JP5251690B2 - 遠隔コピーシステムおよび遠隔コピー方法 - Google Patents

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本発明は、通常運用時に使用されるディスク装置に記憶されている情報を遠隔地に設置されているディスク装置に記憶させる遠隔コピーシステムおよび遠隔コピー方法に関する。
通常運用時に使用されるマスタサイトのディスク装置に記憶されている情報を遠隔地に設置されているディスク装置に記憶させる遠隔コピー機能がある。遠隔コピー機能は、マスタサイトの情報を遠隔地に設置されているディスク装置(災害対策サイトのディスク装置)に記憶させ、マスタサイトが設置されている地域に災害等が発生してマスタサイトが運用不能になった場合に、遠隔地のディスク装置に記憶されている情報を用いて災害対策サイトが業務運用を継続することを目的としている。
遠隔コピーを行う方式には、大きく分けて2種類の方式がある。1つは同期方式と呼ばれる方式である。同期方式では、マスタサイトのディスク装置において1つの情報の入力または出力があったことを両サイト(マスタサイトおよび災害対策サイト)のディスク装置に書き込む処理が完了したときに、上位装置(マスタサイトのディスク装置に情報を書き込んだり、マスタサイトのディスク装置から情報を読み込んだりする装置)に当該処理の完了の報告が行われる。同期方式では、災害対策サイトのディスク装置は、マスタサイトのディスク装置と同期した状態である。
もう1つが、非同期方式と呼ばれる方式である。非同期方式では、上位装置からの情報の読み込みや書き込みの処理を所定のタイミングで停止し、当該タイミングにおけるマスタサイトのディスク装置の情報を遠隔地(災害対策サイト)に転送し、情報が転送された災害対策サイトがディスク装置に当該情報を書き込む方式である。つまり、所定のタイミングで、マスタサイトのディスク装置に記憶されている情報と災害対策サイトのディスク装置に記憶されている情報とを同じにする処理(同期処理)が行われる。非同期方式では、同期処理が完了するまで上位装置による情報の読み込みや書き込みを停止する必要があるため、例えば、同期処理を1日に1度程度実行する運用になる。
さらに、同期方式の改良型としてセミ同期順序保障型方式と呼ばれる方式がある。セミ同期順序保障型方式は、マスタサイトにおける遠隔地に転送されるべきデータを一旦別のバッファ(以下、順序保障バッファという)に順番を保障して書き込み、その時点で、上位装置には書き込みが終了したことを通知する。その後、バッファ内のデータを順序を保障しながら転送することで遠隔地にデータをコピーする方式である。
特許文献1および特許文献2には、スナップショット機能を有し、一の記憶装置における記憶内容の各世代間の差異に応じたデータを一旦メモリに記憶させてから、一の記憶装置に記憶されている情報を他の記憶装置に記憶させる方法が記載されている。
特開2005−267569号公報(段落0012〜0065、図1) 特開2006−48300号公報(段落0018〜0140、図1)
同期方式は、ローカルサイト(マスタサイト)のディスク装置のマスタボリューム(以下、MVという)に情報を書き込むとともに、遠隔地(災害対策サイト)のディスク装置のリプリケートボリューム(以下、RVという)に当該情報を送ることにより同一性を保障した遠隔コピー方式である。上位装置からの情報の入力または出力の命令に応じた情報をローカルサイトのディスク装置のMVと遠隔地のRVとに書き込んで、双方の正常終了報告を上位装置に送信する仕組みである。そのためRPO(リカバリポイントオブジェクティブ:災害対策サイトのディスク装置を用いた運用を開始するために失われるデータの量)は最小(0)になる。
しかし、同期方式は、遠隔地からの正常終了報告を毎回確認することになり、ローカルサイトと遠隔地との距離が遠いことによる情報の送受信の遅延、情報を転送する回線の容量による遅延により、ディスクサブシステム(遠隔地(災害対策サイト)のディスク装置)からのレスポンスを劣化させるという問題がある。
非同期方式は、上位装置からの情報の入力または出力の命令に対して、ローカルサイトのディスク装置のMVに書き込んだ時点で、上位装置に正常終了報告を送信するので、余計なレスポンスの遅延がない。非同期方式は、ディスク装置のどこのアドレスに情報を書き込んだのかを管理する差分テーブルを用いて、どこのアドレスに情報を書き込んだのか示す情報である差分情報のみを管理し、この差分テーブルにもとづいた遠隔地への転送を行う。そのため、回線の容量に応じた速度で差分情報にもとづいて情報が送られるので、ローカルサイトと遠隔地との距離が遠いことによる情報の送受信の遅延、データを転送すべき回線の容量による遅延は、上位装置に影響しない。
しかし、差分テーブルに書かれている差分情報では、上位装置からの情報の入力または出力の順番が分からないので、差分情報がある状態でローカルサイトに重大な問題(ディザスタ)が発生した場合に、遠隔地にあるRVのデータを用いたリカバリは保障できない。そのため、非同期方式では、あるタイミングにおけるローカルサイトのディスク装置の情報を確保する運用に限られる。つまり、上位装置からの情報の書き込みおよび読み込みを停止し、そのタイミングで同期処理を行い、同期処理の終了後にローカルサイトのディスク装置と災害対策サイトのディスク装置とを切り離しておくという方式である。
セミ同期順序保障型方式は、上位装置からの情報の入力または出力の命令に応じた情報をローカルサイトのディスク装置のMVに書き込むのは同期方式と同じであるが、遠隔地のRVに当該情報を送る前にローカルサイトの順序保障バッファに書き込んだ時点で正常終了とし、ローカルサイトと災害情報サイトとの正常終了報告を上位装置に送信する仕組みである。
セミ同期順序保障型方式では、順序保障バッファに書き込む動作による遅延は増加するが、距離と回線帯域によるレスポンスの遅延がない。また、順序保障バッファは、上位装置からの複数個の情報の入力または出力の順序を保障して、まとめて1つのBOXにいれて(1パッケージのデータとして)遠隔地に転送する。遠隔地では、これらのパッケージされたデータが大量に届くことになるが、BOXの情報にもとづいて順番に処理することで、順序性を保障する。
しかし、セミ同期順序保障型方式では、ローカルサイトに重大な問題(ディザスタ)が発生した場合に、最大で順序保障バッファの容量分だけ情報が消失した状態になり、RPOが悪化するという問題がある。さらに、別の問題として、用意された順序保障バッファの容量を超えて情報を記憶させようとすると、順序保障バッファの空き待ちが発生する。順序保障バッファに記憶されている情報は、同期型と同じようにローカルサイトと遠隔地との距離が遠いことによる情報の送受信の遅延や、情報を転送する回線の容量による遅延があるので、順序保障バッファが空くのを待つための処理は同期型と同じようになってしまう。つまり、順序保障バッファの容量を超えて情報を記憶させようとすると、転送障害を検出する前に、必ず上位装置からの情報の入力の遅延が発生するという問題がある。また、上位装置からの情報の入力の順番を保障するための処理の負荷が重く、多大な情報の入力がある環境では使用できないという問題がある。
また、前述した各方式では、回線上の障害で一旦ローカルサイトと災害対策サイトとの接続が切断され、障害の回復後にコピーが再実行されるが、同期処理の開始から完了までの時間は、災害対策サイトでデータを利用することができない。さらに、回線上の問題で発生した障害か、サイトの障害かを判断しにくいので自動的に運用を再開することができない。
そのため、品質の良い通信回線を使い、通信回線に障害が発生しないような高コスト運用が必要である。
また、特許文献1または特許文献2に記載された発明は、一の記憶装置と他の記憶装置との間で行われる通信で障害が発生することを考慮していない。
そこで、本発明は、低コストの通信回線を用いた遠隔コピーシステムおよび遠隔コピー方法を提供することを目的とする。
本発明による遠隔コピーシステムは、上位装置の命令に従って第1の記憶装置の記憶内容が更新されたことに応じて、第1の記憶装置において更新された領域を示す領域情報をテーブル形式で記憶する差分テーブルを用いて、更新された領域に記憶されている記憶内容を第2の記憶装置に通信回線を介して送信する遠隔コピーシステムであって、複数の差分テーブルによって構成される差分テーブル群と、領域情報を差分テーブル群における一の差分テーブルに書き込む差分テーブル制御手段と、差分テーブル制御手段が領域情報を書き込む差分テーブルを差分テーブル群において一の差分テーブルから他の差分テーブルに所定のタイミングで切り替えるように指示する差分テーブル切り替え指示手段と、差分テーブル制御手段によって領域情報が書き込まれた順に、各差分テーブルに書き込まれた領域情報にもとづいて、第1の記憶装置の記憶内容を通信回線を介して第2の記憶装置に送信する転送処理を実行する転送制御手段と、転送制御手段による転送処理が行われていない領域情報が差分テーブル群における全ての差分テーブルに書き込まれている場合に、差分テーブル群における各差分テーブルに書き込まれた領域情報を集約して、差分テーブル群を構成する差分テーブルとは異なる差分テーブルに集約結果を書き込む差分テーブル集約手段とを備え、転送制御手段は、差分テーブル集約手段によって集約結果が書き込まれた場合には当該集約結果にもとづいて転送処理を実行することを特徴とする。
本発明による遠隔コピー方法は、上位装置の命令に従って情報を記憶する第1の記憶装置の記憶内容が更新されたことに応じて、第1の記憶装置において更新された領域を示す領域情報をテーブル形式で記憶する差分テーブルを用いて、更新された領域に記憶されている記憶内容を第2の記憶装置に通信回線を介して送信する遠隔コピー方法であって、領域情報を複数の差分テーブルによって構成される差分テーブル群における一の差分テーブルに書き込む差分テーブル制御ステップと、差分テーブル制御ステップで領域情報を書き込む差分テーブルを差分テーブル群において一の差分テーブルから他の差分テーブルに所定のタイミングで切り替えるように指示する差分テーブル切り替え指示ステップと、差分テーブル制御ステップで領域情報が書き込まれた順に、各差分テーブルに書き込まれた領域情報にもとづいて、第1の記憶装置の記憶内容を通信回線を介して第2の記憶装置に送信する転送処理を実行する転送制御ステップと、転送制御ステップで転送処理が行われていない領域情報が差分テーブル群における全ての差分テーブルに書き込まれている場合に、差分テーブル群における各差分テーブルに書き込まれた領域情報を集約して、差分テーブル群を構成する差分テーブルとは異なる差分テーブルに集約結果を書き込む差分テーブル集約ステップとを備え、転送制御ステップは、差分テーブル集約ステップで集約結果が書き込まれた場合には当該集約結果にもとづいて転送処理を実行することを特徴とする。
本発明によれば、第2の記憶装置からのレスポンスを待ったり、第1の記憶装置の運用を停止させたりすることなく、低コストの通信回線を用いて第1の記憶装置と第2の記憶装置とを接続し、第1の記憶装置の更新順序に応じて第1の記憶装置の記憶内容を第2の記憶装置に記憶させることができる。
本発明の遠隔コピーシステムの実施形態を示す説明図である。 本発明の遠隔コピーシステムの実施形態を示す説明図である。 差分テーブル群の構成例を示す説明図である。 本発明の遠隔コピーシステムの実施形態の通常運用時の動作を示すフローチャートである。 本発明の遠隔コピーシステムの実施形態の異常時の動作を示すフローチャートである。 本発明の遠隔コピーシステムの実施形態の復旧時の動作を示すフローチャートである。 本発明の概要を示すブロック図である。
本発明の遠隔コピーシステムの実施形態を図面を参照して説明する。図1および図2は、本発明の遠隔コピーシステムの実施形態を示す説明図である。
図1および図2に示すように、本発明の遠隔コピーシステムは、通常運用時に使用されるマスタサイト(上位装置)のディスク装置(第1の記憶装置)400における差分テーブル制御機能部100および転送制御機能部200と、マスタサイトから遠方(遠隔地)に設置され、通信回線(図示せず)を介して接続された災害対策サイトのディスク装置(第2の記憶装置)500における複製部(複製手段)300とを含む。
なお、差分テーブル制御機能部100および転送制御機能部200は、例えば、プログラム制御に従って処理を実行するマスタサイトのディスク装置400に搭載されたCPU(Central Processing Unit)によって実現される。また、複製部300は、例えば、プログラム制御に従って処理を実行する災害対策サイトのディスク装置500に搭載されたCPUによって実現される。
なお、マスタサイトのディスク装置400は、フラッシュメモリ等によって実現されるキャッシュメモリ600と、マスタサイト主記憶部700と、差分テーブル800とを含む。
マスタサイトは、通常運用時に、マスタサイトのディスク装置400のマスタサイト主記憶部700に記憶されている情報にもとづいて運用を行う。災害対策サイトは、災害等が発生してマスタサイトが運用不能になった場合に、災害対策サイトのディスク装置500の災害対策サイト主記憶部900に記憶されている情報にもとづいた運用を開始する。そして、本発明による遠隔コピーシステムは、災害等が発生してマスタサイトが運用不能になった場合に備えて、通常運用時に、マスタサイトのディスク装置400のマスタサイト主記憶部700に記憶されている情報を災害対策サイトのディスク装置500の災害対策サイト主記憶部900に記憶させる。
また、災害対策サイトのディスク装置500は、災害対策サイト主記憶部900を含む。
差分テーブル制御機能部100は、差分テーブル制御部(差分テーブル制御手段)101と、差分テーブル切り替え指示部(差分テーブル切り替え指示手段)102と、差分テーブル集約部(差分テーブル集約手段)103と、差分テーブル群104とを含む。
転送制御機能部200は、転送制御部(転送制御手段)201と、差分テーブル切り替え指定部202と、データ転送再開指示部203とを含む。
差分テーブル制御部101は、上位装置からの情報の入力または出力(上位装置からマスタサイト主記憶部700へのアクセス)の命令を受諾するとともに差分情報の書き込みを行う。差分情報(領域情報)とは、マスタサイト主記憶部700において、どのアドレスに情報が書き込まれたのかを示す情報(つまり、マスタサイト主記憶部700において上位装置によって更新された領域を示す情報)である。
図3は、差分テーブル群104の構成例を示す説明図である。図3に示す例では、マスタサイト主記憶部700における領域A1〜A5に、差分テーブル群104を構成する差分テーブルにおけるa1〜a5の領域(欄)がそれぞれ対応している。ここで、差分テーブルとは、マスタサイト主記憶部700における各記憶領域に対応する領域が設けられたテーブルであって、上位装置からの書き込みを受諾した場合に、マスタサイト主記憶部700において書き込みが行われる領域に相当する領域に、更新があったこと(情報が書き込まれたこと)を示す情報が書き込まれるテーブルをいう。
また、差分テーブル制御部101は、後述する差分テーブル切り替え指示部102の指示にもとづいて、差分テーブル群104における差分情報の書き込み先を他の差分テーブルに変更する(切り替える)。図3に示す例では、差分テーブル群104を構成する差分テーブルにおけるa1〜a5の領域に、マスタサイト主記憶部700における領域A1〜A5で更新があったこと(情報が書き込まれたこと)を示す情報が書き込まれた後に、差分情報の書き込み先が他の差分テーブルに変更され、マスタサイト主記憶部700における領域B1〜B5で更新があったこと(情報が書き込まれたこと)を示す情報が差分テーブル群104を構成する他の差分テーブルにおけるb1〜b5の領域に書き込まれている。そして、差分情報の書き込み先がさらに他の差分テーブルに変更され、マスタサイト主記憶部700における領域C1〜C5で更新があったこと(情報が書き込まれたこと)を示す情報が差分テーブル群104を構成するさらに他の差分テーブルにおけるc1〜c5の領域に書き込まれている。
また、差分テーブル制御部101は、上位装置からの情報の入力または出力の命令を受諾するとともに後述する差分テーブル切り替え指示部102のタイマ105を起動する。また、差分テーブル制御部101は、後述するデータ転送再開指示部203の指示にもとづいて、差分テーブル群104を構成する差分テーブルにもとづいて情報の転送にともなう処理を再実行する。
差分テーブル切り替え指示部102は、タイマ105を備え、差分テーブル制御部101からの指示にもとづいて(具体的には、差分テーブル群104を構成する差分テーブルに差分情報を書き込むタイミング)、タイマ105のカウンタを起動し、当該カウンタが所定の微小時間(所定の時間:例えば、1秒)に対応する値をカウントした後(つまり、微小時間間隔(所定の時間間隔)で)、または後述する差分テーブル集約部103の指示に応じて、差分テーブル制御部101に差分テーブルの変更(切り替え)を指示する。差分テーブル切り替え指示部102は、差分テーブル群104を構成する差分テーブルのうち、差分情報が書き込まれていない差分テーブルに差分テーブル制御部101が差分情報を書き込むように差分テーブルの変更を指示する。なお、カウンタが動作中のタイマ起動命令は無視される。
差分テーブル群104は、複数の差分テーブルによって構成されている。
差分テーブル集約部103は、差分テーブル制御部101が現在処理している差分テーブルの番号(差分テーブル群104における差分テーブルの番号)と転送制御部201が現在の処理している差分テーブルの番号とを管理している。なお、差分テーブル集約部103は、転送制御部201による処理が終了した差分テーブルに書き込まれている差分情報を消去する。
なお、差分テーブル切り替え指示部102によって差分テーブル制御部101に差分情報を書き込む差分テーブルの変更(切り替え)が指示されるのであるが、差分テーブル群104を構成する差分テーブルの枚数は有限であるので、全ての差分テーブルに差分情報が書き込まれた場合に(つまり、差分情報が書き込まれた差分テーブルが一周し、転送制御部201による処理が終了する前に差分情報が書き込まれてしまう場合(以下、一周してしまう条件が成立したという)に)、差分テーブル集約部103はその旨を差分テーブル切り替え指示部102に通知して、差分テーブルの切り替えを抑止(停止)させ、差分情報の書き込み先の差分テーブルを差分テーブル群104を構成する差分テーブルから差分テーブル800に変更する指示を出力する。よって、セミ同期順序保障型方式のように、予め用意された順序保障バッファの容量を超えて情報を記憶させようとして、順序保障バッファの空き待ちが発生するようなことはない。なお、差分テーブル集約部103は差分テーブルの番号を管理するカウンタを備えていてもよい。
また、差分テーブル集約部103は、差分テーブル群104を構成する複数枚の差分テーブルに書き込まれた差分情報を集約して差分テーブル800に書き込み、その旨を転送制御部201に通知する。
複数枚の差分テーブルに書き込まれた差分情報を集約するとは、例えば、差分テーブル群104を構成する各差分テーブルにおいて上位装置がマスタサイト主記憶部700にアクセス(例えば、情報の更新)した領域に応じた桁のビットを立てる(当該桁の値を0から1にする)ことにより差分テーブルに差分情報を書き込むように構成されている場合に、立てられた各ビットの和を差分テーブル800に書き込むことをいう。例えば、00001というデータの差分テーブルと00100というデータの差分テーブルを集約して、差分テーブル800に00101というデータを書き込む。
転送制御部201は、差分テーブル集約部103または差分テーブル切り替え指定部202に指示された差分テーブルに書き込まれた差分情報にもとづいて、遠隔地のディスク装置500にコピーを実施する(マスタサイト主記憶部700に記憶されている情報を災害対策サイトのディスク装置500に送信する)。
また、転送制御部201は、差分テーブル集約部103からの通知に従ってコピーの実施を停止し、遠隔地のディスク装置500にコピー停止を通知する。また、転送制御部201は、データ転送再開指示部203の指示に従って、差分テーブル群104を構成する差分テーブルの差分情報にもとづく転送プロセス、または差分テーブル800の差分情報にもとづく転送プロセスを起動する。なお、差分テーブル800の差分情報にもとづく転送プロセスは、差分テーブル800に書き込まれている差分情報にもとづく処理が終了した時点で終了する。
差分テーブル切り替え指定部202は、現在処理している差分テーブルの差分情報がなくなると(つまり、一の差分テーブルの差分情報にもとづく処理が終了すると)、差分テーブルの切り替え指示を転送制御部201に出力する。
差分テーブル800では、差分テーブル群104を構成する差分テーブルに差分情報を書き込むことができないときに受諾した上位装置からの情報の入力または出力に応じたマスタサイト主記憶部700の差分管理が行われる。
データ転送再開指示部203は、複製部300から二次複製の作成が完了したことを通知された場合に、差分テーブル制御部101と転送制御部201とその旨を通知する。なお、二次複製については後述する。
複製部300は、転送制御機能部200から転送されたデータの複製を作成し、災害対策サイト主記憶部900に記憶させる。また、複製部300は、回線状態の悪化によってデータの転送が途切れるか、一定時間ごとの間隔で行われる通信が途切れたと判断するか、または前述した差分テーブルが一周してしまう条件になったことの通知を受信した場合に、現状の状態の複製をさらにもう一つ作成する(二次複製を行う)。ここで、現状の状態の複製を追加して作成することを二次複製を行うという。
また、複製部300は、二次複製の作成完了後、転送制御部201に複製の作成完了を報告する。そして、複製部300は、差分テーブル群104を構成する差分テーブルに書き込まれた差分情報にもとづく転送処理が開始されると、二次複製を行って作成したコピーデータを破棄する。
次に、本発明の遠隔コピーシステムの実施形態の動作を説明する。まず、通常運用時の動作を説明する。図4は、本発明の遠隔コピーシステムの実施形態の通常運用時の動作を示すフローチャートである。
差分テーブル制御部101は、上位装置からの情報の入力または出力の命令を受諾すると、差分テーブル切り替え指示部102のタイマ105をスタートさせ(ステップS101)、差分テーブル群104を構成する差分テーブルに差分情報を書き込む(ステップS102)。
差分テーブル切り替え指示部102は、タイマ105が所定の微小時間に対応する値をカウントした場合に(ステップS103のY)、差分テーブル制御部101に差分テーブルの切り替えを指示する。差分テーブル制御部101は、差分テーブル切り替え指示部102の指示にもとづいて、差分テーブル群104において差分情報の書き込み先を他の差分テーブルに切り替える(ステップS104)。差分テーブル集約部103は、差分テーブル制御部101が差分情報の書き込み先を切り替えた場合に、切り替え先の差分テーブルの番号を差分テーブル切り替え指定部202に通知する。
転送制御機能部200は、差分テーブルの切り替えが発生したことを契機に起動される(ステップS105)。差分切り替え指定部202は、差分テーブル集約部103から差分情報の書き込み先の差分テーブルを通知された場合に、通知された書き込み先の差分テーブルを転送制御部201に通知し、切り替え指示を行う。
差分切り替え指定部202から切り替え指示が行われた転送制御部201は、切り替え元の差分テーブルに書き込まれた差分情報にもとづいて、マスタサイト主記憶部700に記憶されている情報を読み出す(ステップS10)。具体的には、転送制御部201は、差分テーブル群104における切り替え元の差分テーブルに書き込まれた差分情報にもとづいて、マスタサイト主記憶部700において、どのアドレスに情報が書き込まれたのかを認識し、そのアドレスに記憶されている情報を読み出す。
転送制御部201は、読み出した情報を災害対策サイトのディスク装置500に送信(転送)する(ステップS10)。また、差分テーブル集約部103は、転送制御部によって終了した転送処理に対応する差分テーブルに書き込まれている差分情報を消去する。
災害対策サイトのディスク装置500の複製部300は、転送制御機能部200から転送された情報の複製を作成し、作成した情報を一次複製として災害対策サイト主記憶部900に記憶させる(ステップS10)。
次に、上位装置からの情報の入力または出力の命令が増加したり、マスタサイトと災害対策サイトとの間の通信回線に異常が発生したりした場合(以下、異常時(災害発生時とは異なる)という)の動作について説明する。図5は、本発明の遠隔コピーシステムの実施形態の異常時の動作を示すフローチャートである。
差分テーブル集約部103は、差分テーブル制御部101が現在処理している差分テーブル番号と転送制御部201が現在処理している差分テーブル番号とを管理している。そして、差分テーブル集約部103は、差分テーブル切り替え指示部102による差分テーブルの切り替え指示によって、差分テーブルが一周してしまう条件が成立したことを検出した場合に、その旨を差分テーブル切り替え指示部102に通知して、切り替えを抑止させる(ステップS202)。そして、差分テーブル切り替え指示部102に、差分テーブル制御部101の差分情報の書き込み先を差分テーブル群104を構成する差分テーブルから差分テーブル800に切り替えさせる。従って、差分テーブル制御部101の差分情報の書き込み先は、差分テーブル群104を構成する差分テーブルから差分テーブル800に切り替えられたことになる。
また、差分テーブル集約部103は、差分テーブル群104を構成する各差分テーブルに書き込まれた差分情報を集約して、集約結果を差分テーブル800に書き込み(ステップS203)、その旨を転送制御部201に通知する。
転送制御部201は、差分テーブル集約部103からの通知にもとづいて、情報の転送(情報をコピーするための送信)を停止し、災害対策サイトのディスク装置500にコピー停止を通知する(ステップS204)。
複製部300は、マスタサイトと災害対策サイトとの間の通信回線に異常が発生したりして転送制御部201からの情報の転送が途切れたり、一定時間(前述した微小時間と同等の時間。よって、例えば、1秒。)ごとの間隔で行われる転送制御部201との通信(微小時間間隔で差分テーブルが切り替えられることにもとづいて情報が送信されること)が途切れたと判断したり、コピー停止が通知されたりすると、現状の状態の複製をさらにもう1つ作成(二次複製を作成)し(ステップS205)、二次複製として災害対策サイト主記憶部900に記憶させる。そして、複製部300は、二次複製の作成完了後、情報の送信元である転送制御部201に、二次複製の作成完了通知を送信する(ステップS206)。
次に、上位装置からの情報の入力または出力の命令が減少したり、マスタサイトと災害対策サイトとの間の通信回線の異常が復旧したりした場合(以下、復旧時(災害復旧時とは異なる)という)の動作について説明する。図6は、本発明の遠隔コピーシステムの実施形態の復旧時の動作を示すフローチャートである。
データ転送再開指示部203は、二次複製の作成完了通知を災害対策サイトのディスク装置500の複製部300から受信した場合に(ステップS301のY)、差分テーブル制御部101と転送制御部201にその旨を通知する。転送制御部201は、差分テーブル800に書き込まれている差分情報にもとづいて、マスタサイト主記憶部700から情報を読み出す(ステップS302)。
転送制御部201は、読み出した情報を災害対策サイトのディスク装置500に送信(転送)する(ステップS303)。
また、差分テーブル制御部101は、上位装置からの情報の入力または出力の命令を受諾すると、差分テーブル群104を構成する差分テーブルに差分情報を書き込む処理を再開する(ステップS305)。複製部300は、ステップS205の処理で二次複製として作成し、災害対策サイト主記憶部900に記憶させた情報を破棄する。
なお、ステップS303で送信された情報は、複数の差分テーブルの内容が集約された差分テーブル800に書き込まれた差分情報にもとづく情報である。したがって、順序が保障されていない。それに対して、ステップS205で二次複製として作成された情報は、差分テーブル群104を構成する差分テーブルに書き込まれた差分情報にもとづく情報である。従って、微小時間間隔での順序が保障されている。よって、複製部300は、二次複製として作成した情報と、ステップS303で送信された情報とにもとづいて、災害対策サイト主記憶部900に情報を記憶させるように構成されていてもよい。
以上に述べたように、本実施形態によれば、差分テーブル群104を構成する差分テーブルを用いてマスタサイト主記憶部700から情報を読み出して送信する運用と、差分テーブル800を用いてマスタサイト主記憶部700から情報を読み出して送信する運用とをマスタサイトと災害対策サイトとの間の通信回線の状況等に応じて相互に変更可能であるので、マスタサイトと災害対策サイトとを低品質な通信回線(回線障害が頻発するような通信回線)で接続しても問題の発生を防止することができる。従って、通信回線のコストを削減することができる。
また、上位装置からの情報の入力または出力の命令が増加したりした場合であっても、差分テーブル集約部103が、差分テーブル群104を構成する各差分テーブルに書き込まれた差分情報を集約して集約結果を差分テーブル800に書き込み、複製部300が二次複製を作成するように構成されているので、上位装置に遅延などの影響を与えずに、有効な情報を災害対策サイト主記憶部900に確保することができる。
また、差分情報を書き込む差分テーブルを微小時間間隔で切り替えるように構成されているので、上位装置からの情報の入力または出力の命令の順序を微小時間間隔で保障しつつ、マスタサイトのディスク装置400の処理負荷を低減し、ディスク装置400の能力低下を防ぐことができる。
次に、本発明の概要について説明する。図7は、本発明の概要を示すブロック図である。本発明の遠隔コピーシステムは、差分テーブル群114、差分テーブル制御手段111、差分テーブル切り替え指示手段112、および転送制御手段211とを含む。
差分テーブル群114は、第1の記憶装置において上位装置からアクセス(例えば、情報の更新)された領域を示す領域情報をテーブル形式で記憶する複数の差分テーブルによって構成される。
差分テーブル制御手段111は、上位装置が第1の記憶装置にアクセス(例えば、情報の更新)したことに応じた領域情報を差分テーブル群114における一の差分テーブルに書き込む。
差分テーブル切り替え指示手段112は、差分テーブル制御手段111が領域情報を書き込む差分テーブルを差分テーブル群114において一の差分テーブルから他の差分テーブルに所定のタイミングで切り替えるように指示する。
転送制御手段211は、差分テーブル制御手段111によって領域情報が書き込まれた順に、各差分テーブルに書き込まれた領域情報にもとづいて、第1の記憶装置の記憶内容を通信回線を介して第2の記憶装置に送信する転送処理を実行する。
そのような構成によれば、第2の記憶装置からのレスポンスを待ったり、第1の記憶装置の運用を停止させたりすることなく、低コストの通信回線を用いて第1の記憶装置と第2の記憶装置とを接続し、第1の記憶装置の更新順序に応じて第1の記憶装置の記憶内容を第2の記憶装置に記憶させることができる。
また、上記の実施形態には、転送制御手段211が、差分テーブル制御手段111が領域情報を書き込む差分テーブルを差分テーブル群114において一の差分テーブルから他の差分テーブルに切り替えた場合に、一の差分テーブルに書き込まれた領域情報にもとづいて、第1の記憶装置の記憶内容を第2の記憶装置に通信回線を介して送信する転送処理を実行することが開示されている。
そのような構成によれば、差分テーブルの切り替えタイミングにもとづいて第1の記憶装置の記憶内容が第2の記憶装置に送信され、上位装置による第1の記憶装置へのアクセス(例えば、情報の更新)の順序を保障して、第1の記憶装置の記憶内容を第2の記憶装置に送信することができる。
また、上記の実施形態には、差分テーブル切り替え指示手段112は、所定の時間間隔で、差分テーブル制御手段111が領域情報を書き込む差分テーブルを差分テーブル群において一の差分テーブルから他の差分テーブルに切り替えるように指示することが開示されている。
そのような構成によれば、所定の時間を超えた間隔で第1の記憶装置に複数のアクセス(例えば、情報の更新)があった場合には、異なる差分テーブルにそれらアクセスに応じた領域情報がそれぞれ書き込まれるので、上位装置による第1の記憶装置へのアクセスの順序を所定の時間間隔で保障して、第1の記憶装置の記憶内容を第2の記憶装置に送信することができる。
また、上記の実施形態には、転送制御手段211から通信回線を介して送信された第1の記憶装置の記憶内容を受信して第2の記憶装置に記憶させる複製手段を備え、複製手段は、所定の時間が経過しても通信回線を介して第1の記憶装置の記憶内容を受信しない場合に、第2の記憶装置の記憶内容を複製することが開示されている。
そのような構成によれば、通信回線に障害等が発生し、所定の時間が経過しても通信回線を介して第1の記憶装置の記憶内容を受信しない場合であっても、上位装置による第1の記憶装置へのアクセス(例えば、情報の更新)の順序を保障して、第1の記憶装置の記憶内容を第2の記憶装置に記憶させることができる。
また、上記の実施形態には、転送制御手段211による転送処理が行われていない領域情報が差分テーブル群114における全ての差分テーブルに書き込まれている場合に、差分テーブル群114における各差分テーブルに書き込まれた領域情報を集約して、差分テーブル群114を構成する差分テーブルとは異なる差分テーブルに集約結果を書き込む差分テーブル集約手段を備え、転送制御手段211は、差分テーブル集約手段によって書き込まれた集約結果にもとづいて転送処理を実行することが開示されている。
そのような構成によれば、差分テーブル群114を構成する差分テーブルを用いた運用と、差分テーブル群114を構成する差分テーブルとは異なる差分テーブルを用いた運用とを状況に応じて相互に変更可能であるので、低品質な通信回線(回線障害が頻発するような通信回線)を用いても問題の発生を防止することができる。従って、通信回線のコストを削減することができる。
本発明は、遠隔地の災害対策サイトにデータをコピーする遠隔コピーシステムに適用可能である。
100 差分テーブル制御機能部
101 差分テーブル制御部
102 差分テーブル切り替え指示部
103 差分テーブル集約部
104 差分テーブル群
105 タイマ
111 差分テーブル制御手段
112 差分テーブル切り返しし手段
114 差分テーブル群
200 転送制御機能部
201 転送制御部
203 データ転送再開指示部
211 転送制御手段
300 複製部
400 マスタサイトのディスク装置
500 災害対策サイトのディスク装置
600 キャッシュメモリ
700 マスタサイト主記憶部
800 差分テーブル
900 災害対策サイト主記憶部

Claims (6)

  1. 上位装置の命令に従って第1の記憶装置の記憶内容が更新されたことに応じて、前記第1の記憶装置において更新された領域を示す領域情報をテーブル形式で記憶する差分テーブルを用いて、前記更新された領域に記憶されている記憶内容を第2の記憶装置に通信回線を介して送信する遠隔コピーシステムであって、
    複数の前記差分テーブルによって構成される差分テーブル群と、
    前記領域情報を前記差分テーブル群における一の差分テーブルに書き込む差分テーブル制御手段と、
    前記差分テーブル制御手段が領域情報を書き込む差分テーブルを前記差分テーブル群において一の差分テーブルから他の差分テーブルに所定のタイミングで切り替えるように指示する差分テーブル切り替え指示手段と、
    前記差分テーブル制御手段によって領域情報が書き込まれた順に、各差分テーブルに書き込まれた領域情報にもとづいて、前記第1の記憶装置の記憶内容を前記通信回線を介して前記第2の記憶装置に送信する転送処理を実行する転送制御手段と
    前記転送制御手段による転送処理が行われていない領域情報が前記差分テーブル群における全ての差分テーブルに書き込まれている場合に、前記差分テーブル群における各差分テーブルに書き込まれた領域情報を集約して、前記差分テーブル群を構成する差分テーブルとは異なる差分テーブルに集約結果を書き込む差分テーブル集約手段とを備え、
    前記転送制御手段は、前記差分テーブル集約手段によって集約結果が書き込まれた場合には当該集約結果にもとづいて転送処理を実行する
    ことを特徴とする遠隔コピーシステム。
  2. 転送制御手段は、差分テーブル制御手段が領域情報を書き込む差分テーブルを差分テーブル群において一の差分テーブルから他の差分テーブルに切り替えた場合に、前記一の差分テーブルに書き込まれた領域情報にもとづいて、第1の記憶装置の記憶内容を第2の記憶装置に通信回線を介して送信する転送処理を実行する
    請求項1記載の遠隔コピーシステム。
  3. 差分テーブル切り替え指示手段は、所定の時間間隔で、差分テーブル制御手段が領域情報を書き込む差分テーブルを差分テーブル群において一の差分テーブルから他の差分テーブルに切り替えるように指示する
    請求項1または請求項2記載の遠隔コピーシステム。
  4. 転送制御手段から通信回線を介して送信された第1の記憶装置の記憶内容を受信して第2の記憶装置に記憶させる複製手段を備え、
    前記複製手段は、所定の時間が経過しても通信回線を介して第1の記憶装置の記憶内容を受信しない場合に、前記第2の記憶装置の記憶内容を複製する
    請求項3記載の遠隔コピーシステム。
  5. 上位装置の命令に従って情報を記憶する第1の記憶装置の記憶内容が更新されたことに応じて、前記第1の記憶装置において更新された領域を示す領域情報をテーブル形式で記憶する差分テーブルを用いて、前記更新された領域に記憶されている記憶内容を第2の記憶装置に通信回線を介して送信する遠隔コピー方法であって、
    前記領域情報を複数の前記差分テーブルによって構成される差分テーブル群における一の差分テーブルに書き込む差分テーブル制御ステップと、
    前記差分テーブル制御ステップで領域情報を書き込む差分テーブルを前記差分テーブル群において一の差分テーブルから他の差分テーブルに所定のタイミングで切り替えるように指示する差分テーブル切り替え指示ステップと、
    前記差分テーブル制御ステップで領域情報が書き込まれた順に、各差分テーブルに書き込まれた領域情報にもとづいて、前記第1の記憶装置の記憶内容を前記通信回線を介して前記第2の記憶装置に送信する転送処理を実行する転送制御ステップと
    前記転送制御ステップで転送処理が行われていない領域情報が前記差分テーブル群における全ての差分テーブルに書き込まれている場合に、前記差分テーブル群における各差分テーブルに書き込まれた領域情報を集約して、前記差分テーブル群を構成する差分テーブルとは異なる差分テーブルに集約結果を書き込む差分テーブル集約ステップとを備え、
    前記転送制御ステップは、前記差分テーブル集約ステップで集約結果が書き込まれた場合には当該集約結果にもとづいて転送処理を実行する
    ことを特徴とする遠隔コピー方法。
  6. 転送制御ステップは、差分テーブル制御ステップで領域情報を書き込む差分テーブルを差分テーブル群において一の差分テーブルから他の差分テーブルに切り替えた場合に、前記一の差分テーブルに書き込まれた領域情報にもとづいて、第1の記憶装置の記憶内容を第2の記憶装置に通信回線を介して送信する転送処理を実行する
    請求項記載の遠隔コピー方法。
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