮発領域12は、装置管理情報12Aを記憶する。装置10の構成は、装置1と同じ構成であるので説明を省略する。
なお、不揮発領域12は、「第1記憶部」の一例であり、装置管理情報12Aは、「装置状態を示す情報」の一例である。制御部11は、「第1依頼部」、及び「更新部」の一例である。
装置20は、参考例の装置2に対応する。装置20は、装置2が備える翻訳部21と同様の機能及び構成を有する翻訳部21と、装置30の制御結果の管理部22(制御結果管理部22)と、装置20から装置10への応答結果の管理部23(応答結果管理部23)と、揮発領域24とを含む。
翻訳部21は、装置10から依頼された制御(例えば制御A)を、装置30に適合する複数の制御(制御A-1〜A-n)に変換する。揮発領域24は、装置30の制御結果情報24Aと、装置20から装置10への応答送信結果情報24Bとを記憶する。制御結果情報24Aは、装置30の制御結果を示す情報であり、応答送信結果情報24Bは、装置20から装置10へ送信した応答結果(成功(OK)又は失敗(NG))を示す情報である。
なお、翻訳部21は、「変換部」の一例であり、制御結果管理部22は、「第2依頼部」の一例である。送信結果管理部23は、「第1送信部」の一例である。装置10から依頼される制御(例えば制御A)は、「第1制御」の一例であり、翻訳部21によって変換される複数の制御(制御A-1〜A-n)は、「複数の第2制御」の一例である。
装置30は、参考例の装置3に対応する。装置30は、装置3と同様の機能及び構成を有する制御部31,主信号制御部32,及び不揮発領域33を含む。さらに、装置30は、リバースコマンド(R−CMD)の管理部(R−CMD管理部)34と、タイマの管理部35(タイマ管理部35)と、揮発領域36とを含む。揮発領域36は、タイマ情報36Aを記憶する。装置30の不揮発領域33には、装置構成情報33Aに加えてリバースコマンドのリスト33B(R−CMDリスト33B)が記憶される。
なお、制御部31は、「制御部」,「第2送信部」の一例である。不揮発領域33は、「第2記憶部」,及び「第3記憶部」の一例である。ハードウェア制御情報32A及び装置構成情報33Aは、「装置状態を示す情報」の一例である。R−CMD管理部34は、「管理部」の一例である。
<<R−CMD管理部34>>
R−CMD管理部34は、装置20から受信される各制御に対応するリバースコマンドを生成し、R−CMDリスト33Bに登録する。図5は、R−CMDリスト33Bのデータ構造例を示す。図6は、R−CMDリスト33Bの生成に係る説明図である。
図5に示すように、R−CMDリスト33Bは、各制御に対応するリバースコマンド(図5の例では、コマンドA,コマンドB)が格納される。リバースコマンドは、制御の結果として更新されたハードウェア制御情報32A及び装置構成情報33Aを制御前の内容(状態)に戻す制御コマンドである。すなわち、リバースコマンドは、「各第2制御の実行結果を実行前に戻す」コマンドである。
R−CMD管理部34は、制御部31が装置20から受信された制御の指示に従った制御を行う際に、制御部31からリバースコマンドの保持通知(R−CMD保持通知)を受け取る。管理部34は、制御の内容に応じたリバースコマンドを生成し、リスト33Bに登録する。
図6の例では、制御A-1の内容が「カード登録」であり、制御A-2の内容が「カード状態変更(非運用から運用への変更)」であり、制御A-3の内容が「カード登録」であ
る。「カード登録」に対応するリバースコマンドとして、R−CMD管理部34は、「カード削除」のリバースコマンドを生成し、リスト33Bに登録する。「カード状態変更(非運用(disactivation)から運用(activation)への変更)」に対応するリバースコマン
ドとして、R−CMD管理部34は、「カード状態変更(運用から非運用への変更)」のリバースコマンドを生成し、R−CMDリスト33Bに登録する。「ポート登録」に対応するリバースコマンドとして、R−CMD管理部34は、「ポート削除」のリバースコマンドを生成し、リスト33Bに登録する。
ここに、「カード」とは、シェルフ型の伝送装置に搭載される外観形状がカード型の装置である。「カード」には、伝送装置に備えられる所定の機能或いは処理を実行するためのモジュールが実装される。モジュールは、電子部品,電子デバイス,及び物理装置の少なくとも一つ、又はこれらの2以上の組み合わせで形成される。「カード」は、「機能カード」とも呼ばれる。また、「カード」は、「パネル」、「ボード」、「パッケージ」、「PIU(PlugIn Unit)」などと呼ばれる場合もある。
例えば、カードが通信回線を収容する通信インタフェース回路又は通信モジュールを搭載している場合には、当該カードは「インタフェースカード」と呼ばれる。インタフェースカードは、通信回線を収容するための複数のポートを有する。「カード登録」とは、伝送装置の筐体に装着された「カード」を装置30の管理下に置くための制御(処理)であり、「カード削除」とは、「カード」を装置30の管理から除外する制御(処理)である。
「カード状態変更」とは、「カード」を非運用状態(非稼働状態)と運用状態(稼働状態)との間で遷移させるための制御(処理)である。「ポート登録」は、所定のポートを管理対象に加える制御(処理)であり、「ポート削除」は、所定のポートを管理対象から除外する制御(処理)である。但し、これらのカードに係る制御内容は一例である。
また、R−CMD管理部34は、タイマ管理部35,装置20の制御結果管理部22及び応答結果管理部23から送信されるリバースコマンドの適用通知(R−CMD適用通知)を受信する。この場合、R−CMD管理部34は、R−CMDリスト33BにR−CMD適用通知に対応するリバースコマンドがあるか否かのチェックを行う。R−CMDリスト33Bに対応するリバースコマンドがある場合には、R−CMD管理部34は、当該リバースコマンドを実行する。
リバースコマンドの実行によって、制御部31は、主信号制御部32の状態、及びハードウェア制御情報32A及び装置構成情報33Aをリバースコマンドに対応する制御前の状態に戻す処理(「復旧処理」という)を行う。復旧処理によって、装置30における装置状態が制御前に復旧する。したがって、装置30と装置10との装置状態の不整合が自動で解消される。復旧処理が終了すると、R−CMD管理部34は、R−CMDリスト33Bから対応するリバースコマンドを削除する。
また、R−CMD管理部34は、装置30の起動時に、制御部31からR−CMD適用通知を受信する。この場合、R−CMD管理部34は、R−CMDリスト33BからR−CMD適用通知に対応するリバースコマンドを検索する。R−CMDリスト33Bに対応するリバースコマンドが検索された場合には、R−CMD管理部34は、当該リバースコマンドを実行し、復旧処理を行う。これによって、装置30にて或る制御の実行中に電源断のような異常が発生し、結果として装置30と装置10との間の装置状態の不整合が発生する場合でも、当該不整合を解消できる。
また、R−CMD管理部34は、制御結果管理部22からリバースコマンドの破棄通知(R−CMD破棄通知))を受信した場合には、当該制御に対応するリバースコマンドをR−CMDリスト33Bから削除する。これによって、不要のデータを不揮発領域33から削除し、不揮発領域33の空き容量を増やすことができる。
<<タイマの管理部35>>
タイマ管理部35は、タイマ情報36Aを生成し、揮発領域36に記憶する。図7は、タイマ情報36Aのデータ構造例を示す。図7に示すように、タイマ情報36Aは、一例として、テーブル形式で管理される。タイマ情報36Aは、制御開始時間と、受信待ちタイマとを含む。制御開始時間は、装置20での変換によって得られた一連の制御のうち、最初の制御(制御A-1)の開始時間を示す。受信待ちタイマは、上述したR−CMD適
用通知やR−CMD破棄通知の受信待ちタイマである。タイマ管理部35は、受信待ちタイマの管理(計時開始、計時停止)を行う。
タイマ管理部35は、制御部31から制御開始通知を受信したときに、制御開始時間をタイマ情報36Aに登録し、受信待ちタイマの計時を開始する。受信待ちタイマの満了時
間は、適宜設定可能である。受信待ちタイマの満了前に、例えば、タイマ破棄通知が受信された場合には、タイマ管理部35は、受信待ちタイマの計時を停止する。これに対し、受信待ちタイマが満了した場合には、タイマ管理部35は、R−CMD管理部34に対し、R−CMD適用通知を送る。
このような構成によって、受信待ちタイマが満了すると、R−CMD管理部34が、リバースコマンドを制御部31に実行させる。例えば、装置20と装置30との接続が切断されると、装置20と装置30とは通信できなくなる。これにより、装置20が制御の結果を装置30から受信できないことや、装置30が次の制御の依頼を装置20から受信できないことを以て複数の制御が異常終了する。このような場合に、受信待ちタイマが満了を契機にリバースコマンドを実行させて、装置状態の不整合を解消することができる。
<<制御結果管理部22>>
制御結果管理部22は、揮発領域24に記憶される制御結果情報24Aを管理する。図8は、制御結果情報24Aの説明図である。制御結果情報24Aは、装置30に対する制御結果が正常終了(成功)か異常終了(失敗)かを示す情報である。
制御結果管理部22は、装置20での変換によって得られた装置30に対する一連の制御(制御A-1〜A-n)の全てに対する正常終了の通知を受信した場合に、制御結果情報24Aとして「正常終了(制御の成功)」を揮発領域24に記憶する。これに対し、一連の制御の全てに対する正常終了の通知が得られない場合には、制御結果管理部22は、制御結果情報24Aとして「異常終了(制御の失敗)」を揮発領域24に記憶する。
制御結果管理部22は、装置30に対する一連の制御の全てが正常終了した場合には、応答結果管理部23に正常終了通知を送る。これに対し、一連の制御が異常終了した場合には、装置20が装置30に対する制御を停止する。この場合、制御結果管理部22は、応答結果管理部23に異常終了通知を送り、R−CMD管理部34向けにR−CMD適用通知を送り、タイマ管理部35向けにタイマ破棄通知を送る。
<<応答結果管理部23>>
応答結果管理部23は、制御結果管理部22から正常終了通知を得た場合に、制御結果情報24A(正常終了)を、装置10からの制御依頼の応答として装置10へ送る。応答結果管理部23は、応答の送信が正常に終了した旨を装置10から受信した場合に、応答送信結果情報24Bとして、応答の送信が正常に終了した旨を揮発領域24に記憶する。図9は、応答送信結果情報24Bの説明図である。図9に示すように、応答送信結果情報24Bとして、装置10への応答の送信が正常に終了したか否かを示す情報(正常、異常)が記憶される。
応答送信結果情報24Bが「正常」を示し、且つ制御結果情報24Aが「正常終了」を示す場合には、応答結果管理部23は、R−CMD管理部34向けにR−CMD破棄通知を送るとともに、タイマ管理部35向けにタイマ破棄通知を送る。
応答送信結果情報24Bが「正常」を示す一方で、制御結果情報24Aが「異常終了」を示す場合には、応答結果管理部23は特に処理を行わない。また、応答送信結果情報24Bが「正常」を示す場合には、応答結果管理部23は、R−CMD管理部34向けにR−CMD適用通知を送るとともに、タイマ管理部35向けにタイマ破棄通知を送る。
<システムのハードウェア構成>
次に、図1に示したシステム(装置10,装置20,装置30)のハードウェア構成例について説明する。図10は、システムのハードウェア構成例を示す。図10において、
装置10は、バスを介して相互に接続されたLANインタフェース回路(LAN−IF)101,Central Processing Unit(CPU)102,Read Only Memory(ROM)10
3,Random Access Memory(RAM)104,及び不揮発性記憶媒体105を含む。
LAN−IF101は、物理層(PHY)及びMedia Access Control(MAC)層を扱い、OPS4及び装置20との通信を司る。LAN−IF101として、例えばLANカードやネットワークインタフェースカード(NIC)を適用することができる。
ROM103は、CPU102によって実行されるプログラムやプログラムの実行に際して使用されるデータを記憶する。RAM104は、CPU102の作業領域,データの記憶領域,通信に係るデータのバッファ領域として使用される。
不揮発性記憶媒体105は、例えば、ハードディスクドライブ(HDD),Solid State Drive(SSD),フラッシュメモリ,Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory(EEPROM)などである。不揮発性記憶媒体105は、ディスク記憶媒体やUSBメモリのような可搬性を有する記憶媒体を含み得る。不揮発性記憶媒体105は、CPU102で実行されるプログラムや、プログラムの実行に際して使用されるデータを記憶する。
CPU102は、ROM103或いは不揮発性記憶媒体105に記憶されたプログラムをRAM104にロードして実行することにより、装置10としての動作を行う。すなわち、CPU102は、プログラムの実行により、図4に示した制御部11として動作する。不揮発性記憶媒体105は、図4に示した不揮発領域12として使用され、装置管理情報12Aを記憶する。
例えば、制御部11として動作するCPU102は、LAN−IF101で受信されるOPS4からの制御(例えば制御A)の情報に基づく制御指示(制御Aの依頼)を生成し、LAN−IF101を介して装置20へ送る。また、CPU102は、LAN−IF101で受信される上記制御指示(制御依頼)の応答が制御成功を示す場合に、不揮発性記憶媒体105に記憶されている装置管理情報12A(装置状態)を更新する。また、CPU101は、制御の結果を示す情報をLAN−IF101を介してOPS4へ送る。
装置20は、バスを介して相互に接続されたLAN−IF201,CPU102,ROM203,及びRAM204を含む。LAN−IF201,CPU202,ROM203,及びRAM204は、LAN−IF101,CPU102,ROM103,及びRAM104と同様の機能乃至構成を有することができる。
CPU202は、ROM203に記憶されたプログラムをRAM204にロードして実行することによって、図4に示した翻訳部21,制御結果管理部22,応答結果管理部23として動作する。RAM204は、図4に示した揮発領域24として使用され、制御結果情報24A及び応答送信結果情報24Bを記憶する。
例えば、翻訳部21として動作するCPU202は、制御の依頼(例えば、制御Aの依頼)を、装置30に適合する複数の制御(制御A-1〜A-n)に変換する処理を行う。CPU202は、制御A-1〜A-nにそれぞれ対応する制御指示(制御の依頼)を生成し、LAN-IF201を介して装置30へ送る。
装置30は、バスを介して相互に接続されたLAN−IF301,CPU302,ROM303,RAM304,不揮発性記憶媒体305,及びField Programmable Gate Array(FPGA)306を含む。LAN−IF301,CPU302,ROM303,及び
RAM304は、LAN−IF101,CPU102,ROM103,RAM104,不揮発性記憶媒体105と同様の機能乃至構成を有することができる。
FPGA306は、伝送装置30で扱う主信号に対する処理を行うハードウェアの一例であり、図1に示した主信号制御部32に相当する。FPGA306は、メモリを含み、メモリには、ハードウェア制御情報32Aが記憶される。
CPU302は、ROM303に記憶されたプログラムをRAM304にロードして実行することによって、図4に示した制御部31,R−CMD管理部34,及びタイマ管理部35として動作する。不揮発性記憶媒体305は、図4に示した不揮発領域33として使用され、装置構成情報33A及びR−CMDリスト33Bを記憶する。RAM204は、図4に示した揮発領域36として使用され、タイマ情報36Aを記憶する。
CPU102,202,302のそれぞれは、「プロセッサ」,「制御装置」,「コントローラ」,「制御部」の一例である。ROM103,203,303,RAM104,204,304,不揮発性記憶媒体105,305のそれぞれは、「メモリ」,「記憶装置」,「記憶媒体」の一例である。
なお、CPU102,202,302で行われる処理の少なくとも一部は、Digital Signal Processor(DSP),FPGAのようなプログラマブルロジックデバイス(PLD),集積回路(IC,LSI,Application Specific Integrated Circuit(ASIC)
など)の半導体デバイスによって行われても良い。
<処理フロー>
次に、R−CMD管理部34,タイマ管理部35,制御結果管理部22,及び応答結果管理部23の処理フローについて説明する。
<<R−CMD管理部(CPU302)の処理>>
図11は、R−CMD管理部34の処理例を示すフローチャートである。図11に示す処理は、CPU302によって実行される。01において、R−CMD管理部34は、通知の受信を待ち、通知を受信すると、処理を02に進める。
02では、R−CMD管理部34は、受信内容のチェックを行う。通知がR−CMD保持通知であれば、処理が03に進む。通知がR−CMD適用通知であれば、処理が04に進む。通知がR−CMD破棄通知であれば、処理が07に進む。
03に処理が進んだ場合には、R−CMD管理部34は、制御に対応するリバースコマンドを生成し、R−CMDリスト33Bに登録する。その後、処理が01に戻る。
04に処理が進んだ場合には、R−CMD管理部34は、タイマ管理部35にタイマ破棄通知を送る。05では、R−CMD管理部35は、R−CMDリスト33Bを参照し、R−CMD適用通知に対応するリバースコマンドがR−CMDリスト33Bに登録されているか否かを判定する。対応するリバースコマンドがR−CMDリスト33Bに登録されている場合には、処理が06に進む。対応するリバースコマンドがR−CMDリスト33Bに登録されていない場合には、R−CMD管理部35は、特に処理を行うことなく図11の処理を終了する。
06では、R−CMD管理部34は、リバースコマンドを制御部31に実行させる。制御部31は、リバースコマンドで指定された制御(例えば、「カード削除」)を行い、主信号制御部32(ハードウェア)の状態を、リバースコマンドに対応する制御(例えば、
「カード登録」)前の状態に戻す。これに伴い、制御部31は、ハードウェア制御情報32A及び装置構成情報33Aを制御前の状態(カード登録前の状態)に復旧させる。その後、処理が07に進む。
なお、06において、R−CMDリスト33Bに複数のリバースコマンドが登録されている場合には、R−CMD管理部34は、リバースコマンドの登録順と逆順で、各リバースコマンドに対応する処理を制御部31に実行させる。これによって、最終的に装置30の装置状態が一連の制御のうちの最初の制御(A-1〜A-n中のA-1)の開始前の状態
に戻る。07では、R−CMD管理部34は、R−CMDリスト33Bに登録されたリバースコマンドを削除(破棄)する。07の終了後、図11の処理が終了する。
<<タイマ管理部35(CPU302)の処理フロー>>
図12,図13及び図14は、タイマ管理部35の処理例を示すフローチャートである。図12〜図14に示す処理は、タイマ管理部35として動作するCPU302によって実行される。図12に示す処理は、例えば、制御部31からの制御開始通知をタイマ管理部35が受信することによって開始される。
11では、タイマ管理部35は、制御開始時間をタイマ情報36Aに記憶する。12では、タイマ管理部35は、受信待ちタイマの計時を開始する。11と12とは順序が逆でも良い。
13では、タイマ管理部35は、イベント待ち状態となる。イベントとして、タイマ破棄通知が受信された場合には、処理が14(図13)に進む。これに対し、イベントとして受信待ちタイマの値をチェックするタイミング(タイマチェックタイミング)となった場合には、処理が16(図14)に進む。
14では、タイマ管理部35は、タイマ破棄通知に従い、タイマ情報36A中の受信待ちタイマを破棄(削除)する。これにより、受信待ちタイマの計時が停止される。15では、タイマ情報36Aとして記憶された制御開始時間を破棄する。
16では、タイマ管理部35は、受信待ちタイマのチェックを行う。例えば、タイマ管理部35は、制御開始時間からの経過時間(すなわち、受信待ちタイマの値)が、所定の満了時間を超過するか否かを判定する。所定の満了時間は、予めROM303や不揮発性記憶媒体305に記憶されている。このように、タイマ管理部35は、受信待ちタイマが満了したか否かの判定を行う。
<<制御結果管理部22(CPU202)の処理フロー>>
図15は、制御結果管理部22の処理例を示すフローチャートである。図15の処理は、CPU202によって実行される。図15の処理の開始前に、翻訳部21として動作するCPU202が、装置10からの制御(制御Aとする)の依頼を、複数の制御A-1〜
A-nに変換している。
21において、制御結果管理部22は、装置30に複数の制御(制御A-1〜A-n)のうちの最初の制御(制御A-1)を依頼する。これにより、制御A-1の実行指示を示す情報がLAN−IF201を介して装置30へ送信される。
22では、制御結果管理部22は、装置30からの応答を待つ。応答が受信されると、制御結果管理部22は、応答内容をチェックする(23)。このとき、応答内容が依頼に係る制御の異常終了を示す場合には処理が24に進む。応答内容が依頼に係る制御の正常終了を示す場合には処理が26に進む。
23の処理のために、制御結果管理部22は、制御の依頼時に、制御の依頼に対する応答の待ち受けタイマをセットすることができる。何らかの理由で装置30との接続が切断され、待ち受けタイマの満了前に応答が受信されない場合には、制御結果管理部22は、依頼に係る制御の異常終了と判定することができる。このように、制御結果管理部22で行われる異常終了の判定は、応答内容が異常終了を示す場合と、装置30から応答が得られない場合との少なくとも一方を含むことができる。
24では、制御結果管理部22は、応答結果管理部23に異常終了通知を送る。25では、制御結果管理部22は、R−CMD管理部34向けにR−CMD適用通知を送信する。R−CMD適用通知は、LAN−IF201を介して装置30へ送信される。
26では、制御結果管理部22は、装置30への依頼対象の全ての制御が終了したか否かを判定する。このとき、依頼対象の全ての制御が終了していない場合には、処理が21に戻る。21では、次の依頼対象の制御についての依頼がなされる。依頼対象の全ての制御が終了している場合には、制御結果管理部22は、応答結果管理部23に正常終了通知を送る(27)。
制御結果管理部22は、25及び27の処理時に、制御結果(異常終了又は正常終了)を示す制御結果情報24Aを揮発領域24(RAM204)に記憶する。なお、図15における24の処理と25の処理との順序は逆であっても良い。また、21〜24,26の処理は翻訳部21が行い、制御結果管理部22は25及び27の処理を行うようにしても良い。
<<応答結果管理部23(CPU202)の処理フロー>>
図16は、応答結果管理部23の処理例を示すフローチャートである。図16の処理は、CPU202によって実行される。
31では、応答結果管理部23は、装置10へ制御結果(装置10からの制御依頼に対する応答)を送信する。応答は、LAN−IF201を介して装置10へ送信される。32では、応答結果管理部23は、送信結果をチェックする。送信結果のチェックは、例えば、31で送った応答に対する受領確認(装置10からの応答)が所定期間内に装置20で受信されたか否かを以て判定することができる。
受領確認が受信されない場合には、応答の送信が失敗した場合の処理を行うため、処理が33に進む。受領確認が受信された場合には、応答の送信が成功した場合の処理を行うため、処理が35に進む。
33では、応答結果管理部23は、R−CMD管理部34向けのR−CMD適用通知を送信する。34では、応答結果管理部23は、タイマ管理部35向けのタイマ破棄通知を送信する。R−CMD適用通知及びタイマ破棄通知は、LAN−IF202を介して装置30へ送信される。なお、33と34の処理の順序は逆でも良い。
35では、応答結果管理部23は、揮発領域24(RAM204)に記憶された制御結果情報24Aを参照し、制御結果をチェックする。このとき、制御結果が異常終了であれば、応答結果管理部23は特に処理を行わず、図16の処理を終了する。これに対し、制御結果が正常終了であれば、処理が36に進む。
36では、応答結果管理部23は、R−CMD管理部34向けのR−CMD破棄通知を送信する。37では、応答結果管理部23は、タイマ管理部35向けのタイマ破棄通知を送信する。R−CMD破棄通知及びタイマ破棄通知は、LAN−IF202を介して装置
30へ送信される。なお、36と37の処理の順序は逆でも良い。
<動作例>
次に、実施形態のシステムにおける動作例について説明する。
<<動作例1>>
図17は、装置10から依頼された制御Aに対応する制御A-1〜A-n(n=2の例)が正常終了した場合におけるシステムの動作例(動作例1)を示すシーケンス図である。制御Aに対応する制御A-1の内容は「カード登録」であり、制御A-2の内容は「ポート登録」であると仮定する。
図17において、保守者がOPS4に制御Aを入力すると(図17<1>)、制御Aの情報が装置10に送信される。制御Aの情報を受信した装置10では、制御部11が制御Aの実行依頼を装置20へ送信する(図17<2>)。
制御Aの実行依頼を受信した装置20の翻訳部21は、制御Aを装置30に適合した制御A-1及びA-2に変換する(図17<3>)。装置20の制御結果管理部22は、制御A-1及びA-2のうち、制御A-1の実行依頼を装置30に送信する(図17<4>)。
装置30の制御部31は、制御A-1を実行する。このとき、タイマ管理部35は、制
御開始通知を制御部31から受けて、タイマ情報36Aを生成し、受信待ちタイマを起動する(図17<5>)。
R−CMD管理部34は、R−CMD保持通知を制御部31から受けて、制御A-1“
カード登録”に対応するリバースコマンド“カード削除”を生成し、R−CMDリスト33Bに登録する(図17<6>)。
制御部31は、制御A-1が正常に終了すると、ハードウェア制御情報32A及び装置
構成情報33Aを更新する(図17<7>)。制御部31は、制御A-1についての制御
結果(正常終了)を示す応答を装置20へ送信する(図17<8>)。
装置20の制御結果管理部22は、応答(正常終了)を受信すると、次の制御A-2の
実行依頼を装置30に送信する(図17<9>)。制御部31は、制御A-2の実行を開
始するとともに、制御A-2に対応するR−CMD保持通知をR−CMD管理部34に送
る。
R−CMD管理部34は、R−CMD保持通知に従って、制御A-2“ポート登録”に
対応するリバースコマンド“ポート削除”を生成し、R−CMDリスト33Bに登録する(図17<10>)。この時点で、R−CMDリスト33Bには、“カード削除”及び“ポート削除”のリバースコマンドが登録される。
制御部31は、制御A-2が正常に終了すると、ハードウェア制御情報32A及び装置
構成情報33Aを更新する(図17<11>)。制御部31は、制御A-2についての制
御結果(正常終了)を示す応答を装置20へ送信する(図17<12>)。
制御結果管理部22は、応答(正常終了)を受けて全ての制御A-1及びA-2が終了したと判定すると、正常終了を示す制御結果情報24Aを揮発領域24に記憶する。また、制御結果管理部22は、正常終了通知を応答結果管理部23へ送り、応答結果管理部23が制御Aの正常終了を示す応答を装置10へ送信する(図17<13>)。このとき、応答結果管理部23は、待ち受け用のタイマを設定し、装置10からの受領確認を待つ。
応答が装置10で正常に受信されると、装置10は装置20へ受領確認を送信する。応答結果管理部23は、タイマの満了前に受領確認を受信すると、制御結果情報24Aが制御Aの正常終了を示すことを確認する。すると、応答結果管理部23は、R−CMD破棄通知及びタイマ破棄通知を装置30へ送る(図17<14>)。
装置30のタイマ管理部35は、タイマ破棄通知に従ってタイマ解除を行う。すなわち、タイマ管理部35は、タイマ情報36Aを削除する(図17<15>)。また、R−CMD管理部34は、R−CMD破棄通知に従って、R−CMDリスト33Bの登録内容を削除する(図17<16>)。
ところで、装置10では、制御Aの正常終了を示す応答が受信されると、制御部11が装置管理情報12A(装置状態)を更新する(図17<17>)。制御部11は、OPS4へ制御Aの正常終了を示す応答を送信する(図17<18>)。OPS4では、制御Aの成功を示す情報が表示装置の画面に表示される(図17<19>)。
<<動作例2>>
図18は、装置20と装置30との間の接続の切断(通信障害)による装置状態の不整合を解消する動作例(動作例2)を示すシーケンス図である。図18における<1>〜<9>の動作は、動作例1と同じであるので説明を省略する。
制御結果管理部22は、制御の実行依頼が装置30へ送信される毎に、実行依頼に対する応答の待ち受けタイマを設定する。待ち受けタイマが満了する前に応答が受信された場合には、待ち受けタイマを停止する。応答が受信されることなく待ち受けタイマが満了した場合には、制御結果管理部22は、実行依頼に係る制御が失敗(NG)であると判定する。
動作例2では、<9>で制御A-2の実行依頼が送信される場合にも、制御結果管理部
22は、応答の待ち受け用のタイマ(図示せず)の計時を開始する。しかし、装置20と装置30との間の接続が、装置20への制御A-1に係る応答(図18<8>)の送信後
に切断されている。このため、装置20(制御結果管理部22)は、制御A-2に対する
応答をタイマの満了前に受信することができない。従って、制御結果管理部22は、失敗(NG)の制御結果(異常終了)を制御結果情報24Aに登録し、応答結果管理部23が制御Aの失敗を示す応答を装置10へ送信する。この時点で、装置30において制御A-
1は、正常終了しているので、装置状態(ハードウェア制御情報32A及び装置構成情報33A)は更新されており(図18<17>)、装置10の装置管理情報12Aとの間で不整合が発生する。
装置10では、応答が制御Aの失敗(NG)を示すので、装置管理情報12Aの更新を行うことなく、制御Aの失敗を示す応答をOPS4へ送信する(図18<11>)。OPSは、制御Aの失敗を示す情報を表示装置の画面に表示する(図18<12>)。このように、装置10は、装置管理情報12Aの更新を行わないので制御Aの実行前の装置状態が維持される。すなわち、装置30における装置状態との不整合が維持される。
ところで、応答結果管理部23は、装置10から応答の受領確認を受信しても、制御結果情報24Aが異常終了を示すので、特に処理を行わない。このため、装置30では、受信待ちタイマが満了する(図18<13>)。すると、タイマ管理部35がR−CMD管理部34にR−CMD適用通知を送る。
R−CMD適用通知を受けたR−CMD管理部34は、R−CMDリスト33Bを参照し、“カード削除”のリバースコマンドを制御部31に与える。制御部31は、リバース
コマンド“カード削除”に従った処理を主信号制御部32(FPGA306)について行う(図18<14>)。これによって、主信号制御部32(FPGA306)の状態が制御A-1“カード登録”の実行前の状態に戻るとともに、ハードウェア制御情報32A及
び装置構成情報33Aの内容が制御A-1の実行終了に伴う更新前の状態に戻される(図
18<15>)。このようにして、装置30の装置状態が制御A-1(すなわち、制御A
)の実行前の状態に戻る。これによって、装置10における装置状態と装置30における装置状態との不整合が解消される。
<<動作例3>>
図19は、装置20と装置10との間の接続の切断(通信障害)による装置状態の不整合を解消する動作例(動作例3)を示すシーケンス図である。図19における<1>〜<13>の動作は、動作例1と同じであるので説明を省略する。
図19の<13>で装置10へ送信された応答は、装置10と装置20との間の接続の切断によって装置10に届かない。一方、装置10では、制御Aの依頼時に待ち受け用のタイマを設定しており、応答は、当該タイマの満了前に装置10で受信されない。
この場合、装置10は、待ち受け用のタイマの満了を以て、制御Aの実行依頼が失敗(NG)であることを示す応答をOPS4へ送信する(図19<14>)。このとき、装置管理情報12Aは更新されない。OPS4では、制御Aの失敗を示す情報が表示装置の画面に表示される(図19<15>)。
応答結果管理部23は、装置10への応答の送信を契機に待ち受け用のタイマを設定する。しかし、装置10との接続が切断されているので、応答結果管理部23は、待ち受け用のタイマが満了する前に装置10からの受領確認を受信することができない。この場合、応答結果管理部23は、応答の送信が失敗したときの処理を行う。すなわち、応答結果管理部23は、タイマ破棄通知とR−CMD適用通知とを装置30へ送信する(図19<16>)。
装置30のタイマ管理部35は、タイマ破棄通知を受けて、タイマの解除(タイマ情報36Aの削除)を行う(図19<17>)。R−CMD管理部34は、リバースコマンドを実施する(図19<18>)。R−CMD管理部34は、R−CMD適用通知に従って、R−CMDリスト33Bに登録されているリバースコマンドを制御部31に実行させる。動作例2では、R−CMDリスト33Bには、複数のリバースコマンド、すなわち、“カード削除”と“ポート削除”とが登録されている。この場合、R−CMD管理部34は、複数のリバースコマンドを、リスト33Bへの登録順の逆順で順次制御部31に実行させる。
具体的には、R−CMD管理部34は、まず、“ポート削除”を制御部31に実行させる。“ポート削除”が終了したら、R−CMD管理部34は、“カード削除”を制御部31に実行させる。これによって、装置状態(ハードウェア制御情報32A及び装置構成情報33A)が制御A-1の開始前の状態に復旧する(図19<19>)。このような装置
30におけるリバースコマンドの実施で、装置10と装置30との間の装置状態の不整合が解消される。
<<動作例4>>
図20は、装置30が複数の制御(A-1〜A-n)の実行途中で電源断となった場合における動作例(動作例4)を示すシーケンス図である。図20における<1>〜<12>の動作は動作例2と同じであるので説明を省略する。但し、動作例2では、装置20と装置30との間の接続の切断によって、装置20の制御結果管理部22が制御A-2の実行
依頼の応答を受信できない。これに対し、動作例4では、装置30が制御A-1の実行結
果(応答)の送信後に電源断となることで、制御結果管理部22は、制御A-2の実行依
頼の応答を受信できない。この点で、動作例4は動作例2と異なる。
装置30において、電源断状態が解消される(電源供給が再開される)と、装置30は、再起動処理を行う(図20<13>)。このとき、制御部31は、R−CMD管理部34に、R−CMD適用通知を送る。
R−CMD管理部34は、R−CMD適用通知を受けて、R−CMDリスト33Bにリバースコマンドが登録されているか否かを確認する(図20<14>)。動作例4では、R−CMDリスト33Bに“カード削除”のリバースコマンドが登録されているので、R−CMD管理部34は、リバースコマンド“カード削除”を実施する(図20<15>)。これによって、装置状態(ハードウェア制御情報32A及び装置構成情報33A)が制御A-1“カード登録”の実行前の状態に復旧する。これによって、装置10の装置状態
との不整合が解消される。
<実施形態の効果>
以上説明した実施形態によれば、装置30のR−CMD管理部34は、制御A-1〜A-nのそれぞれの実行に合わせて対応するリバースコマンドを生成し、R−CMDリスト33B(不揮発領域33)に記憶する。
制御A-1〜A-nは、その全てが実行されることなく終了する場合がある。例えば、制御A-1〜A-nの異常終了、或いは受信待ちタイマの満了である。制御A-1〜A-nの全てが実行されない場合、R−CMD管理部34は、不揮発領域33に記憶されたリバースコマンドに基づく制御を制御部31に実行させて装置状態を示す情報を制御A-1〜A-nの実行前の状態に復旧させる。
例えば、動作例1で説明したように、複数の制御A-1〜A-nを装置30が実行している途中で装置20と装置30との間の接続が切断された場合に、実行済の制御A-1に対
応するリバースコマンドが実行される。これによって、装置30の装置状態を制御A-1
〜A-nの実行前の状態に復旧させることができる。したがって、装置10の有する装置
状態との不整合が自動で解消される。すなわち、不整合の解消が容易となる。
また、実施形態の動作例3では、R−CMD管理部34は、装置20から装置10への制御Aの正常終了を示す情報の送信が失敗したときに装置20から受信されるR−CMD適用通知に基づきリバースコマンドに基づく制御を制御部31に実行させる。これにより、装置30にて装置状態が更新されているにも拘わらず、装置10と装置20との接続の切断により装置10で装置状態が更新されない場合に生じる不整合をリバースコマンドの実行により自動で解消することができる。
さらに、実施形態の動作例4によれば、複数の制御A-1〜A-nの実行途中で装置30の電源断が発生することで装置状態の不整合が生じた場合には、装置30の再起動時にリバースコマンドが実施される。これによって、装置10と装置30との間の装置状態の不整合を自動で解消することができる。
さらに、実施形態によれば、不整合が自動で解消されるので、保守者は装置30の固有の制御方法を意識することなく、システムを運用することができる。
<変形例>
なお、実施形態では、装置20が一連の制御のうちの一つの依頼を行い、依頼した制御
が終了すると次の制御の依頼を行う構成が採用されている。これに対し、装置20が装置30に一連の制御のうちの2以上の制御についての依頼を一時に装置30に送り、装置30が2以上の制御内容をバッファして、各制御を順次実行する構成が採用されても良い。
また、実施形態では、装置10及び装置30が伝送装置である例について説明した。もっとも、実施形態の構成は、仕様や構成の異なる二つの装置の間に翻訳装置を介在させて、一方の装置向けの制御内容で他方の装置を制御するとともに、他方の装置の装置状態を一方の装置でも管理するシステムについて、広く適用が可能である。上述した実施形態の構成は、適宜組み合わせることができる。
10,30・・・伝送装置
11,31・・・制御部
12A・・・装置管理情報
20・・・翻訳装置
21・・・翻訳部
22・・・制御結果管理部
23・・・応答結果管理部
31・・・制御部
32・・・主信号制御部
33・・・不揮発領域
33A・・・装置構成情報
33B・・・R−CMDリスト
34・・・R−CMD管理部
35・・・タイマ管理部
202,302・・・CPU
203,303・・・ROM
204,304・・・RAM
205,305・・・不揮発性記憶媒体

Claims (5)

  1. 第1装置と、前記第1装置に接続された第2装置と、前記第2装置と接続された第3装置とを備え、
    前記第1装置は、
    前記第3装置の装置状態を示す情報を記憶する第1記憶部と、
    前記第2装置に前記第3装置向けの第1制御を依頼する第1依頼部と、
    前記第1制御の正常終了を示す情報が前記第2装置から受信されたときに前記記憶装置に記憶された装置状態を示す情報を更新する更新部と、を含み、
    前記第2装置は、
    前記第1装置から受信された第1制御を前記第3装置に適合する複数の第2制御に変換する変換部と、
    前記各第2制御を前記第3装置に依頼する第2依頼部と、
    前記複数の第2制御の全てが正常終了したときに前記第1制御の正常終了を示す情報を前記第1装置に送信する第1送信部と、を含み、
    前記第3装置は、
    前記第3装置の装置状態を示す情報を記憶する第2記憶部と、
    前記第2装置からの依頼に基づき前記複数の第2制御を実行し、前記各第2制御の実行終了に伴い前記第2記憶部に記憶された装置状態を示す情報を更新する制御部と、
    前記複数の第2制御に関する正常終了を示す正常終了通知を前記第2装置に送信する第2送信部と、
    前記各第2制御の実行結果を実行前に戻すリバースコマンドを記憶する第3記憶部と、
    前記各第2制御の実行に合わせてリバースコマンドを生成して前記第3記憶部に記憶するとともに、前記複数の第2制御の全てが実行されない場合に前記第3記憶部に記憶されたリバースコマンドに基づく制御を前記制御部に実行させて前記第2記憶部中の装置状態を示す情報を前記複数の第2制御の実行前の状態に復旧させる管理部と、を含む
    装置状態の復旧システム。
  2. 前記管理部は、前記複数の第2制御が所定期間内に正常終了しない場合に前記第3記憶部に記憶されたリバースコマンドに基づく制御を前記制御部に実行させる
    請求項1に記載の装置状態の復旧システム。
  3. 前記管理部は、前記第2装置から前記第1装置への前記第1制御の正常終了を示す情報の送信が失敗したときに前記第2装置から受信される通知に基づき前記第3記憶部に記憶されたリバースコマンドに基づく制御を前記制御部に実行させる
    請求項1又は2に記載の装置状態の復旧システム。
  4. 前記リバースコマンドは、前記第3記憶部の不揮発領域に記憶され、
    前記管理部は、前記第3装置の再起動時に前記第3記憶部にリバースコマンドが記憶されているときに当該リバースコマンドに基づく制御を前記制御部に実行させる
    請求項1から3のいずれか1項に記載の装置状態の復旧システム。
  5. 第1装置と、前記第1装置に接続された第2装置と、前記第2装置と接続された第3装置とを備えるシステムの装置状態復旧方法であって、
    前記第1装置が、
    前記第3装置の装置状態を示す情報を記憶し、
    前記第2装置に前記第3装置向けの第1制御を依頼し、
    前記第1制御の正常終了を示す情報が前記第2装置から受信されたときに前記記憶装置に記憶された装置状態を示す情報を更新し、
    前記第2装置が、
    前記第1装置から受信された第1制御を前記第3装置に適合する複数の第2制御に変換し、
    前記各第2制御を前記第3装置に依頼し、
    前記複数の第2制御の全てが正常終了したときに前記第1制御の正常終了を示す情報を前記第1装置に送信し、
    前記第3装置が、
    前記第3装置の装置状態を示す情報を記憶し、
    前記第2装置からの依頼に基づき前記複数の第2制御を実行し、前記各第2制御の実行終了に伴い前記記憶された装置状態を示す情報を更新し、
    前記複数の第2制御に関する正常終了を示す正常終了通知を前記第2装置に送信し、
    前記各第2制御の実行に合わせて前記各第2制御の実行結果を実行前に戻すリバースコマンドを生成して記憶し、前記複数の第2制御の全てが実行されない場合に前記記憶したリバースコマンドに基づく制御を実行して前記記憶された装置状態を示す情報を前記複数の第2制御の実行前の状態に復旧する、
    ことを含むシステムの装置状態復旧方法。
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